ハッテン場で見かけた「バケモノ」U

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280魔羅の花 @
因果は巡る西東。人を呪わば穴ふたつ。深く潜む心の闇が申吟する時、その本性が垣間見えるもので御座います。
お蝶は元機動隊隊員で、まだ権田原がハッテンバとして賑っていた頃からの知り合いでごんす。筋肉に覆われた柔道体型は若い頃より脂が乗り、
五十代の男盛りを謳歌遊ばして御座います。男振りも程々で渋く匂い立つ色香があるのに、惜しむらくはSEXに節操が無い。「色魔、淫獣」の形容が相応しく御座います。
そんな色魔を誰言うとなく<にせ紫のお蝶>とふたつ名の淫獣が珍しくしんみり口調で申します。「最近、何かと間が悪く・・・気力が湧かないと言うか、体調もイマイチなのよね。
遣り部屋の新規開店が相次いでいるのに、今ひとつお転婆する気にならないの」
「それで・・」と言って、深い溜め息をひとつ。
こんなしおらしいお蝶を見たのは初めてでごんす。
281魔羅の花 A:2008/06/06(金) 22:32:04 ID:QhMNz+Xr0
さては乱行が祟って悪い病気でも貰ったか。あれだけ遊んでいて、今まで貰った病気が毛虱とイボ痔だけだったのが奇跡でごんすが。
いや、ひょっとして<重子>の怨念に取り憑かれているのかもしれない・・・重子はお蝶の女房殿で、端はお蝶の女癖の悪さにサンザ泣かされ、
次いで男遊びに嵌り男に狂い出したお蝶を支えながら尽くし抜いた挙句、3年前に自殺していた。可愛さ余って憎さが百倍。烈婦烈女貞女の鑑重子さんも、死して妄念の化身と成り下がったか。
これは十分有り得る噺でごんす!
<情の薄いオンナお蝶>は、死ぬるまで追い詰めて置きながらすっかり重子の事など忘れ果てておられる。定めし重子は、草葉の陰で怨んで居られませう。
282魔羅の花 B:2008/06/06(金) 22:34:43 ID:QhMNz+Xr0
春の艶かしさは人を狂わせるとか。まして、1年中発情気味のお蝶はなお更で御座います。
「それで・・」「アチシ願掛けで女断ちすることにしたんえ」何の願を掛けたのか、
お蝶の遣る事は何処か間が抜けている。
「姐さん、それは男断ちの間違いやありんせんか?」
「野暮な事を言わしゃんすな。男を断ったらアチシはよう生きていかれませんよし。でも女子なら一生断っても実害ありんせんえ」
このオンナ、やっぱりネジが1本抜けている。
「で、何の為の願掛え?」問われたお蝶は、人形振りで不思議な出会いを語りまして御座います。
283魔羅の花 C:2008/06/06(金) 22:36:13 ID:QhMNz+Xr0
近頃、どんな遊びをしてもマンネリで刺激が無いと、その日はショバを換え地下鉄銀座駅の通路のトイレへ遠征する事を思い立ったと思いねえ。
個室でエロそうな親父に全裸にされ体中を愛撫されじっくり感じさせられ、 使い込んだデカマラでたっぷり雄襞擦られて、
襞の黒ずんだケツマンの雄汁を舐めあげられ、雄膣に2発喰らいながら射精することなく部屋に戻り、
雄膣から立ち上る雄汁とマン汁の臭いにすっかり自狂ってしまわれたそうで御座います。
284魔羅の花 D:2008/06/06(金) 22:38:11 ID:QhMNz+Xr0
ケツがどうしても疼いて我慢出来ずに、生堀り種付け伝言ダイヤルにメッセージを吹き込んだら、「チョンの間初回で万札2.枚。裏を返して馴染みになれば口吸い、壺舐め何でも御座い」と、飛んで火に入る男女郎のバリリバ野郎から伝言が参りましたとか。
鯉口シャツに超ロンの鳶装束で決めた男女郎は激しい腰使いで、しかも長時間掘りつ掘られつ相互に種を付け合いましたとか。一発だけでは物足りないふたり最後にもう一度盛り狂いながら「ああ、いきそう!!」「中で行ってくれ!」
「兄貴の子種、孕ませてくれ!」と、はしたなくせがみ合い、またも大量に注ぎ合いましたとか。
互いのチンポが抜けた後、ちょっと力んだだけでケツ穴から種汁が排泄されて、さながら垂れ流しのボケ老人のよう。
285魔羅の花 E:2008/06/06(金) 22:40:14 ID:QhMNz+Xr0
せっかく注いでもらった種汁を一部とはいえこぼしてしまって勿体ない。
大事な種を漏らすとはお職女郎の恥でありんす。が、雄汁の臭いが一層お蝶の嗅覚を刺激して
ケツマンコを必要以上に濡らしてしまい、男女郎に詰め寄って「次はザーメンで汚れたまんま姦わしてくんなまし」とせがむ浅ましさ・・・お蝶の欲望は果てしなく続きまして御座います。
チンコがあれば誰彼構わず、重子の怨念に引き込まれ、生きながら衆合地獄に有るようなおぞましさ。自分で乳首を抓みながら明らかに年下の男女郎のバリリバ野郎を『兄貴〜兄貴〜』と叫ぶ。焦らされ顔に魔羅ビンタかまされるお蝶。
『うぉ・・すげー!たとえ地獄の中でだって、男はこんなにきれいな魔羅の花を咲かせられるんだぇ』マラに狂ったお蝶が、うわ言のように語ります。
286魔羅の花 F:2008/06/06(金) 22:42:28 ID:QhMNz+Xr0
更にバリリバ野郎の両乳首をキュッと抓むと『んあっ!あぁっ!』と泣きそうな顔がそそり。 生堀、種付け、汁の飲み合い。ふたりは本能の赴くまま盛り合いまして御座います。それはもう・・生涯最高の盛り合いだったそうで御座います。
そして夢現のまま別れたふたり。何故あの時、別れ際に連絡先を教え裏を返す約束をしなかったのかと、お蝶は激しく後悔遊ばしたそうであらしゃいます。
後悔先に立たずとは良く言ったもの。しかし、狭い世界の事、縁があればまた会えるかも・・・と、再会を念じて願を掛けたとの落とし噺で御座いますと、さ。
告げるお蝶の人形振りは執着に彩られ、業の深さに喘いであらしゃいました。
287魔羅の花 G:2008/06/06(金) 22:45:00 ID:QhMNz+Xr0
色魔の一念が岩を通し、今宵は無性に掘られたいと闇夜に番う相手を探すお蝶と、鳶装束で客を引く男女郎の<小花>は夢の島で再会したので御座います 。
互いに惹かれあうお蝶と小花。幸、不幸紙一重の中始めた暮らしも所詮仇花。仇花の仕合せは長くは続かず、長年の男女郎の商売が祟り小花は発病。
鼻がかけおち、血反吐をを吐きながら落命されて御座います。
小花を看取ってからお蝶の精神は日に日に病み疲れて参りましたが、それと気付いた時はもう手遅れでありんした。

288魔羅の花 H:2008/06/06(金) 22:48:27 ID:QhMNz+Xr0
この所、気鬱で家に閉じこもり気味のお蝶を見舞いましたのは、直梅雨に入ろうかと言う蒸し暑い昼下がりのことで御座います。
乱れた部屋の有り様に目を見張り、鼻を突く饐えた野郎の臭いに顔を曇らせ黙って見据えるアタクシ。焦点の合わない目を泳がせ力なくにっと笑うお蝶は口の端に鳥の羽を付けたまま、
昨夜の武勇伝を語りまして御座います。
「隅田公園でホームレスへ単独露出で穴を弄って遊んでいたら、ホームレスがドン引きだったのが口惜しくて
無理やり手篭めにしてチンコを起たせてアタイの穴で喰ってやりました・・そのホームレスでげすか?大の男が男に手篭めにされたくらいで、ブルブル震えて泣いていんした。埒も無い男でごんす」語るお蝶の口から、
血の色をした涎が一筋。
足元には喰い殺した鳥の屍が無数に転がってありんす。
289魔羅の花 I:2008/06/06(金) 22:51:20 ID:QhMNz+Xr0
鳥の屍を見遣るアタクシに気付いたお蝶。涎を袖で拭いながら声を押し殺して話を続けまして御座います。
生臭い息がフッとアタクシの顔をなでる。それが昨夜喰ったホームレスの精の臭いか、貪り喰った鳥の血の臭いか暫し判断し兼ねていると、
お蝶はしれっとこうの賜いまして御座います。
「持病の癪で臥せっておりましたら、死んだ猫が舞い戻って来て、鳥が喰いたいと暴れましてね・・・こんなザマになってますのさ。どうか不審に思わないで下さいまし」
<どう取り繕っても、今のアータは十分不審でありんす。とても正気には思えませんよし>とは、心の声。
其の後音沙汰もなくふた月ばかり過ぎた頃、気晴らしに淫乱旅館に行ってみようと誘いがありんした。
290魔羅の花 J:2008/06/06(金) 22:53:38 ID:QhMNz+Xr0
奇麗に建て替えられた今風の新しい宿より、淫乱旅館は古くておどろおどろしいのが良いと、向った先は野毛童安寺。
玄関に提げられた大提灯が威風堂々存在を示し、朽ち果てそうな趣と昭和の風情に溢れて御座います。
このふた月どんな暮らしをしていたのか、ゲッソリ窶れ目ばかり鋭くぎらつかせているお蝶。
浴衣を着るももどかしくも正面斜めに肩を下げ、頭を小刻みに傾がせながら女形の舞台の出のように
<にせ紫のお蝶>は大部屋の中に消えまして御座います。
291魔羅の花 K:2008/06/06(金) 22:56:05 ID:QhMNz+Xr0
恐いもの見たさで後を追うアタクシ。階段を上って直ぐの大部屋を覗くと、
既に田谷力三風老婆を組み敷いてあらしゃる。「あら、早業ね!」などと感心していると、
浴衣の合わせから身体を探り顔を見やると田谷を蹴り出し、やや若い60代位のでっぷり肥えた禿頭に武者ぶり付く。
292魔羅の花 L:2008/06/06(金) 23:00:02 ID:QhMNz+Xr0
此方は身体も顔も御気に召したようで、そのまま本気で盛り出す。
前戯無しでガンガン腰を振ってクチマンの奥までマラをを突き刺す。
蹴り出された田谷、ギャラリーが群がり隠微に湿った音だけがジュパジュパ響いて来る。
「うぉ、すげぇ!」とお蝶が吠え、「んあっ!あぁっ!」と禿頭が切なげに啼き善がる。
293魔羅の花 M:2008/06/06(金) 23:02:27 ID:QhMNz+Xr0
禿頭を後ろに向かせてマラを挿し込みながら何かを囁く。激しく腰を振り、
禿頭の雄膣に種を注ぐお蝶の瞳が一際異様に煌きまして御座います。
蓋し殺気を感じたアタクシ・・
禿頭のマラに奉仕するお蝶。一端大きく口を開き、
再度含んだ其の刹那ガリリと何かを噛み切る音がする。
294魔羅の花 N:2008/06/06(金) 23:05:38 ID:QhMNz+Xr0
血飛沫が弧を描き四方に飛び散り、痛みの極致「グギェエ・・!」と断末魔の雄叫びをあげ禿頭は静かに昏倒。
血の海の布団の上で猫が殺したネズミを弄ぶように
噛み切った肉片を咥え、それをゴクリと飲み下す。
猟奇的に「ククク・・・」と笑う血まみれのお蝶は、呪文のように語りまして御座います。
「たとえ地獄の中でだって、男はこんなにきれいな魔羅の花を咲かせられるんだぇ・・」
正気を失くしたお蝶は、薄暗がりの中、眼だけが猫のように光ってあらしゃいました。
危うくマラを噛み千切られる虎口から脱した田谷とギャラリー達だけが泣き騒ぎ、
地獄曼荼羅にも似た狂態を延々演じ続けて居りまして御座います。
295魔羅の花 O:2008/06/06(金) 23:07:49 ID:QhMNz+Xr0
是が娑婆でお蝶を見た最期になりまして御座います。
現在、措置入院させられたお蝶は、隔離病棟で治療に勤めていると承りまして御座います。