遠藤淑子　2

＞３５９
少女漫画には、場に情感をもたせるタイプと登場人物が
情を持って物語を動かしていくタイプの二つがあると思うんです。
静と動の違いというか。
で、私は遠藤作品が前者、桑田作品はどちらかというと後者だと感じます。
前者のタイプにﾏﾀｰﾘと浸るのが好きな私は後者のタイプはちょっと熱い…というわけです。

ああ、何が言いたいのかわかる気がする。
遠藤作品の主人公って「意志」というより「本能」で動いて
それに周囲が振り回されるってパタ−ンだけど
桑田作品の方は強弱はあれど自分の意志で動いてる感じがする。
そこが能動的って事なのかな〜

「狼には気を付けて」
アレクは12歳。
日本で言うと、
小六かな？中一かな？

>>361
ごめん。スレの話をします。

が、脱線気味のをもう一つだけ。
>>363
間違いなく桑田先生だと思います。
確か遠藤先生が桑田先生のアンジェーリークの師匠のはずですし、
桑田先生が遠藤先生に部屋の汚さを叱られたなんていうエピソードも、
おまけマンガにあったはずです。

>>366
アレクって確かMIT卒だったような気が…？

＞桑田先生の部屋
巻末マンガでは
遠藤先生は開口一番「引っ越せ」だった（W

>>368
そうでした！
桑田先生！　どんな部屋に住んでるのですか…(笑)

話は違いますが、
「ヘブン」って内容的には「罪と罰」の方がタイトル的に、
しっくりきませんか？
ある意味、贖罪こそがテーマだと思うのですが。

ヘブンは今までの話に比べると異質だよね。
読み終わって何か辛い気分が残るところが

だけど、遠藤淑子の作品って、ほのぼのと感動させながらも
現実のシビアさをどこか残してるところ今までもあったから、
その延長上という気もする。私的には「エントシやっと
ここまで描いてくれたか！」という感じでした、ハイ。
「人間は人間を殺さない」だけだと、単なる理想論でしか
ないんだけど、そのあとに「何千年もかかって俺たちが
学んできたことだろう」とついてるのが、エントシだな、と。

今日なにげなく「退引町１丁目１５番地」久々に読みました。
その中の中西家族の話、すごい好きです。
ヘブンも良かったけど、やっぱこういうあったかい系の話うまいですね。
笑いと泣きが一度に味わえるマンガなんてそうそうないよなあ〜
って思います。

狼３の最後の話もハッピ−エンドじゃなかったしね〜。
ただシリアスメインの話になると、
あの絵柄がデメリットになる部分もあるんだなあと今回思った。
あの絵があってこそ遠藤作品たらしめてるのはもちろんわかってるけど
マジ話のアクションシ−ンとかになるととご愛嬌で済ますには
ちとツライとこも。
ま、どっちにしても大好きなんで何があっても読み続けちゃうんですけどね（w

＞359
私、遠藤さんのコミックス全部持ってますよー。
しかも初版（小さな自慢）
ファンの方はそういう方が多いかと思っていましたよ。
根っからのっつーか、オールオアナッシング的な（ニュアンスで）。

なんとなく昔だったら、
狼３巻の最初の話、犯人は殺さなかったんじゃないかな？
と思ってみたり…。

手か足を狙う？

狼の３巻はシリアスなのはいいけど、
ちょっと残念な気もするよ。
もともとこの話は第１話はコメディなんだから、
ずっとコメディで良かったのでは？
シリアスなテーマは別の作品で扱えばいいのに。
だいたい、タイトルと内容が合っているのは第１話だけだしね。
３巻の表紙は無理やり合わせたんだろうな。

かなり前に樹なつみさんの絵で遠藤漫画が読みたい
という意見がありましたが、
私は伸たまきさん（初期のころの）絵柄を推したい｡
ビジュアル的でもなく、甘い絵でもない、あの
リアルでかなりバタ臭い絵でのヘブンが見たい!!
もちろん、遠藤さんはあの絵だからいいんだ､
というのもくれぐれ分かっているのですが。

少々遅レス気味だが>369
あのタイトルだからこそあの物語が生きると思った。
もちろんシリアスなタイトルを否定するつもりはないのだが
「ヘブン」の言葉のイメージがほんわかしたものなので
わりとハードな展開とのギャップがたまらなかったよ。
最後まで読んでからとても納得がいくタイトルだったと思ってる。

でもこれは私の意見なので他の意見も聞いてみたいです。>all

＞タイトル
罪を告白し、
贖罪して許された者が辿り着く先こそ、
「ヘヴン」なんじゃないでしょうか。
私はそう解釈しました。

＞329
個人的に自分も「ヘブン」のタイトルはこれでいいと思ってます。
作品世界を含め、現実の人間の願いを凝縮した象徴的な言葉だと思うので、
自分はあんまり軽いとは思わなかったんだけどね。

でも一巻の見開きの、土を抉って書かれた「ＨＥＶＥＮ」の文字と、
それを書いたらしい兵士の影との対比がかなり印象的だったので、
そのまま表題も英語で通しちゃっても良かった気がします。
そうするとまた、印象変わっちゃいますけどね。

後に「？」を付けるとレストランを舞台にしたコメディになりますね。
＞ＨＥＶＥＮ

ついでに深読みすれば止まらないんだけど、
１・2巻の見開きの絵から感じる印象の違いとか、
各扉絵の文字の配置とか、無い場合も含めて、
凄く考えられてるなあと思います。

ナイスです＞３８２
大爆笑してディスプレイがツバだらけになってしまったよ。

タイトルにはこだわらない方だけど「罪と罰」だと
直接的すぎて、私的にちょっと暗い印象を受けます｡
「ヘブン」の方が象徴的でいいと思う｡
作中でも天国という言葉が使われているし、
なにより罪と罰を超えた先にヘブンがあるのだと思います｡

＞３８２
ほんとだ！
全然気付かなかったよ！
カタカナと英字だからかな。

http://proxy.ymdb.yahoo.co.jp/users/dbbcdf7/bc/index.html?bcD4wK8AOWwezmxl

＞３７８
そうそう、私もヘブン２だけは違う絵柄で見てみたいなあと思った。
バガボンドとか描いてる人の絵だと全くの別物になりそう。
まあ絵柄が細密過ぎると逆にスト−リ−の甘いところが目についたりしちゃうから
イタしカユしなんだけどさ〜。
推理仕立になってはいても言いたい事はそこじゃないから
細部は関係ないんだよね、遠藤作品の場合。

>381-382
なんで誰もツッコまないんだ。「HEVENじゃなくて」「HEAVEN」だよ。

少し違う話かもしれないが、
ヘヴンは映画を意識した作りになってるように思う。
映像的というか。

うわ！、新刊発売とか無いのに凄く伸びてますね…

>>379
遅レスすいませんが、「罪と罰」より「ヘブン」の方が
1　直接的過ぎず。
2　罪と罰の、それを超えた先を示している。
という事で、
やっぱり「ヘブン」しか無かったんですね。
納得です！

>>390
ヘブン2のイントロが映画っぽいっていうのは、
過去レスでも言われていたと思いますが、
イントロで「許してくれ…」
そして、本編ラストで「許してくれ…」の後で、
「デイビー」＝「ルーク」のあのセリフ！
ここは、泣く所ですよね…

映画的というかハリウッド的なのかな？
でも、泣く(笑)

ところで狼３の自販機泥棒の話で、あの血の手形は誰がつけたんだ？

絶版が早くなったのは最近ですよね。どうしちゃったんだ白癬社。
ほんのちょっと前のコミックス(ぐーたら姫シリーズとか）の
カバー折り返しを見ると、王室〜から全部の単行本が載ってます。
それまでずっと出てたのが、あるひ突然、全部無くなったって感じ。
白癬のアホｰ。

>392
あれは血じゃなくてペンキでしょ？
後はネタバレになるのでメール欄で・・・。

うわっ！全部入りきらんかった！（恥
でも、これでわかるでしょ？＞３９２

>374

今はもう手に入れるだけでも大変なんですよぉ〜
おかげで既刊に関して、見かけたら即買い！を繰り返していたら
いつのまにか同じのだけが何冊もそろってしまった（笑）
初版せいぞろい。スバラシイ！

新刊でなくても普通に本屋で苦もなく買ってた頃が懐かしい。
当り前に買ってるだけでも全巻揃っちゃう感じだったもんな〜（遠い目）

やきもちをやく アレクが可愛いage

>>393
絶版が出るのは、倉庫料の問題考えたら悲しいけど止む無いと思うよ。
1タイトルの単行本をちゃんと注文取って出荷できるように倉庫にキープして
おくのには、維持費に見合うだけの売上が無きゃだめなんだし。

ちなみに白癬の倉庫は小学館グループのを共同で使ってるはずなので、
高度に機械化が進んでて維持費高そう。

絶版になって何が悲しいのかって、
いくら古本が流通しても著者に一銭も落ちてこないこと。
読者としては面白い作品を読ませてもらった代価はしっかり払いたいもの。
遠藤先生には特に！

でも逆に儲けすぎてモチベーションが下がった作家さんもいっぱいいるしな〜。
面白い次回作を期待するなら、作家さんがハングリーな方がいいのかな？
漫画家は生かさず逝かさず…

>400
そ、そうかも……。
売れてつまらなくなったり、別に特別な理由がないのに続きを出さなくなったり。
そう言う作家が多いよなあ。漫画家だけでなく小説家も。

うんうん。
連載が妙に人気出ちゃったりすると
絵や話が荒れちゃう（含む手抜）パタ−ンは多いと思う。
ペ−ジかせぎしてるやろ！！ってツッコみたくなる事しきり。
だからヘブン２みたいに描く側が「ペ−ジが足りない！」って言うくらいが
読む側にとっては幸せなのかも

やきもちをやくアレクは可愛くて萌えるが
同時に１巻とえらく変わったなーとも思うage。

「でもお金って魔法使いなのよ」…と平然と言ってたアレクも
キュートだったね。

うーんん、絶版、絶版、またなしです。遠藤さんの本て、見たら分かるけど初刷りで終わって
いるのが多いんだよなあ、それは絶版にもナリマスてぐらい売れてない。
というかこの作家、この売り上げでよく続いてきたなと思うぐらい、刷数なんか無縁だわ。
でも、知った人は皆良いと言うかなり実力を持った作家、本当にパットミで決める人が多い
と言うのが分かる。
本当に好きなんだけど、でもあまりに売れてないのは、周辺は何十万部売り尽くしな方がたくさん
いる場所で生きるには辛いだろうなと思う。
ほんと、あの出版社もなにを考えているのかと思うけど、ビジネスから言ったら売れないのを切る
のは当たり前なんだよな。
でもなあ。

>見たら分かるけど初刷りで終わって
>いるのが多いんだよなあ
えええ？そうなんですか？私の持ってるのは初版じゃなくて
第○刷ってのが多いんですが（ただ○内の数字はヒトケタ
それに、私の行く書店（旭屋の支店だけどそんなに大きくない）
では遠藤さんの新刊は必ず平積みなので、爆発的な人気はないけど
そこそこには売れてるんだと思ってたわ……

>本当にパットミで決める人が多い

でも確かにダメな人はダメみたい。
私も会社の子に貸してみたんだけど、話がどうのと言う前に
「読んでみたけど絵が下手すぎてダメ」と言われてしまった。
（その子は　いくえみ綾とか井上雄彦とかは好き）

前にもこのスレで宣伝させていただいた、
復刊ドットコムの遠藤先生単行本復刊願いの件ですが、
みなさまのご協力のかいあって、100票集まりました！
本当に復刊するかどうかはまだわかりませんが、ひとまずお礼まで。
遠藤作品を好きな人が集まっただけでも嬉しかったです。
なお、引き続き票を入れてくださるとさらに嬉しいです。

http://www.fukkan.com/vote.php3?no=3392

>407

そうそう、だめな人いるね。
少女漫画として見れない、って言われた。
何回も読み返したい漫画、ずっと持っていたい漫画として
おすすめしたんだけど。

＞４０９
そうなの。私もかなりのお勧めとして貸したんだけど〜。
選択に迷ったけど万人向けかなと思って“ラッコ”と“だからパパには”にしたの。
後半の方が絵も少しは読みやすいかと思って。
もしやチョイスを間違えたのか！？

いえいえ、わたしはラッコからはいったし、パパは絵も話も
とっつきやすい方だと思います。最近は、話がシリアスだからか絵が
怖いときがあったりして・・・
ちなみに私は古本屋さんで、ぱらぱら立ち読みして、軽い気持ちで
買ってはまりました。好きになる人はほっておいても好きになる
作家さんだと思います。

>410
私が、遠藤コミックスを買い集め始めたキッカケは、
ブクオフで立ち読みした
「だからパパ…」と「心の家路」の“家族ごっこ２”でしたよ。

十年前、《はなゆめいと》だったという、下地はあるけど。

そか−。選択ミスではなかったのねん。
ちょっと安心。
今度また貸す機会があったら心の旅路をプラスしようかな〜