946 :
花と名無しさん:2006/11/15(水) 21:37:03 ID:Ih0Yr07B0
婦徳の象徴=月娘
悪徳の象徴=金蓮 だと個人的に思う。
価値基準は対極的だけど
どちらも聡明で敵味方を見抜く力や現状認識に長けている。
瓶児は中間的存在だけど
いかんせん自他の客観的に認識する力を欠くために
心理的なパワーゲームに破れる形で死んでしまう。
原典だと月娘は脇役だけど
竹崎金瓶梅だとこの構図がより明確になっていると思う。
>竹崎版でも西門太姐夫婦が逃げてきた話はあったから
それ読んでなかった!陳経済もう出てたのか。
原典の経済は人間としてはゲスだけど、
あそこまで破滅的だとキャラクターとしての面白さがなくもない。
竹崎さんなら、女も男も手玉に取る魔性の男(?)的なアレンジを
できるかも。金蓮の男版みたいな。
>竹崎版でも西門太姐夫婦が逃げてきた話はあったから、
それ読んでなかった!もう陳経済登場してたのか。
経済はとことんゲス男だけど、あそこまで破滅的だとかえって
キャラとしての面白さがある。
悪人なのに西門慶をはじめ人の心をつかんでしまう
妙な天分があったようだし。
女も男も狂わせる魔性の男(?)的なアレンジを竹崎さんがしてくれないかな。
陳経済は出てないよ。
1巻の途中(時間的に瓶児が夫の死後引っ越してほとぼり冷ましてるころ)に
「妹夫婦」が旦那様に助けを求めにやってきた。
だから原典未読の私は女が旦那様の妹で男が婿だと思ってたよ。
951 :
花と名無しさん:2006/11/15(水) 22:41:49 ID:KEs81jsk0
>>950 あ、そうなのか。西門大姐は妹設定か…
一応だいたい原典に沿って登場はさせておいて、
キャラとして使いたくなったら使うつもりなのかな。
金連の頭に刺してるボタンの花は本物だったっけ。
だとしたら毎日取り替えているんだろうね。大変だ。
そうなんだ。
だからあの牡丹は旦那様に嫁いでからだったんだね。
まあ、仮にかんざしだったとしても高価そうで武大には買えないかw
>>952 牡丹の季節じゃなかったらどうすんすかw
って事は造花だったのか、ずっと生花だと思ってたw牡丹は春だっけ?
♪牡丹と薔薇は〜どちらが綺麗〜?♪
そういや、西門太姐出てこないね。
原典ではそれなりに活躍してたのにね。瓶児と仲良しで
金蓮が月娘奥様に、瓶児の悪口を有る事ない事告げ口した
時も、真っ先に瓶児に報告してたし、小遣いも貰ってたし。
しかし、原典の金蓮は結構覗きだとか、告げ口してるけど
竹崎版ではそれが無いから、余計魅力的だと思う。
そういうの聞くとやっぱり原典読むのに二の足踏んじゃうな。
より金瓶梅を深く楽しむには読んだ方がいいんだろうけど、
竹崎版の我が道を行くけど堂々としてる金蓮に惚れてるからな〜。
うっかり金蓮を嫌いになってうっかり瓶児萌えになったらどうしようと思うw
958 :
花と名無しさん:2006/11/18(土) 08:32:22 ID:lGmPNbdt0
原作のラストシーンは哀しくて好きなんだが・・・・・・(ちくま既読)。
瓶児萌えにはならなかった。
清純派の悲劇ヒロインだけど、あまりにも優等生キャラ過ぎて。。。
男性作家が脳内で考えた理想的な女性像なんだな、と思った。
確かに原作の金連は竹崎版より大分セコいw
基本瓶児に負けっぱなしだし。
ただ、西門家に嫁いでから寵愛に不自由しなかった瓶児と比べて、
金蓮は戦い続けなんだよね。
好みによるけど、あのなりふり構わない戦いっぷりは、天晴という感じで
だんだん好もしくなってくる。
雪の夜、旦那様と瓶児が楽しく酒を飲んでいる隣の部屋で、金蓮が
ひとり寒さに震えながら琵琶を弾いて泣く話とか、健気だなあと思ったよ。
>>959 琵琶を弾く話は金蓮姐さんの一番哀しい・いじらしい話だよね。
旦那様だけじゃなくて、瓶児にまで呼ばれて、碁(だったよね?)
の相手させられて。
なによりも、その夜旦那様が来てくれたのは嬉しいけど「瓶児に
すすめられたから来た」のは金蓮姐さんには屈辱だったと思う。
>>960 そうそう。
金蓮のような気性の女がプライドズタズタで打ちひしがれているのに、
「もう碁盤も用意してますの、3人で飲んで遊びましょうよ」とか
強引に言われて嬉しいかっての、傷口に塩塗ってるだろってww
瓶児は春梅に対しても似たようなことやってるね。
瓶児にぜんぜん非は無いんだけど、ここらへんで金蓮に同情する読者は、
瓶児に「厄介な天然っぷり」を感じてしまうと思う。
竹崎版のウザ女瓶児にはそれがよく活かされているなあとw
>>956 月娘の部屋覗き見してたけどねw
悪徳マッサージ師の時に。
竹崎版の瓶児は愛妾というよりは愛玩動物みたい
竹崎版旦那様も瓶児のことは愛しているけど
瓶児のバカなところはわかっているし。
(お子さん預かった時とか、大旦那さまの下男のとき時にね。
「おまえは黙っていなさい」「そんなことだから漬け込まれるんだ」と叱っていたから)
964 :
花と名無しさん:2006/11/18(土) 19:13:16 ID:e/7pHBOJ0
原典瓶児はともかく竹崎版瓶児は「美しさは罪〜」って
歌いそうだ。
ところで次スレは?
980くらいでいいかな?
>>961 逆にみればあの時、瓶児も困っただろうね。
金蓮の立場から見たら、あの時の瓶児にかなりムカツクだろうけど
瓶児にしてみれば、金蓮の気持ちに鈍感な西門慶と嫉妬と哀しさで
一杯になってる金蓮の間でどういう態度をとるか?悠長に考えてる
時間も無いし。
さりげなく、遊びに誘うしかなかったのかもね。
ゆっくりスレだからそのぐらいでいいでしょう
>>966 そこまで瓶児が気を回すようには思えなかったり。
>>966 西門慶が「なにがなんでもあいつをこっちに引っ張って来るんだ」と
言い張るから従うしか無かった、というところだろうね。
瓶児が子どもを産んで寵愛の絶頂にいる間、金蓮は罪のない瓶児を
いじめる悪役+引き立て役+肉便器ぐらいの役回りになりさがって
気の毒なんだけど、一番悪いのは西門慶だな。
子どもを産んだ瓶児に夢中で曲がりなりにも奥様方みんなに気を使っていた
バランス感覚を完全に失ってるからね。
でもあれが一夫多妻制の時代の現実なんだろうなー
生々しい…orz
これが…西門家の女の宿命…
といいつつマンガはさっぱりしているんだな〜
竹崎キンペでは旦那様の男のエゴは大分薄められてるから。
プレイボーイといっても、原典みたく自分から女漁りするんじゃなくて、
女から迫られると断れないだらしないお坊ちゃんという感じ。
今月号の渡月とのセックスシーンは旦那様のつまらなそうな顔が笑えた。
でも楽しそうにセックスしてたら旦那様ファンを確実に減らすんだろうな。
し、しまった、直リンしちゃった。ごめんなさい・・・
975 :
花と名無しさん:2006/11/20(月) 18:49:25 ID:ZuvjtrU00
足がモゾモゾする…
金蓮姐さんは纏足していたけど、
実際の足は普通の大きさなのを私は知っている。
当時としては、足がでかい=ブスっていう感じかなぁ
紅楼夢でも動かない、かつ生意気な侍女が
「それくらいのことでは足は大きくならないよ!」
って怒られてたし。
>973
うう〜ん、そのサイトによると金蓮の姓の藩は「金蓮」の語源になった
伝説の小足美女の姓から取られたのか。纏足=美女なんだなあ。
原典の纏足フェチはすごいよね。
下男の女房の恵蓮ごときがなぜ金蓮にとってあんなに脅威だったか?の
一番インパクトのある理由が「恵蓮は靴を履いたまま金蓮の靴を履けた」だし。
マンガでそこまで書かなかったのは正解だ…
しかしまあ、他人が靴履いたまま、自分の靴に足突っ込んだら嫌やな
979 :
花と名無しさん:2006/11/22(水) 12:18:58 ID:0zBlLNcw0
金蓮にもらったお下がりの靴だったんだよ、確か。
それを靴はいたまま履いたのは、もちろん金蓮への嫌がらせプラス小足自慢のためだけど。
ふと思いついて、奥様方のスペック(憶えているかぎり)
月娘:中肉中背、丸顔、色白、目はぱっちり、少し病弱
嬌児:やや太め、足が悪い
玉楼:すらりとしている、色白、少々そばかすあり
雪娥:小柄、色白、身が軽い
金蓮:足が小さいと乳が硬い(?)以外実は容姿の説明はあまりない。あまり色白ではないらしい。
瓶児:瓜実顔、眉がきれい、色白、体が柔らかい
竹崎版?
金蓮って肌から良いにおいがするんだっけ。桃だっけ。
あと瓶児はアナルOKw
原作じゃないの?
旦那様そっくりの男が出たとき金蓮の容姿については言われてたけど
極上の美人だったはず
竹崎版の金蓮は色白設定じゃなかったけ?
原典では旦那様が瓶児のお尻を「アラバスターのような白さだ」
とか褒めちぎってたから、金蓮が悔しがってたね。
それに確か恵蓮だったと思うけど「玉楼姐さんも白いけど、あの
方は薄く痘痕がある。金蓮姐さんも白いけど、肉の色が透けてて
ピンクになってる、雪娥姐さんも随分白いわね」って言ってたな。
984 :
花と名無しさん:2006/11/23(木) 02:00:40 ID:jWGsKYEB0
>>983 確かに雪娥は名前からして白くないとちょっとアレですね。
王六児は小麦色の肌だからって、かなり金蓮にバカにされてたね
小野訳だと「赤ら顔のすべた」
アラバスターのおけつ…
スレ立てありがとう!!
さぁみんなうめよう!!
埋め
992なら瓶児覚醒
1000なら来月から金瓶梅バトル化
他の姐さんがメインになった話を
もっと希望。
セツガさんとかオトコ前〜な時があって好きだ。
ギャグ話がみたいな。
過去に誰にも相手されなかった旦那さまワロタw