(;SZ[19]EV[第30期日本名人戦決勝戦第七局]DT[2005-11-09]KM[6.5]US[棋聖道場]
SO[
http://weiqi.tom.com/qipu/200511/30jp-ming-f-7asgf.htm ]PC[日本静岡]PB[小林覚]BR[九段]PW[張栩]WR[九段]RE[W+R]
C[王磊八段解説(体壇周報)
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;B[pd]C[(王磊)三連勝後三連敗,決勝局対張栩にとって是巨大な試練。
本局より見るに,張栩読み正確、進退に節度有り,充分そのレベルを発揮した,
小林覚挑戦者に何らの可乗ずる機も与えず,
張栩心理素質の強さに,感心させられる。];W[dd];B[pp];W[dp]C[(曹)至4,双方とも二連星で始まる。]
;B[cf];W[fc];B[dj]
C[(王磊)黒5、7是張栩歓喜の造型,現在小林覚がこう打ったのは,策略として恐らく問題有りでしょう!];W[cl]
C[(曹)白8是積極応戦の手法。]
;B[pj]LB[fq:a]C[(王磊)黒9は改aが佳い,これを打ってこそ是此局部の要点。
(曹)黒9で先にaにカカリ,白の意向を読み取って,より普通,
実戦黒9構成三連星,局面の掌握易くない。];W[nq]C[(曹)白10隅へのカカリ当然];B[lq]C[(曹)黒11挟撃決して弱みを見せない];W[lp]
C[(王磊)白10、12の選択に当り是左辺の配合を考慮した];B[kq];W[no];B[pn] ;W[kp];B[jp];W[mq];B[iq];W[jr];B[jq];W[pr]
C[(王磊)至白22是旧定石。];B[fq]C[(曹)至23,双方とも打ち方穏やかで余裕有り。];W[fp]LB[dq:a][ck:b][bl:c]
C[(王磊)白24是肝要の一手!
例えば(本譜が正解で悪い方の変化のとき)普通aに,対黒5、7の圧力非常にに小さい!
黒は出b、cの俗手を打つことは考えられない。
(曹)白24ツケ是局部好手] ;B[ep];W[eo];B[eq]C[(曹)黒25、27割込み接ぎ是正着。];W[do]LB[dq:a]
C[(曹)白28只接ぐくらい,
例えば(本譜が正解で悪い方の変化のとき)aにさえぎる,将に黒28に断られる。]
;B[dq];W[cq];B[ck];W[dl];B[bl];W[bm];B[qq]LB[nc:a]C[(曹)黒35隅のコスミと36(a)隅へのカカリ是見合点,
黒方どう取舍するか,各々利害得失があり互に長短有り,大変躊躇する。]
;W[nc];B[pf] ;W[kd];B[ef]LB[bd:a][nd:b]
C[(王磊)黒39と白aの交換損,
応(こう打つべき(本譜が明らかに悪いとき、正しい手を示す))考慮にaにケイマ。
(曹)黒39では単bにツケの気分有り。];W[bd]C[(王磊)ここまでで正午休息,13:00継続]
;B[ce];W[cd]C[(曹)黒39、41と白40、42の交換は,黒方実利巨大損。]
;B[nd];W[md];B[oc];W[ne];B[od];W[nb] ;B[me];W[mf]LB[ld:a]
C[(王磊)白50この一手は小林覚がかつて張栩への対処に用いたことがある,
ここでは,張栩は学ぶのが非常に優れている,
白50で例えば(本譜が正解で悪い方の変化のとき)a,黒は50に伸び,白は次の一手に好手がない。];B[le];W[ld]
C[(曹)白先50当りを打つ,それから52接ぎ是石の調子。];B[lf];W[lg]
C[(王磊)白54は重要で,この手筋を見ていなければ,白50には打てない。];B[je]LB[nf:a]
C[(王磊)黒55当然,締め付けを打たれるのは考えられない。
(曹)黒53、55正面応戦是必然。
(注:ここは良く分からない。素人目にはaの両当たりが目に付くがダメか?)]
;W[ng];B[jf]LB[mh:a][nh:b][mg:c][kg:d]C[(曹)黒57は手順錯誤!
この時応(こう打つべき(本譜が明らかに悪いとき、正しい手を示す))先aにノゾキ,
以下変化例:
白例えばbに押し出,黒はcの切りを打つことができて,それからdに当りを打つ,黒方戦い有利
;変化二:
白cに接ぎ,黒それから57にタケフ,白の石の形重く滞る,黒方亦実戦に優る。]