◆◆◆あの漫画の、あのモノローグ◆◆◆

あたし自身が流水のかたみ――――

海が呼吸している　月の鼓動が聞こえる
体の奥にもうひとりの自分を感じる
流水　一緒に行こう
異質な夜を終え　正常な朝に向かって

今―――――
海の闇が明け　月の影が消えてゆく


「海の闇、月の影」篠原千絵

声に出したときの音の感じが上手だな、と思わせる。

>>931
今日ちょうどﾃﾞｨｱﾏｲﾝ読み直したところだよ。
ほのぼのしてしまった。高尾滋いいなぁ〜

ほんとうのことって　どうして終わってからわかるんだろうね

矢野くんを重ねていたのは　ほんとう　でも
あなたにひかれはじめていたのも　ほんとう

矢野くんじゃない
矢野くんじゃない　あなたに―――――

あなたをこんなに傷つけてから
気付くなんて

『各駅停車』谷川史子

　――これからきっといろんなことがある
　　　またいつか
　　恋をする日が来て
　失恋も何度か
　するかも知れない
　　　でも　大丈夫
　　さみしくなんかないよ　　　　　　　　　　　　　
　だれかをこんなにすきになれるって
　　　おしえてくれた　　　
　あなたはいつでも
　　胸の奥にいるから　　

そして彼女は
傷ついた分だけ笑う

笑う分だけ
またどこかで泣いていることを

僕は知っていた


…この漫画、名モノローグが揃っているけど、これが一番好き。

『いつも上天気』／聖千秋

９３５イイ！！
なんの漫画？

「（麻子は）シチューが得意です」
自慢げに答えたお母さんの顔

ええ
わたし包丁使います
針仕事もします
重い荷物も運べばなぐりあいもする
わたしの手は確かに生活してるわ

はっきり知った
お母さんはわたしに生活させるためにわたしをつきはなした

わたしをつつむみえないお母さんの腕のあたたかさが
すっかりひえきっていたわたしの体に充電される
髪に ほおに くちびるに 胸に そして手に
頭のてっぺんから指の先まで
どんどん どんどん どんどん

くらもちふさこ「いつもポケットにショパン」より主人公・麻子のモノローグ。
個人的には麻子の恋愛話より、母や恩師との交流のほうが印象深い。
愛情は一方的に注ぐだけでは駄目で、愛される側の者がそれに気づいて
受け止められるようになってはじめて成立するんだなぁと教えられた気がする（長くてｽﾏｿ）。

あの時
差し出された手を　取っていたなら
こんな心臓が破けるような
思いはしなくてよかったのかも

こんなに　後悔するのに
どうして人を許すことは　難しいんだろう


一年の最後の夜
ふだんはあまり
親しくしてない神様に　お祈りをする

今年のあたしは　あまり良い子では　ありませんでした
でも来年は　良い子にして下さい　　神様

神様　
力を貸して下さい
もう二度とこんな後悔はしないように

>>937
りぼんの渥美理絵ｾﾝｾｲの２冊目のｺﾐｸｽ｢楽園に咲く花」
の表題作｢楽園に咲く花」です
タイトルも好き　ほかの作品も（・∀・）ｲｲ！ですよ!!

くらもちふさこのモノローグがもっと聞きたい・・

あの人が笑ってくれると　嬉しくて
胸が　切なく　なった

保全

今　辛くて苦しい思いをしている私たちが
いつか　強くて優しい大人になれますように

『問題のない私たち』３巻より

遠藤淑子はええ脳。

あってるかどうか不安だけど…

モノクロの景色を
極彩色に染め上げる

ジョージはそんな存在だった

たとえ私たちの未来がこの先交わらなくても
これだけはきっとずっとかわらないよ。


矢沢あい　パラダイスキスでーす

>>946
ジョージは「私にとってそういう」存在だよね。
あと　未来　じゃなく「辿る路」
細かくてｽﾏｿ！
私もそれ、大好き。

すぐ前の場面の、一緒に絵と演出も合わせて
「ホントにどれでも着てもいいの？
　思い入れのある大事な服なんでしょ？」
「だからお前に着てほしいんだよ」

で崩れなくユカリ感動。
パラキスでもNANAでも矢沢さんは
感動のモノローグ多すぎ。

>>537
こがわみさきｻﾝ好き(･∀･)
ほのぼのしてていいよね。
亀レスすまそ。

目をつぶれば
今も鮮やかに倫子の顔がうかぶ

愛してた　そして今でも
愛してる--


闇のパープル・アイ/篠原　千絵

ごめんね　高彬

今は　でも
もう少しだけ
吉野君のことを思い出していたいの

この美しい吉野で
あたしたちは遊んだのだから

この美吉野で
あたしたちは幸せだったのだから

　　　　「なんて素敵にジャパネスク」山内直美

子供たち

僕は君たちに、より多くの幸せを望まない

ただきみたちが大きくなったとき

あの空がもう少し青くなり

森の樹液がほんの少し美味くなっていることを

ぼくは心から望んでいるよ

猫十字社　小さなお茶会　

うろおぼえなので間違いがあるかもしれませんが、かぶとむしさんの
臨終のモノローグでした。

悪い夢も
悪い過去も
すべて俺が持っていくから

明るい場所にいてくれ
いつも笑っていてくれ

おまえが幸せでいると思えば

あの暗い闇の中でも

俺は
生きていけるから

失礼。タイトルが抜けました。
「ＧＬＡＭＯＲＯＵＳ　ＧＯＳＩＰＰ」華不魅　でした。

aaaaaaa

不幸を好きな人間が　どこにいるだろう
かあさん
いつだって　幸せになりたかった…

幸せになりたかったから
あんたの父親と棲んで
幸せになりたかったから
あんたを生んだ

幸せになりたかったから
去っていく父親を憎んで
幸せになりたかったから
美枝子を恨んだ

あんたさえも憎かった…

いつだって、そうやって
“幸せになりたかったから”

「ピアニシモでささやいて」石塚夢見

愛だけど
恋じゃなかった

「＋αのきもち」木月庭子

なんでか印象に残ってます。

>>956
うわ〜、なんだろなんだろ、そのモノローグ。
すっごい気になる。本屋さん行ってこよ。

http://comic.2ch.net/test/read.cgi/gcomic/1074426598/
新スレ立てました
移動よろ

沈黙という貝の中で

6年間眠り続けた
秘密が目覚める
気配がする
秘密はいつしか
美しい真珠となって
わたしの心を
惑わせる

秘密という貝の中で
罪という名の真珠を抱いて
ふたりきりで
まるで　楽園
永遠の・・・

楽園から追放されたふたりは
不幸だったのだろうか
真珠は貝の中で
永遠に眠りたいのだろうか
そして秘密は息絶える

記憶の中のあたしたちふたりは
雪の中から目覚めることはない
いつか薄れてゆく記憶と共に
永遠の眠りにつく
秘密という貝の中で
罪という名の真珠を抱いて
それは　もしかして
最高に美しい瞬間だったかもしれないと思うのだ

----------------------------

詠み人知らず・・・
ごめんなさい
（10年程前の作品だったかと・・・）

「ああ　彼はついに　全世界を　部屋にして
　そして　そのドアを　開け放ったのだ」

　（中略）

わたしは　わたしの前で　世界のドアが
とつぜん　開け放たれていくのを感じていた

この世界の　どこでも
どろまみれになっても
思いきりこの世界で遊んでもいいのだ

わたしは　わたしに言ってみた

そして　ポケットの中の　彼の部屋の鍵をにぎりしめて
五月の朝の街を走り出した


「ロストハウス」大島弓子
ガイシュツでしたらすみません。

あの時見たあの光景・・・

もはや主従や依存関係でもなく
もちろん愛等という物ではない

私は一生あの永遠なる物を忘れる事は出来ないだろう

あまりに夢の様だったから


だがきっと僕は信じてはいないのだろう
だってあの時彼は―――――

出会った頃の様に
自信家で不遜でさえあったあの頃の―――――
それでいて回りの者を一瞬で魅了してしまう魔性と神聖さの危ういバランス

そう　あの時でさえ彼はまるでロンドンの街へ
夜会にでも繰り出す時のように
何も変わらず

いつもの様に優雅に　笑む

「ゴッドチャイルド」つい最近のだけど。

>959-960

もしかして、松原千波「真珠の惑星」ではないでしょうか？
いとこ（？）同士だった男の子と女の子が、
子どもの頃に起きた交通事故を自分たちのせいだと思って苦しんでいる話。
コミックスが手元にないのでうろ覚えですが。。。

>>962
すげー褒めまくりで何かﾜﾛﾀ

あいしてると呟く声が聞こえるような赤だった

不思議だった
彼と話すのは恐ろしい
停滞を許さず
見ないふりを続けていた弱点を暴かれる
なのに心地よい

寒い春の朝
「ごめんね」と震える指で
髪を撫ぜて去った母

箱にそっと仕舞っておくように
私を扱った父

静かな
静かな私の家
眠るように過ごした日々

そこに突然現れた
煩い人
掻き乱された
静謐の水面を揺らし続けて

乱暴に扱われた気さえするのに
思い返せば総て優しい

温かい掌
不思議な人

>>966
なんかいいなぁ。
誰のですか？

>967
次スレにもあるけど、
てるてる×少年／高尾滋／白泉社

>968
えってるてるなの？
リアルタイムで立ち読みしてるのに覚えてなかった･･･（´Д｀;）

>966
松子さん････ﾟ･(ﾉД｀)･ﾟ･｡

　　　 　∧＿∧
ﾋﾟｭ.ｰ　(　　＾＾ ） ＜これからも僕を応援して下さいね（＾＾）。
　　＝〔~∪￣￣〕
　　＝ ◎――◎ 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　山崎渉

「あの騒ぎの中
毛人さまが大王の兵に見つからなかったことだけがせめてもの救い
あのお方に災いのかからなかったことだけが・・・」

そう思いたい
毛人さまはいらして下さったのだと・・・

そうして
こうなることが
よかったのだと・・・
悔いはありません

（略）
悔いは
ありませぬ


「日出処の天子」より、想い人・毛人（えみし）との命がけの逢瀬が結局
かなわなかったときの布都姫（ふつひめ）のセリフ＆モノローグ。
私はこの人フツーに可哀相な人だと思うのだが（はからずもシャレになってしまったｗ）
主人公・厩戸王子の恋敵ってこともありあまり人気ないキャラなのね(^_^;

梅ますよ・・・

頬の傷がうすくなった

今市子

「甲子園の空に笑え！」の、ボールの転がってるラストカット。
あの絵で、あーいう話で、まさか最後にしみじみと感動させられるとは思いませんでした。
楽しかった祭りの終わりを、あれほど端的に表したカットもないんじゃないかと。

…思えば、川原泉って、人の感情の機微を掴むのが恐ろしく上手かったなぁ。

過去形ですか

おぼえてないよ〜

(ﾟдﾟ)ｳﾏｰ

馬ー