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花と名無しさん:
【タイトル】不明
【作者名】不明
【掲載年】10年以上前だったと思います。
【掲載雑誌】母が買ってきていた読みきり雑誌です。講談社や集英社ではなかったと思います。
【その他覚えてる事】
読みきり作品で、絵はトーンとか思い切り使うタイプではなく、地味に綺麗でした。
内容のほうは、主人公とその幼馴染の男の子、そしてもう一人の男の子の3人が中心でした。
子供の頃、幼馴染が両親の都合で内戦?が続く外国へ旅行に行き、そこで入院してしまいます。
主人公もはるばるお見舞いへ行くのですが、その時幼馴染と同じ病室でもう一人同じ年頃の男の子が入院しているんです。
何年後か、主人公達はもう高校生くらいになっています。
そこから先は日本とその内戦している国と交互の描写になるんですが、幼馴染は昔の優しかった面影は微塵も無くなり冷たい人間で動物虐待なども平気でするようになっています。
主人公はいつからかそんな幼馴染を敬遠し続けます。
そして遠く内戦のある国のほうの男の子は何故かいつも決まってみる夢があるのです。
その夢は行った事も無い筈の日本が舞台でなのですが、男の子は夢のせいなのか日本語まで話せて、日本人カメラマンの通訳なんかもやってます。
幼馴染の男の子方もいつも決まってみる夢がありました。それは戦争している国の夢なのです。
実はなんでだったか忘れてしまったのですが、二人は同じ病室で入院している時に中身が入れ替わってしまっていて、お互いの生活を何年もずっと夢で見ていたのです。
直接的な描写はなく、一つ一つのエピソードで繋がるように二人が入れ替わってることが伝わるように物語られてるように覚えています。
最後は神社の境内かどこかで二人の精神が元に戻り主人公には昔の幼馴染が帰ってきたことが分かるのです。
もう一度読みたくてずっと探していたのですが、全く分からず…。何年か前に母にも話したら、母もこの話を覚えていてもう一度読みたいと思ってたとのこと。
もし何か知ってる方がいらしたら是非よろしくお願いします!