ある日ランブルは何をするわけでもなく淡々とスレに降りていった
別に顔見知りがいるわけでもなく糞コテだと知られていたので
スレの人達はいつもと何も変わらないように接してくれる
軽く自演で盛り上げたり叩かれなどしたりして
スレをのたうち回っていると何やら他のコテ達が集まってくるのが見えた
近付いてみるとそこには見知った顔がいた。タクジである
そのコテ達はタクジが先導したスレのコテだった
しばらくその光景を眺めているとふとタクジがこちらに気付いたが何もしなかった
何事かと言った目で一斉にトリをつけだすコテ達、ぎこちなくレスを返すランブル
タクジー、あの人誰?糞コテの古参だよ
古参?糞コテ?そう。とても上手に自演で盛り上げるんだ
戸惑いぎくしゃくしている間に勝手に紹介されて思わず「おまえら('A`)」と不平を漏らすランブル
しかし好奇心に駆られたコテ達はそんなことでは止まらない
「雑学王参上!永夜抄うpして!」わーわーきゃいきゃいと始まる大騒ぎ
「ふたなりは認めん、邪道だ」ランブルの無責任な言葉にもりは不平を漏らしそうになるが
しかし目の前のコテ達の輝く目を見てしまっては断れるはずもなく
渋々と絵師叩きの準備を始める
そして案の定絵師叩きは大盛況
コテ達は大はしゃぎしながら口々にホットケーキ焼いてとランブルに懐く
それは今までにした事もない体験だった。
まぁ、こういうのもちょっといいかな。などと思っていると
タクジはそれを見透かしたのにこちらを見ていなかった
「…公開トリだってこと、バラすなよ。」とタクジに一言口止めをし、その日はスレを後にした
そんなこんなでタクジやコテ達から呼ばれたり自分から行ったりですっかりスレの常連になったランブル
もうそこに余所者の違和感はなくまるで本当の東方厨であるかのようだった
コテ達に自演を教えたりスレの人達の前でパンヤを披露したり
ランブルは今までにないほど充実した生活を送っていた
しかしそれも長くは続かなかった
東方厨が住む里である以上RO厨が襲ってくることは避けられない
それがランブルがスレに来ている時に起こったのは幸だったか不幸だったか
RO厨達の手からコテ達を、スレの人達を守る為に奮闘するランブルとタクジ
しかし到底二人だけで防ぎきれる数ではなく
コテ達の鼻先へとRO厨が躍り出たその瞬間
コテを助ける為に思わずスレ住民には到底出せないほどの連投してしまう
そして死に掛けのRO厨が発した言葉がトドメになった
『お前もRO厨のくせに』
もうそこにはいられなかった
騙していたのか まさかあんたもRO厨だったなんて
コテ達の冷たい目 名無し達の罵りの言葉
それでもタクジと数人のコテ達がランブルを庇ったが
もうどうにもならないことはランブルには解っていた
所詮東方厨は東方厨で
RO厨はRO厨でしかなかったのだ
ぎゃー誤爆