>>448 の続き
さて、ここで注目したいのは、米国が空域に侵入させたのがB52という空軍爆撃機であったということだ。
米国防総省高官によると、米軍はグアムのアンダーセン空軍基地から2機の軍用機を飛ばした。
この事は極めて重要である。何故なら、海兵隊が沖縄にいても中国は防空識別圏を一方的に設定したからだ。
つまり、海兵隊の抑止力などというものは実際には存在しないと証明されたのである。
ほんとうの意味で日米同盟の抑止力になるのは、米海軍と米空軍の機動力である。
だから小沢一郎も「第7艦隊だけで十分」と海兵隊の抑止力を否定してみせる発言をしたのだ。
海兵隊が沖縄にいるのはそれが海兵隊の利権だからにほからない。
海兵隊は米国における真っ先のリストラ候補である。それが沖縄にいるという既成事実を作っておけば
リストラされないという問題にすぎないのだ。
また、海兵隊を日本にわざわざ引き留めおこうというのは地元ゼネコンや
沖縄の貧困地域である辺野古のカネ欲しさの思惑、外務省の利権以外には理由はない。
以上
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(以下、私)
ところで、今回の中国の防空識別圏設定で注目されるのが、尖閣諸島にあった
2箇所の米軍の射爆場が含まれていることであり、それぞれ赤尾嶼(せきびしょ)射爆撃場、
黄尾嶼(こうびしょ)射爆撃場と中国名がついています。
日本政府は1921年7月25日、同島の「国有地」編入に際して、赤尾嶼を「大正島」と改称しましたが、
日本政府はこの名称を長い間正式に使用しませんでした。何故でしょうか?
答えは尖閣諸島というのは日本のものでは無く、台湾のものだからです。
尖閣諸島の日本編入の際に蒋介石が異議を唱えたため、アメリカが苦肉の策として、その名前を残した
という話もあります。其の辺は日本政府も知っていて、あえて中国名を変更しなかったのかもしれません。
また、田中角栄と周恩来の間で暗黙の了解となったとされる棚上げですが、
この重要な要項を外務省が削除した事が指摘されています。これは削除したと思われる本人が
亡くなる前にインタビューで棚上げの事実を認めたので、暗黙の了解はあった事ははっきりしています。
ただし、外務省の記録からは削除され、無いことになっている。
だから前原は「その事実は無い」と言ったわけです。これらについてはここでは詳しく述べません。
しかし、日本という国は本当に恐ろしい国です。
こういった事実の追求もすべて秘密保護法案によって隠蔽しようとしているのでしょう。