【ネタバレ全般】総合スレ・十八冊目【早売りゲッター】
ごくせん番外編バレ
内山春彦18歳。卒業後、ヒバリヒルズアート学院という
胡散臭い美術系専門学校に通っていた。詩織はエリーゼ女学院を卒業後、
有名美大に進学し、周囲のブーイングの中、二人の交際は続いていた。
うっちいは詩織から誘われ、一泊旅行に行くことになった。
図に乗ったうっちいは慎達4人を呼び出し、旅行に誘われたと自慢。
「君らには刺激が強い話だろうが、一足先に大人の階段昇っちゃいそうですから!」
などと調子に乗って、野田や南から〆られるうっちい。さらに慎にも
「いくら慎がモテるって言っても相手がヤンクミじゃキスも程遠いだろ?」と上目線だが
慎は、「………ふっ」と何やら含み笑い。
それに驚いた4人は「『ふっ』て何!?」「ヤンクミとやったのか!?」と盛り上がる。
「さーねー」と言う慎。
旅行当日。
百年山の温泉旅館で一緒の部屋に泊まると聞き、テンションが上がるが
詩織の両親、弟の裕介、じいちゃんまで集合し、実は家族旅行に誘われたと知る。
予定は狂ったが家族旅行に誘われたこととその歓迎ムードに
自分が詩織の家族に好感触なことを喜ぶ。が、連れて行かれたのは有名な心霊スポット。
実は家族全員がホラーマニアで、霊体質なうっちいに期待して誘っていたのだった。
帰ろうとしたうっちいに一番優しそうだった母が豹変する。
部屋では中居さんから霊話や旅館に纏わる霊伝説を聞かされビビるうっちい。
夜。一家団欒に馴染むうっちいだったが、これじゃ出るものも出ないと家族は早々に就寝。
即寝する一家を尻目にうっちいは眠れない。詩織の布団も遠い。
そんな時、旅館に取り憑いている霊が現れて詩織を襲う。家族も起き出して騒ぐ。
皆から助けてくれと言われたうっちい。腰が抜けて今にも気絶しそうだったが
「男だったら命かけろ!死んだ気で彼女を守れ!」と言う久美子の言葉を思い出し
取り憑く霊に、自分が代わりになるから詩織を助けてくれと頼む。
その言葉に余計に怒らせてしまったが、もう一人別の霊が現れて説得。解放される。
気がついた詩織。母からうっちいが助けてくれたと聞かされる。
「白金だし、霊体質だけが取り得かと思ったけど…いい男だね」「…うん、そうなの…」
隣の布団で気絶して伸びているうっちいに「ありがとう。大好きよ」とキスをする。
バカ者うっちいはそんな人生最高の瞬間に気を失い悪夢に魘されていた…
うっちいのお陰で霊を見られたことに大喜びな家族。
次の連休には九州の化け猫旅館に行こうと提案されてうっちいは絶叫する。
家族ぐるみの”憑き”合いのはじまり〜♥(終)