【早売りゲッター】総合スレ・六冊目【ネタバレ】
久美子は藤山先生から、20歳前後のイイ男が裏門で自分を待っていると聞かされ
向かってみるとそこには慎にソックリの容貌と声をした男、玲がいた。
自分が勝手に家を飛び出し、慎と久美子にも迷惑をかけた(逆ロミジュリ事件)ので
詫びに来たと言う。また慎もクマから裏門に玲がいたことを教えられる。
玲はこの一年間、白金近くの街で友人の家に世話になっていた。
やりたいことがあったからというのは嘘で、ある日突然
このまま親の敷いたレールの上を歩くことに恐怖を覚えて家出したと言う。
一方、理事長から久美子排除の計画を持ちかけられ、「考えておく」と返事をし
学校を出ようとした慎パパは玲・慎・久美子が揃う現場に遭遇。話を陰で立ち聞き。
父親の不満を言う玲に対して、久美子が一部同調するため慎パパは青筋を立てるが
久美子はやはり悪いのは玲だと言い放つ。自分の考えを話し合いもしないで
勝手に飛び出すのはルール違反。義理に欠けている。慎は親父さんに頭を下げた…と。
そしてそこに現れた慎パパに玲は、これまで歩いてきた道こそが
自分の好きな道だとようやく気づいたから大学に戻りたいと告げる。
フザけた教師だと思いながらも久美子に対して感じるところがあったのか
慎パパは理事長に「計画には協力できない」との連絡を入れる。
断わられた理事長は、最後に、1年1組柴田という生徒の母親が市議会議員で
しかも暴力追放の会の関係者であることに目をつけ奥の手に出ようとする。(続)