541 :
禁断の名無しさん:2007/03/02(金) 23:36:29 ID:uF1HBa5O
>>540 R&アナルにドラ仕込んだらイチコロやで
今年20なったばかりの
化粧無しの状態で可愛いとか言われる童顔の女装子なんですが
化粧したら大塚愛に似てます(´・ω・`)
身長は178ぐらい
自信があるのは肌がピチピチな事ぐらいで
ちなみにアナルは処女です(´・ω・`)
痛いのは嫌なんですが優しく触ってくれるでしょうか
543 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 07:44:22 ID:iezeIwtT
競泳パンツのお尻を愛撫してください><
545 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 09:48:03 ID:+33taWu2
↑
何をねむたい事を!あそこは無法地帯!
>>545←←←犯罪者 こういうのが警察の査察で引っ張られて一晩取調べ
今日は
可愛い娘ちゃん来てるかな?
548 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 21:57:13 ID:5DI22Rli
土日の夕方ってどうですか?
549 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 22:07:24 ID:Y41BweuG
のび太は悶々としていた。あれはいったいなんだったのかと自問した。考えたけれどもわからない。頭の中がピリピリとして何も考えられなかった。下半身がぼおっと熱を持っていた。
つい今しがた、ほんの悪戯心で友人たちの家々をどこでもドアで覗き見していたとき、なんだかとんでもない光景を眼にしてしまったのだ。
「ママ、なにするの」
「シーッ。これはスネちゃまとママだけの秘密ざます」
石ころ帽子をかぶって、こっそりと扉を開けた途端、昼間なのにカーテンを閉じられたスネ夫の部屋から、これまで嗅いだこともない熱い空気が漂ってきた。
部屋の暗さに、一瞬のび太は驚いたが、眼を凝らしたときもっと驚くべき光景が目の前に広がっていた。
スネ夫のベッドの上で、スネ夫のママが、スネ夫に馬乗りになっている。
スネ夫のママは、外出用の綺麗な赤いスカートと、同じ色の赤い上着を着ていた。だがその上着は、脱ぎかけであるかのように、とじられるはずのボタンが全て外され、スネ夫の顔から胸にかけてを、嘗めるように触っていた。
スネ夫はズボンのほかに、何も身につけていない。
カーテンは閉まっていたが、さんさんと降り注ぐ午後二時の太陽は、部屋の状況を見極めるには十分だった。
膝を隠す程度のスカートは、スネ夫にまたがる足に広げられて、すっきりと纏まった臀部の形をはっきりとあらわしていた。
550 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 22:09:44 ID:Y41BweuG
そこから伸びる二本の足は(もっとも一本は二人の体に隠れて見えなかったが)、
肌を透かしてみせる薄い黒のストッキングに覆われ、カーテン越しの淡い光に、きらき
らと輝いていた。お
そらくそれも真っ赤なのだろう、
つま先にはス
トッキング越しに、綺麗に
塗られた暗赤色のペディキュアが見える。
静かな部屋の中に、二人の荒い息だけが聞こえていた。
動物みたいな臭いだ、とのび太は思った。鼻ではなく、直接脳髄に突き上げてくるような臭いだと思った。二人はじっと視線を絡ませ、飛びかかる隙を狙い定めているように見えた。
やにわにスネ夫のママの体が、ガクリとスネ夫の上に倒れた。
「あ」
と、平衡を破られたスネ夫の声がした。どこかに落ちてゆく人のように頼りない声の上げ方だった。
「秘密ザマス、秘密ザマス」
再び囁くようなスネ夫のママの声が聞こえ、それから何かを吸い立てるよ
うな音がし始めた。
「あ!ママ、耳・・・!」
尻上がりに高くなるスネ夫の声。そしてそれは不自然に塞がれた。
551 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 22:10:42 ID:Y41BweuG
スネ夫のママがスネ夫にキスしている・・・!
のび太は驚きに声を上げることも出来なかった。
改まって考えたこともなかったが、決して許されることではないと、
そうぼんやりと考えていた情景が、目の前で行われていた。
ママとキスするなんて・・・!
抑え切れない嫌悪の情が瞬時に体の底から立ちのぼった。のび太の手は
自然に眼を覆っていた。
二人はいけないことをしている!
だがもっと驚くのはその後だった。
チュッと軽い音がし、塞がれていたスネ夫の口が自由になる。その途端、
「ママ・・・」
口から漏れた響きは、甘美な音楽に酔いしれる人のものだった。
その口はさらに長く濃厚なキスを求めていた。とんがった口が無意識のうちにさらに上に突き
出された。
スネ夫のママは求めに応じながら、それまでスネ夫の両脇に突いていた手をベッドから剥がし、そっと自身の脱ぎかけた上
着の襟に置いた。
!!!脱ぐんだ?!!!
552 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 22:12:14 ID:Y41BweuG
のび太の眼は大きく見開かれた。口はさっきからあんぐりとひらかれたままだった。
上体を起こし、上着に手をかけたママの口は、磁石のようにスネ夫の体を引き起こした。
「ママ・・・」
熱に浮かされたスネ夫の声。
ゆっくりと赤い上着が脱がされて行く。
洗い立ての白いシャツに包まれた細い肩が露になり、熱っぽい空気が一層濃
く立ち込めた。花のような香水も香ってきたが、動物の匂いにまぎれて、す
ぐにわからなくなった。
スネ夫のママは上着をひじまで脱いでしまうと、ピッタリ一番上まで留めら
れたシャツのボタンに手をかけた。
ゴクリと唾を飲む音がした。スネ夫なのかママなのかそれとものび太なのか。そんなことも判らないほどに、のび太はスネ夫のママの指先に集中していた。
シャツに包まれた意外なほど大きな胸。はちきれそうに生地を持ち上げるそ
れは、まるでそれだけが別の生き物ででもあるかのように、ゆっくりと上下
している。おそらくオーダーメイドであろう上品なシャツの胸ポケットは、
一杯に膨らんだ乳房のせいで、指一本潜り込ませる事は出来ないだろうと思
われた。
553 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 22:13:15 ID:Y41BweuG
しずかはトイレに篭り、自分の性器を震えた手でなぞる。
今月も生理が来なかった。生理が来ない理由には単純に体調不良もありうるが、
しずかは知っている。「妊娠」という可能性を。
事の起こりは三ヶ月前のことだった。
潔癖ともいえる彼女は一日に何度も風呂に入り、その体の清潔を保つ。その日も
また風呂場で体を洗っていた。
体の隅から隅まで垢を洗い落とし、いざ湯船に入ろうとしたとき背後からドアが
開かれる音が聞こえた。
「やあ、しずかちゃん」どこでもドア。現れたのは、のび太だった。
「きゃあのび太さんのエッチぃ!」しずかは定番の台詞を吐き、のび太に湯船の
お湯を思い切りぶっかける。しかし、のび太はそれに動じなかった。
長い沈黙。水の音とのび太の体から滴り落ちる雫が落ちる音だけがあった。
それに耐え切れずしずかは言った。
「の、のび太さん出てって・・・」しかし、のび太は頭を振る。
「知ってる?僕と君はね、将来結婚するんだ・・・」
「何を言っているの?」
「だからさ。将来結婚するなら今、君と一つになっても構わない、そう思わないかな?」
554 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 22:13:46 ID:Y41BweuG
のび太の口が不気味につりあがる。怖い、しずかは初めて目の前の少年に恐怖を
覚えた。
「わからない・・・言っている事がわからないわ!」
「これからわかればいいじゃない。大丈夫、きっと気持ちいいよ」
「来ないで!」近くの洗面器をのび太に投げつけ、しずかは抵抗する。
洗面器はのび太の額に当たりのび太は「うっ」と小さく呻いた。しかしその抵抗は
しずかにとってプラスにならなかった。
痛みでうつむいたのび太の顔を再び見たとき、その顔は無表情で何の感情も無い
人形のような顔に変貌する。口元だけが不気味につりあがったままだった。
「初めてだから・・・優しくしてあげようと思ったのに・・・」
怒りをかみ殺した声でのび太が呟く。
「いや・・・ママ!ママぁ!」
「叫んだって無駄さ。君のママは道具で眠っているからね!」
つまり助けは来ないってことさ、と続ける。しずかは絶望に打ちひしがれた。
「さあ一つになろうよ・・・。僕と君、一つになるんだ・・・」
のび太は一歩また一歩としずかに近づき、しずかを湯船から無理やり引きずり出す。
「いやあ!」
しずかは叫ぶが、その叫びはもはやのび太の嗜虐心を煽るだけしかなかった。
555 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 22:14:28 ID:Y41BweuG
「騒いだって無駄だって言ってるじゃない。物分りが悪いなぁ」
のび太は弾んだ声で言う。楽しんでいるんだ、この状況を!しずかはよく見知った
はずの幼馴染の顔が何か別の、人以外のものに見えた。
「お願い・・・助けて・・・!」しずかは涙を流しながら助けを請う。
しかし返ってきた答えはNOだった。
「これ以上我慢しろというの?しずかちゃん、酷いよ」
言葉のあとに胸元に強い衝撃が訪れる。胸を押され、押し倒されたのだ。
「ママ・・・ママ・・・」
「だからママは道具で眠っているって」ぎゅう、としずかの乳首をつねる。
「いやあああああああああ!痛い!痛いい!」
「あ、ごめんね。ちょっと強すぎたかなぁ」
のび太は悪びれた様子も無く、言葉だけの謝罪を吐く。
「本当にごめんねしずかちゃん。お詫びに・・・」
「ひぅっ!?」
のび太の舌がしずかの首筋をなぞる。まるでナメクジが這うような気持ち悪さに
しずかはのび太を押しのけようと思ったが、恐怖の余り体が動かない。
のび太はそれをしずかが受け入れたと勘違いしたのか、更に激しく舌を這わせた。
556 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 22:15:00 ID:Y41BweuG
「のび太・・さぁ・・・」
気持ち悪いと思っていたのび太の舌が、それ以外の何かに変わる。まだ幼い
しずかには判らなかったが、しずかはのび太の未熟な愛撫で「感じて」しまった
のだ。
のび太はそのしずかの様子に機嫌をよくし、舌をしずかの胸へと移動させる。
「ふぁぁぁあ!」
ぞくぞくっとした感覚がしずかを襲う。自分は知らない、初めての感覚。しずかは
自分に何が起きているかわからず、戸惑った。
のび太の舌はしずかの乳首の周りを執拗に攻め、しずかを焦らす。
「のび太・・さぁ・・・あっ」
「しずかちゃんの体、甘いなぁ・・・。体洗ったあとだからかな?」
ちゅ、とのび太の口にしずかの乳首が含まれ口の中で転がされる。
電気が駆け抜けるようなほどの刺激だった。
「やあ・・ああああ!」
しずかは快感の声を上げ、息を荒げる。その目は潤み、また息をするたびに上下
するその胸は例えようのないエロスを感じさせた。
「次は・・・ここだよしずかちゃん」
のび太はしずかの足を持ち上げ、それを乱暴に開く。「やあぁ!」としずかから
抗議の声がきたがそれを無視し、のび太は股に顔をうずめた。
基地外が、また来てるのか
558 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 22:32:57 ID:Y41BweuG
「女の子のここってこうなってるんだね・・・」
のび太は感嘆の声を上げる。
「やだ!見ないでぇ!」しずかは顔を真っ赤にしながら抵抗を始めるが、無駄
だった。あの不気味な笑顔がのび太に戻り、しずかは再び恐怖した。
「大丈夫だよ・・・僕は君が大好きだからね。だから気持ちよくしてあげる」
少年とは思えないような冷酷な笑顔をしずかに向けると、のび太はしずかの
股に口を近づけしずかの性器をなぞるように舐めた。
「あああっ!」
今までの中で一番強い快感。しずかの体はぴんと張り詰め、弓なりとなる。
しずかは羞恥心から目を手で覆うが、ピチャピチャと舐める音だけが耳に入り、
自分が一体何をされているのかわかってしまう。
「あぁ・・・んぁああ・・・」
次第にしずかの中から抵抗という文字は消えうせ、気づけばしずかはこの
異常な状況を受け入れていた。
もしかしたらこれは全て夢ではないか?しずかはそう思いもした。
しかしその期待はのび太の次の行動で打ち破られる。
ずん、と唐突に下腹部に鋭い痛みが走る。何か異物が入り込むような感覚。
「ああああああああああああああ!!!」しずかは思わず絶叫した。
559 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 22:33:34 ID:Y41BweuG
「しずかちゃんの中・・・あったかいよ!」
のび太は恍惚とした表情で言い放つ。しずかは自分の下腹部の辺りを見て
みると、性器から赤い液体が流れている。生理?いや違う、「自分は女に
なってしまった」のだ。
「痛い!やめてえええええ!!!」
今まで生きてきた中で最大級の痛みに、しずかは暴れる。
しかしのび太はそれを気にすることなく腰を動かし続ける。のび太の腰が
しずかに打たれるたびに波のような痛みがしずかを襲い、しずかはその度に
呻いた。
「しずかちゃんいい!最高だよっ!」
パン、パンと腰を打ち付けられその度に熱いものを下腹部に感じる。
快感ではない、それ以外の何か。のび太は抜き差しをしながらしずかの中に
射精をしていたのだ。
のび太のペニスが抜き差しされるごとにのび太の精液はしずかから溢れ、
風呂場の床に白い泉を作る。このときののび太に避妊、妊娠という言葉は
一切消えていた。
「もうやだぁ・・・ママ・・・ママ・・・!」
「ママは寝てるって言ってるのに」
パン!と更に強く腰を打ち付ける。
560 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 22:34:15 ID:Y41BweuG
この地獄はいつになったら終わるのだろうか?しずかは希望を失い虚ろと
なった瞳で天井を見つめる。視界の隅にだらしなく涎を垂らし行為に夢中に
なるのび太が見えたが、しずかにとってどうでもいいことだった。
ただ早く終わって欲しい・・・しずかの中に諦めという感情が強く出た。
「しずかちゃん!出すよっ!」
抜き差しの間にも射精していたにも拘らず、のび太は更にしずかの中に
射精しようとする。その言葉に、しずかの意識は現実に戻される。
「だ、だめぇ!赤ちゃんが出来ちゃうう!」
その言葉にのび太は残酷な言葉を返した。
「赤ちゃんが出来たら僕たちは夫婦だね。もう結婚できるじゃない!」
体から血の気が抜ける感覚を知る。この少年は、狂っている。いや今まで
巧妙に隠していただけでずっと前から狂っていたのかもしれない・・・。
しずかはもう何を言っても無駄だと知り、今度こそ全てを諦めた。
「いくよぉ!」
パーン!と最後の一打ちをしのび太はペニスを深く差し込み、その中に精を
放出した。抜き差しされている間とは比べ物にならないほどの量の精液が
しずかの中に放たれ、溢れた精液はしずかからどろりと溢れた。
「これで・・・僕たちは夫婦だね!」
弾んだ声で言うのび太に、しずかはこう返した。
「・・・そうね」
幼い少女は何もかもを諦めたのだ・・・。
561 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 22:34:44 ID:Y41BweuG
それ以来、しずかは空虚な心を持って生きていった。
当然のことながら自分を強姦したのび太と顔を合わせられるわけが無く、また
男性そのものにも恐怖を抱くようになったしずかは学校にすら登校することが
出来なくなってしまった。
そしてそれ以上に恐ろしかったのは「妊娠」という可能性。
少女にして男を知り、更に妊娠したと母が知れば母はどれほど嘆くのだろう。
またそれを知った世間はどう反応するのだろう。
しずかは部屋に引きこもり怯える日々を過ごした。
そして今日、それは現実になったのだとしずかは認めてしまったのだ。
のび太の子を妊娠・・・しずかまで狂ってしまいそうな現実。
この事実を誰に話せばいい?誰に明かせばいい?
誰が何とかしてくれる?
「ドラちゃん・・・」
万能の力を持った22世紀のロボットの名を呟く。
そうだ!ドラえもんならば何とかしてくれるかもしれない!
しずかはトイレから出てすぐに野比家に電話をすると、ドラえもんがすぐに出た。
「あ!しずかちゃん・・・どうしたの?最近学校に来ないからのび太くんが凄く
心配していたよ?」
ここで全ての原因となった少年の名を聞きしずかの中に黒い感情が沸きあがるが、
しずかはそれを抑えドラえもんに「ドラちゃんに会いたい」とだけ言った。
562 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 22:35:46 ID:Y41BweuG
「うん、いいけど・・・のび太くんも呼ぶかい?」
「ドラちゃんだけに来て欲しいの。今すぐにでも」だけの部分を強調し、しずかは
懇願する。
「わかった。じゃあ今すぐ行くね。それじゃあ・・・」
ガチャリ、と電話が切られしずかは部屋に駆け込む。どこでもドアがある彼の
移動時間は一瞬だ。恐らく既に部屋で待っているだろう。
しずかが部屋のドアを開けると案の定ドラえもんは部屋で待っていた。
「しずか・・ちゃん?」ドラえもんは絶望の声を上げた。
その目からは完全に希望を失い光を失った少女が目の前にいたのだ。あんなにも
生気に満ち溢れ、魅力的だったしずか。
しかし目の前の彼女は・・・。
「ドラちゃん・・・よく来てくれたわね」ふ、としずかが笑う。
その笑みはロボットのドラえもんでもゾクリとするような妖しさが含まれ、とても
少女がする笑みとは思えないほど妖艶だった。
「ぼ、ボクに用事ってなにかしら?」
以前に比べとっつきにくい印象を持ったしずかに、ドラえもんは恐る恐ると尋ねる。
しずかはドラえもんの言葉に笑みを崩し、息を呑んでから事実を言った。
「私、妊娠しているの」
563 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 22:36:27 ID:Y41BweuG
「え・・・?」ドラえもんは大きな目を更に大きくし、驚愕する。
「のび太さんとの子よ」
更に事実を告げ、ドラえもんは動揺のあまりアワアワと慌てふためき、部屋の
周りをぐるぐると駆け始めた。
「3ヶ月前にね、のび太さんがお風呂場にどこでもドアで来たの」
ぐるぐる、ぐるぐる。
「当然怒ったわ。「エッチ!」って」
ぐるぐる、ぐるぐる。
「だけどね。のび太さんいつものように帰ってくれなかったの」
ぐるぐる、ぐるぐる。
「いきなり「一つになろう」って言われて・・・」
ぐるぐる、ぐるぐる。
「・・・無理やり犯された!」しずかが叫び、ドラえもんは駆けるのをやめる。
「無理やり、何度も何度も・・・!私の中に何度も出した・・・!」
「ま、まさかのび太くんは避妊を・・?」
「ええ」
「なんていうことを・・・」
ドラえもんは立つこともままならず、その場にぺたりと座り込んだ。情けなくて、
馬鹿で、我侭なのび太・・・それでも人の道を外れることはしないと信じていた。
気づけばドラえもんの目からは涙が溢れていた。
本当に泣きたいのはしずかのほうなのに、とドラえもんは溢れた涙を止めようと
するが止まらない。ドラえもんは涙を流しながらしずかに「ごめん・・ごめん」と
何度も謝った。
564 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 22:37:02 ID:Y41BweuG
「謝らなくてもいいわ・・・ドラちゃんのせいじゃないもの」
しずかは優しい声でドラえもんを慰める。ああ、この子はやはりあのしずか
なのだ・・・。優しく、皆をいつも気遣う優しい少女、しずか。
だがそれを変えたのはあののび太。ドラえもんはのび太を止められなかった
ことと、のび太の異常に気づけなかった自分を嘆いた。
「ボクは君にどうすればいい・・・?ボクは君に何ができる・・・?」
「出来ることがあるからこそドラちゃんを呼んだの」
ドラえもんはしずかの言葉に顔を上げ、尋ねた。「何?」と。
「私の赤ちゃんを・・・誰にも気づかれないように生ませて欲しいの」
ドラえもんは再び目を大きくさせ、驚いた。
「生む・・・のかい?だ、だって君は少女で、その子供は無理やりに・・・」
「ええ。でも、殺すなんて出来ない・・・」
「でも誰が育てるの!?まさか、君じゃないだろうし」
「未来の私よ」
まさか、とドラえもんは呟いた。
「子供の私じゃきっと育てられない・・・でも、未来の私ならきっと・・・」
「それじゃ未来が変わってしまう!」
いや、でもまさか。いやまさかそんなはずが。
―――この腹にいる子供こそがノビスケとなるのか!?
「お願い、ドラちゃん」
しずかは膝をつき、ドラえもんに土下座をする。もうドラえもんに選択肢など
存在していなかった。また彼自身も、選択肢を作るのをやめた。
565 :
禁断の名無しさん:2007/03/03(土) 22:37:35 ID:Y41BweuG
「・・・わかった。ボクは君のためなら何でもするよ」
しずかの顔はぱあっと輝く。そう、本当はこういう顔をする少女だったのだ・・・
それがのび太の手によって壊されてしまった。
このときドラえもんは二つの決意をする。
一つはしずかの子供を誰にも気づかれぬように生ませ、その子供を未来の
しずかに送り届けること。
そしてもう一つは・・・。
それから数ヵ月後、しずかは元気な子供を生んだ。
腹のふくらみはスモールライトで胎児の大きさを調整することで解決し、つわり
などはお医者さんかばんの薬を飲むことである程度和らげることが出来た。
そして生まれた子供は―――ドラえもんの予想通り、男の子だった。
「ありがとう・・・ドラちゃんのおかげでこの子を産めた」
「・・・ボクは当然のことをしただけだよ」
ドラえもんは自嘲するように笑う。
「あのね、もう名前は決まっているの・・・この子の名前は・・・」
「ううん言わなくてもわかるよ。ノビスケ、だろ?」
「あらどうしてわかったの?」
―――それが変えられない未来だからさ、としずかに聞こえないように呟く。
「何となくかな?さ、名残惜しいだろうけど・・・この子は未来に送るよ」
「もう送ってしまうの?」
「時間が立てばたつほど別れはつらいものだよ」ドラえもんの言葉にしずかは
力なく頷き、生まれたばかりのノビスケを差し出した。
基地外 ご苦労だな 完全にイケヌマだな
567 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 00:52:21 ID:b3qzuCqF
姫路の嘘つきお釜さん、苦しんで苦しんで苦しんで、○○○ね〜。
ついでに、会社もつぶれてくださいね〜〜!
昨日は来たのかな
チビ娘ちゃん
Nに可愛がられたのだろうか?
三太は、昨日はきてないのか
570 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 10:47:23 ID:T/UpH+4x
ある晴れた夏の日、両津勘吉は派出所の机に向かい、熱心に仕事をしているふりを装いながら、ある企みを計画していた。
「よぉし、これで完璧だ。見てろよ麗子、大恥をかかせてやるからな。」
それは、いつも中川と一緒に両津を馬鹿にしている麗子に恥をかかせて復讐すると同時に、麗子を利用してひと儲けしようと企んだ極悪な計画だった。
計画は、麻薬の不法所持者の捜査の際に実行された。両津は極秘ルートから入手しておいた微量の麻薬が入ったビニール袋を事前にこっそりと麗子のハンドバッグの中に忍ばせておいたのだ。
今回の捜査チームのメンバーは、両津、麗子、本田、マリアの4人。両津は事前に手を回し、自分の言うことに忠実なマリアと後輩の本田とチームを組むように仕組んでいた。
捜査に動向させる麻薬探知犬が到着した時、両津を除く捜査チームの一行は、麻薬探知犬の動向に驚いた。
「ウ〜、ワン、ワン」
麗子に向かって吠え続けているのである。
「うそ、何であたしに向かって吠えるのよ?」
信じられないといった表情の麗子。
571 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 10:48:04 ID:T/UpH+4x
「おい麗子、お前まさか麻薬を隠し持ってるんじゃないのか?」
わざとらしく聞く両津。何かの間違いだと言い続ける麗子から、この中が怪しいとハンドバッグをひったくる。
そして、麻薬なんてあるわけがないと憤慨している麗子の前で、ハンドバックの中から小さなビニール袋に入った白い粉を取り出した。麻薬探知犬はまさにその白い粉に向かって吠え続けている。
麗子は顔面蒼白となった。
「これは罠よ! 誰かの陰謀だわ! お願い、両ちゃん。信じて!」
泣き叫ぶ麗子。しかし、懇願する麗子に両津は冷たく言い放った。
「身内だからといって見逃すわけにはいかん。今日の捜査の場所は変更だ。麻薬不法所持の疑いで、麗子の家を家宅捜索する。」
計画の第一段階は両津の思惑どおりに成功した。
数時間後。両津達捜査チームの一行は家宅捜索令状を正式に取得した上で、麗子のマンションに乗り込んだ。
麗子も被疑者として動向している。普段は厳重なセキュリティーで守られている麗子の部屋だが、正式な家宅捜査令状の前では全くの無力だった。警備員も、被疑者として連行されている麗子を目の当たりにして、目を白黒させながらロックを解除していった。
一行は、麗子の部屋まで簡単に辿り着いた。部屋の中はきっちりと整理されている。
「へぇ〜。さすが麗子さんの部屋だ。先輩の部屋とは天と地の差ですね。」
ひと言多い本田をぶん殴り、両津は麗子の部屋を徹底的に捜索するように本田とマリアに指示をした。
「(さあて、麗子に大恥をかかせてやるか…。)」
両津の計画は第2段階に突入した。
572 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 10:48:46 ID:T/UpH+4x
両津が最初に目を付けたのはタンスだった。
「きゃっ、駄目、両ちゃん! そこには何もないから!」
タンスの引き出しを開けようとする両津に麗子は明らかに慌てている様子。
「そんなに慌てるとは怪しいな。よし、本田、このタンスを徹底的に調べるぞ。」
止めようとする麗子をマリアに取り押さえさせ、両津と本田はタンスの中を調べ始めた。
タンスの中には、麗子の下着が入っていた。それらを次々と床に放り出しいてく。
「お願い、やめて〜っ!」
マリアに取り押さえられながら、目に涙を浮かべている麗子。
「せ、先輩。ここを調べるのははまずいですよ。」
本田は麗子の下着を手にとって真っ赤になっている。
「何を言う本田。女はこういう所に物を隠すんだ。男が調べにくいことを逆手にとってな。」
容赦なく麗子の下着を調べ続ける両津。真面目なセリフとは裏腹に、口元が少しにやけている。
そして、目ざとく一枚の下着を見つけると、麗子に見せつけて言った。
「麗子、このパンツはもう捨てた方がいいんじゃないか? ここにシミが付いてるぞ。」
恥ずかしい部分にシミが付いた下着を見せつけられ、麗子は真っ赤になって叫んだ。
「そんなの捜査に関係ないでしょ! お願い、やめて! 麻薬なんて持ってないって言ってるのに!」
しかし、両津はそんな麗子にはお構いなしで下着をぶち撒けていった。
「(フフフ、馬鹿め、こんなのはまだ序の口だ。もっともっと恥ずかしい目に遭わせてやる。)」
両津の計画はまだ始まったばかりだった。
573 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 10:49:22 ID:T/UpH+4x
両津は次に、麗子の部屋のトイレを捜索し始めた。
「ふむ、ここで麗子はいつも用を足しているんだな。」
便器の周囲をチェックする両津。すると、麗子はまたしてもギャーギャー騒ぎ始めた。
「やかましいな。おい、本田、マリア、お前達は麗子を連れて他の部屋を調べてろ。」
2人に麗子を連れて行かせると、両津は計画の次の段階に入った。
「ここら辺がいいかな。」
事前に用意してきた無線式の小型盗撮カメラを隠して設置したのだ。さらに、隣の浴室に行き、同様に盗撮カメラを取り付けた。
「さて、これで完了。後はアレを探すか。」
両津の計画は着々と進行して行った。
574 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 10:50:07 ID:T/UpH+4x
麗子の寝室。寝室に入った瞬間、麗子の顔が不安に曇った。
「(やはりここにアレを隠しているな、ようし、絶対に見つけてやる。)」
寝室内を徹底的に捜索する両津、本田、マリアの3人。本田とマリアは麻薬を探していたが、両津は全く別のものを探していた。
そして、ベッド横の机の引き出しを本田が調べた時、麗子の顔が緊張でこわばったのを両津は見逃さなかった。
「ここには何もないみたいですね。」
机の捜索を終えようとした本田を制し、両津はちょっと待てと机の引き出しを入念に調べ、からくりに気づいた。
「ふふふ、終わったな、麗子。この2重底の引き出しに何を隠しているのかな?」
両津がそう言うや否や、麗子はこれまでで最大の悲鳴を上げて、机に飛びついた。
「いやぁぁ〜!。お願い! 許して、お願いだから! 」
「取り押さえろ、マリア。」
「はい、両さま。」
必死に机にすがりつき、2重底の引き出しを守ろうとする麗子だったが、マリアの力に勝てるわけもなく、あっさりと引き剥がされてしまった。
「まさか、麗子さん。本当に麻薬なんて…」
本気で麻薬を隠していると勘違いした本田が恐る恐る2重底の下を開けてみると、そこにあったのは麻薬ではなく、恥ずかしい女性用のオナニーグッズの数々だった。
麗子は床に崩れ落ち、泣き出してしまっていた。
「いやあ、悪かったなぁ、麗子。隠してたのは麻薬じゃなかったんだなぁ。」
わざとらしく言う両津。
「女でもオナニーする奴がいるとは聞いていたが、まさか麗子もやっていたとはな。しかも2重底の引き出しに道具を隠してるなんて、全国の純情な麗子ファンが聞いたら泣くぞ。」
勝ち誇ったように言う両津。麗子は泣き崩れて、「ひどいわ…。ひどいわ…。」と呟いている。
575 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 10:50:51 ID:T/UpH+4x
「先輩、もうやめましょうよ。麗子さんが麻薬を持ってるなんて何かの間違いですよ。これだけ調べても何も出てこないんですし、これじゃあ麗子さんのプライバシーを侵害してるだけですよ。」
本田は、発見した物を見て、真っ赤になってしばらく硬直していたが、我に返ってそう言った。
「フン、俺達は麗子の家の家宅捜索令状を持っている。これがある以上、麗子は自分の家のすべてを公開する義務を負うんだ。正当な捜査なんだから文句は言わせないぞ。それに、まだ一箇所調べていない所がある。」
両津は持って来ていたもう一つの令状を取り出した。
「あと調べていないのは、麗子が今身に着けている衣服と麗子自身の身体だ。」
両津が取り出した令状には「身体検査令状」と書かれていた。
「(さあ、終わりだ、麗子。お前は俺達の前で合法的にすっ裸にされて検査を受けるんだ。体の穴の隅々まで調べてやる。)」
両津の麗子への復讐計画は最終段階に入っていた。
576 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 10:51:39 ID:T/UpH+4x
身体検査令状を見た麗子は取り乱し、服を脱がされまいと暴れたが、またしてもマリアによって取り押さえられていた。
衣服を脱がすべく、麗子に近づく両津。
「先輩、ホントにそんなことしていいんですか? 犯罪なのでは…。」
「この令状がある以上、強制的に麗子の衣服を脱がせることが出来る。身体検査の執行には成人女性の立会いが必要だが、マリアがいるんで問題ない。さあ、観念しな、麗子。」
両津は麗子の衣服に手を掛け、上着、シャツ、スカートの順に脱がせていった。
悲鳴を上げる麗子。
「どうやら今脱がせた物の中には何も隠していなかったようだな。ならその下か…?」
邪悪な笑みを浮かべながら、両津はついに麗子の下着にも手を掛ける。
「お願いよ、両ちゃん! 何も隠してなんかないわ! いや〜! 見ないで〜っ!」
最後まで抵抗する麗子だったが、両津とマリアの力に敵うわけもなく、下着を下ろされ、女性器が露わになった。
「ああぁぁ〜っ! いやあぁぁ〜っ!」
全裸にむかれてしまった麗子。しかし両津はそれでもまだ攻撃の手を緩めない。
「下着の中にもなかったか、じゃあ、この中かな!」
両津は麗子の性器の中、そしてお尻の穴の中にも手を入れ、徹底的にいじくりまくった。
周囲には、麗子のこの日最大の絶叫が響いていた。
調べを終えて、満足げな表情を浮かべながら、両津は麗子に話しかけた。
「ふっ、良かったな麗子。何も出てこなかったぞ。麻薬を持っていたのは本当に何かの間違いだったのかもな。」
しかし、麗子はすでに失神していて返事はなかった。
「よし、捜査終了だ。帰るぞ、本田、マリア。」
麗子の部屋をあとにする3人。下着やオナニーの道具や脱がされた衣服が床に散乱する中、全裸の麗子は気を失ったまま放置されていた。目が覚めた後も、しばらく呆然としていたという…。
ここに、両津の麗子への復讐計画は完了した。その後、両津は仕掛けておいた浴室とトイレの盗撮カメラからの映像をインターネットで有料で公開し、がっぽりと儲けを得たことは言うまでもない。
麗子は、両津の計画により、プライバシーのすべてを公開され、女性としての尊厳を全て失ってしまったのだった…。
(おしまい)
577 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 10:59:11 ID:T/UpH+4x
僕はシロ、しんちゃんのともだち。十三年前に拾われた、一匹の犬。
まっ白な僕は、ふわふわのわたあめみたいだと言われて。
おいしそうだから、抱きしめられた。
あの日から、ずっといっしょ。
「行ってきマスの寿司〜〜〜〜〜〜。」
あいかわらずの言葉といっしょに、しんちゃんは家から飛び出していった。
まっ黒な上着をつかんだまま、口に食パンをおしこんでいるところを見ると、
今日もちこくなんだろう。
どんなに大きな体になっても、声が低くなっても、朝に弱いのは昔から。
特に今年は、しんちゃんのお母さんいわく『ジュケンセイ』というやつだから、
さらにいそがしくなったらしい。
たしかに、ここのところのしんちゃんは、あんまり僕にかまってくれなくなった。
しかたのないことだとしても、なんだかちょっと、うん。
さみしいかもしれない。
せめてこっちを見てくれないかな、と言う気持ちと、がんばれという気持ち。
その二つがまぜこぜになって、とにかく少しでも何かしたくなって。
小さくほえてみようとしたけれど、出来なかった。
なんだかとても眠たい。
ちかごろ多くなったこの不思議な感覚、ゆっくりと力が抜けていくような。
あくびの出ないまどろみ。
閉じていく瞳の端っこに、しんちゃんの黄色いスニーカーが映って。
↑↑↑↑↑↑
2ちゃんねる管理に連絡済み
そのうちプロバイダーから通達が来るかもな
恥ずかしいな
こんな板の名前まで出されて
579 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 13:28:17 ID:X75++ZyE
やれやれ、これでまた明るみに出ちゃうんやろな、なんちゅうても「同性愛の掲示板に書き込まれましたね」これだけでも恥や。
580 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 14:56:45 ID:T/UpH+4x
ぴたぴたとおでこを触られる感覚に、急に目が覚める。
いっぱいに浮かんだ顔に、おもわず引きぎみになった。
ひまわりちゃんだ。
「シロー。朝ご飯だよ。」
そう言いながらこちらをのぞき込んでくる顔は、しんちゃんに似ていて。
やっぱり兄妹なんだな、と思う。
「ほら、ご飯。」
ひまわりちゃんは、片手で僕のおでこをなでながら、もう片方の手でおわんを振ってみせる。
山盛りのドッグフード。まん丸な目のひまわりちゃん。
あんまり興味のない僕のごはん。困った顔のひまわりちゃん。
僕は、それをかわるがわる見ながら、迷ってしまう。
お腹は減っていない。
でも食べなければひまわりちゃんは、もっと困った顔をするだろう。
でも、お腹は減っていない。
ひまわりちゃんは、悲しそうな顔になって、僕の目の前にごはんを置いた。
そして、両手でわしわしと僕の顔をかきまわす。ちょっと苦しい。
「お腹減ったら、食べればいいよ。」
おしまいにむぎゅうっと抱きしめられてから、そう言われた。
ひまわりちゃんは立ち上がると、段々になったスカートをくるりと回して、
そばにあったカバンを持つ。
学校に行くんだ。
いってらっしゃいと言おうとしたけれど、やっぱり言う気になれなくて。
僕はぺたんとねころんだ。
へいの向こうにひまわりちゃんが消えていく。
顔の前に置かれたおちゃわんを、僕は鼻先ではじに寄せた。
581 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 14:57:24 ID:T/UpH+4x
お腹は、ぜんぜん空いていない。
ごはんを欲しいと思わなくなった。
おさんぽにも、あんまり興味はなくなった。
でも、なでてもらうのは、まだ好き。
抱きしめられるのも、好き。
『ジュケンセイ』っていうのが終わったら、しんちゃんは。
また僕をいっぱい、なでてくれるのかな。抱きしめてくれるのかな。
そうだといいんだけど。
目を開くと、もう辺りはうすむらさき色になっていて。
また、まばたきしているうちに一日が過ぎちゃったんだと思う。
ここのところ、ずっとそうだ。何だかもったいない。
辺りを見回して、鼻をひくひくさせる。しんちゃんの匂いはしない。
まだ、帰ってきてないんだ。
さっき寄せたはずのおちゃわんのごはんが、新しくなっている。お水も入れ替えられている。
のろのろと体を起こして、お水をなめた。冷たい。
この調子なら、ごはんも食べられるかと思って少しかじったけれど、ダメだった。
口に中に広がるおにくの味がキモチワルイ。思わず吐き出して、もう一度ねころがる。
夢のなかは、とてもしあわせな世界だった気がする。
僕はまた夢を見る。
582 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 14:57:54 ID:T/UpH+4x
しんちゃんと最後に話したのは、いつだっただろう。
僕はしんちゃんを追いかけている。
しんちゃんはいつものあかいシャツときいろいズボン。小さな手は僕と同じくらい。
シロ、おて
シロ、おまわり
シロ、わたあめ
『ねえしんちゃん。僕はしんちゃんが大好きだよ。』
『オラも、シロのこと、だいすきだぞ。シロはオラの、しんゆうだぞ!』
わたあめでいっぱいのせかいはいつもふわふわでいつもあったかで
いつまでもおいかけっこができる
いつまでも
また朝がきた。
でも、その日はいつもと違っていて。しんちゃんのお母さんが、僕を車に乗せてくれた。
しんちゃんのお母さんの顔は、気のせいか苦しそうだった。
車はまっ白なお家の前で止まって、僕は抱きしめられたまま下ろされる。
そして一回り大きなふくろの中につめられた。まっくらだ。どうしようか。
昔なら、びっくりしてあばれてしまったかもしれない。でも今は、そんな力も出ない。
とりあえず丸くなると、体がゆらゆらとゆれた。
それがしばらく続き、次にゆれが収まって、足もとがひんやりとしてくる。
583 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 14:58:28 ID:T/UpH+4x
いきなり辺りがまぶしくなった。
目をぱしぱしさせていると、変なツンとした匂いがする手につかまれ、持ち上げられる。
いっしゅんだけ体が宙に浮いて、すぐに冷たい台の上に下ろされた。
まっ白い服を着た人が、目の前に立っている。そばには、しんちゃんのお母さん。
二人が何かを話している。白い人が、僕の体をべたべた触る。
しんちゃんのお母さんが、泣いている。
どうして泣いているのか解らないけれど、なぐさめなくちゃ。
でも、体が動かない。またあの眠気がおそってくる。起きていなきゃいけないのに。
なんとか目を開けようとしたけれど、ひどく疲れていて。
閉じていく瞳を冷たい台に向ければ、そこに映るのはうすよごれた毛のかたまり。
なんて、みすぼらしくなってしまったんだろう。
ああそうか、僕がこんなになってしまったからなんだ。だからなんだ。
だからしんちゃんは、僕に見向きもしないんだ。
おいしそうじゃないから。
あまそうじゃないから。
僕はもう、わたあめにはなれない。
わたあめ。
ふわふわであまあまの、くものかたまり。
いちど地面に落ちたおかしは、もう食べられないから。
どんなにぽんぽんはたいても、やっぱりおいしそうには見えないよね。
だけど、君はいちど拾っててくれた。
だれかが落として、もういらないって言ったわたあめを。
だから、もういいんだ。
何かにびっくりして、僕はまた戻ってきた。
見なれた僕のお家。いつもの匂い。少しはだざむい、ゆうやけ空。
口の中がしょっぱい。
「なんで!!!!!!」
584 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 14:59:10 ID:T/UpH+4x
いきなり、辺りに大声が響いた。びりびりとふるえてしまうような、いっぱいの声。
重たい体をひきずって、回り込んで窓からお家の中をのぞきこむ。
しんちゃんのお父さんとお母さん、ひまわりちゃん。
そして、僕の大好きなしんちゃんも。
みんなみんな、泣いていた。
「母ちゃんの行った病院は、ヤブだったに決まってる!! オラが、他の病院に連れてくぞ!!!」
しんちゃんが、ナミダをぼろぼろこぼしながら、怒っている。
ひまわりちゃんも、うつむいたまま顔を上げようとしない。
「しんのすけ、落ち着け。仕方ないんだ。」
しんちゃんのお父さんが、ビールの入ったコップをにぎりしめたまま呟いている。
「仕方ないって、父ちゃんは…ホントにそれでいいの!!!???」
「良いわけないだろ!!!!!」
しんちゃん以上のその大きな声に、だれもなにも言わなくなった。
その静かな中に、しんちゃんのお父さんの低い声が、ゆっくりひびく。
「しんのすけ、良く聞け。いいか、生き物は何時かは死ぬんだ。
それは、俺たちも同じだ。……もちろん、ひまやお前の母さんもそうだ。
それが今。その時が、いま、来ただけなんだよ。解ってたことだろう?」
しんちゃんは、なにも言わない。しんちゃんのお母さんも、続ける。
「あのね、ママが最初ペットを飼うのに反対したのはね、そう言う意味もあるの。
しんちゃんに辛い思いをさせたくなかったから…ううん。
私自身が、そんな辛いお別れをしたくなかったから。だから、反対してたの。
でも、もうこうなっちゃった以上、仕方ないでしょう?
せめて、最期を看取ってあげることが、私たちに出来る一番良い事じゃないの?」
「最期って!!!」
しんちゃんが泣いている。ぼろぼろ泣いている。手をぎゅっとにぎりしめて。
僕よりもずっと大きくなってしまった手を、ぎゅっとかたく。
585 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 14:59:51 ID:T/UpH+4x
僕の体のことは、たぶんだれよりも僕自身が一番知っていて。
でも、いいと思っていた。
このままでもいいって。
だって夢の中はあんなにもあったかくてあまくって。
だからずっとあそこにいても、かまわないと思ってたんだ。
それじゃだめなの?
しんちゃんがこっちを見た。
しばらく目をきょろきょろさせたあと、僕を見付けて、顔をくしゃくしゃにさせる。
「シロ。」
名前を呼ばれた。本当に、ひさしぶりに。
わん。
なんとか声が出た。本当に小さくて、ガラスごしじゃあ聞こえないかと思ったけれど。
でも、たしかにしんちゃんには届いた。
しんちゃんが近付いてくる。窓を開けて、僕に手をのばして。
「大丈夫、オラが、何とかしてやるぞ。」
やっと抱きしめてくれたしんちゃんの胸は、いっぱいどくどく言っていて、
夢の中の何十倍も、とってもあったかかった。
ねえ、よごれたわたあめでも。
僕は夢を見る。
何度目になるかはわからない夢。でも、それは今までとはちがう夢。
586 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 15:00:13 ID:T/UpH+4x
僕は段ボール箱に入っていて、そのはじをしんちゃんがヒモで三輪車に結びつけている。
三輪車がいきおいよく走る。
箱ががたがたゆれて、ちょっときもちが悪い。
ふいに、その箱から引っぱり出され、僕は自転車のかごに乗せられた。
小さな自転車。運転しているのはしんちゃん。せなかにはまっ黒なランドセル。
シロに一番に見せてやるぞって、嬉しそうにしょって見せてくれたランドセル。
まだまだ運転は下手だったけど、とってもあたたかかった、春。
自転車のかごが一回り大きくなる。
くるりとまわると、しんちゃんが今度は、まっ白なシャツを着ていた。
自転車も、新しくなっている。もうよたよたしていない。スピードも、速い。
そういえば、よくお母さんに怒られたとき、
ナイショだぞって僕を、こっそりフトンの中に入れてくれたよね。
もちろん次の日には、お母さんに怒られるんだけど、それでもやめなかった。
二人だけのヒミツがあった、きらきらしてまぶしい、夏。
ぼんやりしていたら、ひょいっとかごから下ろされた。
代わりに自転車を押しているしんちゃんのとなりに並んで歩く。
しんちゃんはずいぶん背が伸びて、お父さんと変わらないくらいになった。
お母さんといっしょに使っている自転車が、ぎしぎしと音を立てる。
でも、どんなに大きくなっても、きれいな女の人に目がいくのは変わらない。
こまったくせだなあと思いながらも、どこか安心してる僕がいる。
いつまでも変わらないでいて欲しかった、少しだけ乾いた風が吹く、秋。
587 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 15:01:45 ID:T/UpH+4x
寒い冬。
あんまり話してくれなくなった。
おさんぽも、少なくなって。こっちを見てくれることも少なくなった。
見えるのは横顔だけ。
楽しそうな、悲しそうな。ぼんやりした、困った。怒っているような、悩んでいるような。
そんな、横顔だけ。
寒い冬。小屋の中で、ひとりで丸くなっていた、冬。
寒かった冬。でも、冬は春への始まり。あたたかな春への始まり。
僕は丸まって、わたあめのようになって、あったかいうでの中で。
春の始まりをまっている。
たとえそれがほんのいっしゅんのものでも。
かしゃん、という、なにかがたおれる音がして、僕は目を開けた。
電灯がぽつりぽつりとついた、暗い道の真ん中で、見なれた自転車が横になっている。
のろのろと首を上げると、しんちゃんの前髪が顔に当たった。
道のはじっこのカベに、もたれかかるようにしてしゃがみ込むしんちゃん。
その体はひっきりなしにふるえていて、とても寒そうだった。
僕を抱きしめたまま、動こうとしないしんちゃん。
しんちゃんに抱きしめられたまま、動くことができない僕。
ああだれか僕の代わりに、しんちゃんを抱きしめてあげて。
588 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 20:44:24 ID:hekClwQN
589 :
禁断の名無しさん:2007/03/04(日) 20:45:07 ID:hekClwQN
新世界地下での女装子集団痴漢・・・盛況タイム
土曜日の13時頃〜〜〜19時頃
日曜日の12時頃〜〜〜17時頃
平日はプロ中心だが、新作上映日の水曜日に、まれに素人女装子が出没するも
痴漢も少ないので、やはり週末・祝祭日が女装子痴漢盛況タイム
新世界2階での女装子痴漢・・・盛況タイム
土曜日の17時頃〜〜〜25時頃
日曜日の12時頃〜〜〜22時頃
平日はプロ中心だが、新作上映日の水曜日に、まれに素人女装子が出没するも
痴漢も少ないので、やはり週末・祝祭日が女装子痴漢盛況タイム・・・・ここまでは地下と変らん
しかし2階は、獲物を独占できるケースも多い
週末の土曜日や祝祭日前日は、深夜まで素人女装子が来るから、狩りタイムとして外せない。
590 :
禁断の名無しさん:
土日はどうでしたか?