『コミ』初手の★価★値★は何目『置石』

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78名無し名人
>(A)1手の価値の定義は仮にその手をパスしたときの損失とする。
>(B)出入り計算による1手の価値は(A)と同じである。

出入り計算による1手の大きさはあくまで部分的な双方の地の増減を考えたもので
パスしたときの損失とは違うと思います。
実際、たとえば後手2目の手が偶数個しか残っていない場合、
パスして手番を渡しても損失はゼロです。奇数個残っていれば2目の損失です。
(少なくともヨセの本に良く載っている普通の出入り計算の定義に従えばそうなる。)

つまり「パスしたときの損失」はその部分以外の残りのヨセの大きさと個数に依存します。
ヨセにおける「1手の大きさ」は、他の部分の着手によって
手どころに変化が無い限りは、残りのヨセに依存しません。

初手をパスしたときの(その後双方最善手を打った場合の)損失がコミの2倍になる、
と言うのは正しいと思いますが、それと「1手の価値」はまた別じゃないかと。

ただし「部分的」、「その部分」というのが盤面のどの範囲を言うのかは曖昧でケースバイケースです。

>(D) 絶対計算における1手は(A)で書いた1手とは意味が異なる。
>絶対計算での1手は着手による局面変化のみに対応し(A)での1手は
>それプラス手番の入れ替えが加わったモノである。
>出入り計算が2手分であるという時の2手は(A)の意味の2手ではなく(D)の意味での2手である。
この部分に同意。

>これは(A)での1手分に対応する。
>従ってコミ6目半ならば初手の価値は13目でこれは普通の意味での後手13目である。