【ﾘﾏｽﾀｰ】中山美穂初 パーフェクトベスト【ｺﾚｸｼｮﾝ】

そして87年末にハードスケジュールの結果、喉にダメージを。アルバム『Catch the nite』の録音が遅れます。その代わりにあの『コレクション』が発売となり、大好評となります。

『Catch the nite』ジャケ撮影直後に美穂は過労で倒れます。声も非常に出にくいため、このあたりから少しずつ歌唱方法を変えていきます。実際、この時期の歌番組では可哀想なくらい声が出ていません。

『Catch the nite』はオリジナル初のオリコン１位となり、『サマー・ブリーズ』での角松サウンドとの出会いが広がり、代表作「花瓶」が生まれます。「花瓶」はもちろんシングル候補でしたが、美穂の「ユアマイ」でのリベンジのため差し換えに。

「納得いくようにもう一度録音したい」。美穂の想いが２年も前にアルバムに収録されただけの曲を表舞台に連れて来ました。もちろん大正解です。「ユアマイ」は代表曲になりました！

このアルバムではそれまでのユーロビート的なサウンドをブラコンや流行りのR&Bにシフトしていきました。美穂の好きなサウンドです。それが次回作のシンディとの出会いとなります。

花瓶がシングルでも面白かったわね。