タチとネコのジェンダー論(□ω□)★Part13

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597quarante-deux ◆42FM9sGQ4o
>>357のリンク先のX氏と治療者との対話で僕が想起したのは「グノーシス主義」のことです。
コプト語から翻訳された『ナグ・ハマディ文書』全4巻(岩波書店)にはさすがに
手が出ない。グノーシス主義は中世の否定神学を経て、「疎外」概念まで及んでいる。
『はじまりのレーニン』で中沢新一がグノーシス主義に触れていたような記憶がある。

>我々が「現実」と呼ぶ時間・空間は、もしかしたら「現実そのもの」では
>ないのかもしれないという、不安に満ちた観念

これ、が「グノーシス主義」を想起させる。でも、それよりももっと
強烈に甦ったのは、ゴダールの『JLG / 自画像』の2つのシーン。

ひとつはゴダールがウィトゲンシュタインの『確実性の問題』、
ディドロの『盲人書簡』を朗読したあと、《ステレオ理論の三角形》を
書くシーン。

ttp://www.kanshin.com/keyword-254881

もうひとつは、ジュヌヴィエーヴ・パスキエ演じる盲目の編集助手が
『ゴダールの訣別』のフィルムを編集するシーン。

ttp://www.bowjapan.com/feg/jlg/whoswho/03.html

>>596
間違った問いですね。

「病的なものを病的だと指摘すること」は「メタファー」にはなりません。
「指摘すること」によって生み出された言葉が「メタファー」となります。
そして、そういう言葉が現在のこのスレにあるかないか、上に挙げた
ソンタグのエッセイがその言葉と関係があるかないか、は参加者の方々が
それぞれに判断されればよろしいことです。

>>595のレスで僕が行っているのは「反論」ではなく、さて、みなさん、
どのように判断なさいますか、という「問いかけ」、です。
>>596さんのご判断は承りました。ただ、>>595を「反論」ととらえることは
「誤り」です。「精神科医」としてどこかで専門の訓練をお受けになり
長く臨床に携わってこられたのであろう>>596さんとは異なり、「精神科医」としての
「資格」を何らもたない僕は、あなたのその「誤り」を「病的」と言うことは、
「知的羞らい」をもって、差し控えておきます。