それから物語全体のフローチャートを作りなおしてみる。
そうすると、バナナの最後のパターンは7つあったと推測する。
A:ラオが英二を狙う。英二死亡。ラオはシンが殺す。英二死亡によりアッシュは衰弱死。
B:ラオが英二を狙う。英二死亡。ラオはシンが殺す。英二死亡により第二の乙女(伊部の姪か、英二の妹)がNYに来てアッシュの癒しになる。
C:ラオが英二を狙う。英二生還。ラオはシンが殺す。英二生還によりアッシュは英二について日本に行く。
D:ラオが英二を狙う。英二生還。ラオはシンが殺す。英二は日本に帰り、第二の乙女(伊部の姪か、英二の妹)がNYに来てアッシュの癒しになる。
E:ラオがアッシュを狙う。アッシュ生還。ラオはアッシュが殺す。英二も生還なのでアッシュは英二について日本に行く。
F:ラオがアッシュを狙う。アッシュ生還。ラオはアッシュが殺す。英二も生還だが日本に帰り、第二の乙女(伊部の姪か、英二の妹)がNYに来てアッシュの癒しになる。
G:ラオがアッシュを狙う。アッシュ死亡。ラオはアッシュが殺す。英二は生還。第二の乙女(伊部の姪か、英二の妹)がNYに来てアッシュの魂を受け継ぐ。
ラオは事前の伏線で、アッシュを狙うことは決定していた。
しかし、ラオの目的はあくまで弟シンをダウンダウンの王にすること。
直接アッシュを狙っても勝ち目は1%もない。となると、英二を狙う。病院は意外に狙いやすかったとも思われる。
そしてラオをアッシュに殺させると、またアッシュが警察に追われることになるため、この場合、シンに殺させるのが妥当。
弟を思う兄の気持ちを知っていても、兄を殺さねばならなかったという設定であれば、悲劇性が高まる効果も期待できる。
そして消去法を行ってみる。
まず、あれだけ人を殺したアッシュがハッピーになるのは、いくら漫画とはいえ虫が良すぎてご法度。
ということで残りは、急激に減りA、G
Aは、アッシュをユニコーンと定義すれば当然の結果だが、あれだけ強いアッシュを衰弱死させるのは、物笑いの種になりそうなので却下。
というわけでGが採用された。