○巽にタケミナカヅチ
坤にタヂカラオ
乾にタケミナカタ
艮にスサノオ
中央にオオムナチ
私の身に聖なる形をした黒い窓が開く
段差崩壊の四面体に関係するのか。
マクルーハンの「回復」「延長」「衰退」「反転」。それらの同時存在。
内部空間と外部空間を隔絶していた身に、
聖なる形、いい女の輪郭が内部空間に投影される。
外部空間に欲望の窓が開く。表と裏と縁。
宙に浮かぶ水族館のイルカの輪くぐり。
○私は生命力に盈ちあふれ 死へと向ってしまう
統合の交点を越えた瞬間 私は生命力を断ち父子の存在となる
ジャック・ラカンの父の名。でも、ホントは乳の名。彼女の名。
○おれの足の裏は玄い
絶対利己主義者。世界を潰してでも己の欲望に従うものなり。
○私はその時気づいたのだ 私を凝視する天の目に
叡智とは天を見上げる矢であり 天より射込まれる矢であり
二等辺三角であり 水晶の三角であり
はじけ散る(スパークする)白い炎であり
夜空を見上げてみよう。東京でもいいけど長野あたりがいいかもしれない。
天を見上げると、点が見える。夜空はプラネタリウムドーム内壁天井のようだ。
この壁面に点が無数描かれている。君の瞳からの視線が矢となり点を壁面に観る。
ドームの外からもなにものかの視線が矢となりその点を観る。
なにものかというのは、君の中にいる他者と呼ばれるものなんだけど、
意識と無意識の視線がドームの内と外から発光し、
それが壁面の点でスパークすると思えばいい。
点に面積はない。しかし、はじけ散る(スパークする)白い炎。
炎は断線したケーブルが再びアースしようと触れた瞬間、空間へ拡がる。
空間へ拡がった無数の点集合は、その球体表面を投影スクリーンに変える。
点が面となった。傍観者から欲望する行為者の知覚正面に。
いい女の存在が、その輪郭、好みの姿に惚れて、
なんとしてでもその幻影を手に入れるべく藻掻(もが)く行為者を創造する。。
イメージを観るとは籠に囚われること。女の方が周辺視野が広いらしい。
横目でチラッと見て、目が逢ったときにはこっちがそわそわしているのも
お見通しだったってわけだ。
二等辺三角形ってのは、壁面の点を頂点とした意識と無意識の視線の元、瞳の幅。
瞳の幅が二等辺三角形の底辺となる。頂点はいい女の輪郭。
この二等辺三角形を水晶球表面に描き、球表面上の任意の一点から眺めると、
底面に、頂点が持つ潜在するイメージが投影される。
いい女の存在、点が、いい女の輪郭、面に。イメージに。
さあ、底面の投影スクリーンを白い炎で干渉させ、そこに壁があると思い込む意識を
萌えさせよう。壁の向こうに俺のオバサンがきっといるはず。
壁面を構成する点の集合、同時平面。その点が同時存在すると思い込んでいる
日常意識を突破しよう。今世紀の物理学が岡野玲子には見えているらしい。
東晃史(あきふみ)の世界が。
東晃史博士のホームページ
http://www.nips.ac.jp/~higashi/