【NANA】矢沢あい【57巻】

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372花と名無しさん
だが橋の姿を多少とも損なうことになるフェンス設置には地
元市民の間でも抵抗が強く、世論調査では反対が多数を占めている。
「『飛び込みたいのなら飛び込ませればいい。すべて自己責任』と考えている人が多い」
と指摘するのは、金門橋の自殺防止に取り組んできた地元精神科医のメル・ブロースタイン医師だ。
背景にあるのは米国流の「個人主義」らしい。

また金門橋の運営が巨額赤字に悩むなか、設計だけで200万ドル
(約2億800万円)、設置に2000万ドル(約20億8000万円)前後かかるとみ
られるフェンスには経済的理由からの反対意見も強い。

賛成・反対の議論が白熱するなか、同交通管区は3月11日にフェンス設置の是非について
一定の方向を打ち出す予定だ。

ブロースタイン医師は「橋の魅惑的な姿が自殺志願者を呼び寄せている」
と分析する一方で「金門橋での自殺のほとんどは発作的なもの。未遂に終わった人の追跡調査では
95%の人は二度と自殺など考えない。
また金門橋からの自殺は苦しんだうえの水死だということを知るべきだ」と語る。