【ネタバレ全般】総合スレ・二十冊目【早売りゲッター】
ごくせんバレ
YOU表紙:予告と同じ
表紙:赤ジャージ久美子
ヤンクミのもとに新たな生徒達が―――!!
久美子は新1年生の担任になっていた。3組と4組の生徒がケンカをしている。
汚いマネをする生徒を止め、やるならタイマンでやれと言う久美子。
「先生なんか相手にすんな」と4組の中心生徒・雑賀怜太が割って入り
「今どき熱血教師とかドン引きする」と言い残して、鮫島・井上・俵イツオを引き連れ学校をフケる。
喫茶店。久美子は慎に雑賀のことを話していた。
成績は良いけど扱いにくく、最初は慎二世かと思ったが慎ほど単純ではないらしい。
「誰が単純だって?」と聞く慎に「何だかんだ言ってお前はわりと最初から協力的だった」と答えると
「それはですね、俺がひと目で担任に参っちゃったからでしょ」と耳元で囁く。
「またそういうふざけたことを!いい加減にしろ」と真っ赤になって立ち上がる久美子。
そんな久美子に、「それより…」と慎は映画に誘う。
「まるでデートみたいじゃないか!」焦る久美子に「俺は最初からそのつもり」と返す慎。
「今日は、話したいことがあるって言うから…」「お前が俺に話したいことがあるんじゃないかと思って」
「ないよ!そんなもん!」と言う久美子だったが、ここまで一人で2時間近くもしゃべり続けており
そのことを指摘されると真っ赤になって帰る!と言い出した。
結局、DVDにもなっていない高倉文太の映画に惹かれ、一旦はすごい顔になって承知するものの
目の前で雑賀達4人がカツアゲするのを目撃すると映画を断り、一人で後を追う。
これは犯罪だぞ!と怒る久美子に、雑賀は「うるせーな、さっさと警察に通報すれば?」
「自分の手に負えなくなると誰かに押し付けるのが先公」と言いその場を去る。
そんな姿を3組の生徒(朝ケンカしていた相手)が目撃していた。
翌日久美子が学校へ行くと、目撃者の通報で恐喝により警察から厳重注意を受け
4人は自宅謹慎になったと教頭から告げられる。
「マジでタレ込みやがって!見損なったぜ」と憤る3人に、「じゃあ、しかえしやる?」と雑賀。
久美子は4人の家に家庭訪問に訪れるが、見事に誰一人家にはいない。
そんな時に俵から「助けてくれ、殺される!」と電話が入る。すぐ現場に向かう久美子。
途中で慎からも連絡が入るが、事情を話して電話を切る。
だが実は狂言で、雑賀が知り合いの暴走族に頼んでおびき寄せていたのだった。
「本当に一人で来たんだ。また警察に行くかと思ったのに」
「テメーが悪いんだろ、偉そうに言いながら生徒を売りやがって!」と言う雑賀。
一方、女の子に囲まれ誘われる慎だったが、冷たく断られショック顔の女の子達。
そんな慎の目の前を、族に捕まっているはずの3人が歩いているのを発見。
慎のことを知っていた3人から事情を聞き、久美子がタレ込みなんて有り得ないと答える。
俵が3組の生徒にカツアゲの現場を見られていたことを思い出し、濡れ衣は晴れた。
3人から現場を聞き出し、向かう慎。
久美子は族相手に戦っていた。本気になって久美子を殺せと叫ぶ族達に
さすがに雑賀は止めようとするが、逆に引っ込んでろと殴られ、人質に取られてしまう。
久美子は手が出せずにボコボコにされる。
そこへ慎が駆けつけ、「こいつに近づいたら殺すぞ」と倒れた久美子の前に立ち塞がる。
他3人の生徒も追いつき、更には元3年4組も全員集合し、族は逃げて行った。
久美子を抱き起こす慎。意識を確認し「こういうの、もう勘弁してほしいよマジで…」
「お前に突っ走るなっつっても無理だろうけど…俺をおいて行くな」と呟く。
慎の頬に、久美子の手が寄せられた。「分かった…ついて来い」
「…うん。ずっと……」手のひらにキスをすると、そのまま唇にもキスをした。
うっちい野田南クマは、ガキの見るもんじゃねぇ!と、
更にはお前らにはたっぷりと言い聞かせることがあると3人の生徒をお説教。
久美子を車に運んだ慎に、雑賀が話しかける。
「ちょっとビビらせてやろうと思っただけで、ケガさせるつもりはなかった」
「俺なんかのためにあんなになって、どうやって謝ったらいいか…」
「そんなの簡単、こいつクソ単純だからさ。学校で会ったらこう言えばいい」と返す慎。
学校。全治一ヶ月のはずの久美子は、生徒達の謹慎明けには登校して来ていた。
「私がいないと何やらかすかわかんねーからな!」
「お前バケモンだろ、ヤンクミ。毎日何食ってんだよ」雑賀が現れた。
ヤンクミと呼んでもらえたことに喜ぶ久美子。
皆でサッカーやろうぜ!と腕を張り上げ、痛みで呻く久美子に呆れる4人だった。(終)
森本先生の次の登場をお楽しみに♥