1 :
禁断の名無しさん:
そろそろ夏だし。
インテリのセックスレス倦怠期中年に萌え。
......∧_∧
(*´∀`*)ムフーッ
oノ∧つ⊂)
( (*´∀`*)ムフフフ
oノ∧つ⊂)
( (*´∀`*)ムフ ムフフーッ
∪( ∪ ∪
と__)__)
3 :
禁断の名無しさん:04/06/13 04:44 ID:akIPitpW
Kの方じゃないのか…
4 :
禁断の名無しさん:04/06/13 04:44 ID:t6xDMSCM
糞スレたててんじゃねーよ!
5 :
禁断の名無しさん:04/06/13 04:44 ID:oyGLEp7p
俺もKがイイ。
6 :
禁断の名無しさん:04/06/13 04:45 ID://XVLoZb
7 :
禁断の名無しさん:04/06/13 04:48 ID:Hxk0rLXM
なぜ「K」は自殺したのか。私にとって最大の謎はそこだ。
一体なぜ「K」は死なねばならなかったのか?国語の授業では
多くそれを「自己処罰」と位置付ける。「道」という己にとっ
て何よりも優先させるべき崇高な目的を達することが不可能に
なりつつある自分の弱さを罰して自殺するのだ、と。「K」の
遺書の「意志薄弱」という文言を捕らえてそう結論付けるのだ。
確かにその側面は拭えない。しかし、そうならば、なぜ「K」
は自分が恋に落ちたという自覚によって死を選ぶことをしなか
ったのか。あの自負、あの意志をもって達すべき目標を見据え
て、それだけを支えに生きてきた「K」ならば、その道を選ぶ
ことも有り得ぬ話ではないだろう。彼は「先生」との夏の旅行
の中で、「人間らしい」という言葉を頑固に否定している。
「道のためにはすべてを犠牲にする」――そんな気持ちで生き
てきた彼ならば、恋に惑わされた己を恥じて自殺するべきだっ
た。だが、彼はその道を選ばなかったのだ。
8 :
禁断の名無しさん:04/06/13 04:51 ID:Hxk0rLXM
ではなぜ「K」は死なねばならなかったのか。それはやはり恋ゆえ
だったのだと私は思う。そう思いたい。だが、それは「先生」がそ
う捉えているようにお嬢さんへの恋心ゆえではない。「K」が愛し
たのは「先生」だ。頼るもののない自分が唯一心を許した存在。一
番近くにいながら、決して手に入れることのできない、それ。「先
生」とお嬢さんとの結婚話は「K」に決定的にその事実を知らしめ
た。そこで彼は自殺する。死によって「先生」を永遠に手に入れる
ために。そうして誰にも洩らすことのできない秘密(「K」もお嬢
さんを愛していた…と「先生」は考えているので、その彼に抜け駆
けして結婚話を進めてしまったということ)を抱えたまま、「先生
」はひとり静かに孤独の中に生きる。そんな自分の中に歴然と存在
する、しかし認めたくはない醜い自己との葛藤の末に手に入れた、
最愛の妻とさえ、底の底まで心を通い合わせることもなく、淋しく
彼は生きる。そうして生きた数十年、「先生」は生きながら死んで
いたようなものではなかったか?「K」はこうして「先生」を手に
入れた。自分の死という黒い影で、輝いていたはずの「先生」の人
生を塗りつぶすことによって。
9 :
禁断の名無しさん:04/06/13 04:52 ID:akIPitpW
つまり恋は盲目だったのだ
最近は「めっかち」という語を省く教科書も多いようで
これはKについてじゃなくて先生自身のことですけど
10 :
禁断の名無しさん:04/06/13 04:54 ID:akIPitpW
>9は>7についてでした
11 :
禁断の名無しさん:04/06/13 04:54 ID:Hxk0rLXM
『こころ』が同性愛の側面で語られるとき、その多くは「先生」が
「K」に寄せる愛が語られるもの(…らしいですが、私はそのテの
文章を読んだことがないので違っていたらすみません;;)だが、
私にとってこの話の謎と興味は「K」の生き様と「お嬢さん」の心
情であって、「先生」に対する興味はあまりない。なぜなら彼は自
分の生き様をすべて「私」、ひいては読者に晒しておいて、高らか
に告げるのだ、「記憶して下さい。私はこんな風にして生きて来た
のです。私の後には何時でも黒い影がくっついていました」と。
この物語のクライマックスはこんな風にして迎える。「先生」の一
人称によって語られた物語には彼の分析と彼の心情と彼の結論が見
えるだけで、ほかはすべて彼の想像に他ならない。だからこそ、私
が解釈したいのは「K」や「お嬢さん」であって、「先生」ではな
いのである。
12 :
禁断の名無しさん:04/06/14 10:13 ID:Q+xLOB/o
あげ
13 :
禁断の名無しさん:04/06/14 10:31 ID:DYs93Mw5
Kが先生に片恋していた、という解釈は
たしかに珍しいかも
15 :
竹子クライマックス:04/06/14 11:50 ID:k6/xRyDQ
「こころ」って激しく鬱になる内容なのよねぇ。
男の嫉妬ってホント救いがないって感じ。
読みたくなってきた
17 :
禁断の名無しさん:04/06/14 20:07 ID:DFHJXQf4
18 :
禁断の名無しさん:04/06/16 16:59 ID:bF2ZH4i3
略 私 お
奪 に 嬢
愛 く さ
だ ん
さ を
圖 い
19 :
ビスキュイ・ジェノワーズ ◆cTESP/7prg :04/06/17 00:54 ID:a5p9U83t
精神的に向上心のないものは、馬鹿だ
そうだ、僕は馬鹿だ
20 :
禁断の名無しさん:04/06/17 01:00 ID:+fGSV+78
高校生の時読んだけど、忘れた。あらすじ誰か書いて!
21 :
禁断の名無しさん:04/06/17 15:52 ID:L4WV4hLY
俺はむしろ『先生』と『私』の関係に憧れたけどな
ファザコン気味なのかな・・・
22 :
竹子クライマックス:04/06/17 16:06 ID:0EJMiIRa
そう言えば、あたしも内容が思い出せないわ。
好きな女がいて、でも告白できなくて、もたもたしてる時に
なんか逞しい男が出てきて、横からかっさらわれて、
その快活で男らしい性格に嫉妬してあ〜だこ〜だ。
で最後に誰かが自殺。こんな感じだったかしら?
「筋肉質で快活な男」がやけに印象深くて。
無縁坂で鳥かごの鳥を襲っているへびを手にとってひきちぎった…
ってなんだっけ。
24 :
竹子クライマックス:04/06/17 16:25 ID:0EJMiIRa
モヤモヤしたから具具ったわ。
「こころ」では、先生と親友が一人のお嬢さんを好きになります。
そして、ある日、親友がお嬢さんのことを好きだと先生に告白するのです。
しかし、先生は、どうしてもお嬢さんを諦めきれずに、
彼女の母親に結婚を承諾してもらいに行き、友を出し抜く、
その数日後に親友は死ぬのです。そのトラウマに悩まされるという話しです。
「則天去私」とか言う言葉がキーワードだったのよね。
25 :
禁断の名無しさん:04/06/17 16:26 ID:wdMiQuTY
えーと。
私がお嬢さんが好きなのに、Kってやつもそれっぽくて
ちょっとムカついてテキトーな扱いをしてたらKが死んでしまった。
ってカンジ。
先生に「みんなで続きを書こう」と言われてKがホモだって書いたら
「すばらしい!」と言われた。
26 :
竹子クライマックス:04/06/17 16:28 ID:0EJMiIRa
27 :
禁断の名無しさん:04/06/18 01:46 ID:1UaEc9fn
じゃ、kは親友に出し抜かれたから自殺したの?
たかがそれだけの理由で死ぬなんて、頭おかしいんじゃないの?
ここにモエタン来ないね(・∀・)
29 :
禁断の名無しさん:04/06/18 04:32 ID:lzGsYyTc
27>お前の話はつまらん
30 :
禁断の名無しさん:04/06/18 15:14 ID:bDBiLGOO
精神的に向上心の無いものは、ばかだ。
にせニコ。。。最近は変な事書かないし、ほっといていいのかしら。。
ミシマの「禁色」みたいのがいいわー。
33 :
手震:04/06/21 23:57 ID:YNjrlTVb
今度はここにお邪魔しようかと思うんだけどイイかしら?
それにしても「.」スレは短い命だった…やり残した感があるわ。
今夜はなんだかアタマが回らない。なんにも考える気がしない。
明日できることはみんな明日にしてしまえばいいか。こんな日は。
34 :
手震:04/06/22 00:07 ID:h1tNMNgZ
漱石の「こころ」か……大昔に読んだハズけど
内容は忘れちゃった(w
先週からとりとめなく考えていることなんだけど
一度寝ただけでもアタシは情が移るタイプで
事情があって付き合うには至らない相手でも
何度か肌を合わせることがあれば
そこには特別な感情も確かにあって
別に愛とか恋とか好きとかの次元でなくてもね
つまりはそんなふうになった相手に
少なくともヒドイことはしないと思うわけ
フツー、そうじゃないわけ? そ れ な の に なぜ??
35 :
禁断の名無しさん:04/06/22 04:07 ID:c8IlMZ/O
後書きにあった、「Kの手紙という形になってるが、実際はそんな分厚い手紙
封筒に入らないしあり得ない」みたいな文章を読んでメチャメチャ萎えた・・・
36 :
禁断の名無しさん:04/06/22 04:13 ID:coEkqyV/
>>14>>25 むしろ最近ではありふれた読みなんですけど、それ。
片恋とか同性愛とか。
37 :
禁断の名無しさん:04/06/22 04:45 ID:J6U75UEy
大昔、読書感想文のコンクールで
賞をいただいたのが『こころ』だった
今にして思えばリアルに読み取れたのは
あの作品の男の臭いだけだったんだけど
十代の洞察力とは思えないという寸評に
自分の資質を見抜かれたみたいで照れた
『こころ』みたいな恋愛もいいけど
『こころ』を読んでいたあの頃にかえりたい
38 :
禁断の名無しさん:04/06/22 15:05 ID:IyhncQC7
>>37 俺も同感
『こころ』を読んでいたあの頃にかえりたい
39 :
竹子クライマックス:04/06/22 16:28 ID:lxx98Mj3
人〜ごみぃに流されて〜♪
変わって〜ゆく私を〜♪
40 :
手震:04/06/22 22:27 ID:h1tNMNgZ
あら、このスレって、フツーに生きてたのね。
失礼しました(w
41 :
御手洗SATOMY:04/06/22 22:46 ID:G4V5+DyR
先生と私が一緒に歩いていて、突然先生が道ばたで裾をまくって
立小便するくだりがあるんだけど、中学生の時、そこを読んでて
すごく興奮した覚えがある。
43 :
禁断の名無しさん:04/06/25 10:01 ID:ojimtIaa
あげ
44 :
禁断の名無しさん:04/06/25 10:33 ID:ojimtIaa
>>42 そんなシーンはない。
「仰げば尊しわが師のチン」だろ?
45 :
禁断の名無しさん:04/06/25 18:17 ID:Bzjbd/hW
36>子供にしてはすごいって意味だろ ひねくれモノめ
同性愛の解釈としては主人公が先生のこと好きなんじゃないかってとこじゃないの?
主人公が先生にhomo geniusを感じてるって習ったよ。
>>44 お前、読んだことないだろ。
夏目漱石「こころ」 上巻第30章
・・・先生はすぐ返事をしなかった。私はそれを手応えのあったようにも
思った。また的が外れたようにも感じた。仕方がないから後はいわない事に
した。すると先生がいきなり道の端へ寄って行った。そうして綺麗に
刈り込んだ生垣の下で、裾をまくって小便をした。私は先生が用を足す間
ぼんやりそこに立っていた。
「やあ失敬」
先生はこういってまた歩き出した。私はとうとう先生をやり込める事を
断念した。
49 :
禁断の名無しさん:04/06/25 22:26 ID:ZSpAk0De
初めて福永の「草の花」を読んだ時に「こころ」のパクリかと思ったわ。
50
51 :
禁断の名無しさん:04/06/25 23:24 ID:D3Loa982
この作品が凄いところは
今読んでも古臭く感じないところ
結構すんなり作品に入り込める
漱石って偉大だと思う
>>51 森鴎外は文語体でとてもじゃないけど読めない。
漱石は口語体で書いて今でも共感し易い。
あの時代に口語体を選ぶってところから偉大だったんじゃないかと思う。
53 :
禁断の名無しさん:04/06/26 10:15 ID:apxQHoNB
主人公が年上の先生に慕う気持ちとか
先生が真摯な態度で主人公に接する態度とか
そういう関係っていいなぁって思った高校時代・・・
54 :
禁断の名無しさん:04/06/26 10:19 ID:Z6EtKotB
>>52 そのおかげで当時の漱石は今の漫画家並みのあつかいだったらしいね。
当時の読者は親から「漱石なんて幼稚なモン読んどらんで勉強せい!」とか言われたらしい。
これ読みました。高校でね。
色々な解釈ができますね。
56 :
禁断の名無しさん:04/06/26 12:11 ID:EkP4ylhr
はじめに鎌倉の海水浴場で出会うでしょ
やっぱり六尺褌とかそんな感じかしら?
エロいわねw
ハンカチ拾うんだっけ?
>>56 十年前、テレ東で「こころ」をドラマ化したとき、
たしか先生と連れの外国人は褌だったけど、
主人公の若者は褌姿ではなかったような覚えがある。
原作を読むと、冒頭に出てくる外国人は「猿股」だけど、
先生と私の水着にはふれていないね。
「吾輩は猫である」には、褌がどうしたこうしたという描写が
結構あったと思うけど。
62 :
禁断の名無しさん:04/06/29 22:35 ID:qnk2eoAt
>>52 いったい鴎外のどのへんを読んだんですか?
「雁」や「青年」や「半日」や「最後の一句」なんかも読めないですか?
へんなの。
市川崑の映画は観た。
森雅之と三橋逹也がイカッタ。
64 :
禁断の名無しさん:04/07/01 15:16 ID:sqByrPX6
こころ、小学生のとき夏休みの読書感想文で読んだけど
さっぱり意味がわかんなかったわ。(w
親に読んでもらってささーっと書いてもらったわ。
小学生には「坊ちゃん」がお似合い。
「我輩は猫である」もけっこう難しいと思うんだが。
66 :
禁断の名無しさん:04/07/01 17:05 ID:4BvD2Wbf
>>63 あんたリアルで見てるなんて
相当歳行ってるでしょ?
60〜80歳くらいなんじゃない?
そういうあたしも68歳だけどwww
67 :
禁断の名無しさん:04/07/01 17:08 ID:mR99qfAR
略奪愛マンセーのスレはここですか?
68 :
禁断の名無しさん:04/07/01 22:47 ID:7Nh+35x1
僕も高校生の頃、「こころ」をよんで、胸キュンになった。
自殺した「Kだったけ」、のことを愛してしまったみたい。
それから、大学生になった後も、
海外とか行くときは飛行機の中で「こころ」をこっそり読んでたのを思い出した。
日本を離れるとき、大好きな人の下着をこっそり持ってゆくような後ろめたさかな。
まだ、自分がホモだって絶対に認めたくなかった頃だったから、
あれを読むとき、周りの人にわからないようにこっそり読んだ。
69 :
禁断の名無しさん:04/07/01 23:02 ID:s5CdRK7P
>>68 まだ、自分がホモだって絶対に認めたくなかった頃だったから、
あれを読むとき、周りの人にわからないようにこっそり読んだ。
「こころ」読むやつってホモなの?
>>69 悟られるんじゃないかとビクビクしてたんでしょ。
漏れも工房の頃そうだった。
71 :
禁断の名無しさん:04/07/02 01:12 ID:VODcYHdq
Kに惚れるのわかる
先生は思考回路がオカマ的だし惚れる要素少ない
こころ、もそうだけどゲイテイストな作品は
人前で読むのは結構抵抗あるよね
昔…佐川にバイトいってたとき
深夜〜休憩室のイスの上に「 禁色 」が置いてあるのを
見つけて…思わず体中が火照ったわ。
73 :
禁断の名無しさん:04/07/02 03:11 ID:4aAiNEn5
主人公は先生の手紙を読みながら東京に向かう電車に乗っているわけですが、
あれは奥さんと結ばれるために急いでるんだそうです。
私にはいまいち納得できないのですが、研究界ではそうなってます。
きゃあ!
古典文学のかほりっていいわよね!!
75 :
禁断の名無しさん:04/07/02 03:17 ID:Z8heA/Kn
一般的には100%ゲイテイストがないと思われる。
>>71
>>75 一般的にはそうでも、思春期の敏感な頃って疑心暗鬼になってたりするでしょ。
まあ、そうね。ささいなことに反応してしまうかも。
てか、自分は学生時代、目覚めてなかったからなぁ。
今思えば、おいしいよな。学生時代って。
修学旅行とか。
なんで、普通にノンケだったんだろうか?
今思えば、謎だ。
駄スレでした。
>>77 勝手に駄スレにすんなよ。
お詫びにどうやってノンケから脱却したか教えれ。
79 :
禁断の名無しさん:04/07/02 07:59 ID:XtWR2YxN
吾輩はオカマである、名前はもう無い。
確かに「こころ」には同性愛の雰囲気を感じていたなぁ。
Kって短髪ガッチリなんだよね。萌え。
>>80 キモイよ・・・。短髪ガッチリって・・・。
別にキモくありませんが何か?
83 :
禁断の名無しさん:04/07/05 00:18 ID:Yv/JWTAk
禁色、の内容知っていたら
置いてあるのを見ただけで誰が読んだのか気になる
それがイケル人だったら身悶えるかも・・・
それが、誰だか分からないのよ。
てか、余計に…想像を掻き立てるんだわ。
あたいは事務職の方だったんだけども、褐色のガチムチ兄貴
が、イパーイいたから、なおのこと。翌日には無かったわ。
「私」が「先生」を慕っていたのはわかるから、前半は同性愛小説だろうけど、
「K」と「先生」の関係はどのへんが同性愛なのかしら。
読んでみたけど、女を取り合う話でしょ?
あたしの読みが浅いの?
87 :
禁断の名無しさん:04/07/06 23:45 ID:riRJXGaL
>>85 先生は下宿先の娘が好きで、kは先生が好き。
先生が好きだと知っているから、屈折した心で自分も娘が好きだと言う。
結局先生は娘にプロポーズ、kは絶望して自殺。
kはどうせ死ぬなら、先生に何かアクション起こしてから死ねば良いのに、
手篭めにするとかさ。
88 :
禁断の名無しさん:04/07/07 00:32 ID:3CHk5iyC
「こころ」も意味わかんなかったんだけど
「ベンハー」もホモ映画って意味が良く分からないんですが。
89 :
禁断の名無しさん:04/07/07 00:51 ID:bFmYb9OO
ベンハーは見た事ないな、凄い古い映画ですよね、
今度見てみます。
そういう解釈も出来ないことはないってことでしょ。
作者はそこまで考えてないし、文学なんてそんなもん。
でも俺もあるんだよな〜
好きなノンケに意地悪したり邪魔をするようなところが。
93 :
禁断の名無しさん:04/07/07 18:25 ID:KypSMqP8
>>89 ブルース・ウィリス扮するマックィーン刑事が
一人奮闘するシリーズもの?
古いって言っても80年代だよなw
94 :
野村岳司:04/07/07 18:29 ID:IjhY9UWh
95 :
85:04/07/07 18:44 ID:xw9x7HaY
>87
どうもありがとね。少し飲み込めてきたわ。
「先生」は「K」の気持ちを知ってたのかしら。
図書室で、Kが先生の顔をじーっとみつめるシーンがあったけど、何か言おうとしてた
のかしら?ちょっと気になるシーンだわ。
前半で先生が「私とあなたの関係を誤解して妻が泣いている。」と言ったことがあった
わね。この台詞はどんなふうに一般的に解釈されてるのかしら。
96 :
禁断の名無しさん:04/07/08 20:14 ID:GlYSxdBb
>>95 学校の先生と教え子の関係じゃなかった?
宿題でも教えてもらってたんじゃない?
>>96 95ではないんだけど、それは先生と私。
教え子じゃなくて、私が一目ぼれして尻追い掛け回してるだけだけどね。
2部構成になってて、K(同じ年の友人)と先生、先生と私(若造)がある。
>95
>図書室で、Kが先生の顔をじーっとみつめるシーンがあったけど
切ないシーンだ、なぜそこで手篭めにしないかな。
99 :
禁断の名無しさん:04/07/08 20:43 ID:GlYSxdBb
100 :
禁断の名無しさん:04/07/08 21:07 ID:8tLCSAok
100
誰かゲイ版「こころ」を書いてバディに投稿しなさいよw
>>99 いいやゲイだね、バリバリのゲイだ。
奥手なゲイだったんだな、Kは。
103 :
禁断の名無しさん:04/07/08 23:15 ID:i6G3nezM
>>102 深読みしすぎ。
ま、身内びいきしたくなるのも分かるが。
なんでもかんでもホモに結び付けちゃダメだぞ。
104 :
禁断の名無しさん:04/07/08 23:18 ID:lNKzUiQn
次郎物語もホモ小説だと論議されるよね。
105 :
禁断の名無しさん:04/07/08 23:20 ID:i6G3nezM
太郎物語も南山大学で男の先輩とムフフなことするのよね。
106 :
禁断の名無しさん:04/07/09 19:50 ID:8u2cf1jp
明治から大正にかけての小説は、どこかホモつーか衆道の精神があったから、
それらしい雰囲気がある。
初恋が男だったという男の有名作家は多い。川端やすなりとか。
漱石は知らんけど。
>103 「こころ」、海外のゲイには三島作品以上に評価されてるぞ。
107 :
禁断の名無しさん:04/07/09 21:05 ID:xe4Dw6s3
鴎外のヰタセクスアリスの中になんてモロ…
三島由紀夫といい、川端康成といい、自殺多いね
109 :
禁断の名無しさん:04/07/09 22:10 ID:YKY5XBdn
昔作家の死因でよく神経衰弱ってあったよね
あれって今でいう何?
下手な現代の医学用語よりズバリ言い表してる気がするけど
110 :
禁断の名無しさん:04/07/09 23:14 ID:+1GnjqEN
>>109 トランプゲームの一種よ。
あたしは結構大好きよ。頭結構使うもの。
111 :
禁断の名無しさん:04/07/09 23:17 ID:gC3vXEYm
つまりノイローゼの一種。
113 :
禁断の名無しさん:04/07/10 06:54 ID:NQDPDkNY
110 こら
111,112さんくす。ノイローゼは死因にならないよね。文人という言葉とともに死語かなあ。
今では一般人の方が「神経衰弱」だからね。
>>113 でも今だったら何タラ症候群とか名前ついてたりするんじゃない?
無気力になったりするのも労災として認めようという動きがあったりするくらいだし。
115 :
禁断の名無しさん:04/07/11 20:22 ID:5T2sCfA0
どこかの評論家が、「こころ」が同性愛小説である根拠に、最初のほうで先生が
外国人と一緒だったから、というのを挙げていたけど、これはなんでかしら?
「西洋文明が日本に入ってきて云々〜」と書いてあったんだけど、現代人のあたしには
さっぱりピンとこなくて。
つーか何で?
>>115
文明論みたいな解釈ってこと?
117 :
禁断の名無しさん:04/07/11 22:43 ID:g3hI4Mdy
>>91 もちろん漱石は「そこまで考えて」書いてるのよ。
漱石や鴎外はそういうのを掘り出し始めたらきりがないほど出てくるわよ。
当時の政治・経済状況、イデオロギー的なものや事件との関連、国内外の他作家の作品への意識……
後代の作家と比べたらそのへんの豊穣さがぜんぜん違うのよ。
ただ、それを現代に読んでも面白いかどうかは別だけどね。
>>115 アメリカではゲイがオープンっていうのは(単なる噂にしろ)昔からなんじゃない?
あの白人は後から出てこなかった(よね?)し、確かに不自然ではあるんだよね。
当時はむしろキリスト教の欧米は同性愛なんて厳しく禁じているという認識でしょう。
戦後のSEX革命?じゃないんだから。
120 :
禁断の名無しさん:04/07/12 03:55 ID:FAWWsm8V
>>119 その通りだと思うわ。
同性愛に寛容、というか、別に罪っていう意識がないのは日本のほうよね。
「先生」の世代なんか、まだそのへんの感覚が色濃く残ってたんじゃない?
でも、同時に「恋愛」っていう観念も入ってきてるのよね。
121 :
竹子クライマックス:04/07/12 16:14 ID:/5paKmhO
やだぁ〜☆
読んだ当時は同性愛要素なんて全然感じなかったわぁ。
アテクシの感性って萎びてるのね…。
「快活で筋肉質な男」の描写に萌え萌えしただけだったわ。
明治時代は男が一人で夜歩いていると、襲われて犯されたりしたらしいよ。
夏目漱石の「二百十日」も、風呂で萌えな描写があるね。
124 :
115:04/07/12 22:38 ID:E7acmMUO
>116
そんな感じね。当時の日本人には西洋コンプレックスがあって
西洋的なこと=強いこと だったらしいとか。
あたしには、ちょっとよくわかんないんだけどさ。
明治あたりでは、江戸時代の「強い男同士」の衆道ではなく、西洋的なロマンチックな
同性愛が流行ってたんだとか。
最初に出てきた外国人、どんな経緯で知り合ったのか気になるわね。
125 :
禁断の名無しさん:04/07/13 20:58 ID:Zx/FbidK
新牙で尻あったとか
>>124 鎌倉の海で知り合った行きずりの・・・。
127 :
禁断の名無しさん:04/07/21 10:58 ID:1M2aNKiC
私も鎌倉逝ったら先生みたいな人と知り合えるかしら?
128 :
禁断の名無しさん:04/07/21 21:00 ID:VO3cHQlO
先生と「私」の関係っていいわね。
父親と息子のような、教師と生徒のような。
先生の年齢はいくつなのかしら?「私」の父親と同じくらい?
129 :
禁断の名無しさん:04/07/21 21:05 ID:B4M8OZKn
歳はいくつくらい離れてるのかしら?
兄弟と言うには少し離れてる歳の人ってすごく憧れる。
自分くらいのことも理解できるけど、またそこから先のことも知ってたりするんだよね。
漱石ってゲイなんじゃなかったっっけ?
てゆーか前半の「私」と「先生」の関係はゲイっぽいよね。
「先生」も「恋にのぼる階段なんです。異性と抱き合う順序として、まず私のところへ動きてきたのです」
って言ってるし。
ところで「K」ってガチムチで短髪だったの?
俺の中でガリ坊主メガネのイメージだったから、全然萌えなかった。
ガチムチのイメージでもう一回詠もうかな。
131 :
禁断の名無しさん:04/07/22 00:18 ID:fbHGAN8t
漱石はゲイというわけじゃないでしょう。
というか、江戸時代の雰囲気を残した明治時代って
男色に寛容だったんじゃないの?
132 :
禁断の名無しさん:04/07/22 00:19 ID:fbHGAN8t
あ、漱石もその時代の雰囲気の中にいたってことね。
今のように意識なんてしてないと思う。
133 :
禁断の名無しさん:04/07/22 05:28 ID:ur5lGg/C
おっきな辞書ひくと、「男色」とか「陰間」に、そのあたりの時代にはよくあって、
その時のコトバだって書いてあるよね?
昔のお坊さんも、オンナのコっぽいオトコのコをはけ口にしてたらしい。
アウトレット。
134 :
禁断の名無しさん:04/07/22 07:58 ID:TrRpJo0O
三島由紀夫の禁色って読んだことある人いる?
135 :
1:04/07/22 08:24 ID:8ye/pZan
倉木麻衣も漱石の「こころ」が愛読書らしいね。
ってことはホモなのかな麻衣ちゃん。
136 :
竹子クライマックス:04/07/22 10:50 ID:ECHow9pG
禁色でしたっけ?
白い手袋がまぶしくて云々とか、
鉄棒にぶら下がってる同級生の腋毛に萌え云々って。
137 :
禁断の名無しさん:04/07/22 10:50 ID:8ye/pZan
138 :
禁断の名無しさん:04/07/22 22:32 ID:/27j/fzd
>135
それ初耳だわ。「こころ」が好きだなんて結構渋好みね。
少し倉木麻衣に興味わいてきたわよ。
>131
そう、明治ごろは男色に寛容だったのよ。
読み方次第じゃ「我輩は猫〜」も「坊ちゃん」も男色っぽくはある。
漱石がゲイだったんじゃなくて、漱石は落語とか江戸文化とか好きだったみたいだから
その影響でね。
139 :
禁断の名無しさん:04/07/23 00:21 ID:+xJEoqyD
いいな〜ゲイじゃなくても
そういうテイストの文学を書けた時代って
現代なら絶対に無理
奥深さとリアリティが欠けてしまうはず
でも、近年で優れたゲイ小説ではない
おすすめゲイテイスト作品ってありますか?
140 :
禁断の名無しさん:04/07/23 00:22 ID:oKbX/CFu
♪男の子と違う 女の子って
スキとキライだけで フツウはないの
でもスキになったら いくつかの
魔法をみせるわ 本当よ
って歌が子供の頃見てたアニメ(クリーミィーマミ?)にあったんだけど
子供心に「普通だってあるよ」と思っていたのだが、
このスレ見てたらそうでもない気がしてきた。
恋愛に関してだけをいった時の「スキ」と「キライ」のスイッチ・フォルダは確かにあるなと。
「フツウ」フォルダとか、スイッチを切り替える途中のままにしておくことってないな、と。
「キライ」といっても、人間として嫌いとかじゃなくて、恋愛対象じゃないって意味ね。
>>139 藤野千夜の「少年と少女のポルカ」は面白かったyp
142 :
禁断の名無しさん:04/07/24 21:52 ID:bYIsj9Hx
>>141 あたしも好き。
自分がホモかもって悩んだ少年が、ホモ関連の本読み漁りまくった結果
1冊の本に「そしてホモの特徴として、この手の本を読み漁る時期がある」
と言う一文を読み、あほらしくなって熱が冷めたってくだり好き。
143 :
禁断の名無しさん:04/07/25 02:59 ID:X/Q4Uyn2
また10年ぶりくらいに読み直そうかなぁ…。
ホモの今ならまた違った見方が出来そう。
144 :
禁断の名無しさん:04/07/25 19:55 ID:1xAsLINH
漱石は正岡子規に同性愛的な感情を持っていたんでしょ?
145 :
禁断の名無しさん:04/07/25 20:29 ID:FRCFP8Hf
>144
そう言われてるわね。
時代が時代だったから、そう珍しい事じゃなかったと思うけど。
明治頃の「友情」って、男同士でも女同士でも、同性愛的な感情があったと思うのよ。
それが時と共にどんどん変わっていったのね・・・。寂しい事だと思うわ・・・。
「同性愛」って、やっぱり文化的・環境的なものなのかしら?
脳の構造云々って最近言われてきてるけど。
146 :
禁断の名無しさん:04/07/25 20:34 ID:SiJ8WPI5
清少納言も聖徳太子に同性愛的勘定を持っていたらしいね。
えっ!清少納言って男だったの!?
148 :
禁断の名無しさん:04/07/26 00:12 ID:5FWaezDN
紫式部はビアンだったんでしょ
149 :
禁断の名無しさん:04/07/26 00:16 ID:VK3Oaa3k
>>147「えっ!」って言う前に時代を考えろよ…。ハァ
150 :
禁断の名無しさん:04/07/27 04:02 ID:5gR1TPWj
どんなに求められても、好きじゃない人は好きになれない
どんなに求めても、背中を向けられたら振り向いては貰えない
ゲイの恋愛の場合
限られた枠の中で見つけようとするから
余計に純愛路線、というわけには行かないんだよなぁ
だから、小説とかで痛い位切ない描写を見つけるたびに
ため息つくくらい憧れてしまうんだよね〜
そういう恋愛に
向上心を失うと素敵な恋愛もできないという話
授業で読んだ時、夏目が自殺したんだと思ったよ
153 :
禁断の名無しさん:04/07/27 15:19 ID:2unFX1DB
ゲイというよりも高校なんかの頃に同性の友達と妙に仲良くなるような
思春期特有の友情の方が純愛に近い気もする・・・
154 :
禁断の名無しさん:04/07/27 15:40 ID:/tmyPsbY
>>153 おまえ、いい年してそんなガキみたいなことばっか
言ってるからモテねえんだろ?
仕事しろ!
罪と罰のラズミーヒン(・∀・)モエッ
157 :
禁断の名無しさん:04/07/30 09:53 ID:AjWtRk6o
「私」=20歳前後
「先生」=40前後
「奥さん」=35〜6歳
学生時代の先生とK=20歳前後
年齢はこんな感じかな?なんとなくだけど。
「私」と「奥さん」が最後に男女の仲になる、って説もあるみたいだけど、奥さんって
いくつなのよ!?「私」よりは年上よねえ?
>>157 安直な説だね・・・
かなり年上なのは間違いないでしょ。
159 :
たかちゃん♂:04/07/30 10:34 ID:gFTzVBc3
>>157 「私」はオカマだし先生を思ってるからソレはありえない。
曖昧だけど、Kが敷居?を踏んで先生に話しかける下りが印象に残ってる。
敷居を踏むって当時としては無礼な事じゃなかったのか?
なんか色んな意味で「境」=敷居って感じたんだけど
この時Kは自殺を考えたんじゃないかと思ったんだけど、どうよエロい人?
>>160 その描写気になった。
敷居はライン、境界線だよね。
そこのシーンでは、なぜそこで手篭めにせんのだ!とイライラさせられる。
今の時代ではわからないが、純愛なんだろうな。
kがお嬢さんと楽しそうに談笑していたシーンなんて、「私」に嫉妬させたくてというのが見え見えなのに、
私はどこまでもニブいんだよね。
163 :
禁断の名無しさん:04/07/31 17:45 ID:70RvTip4
>162
「手篭め」って、いつの時代の人間なんだよお前さん。
漱石キャラがそんな血生臭い事をしたらまずいだろ・・・。
でも「先生」も途中から嫉妬しているような部分はある。
Kの告白を聞いて急に不快になった、と書いてあったような。
純愛小説?はわかりずらい。
>>162 混乱しやすいので、ちゃんと「先生」と書きましょう。