棊圍

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1名無し名人
棊圍
2名無し名人:2007/09/21(金) 00:38:39 ID:0CQZfOX6
トヨタデンソーのうっくん対セドル決勝の解説をケーブルTVでやってたけど
とにかくスゴイね
内容濃すぎw

利かしの微妙な差、利かしの振り代わり、利かしからの戦い
二人とも戦いのキッカケが利かしなんだよw
スゴイのかセコイのかww

で、いったん戦いに入るとセドルのヨミはほんととてつもないね
それについていけてるうッくんもスゴイっちゃスゴイが、
セドルは自分から仕掛けてる分だけ読みきりに見えちゃうんだよね・・
スゴイムリ手みたいなところから手をつけたり、がんばり過ぎに見えてもちゃんと読んでる
そしていよいよになったらちゃんと手を戻したり、守る
だからふつーだとどーなるか分かんない戦いに見えても、セドルの場合は読みきりとか
そこまでいかなくてもある程度採算があるのだろうなという、一種の心理的負け状態に陥りやすいと思う

話しが遠くなったが、件の一局目も利かしからムリ気味に仕掛けたようにみえたセドルが
その戦いで一本取り、やや優勢で中盤を迎える
しかし、ふつーに受ければ細かく残りそうなうっくんの利かし(ツケ)に対して、
セドルはツケ返しの筋手でいっぱいにがんがって受ける
セドルの石は既に活きていて厚く、そう受けて何の問題もなさそうに見えたが、
この局面こそがこの一局の転換期

うっくんは得意のコウにしかける機を狙ってコウ作り
セドルはコウをしかけられ、結局味残りでコウに負ける展開に動揺し、中央不用意なケイマ
コウに勝った時点でうっくんが細かく逆転の形勢

中央に味を残したまま、さらにこの不用意なケイマを咎めるうっくん
この時点ではすでにうっくんが完全に勝勢
ところが、ここでセドルが脅威のがんばり

中央の黒石一段は、不用意なケイマで切られているから、小さく捨てるくらいが相場のところを
敢えて切らせて、中央の白石に寄り付き、コウで負けた味残りを解消した挙句に下辺の黒石とつながり形に・・

もうね・・スゴイの一言w
形勢不明のまま寄せ合いに・・
そこからは時間の関係で解説も割愛

で、結局うっくんの半目勝ち
見てるだけで疲れる一局だったw

セドルとしては、最初の戦いでうまく仕掛けて一本を取ったから、勝ちを予感してただろうし
実際そこから逆転を食らうなんてことは今まであんまりなかったんだろうね
相当悔しかったんだろうと予想する
3名無し名人
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