【9路盤】「ミニ碁一番勝負」復活希望

このエントリーをはてなブックマークに追加
39名無し名人
愛弟子・井山裕太君
                     
六年前、ミニ碁一番勝負の収録の日、番組生みの親、藤田清プロデューサーから
「今日の出演者の中に、五歳の幼稚園児が居て、碁を覚えて一年で三段になったそうですよ」
と、話しかけられました。
私は「まさか」と思う一方、どんな子だろうと興味津々でした。

あどけないが賢そうなその子はサウスポーでした。
やっと碁盤に手が届くかどうかの左手から、ノータイムの「早打ち」が繰り出され、
並み居る腕自慢のオジサンたちを次々とノックアウト。
とうとう五人抜きを達成しミニ碁チャンピオンになりました。

その園児が、小学二、三年生の時「全国少年少女囲碁大会・小学生の部」で
史上初の二連覇を成し遂げた井山裕太君です。
縁あって私の弟子になり、プロを目指しています。

彼の夢はでっかく「世界一」。
井山君の素質は天下一品ですが、唯一の問題点は師匠かな、と思ったりもしています。

石井邦夫   
〜ミニ碁一番勝負棋譜集2より〜