岡野玲子のコーナー3(陰陽師11巻発売記念)

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>>325 >>317 >>247
3次元空間をイメージして君の知っている人を並べる。
君の知っている人、君の恋人であり友人は身体を持っている。
なんとなく「膚(はだえ)の下」に内蔵や骨格、細胞がある。

物語の登場人物や、祖先、故人となった知人には内部空間がなさそうだ。
でも、そのどちらも名を持っている。

教室の中の好きな子は、前から何番目の窓側から何番目の席にいる。
彼女の、君が女性なら彼氏の位置は、座標、行列であそこだとイメージするよね。
このとき、なんとなく身体の大きさを点、座標格子点にしているんじゃないかな。
位置座標の一点。座標格子点に。碁盤の京都。そこに棲んでいる。
君の呪で囚われたものが。
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座標格子点に内部空間はないと普通思う。

しかし、教室の中では、そして、想い出の中では、
名=座標格子点の内側に生命と想いが詰まっている。

それを君はぞんざいに扱わない。オッパイでありオチンチンを
噛み切ったりしない。それをするの宝珠(身体)を物質(肉)であるか、
思い通りになる自分だけの人形にしようとするものだけ。
もちろん噛み切っても、他所にいる他者の想いは変えられない。
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人間の身体はぷにぷにしてる。押せばへっこむし、刺せばズブリ。
身体というものを細胞レベルで観測しても、想い人は出てこない。
ならば身体全体なら出てくるかといえば、記憶喪失になった想い人からは、
なんの答も返ってこない。それでも、君は、相手を想い人とする。

点ってのは、面積や空間を持たない。それは名のようなものなんだ。
これをラカンなら象徴界の言葉の連鎖とでもいうのかな。あの世のこと。

君が記憶を維持できなければ、想い人は消える。存在は想い。

外部空間と内部空間を隔てていた布地が二つに分かれる。
ひとつは自分に。もうひとつは。あとは「プリズム」で。