都議会:16年夏季五輪プレゼンに7億5000万円 民主が追及 /東京
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091210-00000000-mailo-l13 都議会第4回定例会は9日、一般質問が行われた。
栗下善行議員(民主)が2016年夏季五輪招致活動費について質問。
10月にデンマーク・コペンハーゲンで行われた国際オリンピック委員会(IOC)総会で、
最終プレゼンテーション関係の総費用が約7億5000万円に上ったことについて
「妥当性を検証したのか」と追及した。
栗下議員は、7億5000万円のうちプレゼンテーションで使用した
約10分間の映像作成費用が5億円だったことを取り上げ、
「電通の見積もりや、招致コンサルタントの口頭による情報を根拠としているのは事実なのか。
もっと安い価格でできた可能性もあるのではないか」と批判した。
これに対して、荒川満・五輪招致本部長は
「ロンドンやパリなど最近の立候補都市の例やコンサルタントのアドバイスなどを収集し、積算を行った」と答えた。
一方、岡田真理子議員(民主)は、江東区豊洲への移転が予定されている築地市場(中央区)についてただした。
岡田議員は観光目的で訪れる来場客が一日平均約1万3000人、休日は約3万3000人で、
上野動物園の平均入園者数を超える規模になっていることに触れ、「抜群の集客力をどうとらえ、移転問題に絡めるのか」と質問。
石原慎太郎知事は「その質問はナンセンス。築地は観光地じゃない。流通市場だ。
施設が荒廃して不健全なものを提供するような事故が起こったらどうするのか」とした上で、
「移転して観光地になったら結構じゃないか」などと述べた。