>>205 もう20年ぐらい前だけど、亡くなったハリー・ベンジャミンさんが、昔の論文を見せてくれたの。
1940年代に書いたものだったんだけど、TVを1〜5に分けてるの。
ベンジャミンさんは、その1〜5の診断指標について、今度新しく4をTGって呼ぶことにしたんだって言うの。
1〜3はTVのままで、5もTSのまま。それは昔から医学用語になってました。
厚生労働省はICDの分類で行きなさいって奨励してるから、
精神科では、疾患名のGIDの中の、TVかTSかっていうタイプ分けをすることになるんだけど、TGはありません。
ベンジャミンさんの言ってた4は、今も医学的にはTVなんですよね。
TGは医学用語になってなくて、言わば文化運動用語。
病気の名前を言う言葉と、文化や趣味や運動を言う言葉が混じってると、なんとなく、ややこしいね。
昔、コロンブス(アメリカ発見のあの人)がね、恋人にこんな話をしました。
船乗りは、夜になると星ばっかり見てるんで、星を見ると恋愛したくなるんだ。
君の体は、夜空の天ノ川みたいだ、って言うの。
ロマンチックでしょう?
星を見ると、昔の船乗りの人はムラムラっと来るように、条件反射ができちゃうの。
車に轢かれたネズミの死体を見ると、性欲を感じるとか、ゴムの焦げる臭いを嗅ぐと、射精するとか、普通にありますよ。
ゴムの臭いのほうは、癲癇やヘルペス脳炎の後遺症でも起こるみたいだけど。
>>204 性欲の対象って、たんなる条件反射ですから、大脳の学習回路なんですよ。
同性愛のことを言ってます。
また、ややこしい言葉を使いますけど、GIDやTGと、性欲の対象とは無関係・・・でしょうね。