さて、さっき今日のスポーツ新聞を見てたら、性同一性障害の人の戸籍性別変更
を認める法律施行の記事が載ってました。カルーセルタン懐かしいなあ。
ttp://www.nikkansports.com/ns/entertainment/p-et-tp0-040717-0009.html ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040716-00000003-kyodo-pol この特例法に関しては色々ご意見ありましょうが、このスレで色々お勉強してる
身としては、素直に大喜びもできない面もありますねい。
性別変更を希望する性同一性障害の人たちにとっては、非常に良いことで、むしろ
施行が遅すぎたってくらいなんでしょうが、この法律が既存の男女二分法や
ジェンダー規範・家族規範といったものを、温存する側面も無視できない。
例えば、この法律がニュースや新聞に取り上げられて、世間の人々の間で
GIDやセクシャル・マイノリティーの認知度が上がったりすることは、良い事だと
俺は思います。(ただ、今日の一般紙・スポーツ紙を見ると、どうもスポーツ新聞や
ワイドショーの扱いの方が今後大きくなる予感もしますが)。
しかしこの法律ばかりがクローズアップされることで、誤解もまた招きかねない。
具体的には、例えばゲイカップルが同棲しているとする。それに対して、ノンケタンとかから
「どっちかが手術受けて、女になればいいじゃない。そうすれば結婚できるんでしょ?」と
いうような意見がでてきかねない。
つまり、法律自体は間違ってないんだけど、これで事足れりとすると既存の規範は残って
しまい、例えば「同性婚」認可への道が遠のいてしまう恐れもあるわけですね。
ちがうんだよー、俺は男として、男を愛していたいんだよー、という叫びが抹殺されてしまう
危険性も孕んでるよね、ってことです。何か色々難しい問題も含んでるかも、と思いながら
カルーセルタンの笑顔を見ていたのでした(・∀・)