うんち

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44陽気な名無しさん
答えを知ってて問いかけた どうして私を捨てるのと
意地悪に うんこは小さく呟いて そっと顔を覗かせた

肛門の『さよなら』と動いた唇に 『ありがとう』と口づけて うんこは水辺へ捨てられた
冷たい水の飛沫さえ もう肛門には届かない

遠く見上げた肛門に 叶わぬ願いを押し殺し うんこは崩れて沈みゆく
うんこの流した涙は既に それと判別できなかった

肛門は別れ際の口づけを ためらいがちに拭いさり
ほのかな香りも温もりも 忘れる様にと言い聞かす

うんこの残した口づけの 跡を残した白い紙 それは水面へ舞い落ちた 朽ち果てたうんこを覆い隠す様に
肛門の最後の優しさに包まれて うんこは静かに目を閉じた

そんな悲しい結末を ちんこは静かに見つめてた