タチとネコのジェンダー論(□ω□)★Part11

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547quarante-deux ◆42FM9sGQ4o :2005/12/31(土) 22:35:55 ID:Qduu3USB
バトラーはポール・ド・マンをめぐる論集にも論考を寄せているんですが、
そのド・マンがいわゆる脱構築的読解、デコンストラクティブ・リーディングについて、
undoing という語、解きほどく、という語を用いる。これは「引用の織物」としての
テクストをほどくというイメージで、たぶんバトラーが undoing という語を選ぶに
あたっては、ド・マンのことも考えたんじゃないかと。

あとは、do の意味である「演ずる」「上演する」の否定であるとか、
老荘思想の「無為」やナンシーの『無為の共同体』との関連だとか、
いろいろありそうな気もします。
548quarante-deux ◆42FM9sGQ4o :2005/12/31(土) 22:44:09 ID:Qduu3USB
そういえば、バトラーについての入門書の翻訳が出ましたが
あれの解説で竹村さん何か言ってるのかな。

ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4791762258/qid=1136036511/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-4401168-4749820
549禁断の名無しさん:2006/01/01(日) 15:31:09 ID:ba+fX+KB BE:141495168-
日本人って言葉を掘り下げすぎるのよね。
550禁断の名無しさん:2006/01/01(日) 17:05:17 ID:ohbalt4Y
すみません、過去スレを再うpしていただきたいのですが・・・
どなたかよろしくお願いします
55183:2006/01/01(日) 23:55:32 ID:cDduD2C/
>>546-547
42タンさんくす!

>>550
ごみん。わたしにはできない。誰かよろしく。
それにしても再うp希望の過去スレナンバーを明記したほうがいいかも。
552はく ◆3NcRyI2Bhk :2006/01/02(月) 08:42:06 ID:b0TIpnrR
みなさま明けましておめでとうございます。今年もヨロシクですm(_ _)m

>550
「にくちゃんねる スレッドタイトル検索(テスト版)」
ttp://makimo.to/2ch/search.html

ここで探せるよん。
553禁断の名無しさん:2006/01/02(月) 14:35:01 ID:rNodyb8x
550です

>>551
全てです。つまり1〜10です。

>>552
Part6しか見つかりませんでした・・・

再うpできる方がいらっしゃれば、お願いしたいのですが
554禁断の名無しさん:2006/01/02(月) 16:51:46 ID:d355KCbU
今日中にうpするからちょいまっとれ
555禁断の名無しさん:2006/01/02(月) 17:31:14 ID:Aiolus19
ありがとうございます>553さん
556禁断の名無しさん:2006/01/03(火) 22:28:38 ID:tpOfVLXY
うpないみたいね...
557いぬまわり ◆Inuoqoxvdg :2006/01/03(火) 22:40:51 ID:lhtv4aQ3
>>556
じゃあ553さんの代わりに。とりあえず。
今、textでしかうpできないけど。

ここ↓の5181
http://age3.tubo.80.kg/age02/clip.cgi?
558禁断の名無しさん:2006/01/03(火) 22:45:33 ID:Iztv+nQ1
あらやだ、ありがと♪
559550=553:2006/01/04(水) 00:15:37 ID:Nf7PDgTo
俺はうpする側ではないですよ、っと・・・

>>557さん
ありがとうございました。非常に興味がわいたのでじっくり読ませていただきます。
560禁断の名無しさん:2006/01/04(水) 01:55:09 ID:ipiZShvk
タチを英単語に直すとどうなるの?
56183:2006/01/04(水) 04:44:07 ID:pICG5GkZ
>>560
ブッチ(butch)じゃない?
562quarante-deux ◆42FM9sGQ4o :2006/01/04(水) 19:16:55 ID:g6634Fv5
>>561
ブッチ butch とフェム femme ってビアンの「タチ」と「ウケ」だよね。
ゲイの場合は、どうなんだろう。queen とか girl って「ウケ」でいいのかな。
バトラーの『ジェンダー・トラブル』でこの4つは出てたはず。
別スレで大年増さんに訊いてみるか。
56383:2006/01/04(水) 21:27:58 ID:pICG5GkZ
>>562
主にレズビアンの、ってことで、男性同性愛者にもbutchって適用されるのかと思ってた。
教えて! 英語圏の人。
564quarante-deux ◆42FM9sGQ4o :2006/01/04(水) 22:18:25 ID:g6634Fv5
>>563
別スレで大年増さんに教えていただきました。

a top がゲイの「タチ」で a bottom がゲイの「ネコ」だそうです。
これ、アメリカ版801のスラッシュで使われてますね。
ちなみに queen は大オネエということで「タチ」の可能性もあり、
単独で使うと蔑称になるので注意、とのこと。
565モエ(´ー`)y─┛~~  ◆MOE69AmvXs :2006/01/04(水) 22:26:42 ID:BwHv3Jj0
久々に(・∀・)ノ コンチワ

つーかPart11かよ、って時点で結構衝撃的(;´ー`)y─┛~~
566はく ◆3NcRyI2Bhk :2006/01/04(水) 22:33:20 ID:vKtqmIPD
いぬまわりさんがうpしてくれた過去ログをチラ見してたら
ちょうど801の話を、42さんとモエがしてるんだね@パート4
その中身の濃さに、前スレパート10を消しゴムで消したくなったよw
56783:2006/01/05(木) 01:26:38 ID:+eeq2g8g
>>564
そういえば聞いたことある〜。>topとbottom
単独で使うと蔑称になるということは、どういう使い方だと蔑称にならないんだろーか。

>>565
モエタンおひさ!
568モエ(´ー`)y─┛~~  ◆MOE69AmvXs :2006/01/05(木) 06:14:24 ID:RXsqPPHB
>>567
ういあーヽ(´ー`)ノシ
あ、そうだ83タン、多分はくタンからメール行ってると思いますのでご覧になってください(・∀・)

俺のアド、しばらく使ってなかったらデータが全て飛んでまして(;´ー`)y─┛~~ 私信スマソ
569quarante-deux ◆42FM9sGQ4o :2006/01/05(木) 08:57:06 ID:u/hZ2CmU
>>567
大年増さんが挙げてくださった例だと、たとえば大年増さんに
対して an opera queen と言うとか。drag queen ってのも
もともとはそういうののひとつなんでしょう。
57083:2006/01/05(木) 15:32:32 ID:+eeq2g8g
>>568
うぃーす。いただきますた。もうちと早くお知らせしてほすぃかったわン。

>>569
んじゃ、フレディー・マーキュリーのQueenってもろ蔑称なのかしら。。。
571禁断の名無しさん:2006/01/05(木) 15:40:48 ID:8Pr6i4nS
モエタンの書き込み見たのは何ヶ月ぶりだろう......
ともあれ、新年を迎えてお元気ならなによりです。

で、今更50レス近く前のレスとかに突っ込むのもアレですが、
>>521-あたりの話について蒸しかえさせて頂きます。

AセクのHPとかで

>「ガツガツしている」と見られたくない(思われたくない)、
>なぜなら「性嫌悪の入ってる狭義Aセク」の自分には性欲などないんだから。

とかって書き込みはマジでよく見るけど、
「ガツガツしていると思われたくない」っていうのも
なんつーか、「性欲の一部」とは言わないまでも、
「他人との関係性の中の、性的な面に関する部分」を
どのようにかたちづくりたいか、という「欲望」の一部ではあるんジャマイカ。

つーか前にもそういう話出たけど、「セクースしたい・誰かと恋愛したい」
だけを「性欲」とか言うのって、まあ一般的な認識としてはそうなんだと思うんだけど、
ちょっと粗雑ではあるなあ、という気もするんだよね。
むしろ「性欲」とか「性的なもの」が指し示すものを、そういったことに
限定しないで、力いっぱい拡散させるって方向性が、Aセクにとって
有益だったりすることもなくはないように思うんだけど......
「性嫌悪」の強い人だとそうは持って行きたくないのかな。
そんなことを考えたりしますよ。
572禁断の名無しさん:2006/01/05(木) 15:58:18 ID:8Pr6i4nS
あとさー、>>538って、理屈としてはまったくその通り、ごもっとも、なんだけど、
これを、『現在において』実際にレイプ被害に遭った人に対して、
言っちゃっていいのかどうかってこととは別のように思いますです......。

たしか松浦タン自身はこの発言のあとに、
「だから自分はレイプされたら相手の男を思い切り嘲笑してやるぜ」
みたいに書いていたと思うんだけど、
それは>>538を書いたご本人だから言えることなんであって、
こういう認識が世間一般にある程度浸透していないうちに>>538みたいなことを
被害者に向けて言ってしまうと、
「そんな程度のことで傷ついたり苦しんだりしているアンタ(被害者)が悪い」
というセカンドレイプになりかねないと思うんですわ。


......って、なんでこんなことを自分が書いてるのかっていうと、
あくまで噂話、ではあるんですが、
まさに「そんな程度のことで(中略)アンタが悪い」的なことをレイプ被害者に向けて
言い放った某有名フェミニスト女性が居たっつー話を聞いたことがあるからなんですが。
で、その話が真贋はともかく、ある程度流布してしまっているっていうことは、
世間の「フェミニズム(フェミニスト)」に対するイメージがそんなことになってしまっている、
ということなんじゃないかとと思うわけです。

そりゃあ「フェミニズム」というだけで叩きたがる人間がいるのもムリないなあ、と
新年早々ウツな気分になりましたことです。
前スレ(か前々スレ)あたりで42タンが「コミュニズムの復権」みたいな話をなさってましたが、
フェミニズムももうちょっとマシなイメージで捉えられる日が来るんでしょうかねえ、いつかは......
573禁断の名無しさん:2006/01/05(木) 16:07:19 ID:8Pr6i4nS
Queenのバンド名の正確な由来についてはよくは知らないのですが
(「女王陛下の治める国を代表するバンドになってやるぜ!」ってのと
「カマ野郎」のダブルミーニングを狙ったのでは?という気がしますが)
彼らが当初、母国ではさほど売れず、日本の、特に女性に人気が出たことで
サクセスロードに乗っかることになった......とかいう話はオモロいなー、
と思います。
Break Freeという曲のプロモビデオでは全員女装してるしな。
思うに、その当時Queenにはまってた女性たちっていうのは、今で言うところの
「801女」とか「オコゲ」に通じる感性の人たちだったのではないかなあ。

あとTopとBottomって、SMの世界だとTop=S、Bottom=Mだったような気も。
57483:2006/01/05(木) 20:35:38 ID:+eeq2g8g
>>571
これまでのスレの流れも斜め読みしかしてないんでアレですが、
「自分がどう<見られたい(思われたい)>か?」ばっかりで、
「自分がどう<ありたい>か?」って視点はあんまり感じないよね。この手の非モテ話って。
本当はガツガツしてんのにそう思われたくないったって無茶な話だし、
本当にガツガツしてないんだったら人がどう受け止めようと勝手に思わせておけばいいと思う。
57583:2006/01/05(木) 20:45:56 ID:+eeq2g8g

>>572
レイプ被害者に対してかけるべき言葉なんて全然思いつかないのだけど、
もしその人がレイプによって自分が汚されたとかスティグマを捺されたという意味で
「傷ついた」と感じているなら、
暴力を受けたことによる恐怖や屈辱は消えないかもしれない。
でも、あなたはそれによって汚されもしないし傷つけられもしない、と言いたいかな。

人として、生き物として生存の危機(恐怖や屈辱)を感じたことと、
「<女として>傷ついた」ってことは別物だと思うのね。

おとといね、岩波書店の思考のフロンティアシリーズ『フェミニズム』を読んだのよ。
竹村さんの。
そのなかでバトラーの言を引いて、

  「セックス(身体的な性差)はセクシュアリティを実現する<器>であるとか、
   セクシュアリティを用意する<所与の条件>であるとみなす考え方ーーつま
   りセックスが原因であり、セクシュアリティやジェンダーは結果であるとみ
   なす因果関係ーーはじつは転倒されたもので、ジェンダーこそがセクシュア
   リティの物語を捏造し、セックスという身体的性差を事実として遡及的に生
   産しているものである」

と言っている。
つまり、セックスが最初にあってその上にジェンダーが構築されるのではなく、
社会的・文化的な性差であるジェンダーによって、セックスという虚構が構築される、
というわけ。

なるほどな、と思いましたよ。
わたしが自明のものとしてきた(女の)身体は、
ジェンダー規範によって捏造された虚構にすぎない、ってことね。
虚構であることが暴かれてもわたしの身体はなにも変わりはないのだけどね。
ただ、身体に対する認識は変わる。

ま、これまでにもこんな話は出てきたのかもしれんけど、
いまになってようやく自己の身体認識を改めさせられましたよ。
「生殖」の一点のみにおいて身体的性差の分類が必要なら、
どうしてさまざまな書類に「男/女」を明記しなきゃならんのか疑問になってくる。

レイプやDVの問題もジェンダー規範に深く関わっているんだろうし、
ジェンダー規範ゆえに起こるものでもあるんだろうけど、
<女として>という視点を持ち込むと、「男だって〜」と切り返される。
いやはや、どうしたものか。

>>573
Queenの名前の由来推測説、わたしもそんなふうに思ってるわ。
57683:2006/01/05(木) 20:52:09 ID:+eeq2g8g
読みたい、読まなきゃ、と思っている本はつねに目の前にうずたかく積み上げられていて、
でもそれらの本は電車のなかとかカフェとかで気軽に開ける類いのものではなく、
机を前にして開くにしてもなかなかの覚悟と思い切りが必要。

しかも、目では活字を追いながら頭では別なことを考えはじめたりして、
いかんいかん、内容が分からなくなってしまった、
とまた段落の最初から読み直したりして、時間がかかる。

で、読んでて読みにくい文章って、
問題系があまりに複雑すぎるために書いてる人もよく分かってなかったり、
悩んだり躊躇したりしてるから使う言葉の選択が慎重すぎて訳がわからなかったりする。

という前置きはこのくらいにして、
3年くらい前に買って本棚の肥やしと化していたとある本を、おととい一冊読了した。
苦々しいきっかけから「よいしょ」と取り出したのだけれど、
やっぱそういうきっかけがあるときに読んだ本って、
難解なりに部分的にはスルスルとしみ込んでくるものがある。

以下、抜粋引用。

   自己が構成する共同性を私は共同体と呼びたい。それは、社会的なものとは区
   別されるだろう。共同体は、新しくやってきた者(パゾリーニの『テオレマ』
   でのテレンス・スタンプを思い出そう)によって誘惑され、自分のこれまで来
   た道を踏みはずす者たちによって構成されている。それに対して、社会は、新
   しく来た者に命令する。黙れ、私の言う通りにしろ、私はお前の手本である。
   私を模倣せよ。社会はそこに新しくやって来た者からは学ばない。反対に、新
   参者に教えようとする。この意味で社会は閉じている。ところが、共同体は、
   新しい者に誘惑され、学ぶのである。つまり、共同体はつねに開かれているの
   である。共同体の方が個体のもとに到来するのだ。

   (中略)最近私たちは、「他者(異なる存在)と出会う」ということばかり聞
   かされ続けている。だが、そういった議論は「同じもの」同士ならうまくいく
   ということを安易に前提としてはいないだろうか。けれども、文学や映画にお
   ける分身のテーマの扱いを見れば分かるように、本当に同じもの、対等な者の
   あいだの愛(ベルサーニの『ホモズ』のひとつのテーマ)はいかにして可能な
   のか。このことは決して自明ではない。同じものの共同体としての自己たちの
   共同体はいかにして可能なのか。この問いは開かれたままである。

   共同体は開かれている。したがって、その境界を区切ることはできない。とい
   うことは、存在するのはただひとつの共同体でしかない。それは「人類」であ
   る。あるいは、こういうべきかもしれない。人類というのは、誘惑されて社会
   から道を踏み誤るその瞬間に形成される存在である。晩年のフーコーのセクシュ
   アリティ論が開く政治的地平は、このような人類への参加の呼びかけ、誘惑を
   はらんでいる。私はこの誘惑に応じるのだろうか。そして、あなたはどうする
   のだろう。

   ***

   強調しておかなければならないのは、セクシュアリティは、「自己」の存在に
   関わるのであって、人間の分類に関係するのではないということだ。セクシュ
   アリティを、分類に基づく集団への帰属の原理とはみなさないことである。
   (抜粋引用ここまで)
57783:2006/01/05(木) 20:53:07 ID:+eeq2g8g
>>576
『ジェンダー/セクシュアリティ』田崎英明(岩波書店)でした。
578いぬまわり ◆Inuoqoxvdg :2006/01/06(金) 00:12:18 ID:NtsU9/XQ
黒人のフェミニストの誰だったかが、「私は黒人にも白人にも女にも男にも帰属したくない。
ただ人間だけに帰属したい。そして人間を愛している」という主旨のことを言っていたのを思い出した。
女にも男にも帰属したくない、だけで言葉を止めなかったのは何故かしら。

「社会」が模倣させようとする規範のうちで、許容出来る部分への同意を表明して、
「社会」からの抵抗を緩和しようとしている? 彼女の思惑はそんなことかと想像したわ。

また、そのフェミニストや>>576の引用元の方がそう語るときの事情とは別に、
「性」へ無批判に帰属するためには、前提条件として、
「人間」への帰属の優位性を全く疑わないものであることが必要なのかと思う。

チラシ裏。
「キング・コング」に関して「ゴリラの映画なんて観たくねーよ」
「ブロークバック・マウンテン」に関して「ホモの映画なんて観たくねーよ」
同じ人が言ってそう…。
動物を、ヘテロ人間に擬人化した「チキン・リトル」ならデートムービーにもぴったり。
(とはいえ、「チキン・リトル」にはひねったゲイネタもあって面白かったですよ)

「キング・コング」「ブロークバック・マウンテン」を観もしないで避ける「人間」が
「タイタニック」や「X−MEN」は観てたり。相違点はどこなのかねえ。
…表層だけを本質と扱いたいんですか。そうですか。
間違いとは言わないけど寂しく感じるわ。チラシ裏おわり。

>「同じもの」同士ならうまくいく
自己を肯定する根拠が、「同じもの」であることの「正しさ」に依っているから、
「同じもの」同士はうまくいかなくてはなくてはならないという強迫があるのだと思うわ。
579quarante-deux ◆42FM9sGQ4o :2006/01/06(金) 00:22:37 ID:rxTaY9ez
>>577
ヘンな本ですよねw どこがジェンダーとセクシュアリティの本なのかと思う。
ダーウィンのミミズについての話が蜿蜒と続くw このシリーズ的にはどうなのか、
という話を、さっき田崎タンの直接の知り合いとしてきたばかりだったりw
帰ってきて、今、スレを覗いてちょっとびっくり。

でもいい本です。とくに文献案内は秀逸で、ここのところそこに挙がっている本の
邦訳は進んでいます。岩波の「思考のフロンティア」は当たりはずれは大きいけれど
このスレを読んでいるひとにはおすすめですね。アガンベン、リンギスなど、直接
ジェンダーやセクシュアリティにふれたものではないけれど、必読図書が挙げられている。
田崎タンにとって重要であそこに挙がってないのは、ランシエールくらいでしょうか。
田崎タンの最初の本は『夢の労働・労働の夢』でそれはランシエールの『プロレタリアートの夜』が
背景にある。1830年代のフランスの労働者が「プロレタリアート」という古代ローマの最下級層の
名を自称したことの意味と、フレディたちが Queen というバンド名を選び取ることには共通する
ものがあるでしょう。東郷健が「オカマ」と自称するのも同じだし、ベルサーニが queer と
呼ばれること、gay と呼ばれることを嫌い、homo と自称するのも同じです。

ただ、田崎タンは先走りすぎていて、バトラーがほとんど読まれていない状態で、
ベルサーニの話をそういう文脈でするのはどうか、ということがある。
何らかの基準により異なるから不平等でいい、という話があるときには、
まず、異なっているけれど平等だ、という話をし、そのうえで、
平等だから同じだ、とならないと、というのがあるんじゃないか。

Homos の翻訳は最悪なので、原書で読むのをおすすめしますし、
ベルサーニについては『フロイト的身体』も訳されているのだけれど、
訳した長原豊というひとがまた偏屈なひとなので、これもいろいろ
問題はある。まずはバトラー、それからベルサーニ、ということで、
83姐さんのスレの順序は、なるほど、ということですね。
580quarante-deux ◆42FM9sGQ4o :2006/01/06(金) 00:54:12 ID:rxTaY9ez
>>579訂正

スレの順序→レスの順序
581はく ◆3NcRyI2Bhk :2006/01/06(金) 01:11:15 ID:Xuoq+saj
>>575
そのバトラーの引用箇所が、>>158に貼られてる記事でまさに問題視されてるんだけどw、
記事内容そのものはアレだけどw、引用部分は俺も「ナルホド☆」と思った。
そういうふうに転換して眺めてみると、すごく分かりやすかったのね俺には。
だけど一部の人にとっては「性別をなくすというのかこのバカチンが!」になるんだね……

>>579
>1830年代のフランスの労働者が「プロレタリアート」という古代ローマの最下級層の
>名を自称したことの意味
あんま関係ないんだけど、数日前にNHKの番組で、
いろんな人が自分の終戦を語る、みたいなものやってて、
その中に「労働組合を結成させられ、改めて自分たちは"労働者なんだ"と自覚させられた」体験を語った人がいた。
それまでは"労働者"と言えば肉体労働者だ、という暗黙の了解があったもので
知的労働者だったその人は違和感を持ったそうで。
その人の場合は自発的に名乗ったわけじゃなく、
確かGHQからのお仕着せで名乗らされたという事情があったからなんだけども。
何かを自称するってことは、すごく重要な事なんですね。
58283:2006/01/06(金) 01:47:07 ID:2JIuT9QX
>>578
>女にも男にも帰属したくない、だけで言葉を止めなかったのは何故かしら。
推測するに、男/女の区別と同様、白人/黒人という人種の分類は、生物学上の分類ではなく、政治的な分類だからじゃないかしら。
そして実はタチ/ネコの分類も政治的なものなのかもしれない。。。

>「人間」への帰属の優位性を全く疑わない
人間/非人間の分類も政治的かも。。。
レズビアンにベジタリアンやヴィーガンが多い理由もなんとなく分かる。

ラディカル・レズビアンのモニカ・ウィティッグは、
すでに1981年に「レズビアンは女ではない」と宣言し、
90年にバトラーはこのウィティッグをも批判して、
「レズビアンのセクシュアリティーは、『セックス』とか『女』とか
『自然な身体』というカテゴリーに異を唱えるだけでなく、
『レズビアン』というカテゴリーにも異を唱えるものと理解しなければならない」
と言っているそうで。

じゃあ、ベジタリアンやヴィーガンは動物を食べるのは可哀想で植物を食べるのは可哀想じゃない、
と考えているわけではないのでしょうけど。

>「チキン・リトル」にはひねったゲイネタもあって面白かったですよ
おお、電車の中吊りで発見して、うちの彼女にけっこう似てるから「観ようよ!」と話してたとこ。
これで観る決心がついたわ☆

>>「同じもの」同士ならうまくいく
>自己を肯定する根拠が、「同じもの」であることの「正しさ」に依っているから、
>「同じもの」同士はうまくいかなくてはなくてはならないという強迫があるのだと思うわ。
「違うもの」同士ならうまくいかなくて当たり前、って諦められるところもあるのかな、と。
彼女によく、「わたしと83は違う!」と言われるのだけど、
一人ひとり違うことは前提としてあって、それでも歩み寄れる共通性ってないのかしら、と思う。
どんなに揺さぶられたとしても、それがどんなにしんどくても、
わたしは彼女に踏み込んでいきたいし、彼女にも踏み込んできてほしいと思っているの。
でも、「違う!」と言われたら、二人の間に線引きされて、
「こっちに入ってくるな!」と言われているような気がして哀しくなる。
58383:2006/01/06(金) 01:51:42 ID:2JIuT9QX
>>579
うん、確かにヘンな本だったw でも面白かった。
レスの順序なんて考えてなかったわ〜。

それにしても、42タンはさすがに押さえてますわね。この本。
あたしまだ『ジェンダー・トラブル』読了してないのよね。。。
でも、いまならちゃんと読めるかも。
といいつつ、なかなか読む時間がとれない。
今月下旬に渡欧するので、飛行機のなかででも読もうかしら。
58483:2006/01/06(金) 02:04:45 ID:2JIuT9QX
>>581
>「性別をなくすというのかこのバカチンが!」
身体的性差が強制異性愛システムを存続させるための政治的装置である、
ということにまったく思い至らず、「自然な身体」としての身体自我を持っている人たちにとっては、
まさに(ジェンダ−・)アイデンティティー・クライシスなんでしょうね。

名付けられることによって自己認識が変わる、というのは、いいほうに働いたりよくないほうに働いたりするわよね。
下のフラッシュはいいほうに働いた例かな。ちょっと泣けた。
http://www.hamakko.or.jp/〜shuhei/Flash/-k-.swf
585禁断の名無しさん:2006/01/06(金) 02:44:39 ID:Rvd39goq
>>582
だいぶ前の曲ではあるけど、このスレでバンプ・オブ・チキンに関する話題が出るとは。
邦楽アーティストの名といったら中島みゆきしか出ないものかと思ってた(苦笑)。
58683:2006/01/06(金) 03:28:02 ID:2JIuT9QX
>>585

ん? >>582じゃなくて>>584のことかな? 
バンプ・オブ・チキンっていうのか、このバンド。さんくす。
587はく ◆3NcRyI2Bhk :2006/01/06(金) 04:05:44 ID:Xuoq+saj
>>584-585
あー
そのフラッシュは別バージョン(?かな?詩人だったような)のを見たことがあるなー
そこでは恋人になってるけど、手紙(メッセージ)を他の誰かに繋いでいく事も
俺的にツボだったりする。
588quarante-deux ◆42FM9sGQ4o :2006/01/06(金) 10:59:46 ID:rxTaY9ez
>>584-587
K は最後の付け加えられた K なんでしょうが「黒猫」「孤独」「変わり者」
「黒き幸」「黒」「恋人」「故郷」「騎士」も ローマ字で K で始まる言葉ですね。
その K の音の響きがすでに何かをつないでもいる、そういう気がします。
589禁断の名無しさん:2006/01/08(日) 11:17:21 ID:1vFMOK0R
タチ気質やネコ気質の違いというものはあるのだろう。
つまり、将来的にタチになるヒトは、最初からタチの気質であり、ネコはネコの気質なのである。
しかし、実際に同性愛行為に及ぶその時まで、タチなのかネコなのかは不明である。

これは古典的には「未決定の時点ではタチかネコのどちらかの可能性を秘めているが、潜在的にはどちらか一方である」と解釈されていた。
しかし、現代では、「行為に及ぶその時まで、タチの可能性とネコの可能性の両方が多重的に存在している」
と解釈される。いや、タチかネコかだけではない。ストレートかゲイかすら、性体験を迎えるその時まで
多重的に存在しているのだ。

童貞のノンケは実はノンケではなく、ノンケとオカマが多重的に存在しており、オカマを掘られるその時まで不確定なのだ。
これを、シュレディンガーのオカマという。
590quarante-deux ◆42FM9sGQ4o :2006/01/08(日) 12:15:59 ID:N7sScJfK
>>589
「性体験を迎えるその時まで」という限定もなくていいと思いますよ。
「気質」というのは変容を可能にする潜在的なものであり続けるものでしょう。
591禁断の名無しさん:2006/01/08(日) 13:51:21 ID:PV2+65FE
性行為におよぶ際により経済効果の高い方を選ぶ。
592いぬまわり ◆Inuoqoxvdg :2006/01/08(日) 16:45:38 ID:scPQr4fm
性差が政治的な分類であるとするなら、タチ、ネコ、ヘテロ、ゲイそれらが
潜在しているのは、その個人の気質の中ではなく、
(広義の)社会との関係性の持ち方の中になのではないかしら。
>オカマを掘られるその時まで不確定なのだ
というのは、性指向が、行為によって定義づけられるということだと思うけど、
定義づけをする主体が、社会性の文脈でその行為に名付けを行っているように思われる。
その名付けを行う権利は、個人の内部にはなく、
それもまた社会的に形づくられた権力が持ちうるもの。

つまり、性指向を多重的に存在させているのは、その個人ではなく、
個人が定義づけを行う権力とどのように向き合うかに拠っているのではないかしら。
593quarante-deux ◆42FM9sGQ4o :2006/01/08(日) 19:13:48 ID:N7sScJfK
>>592
そういうことですね。バトラーには The Psychic Life of Power という
タイトルの本があるんですが、これは『権力の心的生』などととりあえず
日本語になってたりします。性指向というのもそうした権力のなかで
かたちづくられる「心」と関わるものだと思います。
594禁断の名無しさん:2006/01/09(月) 05:17:42 ID:VMNk4Se+ BE:212242098-
それでもなお、あなたは自分の役割を全うしようとするんでしょ?
595禁断の名無しさん:2006/01/09(月) 19:40:45 ID:+NjXZ7KG
                   ∧∧∩
                   ( ゚∀゚ )/
             ハ_ハ   ⊂   ノ    ハ_ハ
           ('(゚∀゚ ∩   (つ ノ   ∩ ゚∀゚)')
       ハ_ハ   ヽ  〈    (ノ    〉  /     ハ_ハ
     ('(゚∀゚∩   ヽヽ_)        (_ノ ノ    .∩ ゚∀゚)')
     O,_  〈                      〉  ,_O
       `ヽ_)                     (_/ ´
  ハ_ハ        シュレディンガーのオカマ         ハ_ハ
⊂(゚∀゚⊂⌒`⊃                       ⊂´⌒⊃゚∀゚)⊃
596禁断の名無しさん