週間金曜日が「おかま」発言で大問題へ

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33禁断の名無しさん
「週刊金曜日」に掲載された東郷健氏に関するルポルタージュ
「伝説のオカマ---愛欲と反逆に燃えたぎる」(6/15号)に対し、
「同性愛に関する正確な情報を発信している当事者団体」だとするすこたん企画が、
傷ついたとして抗議している件は、JGNでもすでに紹介しているが、
8/24号の「週刊金曜日」では、すこたん企画を中心に「性と人権」の特集が組まれた。
 この記事ではまず最初に、すこたん企画側がなぜ抗議を寄せたのかが記されている。
「私たちが問題にしたのは、次の三点です。
1…タイトルに『伝説のオカマ』を使う必要があったのか。
2…(この記事が)掲載された号の発売二週間前(五月三〇日)
当事者が『オカマ』という言葉を使うことと、非当事者(特に影響力の大きいマスコミ)が『オカマ』という言葉を使うことは、
似て非なることであると伝えた。その時、当該記事の原稿もタイトルもほぼ決まっていたにもかかわらず、全く質問が出されなかった…。
3『オカマ』という言葉の解説が間違っていること…」

 週刊金曜日編集部によるこの間の経過と議論の流れも紹介されている。
「…六月十六日(土) すこたん企画から『勉強会で話したことがまったく理解されていない』との抗議電話が編集長代理に……
六月十八日(月) 筆者と編集担当者、編集長代理、編集主幹が対応を話し合う。
編集担当者と筆者が、こちらの意図を説明したいので、すこたん企画の人たちに会いたいと希望
二十九日以降ならこちらからお伺いできるが、二十八日までは代々木ゼミナールの裁判などがあって予定が立たないので来ていただければお会いできるとすこたん企画にファックス。
この申し入れに、『なぜ足を踏まれた側から説明に行かなくてはならないのか』とすこたん企画が言う…」
この件に関して週刊金曜日の編集委員たちもコメントを出しているが、落合恵子、佐高信、辛淑玉の各氏はすこたん企画の主張を支持、筑紫哲也氏は態度を鮮明にせず議論を求め、椎名誠氏はコメントを控え、本多勝一氏はすこたん企画の抗議にも編集部の対応にも不満を述べている。
編集部は最後に、今後も引き続きこの問題で意見交換をしていきたいとの主旨を語って、特集を終えている。
ちなみにこの16Pに及ぶ特集の中に、記事を書いた及川健二氏と、東郷健氏のコメントはどこにも紹介されていない。