シューティングスコアラー列伝

当時の懐かしい思い出を一つ・・・

今から17、8年くらい前、地元でスコアラーをやってた俺は毎月ベーマガのハイスコアを見て、
「巣鴨のY.Nってほんとにすごいなあ」とかスコアラ仲間といつも言ってた。
当時はネットなど無く、情報や稼ぎなどは自力かたまに噂を耳にするくらいで
ベーマガを見てはホントにこんなスコア出るんか？と思う事もしばしばあった。

それでいつしか「巣鴨行ってみようぜ」って事になって仲間と新幹線でいざ東京へ。
地下鉄の入り口のような階段を下り、店を発見したは良いが、アポなんぞ取ってなかったので
誰がY.Nなんだよそもそも来てるんか？って事になって、雲行きが怪しくなってきた頃
一人の兄ちゃんがドラスピをプレイし出した。

するとまだ1面にもかかわらずギャラリーがどんどん付いて、人山の黒だかり状態になり、何事かと思って
俺もその一部になってみた。
ドラスピは俺もやってたんだが、その人も特に変わったプレイをしてるとも思えず、？とか思ってる内に
最終面の残機潰しが始まり、そこで俺は衝撃を受けた。

「金玉と卵なんでこんなに出るんだよ」

出過ぎ。超出過ぎ。
あっけに取られている間に100万超えてハイスコア。しかもまだ残機残ってるし。
そしてプレイが終了し、漠然とああ、この人がY.Nなんだろうなーとか思いつつもビビって声掛ける
事も出来ず、ギャラリーしてた人に聞いて本人である事が判明。

何か見てはいけない者を見てしまったような気分になりかけてたとこに、教えてくれた人が
さらに情報をくれてまたビビった。

「SPREAM-SOLさんも来てるよ」

その、SOLらしき人はスーパーハングオンをやっていた。こっちもまたすごかった。
何がすごいってプレイもそうだがその捨てゲーっぷりがハンパじゃなかった。
敵車避けて捨て。チェッカーくぐった瞬間捨て。湯水の如く消費されて行く100円玉。
捨てるならやらせてくれとか本気で思ったもんだ。

そして時間が過ぎて旅館へ戻る事になったんだが、仲間の一人が「巣鴨に名前を残したい」との事で
彼の得意だったマーブルマッドネスをする事になり、何度目かのトライでようやく下から2番目くらいの
とこに名前を残すことが出来た。

しかし・・
それを見ていたのか、常連らしき人がアッっ言う間に抜き返してしまった。
旅館に戻り、「マーブル残念だったな、そんなすぐに抜かんでもいいのになぁ」と
俺が言うと、仲間は「いや、それでこそ巣鴨」って満足そうな顔だったのを今でも覚えている。

とまあ、だらだら書いてきましたが俺の青春の1ページです。そしてその遠征以来、
自分の中では巣鴨、Y.N、SOLはいつまでもNO.1です。
長文ｽﾏｿ。