少女漫画の『お・約・束』物語３

>782
その場合、普段はあまり仲が良くなかった二人が急激にくっつくよね。
委員内だけじゃなく、真面目な実行委員とお祭り男とかさ。

現実だとイベントカップルは別れやすいが少女漫画では別れないのがお約束！

>782 783
そうそう、文化祭準備によって
相手の意外な一面を発見したり
（真面目で一生懸命なヒロインをお祭り男が庇うとか）
してくっつく。
そして確かに別れないね。

お約束ラブ先生編でも同級生編でも応用可能。
部活編では意中の先輩（男）が部活喫茶で女装したりする。
わかばでも克己がやってるけどね。

下がりすぎage

お久しぶりでございます。
先にふるぱ板の方に顔出して来たばななでございます。
長く不在にいたしまして申し訳ありません…。
貴様今頃のこのこ何しに来やがったとお思いではございましょうが
雲隠れの言い訳などこそっと…。
年度の変わり目に色々重なって忙しく、なかなか続きが書けなかった
というのもあるのですが、まさか今までずううっと忙しかった訳では
なく…
時間を置いてから改めて続きを…と読み返してみたら何やら急に
「ぐあぁ！私ってば皆さんの優しい言葉に調子ぶっこいて何しょーも
ない話書いてんの！？よせ馬鹿！！恥ーーー！」
な思いに襲われそのまま逃走しておりました………（どあほう）
少し時間を置いて見つめなおしてみようかと。
とは言えお待ち下さってる方もいらっしゃるようで（ありがとうござ
います…涙）王子にまでフォローいただいてしまい…。
このまま逃亡生活続けるのも心苦しい事ですし、ちょこちょこ顔出し
て関連各所で遊ばせていただきたいと存じます…（＜遊びたいだけか
い！？）
連載途中で放り出す訳にもいきませんので、始めたからにはｼﾘｰｽﾞ第
１回だけでもちゃんと終らせます（←ｼﾘｰｽﾞ化してたらしい）
…多分…きっと…（遠い目）

とっとりあえず留守中の質問その他へのコメントを。
…話題が古過ぎて忘れ去られてるだろうな………

>ワールドカップ観戦
>●ライブの合間に皆で楽屋のテレビで必死の応援。
多分一番盛り上がるのは尚樹でしょう…＜サッカー小僧
つられて美音・敬介も手をとりあって「きゃあ〜」とか騒ぐ。
涼は多分冷静に見てる筈。慎はどちらかと言うと試合より、
皆の盛り上がりを楽しんでそうです。

>「キャラの○○が見たい」
>フィギュアスケート色物担当／敬介
敬「色物担当ってのが気になるわね（笑）。スケート得意よ〜。華麗
　　なターンを是非お見せしたいわ♪」
>シンデレラｲﾁﾞﾜﾙ姉その２／敬介
敬「（大笑）たっ…楽しそうね〜」
尚「れもん先生が書いてくれてるよ…」
慎「ありがとうございました、れもん先生（笑顔）」
>ハン・ソロ／涼
涼「作者が『スターウォーズ』分からない為ﾊﾟｽらしい…」
>北島○ヤ＝正木美音
美「え……」
敬「ステージに上がると人が変わるあたり合ってるんじゃない？（笑）」
>敬介さんのﾗﾌﾞｽﾄｰﾘｰ
敬「ラブストーリーねぇ…」
尚「敬介さんにそんな色っぽい話あるかよ」
敬「ふふ〜ん♪」
尚「……何？なんだよ、その思わせぶりはっ？」

>ジャック・ローズの歌は、誰が作詞作曲してるんでしょうか?
涼「基本的には俺が作詞作曲担当だけど、他のメンバーが作ったのも
　　良ければ採用、という感じだな。『with love』もそうだったし」
慎「たまに尚樹が曲作って来て、敬介が酷評する、なんて光景も見ら
　　れるね（笑）」
敬「尚樹の曲じゃね〜」
尚「この間のはなかなか良かったって言ってたろ！？」
敬「過去のことは忘れたわっ」

敬介への質問etc
>そのおねえ言葉はいつからどのように使われているのか気になります
敬「いつから？　物心ついた時からよ（笑）。私姉に囲まれて育った
　　から〜。つまんない答えでごめんなさいね（笑）」
>自分の好きな女の子から、違う男子への恋愛相談をされそうな人だ
敬「…（ぎくっ）」
尚「え…？本当にあったのか…？」
>バリバリの男言葉は謎の彼女に告白した時だけ
敬「さ〜あ、どうかしらね〜（笑）。ちなみに男言葉が出るのはせい
　　ぜい年に１回程度よ（笑）」

…なんかこうして見るとやはり一番人気は敬介なんでしょうか…。
純らぷ第４話以降はいずれ…て事で…。書き逃げ。

ばななせんせ〜
ほんとに帰ってきてくれて嬉しいっす！
コメント面白かったです。
読んだら何のネタか思い出しました。
あの先が読めるなんて夢のよう〜♪
続きは敬介さんの悩み相談室（本家）でしたね。
期待してます！！！

「約束のメロディー」　第一楽章

私は安西かなで１５歳、歌を歌うのが好き。
声楽コンクールで優勝したため、
推薦で名門音符学園に入学出来ることになった。
今日は下見を兼ねて学園に来たけど、
みんな完全防音の部屋で練習しているみたい。
つまんない…

？どこからかピアノの音がする…
あれは小さな物置小屋？
綺麗なメロディーが流れてくる。
ちょっとだけならいいよね？
中を覗くと男の人がピアノを弾いていた。
泣きたくなるほど胸は締め付けられるのに
とても優しいメロディー。

二曲目は私の知っている曲だったので、
つい歌ってしまったけど止めずに弾いていてくれた。
私の声と彼のピアノは一体となって見事に同調（シンクロ）
していた。
今まで感じたことがない充実感。

ガツッ　バケツを蹴飛ばしてしまった。
「（ヤバイ）にゃ、ニャー」
「ねぇ、歌っておいて何猫のマネしてるの？出てこれば？」
彼の声に我に返り慌てて物置小屋の中に入った。
中には古いグランドピアノがあるだけ。
彼は今まで見たことがない綺麗な男の人。
人形みたいに無表情でちょっと怖い。
「あの勝手にごめんなさい。私、声楽コースに入学する
　安西かなで です。先輩は…」
「…奏一郎。別に先輩なんて呼ぶ必要はないでしょ。
　かなでって言った？良い声してる。」
「ありがとうございます！えっと奏さんて呼んでいいですか？」
「好きに呼べばいいし、敬語も使う必要なし。かなでの声、気に入ったよ。
　俺はだいたい放課後はここにいるから…来るでしょ？」
彼は微笑を残し、どこかへ行ってしまったけど
私はしばらくその場を動けなかった。

はっ、いけない。そろそろ帰らなきゃ。
ドン！！！校門の前で男の人とぶつかった。
「急いでいたもので…お嬢さん、すみません。
　あのー、結構整った顔で無愛想な青年を見かけませんでしたか？」
確かに今まで会っていた人物はそんな感じだったけど
この人は一体…二十代中頃の背の高い格好いい人。
「あっもうこんな時間だ。。
　本当にごめんなさい。では失礼します。」
その人は慌てて学園の中に入って行ってしまった。
なんだったのかな？

自分の部屋で制服を眺めてみる。
入学したら奏さんにまた会えるといいな。
あんなに素敵なピアノ今まで聞いたことない…
いや、以前にどこかで…なーんてそんなわけないか。
今夜はドキドキして眠れそうにないよ。
グー（速攻寝てます。）

入学式は恙無く終わり、クラスメイトとも一通り話した。
「あなた外部生でしょ？私、城島貴子。
　中学から持ち上がりなんだぁ。なんでも聞いてね！」

明るくハキハキしているタカちゃんと仲良くなった。
「タカちゃん、奏一郎っていう名前の先輩を知ってる？
　ピアノ科だと思うんだけど…」
「げっもしかして錦 奏一郎？
　世界的ピアニスト錦 響太郎の息子で本人も凄いって聞いたよ。
　スッキリとした和風美形で学内でもファンが多いけど
　性格が超悪いんだってー。
　告白した女の子をこっぴどく振るらしいよ。
　それに先輩じゃなくて同級生なんだよ？」
「えっ同級生！？」
春休みに高校の制服を着ていたから先輩だと思ったのに…


　　　続く

お久しぶりです。
続きがいつ出せるかは未定ですがとりあえず一話だけUPしました。
これってお約束なのか小一時間…
またネタの提供などお願いします。
ではまた。

>甘夏さま
お出迎えならびにふるぱのお絵描きありがとうございました！
面白かったです〜！
ライブ中の乱闘…お約束ですね…。（いつか本編で…←無理）
私も皆それなりに強いと思います。少女漫画ですから（ｗ
敬＆慎ﾂｰｼｮｯﾄが特にお気にです♪（ｗ

>ちぇりー先生
新連載だっ！（喜
「ニャー」「グー」が…。かなでちゃん…（ｗ

>ちぇりー先生
キャ〜、待ってました！
奏一朗さん、ﾐｽﾃﾘｱｽでｲｲ！かなでちゃん、なんかｶﾜｲｲぞ！
とにかく久しぶりのＳＳ嬉しいです。
続きを楽しみにしています。
お体に気をつけて頑張って下さい。
密かにぶつかった男の人のことも気になります。
ちょっと興奮して長文になってごめんなさい。

>ちぇりー先生
奏一郎さんが素敵なのはもちろんですが、
かなでちゃんがかわいい〜〜！
ばなな先生と同様、「ニャー」「グー」にやられています（ｗ
お約束SS中最も「少女漫画〜」って感じです。
続きが気になりますが、お体を大切にしてマイペースで書いていってください。
...って、ここ数ヶ月SS載せてない私が言うのも何なんですけどね...。

ところで、タイトルは「約束のメロディ」と「永遠のメロディ」のどちらでしょうか？
とりあえずタイトルロゴを「永遠〜」の方で作っちゃったんですけど、
変更も簡単にできますので、いつでもお知らせください。
お約束SSなだけに「約束〜」かなー？

みかん先生仕事はやっ！尊敬〜（ｗ

＞みかん先生
アホな子ですいません。
夜中に作業するから間違えるんでしょうね。
桜谷センセに電話で間違いを教えておきました。
平謝りしていたので許してやってください。
『永遠のメロディ』でお願いしますとのことです。
ちなみに私はこのネタで存分にヤツを虐めておきました。

これだけでは何ですので、私めの独断と偏見による
『永遠のメロディ』登場人物紹介を…
（嘘も混じっているおそれがあります。）

＊安西　かなで　１５歳　特技：歌
ドジで図太いヒロインで思い込んだら一直線（かもしれない）
私見だがあまり頭は良くなさそうだ。

＊錦　奏一郎　　　？歳　特技：ピアノ・作曲
キレーな面をお持ちの方らしい
一話ではまだ猫を被っているがこれから…

＊謎の男　二〇代中ごろ　特技：？
顔の良い青年を探している（ヤバイ人か？）
学園に勝手に入って大丈夫なのか？
私見だがかなりトロくさそうだ。

＊城島　貴子　１５歳　特技：今のところ噂話
明るく噂好きの今時の女の子
ドジなかなで の面倒を見てくれることになりそうだ。
　双子の弟・貴史と入れ代わって遊んでいるという設定もあったが
　入れる必要がなくなりボツになったらしい。(桜谷談）

>ちぇりー先生
お帰りなさい＆行ってらっしゃいませ〜！
本文拝めて嬉しいっす！
柔らかい雰囲気の出会いでしたね。
お絵描き動画で勝手に鬼畜全開イメージでやっちゃってすいませんでした。
私もかなでちゃんにはやられました…かわいすぎる「ニャー」「グー」。
鬼畜好きな私には奏一郎さんは言うまでもなく。
続きものんびり待ってます。
■音楽もののお約束としては
学内選抜とか○○音楽コンクールとかで素人なヒロイン大抜擢！
奏一郎さんには自信が無く動揺するかなでちゃんを
鬼畜に励ましていただきたい。（この辺はただの希望）

＞ばなな先生
皆強くして良かったですか。安心。
へぼ絵ではわかりづらいですが密かに慎さんも１人ぶっとばしてます。

＞みかん先生
ｦｦ！仕事早！亀な私には尊敬の的。

＞桜谷アシ様
おつかれさまです＆ありがとうございます。
おかげさまで「永遠（ｗ）の〜」２倍楽しめてます。

■少女漫画のお約束
文化祭準備などで下校が遅くなったら
寒くなってきたしヒロインの好きな男は彼女を送っていってあげて下さい。
そしていい雰囲気になると。

＞ちぇりー先生＆アシ様
新連載開始おめでとうございます＆お疲れ様でした！
奏一郎さんよりも、かなでちゃんに激萌えしちゃった自分は
危険でしょうか。。。（「ニャー」…(;´Д`)ﾊｧﾊｧｗ）

さて、『ラブストーリー』を終わらせなければならないのに、
何を血迷ったのか「ふるぱ」板の方で
新シリーズを始める事になりました（死。
『われら開陵生徒会！』という男子校モノです。
これまた終わりの見えない話ですが（ｗ、
短期集中連載で細々と続けていくと思うので、
どうぞよろしくお願いします。

　◆◆　われら開陵生徒会！　◆◆
http://jbbs.shitaraba.com/movie/bbs/read.cgi?BBS=1448&KEY=1029862562

さらに、作中に出てくる「開明寮」のニックネームを募集中。。。
　例）緑林寮→グリーンウッド
特に「開明」という言葉にこだわらなくてＯＫですー。
呼びやすいのがありましたら、おながいします。m(_ _)m
（しかし、第一話に寮は出てこない罠ｗ。
　急ぎじゃないので、思いついたらで結構ですーヽ(´ー`)ﾉ
ちなみに大辞林より↓

かいめい【開明】
　(1)知識がひらけ、物事が進歩する・こと（さま）。文明開化。
　(2)聡明で進歩的な・こと（さま）。

>れもん先生
8○1ゲトおめでとう！（ｗ
開陵は第一話が全部出る今晩以降に期待。

下がってきたのであげておきます。

801…流石れもん先生（ｗ

えーっと、そろそろ次スレへ引越しの時期？

容量が大きすぎると引っ越し、
だった気がする。

＞802-803様
ъ( ﾟｰ^) THX！






（´-`）.。oO(ﾅﾁｭﾗﾙに取っちまった自分が怖い…。もうだめぽ…？）

＞新スレお引っ越し
今はスレ容量が500KBになると書き込み不能になるみたいですー。
comic鯖系はよく判らないのですが、他板では480KB超えたスレが
圧縮の時に強制datになる所もあるので、
念のため470KBくらいで引っ越した方が良いかもしれません。
今436KBなんで、850辺りまでは行けそうな感じですー。
その辺りでもう一度検討するという事でいかがでしょうか？

>桜谷先生＆アシ様
今思い出したのですが、この間のチャットで
チェリー先生がご降臨された際に
訂正されていたかもしれません。。。
（あのとき既に投稿済みだったんでしょうか？？）
みかんは馬鹿ヤローっすよ…。ﾍﾍｯ・・・。

>れもん先生
801ｹﾞﾄおめでとうございます！
狙ってたのに（嘘

自分、既に「開陵」にメロメロなんですが（´Д｀；）
ﾀﾞﾒｯｽｶ?

事件を解決する３人組は紅一点というドリカム状態

ドリカム状態って言葉懐かしいな。

おはようございます。
久しぶりに、実に半年ぶり（爆）に「純らぷ」第４話いきます。
間が空いたので「これまでのお話」書こうかと思ったのですが、…駄目
だ…私には話をまとめる力が無い…。
ライブ当日、ファンの自分に対する不満を耳にしてズーンと落ち込んで
しまった美音に、「話くらい聞いてあげてもいいわよ」と敬介がお悩み
相談室始める所からです。

詳しくはこちら
　第１回　>>102-106　第２回　>>147-153　第３回　>>174-179

敬介のお悩み相談室、ものごっつ長くなるのを必死に削除…。
そして相変わらず影の薄い涼…（泣）。……美音の相手役、今から敬介
に代えてみるか？と自問したくなります…（爆）

「純情・愛情・らぷそでぃー♪」第４回

「…本当に私がここに居ていいのかなぁって…。
…私が男だったら良かったのかな。でなきゃ響子さんくらい美人だっ
たら、皆も納得してくれたのかなぁ…」

考えてもしょうがない事だけど、ついそんな風に思ってしまう。
「あら、アンタだってそこまで見られない顔してないわよ」
「……」
かなり消極的に褒めてるらしい。

「…まぁったくねぇ」
敬介が天井を見上げて盛大なため息をついた。
「…ごめん、愚痴で」
「あ〜らいいわよ〜。私が聞くって言ったんだから」
飲んでいたコーヒーの缶を机に置いて美音に向き直る。

「アンタ私が皆のファンになんて言われてるか知ってる？」
「…え？…『かっこいい』とか？」
「ま、それは当然の反応ね」
素直な美音の回答に、素直に肯定して胸を張ってみる。
「けどね〜中にはね。『ジャック・ローズって皆かっこいいのにＫei
だけ気持ち悪い〜』『あいついらな〜い』な〜んてね」

……………むかっ。

「世の中には男見る目のない女もいるのよねぇ。困ったもんだわ。
……って、ちょっとアンタ何むっとしてんのよ」
「ひっ、どぉーいっ」
思わず机をドン！と叩いてしまって、敬介がちょっと引く。
「…変な子ねぇ、自分の事だと落ち込んでるクセに、なに私の事で
怒ってるのよ」
「だって！有吉さんかっこいいのに！！（←真剣）」
「…アンタ本人を前にしてよくそこまで大真面目に力説できるわね…」
思わずガラにもなく照れたじゃないの、と敬介がこそっと呟く。
それから気を取り直して、畳み掛けるように言葉を繋いでいく。

「いーい？この私の良さですら（強調）理解できない連中だって居る
のよ。アンタへの反発なんてあって当然でしょーが。見る目のない
連中なんてイチイチ気にしてるんじゃないわよ。万民に愛されよう
なんて贅沢の極みよ」
「…うん…」
「そんな事で落ち込んで歌に影響なんてしたら、応援してくれてる
子達に失礼よ。いいの？」
「よくないです…」
「反発なんてのはね、『認めさせてやる』ってバネにする為にあるの。
そこで上を見るか俯くかでこの先の道が決まるのよ。アンタ立ち止ま
って俯いてそこで終わりにする気？」
「それは…いや」

「じゃ、そんな事に悩んでる暇にもーちょっと歌のレベル上げるのね。
そうすればアンタがここに居ていいかどうかなんて聴衆が判断して
くれるから」
「う…はい…」

励まされてるような、厳しい事言われてるような…うーん。
…でも励ましてくれてる…んだよね。

「あの…ありがとう。泣き言言ってごめん…」
「ほんと世話が焼けるわよね〜」
「…これだから女は、とか今思った？」
「ばあっかね」
言い放った敬介が美音の頭をぐしゃぐしゃ撫でてみる。
「あの、有吉さん髪が…」
「確かにアンタは女だけど、“私達が認めた”女なんだから。私達の
人を見る目は信用しときなさい」
美音の訴えを無視して髪をかき乱しながら告げる。のを、まじまじと
見つめる。

「なぁに変な顔してんのよ」
「…有吉さんも認めてるの？」
「…でなきゃ参加させてる訳ないでしょ。今頃何言ってんの、この
子は」

「そうなんだ…最後まで反対してたから、まだちょっとは反対なのか
と…」
「古い話持ち出さないでちょーだい！しつこい女は嫌われるって言った
でしょうが、もうっ」
「いたたっ、有吉さん痛い〜っ」

「…何遊んでるんだ、お前ら…」
「え」
呆れたような声に、敬介に髪を引っ張られていた美音がドアの方を
振り返る。
いつの間にか涼と慎一郎と尚樹の３人が揃っていた。

「遅いわよアンタ達。３人そろって美音より遅いじゃない」
「いや来てたんだけどな…」
「お話中だったみたいだから遠慮してました」

あれ…ひょっとして皆聞いてたのかな？
３人が横を通りぬけながら、元気付けるように美音の頭をぽん、ぽん、ぽん、と
順番にたたいていく。
…やっぱり聞いてたんだ…。

「来てたんならさっさと入って来なさいよね…」
何やら気まずそうに敬介。

「いや…。…なぁ」
「心優しいおにーさんが、女の子の相談にのってあげてるトコを邪魔
しちゃ申し訳無いかと…。なっ」
涼と尚樹の、何か含みのありそうな口調に敬介が猛然と異議申し立て。
「私はっ！この子がまともな状態で歌えなかったら私達が困るから
しょーがなくっ！」
「はいはいはい」
「分かった分かった」
「……ムカつくわね、アンタら……」
ふて腐れたように敬介がそっぽを向く。
「２人ともあんまりからかわないように（苦笑）。敬介も別に悪い事
してた訳じゃなし、照れなくたって」
「照れてないわよっ！」

いつもの賑やかなやり取りの中、美音の気持ちも段々浮上してくる。
皆が気を遣って普通にしてくれてるのも感じられて、感謝してると。
「…美音、お前髪ぐしゃぐしゃだぞ」
「え！…有吉さーん」
「知〜らないっ」
あわてて髪を直しながら抗議の声を上げる美音に、敬介は知らんぷり。
苦笑しながら「よしよし」と美音をなだめていた慎一郎が、
「…あ、美音」
ふと思い出したように、髪を抑える美音の顔をのぞきこむ。

「はい？」
「美音は可愛いよ（にっこり）」
「は……えっ！？////」

「……ちょっと。そこ、何たらしこんでんのよ？」
「失礼な（笑）。皆の気持ち代弁しただけだよ、皆思ってても素直に
言えないだろ？」
「うっ」←一同、図星
「………素面でそんな台詞吐けるのはそいつだけだ。言わせとけ」
「なんだか随分な言い方じゃないかと…（苦笑）」

多分「響子さんくらい美人だったら」なんて言ってしまったのを聞いて
たんだろうとは思うけど、思うけど…。
（…この場合私はどうすれば…）
真っ赤になったままおたおたと皆を見まわす美音に、慎一郎が更に言い
添える。
「今度ステージで笑ってみなよ、ファン増えるから」
「え？？」
「あー、そうだな。笑った事ないよな、こいつ」
だ、だって緊張しててそんな余裕…。
「そーね、女は笑えば可愛さ３割増よ。ファンサービスだと思って努力
しなさい」
「う…」

「笑わないって言えばここにも一人居るけどなー」
尚樹の言葉に、視線が涼に集中する。
「…悪かったな」
「各務さんは笑わなくても充分かっこいいし」
思わず言ってしまって、何故か再び赤面してしまった。

あれ…れ？
有吉さん相手に「かっこいい」って言うのは全然平気だったのに…？
…そう言えば頭撫でられるのも、有吉さんだと平気だったような…。

「まぁ涼の場合は無表情無愛想なとこが却って女の子達にね…」
「そうよねー、『クールでステキｖ』ってウケるのよね」
「誰が無表情無愛想だ」
「…自覚しろよ、涼さん」
「……あ」
自分から話が逸れたのにほっとしつつ、内心の動揺を隠すように窓の
外を見下ろした美音が、ふと視線を止めて呟く。

「どうした？」
「え？ちょっと美音、何処行くのよ？」
「…ごめん、すぐ戻るから！」

いぶかしげに見る皆に言い置いて、美音が控え室を飛び出した。

　◇◇◇

裏口から路地に出た美音が辺りを見まわす。
「ヒロくん…？」
博和が居たように見えたのだが、見当たらない。
（見間違い？…の訳無いと思うんだけど…）
昨日のチケットで本当に見に来てくれたのなら、ちゃんと話したい。
そう思いながらきょろきょろと見まわしているところに、背後から
声がかかった。
「Ｍｉｏ？」
「え…」
振りかえった美音の前に立ち並ぶ、先ほどのファンのお姉さま方…。

（あ…れ…まずい…かも…）
気がついたら険悪な空気の中、取り囲まれていた。

　つづく

…あの、美音うざくないですか？大丈夫ですか？お前いい加減にしと
けよとか思ってませんか？
…ｳｼﾞｳｼﾞ悩んで反感買うﾋﾛｲﾝもある意味お約束だよなっと開き直って
みる…。

　■■キャラ紹介■■
　有吉敬介（ありよし　けいすけ）
ベース。
姉３人に囲まれて育ったため女言葉が身についているが、性
質はれっきとした男（と本人は主張している）
顔良し頭良しベースの腕は天下一品（と本人が主張している）
いい男揃いのジャック・ローズの中でも最高にイイ男（と…
本人が主張…）
結構キツイ事も言うが、一度懐に入れた相手に対しては、意
外と面倒見のいい世話焼きタイプ

＞ばなな先生
いい話じゃった〜。
しかも良いところで次回に続くんすね。
続きが気になる！

美音ちゃん全然うざくないですよ。
敬介さんの悪口に怒るあたり
お約束とはいえ
いい子じゃないですか。
次回気合い入れて頑張って！

敬介さんもほんとーに
いい味出てます〜。
ファンクラブあったら入ります！

涼さんには無口なヒーローだけど
美味しいところを持っていくというお約束で
頑張っていただきたい。

＞ばなな先生
「純らぷ」ｷﾀｷﾀｷﾀｷﾀ━━━(ﾟ∀ﾟ≡(ﾟ∀ﾟ≡ﾟ∀ﾟ)≡ﾟ∀ﾟ)━━━━!!!!!!!!!!
お待ちしておりました！
美音ちゃん、ｳｻﾞくなんかないですよー。むしろ萌え。(；ﾟ∀ﾟ)≡3 ﾊｧﾊｧ
そして……
慎さん慎さん慎さん慎さん慎さーん！！（号泣

ちょうど他でAA作ってた時に、SSを拝見したので、
思わず即興で「慎さんﾗﾌﾞ」ドットAAを作ってしまった訳ですが（爆。
しかし勢い余って、めちゃくちゃデカくなってしまった訳ですが。
思いっ切り容量オーバーで、ここに貼れない訳ですが。
おまけにデカ過ぎのため、IEの窓を最大にしても表示しきれなくて、
ツールのポップアップで見るしかない訳ですが。
自分、興奮し過ぎな訳ですが（ｗ。

とりあえず、もちついてからAA修正して「慎さんﾊｧﾊｧスレ」に貼ってきます。。。

しばらく来なかったら変なスレになっちゃったんだね･･･

>822
ずいぶん久しぶり！１年ぶりくらい？

>822
レス数が減った以外は特に変わったところなどないと思うがどこが変なの？
教えて〜

お約束スレだと思ってたらヘタレ小説を読ませるスレになってたんだね

>825
はぁ〜なんでそういう事をわざわざ書き込むのかなぁ。
あなたがヘタレ小説だと思っているものを面白いと思っている人がいるから
このスレが続いてるんじゃないの。
確かにスレ人数は減ってるけど、私は楽しんでるよ。
お約束が好きなら構わず書いて、小説はスルーすればいいじゃん。
それが出来ないほど子供じゃないでしょ。
あなたが書き込んだ事は頑張ってお約束小説を書いている作者を傷つける内容だから
控えてほしい。

>お約束ＳＳの作者の方々
面白いという意見があればその反対の意見もあるものだから、どうか心を痛めないで
下さい。
私個人は本当に皆さんの小説が上手くお約束を使っていて面白いと思っていますし、
新しい話が出るたびにﾜｸﾜｸして読んでいます。
少女漫画を読み始めた頃の気持ちが思い出されます。
私は小説を書けない一読者ですが、心から応援しています。
長文でｽﾏｿ

思い付いたので
■お約束ラブ　部活編（卒業式）
先輩に花束を渡す主人公
思い出にと部活の仲間と写真を写すとき
お茶目（ｗな親友がシャッターの瞬間にドンと押すと
先輩とヒロインがくっついた状態のスナップが出来上がる。
お節介だけど良い親友を持ったね、主人公！

写真ネタで828から連想。
■部活やクラス行事の集合写真などで
親友がヒロインを憧れの男性の隣に立たせてくれたりする。
ヒロインはその写真を大事にする。
■学校内行事などで撮られた
憧れの男性のスナップ写真
（当然自分や友人などは写っていない）
注文もお約束…だと思う。　

写真ネタのお約束
■思い出のアルバム的なスナップには必ず肘をついた授業中の写真があり
目線はカメラに向いていない。
一体誰が撮ったんだ？

＞目線はカメラに向いていない。
卒業アルバムだと業者が来て
撮っていくことはあるけれど、
確かに誰が撮ったのか。

文化祭のお約束（ｶﾞｲｼｭﾂ？）
■お嬢様・ボンボン校なら正装ダンパでワルツとか踊る。
女子高なら系列男子校が出てくる。
わりと庶民な学校なら仮装行列。
ウエディングドレスとかチャイナドレスとか姫な格好とか多し。
やっぱり珍妙なかぶり物では恋は芽生えないからな…。

■写真ネタ。
学内での人気者の写真は裏でブロマイドとして売られている。
発売元は運営資金を稼ぎたい新聞部や写真同好会などのことが多い。

■売られている、で思い出したネタ。
試験前には成績優秀者のノートのコピーが高値で取引される。
お小遣い稼ぎに自ら売りに出す秀才くんキャラもあり。