【いつも】囲碁・国際棋戦統一スレ part25【惨敗】

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604名無し名人
以下、日本棋院での武宮解説です。

朴−高尾:
 白24の受けが敗着といっていい疑問手で
 この手では白28と攻撃するべき。
 実戦では黒31とノゾかれたとき
 白24の一子がかえって負担になっている。

山下−趙:
 黒55は二目の頭をノビるしかないところで
 ここをたたかれては形がひどすぎる。
 右下は生かしても大したことがなく
 実戦の白60以下は右辺が厚くなったために成立した手段。

姜−依田:
 白12は新工夫。ふつうなら悪そうな形だが
 依田はこれで打てると考えているのだろう。
 黒29のハネが小さく黒41まで白リード。
 白98では右下を生きておけば十分だったはず。
 白は捨てて打てるとみていたが
 黒131のツケが絶妙で
 白外オサエならハサミツケから中央のキリが成立
 (単にキリだと白アテてオシてカケで黒取られ)。
 実戦は黒139までなったときに
 黒131白132の交換によって
 白140とへこまざるを得ないかたちになっている。

王立誠−劉星:
 右辺のセメアイで黒に勘違いがあったのでは。

常昊−河野臨:
 序盤から白優勢で日本勢ではもっとも有望視されたいた一戦。
 白92の転戦では中央への攻撃をつづけるべきで
 白124のようなダメの手を打たされては勝てないとしたもの。

李昌鎬−孔傑:
 白34は下辺ケイマに打つ一手で
 黒にここをオサれてしまった時点で碁は終わりとのこと。

李映九−古力:
 右上のワカレは白良しで、以下白の完勝。