【詰碁】 詰め碁やってる? その4 【死活】

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826名無し名人
>>825
ところが…違う…いや、あってるけど…でも私が言ってるのは、別の視点から見たことなんだ…。

関西棋院に行った時の話なんだけど…何を隠そう、プロ試験を受ける為に行ったんだ。。
そしたら、そこにいたHさんっていうプロを諦めた人が
「暗記しなきゃダメ、プロは暗記してる」っていってたんだ。それでその後、アマの人に碁会所で負けて泣きながら帰ってきた。
今はもう半分位諦めてるけどね。…それはともかく…

暗記って全くナンセンスだと思うじゃない。だけど…よく考えるとナンセンスじゃないんだよ。

プロの勉強法がなぜ暗記なのかといったら、考えなくても解けるようにするためなんだ。
では、考えなくても解くという言葉が、どういう意味かといえば…
要するに「盤面にでてくる、『全て』のパターン、『全て』の形を悉く覚えていれば、考えなくてもすぐ出来るよね」ってことなんだ。
それこそが強さなんだってこと。

見た瞬間に答えの場所が第一感で浮かぶ確率が、偶然よりもはるかに高い…1/3とか半分とか…いや、もっとかな。
ただのクイズだったら、やらないほうがいいのは勿論だよ。そういう風になるために練習するというより、どんな勉強をしても結局、
結果的にそうなるんだよ。そういう状態が、ある程度実力がついた事を教えてくれる。
だけど、そこまで力がつくまでその水準のものをやるんじゃなく、またレベルをちょっと上げて、ギリギリの所をやって…それをひたすらずーっとやるしかない。
やる問題も大切なのかな…。わからないけど。相当力がついたら…張栩 の詰め碁をやって、奇手魔手に手をつけるのがいいと思う。どっちもピンときたし。

ええと…やった結果、相当難しい詰め碁も、大体ぱっとわかるようにならなければならない。これだけにこだわったら、全く逆効果で最悪なのは勿論だよ。
奇手魔手みたいな詰め碁でもそれが理想。二つ、三つと候補を増やせば、飛躍的に的中率が高まる状態が
理想。それもある意味で力だから…いやそれどころか、そういうウェイトの方が大きい。練習っていうのはそういうものなんだな…実戦とは違うなって思ったもん。
勿論暗記するといえば、変化も全て暗記するし、それなりに上達すれば、載ってない変化も全部読んでそれも覚えなきゃいけないけどね。
出来ないなら暗記しとけってこと。解かずに。
全然ダメな時は、解くから成長しないんだって思ったんだ。出来たら変えていけばいい。
ダメな時、暗記すりゃすぐ力がつくってわかった。だからこその「プロの勉強法」なんだなって。絶対的な、超人的に成長する義務が課せられる人は
こうするのか…って。私もそうなりたくて、それで暗記とかいう意味わからんことをやってたわけ。流石につまらんから…解いちゃってるけど。
それに…中々謙虚になれなくてさ。つまらんプライドのせいで上達できないなんて滑稽だけどね…。