2 :
花と名無しさん:02/12/16 14:39 ID:mGGM6CSU
>1
乙カレー
1さんお疲れさま。
マターリいきましょう。
5 :
花と名無しさん:02/12/16 18:37 ID:ZZz+J/X7
「大島作品では何が好き?」・・・・は何度もやったでしょうから・・・。
「年末年始にこの作品!」てやってみない? (あえてXマスとはいわず)。
うーんとね。案外、『グーグー』2巻なんて、暮れに読むべき話じゃない
かな?
サバシリーズのどれかに
こたつで猫と雪見鍋みたいな話、なかったっけ。
サバシリーズはどれにどのエピソードがはいってるか
ぜんぜんわからんです〜
>5
そうだね。誰でもいつか必ず迎える、人生の大晦日。
今回が大島さんの本当の大晦日にならなくて本当によかった。
大島さんにはずっとお元気でマターリしていてほしい。
>>5 前スレ957さんの
>何度も読み返すうちに、作品の意味や感情表現の凄さがボディブロー
のようにじわじわと効いてましたよ。
が、『グーグー』2巻も結構効いてくるので暮れに読むのは正直きついです。
9 :
花と名無しさん:02/12/16 19:12 ID:OW8pM9xX
「山羊の駱駝の羊の」かな。
でもあのわんこのエピソードは読むだけで辛い。
結構ある話なんですよね、こういうの・・・
10 :
しょちぴり:02/12/16 21:16 ID:GpA0owtk
「さようなら女達」にでてくる漫画家さんのお言葉「ペンになれること、そして
ベタにムラをなくすこと」を忠実に守ってましたが、ペンに慣れる段階で
挫折しました・・・。最近はサインペンで殴り書きでもOKみたいですが。
11 :
花と名無しさん:02/12/16 21:33 ID:e6o59h+L
私は「大きな耳と長いしっぽ」かな…。
あれにも確か年越しの場面あったし…。
あと、現在無職なので、働いてない肩身の狭さの感覚とかにも
結構共感できるというか…。
グーグー2巻購入記念age
大島さんとホームレスの人とのくだり。
さりげなく大島さんとホームレスさんとの
恋模様が描かれてると思う私だ。
>13
そうかな?。生き物に優しい人同士の交流と思うけど。
お二人とも凄く礼儀正しいよね。
私もそう>14思うけど、
大島さんと礼儀正しいホームレス・・・
カップルとしてはなんかすごく雰囲気だ。
家亡き子というか家出少女というか家出中年というか
規格外、ドロップアウト中というはみ出者がよく大島作品の中には出てきますね。
>>6 遅レスだけど「わたしの屋根に雪つもりつ」
白泉社文庫ならサバの秋の夜長にはいってるよ
アイスクリーム持ってなければマジで逆ナンしたのかよとつっこんでみる
あれはアイスクリームという名の理性の象徴…などと妄想してみる。
ナンパのシーン見て、実は大島さん相当若く見えるんじゃないかと想像してますた。
とてもうちのおかんと同い年には思えない。
ナンパというのは青少年しかしないものだと思っていた。。
あの人は勇気がある!
>>19 偶然山岸先生のゆうれい談を読んだら若かりし大島先生が
描かれていて、グーグー2と比べて感慨深いものがありますた。
下手したらお孫さんがいてもおかしくはないお年なんですよね。
22 :
花と名無しさん:02/12/17 14:34 ID:g51sTKQt
>13
でも大島さんは初めは仔猫が虐待されてると思ってた節があるし
それはないんじゃなぁいかい…と思いました。
たまは漫画だから可愛く描かれてるけど
実際には本当に悲惨な容姿をしてるのだろうね。
それにも怯まない大島さんはやっぱ素敵だ。と思う今日この頃。
猫が沢山いる地域に引っ越されたようだけど
他家の猫や野良猫との交流もこれから読めるのかな〜
猫虐待などない地域でありますように…
そんなのが大島さんの側で起こったらどんなにダメージが在るかと思うと。
>21
大島さんて天然パーマなのかな?
昔の髪がた結構ちりちりだよねー。
>22
いや、天パではないですよ。
綿の国星のサイン会の時はセミロングヘアーでつた。
24 :
花と名無しさん:02/12/17 21:39 ID:qpSAQqpJ
いいですなぁ…サイン会……。
これから先やってくれることはないだろうか…。
ないだろうなあ…。
>16
レスありがとうです。
これからサバシリーズひっぱりだして読んでみます。
お正月は戒厳令のしかれた街のようで苦手、っていうのも
ありましたね。
ちょっと昔まではコンビニなんか無く、
正月3が日は確かに街が死んだようでした。
商店街もみんなシャッターがしまってて。
私もあの雰囲気嫌いだったなぁ。
26 :
花と名無しさん:02/12/18 01:01 ID:qrZ74UzL
ちょっと気になること
グー2で、最後の方になると大島さんがめがねをかけていること
これってやっぱり・・・老眼だよねぇ
27 :
花と名無しさん:02/12/18 01:17 ID:Pb7oWeyn
前どこかのあとがき漫画かなんかでも老眼の話があったよ〜
かけると良く見える!とか。
少し前から使われてるんじゃないかな。
28 :
花と名無しさん:02/12/18 01:22 ID:qrZ74UzL
2回目読みなおして初めて気がついたんだよね
なんか、違和感がないというか
29 :
花と名無しさん:02/12/18 09:10 ID:+DmoYDTC
年末に読むといえば・・・・ごめんなさい! ファンのくせにタイトル失念!
大判の、フルカラーの、一月ごとのエピソードが描かれた本! どなたかタイ
トル教えてくださいませ。
あと、ホームレスさんとのくだりは、(私の分析)やはりあまり好意は持た
ずに近づいた。しかし、後で誤解していたことを知り、「自分が好意を持てる
男性像」を投影した・・・という過程だと思います。読んだ時にはフツーに
読み流してましたが…。基本的に大島先生の作品には、内面の描かれた役で
悪い人は出て来ないようになってる気がする。あのお医者さんですら、ちょ
こっとした皮肉程度で怒りを流すような人だから。
「他人への、怒りは全部かなしみに、変えて自分で癒してみせる」(枡野浩一)
30 :
花と名無しさん:02/12/18 10:04 ID:gX+BM9p1
>29
サバタイムでは?
31 :
29:02/12/18 12:41 ID:MOw3gNW+
大島さんの巻末あとがき漫画とか読んでると、予告カットを適当に描いて出して
後から話作るのに苦労する〜とか描いてあるのに、
どうして話や台詞がいいものばかりなんだ…。
やっぱり才能?
努力!
前スレ上がってるのでage!!
34 :
花と名無しさん:02/12/18 18:09 ID:is7DzQck
「ダイエット」は絵を入れてる時にとつぜん数の子が
違う事をしゃべりだしたので
編集さんに詫びてネームを打ち直してもらった、って
書いてあったよね。
こういうのがいわゆる「降りてきてる」ってやつかなと思った。
35 :
花と名無しさん:02/12/18 21:44 ID:O45AxxMH
久しぶりに、それこそ何十年ぶりに大島サンの新作を手にしました。>グーグー2
なんか絵から脂っ気が抜けたというか、線に力がないなーと寂しく思いました。
やっぱ年のせいもあるのかな。。。(私もだけど)
36 :
花と名無しさん:02/12/18 21:44 ID:V0nPM2sW
37 :
花と名無しさん:02/12/18 22:21 ID:MOw3gNW+
>>35 確かに、ひさびさに手にすると、その感想はわかります。
でも、年というより、あれだけの大病をしてアシスタントもなしで(Nさんか)
マイペースで描いているのだから・・・大島ワールドだけは断絶なく継続し
てると思いますよ。
>>35, 37
到達した一つの姿を見るような気が、私はするんだけど...
39 :
35:02/12/18 23:38 ID:O45AxxMH
>>38 たしかにね、言われてみたらそんな気がする。
新作手に取ったの何十年ぶりって書いたけど、
調べてみたらサバシリーズから10年くらいだった!(大ボケ)。
「サバの天国と地獄」の流れの行き先みたいだね。
しみじみ味わうことにしよう。
線なんかすごく単純だけど誰にも真似ができない。あれはもう漫画の線じゃないよ。
マティスとかみたいに芸術の域だ。
昔 美大出身の絵を書く男と付き合ってた時
大島さんの万葉集のイラスト本 買ったばかりで嬉しくて
見せたら デッサンがなっとらん とか言われた。
プロには受けないのかなあ とオモタヨ。
(そいつとは 趣味があわない と思いすぐ別れた。)
>40 今の絵み好きだな。昔の絵も好きだったけど。
おひさまのちびねこも時々 見るけど
そちらは 大島ワールド健在では?
美大生のデッサンてのはね。
筋肉、骨格から始まって「ありえないライン」の一つ一つまで否定していく類のもの。
あの絵にもって来れる評価じゃないよ。
43 :
花と名無しさん:02/12/19 00:30 ID:lo+gNhKQ
エッセイ漫画以外のものがよみたいな。
>44 私もそう思うよ。
ところで、あの井の頭公園近くのマンションってさ、今だったら結構安く買ったり
できないかな〜〜
凄く羨ましいんだけど。
45 :
花と名無しさん:02/12/19 13:22 ID:fUNm0Wyh
古いのに高いんだよね、井の頭マンション。
美大のデッサンとまんがで求められるデッサン力は違うように思うんだけど…
池田理代子さんが昔、美大生についてデッサンの勉強したら
ベルばらの途中で絵が激変したよね。
それでも池田さんみたいな絵柄だといいんだけど
大島さんの絵柄で、人体デッサンキッチリやりましたみたいな絵だと
なんだかな〜になりそう。
でも、あの線が「芸術」というのは言い過ぎと思ふ…(ボソッ
大島さんの線は充分Artだと思うけど
ま、人それぞれですよね。
大島作品もそうだけど、24年組とかのいわゆる少女漫画を
今いろいろ読み返していると、日本人のそれも女に生まれて
子供の頃から普通に読めて、それなりに理解できて
なんて幸せだったんだろうと思ってしまうなあ。
男の人でも普通に理解・共感できる人はいると思うけれど
外国人は作品に出会うこと自体が難しいし、台詞も……
☆
|\ じーー
|∴∴
|・ω・`)
|o]o.
|―u' 升
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|
|
|
| ミ
| ]升
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
☆
| \
|∴∴ パンッ
|´・ω・`)
|ミoo彡
|―u' ]升
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| パッ
|
| :*☆ ☆*
|ミ *+ ・*+
| ]マス ☆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
そういえば、大島先生はXマスカラー
(緑&赤)がお好きでしたね。←出典「サバタイム」
大島さんがカラーに使われるのは
ビビットな赤&緑ではなく、ふんわりとした色あいですね。
綿の国星の途中から、ああいうパステルタッチになったような。
私は大島さんを高いところに持ち上げたくない人の気持ちに
ヒジョーに共感するんで
あんまり「名作!傑作!芸術!」というくくりで
作品を語りたくないなー。
グーグーは大好きな作家のつむいだ
愛すべき作品と思って読んでいます。
なんか、大島さんの作品に名作とか芸術とかって言葉は
不似合いな気もします。
かえって安っぽい感じになってしまうとゆーか・・・
私だけかしら・・・
50 :
花と名無しさん:02/12/20 09:32 ID:LsoSMAyH
昔、村上龍が「ロックにはロックの、クラッシックにはクラッシックの
聴き方がある」とか言ってたのを思い出しました。
「漫画には漫画の・・。」ってことで美大でやるデッサンと
比べるのもナニかな?
美大でやるデッサンに、文章はつきませんし。
漫画は絵と文章のレイアウトにも、センスが問われるし、
目の肥えた読者も存在する。
やはり違う世界の「美」です。
大島さんと大叔母の交流。サバの話にちらちら出てくるけど、
まとめてよみたい。
53 :
花と名無しさん:02/12/20 13:33 ID:O9+E5SmM
わたしは学生の頃に大島さんの作品に出会い、
すばらしい世界と出会いました。
大島さんの作品は、
人が持つ世界や生き方には、正解の数は無数にあり、
すべての人の生き方が、どれもみんな、すばらしい生き方なんだなって、
わたしに教えてくれたような気がします。
私の絵なんてキッチリしすぎてて
「もっとくずすといい」と編集さんにアドバイスされたよ。
漫画じゃなく挿し絵の持ち込みだったけど。
リアルなだけの絵なら訓練すれば誰でも描けるから(これホント)
プロほど画力の高い絵より魅力のある絵を評価する人が多いと
思いますよ。41さんの元彼はこういっちゃ失礼だけど
絵を見る目がまだ肥えてなかったのでは?
美大のデッサンはあくまで基礎練習。
ピカソや浮世絵を「デッサンがなっとらん」なんて
言わんでしょう?
リアルさが大事な分野の絵もあるけど
大島さんみたいにフワフワした絵はあれでいいと思う。
55 :
51です:02/12/20 15:29 ID:???
え〜、何気なく書いてしまったけど、確かにプロには
なれなかった人だったので 審美眼はなかったかもしれない。
その時の会話を思い出しましたが ふわふわ系の絵でいわさきちひろさんの
話になって 彼女の絵はパステル調で簡単に描いているように見えて
ちゃんとしたデッサンに基づいた絵、とかなんとか言ってたような。
いわさきさんの絵も好きだったからへえ〜と思ったけど、54さんのように
ちゃんと勉強なさった方も 受け入れてらっしゃるってことは
単に好みが違ったってことでしたね。
断定的な書き方をしてごめんなさいね。
56 :
41です:02/12/20 15:47 ID:???
↑ じゃない41ですた
>52
わたしも大島さんの大叔母様の話、読みたいです。
なんだか魅力的なかたのように思えます。
>53
大島さんの作品のテーマって
一言で言うと「全肯定」なのかな〜なんて思いました。
鳥は鳥に・・・とはちょっと違うかも知れないけど
すべてありのままで良し、みたいな。
思春期に大島作品とめぐりあえた幸運を
ことのほか幸せに思います。
「ロストハウス」の主人公に見られる一つのタイプ・・・
「この世に好きなものは一つもない」
「友だちゼロ」
「自分の殻に閉じこもる」
こういうキャラを、「何かをきっかけにやる気を出す」という方向でなく
淡々と客観的に描き、やがて、現世とは違うベクトルの開放に持っていく・・・
大島さんにしか作り出せないあの空気に
自分自身もまた肯定されたくて
幾度も幾度も読み返してしまう。
59 :
花と名無しさん:02/12/20 21:46 ID:AfItm2ZN
60 :
花と名無しさん:02/12/20 21:58 ID:O9+E5SmM
>>57 全肯定って、素敵な言葉ですね。
大島さんの作品に登場する登場人物たちが、
自分らしさを探す旅、自分探しの旅の中で、
いちずに、いっしょうけんめいに生きている姿は、
読者に勇気と夢を与えてくれますね!
すべての存在が、光であり愛である、というメッセージが、
大島さんの作品から感じます。
61 :
花と名無しさん:02/12/20 22:15 ID:O9+E5SmM
>>59 わたしも、今、それ見て泣けてきました。
長い長い冬の中で、
自分だけ取り残されたように思う時もあるよね。
でも、それは春に花を咲かせるために、
冬の間、じっと土の中で冬眠している種子なんだと思う。
外からは変化が見えなくても、
きっと見えない部分で、成長や変化が毎日あるんだよね。
その物語、本当に泣けるね。。。
いい物語だった。59さん、ありがとう。
その「全肯定」ってのも
大島先生が世の中や人生への大きな期待を「あきらめ」た結果のような気がします。
人間を信じてないから人を愛せるみたいな....
だから読んだあとには
「さびしいけれど、これでいいんだ」と
いう気が生まれて癒されるんだと思います。
63 :
59:02/12/20 23:00 ID:???
あのね、物語って言っていいのか・・・
あれは、現役のコモラーさんが
とある巨大掲示板上にのせたモノローグに
別のかたがフラッシュをつけたものです。
確かに胸をつかれる内容だけど
「いい物語」というには、わたしには痛いのね・・・
でも、わざわざお礼いっていただけてどうもです。>61さん
大島さんはあれだけみごとに「罪と罰」を消化してるからな。
えええ?なにやらムカムカしてきたよ>59のフラッシュ。
大島さんをおもいだすなんてとても出来ない。
私には主人公の「青い鳥」とやらはまだまだ現役に感じるな。
結局自分のことでしか傷つかない。
だから引きこもってるんじゃないの?
こんなぼくでごめんね、ってそれこそが見栄じゃないかなぁ。
そして61さんがいってることはまさに「青い鳥」そのものだよね?
だって春が来るって思ってるし
自分はいつか芽が出る種子なわけだし。
感じ悪い言い方だったらごめんね。ただの感想だから。
でも私には大島さんの世界とは対極にあるものと感じられました。
ちなみに、あ、あたしの日記読んだ?ってくらいに
このモノローグ、心情は理解できるつもりです。
>>55 現役美大生としてフォローさせてもらうと・・・
絵の良し悪しなんてものは結局個人の好き嫌いに帰結してしまいます。
どんなにデッサンがくずれてようが好きな絵には惹かれるし、
デッサンが完璧でもつまらない絵はつまらない。
もちろん本当のいい作品には個人の趣味を変えてしまう程の説得力がありますが・・・
ただ、美大までいって絵をやってる人間の視点がが好き・嫌いだけではいけない。
客観的かつ具体的に作品を評価する視点も求められます。
デッサン力・表現力・色彩構成力といった数値化出来る根本的な画力の程度を判断できること、
そういった「目」を持っていて初めてそういった画力を伸ばせるのだし、
そういった画力があってこそ、その先の「魅力的な絵」に進めるのです。
絵を描く者にとってそういう機械的な視線は必須ですし、
何らかの作品を見る時にそういう視線でも見てしまうのはどうしようもないことです。
まあだからといって「デッサンがなってない」なんて口にするのはどうかと思いますけどね…
典型的なダメ台詞じゃん・・・
そういう66さんからみて
大島さんってどう?
68 :
花と名無しさん:02/12/21 10:49 ID:dkswf4e6
プチ引きが、よく大島さんの作品に出てくるよね。
みんな見事なくらい自分のことしか考えてないんじゃない?
外に出ていって、社会の役に立つ明るい人間になりました
というラストは用意されてない。作者もそんなこと期待してない。
例えば、ダリアの帯。
夫のあとをひたすら追い掛け回し、自分のトラウマを
「生きるために働きつづけた」母親の罪にして責め立てつづける主人公。
たった一回の流産で破滅に向かう脆弱な精神。
過去のせいにしない、夫に依存しない、いまの自分を乗り越える強い生き方を
全然作者は提唱しない。
で、あのラスト。主人公は妖精になってしまう。
ヒッキ−が読んだら泣くわ、そりゃ。
自分は、「もうどうにもならない」と自分の殻の中で途方にくれてる人間、
の視線が出発点になってる気がする。
そういう作品が多い。
以前のラストは、なにかのきっかけで外に向かって突き抜けた。
最近は、内に向かって突き抜けている気がする。
「ロストハウス」は、その殻が外に向かって
開け放たれたラストですが。
一見そう見えるけれど
あの主人公が、様々な人間との出会いや会話を楽しむようになるとは思えない。
作者がそうであるように
本質は変わらないと思う。
過去でなく未来を見るようになっただけで。
ロストハウス。
幼児期に一番関心があった大人が、
突然消失したら、子供は世界との接点を失って無関心になる。
・・・の内容でしたね。成人してから、世界が戻ってきた。
そこで終わってる。(個人的にはボーイフレンドのフォローがあると思う)
大島作品は明確なラストは描かないから、
読み終えたときのそのときの気分が物語のラストになる。
何で前スレあがんの?
あげ荒し?
74 :
花と名無しさん:02/12/21 18:13 ID:jIhEH2rI
大島作品を読んでると「生きる意味を与えられて生まれてきたわけじゃない」
というシンプルな確信を感じる。
誰にでも生きたがる本能はあるけど、具体的な生き甲斐を見つけられる
人ばかりじゃなくて、そんな隙間を埋めるために巷の物語じゃ当然のことのように
「運命」が語られるけど、冷静に考えれば人生に約束されたことなんて殆ど無い。
ドーキンス博士の「利己的な遺伝子」とか思い出す。
大島弓子作品における「希望」は、甘い期待に満ちた夢への収束じゃなくて、
未来へ繋がる不定形の勇気だというところがいい。
68読んで思い出した。ダリアの帯好きではなかった。
でも評判いいみたいだから忘れてたが
68で性格分析されてるのみて
そうそうこの主人公が嫌だったのだ!と確信した。
76 :
花と名無しさん:02/12/21 19:04 ID:aK5y4sVK
>75
前の前のスレだったか、キイナが嫌いという意見が
けっこうあったような気がする。
これとそっくりの小説があるそうですが、読んだ事あるかたいます?
「ダリアの帯」のほうが発表はずっと早いです。
>64
う〜ん・・・私はあの「罪と罰」が見事に消化されてるとは思わないです。
大島さん自身もあの作品についてはあまり良い事は言ってないですね。
ページ数や掲載期限や、いろいろな制約があったんだろうなと推測します。
でもスヴィドリガイロフのキャラは秀逸だ。単なる好みですが。
「山羊の羊の駱駝の」は冬にぴったりですが・・・
あの話の主人公も、同級生や親や天使様の気持ちを考えるというより
お金を募金箱に入れることを考えてるよーにみえる。
で、最後、あの子が天使さまに走っていったとき、
天使さまはどうするか一応悩んでるよーだ。
でも「現実をみろよ!!」というかわりにあの子の妄想に
付き合ってあげるんだよね・・・だから、どうなるというでもないのに。
「山羊の〜」の主人公は、箱の鐘の音(犬への罪悪感を許す象徴)を
聞きたいが為に、お金を入れるしか方法が見つからなかった。
彼女はまだ子供だった。それをあの天使様は見越したのでは。
手塚治虫の罪と罰のがよかった。
大島さんのはそれが読みたいがために買ったが印象に残ってないんだよな・・・。
>77
「育てなおし」が必要な登場人物が多いのでしょうか。
ダイエットの主人公のように。
キャラクタ−のことなんかどうでもいい。
自分のことを考えるために読んでる。
「ダリアの帯」今日最後のほうで泣いてしまった。
死んだ旦那と話している時の黄菜の表情が・・・神々しくて・・・
82 :
花と名無しさん:02/12/22 00:52 ID:hp2ZFuBI
ダリアの帯は評判が良いんだけど
私にはあんまりぴんとこないですね〜
ちなみに、ロストハウスが好きです
感動は人それぞれなんだけど
どの作品が好きなのかでなんかいろいろわかるよね
>>82 私もー。
ロストハウスのあのかんじわかる
あと、ごちゃごちゃした部屋が好きなんだよね
他人の散らかった部屋・・・
なぜか私も好き。
というより、わたしの好きな人の部屋はなぜかみな大変散らかっている。
そんな自分にぴったり!と思って購入したのが「TOKYO STILE」という写真集で(もうかなり前)
文字通り、東京に住むいろんな人々の「片付けない部屋」の写真集なんだけど
これが後にえらいヒットになったと聞いてびっくりした。
結構そういう趣味の人は多いのだろうか。
>85
私も持ってます!昔、文庫サイズのを買いました。
良いですよね。「TOKYO STILE」。
雑然と置いてあるカップや、本。
散らかった、素のまんまな感じが。
親しい友人の部屋にふらりと遊びに行ったような気になる。
屋根裏部屋風から、ちょっと良いマンション、
すごい築年数のアパート、趣のあるシンプルな部屋、子供のいる家、
活字中毒者の部屋(!)、美大や会社の寮の部屋、某漫画家の部屋、
などなど。
ぼんやり眺めているだけで飽きません。
スレ違いすみません。
87 :
花と名無しさん:02/12/22 10:23 ID:SM2lFqJH
TOKYO STILEは出版当時も話題になったんですよね。
当時は、片付けない部屋のすごさも話題になったけど
最近テレビでやってる「片付けられない女」の部屋とは
根本的に何かが違うような・・・
ちらかっててもゴミ屋敷ではないというか。
「罪と罰」私も印象に残ってないわ。リアル読者なのに。
(掲載当時は、まんま罪と罰というタイトルでした)
連載前の予告を見て
萩尾さんや竹宮さん、ささやななえさん等が
「大島さんが罪と罰を描くらしい。読みたい!」と
漫画家仲間の間ですごく評判になったらしいのを覚えています。
(萩尾さんがエッセイ漫画で描いていた)
昔「バナナブレッドのプティング」という響きを意味もわからず
イイナアと思っていましたが、よく考えるとバナナパンプリンかあ〜…
と、「パンでプティング」のCMを見ていてフト思いました。意味なし下げ。
「罪と罰」私はリアルタイムで読んで凄い衝撃だったなあ。
ものすごい力のいれようってことはわかった。
ある意味、大島さんの「真剣モード」の骨頂が楽しめる。
こんなレベルの高い作品は初めて読んだ、少女漫画はここまでやれるのかと思った。
それからかなりたって、手塚版の「罪と罰」よんだけど
正直言って拍子抜けだった。
解釈、表現力、文学的センス、重み、
すべてにおいて大島作品に及ばないと思ったな。
人によって評価はいろいろなのですね。
TOUKYO STYLEは出版当時は定価1万2千円じゃなかったっけ?
その法外な値段が印象的だった…。
その法外な値段で買いますた・・・(ボソ
92 :
花と名無しさん:02/12/23 00:30 ID:eYnwviU3
私の好きな「議論系」で盛り上がってますが・・・。
『誕生』ですよね! やっぱり。あの「お前は自分から泣いて私たちを
呼んだんだ」あのセリフが、どんなに形が変わっても大島先生の生の根底
にあると思っています。
人は死を恐れることで生を充実させ部分があるけれど、私は大島作品を読んで
から死のイメージが「闇」から「光」に変わった気がするんです。作品の中で
度々描かれる「闇」は「死ぬこと」ではなく「生まれなかったこと」の方にあ
って、この世に一旦生を受けた以上、もう、光に溶けていける恩恵を受けた、
ということとして・・・・だから「生」の対立物を「死」ではなく「無」に
変えてしまったのです、大島作品が、私に。
・・・ああ、なんか、書いててモヤモヤしたものが整理されました。
・・・生まれていなければ
生まれていなければ
あたしは今 どこで 何してるの
「自分がどこにもいない」という状況は、自我を得た以上
とても考えにくいことですよね。
だから「どこにもいない」じゃなくて
「どこで何してるの」。これすごくわかります。
生を受けた以上、光に溶けている恩恵を受けている・・・う〜ん、いいことばですね!!
生まれた以上、生まれなかった自分には戻れないんですよね。
だから、「光」のすべてを「恩恵」として受け止める、そういう方向で
いきたいと思ったりしています。
泣くにしろ、笑うにしろね。
死 は 無 ではなくて?
つまり、死は生の変化形じゃないの。
その本質がどんなもんかは、その向こうに逝った人じゃないとわかんないし。
無は、「無」といってんだから本当の「無」。無以外の何モノでもなし。
もっと書いて。
98 :
花と名無しさん:02/12/23 07:55 ID:eYnwviU3
>>97 見てみましたが、別にグロではないフラッシュでした。ウィルスはわからんけど。
『誕生!』のネタバレです↓
「わたしらがおまえをひろったのは偶然ではない…、おまえが泣いて
私らを呼んだからだ。おまえは今のしあわせをじぶんの手でつかんだのだ・・・
おまえは無意味なものなんかじゃない! おまえは力いっぱい生きている!
力いっぱい考えているじゃないか」
・・・・ちょっと泣きます。(橋本治ふうに・・・)
99 :
花と名無しさん:02/12/23 10:10 ID:ma2dL6Fe
>98
いいですね。今読んでも心うたれます。
誕生!発表当時の少女マンガでは「本当の子供ではない」は
定番モチーフだったりしますが
他とちがう捉え方がすごいなぁーと思います。
関係ないけど、竹宮恵子さんが「漫画家入門」の本で
たびたび大島さんをとりあげていますね。
同業者から注目される作家だったということですね。
100 :
64:02/12/23 12:25 ID:???
>>76, 79
原作没頭して読んだ口だけど、大島さんの「罪と罰」には正直完敗。やっぱ
りこの人すごいと思った。ページ数の制約?だからこそすごいんじゃない。
大島さんはあのページ数で描けないところを、正直に描かない形で仕上げて
る。だから印象に残りにくいのは当然と思うけど、そのぶん表情に、セリフ
の端々に、十分すぎるほど伝わっちゃったと思うのは私だけ?
いずれにしても本人が消化してるからこそ、なせる技だと思うな。大島さん
自身が納得してないのは当然だろうけど、それはむしろ原作への大きな敬意
があるならアタリマエ。
>>89 気が合いそう。
わたしはどちらかと言うと、描きたい物がえがききれなかった
未消化な印象を受けました。>罪と罰
原作や手塚版と違ったアプローチなのは当たり前ですね。
あくまでもあれは大島版罪と罰であって、原作のマンガ化ではないから。
あの作品はあれでいいと思うけれど
(ちょっとポエジーに流れすぎな気はするけど)
大島さん自身が「もう少しどうにかしたかった」と言ってるのはどのあたりなのか
どのへんをもっと描きこみたいと思ってらしたのか
聞きたい所です。
個人的には、趣味に走ったキャラ造型が気に入ってますが。
萩尾さんが「赤ッ毛のいとこ」の中で、
「男色家風のスヴィドリガイロフが」と、大島ネタを使ってますね。
描きたいものが描ききれてないというのは
批評家の、客観的な見方ですよね。
要はマンガなんだから、自分が楽しめたかどうかでいいのでは?と思うんだけど。
私は「罪と罰」、充分退屈せずに最後まで読めたし
キャラにケレン味たっぷりなのもおいしかったし
絵も力が入ってて見ごたえが在り、内容も濃く
作者が伝えたいことは、ちょっとセリフを多用しすぎの感はあれども
ちゃんと力強く伝わってきて
読み応えがありました。
当時の、同じ本に載ってたほかの作品と比べて
レベルの違いがなんかすごかった。飛びぬけてた感がありました。
やっぱ「スヴィドリガイロフ」は秀逸でしたね。
あと、彼が血をしたらせながら部屋を出て自殺にいたるシーンの構図とか
ロジオンが往路での告白に至るシーンとか、
構図と言うか描き方の一つ一つに見とれました。
読者の数だけ、感想や印象は違いますよね。
ひとつの作品が、心の琴線に触れる人もいれば、
物足りなく感じるひともいるでしょう。
ここは大島作品オールマンセーのスレではないと思うし。
雑誌の中でのレベルの突出といえば
私は少女コミック連載の「いちご物語」のときに感じました。
この人のマンガは他の人のと違う、と子供ながらに思ったけど
雑誌をひっぱってるのは、ひだのぶこさんや上原きみこさんでしたね。
同級生の間でも、大島マンガは「つまんない、わかんない」という子ばかりでした。
104 :
64:02/12/23 20:54 ID:DoFcMyev
>>103 ありがと。それはそう思う。
あと
>>64 で言いたかったのは「罪と罰」の出来不出来の問題ではなく、その
前の
>>62 の「全肯定とあきらめ」との関係だったんだけど、話があらぬ方向
へ行っちゃいました。
105 :
64:02/12/23 20:56 ID:???
ついうっかり、あげちゃってゴメソ。
罪と罰は、
>>101と同じ感想だな
未消化な作品だと思いました
感想は人それぞれなのだろうけど
なんとなく、大島さんには原作のあるまんがはにあわいきがするなあ
あのう質問ですが罪と罰という漫画はどの
単行本に収録してありますか??
教えてください。
>>107 白泉社文庫の「なずなよ なずな」に入ってますよ。ロジオン ロマーヌイチ
ラスコーリニコフ ---罪と罰より---。昔、確かサン・コミックス(?)だ
ったかな、で単行本にもなってたんで、古本で探せばそれもあるかも。
未消化・消化というのは,何をもって言うのか分かりませんが、私はあの
作品好きです。感動しました。その後原作読んで、登場人物全て大島さん
のキャラになっちゃいましたけど、楽しめました。私は大島さんがいなか
ったら、たぶん一生「罪と罰」なんて読まなかった(読めなかった)と思
います。ですからそんな先生の作品を指して「未消化」だなんて、恐れ多
くて、とても言えません。きっと皆さん原作をバリバリで読んでおられて、
それで言っておられるんだと思いますが...すごいですね ^_^;)
まあそうとがらないで、108さん。
たとえばあの巨匠ルキノ・ヴィスコンティ氏の名作「ヴェニスに死す」を
「未消化」と評価する人だって一杯いるんですから。
ただし、原作読んでなくてそういってるならどうかと思いますがね。
つまらない、わからん、表現が舌足らずというならいくらでもありだけど
「未消化」というのは、言う側が原作をよく読みきった上での評価と思うので。
>108
そこで「皆さん」とか括るのはどうかと思うよ。皆別にあなたの敵じゃないし。
それはともかく、大島作品には感動したクチ。
原作を読んだ後で読んだんだけど、目がさめるような思いがしたよ。
で、も一度原作を読み返し、改めて大島氏の才能につくづく感心したものです。
解釈は必ずしも同じではなかったけどね。
個人的には、未消化だとは思わない。よくもここまで……と思いました。
>108ありがとう。早速探して読んでみます。
大島さんが罪と罰をどう料理したのか楽しみダ。
うん、消化未消化はわからないけど
罪と罰に関しては、料理のセンスは飛びぬけてると思った。
「初恋」(いちごの庭)なんかは、何でこの作品を?何が描きたかったのだろう?と思ったけど。
感想や受ける印象の違いといえば
大島マニアの中には
大島作品は全部好きだけど、「綿の国星」シリーズだけは
受け付けない、って人がいるんですね。
選集の後書きで、綿国シリーズは
編集にむりやり描かされてると思い込んでる人が多いみたいなこと
大島さんが書いてますが
そういう読者もけっこういるのですね。
もちろんそれについては、好みの違いだと思いますが。
私は大島さんが別コミに描かなくなってから
全く読まなくなって、ララの「綿の国星」で再はまりして
未読作品を捜しまくったくちだから、すごく思い入れがあるんですが
とある集まりで「綿国が大好きだ」と言ったら
あなたは大島作品を本当には分かってないとか何とか
総攻撃されたことがあります・・・くすん。
>>113 確かに。
私は、綿の国星も面白いんだけど。他の作品とは質が違うのかな?
私が思うには、ネコが登場すると、大島作品に独特の「あっけなさ」「殺伐さ」が
なくなるからかなぁ。やっぱりネコにはヒトカタならぬ愛がある!?
綿の国星も、最後の方の作品は、随分印象が違いますけどね。
綿の国星は結構好きで書いてると思ってた。「もうそろそろやめたら」とか言
われながら書いてるとかどこかで本人が言ってたような気がするし。チビ猫の
性格もスワノ夫妻もそれまでどこかで出会って来た典型的な大島キャラだし、
ある意味集大成と言うべきだと思いますが。
116 :
花と名無しさん:02/12/24 15:35 ID:DaAVHAsD
今日発売の週刊文春に「我が青春のマンガ」とかいう特集が。
文化人?などへへのアンケート方式で、何人も大島さんをあげてました。
作品名では、バナナブレッド、秋日子、いちご物語などが。
ご報告まで〜。
「罪と罰」は原作だと、ロジオンがシベリア送りになって囚人として暮らして
いくうちにそれまで頭の中だけでだけ生きていたのが肉体の存在を知るという
ような感じがあったと思った。大島さんのが未消化といえばそういう部分かも
しれないけれど、それはそれとして大島版「罪と罰」は大好きです。
「綿国」。
連載当時、厨房だったので、全然理解出来なかった。
が、20歳を過ぎて社会に出てから、突然判ってしまう事態に。
そして30代。グー2を心待ちにしている自分が・・・
自己確認出来る漫画は、そうそう無い。
「罪と罰」は、大島版罪と罰というか、
大島ワールドとロシア文学のコラボレ?なかんじで
受け止めていました。
津雲むつみさんの「風とともに去りぬ」みたいに
1ページ1ページ原作をほぼ忠実にマンガ化してる作品とは
タイプが違いますよね。
「うまく料理してる」「未消化」という二つの意見は
そのへんの受け取り方が違うんじゃないかなと思います。
最後のほうはちょっとはしょった感じはありますが
余韻の残る美しいラストだと思います。
図書館で、橋本治さんの「花咲く乙女たちのキンピラゴボウ」
というマンガ評論的な内容の単行本を読みました。
その中に大島さんのマンガについても、
とてもすばらしいコメントを残されていたので、
ぜひとも買いたいと思いましたが、古い本なので絶版になっており、
買えなくて残念でした。
前前スレでキンピラゴボウが話題になった時も
意見が二分しなかったっけ。
感動した、という意見と
感性が違う、という意見と。
同じく絶版だが河出文庫でも出ていたから、そっちを古本屋で探すと
わりと手に入りやすいと思うよ。>120
河出文庫版は上下2巻。大島弓子論は下巻。
ハードカバーも文庫もいずれも表紙は大島弓子イラスト。
124 :
花と名無しさん:02/12/25 01:27 ID:iOq77gMC
>>119 「罪と罰」てのは、漫画家とかにとっては創作意欲をかき立てられる素材なのかもしれませんね。
大島さん以外にも手塚治虫他ベテラン作家がしてますが、まだ決定版といえるものはないような気がします。
少女漫画系では汐見朝子さんなんかの方が私としては原作に近いかな、という気がしました。
>>113 私は最初綿国を敬遠していました。
でも、古本やさんで全巻安く売っていたので
とりあえず読んでみようと思って読むとかなりよかったですね
食わず嫌いはよくないな、と認識したのでした
「綿の国星」は嫌いじゃないし、中にすごく好きなのもそうでもないのもある。
たしかに全部まとめれば一番長いけど、これが代表作といわれると、もっと
いろいろ良い短編がたくさんある、と言いたくなる。
大島弓子関連の掲示板で「綿の国星へようこそ」なんて書いてあると絶対
書き込みたくない。
代表作といえば?
128 :
花と名無しさん:02/12/25 03:55 ID:63lZy+4R
>124
汐見朝子さんが「罪と罰」を描いてるの?知らなかった。
捜してみようっと。
絵柄は雰囲気合いそうですね。
書店で見たことあるなあ。>汐見版罪と罰
私はあの絵で読む気なくしたけど・・・
よく「世界名作マンガ集」なんかである
「原作の忠実な絵解き」的漫画だと
はっきりいってそんなの読むくらいなら原作読めば、といいたくなるんですよね。
それで読んだ気になるなら、弊害の方が大きい。
漫画として発表するなら、漫画ならではの解釈とか表現とか
マンガでなければ描けないオリジナルを思い切って持ってきてほしい。
spれなら原作にも別の意味で興味もてるし、漫画として読む価値もある。
そういう意味で大島版は秀逸と思いました。
私はりぼん等の付録についていた「名作マンガ」を読んで育った世代なんで
中高生になって原作読むときも入り込みやすかったし
「名作マンガ」がいいガイドになったと思っています。
ただ、市販の教育出版社系が出してる児童書形態の名作マンガは、
作品のレベルが低すぎるように思います。ヘタな漫画家使ってること多し。
最近のは知らないけど、昔のは本当にひどかったです。
数年前に、学研の名作漫画シリーズ読んだ。
どれもひどかった。
犯罪的。
はっきりいってシロウトすれすれの作家が、やっつけ仕事でやってた。
あんなの読んで、「椿姫?若草物語?ロミオとジュリエット?読んだことある!」
なんていうとしたら害毒以外の何物でもない。
いわゆる「文化人」からの大島漫画言及が増えたきっかけが
「綿国」だったのでしょうかね?
大島漫画の、ひいては少女漫画の門戸を広げるような作品だったとか。
リアル連載当時、私は「綿国」を読んだことはなかったのですが、
熊井明子さんのエッセイで高い評価を得ていて、存在は知っていました。
実際読んだのは、つい最近白線文庫に入ってからですが。
それで大好きになったので、個人的には代表作と呼ばれることには
全く抵抗は感じません。
ドストエフスキーは、それこそ文学、映像等に教養のある人なら、
当時としては避けて通れない作家だったのだと思いますが、
多くの人が知っている作品をコミカライズ(というか下敷きにした創作)
するというのは、相当な意欲作と考えていいような気がします。
だからなんだっていうことじゃないんですが。……ゴメソ。
ドストエフスキーの「罪と罰」を漫画化したものでなく
大島弓子の「ラスコーリ二コフ」だと思って読んでるよ。わし。
リアル連載時のタイトルを単行本化のときにわざわざ改めてるしね。
連載で読んでた時は小学生だったんで、
あの婚約破棄の場面のそーぜつなセリフの応酬に圧倒されて
「なんか私、すっごいむづかしいマンガ読んでる!」と興奮したものです。
おバカですまそ…
「ぼく地球」にロジオンという名前が出てきたとき、真っ先に思い浮かべたのが
大島ラスコーリ二コフでした。ミーハーですまそ…
135 :
花と名無しさん:02/12/26 05:55 ID:0IDiOTcy
綿国は「大島弓子=ファンタジー」という図式を一般的に作ってしまったので
それで一部のファンの人は反感があるんじゃないですかね。
大島作品にはもっと、こわかったり、残酷だったりする一面があるから。
もちろん綿国にもそういう要素はあるんだけど。
ちなみに私は綿国が大評判だったころ、単行本を借りて読んで、
それで綿国よりも併録の「夏の終わりのト短調」にショックを受けたくちです。
ずっと昔、大島弓子さんの詩画集が何冊か出ていて
その中に(文字はうろおぼえですが、こんな内容)
描きたい気持ちにさせてくれるもの。
ナントカ、
ナントカ、
ドストエフスキー
というのがあったと記憶しています。
罪と罰は原作と言うより、インスパイア源だったのでしょうね。
私も最初の単行本で「夏の終わりのト短調」にやられました。
少女漫画のギャグの手法をああいう風に使うかー、と衝撃を受けたですよ。
138 :
花と名無しさん:02/12/26 23:41 ID:9FtPZODk
ドストエフスキイ
書きたくなる要因
季節に似合わぬ冷気
沸騰したコーヒー
オルフェの失敗
ドストエフスキイ
「小幻想」1977 大島弓子
>>137 どんな手法ですか?是非聞きたい。
私も好きな作品だけどそういうふうに意識して読んだことが無かった。
あと、下世話な話になりますが「7月7日に」で
健太郎の兄さまとつづみの母さまが成就しますが
兄さまは母さまが男だと知っていたのだろうか
知らずに成就したのだろうか
そういう気になる点がありますがこの作品好きですねえ
というか、大島作品はどれも好きだなあ
140 :
花と名無しさん:02/12/27 00:29 ID:2mcVY2fT
大島さんと汐見さんの「罪と罰」両方読みましたが、
大島さんの「ラスコーリニコフ」も悪くないんだけど、ソーニャが「聖なる娼婦」ってイメージとはなんか違ってる感じがしました。
汐見さんの「罪と罰」のソーニャの方が格好は明らかに街娼なのに、心は清らかな乙女って感じがして納得できました。
他の登場人物も汐見さんの方がキャラクターがうまく描けてるかな、と。
大島さんのはかなり昔に読んだせいか、なんか登場人物の行動とか心理とかが唐突、というか、よく理解できないところがあったので。
>>140 >登場人物の行動とか心理とかが唐突
同感です
>>139 それって前スレぐらいですごい盛り上がった話ですね。
知っていたというのが結論だったような。
144 :
花と名無しさん:02/12/27 01:06 ID:UZzJakRw
「7月7日に」の話で私はずっと疑問に思ってることがあるのですが
最後、お母様が川で・・・のときに
つづみちゃんがこぶしを口元に当てて固まってて
そのとき、お母さん(と呼んでいいのか)は、つづみちゃんに
気付いたと思いますか?
私は初め気付いてないと思っていたような・・
でも微笑んでるし、でもあらぬほうを見やってる気もするし
どちらなんでしょう!!???
それによってまた一つのお話として印象が変わるような気がするのですが。
>>144 私は気付いてると思いましたが、実際どうなんでしょうね。
>登場人物の行動とか心理とかが唐突
これはおおかたの作品において言えるのでは。
ある意味展開も設定もすごく強引。
しかしそのオリジナリティが大島作品の醍醐味という気がする。
ありえねー!と思いながら読んで、読み終わると作品世界そのものに説得されちゃってる。
説得は番うな。魅了される、が近いかな。
だから全然魅了されない人にとっては
最初から最後まで意味不明、になっちゃうのでしょう。
本の旅人読みました。
大島作品の読者が、例の仕事場を購入されたそうですが
うらやましいわ・・・
148 :
花と名無しさん:02/12/27 20:32 ID:IU/bFwLD
いいなぁ、、、<仕事場購入
ぽんとかえちゃう人、いるんですねえ。。
今月号のMOE(少女漫画特集:またもや(笑))に、
ちびねこのポストカード2枚ついてました。本屋さんでチェック。
149 :
137:02/12/27 22:22 ID:???
>139
うーん、なんというか、少女漫画(というより漫画かなあ?)のギャグ、コメディの
人の行動のオーバーな表現って、もし実際にやっていたら異常でしょう、っていうの
ありますよね。ト短調では、ヒロインのおばさんが彼女を監視するいろんな
エピソードが、単なるギャグ表現として読んでいたらおばさんが実際に精神に
変調をきたしていたというのが後でわかって、なんか、やられたと感じたのです。
私の考えすぎかもしれませんが(w
蔦子おばさんのキャラを完全ギャグ化したら
岡田あ〜みんの「ルナティック雑技団」のマダムゆり子になるのかも。
>150
どっちも好き・・・w
>>134 > 大島弓子の「ラスコーリ二コフ」だと思って
ああ、私もそうかも。
「ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ」ってタイトルが
いかにも大島弓子っぽいリズムではまってて、すんなり別物として
見てしまえてるかも。
原作ものだけど、却って大島節が強い一作だと思ってます。
筋書きの語りを周知のものとして極力控えて、演出に重きが置かれてる感じで
戯曲風に味わえる。
そういえば昔の作品で単行本未収録の「人形の家」ってイプセンの
コミカライズなんでしょうか? だったらかなり読んでみたい。
>152
「人形の家」はイプセン原作じゃないです。
当時はやった弘田美枝子のヒットソングから漫画にしたものです。
わたしは「アルジャーノンに花束を」をコミカライズした「この胸にもう一度」を
もう一度読みたいです〜〜。映画「禁じられた遊び」もありましたね、そういえば。
154 :
花と名無しさん:02/12/28 19:33 ID:nYEL+1Uw
「禁じられた遊び」、ありましたねえ。
なんてタイトルでしたっけ。
内容ほとんど覚えてないんだけど、ラスト、成長した少年のモノローグで終わるところだけよく覚えてる。
あの終わり方は映画の方の終わり方より好きでした。
そういえば、サバの漫画の中にも「禁じられた遊び」ネタがありましたね。大島さん、あの映画お気に入りなんだろうな、と思った。
>154 どこかであの映画は見ないで漫画を書いたとおっしゃってたような。
タイトルはそのままだったと思います。
あのノミのポーレットとミシェールは面白かった!
しばらく猫ののみ取り 躊躇しちゃいましたよ〜。
バナナブレッドのプディングの作り方のわかる人がいましたら教えてください。
お願いします。
>139
男と知ってたかどうか、というのを
昔、雑誌でご本人がコメントされていた気がします。
その時は、「7月7日に」を読んでなかったのでどちらだったか
忘れてしまいました。(残念)
「DUO」別冊の大島弓子特集で、「金髪の草原」とかが
再録されていて、確かトランプ(切って作る)が付録だったような・・・。
159 :
花と名無しさん:02/12/29 19:14 ID:SO0KESSn
>>139 前スレでどなたか書いてたけど(って俺だけど)、
単行本の後書きで大島先生が直接言及してて
「読者から『男だと承知で寝たのか知らないで寝たのか』という
質問がたくさん来たけど、書いてあるでしょう、
『あなたのおっしゃりたいことはわかっています、
いや、わかったような気がします』と!」ということで
承知で寝たというのが正解です。
160 :
花と名無しさん:02/12/30 00:49 ID:FK2VRD7E
>>154 あれ?そうでしたっけ。
なんか、読んだ時は違うタイトルで、ラストの方になって「禁じられた遊び」の漫画家だと気が付いたような覚えがあったもので。
なんせ、20年も前に読んだので記憶違いだったのかもしれませんね。
161 :
花と名無しさん:02/12/30 00:52 ID:FK2VRD7E
162 :
花と名無しさん:02/12/30 02:59 ID:oA975aYl
サンコミックスの単行本「野イバラ荘園」に収録されてるのは
「禁じられた遊び」っていうタイトルでしたよ〜今開いてみた。
大島先生の
(多分)5年目乗り切りをお祝いして
age
約束通り、コーヒーで乾杯〜。
猫達もお健やかに。
>>132 あさき読んで、「源氏物語?読んだ事ある!」
と言っている俺は逝ってよしですか?
166 :
花と名無しさん:02/12/31 18:15 ID:O7a5sKzZ
>165
あさきのおかげで、どれだけ助かったかわからない・・・
そんな私は国文科卒です・・・
167 :
花と名無しさん:02/12/31 20:04 ID:wC+4lNnf
>>165 もちろんあなたは
「源氏物語」じゃなくて
「あさきゆめみし」を読んだことがある、で正解です。
一瞬、大和和紀スレかと思ったよ。。。
コーヒーで乾杯!
・・・・・・昔って、紅茶党だったですよね。。。
コーヒーもお好きじゃなかったっけ。
飲むとハイになる、って書いてあった覚えある。
紅白観ながら大島先生にコーヒー乾杯してました。
あけましておめでとうございます。
今年も良い年でありますように。
あけおめ。
お正月といえばタマを譲りうけた大島さんに
Nさんが正月早々呼び出されるエピソードが
思いうかんだ。w
\ │ /
/ ̄\ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
─( ゚ ∀ ゚ )< あけまして!
\_/ \_________
/ │ \
(⌒ヽ,,γ⌒ヽ
∠Y"´゙フ ソ・/・:::のノ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ , ;' ゝ‘,,ェ) (エ_,ノ:;;;;;::'; < ございます〜!!
おめでとう! > ;゙ ∩( ゚∀゚ ) ∩::( ゚∀゚ ):∩ \________
______/ ゙; ゙ ';/ ヾ :;::;:;;::;;::::;'/
ヾ,;';,.,,.,.,;'; ゙、:::i:::::::'';'
''| /''ヽノ | /゙\ |
~ ~ ~
明けましておめでとうございます。
大島弓子さまやこのスレの皆様にとって良い年になりますように。
今年は大島先生の新作品を是非拝見したいです。
明けましておめでとうございます。
新年は紅茶で乾杯ー☆
皆さんもお健やかに。
174 :
GUGUガンモ:03/01/01 23:58 ID:AVtFsy/W
明けましておめでとうございます。
遅ればせながら・・・
コーヒー ウマー
関東は雪です・・・
176 :
花と名無しさん:03/01/03 22:12 ID:MWYS4sJ6
猫とこたつで雪見鍋、わたしもやってみたい。
関東の雪の中、初詣でに行ってまいりました。
このスレのみなさんも
今年一年、いい年でありますように。
177 :
マリ:03/01/04 00:17 ID:???
178 :
花と名無しさん:03/01/04 10:02 ID:UdUrxBre
「わたしたちができるまで」って絶版だったんですか?
処分しないでよかった・・・
しかしあの本は、3人とも本音が書かれてて面白かったよ。
(作品解説のところ)
179 :
花と名無しさん:03/01/04 13:49 ID:VXMYLhjb
180 :
マリ:03/01/04 14:26 ID:???
復刊ドットコムにて『大島弓子』 特集ページ
http://www.fukkan.com/group/?no=286 『わたしたちができるまで』
『大島弓子選集未収録作品』
大島弓子選集」に入っておらず、また現在発売されている文庫や
単行本にも収録されていない作品です。
「幸せさんふりむいて!」「初恋よもう一度」「美花よなぜ死んだ」
「命はてる日」「その日まで生きたい」「人形の家」
「こちらFUJIX号全員無事」「戦争は終わった」
「わたしだけの先生に」「この胸にもういちど」
「せめて許して!」「生きていた過去」
「禁じられた遊び」「別れへの招待」「あひるよ空に」
「パパは星になった」「遠い日のイブ」「許されざる恋人」
「3月になれば」「いちごの庭」「なずなよなずな」
「夏の夜の夢」「地球征服」「ユーミン」「タンポポ」
「まだ宵のくち」「ハイネよんで」
「神秘のベールもいまやボロボロ・・・」「うしろの3人組」
「ユーミンおもちゃ箱」「ミルク・ラプソディ」
「雪の日の過ごし方」「ミルク・ラプソディ2」
等です。
181 :
マリ:03/01/04 14:27 ID:???
『サバタイム』
『nighit green(詩画集)』
角川ルビー文庫から出版された詩画集。
大島弓子の紡ぎ出す言葉の美しさを再認識出来る…らしい。
繊細な挿し絵も楽しめる…らしい。
部数が少なかったらしく古書店でも出会えない。
『さだまさし やさしさの風景』
さだまさしの歌詞からイメージする、漫画家たちによるイラストを集めた一冊
大島弓子他
『綿の国星 昼の夢夜の夢』
以上、四点があがっています
182 :
マリ:03/01/04 14:50 ID:???
<178
うらやましいですー。
露出の少ない方だけに…わたしたちができるまでだなんて
あぁ魅惑的だ…
長々と書き込み失礼いたしました(ぺコリ)
183 :
花と名無しさん:03/01/04 15:12 ID:ZepbR+1f
このひと、つらつらつらつらとくだらない漫画ばっか描いてる。
ガンでそのまま逝ってくれ。
さだまさしと大島弓子って全然あわないような気がするんだけど
そんな本だしてたんだ。知らなかった。
私の中では大島さん=デビッド・ボウイってイメージがあるから
さだまさしとは合わない気がするのかな。
それにしても最近の大島さんはどんな音楽聞いてるんだろう。
ジャズとかクラシック系なのかな。知ってる人いる?
185 :
花と名無しさん:03/01/04 15:59 ID:N8tL63vJ
「雪の日の過ごし方」「ミルク・ラプソディ」
「ミルク・ラプソディ2」は朝日ソノラマのサン・コミックス
「水枕羽枕」に入ってますよね。
小品だけど大傑作だと思います。大好き。
英訳とかしたら世界でも通用すると思う。
186 :
花と名無しさん:03/01/04 19:33 ID:UdUrxBre
こちらfujix号全員無事、って大島さんの作品だったんだ。
浦野千賀子か木内千鶴子だと思ってたよー
骨肉腫かなんかで足を切断しなくちゃならないお嬢様が
親のコネで一日だけスチュワーデスにしてもらう話だよね。
で、その飛行機が遭難しちゃって・・・
お嬢様の気まぐれと思って冷たくあたってたチーフが
最後に彼女をおぶって避難しようとするのだけど
逃げ遅れた外人女が「歩けない」と騒ぎ出して
しかたなく外人を先におぶって避難、そこへなだれが・・・
いや〜けっこう克明に覚えています。インパクトあったなー
エアポケットで騒ぐ主人公とか
「私の足はくさってるの・・・」とか。
わたしたちができるまでって、絶版だけどプレミア本とかじゃないんで、
意外にひょっこり古本屋の棚に並んでいたりしますよ。田舎ならなおさら。
私はある日古本屋で見つけて、私に大島弓子を教えてくれた大好きな友達が
ずっとずっとこの本を探していたので、そのこにプレゼントしたことがあります。
188 :
花と名無しさん:03/01/05 08:47 ID:BFycDx3U
≫187
いい話ですー
(; _ ;)
>185
そうですよね。コミックスでも読んだ気がした。
未収録っていうので、別の話かと思いました。
「雪の日の過ごしかた」好きだったなあ。。。
「わたしたちができるまで」
買おうと思ったが、もともとの掲載雑誌(月刊カドカワ)と
内容が同じだったので買わなかった。
けどうっかり雑誌を捨ててしまったので今は欲しいです(泣)
以前は「エッセイばかりじゃなくてストーリー物描いてほしいなあ」と
思ってましたが、今はただ第一に長生きしてくださることが希望です。
192 :
マリ:03/01/05 18:02 ID:???
<わたしたちができるまでって、絶版だけどプレミア本とかじゃないんで、
意外にひょっこり古本屋の棚に並んでいたりしますよ。田舎ならなおさら。
わたしもそう思うんですけど、これがなかなか出会えない…
近くの古本屋だと大島ものは白泉社文庫ばかりで、たまにサン・コミックス
があったり。
でも仲のいいコにさりげなくそんなことされたらかなりうれしい。感激ですね!
193 :
マリ:03/01/05 18:04 ID:???
<190
是非一票入れてください!
雑誌に掲載されてたんですか。知りませんでした。
実は大島弓子を読み出したのが三年くらい前でまだ日が浅いんです。
大学受験で煮詰まってた時に「ロストハウス」を読んだのが最初でした。
>>192 「わたしたちができるまで」ヤフーのオークションでもわりと出てきますよ。
私は400円で落札しました。
195 :
花と名無しさん:03/01/06 03:58 ID:TJ26Ikuk
>>190 内容、微妙に変わってますよ。
ばななからの大島さんの返答が一部雑誌と単行本では違います。
>>195 そうなの!?
ばななちゃんマジ?、って、答えたがってないのもあったもんなぁ〜。
どの質問かもっと言えばその答えも、、詳細きぼん。オネガイヨロシク。
197 :
マリ:03/01/06 11:40 ID:???
>>194 今ヤフオクのぞいたら¥910〜1000で出ていました!
(しかもあと一日)
194さん、ありがとう!
198 :
194:03/01/07 01:34 ID:???
>>197 あ、出てましたか。
手に入るといいですね。
199 :
花と名無しさん:03/01/07 21:00 ID:7CAjSqD5
>196
195じゃないですが。
一つ覚えているのは「両親からうけついだものは?」という質問で、
雑誌掲載時には「父からは苗字、母からは血液型」と答えていたんだけど、
単行本では「両方から悪いところをたっぷりうけついだ感じ」となってました。
全体的に「・・・つまんないこと訊きやがって・・・」みたいな、オモシロクナサゲな
大島先生の気持ちが漂っていたQ&Aだったと思います。
読みたいなあ。復刊お願いしよっかな。
201 :
花と名無しさん:03/01/08 02:22 ID:PygkHawF
ていうかさ、質問の仕方が悪いよね。
でもまぁ、大島さんなら、ああいう「かわし方」するだろうなとは思うけど。
どんな質問でも。
岩舘真理子には大島弓子が質問してたよね。あれを、そのまま本人に
答えて欲しかったな。
そういえばね、私のいとこ(昔漫画家、今イラストレーター)が、昔、
大島さんのアシやったっていってたなぁー。
その頃は子どもで、なんの作品を手伝ったかも聞かなかったけど、
今度会ったら聞いてみよう。ちなみに本人の印象は
「ふつーの人だよー」っていってたような気が……。
「雑草物語」のインタビューもやる気ねーって感じだったけど・・・
>>201 漫画家という職業を持つひとのなかには、
決して「ふつー」ではないひとも結構いるらしいので、
「ふつーの人」はそれはそれで貴重なのかも。
204 :
201:03/01/08 22:44 ID:e7dsnklW
>>203 うん、そうなのかも。
私はちょうど「花!花!ピーピー草…花!」を読んだ
ぐらいの時で、ほかの少女マンガ家とは全然違う、クセのあるセリフとかが
印象的で、それで、「どんな人?」って聞いたんだ。
そしたら、「普通の人だよ」って。
私が小5か小6の頃の会話だなぁ。つまり、28年前ぐらい!!
あの頃大島さんは何を書いてたんだろう。
ちなみに従妹は、メジャー漫画家ではなく、「COM」に投稿したりするような
人でした。マンガではデビューしてないかも?
今は、イラストレーターとして活躍してます。
205 :
花と名無しさん:03/01/09 01:25 ID:DcAWK1Z8
大島さん5年経過おめでとうage
うん。めでたい。
なんか送ろっかな
昔のアシさんの話で思い出したんですけど
大島さんは「誕生!」を、友達に手伝って貰って
ゲラゲラ笑いながら描いたんですよね、確か。
そうあとがきに書かれていたのは、ソノラマ版?
文庫? いろんなヴァージョン読んだので定かでない…
ちょっとびっくりしたけどその一文、好きだった。
冬の漫画ですね。コートとか、今見てもかわいい。
209 :
花と名無しさん:03/01/10 22:07 ID:LvWv9GE9
朝日の夕刊にグーグーの書評が。
210 :
花と名無しさん:03/01/10 23:23 ID:YNUDuDKr
で、なんて書いてあったのさ?
211 :
花と名無しさん:03/01/11 10:40 ID:5i5YOD0P
朝日書評、圧縮&抜粋
大島弓子ほど全身全霊で猫を愛し、
その愛をここまで真摯に美しくかける作家などいるはずがない。
が、ただの猫馬鹿日記と思ったら大間違いだ。
大島弓子の猫への愛情は、そのまま森羅万象への感謝と畏敬の念につながっている。
ガンとの闘病体験を驚くほどさらりと書き
ドクターやナース、自らにつながれたチューブや計器、失った子宮や卵巣にまで
「ほんとうにありがとう」と記す。
我々に見えないものを彼女は確かに感じている。
それを軽やかで繊細な表現で伝えてくれることに心から感謝したい。
212 :
山崎渉:03/01/12 23:04 ID:???
(^^)
213 :
花と名無しさん:03/01/13 21:25 ID:+tR0qTdt
あげ
214 :
花と名無しさん:03/01/13 22:35 ID:65HcAPAh
ナ・ケ・ル!!
215 :
花と名無しさん:03/01/13 23:04 ID:Afu0E0h2
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すいません、男で岩館真理子と岡崎京子が好きだと女の子に言うと、大島弓子をぜひ読むように勧められた
のですが「綿の国星」というのを読んでギョッとしました。
あの摩訶不思議で空想的な世界、なぜ大島作品を薦められたのかよくわかりません…
特にあの古臭くて子供っぽい絵にはとてもついていけなくて苦痛でした…
読む本を間違ったかなと思ったのでよければ何かお勧めを教えて頂けないでしょうか?
お願いします。
たぶんそのご友人はそのお二人に多大なる影響を授けた漫画家(これはその
お二人自身が言っている)と言う事で大島作品を勧められたんでしょうね。
綿の国星は「チビ猫」の存在のしかたに慣れないと「?!」になるかもなあ。
で、お勧めは…前スレ前々スレで色々でてたんですが、「私なら」四月怪談とか
「つるばらつるばら」とか「毎日が夏休み」「夏の夜の獏」とかだろうか。
(これには異論も多々あると思われます。)
でも、やっぱり受け入れがたかったらご免よ。どんなに影響が濃くても
良いと言われる物でも駄目なものはあるもんだからなあ。
「良いといわれてる物が自分は受け入れがたい。なんか自分間違えたか?」
って大島作品を呼んで思う人は以外と多いのだろうかなあ。
人それぞれだと思うけど、それだけピッタリと心にはまった時の
揺さぶりが激しい作品が多い漫画家さんと言う事なのでしょうか。
なんかハゲスク既出な気がするのでサゲで。
ありがとうございます!調べてみると大島弓子選集12巻というのにご紹介の作品が二つ入っているので
まずそれを読んで見ようと思います。
あとタイトルで思い出したのですが「毎日が夏休み」は遠い昔に読んで面白かった記憶があります。
ただ大人になった今、楽しめるかどうかは微妙です。
同じ理由で、岩舘真理子はまだ読めるんですが、岡崎京子はもう読めないですねぇ。
>219
私も岩館さんと岡崎さんが好きで、
大島さんの作品を本格的に読み始めたのはつい最近で
始めの頃「綿の国星」を受け付けなかった人間です。
219さんとちょっと似てるかも?そんな私は
「ロストハウス」「八月に生まれる子供」
をお勧めいたします。
あくまで私見ですので、ダメだったらごめんなさい。
ところで「大人になったら読めなくなった」作品て
もうひとまわり歳をとるとまた読める様になったりしません?
若い頃とはまたひと味違った味わいで。
そして大人の財力で文庫を買い集めてしまったりして…。
スレ違いですが、岡崎さんの作品は、若い頃は「毒」を愉しんでいましたが
今は「悲しみ」が強いです。読んでると心が痛くなります。
大島作品は自分の中でどう変化していくのだろう?
楽しみです。
自分が漫画に求めているものが、決まってて、
それが時代によって変化するのでしょうか。
昔、自分は「笑い」を漫画に求めていたので、綿国が
受け入れられませんでした。
今は、なぜかOK。
222 :
花と名無しさん:03/01/15 13:14 ID:sENNMZcn
「綿国」がダメな人なあ・・・。
『ダリアの帯』とか・・・。『バナナブレッドのプティング』とか・・・。
これは私の好きな時代が単に重なっているのかもしれない・・・。
岡崎京子ですか。『エイリアン』なんかは、大島弓子そのものだった気が
するな・・・・では『ロングロングケーキ』にケテーイ!
逆に私は大島さんのファンで、その影響を受けた岡崎京子の漫画を
読んでみたいと思ってるんだけど、何から読めばいいかわからない。
ブクオフで立ち読みしたけどどれもあまりピンとこなかったので。
>223
今フィーヤンに再録されている「ヘルター・スケルター」は純粋に面白いよ。
大島さん色を探すという観点からは微妙かもしれないけど…
岡崎京子のファンサイトを覗くと詳しく書かれているところもあるので
参考にしてみてはいかが?
「ハッピー・ハウス」とかが良いのでは
単行本「ヘテロセクシュアル」とか。
比較的近年で岡崎さんの中の大島テイストを
感じられるかも。
227 :
花と名無しさん:03/01/15 18:27 ID:YS2o6AGb
「エイリアン」は、『好き好き大嫌い』に収録ね。
不勉強なんだけど岡崎京子が大島さんの影響受けてるって説は
初めて聞きました。それって北川悦吏子やばななのように
本人も公言してる、いわば“定説”なんでしょうか?
私は鈍いのか、岡崎作品に大島色は気配すら感じなかった。
今「ヘルター・スケルター」を読み返してもそれでも全然…
っていうか大島色があるにしても岡崎作品の凄さって
それ以外の部分にあるような気がするし。
だから、岡崎ファンが大島作品を受けつけないケースも
普通にあることじゃないかと思った。
>228
「くちびるから散弾銃」で岩館真理子ファンであることは
匂わせてますね>岡崎
大島さんと関係なくなって来たのでsageます。
岡崎作品のどこかに
「お姉ちゃんは寝る前に『バナナブレッドのプティング』を読む」
というくだりがあったような気がする。
岡崎京子を見出した編集者の大塚英志が大島信者だから
まず間違いなく影響は受けていると思われ。
231 :
花と名無しさん:03/01/16 20:14 ID:i2jfnncL
いつだかの「ダヴィンチ」で、大島先生への熱い思いを
切々とかったってたよ。
直接会えたら絶対話しが合うと思うのにって。
大島弓子は岡崎が引用する作家best3のひとり、
というのをどっかで読んだよ。岡崎京子のファンサイトだったかな。
岡崎さんが大島さんの影響を受けているのは有名です。
『バナナブレッドのプディング』の1シーンそのまんまの
パロディとかありましたもの(ポーズ、服、セリフもまんま)。
『くちびるから散弾銃』でも「大島弓子ルックよ〜ん♪」ていう
セリフもありました。
『それいゆ』なんて、言われるまで気付かなかったけど
大島ワールドを彷佛させます。
影響といってもパクリとかいう悪い意味ではなくちゃんと岡崎作品と
して仕上がっていて、両方好きな私としては「おお!」という感じです。
234 :
花と名無しさん:03/01/16 23:38 ID:7UFOr7a8
はじめますて。今日自転車こいでたら、
大島さんのことをふと思い出したので、こちらを覗いてみました。
「大島さんって、有頂天にならない人だなあ」とか思ったのでした。
私は『バナナブレッドのプディング』は、今でも苦手です。
「いちご物語」は素直に泣くけど。
綿の国星は、猫を飼ってるかどうか、好きかどうかで評価が分かれるのでは?
私は猫飼いなので、スンゴクはまりました。
でもこれ描いたとき、大島さん、猫飼ったことなかったんだよね。
最初のコミックスで、綿の国星と併載されていた「夏の終わりのト短調」も好きな作品です。
235 :
花と名無しさん:03/01/17 07:42 ID:Pv9Wg953
『夏の終わりのト短調』にでてくる「生涯好きな人」っていう感覚が
どうも男性には理解しがたい気がしちゃうんですが・・・。
いや、フト思っただけ。
そういえば昨日テレビで貧乏さを競う番組がやってたんだけど
それに30代の貧乏激痩せパンクロッカーが登場して、部屋を紹介してたら
本棚に大島弓子のダイエットが置いてあって、芸人に「ダイエットって
これ以上痩せてどうするんだよ!」みたいなこと言われてた。
他にも綿の国星とか置いてあった気がする。
男の人でも大島弓子のマンガ読むんだね。
>236
「雑草物語」のほうがぴったりの状況ですね。
>236
見た。少し哀しい気持ちになった。
239 :
花と名無しさん:03/01/17 16:19 ID:tb6hW2aM
綿国に猫好きかどうかは全然関係ないと思う。
240 :
花と名無しさん:03/01/17 23:55 ID:vDqG3VKP
私は小学生の頃、母の実家で見つけた
「ジョカへ」を読んで好きになったな。
大島さんの作品を読んだあとは
周りにある物の見え方が少し変わる。
241 :
花と名無しさん:03/01/18 00:54 ID:b8oJq+ft
>236
確か、佐野史郎も大島弓子の漫画が好きだって言ってたよ。
そういう男の人もいるんだね。
242 :
花と名無しさん:03/01/18 01:42 ID:1JcCx0IK
>>241 >そういう男の人もいるんだね。
っていうか、大島ファンの男って特に珍しい訳ではない。
と、以前のスレでも何度か話題になっていたよ。
佐野史郎は大島作品の映画に出てたよ。
毎日が夏休み
大槻ケンヂだっけ?
「アポストロフィーS」の不能者のくだりを読んで、
著者は男性に違いないと勘違いした人。
そういう意味での共感を掴めるなら、男性支持者が少なくなくても
不思議はないだろうね。
大島弓子ファンは男の方が多いと思っていた(半分本気)。
ちなみに、一番好きなのは「バナナブレッド・・・・」です。
全作品の8割以上は読んだと思いますが、
他には「夏の終わりの・・・」とか「綿の国星」あたりが続きます。
大島さんは作品は、さらっと生きていることの喜びや大切さが感じられるのが、好きなところ。
また、時間が止まっているような、あるいはメビウスの輪のように廻っているような時間感覚あたりも親しみを覚えます。
(この部分、うまく表現できないので意味不明に読めるかも知れませんが・・・)
他の作家でが萩尾望都さんの「百億・・・」の大ファンでそこへの書き込みでこの板を覗いたところ、
男のファン・・・の書き込みを見て、
ついつい自分が一番好きな大島さんのスレにも書かねばと思い書いてしまいた。
遅ればせながらですが、これから時々書くこともあるかも知れませんので、宜しくお願いします。
>>245 折れも「バナナブレッド・・・」が好きで、共通一次試験(藁)のお守りに
試験会場に持っていった覚えがあります。
お陰で、痴気情事の予備校には通えなかったけどね〜
最も多感な厨房・工房の時に別コミ〜LaLa初期時代の大島先生が一番
パワーに溢れていた頃の作品群をリアルタイムで読めたのは幸運だったと
思いますね。
>>202 30年近く前も、すでにあんな感じでしたね。
肝心なところは照れ屋さんなのか秘密主義なのか・・
そこがまた魅力的なのです。多くを語らない方ですね。
248 :
花と名無しさん:03/01/19 17:03 ID:/sMJfD19
最初にはまったのが「綿国」で、「バナナブレッドのプディング」
とかが好きです。
なので、少女の深い心理を描ききった少女まんが、と思ってずーっと
親しんできて大好きだったのですが、
最近読み返すと、少年とか、男性の心理でも
グッとくるセリフが多いことに気づきました。
「なずなよなずな」で、どうしてみんなどちらかを選ぶことを
要求する? というお父さんのところ、ジーンとしました。
「たそがれは逢魔の時間」の譲さんの心理描写もすごく深いですね。
「アポストロフィS」で、クッキーを渡せなかったシーンとかも
とても好きです。
男性を描かせても素晴らしい方なんだなあとあらためて思います。
現実の男の人が読むと、また受け取り方は違うのかもしれないけど。
249 :
花と名無しさん :03/01/19 22:18 ID:XcZOa1Li
インドネシア出張からかえってきました。
ジャカルタ丸善にて、「cotton land」の1巻をかってきました。
チビ猫がインドネシア語でしゃべっています・・・
250 :
花と名無しさん:03/01/20 01:22 ID:NrlMC5ym
英語版の大島弓子作品って出版されているんでしょうか?
251 :
!!!!!!!:03/01/20 08:30 ID:BFv+CMLD
みなさん!!!!!!!!!!!
「大島作品輸出計画」を実行しませんか!!!!!!
今はまだ妄想の域だけど・・・・吉本ばななが売れる以上、絶対
大島作品は輸出可能だと思います!!!!!!
まずはフランスあたりからどうでしょう。とりあえず、妄想で盛り上げて、
マジに出版社に提案してもいいと思っています(コネはないが)。
大島先生自身は、きっとあまり積極的な考えではないと思うので、ファンから
盛り上げませんか? 世知辛い話ですが、印税が少しでも入れば、グーグー
たちも安心して暮らせるのではないかと・・・。
あの絵柄が果たして受け入れられるか…
253 :
花と名無しさん:03/01/20 09:47 ID:f2KqJf+m
他の作家と一緒に何かのキャンペーンで・・・
>252
フランスのお札になってる、サンテグジュペリの
絵柄に近いから、どうだろう。
255 :
花と名無しさん:03/01/20 15:16 ID:tAzMHYt0
>252
それよりも優秀な翻訳家が見つかるかどうかが問題かも……
トッペンの作者が、
届いたコミクスの台湾版で「魔法使いレジー」が「魔法使電古」、
「ローラ姫」が「○拉公主」(フォントに漢字が無かった…)だったと
書いていた。
中国語的にもちょい笑える訳語だから、
日本の漫画をある程度知っている人でないとあかんのでは?
「綿の国星」とか「ちび猫」なんかどう訳されてしまうことやら…
フランスだとすんなり受け入れられそうな気がする。
アジア系は微妙だな。
手元のインドネシア語版綿の国星(COTTON LAND)
おかあさんがチビ猫を竹やぶでみつけてだきしめるシーン、
「TERIMAKASHI」(ありがとう)特に違和感なし。
アルファベットが飛び散っているのも詩的で良いです。
手書きの擬音も、それっぽい飾り文字でインドネシア語に
おきかえられてました。
そして、左右は裏焼なんですが(左開き)、絵を反転しても
あまり違和感がないことに気がつきました。
259 :
!!!!!!!:03/01/21 08:05 ID:wxJg/SyE
じゃ! 第一アピールはフランス語版ってことで・・・・。
ドイツ語訳はハントケにやってもらひたい・・・。
コットンランド…綺麗なひびきだなあ
261 :
男:03/01/22 16:05 ID:3fjbbs3a
>>216 遅レスだが、選集の8・10巻がおすすめと思われ。
特に「たそがれは逢魔の時間」「裏庭の柵を越えて」「金髪の草原」「ダリアの帯」など。
「綿の国星」は割と好き嫌いがはっきりする作品だから。
白泉社から、文庫が出て欲しいなぁ。。。
できれば、未収録作品を入れて。。。
263 :
花と名無しさん:03/01/24 19:21 ID:bfFPzHd/
そういえば子供の時「サマタイム」読んでもまったく意味がわかんなかったんだけど
大人になってから読み返してなんか急に怖くなって実家に電話したことあったなぁ(w
264 :
花と名無しさん:03/01/26 13:17 ID:m+N+55U/
>260
うーん・・・ワシはスーパーの手芸屋さんを思い浮かべてしまうよ。スマン。
ところで質問です。
マーガレット時代の作品で、弟のガールフレンドがバイトしてる喫茶店で
アイスコーヒーを頼んだのにアイスティーを持ってきたと文句をつける
お姉さんが主人公の話、タイトルなんでしたっけ?
単行本に収録されてますか?
綿国、白泉コミックス版、全初版で入手できました。
地道に捜しまわったから5年かかりました。
最近また昔の画集や絵本が高騰しています。
再評価は嬉しいけれど複雑な気分です。
画集とかどこか再版しないかなぁ。
266 :
花と名無しさん:03/01/27 09:34 ID:uIubUUrC
「ディーゼルカー」読みたいです。
ディーゼルカー、新刊の時から
白泉の広告でしか見たことない。
書店で目にしたら買ってたろうなぁ。
チェリッシュブックだっけ?小さい詩画集。
あれも書店で見たことなかった。田舎だ・・・
チェリッシュブック、もう紙ケースが
ふよふよになっちゃったけど、宝物です。
本持ってるのに、収録された詩を
熱心にノートに書き写したものですた。
今でもたんぽぽ綿毛が飛んでいると
目を閉じ、耳を塞いで走って通ります。
269 :
花と名無しさん:03/01/27 15:53 ID:d621Z89b
チェリッシュブック、十年くらい前に古本屋でみつけて
萩尾望都と三原順のは買ったんだけど
大島さんのはすっごく本が傷んでたんで
立ち読みだけで買わなかった。今、後悔。
ふわふわ髪の子供とチョウチョの飛んでる絵を覚えてる。
美術の時間に
大島さんのパステルっぽい彩色を真似したものでした。
>268
収録された詩を読みたいのですが、
ここには無理でしょうか?
>>270 著作権問題もあるし、むやみにうpしない方がいいかと。
読みたいけどね…(´・ω・`)
詩っていうか
モノローグみたいな感じ。
273 :
266:03/01/28 09:45 ID:???
「わたしたちができるまで」で大島さんが“けっこう着色なんかに凝ってみたりして
楽しんで描いた”と、おっしゃってるのを読んでからますます読みたいぃ!
再販されたらいいなぁ・・・。
あの・・・ほんの少しでいいですから・・・おすえて!
274 :
268:03/01/28 15:41 ID:???
>270
実家に置いてしまっていて、手許にないのでうろ覚えなんですけど
漫画の中に出てきたモノローグの類の再録もありましたよ。
「海にいるのは…」の「よせる真実 返すいつわり」…とか。
275 :
花と名無しさん:03/01/28 17:32 ID:CeTgOsFD
2階から持ってきて開いてます、チェリッシュブック。
「薔薇の花の咲く前に」の詩はなんの漫画からだったかな?
イラストと違うような。
この「小幻想」はすごく綺麗なんだけど
メルヘンリーフ「9月の情景」はカバーがしみだらけ(涙)
金欠病の時(いつもだけど)2冊ともオークションに出そうかなと
思うけど やっぱり出せない。
276 :
266:03/01/28 18:06 ID:???
>>274 しびれます。「よせる真実 返すいつわり」・・・・。深ぇぇ・・・
>>275 もしも、オークションに出ていたら頑張って落としますがもし私が持っていたら
やっぱり出せませんね・・・!
あぁ・・・そろそろグーグーじゃないやつも読みたいっすね・・・。
大島さん!(見てるわけないけど)本当にお願いします!
クレイジーガーデンぼ“なじかわ なじかわ”とか大好きなんです。
ファンレターでも書こうかすぃら。
277 :
266:03/01/28 18:08 ID:???
ぼ→のでした。タハ。
278 :
山崎渉:03/01/28 18:37 ID:???
(^^)
ローレライの「なじかはしらねど 心わびて…」って奴ですね。
281 :
266:03/01/29 08:36 ID:???
このスレで大島弓子を知った者です。
普段は青年誌の漫画ばかり読んでいるので、少女漫画はあまり
読んだことがありません。
昨日、白泉社文庫のいちご物語とバナナブレッドのプディングと
ダリアの帯を買って読みました。
この中ではダリアの帯が一番好きです。
自分勝手で、醜くて、傷ついている黄菜が好きです。
壮大な開き直りのようなラストも好きです。
いちごと衣良は純粋すぎて、見ているのがつらかった。
283 :
花と名無しさん:03/01/29 12:43 ID:S3SACDcI
壮大な開き直り・・・
新鮮な解釈だわ・・・・・
284 :
花と名無しさん:03/01/29 13:59 ID:Q4l59VwK
開き直りかなあ。
わたしは「千恵子抄」を思い浮かべたけど。
>>235 激遅レスですが、「生涯好きな人」って男の人はあんまないのかな?
女性にはすごくあると思う。
歴代好きな人にランクをつけるわけではないですが、でも
この人だけは特別っていうのが、たとえば他の人と結婚して
幸せになったとしても生涯通すとあったりとか・・。
うまく言えないですが…。
ラブイズオーバー…ですな。
失恋を引きずるのは男性に多いように思えますが、一生涯となると、
どうなんでしょうね。
>>264 亀レスですけど、お探しの作品は
「別れへの招待」です。
コミックス「ポーラの涙ペールの涙」に収録されています。
ご指摘のエピソードは、高校生の弟が突然、
クラスメイトと結婚すると言い出し、ショックを受けた姉(主人公)が
相手の女の子をバイト先に見に行く場面です。
女の子の幼さ平凡さに動揺した主人公は
コーヒーを頼んだつもりで、ティーと言ってしまいます。
女の子に「おねえさま」と呼ばれて逆上し、クレームをつけて
彼女はクビになります。
家で弟とケンカになり、その時にも逆上した主人公が
「あの子コーヒーを頼んだのにティーを持ってきたのよ、あんな子」と
わめく場面があったと思います。
手元に本がないので細かいところが違うかもしれません。
初期の大島作品にお約束の泣かせ(不治の病)は
しっかり織り込まれてますが、かなり大島節な作品で、印象的でした。
ラストの結婚式のシーンはなんとなく
「秋日子かく語りき」と重なります。
288 :
一応男:03/01/31 03:17 ID:W+EEK+Sy
>>284 高村光太郎のやつですよね。
私の本では、「智恵子抄」となっていますが。
ちょうど今読んでたところなので、名前が出てきてちとびっくり。
しかし、これも凄いなぁ。
>>235,285,286
それこそ、「智恵子抄」を読んでみては。
相手が常ならぬゆえ、といった感じもしますが。
あ、漫画じゃないです。
289 :
花と名無しさん:03/01/31 03:55 ID:ixTzDFgy
普通なら、妻の狂気が夫の愛で救われる話になりそうだけど、
どっちかというと真逆ですよね。<ダリアの帯
一郎さんが「自由です」と語るところでスカッと逆転する。
私もあの開き直りは好きだなあ。
290 :
284です:03/01/31 11:57 ID:wo3PvL5Y
>288
間違い スマソ
恥ずかしい!
ダリアの帯も智恵子抄も好きな作品です。
(智恵子抄は「好き」とゆうのと違うかな…すごく興味深い作品)
私もこのふたつは通じるものあるなと思って読んでました。
病気を発症した頃の智恵子の写真が、とても40歳過ぎとは思えない
少女のような姿で驚いたのですが、その事について精神科医の方が
「精神の成長を止めた人は実年齢に比べて著しく若く見える例がよくある」
と書いてらしたので、ダリアの中の「黄菜は年をとらない」とゆうのも
単なるファンタジックな表現ではないのだなぁと思って、とても感慨深かったです。
以前「MOE」に描いてたのを集めた絵本ありましたよね。
かっこうの話が凄く印象に残ってます。本能との葛藤の末
結局逆らえず他の鳥の巣に卵を産み落とす話。
「森のなかの1羽と3匹」ですね。
かっこうのお話、私も大好きです。
蝉のお話もとっても良いです・・・。シミジミ。
294 :
花と名無しさん:03/02/01 16:31 ID:9JxStsdp
「バナナブレッドのプディング」はわたしの聖書。
自分は「金髪の草原」が聖書だ。
これ読んで初めて人に好きだと告白したよ
断られたけど自分だけの世界の中からやっと出たような気がした
映画はいまいちだったけど
わたくしめは「ロストハウス」が。。
297 :
花と名無しさん:03/02/01 23:34 ID:S19a+ULD
「雑草物語」を見るとがんばって生きて行こうと思う。
自分で自分を追い詰めると「夏の夜の獏」
を読んで落ち着くことにしてます。
ところでやはり男性にお勧めするなら
「たそがれは逢魔の時間」
日常から逸脱することのないだろう主人公の
サラリーマンに想いを重ねて下さい。
ああ、私も金髪の草原大好きだ・・・!
すべてのエピソードが好きだ。主人公の名前も一番すき。
大島さんの人物の名前って何かにかけてあること多いけど
なりすも何か意味があるのだろうか?
遅まきながら猫だましい読めた。
大島話じゃないけど、背表紙の紹介文に
河合先生は大の猫好き!ってあったけど、読んでいてどうもそう言う気がしない。
と思っていたら作者あとがきで、私は猫好きではないってあるじゃん。
紹介文っていい加減〜!
綿の国星の話は少なくとも「きんぽうげ」よりは理解できた。
すわ、という時、だったのね、時夫君。
301 :
スレ違いっぽいでつか?:03/02/02 08:33 ID:JqA4XBdj
戦争が近づいてますが、前の湾岸戦争の時、大島先生はテレビで爆撃の中継
を見て
「吐いてきた」と小さな手書き文字で告白しておられました。
あんなにストレートな反戦の表現を見たことがありませんでした。
302 :
花と名無しさん:03/02/02 16:52 ID:CDl8MMBz
「ナリス化粧品」て会社がむかしあったけど…関係なさそ。
303 :
花と名無しさん:03/02/02 17:25 ID:okD68rJ7
>301
私も。「吐いてきた」は覚えてなかったのですが、油まみれの鳥と、
戦争はあらゆるものを傷つけて終結した。私の部屋もぼろぼろにして。
ってのはズキッてきました。
304 :
花と名無しさん:03/02/02 20:49 ID:WYYSbxvI
橋本治はダリアの帯のことをボロクソに言ってたんだっけ?
(いいかげんな記憶でごめん。うろ覚え)
>304
あの落ちに「そっちの方向じゃ無い!」と
主張してた記憶が。
なりすってアリスとにてますよねー…ってこれも関係ないか?
307 :
花と名無しさん:03/02/03 17:30 ID:7tnI/ajg
ナリス化粧品を思い出しますた
ナリス化粧品(今もありますよ)のサイトを見に行ったら、
『ナリス』とは、英語のNourishment(滋養を与える)からのネーミングです。
とありました。
話が続いてるとこ、ごめん。
千と千尋…の、おにぎり泣きながら食べるシーンの表情、
なぜか既視感がある〜〜って思ってたら、
タイトル忘れたけど「百済さんちの猫、フンになりたかった歌音」が
泣きながら食べる顔と似てる、と思ったんですが…。
ちょっと違う?
なりすは「なりすまし」からじゃないの?
え、え、憧れの君に成りすますからってこと!?
なんかそれって凄いですね…
つーことは、あのじいさんの青春時代は古代なのか・・・
313 :
花と名無しさん:03/02/04 10:49 ID:edbkFRP4
>>305 橋本治氏の評は読んだことないけど、
わたしはあの主人公の、身勝手な孤独感とトラウマと自立できない弱さを
「しっかりしなさい!」じゃなくて
すべて受け止めてその世界の中に無条件で埋没する夫の姿に
なんかSF見てるみたいな感動を覚えたよ。
「しっかりしなさい!」がフツーの漫画だよね。
何が正しくて何がいけないか、人間どう生きるべきか
最初からそこをはずして始まってるのが大島漫画だと思う。
引きこもり主婦が妖精になる。すごいじゃん、これ。
>313
そんな感じそんな感じ
315 :
305:03/02/04 12:09 ID:???
>313 レスどうも。
あの主人公、若年性の病でしたが「病身になる」と
いうのが大島先生のマンガには多いですね。
ダリアの帯は、老いと病が最後には同じ境地に達してしまう、
そんな存在である生命体「人」を描いたのだと思います。
大島作品に繰り返し出てくる純粋な人間たちって
衣良しかり黄菜しかりつるばらのたよ子しかり、
みんなその純粋さ故に身勝手だし、暴力的なまでにハタ迷惑だよね。
だけど御茶屋兄妹やキイナの夫たちは彼らを守ろうとする。
彼らは常識も良識もあって純粋なだけでは生きていけないことをよく知っているけど
それでもやはり純粋なもの、ひたむきなものの美しさに感動して
せいいっぱい守ろうとしてる。
だけど守ることはできても自分がその純粋なものにはなれないんだよね。
そこに人間の運命のどうしようもない残酷さを覚える。
昔は衣良にむかつきながらも「それ(衣良のような人々)を肯定」するのが大島漫画だと思ってたけど
今はむしろ「それを守ろうとする人々を肯定」するのが大島漫画なんじゃないかと思うようになったよ。
どんなにイタイ事でも、ハッピーエンドに
昇華してきたのが少女漫画。
橋本さんが大島先生を「ハッピーエンドの女王」と
評したのはその点ですね。
318 :
花と名無しさん:03/02/04 21:05 ID:jvv8lxgR
「八月に生まれる子ども」みたいに
シリアスで書くと悲惨すぎて目も当てられないような話でも
なぜかハッピーエンドに思える。
「八月に生まれる子ども」のラストは
ハッピーエンドの極北、って気がする。
319 :
花と名無しさん:03/02/04 22:59 ID:pjrdPsDk
「八月に〜」で、1日一歩、三日で三歩の本当の意味がわかったよ。
320 :
花と名無しさん:03/02/04 23:22 ID:VX9zD5rH
「綿国」がダイスキなオサーンなんですがキモイですか?
>320
んなことが気になるの?
・・・・・どーしてだろう。
なんて改めて考えると、ちょっとだけね。
単なるふつーのファンなら全然キモくなんかないんですけどね。
>320
綿国をリアルタイムで読んだ方ですね。
どんな点が良かったのでしょうか?。
>>322 猫耳+エプロンドレス+ゆるゆるのハイソックスで一発撃沈でした(笑)
「ミルクの手」のイラストとか最高だったなあ・・・
324 :
花と名無しさん:03/02/05 21:32 ID:jkHOx39f
>>323 ファンは引くかも試練
だがみうらじゅんがチビ猫ファンになった理由と同じ観点でワラタよ。
>>323 >猫耳+エプロンドレス+ゆるゆるのハイソックスで一発撃沈でした(笑)
ワロタ。俺は逆に、↑これらのせいで初めはとっつきにくかったけど、
我慢して頑張って読んだら面白かったんだけどな。
>316
なるほろ〜。 ふたつの視点があるのね
「ダリアの帯」
ふと思ったんですが、夫を大島さん、妻を
「大島さんが自分の中でずっと飼ってきた少女像」として
読むこともできるのでは?あるいは夫を自分、妻を
「時には心底逃げ出したくなるけれど、逃げられない、
生涯添い遂げるしかない大切なもの」として読んでみる
こともできるかと。
>316さんに激しく同意した上で自分なりに考えたこと。
おそらく多くの方がそう感じているように、
大島弓子作品の基底テーマは、許容、寛容、肯定ということだと感じます。
彼女の作品群は、その「許容、寛容、肯定」をいかに行うかという実験のヴァリエーションだと思います。
たとえば「ダリアの帯」にしても、この作品に登場する夫婦は物語の常として、すれ違う。
しかし、最後には、夫も妻も“それぞれのやりかた”、現実に引き合わせて考えればかなり異常なやりかたで、お互いを許容しあいます。
こんな“やりかた”があふれているのも大島作品ならではでしょう。
しかし、読者自らがそれぞれの困難な事態に出会ったとき、“自分なりに”どうするかという、
決して具体的・マニュアル的なカタチではないけれど、
それこそ大島弓子的なスタイルでヒントや刺激を与えてくれるんじゃないでしょうか。
肯定の仕方というのは、あらかじめ決まってもいないし、用意されてもいない。
だから、自分でそれを考えなければならない。
どうすればもっと生きることを肯定できるのかということを問いかけ、
肯定をいかに表現すべきか、その実験が大島弓子の作品群だと思います。
>>324 >だがみうらじゅんがチビ猫ファンになった理由と同じ観点でワラタよ。
…みうらじゅんがチビ猫ファンなの?
知らなかった。
…どんな理由なんだろーか。キニナル
330 :
花と名無しさん:03/02/08 16:12 ID:lHqVtzny
ちと上のほうで「昔あったナリス化粧品」の話が出てますが、まだありますよ。
最近じゃ銀座でセルフエステも展開中よ。
331 :
花と名無しさん:03/02/08 16:55 ID:kMvYqS/P
「アリス症候群」からきてるのかと思いました
私もアリスにかけてるのかと思ってたよ。
でもアリス症候群ってなに?
ピーターパン(トムソーヤだっけ)症候群みたいなもの?
ぅぅぅ、分かったような分からんような…(泣笑)
20年程前のLaLaの付録で、ちび猫のバレンタインカードをいまだに持っております。
なんか捨てられないんだよね。
338 :
花と名無しさん:03/02/09 11:54 ID:QNx6IHl9
>337
あ、漏れも持ってる。チビ猫レターパッドも持っている。
年賀状セットも何年分か持っている。
ついでに夜店で買ったチビ猫お面もあるぞ。
チビ猫レターセットもってる
Lalaで連載してたころ
当時の自分にはかなりいたい出費でしたが
買って(゚∀゚)ヨカタ!!
340 :
花と名無しさん:03/02/09 12:49 ID:H9AbnC3a
「大島弓子名作集」を買った。昭和53年の発行なんだけど
最後にある100の質問ってのがくだらなくって貴重
そういえば一昨年ぐらいに屋台でチビ猫のお面見つけますた。ビクーーーリ
どこから出てくるんだろう・・・
・・・買っとけば良かった
342 :
いらいら:03/02/09 16:20 ID:w2LHpP3+
ちび猫レターセット欲しい!
いいなぁ・・
お面はいらんな..
大島さんの新住所はやはり鎌倉ですかね。
最近みんな湘南に流れていく・・松本大洋もだし。
343 :
花と名無しさん:03/02/09 17:05 ID:Nf2Z5xfC
ななんで鎌倉?
チキジョージじゃないの??
違うよぉ。
チキジョージ圏内と思われます。
なんで鎌倉?
346 :
いらいら:03/02/09 21:51 ID:i5BUsHOd
だって猫の多い町らしいよ。
吉祥寺ではないんじゃないかなぁ、もぅ。
鎌倉は直感。
今みんな湘南住んでるじゃん。
松本大洋とか。
空気いいとこで早く良くなってほしいな
……
・・・・・・・
・・・・・・・・・・
私もレターセット持ってまーす。
いつ使えばいいんだろう?
(笑)
>344
に引きづられてヤフオクみてたら、、大島先生の愛称はユーミンだったのかあ・・
それにしても詩画集ほしいなー
352 :
351:03/02/10 01:48 ID:???
うわ カラーきれい・・!! おおお・・・
私はララの全プレだった
チビ猫財布をいまだに使ってる。
ソーイングセット入れに重宝してるのよ。
しかし最近の全プレの豪華さとくらべると
隔世の感があります。
354 :
花と名無しさん:03/02/10 09:25 ID:urOun1Gj
>353
あ、財布も持ってる。
楽器のピック入れにしているよ。
でも宝物はサイン会の時の生写真だな。
355 :
花と名無しさん:03/02/10 16:24 ID:8d9BUvIH
鎌倉に住んでるのは竹宮恵子では
>>316 >昔は衣良にむかつきながらも「それ(衣良のような人々)を肯定」するのが大島漫画だと思ってたけど
>今はむしろ「それを守ろうとする人々を肯定」するのが大島漫画なんじゃないかと思うようになったよ
御意
文庫「なずなよなずな」のあとがきまんがだったかな?
今までのマンションから程近い場所に引っ越した、
とあったと思います。
Nさん通いだし、新居からヨタカの○ブリ美術館に行ったとゆーし、
主治医はK林大学病院みたいだし、
まだまだあの辺のにほい。
ネタにマジレス・・・
チキジョージ好きなので、いいけど。
花とゆめコミックス綿の国星の最後のページによくある
頭に缶を乗せてバトンを持ったチビ猫の姿…あれはなんなんだ?
俺は何か見逃したか買い逃がしたのか?綿の国星は7巻までだよね?
気になる…そして…カワイイ…
>351
詩画集、ネットの古本屋さんでよく扱ってますよ。
ものすごい値上がりしてるけど…。欲しいけど手が出ない。
361 :
花と名無しさん:03/02/12 00:52 ID:F4TNclJG
ウチのご近所さんである。
間違いなくチキジョージでつ。
猫はほどほどに多いよ。
チキジョージ在住うらやましい
ゾヌ導入後初パピコ
364 :
花と名無しさん:03/02/12 08:11 ID:HaR8Rgtd
>359
あれは次号の予告カットじゃないかな〜
復刊ドットコムの「未収録作品集」が交渉開始票数までわずかですね。
先生自身が故あって選集からはずした作品主体になるけど、
この際ラブコールのつもりで入れてみた。。
いつか読めるといいなあ。
少々自分語り。
うちのわんこが昨日、死んだ。
入院して危ない、と言われてるあいだ、家でサバシリーズやらグーグーやら
山羊の羊の駱駝のやらをひたすら読んで時々ぼろぼろ泣いた。
最後は一番可愛がっていた母親の声を聞いて死んだから、幸せだったと思う。
サバは猫だから最期を見られたくなかったかもしれないけど、うちのは犬だから。
今日はお葬式。なんかよくわかんないけど大島さんにお礼言いたかったんでここに。
犬猫板に戻ります。
泣けよ。。。一番いい供養だと思うよ。。。
368 :
花と名無しさん:03/02/14 01:27 ID:cp4n4Ayt
大島ファンの、ペット飼い率高そうだね。
わたしは、ヨークシャーテリア飼ってる。猫みたいな仕草の犬種です。
369 :
368:03/02/14 01:31 ID:???
368、途中で書き込んでしまいました。すまん。
366さんは全然知らない人なのに
なんか勝手に気持ちが解った気になってしまうわ…
っていうのをカキコしたかったんだが慌てて変なことに。
入院していた時、隣のベッドだった方が亡くなられました。
大島さんと同じ病気であり(私は子宮)、ステージも同じ。タイプも同じだったのか、
痛みを一ヶ月以上鎮痛剤で抑えつつ、腹水がたまって仕方なく病院に行かれたようです。
発病から3年、手術を拒んでおられたので早く逝ってしまわれたのでしょうか?
健康食品などに頼っておられたようですが…。
医者の言うことは絶対ではないかもしれないですが、抗癌剤を絶対やらないといったり、
医学は信用できないので健康食品のみで治す、という人も思いのほか多いです。
大島さんがそんなわからないことを言う人でなくて良かった。
大島さんのおかげで勇気付けられます。
371 :
花と名無しさん:03/02/16 23:33 ID:7z/EkgaR
>366
私も飼い猫を見送ったことがあります。
お気持ち察します。
ゆっくり元気をだしてください。
372 :
花と名無しさん:03/02/19 00:19 ID:GzcoDysf
あげまーす。
本の旅人では今どういう状況なの?
猫話があまり出てこないって聞いたけど。
373 :
花と名無しさん:03/02/19 02:30 ID:qEkEWiN1
>372
ちょうど引っ越し中。
お家の前がごみ置き場で落ち込んでたけど
うるさいごみおばさんになることにして
復活したんだよね。えらいです!!
ごみ置き場になる事を教えてくれなかった
不動産屋が私は今も憎い。
今度自分が引っ越すマンション、ベランダの直下がゴミステーション。。
喜んでみたりして(´Д`*)
376 :
花と名無しさん:03/02/19 21:48 ID:aKovUFNu
大島さんまだ一年くらいはつづけて描いてくれるかなー
なかなか手に入らないから定期購読しようかなと思ってるけど…
単行本になるくらいには前の忘れて新鮮に読めそうだし。
>>375 あの・・ごきぶりや虫・・・・
夏は大変だし・・・匂いは上に上がるし・・・
近所のマンションの1階の部屋はずっと空家状態です。
真横(押し入れの横にあたる。窓から見える)がゴミ置き場で、
建物と直結で。
378 :
花と名無しさん:03/02/21 21:47 ID:SscSAREA
本の旅人読んでて思うんですけど、大島さんが買った家の前が
ゴミステーションだということを知らせなかったというのも、
生命保険の加入が必要ということを事前に説明せずに
(あらゆる事情があることを想定せずに)
ローンを熱心に勧めたりしたのも、
不動産屋の方に落ち度があるということにはならないんでしょうか??
病気で生命保険に入れないと分かった途端、
仕事場のマンションが売れなかったら改築費を払って解約か、
高利ローンへの変更をしなきゃいけないなんて
ちょっとおかしい気がするんですけど…。
家買ったことないからよくわからないけど、
不動産業ってそんなもんなのか!?
でも私だったら絶対にその不動産屋に文句言いそう……
(関西人の血!?(w)
>378
不動産業界の人間は堅気の世界とは違うものがあります。
私は仕事柄、いろんな業種の人間に関わりますが、
マナーの悪さや仕事上でのいい加減さ、金銭的なだらしがなさは独特です。
不動産の人間を相手にするには、控えめな態度ではだめでしょうね。
個人的にはパチンコ業界、消費者金融と同じレヴェルの人種だと思ってます。
スレ違いで失礼。
380 :
花と名無しさん:03/02/22 18:24 ID:uIhvitZq
そんな大変なことになってるんですか!?
大島さんにそんな人たちと渡り合えるとは思えない…
心配になってきました!
>380
いや、仕事場は無事に売れて引っ越し完了なのだ。
良かった・・・。
一回出戻った「たん吉」のその後が気になります・・・
384 :
花と名無しさん:03/02/23 22:05 ID:91e6RFKp
>>383 たん吉とは?
タマちゃんの後にまた増えたのですか?
私も本の旅人購読しようかなあ。
買っても大島さんの印税にならないと言うのが何とも…
385 :
花と名無しさん:03/02/24 02:11 ID:f/g5yGII
「森のなかの1羽と3匹」って今も入手可能ですか?
>384
たん吉の件
単行本派のかたにはネタバレになっちゃうので
気になる人は読まないでね。
タマの後に、5匹の捨て猫を拾われた大島さんが
それぞれの引き取り手を捜すお話が続いてたのですが
「たん吉」は、引き取られる際にバイクの荷台にくくりつけられ
パニックになってしまい、落ち着かせるために大島さんが
一度自宅に連れ戻した・・・という顛末があったのです。
その後あらためて里親さんに引き取られた・・・と終わっていたのですが
うまく行ってるといいなぁ・・・とすごく気になってるです。
大島さんが里親さんの涙を見て大丈夫って確信したんですよね。
ちょっとでも不安があったらきっと手放さなかったと思います。
だから大丈夫!!と、私は信じてますよー。
>385
残念ながら絶版です。
大きな本屋さんで探せば在庫が残ってるかもしれませんが
多分中古で買うのと同じぐらいのコンディションでしょうね・・・
私はこの本、確か絶版になりたての頃に
吉祥寺詣でのついでにロンロンの本屋さんで見つけて買いました。懐かしい。
やっぱあるときに買わないとだねー・・・
今は金がない!今度・・・と思っていたら
「今度」はやってこなかったりする・・。
脳裏にはその姿が焼きついてるのになー
かなりスレ違いかもしれないが、
昨日、マイケルジャクソンのドキュメントを見てて
マイケルは大島弓子ワールドの登場人物のようだと思った。
391 :
花と名無しさん:03/02/25 21:03 ID:QPUVPjUd
390さんの発想面白いね。
なるほど、自分の世界での徹底したやさしさとピュアさを頑固に通して
常識の入る隙を与えない。
というところ、大島キャラの突き抜け方に通じるものがあるかもね。
そういうたぐいの人間に
「現世での生きる場所がない」
ということ、大島女史は誰より知っているのかもしれない。
392 :
384:03/02/26 01:45 ID:mFZKQNi5
>>386-387 5、…5匹!!
パワフルだ、大島さん…
相当に猫の多い地域に住んでらっしゃるのでしょうね。
大島さんに保護された捨て猫は幸せだ。
>>388 385も私です。
そうですか、絶版ですか…残念です。
文庫版で発売されてないかと思ってたんですけどね。
ちびねこ以外の絵本は持ってないので。
>392
井の頭公園は動物の捨て場になってるからねぇ・・・
サバ時代もまったく捨て猫の姿を眼にしなかった訳は
ないと思うのですが。
グーグーが来てから、大島さんの猫に対するスタンスが
変わってきていますよね。
>>385 ヤフオクでなら入手可能ですよ。
私はそれで手に入れました。
395 :
花と名無しさん:03/02/27 02:25 ID:4MAX5Q0O
でも大島さんの性格からいって
サバがいるからって捨て猫を無視できるとは思えないんだが…
漫画に描いていないだけで保護していた事があるのかも。
そのへんは御本人に聞いてみないとわかりませんがね。
グーグー2巻読んだ。
なんか完全に猫おばさんになっちゃってるなあ。
83pのクロのぴょーんにはワロタ
>395
グーグーに感化されたのかも?
サバは猫キス魔の頃もその後もコミュニケーション下手な猫のようだったし、
大島先生自身の「超非社交的」な性格と重ね合わせて
生活と他者を切り分ける一線を頑なに守りすぎてた印象も受ける。
今の軽快さはその反動かもなあ、とか思ったり。
398 :
花と名無しさん:03/02/28 16:30 ID:Utfs5pYB
サバは「哲学的猫」
グーグーは「ライトでフレンドリー」かな?
人間より猫との出会いで、ご自身の中のいろんなキャラクターに
先生もまた出会っているのかもしれませんね。
グーグーの2巻、内容は好きなんだけど、確かに後半
猫おばさんかな…。
それにしても長く入退院を繰り返しているのに、
看護婦やほかの患者についての接触とか描写が全くない
ことに驚きました。そういう感情、関心がすべて猫に
向かっているのかな。孤高の人ですね。
入院生活のすべてを書くわけではないでしょう。
401 :
花と名無しさん:03/02/28 18:17 ID:z12By2nW
大島さんが今住んでる所ってどこだろう…
別におしかけたいのではないですが
いままで電車で吉祥寺を通るだけでも「ああ…」と思い出していたので…
東京都かな。何区かな。
402 :
花と名無しさん:03/02/28 19:11 ID:nRf2ABew
今も武蔵野市なのでは?
西荻よりだと杉並区になるのでしょうか?
>>399 猫おばさん、いいと思うけどなあ…
野良猫を保護して、里親を探すって
猫飼いの理想の姿に思える。
私なんて愛護といっても口ばっかりだから。行動に移せるのはすごいよ。
大島さんだからって贔屓目で見てるんじゃなく、ね。
>>399 プライベートは基本的に描かない方です。
でも、人間嫌いな人ではないのでは?
人間が嫌いでは描けない作品を作る方ですから・・
サバの時は、サバのために他の猫との接触を
あえて断っているようなところがありませんでした?
他猫を家に絶対入れなかったわけだし。
捨て猫をみかけても、餌を与えたりはしても
家に連れ帰りはしなかったんじゃないかなぁ。(って、推測・・・)
そのへんのサバと時とグーグーの違いが面白いなぁと
私は思ってしまうのだけれど。
話は違うけど、「弱った捨て猫や迷い猫を保護救出」って
猫飼いの本能を激しくくすぐる萌えツボですよね・・・
>405
わかります。
なんか、サバのときは「貞操を守る」って感じがしました。
407 :
花と名無しさん:03/03/01 17:11 ID:Ye5sgqYb
サバを飼っていた時は猫への知識が少なくて
子猫見ても「なんとかなるだろ」と思ってたのかもね。
自宅周辺はサバのナワバリだったろうし
サバが子猫を近付けさせなかった可能性もある様な…
408 :
399:03/03/01 17:30 ID:???
>400
いえ、入院生活を書くっていう感じでなく…。
うまく言えないんだけど、長く入院していると
ほかの人の死とか生活とかがものすごく濃く
身近になってくるので、その辺が無いのが
ほんとにすっきりしたていたな、って。
しかし考えてみれば個室でしたもんね。
>>405 >話は違うけど、「弱った捨て猫や迷い猫を保護救出」って
>猫飼いの本能を激しくくすぐる萌えツボですよね・・・
話は違うけど、「弱った捨て子や家出美少女を保護救出」って
男の本能を激しくくすぐる萌えツボですよね・・・
>409
そうなんですか?
>410
光源氏も似たような事をしていた。
そしてそれは、遥かいにしえの時代より男の夢でありロマンである。
そのあたりの男性の気持ちは分からないなあ。
でも、大島先生は男性的なところもあるんだろうか・・・なんて
考えてしまった。
>>408 >400です。
そうですね、個室だと濃いつきあいはないのかも。
病院のシステムによっては食事は一緒にすることがあるけど、
確か病室内で食事されてましたもんね。
例え付き合いがあろうとも、他人の病気というプライバシーに
関わることなので、一切書かないことにされたのでは・・・とも考えたんです。
ご自分のことだけなら、淡々と描いていたそのリズムを保てますし。
大勢の人に名前を知られている立場というのもあって、
あまりお付き合いをするおつもりはなかったのでしょうね、きっと。
スレ違いにもなりそうだし、入院生活についての考察はこのあたりまでにしときましょうか。
>>409 > 話は違うけど、「弱った捨て子や家出美少女を保護救出」
「誕生」「いちご物語」「綿国」
「快速帆船」「クレイジー・ガーデン(保護救出ではないが)」
ほかにあったっけ?
自画像描いてもらったドクターがちょっと羨ましかったりw
>403
>猫おばさん、いいと思うけどなあ…
猫おばさんでもいいんだけどさ。
読者としてはそのー、
猫の面倒見るのもいいけど、もっと漫画描いてー!って思う。
私はグーグーをかなり面白く読んでるから
ストーリー漫画に対するフラストレーションみたいなものは希薄だけど、
今大島弓子が新しい作品を描いたらどんなものになるかはすごく興味ある。
どこで発表するのがふさわしいんだか見当もつかないけど・・・
416 :
花と名無しさん:03/03/03 05:53 ID:yqK2ryd0
病気もされたから、長編は無理そうだよね…
手術して5年の間は、仕事を最小限に控えてた。
無事5年が過ぎたから、もしかしてそのうち…
と期待してみる。
でも、私はグーグーも大好きですよ。
>>413 「全て緑になる日まで」
グーグー達ってどうも室内飼いにしたようにみえるなあ
サバはよく外に出していたみたいだけど。
よくは知らないが、最近外に猫ださない飼い方多いらしいし。
ゲキヤス缶詰→カリカリの移行と同じように、かえたのかな
419 :
花と名無しさん:03/03/03 13:09 ID:CcBjuk70
>418さん、いつかの猫特集のCREAのインタビューで 室内飼いにしたと
おっしゃってました。理由はご近所の鉢植えの葉をぐーぐーが食べてしまったから
だとか。猫エイズとか増えてますから 室内飼いにして良かったと思います。
猫飼い(特にそこそこ都会の)の間では室内飼いが主流ですね。
外に出すと、病気だとか交通事故だとかで死亡率はねあがるそうで。
ペット系の板を見に行くとそのへんの論争がいっぱいあります。
421 :
花と名無しさん:03/03/03 23:20 ID:Rlf+1ARd
ウン、都会では確かに室内外が主流になりつつありますね。
でも、生まれて一度も土を踏まない肉球…
とか考えると、なんか切ないものがある。
犬はお散歩できるけど、猫はリードつけてもまともに隣歩かないので危険だしね。
大島さんも、内心複雑なものかかえてるんじゃないかな。
外中両方行き来できたサバにさえ、
野生を奪い蹂躙している、と良心の呵責を覚えてらした方ですしね。
今日初めて雑草物語を読みますた。
いいっす。いいっす!!
個人的には、何となく「雨の音がきこえる」を思い出しました。
ハッピーエンドの余韻とか。
ポストカード、一生の宝にします。
>415
いっそ単行本書き下ろし!
とか言ってみるテスト。
でも、雑誌掲載みたいに〆切りがないと、ツライかな?
どうなすったの神様、を思い出しますな。
>424
オートマチックライターになりたいんですけど、ですな(笑)
>424
で、だらーんと(笑)。
ロングロングケーキの宇さんが側にいれば・・・。
あれを読む度に、作家とファンの関係って何?と考えてしまう。
┌――――――――┐
|.B1@ABCDE. |
|FGHIJKLM|
└――――――――┘
┌―――┬―――┐
| | |
| | |
| | |
age ∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
▲C ( ´∀`)< たまにはあげとくか。
▽ \ ) \______
sage |O |_|_____|
(__(_)
そろそろ新しい作品が読みたい。
イラストだけでもいいな。
イラスト集とか詩集でも出してくれないかな。
私見ですが、
入院中に研究対象の動物に対する
しょく罪が描かれてましたよね。
いっぱい猫を保護し始めたのは、
ごじぶんが命を助けられた……という、感謝とか、
うまくいえないですが、
生きている命への感謝と、なくなった命への
しょく罪……供養……
そういう方向の、でも、愛だと思います。
もともと大島さんの漫画は、猫を通して命とか
世界につながる視線があったと思うので……。
じぶんの命を大切にしてもらったぶん、
他の命(大島さんの場合は猫)を大切に慈しみたいのでは……
430 :
花と名無しさん:03/03/12 15:57 ID:SgsCoE3j
また戦争が始まろうとしています。
大島先生の心境やいかに。
抵抗できないで死んでいく命の変わりに
また前のように、猫たちを抱きしめているんでしょうか。
431 :
花と名無しさん:03/03/13 01:06 ID:w+Ld6WbP
>>430 そうですね・・
湾岸戦争の時の「サバが油まみれだー!」を思い出します・・
心を痛めてらっしゃるでしょうね・・
私は何となく、大島先生はかなり楽になったんじゃないかと思うなぁ。
自分を押し殺すような祈りの贖罪の姿勢から、我欲や偽善を否定せず
行動(猫ケアやゴミおばさん)で身近なものに奉仕することを通じて
自らも救おうとし始めたみたいな・・・
「ぢごくだったね」と言って実験動物たちを力尽くで開放するイメージをした
下りなんか、最初読んだときはエゴむき出しに見えて驚いたけど、
自分の偽善的衝動を受け容れることも一回り大きな勇気なのかもしれないと今は思う。
治療入院中に猫のことより先にラーメンのことが浮かんでき始めた、ってのも
大げさに言えば自愛の開放というか・・・
もっと拡大解釈してしまえば、猫たちを去勢させた同じ臓器を
自分も失うことで「生みの性」から解放されて、新しく生まない代わりに
目の前の既にある命を生かす生き方を堂々と選べるように
なったのかもしれないなぁとか。
まだ漠然としててうまく言えないけど。
433 :
花と名無しさん:03/03/14 08:52 ID:o1WbiaMF
>432
なんでそんなにムリヤリ整然とまとめようとすんの?
読んでて痛いし恥ずかしいし。
目立ちたがりで頭が悪いどこかの精神科医みたいだね。
435 :
花と名無しさん:03/03/14 09:26 ID:o1WbiaMF
>434
何が?
436 :
盲目的読者:03/03/14 11:44 ID:40J4iTcL
大島先生をーーおばさんとよぶなーーーーー!
437 :
花と名無しさん:03/03/14 11:51 ID:jXKvErQR
最近気付いたんですが、
2chで、「痛い」「きもい」と発言される言動が、実は日常生活では
よく出会う、ごくありふれている発言や行動だったりする、ということ。
ただ、「主人公視点でいる時」の私たちは、それを発したり行ったりしている
人物(当然、自分自身も含みます)に、さほど真剣に注目していないから、
あっさりと流してそれぞれの雑事に取り組んでいられるのだ、ということ。
(その相手がとても好きなひとだったり、或いは逆にとても憎いひとだったり
しないと、他人のすることを重箱の隅をつつくように観察する、というのは、
なかなかに難しいことだったりします。)
2chのスレの場合、すでに共通の土台(同じものが好きだったり、関心が
あったりする相手である)があるという錯覚?がある上、何かあっても匿名
だから責任追及はされまい、という安心感が後押しして、実生活とは違って
対人関係の距離感が麻痺してしまう、ってことはあるかも知れませんね。
438 :
花と名無しさん:03/03/14 12:04 ID:jXKvErQR
大島先生の作品に出て来る登場人物は皆、一見突飛で個性的な部分がある
キャラクターのように見えますが、
実は「彼ら」は、私たちが毎日、何の気なしにすれ違う、隣家の主婦や駅の売店
のおばさんや、学校の同級生や会社の同僚、スーパーや本屋さんにいる
「ごく普通のひとびとの中に、当たり前に存在している」のだ、ということを、
本当はみな知っていて、でも、それは「あまり考えないようにして」いる。
だって、みんな自分のことで精一杯だから。
だからこそ、大島先生の作品には「はっとさせられる」のではないでしょうか。
そこに「ないことにしようとしてきた」誰かや、自分自身を垣間見てしまって。
頭の中にある悩み事は目には見えないけれど、毎日意識もせずに呼吸している
空気のように、確かにそれはそこにある、のですものね。
誰も気付いてくれず、気付いても多分無視されてしまう、そんなこころの
ほころびを抱えてぼんやりしていると、「あ、ほつれてるよ。縫う?」と、
お裁縫道具を差し出してくれる、友達。(繕ってあげるね、とは言わない)
不器用に繕い始める私の隣で、彼女は机に頬杖をついて、機嫌よく外の景色を
眺めている・・・ようで、実は一緒に帰ろうと待っていてくれる・・・
なんとなく、そういう光景を思い浮かべてしまうような、大島先生の作品が、
私は好きです。
439 :
花と名無しさん:03/03/14 12:19 ID:o1WbiaMF
>434
なにが大人げないのか早く説明してよ。
・432の文章がなぜ痛いか敷延して書かなかったから?
・感覚だけで決めつけてるように見えたから?
だったらきちんとお前にもわかるように書いてあげるからさ、
その前に433のレスのどこがどのように大人げないのか説明してね。
まさか書き込みへの否定的な感想を書くのが大人げないなんて言わないよね。
早く説明してお前のその一行レスが大人げなくないことを証明してよ。
440 :
世直し:03/03/14 12:22 ID:5HkiZFZW
<血液型A型の一般的な特徴>(見せかけのもっともらしさ(偽善)に騙されるな!!)
●とにかく神経質で気が小さい、了見が狭い(臆病、二言目には「世間」(「世間」と言っても、一部のA型を中心とした一部の人間の動向に過ぎない))
●他人に異常に干渉して自分たちのシキタリを押し付け、それから少しでも外れる奴に対しては好戦的でファイト満々な態度をとり、かなりキモイ(自己中心、硬直的でデリカシーがない)
●妙に気位が高く、自分が馬鹿にされるとカッと怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようとする(ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際にはたいてい、内面的・実質的に負けていることが多い)
●権力、強者には平身低頭だが、弱者に対しては八つ当たり等していじめる(強い者にはへつらい、弱い者に対してはいじめる)
●あら探しだけは名人級でウザく、とにかく否定的(例え10の長所があっても褒めることをせず、たった1つの短所を見つけては貶す)
●基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているため性格が鬱陶しい(根暗)
●何でも「右へ習え」で、単独では何もできない(群れでしか行動できないヘタレ)
●少数派の異質・異文化を理解しようとせず、あるいは理解を示さず、排斥する(差別主義者、狭量、視野が狭い、多数派=正しい と信じて疑わない)
●集団によるいじめのリーダーとなり皆を先導する(陰湿かつ陰険で狡猾)
●他人の悪口・陰口を好むと同時に、自分は他人からどう見られているか、人の目を異常に気にする(自分がそうだから容易に他人を信用できない、ポーズだけで中身を伴っていないことが多い、世間体命)
●たとえ友達が多い奴でも、いずれも浅い付き合いでしかなく、心の友達はいない(心の感度が低く・包容力がなく・冷酷だから)
●頭が硬く融通が利かないためストレスを溜め込みやすく、また短気で、地雷持ちが多い(不合理な馬鹿)
●たとえ後で自分の誤りに気づいても、素直に謝れず強引に筋を通し、こじつけの言い訳ばかりする(もう腹を切るしかない!)
●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考えのやつが多い(例:「俺のほうが男前やのに、なんでや!(あの野郎の足を引っ張ってやる!!)」)
442 :
花と名無しさん:03/03/14 12:39 ID:o1WbiaMF
>441
あんたが434じゃないなら余計なお世話だね。
434だとしたら432の言葉遣いのどこが大人げないのか説明してよ。
そしたら433の痛さについて詳しく説明してやるって言ってんだからさ。
トリップつけるかID出してね。
444 :
花と名無しさん:03/03/14 12:41 ID:RF+gjE2X
456 :名無し迷彩 :03/03/14 10:13
ライフル弾は初速が音速を超えることで衝撃波が発生し、サプレッサで銃口からの
破裂音がある程度緩和されてもその衝撃波は消せないから(弾丸と一緒に衝撃波の
発生源は移動するからな)ライフルじゃ大して消音効果が無いって事なのだよ。
初速が亜音速までの拳銃弾なら、発砲音のほとんどを吸収してくれるのもある。
MP5のSDシリーズなんかボルトの動作音くらいしか聞こえねぇという話だ。
夜間の作戦が多い特殊部隊とかでは発砲音の抑制よりもマズルフラッシュを隠す
効果のほうが重要視されてるのだよ。
458 :名無し迷彩 :03/03/14 10:53
>MP5のSDシリーズなんかボルトの動作音くらいしか聞こえねぇという話だ。
あれはスピーカーが高音域を再現できないからボルトの音しか聞こえないだけだヴォケ
もしかして落とした動画だけで判断してるだけじゃないだろうな厨房?
http://www.geocities.co.jp/Outdoors-Marine/4547/
445 :
花と名無しさん:03/03/14 12:42 ID:o1WbiaMF
レス番間違えたから訂正。
434だとしたら433の言葉遣いのどこが大人げないのか説明してよ。
そしたら432の痛さについて詳しく説明してやるって言ってんだからさ。
同感
447 :
花と名無しさん:03/03/14 12:48 ID:o1WbiaMF
>443
お前441と同一人物なの?
トリップつけるかID出せって書いてるじゃん。
どうせろくに説明できないんだろうから以後放置してあげるけどさ。
大島ファンにもこんな人がいるんだな…
ていうかもう春か…
449 :
花と名無しさん:03/03/14 13:09 ID:o1WbiaMF
>448
そうだね、春だね。
お前みたいに捨てぜりふしか言えない
可哀想な頭脳の持ち主が書き込みしてるのを見てつくづく感じるよ。
ちよたん?
こんどはここなの?
痛さを漂わせる人物というのは人の言動にいちいち絡みつつ自説をさも正当化し
あまつさえその優越感(自己満足にも満たない矮小なプライド)を2chごときで
披露するヤシの事ですね。
そういう人は他人を貶める粘着脳しか持たない哀れな人種だと思うな。
>>450 ちよタンはもっと低級だと(w
わーい!ちよタンだー!
アゲときまーーーーーす!ウフ
453 :
花と名無しさん:03/03/14 15:54 ID:2CHTYjjY
大島先生が悲しんでおられます。
また大御所スレにこんな大人気ない言い争いが。
大島ファンならリア厨じゃ無いでしょうに。
最近多いな。山岸スレじゃあるまいし。
>>438 同感です。
とても解り易い表現ですね。
456 :
455:03/03/14 20:08 ID:???
人生の中でも大変な思いをした時期のはず。
そんな中での事を、一部始終をひとつひとつあげて突き詰めて分析するのは、
大島さんならしないでしょうね。
そんな優しさが、あの方の作品の良さかと。
ここは2ちゃんだし、分析もなにも自由なんですけどね。
突き詰めていくのではなく、どこか余白も必要かと。
>448
ここに書いてるからってファンとは限らないよ、と一応。
>454
リア厨じゃないとも限らないし。
まあ普通のリア厨のほうがよっぽどマシだろーけど。
なにはともあれ、戦争はイヤだな……。
猫も犬もネズミも雀も鳩も、殺されても何も言わないんだよな……言えないし。
チクチョウ……
>457
唯一、言葉を喋れるのが人間という種。
言葉の使い方を、是非考慮して下さい。
大島先生はそれを絵付で作りました故に。
見ず知らずの方を普通お前とは言いません。
しかし言葉遣いが良ければいいのか?
それは慇懃無礼ってもんだ。とフト思った。
あと、我々は漫画でしか大島さんを知らないんであって、大島さんじしんを
批評のまとにする権利はあんまりないと思った。
(私生活を公表するってそういうことなんだよ、という考え方もあるとはいえ)
でも432が、動物を助けるイメージの部分について、エゴ剥き出しと感じた、と
いうのは新鮮だった。そういう見方もあるのか、みたいな。
エゴかどうかわからないけど、そういう犠牲の元に作り出された
クスリや治療法によって命を助けられたのだから
研究室や実験室を破壊して動物たちを助け出す、という想像に
私も一抹の抵抗は感じたくちです。
でもね、実際に破壊したんじゃないし。
矛盾をはらみながら、それでも
「人間のためだけに苦しみつづけて死んだ動物達を
助けられるものなら助け出してやりたい」と思うのは、
思うだけなら、それでもいいんじゃないかと思った。
重箱の隅突付きですみませんが。
>それは慇懃無礼ってもんだ
慇懃無礼とは、言葉が丁寧な状態で相手を軽く見る事です。
大島作品を語るスレであるここでは、それは無いでしょう。
なぜなら、大島さんの作品は読者が不快のまま終わらせている諸々の状況を、
図解+ネーム(言葉の表現方法の一種)で、わずかなページ数で思い出させてくれるのですから。
読者を軽く見てるとは思えませんし、読者も軽く読んでるとは思えません。
それが前提のスレなので、慇懃無礼には終わりません。
えっと、このスレに書き込んだ人が「お前」という言葉を
使ったことからそういう流れになったのでは?
でもいまひとつ、この流れが理解できない。
何となく
>>460同意にはするんだが、その言いたいことは、
慇懃無礼な捉え方や読み方をされかねない、っていう意味なのだろうか。
>>462の書いたことは「大島読者だから信用する」、そういう意味?
ごめんね、理解力なくてよく分かんない。
>>460がスレの雰囲気を軌道修正しようとしてるように思えたので、
それが無駄になるのは勿体なく、お節介だが書いてみた。
かえって雰囲気を悪くしたらどうしよう(汗
464 :
462:03/03/16 21:09 ID:???
>463
判りにくくてすみません。大島読者は、言葉の使い方に敏感だとの
前提でカキコしました。
だから「慇懃無礼」には、なりにくいのではと。
465 :
花と名無しさん:03/03/17 10:30 ID:nPfaMU5E
大島読者(少なくともここにカキコする人)は純粋無垢でなければならないのですか?
だから「夢見る夢子さん」だと…。
467 :
花と名無しさん:03/03/17 15:30 ID:nsMi/Xv2
純粋無垢なヒトが今まで一人でもここに出てきましたかね?
いない人間の話してもな…
>純粋無垢でなければならない
「純粋」とか「無垢」とか「ならない」の決め付け言葉では、
ここのスレ読者の質は表しがたいかと。
ペットに×「エサ」→○「ご飯」をあげるの表現に納得する方々です。
言葉に丁寧で、動物好きな方々であるだけでしょう。
>>468 スレ読者の質って……
「エサ」と書いたり、動物好きじゃない人はこのスレにふさわしくないってこと?
>>469 短編連載の大島漫画「グーグーだって猫である」に
×「エサ」→○「ご飯」の話があるのです。
ご存知なければ、ご一読を。
>>470 知ってますよ。
469の答えになってないと思いますけど?
>>471 ふさわしいとかふさわしくないとかが、問題じゃないから。
そんな極端な問いは、荒れる原因になるのでスルーしただけです。
あの話をご存知なら、どんな感想をお持ちでしょうか?。
???
474 :
472:03/03/17 23:12 ID:???
仕切るようで恐縮ですが・・・
皆様、このスレの流れは「大人気ない」の一言から始まりました。
大人気=おとなとしての「落ち着き」や「分別」を大島作品の
何に感じるか、自問自答してみてはいかがでしょうか。
自分は、四季の移り変わりを事丁寧に描けるところに一票。
……。
…春だな…
ただの電波な予感も
477 :
474:03/03/18 02:04 ID:???
>ただの電波な予感も
自分がでしょうか?。だったらすみません。
>>468 >ペットに×「エサ」→○「ご飯」をあげるの表現に納得する方々です。
「ご飯」は別にいいけど、「あげる」って言葉は謙譲語なので
ペットに対して使うのはおかしいよ。
てか大島漫画って曖昧な表現が多いし、
大島読者が言葉の使い方に敏感だとは思わない。
まあ、「ご飯をあげる」っていう人もいるんじゃないかと。
それ以前に468の一連のレスは、
少なくとも私から見れば日本語としておかしなところが多い。
大人っぽく書くとそうなるのかな。
日本語だけじゃくて、見方が偏りすぎだよ。
他人には決めつけを諫めておきながら、
自分が決めつけをしてることに自覚がない。
まあ、そんな人でも書きこみできるのが大島スレ、
というより2ちゃんねるってことでいいんじゃないの?
>>478 ごめん、不勉強で申し訳ないんだけれども、
>「あげる」って言葉は謙譲語なのでペットに対して使うのはおかしいよ。
じゃぁ、どういえばいいの?
実家で犬猫飼ってるけど、いつも「ご飯あげた?」「カリカリあげて!」の連発だったよ。
>481
「エサをやる」だけどさー、いい加減スレ違いだっつの。
483 :
468:03/03/18 12:44 ID:???
>他人には決めつけを諫めておきながら、
>自分が決めつけをしてることに自覚がない。
了解しました。
ただ、私もいいかげんマターリした雰囲気に戻りたいだけなんですよ。
だって、ここは大島弓子のスレなんだから。
マターリしましょう!
質問厨のふりをして、そのスレを荒らすタイプにつける薬は…。
放置でいいんですか?
いいと思います。皆さん律儀に構いすぎだと思うのです。
放置決定ですね。
熱くならないよう、心の中に雪降らしてきますわ。
井の頭公園の梅林は今が見ごろです。
大島先生もう見たかな…
>488
そうですか。
私も見に行こうかな。
桜が土佐で開花しました。
「触っても触っても遠い感じ」の表現はいい。
「あまくやさしい、お菓子の香りの木」
桜の季節になると、井の頭公園を散歩しつつ探すのですが
まだみつからないなあ…
桜とのかんけいだよ!!
493 :
さば:03/03/19 19:55 ID:???
しらない
494 :
花と名無しさん:03/03/20 08:54 ID:dtKwN4QX
>491
なんていう名前かわすれちゃったけど
桜餅の葉の原料になる種類の桜の木が植わってるんですよね。
昔、井の頭公園の植物マップみたいなので見ました。
へ〜そりゃいいこと聴いたな。
気晴らしに見に行ってみます。
491じゃないけどありがとん。
「井の頭公園散策コース」をぐぐると、
散歩した気分になれます。
地方なので、ここに行ける方がうらやましい・・・。
さくら餅に使うのは、オオシマザクラの葉っぱです。
498 :
花と名無しさん:03/03/20 21:41 ID:Vku3VCjT
シャレかと思ったら、ほんとなんですね!>オオシマザクラ
調べてみてビックリ。
また戦争が始まってしまった……。
大島さんは湾岸戦争の時みたいに、今度はグーグーを抱きしめるのだろうか。
500 :
花と名無しさん:03/03/20 23:07 ID:5j7kUFxJ
500
501 :
花と名無しさん:03/03/20 23:13 ID:2SFXnTCW
桜餅の木。そばを通ればすぐに分かりますよ。
本当にあたりに「桜餅のにおい」が降りそそいでいますから。
初めて見つけた時は「これがあの"あまくやさしいお菓子の
においの木"だ!!」と感激して、しばらく木の下で陶然と
してしまったものです。でも「オオシマザクラ」だなんて
本当にびっくり。
今、ニュース見てます。大島先生も見ているのだろうか。
一体どんな気持ちで・・・。
オオシマザクラを是非見てみたい。
大島先生にも新しい題材で新作をと願ってるのですが、
桜を題材にしたものを描いて下さらないかな。
桜餅の香りは、巻いてある塩漬けハッパの香りですから、
花の盛りの花の香りより、初夏の若葉の頃の方が桜餅の
香りがしますよ。
桜木の若葉の下に行くとかならず桜餅食べたいと言い出します。
504 :
花と名無しさん:03/03/22 17:27 ID:id/lbMkO
イラクのニュースは大島先生と一緒に励ましあいながらみたい…
>496
ではあなた、縁があったら
うちへどうぞ。
目の前だポ
>>505 何となく羨ましいぞな。。。
大島作品を読むと、知らないけどなつかすぃ町を散歩してるような
気分なんだよね。
507 :
496:03/03/22 22:38 ID:???
>505
お申し出、ありがとうございます。
今、事情があって旅行出来ませんので、
ご縁があった時によろしく(ペコ。
井の頭公園の桜が咲いたら、お知らせ下さい。
その方角に向いて、桜もち食べます・・・モグ
505>507
がってん
ツミトバツ ツミトバツ ツミトバツ!!
あのページの胸に「くる」感じはすごかったなあ。
510 :
花と名無しさん:03/03/26 08:18 ID:+sX++jvA
>>509 『ロジオン・ロマーヌイチ・ラスコーリニコフ』です
念のため(藁。
いや、イジワルのつもりはないが。本を探す人のために、と・・・。
511 :
花と名無しさん:03/03/26 09:37 ID:u1SWwD1b
>510
>ツミトバツ ツミトバツ ツミトバツ!!
は、サバの避妊手術のシーンだと思うのですが。
ですね。
513 :
510:03/03/26 21:43 ID:+sX++jvA
>>509 しまった! ごめん。ゴメン。五面。
と、いうわけで『綿の国星』の「ミルクパン・ミルククラウン」
(合ってる?)は、サバ以前なのか以後なのか。
自伝的なマンガ、
子どもの頃のこととかおばあさんのこととか、
デビュー前後とかそういうの書いてくれないかなあ。
マンガでなくてもいいけど、どちらかとやっぱりマンガがいい。
515 :
花と名無しさん:03/03/28 00:01 ID:tLEkhDhV
井の頭公園で象の花子さんの実物を見た時はこわかった。
>515
え、どうして?かわいいじゃない。
>514
私も。大叔母の話とかね。
そうとういいね。
いいだろう。
あとハリーポッターを漫画化する時は、大島さんでお願いしたい
(果てしなく無理だろうけど)
あー大島さんの描くハーマイオニ−が見たい。
・・・スレ汚しあしからず。
521 :
花と名無しさん:03/03/29 11:20 ID:Ljw7D7DV
>520
絶対イヤ!
あんな子供だましな話を大島さんが書くなんて耐えられない
>521
激しく同意
大島先生には、生きることも悪くないことだ、と思えるようなお話を
描いていただきたいです。
大島さんの雰囲気に合う映画って何があるだろう。
考えてみたけど思い浮かばないな。
524 :
花と名無しさん:03/03/30 01:09 ID:MRnp5G+8
ハリポタはやだ。
エンデの世界なんかどうだろう?
映画をまるまる漫画化するんじゃなくて
イラストギャラリーみたいにしてみては?>ハリポタ
大島さん画のハーマイオニ−、私も見てみたいです。
あと、昔の絵柄でヴィスコンティ映画のイラストとか
見たいなぁ。
526 :
花と名無しさん:03/03/30 08:21 ID:y4H17ifX
大島さんほどのストーリーテラーに、何故原作付を求めるのだろうか。
>526
同じことを考えてました。
ファンタジーだけではない世界をと。
でも、映画の原作を描いてくださるのなら、
なにがいいだろう。
原作つきを求めてるんじゃなく
この作品世界を大島さんならどんな風に表現するだろう?
という単純な興味だと思うんだけど。
「ラスコーリニコフ」みたいにさ。
530 :
花と名無しさん:03/03/30 10:58 ID:y4H17ifX
罪と罰ほどの大作ならいざ知らず、ハリポタごときでは大島さんには役不足。
つーか大島さんの視点、考え方だから作品として素晴らしいのだと思う。
それに大島さんはイラストレーターではなく漫画家なんだから。
531 :
花と名無しさん:03/03/30 13:07 ID:JRzMRwhv
基本的に、ストーリーテラーというより詩人、
詩人というより俳句な人だと。
そう、俳句や和歌ですね。韻の踏み方があるネームです。
なにかの詩を作品に描いてくれないかなぁ。
わたしは大島さんのイラストも好きー!
チェリッシュギャラリーも大島さんのだけ買った。
中高時代はひたすらカラー扉を模写して
遊んでたなぁ。
ああいうパステル調の彩色も当時は大島さんだけだった。
めるへんめーかーさんのカラーがパステルっぽくなった時
うわー大島さんっぽい!とマンガ友達と騒いだものです。
535 :
花と名無しさん:03/03/31 00:38 ID:0lhQEGpb
大島さんが一番好きな映画は「2001年宇宙の旅」だったと記憶してる。
あんまりファンタジーとか、少女少女した作品は意外とお嫌いなのではないか。
536 :
花と名無しさん:03/03/31 00:46 ID:Kg1yrt8E
ヴィスコンティ映画もお気に入りみたいですよね。
あとはヘルムート・バーガーの出てくる映画?
30代にはお好きだったらしいけど、最近はどうなのかな。
好みも年とともに変わるかもしれないし。
538 :
花と名無しさん:03/03/31 09:20 ID:Ys9LhZvu
まあ、現実にはないとして、「映画原作を大島マンガ化」の
想像って、楽しいよね。なんとなく絵がうかぶから。
テレビ見てないけど『アルジャーノンに花束を』とかどうかな。
もちろん、オリジナルエピソード入りで。
実は昔から『カラマーゾフの兄弟』を(罪と罰ばりに)マンガ化
して欲しいという夢があったんだけどなあ・・・・。
ヤな話だけど、昨日のニュースで「オオシマエミコさん」がころされ
たって耳で聞いて、一瞬血が凍ったよ〜。
539 :
花と名無しさん:03/03/31 10:19 ID:mWQX8wfe
>>538 私も一瞬固まりました。結構ご同輩は多いんじゃないかな。
>>538 私もそれ聞いた時思わず勘違いして「え!?嘘!?」と声をだしてしまったよ。
びっくりした。
541 :
花と名無しさん:03/03/31 20:29 ID:MBc66hij
>538 「アルジャーノン・・・」昔 大島さん描いてましたよ。
「この胸にもう一度」って題だったと思います。もう一度読みたい!
542 :
538:03/03/31 21:31 ID:Ys9LhZvu
ひええええっ(≧▽≦)はずかしい。
・・・だけど、感覚は間違ってなかったなって、チト嬉しい。
『この胸にもう一度』って、単行本は?
アルジャーノン、マジですか!知らなかった。
「密造アップルサイダー」ってどこかの単行本に入ってるでしょうか?
アップルサイダーは未収録です。
「禁じられた遊び」をコミック化してましたっけ?
歌謡曲をマンガにしたのはマーガレットで読んだ記憶が
おぼろげにあるなぁ・・・
545 :
花と名無しさん:03/03/31 23:11 ID:MBc66hij
>538=542
残念ながら単行本未収録です。週刊セブンティーンに掲載されました。
>544
「禁じられた遊び」も描かれました。映画はご覧にならずに描かれたとか。
歌謡曲「人形の家」ですね。
546 :
花と名無しさん:03/04/01 07:42 ID:etcLB7y9
『禁じられた遊び』は「サバシリーズ」の中にも影響を落としてま
すね。サバのノミを「取る」ではなく「虐殺する」シーン。あの視点
のジャンプこそが大島作品の本領発揮というか真骨頂ですよね。
ああ、読みたいな〜。未収録作品群。もちろんご本人が不満だから
収録されないんでしょうけど・・・ネットで見つからないかな〜。
読みた〜い!!!
おいらも、「おおしまえみこさん」聴き間違えた。
画面に出た漢字を見てやっと分った。
あまりに大声を出したので、家族が「しりあい??」
と心配していた。
禁じられた遊び、読んだことある。でも単行本だった気がするんだけど。
リアルタイムで読んでたのかなあ・・・。
サンコミックスの「野いばら荘園」に禁じられた遊びが入ってた気がする。
>545
ああ〜広田三枝子の「人形の家」ですね。
たしか歌謡曲シリーズみたいなのをマーガレットでやってて
同じシリーズで鈴原研一郎が
ヒデとロザンナの歌を漫画化したのも同じ頃読んだんですよ。
今更だけど大島さん、ほんとに古くから活躍してる人なんですねぇ。
550 :
花と名無しさん:03/04/03 13:26 ID:qO5L/I0m
す、鈴原研一郎・・・懐かしすぎ。
わかってしまう私も年がばれますな。
551 :
花と名無しさん:03/04/03 23:36 ID:NlV5UdgU
レモンの年頃(エイジ)ですな。
「ハロー天使さん」のコミックスを持っていました。>鈴原研一郎
>549−552
私と同世代ね・・・ウフフ
ただのミーハー的なファンじゃなく・・ひとりの人間として、ひとりの男性として
本当に心から愛しています。こんなこと言ったらおかしいって思われるかも
しれませんがたとえ相手が誰であろうと人を愛する気持ちは何ひとつ変わらないと思います。
555 :
花と名無しさん:03/04/07 01:15 ID:VwJ7DjOT
『あまのかぐやま』が好き!
どなたか、同意者、いらっしゃいません?
>555
わたしも好きだよ。
織子の「わたしも歌うたったことがある」だったっけ?
そんなセリフからはいる回想シーンとか、
思わず顔を見合わせて仲直りしちゃうところとか。
「金髪の野原」なんかもそうだけど、風景が目に浮かぶ言葉の使い方がなんともいえず。
あたしは吹子だな。あの、ナナメに構えてて、実は先生が好きだっ
ていうところが、なんともいじらしい。
558 :
花と名無しさん:03/04/07 23:38 ID:jLCw6448
たまちゃんが外出てたら「ばいば〜い」って、
何気にNさんむかつく!
私くらいかもしれないけど・・・
>>557 あの先生の名前、なんだっけ? 伝道師の息子・・・。
>559
禰宜(ねぎ)さん。
561 :
560:03/04/08 12:01 ID:???
今、本で確認。
根木永遠夫(ねぎ・とわお)さんでした。ゴメソ。
562 :
花と名無しさん:03/04/08 20:04 ID:JhgU7YTy
>555
ねぎさんの「そうです」は最高だったなぁ。
>562
うんうん、同感です。あれはすごかった。痛かった。
久々に「あまのかぐやま」を読んだら、吹子が「17歳のカルテ」の
アンジェリーナ・ジョリーに似てると思ってしまった。
それにしても不良の女の子は何でブラを落としたんだろう?
やっぱり吹子と同じでからかおうと思ったから?
「じゃああんたのは頭脳ブラかよ」(藁
567 :
556:03/04/10 00:08 ID:???
「金髪の草原」だった。間違いスマソ
コミックエッセイを読む限り、お若いころより
とんがってきてるというか、時に攻撃的にも見えるのは
お年のせいなんだろか。
サバシリーズのころは、森茉莉みたいなばあさんになるのかなあと
思ったけど
最近はむしろ笙野頼子に重なるような感じを受ける。
でも大島さんは大島さんなのであって、
大島さんの作品は私の痛み止めです。
「ダリアの帯」について、大島さんご本人のコメントってありませんでしょうか?
白泉社文庫のあとがきマンガ以外で、もしありましたら。
2ちゃん初心者でスマソ。
「綿の国星」で、おばあさんに飼われていたおす猫、いたと思うんですけど、その
なかで、「どちらも同じ、かがやくのはら(野原?)」というネームが」入った
シーンがあって、すごくよく覚えてるんです。
この意味がいまだによくわかんないんです。どなたか、ヒントとかあったら是非。
タマや。
あの世もこの世もということではないのでせうか?
「葡萄夜」ですね。
おばあさんに会いたいと願うタマヤ猫がみた、お別れのシーンでの
野原と、最後のチビ猫に向かってジャンプするシーンでの野原。
現世とあの世を対比させる事で、タマヤの成長というか決別を
表現したかったのかなぁと思いました。
577 :
花と名無しさん:03/04/11 00:19 ID:56cM52w9
「ダリアの帯」好きでした。
「バナナブレッド」の衣良と峠が結婚すると将来ああなる、
と書いたのは橋本治だっけ?
>>576 >タマヤの成長というか決別を表現したかったのかなぁと
同意。
(チビ猫の「ちょっとのぼりすぎかなぁ」と、ダイビングの暗黒のバックから)
おばあさんがいるあちらの野原に行ってしまいたい気持ちがよぎる。
でも眼下の野原(とチビ猫)を目にし、一瞬にして思いとどまる。
...と勝手に脳内変換しております(汗)。
「さよなら」の後もタマヤがおばあさんを追ってしまうのではないかと
ハラハラして読んでいたからでしょうか。
579 :
572:03/04/11 00:47 ID:???
>>577さん、レスサンクス。
>「バナナブレッド」の衣良と峠が結婚すると将来ああなる、
>と書いたのは橋本治だっけ?
そ、そうなんですか?うーん…ますますご本人のコメントがほしい(~_~;)
ちょっと腑に落ちない部分があって、大島さんのコメントがあったらヒントにできるかなと思いまして。
腑に落ちない部分って?
581 :
_:03/04/11 02:24 ID:???
「葡萄夜」ね…。
あの頃まだ文芸評論誌ぽかった「ぱふ」あたりで
『見通したものの愉悦にひたる大島弓子には
あえて触れまい』なんて書かれていた時期。
愉悦にひたるとかではなく、かといってもう
描きたいテーマは描きつくして、さまよっている
ように見えるなあ…とその頃の私は思った。
思い返すとやっぱり過渡期だったよね
>581
あの頃、大島さんが綿国新作を描くたびに
「もうやめろ」という声が多くなっていったような。
ぱふとかあのへん。
私もリアル当時、チビ猫も好きだけど他の新作品も読みたいと
飢餓感のようなものを感じていた。
だから大分たって「あすか」でつぎつぎと新作を発表し始めた時
すごいカタルシスだった。これを待ってたのよ〜みたいな。
あのころの「あすか」、山岸涼子さんもノッて描きまくってたよね。
>570
私は逆に痛みをかき立てられるような
忘れていた切ないつらさを掘り起こされるような感じに
なることが多いです。
でも痛みは痛みとして受け止める、というか・・・
うまく表現できないけど「痛み止め」という感じはないなぁ。
大島先生は、「世界」というもののベース色を「無色」から
「光の白」にしてくれました。たとえば「死」というものの色
が、それまでは「暗黒」だったのが「基本は白い光に満ちた」
ものにしてくれました。
コイツがスゴイのは「死」を憧れの対象にするものではないこ
とです。『四月怪談』にある通り、「世界は世界で光に満ちて
るんだけど、行きている方が<最高に素晴らしい>に決まって
いる」って感じさせるんです。それは、ほとんどの大島作品に
通底しています(・・・・個人的には「ねのくに」とか、ちょっ
とアブなかった時期の気がしますが)。ごめんなさい、うまく言えなくて。
584 :
花と名無しさん:03/04/11 11:51 ID:sDRBx+F5
>>582 >あの頃、大島さんが綿国新作を描くたびに
>「もうやめろ」という声が多くなっていったような。
>ぱふとかあのへん。
え〜、そうなんだ・・・。
もし良かったらこのへんのこと(世間の評価的な)もう少し詳しく
教えていただけませんか?
585 :
574:03/04/11 12:02 ID:???
>575 576 578 581
レス、ありがとうございました。大変納得が行きました。
あの世もこの世も同じかがやく野原なら、この世にいるのも悪くない、って、
ちびねこに出会ってタマヤは思ったんですね、きっと。
『野イバラ荘園』みっけ!
「禁じられた遊び」も収録されてました。
たぶん、このセリフはオリジナルですね、ラストの・・・
(人の墓所から十字架を盗んで葬式ごっこに興じていた
ミシェルとポーレットは離ればなれにされ、ポーレットは
施設に運ばれる途中迷子になり、その運命は戦火の中に消えた←586注)
「・・・・あれから20年・・・ポーレット・・・きみは生きているだ
ろうか、すてきな女性になっただろうか・・・。
そして感じているだろうか。本当の禁じられた遊びを、いまでもたえない
戦争を、おとなたちは、罪をもかえりみずやっていることを・・・・」
あ、悪事がばれた純子が戦争に責任転嫁している。
純子のご先祖様は戦争行かなかったの?
ヤフオクで大島さんがゲストしているという同人誌が出てたけど、
質問欄をみたら
「短大?漫研の子達がいきなり押しかけてゲスト原稿ください、
インタビューさせてください」という流れらしかった。
昔って…わりとムチャというか、ノンビリした時代だったんだな…。
当時はまだ、漫画を描く人たちの間の強い同志感覚みたいなものが
まかり通る雰囲気残ってたんですかね。
漫研の人ならトキワ荘や大泉サロンに憧れただろうし…
実際はすでに個人意識の強い作家が増えていた頃だと思うけど。
>584
私の記憶がたしかならば・・・
「シルクムーン〜」掲載時にはもう
シリーズ化するつもりならやめてほしいという意見が
ぱふ?に載ってたのを見た覚えが。
カーニバルナイト以降は、マニアと呼ばれるディープな大島ファンは
いつまでやるの?みたいな
冷たい反応だったと思う。そんな中で
「晴れたら金の鈴」の評価が高かったのを覚えています。
少し前かもだけど、萩尾さんの「ゴールデンライラック」が
連載中ずっと「ぱふ」のワースト漫画に選ばれてたりもしてました。
590にちょっと補足
ララ本誌ではチビ猫シリーズのアンケートは
良かったんじゃないかと思います。
雑誌の看板だったし、評判がよいからこそ
あれだけ長く続いたのだし。
古くからの大島マニアからは
「他のもんを描いてくれ」という声があったと言う事です。
このスレって、平均年齢高いっすよね?
『ねのくに』の評価はどうなんだろう。
私の中では、大島先生が一番アレした作品だと思うが・・・。
>592
古くから読んでらっしゃる方も多そうですね。
私は文庫での復刊で初めて大島作品を手に取った一人で、
そういう方も少なくないと思いますが。
「綿の国星」の最初の読みきり以外は蛇足だ、という批評を
一度ならず耳にしてずっと意外に思ってたけど、
大島先生がいつも時代の中で尖がっていたことを肌身で体験していた
リアルタイム読者の、割り切れなさに由来していたのかな。
時代感を全く抜きに読んだ私にしてみれば、その後のシリーズで培われた
大島先生一流の表現はとても多いような気がするし、読んでいて
素直に楽しめて好きなんですが。
「蛇足」のなかに、
「ぼっ、ぼく、ぼくは、ぼくはね」
「(火でもついたか、ああ一人称か、お、助詞もついた、間投助詞
もついたな)」
↑こんなスゴイセリフも入るのか〜?(笑
私は「シルク・ムーン・プチロード」をララで
読んで大ハマリしてその後以前の作品を小学館文庫
で買い集めた。でもどこぞのイラストレーターが
変な表紙絵描いててちょっと…って感じだったな。
「銀の実を食べた?」なんてまるで銀の実が少女の
裸身を指しているかのような誤解を招きそうな絵。
あれはどういう購買層を意識して作ってたんだろう。
>596
小学館や大島作品に限らず、あの時代の漫画文庫は変な表紙ばかりでしたね。
マンガ雑誌も単行本も読まない層を狙っていたのか、10代後半以上の人が電車
の中でも読みやすいように配慮して小説文庫風の表紙にしたのではと思いす。
前にも書いたんだけど、大島マニアな人たちの前で
「綿の国星」のシリーズが大好きだと言ったら
もまいは真の大島読者ではない!みたいな言い方されて
コケにされた経験があります。
最初の読みきり以外は蛇足、というのがマニアの共通認識なのかな?
わたしは彼らが賞賛する「ミモザ館」系の作品のほうが苦手だったりする。
いつの時代(年齢)にどの作品に触れたかにもよるのでしょうが。
真の大島読者ではない、と言われたら、そうかもしれません。
サバシリーズも大好きだし。
(猫ののろけ話はいい加減にやめろとマニアは叩いていた)
サバシリーズ、私も大好き。
ただの猫ののろけ話で終わっていないところが、
大島作品たる所以だし、魅力だと思うんだけどなぁ。
手塚賞の時「大島弓子はこういう作品(グーグー〜)で賞を獲るべきではない」って
評していた審査員がいたけど、そっちの意味なのかそうではないのか…
大島作品は全部等しく好きと言いたいような私でも同意だったけど。
一点にテーマが凝集するような読みきりを描ける作家が、
随想的な作品によって漠然と作家性を讃えられるのってはまらないと思うし。
俺は雑誌連載時にリアルタイムで読んだ訳じゃないので、綿の国星連載時の
風評なんかは知らない。すべて単行本されたもので読んだ。あすかコミックスにも
好きな作品が多いが綿の国星もすてがたい。マニアが何を言おうが関係ないね。
人の批評なんて気にならない。自分が読んでどう思うかが大事だ。
>>598 そういう価値や批評屋さんや世間から
価値が認められないにものを見つめるのが
大島弓子世界の様な気がする。
「これがわからなければ真の●●じゃない」
と言っちゃう人の方が大島作品を理解してないのでは?
な〜んてヒネクレ者の私は考えますわ。
私はサバも綿国も大好きです。
他の人にとって蛇足ならそれは仕方ないけど、やっぱりちょっと寂しいなあ。
ミルクを飲んで「また明日ね」と言って眠りましょう。
>>588 もしその同人誌の出品ページがまだ生きてたらアドレスを教えてもらえませんか?
今現在出品中のを大島弓子で検索したけどみつからない。。。
萩尾もとさんの「ゴールデンライラック」をリアルで読んでいましたが
当時の萩尾読者は「11人いる!」のようなSFか
ポーシリーズのような耽美もの、美少年ものを求めてたんじゃないかと
思います。それが、期待された新連載が大河ドラマだったものだから
不評だったんですよね。読者のワガママっていえばそうですが。
綿の国星に関しては
大島マニアのひとびとも、徐々にキャラクター風に可愛らしくされていった
チビ猫や、チビの子猫時代ってほんの短い間のはずなのに
えんえんと続く物語に(ほんとに永久に終わらず、サザエさん化するんじゃないかと
思われていた。ララのマスコットキャラだったし)
なにか危機感と言うか、この人の才能をチビ猫で枯渇させるなと思っていたんじゃ
ないでしょうか。
私はマニアではないけれど綿国シリーズは途中から飽きていました。
「大島節復活!」と思ったのは「毛糸弦」からです。
でも単行本でまとめて読むと、「飽きた」と思ってたころのお話も
さりげない小品でよかったりして・・・
ところで綿国って「終わった」わけではないんですよね?
>(猫ののろけ話はいい加減にやめろとマニアは叩いていた)
一連のサバシリーズを、こんな風にしか感じられない人ってさみしいね。
表面的な部分しか読めてないんだろうなぁ。
>>604 私も、ぶ〜け で「ダリアの帯」が掲載され、
ASKAで「秋日子かくかたりき」が掲載されたときは、
飛び上がるほどウレシかったのを覚えている。
ぶ〜け&ASKAの掲載誌は全部保存してあるくらい。
今読むと「綿の国星」もいい作品ではあるのだが、
(現時点での最終作品「椿の木下で」で好きだったりする)
※後期 大島弓子 ぶ〜け&ASKA時代
の作品がなかったらと想像したら、その時代が随分味気ないものに
なってしまったような気がする。
誰しも作家としての生命力のピークってあると思います。
リアルタイムでLaLaを読んでいたけど、「裏庭の柵を越えて」は連載途中で落とされましたよね。
創作することの苦しみが割と率直に表面に出てくるタイプの作家さんですよね。
私は野イバラ荘園とかをリアルタイムで読んでいた世代の皆さんからは1世代下りますが、
綿の国星の初期の珠玉の作品群を人生で最も多感な思春期に読めたのは幸運だったと
今でも思っています。
>>作家としての生命力のピーク
は、あるとしても、大島さんの場合、物事のとらえ方そのものが
作品だから(極論すると、絵にならなくてもいいくらいの)、たとえば
ホームレスさんとのやりとりなぞは、若い時にはぜってー描けなかっ
たはずのもの。これからも読みたいことに変わりはない。
609 :
592:03/04/12 22:45 ID:???
>594
レス、サンクスでした。
>作家としての生命力のピーク
つーか、読む方の生命力、つーか感受性はどーなのよ、と592で言いたかった
わけなんです。年とると、語彙は増えるかも知らんけど、読む力は衰えるかも
知れないでしょ。
もっと、そのときそのときの、自分の感じ方で行こうよ、と。
ということで、605に賛成1票。
自分は「8月に生まれる子供」を雑誌で読んで震えが来ました。
ぞっとする思いと、何でこんなの描けちゃうのよ、が入り混じり、
その後ずっと作品を追ってます。
後年作品のほうが、柔らかな鋭さが溢れていると感じます。
でも確かに自分の好きな作家が
それまでは思春期の少女が主人公の短編中編ばかりかいてたのに
突然マスコットの猫娘を主役にして連載・・・となったら
戸惑うファンの気持ちも分からないでもないなあ。
自分はあすか時代から読み始めて以降、
大島作品とはずっとよいお付き合いをさせてもらってるけど
ずっと自分の好みと一致してる作家って数えるほどだなー。
作家の趣味が変わったり、自分の趣味が変わったりで
別れてしまった(=読まなくなった)作家は結構いる。
この別れの寂しさってちょっと特別だよね。
612 :
花と名無しさん:03/04/13 01:24 ID:fgIjJ8T2
チビ猫初回を読んで
「マスコットの猫娘を主人公にして描いてる」って失望した人はいるのかなあ。
あれは全編が、ひとつの、誰も読んだことのない詩みたいだった。
「作品というより一つの事件だ」とまで書いた評論家がいました。
ようは、あのあと、lalaの求めに応じて、あの可愛らしさを単に
「看板娘」みたいにして引きずって使い古されていくこと・・・
のほうをコアな読者は恐れたんじゃないかなあ。
作家の変化についていけなくなって離れる、というのは
私にもよくあるけど
大島さんの変化、変遷には、作風というより
もっと深いところでの変容を感じています。
表現は難しいけど、今のこんな時代だからこそ、
何かにすがる気持ちで、ずっと見つめていたい人です。
613 :
596:03/04/13 02:34 ID:???
>>597 凄く納得のいく説明だ、有難うございます。
>>612 「綿の国星」の最初の作品てほんとに当時物凄い
絶賛の嵐で、でもだからこそ続編は不要、と考え
た人多かったんでしょうね。元々連載作品として
スタートした訳ではないし。例えば1作きりで
完璧な完成度をもった映画があるとして、受けた
感動が大きければ大きい程「続編を作ってほしい
か?」の問いに「NO」と答える人は多い筈。
私は3作目から入ったのでこだわり無く読めた訳
ですが、1作目のインパクトがいかに大きかった
かを伺い知ることができますよね。
そうですね。第一作の反響はものすごかったです。
だからこそ、続編の風あたりが強かったのかも。
「チビ猫シリーズ」になってしまって、第一作の「綿の国星」というテーマが
どっかにいってしまったと嘆いていたのは誰でしたっけ?
>606
私も同じような感覚だ。ぶ〜け&あすか時代のあの作品群があるからこそ
チビ猫シリーズも丸ごと受け入れられるのかもしれない。
『綿の国星』の原作は「我が輩は猫である」だという説は本当でつか?
とふって、ナゴむか、叩かれるか言ってみるテスト。
(もちろんナゴませるつもりで書いたんですけど・・・・)
でも大島さんは選集でやらされてると思ってる人が多いみたいだけど
好きでかいてる、叱咤激励の言葉は選んで欲しいって言ってたよね。
初期の作品は当時知らなかったけど、綿国の頃の作品はリアルで読んでました。
Lalaと花ゆめ(時々その他)を購読してましたが、当時他の漫画家さん達も充実した作品が多かった。
(風と木の詩、日出処の天子、南京路に花吹雪、カリフォルニア物語、他)
そのせいか毎月充分満足で、綿国に対してストレスを感じることはありませんでした。
個々の大島作品に対する愛着の深さはひとそれぞれで比べるべくもありませんが
大好きな作品がひとつでも多ければその分しあわせも増えるわけで
その点に関してはラッキーだったと言えるのかもしれません。
自分も「綿の国星」はリアルで読んでたし
「ぱふ」も意味も解らず読んでたんで
なんか懐かしいです(もちろん今も大島ファンです)。
でも考えてみれば今氾濫している
猫娘(擬人化された猫・もしくは猫少女)って
「綿の国星」の前は存在してなかったんだよね。
その大島さんが今は猫を擬人化せず
猫を猫の姿で描くようになった。
私は何だかそれがすごい嬉しかったんですよ。
何でなんだかは自分でも説明しづらいんだけど。
多分猫は猫のままでも、
人間の自分とは違うけれど
それはそれで良いじゃない、みたいに
大島さんが思ったんじゃないかと
自分で勝手に解釈してるからだと思う。
>>618 私は、大島弓子のマンガに「他者」(=グーグー)が導入されたのを見て
衝撃を受けましたです。いやぁ、どこまでも作品をマンネリにしない人だと。
・・・単なるエッセイマンガ「だけ」の楽なやり方をとらないという。
620 :
570:03/04/13 22:11 ID:???
>>582 >私は逆に痛みをかき立てられるような
そうなんです。
作品の痛みで自分の痛みが打ち消せるのです。
決して甘くなく、なのにあくまで優しい結末にすくい上げてもらい
作品のイメージだけを思い浮かべながら目を閉じます。
そうすると眠れそうになかったはずなのに、不思議と眠れます。
その為に選ぶ作品はいつも決まっていて
何年経っても何度繰り返しても、効き目に変わりはないのです。
621 :
花と名無しさん:03/04/13 23:10 ID:rz2nlVo5
>>620 生きるのが辛かったころ、枕もとにはいつもサバシリーズと
「ロストハウス」がありました。
どんな友だちより、助けてくれた・・・
綿の国星本編って、ページ数多めで密度も濃くて、完成度も高かったから、
コミックスでまとめて初読した段階から、後のシリーズは
外伝みたいに読めてしまったなあ。だから
> 「チビ猫シリーズ」になってしまって、第一作の「綿の国星」というテーマが
> どっかにいってしまったと嘆いていたのは誰でしたっけ?
こういう違和感はよく分かる。
設定としては繋がってるけど、常春で止まってるし、全然違いますよね。
最初の読切を咀嚼する時間を置かずに気楽にシリーズを読みに入れたのは
結構幸せなことなのかな。
大島先生が好きで描いてるのはよく分かる気がするし。
様式がどんどん自由になってて、これで楽しんでないとは思えない。。
623 :
花と名無しさん:03/04/14 00:22 ID:Ejm9P/Ds
「ロストハウス」好きでした。
「あまのかぐやま」の根木永久夫さんって同性愛者だったという話でした?
>619
そういえばペットのエッセイものでよく出てくるけど
「ウチのコ」みたいな言い方を大島さん絶対しませんね。
あくまで猫と自分は猫と自分で
ありきたりな擬似親子みたいな表現は絶対にない。
私にとってはそこがグーグーシリーズの最大の魅力かなぁ。
::::::::|
::::::::| ∧_∧
::::::::| /⌒ヽ ) ・・・
:: O|バタン i三 ∪
::::::::| |三 |
::::::::| (/~∪
::::::::| 三三
::::::::| 三三
>>615タン ガンガレ...
626 :
花と名無しさん:03/04/14 02:05 ID:wj1PGiA6
何か、大思さんに限っては
猫ずきおばさんというより、猫は
何か、記号的なものという気がする。
しかし何故このスレに付随しているタイトルが
「山羊の羊のラクダの」なんだ…。
あれは救いがなさ過ぎてつらい。
大島作品の中でも特に悲壮感の強いのを…。
>>627 前スレの終わりがクリスマス前で、季節柄ということだったのでは。
陽差子サンは雪子にloveだったということでよろしいのでせうか?
悲惨な結末といえばバナナの御茶屋さえ子チャン。
他にどうにかできんかったのか(涙)。。。
いちごちゃん(涙)。。。
>>629 さえ子ちゃん!大好き!
”わたしサルがいい ヒョウでもいいけど ”
うんうん、乙女心だよね〜!
あー!さえ子切なかったー
あの哲学科の学生と楽しくやってればいいな…
あの学生を吉と見るか凶と見るか。
沙良の花嫁のベールが美しかった。
ちょっとアラビアンな雰囲気...。
634 :
花と名無しさん:03/04/14 16:16 ID:cX9zhzB1
じゅずつなぎ思考は好きだったよ。
バナナ火を通すとうまいよね!
スレ違いなのでsage...
最初に読んだのバナナブレッドだったからなー。
あの話はみんな幸せになって欲しい。無理だけど。
637 :
579:03/04/15 00:09 ID:???
>>580サン、遅レススミマセン。
「ああ!ぼくの結婚は失敗した ぼくの結婚は失敗した」 ここから
↓
「まったく みんなの親切には涙がでるよ」 こうなる
一郎の変化のきっかけがいまひとつピンと来ません。
それまでの彼がおそらく離婚を選びそうなタイプの男性に見えてしまい、
一郎(や、雪子嬢)よりも黄菜の方に同情してしまうせいかもしれません。
ちなみに黄菜の奇行の原因は、性格というよりも、階段落ちの前に漠然とでも一郎の浮気心を感じていて、
「あたししらなかったの いたなんて」の時点では既にほぼ正気を失っている為なのではと思っています。
現実に一郎のような立場だったとして、あの流れで黄菜を選ぶ男性は果たしてどれ程いるのでしょう?
とても興味があります。
まとまりのない文章でゴメンナサイ。
>>637 現実にどれ程いるか、というと少ないと思うよ。
だけど、そうありたい、という気持ちがある以上、皆無ではない。
確かに、安直に離婚を選んで雪子嬢を選ぶという選択もあるでしょうが、
なんていうか、意外とそういう自分を許せず、許せない自分でありたい、
というか・・・・これを一言にまとめると「黄菜への真の愛に気がついた」
というキレイナコトバになります。
関係ないかもしれんし、批判もあるだろうけど「女は子供は捨てても恋人
を捨てず、男は恋人を捨てても子供は捨てない」という俗説に関係あるよ
うな感情の気がします。
自分の肉体に危機が訪れて、それを助けんとして妻を切り捨てる家族を見て、
黄菜はただ狂って自分を困らせた訳ではなくて、精神の危機と闘いながら
自分に助けを求めていたことに気付いた、ということでは。
衣良もそうだけど、ギリギリ正気だからこそ、狂っていく自分を見つめる
自分が残っているからこそ、辛くて迷走してるんだと思うんですよね。
激遅レスだが。
>478
「あげる」は謙譲語ではないよ。「与える」「やる」と同義でもっと丁寧な言葉。「差し上げる」が謙譲語。
ペットに「餌」をやる。ペットに「餌」を与える。ペットに「ご飯」をあげる。
どれも日本語として<現実的には>間違いはない。
>487
ゴメソ!どうにも気になってしまった。逝ってくる。。。
一郎は峠というよりさえ子な気がする。
峠もさえ子も衣良の救い手だけど
白馬の王子さま的な完璧さも持っている峠に比べて
さえ子は自身も悩み苦しんでいながらも(むしろだからこそ)
衣良に手を差し伸べてるのが共通してるなあと。
ダリアの帯ラストの黄菜の呼びかけは沙良の手紙と同じ役割と考えると
それによって救われる一郎=衣良もなり立つわけで。
人生ってなんて悩みおおきものなのでしょうか。
(しかしバナナは生まれてくる子供、ダリアは死後の魂、と対極的なのが面白いかも。)
643 :
花と名無しさん:03/04/15 12:21 ID:p0bRod8Q
今朝の朝日新聞に「グーグーだって猫である」がまた手塚治虫大賞に
ノミネートだって!!今回も取れないでしょうが 取り合えずノミネート
おめでとう!
644 :
花と名無しさん:03/04/15 13:06 ID:oPfcBL2g
すごいなあ、評価されてるんだね。
絵といい内容といい、見ようによっては
これ以上ないほど地味な作品なのに・・・
今時のハデハデでいかにもの表現が「漫画」だと
思われるよりは・・・地味がいいです。
地味なのが本来の漫画ではなかったか。
646 :
花と名無しさん:03/04/15 13:57 ID:belADQQ3
コミック=刺激、みたいな今の風潮の中で
逆に新鮮かもね。
おとしより雑誌「いきいき」あたりから原稿依頼がきても
このままでいけそう。べつに悪くないけど・・・
なんか嫌味みたいになっちった
違うのよ
ニュアンスはわかる(´∀`)
綿の国星で一番好きなキャラはモルドとグリンです。
オンザまゆげなストレートヘア、おそろいの古風なセーラー服に靴、
ビジュアルだけで参りました。
チビのエプロンドレスにずるずるソックスよりツボです。
649 :
637:03/04/16 05:29 ID:???
>>637サン、
>>639サン、
>>642サン レス感謝です!
>現実にどれ程いるか、というと少ないと思うよ。だけど、そうありたい、という気持ちがある以上、皆無ではない。
そうですよね。限りなく近くはあるけれども、ゼロではないんでしょうね。
>意外とそういう自分を許せず、許せない自分でありたい、というか
「意外と」になぜか驚いてしまいました(自覚している以上に男性不信が進行しているのか>自分。マズイナ…(T_T))。
まったく関係ない話ですが声を大にして言わせて下さい。「ありがとう!」
男女間や夫婦間の愛というより父性愛に近い感情ということでしょうか。
だとすれば、俗説通りの関係ですね…ってその説初耳なんですが(^_^;)
>衣良もそうだけど、ギリギリ正気だからこそ、狂っていく自分を見つめる自分が残っているからこそ、辛くて迷走してる
衣良はそこが丁寧に描写されていましたが、ああ、そうですね、
黄菜にももっと無意識に秘められたかたちでその部分がありそうです。
そう考えるとますます痛ましい。
637さんのレスから勝手に解釈してしまったヒントをもとに、一郎の黄菜に対する見方が、
いつからか妻というより子供に対するものに変わっていたとすると、
>自分の肉体に危機が訪れて、それを助けんとして妻を切り捨てる家族を見て、
>黄菜はただ狂って自分を困らせた訳ではなくて、精神の危機と闘いながら自分に助けを求めていたことに気付いた
ここがよくわかる気がします(私の乏しい想像力ではまだ「気がする」程度ですが…)。
650 :
637:03/04/16 05:30 ID:???
(続き)
>さえ子は自身も悩み苦しんでいながらも(むしろだからこそ)衣良に手を差し伸べてるのが共通してるなあと。
初見での「結婚は失敗した」が引っかかっていたので、一郎の微妙な気持ちの揺れ動き(母娘の決別を目撃、その夜の夢等)が
見えていませんでした。人間の心は、全か無かではなく、先から後へでもなく、複雑に変化していくものなんでしょうか。
>ダリアの帯ラストの黄菜の呼びかけは沙良の手紙と同じ役割と考えると それによって救われる一郎=衣良もなり立つわけで。
読むたびにラストは少々呆然としてしまうのですが、
「うん うんうん 摘んでくれ」と、「黄菜の着るリンネルは 森の中でいつまでも白い」がなぜか沁みて来ます。
皆さんから戴いたレスで、前よりもっと多くの個人的な謎(?)が増えました。時間をかけてゆっくり解いてみます。
作品全体に対する理解が深まるにつれて、自分自身に欠けている大事なものを見つけるヒントに近付けそうな気がします。
ありがとうございました!
651 :
637:03/04/16 05:39 ID:???
>>637サン、
>>639サン、
>>642サン レス感謝です! ×
>>638サン、
>>639サン、
>>642サン レス感謝です! ○
637さんのレスから勝手に解釈してしまったヒントをもとに、一郎の黄菜に対する見方が、 ×
638さんのレスから勝手に解釈してしまったヒントをもとに、一郎の黄菜に対する見方が、 ○
大変失礼しましたーーーー!!!(T_T)
>>637 いや、いいんだけど、一行空け多いのと、一行の字数が長すぎて読みにくい
のにちょっと注意。
黄菜に対する感情が「妻というより子供」は当たらず遠からずだなあ。
自分の現実だったらどうだろうなあ・・・・。一郎くんはイカイヨウに
なった通り、ストレスに弱いタイプだったから、むしろあの隠遁生活に
なじめたのかも知れない。何にせよ少女マンガが「理想の男性」を描い
たことにはかわりないと思う。「両思いで結婚したんだから浮気なんか
するわけない」とまでの理想を読者が信じられないことに合わせての
表現でしょう。まあ、一郎くん実在の可能性は、「ひっつめみつあみ」
の実在の可能性と同じくらいでわ???
653 :
花と名無しさん:03/04/16 09:38 ID:0T+rUYfH
「新緑がきれいだなあ」と考えながら、ふと思いだしたのが
「聞いたか新緑よ」という台詞。
これって何の作品のなかに出てくるんでしたっけ?
ご存じのかた、教えてください!!
黄菜さんは、子供を亡くしたショックで
発病し、子供がえり←→母親(大人)を揺れてたような
気がします。一郎さんも同じ病人という立場で、初めて認め合う事が
可能だったと。
656 :
花と名無しさん:03/04/16 17:11 ID:gHhlZCGg
>>654 「あなた好きよわたし あなたすてきだわよ」
聞いたか深緑よ 彼女はまだ花をつけない
草の冠をかぶってたんだ
>>653 656さんが言ってるけど
タイトルは「草冠の姫」ね。
ふと思ったけど「だわ」や「だよ」とはいっても
「だわよ」って口語であまりいわないことない?
「だわさ」てのはあるけど(笑)
「あなた素敵だわさ」ぶち壊し…
あ、それはピノコ語か・
アッチョンブリケ
あなた素敵わのよ
そういえば先日、”黒の黒 真っ黒 優性質”の自分の髪を
すきバサミでセルフカットしてみたら、草冠〜の桐子さんのような
独特のザンバラになって、ちょっと喜んでしまった。
先だけ巻く程度のやや重めの癖っ毛だから、ちょうどああいうシルエットで。
さすがにプロに手直ししてもらいましたが、あの設定なら彼女も
セルフカットかもしれない、と想像してみたりして、少し面白かった。
664 :
さくら:03/04/17 12:30 ID:o7kEUxd8
はじめまして
以前桜餅のにおいのする桜の話題がでておりましたが
それは駿河台匂(するがだいにおい)のことではないでしょうか。
本来桜もちは大島桜の葉を使うようですが、
この花からもそのような匂いがしました。
本日新宿御苑で満開でした。
わたしも桜が咲くと大島さんの書かれたエッセンスを思い出します。
665 :
花と名無しさん:03/04/19 01:48 ID:MoYDcS+g
あの
>>656の台詞で場面で泣いてるのがよく意味わからないけどなんでか好き。
久しぶりに覗いたけど、パスカルの群れのセクース問題以降久々に盛り上がってまつね。
基本的に、タイトルが出てくるようなマニアックな質問はしないことにしました。
あと、ネガティブなのも(一つだけルール違反があります)。
私と、友達のインタビュアー塩谷砂人さんとで、セロリを食べながら必死に考えた。
失礼な質問と思われるものにはノーコメントをして下さい。
ああきんちょうしたよ。
大役でした。
―――吉本ばなな
質問1 大島弓子さんは本名ですか?ペンネームだとしたら、その由来を教えて下さい。
(大島) 本名です。親は私が男に生まれたら「一志(いっし)」、女に生まれたら「菜菜(なな)」
にしようと考えていたようです。女が産まれたので「んじゃあ菜菜にしよう」としたところ
祖父(おじいちゃん)がやってきて「待った」をかけた。それで「弓子だ」と言ったそうです。
それで決まり。私があんまり早産の未熟児だったため「菜菜」では共倒れだと思って強そうな
名前にしたのだと思います。
※問1の補充ですがいまのわたしはガンジョーな体格をしています(挿し絵あり)
質問2 登場人物の名前をどのように考えていますか。
(大島) これはすごくいきあたりばったり。三時ごろ考えていたので三時子になったとか、眠くて
お茶を飲もうと思った時に御茶屋峠(おちゃやとうげ)にするとかやってます。名前って楽しいね。
質問3 今、須和野チビ猫は大島さんの中でどうなっていますか(大きさとか年のことです)。
(大島) あのまま。
質問4 一日の生活時間のわりふりを教えて下さい。
(大島) 食事とおふろとトイレをのぞいてあとはほとんど仕事をしている日もあります
一日中 ボーとしていて置物みたいになってる日もあります (挿し絵あり)
質問5 自分のこれまでの人生をずっと映画のように観たら、どういう印象を持つと思いますか。
(大島) はじめのうちはたいくつでたいくつでゴチャゴチャしていて、駄作もいいとこだなあ
退場しようかなあと思っていた。しかしおもしろくなりそうでもあるのでもう少し席を
たたずに観つづけてみようといったところです。
質問6 一人暮らしの楽しさについて。
(大島) 生活上に規制とか批判とか、義務感とかが最小限度しかないというのが一人暮らしの
最大のメリットですね。『浴室』って映画を私は観てないんだけど、一人暮らしって浴室
でするくらい楽なんです。
質問7 日本に生まれて良かったと思うことは何ですか。
(大島) 日本語を使えることかな。
質問8 外国に行ったことがありますか、どうでしたか。
(大島) ドイツ。十年前くらい。国をとりまく雰囲気に染まってウツになって帰ってきた。
質問9 今住んでいる街の美点はどんなところですか。
(大島) 吉祥寺に住んでいるんですが、便利な街です。私にとって世界でいちばん便利な場所。
窓をあければ森林で、玄関から出れば都市で、動物園も植物園もあるし五、六分圏内を
歩けば、大根もトマトも、服も、靴も、本も、画材もいっぺんに買える場所です。
質問10 昔のことをよく思い出しますか。
(大島) よく思い出します。
質問11 十年前と今で世の中がいちばんちがうことは何だと思いますか。
(大島) 家の値段。地球汚染。終末感。
質問12 十年前と今で、作品の中でいちばん違うことは何ですか。
(大島) 線がちがってると思います。
質問13 お友だちとは何をして遊んでいますか。
(大島) 外食、散歩、etc。
質問14 一日のうちでいちばん好きな時刻は。
(大島) 早朝、昼時、夕方。でも朝起きた時ってすごく好き。
質問15 最近嬉しかったことは。
(大島) 猫の手で、朝ゆりおこされるのっていつもながらうれしい。あの肉球で。
質問16 はじめて大島さんのマンガを読む人がいるとして、とりあえずどの作品をおすすめしますか。
また、自作の美点はどこだと思いますか。
(大島) 自分が好きな作品でも人によっては好きにならないのって私の作品の中には多いので、
チョイスは人まかせです。
質問17 女に生まれて良かったと思うことは何ですか。
(大島) そんなこと考えたこと なかったです でもブラジャーってきらいだなー (挿し絵あり)
※「でもブラジャー・・・」に「あんたには必要ないんじゃないの」との一人ツッコミあり。
質問18 子供のころの自分に最も影響を与えたと思う人は? その人について教えて下さい。
(大島) 大叔母。祖父の妹ですが、結婚せずにずーっと家にいた人。私が物心ついたころから毎日
寝しなに本を読んでくれた。意味がわからなくても言葉のリズムとかで本をまるまる暗記して
しまったこともあります。大叔母は私に結婚をすすめたけど、私は大叔母のような独身生活も、
のんびりしてていいなーといつも思っていました。
いつもどっかり座って私のお茶の相手をしてくれた。「そうだね」とか相槌を打って。私も
いつか他人にそんなふうにお茶の相手ができるようになったらいいなと思っている。ま、今は
無理だけど。
質問19 子供のころのいちばん強烈な思い出は何ですか。
(大島) 強烈な思い出ってあまりない。あるいはありすぎてピックアップできないのかも。
質問20 いちばん美しい恋の思い出は何ですか。
(大島) 人に親切にしたいなんて子供のころ考えたこともなかったけど、ある日突然他人の男の子
にやけに親切にしたかったり、なんか役に立つことってないかなとか考えたりした。小学校
三年か四年のころ。あれって原始的な恋の姿だよね。ああ美しい。
質問21 いちばん辛かった恋の思い出は。
(大島) 恋をすれば多かれ少なかれ、「辛い」「うれしい」「憎い」の三点セットがそろうそうですが、
私はそれほど辛い思いはしたことがない。憎いも辛いもなかったのが不思議だったな。
質問22 いちばん辛かった締め切りの思い出はどんなことですか。
(大島) カンヅメで描いたこと。旅館の一室に飼料が運ばれてきて、食べて描いて、食べて描いてを
つづける。ブロイラーだなーと思ってたな、あの時。精神的にも神経的にも荒れてしまった。
質問23 どういう高校生活を送りましたか。
(大島) 大島は犬と遊んでいるときがいちばん大島らしいなんて先生に言われたことがあります。
パーだからパーにしてるしかなかった。パーであることに苦悩していたことはあります。
質問24 TVは好きですか。最近はどんな番組を見ていますか。
(大島) 好き。ニュースを見る。CNNとか。料理をつくっている番組も好きで、ぐつぐついって
いるお鍋なんかを画面に流しておくといい感じ。
質問25 最近面白かった映画はありますか。
(大島) 映画はあまり観ない。この前私は映画館アレルギーであるということを発見してしまった。
中に入ってしばらくすると咳がでてくる。そのうち頭痛もしてきて鼻がぐずぐず、目がウルウル
になって体がかゆくなってくる。苦痛なので映画館には入りたくない。
質問26 これまで心に残っている映画をいくつか教えて下さい。
(大島) 『ゴジラ』昔のゴジラのことです。『モスラ』『2001年宇宙の旅』。
質問27 どういう音楽を聴いていますか。
(大島) 単純なピアノソナタなんて聴くことが多いです。
質問28 結婚はしたいですか。
(大島) わたしには自分の結婚のイメージが無いんです。
質問29 子供は産んでみたいですか。それについて考えたことはありますか。
(大島) 思わない。自分で産もうとは思わないんですが、夢には見たことがあるんですよね。不思議に
ふたりの男の子の母親になっていて、ある夢では、その子等が三歳から四歳になっていて、ある
夢では大学生になっていたりするんですよね。
質問30 父と母からどんなところを受け継いでいると思いますか。
(大島) 両方から悪いところをたっぷりひきうけたかんじ。
質問31 『ダリアの帯』という作品は、どういう作品として印象にのこっていますか(私があまりにも
好きなのできいてみたいんでした)。
(大島) じつはこれも8年くらい前に夢にでてきた光景なのです
それを思い出してまずタイトルにつけてタイトルをつけてから内容を考えた
夢で見たといってもストーリーもついてるわけじゃないんですよねー
ストーリーもついた夢みられるとほんとにいいんですけどねー (挿し絵あり)
※挿し絵に「もふくにダリアの帯かァ」という大島さんのセリフあり
質問32 今まで見たいちばんきれいな光景は。
(大島) いっぱいあって答えきれない。
質問33 郷里はどこですか。どういうところですか。
(大島) 栃木県。幼少のころ、近所の人たちが「今、ロケ隊がきて何か撮ってった」ってさわいで
いるんです。「何の映画だ」「どうも『坊っちゃん』らしい」って。夏目漱石の『坊っちゃん』
らしかった。「四国の松山まで行かず、関東近辺であの辺の雰囲気を出すつもりなんだなァ」
なんて言っていた。可愛い鉄橋と川原があった。やたらお寺が多い、小さい城下町。
質問34 自分の体の中(声も含めて)でいちばん好きな部分はどこですか。
(大島) まゆげ。
質問35 運動不足解消法は何ですか。
(大島) 睡眠中寝返りをうつこと。あとはなーんにもしてないんです。
質問36 ストレスの発散方法は何ですか。
(大島) ストレスをひきよせ
ストレスをなでまわし
ストレスのプールでおよぎ
ストレスに責任を
おしつけていると
ストレスはいつのまにか
去って行く (挿し絵あり)
※挿し絵に「ストレスさん あいしてる あっまって いかないで」という大島さんのセリフあり。
質問37 健康状態はどうでしょうか。
(大島) 良好(だと思います)。
質問38 この仕事をして最高に嬉しかったことはありますか。
(大島) ばななちゃん、マジ? うーんマジか。打ち合わせの度、オレンジジュースとかコーヒーを
飲めたことかな。私はキッサ店が好き。それと会ったこともない人から、すごくいい手紙を
もらえることです。こーんないい手紙、ほんとに自分あてに出されたものだろうかとあて名を
みなおしたりします。キセキみたいな幸福だと思ってます。
質問39 最近起こったいいことは何ですか。
(大島) 今年夏らしい夏になったこと。
質問40 最近起こったよくないことは何ですか。
(大島) 夏休みがとれなかったこと。
質問41 これから描いていきたいことについて思うことはありますか。
(大島) あんまり考えてないです。そんとこ描きたいものを描いて行くつもりでいます。
質問42 神様はいると思いますか。
(大島) 数年前の夜、宇宙に愛はあるか? なんて考えたことがあるんです。「無い」として
この世を考えるのと「ある」としてこの世を考えるのと両方やってみた。するとだんぜん
「ある」として考えた方が豊かに生きられそうだとわかったんです。そしたら不思議な
ことに無意識の一人言で「アイラブユー」ってことばが出てきたんです。鼻歌がふいに
出てくるみたいにね。鼻歌ってつぎにこのうたをうたおうという意識はありませんよね。
あんなふうにふいに。これは感動的でした。
質問43 他人に助けられた思い出を一つ教えて下さい。
(大島) 生きていること これすなわち 万物に助けられていることである。 なんちって。
(挿し絵あり)
質問44 世紀末についてどんなことを思いますか。
(大島) 西暦二〇〇〇年前後までにみんなで、少し進化してみませんか? なあんてキャンペーン
をやりたい今日このごろの世紀末です。でも進化してる人もたくさんいますよね。このごろ
すごいと思える人がいっぱいいるもん。
質問45 なくてななくせというのはありますか。
(大島) ついものをなでてしまうくせがある。木とか草もなでちゃう。気に入った服なんかも
「よしよし買ってやるぞよしよし」ってなでてから買う。
質問46 最近どんな本(マンガを含む)を読みましたか。
(大島) 最近読んでなくて。
質問47 悔いというのも含めて、忘れられない作品はありますか。
(大島) あるある。しかし強引に忘れてしまう。
質問48 最近、特別興味を持っていることはありますか。
(大島) 太陽の黒点説にもきょうみあるし
死後の精神世界もきょうみあるし
猫も犬も象にもきょうみあるし
草や木の本質についてもきょうみある
自分自身だって未知の世界だし
街にだってきょうみあるし
食べものだってきょうみあるし
脳みそのことだってきょうみあるし
これからの歴史にだってきょうみあるし
なーんだ あたしってば
きょうみだらけの人間なんだ (挿し絵あり)
質問49 『ダイエット』という名作がありましたが、ダイエットについてどう思いますか。
したことはありますか。
(大島) ミルクダイエットとりんごダイエットを3日間やったことがある
ダイエット中はいつも食べ物のことを考えてばかりいた
雑誌をひらけば料理ページ
小説よむのも食事の場面のひろいよみ
テレビはもちろんホームドラマの食べてるところばっかりみていた
もーやりたくない。 (挿し絵あり)
※挿し絵の大島さんのセリフ。
「ああオムレツ カレー おむすび かつどん てんぷら おすし スコーン マフィン ワッフル」
質問50 今、現在描いている作品について教えて下さい。
(大島) 『ヤングロゼ』で「サバタイム」を来年の二月号まで連載してます(編集注・'90 )。
あとの読み切りはしばらく休みます。その後は未定です。御質問ありがとうございました。
以上、「吉本ばななが聞く 大島弓子への50の質問」(角川文庫『わたしたちができるまで』所収)
>>666-683 長文乙!
以前これを読んだことがあるんだけど
「テレビは好き」というのに驚いたな。
でもCNNとかお料理番組というとこに
なんとなく納得しちゃう。
ストレス解消法にすごく感動した
乙
この思考法はスバラシイなぁ。
> 数年前の夜、宇宙に愛はあるか? なんて考えたことがあるんです。「無い」として
> この世を考えるのと「ある」としてこの世を考えるのと両方やってみた。するとだんぜん
> 「ある」として考えた方が豊かに生きられそうだとわかったんです。
> 会ったこともない人から、すごくいい手紙を
> もらえることです。こーんないい手紙、ほんとに自分あてに出されたものだろうかとあて名を
> みなおしたりします。キセキみたいな幸福だと思ってます。
わたしゃコレが気になった。
読んでみたい。
(そして自分ってすんごい即物的で下世話な人間なんだな、と思った。)
>>666-683乙です!著作権って大丈夫なの?と少し思ったが。
687 :
花と名無しさん:03/04/19 23:42 ID:llQ6mEc5
大島さんてあの絵から
すごく穏やかそうなイメージあるんだけど
実際そんなところもあるんだろうけど
結構、サバサバ(猫?)してて怖い人かも、、、
なんか凄く優しくてイイ人という幻想を抱いてしまう、、、
688 :
山崎渉:03/04/19 23:52 ID:???
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
689 :
花と名無しさん:03/04/20 00:21 ID:p+tbMQ33
>>688 殴ってあげないよん
大島せんせは怖くもないしすごく穏やかでもないし
「サバサバの超人畜無害系俳句篇」というか…
存在感は静かな猫に近いです。
ちょっとお手伝いしたときの印象。(綿の国星シリーズでした)
>>666-683さんありがとう。すごく(・∀・)イイ。。。。
プリントアウトしてトイレにおいて毎日読みたいぐらいです。
>>689 ウラヤマスイ〜
やっぱりちょっと著作権的に(゚д゚)マズーな気もするけどな〜。
岩館先生には大島先生が質問してるんですよね。
岩館先生のインタビューに臨んでの緊張っぷりとファンモード全開の
メッセージがとても可愛らしい(w
大島先生からの質問もいかにも「らしい」というか・・・。
適当に考えたような、でも普通はなかなか思い浮かばないような、
大島先生自身に答えて欲しいような素敵な質問ばかりでした。
692 :
花と名無しさん:03/04/20 09:05 ID:q827xyCY
栃木県のご出身とは知っていたけれど「小さな城下町」とは・・・。
栃木市、佐野市、烏山町・・・?
自分は隣県人ですが栃木市にある短大に通っていたので栃木市なら
嬉しいのだけど(ファン心理ですスマソ)、なんとな〜く烏山町のような
感じがします。訪れたことはないし実際どんな町かは分かりませんが
観光サイトを見た感じだとここなのかな?なんて。
自然がいっぱいで素敵そうな町ですね。
実像の大島先生を求めるのはあまり・・・・だとは思うのですが、
少なくとも、「作品とぜんぜん違う〜」という印象ではありません
でした。仕事上の出会いだったので、ヨソイキだったかもしれませ
んが、私(男)にとっては、チビ猫がおばさん(失礼!)になったイメージ
でしたよん。
694 :
花と名無しさん:03/04/20 13:16 ID:5dyArojq
そうそう、長年のアシさんたちも
「大島先生はチビ猫そのものです!」っていってたよ。
ある意味同感だった。
うちわ話スマソ
山崎渉(^^) を追うものです。
696 :
花と名無しさん:03/04/20 19:35 ID:gV7sxIY1
月刊カドカワだっけ?初出時はもっと淡々と
つっけんどんな感じの受け答えだったように思う。
「わたしたちができるまで」収録時にかなり加筆されたのかな。
>663
髪型といえば、うき子嬢。
長文読みますた。
「宇宙愛」が宗教(他人)を介さずに浮かんできて、妙な儀式や
呪文でなく「アイラブユー」で維持できるというのが、大島先生
の本当の価値なのだと思っています。
700...
701 :
花と名無しさん:03/04/29 21:13 ID:/zvdtX4c
「夏の夜の獏」は男の俺が読んでも泣ける。つーかマジで泣いた。
本の旅人ゲット。
猫たちを自由に家と外を出入りできる環境に
お住まいになられた幸運を本当に良かったと思う。
笙野頼子さんのように、猫たちのために一軒家を買ったのに
猫嫌いの隣人のために家の中に猫を閉じ込め
窓は鳴き声がもれないように二重サッシ、隣家の犬を刺激しないために
猫隠しのための色つきプラスチックを貼るなどの苦労で
(それでも猫嫌いの隣人からのクレームは絶えない)
ストレスをためることもなく・・・
ほんとにアタリの物件だったみたいですね。よかったよかった。
>>702 本の旅人読んでないから、詳しいことわかんないけどさ、
大島さんの外飼いに関しては、かなり疑問。
すんでる場所的にも猫嫌いも多そうな地域なのに。
704 :
花と名無しさん:03/04/29 23:15 ID:/zvdtX4c
俺はグーグーなら読んだのだが「猫の放し飼い」って
変な事なの?猫って普通そうするもんじゃないの?
犬は鎖で繋ぐのが万が一を考えると当然だが
猫ってのは勝手気ままに家を出入りするものと思ってた。
>>704 最近では完全に家の中で飼うことを推奨する人が多いですね。
つーか、放し飼いしてる方がおかしいという風潮が広まっています。
理由は以下。
・猫が外で何をするか飼い主にはコントロールできない、
・猫エイズなど病気にかかる可能性が高い、
・野良猫との繁殖
繁殖は避妊・去勢で、病気もある程度は予防接種で避けられますが
他所様に迷惑かけるのは避けようがないので…
人には猫好きもいれば猫嫌いもいますから。
猫好きでも、自宅の庭をトイレにされると困りますしね。
最近は猫エイズとか、交通事故ってのもありだからねえ。
室内飼いのほうが猫の寿命も延びるみたいですね。
引越し先は外飼いの猫が多い地域のような事を
書いておられたような。
本の旅人では、隣のお宅も飼い猫を外に放してる話でした。
年代的に、猫の「室内飼い」というのが分からないという世代の
人もいますね。
それで近隣トラブルになってるケースもあるし。
大島さんはキャラウェイの話をみても
室内飼いに抵抗のある世代なのかな。
でも外で他猫と接触させると猫エイズとか猫白血病とか・・・
猫を外飼いにすると今はなぶり殺しにされるから絶対出せない。
猫の外飼い、室内飼いに関しては世代間ギャップがかなり大きい。
そうなのか。俺は猫ってのは気ままなもんだって先入観が
あるから、室内に閉じ込めるのは抵抗を感じるな。
犬は人につくが猫は家につくって言うから、基本的に
猫ってのは人と対等だと思ってた。まぁ俺の住環境も
猫放し飼いが当たり前な地域だしね。
ギリシャなど路地のあちこちに野良猫がいる写真を見るが、どこかに猫のトイレ場があるはずだ。
住民はどうしてるんだろう。
港で魚のおこぼれ与えたりして共生してると読んだ記憶があるが、実はブチ切れまくってるのか?
それより気になるのは、ペットショップだな。
動物が可愛いなら、保健所や里親募集してる所から積極的に貰い受けてもらえんものか。
品種の保存など一部のマニアに任せておいて、我々人間と同じ雑種の個性を愛でてほしい。
ともあれ、猫がおもてを歩けない街になど住みたくない。
ギリシャがどうなのかは知らんがパリやベルギーはすごいよ。
汚い話で申し訳ないのだが、町中犬の糞だらけ。
フランスはペットを飼うのに登録が必要で、新たに課税させられる。
そのかわりペットを散歩させるときに糞をしても、飼い主が
始末する必要はなく、税金で運営されている団体が
糞の始末をするのだそうだ。だがやはり手が回りきらないため
そこらじゅう落し物だらけになってしまうのだそうだ。
パリの犬糞は有名だね。犬のどころか人間のが頭上から降っていたところだから(w
昔のように原っぱとか藪とかが地域に点在していれば、ノラや外猫も目の敵にされずにすむのかなぁ。
人も動物も生き辛い世の中だな。
714 :
花と名無しさん:03/05/01 01:45 ID:g92YZSPV
東南アジアはいったいにおおらかですよ。
当たり前みたいに猫が風景の中をスタスタ。
まあ、「人間と動物との暮らしもエリアも切り離したい、人間は人間の衛生的な世界があってしかるべき」
という意識の徹底してる先進国は、猫を室内飼いするのを奨励してるようだけど。
>>714 バリ島ではなくParisだと思われ(w
716 :
花と名無しさん:03/05/01 07:48 ID:jdOwrYIq
>>710 同感です。
多少のトラブルも人柄で乗り切れてほしいです、大島先生には。
そういう幸運を持ってる方じゃないかと、
と言うか、そういう運を自ら掴める方かと思ってますが。
>715
ヨーロッパの話の後に東南アジアの話が出ても
何もおかしくないと思うが?714はバリ島とは一言も
言ってないし。おそらく貴方が東南アジア=バリ島を
連想しただけでしょ?
アジア諸国でもシンガポールは厳しそうだな。
つばを吐いただけで罰金の国だから、犬の散歩も
気を使いそうだ。
>「人間と動物との暮らしもエリアも切り離したい、人間は人間の衛生的な世界があってしかるべき」
>という意識の徹底してる先進国は、猫を室内飼いするのを奨励してるようだけど。
何だか凄い考え方ですね。本当なんですか?
信じられません。
720 :
花と名無しさん:03/05/01 22:15 ID:4xhr6ijZ
地方はどうかわかりませんが
東京では郊外でも猫の原っぱと呼ばれる場所が無くなって久しいですね。
>避妊も去勢もせず(特にオスで去勢してない飼い猫多いね…)
>モラルのない飼い主が増えた社会を嘆くか。
モラルが無い人が増えたというより、
昔ながらの考えの人は、そこまでしなくても、とか
思ってるんじゃないかと思うんだけど…
社会の変化にまだついてこれていない飼い主さん、
じゃないかな。
でも昔はどうだったかなんてしらないから、
昔は避妊去勢もばっちりな社会だったといわれれば
納得するしかないけど。
>「人間と動物との暮らしもエリアも切り離したい、人間は人間の衛生的な世界があってしかるべき」
殺伐とした考え方だなぁ。なんか不思議。最近じゃアニマルセラピーと称して
会社のオフィスに犬を派遣させてる所もあるのにね。
社会の変化がいつもいい方向に向かうとは必ずしも言いきれませんしね。
まあ、既に今年度から施行されているらしいですから、
どうなることやら長い目で見守っていくしかありませんね。
まずさ、私は大島先生がこの世で10番目以内くらいに好きな人間
だと宣言しといてさ。
今話題の「パナウエーブ」のキャラバン隊に、教祖さまのお考えにより
「猫キャラバン」があるのを知って、不覚にも大島先生を思い出して
しまったことを告白します。
・・・・人よりも多くのものが見えるということは、快感というよりも
むしろ苦痛なことだと思っています。おそらく「教祖さま」もそうだっ
たのでしょう。年齢が上だから仕方ないけど、教祖さま、大島先生の漫画
に出会っていれば、何十年も車の中に引きこもる必要もなかったような気
がしています・・・・・・・・・・・・・・・。
>724
「猫キャラバン」って何?
ググってもみつからなかった。
なんじゃ?
>>717 「パリ」が「バリ」に見えたのかと…
ちがったかしらん(w
>キャラバン 1 [caravan]
>
>(1)砂漠を隊を組んで行く商人の集団。隊商。
>(2)ある目的のために、隊を組んで遠征したり各地を回ること。また、その集団。
>「観光―」「―を組む」
>(3)商品の販売・宣伝のため、各地を回ること。
>(4)キャラバン-シューズの略。
彼らにはカルト特有の独自解釈がありそうだしよくわからんけど、
「猫マンセー布教活動」ということでは。。
724 さんの感じ方には共感出来ます。
紙一重であっちに行っちゃってるような不安になる描写とかもたまに感じますし。
ただ、大島先生の場合、そういう自分の危うげもそのまま漫画に
描いてしまうことで客観視する術を持っていて、最大限利用してるあたりが
強みなんじゃないかと。
729 :
花と名無しさん:03/05/02 02:34 ID:QT/MK+8Q
時代も常識も変化してゆくものですね。
その中には、昔の方が良かったと思わせるものもあります。
街中を自由に歩く猫、という姿がまったく過去のものとなったとき
私は、それが許されていた時期を、懐かしく思い出す気がする。
ところで、「絶対的に猫が外を歩いていない、歩いたら保健所行き当然」の国って
今のところあるんでしょうか?
730 :
花と名無しさん:03/05/02 02:44 ID:QT/MK+8Q
自分としては、あるかどうかわからないけど
とりあえず羨ましくない国だな。
昨日、都心のコンビニの片隅で、
野良猫にパンをあげたりするおばさん、
可愛いねと声をかけて遊んでったり、
優しい眼差しで見つめて通り過ぎていった若い男性をみかけた。
同じ所を同じ時間に毎日通るのだけど、
そんな光景を何回も見てる。
猫たちは、ある意味幸せなんだろうなぁって、
ここを読んで思い出した。
スレ違いだけどさ、>731を読んで思い出したんだけどさ
駐車場の車の下に結構育った仔猫が2匹いて、
子供たちがワイワイ構ってるなーってみてたら、
それを遠巻きにして、いまどきな感じの若者二人が
それをずーっと眺めてるのね。
で、子供たちが去っていったあと、その二人がわざわざ道路を渡って
仔猫たちに近づいていくから、いや、まさか苛めないよね?…ってどきどきしてたら
二人してしゃがんで猫をなでなで、それだけで去っていった。
結構強面な感じの若者だったので、妙に嬉しかった。
自分たちも撫でたくてずーっと待ってたんだなぁとおもうと・・・
大島さんならこういう情景を素敵に表現してくれそうなのにー。
733 :
724:03/05/02 06:46 ID:???
すいません、不快に思われた方がいたらお許しください。例の教祖さま
が本に「猫で癒された」と書いて、あの白ワゴンにも「猫専用車」がある
というだけの話です。あとは728さんの言われた通り、大島先生が、そう
いう危うさをも作品に結実している、ということを言いたいための話です。
けっしてあのテのものに興味を持たないでください(藁。
一連の「猫とのふれあい」で思い出したのが、昔、「ペコちゃんの頭が
動かなかったら?」という実験がありました。例の不二家のペコちゃん
の頭のスプリングを固定して、撫でていく人の反応をみようというもの
でした。道ゆく人々(大人も)がペコちゃんの頭をなでて、「ボヨヨ〜ン」
としないので「アレ?」と反応するのを楽しもうというもの。それを見て、
大人がペコちゃんの頭を撫でるのがものすごく幸福な光景に見えたし、そ
れで「ボヨヨ〜ン」としないことが物凄く悲しい、ほとんど残酷なまでに
見えました。・・・・大島作品は必ず「ぼよよ〜ん」してくれる。そんな
ふうに感じます。・・・・・・なんか、話が遠くなってスマソ。
でも、病気でボロボロだったり、足や目のない野良猫を見ると
無責任なエサやりはやめてほしいと思うこともある…
エサやってるときだけかわいがれればいいんだろうか。
可愛いところだけ見て、病気や繁殖は見ないふり、なのは無責任だと思ってる。
735 :
花と名無しさん:03/05/02 10:20 ID:H4jyz1mr
うん、前に藤○駅の前で野良猫にエサあげてるオバチャンがいて
通りかかった私に「この子達が待ってるから毎日来なくちゃなんないの〜
(ハァト」ってにこにこしながら話しかけてきたのね。
つい「大変ですね。」って言っちゃタンだけど
自分は「善意の人」って信じてやってるオバチャンに
「無責任なエサやりは迷惑ですよ。猫にとっても不幸です」
なんて言っても通じないだろう。
「病気や繁殖は見ないふり」ではなく「見ない(見えない」のだろう。
彼らは自分のしてることは善行で心は美しい・・・
と信じて疑わないんだから
736 :
花と名無しさん:03/05/02 11:16 ID:mSFeNTD+
べつに善行というより
したいからしてるんじゃないの。
でも、自分が猫なら嬉しいかも。殺されるよりえさもらう方が。
それより
「飼い主のいない猫は保健所に持っていっていい」というのがどうにも不可解。
大迷惑な日光のサルとか猪とかは「殺しちゃけない」のが基本なのに…
>>736 猫は野生動物じゃないですから。そこは混同しないようにしてほしい。
ちなみに保健所に持ち込まれる野良猫はそんなに多くないそうで。
野良は捕まえるの大変ですしね。
むしろ、飼い猫や子猫が多いとか。
生んだから処分、飼えなくなったから処分、という感覚で。
738 :
花と名無しさん:03/05/02 12:43 ID:H4jyz1mr
そりゃー殺されるよりエサ貰う方が嬉しいに決まってるじゃん。
でもそれが結果的には猫のためになってないことが多いでしょ?
エサがもらえるとなればそこには猫が集まってくるだろうし
猫だけじゃなく虫も湧く。
排泄物の臭いやなんか問題もでてくる。
近隣からは苦情がでてくる・・・。
自分本位の勝手なエサやりは結果的に猫を追い詰めることになる。
家で飼ってあげられないならやたらエサなんてやっちゃいけんよ。
遅レスですが
>>701 私も真夏の夜の獏が大好きなんですよ。
泣くよね、あれは。
自分も戻らない家(や家庭)の記憶を持ってるんでよけいにしみる。
740 :
花と名無しさん:03/05/02 14:27 ID:I+y27tMj
猫のためというより
人間のためにならないってことでしょ。
猫は追い詰められないよ。
ただ人間に与えられた環境のもとで
生きようという本能の下に生きていくだけ。
どっちを選ぶにしろ
「それが猫の幸せだから」ってのは、余計なお世話だとは思う。
猫の幸せなんて猫にしかわからない。
741 :
花と名無しさん:03/05/02 14:38 ID:I+y27tMj
猫は野生動物じゃないからこそ
そういう生き物として自分たちの都合の言いようにぺット化した人間が
責任をちゃんととるべきことは多い。
742 :
花と名無しさん:03/05/02 14:57 ID:yEhihtEV
以前、ボランティアで野良猫の避妊手術をしてる会の出してる
冊子を読んだんだけど
野良猫の平均寿命って3年くらいなんだって。
そして野良メス猫を妊娠させてるのは圧倒的に
避妊手術をしてないオスの飼い猫(外飼い)なんだそうだ。
やはりノラは相当劣悪な環境で生きざるをえないのだなぁ。
キャットフードが一般化する以前は
飼い猫(外飼い)の寿命も数年だったそうだよ。
「猫は外でネズミや小鳥食べてるから」って、ろくに餌もやらないのが
普通だったようだ。
744 :
花と名無しさん:03/05/02 16:21 ID:H4jyz1mr
>>740 猫を追い詰める・・と書いたのは
無責任な連中がやったことでも
その矛先はエサ貰ってる猫達にもくる事。
結果、処分(嫌な言い方だけど されてしまうこともある。
他にもあるけど・・・
つーかスレ違いな感じになってきちゃったのでこの辺でヤメマス。
745 :
花と名無しさん:03/05/02 17:14 ID:I+y27tMj
で、そろそろ大島語りに戻りません?
まだ大島さんの作品を読んだ事が無かった頃のお話し
「綿の国星」ってどんな話なんだろ?
と思って本屋で単行本を手にとってみたところ、
猫の耳の人たちが原っぱみたいなところに
集まってる場面が目に止まった。
猫耳=人間ではない=宇宙人? と連想してしまい、
タイトルからも、勝手にSFと勘違いして
SFは好きじゃないからなぁ、と買わなかった。
・・・恥ずい話だけど、他に同じような勘違いした人
いないだろうなぁ・・・・
747 :
出遅れた:03/05/02 17:26 ID:ovmmghJH
収束しかけてるのに、再燃させるつもりはないのですが、大島先生
から離れないで書キコしますから・・・
大島先生はサバを避妊手術させたことを相当負い目に思っているだろう。
「ケープだったのよ」にその辛さが現れている。そして、ヒニンネコに
その悲しさを表現させることによって自身も(少しは)救われている。読む
ものも然り。
人間にとって、猫にとって、と論じる前に(あ、書いてた人への意見では
ありません)大島先生は、人間となり猫となってものを見ている。割り切れ
れば楽なのに、割り切れないで、割り切れないことをなんとか幸せなもの
に(たとえば漫画の表現に)つなげようと足?いている。そこが大島先生の
独特な点だと思う。割り切れないで他の世界に踏み入れてしまう人も多い
なか、割り切れないことを背負い続けている。それが大島ワールドではな
いでしょうか?
748 :
動画直リン:03/05/02 17:27 ID:FbAZP3qa
749 :
花と名無しさん:03/05/02 17:40 ID:I+y27tMj
そうですね…
「あなたのために、という言葉はいついかなる時も美しくない」
という、ドキッとするようなことばを言い切っていらっしゃる大島先生のことですから
愛する猫のためとはいえ、内臓を取り去る、という行為を
どうしても自分に「罪」として背負わせてしまうのだと思う。
ツミトバツ!の桜吹雪。
とても印象的な、苦しい場面でした。
>>744 「猫を追い詰める」の意はみんな承知してると思いますよ。
理屈ではわかりますが、理屈ばかりでは世の中おかしくなってしまいませんか。
人も猫も生き物みんな大なり小なり助け合ったり迷惑掛け合って生きてますよね。
人間から見た良し悪しで全てを判断すると、全体が偏ってしまうのではないでしょうか。
結果的にそれは人間にも好ましくないという事が多いと思います。
751 :
花と名無しさん:03/05/02 17:52 ID:Tb1OEEMt
ちなみにケープは鯖以前(5年くらい前)の話では?
猫話はウンザリと思ってる大島ファンは俺以外にはおらんのか?
752 :
750:03/05/02 17:52 ID:???
話題戻ってましたね、ゴメンナサイ。
753 :
751:03/05/02 17:55 ID:???
あ、でも鯖が来て16ページしか書けなくなった
第一弾がケープだからそうなのか。間違えてスマンかった。自殺する。
754 :
花と名無しさん:03/05/02 17:57 ID:I+y27tMj
こらこらこら、命は大切に。
755 :
701:03/05/02 20:19 ID:???
>739
大島さんの漫画って結構重いテーマでも、独特の
台詞まわしと乾いた絵柄で、受け入れやすくおもう。
で、読んでいくうちにジワジワと染みこんできて
気がつくとホロリとしてることが多々ある。
お願いです。新しい作品を!
757 :
739:03/05/02 22:44 ID:???
>>701 そうですね。毎日が夏休み(夏直前になるといつも思い出します)でも
リストラやら登校拒否&イジメやら・・。
あと、真夏・・は漫画という事がすばらしく生かされてる良い作品だとも思います。
大人が子供に書かれてる世界には、擬人化された猫(好きですけど)以上の
衝撃をうけました。こういう作品を読むと漫画読みの幸福を感じます。
私もそろそろエッセイじゃない漫画を、また描いて欲しいと思います。
758 :
701:03/05/02 23:10 ID:???
俺は特にお兄ちゃんが伴侶を得て大人になった所と
逆に自分が子供になって泣いて良いんだ、という所で
抑えきれなくなる。俺自身のいろんな思い出が一気に
こみ上げてくるんだな。まいっちゃうよ本当に。
今の自分が本当に年齢なりの成長を遂げているんだろうかと
身につまされることしきり。考えさせられるんだよなぁ。
759 :
花と名無しさん:03/05/03 00:03 ID:PYf3m3ek
>>751 イキロ!(・∀・)
「猫話はうんざり」とは言わないけど、違う話が読みたいという気持ち
はわかるよ。「サバの秋の夜長」の入ってた単行本で、サバが二話あった
時にはかなりがっかりした。まあ、これも新しいシリーズかな、と思って
たらその後エンエン猫話が続いて、ちょっと辛くなった。
でもねえ・・・。「グーグー」の中の世界は、大島先生の現実そのものが
大島作品になったって気がしなくもないしね。Nさんが動くと昔のマンガ
のキャラに見える時もあるし・・・。
今は大島先生の「安定期」なのだと信じたい。また激動が来て、違う話
を描かずにはいられなくなる・・・と。
あと、「猫話」は、猫を飼うとカナーリ見方が変わるね。実家で猫飼いは
じめた途端、猫話が楽しみになったもの。
「猫話」って大島弓子の描く猫の話について?
それとも、このスレでの猫の飼いかた議論について?
>>758 自分を振り返ることができる人ならいいんじゃないでしょうか。
振り返る「余裕」というものがあるとないのでは違うと思いました。
大島作品も、どこか余裕というものがあって...。
精神的な余裕というのかなぁ。
具体的に表現するのめんどくさいけど...。
> 760
>猫話はウンザリと思ってる大島ファン
という表現からは猫話以外の大島作品を望むと取れるね
猫エッセイとか描いてる以上は
どうしても飼い方にまで話が及んじゃうのは
しょうがないよね。
大島弓子は猫の飼い方に関して無知っぽいし。
無知というより昔風なんだろう。俺んちで飼ってた猫も
あんな飼いかた(いやそれ以下かも)だったよ。
犬猫用のえさに高い缶詰めなんて考えられなかったからね
大島さん、今やってるお仕事ってグーグーだけだよね?
家なんか買っちゃって、経済的に大丈夫なんだろうか。
それとも漫画家さんってそんなに儲かるのか・・・
マンション買ったときも衝動買いで買ったくらいだし
その点は大丈夫かと。不況の今でも資産価値のある
マンションってのはちゃんと売れるからね。たしか
大島さんの住んでたマンションは立地条件よかったよね
>>766 それが無知って言ってるんだけど。。。
サバが結石になっても安い缶詰でしょ。
少し猫本でも読めばわかることなのに。
ポールギャリコ読んでる場合じゃないっつーの。
>767
「おひさま」に「ちびねこ」
失礼、「今後猫飼い論議は犬猫板へどーぞ」、に訂正。
773 :
花と名無しさん:03/05/04 00:58 ID:21lJ0lyP
>770
おひさまの連載ってまだやってたんだ。
あとフォトエッセイを載せてる雑誌もあったね。
774 :
花と名無しさん:03/05/04 20:38 ID:r0b0MMCj
772に同意。
もしくは「こう飼うと長生きしますよ」と本人あてにお手紙すべし。
もうオリジナルのストーリー物書く気ないのかな…
と言うか、読ませたい読者を想定できなくなってる気がする。
775 :
花と名無しさん:03/05/04 20:59 ID:gRqmvkse
つーかサバが死んでから何年経つのよ。
それを今更「結石になっても安い缶詰ですか」なんてお手紙しても
大島先生も困っちゃうでしょ。
生きるか死ぬかの思いをしてきた人は、物の見方がうんと変わると思う。
グーグー読むとさらっと流してるけど、いろんな事考えたんじゃないかなぁ。
第40話「外泊」のラストはちょっと切なかったよ。
777 :
751:03/05/05 01:39 ID:CB+8sqfS
日本海に入水したけど、いつのまにかランジェリー姿で浜に打ち上げられてました。
蒸し返してすんませんが、「猫話うんざり」ってのはこのスレでの談義のことですた。
10年前までは「猫エッセイばっか書いてないでオリジナル描いてよー」と思ってますたが、
もう、あれだけの作品残してくれたんで、文句言いません。
70年代後半から80年代前半の作品をリアルタイムで読んで、本当救われたし。
ああいった作品がぼんぼん出てくる才気と狂気あふれた状態ってのは、
どんな天才でも10年ももたないと思うし。
それに、当時は失望してた「猫エッセイ」が、今になってみると、
結局日常に欠かせないものになっているわけで。
でもやっぱりオリジナル読みたいですけどね。
オリジナルはもうムリだろうね。
なんとなくだが、もうすぐオリジナルを書きそうな気がする。
いろんな意味で今までと違った作風の物。
「キミの住んでる街の駅ふきんはさ
ボクが生きているころ
それはきれいな小川のある森だったんだよ
ボクらそこであそんだんだ
でもさ それを知ってるボクが
今の駅ビルや自転車置場を見ると
少しせつなくなるけど
キミらにとっては生まれたときから
あそこにある駅ビルや自転車置場が
やっぱり いとしいものになってるんじゃないかい?
ねえ 事を逆にして考えてごらん
今 急に駅ふきんが野っぱらになったとしたら
きっとキミはなき自転車置場をいたむよね」
大島弓子『四月怪談』
781 :
つづき:03/05/05 03:46 ID:???
「 たとえば、かつて自分の通っていた学校の校舎が取り壊されるといって、
抗議しているヤツ(アホですわ)。この地球が誕生したそのときから、
その校舎はそこにあったわけではない。その前には違う建物、もしくは
田んぼ、お墓、池があったんだぞ! それを壊して、その校舎が建った
のだ。前の人たちが抗議していたら、お前らの校舎は建たなかったんだ
ぞ! そして、お前たちが抗議しているうちは、次の人たちの思い出も
できないのだぞ。わかってんのか?
その校舎を残したところで、お前らは毎日見に行くのか?
たぶん、行かないだろう。なくなった校舎を思い出し、なつかしむ脳
ミソも、お前らにはないのか?」
松本人志『「松本」の「遺書」』
同じこと言ってますね。まあ、真っ当な考え方ですよね。
松ちゃんが大島読者だったら驚きだけど(笑)
782 :
花と名無しさん:03/05/05 14:54 ID:4OPXUqxJ
そーなのよ。
パンクロッカーや風俗にも大島ファンが多い、ってのは
よく聞く話なんだけど
最先端のエッジを持っているものかきさんとかとも
大島さんの、優しげな「わびさび」の世界は
根底でつながってるところがあると思う。
そこが、底力と言うか、すごい。ある種「永遠性」のある真実を内包してる。
>>782 大島弓子の作品に「優しさ」を感じたことが、ただの一度もないのだが。
とにかく、常識から逸脱し、過剰な妄想に突っ走る主人公、
誰かを「思いやる」ときでさえ、自分の過剰な妄想に従って「思いやる」
それが、毎回、常識の側に回収させないストーリーで正直驚きの連続だった。
いわゆる「常識的な優しさ」から最も遠い作家だと思っています。
それが、最新作の「グーグー」では、そういった「自己の過剰性」とは違う、
「何を考えているかわからない他社性」をまとったグーグーが出てきて、
これまたブッ飛んでいるところです。
いつまでもアヴァンギャルドな大島弓子の作品たち。
784 :
花と名無しさん:03/05/05 23:52 ID:TPYOxBDT
何を優しさと感じるかは人それぞれだが。
少なくとも初期の作品は、子どもでも慰められる優しさが前面に出ていた。
そしてどんなに疲れているときも、生きることに絶望しているときも
大島漫画の画面からは、自分にとってやさしい風が吹いていた。
どんなアバンギャルドな作品でもね。
「八月に生まれる子供」なんて極上に、自分にとってやさしかったよ。
785 :
783:03/05/06 00:17 ID:???
>>784 なるほど。「八月に生まれる子供」から、やさしさを感じ取る、なるほど。
多分、私が、「やさしさ」=「他人の気持ちを汲み取る」と感じてて、
そこが、大島作品から、遠い、正確に言うと、
「他人の気持ちを間違って汲み取らざるを得ない」運命を生きる主人公、
と感じてる、と説明すべきだったかもしれませんね。
個人的には、初期作品は、「女性」「子供」「猫」であることが孕む過剰性で、
主人公が常識からはみ出した行動原理を与えられていて、
後期作品は、もっと「有り得ない設定」や「精神疾患」、例えば、「ダイエット」のように「太ったり痩せたり」
「八月に生まれる子供」みたいに「猛スピードで老化して、そのあと再生する」とか、
「宇宙人」とか「子供の中身に大人の精神」とか。。。により常識からはみ出さざるを得ない
行動原理が与えられている。でも、「グーグー」のグーグーが、そのいずれでもなく、もっと、
「モノ」のような存在「得体の知れない存在」になっている。(サバはそうではなかった。)
こういったことは、誰かが癒されるやさしさとは別の軸を形作ってるなぁと感じていたのです。
なんというか、もっと「生々しい生そのものの現れ」みたいな感じ、とでも言えばよいでしょうか。
そういえば、このあいだテレビで猛スピードで老化する
女の子の海外ドキュメントを見ました。
外見はおばあさんみたいな11、2?歳のちっちゃい子。
現実にこうゆう病気があるって知らなくて、ちょっとショックでした。
・・・スレ違いでスマヌ。
他人の気持ちをくみとることこそ優しさ、と
いってもね…。実際にはそう簡単なことではない
でしょう?わかったつもりでいたのに、結局ほんの
少ししかわかっていなかった、あるいは全くの勘違い
だった、またはある種の感性の部分で、自分は決定的
に欠けていてどんなに努力しようとも理解できない…
または決して理解してもらえない、そういう苦痛は
誰しも経験しているのではないでしょうか?そして
わからなくても、わからないなりに、肯定しようと
してくれる誰かが存在する奇跡。それが描かれている
からこそ、大島作品から優しさを受け取る人も多い
のではないかと思うのです。
なんてこともある。けれど理解されなくとも、
788 :
787:03/05/06 03:09 ID:???
すいません、最後の1行消し忘れ。
789 :
花と名無しさん:03/05/06 11:19 ID:HnAK1Hoa
私としては、表面上の
「他人を思いやるのが礼儀と心得てる人」なんてのがあまり登場しないことからして
大島漫画に好感を抱く訳ですが。
少女漫画特有?の、
本気で相手のことを考えてる証拠として怒る演技
みたいなのが(巧く表現できない)鬱陶しくてたまらん。
>789の言う「表面上のおもいやり」も押し付けがましくて。
>790
んー、それは大島作品でってこと?>怒る演技
>>791 いや、違います。
変な書き方をしてしまってスマソ。
大島作品にはそのような鬱陶しさがない気がして好きだと言いたかったの。
>787や>789に概ね同意って意味なんです。
>792だけど、考えてみたら以前の大島作品に
そんな感じの女の子たちもいたかも知れない。
よく分からなくなってきた。
あんまり大島作品のこと理解してないのかも知れん。
ただ現実でもネットでも2ちゃんでも、
「あなたのためを思って叱っているのよ」的なのが多くて、
少なかれ辟易してるだけなんだと思う。
ごめん逝ってくるわ。
794 :
花と名無しさん:03/05/07 02:09 ID:aKPZzfQd
アクションとしての思いやり。
アクションとしての叱責、涙、同情。
テレビドラマつければ2,5秒でどれも目にすることができるね。
少なくとも大島漫画は、そういうにおいが極めて少ない作品といえると思うよ。
私的には。
795 :
花と名無しさん:03/05/07 19:54 ID:SjFYtRiP
初カキコです。
最近の作品では、「ロストハウス」が特に好きです。
大島先生の作品を読むと、普段何気なく使っている
言葉の美しさ・残酷さにはっとします。
ところで、「ラブ・セレナ−デ」という映画、ご覧に
なったかた、いませんか?
少しおかしい姉妹と中年プレイボ−イDJの話なんだけど、
とても大島テイストを感じました。(特にラスト)
オススメです。
>>黒糖さん
前スレを見たのですが、私もモ−マス、大ファンです!!
モ−マスに大島漫画是非読んでほしい。
超遅レスですみません。(うれしさのあまり)
796 :
花と名無しさん:03/05/07 20:44 ID:eWIgO+m4
???
妄想突っ走りカキコです。
>>701=
>>758 あなたはもしかして私と同じ大学出身かもしれない・・・(w
そして私は、あなたが書いた「『夏の夜の獏』論」のおかげで
大島作品に出会えました。ありがとう。
妄想カキコおわり! スマソ!!
798 :
花と名無しさん:03/05/08 15:52 ID:xJFHP+c7
大島弓子の作品ってタイトルひとつとっても何て素敵なんでしょう。身震いとよだれがでます。
身震いもよだれもでないけど、タイトルいいのばっかってのは同意。
800ゲット(・∀・)イヒ!!
読む前はいまいちピンとこないのに
読み終わったとたんウワーッ!とかこみ上げてくる感じ>タイトル
身震いとよだれもデチャウヨ
>>785 一番最後の二行に共感を感じます。
なんて言ったらいいんだろう...
大島さんの表現方法と言うか、切り口と言うか、視点と言うか、
同じものを見たとしても、
その軸と表現されたものは、決して綺麗事に終わらせてないと言うか...
うまく言えませんが....
>798
しかもほとんどの作品は、初めにタイトルありきで
内容は特に考えずに付けているらしい。そこがすごいね。
タイトルで内容を想像できる物と、全く想像できないのがあるし
804 :
花と名無しさん:03/05/09 00:11 ID:OErmE34a
>793
「あんたのために、という言葉はいついかなる時も美しくない」
とうセリフがサバ話のどこかにありましたね。
読んだ時すっごい共感したけど、たまにそんな言葉を口にしてしまい
ハッとします。
805 :
花と名無しさん:03/05/09 21:04 ID:/5CGC36n
今夜は砂糖入のワインを飲みますた。オイシイ!
806 :
花と名無しさん:03/05/10 05:59 ID:+5lOSh/0
さばびあん
人形の写真が載っているので、「季刊エス」という雑誌を購入。
「漫画・イラスト・アニメ・ゲーム・『ストーリー&キャラクター』の総合誌」なのだそうだ。
そこに大島先生が「オオシマさんちのもうひとつの猫日記」連載9回
てのが2ページあるのをハケーン♪
タマ、クロ、ビー、グーグーの写真が並んで、今回はグーグーのお話。
つったって、グーグーの写真6枚にグーグーの内なる言葉と大島先生との
やり取りが書いてあるんだけど、それがイイ!です。
で、別カコミで「大島さんの近況」があって、以下その文章です。
>去年の11がつ、雪が降った日、
>グーグーは まず雪の中に片手をスッポリ入れて、
>しばらくジーッとしていましたが、
>ダメだと思ったらしく、家の中に戻ってきました。
>グーグーの座っていたところを見たら、雪が丸く溶けていました。
>ビーは ダーッと外に飛び出して行き、
>またすぐ、ダーッと帰ってきました、その間15秒。
>クロは 家の中から雪を見ていただけでした。
>タマは 10秒くらい外でニャーニャー鳴いて、騒いで、
>あっという間に、ダーッと家に入ってしまいました。
>引っ越ししてから初めての雪だったので、
>猫たちの反応が楽しかったです。
ああ、あの、目のよく見えないタマもこんなに元気なんだー・・・
と目頭が熱くなりました。
しかし、この雑誌すごくいいな。絵のうまいひとってこんなにいるんだ。
今度から定期購読しよう。
808 :
花と名無しさん:03/05/10 15:58 ID:FNBw4Pu/
みんな元気なんだね…
よかった。
809 :
花と名無しさん:03/05/10 18:26 ID:Raa+haQm
>807さん 出版社はどこのですか?
>807
ありがとう。嬉しい。
早速買いにいかなきゃ。
807さんじゃありませんが…
季刊『S(エス)』 発行 スタイル 発売 飛鳥新社
定価1200円(本体1143円)です。
この本、以前は「Comickers」という名前の本でした。
BNは買えるのかな?
>811
あ、コミッカーズが改題したのですか。知らなかった。
情報をどうもありがとうございます。
こういう雑誌って、重量がかなりあるから蔵書しとくのが大変。。
あんまり図書館でも扱われないしなあ。
>>795 「ラブ・セレナーデ」見たことあります。
姉妹がすごくいい味だしてますよね。
なんとなく雰囲気が大島弓子テイストの映画って結構ありますよね。
大島弓子の漫画の中では恐らく出てこないであろうセックスシーンや
性的なストーリーが入っている映画でも何故か大島弓子っぽいと
思ってしまうことがあったりして少し不思議な気分になったりすることがあるのですが。
「ショー・ミー・ラブ」とか「ダブリンバスのオスカー・ワイルド」とかも
見終わった後、なんだか大島弓子っぽいなぁと思ったりしまいた。
(ちなみにどちらも同性愛ものなのでそのせいかもしれません)
他の方が見たら「それは違うだろ」と思われるかもしれませんが。
815 :
花と名無しさん:03/05/16 10:58 ID:4TMrz9se
ノラネコと目があったので
パチクリを実践してみました。
でも、あっさり逃げられた!
あれってだれでもできるものなのかな
大島さんだから?
816 :
花と名無しさん:03/05/16 13:34 ID:kM7AwBD8
猫ウィンクは、向こうが警戒心をあらわにしてるときに効くかと。
∧ ∧
ノーマルコンディションの時にやっても「( ´_ゝ`)フーン」て感じか、
不可解な様子で立ち去るか。。
猫の性格や育った環境にもよりますが。
ねこぱちくり、私は1回も成功したことないです〜
すばやくぱちくり、ゆーっくりぱちくり、力強くぱちくり、
眼鏡が邪魔なのか?と、はずしてぱちくり、
いつまでたっても、「なにやってんの?」って感じで
目をそらされます・・・
警戒する猫には近づけないからぱちくりする機会すらないし。
>816
おおー、そうなんですか。勉強になりますた。
また、機会を見つけてやってみます。
>817
わたしも眼鏡はずしてやりました!
いろいろ考えちゃいますよね
1度でいいからぱちくりしあいたい〜
819 :
花と名無しさん:03/05/16 20:17 ID:iqpDflfT
私も家の猫で何度か試したことありますが、
全く無反応です〜(泣)
やっぱりなにかコツがあるのかな?
もしかしたら、、、
目の周りの筋肉の動きの微妙なわざとらしさを
察知されちゃうのでは、と思った。
息を自然に吐くように、落ち着いてやるのよ、落ち着いて…
相手の反応を見たいばっかりに、
すぐ焦って目を開かないことも大事かも知れない。
そうじゃなかったらごめんよ。
猫ネタだとそこそこ盛り上がるのな。
>817
猫ってよっぽど急に近づかない限り、逃げてもたいてい振り返りますよ。
そこですかさず。
機嫌のいい猫がにゅーっと眼を細める感じで。
私は「脅かしてごめんね」程度に通りすがりにやるだけだけど、
「ア、大丈夫」って顔してそれ以上逃げなくなる。
>821
まあね
今日は非常に落ち込んでいたので、色々読みあさって
救われました。大島先生、本当にありがとう。
どうしたしまして。
大島先生ですか?w
高校生の頃、大島先生の漫画にはまって読み漁っていたのだけれど、
その後はしまいこんでいました。
最近ちょっと読んでみようかな、と思って出してきたんだけど、
昔は大島先生の漫画で泣いたことなかったのに、今はどの作品を読んでも
涙が出てしまう。
すごく悲しいとか、すごく辛いとかそういうんじゃないのに泣いてしまうって
これが感動というのもなのかなあと思った。
きっと、また10年後とかに読むと感じ方が変わってるんだろうな、と思った。
グーグーはまだ読んでないので、買って読もうと思います。
(たいしたことない内容ですみません。sageていきます)
828 :
795:03/05/21 19:12 ID:Ij946IFg
>>814 レスありがとです。
機会があったらオススメ映画、見てみます。
「キャメロットガ−デンの少女」も
「裏庭の柵を越えて」のお兄ちゃんが
お気に入りの私には、思いっきりツボでした。
私も高校の時に、妹が持ってた綿の国星を読んでから
執り付かれたように読みました。
この人の作品を読むと何故だか、人間ってイイナとか
思って元気がでます。
朝日ソノラマの選集を全部集めてみようかなと。
830 :
花と名無しさん:03/05/25 19:06 ID:MkYeFQaJ
「みち子がきた日」と「詩子とよんでもう一度」知ってる人いますか?
「詩子とよんでもう一度」はすごい号泣してしまったなぁ・・・
ネタばれ注意
「みち子がきた日」は、あれ最後大木くん死んじゃったのかな、やっぱり・・・
みっちの花嫁衣裳が見れなかったのかな やっぱ泣ける
私のリアル大島歴は
「詩子とよんでもういちど」からかもしれない。
週マ連載でしたねー。
つーか、連載読んだきりでコミクスとかでまったく再読してないのに
詩子の臨終シーンとかすごく印象に残ってる。
もうひとつ難病もので、少女マンガ家をめざす少女「みのり」が
白血病で死んじゃう話はなんて言うタイトルでしたっけ?
あれも週マの連載で読んで、最後お母さんがひとりで街を歩いてるシーンで
号泣しますた。
これも再読してないのに、いまだにラストシーン思い出すと
胸が痛くなるほどせつなく悲しくなります。
「詩子と呼んでもういちど」は大島さんはタイトルを最初「詩子」にしたのに、
掲載時に編集に勝手にタイトルを直されたと、何かで怒っていた。
>831
単行本未収録の連載ものでそれらしきものといえば、
「その日まで生きたい」でしょうか。
基本的にお涙頂戴の作法を踏襲しながら、一筋縄でいかない大島節の隠せない
70年前後までの作品群、いつか全部読みたい。
一種のシュールさに魅力を感じます。笑
>833
レスありがとうございます。>その日まで生きたい
単行本未収録作品でしたか・・・
マンガを読んで泣いたのは生まれて初めての経験だったので
すごく記憶に残ってるんですが。
ただのお涙難病ものと違って
ヒロインの心理の変化や母との関係の描き方
エキセントリックな学校の友達の存在など
のちの大島作品に共通するような要素が結構あったように思います。
といっても消防時代に読んだだけなんですが。
ラストはほんとに泣けます。もう一度読んでみたいなぁ。
835 :
花と名無しさん:03/05/26 22:16 ID:+Ak8u/wF
>830
その2編なら大島弓子選集第1巻に収録されてますね。
「その日まで生きたい」は私も読んだこと無いなぁ。
でも最近は復刊ブームだからそのうち読めそうな気もしますね
836 :
花と名無しさん:03/05/26 23:13 ID:lXPyOJf4
>>836 取り敢えずウォッチリストに追加しました。
出品者は、ことの成り行きに、たまげてるんだろうな。
838 :
花と名無しさん:03/05/27 01:29 ID:7ObR2hxO
以前出品されてた時も、かなりな高値がついてましたよね、、<ビスクドール
839 :
花と名無しさん:03/05/27 07:37 ID:gUZCh5jK
出品した人はビックリしてるだろうね…。
「よくわかりませんので…」とか書いてるし、
5000円からスタートしてるし……。
思わぬ臨時収入かも。
840 :
花と名無しさん:03/05/27 12:54 ID:tMz95G7H
以前 このビスクドールがヤフオクで100万超えて落札されたよ。
今回はどこまで?わたしもウォッチ入れてみた。(絶対買えない・・・)
>840
試作品の一点ものでしたね。しっぽを引っ張るとオルゴールが鳴るという…
ガラス眼のお人形はどっちかというと怖くて苦手だけど、
あれは可愛かった。保存状態もよくて文句なく愛らしかった。
思わず出品者HPの詳細画像保存してしまった。。
842 :
花と名無しさん:03/05/27 21:00 ID:CZx44ejd
836のビスクドールも試作品なのかな?でも
>>841のとはちょっと違うみたい
ですね。
それとも昔は普通に売られていたもの?
843 :
花と名無しさん:03/05/27 21:30 ID:WNu7Ijnc
844 :
花と名無しさん:03/05/28 00:15 ID:tOIVu5ZH
>>843 情報どうもありがとう。
この方は、ヤフオクよりはかなり安い値段(たぶん)で2体も手にいれたのですね〜
うらやましい。2万円だったら私も欲しいけど。
845 :
花と名無しさん:03/05/28 03:42 ID:jyQL66Yw
入札といっても2、3人の争いなのですねー。
でも高い値段 433、000円
846 :
山崎渉:03/05/28 09:37 ID:???
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
847 :
花と名無しさん:03/05/28 11:01 ID:zTHJ+M7o
ちょっとあげさせて〜
848 :
花と名無しさん:03/05/28 13:59 ID:zw+3+o+x
山崎渉が来てたのか。仕方ね〜なぁ。。
今日はまだ未読の大島作品に手をつけたい気分。
4月怪談とか読んでみようかなぁ。
4月怪談はよいよー
四月怪談いいね。個人的にはあの頃の作品が一番好きです。
>四月怪談
昔は「能力がないのはきらい?」だった。
今は「変な能力があるのはきらい?」になってる気がする。
深読みスマソ。
>851
え、書き換えられてるってこと? 詳細おしえて
853 :
851:03/05/30 18:30 ID:???
>書き換えられてるってこと?
いえ、自分の脳内の話です。ごめんなさい。
今の能力万能主義に、ちょっと疲れてまして。
ビスクドール、80万超えましたね。。@_@
>>854 自動延長ありだったら、100万越えてたかもね。
856 :
ビンボーファン:03/05/31 08:04 ID:nDwi3JXr
>>854 スッゲ〜〜〜〜!!
ちびねこドールの上下まつげ、植毛だったら もっといいなーとおもったが。
857 :
花と名無しさん:03/06/04 00:57 ID:9ijXzb0d
今月のグーグーに出てくる銀糸くんの
シルエットがかわいくて、何度も何度も4ページの
作品をくりかえして読んでます。
おしえてちゃんですいません
グーグーって雑誌連載なんですか?
読んでみたいので教えてください
「本の旅人」という角川書店のPR誌です。
大きい本屋さんに置いてあります。
月100円で定期購読も出来ますよ。
>>859タン
さっそくありがとうございます!!
探してみます
銀糸君って名前が素敵ねーー!
比べて大島さん、シンプルだなぁ・・・
862 :
花と名無しさん:03/06/05 12:10 ID:G6uOILHn
「本の雑誌」ってただですよね?
大手の書店においてあって、毎月1日にでてますね。
864 :
花と名無しさん:03/06/05 12:33 ID:ZCCDZNeD
本の旅人は、少し大きな図書館にも置いてあります。
バックナンバーごと読めるので、助かります。
銀糸くんて「ぎんし」くんって読むんだよね?
ちょと考えちゃった
>>858ですが
ついでにコミックスも仕入れました
867 :
花と名無しさん:03/06/06 13:20 ID:D+gLyc4v
>863ごめんなさい〜!うっかりしてました!
で、また銀糸くんみてニヤニヤ・・。
Sに掲載されてる大島家のにゃんこたち
かわいい〜かわいい〜(*´∀`*)
グーグーの上で寝ちゃうクロかわいい〜
銀糸くんって名前がすてきですね。
しかしこの新しいお住まい、ここも吉祥寺界隈なのでしょうか
猫トラブルのない奇跡のような土地柄なのですね。
うちも東京都下ですが、飼い猫の外放しはご法度です。
別に規則があるわけではないのですが、猫嫌いの地域住人が
毒餌を撒いてるので出せません。
実際だらしない飼い主もたくさんいるし。
あ、こういう事書くと猫スレ逝けって言われますね・・・すいません。
ゴルァァ(゚Д゚)!!! ゴルァァ(゚Д゚)!!! ゴルァァ(゚Д゚)!!!
毒餌を巻いてる本人がわかれば逮捕ものだよ?
ちゃんと調べてもらったら。小さな子にも危険。
872 :
花と名無しさん:03/06/13 17:41 ID:xTDTJvYA
だけど、大島さんの現在の連載が全部猫の話なんだから、
ここで猫の話題になってしまうのも仕方ないような気もするんだけど…
飼い方論争を繰り広げる時はペット板へ逝ってほしい。
869は荒し
猫の飼い方についてはスマートに、
適当なところで切り上げればいいと思う。
つーか、嵐はスルーしれ!
869ですが嵐のつもりはなかったです・・・すいません。
ただ純粋に、猫を自由に放し飼いできる環境の住宅地が
東京にもまだあるんだなぁと羨ましく思ったです。
そして猫事情までリサーチしたとは思えない大島さんが
このお住まいを手に入れられたのは
すごいご縁だなぁと思いました。
引越し当日にいきなり猫クレームつけてくる隣人もいるからね。
しつこいよ
869は確信犯
「あ、こういうこと書くと」とか打ってるひまがあったら全部消せ
最初から語るつもりならいちいち謝るな
>>878-879 どうしていい年してそんなギスギスした
文章しか書けないのか…
本当に大島漫画読んだことあるのか?
みんな
もちつきましょ〜ん
882 :
花と名無しさん:03/06/14 16:32 ID:/vF8jIII
夏が近付いて来ましたね(今くらいの暑さが心地いいなぁ)。
「ジィジィ」の大おば宅での場面が好きです。あんな生活がしたい。
みなさんの好きな夏の情景はどの作品のどの場面ですか?
883 :
花と名無しさん:03/06/14 16:32 ID:oq8ttDfd
猫関係の話題を封殺してしまったら
猫漫画の感想も書き込めなくなってしまわない?
「大島さんの猫の飼い方がどーのこーの」という内容で論議するのは
ちょっとスレ違いのように思うけど。
言論封殺みたいになってしまうのはまずいと思う。
マッタリお話しようよ。
>882
東京は昨日今日とサウナのような蒸し暑さです。
不快指数上昇・・・
大島作品の夏って、田舎のさわやかな夏というか
蒸し暑さをあまり感じませんね。
ジィジィってタイトルも好きです。
>883
まったりお話に同意。このスレは穏やかであってほしい。
>882
ごはんにおみそしる
なすのぬかずけに いんげんのゴマ和え
それに焼きのりと玉子焼き
この しあわせもの!!
香の残り香ただよう簾が掛かった清潔な和室で寝転がる…夏の昼下がり。
>>885 それにチキンカレーもね!
あぁおなかすいた。
それに「ぬるいスイカ」も追加(但しちゃんと定価で買う事)。
過去ログ全部読めないんでわからないけど
猫の話題に過剰反応する人がいるのは
過去に猫関係の話題でスレが荒れたことがあるからなんですか?
リアルタイムで「グーグー」の話ができないのは悲しいです。
ところで大島さん、拾い猫はタマで打ち止めにするつもりでしょうか。
家が広くなった分余裕が出来て、またお仲間がふえたりして・・・
大島さんちの猫たちの話で和もうとすると
あんな飼いかただからサヴァが短命だったとか
外に出すなんて自覚が足りないとか
真の猫好きといえるのかとか
そもそも本当の猫の幸せはとか…
最初のうちは良くても
どんどん、漫画絵を離れた教育的指導に流れて
止められなくなるんだよね…
かつ、いいかげんにしたらというと「信者はそれだから」と荒れる
そんな過去があったし
「信者」だなんて、宗教やってるわけじゃないんだから大げさ過ぎ。
猫を愛している一人の大人がいるだけで、それをメールマガジンの
漫画版のように表現しているだけ。
過去に影響力のある漫画を描いたから=狂信的だなんて、
余りにも単純すぎる見方だと思う。
えーサバ短命だっけ?
大島さんの猫話するのは全然いいし
楽しいし
でも関係ない「うちの事情」とかに及ぶ人がいるから
嫌なんじゃなーい?
大島さんの猫に関連してれば楽しく読んでるよ。
892 :
花と名無しさん:03/06/15 19:26 ID:Q8+PVHxX
13年生きたなら 短命ではないとオモワレ
>890、「信者」っつーのは2ちゃん語みたいなものなので
言葉どおりとらないでね・・・話めんどくなるから
俺は猫を飼ったことはないが、大島さんの漫画を読んで猫のいる暮らしって
良いナと思った。正直リアルな猫に触った経験は今までで4〜5回しかない。
実家が犬派だし、周りに猫を飼ってる家がなかったせいもある。漫画でよく見る
捨て猫(ダンボール入りの)なんてのも見たこと無い。野良猫を見かけることは
もちろんあるけど。そんな俺には漫画の中の疑似体験だけで十分だ。
>>884 緑が多いと気温も下がるそうですね。
東京にももっと木が欲しいものです(眠れない熱帯夜コワイ…)。
>>887 それはちょっと遠慮したい…(w
>大島さんの漫画を読んで猫のいる暮らしって
良いナと思った。
のに、
>そんな俺には漫画の中の疑似体験だけで十分だ。
とくるので、ちょっとガクッときました・・・(w
疑似体験だからこそ楽しめるということもあるでしょう。
ダンボール猫を拾って親に怒られるという体験は…
30歳以上の人なら誰もが一度は体験している…かな?
最近見ませんもんね、ダンボール猫。
私は小学生のころダンボール犬(かわいがってください、とかいてある典型的なやつ)を拾って
うちに連れて帰り、アメリカンコッカ―スパニエルだったので怒られず
姉が結婚する時に連れて行ってしまいました。
したことない。みたこともない。
でもいまでもいるみたい。だんぼーる。
>>897 文章の流れ的に、突っ込みたくなっただけ。
せっかくなのに、アラアラ・・・wって。
実家の前が公園だったので、よく捨てられてましたダンボール猫。
公園に遊びに来る子供たちが、いじくり回して遊んで弱らせたあげく、
軒下に放り込んで行くんですよね。
そのうち立派な野良になって、表通りのゴミ置き場で見るようになった猫も
いますが、区役所に連れて行かれて処分されたのもいます。
猫は犬と違って、迎えに来てくれなくて、連れていかなけりゃならない。
生ませちゃうなら、もらい手を探してもらいたい。
「だれか親切な人に拾われてね」なんて、ファンタジーに逃げちゃいかん。
ああまた兆しが…
こゆ時どうすればいいのか
>>902 他の話題ふれば?
わからないなら何も書かない方が。
904 :
882:03/06/16 17:26 ID:???
「夏のおわりのト短調」二平君のラッパ。
(わたしにも吹いてほしい…)
季節的にはまだ早いけど。
>>901 連れて行かなけりゃならない、って、そんな義務はありませ
いや、じゃなくて
えーん、大島せんせ、人間主人公の話かいてください。
猫話だとどうしてもセットでいろいろ…
もう、無理なのかな…
>905
理解の上のツッコミと思いますが、処分を頼もうと思うと
持ち込みという直接的手段が必要という話で、
「市民の義務」的ニュアンスではないと思われ。
新大島家界隈がエアポケットのような猫解放区みたいだから、
読者の違和感を呼び込んでしまうのはある程度しょうがないんだろうなぁ。
私は賛美以外の意見含めて正直に大島作品を話せる場があるだけで
楽しいから、別にいいけど…
賛美ばっかじゃんw
グーグーよんでて、猫の心理がよく書かれていて凄く面白いです。
うちは二匹目を迎えたばかりですが、頭をよぎるのは
ビーを迎えたときのぐーぐーのこと・・・
「まずぐーぐーをなでる」
うちも大島さんちみたく、仲悪くないし、
先住はちょっとトロイ(呑気)ので、
走ってきた二匹目にご飯先にあげたときに、先住がプイッと逃げてしまった。
ぁぁぁぁ、やっちまった!と、ハンセイ・・・
大島さんは猫の買い方系の本を読んでる風でもないのに(読んでるかもしれないけど)
自分の猫の観察だけで、素晴らしく猫を理解してるなぁと感心します。
グーグー読んでなかったら私もっと無神経だったかも・・・
猫の一つ一つの動作に、一生懸命考えてる所尊敬します。
猫のせりふにも納得する。言ってそう。
あんなに猫のこと分かったらもっと楽しいだろうなぁ・・・
それに、猫も理解されて嬉しいだろうな。
でも大島さんが理解するのは猫だけじゃないですよね。
そこらへんから違ってるかもしれない。
910 :
花と名無しさん:03/06/16 20:53 ID:/ADnR/4H
いつだか新聞に載ってた評が、すごく的を得てた。
単なる猫マニアの猫賛歌ではなく
ありとあらゆるもの、森羅万象に対する感謝と賛美になっているところがすごいと…
なんか、2ちゃんで「賛美」っていうと否定的なニュアンスが混ざるような気がするけど。
それって誰かが転記してくれてましたよねー。こっちに。
前スレかな?凄くいい文章で、
人にグーグー薦めるとき、コピペしてメールしました。
その人はそれ読んで、凄く興味持ってました。
「これ読んだら、凄く読みたくなったーっ」って。
同じ猫と住む人としても
大島さんの猫エッセイ読むとちょと自信なくすことあり…
大島さんは私の10倍も楽しんでる〜
なんか充実度違うよ・・・って思っちゃうんですよね・・・
んー、そうですねえ、でも楽しんでいるというより…
大島さんは、例えば戦争のニュース見るだけでも
「あー、またやってる」と受け取るだけのこっちと違い
人の何倍も苦しむ気がする。
爆撃され命をもがれる、大人子ども、木々、花々、鳥、犬猫、小動物、壊れる家
すべての痛みを感じて……
はい。そう言うの含め・・・
人生の充実度が、深さが違うんだろな・・・
なんか落ち込んできました。
うーん。わたしは時々、あの猫のセリフ(心理代弁?)に
違和感かんじてしまうんだなぁ・・・
グーグーの「かわいいぞ」とかは好きなんだけどね。
たまーにやりすぎで引いちゃう時がある。
オオシマさんも、猫話になると妙にはしゃいでる風に見受けられる時あるよね。
それを読者として受け入れられる時と、ちょっと・・・な時があるな。
そして、猫話も楽しいからいいんだけど
やはりエッセイ以外の作品も読みたいなぁ・・・
オオシマさんの体の事を考えると無理は言いたくないんだけれど。
915 :
花と名無しさん:03/06/16 22:22 ID:PujBvmis
以前パスカルのセクース問題で盛り上がったときが懐かしいよ。
ふーん。私はあれは嫌いでした。
わたしもやだった。まだこっちのほうがまし。
>>915 私もあれ面白かった。いろんな解釈があるんだな、と思って。
「7月7日」はどの選集ORコミックスに入ってますか?
920 :
花と名無しさん:03/06/17 12:43 ID:9oAU58Hr
>919
選集6巻『すべて緑になる日まで』
または白泉社文庫『さようなら女たち』に収録されてます。
白泉社文庫、「なずな」以降単行本未収録作品がまた登場するかと
期待したけど、長年紛失されてた原稿の初単行本化という
話題性でもないと、やっぱ厳しいんですかね(´Д⊂ヽ
>920
ありがとう。でも近所の本屋じゃ無理かな。
前は収録作が重複してると買わなかったけど、
最近はひとつでも読んでないのが入ってると買うようになった。
飢えてるんだなあ。。。おかげで雨の訪問者3連発とか、
ハトシェプスト2連発とか、辛いです。
>921
ワロタ。
山岸涼子関係はほんとにどうにかしてほしいよな。>再録
過疎スレ・・・・・・・・・・・
(´-`).。oO(この頃ブーブーがポツリポツリと投下されるのはなんでだろう…)
グーグー?
グーグー投下!
ウチの庭にお願い〜〜♪
私の心を一番はじめにワシ掴みにしたのは「ジョカへ・・」
でした。壮大なスケールと切ないエピソードは、漫画を超えている!
とビクーリしたもんです。現実から逃避したいときは、よく読んで
ます。
929 :
花と名無しさん:03/06/19 06:35 ID:T53pRNED
大島さんの本を少しずつ集めている私ですが、
「ジョカへ・・」はまだ読んでいません・・・。
白泉社文庫で出るのを待っているんだけど、無理そうかな(^^;
諦めて選集3巻を買おうかな〜・・・
30過ぎてから、好きなバンドの曲名も、好きな漫画家の
タイトルも記憶できなくなった。。。
大島作品はほとんどタイムリーで読んでるはず。
しかし題名を記憶してない。
さすがに三連発を食らった「雨の訪問者」はバッチリ記憶されたが。
選集もビニ本状態なので、読んでないのは一作だけ、あるいは、
題名は記憶してないが読んだことがあるものばかり、な可能性がある。
とほほ。。。
931 :
花と名無しさん:03/06/19 11:35 ID:kvY6N3MM
>930
雨の訪問者は山岸作品では?
>931
そうでしたね。
最近、山岸作品と大島作品をまとめて読み返してるので、ごっちゃになってしまった。
ビニ本・・・(σ゚∀゚)σ
934 :
sage:03/06/19 23:26 ID:VOesrQIL
以前、復刊ドットコムに投票したのですが復刊するまでの道のりって長いですね…。
ほとんど読んでいる方が羨ましいっ!
うわっ!
名前欄にsageって…逝ってきます
逝くこたぁない( ´∀`)つ< ´Д`)
復刊ドットコムも扱い点数がだいぶ増えたせいか
交渉に入ってからが少し長くなったかな。
復刊不能の場合の方が決着が早い傾向ぽいのでマターリ待ちましょう…
出版社にニーズを知って覚えててもらえれば、いつかは実を結ぶと思うなぁ。
大きい版で読みたい。
ジョカへ・・読んでる方って少ないのですか?
そうか、古い作品は入手にムラが出来てしまうのかなぁ。
大島作品はいつの時代もそれなりに深いので好きですが、
ジョカへ・・はおそらく「11人いる!」や「地球へ」なんかの
漫画界がSFへの傾倒の強かった時期ですよね。多分。
939 :
花と名無しさん:03/06/20 01:23 ID:IwOMdBNt
「ジョカへ・・」は名作!!!!
>>938 11人いる!、地球へ、大好きだー!
これは、ジョカへ・・・も読まなくては・・・!!
使命発見!
942 :
花と名無しさん:03/06/20 07:57 ID:EHxu8sup
「ジョカへ・・」のゲーテのファウストの詩、原文で読みたくて
探したりしたっけな・・・。
>>941 だったらぜひ是非!!
読まれましたら、感想もお聞かせくださいねっ。
F式蘭丸の蘭丸に本気で恋をしていたことがありました。
今でもきゅんとなるなあ・・。
すごく哀しいお話なのに、どうしてか読むと穏やかに
ゆっくりと元気になる気がします、大島さんの漫画、とくに後期。
私は私のままでいいんだなぁ、と
すこし心に病気を持っている私は癒されます。
本当大島さんの作品がなかったら大げさだけど生きるのが
つらかったです。
心に病気を持っていようが持っていなかろうが
誰でも人間は弱るときがある。そんなときに大きな
愛情を持って物事を包むような視線の大島作品に、
ほっとするんだよね。
完全に心が健康だと言い切れる人なんていないんじゃないかな。
これは現代病だから。医師に診断されていてもいなくても、
その根本にはきっと似たような原因があるんだと思う。
でも大切なのは、自分がどんな精神状態であっても
何かに愛情を感じることで救われてゆくってことを思い出させて
くれるってとこじゃないかな。そんな気がする。
>946
判ります。この間、94歳になる祖母が私の大島漫画本を一冊めくり、
「こんなの見ても、老眼で絵しか判らん」と嘆くので、四月怪談を朗読しました。
やっぱりあのラスト(「草をふむ 音がするだろう」)が気に入ったらしく、朗読後、鼻歌でご機嫌でした。
>>936 ありがとです。そうですねマターリ待つことにします。
そう言えば私もジョカへ・・読んでない。
最近、大島作品をむしょうに読みたくて本棚から引っ張り出して読んでいる所なので
ジョカへ・・を読もうと思います。
フロイト式蘭丸も、確かに切ない。
黄昏は逢魔のとき(タイトルちょっとあやふや・・・)って
なんとなく、何回も読んでるんですけど
奥さん、可哀想な気がする・・・
あれが人の「サガ」とはいえ、
旦那の心があれじゃ、私は哀しい・・・
24年組の中では、絵柄のせいか「綿の国星」のせいか、
もっとも少女まんが的、ほわわん、というイメージを
一般的にはもたれがちだと思うのですが、
実はすごく過激(特に初期)・哲学的・攻撃的(ちょっとニュアンスが違うかな)
ですよね。
次スレはどんなタイトルでしょうか?
やはりグーグー間系?
【森羅万象】大島弓子5【ありがとう】
とか?ちょと恐いか。
7月7日は既出だし、夏の終わりや夏休みだとずれるし、
赤すいか黄すいかもアレだし・・・w
作中の季節感でいうと「まだ宵のくち」なんて思い浮かべるけど、
ちょっと弱いか・・・
長い目でみると、逆に季節感はあまり関係ないもののほうが
よくはないかい?伝統なのかな??
ここ1年間の2スレでの自然発生的慣例だから、拘るよりは気持ちよく
まとめられたらと思うけど、タイトルの季節感から
リアルタイムまでの時間の流れが匂うのも一興かと……(´ー`)
「夏の終わりのト短調」ってタイトルには正直驚いた。私には全く想像できない
言葉の組み合わせだったから。大島さんの作品のタイトルにはいつも感心する。
【つるばら】大島弓子5【つるばら】
終わらないケーキ * 大島弓子 part5
なぜか「ロングロングケーキ」の副題好きです。
私はつるばらがいいな。
ちょうど両脇のつるばらのアーチを通って
スレに入るような感じなのも好き。
【@%つるばら%@】大島弓子5【@%つるばら%@】
【@%つるばら%@】大島弓子5【@%つるばら%@】
【@%つるばら%@】大島弓子5【@%つるばら%@】
@%つるばら%@ 大島弓子5 @%つるばら%@
@%つるばら%@ 大島弓子5 @%つるばら%@
バラにみえない。。。かすぃら
>>959 ほんとだよね。
夏と秋の間の季節感とか、メロディやら風やら何やら
いろいろ想像できちゃう気分になる。
あくまでも「できちゃう気分」だけだがw
963を見た瞬間、蔦子おばさんがマダム百合子化して浮かんだw
大島ワールドというよりあ〜みんっぽいので、
【つるばら】大島弓子5【つるばら】か
終わらないケーキ * 大島弓子 part5 に一票。