こんなにも切ないお昼、今まであっただろうかーーー
私は既に涙が滲み始めた目を必死に開けて、その時間を待っていた。
今日だけは、CMになったからって「おもいっきりテレビ」にまわしたりしない。
1分1秒、ううん、一瞬でさえ貴方の顔を見逃さずに。
貴方の最後の晴れ舞台、見届けてみせるから。
やがてアルタ前がテレビの画面に映り。
画面いっぱいに、見慣れた胸おどる文字が現れる。
ふふ。
『笑っていいとも』って書いてあるのに、どうして泣けちゃうのかな。
たいして上手くもない青年体の歌も、今日だけはどんなバラードより切ない。
そして貴方が現れた。
芸人なのに、どんなサラリーマンもかなわないくらいに恰好良くスーツを着こなして。
気負わないいつも通りの力の抜けた足取りで階段を降りてくる。
涙で見えなくなっていく貴方をもっとちゃんと見ようと瞬いたら、ついに
涙がこぼれてしまった。
泣かないって、約束したのにね。
「さて今日は最終回でーす」
いつも通りの暢気さで貴方が言うと、客席から悲鳴のような「えーっ」という
声があがった。
そう。
今日は、いいともの…最終回。
>>949-951 ありがとう。スレ最後の記念にと、別れを意識して初ネタ投下してみました。
本当は「君に…満へぇ」ってオチで終わらせようと思ったのに、
実力不足で適わなかったw
>>952 せ、切ない…
スレのみんなにありがとうを言いたい気分になったよ〜
それからの1時間は、夢のようだった。
貴方のためだけに贈られてきたたくさんの花たち。
長い間番組を支えてきたたくさんのレギュラーたちと一緒にはしゃぐ貴方。
「今日ぐらいは天皇陛下やって下さいよ」と言われても、頷かない貴方。
でもコンドルの物真似はいくらでもやっちゃって、
中国人の物真似もいつもの何倍も輝いてて。
最後まで、笑いが絶えなくてーーー。
そして番組の最後。
「また明日見てくれるかな」の代わりに、貴方は、とびきりの笑顔で、
「きっと明日も!」と言った。
客席が「いいとも」と返す。
私も一緒に「いいとも」と呟いたが、ほとんど声にはならなかった。
終わって、しまった。
ーーーいいともが。
夜。
たくさんの人に祝われて、貴方は抱え切れないほどの花束を持って、帰ってきた。
「参っちゃったよ、帰してくれなくてさ」なんて言う貴方の声は嬉しそうで、
私も微笑む。
冗談のように、丁寧な手つきで花束を渡されて、声を出して笑ってしまった。
そんなキザな貴方もいたのね。
本当に引き出しの多い人なんだから。
上機嫌にお風呂に向かう彼に慌てて「大丈夫?」と聞くと、酔っていないから、と
答えた。
「酔ったりなんかしないさ。いい日だったんだ」
ねえ私知ってるんだから。
あの時、笑顔で「きっと明日も」って言った貴方。
でもきっとあの後、どこかで一人だけで、少しだけ泣くのよ。
人前で泣いたりしないの。
それで、泣いている他の人のことを受け止めてあげるの。
ーーーそんな人だから、私、好きになったのーーー。
「明日から、いいともはないんだなぁ」
お風呂から上がった貴方の少し寂しい後ろ髪。
私は花を花瓶に移しながら、そうね、と笑った。
「旅行に行けるわね。貴方が行きたがってた外国にだって行ける」
「そうだな」
「お昼に電車にも乗れるし、ゴルフだって好きなだけ出来るね」
「…そうだな」
私はゆっくりと彼に近づいて、ソファの彼の横に腰掛けた。
「でも、もう……いいとも、って貴方が言う声は聞けないのね」
ことん、と彼の頭が、冗談のふりをして私の肩に乗った。
私も冗談のふりをして、振り払わないでいてあげた。
「ねえ貴方いつか言ったじゃない?……いいともと私が崖から落ちたら、
いいともを助ける。……でも私を追いかけて飛び込んでくれるって。
ねえ、いいともは終わったけど……。でも、終わったりしてないと思うの。
明日からお昼が来る度に、皆、いいともを思い出すわ。貴方を知る人たちの
数だけいいともがある。そしてそれはずっと受け継がれていくの。永遠に
なるのよ……」
ああ、上手く言葉に出来ない。
けれど、伝わっているといい。
「そしてね。……もし、日本中の人たちがいいともを忘れてしまったとしてもね。
ううん、そんなことは絶対ないけど。……そうなったとしても、私だけは、
いいともを忘れない。貴方と、貴方のいいともを、ずっと覚えてる」
優しい夜の。
それは貴方に誓う、二度目の永遠の約束。
「……誓って、くれるかい」
「……いいとも」
きっと明日も、
いいTOMORROWーーー。
958 :
952:05/01/25 02:24:44 ID:???0
初期〜中期に10ネタぐらい投下しますた。
あーーーオチが思いつかず時間がかかったorz
なんか自分で書きながら名残惜しくなっちゃったよw
そして毎回長文投稿でした。すいませんでした。
このスレでワロえた人たちの、今日が駄目でも、明日はいいとも!で
ありますようお祈りしてます。
>952&954-957
割り込んじゃってゴメンナサイ…
せつなさが増しました。GJ!
>952&954-957
(つДT)涙でうまく打てない…アンタ最高や…
そして本当にいつか迎えてしまうのであろう1日…
962 :
952:05/01/25 02:39:22 ID:???0
どもです
がんばったかいがあったw
妄想大暴走なわけだが
963 :
940:05/01/25 02:42:34 ID:???O
>>941 そうだ!『恋していいとも!』だった!
間違いが恥ずかしくて夜中に頭が沸騰しちゃった☆
そして深夜の長文ネタ、SE☆TSU☆NA☆I☆……
私の頭の中のBGMは松田聖子の『卒業』…っ
ついニヤニヤしながら読んでしまっていたこのスレとも
もうすぐお別れ…なんですね…
タモさまのドラマ出演を観る為にSMAPの演技を観るのに
耐えたクソスマス、トットの取調室を心待ちにした日…
皆さんとタモさまとの想い出…忘れません…
しかし最後まで荒れず、笑えて泣けるいいスレだった
『タモリとマチャミのいいともミュージカル』
久本「…タ、タ、タモさん!!!!!」
森田「なに?どしたの?恐い顔して…
♪ご〜き〜げ〜ん〜な〜な〜ぁ〜め〜は〜
ま〜あっす〜ぅぐにィェェエエエイ!!!♪」
久本「ィェェエエイ!!タ、タ、タモさん!!私はあなたを
♪好き好きウォッチン♪つ、付き合ってくれるかな!?」
森田「いいと……
よ、よろ乳首ーーーーーー!!」
♪きっと明日はいいと(ぅ)もろ〜〜
い〜いとも〜 い〜い〜とも〜
い〜い〜と(ぅ)〜も〜ろ〜〜〜♪
終
タモさんの嫌いなミュージカルだよww
オリも最後にまたネタやりたくなったんだ。ちなみにこれが記念すべき
10作目だよ。
おまいらみんな大好きだよ。良いスレだったね。
今夜は最高!
1000取りは、ぜひとも「いいとも」で
可能ならば999は「明日も見てくれるかな」希望
967 :
947:05/01/25 03:22:44 ID:???0
>>963 あ、それはもしかして「卒業」ではなく「制服」では?
私、実は書いてる途中で「制服」を意識していることに気づきました。
ともあれ。
皆サイコーです。立った時から見てました。
いつか、どこかでまた会いましょう!
(1歳娘にもタモさんを洗脳してみました。
画面に現れる度「まま、たもしゃんよ、たもしゃん!」と教えてくれる娘、天晴れ。)
では、皆様これにて。
後半のネタは少女漫画っていうよりヒューマンドラマって感じに
なってきたよね。感動だよ。もう、ああ、もう…。
>>952 >>954-957 これなんかもう奥さんだよね。本当にいいともが最終回になったら家で
奥さんとラブラブしてほしいもんだ。
大学を辞めて福岡に戻り、保険会社のセールスマンになったタモリ。
しかし彼は一度会社から外に出ると、仕事をせずに地元の仲間とヨット遊びを
していたのだ。
いつしか日焼けした彼を見て、上司はそれに気づいてしまった!!
タモリ大ピンチ!
その時、タモリを救ってくれた女神、それがハルコさんである。
彼女はタモリに大口の契約をしてくれる契約者を紹介してくれた。
タモリはその事に非常に感謝した。
この事がきっかけで2人は親しくなり、誠実で優しい年上の
彼女に彼は好意を抱き始めた。また、彼女も。
そして2人は結婚。
↑というようなのを本で読んだよ。その後タモさんはボーリング場の支配人
など職を転々とする訳だが…芸能界に入るずっと前からの付き合いだもんなぁ。
ああ、とても太刀打ち出来きないよ。こんなに好きなのに…私、主婦なのに…
もうこんな時間だなんて…!!弁当作ってから寝ましょ。
だめだ
職人さんたちのラストスパートに涙が出てきた
スレ終了前に、記念に壷ポエムを投下。
嘘! あの人がいない?
「嘘よ! こんなの嘘に決まってる。
タモリのいない「いいとも」なんて!」
あなたが怪我をして入院したという噂を聞いたとき、信じられなかった。
だけど、何度目を凝らしても、泣いても叫んでも、
テレビに写るスタジオにはあなたの姿はない。
それからあなたは一週間以上も帰ってこなかった。
いつでもあなたはそこにいた。
だから気がつかなかったの。
私の毎日の中に、あなたがいてくれるのを
当たり前だと思っていた、バカな私。
会えなくなって初めてわかった。私、あなたのことが…
退院した貴方は元気に職場復帰してくれた。
今までと何一つかわらないあなたの笑顔。
でも、私はもう今までのように、まっすぐにあなたを見ることが出来ない。
あなたのスキッ歯の輝きがまぶしいからじゃなく、
この想いに気がついてしまったから…
「タモさん…」
偶然このスレに出会ったおかげで色々なタモリ伝説を知ることが出来た。
最高だねタモさん。職人さんたちも名作ありがとう。
タモサイト巡りをしているうちに数年前のゴルフボール事件を思い出したので
ちょっと書いてみました。あの時はショックだったなあ。
スレが終わるのが寂しい・・・
でも次スレなんかいらないですよね。職人さんありがとう。
タモさん大好記念カキコ。。
ある日の夕方のこと。
私は、部屋で手料理を作ってタモさんの帰りを待っていた。
「いいとも終わったら、まっすぐにキミのところへ行ってもいいかな?」
「いいとも!」と、玄関先でイグアナのように無邪気にキスして約束した。
だけど、もう外は真っ暗、夜になってしまっている。
「タモさん、どこ行っちゃったんだろ」
そういえば、この前、言ってたっけ。
「井上和香ちゃんが、最近ダムに興味があるみたいなんだよ。
今度、いろいろ連れてってくれ、だってさ」
バカ!タモさんのバカ。ド・ン・カ・ン!
和香ちゃんのお目当ては、ダムじゃなくてタモさんなのよ。
もしかして、収録のあとにそのままダムに行っちゃったの?
私の目の前に、週刊誌の見出しが見えるような気がした。
「ワカパイの恋人は、なんとタモさん!」
いや、そんなの…目の前が真っ暗になりそうだ。
玄関のチャイムが鳴った。
「どなたですか?」
タモさんには合鍵を渡しているので、チャイムは鳴らさないはず。
「俺だよ、じゅ・ん・じ」
「じゅ、純次?」
それは元彼の純次だった。タモさんと出会う前につきあっていた。
だけど、ティッシュペーパーみたいに軽薄な彼との間に
いい思い出は、正直あまりないのに、こうして時々現れて
ずうずうしくジョイなんか置いていったりする。
「来ないでよ、あなたみたいないい加減な人、イヤなのよ!」
「…もう、来ないよ」
「え?」
私は思わずドアを開けていた。
「もう、来ない。今日は、お別れを言いに来た」と言って、
純次は、紺色のビロードの小箱を取り出して、ダイニングテーブルに
置いた。
「あけてごらん」
「…綺麗なダイヤモンド…」
「綺麗だろ? 俺が、キミにあげたかった、最高のダイヤだよ」
「…もらえないわ、あなたからこんなもの」
「違うよ、これは、タモさんが買ったものだ…キミのために」
「え?」
「俺のところに来て「お前が手に入れられる一番のダイヤモンドを
俺に譲って欲しい。彼女に似合うものを」って言うんだあの人。
頭下げて、サングラス外して頼むんだ」
「…そう、だったの」
「キミには迷惑をかけたし、最後に、こうして役に立てるならって
探したよ。これは間違いなく渡した。だから、今度は俺だけの
ダイヤモンドみたいな人を探しに旅立つのさ」と、かつて私が好きでたまらなかった
目をむくような笑顔を純次は向けてくれた。
「キミも、タモさんと幸せになれよ」
「…ありがと、純次。これ、はめてみようかな」
「大切なタモさんが帰ってくるまで待って、彼につけてもらいなさい」
「そうする、ありがと、純次。あなたのダイヤモンド、早く見つかるように
祈ってるわ」と私は手を差し出した。
「女の子と握手する趣味、ないんだけど、ま、いいか」と、純次は
もう一度目をむいて、握手をしてくれた…。
それから1時間後。
タモさんが、日本ブレイク興業の車の荷台に赤い花を山のように積んで
帰って来た。
「なに、これ…」
「バラにしようかとも思ったんだけど、ケイトウ」
「ケイトウ?」
「花言葉が、変わらぬ愛情なんだって。地味だけど、プロポーズには
いいかな?と思ってさ」
「タモさん」
「これからも、僕と一緒にいてくれるかな?」
「いいとも!」と、私はタモさんに飛びついた。
というわけで、このスレ&タモさんへの変わらぬ愛情を誓って
ラストカキコしました! タモさん&みなさんの愛、FOREVER!
淳次もキターーーーー!!
こんなにも、このスレが終わるのが悲しいなんて…
な…泣いてもいいかな?
タモリ「あいかわらず、元気だね。」
純次「ひゃひゃ、本当息子も元気でね。落ち着かないよ。
今日も、会場にこんなに綺麗なお客様・・・達ばかりでは無いようだね。ひゃひゃ。」
(中略)
タモリ「そろそろスレのほうも終わりになってきたので、お友達の方を」
客「えええええ」
純次「うるさいね〜。じゃなかった。うれしいね〜。ひゃひゃ。」
タモリ「早く」
純次「じゃ、『ヒロイン』を」
タモリ「は?」
純次「いいじゃないか。たもには、君が行けよ。」
タモリ「・・・いいとも。」
ume
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