【ミカヤ】
一家最年少に見えて実は最年長。占いで家計を支えている。ユンヌが身体をよく乗っ取る。
【シグルド】
グランベル商社に勤めるサラリーマン。とてもお人よしだが、近親相姦アレルギーなのでKINSHINを察知すると凶暴化する。
【エリンシア】
一家で最も家庭的だが、怒らせると「ぶっ飛ばして差し上げますわ」の声と共にぶっ飛ばされる。ガチムチ好き。
【アイク】
グレイル工務店で働く漢。一家最強だが恋には鈍感朴念仁でフラグクラッシャー。他人のフラグもへし折る。
【エリウッド】
一家で最も常識的な人。兄弟の迷惑行為に胃を痛める日々が続く。たまに壊れて「蝶サイコーッ」と叫ぶ。
【ヘクトル】
口は悪いが友情を大切にし、不器用ながらも優しさも兼ね備えている。 周囲からメタボだと思われている。
【エフラム】
自他共に厳しいつもりだが妹と幼女に弱い歩く妹製造機、シスコンロリコン疑惑をかけられている。ヘクトルとよく喧嘩する。
【エイリーク】
ルネス女学院に通う。高貴、気品さにおいては兄弟の中では随一。成績も良い。努力家でもあるが、その努力が胸だけには実った事は無い。
【リン】
肝っ玉母さん的存在。年齢に合わないスタイルのせいか老けて見られる。それをからかうマルスをよくフルボッコする。
【マルス】
権謀術数に長けている兄弟一の腹黒。リンをよくからかうがそれは愛情の裏返しなツンデレ姉萌え。スマブラが大嫌い。
【アルム】
セリカラブ。セリカといちゃつく度にシグルドに襲われる。畑で野菜を作るのが趣味だが、影が薄い。
【セリカ】
アルムラブ。それを除けば一家の中では普通だが一度怒らせると毒舌家になる。ミラ教(狂)信者。
【セリス】
一家の中では一番笑顔がよく似合う。人形が好き。通称マミー君を一番気に入っている。
【リーフ】
怪人・イモータルムッツリ。年上のお姉さんが大好き。運が悪く、よく荒事に巻き込まれる。この人でなしー。
【ロイ】
エリウッドと並ぶ常識人。ツッコミ担当。女性関係はほぼハーレムになっている。ヘクトルに対しては黒い。
【竜王家の皆さん】
チキ・ファ・ミルラのょぅじょ3人組やユリウス・ユリア兄妹、
イドゥンさん、氷竜姉弟、ハゲ黒竜王、アル等々、兄弟家に縁がある竜の一族。
持っている力が力なだけに、すさまじい騒動を引き起こすことも……。
【ひろし】
世界ひろしと言えど様々な職を器用にこなすのはひろしだけ! 通称ヴォルツ。
【ルーテ】
「私、優秀ですから」が口癖で、発明から同人までなんでもこなす少女。アスレイ、フォルデ、ノールは助手。
【ターナ】【ラーチェル】
エイリークの親友。貴族の令嬢だが、なぜか平民のエイリークの方が気品に勝る。
【ユンヌ】
ミカヤの身体に憑依して現れるアイクラブな自由と混沌の(※威厳の無さナンバー1の)女神。
混沌の名のままに、好き勝手に場を荒らすが、大体最後には痛い目を見る。
【AKJ(兄が、嫌いな、女子は居ません!会)】
ブラコンの中のブラコンが集う女性の会。兄の為なら全てを犠牲に出来る妹達が揃う(※会長はラケシス)。
兄弟家のSが天敵。
ゝ~"~< -;
,ζノ=lノ=l〉 //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、// <既存の設定はこんな感じだが、特にガチムチに定められたものではないので必ず従う必要は無い。
/,--┬'^つ</、 歴代FE主人公が兄弟でさえあれば、他の設定はどんなんでもOK!
|∪===|~〆 他人の設定に乗っかるもよし、自分独自の設定を作るもよし!
. ノ___r T ! ゝ …自分に都合のいい設定だけ一緒にするのもありだな
i_/、」 ~~
・嫌いなネタに文句をつけるより、自分の好きなネタを書きましょう。
ゝ~"~< -; ・好きなネタを読んだら、面倒くさくても「GJ」の一言ぐらい書いてみましょう。
,ζノ=lノ=l〉 // つまらないネタに無理矢理レスしろとは言いません。面白かったらつけましょうという話です。
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、// ネタ書く側も「喜んでくれる人がいるんだな」とほっとします。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆 ・感想しか言えない、ネタなんか書けない、という人でも、「このネタ嫌い」と言うよりは、
. ノ___r T ! ゝ 「こういうネタも読んでみたい」と言った方が建設的だし平和的です。
i_/、」 ~~ 「梅雨のネタが読みたい」とか「兄妹で仲のいい話が読みたい」といった漠然とした希望でもいいから、
試しに書いてみてはいかが?
・誰が兄弟か、はスレの軸となる大切な要素なのでスレ住人全員で共有。勝手に減らしたり増やすのはやめよう。
スレの平和的利用のために、上記の文をよく読んで欲しい
ゝ~"~< -;
,ζノ=lノ=l〉 //
レ、d ゚ ロ゚ノゞ. 、// <【注意!】 AA規制の関係で、最初の一行が空行だと、警告なしでレスが消えるぞ。
/,--┬'^つ</、
|∪===|~〆
. ノ___r T ! ゝ
i_/、」 ~~
〜ラムの村〜
エルダーバール「GYAAAAAAAAAAAA!!」
グレイ「……ッ、ハァー……何とか倒せたな」
クリフ「こんな凶悪な魔物がこんな辺境にまで……アビスゲートが開いたって噂は本当らしいな」
ロビン「クリフ、それ違うゲームだぞ……」
グレイ「しかし危なかったよな。アルムがいてくれなかったら危なかったぜ」
アルム「……うーん……」
グレイ「? どうしたんだアルム、難しい顔して」
アルム「いや……これ、食べられないかなと思って」
クリフ「はぁ!? 食べるって、エルだーバールを!?」
ロビン「殻を加工して何か作るって言うなら分かるけど……!」
グレイ「さすがに無理があるだろ、それは……」
アルム「いや、そんなに難しくはないはずだよ。
確かエルダーバールの毒の成分は……なら、あの薬草とあの香草を組み合わせて……
うん、大丈夫そうだ。ちょっと調理場行ってくる」
クリフ「……エルダーバールの死体、マジで持ってちゃったぞ」
ロビン「大丈夫なのかよ……」
〜二時間後〜
アルム「というわけで出来たよ、エルダーバールの肉入り薬草炒め!」
クリフ「マジかよ!」
グレイ「しかも美味い!」
アルム「ははは、僕が毒見する前に食べてくれるなんてさすが友達だな」
グレイ「まあ、お前の料理の腕は知ってるからな」
クリフ「これが料理ってレベルなのかは疑問だけどな」
ロビン「しかしよくできるなあ、こんなの」
アルム「……うちの兄弟に『こんなの狩ってきたが食えるか』って無茶振りする人とか、
『これはきっと食えるはずだ』って拾い食いしまくる人がいてね。
調理の技術と解毒の知識が無駄に鍛えられるんだよ」
ロビン「そ、そうなのか……」
クリフ「相変わらず半端ねえな、お前の兄弟」
二人「「ヘックション!」」
アイク「……なんだ?」
リーフ「風邪かなあ」
アルム「あとついでに、胸を大きくする料理はないかとか老け顔を治す料理はないかとか……」
グレイ「お前も大変だな……」
ミカヤは兄弟を食べさせるためにソープ覚醒に沈められたんやな・・・
子供できちゃうんやな・・・(CM3を見つつ
敵に手加減できるほど 俺は強くも甘くもない…行くぞ。
∧_∧
( ・ω・)=つ≡つ
(っ ≡つ=つ
/ ) ババババ
( / ̄∪
ウホッ!オレルアンのいい男ビラク様が
>>10Getだ!
, '´  ̄ ̄ ` 、
i r-ー-┬-‐、i
| |,,_ _,{|
N| "゚'` {"゚`lリ く れ な い か (騎士勲章
ト.i ,__''_ !
/i/ l\ ー .イ|、
,.、-  ̄/ | l  ̄ / | |` ┬-、
/ ヽ. / ト-` 、ノ- | l l ヽ.
/ ∨ l |! | `> | i
/ |`二^> l. | | <__,| |
_| |.|-< \ i / ,イ____!/ \
.| {.| ` - 、 ,.---ァ^! | | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄l
__{ ___|└―ー/  ̄´ |ヽ |___ノ____________|
}/ -= ヽ__ - 'ヽ -‐ ,r'゙ l |
__f゙// ̄ ̄ _ -' |_____ ,. -  ̄ \____|
| | -  ̄ / | _ | ̄ ̄ ̄ ̄ / \  ̄|
___`\ __ / _l - ̄ l___ / , /
ジェ
>>1ガン お前、なんかモビルスーツみたいな名前だな(w
星のジェミ
>>2 お前は俺から離れんじゃねー
>>3ジ あ、お前いたの?(w 斧置いて帰れよ(ゲラ
ロ
>>4ェ お前だけ二部で寝返ってんじゃねーよ
>>5ードン ノロマ野郎め、悔しかったら追いついてみろ(w
ザガ
>>6 お前だけが俺の仲間だ
フィー
>>7 露出増やせよ、この売女が
>>8ヌトゥ 死んでなかったのか、このオイボレ(w
ルー
>>9 チャラチャラしてる割には新米Sナイトの中でお前だけイマイチだな(w
>>9 マルス「君なんかクランケンシェバスタで一発だよ。それと覚醒のDLCででた君や兄さん姉さんたちのセリフも
まだ解禁じゃないから」
カタリナ「あ、あの、クリス!私聞きたい事があるのですが」
クリス「ああ、何だ?」
カタリナ「えっと、そのですね、もし、もしもですよ?
結婚したら子供は何人欲しいですか?」
クリス「こ、子供!?相手も居ないのにそんな事考えた事も無かったな・・・」
カタリナ「ですから、もしも、です」
クリス「そうだなぁ・・・えっと、5人位、かな・・・?」
カタリナ「ご、5人ですか!!!」
クリス「うぉっ!」
机をドン!!と叩いて、立ち上がって叫ぶカタリナ
その音にびっくりして、クリスは後ろへひっくり返りそうになる
カタリナ「ク、クリス!!」
クリス「な、何だ?」
カタリナ「ク、クリスはそんなに!そんなに!した・・・」
急に顔を真っ赤にして黙ってしまう
クリス「カ、カタリナ?」
カタリナ「わ、私、そんなに頑張れないです!」
クリス「はぁ?」
カタリナ「で、でも、クリスがどうしてもって言うなら
私、頑張ります!!」
顔を上げて、真っ直ぐにクリスを見つめて言う
クリス「お、おう、一緒に頑張ろう・・・?」
カタリナ「は、はい、なるべくクリスの期待に添えるようにします
それなら、ここで遊んでいる訳にはいきません
早速、たくさんの知識を仕入れなければ」
クリス「そうだな、知識はお前、実戦は俺だ」
カタリナ「じ、実践!?そ、それは駄目です!
実践の相手は私でないと駄目です!!」
クリス「どうしてだ?練習とはいえ、たくさんの人相手に実戦を積まなければ
いざという時に何も出来ないぞ?」
カタリナ「そ、それはそうですが・・・」
クリス「俺に限らず、お前だって、たくさんの人と色んな経験をした方がいいと思うが」
カタリナ「そ、そんな・・・クリスは、私がたくさんの人と色んな経験をしても平気なのですか?」
クリス「?そう言ったじゃないか」
酷く傷ついた表情を浮かべるカタリナ
肩をふるわせ、この日一番の音量で叫ぶ
カタリナ「ク、クリスのけだもの!!!!!!!!!」
>>12-13 GJ!
カタリナはエロいこと要求するのはこっちでも同じなのねww
アーマードコアXを兄弟がプレイするかもしれないようです
マルス「さっそく、皆に機体を組んでもらいました」
リーフ「ちょっと見てみようか」
ミカヤ 機動特化 軽量二脚「セイニー」
武装:レーザーライフル、ジャマー、セントリーガン
軽量二脚にレーザーを積んだ機動戦重視の機体
乱戦のサポートが得意
リーフ「意外と玄人向きっぽい感じだね」
マルス「セントリーガンの子機はユンヌってところかな」
シグルド 高機動 中量二脚「ティルフィング」
武装:ライフル、パルスマシンガン、バトルライフル×2、化学ミサイル
中量二脚に様々な武装を積んだバランス型
相手を選ばず戦える
ヘクトル「癖がないというか何というか……」
マルス「正統派でシグルド兄さんっぽい感じだね」
エリンシア 狙撃特化 四脚「アミーテ」
武装:スナイパーライフル、ライフル、マスブレード
空中戦の得意な四脚
背中にオーバードウェポンを積んでいて
不用意に近づいた相手をぶっ飛ばす
エフラム「空中戦はエリンシア姉上の庭だしな」
ヘクトル「誰かと組んで実力の出る構成って感じか」
アイク 高機動高防御 重量逆関節「ラグネル」
武装:ガトリングガン、ライフル、バトルライフル×2、科学ミサイル
重量逆関節の火力特化、機動力も標準以上
光学には弱いがそれ以外には高い耐久力を持つ
マルス「重量逆関節は初期バージョンで圧倒的に多かった構成だね」
リーフ「光学(魔法)以外には圧倒的に強い辺りアイク兄さんっぽいな……」
エリウッド 機動特化 軽量二脚「デュランダル」
武装:レーザーライフル×2、ライフル、バトルライフル
軽量二脚に最強・最重量のレーザーライフル「カラサワ」を搭載
重量過多だが重い武器を序盤で撃ち尽くして捨て、アドバンテージを取る機体
ロイ「これは新手の自虐ネタなのかな……」
マルス「カラサワ=デブ剣ってことか」
ヘクトル 防御特化 タンク「アルマーズ」
武装:オートキャノン×2、パルスキャノン、バトルライフル、近接信管ミサイル
脚を止めての撃ち合いに強い大火力のタンク機体
起伏のある地形が苦手なのが難点
エフラム「何もゲームでもピザを徹底しなくてもいいだろう」
ヘクトル「うるせー! 小器用に立ち回るよりこういうのが俺向きなんだよ!」
エフラム 高機動高防御 重量二脚「ジークムント」
武装:パルスマシンガン、バトルライフル、ライフル×2、垂直発射ミサイル
突出した点はないが、高いバランスの重量二脚
堅実に相手を圧倒する
ヘクトル「お前だって重量級使ってるじゃねーか!」
エフラム「何とでも言え。これが俺なりの最善構成だ」
エイリーク 機動特化 軽量逆関節「ジークリンデ」
武装:ショットガン×2、ヒートロケット
ショットガンやロケットなど近距離での火力に優れる軽量型
近距離での機動戦闘で真価を発揮する
シグルド「近距離で相手を撹乱する構成か」
エフラム「耐久力と持久力のなさが弱点だな……」
リン 機動特化 軽量逆関節「ソール・カティ」
武装:ショットガン、ハンドガン、レーザーブレード、ヒートロケット
硬直の長い武器で相手を固め、高火力の武器を叩きこむ
距離を取られると辛いが、爆発力が高い
マルス「猪突猛進なリン姉さんその物じゃないか」
リン(#^ω^)ビキビキ
マルス 高機動 中量二脚「ファルシオン」
武装:ライフル×2、バトルライフル×2、サブコンピューター
意外と正統派な中距離型
実弾で固めている為エネルギー管理に優れる上、サブコンピューターで支援も可能
マルス「意外とは失礼だなあ。元祖主人公だよ?」
ロイ「それだけこのスレでの印象が強いんでしょ」
アルム 高機動高防御 重量逆関節「ファルシオンU」
武装:スナイパーライフル×2、レーザーライフル、バトルライフル、ミサイル
遠近両用の隙のない機体
あらゆる相手に対応できるが、決め手のなさが課題
マルス「器用貧乏とも言うよね」
リーフ「どっちかっていうと遠距離かな?」
セリカ 狙撃特化 四脚「ライナロック」
武装:ライフル、バトルライフル、スナイパーキャノン、近接信管ミサイル
砲撃型の四脚
前衛との連携で真価を発揮する
エリンシア「私のより砲撃が得意な感じですね」
アイク「アルムのと相性がいいように見えないのは気のせいか?」
セリス 防御特化 タンク「ティルフィングJr」
武装:パルスキャノン、パルスマシンガン、オートキャノン、バトルライフル、垂直発射ミサイル
ガチガチに防御を固めたタンク
迎撃に特化している
リーフ「願望がモロに出てるね……」
エフラム(何故重量二脚にしなかった……?)
リーフ 高機動高防御 重量二脚「マスターナイト」
武装:パルスマシンガン、バトルライフル、レーザーキャノン、ヒートパイル、化学ミサイル
高火力武器を満載した万能型
近距離から中距離で性能を発揮
マルス「いかにもマスターナイトな機体だなあ。見た目ほど強くない的な意味で」
リーフ (´・ω・`)
ロイ 高機動 中量二脚「シールドソード」
武装:ライフル、バトルライフル、グラインドブレード、化学ミサイル
オーバードウェポンの運用をメインにおいた博打性の高い機体
通常火力も決して低くはない
ヘクトル「お前見た目で決めただろ」
ロイ「見た目は大事だよ」
何となく妄想したので勢いで投下
>>10 コピペにマジレスするのも何だが、少なくとも新紋章ではルークは最強候補なんだな、これが
HP、力、速、守は安定して伸びるから間違ってもイマイチじゃなかったりする
ロイ「…あれ、僕なんてこんなマジレスしてるんだ…orz」
>>15-17 カラサワ=デブ剣にワロタwww
そしてセリスェ…
実際にACでFE主人公を意識した機体作ろうと思うとカラーリング、エンブレムも含めてなかなか面白いことになりそうだなぁ
20 :
恐怖の自販機:2012/04/29(日) 20:19:20.73 ID:LWls7CBk
葉っぱはいつものように自販機のつり銭口をチェックしてまわっていた。
誰かつり銭の取り忘れが無いか…落とした小銭が自販機の下に入ってないか…こうして調べるのは葉っぱの日課である。
リーフ「なんもないなーシケてるね…ちっ」
収穫の無い葉っぱは愚痴をぼやきながら次の自販機のつり銭口に手を入れつつお釣りレバーを押してみる。
自販機「セコイ真似してないで何か買っていけよこの乞食野郎」
リーフ「ぎゃあ自販機がしゃべった!?」
自販機「毎日毎日同じようなセコイことされてたらしゃべりたくもなるわ。おら手ロック」
リーフ「ギャアアアアアアつり銭口が僕の手に噛み付いてっ痛いっ放せっ放してええ!」
自販機「放してほしかったらSドリンク買っていけや。一本五千Gな」
リーフ「高すぎるよ!トラキア地区のインフレ率は異常だよ!鉄の武器すら二千G越えとかどうかしてるよ!」
自販機「物価高騰…Gの価値の下落…世知辛い世の中だなぁ…最近はめっきり買い物してく奴も減っちゃって」
リーフ「だが!無い袖は触れない!何を隠そう僕の財布には3Gしか入ってないよ」
自販機「ちっ…クズが!金持ってない奴はさっさと野垂れ死ねよ」
リーフ「無機物風情に言われる筋合いなの?」
自販機「しゃあねえな…んじゃお前に売り物になってもらうわ」
リーフ「ぎゃああああああ吸い込まれるっ商品取り出し口にすいこまれぁぁぁぁぁ………コノヒトデナシー」
アルテナ「…あら、自販機に新商品が…って…なにこれ?葉っぱ5G?」
リーフ(助けて…助けてアルテナさーん!)
自販機(無駄だぞ。外にはお前の声聞こえないし」
リーフ(け…けど考えようによっては…アルテナさんが買ってくれたら僕はアルテナさんの所有物にハァハァ)
アルテナ「なんか気持ち悪いし無駄な買い物はすべきじゃないわねスタスタ」
リーフ(いかないでっいかないでー!)
ミランダ「…何これ?葉っぱ?」
リーフ(助けてー)
ミランダ「よくわからないけど5Gばっかだし…えいっチャリーン」
リーフ「助かったああー!」
ミランダ「きゃあっ!?なんで取り出し口から出てくるのよ!?」
リーフ「いや、それにはよくわからない事情が…」
自販機「ピコーンピコーン…777!大当たりっ好きな商品のボタンを押してね♪」
ミランダ「……………てい」
自販機「アリガトウゴザイマシタ」
リーフU「やあこんにちは。僕はリーフ」
リーフ「ぎゃあああああ僕がもう一人出てきたあああああ!?」
自販機「何言ってんだ。当たりつきの自販機なんてどこにでもあるやろ」
リーフ「そういう問題なの!?これでいいの?」
自販機「ごちゃごちゃうっせえなあ…これで葉っぱは品切れ。次回入荷をお待ちください」
リーフ「しないから!?入荷なんてしないから!」
ミランダ「ねーお金出したんだしあんたらは私の物ってことよね?」
リーフ「冗談じゃない!?アルテナさんならともかく君の下僕になってもハァハァできないよ!?」
リーフU「ボクハミランダサマノチュウジツナシモベデスミランダサマヲグロウスルモノシスベシ」 つ ボルガノン
リーフ「コノヒトデナシー」
ティニー「グダグダになってきたのでそろそろ落ちをつけましょう」
ミランダ「どっからわいてきたのよ…」
ティニー「ハァハァ…リーフ様×リーフ様のスーパーナルシーBL本が書けます。リーフ様ちょっともう一人にキスしてください」
リーフ「やだよ!?痛いよ鏡の自分にキスするナルシストみたいに痛いよ!」
リーフU「ミランダ様がお望みなら僕はOKです」
ミランダ「………ごくり」
リーフ「ちょっと!?迷わないでよ!?」
ネルガル「…オートマチックモルフ作成自販機は好評のようじゃのう。ほっほっほ。駅前の似顔絵かきの気分で気軽に自分そっくりのモルフが作れる優れものじゃ。購入者への忠誠心もばっちりじゃ」
リムステラ「突っ込みませんよネルガル様」
酷 い 有 様 で す
アルム「ミランダさん、リーフ兄さんを増やしたいんだったらもっとお手軽な方法があるよ」
ミランダ「えっ、どうするの?」
アルム「地面に植えてこの肥料を撒いておけば大体三日ぐらいでふえるよ! ふえるよ!」
ミランダ「葉っぱだけに!?」
ミルラ「……」
エフラム「……おいミルラ、なんで今日はそうピッタリ俺にくっついてるんだ?」
ミルラ「はい。シグルドおじさまにいいことを聞きましたので」
エフラム「いいこと? なんだ、支援関係でも」
ミルラ「こうしていると子供が出来ると」
エフラム「どうやらシグルド兄さんとは子供の教育について一度じっくり話し合う必要があるようだな……!」
シグルド「いや、わたしのときはそれが常識だったんだよ!」
リーフ「エフラム兄さんは小さい子が好きなんだよね」
マルス「そうだね、すごい今更だね」
リーフ「でもルーテさんのことは特に気になってはないよね」
ロイ「彼氏いるしね。…って何の話!?」
リーフ「ルーテさんの体格は作中最低の3なんだよ」
マルス「…ということは?」
リーフ「エフラム兄さんのストライクゾーンは体格1〜2である可能性が微粒子レベルで存在するんだよ!!!」
マルス&ロイ「「…ナ、ナンダッテー(棒)」」
ヒント:ミルラの体格
サラ「私も体格3なんだけど…減量するべきなのかしら」
あなたはプレイ次第でムキムキになるじゃないっすか
「ひょっとしたら胸のサイズのことなのかもしれない。、きっとエイリークさんより貧乳なんだよ」
って言うように、なんかとても騙されやすそうな髪の長い女性に脅されました。
>>26 エフラム「減量なんてする必要はないだろ、それ以上細くなったら骨と皮だけになるぞ」
サラ「でも、兄様は小さくて細くて胸の薄い子が好みなんじゃないの?」
エフラム「ずいぶんと歪んだ情報な気がするが……子供はよく食べて成長するのが仕事だ。必要も無いのに体重を絞るようなことは止せ」
サラ「……そう、分かったわ」
エフラム「ああ、健康が一番だ」
サラ「兄様の好みから外れないように、巨乳にならないよう気をつけて成長することにする」
エフラム「まあ……分かってくれたならいいが……別の説明が必要だな……」
だが待って欲しい、成長著しい少女は将来巨乳になっても不思議ではないのではないだろうか
サラ「だから巨乳になったら兄様の好みから外れちゃうじゃないの。あ、でも幼女かどうかが問題なのであって
ロリ巨乳なのはむしろ有りなのかしら。そこはどうなの?」
エフラム「……どうも何も俺は胸の大きさで女性を判断したりはしないぞ」
サラ「そう、それなら私が成長したときに胸が大きくなっても安心ね。よかった」
エフラム「……どういう意味での安心なのか気になるところだな」
サラとかミルラといった成長率抜群の少女はいつ胸が大きくなっても不思議ではない、もうカンストしてる人は諦めて下さい
エフラム「あきらめるなエイリーク、まだ可能性はあるはずだ」
エイリーク「でももう皆さんが仰るとおりでわたしの胸は」
エフラム「そんなことはない。何かあるはずだ。てなわけでまかせたぞリオン」
リオン「えぇ〜、もうありとあらゆることはやったんだけど…。まぁやってみるよ」
リオン「え〜とね結論から言わせてもらうと」
エイリーク「ごくり」
リオン「生涯胸が大きくなることはない確率137.57%。小さくなる確率0.043%」
エフラム「つまり?」
リオン「もしかしたら小さくなることもあるかも」
エイリーク「そ…んな……、もともとない胸がさらに小さく…」
エフラム「おい、いくらオレの親友でもデタラメをいうと承知せんぞ」
リオン「デタラメじゃないよ。何度も計算して実験して出した結果だもの」
エフラム「くっ、良かれと思ってやったことが裏目に出たな。すまないエイリーク」
エイリーク「そもそも兄上が言い出さなければ絶望を受けなくてすんだのに。夢を見ていられたのに」
エフラム「その…なんというか、本当にすまない」
サラ「貧乳はステータスだと誰かが言っていたわ。それに世の中には小さいほうがいいっていうマニアもいるしね」
エフラム「…何で俺を見ながら言うんだ」
ふと思うがエイリークの理想の胸の大きさってどれくらいなんだろう。
ターナやシグルーンクラスは無茶だとしてもさ。
エイリーク「そうですね・・・ その御二方レベルは諦めきれない所もありますがさすがにもう無理でしょう・・・
だから姉妹で例えるとエリンシア姉様、いえ、ミカヤ姉様・・・ いえいえセリカでも・・・!いえもうむしろシグルド兄さまでも!!」
>>37 これまた剣:はりせんが似合いそうなエリンシア様だな
>>37 覚醒はどんだけネタを供給するんだw
解禁日早く来てくれー!
>>37 か●めさん髪の毛を緑に染めてコスプレしてどうしたんすかwww
ロリンシアの存在、すなわち巨乳エイリークの可能性…ゴクリ
ムキムキのサラ「……コォォォォォ…ムキムキィ……」
エフラム「むっ、少し見ない間に随分逞しくなったな!サラ!今ならお前ともいい勝負ができそうだぞ!」
ムキムキのサラ「拳で存分に語りあうわよ!兄様!」
…いいんじゃね?人目をはばからず拳でいちゃつけるぜ。
>>37 エリンシア「この傭兵ボケ男っ!」(スパーン!)
アイク「エリンシア、なかなか痛いぞ」
マーシャ「あ、あの、わたしのラブレター読んでくれました!?」
アイク「あれなら天空してしまった」
マーシャ「て、天空……!」
エリンシア(あー、頭が痛いわ……)
>>45 しっこく「最強の着ぐるみポジションは我だな。わかるぞ」
何がシュールってこの顔のエリンシアのすぐ横にいつもの顔のアイクさんが
でもエリ姉来てくれて嬉しかったなぁ
よく歴代主人公集合!ってのにエリンシアが外れてる事が多かったから、やっぱり主人公なんだよね!って嬉しくなってしまった
ということで兄弟みんな来てそれでまたネタが作れたらいいよね。お金大変なことになるけど
>>45 フルメタル・パニックならぬ、フラグクラッシュ・パニックか
紋章町のアニメ界に新しいアニメが誕生したなw
>>49 マルス「というわけでフラグクラッシュ・パニックの各話放送リストを入手したよ!」
ロイ「さすが兄さん仕事が早い。どれどれ……」
新アニメ「フラグクラッシュ・パニック」 各話放送リスト
第1話 気になるあいつは神将(ヴァンガード)
第2話 壊してあげたい
第3話 オバンシア・パニック
第4話 フラグ・クラッシュ
第5話 砕かれし者(クラッシュド)
第6話 FLAG CLASH
第7話 ボーイ・クラッシュ・フラグ
第8話 パートタイム・クラッシュ
第9話 あぶないセーフフラグ
第10話 クラッシュ・クラッシュ・クラッシュ
第11話 ユンヌ覚醒
第12話 ワン・ナイト・クラッシュ
第13話 レテとリィレのR&R(ロックンロール)
第14話 クリミアは燃えているか?
第15話 故郷に散る旗・前編
第16話 故郷に散る旗・中編
第17話 故郷に散る旗・後編
第18話 深海クラッシュ
第19話 クラッシュ・ユンヌ・フラグ
第20話 サナキの火
第21話 ディープ・クラッシュ
第22話 クラッシュ・イン・ザ・フラグ
第23話 巨人のフラグクラッシュ
第24話 イントゥ・ザ・フラグクラッシュ
ロイ「放送の大半でクラッシュしてる気がするのは気のせいですか」
マルス「アイク兄さんだから仕方ない」
ミスト「これってエリンシアさんが一歩リードしたって解釈でいいのかな……?」
ワユ「どっちかと言うと一歩遅れさせられた印象が強いような……」
第10話 クラッシュ・クラッシュ・クラッシュ
ワロタwwww
他にもクリミア燃やしたり深海でクラッシュしたり巨人とかボーイクラッシュフラグとか壊してあげたいとかオバンシアとかもうずべてに突っ込みを入れたい
アイク「肉をよこせっ!!
ニクを要求するっ!
おとなしくNIKUを出せ!
さもなくば―――天空する!」
アイク「野郎ども! 俺たちの特技はなんだ!」
オスカー・ボーレ・ヨファ「殺せ! 殺せ! 殺せ!」
アイク「この戦争の目的はなんだ!」
オスカー・ボーレ・ヨファ「殺せ! 殺せ! 殺せ!」
アイク「お前達はクリミアを愛しているか! 傭兵団を愛しているか!」
オスカー・ボーレ・ヨファ「ガンホー! ガンホー! ガンホー!」
アイク「戦争はいつも空しい……三兄弟は身を持ってそのことを教えてくれた」
エリンシア「ってなんであなたがまとめてるんですかっ!?」(スパーン!)
>>52 イレース「……アイクさん……そんなにお肉が食べたいなら、焼肉でも行きませんか……?」
アイク「そうだな、じゃあ行くか」
ミスト「……あの二人の噂、知ってる?」
ワユ「噂……どんなん?」
ミスト「食べ放題の店に出入り禁止になってるとか。焼肉店に開店と同時に入って、出てきたら店の食材が全部なくなってたとか。
人のいない奥地まで行って野生の竜とかの凶暴な生物を狩ってるとか……」
ワユ「……うん、噂じゃなくてマジだね、絶対」
ユンヌ「1時間書き込みがなければ、私がアイク食べれる。紫カービィに負けてられない!」
マルス「おとなしくメダリオンの中で静かにしててください」
リリーナ「ヘクトル兄様のメタボ度アップを祝して阻止」
58 :
漢の料理:2012/05/04(金) 14:50:55.72 ID:HbqvBJJX
アイク「おい、メシを作るぞ。ちょっと手伝え」
ヘクトル「へっ?なんでぇやぶからぼうに」
エフラム「兄上、急にまたどういう風の吹き回しだ」
アイク「エリンシアが町内会の旅行。セリスもユリウスとのデートとやらでおらんのだ。他のみんなもそれぞれ用事とかいろいろで今日は俺たちしかおらん」
ヘクトル「ウチの二大料理番がいねぇのか…なら出前でもとるとか…」
エフラム「うむ、俺たちで作ってもロクなものができないと思うのだが」
アイク「大まかなところは俺に任せろ。それとお前らもメシの作り方くらい覚えとけ」
〜 台所 〜
ヘクトル「意外と…似合うな兄貴?捻り鉢巻がさまになってるぜ」
エフラム「寿司職人とかそういうオーラを感じるぞ」
アイク「そうか?」
エフラム「ヘクトル。貴様のエプロン姿は相撲部屋のちゃんこ番みたいだな」
ヘクトル「うるせぇ!大きなお世話だ!」
アイク「ちゃんこか。それもいいな。よし鍋にするか」
エフラム「兄上…意外と手馴れているな?」
ヘクトル「出汁取る姿が主夫みてぇだ」
アイク「修行先ではいつも自分でメシ作ってるからな。気合があればこれくらい誰でもできる。お前等具材を切ってくれ」
エフラム「うおお!」
ヘクトル「どりゃあ!」
エフラム「ピザよ。もう少し食べやすい形に切れんのか!」
ヘクトル「やかましい!こんなもんは大体でいいんだよ!そういうお前だって凸凹だろが!」
アイク「お前等。肉もいいが野菜も切れ。何でも食わないと強くなれんぞ。このほうれん草を切ってみろ」
ヘクトル「へっ楽勝だぜ。おら!…あれ、うまく切れねぇ?」
エフラム「ピザよ…お前の斧はほうれん草一つ切れんのか。なまくらなのかお前の腕がヘボイのか…」
ヘクトル「ならお前がやってみやがれ!洗ったばっかで湿っててうまく切れねぇんだよ!」
エフラム「ふん、造作もない…せいっ!…む…切れない?」
アイク「力任せでは岩は切れても纏いつく羽は切れんと親父も言っていた。ちょっと見ていろ……」シャラン…
エフラム「……こ、この切り口…鮮やかな……」
ヘクトル「兄貴…意外と器用なんだな?」
アイク「よし、では米は炊いてあるな?ちゃんこおかずに米を食うぞ」
ヘクトル「おう待ってました!」
エフラム「ほとんど役に立ってないくせに食うことだけは一人前か」
ヘクトル「お前だって役に立ってなかったろうが!」
エフラム「馬鹿め。俺はデザートを用意していたのだ。みろプリンができたぞ」
アイク「お前菓子など作れたのか?」
ヘクトル「似合わねぇ…お前が菓子作りする面か」
エフラム「フン、大きなお世話だ…ハロウィン用にサラやミルラ達に作ってやった時に覚えた」
ヘクトル「ロリコン。お菓子あげるからお兄ちゃんについてきてーとかやってそうだな…」
エフラム「貴様!またそのような根も葉も無い世迷言を!」
アイク「おいお前等。喧嘩してないで皿を出せ」
エフラム「すまん、今やる」
ヘクトル「しっかし大の男が三人そろってエプロン姿で家事してる姿はむさくるしいっつうかなんつうか…体育会系の合宿みてーだな」
ヘクトル「そんじゃいっただきまーすっうめぇうめぇ!ガツガツガツガツガツ!」
エフラム「また下っ腹が弛んでも知らんぞモグモグモグモグモグ!」
アイク「心配いらん。食ったぶんだけ鍛えればいいのだむしゃむしゃむしゃむしゃむしゃ」
…ちゃんこ鍋食ってたらなんとなく浮かんだ。
ユンヌ「アイクは荒々しい男と見せかけて、一番凄いのは力じゃなくて技だからね。アイクはテクニシャン(能力的な意味で)」
ワユ「大将の技は凄いよね、私もよく一方的にやられちゃう(手合わせ的な意味で)」
イレース「気を抜くとすぐに天国行きですよね…(手合わせ的な意味で)」
ミスト「…言い方がえろい」
言い方がどれだけエロくてもアイクが主語につくとエロく無くなる不思議
馬「……(プイッ)」
リーフ「ありゃー……やっぱ駄目だ、僕の馬、市販の飼い葉には見向きもしないよ」
セリス「僕の馬も……」
エフラム「俺のもだ」
エリンシア「わたしの天馬まで……」
シグルド「うーむ……アルムの育てた野菜や飼い葉を食べさせる、というのは
自給自足でいいアイディアに思えたのだが、まさかこんな弊害があるとは……」
アルム「うん……なんかごめんね、みんな」
リーフ「いや、アルムが悪いわけじゃないよ」
エイリーク「ミラ神の加護を受けた野菜が美味しすぎて馬が贅沢になるなんて……いい教訓ではありますね」
エフラム「普通はあり得ないことだと思うがな」
アルム「まあ僕らの馬に食べさせる分の作物ぐらいはちゃんと確保できるから、心配はいらないけどね」
リーフ「しかし『僕より僕の馬の方がいい物食べてる』なんて全く洒落にならない話だよ(むしゃむしゃ)」
エフラム「馬用の人参を生で食べるお前もどうかと思うがな」
シグルド「まあ何にせよ余所様に迷惑がかかる問題ではなさそうなのが幸いだな」
エイリーク「そうですね。一応、同じ症状の馬が増えないように、
アルムの野菜を余所の馬が食べないように気を付ける必要はあるでしょうが……」
アルム(……なんだろう。何か、大事なことを忘れているような……?)
〜グレイル工務店〜
イレース「……ふう……」
アイク「……どうしたイレース、ため息なんか吐いて」
イレース「いえ……なんだか最近、食欲がなくて」
ミスト「えっ、イレースさんが!?」
ワユ「食欲を……!?」
ざわ ざわ
ティアマト「何か心配ごとでもあるの?」
イレース「いえ、そういったわけでは……ただ、最近何を見ても美味しそうに見えなくて……」
アイク「ふむ……それはいかんな。俺たちの仕事は体が資本だぞ」
イレース「はい……あら?」
アイク「? なんだ?」
イレース「……アイクさんの鞄からとてもいい匂いがします……」
アイク「ああ……俺の弁当か? 今日は野菜中心だと言われてガッカリしていたところなんだが」
ミスト「もう、駄目だよ好き嫌いしちゃ……」
イレース「野菜……(じーっ)」
アイク「……食べるか? 少しなら分けてもいい」
イレース「ありがとうございます……いただきます(ぺろり)」
ワユ「って、一口で完食!?」
ミスト「食欲ないんじゃなかったの!?」
イレース「……ごちそうさまでした。とても美味しかったです……」
アイク「……俺の弁当が……」
ミスト「ま、まあまあ!」
ワユ「わたしたちのお昼分けてあげるから、ね!?」
イレース「……」
ティアマト(……食欲がない、というのが嘘だとは思えなかったのだけれど……どういうことなのかしら?)
イレース(……これから毎日畑に盗み食いに行きましょう)
>>58 以前あった、アイクは漢の料理とかなら得意そう、って話題を思い出した。
>>61 >イレース(……これから毎日畑に盗み食いに行きましょう)
スキル「影」対決勃発だな、胸熱。
>>59 ユンヌ「ということは相手の服だけを斬るようなはれんちな剣技も」
ワユ 「大将なら余裕だよ」
ユンヌ「くやしいっ!実体がミカヤの身体を借りるのと鳥でさえなければっ!」
ワユ 「できるってだけでされたことはないんだけどね」
アイクが持つ要素自体はエロの塊。しかしアイクの意図にエロは皆無
そこで新作の支援システム
支援が進めば問答無用で結婚、結婚です!
おやセネリオさん、一体どちらへ
聖戦とアドバンス板を合わせたようなシステムだからな
同じ世代で独身同士なら基本誰と誰でも結婚できる
結婚だけして子は設けないって方法もある…けど嫁たちは黙ってないだろうな
あれ?新作の話題オーケーなの?
すまん、口が滑った
自重するよ、申し訳ないです
解禁日ゆっくり待つよ
>>54 いつからアイクとイレースはモンスターハンターのハンターに
なったんすか?w
アイク「よし、今日の狩りもうまくいったな」
イレース「よかったです…」
アイク「じゃあ早速肉を焼くか………よし、出来たぞ」
イレース「上手に焼けました…!」
アイク「…ど、どうした?」
イレース「いえ…何と言うか…言わなければいけない気がしたので…」
イレース(竜より私をハントしてくださいとか、おいしく食べられる準備はできてますって言った方がいいのかな……)
アイク「おい、何やってるんだ?せっかく追い詰めた竜が逃げるぞ」
イレース「は、はい……」
狩りという名目で奥地に二人……他に人の気配はない……この二つの符号が意味するものは一つ……!
しかしこの二人を野放しにしておくと竜が狩り尽くされかねん
そろそろルナティック’メディウスさんがマジギレするな
チキ、ファ、ミルラが涙目でこっちをみている!
…どうしますか?
その人たちエフラムと違ってロリコンじゃないんで効力薄いと思いますよw
まぁ謝りはするだろうけどな。
〜家族が遭難したときの反応〜
エリウッド編
ロイ「大変だ、エリウッド兄さんが遭難したって!」
ヘクトル「なに!? そりゃ大変だ!」
シグルド「すぐに救助しなければ!」
リーフ・アルム編
ロイ「大変だ! リーフ兄さんとアルム兄さんが遭難したって!」
ヘクトル「そうか。じゃあ六カ月ぐらい経ったら遊びに行くか」
シグルド「その頃にはきっと農場ぐらいなら出来ているだろうからな」
ロイ「いやおかしいよねその反応!?」
>>71 この2名がモンスターハンターのハンターなら
ハンターズギルドから懲戒処分食らうだろうなw
アイクとイレースは肉が美味いということなら暗黒竜も余裕で狩猟しそうで困る
エフラム「くっ、例え兄上であろうと負けるわけにはいかない!」
アイク「どけエフラム。お前におれは倒せん。早くお前の後ろにいる食料をよこせ(フーフー」
イレース「ムフフ、神竜のユッケは絶品なんです。ああ、早く食べたい(じゅるりハァハァ」
チキファミルラ「うわーん、エフラムお兄ちゃーん!助けてぇ」
ライ「お前ら一体どうしちまったんだよ!?頼む、正気に戻ってくれ!」
セネリオ「無駄です。アイクとイレースは食べ物を取る為の間だけは無敵になることができるかわりに
自身にバーサク付加という喰鬼(グール)という特殊固有スキルを持っています」
エフラム「今がその無敵状態だということか」
ライ「アイクとイレースは完全無欠の無敵状態になったのか。勝ち目なくないか?」
セネリオ「大丈夫です。ちゃんと策はあります。エイミ」
エイミ「は〜い。セネリオお兄ちゃんこれでいい?」
セネリオ「十分です。あ、アルムようやく来ましたか」
アルム「お待たせ、野菜持てるだけ持ってきたよ。あぁ、兄さんどんどん人外になってくね」
セネリオ「ありがとうございます。これで策は整いました」
エフラム「おい、エイミとアルムに何させる気だ。やるならおれが」
セネリオ「あなたは何もしなくて結構です。エイミ、バスケットはそこに。アルム、野菜はバスケット
より手前側に置いてください。それでは皆さん全速力で逃げてください」
ライ「なるほどな、絶品にかわるものとしたら絶品しかないってことか」
アルム「僕の野菜ってそこまで美味しくなってるんだね。余裕ができたら市場に出荷しよっかな」
エイミ「お母さんの焼き菓子は紋章町一おいしいんだよ。猛獣を繋ぎ止めるくらいわけないよ」
エフラム「(カリル殿はエイミにどんな教育を…)まあ何はともあれ危機は去った。4人少女はおれが送ろう」
ライ「おれ達3人も固まって帰ろう。あいつらの腹ン中で無縁仏になるのはゴメンだ」
>>77 ……こうして兄弟家と竜王家の長きに渡る戦いが始まった
紋章町は未だかつてない未曾有の危機に直面することに……
後に『腹ペコ人竜戦役』と呼ばれる戦いである
これでアイクとイレースにヤンペコ属性が付与されたわけかー
いやもともとかー
ヨファ「なんかこれだけ息があってると、イレースさんがお嫁さんってこといいんじゃないかな……」
セネリオ「くっついてくれるなら、別に誰でもいいんですけどね。基本的には。」
>>78 アルムの野菜は既に市場に出荷したらいろいろ問題置きそうなレベルに達してる気がするw
>>81 エリウッド「…やめてくれよ…食費が…それにあの二人の子なんてできたらそれこそ紋章町全体に食糧危機が起きるよ…その辺セネリオさんとライさんはわかってるのかな…」
一周して普通、あるいは少食な子が生まれるかもしれん
子供がどうなるかは作れば分かる(至言)
ミカヤ「折角だから覚醒DLCの服を普段着にすることにしたわ」
エリンシア「歳を考えて下さいっ!」(スパーン!)
シグルド「『どんなときでも駆けつけます』というメッセージを込めて、ディアドラにレスキューの杖をプレゼントしたよ」
エリンシア「回りくどすぎますからっ!」(スパーン!)
アイク「俺とイレースの子供? 無理だ、コウノトリ見た瞬間食うから」
エリンシア「いろいろと無理ありますからっ!」(スパーン!)
エリウッド「うう、胃が痛い……今日は胃薬二瓶ぐらい飲んでおこうかな」
エリンシア「単位がおかしいでしょっ!」(スパーン!)
ヘクトル「やべえ、三カ月前に買ったジーンズが入らねえぜ……まあいいか」
エリンシア「良くないでしょっ!」(スパーン!)
エフラム「俺はロリコンじゃない」
エリンシア「説得力がないっ!」(スパーン!)
エイリーク「わたしはナイチチじゃないです」
エリンシア「現実を見なさいっ!」(スパーン!)
リン「わたしって兄弟一若々しいわよね」
エリンシア「その主張が年寄りくさいっ!」(スパーン!)
マルス「僕ほどの善人はいないと思うね」
エリンシア「善人がそんなこと言いますかっ!」(スパーン!)
セリス「どうして女の子に間違われるのかなあ」
エリンシア「鏡を見なさいっ!」(スパーン!)
リーフ「どうしたらおねいさんを物にできるだろう」
エリンシア「いい加減諦めなさいっ!」(スパーン!)
アルム「セリカと結婚したい!」
エリンシア「自重しなさいっ!」(スパーン!)
セリカ「アルムと結婚する!」
エリンシア「悪化してるっ!」(スパーン!)
ロイ「僕の日常は至って平凡だよね」
エリンシア「鈍すぎますっ!」(スパーン!)
ロイ「最近エリンシア姉さんの突っ込みが激しすぎるんだけど……」
エリンシア「ごめんね、なんだかハリセンを見ると体が疼いちゃって……」
マルス「どんな病気ですかそれは」
>>73 >チキ、ファ、ミルラが涙目でこっちをみている!
「……どうして俺の前に立った。」
ガタッ
ユンヌ「アイクが幼女に目覚めたと聞いry」
>>77 メディウス「馬鹿め!神竜ナーガの牙から作られたファルシオンが無ければ我は倒せぬ!(実は無くても倒せるけど)」
アイク「そうか……ならばその神竜ナーガを狩って牙を手に入れればいいんだな」
メディウス「ナーガ逃げてマジ逃げて」
>>85 このネタ、後からジワジワきたw
GJ!
>>86 マルス「ハイハイワロスワロス」つメダリオン
89 :
労働環境は大事:2012/05/06(日) 13:34:03.40 ID:L1yKqxBr
俺は玄関の扉を開けて部屋に入ると着替える元気も無く万年床と化している布団に倒れこんだ。
イリオス「ちっくしょう…だりぃ……」
枕にあご突っ込みながら見上げた先にはまだ箱に入ったままの3DSとファイアーエムブレム覚醒…
おっと先に言っておくぜ。ネタバレ禁止期間なのはよーくわかってる。このネタはネタバレしてねぇから安心してくれ。
つーかネタバレのしようがねぇ。だって俺まだ未プレイだもん。
ん、なんで買ったのにプレイしねぇのかって?
OK、もっともな疑問だが同時に簡単な疑問でもあるぜ。
ブラック企業で早朝から夜遅くまで働いてる俺みたいな人間は家に帰ってきても疲れて寝るしかねぇ…
ここ二週間は休み無しだぜ。ゴールデンウィークって何それおいしいの状態。
ゲームやる気力も時間もねぇんだよー
覚醒攻略できるのはいつの日になるんだろうな…
こーゆー生活してると心も荒んじまうぜ。
何度クソ社長ぶん殴って辞表出そうと思ったことか。
くっそ…俺が貴族で金持ちだったらこんな思いしねぇですむのに……
あぁ…もう意識がボヤけてきやがった…五時間もしたら起きてまた仕事いかねぇとな……Zzzzzz…
その頃シュターゼ家の屋敷では…
オルエン「イリオスと…すれちがい通信で遊びたいなぁ…むぅ」
フレッド(まったく平民め…お嬢様がやつに会いに顔を出されるというだけでも忌々しいというのにその上留守ばかりとは…お嬢様にご足労おかけしおって)
終わり
そのうちアイクがウホッいい食料と言って目の前の石とかをバリバリいっちゃいそうな気がする
アイク「マグマは最高の飲料水だ。噴き上がる直前のが一番美味いんだ」
リーフ「隕石は燃え尽きるちょっと前のやつをそのまま踊り食いするんだ」
アイク「さすがリーフ、わかってるな。しかも通の食い方じゃないか」
リーフ「まあね。今度秘境の食材探しにでも行こうよ。皆をびっくりさせてあげよう」
エリウッド「最近食費がかなり浮いたと思ったらそんなことしてたなんて…」
ルーテ「これは素晴らしい。アイクさんの細胞を他人に移植すれば夢の超生物が誕生しますよ!」
リーフ「そんなことできんの?」
ルーテ「大丈夫です。わたし優秀ですから……えいっ」(ぷすっ)
リーフ「いたっ……ちょっ、なにこの注射器!?」
ルーテ「ですから細胞を移植する実験をするのです、葉っぱさんで」
リーフ「細胞の移植って注射器でやるもんだっけ……」
ルーテ「まあまあ。葉っぱさんの耐久力とアイクさんの戦闘能力を合わせればマジすっげー戦闘生物爆誕ですよ」
リーフ「え、なにそれスゲー。そうなればおねいさんにもモテモテ?」
ルーテ「全世界に種撒いて自分の子供同士が闘うのを楽しむ程度のことはできるんじゃないですかね」
リーフ「そりゃ凄い。楽しみだなあ、あ、あ、ああべしっ!」(パァン!)
ロイ「うわぁ、リーフ兄さんが破裂しちゃった!」
アルム「この人でなしーっ!」
ルーテ「ふむ……なるほど、アイクさんの細胞を移植したところで常人のキャパシティでは耐えられませんか……
葉っぱさんでも無理となると、他の人でも成功は絶望的ですね。いやしかし……」
ロイ「考察の前にリーフ兄さんを何とかしてよ!」
ルーテ「はいはいオームオーム」
リーフ「ふぅ、死ぬかと思ったぜ」
ロイ「死んでたけどね」
ロイ「アイク兄さんの身体って本当にどうなってるの。」
ミカヤ「昔から変な体質ではあったんだけどね。脂肪が全く付かない代わりに筋肉も付きにくくてね。
高校の頃とかあんだけ鍛えてるのになんで細マッチョレベルで留まってるんだろうと思ってたわ。
まあムキムキになった今だって鍛え方はさらに半端ないことになってるからもっとゴツくてもおかしくないのにね」
ロイ「言われてみれば確かに…」
ミカヤ「筋肉にならなかった分の鍛えたものが細胞レベルで凄いことになってるのかしら」
ロイ「耐熱、耐寒、酸化、外傷その他もろもろの全てに強そうだよね。1000年先とかも余裕で生きてそうだよね」
ミカヤ「私と同じように?!どうしよう…お姉ちゃんがこんな体質なばかりに…」
ロイ「いや、それとは全然違うベクトルだと思う」
ロイ「大体それ言ったらリーフ兄さんの耐久力からしてあり得ないレベルなんだしさ」
エイリーク「ではわたしの胸板も……!?」
ロイ「うんそれ全然違うから」
ロイ「むしろエイリーク姉さんのは胸が膨らむのに体が耐えられなかったんじゃないかな」
リーフ「なるほど、よっぽど繊細な体つきなんだね。膨らむ負荷に耐えれないとかwww」
アルム「でもそれが正しいとなると太ることもないよね」
マルス「う〜んスレンダーな体型で我慢するかかなぐり捨てておっぱいを目指すか。ねえどう思うエフラム兄さん?」
エフラム「知るか。本人に聞け」
リン「ばっちり聞こえる声でセクハラ紛いの発言してくれちゃって、全くウチの男どもは……」
セリカ「エフラム兄さんの『本人に聞け』って言うのもちょっとギリギリよね」
セリス「元気出して、エイリーク姉さん」
エイリーク「……そもそもわたしがこの体型を気にし始めたのはエフラム兄上の発言がきっかけなのですが……」
ミカヤ「えっ、どういうこと?」
エイリーク「中学時代、授業をサボろうとした兄上を咎めたら
『じゃあお前が俺に変装して代返しておいてくれ。
その色気のない体つきならきっとばれないと思うぞ』と」
セリカ「ひどい!」
リン「冗談にしてもちょっと度が過ぎてるわね……」
エリンシア「事と次第によっては慈悲アミーテ乱舞コースかしら……」
ロイ「……あれ? 何か姉さんたちからエフラム兄さんに向けられる視線が氷のように……?」
エフラム「なに!? クッ、またマルスの仕業か……!」
マルス「濡れ衣ですよ! そんな人をゴルゴムみたいに……」
ヘクトル「けっ、ごく自然にセクハラしたんだろ。デリカシーのない奴だぜ」
アイク「全くだな」
エリンシア「あなたたちが言える台詞ですかっ!」(スパーン!)
※ちなみにエフラム、原作でも同じこと言ってます。>その色気のない体つきなら〜
Q黄金週間は何をされてました?
ロイ「リリーナにミュージカルに誘われて、シャニーと空中散歩して、スーの遠乗りに付き合って、ソフィーヤと図書館でまったりして、ララムに踊り見せて貰って、ギネヴィア先生に勉強教えて貰った」
そうですか、爆発して下さい。
他は任せた。
アイク「黄金週間も関係ない工務店勤務の合間に修行だな。
ミスト・ワユ・イレース・レテ・サナキたちも何故かつきあってくれたから
思いの実のある修行になったぞ」
そうですか、平常運転ですね。
次の方どぞー。
ミカヤ「もうこの歳になると遊びにいくのも億劫でねえ。家でゴロゴロしたりニイメちゃんやハンナちゃんとお茶飲んだりしてたわ」
シグルド「社会人にね…ゴールデンウィークなんてないんだよ?…ええ休日出勤ですとも」
エリンシア「リリーナちゃんとKINNIKUウォッチングしてまわってましたわ」
アイク「修行のためちょっとM78星雲に行っていた。宇宙遊泳とは体力を使うな」
エリウッド「ちょっと空気のよいところへ療養を兼ねて行っていたよ」
ヘクトル「ビラクから逃げ回ってたな」
エフラム「サラやミルラ達を子ども会の旅行に引率していた」
エイリーク「ラーチェルやターナと生徒会の合宿に行ってました」
リン「草原でキャンプしてたわ」
マルス「ははははは、僕の事はどうだっていいじゃないか。首をつっこまないほうが身のためさ」
アルム「墾田永年私財法に基づき新田の開拓をしていたよ」
セリカ「邪教撲滅の聖戦しようとして止められたわ。納得いかない」
セリス「竜王家の舞踏会にさそわれたよ。ユリウスとねーダンスしたよー」
リーフ「食費を抑える研究のために光合成できないか実験してたよ。一日太陽を浴びて半食分のエネルギーしかなかった。もっと研究が必要だね」
墾田永年私財法>これリーフものすごい広さの田んぼ持ってるんじゃねぇの・・・
アイク兄さんはそのうち宇宙服無しで銀河系を脱出するかもしれないな それどころか宇宙の端っこまで光の速さを超えて行く、なんていうのもありえなくは無くて怖い
そしてリーフは何してるwwwいやすごいけどさww
とりあえずミカヤ姉さん以外はそれぞれアウトドアとかしてるのな
>>97ー99
ワロタw
便乗させてもらいます
セティ「ゴールデン……ウィーク?」
クレイン「何それおいしいの?」
レイヴァン「砂漠にブーツを探しに行ったんだが、なかなか見つからん。情報求む」
>>97 セシリア先生「ちょ、ギネヴィア先生!?その役は私のはずです!」
>>96 むしろエフラムが色気のある体つきがどんなものか把握してる方が意外、ストライクゾーン的に考えて
サラ「……兄様的に色気のある体つきってどういうのなのかしら。どういうのが好みなのか今後の参考にするから教えて」
エフラム「ど、どうというか……単なる一般論だろ。何で別に俺の好みがどうこうという話になるんだ」
サラ「なるほど……一般的な色気のある体つきというのは理解できるけど、必ずしも自分の好みと言うわけではないと。流石兄様、違いの分かる男……」
エフラム「……いや……まあ……それでいいよ」
マルス「……いや、ちょっと待って?」
ロイ「どうしたの、兄さん」
マルス「エフラム兄さんの性癖的に考えてさ……『色気のない体つき』って
『背が高すぎる』って意味だったんじゃないのかな?」
アルム「……つまり?」
マルス「要するに『エイリークは大きくなっちゃったから色気を感じない。
やっぱりちっちゃい幼女のむせかえるような色気サイコー!』ってことなんじゃないかと」
ミカヤ「エフラム……」
エリンシア「まさか……」
エフラム「ちょ、おい引くな! そういう意味だったとしたら『俺の代わりに代返』の下りが意味不明になるだろうが!」
セリカ「じゃあやっぱり中学生の妹に対して胸がどうたらとか言ってたのね」
リン「最低だわエフラム兄さん。いやらしい……!」
エフラム「ッ……! 四面楚歌、か……!」
マルス「燃えるシチュエーションですね!」
エフラム「燃えるか!」
サラ「大丈夫、四方を囲まれても私がレスキューしてあげるし、傷を負っても治してあげる」
エフラム「なんだ、今日はずいぶん親切じゃないか」
サラ「兄様が色気がどうとか言ってたけど、やっぱり幼女が好きだったので安心したから気分が良いの」
エフラム「……そんな趣旨の発言はしていないはずだが。しかし、あんまり親切だと後で何か要求されそうで怖いな……。
何かして欲しいことがあったりするのか?」
サラ「愛の告白なら年中無休で受付中」
エフラム「……悪いが臨時休業中だ」
サラ「……ケチ。じゃあこれだけ答えてくれればいいわ。最近YESってプリントされた枕買ったんだけど、これについて何か……」
エフラム「全力でノーコメントだ、あとそれは没収な」
サラ「えー、何で? あ、もしかして私が遊びに行ったときに自分で使……」
エフラム「使わん」
リーフ「サラはいつも四方を囲う側じゃ…」
サラ「リーフと兄さまを同じに扱うわけないじゃない」
>>106 レスキューで自室に救出した後にYES枕とかなんて隙のないコンボなんだ…
サラ「ところで、助けたときの報酬の話なんだけど」
エフラム「なんだ、何か要求するのか?」
サラ「まあ、杖もタダじゃないし」
エフラム「まあいいが…あまり高いのは駄目だぞ」
サラ「じゃあ指輪」
エフラム「…高いのは駄目って言っただろ」
サラ「高いのじゃなくていいから、最初の一回だけでいいし」
エフラム「…別のはないのか?」
サラ「…じゃあ、ハグしながら頭撫でてくれればいい。これは毎回」
エフラム「…ずいぶんお手頃価格になったな。そんなのでいいのか?かえって悪いような気がするんだが」
サラ「じゃあ指輪のほう?」
エフラム「…どういう二択なんだ」
>>107 >サラ「リーフと兄さまを同じに扱うわけないじゃない」
なんかSのとき専用恋人って感じだな……リーフ。
リーフさんはもうゴールしてもいいんじゃよ
〜道端〜
ミカヤ「こういう言い方もなんだけど、下の子たちがなんだかんだで恋愛面で不自由してないのに、
エリンシアには一向にいい人が現れないわね」
エリンシア「心配かけてすみません……いいな、と思う人がいないわけではないのですが、大抵妻子持ちで……」
ミカヤ「あー……バアトルさんとかドルカスさんとかね。まあガチムチって基本そういう人多いかも……」
エリンシア「選り好みしているつもりではないのですけれど」
ミカヤ「まあ……いいんだけどね。エリンシアはまだ若いし、
それにロリコンやら近親やらいろいろ問題ある子たちに比べればどうってことも」
ドンッ!
エリンシア「キャッ」
???「あ、ごめんなさい、ちょっと余所見してて……」
エリンシア「いえいえ、こちらこそ不注意……」
マチュア「……? どうかしましたか?」
エリンシア「……い、いえ、なんでも……」
マチュア「そうですか。それじゃ、わたしはこれで」
エリンシア「……」
ミカヤ「……どうしたのエリンシア、ポーッとしちゃって」
エリンシア「……無駄のない、引き締まった筋肉……」
ミカヤ「は?」
エリンシア「どうしましょうお姉様……私、一目ぼれしてしまったかもしれません……」
ミカヤ「……妹がレズだった件について」
ユンヌ「落ち着け」
ラーチェル「お姉さまっ!恋愛相談ならわたくしが受け付けましてよ!わたくしとエイリークの愛とお姉さまとマチュアさんの愛を一緒に実現いたしましょう!」
〜 注意 〜
・このネタはいわゆる紋章町が舞台ではありません。
・戦国時代の兄弟の生涯…生まれてから亡くなるまでを追っていく形になります。
従って一部を除いてキャラが歳を取ります。物語後半は老人中心になっていきます。
・キャラが死にます。あなたの好きなキャラが死ぬかも知れません。
・合戦、決闘等のシーンがあります。描写は抑えてありますが人によってはキツく感じるかも知れません。
・中には悲劇的な末路を辿るキャラもいます。
・ギャグやほのぼのはほぼありません。基本シリアスに徹しました。殺伐としてるかも知れません。
・ネタというより小説です。ちょっと毛色の違うのをやってみたかったんだい!
それにほら…話のパターンや形式も色々開拓してみたいじゃない。
・俺設定満載です。苦手な人は注意。便乗してくれる方はご自由に使ってください。
・場面によってはキャラの口調が時代がかってます。時代劇ですので。
・長編になります。
・筆者は歴史好きですが色々時代考証とか間違ってます。その辺は生暖かい目で見てやってください。
・その辺とか好きな漫画とかを元にしたエピソードとかあります。元ネタ知ってる人はクスリと笑ってくれると嬉しいっす。
・日本をモデルにした東方の島国が舞台になります。
地名については(例)クリミア国とか出たら日本で言えば甲斐国とか武蔵国とかみたいな一地方と思ってください。
あくまでも基本一国の中の話です。
長い注意書きで申し訳ない
上記が駄目な人はスルーしてください
前スレ661-666の続きです
夢を見た―――――――
数年前までは頻繁に見ていた夢であるがここ何年かはもはや見ることも無くなっていた夢であった。
幼い日…まだ二歳にもなっていなかったのではないかというほどのおぼろげな記憶。暖かな記憶。
誰かが自分をおぶっている。
まだ赤子の自分をおぶっている。ほんの二歳程度年長であろうか。
だが赤子の自分にとってはその背中はなによりも温かく大きく包み込まれるようで慈しみに満たされたものに感じられた。
ああ、顔が見たい。だがその人の顔の記憶はいつも朧だ。
思い起こそうとしても思い出せない。寂寥感が赤子の自分の胸を満たしていく。
「姉さん………」
マルスは自分の呟きとともに目を覚ました。
なんだか妙な気分だ。大陸にいく事を諦めてシーダと共に生きる事を決断してから姉の夢を見ることは無くなっていた。
それからは毎日の忙しさにおわれて思い出す事も少なくなって…きっと自分の中で割り切る事ができたものと思っていたのに。
いや…待て……それよりも……自分は宿で奉公人たちと飲んでいたのではなかったか?
周囲を見ると鬱蒼と木の茂った山中……そこに自分は荒縄で縛り上げられ猿轡を噛まされて地べたに転がされていた。
状況を把握しようと首を動かして視線を巡らし……見た。
大陸風の衣服を纏い、傍らの切り株に腰を下ろした長い黒髪の女を。
『騒ぐな。抵抗するな。その時は殺す―――と、言っても通じるはずもないけれど』
その異人の女……スーはマルスを感情の篭らない瞳で見下ろしている。
追っ手を振り切りこの土地を離れたらもう人質に用はない。
あとは足がつかないように殺すだけだ。リンとも既に相談して人質の処遇は決めていた。
長くてもせいぜい二週間の付き合いだ。情を移す事無く淡々と接するのみ。
そんなスーの心情をマルスが知るはずも無かったが自分の身の上に歓迎すべきでない事態が起こっている事はわかる。
…目の前の異人は異国の言葉で何か言ったが当然わかるはずもない。
誘拐?身代金目当てだろうか?こういう時はじたばたしてもろくな結果にならないし抵抗のすべもない。
だが……ここで死ぬような事があってはならない。ワーレンには身重の妻のシーダが待っている。
家族を残して死ぬわけにはいかないのだ。
頭を巡らせて逃げる隙を伺うしかあるまい…事情はわからないがこうして捕らえているという事は自分には利用価値があるということだ。
価値があるうちは殺されはしないだろう。
マルスの胸のうちはシーダで満たされつくしていた。
今や何も入る余地の無いほどに。だがどこまでも巡り合わせは数奇で皮肉なものなのだ。
足音がした。草を掻き分けて歩んできた者がいた。
スーがその者に声をかける。
『リン…どうだった?』
『追っ手は見当たらない…ついでに兎を捕まえたわ。大切に食べましょう』
その人を見た一瞬……マルスは一瞬シーダの事を忘れた………
黒く長い髪を纏めたその娘は異国の着物に引き締まった身を包み、やや低い声は耳に心地よい。
幾分吊り上げた黒い瞳は黒曜石の輝きを思わせる。
マルスはこの時、自分が捕らわれの身にある事も何もかも忘れて食い入るようにリンを見つめていた。
常に沈着冷静であった心は乱れに乱れる。
マルスは自分の胸のうちにある感情が何であるかよくわかっていた。
一度経験しているのだ。そう…シーダに一目惚れした時に………
いや、あの時よりさらに強い感情だっただろう。
なんて事だ…自分はそんなに軽率で無責任な男だったのか?
大商人が正妻の他に妾を持つ事など珍しくもないが、マルスはひたすらシーダのみを想い他の女など目もくれなかった。
だが………自分の心や感情を自由に操れたらどんなに楽だろうか……だがマルスはシーダに罪悪感を感じつつもどうしようもなく目の前の言葉すら通じぬこの娘の虜になってしまっていた。
マルスの視線に気付くよしも無く、リンは器用に火を起こすと皮を剥いだ兎を炙っている。
すでに大陸で暮らして長いリンはこの国でかつて暮らしたことをほとんど覚えていなかった。
…ずっと昔…幼い誰かの面倒を見た覚えがおぼろげにあるのみである。
リンはちらりと人質に視線を向ける。
さしあたって安全なところまで逃れるまではこの男に死んでもらっては困る。
石を削って作った原始時代さながらの石器ナイフで肉を裂くとリンはそれをマルスの口元へ運んだ。
『大きな声を出さないように…わかるわね?』
身振り手振りを織り交ぜる必要はあったが…マルスが小さく頷くのを了解の意思表示と判断し、猿轡を解いてやる。
縄までは解いてやるわけにはいかないが…
自らの手から肉を食うマルスを見ながらリンは大昔…背中に抱いた幼子に何か食わせてやったような…そんな気がした。
だが、よくよく考えてみれば草原での暮らしでは一族みなで幼子の面倒を見るものだ。
リン自身子守の経験が何度もある。なぜそんな事を思い出したのか疑問に感じつつもきっとその時の記憶だと思い直す。
こいつはただの人質だ。用が済んだらあまり気はすすまないが死んでもらうしかない。
自分は泥をすすっても生き延びギィの遺髪…ロルカ戦士たちの魂を草原へ連れ帰らねばならない。
そのためならなんだってやってみせる………
『リン?』
傍らの戦友が不思議そうな顔をこちらに向けている。
『何?』
『…少し……今のリン…妙に優しい感じがした…』
…意外な言葉にリンは瞳を見張った。
スーは何を言っているのだろうか?
ロルカ一族を率いて大陸を渡り歩き、敵対者には容赦せぬ遊牧民式の蛮勇を持って
サカに降伏せぬ都市を焼き滅ぼし軍民共に多くをあの世に送り込んできた自分が優しいと?
鋭く猛々しいと評される事はあってもそのような事を言われたことはなかった。
『冗談…勇ましさは誇るべき、けど優しさなんて…そんなものは甘さよ。野を駆ける狼が優しくては生きれるはずもないわ』
呟きは風にかき消されて消えた………
「旦那様…旦那様ーおられませんか!?」
ドーガが巨躯に相応しい大声を張り上げる。
一夜明けて…アリティア屋の奉公人たちはようやく彼らの主人が姿を消している事に気がついた。
驚いた彼らはマルスの姿を求めて近隣の山中に分け入っていた。
あるいは身代金目当てに山賊にでもさらわれたのやも知れぬ。
彼らは荒事の経験の無い商人ではあったが幸いというか武器商であったため手元に武具があった。
戦った経験などある者はいないが、それでも素手で主を探し回るよりは得物があったほうが心強い。
「どうする…カイン?」
カインと呼ばれた手代が小さく唸る。
「なんとしても見つけだすぞ。ワーレンでは奥様と…これからお生まれになるお子が旦那様を待っておられるのだ」
カインの手には槍がある。
今まで商いで売った事は何度もあるが自分で振るった事は無い槍が。
…だが零細商人に過ぎなかった自分を見出してくれた主のためにカインは命を張るつもりでいた。
傍らのアベルもまた太刀を強く握り締めている。
多少人里を離れれば山賊や野武士がいくらでもうろついている。不安ではあるが…
アベルもまた最近結ばれたばかりの妻エストをワーレンに残してきているだけに、
マルスをシーダの元へ帰してやりたいという気持ちは強かった。
リンらは山中を音も無く進んでいく。
ドーガの大声に気がついたリンは手早くマルスに猿轡を噛ませなおすと山の茂みに紛れて山中を進みだした。
助けがきている…ならばどうにかして彼らに気がついてもらわねばならないが…
下手に刺激すると彼女らは何を仕出かすかわからない。
それに…マルスは……自分で認めたくは無いが…この娘…長い黒髪を纏めたこの娘に極めて強い恋慕の情を抱いてしまっていた。
こんな目に合わされて何故と自問自答もしてみたが、人間は自分の心や感情すら自由にはできない。
心の奥底でこの娘とシーダの顔が浮かんでは消える。
ああ…僕はこんなにも不実な男だったのだろうか……
そうしてドーガらから逃れるためにリンたちは深山幽谷へと分け入っていく。
マルスは幾度か逃げる隙を伺ったが、両腕を縛られている上にリンは宝刀メリクルソードを手にしている。
とてもそのような隙などなかった。
だが人生はどこにどのような落とし穴があるかわからない―――
次第に薄暗さを増しつつある山は鬱蒼と茂り無数の鷲の鳴き声が響き渡る。
もはや道は無く人間が歩みいった事の無いのであろう深山の奥深くに至りつつあった。
このようなところまで分け入る事ができたのは野生の勘に長けたサカ人ならではでありマルスの脚はもうくたくたであった。
『追っ手の香りは……半里というところね。これくらい深い山に入ればまず見つからない』
姿勢を低くとり地に鼻を寄せたリンが呟く。
彼女の卓越した嗅覚は風に乗って流れてきたアベルやドーガらの香りを既に覚えていたのだ。
その時である…彼ら追っ手のものとは別の香りを感じ取ったのは……それは空から来た。
反応する事すら不可能な速度で………
つむじ風が舞い起こり木々の木の葉が舞い散る。
巻き起こった風が留まったその時…その場に立っていたのは一人の山伏であった。
黒い頭襟を被り片手に金剛杖…そして高い下駄を履いた修験者。
筋骨逞しい大男であるが何より目を引いたのは彼の背中にある雄大な翼であった。
マルスは目を見張った。
まさかこの目で見る機会があるとは思わなかったが…霊峰には龍神や天狗が住まうと古来より言い伝えられている。
この男の背に生えた翼はまさしく天狗の証。
天狗は古来より霊峰を守護する物の怪とも山神とも伝えられる。
それでは自分たちは禁足地たる霊峰に歩み入ってしまったのであろうか?
「ガウェイン以来か…ここに人間が来るのはよ。悪いこたぁ言わねぇからさっさと帰りな」
『と…鳥人間!?面妖な…!』
焦ったリンが宝刀メリクルソードを引き抜く。
彼の言葉はリンとスーには通じていない。
「あん…なんだお前等…狼の一族の末かよ……ニケの奴。自分の一族の面倒くらいちゃんと見とけってんだ…」
男は二人にかすかに残った気配に何かを感じたのだろう。
だが面倒そうに頭を振ると男は堂々たる体躯で威圧感に満たされた声を張り上げる。
「霊峰は本来禁足地。人間の立ち入る領域じゃねぇ。このティバーンが我が名において退散を命じる!
…っても通じねぇよな。悪いがちっと乱暴にするぜ」
男の口が小さく呪文を唱えたのもつかの間。
神通力を増した天狗は大きく翼をはためかせると猛烈な暴風を巻き起こしたのだ。
「天狗風を味わう機会なんてそうねぇ。これに懲りたらもう二度と来るんじゃねぇぞ」
『な……なに!?』
足が浮き上がる。
体重がまるで無くなってしまったかのように体が宙を舞い吹き飛ばされる。
体を支えている事もかなわぬほどの暴風に三人は体勢を崩し山の尾根の斜面を転げ落ち飛ばされていった――――
「なんだ!?」
最初にその轟音に気がついたのはゴードンであった。
木々の枝が折れ驚いた鳥たちが空に舞う。土ぼこりが舞い上がり藪を揺らしている。
「凄まじい轟音だな……旦那様になにかあったのかも知れん。行こう!」
ドーガの言葉を受けてアリティア屋の従者たちは藪をかき分け、やがて若干開けた野辺に辿り着いた。
周囲はまるで台風の後のごとく枝枝がへし折れ木の葉が舞い散って風に揺らめいている。
その中に三人の男女が倒れて意識を失っていた。
その一人は間違いなく彼らが捜し求める主であった。
「旦那様、ご無事で!?」
駆け寄ったカインがマルスの肩を揺すり荒縄の戒めを解く。
縛られていたゆえに受け身を取ることができず体中を打ち付けてはいるが幸い命に関わるほどの怪我でもない。
「………か、…カイン?」
「ご無事でなによりです旦那様!姿を消してしまわれるから心配しておりました!」
アベルが歩み寄り懐から傷薬を取り出すとマルスの傷に塗りたくっていく。
「それで…我らにはよく事情が飲み込めませぬが……あの者たちは見たところ異人…サカ軍の残党と見受けられますな。
そやつらが旦那様を人質にでも取ろうとした…と、いうところでしょうか」
マルスはまだよく考えがまとまらない頭で傍らを見る。
気を失った名も知らぬ二人の異人がドーガとゴードンに縛り上げられていた。
カインが忌々しげに吐き捨てる。
「我らの主に不届ききまわる真似をしおって。とっとと役所に突き出して打ち首にでもしてもらおう。
サカの落ち武者は全て役所に届け出るようにお触れも出てるしな」
頷いたドーガが巨躯を生かして二人を担ぎ上げた。
その時マルスが発した言葉はマルス自身にとっても意外なものであっただろう。
「待て。役所に届ける事は許さないよ。その者たちはワーレンに連れて帰る。
ゴードン、悪いけど宿に戻って着物を手配してくれ。異人のなりでは目だって仕方ない」
この言葉に一同の者は仰天した。
主は何を言い出すのであろうか。
カインが大きな声で異を唱える。
「旦那様!こやつらは旦那様を害そうとなさったのですぞ!?
まして朝敵たる者をかくまったとあればいかなお咎めを受けるか……」
「いいんだ。やるんだ…我侭を言ってることはわかってる…けど、すまないがこれに関してだけは異議を聞く気はない。
どうしてかなんて聞かないでくれ。僕だって馬鹿げた事を言ってると思ってるんだから――――」
マルスはやや頭痛を感じつつ深々と溜息をついた。
…リン、と言ったか?もう一人のやりとりを聞いていて辛うじてその名前だけは理解した。
まさか……大陸に渡った姉と同じ名とは…いや、あるいは……
いずれにしても自分の心の中で急速にこの者に対する感情が大きくなっていくのを止められないのだ…
自分はどんな顔をしてシーダに会えばいいのか……
その事を思いだしたのがリンの処遇について頭を悩ませた後の事であった事もマルスの自己嫌悪を深く深くしたのであった……
次回
侍エムブレム戦国伝 風雲編
〜 ロイの章 咆哮 〜
>>114 乙です!
マルスにいろんな意味で死亡フラグが立っているように見える…
121 :
見てしまった!:2012/05/09(水) 22:02:57.78 ID:ONjI2fTV
良作の後にこんなネタ投下するのもアレだが……
せっかく書いたので投下。反省はしているが、後悔はしていない。
夕食後、サラがいつの間にかリワープでエフラムの部屋に侵入し、ゲームをやっていた。エフラムの布団を独占して……だ。
やっているのはFEの新作『覚醒』である。エフラムはしばらくサラに付き合って一緒にゲームをしていた。
数時間後、エフラムはゲームを中断し、日課の鍛錬をこなしたので、そろそろ風呂にでも入る事にした。
エフラム「サラ、俺は風呂に行くが……帰らなくていいのか?」
サラ 「うん、私はもうちょっとゲームしてるから、兄様はお風呂でも痴漢でも好きな方に行ってらっしゃい」
エフラム「何だその二択は……? まあいい、俺は風呂に行って来るからな。
ウォッチで覗いたり、リワープで侵入したりするなよ」
サラ 「それも魅力的だけど、今『覚醒』がいい所だからそれはまた今度にするわ」
エフラム「……」
再び3DSに視線を落とすサラを残し、エフラムは部屋を出た。
エフラムは脱衣所のドアに手をかけて、そのまま開けた……
リン 「……」
エフラム「……」
リン 「……」
半裸……というか、ほぼ全裸のリンが目を大きく見開き、呆然とエフラムを見て固まっていた。
辛うじて大事な所はほぼ隠れてはいるが、あまりの出来事にエフラム自身も固まってしまい、
しかも、その視線はとある一ヶ所に釘付けになっている。
リンの胸部……そこには推定E〜Fカップはあろうかという豊満な果実がぶら下がっている。
それは芸術なんてものではない。あらゆる言葉が当てはまるような、そんな矛盾しているようで完璧なバランス。
全てを超越しているその胸は多くの男子がただならぬ感情を覚えるであろう。
ごく一般的な男子なら、この果実に触れるだけで興奮で頭がフットーしそうだよぉ!!となってしまうだろう。
あまつさえ揉んでみようものならば、その物体の持つ魔力に魅了され、完全に外界からの情報が遮断され、自の世界に溺れさせられるであろう。
無論、命の保証はしかねるが……
それは最早単なる物体ではない、無限の可能性を秘めた夢のような幻のような貴重な物なのだ。
今、エフラムの目の前、そこに気高く、荘厳と存在する芸術品を一言で表すとすれば、この言葉が適切であろう……
美しいおっぱいがそこにあった
リンのおっぱいは彼女の性格とは裏腹に清楚で上品な感じを含む色白なものだった。
乳輪はやはり少し大きめ、乳首も標準より少し大というところか。サイズは言うまでもなく、デカい。
しかし凄いのはブラから外しても形がほぼ崩れていない事だ。
でかく傲慢に見えても根はしっかり、この大きさでも形が崩れないのは立派というか素晴らしいものである。
この重力無視の反り返り具合は、リンの引き締まった筋肉が作り出したものか。これが生み出す破壊力は難攻不落の城塞もイチコロであろう。
まだ語り尽くせないほどの魅力的な要因を全て併せ持ったこのおっぱい。
この胸に埋もれたいという男子も多いであろう。他にも揉んだり、乳首を弄ってみたいなど様々な欲もあるだろうが、
そういった行為はおっぱいへの侮辱である。
おっぱいとは尊い存在、無暗に欲のまま揉んだり弄ったりしてはいけないのだ。その礼儀はしっかりしなくてはならない。
まだまだ語りたい事はあるが、本筋から外れてはいけないので、話を戻そう。
122 :
見てしまった!:2012/05/09(水) 22:03:43.53 ID:ONjI2fTV
リン 「……ッッ!」
エフラム「!?」
ヤバイ、ここで叫ばれて、他の兄弟……特にマルスが来たら色々と終わってしまう!
そう思ったエフラムは即座に混乱する思考を整え、状況改善の案を探り、実行に移そうとした。
それは時間にして一瞬……リンとエフラムが脱衣所で鉢合わせ、よもやの事態に両者とも我を失ってから、
この瞬間まで……僅か1秒にも満たない出来事であった。
月並みではあるが、エフラムはとにかく謝ってその場を後にしようとした。
しかし……
サラ 「クスクス、兄様。確かに私は『お風呂』と『痴漢』好きな方に行ってらっしゃいとは言ったけど……
まさか痴漢を選択するとは思わなかったわ」
エフラム「なっ、サラ!? 違う、ワザとでは……っ!」
マルス 「全く、エロゲーや漫画にありがちな嬉し恥ずかしハプニングを装って、リン姉さんとお風呂でKINSHINに及ぶとは……
油断も隙もありませんね、少し頭を冷やしてもらいましょうか。おまわりさんこの人です」
ゲイル 「エフラム、またお前か……マルス殿、ご協力感謝する」
エフラム「待て、これは事故だ! 俺はKINSHINに及ぶつもりなど、これっぽっちもないっ!!」
マルス 「事故だとしても、リン姉さんの入浴中に脱衣所に侵入したのは事実です。それに、目撃者も多数いるんですよ」
エフラム「何だとッ!?」
以下、目撃者の証言です。証言者のプライバシーを守る為、一部、名前を伏せております。
■カヤ 「エフラム……いつかやると思ってたわ」
■イ■ーク「1年くらい前から……『妹』に対して、異常な興味を持ち始めて……」
セ■カ 「『ほぉ〜ら、お兄ちゃんのをさわってごらん』って言いながら半裸で迫って来たんです……」
サ■ 「『俺の事、兄様って呼べ』って……強要されました」
セリ■ 「何かもう男でもいいから妹になれって……女装させられました。ううう(泣)」
エフラム「ちょっと待て! 俺はそんな事やってないぞッ!!」
マルス 「言い訳は見苦しいですよ、エフラム兄さん。痴漢の件と…余罪の方も警察で調べればハッキリします」
ゲイル 「そういう訳だ、署まで来てもらおう」
エフラム「マルスゥゥゥーーー!! キサマァァァーーーッ!!!」
リン 「……私の出る幕がなかった。何でこんなに手際がいいのよ!?」
ミカヤ 「で、エフラムがK察に連れて行かれちゃったんだけど」
エイリーク「マルス……これでよろしかったのでしょうか?」
セリス 「言われた通りにしたけど……ちょっと酷すぎると思うよ」
セリカ 「流石にこれはねぇ……無い事無い事言いまくってたし……」
サラ 「大丈夫よ、兄様は後で私がレスキューで連れ戻すから安心して」
マルス 「そういう事です。まっ、オバサン体型のリン姉さんの裸を見てしまったエフラム兄さんも気の毒だけど、やっぱりお仕置きは必要だからね」
リン 「だ〜れ〜がオバサンですってぇ〜〜〜」(ギリギリギリギリ……)
マルス 「ちょっ、痛い痛い! 胴締めスリーパーはやめ…(バキボキベキグシャッ!!)アーッ!!」
サラ 「あれって骨を粉砕する技じゃないはずだけど……?」
ミカヤ 「マルスはリンお姉ちゃんが大好きだからね。リンの熱い抱擁で骨抜きにされちゃってるのよ♪」
リン 「変な言い方やめて、ミカヤ姉さん!」
〜ベルン署〜
リーフ 「あれ、エフラム兄さん? こんな所で会うなんて奇遇だね」
エフラム「……リーフか。なあ、人って何で生きてるんだろうな……?」
リーフ 「えっ、どうしたの!? エフラム兄さん!?」
エフラム「ちょっと人生について考えたくなってな……」
リーフ 「???」
<完>
エフラム「酷い目にあった……」
サラ「そんなに落ち込まなくてもいいじゃない、ちゃんと助けてあげたでしょ」
エフラム「元はと言えばお前らがだな……」
サラ「また捕まりそうになったら『中学生以下にしか興味がないので、俺にはそのような行為をする理由はない』って説明したら?」
エフラム「……それだと別の理由で職務質問されるな」
>>121ー122
そのおっぱいへの情熱は尊敬に値する
しかし都合よく妹の裸に遭遇するとは、やはりエフラムには才能があるな(意味深)
>>121-122 サラ「で、どうだったの?」
エフラム「……何がだ?」
サラ「妹の巨乳を見たんでしょ? どうだったの?」
エフラム「ど、どういう意味だよ」
サラ「兄様はロリコンの前にシスコンだもんね。妹のおっぱい見れて嬉しかったんじゃないの?」
エフラム「べ、別に何も……それにそんなこと考える状況じゃなかっただろ!? と言うか何で微妙に刺々しいんだ」
サラ「…………」
エフラム「……ど、どうした」
サラ「……じゃあ、私のを見ても平気なのかしら」
エフラム「ん? いや待て待て!? 何で脱ごうとする!?」
サラ「ロリコンじゃないなら別に平気じゃないの?」
エフラム「……さっき自分で人のことをロリコンだと言っておいて何なんだよ」
サラ「……だって兄様が巨乳に走ったと思ったんだもん」
エフラム「……どういう心配なんだ」
サラ「でも、よく考えたらこれくらいじゃ駄目ね。兄様はとは一緒にお風呂に入ったことあるんだし、過激さが足りなかったわ」
エフラム「……何か酷く疲れた……入りそびれたし、風呂入ってくる」
サラ「そう、じゃあ私も」
エフラム「何でだ!?」
サラ「さっきみたいなことが無いように監視。いいじゃない別に、初めてじゃないんだし」
エフラム「そういうことじゃなくてだな……」
サラ「大丈夫、着替えは用意してあるから」
エフラム「そういうことでもないだろ、しかし着替えっていつ用意して……ん? それって俺のシャツじゃないか」
サラ「私にはちょっと大きいけど、パジャマとしてはちょうどいいかなと」
エフラム「泊まる気か!?」
サラ「ほら、早く入らないと寝るの遅くなっちゃうよ。行こ」
エフラム「……風呂に入ろうとするだけでこんなに疲れるのは初めてだ」
マルス「エフラム兄さんってシスコンでロリコンですけど」
エフラム「当たり前のように言うんじゃない」
マルス「ロリに好かれているのは認めるとしても、妹には好かれてないですよねぶっちゃけ」
エフラム「なっ……!?」
ロイ「あー、確かにね。口うるさいし過保護だから基本ウザがられてるよね」
リーフ「ウザがられてても嫌われてはいないからいいんじゃないの?」
エフラム「そういう問題か! その前に俺はウザがられてなど」
マルス「いやそこは現実を直視して下さいよ」
リーフ「ちなみにうちの男衆で『一番妹に好かれている人は誰か』と言ったらアルムだよね。妹キラーだよね」
ロイ「それはそれでなんか違う気がするんだけど……」
ロリに好かれるだけでも十分過ぎるだろw
さて、サラ様がエフラムと入浴されたことだし
>>121に巨乳だけでなく貧乳についても語ってもらおうじゃないか
エフラム「……というようなことを言われたんだが、俺は鬱陶しいんだろうか?」
エリンシア「ええと……」
ミカヤ「まあ……確かにちょっと口うるさいかなーとは思うわね」
エフラム「やはり……! いやしかし姉上、俺はただ妹たちのことを心配してだな」
ミカヤ「うん、それは分かるんだけどね」
エリンシア「でもねえエフラムちゃん、あの子たちは小さな子供とは違うのだから、
やっぱりあれこれと言いすぎるのは良くないと思うの」
ミカヤ「うんうん。エフラムがいつも遊んであげてる子たちとかは『構ってもらいたい』って気持ちが強いと思うけど、
我が家の女の子たちぐらいになると『自分の自由にしたい』って気持ちの方が強いと思うのよね」
エリンシア「そうですね。みんなただでさえ自立心が強い子たちばかりだから……」
エフラム「むう……」
ミカヤ「誤解しないでほしいけど、妹たちを大事にしたいっていう気持ちが間違っているんじゃないのよ?
ただね、その気持ちをストレートにぶつけるだけだと『信用してくれてない』『子供だと思われてる』という風に、
反発を覚えるものなのよ。その辺りはエフラムにも少しは分かるんじゃないかしら?」
エフラム「まあ、それはそうかもしれん」
ミカヤ「だから大事なのは、あの子たちを心配しつつも信じて見守ることなのよ」
エリンシア「そうすればきっと、あの子たちにもエフラムちゃんの気持ちが伝わると思うわ」
エフラム「信じて見守るか……なるほど、俺に足りないのはそれだったんだな」
ミカヤ「そうだと思うわ」
エフラム「ありがとう姉上たち、目が覚めた気分だ。これからは妹たちを信じて見守ることにする。では」
ミカヤ「……行っちゃったわね」
エリンシア「ええと……エフラムちゃん、上手くやれると思います?」
ミカヤ「いやあ……多分、無理じゃないかしらねえ……?」
エリンシア「ですよねえ……」
エフラム「……というわけで、これからは信じて見守ることにしたぞ」
リーフ「さいですか」
エフラム「これでもう鬱陶しい兄などとは言われないはずだ」
マルス「そうなるといいですけどね」
セリス「あれ、みんなで何してるの?」
リーフ「ん、別になんでもない雑談だよ」
マルス「セリスは出かけるのかい?」
セリス「うん。みんなでちょっと遠出する約束してるから」
エフラム「……遠出、だと?」
リーフ(うわ、出た)
エフラム「……セリス、ちょっといいか」
セリス「……なに、兄さん?」
エフラム「遠出と言ったが、友達と出かけるのか」
セリス「そうだけど……止めるつもり?」
エフラム「いや、お前の自由にすればいいさ。俺は信じて見守るだけだ」
セリス「はあ……うん、まあ大丈夫だよ。みんなも一緒だから。それじゃ、いってき」
エフラム「待て」
セリス「……なに?」
エフラム「止めるつもりはない。止めるつもりはないが、確認したいことはある。少しいいか?」
セリス「……うん。時間がないから、手早く」
エフラム「まずは一緒に行動するメンバーと目的地とそこまでの移動手段だな。
帰宅予定時間も教えてくれ。ああ、万一のときのために携帯電話は忘れないように。
電車やバスなんかの交通機関を利用するのなら、そこまでの運賃はきちんと計算しているか?
買い物なんかもするかもしれないが、夢中になりすぎて帰りの電車賃まで使ってしまったということにならないように。
それとまだ寒い時期なのにそんな薄着で大丈夫か? もう一枚ぐらい何か羽織った方がいいと思うぞ。
ああそうだ、最近は性質の悪いナンパ野郎が出没すると聞いているからくれぐれも知らない奴に声をかけられても」
セリス「うるさいよ!」
エフラム「……!? せ、セリス……!?」
セリス「何が信じて見守るだよ、いつもと全然変わりないじゃないか!」
エフラム「い、いや待て、俺はただ……」
セリス「心配しなくても危ない場所には行かないし、暗くなる前には帰ります。これでいい?」
エフラム「あ、ああ……」
セリス「……それじゃ、みんなを待たせちゃいけないから、もう行くね」
エフラム「いや、ちょ」
セリス「いってきます」
マルス「いってらっしゃい」
リーフ「気をつけてねー」
エフラム「……」
マルス「……完全にウザがられてましたね、あれは」
リーフ「こういう言い方もなんだけど、エフラム兄さんってもしかして馬鹿なの?」
マルス「まあ妹馬鹿だとは思うけどね」
エフラム(……どうしてこうなった……)
覚醒の配信キャラでミストとワユはいたのにイレースがいなかった
ネタバレはご遠慮ください
そういう雑談なら覚醒本スレあたりでやったほうがいいよ
>>127 巨乳レポートの次は貧乳レポートか、胸が薄くなるな(褒め言葉)
ネタ投下します
>>115ー118『侍エムブレム戦国伝』と『ママチャリの系譜』に便乗しています
ドロシー「ふ、ふふ……み、皆さん、こんばんは……エ、FEステーションの時間です……うふふふふ」ニコニコ
ルーテ 「? 打ち合わせの時からずっと頬が緩みっ放しですが、何か良いことでもありましたか?」
ドロシー「えぇ、ママチャリレースで予想が的中しまして万車券を……ふふ、笑っちゃいけないってわかっているんですが、
か、顔の筋肉が言うこと聞かなくて……うふふふふふ」ニコニコ
ルーテ 「はぁ」
ドロシー「ふふふ、紹介が遅れました。ほ、本日のコメンテーターは毎度お馴染みのルーテさんです。今夜もよろしく
お願いします……ブフッ!」ニコニコ
ルーテ 「はい、よろしくお願いします……大丈夫ですか?」
ドロシー「はぁはぁ……あまり大丈夫じゃないです。ルーテさん、すみませんが落ち着くまで原稿読んで頂けませんか?」ニコニコ
ルーテ 「わかりました、引き受けましょう。その調子では仕方ありませんね」
ドロシー「ありがとうございます。ほ、本当にすいません……」ニコニコ
ルーテ 「それでは最初のニュースです。浮き沈みの激しい紋章町の景気について、セーラさんが商店街の声を聞いてきました。
こちらのVTRをご覧ください」
―VTR・紋章町商店街―
ユリア 「……なんで私があなたと手を繋いで歩いているのかしら?」
ラナ 「……それはあなたのお兄様のせいではないかしら?」
セリス 「ごめんね、ユリウス。夕飯の買い物に付き合ってもらっちゃって。今日の買い物当番、僕なんだ♪」ギュ
イシュタル「……ユリウス様?」ギュウウウ
ユリウス 「……買い物に付き合うのはともかく、腕は組まなくてもいいよな……?(あああ、ユリアとラナとイシュタルの
目付きがヤバい……っ!)」
セリス 「……え? だめ?」
ユリウス 「そ、そんな泣きそうな顔するなっ!」
イシュタル「ユ・リ・ウ・ス・サ・マ?」ギュウウウウウッ!
ユリア 「……セリス様を泣かしたら……!」ゴゴゴゴ
ラナ 「……絶対に許さない……!」ゴゴゴゴ
ユリウス 「(あああああ、無理に腕を振り払ってセリスを泣かそうものなら……っ! イシュタル、すまん……!)
今日だけだぞ……!」
リリーナ 「ねえ、ロイ。たまにはうちに寄ってかない? 一緒に宿題しましょ?」
シャニー 「ロイくーん! 天馬で家まで送ってあげるから、乗った乗ったぁ!」
スー 「だめ。それは私の役目」
ソフィーヤ「くぉ……? ……ナバタの里で一緒にお勉強しませんか……?」
セシリア 「勉強だったら教師である私の出番ね。さあ、ロイ、二人きりになれる場所に行くわよ」
ギネヴィア「それでしたら担任である私が教えるのが筋かと。いい加減付きまとうのはおやめになったらいかがですか?」
ララム 「ロイ君に勉強教えてほしいな〜。わかんないとこだらけなんだもん。お礼にあたし特製の晩御飯食べてってよ!」
ララム以外「「「「「「却下!」」」」」」
ロイ 「えっと……みんな、うち来る? 先生方もどうですか?」
イリオス 「おーおー、最近のガキ共は見せつけてくれるねぇ。あーゆーのが将来リア充になるんだろうなぁ」
セーラ 「はいはい、子供相手にひがまない。あんたには一生縁がないんだから、諦めなさいよ」
イリオス 「お前それひどくね? まぁいいや、仕事仕事。ユアン、カメラいいかぁ?」
ユアン 「さっきから回してる。いつでもいいよー」
イリオス 「うっし、いくぞー。5秒前、4、3、2、1」
セーラ 「はぁ〜い☆ みんなのアイドル、セーラ……きゃっ!」
アトス 「URYYYYY! リア充共、爆発しろおおおおおっ!」つ【フォルブレイズ】
イリオス 「あぢゃあああああっ! 俺はリア充じゃねえええええっ!」ドゴォォォォォン!
アトス 「子供が複数のおなごと付き合っちゃいかんっ! 儂は千年待ち続けてるんじゃーーーーーっ!」つ【フォルブレイズ】
ロイ 「リリーナ、危ないっ! くっ……!」ドゴォォォォォン!
リリーナ 「ああっ、ロイッ! 今、今治してあげるから……!」つ【リカバー】
アトス 「両手に花なんぞ言語道断じゃーーーーーっ!」つ【フォルブレイズ】
セリス 「ユリア、ラナ! 下がって!」
ユリウス 「馬鹿っ! お前が前に出たってしょうがないだろ!」ドゴォォォォォン!
ユリア 「セ、セリス様っ!」
ラナ 「お怪我はっ!?」
セリス 「僕は大丈夫! ユリウスは……!?」
ユリウス 「問題無い。しかし、さすが大賢者だな。久し振りにナーガ以外で怪我した」つ【ロプトウス】
イシュタル「ちょっと一発ブチ込んできますね」つ【トールハンマー】
ユリウス 「待て、イシュタル。大賢者の気配が変だ。様子を見ろ」
シャニー 「もーっ、アトス様ったらっ!」つ【マルテ】
スー 「父なる天、母なる大地よ……!」つ【ミュルグレ】
ソフィーヤ「……アトス様は数百年前から変わりませんね……」つ【アポカリプス】
アトス 「ふんっ! 無駄無駄無駄あああああっ!」カキーン! NO DAMAGE!
シャニー 「えー!? うそぉっ!?」
スー 「そんな……」
ソフィーヤ「……神将器が通用しない……?」
アトス 「クックックッ……今の儂には誰も触れることすら出来ぬわぁっ!」つ【闇のオーブ】【魔石】【メダリオン】
セーラ 「たった今、大賢者警報が発令されました! 商店街並びに近所にお住まいの方は大至急避難してください!
買い物してる人達も、急いで逃げてーーーーーっ!」
オルエン 「あら、イリオス。仕事中?」
イリオス 「げぇっ、オルエン!? なんつータイミングで現れるんだ、お前は!」
アトス 「 リ ア 充 発 見 ! 」つ【フォルブレイズ】
イリオス 「だから俺はうぎゃあああああーーーーーっ!」ドゴォォォォォン!
オルエン 「きゃあっ! イリオス!?」
イリオス 「……俺は結局、平民のままで終わるのか……」ガクッ
オルエン 「いやあああああっ! イリオス、目を開けてぇーーーーーっ!」
リリーナ 「アストール、近くにいて?」
アストール「へい、何でありやしょ、お嬢様」
リリーナ 「アトス様の装備品、全部盗んできて」
アストール「あー……お嬢様、少々メタな発言になるんですがね、装飾品の類いはともかく、魔道書や武器はシステム的に
無理……」
リリーナ 「 い い か ら や れ 」ゴゴゴゴゴ
アストール「……ヘイ」
ユリア 「ユリウス兄様。ロプトウスの魔道書、貸してください」
ユリウス 「いやいやいや、いくら血の繋がった兄妹でもこれは僕専用なんだから、さすがに無理……」
ユリア 「 い い か ら 貸 せ 」ゴゴゴゴゴ
ユリウス 「……ハイ」
アストール「すいませんねぇ、大賢者の旦那。個人的な恨みはありゃしませんが、お嬢の命令なんで」【スキル・盗む】
アトス 「むっ!? 貴様、何をする!?」
アストール「いやぁ、何でもやってみるもんだ。お嬢の友人方、今のうちに出来るだけ遠くへ逃げた方がいい」
シャニー 「うわぁ……リリーナが怒ってる……」
スー 「ソフィーヤ、馬に乗って」
ソフィーヤ「……お邪魔します」
アストール 「お嬢様、戦利品です。それじゃ、俺はこれで失礼しますぜ。ご武運を」
リリーナ 「ご苦労様、アストール。あなたにこれを」
ユリア 「……ククク、セリスサマヲキズツケルモノ、ミナコロス……」つ【魔石】
リリーナ 「あなたにはこれね」
ラナ 「ふしゅうぅぅぅうううう……よい心地だ……」つ【メダリオン】
リリーナ 「私はこれっと……フフフ……」つ【闇のオーブ】
ユリウス 「さて、僕達も逃げるとするか」
セリス・ロイ「「そんな! 女の子たちに戦わせて自分だけ逃げるなんて、僕にはできない!」」
ユリア・ラナ「「セリス様……」」キュン
リリーナ 「ロイ……」キュン
ユリウス 「さすが主人公だな。特にセリス、いつもそうであってくれ。お前たちの嫁候補の戦闘力は異常だから大丈……」
ラナ 「ぬん」ズシン!
ユリウス 「ぐはっ……!」
イシュタル 「……今のはさすがにフォローできません」
セリス・ロイ「「でも!」」
ユリウス 「わかった、増援を呼ぼう。おい、誰か」
ノイン 「はーい! 『胸のない所が魅力的だね♪』竜王家使用人背番号9番、ノインです! ちっくしょおおおおお!」
エルフ 「『力13無駄じゃね? いいえメイドは力仕事です』竜王家使用人背番号11番、エルフですわ」
ユリウス 「よりによってお前たちか……男共はどうした?」
エルフ 「『だるいめんどいやる気ねぇ』だそうです」
ユリウス 「……ほう?」ビキビキ
ノイン 「はっ! ユリウス様!」
ユリウス 「なんだ?」
ノイン 「今夜のおかずにシュールストレミングはいかかでしょうか?」
ユリウス 「エルフ、やれ」
エルフ 「はっ、仰せのままに……私のこの手が光って唸る! 勝利をつかめと輝き叫ぶ! 必殺!」グワシッ!
ノイン 「あいだっ!?」
エルフ 「シャァァァイニングゥリザイアァァァーーーッ!」ズギュウウウウウ!
ノイン 「いだだだだっ! おでこ割れる割れる割れるあああああ何か吸われてくーーーーーっ!?」
エルフ 「リザイアですから♪」ツヤツヤ
リムステラ 「こちら1号。2号へ。ロイ様の危機的状況を察知。至急救援に向かわれたし」
リムステラ 「2号了解。3号へ。ロイ様の危機的状況を察知。至急救援に向かわれたし」
リムステラ「3号了解。4号へ。ロイ様の危機的状況を察知。至急救援に向かわれたし」ワラワラワラワラ……
セーラ 「いっ!? 同じ顔、同じ格好をした人の大群がこちらに向かってきていますっ! あたしたちもそろそろ
逃げるわよ! 絶対ヤバいって!」
アトス 「連中があの大群に気を取られてるうちに退散じゃ……」コソコソ
ラナ 「何処へ往こうというのだ、大賢者アトスよ。うぬの頭上には死兆星が輝いておるわっ!」【ユングヴィ神拳・無想転生】
ユリア 「 さ あ ア ト ス 様 」つ【ナーガ】つ【ロプトウス】
リリーナ 「 覚 悟 は よ ろ し く て ? 」つ【アーリアル】つ【フォルブレイズ】
アトス 「ひいいいいいぃぃぃぃぃーーーーーっ!」ドォォォォォン! ドゴォォォォォン! チュドォォォォォン! ドガァァァァァン!
セーラ 「すごく……綺麗な光景ね。幻想的だわ」
ユアン 「うん……時々痛かったり熱かったりするけど」
オルエン 「二人とも、諦めないでっ!」
セーラ 「だって、オルソン重いんだもん」
ユアン 「カメラとかレフ板とか機材もあるし。おいらは自分の運と魔防を信じるよ」
セーラ 「怪我したら言いなさいよね。一応治してあげるから。あんた、杖使えるっけ?」
ユアン 「ううん、おいら魔道士見習い(3)なんだ。ごめんよ」
セーラ 「そう……生き残れる可能性はあんたたちの方が上ね」つ【Mシールド】【リライブ】ポワァァァ
ゲイル 「お前たち! 器物破損と傷害の現行犯で……うおおおおおっ!」ドォォォォォン!
ツァイス 「ゲイルさんっ! 何てことだ……うわあああああっ!」ドガァァァァァン!
ナーシェン「クックックッ……いやあああああっ!」ドゴォォォォォン!
セーラ 「ベルン警察……何しに来たのよ……」
??? 「セリス兄さーん、買い物手伝いに……アッーーーーー! コノヒトデナシーーーーーッ!」チュドォォォォォッ!
ブツンッ、ザーーーーー………………
ルーテ 「ナーガとロプトウス、アーリアルとフォルブレイズ、闇のオーブに魔石にメダリオン……いいですね、研究対象として
申し分ありません。素晴らしい研究結果をもたらしてくれるでしょう」
ドロシー「何の研究かはわかりかねますが、物騒なことこの上ないのでやめてください。えー、番組の冒頭では大変失礼致しました」
ルーテ 「もう大丈夫ですか?」
ドロシー「ええ、今のVTR見てたら……原稿の代弁、ありがとうございました」
ルーテ 「どういたしまして」
ドロシー「さて、紋章町の景気について、ルーテさんはどうお考えですか?」
ルーテ 「そうですね、VTRのような出来事が日常茶飯事ですから、浮き沈みが激しくなるのは当然ですね」
ドロシー「ちなみに、セーラさんら取材クルーはまだ帰って来ておりません。目撃情報等ありましたら、FETVまで
ご一報ください。よろしくお願いします」
ドロシー「それでは、スポーツいきましょうか。テティスさん、マリカさん、よろしくお願いします」
テティス「はぁい、視聴者の皆さん、お久し振り。セーラちゃんに代わって私とマリカがお伝えするわね(はぁと)」
マリカ 「……」
テティス「今回もママチャリレースの選手たちの声をお届けするわね。それじゃマリカ、V振りお願い」
マリカ 「…………本当にやるの?」ヒソヒソ
テティス「練習したでしょ?」ヒソヒソ
ドロシー「?」
マリカ 「い、一生懸命取材してきたんだから、見てくれなきゃマリカ怒っちゃうぞ☆ それじゃあVTR〜ゴー!」
ドロシー「…………(;゚Д゚)」
テティス「大変よくできました♪」パチパチ
ルーテ 「努力は認めます」
マリカ 「……orz」
―VTR・グランベル総合運動公園―
テティス 「はい、ママチャリレースの特設会場に到着っと。それにしても、グランベルは相変わらず暑いわね」
マリカ 「現在の気温42℃、湿度85%」
テティス 「暑いというより熱いといった方がぴったりね。さて、早速いい知らせが入ったわ」
キュアン 「……三途の川って本当にあるんだな」
エルト 「ああ、しかし川のほとりで我々を引き留めてくれた少女は一体……? 君にそっくりだったんだが?」
ニニアン 「さあ、どうでしょう?」ニッコリ
エスリン 「お帰りなさい、あなた」
キュアン 「心配させてしまって、すまないね」
エスリン 「次に死ぬときは私も一緒よ(はぁと)」イチャイチャ
キュアン 「ははは、こいつぅ」イチャイチャ
ラケシス 「エルト兄……きゃ!?」ドン!
グラーニェ「ご生還、心よりお待ちしておりました。本当に、生きた心地がしませんでした……」
エルト 「ああ、すまなかった。私が君を残して逝くことはもう二度とない。神に誓おう」
グラーニェ「エルトシャン様……」
シグルド 「ギュアーーーンッ! エルドジャーーーンッ! 私はっ……わだじは……っ! うおおおおおっ!」
キュアン 「はは、シグルド、気持ちは嬉しいんだが……」
エルト 「ふっ、裸エプロンで号泣するな、暑苦しい」
テティス 「第1レースで遠距離魔法『プロミネンス』の直撃を受けて死亡した二人が、バルキリーで復活したわ♪ 感動の再会ね」
ラケシス 「……」
コープル 「あのー……」
ラケシス 「あ゛あ゛っ!?」キッ!
コープル 「ひぃっ!」ガクガクブルブル
ラケシス 「……失礼。バルキリーの支払いね? カードでよろしくて? 私、現金は持ち歩かない主義なの」つ【カード】
コープル 「はい、カードOKです。お支払いは一回でよろしいですか?」
ラケシス 「よくってよ」
デイジー 「く、黒いカード……!? いやん、盗賊の血が騒いじゃう」
ホリン 「おい、よせ」
テティス 「続いて勝利者インタビューよ。劇的な逆転勝利で会場を沸かせたスカサハ選手とレイリア選手、今の気持ちは?」
スカサハ 「……かゆ」
レイリア 「……うま」
マリカ 「二人とも、真っ白」
ヨハン 「おお、ラクチェ、君の走りはまさに流れる星のようだった。花弁のように舞ったスカートの中の秘密の花園は……」
ヨハルヴァ「ラクチェ、頼む! もう一回スカートの中見せてくれ!」
ラクチェ 「堂々とセクハラ発言すんなあああああっ!」【流星拳】ドガッ! ドゴッ!
ユアン 「へへ、白とピンクの縞パンげと♪」
テティス 「ユアン、カメラが下過ぎるわぁ……」グワシッ! メキメキメキ…
ユアン 「いでででで頭に指が食い込んでくぅっ!? ごめんなさいもうしません許してぇっ!」
マリカ 「熊の着ぐるみ、かわいい……でも暑そう」
アイラ 「ふっ、うちの厨房に比べれば大したことはない」
ティルテュ「……あ、暑……あぢぃ……くぉおおんな着ぐるみ着てられっかあああああーーーーーっ!」【スキル・怒り】
リーン 「ああっ!? ティルテュさんがキレたぁっ!?」
アーサー 「母さん、落ち着いて!」
ティルテュ「年増でおばさんで若作りしてるって言ったやつはどこのどいつだーーーーーっ!?」
ティニー 「そんなこと誰も言ってません!」
レックス 「アゼル、俺にサンオイル塗ってくれよ! やっぱ男は黒光りしてないとな! アゼルも塗るかい?
つか塗らせてくれっ!」
アゼル 「今すぐ焼いてあげるから、表に出なよ……」つ【ボルガノン】
ジャンヌ 「ア・ル・ム・君♪ 次のレース、私の出番ですから応援してくださいね」ギュ
アルム 「う、うん、頑張って」
トリスタン「おめでとう、ジャンヌ! で、結婚式はいつにするんだい?」
アルム 「……は?」
ジャンヌ 「や、やだ、兄さんったら、気が早いんだから……////」
セリカ 「……おい待てやコラ」
トリスタン「子供は何人ぐらい欲しいんだい?」
ジャンヌ 「賑やかな家庭がいいから、最低でも5人くらいは……って、何言わせるんですか、兄さん////」
セリカ 「……待てっつってんだろボケ」
トリスタン「アルム君、妹を幸せにしてやってくれ……俺は仕方ないからセリカ君と結婚しよう!」
セリカ 「『仕方ないから』で結婚してたまるかあああああっ! あんたに誠意はないの!?」
トリスタン「ふっ、誠意なんてあったら、君をこんな風にからかったりしていないさ!」
セリカ 「…………っ!」ブチッ
アルム 「セ、セリカ……?」
セリカ 「……進者往生極楽退者無間地獄……進者往生極楽退者無間地獄……死にさらせえええええーーーーーっ!」【ライナロック】
リーフ 「あ、アルム兄さんたち来てたん……アッーーーーー! コノヒトデナシーーーーーッ!」
テティス 「ラドネイ選手、決勝レースに向けて一言」
ラドネイ 「よく考えたら、もう一回トリスと一緒に走らなきゃいけないのよね……なんか頭痛くなってきた……」
マリカ 「……社長の本物発見」
テティス 「折角だから、話聞いてみる?」
イリオス 「おっと、本物には触れるなっつー社長からのお達しだ。この辺でずらかるぞ」
ドロシー「マリカさん、逃げてないって言いながら走り去っていきましたね」
テティス「みんな、町で見かけたら褒めてあげてね」
ドロシー「いやぁ、それにしてもスカサハさんとレイリアさんには感謝してもしきれないというか。あ、思い出したら頬が……」
テティス「優勝賞金10万ゴールドと『どんな願いでも一つだけ叶う』賞品は誰の手に? 次は第3レース終了後に……
会えたらいいわね。いっそ代打じゃなくてレギュラーにしてもらえないかしら?」
ドロシー「社長と交渉してみては? この会社、基本的に人材不足ですから。お二人には入社してもらいたいぐらいです」
テティス 「あら、ありがと。そう言ってもらえると嬉しいわ。スポーツは以上よ」
ドロシー 「テティスさん、ありがとうございました。マリカさんにもよろしくお伝えください。さて、次は天気予報……の前に、
セーラさんと中継が繋がったようです。セーラさーん?」
―LIVE・紋章町商店街―
セーラ 「あんた、死ぬとかマジあり得ないんだけど?」
イリオス「いやいや、ドーピングフォルブレイズ2発で死なない方があり得ねぇって。俺、凡人なんだぜ?」
セーラ 「それより、オルエンにお礼言った? バルキリー代払ったの、彼女なんだけど? まさか返さないわけないわよね?」
イリオス「当たり前だろっ! そこまで腐っちゃいねぇよ! ……分割にはなるかもしれないけど。これ、労災おりんのか……?」
オルエン「あの、イリオスの都合のいい時で大丈夫だからね?」
セーラ 「何よ、充分リア充じゃない……腹立つわー」
イリオス「ん? 何か言ったか?」
セーラ 「何も言ってないわよ!」
ドロシー「セーラさん、カメラ回ってまーす。音声も入ってますよー」
セーラ 「はぁーい☆ 早速現状をお伝えするしまぁす♪ えーとぉ、商店街を壊滅させたアトス様はベルン警察署に連行されて
いきました。それと同時に大賢者警報も解除されたので、みんな安心して眠ってね」
ルーテ 「切り替えの早さはさすがですね」
セーラ 「それでは、紋章町の景気についてインタビューしてみたいと思いまーす」
ドロシー「仕事を忘れていないとは、胸が熱くなりますね」
セーラ 「最近の景気はどうですか?」
ヴァイダ「今日は悪い方だねぇ。店は潰れちまったし、大賢者の爺さんが暴れて客が逃げちまったからねぇ。けど、明日から
また取り返しゃいい。店が無くったって商売はできる。この商店街の連中は、そういう奴等の集まりさね」
セーラ 「つまり、気にしない、ということでしょうか?」
ヴァイダ「まぁ、そういうことだねぇ」
セーラ 「大変力強い言葉をいただきました。以上、現場のセーラちゃんでしたぁ☆」
ヴァイダ「おっと、火事場泥棒に来る奴はこの槍で貫いてやるから、覚悟しな! 紋章町商店街なめんじゃないよっ!」
ドロシー「セーラさん、ありがとうございました。それにしても逞しいですね、紋章町商店街」
ルーテ 「何が起きても商店街へ逃げ込めば大丈夫、とシビリアンの間では言われてるみたいです」
ドロシー「……逃げ込んだ先でも『何か』起こる可能性はありますので、市民の皆さんは充分気をつけてください。
それでは、お天気いきましょう。ミカヤさん、お願いしま……!?」
ミカヤ 「はい、今日はこのスタジオから明日のお天気をお伝えします」
ドロシー「ミ、ミミミ、ミカヤさん!? その服(覚醒DLC)、ちょっと大胆過ぎませんか……?」
ミカヤ 「え? そう? 動きやすくて涼しいから、これからの季節にぴったりよ? それでは、キエエエエエーーーーーッ!
…………あ、あれ? キエエエエエーーーーーッ!」
ドロシー「……ミカヤさん?」
ミカヤ 「…………おーい、ユンヌー、アスタルテー……アスタテューヌでもいいのよー。来てー」ボソボソ
ルーテ 「?」
ミカヤ 「ふぇ……? (な、何で来ないの!? 私、天気図なんて読めないんだからダメよおおおおおっ!)……えぐっ……」
ドロシー「あっ、ミカヤさん、泣かないで!」
ルーテ 「何か不都合でもあったんでしょうか? 仕方ありません、ここは私が……」
デーデッ、デーデッ、デーッデデデデーッ♪
しっこく「乙女よ、ここは私に任せられブバアアアアアッ!」
ミカヤ 「……騎士さま!?」
ルーテ 「鎧の隙間から血が溢れてますね」
ドロシー「このままだと映せないので、モザイク処理お願いします」
しっこく「おおおおお乙女よ、どどどどどどうか落ち着かれよ!」
ドロシー「まずはあなたが落ち着くべきかと」
しっこく「……失礼した。今宵は乙女に代わり、私が明日の天気を伝えよう。まずはこの気圧配置図を見られよ。
移動性高気圧が(略)上空の寒気が(略)大気が不安定な状態に(略)、よって午前中は晴れるが、午後から
夜にかけての突然の雨に気をつけられよ」
ルーテ 「お茶の間の皆さん的にはモザイクが喋っているわけですが、大体合ってます」
ドロシー「……ルーテさんって、天気図とか読めたりします?」
ルーテ 「はい、読めます。私、優秀ですから。それにしてもゼルギウスさん、噂以上の見識をお持ちのようですね。
さすがベグニオン社社長の腹心といったところでしょうか」
しっこく「……………………テ」
ドロシー「て?」
規制?
しっこく「テレビで私の名前言っちゃ、らめええええーーーーっ!」つ【エタルド】【スキル・月光】
ドロシー「え゛っ!?」
ルーテ 「おっと」
ミカヤ 「あらあら」
どごおおおおおぉぉぉぉぉーーーーーんっ!
ブツンッ、ザーーーーー………………
―――(´・ω・`)しばらくお待ちください(´・ω・`)―――
ドロシー「……二人とも、大丈夫ですか?」
ルーテ 「はい、大丈夫です。回避には自信があります」
ミカヤ 「うちには似たようなのがいるから……」
ドロシー「番組の最後で社屋がなくなってしまいましたが、ルーテさん、一言お願いします」
ルーテ 「グレイル工務店とエッダ教団はウハウハですね」
ドロシー「ルーテさん、ミカヤさん、今日はありがとうございました。それでは、また明日」
イリオス「(音声のみ)この番組の提供は『鍋の修理から武器の強化までおまかせください ダニエル錬成店』と、
『眠っているお宝、高く買い取ります ジョージ古物商』、ご覧のスポンサーの提供でお送りしました」
―CM―
リン 「ニュースの後は!」
フロリーナ「しゃ、しゃみゅりゃいえみゅみゅみゅりぇみゅしぇんぎょぎゅでぃぇんっ!」
スー 「みんな、見て」
―兄弟家―
ヘクトル 「おいおい、ほとんど言えてねえじゃねえか、フロリーナのやつ……」
リン 「あーっ、もうっ! フロリーナったら可愛いんだからっ!」
ヘクトル 「うおっ!? いきなり何だよ!?」
リン 「これ50回くらい撮り直してやっと最後まで言えたんだから! 撮影中すっごい一生懸命でいじらしくて、
もう絶対最後まで言おうねっていってやっと撮れたんだから、文句言ってんじゃないわよ!」
ヘクトル 「……お、おう」
エリンシア「うふふ、リンちゃん? たまには姉さんと二人きりでお話ししましょうか?」つ【アミーテ】【ライブ】
リン 「ま、待って、エリンシア姉さん! アミーテとライブの杖は何も語らないっ!」
エリンシア「 問 答 無 用 」ズルズル
リン 「い、いやあああああぁぁぁーーーーー…………!」ズガーンズガーン! ポワァー ズガーンズガーン! ポワァー……
エイリーク「…………(言えません……リンの気持ちが痛いほどわかるなんて、絶対に言えません!)」
エフラム 「どうした、エイリーク? 顔色が悪いぞ」
エイリーク「ソ、ソンナコトナイデスヨ?」
エフラム 「……相変わらず嘘が下手だな、お前は……」
エリウッド「リーフ、お手柄だったね。あの魔法の嵐から、よくセリスとロイを生還させたよ」
リーフ 「まかせてよ! あの嵐を生きてかいくぐれるのは僕ぐらいだからね。いやーほんと手伝いに行ったのが
僕でよかった」
エリウッド「人の命、まして弟たちに値段をつけるわけじゃないけど、6万ゴールドの出費は考えただけで……いたたた」
セリス 「リーフ、すごかったよね」
ロイ 「うん。僕たちだったら死んでるような大怪我してるのに、僕たちの回復優先したもんね。今日初めて
リーフ兄さんを尊敬できた気がする」
マルス 「ロイ、何気にひどいこと言ってないかい?」
ロイ 「え?」
マルス 「いや、わからないならいいんだ」
シグルド 「ただいまー。 ん? アイクはまだ帰って来てないのか?」
アルム 「お帰り、シグルド兄さん。アイク兄さん、ものすごく忙しいみたい」
セリカ 「商店街を一から建て直すから、しばらく帰れないかもって」
ミカヤ 「ただいまぁ」
みんな 「お帰り(なさい)! ミカヤ姉さん(姉上)!」
終わり
おまけ
―ベグニオン・導きの塔―
アスタルテ 「PCが壊れた……やはり、不完全な人が作る物は不完全ということか……」
ユンヌ 「当たり前でしょ。何言ってんのよ」
アスタルテ 「世界を完全に、正しく導くために……お前を滅ぼす」
ユンヌ 「いやいや、世界のため〜とか言っても八つ当たりにしか見えないから? それと私が滅んだらあんたも
消えるかもって、エルランが何千回と言ってきたわよね?」
アスタルテ 「私はそれを認めない」
ユンヌ 「いや認めろよ。聞く耳持て? つか、ミカヤが呼んでるんだけど?」
アスタテューヌ「あの、お姉様方、どうか穏便に……」
ユンヌ 「わかった。修理に出して戻ってくるまで、私のノート貸したげるわ」
アスタルテ 「私はその宣誓を受け入れない」
ユンヌ 「……」ビキビキ
アスタルテ 「裁きを下す」
ユンヌ 「あーっ! もーっ! ミカヤとダーリン呼んで来るから、ここは任せた!」
アスタテューヌ「ふぇ? ふええええっ!?」
今度こそ終わり
代理投下しました
書いた人も投下さんも、乙。
終止爆笑しながら読ませてもらったが
メダリオンを手にしたラナが、アシュナードの如く笑ってる居るのが目にうかんだw
△月〇日
ようやく謹慎が解けた、今年は帰省出来なくてすまない妹よ。
と言うか何して謹慎処分になったんだろうか?
少し以前の日記を読み返して見る。
『ヒャッハー月ウワラバ日
ウェンディさんの前で他の人に告白暴発した……という夢を見た、これは夢だから好き放題やらせて貰うぜヒャッハー
朝、校庭で待っていたロイさんのストーカーことセシリアさんに華麗にフライングニーキックを決めてから斬り殺す。
警察の連中感謝してったぜヒャッハー
何時も通り妨害したら攻撃されたので、シャニーさんの天馬を弓のブービートラップで囲んでスーさんの馬を砂漠に放置してやったぜヒャッハー
何故か近づいただけでソフィーヤさんが怯えだした為、レイと一戦交える事になった。
闇魔法なんて当たるかよヒャッハー
昼休み、ララムの手の中の物体を「危険物!」と叫んで校庭の死体目掛けて投げ捨てる。
何か雑草が異常繁殖して死体が取り込まれたが些細な事は気にしないぜヒャッハー
放課後、ロイさんに個人授業しようとしたギネヴィア先生に当て身しようとしたらワカメ頭の警官に攻撃された。
デルフィは既に盗まれてたから、さっきのブービートラップの場所に誘い込んでやったぜヒャッハー
オスティア邸に戻ると、クレインさんから同士勧誘メールが来てたので、アレンさんと買い物をするティトさんの画像を添付して返信しておいたぜヒャッハー
その後半分怒り半分喜び状態のボールスさんに訓練に誘われて、力速さカンスト勇者とlv20ジェネラルの模擬戦になった。
ついつい熱が入ってマッスルタワー像を壊したぜヒャッハー…』
………………
やったね、明日は焼き土下座だ。ヒャッハー…………
いろんなネタがいっぱい。久々にやってみよう
竜王家のY君の悩み・・・家庭内暴力に悩んでます。妹の特効魔法にチビ達のブレス・・・。このままじゃ体が持たない。助けてくれ・・・
シレジア社のSさんとクリミア社のMさんの悩み・・・激務ばかりで休み欲しさに無断欠席をして一人旅をしてしまいました。みんな許してくれるでしょうか・・・
ユングヴィ家のF君の悩み・・・最近従兄妹の家が吹っ飛んだらしい。何が起きたかの予想はだいたいつくがどこに頼めば頑丈な家が建てれるだろうか?
リグレ社のKさんの悩み・・・休暇を・・・くだ・・・さい
兄弟家のL君の悩み・・・真の悪はベルン署だと思うんだ。ナンパしただけで人を捕まえるわ最悪話しかけただけでも逮捕だなんて絶対おかしいよ
兄弟家のE君の悩み・・・Sが俺に冷淡だ。Hも俺と似たようなものなのにアイツにはひっついてる。俺の何が悪いんだ
コンウォル家のRさんの悩み・・・ブーツとはやての羽の売ってる場所を教えてほしい。このままでは俺の人生が・・・!
兄弟家のH君とE君の悩み・・・最近彼女が欲しいなと思うことがありますがわがままでしょうか?気になってる娘が2人ほどいます
教師Gさんの悩み・・・私は生徒達にちゃんと勉強を教えてられてるのでしょうか?少し心配です
フリージ家のIさんの悩み・・・新世界到来を何としてでも防ぎたいです。このままではY様が近いうちに新世界の扉を開きそうな気がするのです
>>150 Y君へ
発明家R…ただいま葉っぱさんのゾンビ成分を研究中です。葉っぱ強化薬が完成すればHPを∞にできますのでお楽しみに。
Sさん&Mさんへ
教師W…甘ったれるでないわ!世間や同僚はお前等の母ちゃんではないぞ!辛いです勝手に休みましただけど許してくださいなんて理屈が通るわけなかろうが!
お前等だけが激務をしておったというのか?会社の仲間にその激務を全部押し付けておいてどの面さげて泣き言がいえるのじゃ?
ここで愚痴はいておるお前らははっきりいって社会人のクズじゃ。相談に乗る価値も無いわ。とっとと仕事やめて家に篭ってニートにでも成り下がったほうがまだ世間に迷惑かけずにすむわい。
F君へ
グレイル工務店S…そんな貴方のための工務店です。お見積もりは無料ですのでまずはお電話ください。ご予算に応じて掘っ立て小屋から城までなんでもお建てします。
Kさんへ
FETV社員I…いいじゃん。一ヶ月休み無しで働いて雀の涙しかもらえねぇ俺みたいなブラック企業社員もいるんだぜ?それからすればあんたは金だけは多くもらえるだろ。
もっと悲惨な奴もいるんだぜ?
L君へ
ベルン署G…その話しかけられた女性から被害届が出てるんだよ。お前は嫌われてるということをいい加減理解しろ。
それとお前は捕らえるだのでアイテムかっぱぎもやるだろうが。
E君へ
フレリア家T…ええっS様が!?おっかしいわねぇあんなにEにべったりなのに…し、しかもいつのまにかHとフラグが?
あのピザデブロリコンだったのねっ私のS様に手を出すなんて許せないわ!ヴィドフニルで串刺しにしなきゃ…最近ちょっとS様のためにロプト教に入信しようかなって思ってる。
Rさんへ
三姉妹次女F…へっへっへ〜〜秘密の店で売ってるけどさぁ…そこは徒歩じゃいけない山の奥なんだよね〜♪
けどあたしのペガサスなら楽に跳んで行けるよ。だ・か・ら♪ アタシが代わりにお使いいってきてあげるよ。
運送料と手数料は二千Gでどう?
H君&E君へ
兄弟家次兄A…よくわからんがお前らの年なら自然な事じゃないのか?心配するな俺がフラグを建ててやろう。そして折ればいいんだな?
Gさんへ
教師S…では一人あたりの受け持ちを減らしてその分集中的に教えられる環境を作るというのはどうでしょう?
私とG先生で半分づつ受け持ちましょう。G先生には女生徒をお願いします。男子は私が担当しますからハァハァ…ぴ、ピチピチの少年がたくさん…
Iさんへ
フリージ家T…もう開いてます。手遅れです。
>>151 道を歩いていたヘクトルの前に、一人の少女が立ち塞がる。
ヘクトル「ん?」
ターナ「……」
ヘクトル「……誰だお前? あー、確かエイリークの友達か……? 俺に何か用」
ターナ「黙りなさい、このロリコン!」
ヘクトル「ロッ……お、おいテメー、なんで俺がロリコンなんだよ!? エフラムと間違えてねえか!?」
ターナ「いいえ、あなたもロリコンよ! エフラムもロリコンだけど!」
ヘクトル「……訳わかんねー」
ターナ「しらばっくれても無駄よ……あなたが『兄弟家のH』であることはとっくにお見通しなんだからね!」
ヘクトル「は? 何の話だ?」
ターナ「まだとぼけるつもり? 最近『兄弟家のHがSにべったり』……確かな情報よ」
ターナ(そう、『ヘクトルがサラにべったり』……まったく、ホモの振りしてロリなんてとんでもない変態だわ!)
ヘクトル(HがS……俺の周りでSって言うと……セリスか? そんなベタベタしてるつもりはねえけどな……)
ヘクトル「……いや、それ以前にロリってほど幼くねえだろ、あいつ」
ターナ「なっ……ど、どう見ても幼女じゃないの、あれは!」
ヘクトル「どう見てもってお前……まあ気持ちは分からんでもないけどよ、
あいつも自分の見かけについては気にしてるんだからあんま言ってやるなよ」
ターナ「ッ……確かに最近、自分の胸が膨らまないことについてちょっと悩んでるって聞いたけど」
ヘクトル「胸? いや、膨らむわけねえだろ。膨らんだらおかしいっての」
ターナ「なっ……あ、あなたあの子が未来永劫にロリだって言いたいわけ!?」
ヘクトル「だからロリってほど……の前に、まず誤解を解いておきたいんだが」
ターナ「な、なに?」
ヘクトル「あいつは確かに女に見えるかもしれないが……れっきとした男だからな?」
ターナ「……はぁ!?」
ターナ(なに言い出したのこのピザ……! で、でもこの真面目な顔、とても嘘を吐いてるようには……
じゃ、じゃあまさか、サラは本当は男の子だったってこと!?
た、確かにわたしはあの子の裸まで見たことがあるわけじゃないから分からないけど……って)
ターナ「……ちょっと待って。あの子が男の子だったとして、何故それをあなたが知ってるの?」
ヘクトル「何故って……聞くまでもねえだろそんなもん」
ターナ「じゃ、じゃあまさか、あの子の裸を見たことがあると……!」
ヘクトル「そりゃあるよ。一緒に風呂だって入ってたしな。エフラムたちも一緒によ」
ターナ「……イヤ――――――ッ!」
ヘクトル「……っつっても、せいぜい小学生ぐらいまでの話……って、もう行っちまいやがった。
何だったんだ、一体……?」
〜後日〜
ロイ「……なんか最近エフラム兄さんがシスコンでロリコンでショタコンの三重苦だって噂が広まってるんだけど」
リーフ「ついでにヘクトル兄さんがホモ+ショタ好みだって噂もセットで」
ミカヤ「エフラム……!」
ヘクトル「テメー、俺にまでとばっちり喰らわせんじゃねえぞ!」
エフラム「よく分からんが俺のせいじゃないぞそれは!」
エーディン「それよりシグルド様は。シグルド様はまだなのですか?」
ラナ「普通に考えてシグルドさんよりセリス様の方が先じゃないかしら?」
エーディン「ラナ? あなた今、何か言った?」
ラナ「いいいいいいえ、何にも言ってませんわ、お姉さま!
それより、早くシグルドさんの番になるといですね!」
ただ、(夜に幼女とベッドの上で)戦いたい
…お前はそう思ったことはあるか?
>>153 マルス 「格好良いね。見た目は」
リーフ 「確かに格好良いよね。見た目は」
ロイ 「これでシスコンでロリコンと言う残念なイケメンだからねぇ」
エフラム「お前達、俺に何か恨みでもあるのか?」
ヘクトル 「それよりも俺達が全く出てこない件について」
エリウッド「セリスやシグルド兄さんにも言えるけどカスリもしないよね僕達」
リン 「意図的に避けられてるのかしら?」
マルス 「兄さん達は人気あるからねぇ。アイク兄さんと並んで最後辺りじゃない?」
個人的にDLCの大トリを締めるのはヘクトルかアイクのどちらかだと思っている。
覇王の剣とは誰も言わないんだな…
覇者の剣だったら知ってるぜよ
>>155 あなたは幼女相手なら無敵じゃないですか
何となくDLCのトリを努めるのはアイクのような気がする。
「異界か……、腕がなるな」
クロムは兄弟家だとどのあたりだろうなぁ…
個人的にはアイクと同じか一つ下あたりのイメージだが
>>155 サラ「つまり、その槍で私を好きにして…ってことね。今夜兄様に戦いを挑んでもいいのかしら」
エフラム「…確かにリワープで乗り込んでくるのは奇襲なんだよな」
>>163 エフラムの攻めに対してリザイアと再行動で対抗ですねわかります
他にもスリープとかバサークもありますよ
>>153 マミーの楽園とな
セリス「行く!絶対行く!」
ああ……そういえばマミー君人形持ってましたっけセリスちゃん
ヘクトル「おら、(マミー君)経験値出せよ(ゲシッ ゲシッ」
セリス 「やめたげてよぉ!」
…うん、違和感無いな
覚醒解禁まであと一週間か。
自分は3DS持ってないから見守ることしかできないが楽しみだ。
ただ待っているのも暇なのでアイクの嫁候補達で書きかけのネタがあったから投下してみる。
覚醒プレイで忙しくてネタを書く暇がない人達への刺激にでもなればうれしい
んでは投下
まずはミストから
170 :
成長の証?:2012/05/12(土) 19:23:18.40 ID:LguBwHQy
グレイル工務店には女性従業員が何名か混じっている。
それ自体はこの紋章町ではそれ程珍しい話ではないのだが、
ほぼ全員が同じ男を好きになるというのは珍しい流石に珍しい部類に入るのではないだろうか。
……この場合、男の方が異様と言った方が適切なのだろうが。
中でもミスト、ワユ、イレースの3名は歳が近い為か、一緒に仕事をする事が多い。
同じ一人の男を好いている為険悪なのではないか、という見方もされているが、
実際の所彼女達の仲は非常に良好といって良い物であった。
それは彼女達の人間性の為か、はたまたアイクという名の難攻不落の要塞を攻め落とす為の無意識の団結なのか……それは誰にも分からない。
そんな彼女たちも、当然年頃の女性であるからして、女の子らしい話題で盛り上がる事も往々にして存在する。
現在時刻は昼過ぎの休憩時間、どうやら今は髪型に焦点が当たっているようだ。
切っ掛けは、ワユのこんな一言だった。
「そういえばさ、私達って皆髪伸ばしてるよね」
「あー……言われてみればそうかも。
でもワユは剣を振る時とか邪魔にならない?」
ワユはミストにそう問われ、僅かに誇らしげな様子で言う。
「ふっふーん、そこはまぁ慣れって奴だね。
昔から強い剣士は例外なく長髪、っていう風習があるって聞いたことあるし。
なんでも「お前の攻撃なんかじゃ髪の毛一本痛めやしない」っていう自信の表れらしいよ」
「長髪で、挑発……(ボソッ」
イレースの発言は二人が会話を続けた事で華麗にスルーされた。
最もイレース本人も反応が欲しくて喋った訳ではないようで、そのままお茶を飲みながら聞き役へと戻った。
ちなみにワユ5:ミスト3:イレース2。これが普段の3人の発言量の基準である。
171 :
成長の証?2:2012/05/12(土) 19:28:26.00 ID:LguBwHQy
「でも、昔ドジっちゃってしばらく短くしてた時期はあったなぁ。
ショートカットも嫌いじゃないけど、やっぱり普段の髪型の方が落ち着くしね」
ワユはそう言いながら無意識にうなじの辺りに手をやり、撫でるような仕草を数回行っていた。
ひょっとしたらその時の痕が今でも残っていて、それを隠しているのかもしれない。
ミストはそう思ったが口には出さず、こう言った。
「そうなんだぁ。ちなみにイレースさんは、伸ばしてるのに理由があるんですか?」
「……お腹が空いてどうしようもない時のひじょうしょk(ry」
「「わーー!わーー!!」」
新たな地雷を掘り起こしてしまったミストを、ワユが慌ててフォローする。
「そ、そういやミストも昔はショートカットだったよね!
あれも今と同じくらい似合ってたけど、なんで伸ばし始めたの?」
「うーん、ちょっと恥ずかしい理由なんだけどなぁ」
ミストにしては珍しく、歯切れが悪い。
しかし表情から暗い体験ではないようだと悟ったのか、ワユが追求を続ける。
「まぁまぁ、私達の仲だし話しちゃいなって」
「えーっと、確か私が6歳位の頃の話なんだけどね。
その時はまだ髪を伸ばしてたんだけど……」
……………
…………
………
172 :
成長の証?3:2012/05/12(土) 19:31:27.49 ID:LguBwHQy
そう、あれはまだ私が小さくて……お母さんが、まだ生きてた頃の話。
切っ掛けはなんだったっけ……そうそう、父の日が近いから、
お父さんに日ごろの感謝をこめて料理を作ろうとしたんだっけ。
とは言え、当時の私はまだ小さく、レパートリーは限られる。
色々悩んだ末、材料が揃え安いホットケーキを作ることに決めた。
一人で作ろうと、父と母が休日に出かけている間に作る準備を始めた。
材料、調理器具を揃え、踏み台のみかん箱も調達、準備完了だ。
「やっるぞーーー!!!」
そこから私の、初めての調理という名の戦いの火ぶたが切って落とされた。
「あ……まあいっか!」
殻の破片を幾らか残したまま卵を割り終え
「ちょっとこぼしちゃったけど……だいじょぶだよね!」
腕や顔を白くしながらケーキの元をボウルに空けて
「うんしょ、うんしょ……」
床や壁に独創的な模様を残しながら材料を混ぜ合わせて
初めてだから仕方がないと言えば仕方がないのだが、我ながら酷い有様だったと思う。
それでもあの時は子供心ながらに、よくできているつもりだったのだ。
173 :
成長の証?4:2012/05/12(土) 19:32:02.04 ID:LguBwHQy
苦戦しつつもようやっと、後は焼くだけという段階まで漕ぎ着けた。
以前父が火事後の建て直しをしている所を見ていた為、
漠然とだが火の不始末の恐ろしさは理解していた。
そのため、脇に水で一杯のバケツを準備し、両手にミトンをはめ子供なりに出来る限りの備えをした。
そして私は、とうとう焼く作業に入った。
「………………………」
火事にならないように弱火にしていたせいなのか、
それとも大食漢である父の為にと5人分一度に焼いていたせいだろうか、
なかなか生地に火が通らない。
そのためあってはならないことだが、私は退屈し考え事を始めてしまった。
(これを見せたらおとーさん、よろこんでくれるかな?
あんまりおいしいからいっきにぱくぱくぱくーって食べておかわりを作らなきゃいけなくなるかも!
そしたらまたこうやって焼いて……あれ?)
浮かれていた私を現実に引き戻したのは、いつの間にか辺りに漂う異臭であった。
それもただ生地が焦げただけではない、火事場で嗅いだ生き物が焼ける匂いに似ていた。
……結論から先に言えば、この悪臭は髪の毛の先端部分が焦げたものだった。
そこですぐさま火を止め、脇のバケツに髪の毛をつけていれば良かったのだが、
そんな冷静な行動を6歳児がとれるはずもなく……
「や、やけしんじゃうーーー!!」
そんなことを叫びながら、私は転がり込むようにしてシャワー室へと向かってしまった。
……つけっぱなしの火と、その上の憐れな生地を残したまま。
174 :
成長の証?5:2012/05/12(土) 19:32:37.76 ID:LguBwHQy
一時間後……両親が帰ってくる時間になった。
帰って来た両親を出迎えたのは、一部だけ切り取られたちぐはぐなヘアスタイルの娘と、
変わり果てた台所であった。
そこから先の出来ごとは説明するまでもなくお決まりの流れだ。
泣きながら下手な説明、そして弁明を始める私。
父の説教、母の小言、そして久しぶりの体罰(お尻百叩き。お母さんが本当に怒った時だけ行われる極刑
それから一段落して、父は部屋に戻って行った。
母はまだ目に涙の残っている私をなだめつつ、不格好な髪を切りそろえてくれていた。
その時の会話は短い物だったが、不思議と今でも記憶に残っている。
「……もう、まだ泣いてるの?」
「だって、だって……
せっかくおとーさんの為に、がんばったのに……っ
しっぱいして、たべられなくしちゃったんだもん」
「……ふふ」
「?」
お母さんは微笑を浮かべながら、髪を切り続ける。
私の思い出の仲ではお母さんはいつも笑顔でいた様な気がする。
子供の私から見ても、とても笑顔の似合う素敵な女性だった。
「お父さんね、あの後ちゃんと食べてたのよ。
ミストの初めてのお料理」
「ええ!?あんなにこげちゃってたのに?」
最後にフライパンの上を見た時は、あれが人の体内に入るものだとは到底思えない出来だった。
それを父が食べたと聞き、嬉しさと父の体調への不安とがない交ぜになり、何とも言えない感情が胸を支配する。
「うん、涙とか……色々流しながらおいしいおいしいって食べてた」
175 :
成長の証?6:2012/05/12(土) 19:33:37.25 ID:LguBwHQy
「そっかぁ……食べてくれたんだ」
「うん。でもお父さんには内緒にしておいてね?
結構見栄っ張りな人だから」
見栄っ張りの意味はよく分からなかったが、私は即座に同意した。
……決してまだお尻に痛みが残ってるからとかそんな理由からではない。
「……よし!できたわよ」
話している内に散髪は終了したようだ。
鏡を見てうんうん唸っている私を見て、お母さんが声を掛ける。
「気に入らない?」
「ううん。でも、前の方があってたから」
「あら、その髪型も似合ってるわよ?
それにお料理とか運動するなら、そっちの方が動きやすいしね」
「そうなんだぁ。
……もっと、お料理じょーずになりたいな」
この台詞を聞いたお母さんは始めは驚いていたようだが、すぐに笑顔になりこう言ってくれた。
「なら、私が教えてあげる。
大丈夫よ、ミストならすぐに上手くなるわ」
「ほんとう?」
「うん。約束ね」
「うん!やくそく!!」
その時、子供ながら、おぼろげに決意した。
いつの日か、調理技術が上達したと実感できるその日までは、この髪型でいようと。
……………
…………
………
176 :
成長の証?7:2012/05/12(土) 19:34:13.24 ID:LguBwHQy
「えーと、それからかな。料理の勉強するようになったのは」
喋り過ぎたと思ったのか、語り終えた途端にミストはうつむき加減になってしまった。
途中から完全に話に引き込まれていた二人は、ほうと短く息をつく。
気を静めようと思ったのか、手にしていた飲みかけの紅茶を飲んだ途端にミストが顔を顰める。
どうやら話が長かったために、冷めてしまったようである。
「そうかぁ、てっきり大将のためかと思ってたけど、団長かぁ」
(作者は最初その路線でいこうとしていたんですけどね……
でもそれをここでいうのはメタ発言が過ぎるのでやめておきましょう、まる」
「口に出てる出てる。
でもそんな理由があったなんてねぇ……
普段料理とかしないから、あたしも焦がしたりしないように気をつけようっと」
「焦がしてしまったらもったいないので私にくd(ry」
「「そのネタはもういいから!!」」
二人の息ぴったりのつっこみが工務店内に響き渡る。
グレイル工務店は、今日も平和だ。
(終わり)
グレイルさんいい人だが涙以外に何を流したんだw
暁のミストは髪伸ばしたせいか結構雰囲気変わってたよな。
ほっこりした。乙です!
エフラム「髪と言えば、お前もかなり長い髪だよな。膝下まで伸ばしてる奴はそういないんじゃないか?」
サラ「他にも結構いるよ。白鷺の人とか、ニーナさんとか、ブリギッドさんとか」
エフラム「そうだったな……知り合いか?」
サラ「まあ、髪のケアについて色々話したりとか」
エフラム「世の中には結構いたもんだな……」
サラ「もっと凄い子知ってる。兄様も知ってると思うけど、兄様の弟の知り合いの……」
エフラム「……ああ、なるほどな」
サラ「一番はあのソフィーヤって子よね……地面まで着いて引きずるくらい長いのは初めてだわ。あれ願掛けか何かなのかしら」
エフラム「さ、さあな……」
サラ「地面に着くまで髪を伸ばすと恋愛成就とか? どうせなら私もやってみようかな……兄様が素直になってくれれば必要無いんだけど」
エフラム「……やるのは勝手だが、手入れが大変だと思うぞ……まあ今もだろうが」
http://www.nintendo.co.jp/fe/index.html ここのミュージアムなり公式から色々見れるが、リンダ、フィーナ、アルテナとかも相当髪が長い
手入れ大変だろーな
>>134-146 投下乙、そしてコラボありがとうございます。
シャイニング・リザイアwwwマジで使ってくれるとは思ってませんでしたwww
そして、相変わらずのカオスっぷり、もうどこから突っ込んだらいいか分かりませんwww
機会があれば、またコラボお願いします。GJでした!
>>170-176 父の為に頑張って料理を作る娘……( ;∀;) イイハナシダナー GJです!
あと、イレース髪の毛食うなwww
では、こちらも『ママチャリの系譜』前スレ
>>678-684の続きを投下します。
そろそろ忘れられているかも知れませんので、一応ルールとコースの説明も最初に投下しておきます。
この後、シグルド兄さんが言いますが、5月14日は……
ノイン 「さて、第3レースの途中ではありますが、この『ママチャリの系譜』の
メインであるファイアーエムブレム聖戦の系譜15周年記念杯争奪二人乗り自転車レースの
ルールとコースの紹介をおさらいしておきましょう」
エルフ 「どうでもいいという方はスルーして下さいね。それではアインスさん、お願いしますわ」
アインス「御意。大まかなルールは以下の通りである」
・出場資格は『ファイアーエムブレム聖戦の系譜』に登場した人物のみ。
・レース中の妨害、攻撃は基本的には何でもアリ。武器の持ち込みもOK。
ただし、神器、魔法の杖、遠距離攻撃武器(メティオ等)の持ち込みは禁止。持ち込んだ場合は失格。
なお、リターンリング等で移動した場合は逆走したと見なす。
・妨害や攻撃等で図らずも他の選手を殺害してしまったチームは即失格となり、罰金30000G×殺害数。
つまりバルキリーの料金を負担する事。
・服装は自由。公序良俗に反する服装でも面白ければOK。
・各チーム必ず1回以上ピット(サーキットの修理所)に入らなければならず、
必ず2回以上交代しなければならない。
・完走できなかったチームが複数出た場合は、走行距離で順位を決定する。
注:このネタは夏に書き始めた為、季節は夏となっております。実況でも猛暑がどうとか言う事があります。
現実世界で冬将軍が猛威を振るっていようとも、このネタの中では夏真っ盛りです。
アインス「だいたいこんな所か。何か抜けている項目があるやも知れぬが、気にするな。次はコースの確認に移る」
■■■■■■■■■■■■■■■ ◇=スタート ◆=ゴール
■┌→→→→→A→→→→→B■ ■=壁、フェンス、建物などの障害物
■↑■■■■■■■■■■■↓■
■↑◆ ■■■↓■ @グラウンドオーバルコース
■└┤ ┌◇→→→┐ ■┌→┼→D→山┐ Aダンディライオンロングストレート(たんぽぽ小道)
■□ ↑↑ @ ↓ ■↑泉↓■ ↓ Bたんぽぽカーブ
■ピ ↑ ↓ ■└C┘■ E C勇者の泉ウォーターバンク
■ッ ├←←←←┘ ■■■■■ ↓ Dナーガヒル山間ラリーコース
■ト ↑ ■┌←←←←←山┘ Eナーガ神像折り返し地点
■□ ↑ ■■■■■■F■■■ Fグランベル中央体育館裏ヘアピンカーブ
■ H ■■体育館■└→┐■ Gグランベル中央体育館裏ストレート
■ ↑ ■■■■■■■■↓■ Hグラウンド前休憩所(ピットロード)
■ └←←←←G←←←←┘■
■■■■■■■■■■■■■■■
アインス「コースの名称はノインが勢いで言い換えている故、参考程度にしかならぬ。
このコースを3周走って、グラウンド1周を最後に走りきり、図の◆の所に到達すればゴールである。
これまでの熾烈なる予選を勝ち抜き、本選にて首脳の座を争うは以下の者達だ」
マシン名 搭乗者
スターダスト・フェアリーズ シグルド&アルヴィス
ダブル・エルダー アルテナ&マナ
【New】ゴリアスティーノ田中 スカサハ&レイリア
【New】大万福丸 トリスタン&ラドネイ
アルテナ 「あなた達のレースを見させてもらったけど、何だか良い雰囲気だったわね」
トリスタン「俺も昨夜、幽体離脱してマナの寝顔見てたけど、なかなか良い雰囲気だったぞ」
マナ 「に、人間は幽体離脱なんてしませんっ! そんな怖い事は全部プラズマなんですっ!!」
ラドネイ 「どんな現象だよ、プラズマって……? それに寝顔が良い雰囲気って、どんなんだよ?」
スカサハ 「冥土の土産を貰って、安らかな眠りについていたな……」
レイリア 「思わず死に化粧を施しそうになったわね……」
マナ 「いーーーーーーーーーーーーーーーーーーやーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっ!!!!」
アルヴィス「賑やかな連中だな…」
シグルド 「ああ。だが、油断は出来ないぞ」
ノイン 「はい、ありがとうございました。本編での実況解説は、このエルフ&ノインにお任せあれっ!!」
エルフ 「よろしくお願いしますわ。それでは本編をお楽しみ下さいね」
193.5
シグルド 「さて、42章最初の『ママチャリの系譜』が始まるのだが、その前に!
我々の出ている『聖戦の系譜』は5月14日で16周年を迎えるのだ!」
エリンシア「おめでとうございますわ、お兄様。最も、このネタでは15周年のままですけど」
シグルド 「『覚醒』も無事発売された事だし、今年こそはディアドラとの仲をより一層深めたい。
エリンシア、応援してくれるか?」
エリンシア「もちろんですわ、お兄様。ですが、42章も続いていながらディアドラ様との仲が進んでいないのは
お兄様にも原因があると思います」
シグルド 「それは確かに……原作では僅か数ターンで結婚までこぎつけられたのだが」
エリンシア「その時はそれで良かったのかも知れませんが、わたくしに言わせれば『神よ、もし私たちの愛が…』
とか『君にキスできない…』などという生っちょろいセリフでは女性の心を掴む事など
到底出来ませんわ! 女性を惹きつけるにはやはり男性的な魅力……そう、KINNIKUですわ!」
シグルド 「な、なんだってー(AA略)」
エリンシア「…と、その前に、お仕事がありましたわね」
シグルド 「あ…ああ、前回のあらすじを紹介するのだったな。前スレ
>>678-684はこんな感じだったかな?」
前回終了時点の状況、順位
ロングストレート
──────────────┃ ┃────────────────────┐
ファ レス デュ- ジャム ┃省┃ |
ロド ラナ ヴォ ブリ ┃略┃ ミデ |
──────────────┃ ┃────────────────┐ |
エリンシア「順位は上の図で一目瞭然ですわ。あとは過去ログを参照して下さいまし」
シグルド 「いいのか!? そんな適当でっ!?」
エリンシア「構いませんわ、そんな事よりお兄様の恋愛事情の方が大事ですもの。
さて、先程女性を惹きつけるにはKINNIKUと申しましたが……」
シグルド (エリンシア……私の為にそこまで……やはり、持つべきものは家族。
十二魔将の人には申し訳ないが、このまま行かせてもらう!)
エリンシア「お兄様にKINNIKUがないとは申しません。そのスマートでありながら剛健さとしなやかさを
併せ持つ素晴らしいKINNIKUは多くの女性達を虜にしてしまうでしょう」
シグルド 「そうなのか?」
エリンシア「ですが、それでもディアドラ様は全く満足しないのです。
何故なら、彼女が求めているのは、至高のKINNIKUだからですわっ!!」
シグルド 「いや、流石にそれは……」
エリンシア「いいえッ!! エフラムちゃんを見て御覧なさい! あの細身ながらも逞しく、引き締まった肉体と、
強くてしなやかでバネのある美しいKINNIKUが幼い少女達を魅了しているのですっ!!」
シグルド 「むぅ……」
エリンシア「そして、ヘクトルちゃんのどっしりとした相撲取りのような力強いKINNIKUは
非力でか弱いペガサスナイトの少女達を惹きつけてやまないのですっ!!」
シグルド 「なるほど……」
エリンシア「そして、アイク。日々の鍛錬によって極限までに鍛えられた究極のKINNIKUッ!!
あの美しさと力強さを兼ね揃えた至高のKINNIKUに包まれたいと願う女性達は後を絶ちませんッ!!」
シグルド 「あの嫁候補の数、確かに納得せざるを得まい……ん? アイクが至高のKINNIKUという事は……」
エリンシア「そうですわ、要するにお兄様もアイクと同等のKINNIKUをつければ、ディアドラ様のハートは
射止めたも同然ですわ! そうと決まれば、早速そのナイスバディを更に鍛え上げますわよっ!!」
シグルド 「アイクと同等……そんな事が私に……。いや、出来る。私にはアイクと同じ血が流れている。
この肉体も鍛え直せば、至高のKINNIKUを手に入れる事だって出来るはずだっ!」
エリンシア「その意気ですわ、お兄様! まずはこのレース中に腕立て伏せ、腹筋、背筋、スクワットを各5000回、
100mダッシュ500本行きますわよッ!!」
シグルド 「そんなにやるのか!? いや、しかし、アイクならこれぐらい平然とやってのけるだろうし、
何よりディアドラのハートを掴む為だ! 私はやるぞ、やってやろうではないかッ!!」
フュンフ♂「……ねえ仕事して。……頼むからちゃんと仕事して(涙)」
194
ノイン 「さて、メイドとお姫様が住まう謎のユングヴィ城は、早くもたんぽぽ小道を抜け、
勇者の泉ウォーターバンクに続くたんぽぽカーブに差しかかります。カーブだシュートだX勝ちよ!」
エルフ 「9回表できっちりと抑えてほしいところです」
ミデェール「どうしましょう、エーディン様。大きく引き離しましたし、この辺りで一旦温存と行きますか?
或いは、一気に引き離して皆さんの戦意を殺ぐ作戦で行きましょうか?」
エーディン「ミデェール、一気に終わりにしてやりなさいっ!」
ミデェール「はい、エーディン様!」
エーディン「がんばっ!」
─────────┐ ┌────────┘ │
ミデ─┐ │ | /
──────┐ │ ギュイーーーンッ!! | □□□□□□□ /
│ │ │ | □□□□□□□ /
│ │ │ | □□ ミデ □□□/
│ │ │ |. \__/
│ │ │ └──────ズルッ!!──
ドッパァァァンッ!!
ノイン 「ガンバ、ガンバ、ガンガンガンバ!! 水平線だよ、ガンバ!
ミデェール選手が水平線の下に沈んで行きます!!」
エルフ 「つまり、ドボンですね」
ノイン 「ドボンですっ!! トップ独走の謎のユングヴィ城、ウォーターバンクに散るっ!!
これはもったいないが、後続集団にとってはまたとないチャンスが訪れたぞぉっ!!」
セーラ 「あ〜あ、やっちゃったわね…」
ドロシー 「詰めが甘かったですね」
ノイン 「トップが水没の間、後続はたんぽぽロードの後半戦に入っております! ロード島戦記!」
セーラ 「ここからどれだけ差を詰めるかが勝負ね」
ノイン 「島はないけど道はある。だから、俺達は走るんだ。
かつて、この道を走った数多くのライダー達は言いました。そして今、次代を担う若者達が……」
エルフ 「その話は長いんですか?」
ノイン 「終わります。さて、たんぽぽ小道をひた走る集団に動きがあった模様!」
─────────────────────────
レス ジャム
ファ ロド ラナ→☆←デュー ヴォ ブリ
─────────────────────────
ノイン 「5位プリンツェーッサが何やら仕掛けてきた! 撃てー! 撃つー!」
ズガガガガガガッ!!
ユリア 「なっ、何なのっ!?」
パティ 「ラナ、あんた用に持ってきた特注品よ! 覚悟しなさい!」
ラナ 「(カキーン!! NO DAMAGE!!)フン、愚かな…。このようなおもちゃが拳王に通じるとでも?」
パティ 「あら……効いてないの? まあいいや、ソレ!」(ズガガガガガガッ!!)
ノイン 「レオタード怪盗・パティ選手が6位の覇王ナース・ラナ選手に銀玉鉄砲を撃つ! 略してタマ鉄!
ガオガオしてないよ!! しかし、当然ながら銀玉鉄砲は火力が弱い!」
セーラ 「いや、あれ鉄砲……つーか、アサルトライフルじゃない!!」
ドロシー 「銀玉アサルトライフルとか……どこで手に入れて来たんでしょうか?」
ルーテ 「私、優秀ですから」
デュー 「う〜ん、所詮豆鉄砲じゃラナオウは倒せないか」
パティ 「そうよね、せいぜい岩にめり込む程度の威力しかないもん。しょうがないわよ」
ユリア 「そんな豆鉄砲がありますか!! ラナが人間離れしているだけよ!!」
ノイン 「中華料理は火力が命! シレジアはザクソン駅の隠れ家中華料理、レーミヤン!!
冷やし担々麺78G! 半餃子付きなら、90Gジャスト!!」
レイミア 「中華食いたくなったらあたしのとこに来な。たらふく食わせてやるよ!」
エルフ 「協賛ありがとうございますわ」
195
ノイン 「ズガガガと弾が当たるも、ラナオウにとってはさしたる驚異にもならず、
特に差は縮まりも開きもしません……んんっ!? いやっ、黒王号スリップ、黒王号スリップだ!」
ラナ 「(ズルッ!!)なッ!?」
パティ 「ふふん、引っかかったわね!」
ノイン 「銀玉ライフルの弾を踏んでしまった模様! 直接攻撃はダミーだ! ダミーだこりゃ!
真の攻撃目的は路面に弾をばらまいてスリップさせる事だった!!」
ユリア 「ちょっと、何やってるのよっ!?」
ラナ 「くっ、これがレースじゃなかったら即剛掌波なのに…」
ノイン 「クラッシュまでには至りませんが、スローダウンもやむ無しっ!
怪盗のトリックが覇王ナースをきりきり舞いっ! この間に集団が2つに分断される!!」
ジャンヌ 「ファバルさん、気をつけて下さい」
ロドルバン「面倒だな…」
レスター 「ったく、パティの奴…」
ノイン 「7位以下のマシンも銀玉を踏まないように進まねばなりません! 生き延びる事が出来るか!?
やわらかファバルの願いは一つ、生き延びたい、生き延びたい!!」
ファバル 「勝手に人の願いを捏造すんなっ!」
ノイン 「きゃっ、ファバルってば、照れちゃって(はぁと)」
パティ 「え、お兄ちゃん。彼女いたの?」
ノイン 「わたくしの中では、もうラブラブかラブラブドールレトリバーかと言うぐらい仲が良いです」
エルフ 「ラブラドールですわ」
ファバル 「おい、勝手に人の恋人を名乗るなっ!」
セーラ 「つーか、何で犬が出てくんのよ?」
ドロシー 「私に聞かないで下さい……」
ノイン 「サーキットの犬達と猫達がコースを駆ける!
犬ちゃんと猫ちゃんを食べちゃったらどうするんだよー!? 無責任な男ねー!!」
セーラ 「それ前にやらなかった?」
ノイン 「人呼んで、無責任実況・ソードマスター・ノイン! 放送とは送りっ放しと読むのであります!
今日も今日とて真剣な程にいい加減に実況して参ります! 真面目に不真面目!」
エルフ 「怪傑○ロリですね」
ノイン 「オチを言われたぁっ!! わたくしの実況を踏み台にしたぁっ!!
伏せる場所がおかしいですよ、マチルダさん!!」
マチルダ 「そんな事を言われましても…」
クレーべ 「こら実況、あんまり彼女を困らせるな!」
アルム 「あの2人も来てたんだ。他のみんなもいるのかな?」
ノイン 「ごめんなさいマチルダさん。さあ、レースの方は、序盤のクレイジー・クライマックス。
たんぽぽ小道ロングストレートという名のビルヂングの後半戦真っ只中!」
ドロシー 「クレイジーなぐらいの妨害合戦でしたね」
セーラ 「こいつら真面目に走る気ねえだろ…?」
ノイン 「真剣シラケ鳥などどこ吹く風、オーバーヒート気味の様相さえ呈しております各マシン!
7位帝王マシン・フェニックスアローが漆黒の覇王・黒王号を狙う!」
────────────────
レス─→ラナ
ファ ロド
────────────────
レスター 「ラナ、ここはいただくぞ!」
ラナ 「そうはさせませんっ!」
ロドルバン「貰ったっ!」
ノイン 「そのバトルの間隙を縫って、更に後方から8位の突撃隊長・ロドルバン選手が
オーバーテイクをかける! バトルに夢中になりすぎたか、レスター選手対応できず!」
レスター 「ッ!?」
ロドルバン「何っ!?」
ノイン 「あっ、いやっ! ブロック! グランベル水鳥拳のレスター選手、不自然な軌道でブロックだ!
これは……コース上の銀玉を踏みましたかね?」
エルフ 「踏みましたね。あっ、と。ロドルバン選手も今、踏みました」
ロドルバン「しまった!」
アサエロ 「ちっ、厄介だな…」
196
ノイン 「防衛軍のアイドルも微スリップ! これが余り続くようですと、
タイヤに与えられるダメージも心配されます。与ダメカンタービレ!」
ファバル 「慎重に、ゆっくりと…」
ジャンヌ 「皆さん、無茶しすぎですよ」
ノイン 「やや慎重になりながら、4台のマシンがほぼ縦一列に並んで、
やや前を行く先行の4台と、水没して未だリカバーならぬ謎のユングヴィ城を追う!」
ジャムカ 「足の引っ張り合いをしている場合じゃないんだがな…」
ブリギッド「バカな連中は遠慮無く置いていけばいいんだよ!」
ノイン 「そして先行4台は騒がしい後方グループとは対照的に、淡々とトップとの差を詰めていきます。
後方4台とはやや離れた状態でたんぽぽ小道を抜け、その先に待つのは難関ウォーターバンク!」
セーラ 「流石にここでの妨害工作はないでしょう」
ドロシー 「前のレース、その前のレースでも何人か水没してますからね」
ノイン 「前方に見ゆるは水の龍王がたゆたう勇者の泉ウォーターバンクッ!
全長約25m×20mの龍の巣が、ドラゴン大海嘯ブレスで阿鼻叫喚となるのか!?」
エルフ 「既に1チームが犠牲になってますわね」
ノイン 「さあ、前方集団は今、たんぽぽ小道の出口、ウォーターバンクへと続く
たんぽぽカーブにに差しかかる!! ああっと、世界ひろし号がスリップだッ!!」
エルフ 「オーバースピードですわ」
────────────────────┐
キキーーッ!! |
デュー ヴォ━━━→ |
────────────────┐ ブリ |
|ジャム ..|
ノイン 「ここから追い上げという時に何というううううっ!?
いやっ、スリップからカウンターステアッ!! これは……これはあああっ!!」
ジャムカ 「ドリフトかっ!?」
ヴォルツ 「その通りだっ!!」
ズザザザザザザザザッ!!!!
ノイン 「最高速からの超高速ドリフトだぁッ!! タイヤが砂塵を巻き上げる!
カメラを覆う土煙を突き抜けて……鮮やかな黄色のマシンが飛び出したッ!!」
セーラ・ドロシー「「ひろしキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!」」
ヴォルツ 「あばよっ!」
ブリギッド「やるじゃないか!」
ノイン 「ドリフト体勢から一気にアフターバーナーをかけての鋭角コーナリングだッ!!
姐御を追い抜いた世界ひろし、今度はアニキを吹き飛ばして2位に浮上か!?」
ジャムカ 「フンッ!!」
ギュイーーーンッ!!
ヴォルツ 「何!?」
ノイン 「コーナリングで落ちたスピードを瞬時に回復した燃える漢達『お』、
追い抜かれはしたものの独走は許さないっ、少々差をつけられたが、ひろしの後を追うっ!!」
ミデェール「すみません、エーディン様」
エーディン「過ぎた事を悔やんでも仕方ありません。急いでレースに復帰しましょう」
ノイン 「蟻地獄ならぬ水地獄、その水地獄に飲まれた謎のユングヴィ城が今、ようやくレースに復帰!
しかし、ここまで築き上げてきたアドバンテージは殆ど失われてしまったぞっ!」
セーラ 「あら、随分復帰が遅かったわね」
ドロシー 「必殺武器とか色んな物積んでるみたいですから、その影響では?」
リデール 「よし、このまま首位に浮上だ!」
ヴォルツ 「あったりめえよっ!!」
197
ノイン 「そして今、2番手でウォーターバンクに進入してきたのは世界ひろし号、
ドリフトの勢いもそのままに、ウォーターバンク、インっ!!」
ヴォルツ 「(ズルッ!!)なっ!?」
セーラ 「うわ、滑った!」
ノイン 「いけません! ややバンクに飲まれかける世界ひろし号!
ドリフト直後でグリップ力が低下していたかっ、タイヤに絡みついた砂が滑らせたかっ!」
ドロシー 「もしかしてドボンですかっ、ドボンなんですかっ!?」
ノイン 「さながら、ドーナツにまぶされたシュガーパウダーの如しっ!!
何であれはまぶされてるのっ!? カロリー増やす為の嫌がらせなのっ!?」
エルフ 「味付けじゃないですか? あと、見た目も良くなりますし」
リデール 「ヴォルツ! 泉に落ちるぞ!」
ヴォルツ 「フルパワーで行くっ!」
│ □□□□□□□
│ □□□□□□□
\ ミデ □□□□□□□
│\ □□□□□□□
│  ̄ ̄ ̄ ̄ヴォ
│ギュイーーンッ!! ジャム
└────────────
ノイン 「ほああああっ! 絶体絶命超特急、世界ひろし号!
傾斜バンクを一気に駆け上がり、ピンチ脱出かと思ったがぁっ!!」
ジャムカ 「いや、あれは……」
ベオウルフ「オーバーランだぞっ!!」
ノイン 「勢いがありすぎたっ! 世界ひろしとあろう者が焦ったかっ!? 痛恨のコースアウトだぁっ!!」
リデール 「ヴォルツ!!」
ヴォルツ 「くそっ、こうなったらイチかバチかっ!
奥義!! アイランドプルアウト・ヘリコプターターン!!」
┌──────────
│
│ ミデΣ(゚Д゚ ;)エッ!?
│ヴォ □□□□□
/ □□□□□
クルッ!! | ジャム □□□□□
\ □□□□□
│\ ブリ □□□□□
エーディン「まあ…」
ミデェール「凄い…」
ジャムカ 「何ぃっ!?」
ベオウルフ「マジかよ…」
ブリギッド「こいつぁ驚いたねぇ」
アレク 「ああ、一本取られたな」
198
ノイン 「なんとぉっ!? バンクの外に飛び出したひろし号の車体をっ、
体重移動だけで空中旋回させて強引にコースに引き戻したっ!! 奇跡の生還ですっ!!」
エルフ 「あの技は……」
ノイン 「知っているのか、エルフ解説員っ!?」
エルフ 「サーフィンの技ですわ。陸上であんな事が出来るのは、この世界ひろしと言えども彼ぐらいでしょう」
セーラ・ドロシー「「ひろしキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!」」
リデール 「流石は世界ひろしだな。まさかあの窮地を脱するとは!」
ヴォルツ 「あ、ああ……(まさか成功するとは思わなかったけどな)」
ノイン 「あんな事いいな、出来たらいいな!! そしたらきっとモテるっ!! 彼氏も出来るかもっ!!
かーれーしーはーかーいーばーくーだーんー(ドラ○もんの声で)」
アレク・ブリギッド「「破壊するんかいっ!?」」
エルフ 「持ち慣れないものを持とうとするからですわ……」
ノイン 「意外に息がピッタリ、アレク&ブリギッドペア! 突っ込み、ぶっ込み何でも来いっ!!」
エルフ 「ぶっ込みはラナ選手の方が向いてそうですが?」
ラナ 「いえ、そっち方面はブリギッド姉様の方が…」
ブリギッド「ん? あたしがどうしたって?」
ノイン 「実況に戻りましょう! ひろし君が奥義を出す間に、『お』と緑三号がその横を突破っ!
謎のユングヴィ城も多少差をつけたものの、目の前のハプニングに仰天したか、ペース落ちっ!」
┌─────────────
│ ヴォ ブリ ジャム ミデ →
│ □□□□□□□□□□□□
│ □□□□□□□□□□□□
│デュ□□□□□□□□□□□□
│ ラナ□□□□□□□□□□□□
│ レス ロド ファ
└─────────────
ラナ 「パティ、さっきはよくもやってくれたわね!」
ユリア 「覚悟しなさいっ!」
ノイン 「その間に後続との距離はハッとしてグッと縮まった。
先程5位プリンツェーッサに苦汁をなめさされた6位の黒王号が同機にテールトゥノーズっ!」
ユリア 「てぇぇぇいっ!」(ブゥン!!)
パティ 「(Miss!!)きゃっ!」
デュー 「おっとっと」
ノイン 「うおおっ、黒王号の後部座席、ユリア選手がプリンツェーッサの横に並ぶなり、
いきなりお盆トレイを振り回す! この不安定なバンク走行中での直接攻撃は危険だぞっ!!」
エルフ 「お盆とトレイかぶってますよ?」
ノイン 「お盆トイレを振り回す!」
ドロシー 「いや、かぶってなければいいって訳じゃないと思うんですけど」
ノイン 「右へ左へトレイを打ち下ろすメイドお嬢様の攻撃を必死にかわす白い伝説の怪盗プリンツェーッサ!
盗賊だけあって逃げ足は超一流だ!! ここは反撃に出ず、逃げの一手か!?」
エルフ 「流石に泉に落ちないようにする事で精一杯という感じでしょう」
ユリア 「こらっ、避けるんじゃありませんっ!!」
パティ 「バカな事言わないでよっ!」
デュー 「うわっ、ちょっとパティ、暴れないで! バランスが…」
ゴンッ!!
199
ノイン 「ああっと、トレイがデュー選手の肘にヒット性の当たり!
ハンドルを取り損ねたプリンツェーッサがウォーターバンクを滑り落ちるうううううっ!!」
デュー 「うわあぁぁぁぁっ!!」
パティ 「にゃーーーーーーっ!!」(ガシッ!!)
ラナ 「なっ!?」
ノイン 「溺れる者は藁をもつかむ! 溺れかける者はラナをもつかむ! 恐怖のあまり、
プリンツェーッサのナビシートのパティ選手、横に並んだラナ選手をはっしとつかんだ!」
ラナ 「我が生涯に一片の悔い無しいいいぃぃぃーーーっ!!」
ユリア 「道連れにしないでえええぇぇぇーーーっ!!」
ノイン 「ドップラー効果を残して、ラナオウ達4人が勇者の泉の中へと消えて行くぅっ!!
人を呪わば穴二つ! 攻撃を仕掛けた方も巻き込まれてドボンだッ!!」
┌───────────
│
│
│ □□□□□□□
│ ┌┬→□□□□□□
│ ラナ・デュ(゚Д゚ ;)…!?□□
│ □□□□□□□
ドッッッッッッパアアアアアンッ!!
ノイン 「底なし胃袋の水龍が伝説の怪盗と漆黒の覇王を飲み込んだあああぁぁぁーーーっ!!
若い娘をごっくん!! お色気ありそでごっくん!!」
エルフ 「約1名、若い娘じゃない方が混じっていますが」
ドロシー 「やっぱりドボンは外せませんか……」
セーラ 「よりによってラナオウが落ちるとはね……」
ノイン 「浮かんでくる2台を横目に、後続3台が二千年前に通過して行きます!
ここで順位がごっそり入れ替わります! 5位はレスター選手のフェニックスアロー!」
レスター 「あーあ、落ちてしまったか」
デルムッド「これで厄介なのが減ったな」
ノイン 「紋章町の守護神SDL551バゼラート、忍者マスター・影の伝説が6位、7位と連なって続く!
棚からぼた餅!!」
ロドルバン「お気の毒に」
ジャンヌ 「私達はこうならないようにしないとね」
ノイン 「棚ぼたか七夕か、天の川・勇者の泉はこの会場の彦星と織姫を見送るのか、
それとも15周年記念のカーニバルとばかり、一挙にその水底に引きずり込むのでありましょうか!?」
ラナ 「おのれパティ! この私を巻き込むなんていい度胸じゃない!」
パティ 「私は被害者よ! 文句ならユリアに言ってよっ!!」
デュー 「いや、どっちもどっちだろ…」
ノイン 「そして、水から上がるユングヴィ軍団の覇王、ラナ選手、通称カーニバル!
彼女のような世紀末覇者でなければ、百戦錬磨の強者どものリーダーは務まりません!」
エルフ 「そんな通称は聞いた事がありません」
ノイン 「エルフさんの言う通り! 気怠い脱力感に包まれながらも、
自転車を引き上げます、濡れ鼠の2チーム。アンニュイな午後のひとときであります!」
セーラ 「嫌なひとときね…」
続く
>>182-189 投稿乙です。
毎回ノインの実況が面白すぎるww
しかし、15周年記念の話の途中で16周年を迎えるとは・・・時の流れのなんと早い事か・・・。
・・・まぁ自分は最近、約2年ぶりにこのスレに来た人間な訳だが(爆
でも、過去ログはしっかり読んだぞ!
ママチャリの系譜、最後までがんばってくれ!
>>180を見て、髪が長い理由を考えてたら出来た便乗小ネタを投下してみる。
ソフィーヤのイメージが壊れかねないので、もし読むなら、そこのところ留意して欲しい。
サラ「こう言う事は、本人に聞くのが一番ね。と、言う訳で呼んでもらえる?」
ロイ「いや、そんないきなり言われてm」
ソフィーヤ「御用・・・ですか・・・?」
ロイ「!?・・・い、何時の間に・・・」
エフラム「サラと言いルーテと言いイレースと言い、紫髪の魔導師は神出鬼没なのか?」
ソフィーヤ「ロイ様の・・・部屋に・・転移の・・・魔法陣と・・盗聴の・・・魔法陣を・・仕込んで・・・ありますから・・・」
ロイ「え、ちょ、今なんt」
サラ「前置きはいいから、早く本題に答えてもらえる?」
ロイ「いや、個人的に結構重大な事なんだけd」
エフラム「男ならその程度で動揺するな!」
ロイ「(´・ω・`)」
サラ「で、どうしてそんなに髪を伸ばしてるのかしら?」
ソフィーヤ「それはですね・・・」
シュルシュル・・・
サラ「え・・・?」
エフラム「な・・・か、髪が・・・!?」
ロイ「まるで意思を持っているかの様に自在に動いて・・・!!」
ソフィーヤ「これで・・・いざと言う・・時に・・・戦います。ちなみに・・・最大で・・3km程まで・・・伸びます・・・」
ロイ「伸縮自在なの!?」
エフラム「なるほど・・・魔導師は魔道書がなくなったら終わりだからな・・・しかし、具体的にどうやって戦うんだ?」
ソフィーヤ「じゃあ、実践・・・しますね・・・」
シュルル・・・
ロイ「え、ちょ、ま・・・や、やめっ・・・!?」
エフラム「うぉ、こ、これは・・・」
サラ「どう見ても触手プレイね・・・」
ロイ「ふ、2人共傍観してないで助けt・・・あ、ちょ、そ、そこはらめぇぇぇ!!」
ソフィーヤ「あぁ・・・良い・・・良い声です・・・ロイ・・様・・・」
サラ「こ、これは髪を伸ばしてぜひとも習得しt」
エフラム「勘弁してくれ。いやマジで」
なんと言うか・・・スマヌ。
>>180 アスタルテもかなり髪が長いんだぜ、そいつらは絶対手入れ大変だよなあ
サラ「ふう…髪が長いと手入れが大変…誰か手伝ってくれないかな…(チラッチラッ」
エフラム「…仕方ないな、何をすればいいんだ?」
サラ「手伝ってくれるの?じゃあこのブラシで髪をとかしてくれると助かるわ。あ、丁寧かつ繊細にね、力任せにやったりするのは厳禁」
エフラム「まあいいが…注文が多いな」
サラ「そんなこと言わないで、やってくれたら後で髪の匂いを嗅いでもいいから」
エフラム「…お前、人の趣味を何だと思ってるんだ。そんなこと言うと手伝ってやらないぞ」
サラ「またそんな意地悪言って…私も髪を操る術を習得して兄様を襲っちゃうよ」
エフラム「…止めておけ…リワープでいきなり現れたり、押入れから出てきたりして長い髪を自在に操るとかどう見ても魔物だ」
サラ「…確かに」
リン「プールに行くわよ」
エイリーク「えっ」
マルス「何ですか突然。というかまだ5月なんですけど。
しかもそういう時は海だろ常識的に考えて…」
リン「うっるさいわね!海はクラゲと人が多いから嫌なの!しかも最近暑苦しいし…」
マルス「HAHAHA、暑いのは脂肪が多いからですよ、だいたいクラゲさんも老けてる人は狙わなi…ギエエエエエエ」
リン「全く、アンタのせいで余計に汗かいたわ…早く皆を誘って行かなくちゃ」
マルス「えっ、他のみんなまで巻き添えにするんですかーやだァガガガガッ」(バキバキ)
エイリーク「……どうせまた私の胸が云々って流れ付きですよね分かります(泣」
数十分後
マルス「あ〜死ぬかと思った…綺麗な川と山が見えたよ」
リーフ「それ完全に死にかけてるじゃないか」
エイリーク(また他の人と自分の胸を見比べて凹む展開が始まるお…orz)
マルス「あれ、連れてきたの葉っぱだけ?皆は?」
葉っぱ「葉っぱとか言うな〜コノヒトデナシー」
リン「うん、皆すでにどこかに出かけた後だったわ」
マルス「いや、きっと姉さんに振り回されるのが嫌でこうそくいどうを使ったんでしょウギョオオオオアアア」
リーフ(何でわざと変な事言ってボコられるのかな…もしやM?)
エイリーク「ほ、ほら、そんな事言ってる間に着きましたよ」
リーフ「なんじゃありゃ…『ボコボコサンダーストーム』?やけにぶっ飛んだネーミングだなぁ」
マルス「イテテ…行きたくなりそうにない名前だよねこれ、というか本当にプール?」
リーフ「復活早ッ!!」
リン「細かい事はいいの!くねくねみたいになってないで早く来なさい!」
マルス「くねくねみたいにしたのは誰だと思ってるんですか…あ〜いや何でもないです」
リーフ「なんか嫌な予感…」
数分後
マルス「うわ、なんか名前の通りのプールがあるんですけど」
エイリーク「これは…泡+サンダーストーム?入る人いるんでしょうか?」
マルス「雷属性ならきっと…きっと何とかしてくれる…」
リーフ「属性の問題じゃないような気が…あっ」ツルッ
ドボーン
マルス「あっ」
エイリーク「あっ」
リン「あっ」
リーフ「うわっwちょw嫌な予感的中ってか死ぬ助けあばばばb」
マルス「…威力高杉。プールってレベルじゃねーぞ」
リーフ「ぬぅぅぅぅぅんっ!!!」ザバアアアア
マルス「うわ自力で這い上がって来た!?」
リーフ「ハーハー…死ぬかと思ったぞ。死んだらどうする」
リン「アンタ程タフなら簡単には死なないわよ…」
リーフ「ふぅ…ちょっと飛び込みやってくる…って高っっっ!何あれ高い!上が見えないよ!」
マルス「あぁ〜、なんかどこかで滅茶苦茶高い飛び込み台があるって聞いたけど、ここだったんだね」
リーフ「やっぱやめる」
マルス「男に後退という文字は無いぞ!」
リーフ「あるよ!後退させてよ!いくらなんでも高すぎるわ!」
マルス「仕方ないな」つ「かつぐ」
リーフ「え?ちょっ嫌だってうわぁぁぁ男にお姫様抱っこされてるぅぅぅ嫌ぁぁぁ…」
エイリーク「…あの二人がまた何か変わった事をしようとしてますよ」
リン「ん?いいわよほっといて。カキ氷でも食べてゆっくりしましょ」
エイリーク「はぁ…そうですか?(どうやら今回は胸が異常に発達しているお方はいないようです。ほっ…)
マルス「……………」
リーフ「ちょっと、兄さん起きてよ。だから嫌って言ったのに…軽く2時間はかかったよ」
マルス「いや、起きてるけど…呼吸が…」
リーフ「えぇ〜…しょうがない、先に飛び込むよ」チラッ
ヒュウウウウウウ〜
リーフ「あああぁぁぁやっぱり高いぃ…やっぱ怖いよ降りるよ」
ヒュウウウウウウ〜ン
リーフ「ん?風とは違う妙な音が…なんか影が出来てますけど…」
ゴゴゴゴゴゴ
リーフ「ちょっ、あれってビニールのボール!?なんであんな隕石みたいにこっち来るのwというかどこかr」
ド ゴ ッ!
リーフ「ぎゃーーーーーーッ!?お、落ちるぅ〜ッ!!!!」
i|
|‖
‖
□
/○\<アカーン
^^^^^^^^^^^^^^^^^^
ヒュルルルル〜 ドッボ〜ン
セネリオ「(ヒョコッ)ひどい有様です」
本当にどこから飛んできたんだw
葉っぱカワイソス
>>196 >どうやら今回は胸が異常に発達しているお方はいないようです。ほっ…)
カキ氷一緒に食べてる人がそれでは?
>>192 イレース
類稀な食欲を持ち、常に食料を求めて徘徊している。口を開けば周囲の物全てを吸い込んでしまうとも言われる。
また、この存在と同じ食欲を持つ筋骨隆々の武芸者の前では大人しくなると言われているが、真相は不明。
ソフィーヤ
闇魔道を操り、未来を見ることが出来ると噂される存在。
地面まで着くほどの長い髪を持ち、一説ではこの髪は伸縮自在かつ自由に操ることが可能であり、獲物を襲うために使われるとか。
ある少年を標的にしており、それを巡って他の存在と争っているという説があるが、真相は不明。
ルーテ
自らをこの世で最も優秀であると確信している存在。
自分の能力に匹敵すると考えた人物を発見すると、自分の方が優秀であると確認するまで付きまとわれるという説がある。
その能力を活用して様々なものを生み出しているとされるが、真相は不明。
サラ
転移の術を使い、様々な場所に現れる。一説によると、この存在が軽快な音を発しながら近づいてきた場合、逃げることは不可能であるとか。
他にも様々な術を操り、多くの部下がいるという説もある。
ある幼女に好かれる男の近くによく現れるらしいが、真相は不明。
サラ「魔物とか言われたので、神出鬼没の紫の人を魔物っぽく解説してみた」
エフラム「……お前自分のはそれでいいのか」
魔物というか妖怪じゃねえかw
兄弟で戦略シミュやったらどんな感じになるのかな
とりあえず戦術最強はエフラムで次点シグルド、戦略はマルスかロイって感じかな
シグルドの戦術が次点はちょっとイメージわかない
残念ながら彼は指揮官としては無能だと思うけどな
指揮官は結果が全てといってもいいしシグルドやリーフあたりは敗戦も多いから評価できない
エイリークも象徴ではあっても本人の指揮能力は低そうだ。この辺りはゼトがやってそう
優秀なのはマルス、エフラム、エリンシア、エリウッド、アルムあたりかなぁ…
でもシグルド、戦力のわりに成果はすごいと思うけどな
ヴェルダン平定とかシレジア平定とか
あと、エリンシアも実際の指揮はジョフレやティバーンがやってそう
アイクは大きな単位の兵法はセネリオまかせで得意ではないかもしれないけど
自分の周りの戦局を動かす瞬時の判断力とかは誰より優れてそう
実戦最強とか傭兵団の団長たる所以というか
マルス「けっきょく ぼくが いちばん つよくて すごいんだよね」
>>203 シグルドは戦術はすごいけど、戦略がカスなタイプじゃね?
軍師付ければいいんじゃね?
ミカヤ姉さんの指揮が低いのは優秀な軍師がいなかったからだきっとそうだ
>>203 ロイは逆に勝ち続けただけだから評価し難い気がする。
まあ、敗戦や逆境にならないように勝ち続けるのが一番凄いっちゃそこまでだが。
>>208 ???「ミカヤに軍師なんていらないんよ!俺がいれば充分なんよ!」
烈火組は軍師のマークさん任せなイメージがあるけど、そこんところどうなんだろうか
そうじゃなきゃマーク巡って争った戦争した奴ら目が節穴すぎる
>>200 他にもマリーシアとかカタリナとか紫に妙に濃いのが多いのはなぜなんだぜ
>>211 でもマークって存在抹消してプレイすることも出来るからな。
そう考えると途端に「いてもいなくても大差ない存在」に……
リンがカメラ目線で話しかけてくれるだけで大きな意味があるじゃん
リーフ「マルス兄さん、何やってんの?」
マルス「ハッ!?」
>>213 ユーノさんとかミルラとかサナキ様とかがいるだろ!
とか思ったがこの方々も十分濃かった件
やっと規制がとけたので投下します。
34章564-570、656-659・35章364-382、673-675、40章35-39、116-120、前スレ
>>62-65の続きです。
第二章 とあるイリアの冬将軍(その2)
ロイとシャニーが荷物を持って天馬で飛び立ち、アルムとセリカが再び歩き出して少し経つ頃、
イリアの山奥でモルフ達を従えたネルガルは、一冊の魔道書を手に精神を集中していた。
装丁が剥げ、表紙の字もかすれて読めなくなっている明らかに年代物と分る魔道書に、
ネルガルの膨大な魔力が注ぎ込まれていく。魔道書か、あるいは魔力を発している
ネルガルの手からかは判別できないが、とにかくネルガルの手元からはやがて薄紫の
魔力の光が漏れだし、彼を中心として風が渦巻き始める。
「――むぅ」
ネルガルの直ぐ背後で控えているリムステラとエフィデルに、ネルガルが微かに
うめくのが聞こえた。ネルガルが扱おうとしているのは、遥か昔に失われたはずの秘術だ。
普通の魔道士ならば数日掛けて魔道書に魔力を流し、大掛かりな魔道器具を用意した
としても正しい効果は引き出せないだろう。ましてや、今のネルガルの足下には簡易的に
描いた魔法陣があるだけだ。本来ならば、とても成功するはずのない儀式。
だが、リムステラ達が唸りを上げたネルガルを心配することは無かった。こと魔道の業(わざ)において、
彼らの主人が失敗などするはずがないことを、よく理解していたからだ。
そしてその通りに、ほどなくすると一層強い輝きがネルガルの手元からあふれ、
強い風がリムステラの髪を激しく踊らせると、一筋の光が天空に昇って行った。
「・・・思ったより手こずったか」
「お疲れ様です、ネルガル様」
「うむ」
光を追いかけて上を仰ぎ見ながら、ネルガルが呟く。
エフィデルも魔法の発動が終わったのを確認すると一歩ネルガルに近づき、一礼をする。
その隣では、リムステラがネルガルの額に浮かんだ汗をぬぐう為の布を差し出す。
「想定以上に書が劣化していてな。込められた魔道式が狂っておった。あれでは、
河を凍らせる程度の冷気を生み出すのが精一杯だろう」
「なるほど。それで手間取っておられたのですね。メディウス老から話を持ちかけられたのが
つい先日のことですからね。少々準備の時間が足りませんでしたか」
汗を拭いながら、ネルガルが説明する。それに相槌を打つのは大抵エフィデルの仕事だった。
リムステラは、ただ影の様――否、人形の様に黙っていることが多い。
(同じモルフなのに、どうしてこうも違うのか)
まだネルガルに何やら話しているエフィデルを見ながら、リムステラがふと疑問に思う。
(エフィデルもソーニャも、私とはまるで違う。私は、あの様に無駄に喋ろうという気にならない)
なぜ?という疑問は直ぐに消える。そもそも、組織に侵入して裏で操る任務の為に作られた
エフィデル達と、ネルガルの助手のような仕事をこなすリムステラとでは、役割が違うのだ。
だから、彼らは人間の様に喋り、自分は人形の様に黙っている。そう、リムステラは結論付けた。
(しかし、これでは私だけが人形の様だ。思考する能力を持ったモルフの中で、
私だけ『心』があるように『見せかけることすらできない』。私は――)
と、リムステラが考え込んでいるところにネルガルが声をかける。
「――計画は以上だ。・・・聞いているのか?リムステラ」
「はい。聞いております、ネルガル様。もう間もなく、先ほどの魔法によりこのイリアに
吹雪が吹き荒れます。そして、その吹雪に乗じて兄弟家の者を討てばよろしいのですね」
例えどんな時でも、リムステラが自らの思考に浸りきり、ネルガルの言葉を聞き逃したことなど無い。
彼女にとって、主の言葉以上に大切なことなどありはしないのだ。
「そうだ。このイリアに来ている兄弟達は全部で五――いや、標的は四人だ。
ソーニャは連れてきておらんので、お前達二人で、四人を相手取らなければならぬ。
万全を期すために、吹雪を起こす。今のお前たちならば、その中で負けることはありえんだろう」
リムステラの反応に満足し、ネルガルはそのまま話を続ける。
「兄弟家の内、アルムとセリカはすでに別行動をとっている。襲うのは容易かろう」
「問題は、エリウッドとエフラムの二人ですね。彼等は宿のすぐ近くで、他の生徒と一緒にいます。
襲えば、彼等だけでなく引率に来ている教員達も同時に相手にする必要があるでしょう。その中には、」
「エトルリアの三人か」
「はい。エレブ中学の一年学年主任セシリア、二年主任パーシバル、三年主任ダグラス。
彼等全員がこの行事に参加しているようです」
エフィデルの言葉を引き継いだネルガルの言葉を、更にエフィデルが引き継ぐ。
「紋章町の教師は誰にでも相応の戦力が求められますが、その中でも彼等は出身にちなんで
『エトルリア三主任』と呼ばれ、ベルン署の『ベルン三警部』と並び称されるエレブ地区の実力者達です。
警戒をする必要はあるでしょう」
「少々面倒ではあるか。エリウッドとエフラムの二人を上手く誘い出したいところだが。
リムステラよ、何か案はあるか?」
リムステラは、最高の頭脳を持つモルフだ。ネルガルは度々彼女の意見を参考にすることがある。
「――吹雪の中で帰らぬ生徒がいれば、捜索を出すはずです。エリウッド達ならば、必ずそれに
名乗りを上げるでしょう」
「そういえば、先ほど遠見の魔術で偵察をした時、スキー場からこちらの方角に向けて飛び立つ
天馬を見ましたね。乗っていたのは子どものようでしたが、エレブ中学の生徒である可能性は高いでしょう。
如何されますか?ネルガル様」
リムステラの言葉に思い当たる節があったのか、エフィデルが何かを思い出すような表情をしながら
ネルガルに問いかける。一方リムステラは、表情を一切変えることなく主の判断を待つ。
「ならば、その天馬を落とし、この近くで足を止めさせればよいな。モルフを使って目撃情報でも
流せばエリウッド達もここまでたどり着けるだろう」
「では、エリウッドはこの場で迎え撃つのですね?私とリムステラ、どちらがここに残りましょうか?」
「ここが一番、魔法の効果が高まる筈だからな。下手にこちらから出向いて勝率を減らす必要はあるまい。
リムステラよ、お前が相手をするのだ」
ネルガルはエフィデルの問いに補足を加えながら応え、次いでリムステラに命を下す。
「承知いたしました」
「本来ならば、私自らの手でエリウッドを始末してやりたいところだが、今回はなるべく表には立ちたくない。
この件が私の計画だと知られるのは、避けねばならんからな」
と言っても、今回の真の首謀者はネルガルではなく竜王家の長メディウスである。彼が何故兄弟家の
人間を始末しろなどとネルガルに持ちかけて来たのかは分からないが、どちらにせよネルガルであれ
メディウスであれ、兄弟家と正面から事を構えるつもりはなかった。計画の場所にイリアを選んだのも、
この場所ならば季節外れの吹雪、想定外の事故として内密に事件を処理できるという算段もあったからだ。
もっとも、ネルガルが自分の影を悟らせたくないのは、この林間学校にネルガルが実の孫の様に
可愛がっているロイが参加しているからというところが大きいのだが。
「そもそも、今回の実験ではまだ私の身に竜のエーギルを宿しておらん。私の可愛いモルフ達よ。
お前達のその身で、竜のエーギルの強大さを知らしめるがよい」
例え自らがいなくとも、今回のモルフ達の出来に相当の自信があるのか、ネルガルは不敵な笑みを浮かべながら
リムステラとエフィデル、そしてその背後に広がる大量のモルフ達を見る。
「お任せください、ネルガル様。必ずや貴方様の意に沿って見せましょう」
「・・・全ては、ネルガル様の御心のままに」
言いながら、エフィデルと背後に控えるモルフ達は白い板にV字型のスリットが開けられたマスクを、
リムステラは蝶を模ったような形のマスクを目元につける。彼らモルフの、印象的な金色の瞳から意識を外すために
ネルガルが用意したマスクだ。
(ここまでするのも、我らの姿から万が一にでもロイ様に何かを悟らせないため、か。
一体、あの少年の何がネルガル様をあそこまで引きつけるのか)
よく似た二人の兄弟。かたやエリウッドはネルガルから目の敵にされており、同じ顔をしたロイは
なぜか可愛がられている。
(あの少年が傷つけば、ネルガル様は嘆かれるのだろうな。私たちモルフもネルガル様は可愛いと言ってくださるが、
我らは所詮人形、道具にすぎない。きっと、私が壊れてもこの方は――)
「分かったな、リムステラよ」
再び思考を巡らせていた彼女に、ネルガルが確認をする。
「はい、ネルガル様はこのまま屋敷に帰られるのですね。後は、私共にお任せください」
(だが、しかし――)
返事をしながら、リムステラは更に思考を続ける。
(私があの少年を壊したら・・・。ネルガル様は、私を憎んでくださるのだろうか?)
下らないと知っていた。リムステラ自身の意思で、誰かを襲うことなどあり得ない。
彼女はネルガルの指示がなければ何もしない、人形だと自分を割り切っているのだから。しかしそれでも、
ネルガルが自らに強い関心を向けるかも知れないというのはリムステラにとって魅力的に思えた。
それは、親の関心を引きたくて悪戯をする子どもの心境によく似ていたが、リムステラがそんな
ことに気づくはずもない。
(ネルガル様が、私を見てくださる。作品としての私にではない、本当の感情を向けて。私が、ロイ様に
手を掛ければ・・・)
「それと、先の天馬の乗り手だが、もしもまかり間違ってここまで辿り着き、計画の邪魔をするようだったら
容赦はせんで構わん。兄弟家の始末を優先して行動しろ」
「はい」
リムステラは思い出していた。先ほど見た天馬には、二人の子どもが乗っていたことを。そして、
後ろに乗っていたのは遠目にもわかる、燃えるような紅髪の持ち主であったことを。
(ただの偶然だ。紅い髪の人間など他にも沢山いる。それに、天馬はこの場に落とすわけではない。
ロイ様がここに来るはずがない)
ネルガルが転移魔法でこの場を去るのを見送りながら、リムステラは考え続けた。
(しかし、もし偶然に偶然が重なり、ロイ様がここに辿り着いたら――?)
ただの、何気ない思考の一欠けらであったはずのそれは、しかし別の思考の波に埋もれることは無く、
いつまでも彼女の頭に残り続ける。
(ロイ様・・・)
ネルガルの前で、屈託なく笑う少年の姿を思い浮かべる。もし彼女の考えていることを実行に移せば、
リムステラはネルガルの逆鱗に触れ、処分されるだろう。なぜ急に、こんな考えが湧いて出たのか、
彼女自身にもわからない。しかし、たとえ処分されようとも、それで創造主の関心が引けるのならば・・・。
そう思う自分の心を、リムステラは自覚する。
(ロイ様、あなたに会いたい。会って、そして――)
感情が、心が無いと自らを評する『人形』。その金色の瞳は、マスクの下で爛々と煌めいていた。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
「おかしいな。また同じ場所に出たみたいだ」
目の前に開けた光景に、アルムが顔をしかめる。視界に広がるのは先ほどアルムとセリカが休憩をした花畑であった。
先ほどとの違いは、白い花の代わりに、今は白銀の雪が地面を覆っていることだ。
アルム達がこの広場を最初に出てから、すでに数時間経っている。その間に晴れ渡っていた空には厚い雲がかかり、
雪が舞い始めていた。イリアと言えど、魔法で雪を降らせているスキー場以外で春に雪が降るのは珍しい。
「もう三回目ね。同じ場所をぐるぐる回っているのか、単に似た場所がたくさんあってそこに出て
いるだけなのかは分らないけど・・・」
土地勘のない二人だ。似た景色を同じ場所だと錯覚している可能性も無いわけではない。
「でも、オリエンテーリングでまわるルートに、そんなまぎらわしい道を選ぶかな?セシリア先生は、
特にそんな注意はしていなかったし」
「それはそうなんだけど・・・きゃあ!」
セリカの台詞の途中で突風が吹く。風が強くなってきているようだ。
「とにかく、早く宿に戻ろう。このままだと、じきに歩くのだって辛くなりそうだ」
「えぇ、そうね」
雲の向こうでは日が傾き始める時間だ。
じわじわと込み上げてくる焦りを自覚しないようにしながら、二人は足を進める。
しかし――。
「アルム」
「・・・・・・」
向けられたセリカの言葉と視線に、アルムは応えることができなかった。目の前に広がるのは、
先ほどよりも地面の雪が高くなっただけの同じ場所だった。時間はすでに日没間近。残った僅かな
日差しも厚い雲に阻まれ、辺りは暗くなってきている。雪と風は強くなる一方で、もうじき
吹雪と言える域に達しそうだった。
「これ以上、歩きまわるのは危険だ。ここで助けを待とう」
吹雪吹く夜の山道を強行突破して、宿に戻れる僅かな確率に掛けるのは無謀すぎる。
アルムの決断は当然のものと言えた。しかも、ここはオリエンテーリングのチェックポイントなのだ。
もし二人を探しに来るのならば当然訪れる場所の筈だ。
「アルム、わたし怖いわ・・・」
「大丈夫、僕がついてるさ。とにかく、助けを待つにしてもこのまま雪が強くなったら凍えてしまう。
どうにかしないと」
言いながら辺りを見回す。この花畑(と言っても今は花が全く見えないが)は林道の中にぽっかりと
空いた広場の様になっており、風よけになるようなものは見当たらない。周りを囲うように生えている
針葉樹は多少の雨宿りには使えそうだが、今や横殴りの様相を示しつつある雪から身を守るのには心もとない。
「これだけ雪があるんだから、カマクラでも作れればいいんでだけど・・・」
「でも、スコップも何も無いのよ?手で雪を集めて、穴をあけるなんて無理よ」
雪でできたカマクラの中は意外に暖かいらしいと、誰から聞いたのかそんなことを思い出しながら呟くアルム。
材料はそれこそ積もるほどにある。が、セリカの言うとおり、材料だけあったところで、道具が
なければどうしようもない。
「護身用の剣は持ってきているから、雪を集められれば、鞘で叩いて固めることはできると思うんだよね」
「う〜ん。穴を掘るのは、私の魔法で上手く溶かせば大丈夫かしら?でも、カマクラって思った以上に
たくさん雪が必要になるみたいよ?」
「でも、このままだと本当に凍えてしまう。動けば体も温まるし、とにかくやってみようよ!」
言いながら、アルムは背負っていたリュックを肩からはずし、中身を雪の上にばら撒いた。
オリエンテーリングの下見に来る前に、宿に大方の荷物は置いてきたので、中に入っているのは
傷薬や汗ふき用のタオル等の小物だけだ。スコップの代わりになりそうなものは無い。が、アルムが
リュックの中身を空にしたのは、中の道具を使いたかったからではない。
「これに雪を詰めて、一か所に集めよう。木の上に溜まってる雪も、揺すればまとまって落ちてきそうだし、
きっと何とかなるよ!」
「そうね。じっとしてても仕方がないし、やってみましょうか」
確かに、動かずに吹雪に耐えるよりはずっと建設的だ。そう思い、またアルムの前向きな姿に助けられ、
セリカもリュックの中身を空ける。
「セリカは、手袋を着けていないんだね。雪を集めるのは僕がやるから、セリカは集めた雪を叩いて固めてくれ」
「分ったわ、ありがとう」
リュックの中身を、アルムとは違って丁寧に取り出すセリカのその白い指先をみながらアルムが提案する。
自分の手袋を渡してもよかったが、雪を詰めて運ぶ方が力が必要だと考えての提案だった。セリカも
アルムの配慮に気づき、悪いとは思いつつも言葉に甘えることにする。今は、効率を優先して作業をするべきだ。
そして、アルムが集めた雪を、セリカが鞘に入れた剣を使って叩き固める作業が始まった。
慣れない作業、乏しい道具を用いての仕事であったが、アルムの中学生とは思えぬほどの体力と
二人の息のあったコンビネーションのおかげで、カマクラづくりは思いのほかスムーズに進んだ。
それから一時間経つか経たないか程度の後、完全に日が落ち、いよいよ吹雪も激しくなってきた頃、
二人は無事完成したカマクラの中にいた。
「寒くないかい?セリカ」
「うん。大丈夫よ、アルム」
二人がやっと入れる程度の広さだが、風が防げるだけで身に感じる厳しさは、外と雲泥の差があった。
雪に突き立てられた懐中電灯の光から生まれるわずかな熱に二人で手をかざしているため、互いの顔も
確認できない程に暗いが、外からならば漏れる光が見えるだろう。
「早く、助けが来るといいね」
セリカが、懐中電灯にかざしていた手を口元に持っていき、息を吹きかけながら呟く。
セリカの手に遮られていた光が急に目に刺さったため、アルムは目を細める。
「大丈夫。イリアではきっと、こんなのしょっちゅうさ。助けもすぐ来るよ」
「うん。・・・家には、連絡がいっているのかしら。シグ・・・ミカヤ姉さんやエリンシア姉さんに心配をかけちゃうわね」
「シグルド兄さんだって、心配してくれるよ」
今朝の一件をまだ引きずっていたのか、あるいはこの状況が不安を再び呼び起こしたのか、シグルドの
名前を途中で止めたセリカを、安心させるようにアルムは言う。
「兄さんは今日会議だって言っていたから、仕事場に連絡がいったかもね。兄さんのことだから、
仕事をほっぽって探しに来かねないぞ」
「そうかしら」
「そうさ」
「うん――きっとそうね」
アルムが力強くうなずくと、不思議とセリカもそんな気がしてきた。今朝シグルドに、仕事ばかりに
かまけて家族のことを顧みていないと言っしまったセリカだが、本当は彼が、何よりも家族を大切に
しているのは分っていた。
(ただ、最近本当に忙しそうだったから・・・。いつか倒れてしまうんじゃないかと思ったから・・・)
だから、今朝あんなことを言ってしまったのだ。もちろん、自分達の林間学校行きを反対されたというのも
大きいのだが。今になって、セリカはそう自らを分析する。
「私、シグルド兄さんに無理をしてほしくなかったの」
「知ってるよ。僕だってそうだ」
白い息を吐きながら、セリカが吐露する。
「それに、兄さんに怒られる自分も嫌だった。私達は何も悪いことをしているつもりは無いのに、
兄さんを怒らせて、心配ばかりかけてる」
「僕達だけじゃないさ。ロイもマルス兄さんも、アイク兄さんだって、シグルド兄さんにはいっぱい怒られて、
迷惑をかけてるじゃないか」
外の吹雪の音が大きくなってきた。アルムはセリカの言葉を逃さぬように耳を澄ませる。
「私、もっと兄さんに褒めてもらいたい。もっと、笑ってもらいたい。きっと私・・・寂しいんだわ。
可笑しいわよね、こんな大家族なのに」
「セリカ――!」
セリカの言葉に、アルムは息を詰まらせる。それは、セリカだけではない。アルムだって、マルスだってリーフだって
ロイだって・・・きっと、アイクやエリンシア、ミカヤだって感じている思いだ。
普段、賑やかが過ぎる程に騒がしい兄弟家において、絶対的に欠けている存在。
(父さん・・・。母さん・・・)
普段、そんなことをアルム達が意識することは無い。そう感じさせない様、年長組が努力していた
のもあるし、家の中はいつも人で一杯だからだ。
だが、それでもどうしたっていなくなった両親のことを忘れることはできない。アルム達、
下の方の兄弟ならば尚更だ。
(セリカは――いや、僕だって父さんの影をシグルド兄さんに求めているところがある。
兄さんもそうあろうとしてくれている。でもだからこそきっと、セリカはシグルド兄さんに素直になれないんだ)
愛情を求めながら、それを素直に享受できない。自分を見て欲しいけど、口を開けば喧嘩ばかり。
そんな自分に、セリカも苦悩しているのだ。
「もしこのまま助けが来なくて、凍え死んでしまったら・・・」
「そんなこと言うな!」
息を吹きかけられているセリカの指先が、震えているように見える。寒さのせいだろうか、それとも。
「そうしたら、また怒られちゃうわね。あぁ、シグルド兄さんに謝らないといけないこと、たくさんあるのに」
「セリカ!」
アルムの声に、セリカの肩が震える。実際はそれほど大きな声を出したわけではないのだが、
狭いカマクラの中ではよく響いた。
セリカは、更なるアルムの声が響くのを予想し、身をすくめる。が、セリカに届けられたのは
震える指先を包み込む温もりであった。
「それ、半分使っていいよ。ごめん、もっと早くに渡してあげればよかった」
先ほどと違う、普段通りの穏やかなアルムの声だ。アルムの手が、セリカの手を優しく包み込んだかと思うと、
次いでアルムは着けていた手袋の片方、右の手袋を外しセリカの手に着けてやる。
アルムの体温が、セリカの右手を覆う。
「でも、これじゃあアルムが寒くなってしまうわ。さっきまでずっと雪を手で集めていたのに」
正直、この温もりを手放すのには抵抗があったが、逆に言えば、アルムはセリカの為にそれを
手放そうとしているのだ。
「大丈夫だよ。だって・・・」
そして、今度はセリカの左手にアルムの温もりが伝わってくる。
「ほら、こうしてれば二人とも暖かいだろう?」
セリカの左手を右手でそっと握りしめながら、アルムが言う。
「僕だって、不安なのは一緒さ。でも、セリカの前でかっこ悪いところは見せられないからね」
二人の手が懐中電灯から離れたので、はにかんだアルムの表情がはっきりとセリカに見えた。
「大丈夫、助けは必ず来るよ。たとえ来なくたって、僕達が二人でいれば、どんなことだって平気だ。そうだろう?」
セリカは、左手から全身に温かいものが流れていく様な錯覚を感じた。
「二人で帰って、シグルド兄さんに一緒に怒られよう。きっと、すごく怖いけど、でも・・・」
「二人でいれば、大丈夫、ね?」
「あぁ!」
どうして、アルムと話しているとこんなにも気が楽になっていくのだろうか?同じ兄弟の中でも、
やはりアルムだけは何かが違う。それが何かは分らないが、別に理由を探す必要もないと、そう感じるセリカ。
(私も、アルムを少しは助けてあげたいな)
そうして、寒いけれど温かな時間が過ぎようとしていた。過ぎようとしていたが――。
「そろそろ、頃合いでしょうかね?」
吹雪吹き荒ぶ中、さして大きくもない声がカマクラの中にまでハッキリと通ってきた。
「誰だッ!?」
助けが来た、等という考えは微塵もアルムの脳裏に浮かばなかった。何故ならば。
「邪悪な気配――!それも、とても大きいわ!」
吹雪の寒さとは決定的に違う冷たい気配。突如向けられた殺気に気づき、二人はすぐさま外に
飛び出そうと身構える。離れたアルムの手は、しかしセリカに差し出されたままだ。
セリカはすぐにアルムの剣を取り、アルムの手に乗せる。アルムはそれを目で確認することすらせず、
そのまま一気に外に飛び出す。
「アルム、気をつけて!」
セリカも自分の剣を手にとってアルムの後に続く。
「おやおや、まだこちらは何もしておりませんのに。私はあなた達を助けに来たのかも知れませんよ?」
「セリカ!避けろ!」
またしても全く淀みなく聞こえてくる男の声。そして、それをかき消すように、アルムの声が響く。
セリカはその言葉の意図をはかる前に、カマクラから外に出た中腰の体勢から大きく足を跳ねさせ、横に跳ぶ。
足下が雪のせいで思っていたほどの跳躍はできなかったが、それでも事は足りたようだ。
セリカの後ろで、二人で作ったカマクラがはじけ飛んだ。
「無事か!?セリカ!」
「えぇ、大丈夫よ」
近寄って来て差し出されるアルムの手を取らず、すくと立ち上がるセリカ。先ほどまでの弱よわしい
女の子の姿はすでに消えていた。戦いを前にした気丈な態度は、姉であるリンディスによく似ている。
「状況はよくわからないけど、敵がいるのは確かだ。いけるね?」
「もちろん!」
立ち上がったセリカに安堵し、すぐに厳しい視線を周囲に向けるアルム。吹雪のせいで、
すぐそばにいるセリカ以外の姿は見えない。
「おや、二人とも避けましたか。ふふふ、そうでないと面白くない」
男の哄笑が響く中、一つ目の戦いが始まった。
続く
以上です。リムステラは、ロイのことを知ってはいるけど、ネルガルの客人程度
としか認識していない設定です。
>>217乙
と言うか監督責任でセシリア先生クビかなこれ
ミカヤとエリンシアはかぶるものがあったな 本当はしたくない戦いを強いられてる所とか
ただミカヤのが境遇が悪すぎた
>>217-223 アルムかっこええ・・・ なんだかんだいっていいコンビだアルムセリカ!
>>217-
>>223 投稿乙〜。
これはリムステラが話の鍵を握ってるっぽいな。
今後の活躍に期待だぜ。
GJ!
>>224 見る前からそんな予感はしていたが、やはりと言うか、その曲かww
あと、思い付いた小ネタ投下。
ドドドドド・・・
リーフ「ん?何か外から妙な音が・・・」
ドコーン!
リン「なんかマッシブな人達がポーズ付けながら家の壁ぶち破って来たー!?」
リーフ「ちょwwこれどう考えても轢かれるwwこのh(ry」
エリウッド「壁の修理費、蝶サイコー!!」
エリンシア「素晴らしい!素晴らしいKINNIKUの行進ですわ!」
ミカヤ「落ち着いてエリンシア!とりあえず、足元の血の池を拭きなさい!」
リン「リーフとエリウッドはいつも通りだからってスルーですか、ミカヤ姉さん・・・あれ、アイク兄さんどうしたの?」
アイク「・・・スマン、KINNIKUが俺に行進に加われと囁いているようだ・・・」
バッ!
ミカヤ「ちょ!?何いきなり脱いでるのよ!?」
エリンシア「ブハアァァァ!!SHROFUN!SHIROFUN!」
アイク「ぬうぅぅぅぅん!!俺もその行進に入れろ!!」
バカァァァン!
エリウッド「わざわざ新たに壁をぶち壊して行くなんて、蝶Coooolだよ、兄さん!!」
エリンシア「こうはしていられませんわ!リリーナちゃん!リリーナちゃんはどこ!?」
リリーナ「ここですわ、お義姉様」
エリンシア「先程の行進は見ましたね?カメラの用意はよろしくて?」
リリーナ「もちろんです!」
エリンシア「では、私の天馬で追跡しましょう!そのカメラにあの素晴らしいKINNIKU達を納めるのです!」
リリーナ「はい!お義姉様!」
ドタドタドタ・・・
エイリーク「・・・どさくさ紛れに義姉呼びなんて、ちゃっかりしてますね、リリーナちゃん」
ミカヤ・リン「終始見届けて言う事はそれだけかい」
上記の状況がわからない人は、下の動画を見ればだいたい分かってもらえる・・・と思う。
http://m.youtube.com/watch?v=U_s7iCOj9HU
マルス「さて…あと三日か…準備しなくちゃね、『彼』の歓迎を…ふふふふふ」
そろそろ覚醒解禁日だが…今回の主人公は兄弟入りの対象でいいのかな?色々このスレ向きなネタが思い浮かぶがこの辺りはどうするか困る…
てか何度か誘導されてたのに見てなかったのか?
ヘクトル「うっし、一時間書き込みがなけりゃダイエットに成功するぜ!阻止されたらアイク兄貴の修行の旅に付き合ってやらぁ」
フロリーナ「わ、わたしも及ばずながら、き、協力します!」
アイク「その意気や良し。さぁ行くぞヘクトル。修行すればダイエットにもなって一石二鳥だ。フロリーナも協力感謝する」
エリンシア「腹筋が引き締まるううううううう!!!!!」
リリーナ「らめえええええええ引き締めちゃらめええええええ!!!!!」
サラ「所持して訓練するだけでムキムキになれるネールの書っていうアイテムがあるんだけど、使ってみる?
これで訓練の効率アップ間違い無しかと」
エフラム「話だけ聞くと凄まじく怪しいんだが…」
>>237 サラ「星のオーブと聖戦士の書を持てるだけ持っていろんな雫とバレンシアの井戸の水をガブ飲みしながら訓練すれば最強に!どう兄様?」
エフラム「……そこまでやると何か変な副作用がありそうな気がするんだが」
セリス「聖戦士の書…その手があった!リーフ、聖戦士の書貸してよ!筋肉ムキムキになれるやつ!」
エイリーク「えっと、その、聖戦士の書というものを貸してもらえませんか?ちょっと体を鍛えてみたくなりました」
エイリークの書 速+20% 技+20% バスト-10%
アイクの書 力速技防+30% フラグブレイク120%
ヘクトルの書 力防+20% 体脂肪率+30%
エフラムの書 力技+20% 幼女から好かれるフェロモン+30%
リンディスの書 速+10% 技+10% バスト+30%
シグルドの書 力+10% トラブル発生+40% 恋愛の進展-60%
リーフの書 HP+30% 守備+10% 死亡率+50%
ロイの書 速さ+10% 幸運+10% フラグメイク+30%
マルス(馬鹿な、エイリーク姉さんの書を装備して−10%で済む訳がない)
ヘクトル(馬鹿か、エイリークの書で−10%で済む訳ねぇだろ)
エフラム(馬鹿な、エイリークの書を装備して−10%で済む筈があるか)
リーフ「馬鹿だなぁ、エイリーク姉さんの書を装備して−10%で済む訳無いじゃないか―――」
マルスfエフラム(((……馬鹿な奴だ……)))
ミカヤの書 魔+10% 魔防+10% 年齢−100%
年齢-100%ってそれ常時赤ん坊になっちゃいますよね?
つまり、圧倒的に年をとりにくくなる
ティアマトさんがくれって言ってた
アマルダ・セシリア・シレーネ「ガタッ」
>>243 シグルドの書、メリットに比べてデメリットが大きすぎるだろwww
原作からしてそもそもアレだからねぇ・・・
253 :
助けて!名無しさん!:2012/05/17(木) 21:03:02.11 ID:KcsNOkvy
リーフの書もなかなかアレだろwww
セリス「……」
ロイ「あ、お帰りセリス兄さん。どうだった?」
セリス「うん……なんかね、ユリウスに見せたら顔を赤くしてた……」
リーフ(……どういう反応なんだろ、それは)
マルス(どうかな……まあ一応、男と言っても女と言っても
そう見えなくもない感じではあったからね)
ロイ(中性的って感じなのかな……結局は性別:セリスか)
>>242 >ヘクトルの書 力防+20% 体脂肪率+30%
速攻成人病じゃあないですかーやだー。
>>242 エフラム自身がエフラムの書を使って幼女から好かれる能力を強化したらどうなるのっと
>>257 好かれ過ぎて愛情が暴走して全幼女がヤンデレ化。
紋章町幼女大戦争が勃発する。
>>245 待った。その−10%というのは、lvup毎に一割の確率でサイズが減るのでは無く。
lvup毎に最大値の一割分必ずサイズが減るという意味では……
もしくは変動確率は一割だが変動すれば消失という可能性も……
OKレディ、先ずはその剣を置いて話し合
エフラムが幼女化に見えた
ヒーニアス「だいたい、エイリークに限らず女性の魅力は胸などではないだろう」
ゼト「同感だな」
サレフ「うむ」
ヒーニアス「女性の魅力、それは…」
ヒーニアス「脇だな」
ゼト「二の腕だろう」
サレフ「ふくらはぎだ」
三人「……」
ヒーニアス「お前たちは脇が二の腕やふくらはぎに劣るというのか!?」
ゼト「細いながらもほどよく引き締まった二の腕こそ至高ではないか」
サレフ「ふくらはぎの描く曲線の美しさがわからないとは……」
三人「……」
ヒーニアス「脇」
ゼト「二の腕」
サレフ「ふくらはぎ」
三人「……」
ヒーニアス「脇だ!」
ゼト「二の腕に決まっている!」
サレフ「ふくらはぎだと言っているだろう!」
そんなこんなで、オチもなく夜は更けていった
>>261 リーフ「女性をパーツでしか判断出来ないなんて、あんな大人になりたくないね」
>>258 ヤンデレ化したらエフラムをストーキングしたりレスキューで軟禁したりする気がする
誰とは言わんが、いやすいませんサラ様許s
>>265 エフラム「あれはそういうのとは別のような気がする。単なるヤンデレならいつの間にか
俺の部屋にいたり、俺の行動や居場所を把握しているはずがない。もっと別の何かだ」
サラ「……そう、今も兄様の後ろに……フフ」
>>262 あれだけ巨乳のおねいさんって言ってたのに…
ストライクゾーンがさらに広がったということか
>>261 ワロタwww3人とも目の付け所がマニアックすぎるw
>>228の曲と
>>261を見て、エリンシア姉さんって具体的にどのKINNIKUが好きなんだろうなーとか思ってしまった
それとも種類とか関係なしに全てのKINNIKUを愛しているんだろうか
日付変わったら覚醒解禁でいいのかな?
すでに準備済みでござる
祝!覚醒解禁!
というわけで一番手勤めさせていただきます。
どれくらいネタがくるか楽しみですのう。
クロム「おいエイリーク、何なんだこのタイトルは」
エイリーク「あの、何のことを言っているのかよく……」
クロム「とぼけるな。この『クロム兄上は貧乳好き』というやつの事だ」
エイリーク「事実では?」
クロム「違う! だいたい、何でそういうことになってるんだ?」
エイリーク「そう言われましても、未来から来たという兄上の娘、ルキナを見れば一目瞭然では?」
クロム「いや、余計意味がわからんぞ。
ルキナの胸と俺の好みにどんな関係があるというんだ?」
エイリーク「胸の豊かな女性からルキナのような子が生まれるはずがありません」
クロム「…つまり、なんだ? ルキナの胸は遺伝だと言いたいわけか?」
エイリーク「そのとおりです」
クロム「そんな訳ないだろう。
第一、胸の大きさが遺伝するとしたら、お前とリンディスのsいや何でもない。だからそのジークリンデをしまってくれ.」
エイリーク「私の言ってることがわかって頂けましたか?」
ヘクトル「さっきから聞いてたがよ、クロム兄貴が貧乳好きってことはないだろ」
エイリーク「何故ですか?」
クロム「……お前は何を言う気だ?」
ヘクトル「だって兄貴、エメリナさんが好きなんだぜ? あの人、そこそこあるってリーフが言ってたしよ」
クロム「お、お前、いきなり何を…。いや、それより、まさか見たのか!?」
ヘクトル「お、俺じゃねえよ! リーフがそう言ってただけだ!」
クロム「く、リーフの奴! いや、それよりもなんでそんなことを知ってるんだ!?」
ヘクトル「何でって言われてもなぁ、エリウッド」
エリウッド「ああ、兄さんが彼女の家の前をうろうろしてるのよく見るし。
挨拶なんかをするときも何だかいつもと違うし」
クロム「な、なななな……」
エイリーク「ですがヘクトル。私もエメリナさんとお会いしたことがありますが、あの方はいつもラインの出にくいゆったりした服を着ています。
いくらリーフの見立てといえ、豊かな胸を持ってるとは限りませんよ」
ヘクトル「まあ、そりゃあな」
クロム「だからと言って、俺は貧乳好きというわけじゃ…」
エイリーク「よって、やはりクロム兄上は貧乳好きということに決定いたしました!」
クロム「人の話を聞け、エイリーク! 今日のお前はどこか変だぞ!?
それとティアモ! 何ガッツポーズしてるんだ!?
あっ、こらっ、逃げるな! 待て!」
ロイ「ねぇ、シグルド兄さん」
シグルド「なんだいロイ?」
ロイ「あの会話の中心になってる、クロム兄さん?ってさ」
シグルド「うん」
ロイ「前からいたっけ?」
シグルド「何を言い出すのかと思えば、クロムはずっと前から家族だったじゃないか。
ロイが生まれた時だって、抱っこしたロイを落としそうになって姉上にものすごく怒られてたんだぞ。
もちろん、私も怒ったが」
ロイ「ふ〜ん。何か釈然としないけど、エイプリルフールでも嘘付かないシグルド兄さんが言うならそうなのかな。
というか、僕って生まれて早々に死に掛けてたんだね」
まずは始めまして…とでも言えばいいんだろうか?
俺の名はクロム、紋章町で評判の兄弟家の一人だ。
長らく留守にしてたが久々に紋章町に帰ってきた。
なぜ留守にしていたのかって? バイトだよ。ちょいとマグロ漁船に乗って海の果てに行っていた。
俺は高校出てからいろんなバイトをこなしてる。まだやりたい事も決まらんしな。フリーターで色んな事をやりながら決めていきたいところだ。
ちなみに今までやったバイトはまず…そうだな。
闘技場の敵役だ。強い挑戦者と何度も戦えたからこれはいい修行になったな。なんかアイク兄貴みたいな物言いだが。
夏には海水浴場の監視員もやった事あるぞ。
……いわゆるライフセーバーってやつだ。
…ご、誤解の無いように言っておくが女の子の水着目当てじゃないぞ!
お、おお、俺はあくまでもただ純粋なバイトとしてだな…
なんてモノローグで取り繕うのも変な話か…ああ、そうだとも!
俺はアイク兄貴を見習って外面はストイック気味に通しているが……正直に言う。
もろに水着目当てだ。キリッとした顔で海岸を監視しつつ内心鼻の下伸ばしてた。文句あるか。
リーフじゃないが俺とて健全な青年だ。女の子に興味もあるしエロ本くらい読む。
兄貴ほど浮世離れした修行者みたいにはさすがになりきれん…剣士としては尊敬するがな。
…まぁ俺については大まかにだがこれでわかってもらえたと思う。
そんな俺は今は港にいた。先ほどバイト代を受け取り仕事を満期で終えたところだ。
クロム「結構稼げたな…何日か休んだらまた次のバイトを探すとするか」
さて、家に帰ろうとするのもつかの間。俺は港の波頭に見知った顔を見かけた。
クロム「なんだ。来てくれたのか。よく今日が帰港の日だってわかったな?」
ミカヤ「私の占いに出たのよ。貴方の船が今日帰ってくるってね。おかえりクロム」
クロム「ああ、ただいま」
このネタを見てる皆には言うまでもないかも知れないがこの小さいのが俺の姉上だ。
子供の頃は随分可愛がってもらったしそれは今もそうだな。
どちらかというと姉萌えな俺だがミカヤ姉上は俺にとっては姉というより母みたいな人だ。
シグルド「HAHAHAHAHA!兄さんもちょっと仕事を抜けてきちゃったぞ!」
クロム「また上役から叱られても知らんぞ…」
…シグルド兄上よ…その気持ちは嬉しい…嬉しいのだが…
シグルド兄上はもうちょっと仕事に打ち込んだほうがいいと思うぞ俺は…
まだ定職を決められん俺が言うのもなんだが……せっかくいい会社に入れたんだからリストラなんかされたら目も当てられん。
エリンシア「厳しい仕事でどれくらいKINNIKUがついたか後で見せてくださいね?ハァハァ…」
クロム「…姉上も変わらないな……アイク兄貴には及ばないが見るくらいなら別にいいぞ」
……そ、それにだ…貧弱な坊やより逞しい方が女の子にモテるからな…
姉上の眼にかなうKINNIKUならそれはつまり彼女ができる希望もできる。
ふ、不順な動機って言うなっ!いいだろ別に!
アイク「稽古は欠かしていなかっただろうな?あとで稽古つけてやろう」
クロム「船の上はいい修行ができたぞ。三半規管を鍛えるのにはちょうどよかった」
…アイク兄上らしい出迎えの言葉だな。いつかは一本取りたいもんだ。
フラグ建てる能力も見習いたいが折るほうはごめんこうむる……
俺が兄上の立場だったらとっくに候補の誰かと付き合っているのに…まったくもったいない。
エリウッド「今回は長期のバイトだったね兄さん。次はもう決めてるの?」
クロム「んー…一年以上海外だったからな。少し休んでから考えるよ」
エリウッドには家計やら何やらで苦労かけてるからな。
俺のバイト代は俺が使う分をいくらか引いたらエリウッドに渡しておこう。
次のバイトは何がいいかな…マグロ漁船は男ばっかでむさ苦しかったからな…できれば華やかなところが…けふんけふん。
ヘクトル「兄貴…なんか鼻の下伸びてねぇか?」
クロム「なななな、なんの事だ。おおおお俺はアイク兄貴のようにどっしり落ち着いている!」
くっ…顔に出てたか……ヘクトルの奴、意外と目端が利くからな。油断ならん……
そういうこいつはまた体重が増えたように見えるな。少し稽古つけてやんないとな。
エリウッド、ヘクトル、エフラムあたりとやると大体俺が勝つが何本かは取られるし俺にもよい稽古になる。
エフラム「兄上…相変わらずムッツリなのか……それはどうかと思うぞ」
クロム「いや、お前にだけは言われたくない」
こいつまだロリコン治ってないんだろうな。グレゴとノノじゃあるまいし。ルックスはいいんだからその性癖直せばモテるだろうに…もったいないやつだ。
兄としてこいつの性癖は矯正してやらんといかんかな。ヴェイクあたりとホステスのおねえさんたち目当てで飲みにいく時に連れてってやるか。
…ただ、こいつを連れて行くとこいつばっかモテそうで俺やヴェイクが引き立て役になりそうなんだよなぁ…はぁ…
エイリーク「ふふふ、お元気そうでなによりです。後でいっぱい海外のお話を聞かせてくださいね?」
クロム「ああ、なんでも聞くといい。海外の寄港先でいろいろ土産も買ってきたからな」
……一年ぶりくらいに会ったが……エイリーク……まったく育ってないな…
俺はどっちかっていうと大きい方が…こ、こほん。俺の好みはどうでもいいがここまで平たいと流石に心配になってくる。
もうカンストしてしまってるのだろうか…チェンジプルフ使えばまたレベル上げできるんじゃないか?
リン「兄さん…エイリーク姉さんのどこを見てるのよっ!男っていやらしいんだから!」
クロム「ち、ちちち違う勘違いするな!お、おお、俺はアイク兄貴みたいにそんなことには興味が無い!」
…相変わらずこういう事には厳しいなリンの奴……男兄弟も多い中で育ったんだからちょっとくらいわかってくれても…こ、こほん。
とにかくストイックで鈍感というフリをするのは結構疲れるが他の皆を見るとそれでモテてる奴が多いからな。
俺も俺でいろいろ苦労もしてるということはわかってくれ。
マルス「ところで兄さん。娘さんが会いたがってましたよ?」
クロム「…ルキナか…そうか…」
…弟に似た娘がいるってのも変な気分というか…彼女すらいない童貞なのに父親と言われても妙な気分だが…
早いとこルキナの母を確定してやらないとな。
……とはいえそんな簡単に彼女ができるなら誰も苦労はしないのさ…ふぅ…
アルム「兄さんっ僕の事覚えてるよね!?」
クロム「…誰だお前?…い、いや冗談だって。そんな顔するな」
……声をかけられるまで気がつかなかったぞ……カラムよ。お前なら俺の弟と気持ちが通じ合えるだろう。
今度紹介してやろうかな。友達多いことはいい事だ。
…この時俺はこいつが同じく影が薄い女の子とフラグを建てた事を知らなかった。くそ、内心で妬んでやる!
セリカ「無事に帰国できたのも私が毎日ミラ様に航海の無事をお祈りしたからよ。さあ入信…」
クロム「勘弁してくれ……ギムレー教団と喧嘩したばっかなんだ。当分宗教とは関わりたくない」
こいつも変わらんな…なんか生暖かい眼で見てやりたくなる……
末妹だからか少し我侭な奴だが明るくて元気がいいのはいいとこだ。
入信はせんが手伝える事は手伝ってやるか。
セリス「今夜はご馳走だね!エリンシア姉さんと一緒に頑張って作っちゃうよ♪」
クロム「…ああ、お前がこの一年でどれだけ腕をあげたか楽しみにしてるぞ」
我が弟ながら和ませてくれるやつだ。まったく可愛い。こいつが女だったら俺はシスコンになってたかも知れん。
エプロン姿を見るのも一年ぶりか……役得役得。これくらいの幸せが俺にあったっていいだろうな。
…先に言っておくが弟だってことくらいわかってるぞ?だが可愛いもんは可愛いんだから仕方ない。
リーフ「兄さん兄さん、約束の洋モノエロ……むごむぎゅ!?」
クロム「んーなにかいったかリーフ?兄ちゃん聞こえなかったな?あぁん?」
…こ、このバカ!大バカ!こんなとこで堂々と言おうとする奴があるか!
危ない危ない…俺がムッツリであることがばれるところだ…ったく…お前に頼まれてた洋モノ無修正DVDはちゃんと仕入れてきたから後で一緒にこっそり見ような?
…ま、これも男兄弟のレクリエーションってものだ。決して決して俺自身が見たくて見るわけではない…むふふ…こ、こほんこほん!葉っぱにつきあってやるだけだ。うむ。
ロイ「……聞かなかった事にしておくよ……」
クロム「お前はできた弟だな…鑑賞会に呼んでやってもいいぞ?」
ちっ…勘のいいやつ…だが俺の一言でDVDの中身を想像したのだろう。真っ赤になっている。
まだまだ初心だな弟よ。兄貴は先に大人の階段を上っているのだ。俺の域に達したければもっと経験をつむがいい…
その気になればさっさと経験積めるのにこいつももったいない奴だまったく…羨ましい。
そんなこんなで俺はみんなと共に懐かしの我が家へ帰ってきた。
それからは大騒ぎさ。食って飲んで歌って踊って…賑やかなのはいいもんだ。
宴会も終わって俺が部屋に戻ったときはもう日付が変わってたな…
俺の部屋はそのままだ…やっぱ家は落ち着く……
…が、そのままでないところもあった。物置に入れておいたエロ本が根こそぎ無くなっている。
リーフの奴が持ち出してるな。後で返させよう。
そんな事を考えていると俺の携帯が鳴り出した。誰だ?
ヴェイク「おーやっと着信が入るところに帰ってきたかっ」
クロム「…なんだ野郎か……」
…がっかりさせやがってこの野郎…
ヴェイク「なんだたぁご挨拶だなオイ…」
クロム「うるさい。帰国して最初の着信だぞ。期待したってしょうがないだろ。それとも嫌味か?お前と違ってモテない俺への…」
ヴェイク「あのなぁ……」
クロム「ほっとけ!お前に俺の気持ちがわかるか!?お前等みんな親世代の女性陣全員とカプ可能なのになんで俺だけ少ないんだ!
女性陣に避けられてる証拠だろうが!サーリャとかベルベットとか俺の好みストライクのナイスバディ美女から見事避けられてカプ不能の俺を笑えっ笑うがいいっ!
主人公一の喪男のこの俺を…」
ヴェイク「ま、まてまてこのバカ!ルフレとかスミア辺りとはフラグ濃いだろお前!」
クロム「どうせフレデリクあたりにとられるに違いない…お前だって初登場から忘れ物の斧を届けてもらうとかミリエルとフラグ建てまくりだろが!
呪うぞ!……すまん……ちょっと鬱憤がたまってたようだ……」
ヴェイク「へへっ俺様とミリエルの仲が羨ましいかー?…なんてな…ったく…いきなり喧嘩もいいけどよぉ…それでおめえ次のバイトは決まってんの?」
クロム「いや、まだだが?」
ヴェイク「なら俺様と自警……」
クロム「断る。こっちは男所帯でさんざんムサい思いをしてたんだ。何が悲しくて海の向こうから帰ってきてお前の暑苦しいKINNIKUを拝まなきゃならんのだ」
その後もヴェイクはいろいろ言っていたが俺はさっさと携帯を切った。
まったく暑苦しい野郎だ。奴と喧嘩をするのは嫌いじゃないがな。
さて…そんなこんなで数日のんびりして航海の疲れを癒した俺は次の仕事を探し始めた。
ぶっちゃけるとこのネタは俺が色んなとこにバイトに行くという連載モノの予定だ。
俺が動かないと話が進まんからな。
アイク「おうクロム。バイト探しを始めたそうだな?」
クロム「ああ、次の稼ぎのツテをつかまないとな」
アイク「それならうちにこい。今度でかい工事を請け負ってな。短期の作業員を集めているんだ」
クロム「兄上のとこって工務店だろ?やめておく」
ガテン系とかむさ苦しさの代表だろうが…狭いマグロ漁船でむっさい海の男どもと顔つき合わせていた俺は少し男の職場に嫌気がさしていた。
その時である……工務店の作業着を着た女の子たちがこちらに来たのは。
え?…ちょ、ちょっとまて…工務店って…普通男ばっかだろ?
なにこれ、兄上のフラグ能力に引かれて集まったのか?
ワユ「あ、たいしょー!」
ミスト「お兄ちゃんっ…あれ、その人だれ?」
イレース「ちょっとアイクさんに似てます…」
アイク「ああ、こいつは俺の弟で…」
クロム「クロムだ。よろしくたのむ。それと兄上、さっきのバイトの話だが受けさせてもらう」
アイク「やめておくんじゃなかったのか?」
クロム「気が変わった。そっちの三人もよろしくな」
ミスト「うんっよろしくねっ!」
正直に白状する……兄上がフラグを折るなら折られた女の子を慰めてフラグが…みたいに俺にもチャンスがあるかな…とか思ってしまった。
我ながら馬鹿だと思うが男なんてそんなもんだ…笑ってくれ。目先の女の子に惑ってバイトを決めてしまったこの俺を。
次回
戦えバイト野郎! 第2話 戦えフラグ野郎!
>>273 張り切ってみたらさっそく被ってスマソ
『謎のマルス仮面』
久々に戻ってきたクロムのおかえりなさい会を兼ねた夕食時
全員の目がTVに釘付けとなった。
セーラ「こんばんわー、みんなのアイドルセーラちゃんでっす!
最近話題の夜な夜な女子校に現れる泥棒を退治するという
謎の仮面剣士の姿をスクープしちゃいました!!
FETV独占報道!! ではその様子をご覧ください」
ミカヤ「あら、前にもこういう人の話題があったような」
エイリーク「(ドキッ)」
クロム「そうなのか? 俺はここしばらくいなかったからわからないんだが」
エフラム「そういえばクロム兄上は知らないはずだな。
夜な夜なルネス女学園に現れる仮面の騎士というのがいてだな」
クロム「ほぉ」
そんなやり取りの中TVは堂々と学校の門を叩き壊す二人組の姿を写していた。
ハンサム「ここだよジョージ。噂のルネス女学院ていうのは」
ジョージ「AH、いかにも高く売れそうな女学生の装備品が眠っていそうな学校だねハンサム」
ハンサム「HAHAHA、ここで奪った戦利品をオークションに流せば
僕たちはあっというまにリッチメンというわけさジョージ」
ジョージ「YHAA素敵な儲け話だねハンサム、これで僕の大好きなガーデニングもやりたいほうだいだよ!」
???「そこまでです」
二人組の会話が別の人物によって遮られる。
いつのまにいたのか、校門のすぐ先に一人の人影が立っていた。
ハンサム「ねぇジョージ。なんだか僕らの仕事を邪魔しようとする奴がいるよ」
ジョージ「人の仕事を邪魔するなんて許せないよねハンサム。ここは僕に任せてくれないかな」
ハンサム「OK、君に任せるよジョージ」
人影の姿は学校内の照明が逆光となっていてよくわからない。
ジョージ「僕らのお楽しみを邪魔するなんてお仕置きが必要なようだね
君の身ぐるみをはがしたお金で花を贈るよ、ハンサムにね」
そう言うや否や人影に襲い掛かるジョージ、だがその一撃は虚しく宙をきった。
ジョージ「WHAT’S!?」
目標を見失ったジョージの背後に上から人影が降り立ち、
持っている獲物でジョージの首元に一撃を入れて昏倒させる。
???「………」
ハンサム「OHH、なんてこった!
僕らのささやかな夢を踏みにじった挙句にジョージをひどい目に合わせるなんて許されないよ」
人影に怒りの声をあげて駆け寄るハンサム。
それを見ながら人影はゆっくりと構えを取る。
ハンサム「HUUUUUUUUUUU!!」
???「必殺…封魔剣エクスブレード!!」
一瞬にして二つの影が交錯する。
ザシュ!!
ハンサム「OH…なんてことだ」
呟きながら倒れるハンサム。
固唾を呑んで撮影をしているであろうFETVのカメラに向かい、その人物はゆっくりと顔を向ける。
青を基調としたどこかで見たような服装にサークレット、そして青い髪。
何より印象的なのは顔につけている仮面だ。
その人物はカメラの方に向かって声をかける
???「すみませんが警察を呼んでいただけませんか?僕はもう消えなければならないので」
ドロシー「あ、あなたは何者なんですか?」
思わず発された言葉に人影はしばしの躊躇いを見せてからゆっくりと口を開いた。
マルス「…マルス。僕の名はマルスだ」
ドロシー「……はい?」
マルスと名乗った人物はそう言うと素早く夜の闇に姿を消した。
セーラ「なんと!! 最近話題の仮面剣士の正体は”あの”兄弟家のマルスさんでした!!
近々ご本人に突撃取材を敢行したいと思います!
それでは今一度マルス仮面の活躍をリプレイしながらお別れしたいと思います!!」
ブ───ッ!!
マルスが口に含んでいた水を盛大に噴出す。
リーフ「ぎゃぁぁぁぁぁ!! こ、このひとでなしー!!!」
リン「マールースー!! あんた夜な夜な女子高に忍び込んで何やってんのよ!!」
指をボキボキ鳴らしながらリンがマルスににじり寄る。
マルス「ちょ!待ってリン姉さん!あれ僕じゃないって!!いやホントマジで!!!!」
リン「あんたねぇ…自分で名乗っておきながら…」
アイク「マルスの言うとおりだリン」
リン「え?」
アイクが発した言葉に動きを止めるリン。
アイク「さっきの声をもう一度思い返してみろ、あれはマルスの声じゃない」
ヘクトル「あ〜、兄貴もそう思ったか。マルスと比べて女っぽい声だなとは思ったんだが」
ヘクトルにも同意されて考え込むリン。
確かに思い出してみれば違う声な気がする。
リン「でも声なんてボイスチェンジャーでも使えば変えられるんじゃない?」
マルス「ちょ!何が何でもあれを僕にしたいんですか姉さんは!!
第一僕あんな恥ずかしい必殺技名叫んだりとかしないですし!!」
珍しく取り乱すマルスに構わずアイクが口を開く。
その目はリプレイされているマルス仮面の剣筋を分析している。
アイク「それだけじゃない。あの剣技、あれはマルスのものじゃない。どちらかというとクロムの剣筋に似ている」
クロム「兄さんもそう思ったのか…確かにあの剣筋は俺のものと似ている気がした」
エリウッド「それに持っている剣もマルスのファルシオンというよりクロム兄さんのファルシオンに似ていたね」
リン「という事はクロム兄さんが?」
クロム「そんなわけ無いだろう、第一背格好が全然違うじゃないか」
ミカヤ「少なくともアイクやクロムが剣筋を見間違えるとは思えないわ」
エリンシア「私もそう思います…でも一体あの方は何故マルスちゃんの名を語ったのでしょうか…」
アルム「それはいいんだけど突撃取材が来たらどうするの?」
セリカ「あのTV局のことだから明日にも来そうな気がするけど…」
シグルド「いや、心配するなみんな。明日は珍しく休みだからな。もし来たとしたら私が門前払いを食らわせよう」
マルス「シグルド兄さんが神に見える!こんな日が来るなんて!」
リン「アンタはいちいち一言多いのよ!」
リンのドロップキックがマルスに命中し、巻き添えを食ってリーフも吹っ飛ばされる。
リーフ「アッー!!このひとでなしー!!!」
セリス「なんだか明日以降はすごいことになりそうだけど…」
ロイ「マルス仮面…一体何者なんだろうね」
続かない
弟のアイクが剣を投げ始め、投剣でオリンピックに出るんだと言い始めた。
弟のクロムが天空を応用してボブスレー選手になるんだと言い始めた。
兄のセリスがベルベット・チェイニー・ミネルヴァちゃんをつれて鬼退治に行くんだと言い始めた。
そして僕は、僕は、・・・・・・ リワープの杖と母の形見の剣で、強盗の道を極めた。
みんな動き速すぎw
ルキナが未来から来た設定で、
クロム「なぁ、仮に俺が本当にお前の父だとしたら、母は誰なんだ?」
ルキナ「それは…!言えません…」
クロム「言えない?」
ルキナ「はい…ごめんなさい。でも本当に言えないんです。――ですが!私がお父様の娘であることに変わりはありません!」
クロム「そ、そうか…(とりあえず俺は結婚できる、ということを喜べばいいんだろうか…)」
ルキナ「お父様?」
クロム「あ、あぁ…何だ?(お父様呼びに慣れん)」
ルキナ「お父様はお母様が誰だといいと思いますか?」
クロム「ん、そうだな…って何を訊いてるんだ!?」
ルキナ「え?すみません!…ただ、若いお父様はどうお考えなのかと…」
クロム「いや…(しかし言われてみると、俺は誰と結婚したいんだろうか)」
ルキナ「友人、幼馴染み、同僚、同級生…一目惚れもありますよね」
クロム「急に言われてもな…」
ルキナ「あっ、いえっ!変なことを訊いてごめんなさい!」
クロム「いや…――あぁ!一人いるぞ!」
ルキナ「え?誰ですか!?(お母様じゃなかったらどうしよう…)」
クロム「エメリナ姉さんだ!」
ルキナ「エメリナさん…?」
クロム「あぁ、俺が小さい頃から姉と慕っている世界で一番愛している人だ!」
シグルド「KINSHINは許さ――ん!」
クロム「シグルド兄さん、突然どうした?」
シグルド「いや、何故か突然言わなくてはいけない気がしたんだが…気のせいだったか」
ルキナ「あの」
シグルド「ん?君は確かこの間クロムの娘とか言っていた…」
ルキナ「はい、ルキナと申します。よろしくお願いします、伯父様」
シグルド「伯父…!?(私がまだ結婚していないと言うのにもうこんなに大きい姪だと!?)」
みたいなネタ書いてたけど、未来から来た理由が思い付かなかった
クロムは学生か社会人かどっちがイメージに合うかなぁ
紋章町商店街
リーフ「あれ、アルム兄さんこんなとこでなにやってんの?」
アルム「やあ、村のみんなとバレンシア野菜のPRに来てるんだ。おかげさまで結構評判もよくてry」
???「うぅぅまぁぁぁいぃぃぃぃぞおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
リーフ「うわっ、なにこのひとでなし」
アルム「リーフ、大声だしただけで人でなしは酷くない?僕もびっくりしたけどさ」
リーフ「ごめんつい癖で。それはともかくおじさんどうしたの?」
ヴァルハルト「うぬは何とも思わんのか!?この野菜のみずみずしさ!確かな、しかし決して堅くはない歯ごたえ!正しくこれこそ我が進むべき葉道よ!」
リーフ「・・・葉道ってなに?」
アルム「ははは、農家としてそうまでいってもらえるとうれしいですよ」
ヴァルハルト「うむ、農業こそ国の礎!真の強者たる我が進むべきは葉の道、すなわち葉道よ!」
リーフ「よくわかんないけど、まあでもアルム兄さんの野菜がおいしいのはわかるよ」
アルム「リーフも農業やってみたら農家の気持ちがわかるんじゃないかな」
リーフ「僕はいいよ、遭難したときはそこらへんのキノコや木の実でなんとかなってるから」
ヴァルハルト「なんと!うぬは葉という名をもちながら葉道がわからぬと申すか!」
リーフ「いやまあ、正直全く」
ヴァルハルト「許せぬ!我がうぬに葉道を一から叩き込んでくれるわ!」
リーフ「え、ちょ、僕はこれからセルジュさんに挨拶に・・・コノヒトデナシー!」
アルム「・・・行っちゃった。あ、ロウエンさん、ちょっと見てってよ。今年はイチゴが・・・」
284 :
1/2:2012/05/19(土) 00:30:01.94 ID:KLpo2pvg
ロイ「さて、クロム兄さんも久々に帰ってきてうちも一層にぎやかに・・・ってマルス兄さんどうしたの?」
リーフ「ほら、今回も結局クラスチェンジがなかったから落ち込んでるんだよ」
ロイ「ふーん・・・でもリーフ兄さんもある意味ひどかったよね。完璧に盗賊扱いでおまけに「リーフの宝剣」の効果は強奪って・・・」
リーフ「まあそうなんだけど、でも今作は専用じゃないとはいえ僕も神器使い放題だからね!そういうロイは・・・」
ロイ「僕はまあこんなもんか・・・ってところだし。じゃああそこで二人で暗くなってるエリンシア姉さんとリン姉さんは?」
リーフ「今回あの二人には「○○の武器」シリーズが無かったからさ。エリンシア姉さんなんか「せめてはりせんでもあれば専用装備です!って言えたのに・・・」とかいってたよ」
ロイ「正直あの絵はね・・・でもそれで言うとアルム兄さんもセリス兄さんも対外だと思うけど」
リーフ「あの二人はほら、アルム兄さんは久々に脚光を浴びた形だし、セリス兄さんはこれで僕も男らしく!って喜んでたよ。あと今日は一昨日出来たマミーランドに行くって」
ロイ「今頃泣いてるんじゃないかな・・・じゃあやたら張り切ってるエイリーク姉さんはどうしたの?」
リーフ「いや、だから結構原作と絵柄が違う人も多いからさ・・・昨日なんか集○社に「ぜひ私の絵は矢○健○郎先生に・・・ダメですか?」って電話してたよ」
ロイ「・・・姉さん・・・・・・アレ?でも武器の話に戻るけどさ、マルス兄さんとアイク兄さんもそれ系の武器は来てないよね」
リーフ「んー、クラスチェンジこそないけどマルス兄さんの扱いは別格だし。クロム兄さん専用って書いてあるファルシオンを奪うことも出来るしね」
ロイ「じゃあアイク兄さんは?」
リーフ「ほらあそこ」
285 :
2/2:2012/05/19(土) 00:30:45.28 ID:KLpo2pvg
アイク「天↑!空↓!」
クロム「くっ、やるなアイク兄さん!俺も!天→!空←!」ガシャーン
ヘクトル「クロム兄!次は俺だぞ!」
エフラム「遅いぞピザ。俺が約束済みだ」
シグルド「ははは、クロムは人気者だな」ニコニコ
ミカヤ「ふふ、あなたもみんなもクロムが帰ってきて嬉しそうね」ニコニコ
エリウッド「確かに嬉しいんだけど、物理的にクラッシュすることに定評のあるクロム兄さんのおかげでまた家計が・・・あばばばばばば」
ロイ「・・・ところでセリカ姉さんどこいったの?」
リーフ「新地区で布教」
ロイ「・・・いつも通りだね」
ルキナ「実は私は未来から来たお父様の子供です。」
シンシア「私も!」
フレディ「俺もだ」
デジェル「あ、あれこんなに兄弟いたっけ?」
アズール「え?僕もなんだけど」
ウード「くっ!この血の騒ぎよう、間違えなく父さん!」
マーク♂「これは、一体どういうことでしょう?みんな母親の名前が違います。」
クロム「なん・・・だ・・と」
マルス「いやークロム兄さんも中々外道ですね」
リーフ「コノヒトデナシー!」
クロム「ま、まって何を言っている!」
ヘクトル「普通に考えると、全員に手を出していることになるな」
クロム「そんな訳ないだろ!」
ミカヤ「そんな子に育てた覚えはないのにシクシク」
エリンシア「ぶっ飛ばして差し上げます!」
シグルド「何気にKINSIN!が混ざっている気がするから許さんぞー!」
クロム「頼むから3人とも落ち着いて話を(ry ぬわー!」
ティアモ「あなたの父親は、クロム様じゃないの?」
セレナ「はぁ!?何言っているか意味わからないんだけど!!」
ティアモ「・・・・」
サラ「・・・・・・」
サーリャ「・・・何よ」
サラ「私が
>>266で指摘されてたのを、実際にしてたのは貴女?」
サーリャ「・・・良く判らないけど、ルフレの事はいつも見つめているわ」
サラ「・・・そう。何だか他人の気がしないわ・・・名前も何か似てるし」
サーリャ「・・・そうね」
>>266をみてなんとなく浮かんだ
新メンバー達はネタが豊富で困るw
288 :
コスプレ:2012/05/19(土) 00:42:34.57 ID:uZ5f8NFe
マルス「ねぇルキナ」
ルキナ「なんでしょうか?マルス叔父様」
マルス「叔父…まぁいいんだけどさ。いや、実はその恰好が…」
ルキナ「これですか?」
マルス「うん、いや、あのさ、なんで僕と同じ服なんだよ!それにあの仮面!しかもなんで僕の名前を語るのさ!」
ルキナ「あ、これには深いわけがあるんです」
マルス「へぇ?」
ルキナ「昔シンシアとウードにコスプレに誘われて、面白くてはまったんです」
マルス「深くねぇ!軽いノリでそっちの道に引きずり込まれただけの人だこいつ!」
ルキナ「ちなみに叔父様以外にも色々してますよ。ローランみたいな伝説の勇者や騎士のコスプレが好きですね。ちなみにシンシアは特撮ヒーローで、ウードは…」
マルス「ちなみにその仮面は?」
ルキナ「コスプレ好きの竜騎士(ry
マルス「未来のクロム兄さんの馬鹿ー!」
俺はクロム! 4月からついに社会人! 皆が幸福になれる社会を目指して日々精進中!
今は会社の企画で、新しい商品を開発中! 商品名はエメリナ・ソース!
水分の少ない砂漠でたっぷり日を浴びた希少なトマトを贅沢につかった極上のソースだ!
白子と一緒に和えて食べてもおいしいぞ!
>>286 ルーテ「というわけで、突然自分の子供たちに囲まれて吃驚仰天のクロムさんなのでした」
クロム「他人事のように……! 誰のせいだと思ってるんだ、誰の」
ロイ「えっと。並行世界観測装置、だっけ? 今回のルーテさんの発明品」
ルーテ「はい。性能が良すぎた結果、観測だけでなく並行世界の人間を呼び寄せる機能まで発揮してしまったようですが」
クロム「どういう理屈なのかさっぱり分からん……」
ルーテ「わたし、優秀ですから」
ロイ「まあルーテさんじゃ仕方ないよね」
クロム「それでいいのか……」
ミカヤ「……ええと、ちなみに皆、母親の名前は?」
アズール「オリヴィエ」
シンシア「スミアだよ!」
デジェル「ソワレ」
ブレディ「マリアベルだ」
マーク♂「ルフレです!」
ウード「フッ……我が母の名はリズ……神竜ナーガの祝福を受けし聖なる名だ」
ルキナ「ええと……以上の全員、です」
クロム「待てルキナ、なんだ全員って」
ルキナ「信じ難い話なのですが……今彼らが母親だと言った女性、
全員がわたしの母親であるという記憶が頭にあります。
偽の記憶にしてはどれもこれも鮮明で……
それに、彼らのことも弟、妹だと認識していますし」
アズール「僕だってルキナ姉さんと一緒に育ってきた記憶があるよ!」
シンシア「わたしも!」
クロム「どういうことなんだ……?」
ルーテ「クロムさんが誰と結ばれても、ルキナさんはルキナさんとして生まれる運命なのでしょう。
つまり、多数の並行世界に母親の違うルキナさんがそれぞれ存在しているわけですね。
それがこの世界に呼び出される際、一人の人間として統合されたのではないかと」
デジェル「えっと……つまり、どういうこと?」
ウード「わ、分かんねえ……」
ブレディ「ケッ……要するに、このルキナは俺たち全員の姉だってこったろ」
マーク♂「うーん……ややこしいですねー」
ルーテ「わたし、優秀ですから」
クロム「あんたはそれを言ってればいいと思っているだろう……」
リーフ 「そこの綺麗なおねいさーん!僕と一緒にお茶でも!!」
アズール「そこの可愛いお姉さーん!僕と一緒にお茶を!!」
リーフ 「………」
アズール「………」
ア・リ 「「…ん?」」
ミカヤ「最近、リーフに新しい友達が出来たんですって」
クロム「ほー、そうなのか」
ミカヤ「今度、家に連れてくるらしいから楽しみだわ」
ここのリーフとアズールは仲良くなると思う。
でもアズール、お姉さん好きのくせにウルスラの時点で対象外なんだよねw
やべぇリロードしてなかった。
>>290が続いてたらヤバかったよ。正直すまんかった。
ロンクー「……今日もノノにままごとに付き合わされてしまった…しかも竜王家の子供全員を交えてとは…いかん、このままではロリコンの烙印を押されてしまう」
エフラム「またいつの間にかサラに部屋に忍び込まれてたな…今日はミルラにも、妙にくっついて来られた…俺はロリコンじゃないと言うのに」
ロンクー「……ん?」
エフラム「………お前は…」
ロンクー「………そうか、お前も苦労してるんだな……」
エフラム「…ああ、だが好意を持って近付いてくるだけまだ良いだろう…俺はからかわれてる感があってな…」
ロンクー「…………そのサラという女には近付きたくないものだな…俺の事を知ったら女風呂にワープで飛ばされかねん」
エフラム「…気をつけてくれ、間違いなくターゲットにされる」
ロンクーとノノをくっつけたせいでこんなネタが思い浮かんでしまった、反省はしていない
ルフレ「俺もとい私がいない…」
クリス「マイユニットだからな、仕方ないね」
>>292 気にしない気にしない。
矛盾とか気にせずお祭り気分で書きまくろうぜ!
シンシア「それにしても……」
クロム「な、なんだ? そんなにじっと見つめて……」
シンシア「えへへ……昔の父さんも格好いいね!」
クロム「なっ……何を、急に」
シンシア「ねえ、ルキナもそう思うでしょ?」
ルキナ「え、ええ……とても凛々しくて素敵です、お父様……」
クロム「むう……」
ミカヤ「あらら……これはなかなかむずがゆいわね、クロム」
アズール「格好良さだったら僕も負けてないと思うんだけどね」
リーフ「そうかな……君からはどことなく僕と同じ臭いを感じるんだけど」
アズール「あははは……まあ、未来では一緒にナンパした仲だからね、リーフ叔父さんとは」
ロイ「さすがリーフ兄さん、歳を取っても懲りてないな」
デジェル「アイク叔父さん、いつものように手合わせお願いします!」
アイク「いいだろう。かかってこい」
ブレディ「……エリンシア叔母さん、紅茶淹れてくれねえか。お気に入りの奴、頼む」
エリンシア「あら、未来でも好評だなんて嬉しいわ」
ウード「ロイさん、またノート見せてくれよ!」
ロイ「ななな、何のことかなっ!?」
マーク♂「エフラム叔父さん、将棋やりましょう! 今度は負けませんよー!」
エフラム「む……未来の俺の将棋仲間というわけか。これは負けられんな……!」
ルキナ「……」
ミカヤ「……みんな馴染んでるみたいで、良かったわね?」
ルキナ「はい……突然この世界に飛ばされたときはどうなることかと思いましたが」
ミカヤ「あなたもあんまり肩肘張らなくていいのよ? 気楽に行きましょうね」
ルキナ「はい、ミカヤ叔母さん」
ミカヤ「……ところで、これからどうするの? 我が家に泊めてあげてもいいけど……」
ルキナ「いえ、そこまで甘えてはいられません。わたしたちはわたしたちで仕事を探して、この世界で生きていこうと思います」
ミカヤ「そう……立派ね」
ルキナ「それに……過去のお父様が素敵すぎて、近くにいるとどうにかなってしまいそうですので……」
ミカヤ(……ファザコンかー。うちの血って変な性癖に覚醒する遺伝子でも入ってるのかしら……?)
クロム「よそのネタの俺はどれだけフラグ建ててるんだ!?くっ…俺も彼女ほしいぞ…こっちの俺はさっぱりだというのに!」
マルス(展開次第じゃわかりませんがな)
リロったらめっちゃ伸びててフイタW
ルキナ「というわけで、この世界で生活していくために兄弟力を揃えて頑張りましょう!」
シンシア「おーっ!」
アズール「FE主人公兄弟ならぬ、クロム子供兄弟結成ってわけだね」
マーク♂「あはは、兄さんと姉さんがいっぱい増えて嬉しいなー!」
ブレディ「ケッ、全く気楽だぜ……グスッ」
アズール「ってなんで泣いてんの君」
デジェル「どうせ『並行世界を超える兄弟の絆に感動した!』とかでしょ……」
ブレディ「ち、ちげーよ! 目にゴミが入っただけだよ!」
ウード「フッ……さて、では早速活動を開始するとしようか」
シンシア「仕事って何やるのー? できればヒーローっぽいのがいいなー!」
ルキナ「ふふ……きっとご期待に添えると思いますよ?」
ブレディ「……なんか嫌な予感がするんだが」
デジェル「わたしも」
ルキナ「では皆さん、今からこの仮面をつけて、世に蔓延る悪を退治に」
全員『却下』
あれ、続いてた?
割り込んじゃってすまん
>>298 適当に思いついた先から書いてるだけだから気にしなくていいよん。
っていうかみんなも書いてくれないと俺一人で書いてるような感じで心苦しいのでどんどん書いてくれい!
じゃあここでは影の薄いマイユニ同士で
これは両方男で
ルフレ「なぁクリス」
クリス「どうしたルフレ、深刻な顔して」
フルレ「いや、お前の知り合いにカタリナっているだろ?」
クリス「ああ、彼女がどうしたんだ?」
ルフレ「いや、何故か数日前からストーキングされててな
動機がさっぱりわからんから昨日待ち伏せて問い詰めてみたんだが」
クリス「ここ数日見てないと思ったらそんなことしてたのか、災難だったな」
ルフレ「いや、ストーキングされるのはサーリャで慣れてるからまぁいいんだが
それはそれとしてなんで俺をつけ回すのか聞いたら」
クリス「なんていったんだ?」
ルフレ「『あなたは私の大切な人に似ています(中略)何回生まれ変わっても
ずっと私の大切な人です』とか語り始めてな」
クリス「うわぁ…」
ルフレ「俺の勘だとあれってお前の事言ってるんじゃないかって気がするんだが」
クリス「えっ?まさか(笑) 第一お前は軍師だし俺はマルス様に使える騎士だぞ
顔も全然違うじゃないか」
ルフレ「ああ…うん、まぁそうなんだけどな(なんでこんなに鈍いんだコイツ)」
クリス「それはそれとして俺も最近妙な夢を続けて見るようになって寝不足なんだよな」
ルフレ「へぇ、お前が寝不足になるなんてどんな夢なんだ?」
クリス「いや、クロムさんがな。キラキラした顔でドアップになりながら
『半身なんだから合体するのが当然だろう?』とか言いながら迫ってくるんだよ」
ルフレ「……;」
クリス「ていうかあの人ノン気だよな?」
ルフレ「…まぁ女好きってほどじゃないが、そこそこ女友達との付き合いもあるからな。
何故か未来から来たっていう娘もいるから将来結婚するのは確実だろうし」
クリス「ていうかお前だって未来から娘が来たらしいじゃないか」
ルフレ「マークか、あいつ悪気はないんだが泣かされる男が多くてな。
何故か俺がフォローしなきゃいけないから大変だ。」
クリス「それにしてもなんであんな夢見るんだろうなぁ」
ルフレ「(こいつとは他人の気がしないんだが…いや、まさかな)」
>>300 マーク♀「どうやらこの『父:クロム』マークちゃんの出番のようですね!」
ルフレ「いろいろと待て」
こども複数ネタは、やっぱみんな考えたことかな。
ちょっと蔓延してうれしい
アルム「クロム兄さんが入ったせいで僕の影が更に薄くなるだろな・・・はぁ」
カラム「・・・・」
アルム「はっ! 君ももしかして!!」
カラム「うん・・・僕も君と同じだと思うよ・・・00:00からずっと家の中にいたのにだれも気がついてくれなかった」
アルム「でも僕は気づいたよ・・・きっと同じ能力だからだね」
カラム「うん・・・きっとそうだと思う」
ジャンヌ「そうよ私たちは一人じゃない」
アルム「ジャンヌ!」
カラム「ジャンヌ・・・」
アルム「そうだ!影が薄くたってこんなに仲間がいるじゃないか!さぁみんなで、畑仕事をしよう!」
カラム・ジャンヌ「「ああ(ええ)」」
エリンシア「最近、家の畑の規模が3倍近くになっているのよね。お陰で野菜に困らないけど」
ロイ「勉強しているといつの間にか飲み物置いてあったり、ちょっと最近変だよね」
アイク「野菜ばっかで肉が出ない・・・俺は山(肉の為に)にいくぞ!」
>>297 その発想は無かった
ルキナ「なぜですか、かっこいいじゃないですか仮面のヒーロー」
シンシア「そうだよ!ヒーローは正体不明だからこそいいんだよ!」
ウード「フッ…血が騒ぐぜ」
ブレディ「黙れこのヒーローコスプレバカトリオ」
デジェル「大体生活費を稼ぐためなのに基本無償のヒーローをやってどうするんですか」
ルキナ「では皆には何かほかにいい方法があるんですか?」
アズール「ナンパしてヒモになる」
ルキナ「未来でリーフ叔父様と一緒にあれだけ失敗したのに凄い自信ですね。他は?」
ブレディ「………」
デジェル「………」
シンシア「ちょっとちょっとーみんな何にもないのー?」
マーク♂「まぁみんな基本的にどっかぬけてますしねー」
全員「一番抜けてるお前がいうな!」
セレナ「あ、いたいた。やっぱりうまくいってなかったわね。はい、仕方ないからバイト見つけてきてあげたわよ」
ルキナ「セレナ!」
セレナ「か、勘違いしないでよね。あんた達がみすぼらしいから手伝ってあげたのよ!」
全員「ニヤニヤ」
セレナ「そ、そんな顔するなぁ!」
クリス♂「マルス様!」
マルス「あれ、クリスじゃないか、なにか用かい?」
クリス♀「はい、私の家族が久しぶりに帰ってきたので挨拶に伺おうかと」
マルス「君らの家族?」
ルフレ♂「やあ、大きくなったねマルスくん」
ルフレ♀「本当ね。お姉さんの後について回ってた頃が懐かしいわ」
マーク♂「初めましてマルスさん」
マーク♀「この人がお姉さん大スキさんのマルスさんですか?」
マーク?「………」
マルス「…クリス、この初対面から恐ろしく失礼なのはどなただい?」
クリス♂「すすすすすすいませせせせん」
クリス♀「どうもこの子天然で・・・」
マルス「…まあいい、とりあえずお名前は?」
ルフレ♂「ルフレです」
ルフレ♀「ルフレです」
マーク♂「マークです」
マーク♀「マークです♪」
マーク?「………」
マルス「…はい?」
ルフレ♂「だから僕の名前はルフレ、妻の名前はルフレ、下の三つ子は右からマーク、その隣もマーク、最後にマークだ」
マルス「(頭を押さえながら)…そうですか。では僕は用があるのでこれで」
クリス♂「そうですか。ではまた」
クリス♀「失礼します」
マルス「…僕は疲れてるのかな」
305 :
チキ:2012/05/19(土) 01:23:05.02 ID:1ZqCLCzC
>>288 マルス「ところで、その剣についているのは何?」
ルキナ「あ、これは未来のチキおばさんの人形です。」
マルス「えっ。チキの?」 (マジマジと舐めまわすように見る)
ルキナ「ええ。未来では皆お守りとしてチキおばさんのグッズを何かしら持っているんですよ。
マルス叔父様のために、Tシャツをお土産に買ってきました。」
マルス「(Tシャツを受け取りまじまじとみながら) ・・・ これがチキ・・・ (ゴクッ)
ところで一体誰がこんな商品を」
ルキナ「一緒に戦っていたアンナさんです。」
マルス「アンナだって! (あとでジェイクとべックを呼び出して説教してやる)
・・・ それにしても、 なんというか・・・」
ルキナ「・・・・・ そんなに熱心にTシャツを眺めてくださるなんて
やっぱりチキおばさんはマルス叔父さんにとって大切な人だったのですね」
マルス「うん。 チキとはパレスでたくさん遊んだからね。あのときは全く子供だったけど。
チキは、君たちの時代までの間に、どんなことをしていたんだろう。何か言っていたかい?」
ルキナ「そうですね・・・ クロムお父様と出会う10年前ほどには、黄色いネズミとして過ごしていたそうです。
それから、数年前からはトナカイとして」
マルス「え?」
ルキナ「今も竜の力は封印しながら、ネズミやトナカイとして生活しているようで、
そちらのグッズもたくさんの人がお守りとして購入するんですよ。」
マルス「・・・・・・そう。(黄色いネズミって、もしかして僕がときどきストレス発散のために
地面にたたきつけたり、遠くにふっとばしたりしてる生き物かなあ?)」
ルキナ「そうですね、お土産でそちらのグッズを持ってくるのを忘れてきてしまったのですが、
どういうのかは私がよく覚えてきているので、絵に描いてみせますね。」
マルス「頼むよ!^_ ^ 」
>>302 ドニ「オラと一緒に村人同盟を結成するだよ、アルムさん」
アルム「おお、頼もしい仲間がぽぽぽぽーんと!」
ヴァルハルト「共に葉道を行こうぞ、少年!」
アルム「はい、ヴァルハルトさん!」
カラム「うん……それで、どうするんだい?」
アルム「……皆にはまず、僕らの葉道を阻む最強の敵について認識してもらいたいんだ」
ヴァルハルト「フ……我が葉道の前に敵は無し」
ドニ「農業の敵って言ったら、害獣とかだべか?」
アルム「いや、そんな次元じゃ……! 来たよっ、みんな!」
イレース「……」
ヴァルハルト「ぬぅ……なんというプレッシャー……!」
ドニ「あわわわわ……猪の比じゃねえだよ、あの人」
アルム「落ち着くんだ、ドニ。ヴァルハルトさんとカラムさんで防壁を作りつつ、
僕らのトラップでイレースさんを撃退する! チームワークが勝利の鍵だ!」
ヴァルハルト「うむ、全ては我等が葉道のために!」
そういえばチキはルキナ達の産まれる数十年の間に急成長を遂げるわけか…
解禁早々、うぬ様がネタキャラにw
菜食主義と書かれた時点で避けようが無かっただろうけどさw
>>306 イレースならアイクを配置しておけば一瞬で引っ掛かるだろw
ミルラ「うう……どうしてわたしとエフラムの子供は未来から来ないのですかーっ!」
チキ(大人)「ミルラ姉さんも相変わらずね……」
チキ「未来のわたしかっこいいーっ!」
ファ「チキねえちゃがかしこくなってるーっ!」
ンン「チキさんがちっちゃくなってるのです……
なるほど、これならエフラムにロックオンされるのも納得なのです」
ミルラ「ろ、ロックオンですか!? 狙い撃っちゃうんですか!?」
ンン「はい。未来でのエフラムはロリコンの代名詞ですから。
『おい、あいつエフラムじゃね?』『分かる分かる、目がやべえもんな』という感じで使うのです」
ノノ「ロリコンってなにー?」
チキ(大人)「そうね……一言で言えば不治の病、かしら?」
ユリウス「ぶはははは、エフラムさんは未来でもロリコンなのか!」
ンン「そういうユリウスはゲイですよ?」
ユリウス「……え?」
ユリア「お兄様、ちょっと話が」
ユリウス「ちょ、ユリア、ブレスはやめっ……ギャーッ!」
チキ(大人)「やれやれ……相変わらずね」
ティア喪「クロム様は貧乳好き…っと」カタカタカタ
ソール「クロムハーレムネタ多いねー」
ヘンリー「ね〜」
ソール「僕ら立場ないねー」
ヘンリー「そうだね〜」
ソール「でもどっちにしても僕らがモテるネタは来ないだろうねー」
ヘンリー「アハハ〜」
誰か男共に救いの手をw
『健康食品』
エリウッド「はぁ…クロムが帰ってきてみんなはしゃぐのはわかるけど
前にも増して家のあちこちが壊れることが多くて胃が痛いよ。
クロムとルキナちゃんは家ごと倒壊させるアイク兄さんとちがって
壁に穴を開ける程度だからまだマシだけど…
ってこの発想がもうおかしいよねハハハ…」
マーク♀「そんなあなたを颯爽とお救いします!
影の薄めな父さんに代わってマークちゃん華麗に参上!!」
エリウッド「何気に酷いこと言ってないかい!?
ていうかその手に持ってるのは何!?」
マーク♀「はい!よくぞ聞いてくれました!
これは前にブレディさんの超絶虚弱体質を改善した
熊の胃袋と蛇の生き血に加え、サルの脳みそと竜の肝臓をブレンドした
スペシャルコースです!!」
エリウッド「も、もう見た目と匂いだけで今日一日分の食欲g!!!」
マーク♀「どうぞどうぞ、遠慮せずにどんどん食べてくださいね!!
ほらほらほら〜!熊のスーパーパワーの源、胃袋と〜〜!!
地上を這う最強の獣、蛇の生き血!
とっても頭のいいサルの脳みそと最強の幻獣竜の肝臓が
どんどんエリウッドさんの口の中へと入っていきますよ〜!!」
エリウッド「★★○○@@&&$$**!!??」
数時間後
ルフレ「クロム…すまん」
マーク♀「きゅう…(気絶)」
クロム「気にするな…お前のせいじゃ…多分ない」
クロム「心配するな…俺のシリーズのネタではハーレムネタにならんから……お前等にも出番あるって…」
マルス「それも考えたそうですがアイク兄さんやロイと被るって却下したそうですな」
>>287 サーリャ「……そう、その人は小さい女の子が好きなのね」
サラ「ええ、私にとっては都合がいいから構わないんだけど。あなたの方は?」
サーリャ「今はちょっと時間がね……ルフレのことなら24時間休み無しで語っても足りないわ。
それより、あなたの術に興味があるわ……転移とか眠らせたりとか正気を失わせたりとか……」
サラ「それなら私も……あなたの呪いに興味がある。色々役に立ちそうだし、教えてもらえると助かるわ」
サーリャ「それなら……いい恋愛成就の呪いがあるけど……教えてあげてもいいわ」
サラ「それは興味深いわね……じゃあお礼に今度リワープの使い方を教えてあげる」
サーリャ「そう……ありがとう……これでさらに……」
サラ「何か私たち、気が合いそうね……」
サーリャ「そうね……フフ」
エフラム「……ものすごい妖気だ」
デジェル「アイク叔父さん、今日も稽古をつけて下さい!」
アイク「いいだろう。来い」
リーフ「うーん……毎日毎日よくもまあ。彼女もかなり根性あるよね」
ロイ「そうだね……っていうか未来のアイク兄さんってどんななんだろ……?」
デジェル「はい、未来のアイク叔父さんは指先一つでルナティック邪竜ギムレーをノックアウトしてました!」
リーフ「TUEEEEEEEEEEE!」
アイク「そうか……俺もまだまだだな」
デジェル「その台詞……! 未来のアイク叔父さんもしょっちゅう言ってましたよ!」
ロイ(兄さんは一体どこまで行くんだ……)
セシリア「クッ」
ヘンリー「アハハハ〜 死んじゃったのかな〜?」
サーリャ「・・・どうかしらね。」
ヘンリー「とりあえず呪っちゃおっかー」
サーリャ「・・・いいわ。 三日間進み続ける呪いをかけてあげるわ」
ここから思いつかないw
>>314 ロンクー「……………いい物を持って来た、チェンジプルフだ、これでトリックスターを経験して軽業を収得すれば川の上で待機出来るからリワープで入って来られなくなる」
エフラム「レスキューがあるだろう、それに川で生活する訳にもいかんだろ…それに本気で逃げたらあいつが傷つく」
ロンクー「…………確かにな、そこが難しい所だ……ロリコンと言われず、ある程度付き合う方法は無いものか…」
エフラム「…そこにつけ込まれてる気がしないでもないんだがな…俺の場合」
ンン「もしも愛する人がロリコンだったらお母さんと先輩方はどうします?」
ノノチキ(大人)ミルラ「一向に構わない、大歓迎」
ンン「…」
ファチキ(幼女)「ねえねえ、ロリコンってなあに?」
エリンシア「ブレディちゃん、紅茶淹れるの上手ねえ」
ブレディ「ちゃ、ちゃんはやめてくれ……母さんにミッチリ仕込まれたんだよ」
エイリーク「ブレディさんのヴァイオリンはとても繊細な音色ですね。聞いていて心が落ち着きます」
ブレディ「グスッ……そ、そんなに褒めないでくれよぅ……」
アズール「……ブレディめ、相変わらずギャップ萌えで女性陣のハートをキャッチか……!」
リーフ「いいじゃないか、僕らは僕らで友情を深めあおう!」
アズール「うーん……でもリーフ叔父さんと僕とじゃストライクゾーンが微妙に違うっていうかさあ」
リーフ「だからこそお互いの弱点を補えるんじゃないか! 僕らの未来は明るいぞ!」
デジェル「それで両方失敗してれば世話ないわ……」
>>318 エフラム「いかん!まて!自ら毒牙にかかりにいくことはない!…くっロリコンの危険性を教えねば!」
クロム「お前がそれを言うか……俺ならあと十年待つな。お前等の気持ちはわからんよ
ノノとはフラグが無い俺だがフラグある連中を羨ましいとはまったく思わんなあ…グレゴもソールもロンクーも他の連中もなんでノノを恋愛対象に見れるんだ?ロリコンばっかしか?」
デジェル「アイク叔父さん、今日も稽古を!」
アイク「来い」
クロム「……デジェルの奴も随分頑張るな……」
ヘクトル「クロムの兄貴はそんな熱心でもねーよな」
クロム「まあ……それなりに鍛えているつもりだが、
それ自体に生きる喜びを見出しているわけじゃないからな」
デジェル「そんなんじゃいざというとき生き残れないわよ、父さん!」
アイク「同感だな。どうだ、これから三人でフレイムバレルの奥まで出かけないか」
クロム「それはやりすぎだろ……常識的に考えて」
>>320 エフラム「ならルフレがロリだったらお前はどうするんだ」
クロム「ぬ…!…俺はロリには興味ない…筈なのに何故だ、この感情は…!」
>>312 リーフ「へえ、なかなかいい健康食品だね」
マーク♀「おおう、さすがリーフさん、強靭すぎる胃袋ですね!」
アズール「え、そんなに驚くようなことかい?」
ウード「割といけるよな」
ブレディ「俺も最近は平気になったな」
シンシア「わたしもー。どうしてだろ、不思議だね」
クロム「いやお前らおかしいだろ……常識的に考えて」
デジェル「……」
ルキナ(……デジェルの料理を毎日食べることによって味覚が強化されたのでしょうか……)
ドニキ(スワンチカ持ち勇者)「大変だべ!マミーたち畑を狙いにこっちにくるだっぺよ!」
ヴァルハルド(オーバーロード)「うぬ、一匹残らず蹴散らすぞ」
アルム(魔戦士)「この畑を狙うやつはひねりつぶしてやる!」
カラム(瞬殺持ちジェネラル)「まもってみせる・・・」
チャップ(漆黒の農夫)「わしたちの畑を荒らされるわけにはいかんとじゃ」
マミーたち「「(勝てる気がしない・・・)」」
>>322 クロム「エフラム…俺なりに色々考えたんだが」
エフラム「ロリコンだということを認めるのか兄上?(勝った!)」
クロム「あいつは俺の半身だからロリだろうが年増だろうが男だろうが関係ない!
だから断じて俺はロリコンでもホモでもないぞ!!(ドヤッ」
エフラム「(クロム兄上は実は一番兄弟の中で性癖に問題があるのではないか…?)」
解禁日来た途端にすごい伸びてるなw
いいぞもっとやれ
クロム「農業か…いろいろバイトした俺だが農業はやったことないんだよな。求人とか見掛けないし」
アルム「人手が足りない時は農家仲間同士で助け合うからね。あんまり外部に出ないんだよ。大きな農園会社とかだとたまに求人することもあるけどね」
ネフェニー「おお〜いアルムどん。おらとこの草刈手伝ってけろ」
クロム「……よし、俺が手伝ってやろう」
ネフェニー「すまんのう」
アルム「クロム兄さん…またムッツリを発動させて…」
クロム「ななななななんのことだ。おおおお俺はアイク兄さんのようなストイックマンだ!他意はない!」
マーク♀「うーん!今日もいい天気ですねー!こんな日は何か凄いことがしたいですね!こう、なんか、ブワーッとしたのが!」
ルーテ「天気のいい日はフィールドワークに限ります。私、優秀ですから」
マーク♀「うん?」
ルーテ「あなたは………」
マーク♀「………」
ルーテ「………」
ルーテ「というわけでマーク♀と一緒に色々作ってみました」
リーフ「いや、話の繋がりがわかんないんだけど!?」
マーク♀「いやですねぇ!こう何かビビッときたんですよ!こう第七勘的なところに!」
ルーテ「彼女のアドバイスと知識は大変役に立ちました。優秀な私が認めるんですからそうとうなものです」
リーフ「まあいいや、何作ったのさ?」
マーク♀「××を○○して△△したものです」
リーフ「さよならルーテさん!」
ルーテ「おや、どうしたんですか?私と葉っぱの仲ではありませんか。それにあなたのタフネスなら大概は平気では?」
リーフ「その僕をしてやばいと感じるんだよそれは!ていうかマーク♀何つくってんの!?」
マーク♀「我ながら自分の才能が恐ろしいです」
リーフ「この子ウゼェェェェェェぇぇ!あ、ちょ、やめコノヒトデナシー」
数十分後
マーク♀&ルーテ「ムキュー」
ルフレ「リーフ、大丈夫か?」
リーフ「なんとか。ていうかこの二人が意気投合したことが以外だよ」
ルフレ「いやまぁ、マーク♀はなんていうか、頭の良いアホだからな」
リーフ「どおりで気が合うわけだ…」
ロイ「でも、ルキナさんとマルス兄さんを見比べると確かにうちの血筋って感じがするよね」
ルキナ「ありがとうございますロイ叔父様、とても嬉しいです」
マルス「うん……でも仮面被って僕の名前名乗るのは止めてほしいかな」
リーフ「うーん……でもさ、血筋で言ったら、ルキナさんとエイリーク姉さんの方が似てるかなーって」
エイリーク「リーフ……どういう意味ですか……?」
ルキナ「お、落ち着いてくださいエイリーク叔母様!
わたしたちのような体型の方が戦闘には有利であると」
エイリーク「フォローになってないです!」
ティアモ「……もしかしてわたしも母親である可能性が微量に……」
セレナ「母さん……」
>>312,323
コンコン
ヴァルハルト「入るぞ」
ガチャ
ヴァルハルト「胃が弱いと聞いてうぬがために特製のおかゆをつくってきた。
こっちはホウレンソウのおひたしだ。よく噛んで食べるがよい。」
エリウッド「あ、ありがとうございます。ハフハフ…… 蝶サイコー!!」
ヴァルハルト「うむ。我が葉道に敵はなし!」
数時間後
リーフ「おい、一体どうなってるんだ?」
エフラム「エリウッド兄さんは蝶サイコーと叫び続け、ヴァルハルトさんはそれを聞いてただただ顔を赤らめてるぞ」
ロイ「・・・・・・」
>>330 ティニー「エリウッド×ヴァルハルトハァハァ」
ロイ「クロム兄さんはアイク兄さんやヘクトル兄さん、エフラム兄さんなんかに挟まれてるのに
随分常識的っていうか、落ち着いてるよね」
クロム「そうならざるを得なかったんだよ」
ロイ「どういうこと?」
クロム「出かけるたびに危険な場所に突撃して騒動を巻き起こす兄貴と弟に囲まれてればな……」
ロイ「あ、なるほど……」
クロム「ロイ、お前も女性関係が随分華やかみたいだが、問題を起こしてくれるなよ」
ロイ「え、僕の女性関係? ハハハ、いやだな、アイク兄さんじゃあるまいし」
クロム「その反応はおかしいだろ、常識的に考えて……」
兄弟家夕飯前
エリンシア「クロムちゃんも帰ってきたし今夜は御馳走よ!」
リーフ 「やった!クロム兄さん様々だね!」
アイク 「肉はあるのか?」
エリンシア「勿論。いつもより奮発して高価なのを買ってきましたわ」
ヘクトル 「うおー!こいつはすげー!」
クロム 「これは旨そうだな」
エリンシア「クロムちゃんもアイクちゃんほどじゃないけどよく食べますからね」
クロム 「姉さんの料理が久しぶりに食えるな。楽しみだ」
アルム 「おっと、そろそろ畑から野菜撮ってくるよ」
エリンシア「よろしくね、アルムちゃん」
セリカ 「アルム、私も手伝うわ」
アルム 「ありがとうセリカ。じゃ、行こっか!」
セリカ 「うん!」
シグルド 「……」
リン 「クロム兄さん!」
クロム 「なんだ、リン?」
リン 「手合わせしてくれない?せっかく久しぶりに帰ってきたんだし」
マルス 「ははは、相変わらずリン姉さんはクロム兄さんにベッタリだな、っていたたた!」
リン 「うるさいわね!余計なお世話よ!」
エリウッド「僕やリンは小さい時から剣の稽古をつけてもらっていたからね」
クロム 「お前たちが俺にとって最初にできた弟妹だからな。兄らしいことしようと張り切っていたな」
エフラム 「俺も兄上とは良く手合わせをしたな。アイク兄上より年が近いから割と良い勝負になるっていうのもあったか」
ヘクトル 「つーか、アイク兄貴が手加減知らねえだけじゃねえか?」
アイク 「クロムはその辺俺より器用だからな。というかほっとけ」
エイリーク「私はクロム兄上と手合わせしたことがありません」
クロム 「そういえばそうだな。というかやろうとしてもエフラムに止められた気がするぞ」
アイク 「俺もだな」
エフラム 「エイリークが怪我でもしたらどうする?そもそも俺はリンについても反対したぞ」
シグルド 「……」
リーフ 「マルス兄さん不機嫌そうだね」
マルス 「なんのことかな、リーフ?」
リーフ 「リン姉さんはクロム兄さんと仲が良いからねえ」
マルス 「…何が言いたいのさ?」
リーフ 「リン姉さんをクロム兄さんに取られるみたいで嫌なんだろ?マルス兄さんもかわいい所があるよね」
マルス 「べ、別に?リン姉さんが兄弟の誰と仲良くしようが関係ないさ」
リーフ 「ツンデレ乙」
シグルド 「……」
アルム 「エリンシア姉さん、野菜とってきたよ」
エリンシア「ありがとう、アルムちゃん。あら、土まみれね。先にお風呂入っちゃったら?」
アルム 「うん、わかった。行こ、セリカ」
セリカ 「ええ、アルム///」
シグルド 「待ちなさい」
アルム 「何?シグルド兄さん」
シグルド 「何?じゃありません。まさか一緒にお風呂に入るつもりじゃないだろうな?」
セリカ 「あら兄弟同士何が悪いの?」
シグルド 「何もかもです!常日頃の行いを見ればそんなことは許せません!」
セリカ 「またシグルド兄さんはそうやって…」
シグルド 「普段仕事で忙しいから黙って見ていたが…長男としてしっかり言わせてもらうぞ。アルムだけじゃない。エフラム、マルスお前たちもだ!」
エフラム 「何?」
マルス 「僕たち、ですか?」
シグルド 「ああ、そもそもお前たちは姉だの妹だのに依存しすぎる!兄弟仲の良いのは悪いことではないがお前たちは行きすぎだ!」
マルス 「待ってよ、エフラム兄さんやアルムはともかくなんで僕まで」
エフラム 「俺は兄として当然の心配をだな…」
アルム 「早くお風呂入りたいんだけど」
シグルド 「うるさい!このシスコンどもめ!そもそもお前たちは…!」
クロム 「落ち着け兄さん」
シグルド 「!クロム?」
クロム 「別に良いじゃないか。少しは多めに見てやったらどうだ」
シグルド 「クロム、しかしな…」
クロム 「今回、長いことみんなと離れていて俺は兄弟の大切さを思い知らされた。この絆は掛け替えのないものだ」
リーフ 「(出た!クロム兄さんの『絆』だ)」
クロム 「今、こうやって帰ってきてみんなと過ごすこの時間が俺にとっては何よりも大切だ。兄さんだってそうだろう?」
シグルド 「む…そうだな。せっかくクロムが帰ってきたんだ。今日ぐらい説教はやめるとしよう」
クロム 「分かってくれたか。ありがとう、兄さん」
エリンシア「みなさん、料理ができましたよー!」
クロム 「む、姉さん。料理は俺が運ぼう。姉さんは座っていてくれ」
エリンシア「あら、これぐらい大丈夫よ」
クロム 「そんなに沢山の料理落としたりしたら大変だ。俺に任せてくれ」
エリンシア「まあ、ありがとうクロムちゃん」
セリス 「ミカヤ姉さん遅いなあ」
ロイ 「そういえば、まだ帰ってきてないね」
クロム 「心配だな、見てこよう」
ロイ 「え?ちょ、クロム兄さんが?」
クロム 「野盗か何かに絡まれていたら大変だ。姉さんは俺が守る!」
シグルド 「……」
クロム 「ん?どうしたシグルド兄さん」
シグルド 「お 前 も か !」つ【ティルフィング】
クロム 「うお!?なんだ兄さん!?」
シグルド 「やかましい!このシスコンがー!」
ロイ 「酷い有様です」
クロムと言えば絆厨でシスコン(姉限定)なイメージ
ルキナ「私が未来から来た理由、ですか?」
クロム「ああ。わざわざ帰れなくなるかもしれない危険を冒してまで過去に来るくらいだ、
よほどの理由があるのだろうってな」
ルキナ「……わかりました、お話します。
場合によってはお父様たちの助力を請うことになるかもしれませんし…」
ルキナ「私が、いえ、私たちが過去に来た理由。それは、邪神ギムレーの復活を阻止するためです」
アイク「邪神ギムレー…」
ルキナ「はい…。
みなさんはフリージ家をご存知ですよね?」
リーフ「それはもちろん知ってるけど、フリージがどうかしたの?」
ルキナ「ことの始まりは今から10年後、ティニーさんの描いた一冊の同人誌にあります…」
リン「え? 同人誌?」
ルキナ「はい…。
その同人誌というのはメディウスさんの痴呆攻めでギムレーの襲い受けというそれはもうすっごいものだったそうです…」
マルス「確かにすごそうだよね。いろんな意味で」
ルキナ「ギムレーはまだその時点では封印された状態でしたが、おそらく何かを感じ取ったのでしょう。
奴は突如復活しました」
ミカヤ「それで復活するのもすごい話ね」
ルキナ「その当時はフリージ主導で進められてた『紋章町総腐女子化計画』もあり、例の同人誌が町中に溢れていました…」
エイリーク「『紋章町総腐女子化計画』…」
ルキナ「当然、それを目にしたギムレーは怒り狂いました…」
ヘクトル「まあ、気持ちはわかるな」
ルキナ「そしてあろうことか、BL同人、レディコミ等を根絶やしにしようとしたのです!」
シグルド「ちょっと待ちなさい。なんだか雲行きが」
ルキナ「フリージを中心にギムレーに抵抗しましたが、奴自身の力と屍兵の大群に一人、また一人と作者たちは倒れていきました」
エフラム「なんだ、俺の胸から湧き上がる、このどうでもいいという気持ちは…」
ルキナ「しかし、そこで奇跡が起こったのです!」
セリス「え、何? 何が起こったの?」
ルキナ「作者が倒れ、在庫も処分されて本を入手することが出来なくなった腐女子たちを哀れに思ったナーガ様が、
私たちに歴史を変える機会を与えて下さったのです!」
エリウッド「やっぱりそういう理由なんだね…」
セリカ「え、もしかして神龍ナーガって腐女子?」
ルキナ「あの、何で皆さんそんなにリアクションが薄いんですか!?
このままではこんな恐ろしいことが起こるというのに、何でそんなに冷静なんですか!?」
ロイ「いや、僕たち腐女子じゃないから、申し訳ないけど興味が、ねぇ…」
アルム「うん。ルキナさんには悪いんだけど…」
ルキナ「そ、そんな…」
???「話は聞かせてもらいました!!」
ルキナ「あ、あなたは!?」
リーフ「ティニー? 何でここに? ていうか、聞かせてもらったってどこで聞いてたのさ?」
サラ「リーフのシャツの襟に盗聴器が仕掛けてあるから、この受信機さえあればどこでも聞けるわよ?」
リーフ「え、何それ怖い」
ティニー「そんなことより」
リーフ「え、そんなことなの?」
ティニー「まさか未来の私が書いた同人誌が原因でそんな事になってしまうなんて…」
ルキナ「あ、あの、ティニーさん。後ででいいのでスケブお願いできますか?」
ティニー「ええ勿論。でもその前に先ほどの話を我が家でもう一度していただけませんか?」
ルキナ「え、あのフリージ家でですか!? は、はい、もちろんです!」
ティニー「ありがとうございます。
それでは、リーフ様、みなさん、お騒がせしました。これで失礼します」
ルキナ「では、少しフリージ家にお邪魔してきます」(興奮気味)
サラ「じゃあねにいさま。愛してるわ」リターン
エフラム「そういうことを軽々しく言うんじゃない」
リーフ「え、盗聴器まで仕掛けておいて僕には一言もなし?」
サラ、リーフの背後に出現
サラ「勿論、リーフのことも愛してるわよ」
リーフ「ちょ、やめて、首筋に息吹きかけるのはやめて」
サラ「ふふふ。じゃあね」リターン
その日から連日連夜、フリージ家ではギムレー対策の会議が行われたが、そこで決まった事にどれだけの効果があるのかは、今はまだ誰も知らない……
ロイ「そもそも描かないって選択肢はないんだね…」
リーフ「プライド高いからね、あそこんちは。
逃げととられる様な事はしないよ」
ルキナ「見てくださいお父様! ティニーさんに描いてもらったお父様×ルフレさん♂ですよ!」
クロム「待てルキナ! お前は親のそんな絵を見て嬉しいのか!?」
クロム「どうせなら俺とルフレ♀をかいてくれ!…くっ…わかるかお前等に俺の無念が!
ルフレ♀がどれだけ倍率高いと思うんだ…親世代男と子世代男全員とフラグ持ちとか…大勢をかきわけてもなかなかフラグ建てられないんだぞ!」
ロイ「それをなんで僕に言うのさ」
クロム「ルフレ♀の大勢の婿候補の一人に埋没してる俺の苦悩をお前は知るべき。他に言うべき言葉は無い」
ロイ 「そういやクロム兄さんも天空使えるよね」
クロム「ああ、取得したのは最近の話だがな」
マルス「てっきり天空って剣を空中キャッチする大道芸技かと思ってたんだけど、クロム兄さんのは結構普通だよね」
アイク「…大道芸と言う部分は目を瞑るとして、別に天空は俺みたいな動きする必要は無いぞ」
ロイ 「え?そうなの?」
アイク「天空とは要する太陽と月光による連続攻撃だ。極端な話、太陽と月光を連続で放てればそれは天空と言える」
マルス「じゃあ何でアイク兄さんは空中で剣をキャッチする様な真似してるの?」
アイク「俺の場合はああした方が太陽と月光がやりやすいんでな。別に飛ばなくても一応はやることは出来るぞ」
ロイ 「やらなかった場合がクロム兄さんverの天空なわけね」
クロム「だが俺は兄さんの様な天空は出来ん。まだまだ修行不足だな」
アイク「それは俺の台詞だ。俺は間接で天空を放つ事は出来ん。そういう意味ではクロムの天空の方が完成度が高い」
ロイ 「手槍や手斧だけなく弓でもやっちゃうし、挙句の果てに魔法で天空放ったりしてるよねクロム兄さん」
クロム「お互い修行不足と言うわけだな」
アイク「そういうわけだ。修行不足を痛感した所でクロム、一戦手合わせ頼めるか?」
クロム「もちろんだ兄さん。だが手は一切抜かんからな。俺は負けん!」
アイク「安心しろ。手加減できる程俺は甘くはない。本気で行くぞ!」
キュピーン!!スバンスバン!!! キュピーン!!ズバンズバン!!! コノヒトデナシー
マルス「…何にせよ、天空が使える時点で凄いわけで…」
ロイ 「割と落ち着いた性能になったけど、暫くはチートスキル代表だった天空が使えるのは羨ましいよ」
覚醒で天空の使い手増えすぎワロタ。
アイクの天空も好きだが。クロムの天空も悪くないんだよね。てか月光部分の切り抜けが格好良い。
>>335 エフラム「クロム兄上は姉、俺は妹を守る。これぞデュアルガードだな」
クロム「何か違うような気もするが……」
マルス「っていうかエフラム兄さんとクロム兄さんとじゃかなり差があると思いますけどね」
エフラム「なに? どういうことだ?」
マルス「ミカヤ姉さんとエリンシア姉さん、クロム兄さんについてどう思います?」
ミカヤ「しっかりしてるから安心して見ていられるわ。お相手の多さはどうかと思うけれど……」
エリンシア「仲間思い、家族思いのいい子だと思うわ」
クロム「む……なんだ、ちょっと照れるな」
マルス「リン姉さんたち、エフラム兄さんについてどう思います?」
セリス「鬱陶しい」
リン「心配してくれるのはいいんだけど、ちょっと口うるさいっていうか、過保護かも……」
セリカ「真面目なのはいいけれど、悪い意味で説教臭いかしら」
エイリーク「ええと……一本気ではありますが、少しデリカシーに欠けるところがあるかな、と……」
マルス「ね?」
エフラム「……何故だ……」
クロム「いや……その、なんだ。元気出せ、エフラム……」
341 :
助けて!名無しさん!:2012/05/19(土) 02:48:24.76 ID:GbutsQvb
>>338 ユンヌセライナカチュアエーディンクレア「「「あんたはフラグすらない人の苦悩を知るべき」」」
ティアモ「ああ、私もこの人達の仲間入りするのね…」
クリス「ルフレ」
ルフレ「どうした?」
クリス「なんだかクロムさんとお前が怪しい仲なんじゃないかって
一部で噂が流れてるんだが」
ルフレ「あれだろ、フリージ家の。お前とマルスのような主従じゃなくて
クロムとはどっちかと言えば親友だから
そういう変な勘違いをする奴がいるっていうのは知ってるんだが勘弁して欲しいぜ」
マーク♀「あ、父さん!!見てください!書き下ろしじゃなくてコピーなんですけど
ルキナさんからティニーさんが描いた父さんとクロムさんの絵を貰ったんです!!
でもなんで二人は男同士なのに裸で抱き合ってるんでしょうね!!」
ルフレ「 ト ロ ン !!!」
マーク♀「キャー、何するんですか父さん!!」
クリス「…大変だな」
ルフレ「…もうやだ」
>>341 クロム「ぬぉ!?…す、すまん…」
クロム(…苦悩する物同士…俺とフラグを建てないか?…とでも言えれば俺にも彼女ができるんだろうが…)
ユンヌ「なーにじろじろみてんのよ?」
クロム「すまん…俺にだって選ぶ権利はあると思う。お前は俺のストライクゾーンと正反対だ…」
ユンヌ「#」
マルス「なんでかクロム兄さんが石になってる件」
ビラク「うほ へっきゅんとダブルしてランクSにして、結婚するZE!」
ヘクトル「ぎゃああああ! 勝手にダブルするなっ! そして戦闘するなっ! ハートをだすなああああ!!!!」
ビラク「絆の種は、99個用意しているZE!」
ヘクトル「やめろおおおおぉぉぉ!!ってかなんで男同士の支援でSがあるんだよ!!!」
ビラク「細かいこと気にしちゃいけないんだZE?」
ヘクトル「全然細かくねぇよ!!!!」
ビラク「そうこう言っている内に支援SまでいったZE!」
ヘクトル「いつC〜Aの会話やったんだよ!!!」
ビラク「さっきまでの会話がAの支援会話だよロシュ」
ヘクトル「あの会話からSに繋がる意味がわかねーよ! ぎゃああBGMがああああ」
ビラク「雰囲気でてきたところで、これを受けっとてほしんだZE」つ指輪
ヘクトル「絶対にうけとるわけがなええええ!!」つヴォルフヴァイル
ビラク「アッー!!」
支援がSになった!!
ヘクトル「なんでじゃあああああああああ!!!!」
ヘクトル「はっ・・・!夢か、夢でよかったー・・・・よくねぇけど」
セリス「ヘクトル兄さんおはよう 薬指に指輪が付いてるけどどうしたの?」
ヘクトル「」
落ち無し
>>344 クロム「正直男同士の支援でもハートが出るとは思わなかった…orz」
ルフレ♂「欝だ…勘弁してくれorz」
ティニー「覚醒は腐女子の最高傑作ハァハァ」
しかしまあ今日は盛り上がったなあ
この短期間でこれだけ書き込みあった事って過去に例がないんじゃないだろうか
>>339 ルキナ「私も天空できますよ」
シンシア「私も私も!」
デジェル「私もです」
マルス「意外と多いんだな天空使い…ん?」
マーク♀「フワーハッハッハッハッハハハハゲフォェホヲ」
ルキナ「うざいのが来ましたね」(どうしたんですかマーク♀。木の上からむかつく笑い声あげて)
デジェル「ほんとだウザい」(本音と建て前が逆ですよ)
シンシア「ヒーローの名乗りを邪魔する悪役くらいうざいです」(仮に逆でもただの暴言だよ)
マーク♀「うわー、マークちゃん登場するなりフルボッコですよーでもめげません!マークは強い子!」
マルス(確かにウザいな)
マーク♀「で、ものは相談なんですがシンシアさん、降りれないんで助けてくれません?」
ルキナ「帰りましょうか」
マーク♀「ま、待ってーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
マーク♀「ふぅ、なんとか危機を己の才覚と勇気で切り抜けたマークちゃんですよ」
シンシア「結局私が助けたジャン」
マーク♀「フッフッフ…しかし天空程度ではしゃいではみなさん青いですねぇ…ええ!ケツの穴どころか全身の毛孔まで真っ青です!」
ルキナ「何が言いたいんですか」
マーク♀「天空程度生ぬるい!天空に大盾、聖盾、疾風迅雷にカウンター!あらゆるスキルを習得できる私には遠くおよびません!」
全員「うぜぇ…」
マーク♀「そんなに羨んでもあげませんよー?恨むなら戦術師に生まれなかった自分を恨め!今の私ならアイクさんとて恐れるにたらず!」
マルス「じゃあ、アイク兄さん、相手してあげて」
マーク♀「カモーンカモーン!アイクの無敗伝説敗れた…」
アイク スキル:天空、見切り
アイク「どうして俺の(ry
マーク♀「スイマセンデシタ!」
見切り吹いたwww
実際終盤における最凶のスキルって見切りだよなw
>>346便乗
マーク♀「…きゅう」
ルフレ「いや、みんなほんとにスマン。目が覚めたらちゃんと言って聞かせるから」
ルキナ「い、いえ。ルフレさんは悪くないですよ!」
デジェル「そ、そうです。私たちも大人気なかった気もしますし」
シンシア「あ、あの! ルフレさんが悪いなんて私たち誰も思ってないからね!?」
アイク「スキル云々はともかく筋は良かった、お前の教えがいいんだろうな。
お前ともそのうち手合わせをしてみたいものだな」
ルフレ「はは、考えておきますよ。でも俺はクロムほど強くないんで期待しないでください」
サーリャ「フフフ…相変わらずフラグの立て方は一流ね…
流石は私の初恋の人だわ」
マルス「なんか向こうの方からすごい妖気を感じるんですけど」
ルフレ「ああ、いつものことだから気にしないでくれ」
ぶっちゃけ♂のルフレも親世代子世代全員とフラグ構築可能とかチート性能だよね
>>346 マルス「あー、ついにこのネタ来ちゃいましたか」
クロム「どういうことだ?」
マルス「マーク♀さんはルフレ♂さんの子供、これはいいですね?」
クロム「まあそうだな」
マルス「天空を覚えられるのはクロム兄さんとそのお子さん、特に娘さんに限られます」
クロム「…つまり?」
マルス「マーク♀さんはルフレ♂さんと兄さんの娘さんの子、すなわち…」
マーク♀「おじいちゃ〜ん!おこづかいくださ〜い!大丈夫!額は気にしませんから!」
クロム「…子供の心辺りさえない童帝の俺がおじいちゃんか…」
>>348 クロム「お前らにわかるか……すぐ横に主人公の俺よりずっとモテるフラグ野郎がいる気持ちが……」
ロイ「いや…僕にいわれても…」
アイク「よくわからんがフラグがあるなら折らんといかんな」
そして何故か折れるのはクロムのフラグ
>>350 子供世代達((((((((な、何故か悪寒が))))))))
フラグを折られると、子供世代達は存在自体が危険になってしまうwww
マルス「姉さんたちは全く心配ないと言ってますが、僕は色々と心配ですけどねえ。クロム兄さんのこと」
クロム「む?どういう事だマルス」
マルス「ルキナ、さっきの話をもう一度してくれるかい?」
ルキナ「お父様とお母様の馴れ初めですよね?お母様いわく、お父様とは一度話しただけの仲なのにいきなりプロポーズされて驚いた……と」
クロム「そ、そうなのか!?」
ルキナ「それから、他に好きな人がいたのに気がついたらお父様と結婚させられていたとか
結婚したはいいけどルフレさんべったりで寂しいとか……
どうしたんですかお父様?お父様!?」
ソール「心配ないよ」
フレデリク「その場合は私たちが」
ヴィオール「父になってあげるからね」
ヴェイク「へっそういうこった」
カラム「僕も忘れないで」
ヘンリー「あはは〜」
リヒト「…なぜかデューさんを思い出したよ」
グレゴ「おいおい」
リベラ「私は母ではありません」
ロンクー「俺はいやだ!父になるのは断る!」
ルフレ♂「俺なら誰相手でもオッケー」
アイク「よくわからんが全部折ればいいんだな?」
>>348 >>351 デジェル「娘とは全然違うわ。さすがルフレ父さん」
シンシア「あー!ガイア父さんお菓子私にもちょーだい!」
プレディ「カラム父さん紅茶入れたぜ」
アズール「ここアスファルトだからどんなに探しても小石は落ちてないよフレデリク父さん」
クロム「お前ら…実は誰が父親か自分たちでもわかってないんじゃないのか!?」
>>355 ミリエル「それについては私から説明しましょう」(ひょっこり)
クロム「うおっ!?いきなり誰かと思えば、ミリエルか、どういう事だ?」
ミリエル「つまり、
>>290のルキナさんのように、他の子供達もあり得る可能性全てを集約してしまっていると考えられます」
ティアモ(!…なら、私とクロムさまと結ばれる可能性ももしかしたら…!)
ミリエル「何を考えているかはわかりますが、その可能性は微粒子ほども存在しません」
ティアモ「………」orz
サーリャ「ノワール、貴女ルフレが父親の記憶有るの?」
ノワール「ええ、有りますけど……ひっ!何で急にうれしそうに抱きしめて…まさかこれも呪い!?」
>>290 マーク♀「確かに思い返すとたくさんの母さんとの思い出が
私の記憶にあるような気がしなくも無いです!!」
クロム「フッ…つまりルフレ、お前と俺の本質はあまり変わらないということだ。
なんたってお前は俺の半身なんだからな!」
ルフレ「いや、別にそういうわけでもないと思うが」
クロム「な、なにっ!?」
ルフレ「仮に将来誰と結ばれたとしてもマーク♀が俺の娘であることには代わらないし
俺の妻になる人も俺にとってはかけがえの無い人だろう。
だから今の時点でどうこう言うのは意味がないと思う」
リズソワレミリエルスミアマリアベルベルベットノノサーリャオリヴィエセルジュ
ルキナサイリフラヴィアアンナデジェルシンシアセレナノワールンチキ「ガタッ!!」
クロム「暗黒ハーディンの気持ちがわかった気がする今日この頃です。
そ、そうだ!俺にはまだ村娘という選択肢が残っている、残っているぞー!!」
マルス「解禁初日だというのにクロム兄さんが壊れ気味ですね」
そして未だ全く登場しないルフレ♀の不遇さよ
>>356 ンン「もちろん私もロンクーお父さんやグレゴお父さんの記憶があるのです…けど、どうしてあんなロリっ娘を女として見れたのか不思議でたまらないのです」
ロンクー(…あるのか………一体俺は何をしてるんだ………女と結婚するのは御免だが確かにノノ達は平気だ…だがロリコン扱いも御免だ…)
ユリウス「…まあ普通の女の子って訳でもないんだしいいんじゃないか?一応あれでも千年以上生きてるのがうちの家計なんだし」
エフラム「確かにそうだが見た目の問題もあるだろう…特に俺は歳までロリと言われるサラに言い寄られてるんだから余計に辛いぞ…」
ンン「そうですね、ですがホモやゲイなんかより百倍マシなのです、だから気にしない事にしてるのです」
ユリウス「だからそんな目で見ないで!お願いだからっ!」
>>357 ルフレ♀「…………………(ハァ)」
マーク♂「え?やっぱり作者が自分の欲望の為に男を選んでるパターンが多すぎるから自分のネタが少ないんじゃないかって?そ、そんな事ないですよ!」
ルフレ♀「…………………!(ジロッ)………!(だっ)」
マーク♂「く、クロムさんにも女に見られなかった時もあったからってそんな悲観しなくても…あ、母さん、泣きながらどこかに行かないでー!」
あえて女ルフレは無口で行って見たが変なネガティブキャラになってしまった、反省はしている
ルフレ女はクロムの奥さんとして兄弟実家に滞在させるのも面白そう
しかしネタを付けるまでも無くネタキャラの宝庫だな覚醒って。
>>360 ルフレ♀「そもそも妻候補といっても数人の中の一人ですし、他のお嫁さん候補に申し訳がたちません」
ルフレ♂「うーん、それならいっそ皆で一緒に住めば?」
ルフレ♀「ええっいわゆる修羅場じゃないですか、それって!スミアさんの貸してくれた本『聖戦の系譜』並の展開が来そうですよ!
…そういえばクロムさんのお嫁さん候補って、貴方のお嫁さん候補でもありまよね」
ルフレ♂「でも僕はクロムみたいにちょっと話しかけただけで結婚とかはしないし。愛する人にはきちんと段階を踏むしね」
ルフレ♀「確かにそうですね。クロムさんは良い人ですけど、深いお付き合いまで至ってない女性にまで
時と場合で破廉恥なことになるのは、いささかどうかと思われます」
ルフレ♂「(ラッキースケベされた人間は説得力が違うなあ)まあ英雄色を好む、だからね。女性で身を滅ぼさないよう僕らが軍師としてしっかりしないと」
クロム「…俺よりも子世代から他の王族まで網羅するおまえたちの方が正直どうなんだ(ボソッ」
ルフレ♀「何ででしょう、今なんとなくトロンの練習したくなりました」
ルフレ♂「あ、僕も急にトロンの撃ちたい気分になったな」
クロム「すみませんでした」
そいえばアルムのファルシオンと違ってクロムのファルシオンはマルスの使ってるファルシオンそのものなんだよな。
シグルドとセリスとティルファング考えるに
兄弟スレでの年はクロム>マルスっぽいしファルシオンをクロムに返して涙目のマルスとかありえるのか。
リズ「クロムお兄ちゃんばっかり取り上げられてずるいと思う!」
エメリナ「まぁまぁ、落ち着きなさい」
マーク「お二人ともココでは叔母さん若しくは伯母さん扱いですよ〜。
どちらにせよ『おばさん』ですけど、えっへん!」
リズ&エメリナ「(#^ω^)ビキビキ」
ルフレ「本ッッッ当に申し訳ない!」
覚醒ネタラッシュに便乗。初の長編です。
クロムが兄弟家に帰ってきてから一夜明けた日のこと。休日ということもあり、兄弟はそれぞれがのんびりと過ごしている。
そんな中インターホンが鳴った。
ピンポーン!
開けてみるとベルン署のゼフィール署長が立っていた。署長はなにやら深刻そうな顔で警察手帳を出している。
ゼフィール「お宅のマルス君に任意同行で署まで来てもらいたい、君名義の窃盗予告状が届いたのだ。」
リン「マァァァァルゥゥゥスゥゥゥとうとうあんたやらかしたの!?」
マルス「なななな何でですか!僕が何をしたというんですか!」
(そんな!最近だと[ピー]や[ダギュン]はともかくそんなことしてないぞ!)
エリンシア「どうしたんですかこの騒ぎは。あの、署長さん、どういうことなのか説明してもらえますか?」
ゼフィール「うむ、保護者の方にもついてきて頂きたい」
エリンシア「でもわたしはこれからスーパーの特売に行かなくちゃいけませんし…シグルド兄様は?」
シグルド「明日ディアドラに美術館に誘われたから、今のうちに勝負服を選びに行かねば。アイクはどうだ?」
アイク「すまんがさっき急に仕事が入った。竜王家に新しく住むことになった子の部屋を作ってほしいとの事だ。」
マルス「弟が危機に陥ってるのになぜみんな平常運転なの!?そして白い目で見ないでええ僕はなにもやってない!」
ミカヤ「(平常運転なのはマルスもでしょうが…)わたしもこれから天気予報の収録に行かなきゃいけないし、他に保護者役は…あ!クロムがいるじゃん。」
エリンシア「クロムちゃんはお昼寝してますね…起こしてきますわね」
エリンシアはソファーで寝ているクロムを起こしに行った。
クロム「なんだよ姉さん…長旅の疲れで寝ていたのに」
エリンシア「クロムちゃん、実はカクカクシカジカウデキンムキムキハァハァ」
クロム「なんだか余計な事まで言われたような…まぁいいか。おいマルス、俺が知らない間にとうとう盗みにまで手を染めたか…」
マルス「今回ばっかりは知りませんって!」
ゼフィール「今回ばっかりって言葉が気になるが、そろそろ行くぞ。」
そしてベルン署
マルス「僕が何をしたんですか」
ゼフィール「まずはこの映像を見てほしい」
そしてゼフィールが流したのは署長室前の廊下の防犯カメラの映像だった。
警備についている警官が廊下を巡回しているが、そこに怪しげな人影が現れる。
その姿は―
マルス「僕!?」
その人影が着ている服、髪型、髪飾りはまさにマルスと同じものであった。
しかし、ただ1つ普段のマルスと違うのは、特徴的な仮面を付けていることであった。
マルス仮面は手紙を署長室前に置き、去っていった。
ゼフィール「そして置かれていた手紙がこれだ」
明後日午後9時
邪竜神殿にて
炎の台座と5つの宝玉を
頂きに参上する
マルス
マルス「なんじゃこりゃああああああ」
クロム「お前、あの変な仮面といいしばらく会わないうちにそんな悪趣味に走っていたのか…」
マルス「違いますってば!」
ゼフィール「どういうことか説明してもらおうか」
マルス「だから僕じゃないです、大体この映像昨日のでしょう?昨日の夜は僕たちずっとクロム兄さんの歓迎パーティーで家にいましたよ。」
クロム「うおっ、言われてみればそうだったな。」
マルス「僕ならこんな分かりやすい格好で忍び込みませんよ、わざわざ犯人が僕だってアピールしてるようなものじゃないですか。」
ゼフィール「ふむ、確かに…」
マルス「仮面かぶってるのにわざわざ実名名乗って犯罪するわけないでしょう。大体邪竜神殿ってどこですか、いたずらじゃないですか?」
ゼフィール「むむむ…」
その時、同じくベルン署所属のブルーニャが焦った顔で現れた。
ブルーニャ「署長、大変です!先ほど例の予告状が紋章美術館にも届きました!」
ゼフィール「何だと!」
ブルーニャ「館員が仮面の謎の人物を目撃したとのことです、防犯カメラにも映っていました。昨日署に現れた人物と同一と見てよさそうです。」
ゼフィール「くそっなめおって…おのれ…我がエッケザックスの錆にしてくれるわ!」グルングルン
ブルーニャ「お気持ちはわかりますが署が壊れますから剣を抜かないでくださいそして回らないでください!」
ゼフィール「美術館に厳戒態勢を敷けえ!」グルングルングルングルングルングルン
ブルーニャ「重要書類が紙吹雪に…涙」
マルス「これで僕じゃないってわかったでしょう?帰っていいですよね?ニコニコ(あとで慰謝料ふんだくってやるこの野郎)」
ブルーニャ「えぇ、現在その者の行方を追わせています、申し訳ありませんでした…落ち着いてください署長!ああ、署がめちゃくちゃに…」
クロム「笑顔が怖いぞマルス。しかしあいつ、なんとなく只者ではない気がする…」
1日が経ち、予告状の日付になった。
予告状は警察や美術館だけでなくテレビ局にも届いたため、兄弟家にはたくさんの取材が押しかけた。
しかし、ベルン署長がお詫びに事情説明をしてくれたのと兄弟家周辺に警備を敷いてくれたため、すぐに報道陣もいなくなった。
そして夜になった。美術館前の様子がテレビで中継され、たくさんの報道陣と野次馬が押しかけている。
マルス「やれやれ、もう疑われるのはごめんだよ。」
セリス「でも何でマルス兄さんのふりをするんだろう?」
セリカ「でも仮面の怪盗ってなんだかロマンチックよね。」
アルム「僕がセリカのハートを盗む怪盗になるよ。」
セリカ「何を言うのアルム…私のハートはあなたにとっくに盗まれてるわ…」
アルム「セリカ…」
シグルド「ちっくしょおおおおおお!」
リン「ちょっとシグルド兄さん、美術館が臨時休館になってデートがなしになったからってティルフィングで壁に八つ当たりしないで!」
シグルド「珍しく誘ってくれたのに!今度はいつ予定が合うか分からないんだぞ!怪盗の馬鹿やろおお」グサッグサッ
エリウッド「直したばっかなのにまた修理費が…orz」
その頃、美術館…
ゼフィール「予定時刻だ…ん?」
ブルーニャ「炎の台座が…気配もなく消えた?そんな!至急探すのです!」
館内は騒然とする。そんな中、一つの人影がのそのそと屋上まで出て行った。
マルス仮面「手間をかけて済まなかったね。」
カラム「いやいや、影が薄いのは自覚してたけど、まさかこんなに堂々と持ち出してもばれないなんて…」
マルス仮面「防犯カメラのデータはあとでこっそり消すよ。」
カラム「その必要はないよ。遠足で記念撮影すると僕だけ写真にうつらないくらいだから大丈夫だよ…」
マルス仮面「それは悲しい…あ、これは僕からのお礼だ。将来君と付き合う可能性がある女の子を落とす方法を書いたメモ。」
カラム「ありがとう…これで僕にも彼女ができるよ…でもマルス、なんで君は未来の事を知っているんだい?」
マルス仮面「それは言えないな。ま、せいぜい頑張ってくれ。そろそろここも危ないから僕は行くよ。」
そう言ってマルス仮面は別の建物に跳び移っていった。
セーラ「こちらリポーターのセーラ、美術館内部で何かあった模様です!炎の台座は本当に盗まれてしまったのでしょうか?」
その瞬間、美術館屋上に人影が現れた。
ドロシー「出ました怪盗マルスです!炎の台座を手にしています!」
セーラ「きゃーっこっち向いた!やっぱり天下の怪盗様でもこの聖少女セーラ様には目を奪われちゃうのね!」
ドロシー「自重してください。そうしている間に怪盗マルスはあっという間に建物を跳び移って消えてしまいました…」
セーラ「あーんもう怪盗様ー!!」
そのころ、兄弟家居間
ロイ「ありゃーほんとに兄さんそっくりだね。そりゃ署長も間違えるよ」
ヘクトル「でもマルスに雰囲気は似てるけどよ、少し細すぎねぇか?」
アイク「ふむ、しかし線が細い割にあの身体能力…手合わせしてみたいものだな。」
エリウッド「(なんでだろう、あの仮面親近感湧くなあ…)」
エフラム「ん、そういえばいつのまにかクロム兄さんがいないな」
マルス「気分転換に散歩してくるって言ってましたよ。」
その頃、どこかの路地裏
暗闇の中、マルス仮面は台座をもって走っていた。しかし
「そこにいたのか、怪盗とやら!」
そこにクロムが立ちはだかる。
クロム「お前は一体何者なんだ?」
マルス仮面「僕はマルス以外の何者でもない。どうして追ってきた?なぜ僕がここにいると分かった?」
クロム「弟が大変な目に遭ったから兄として助けるのは当たり前だろう。
その弟にお前が逃げそうなルートを予測してもらったんだがまさか当たるとはな。」
マルス仮面「くっ…そこをどいてくれ!」
そう言うとマルス仮面は剣を抜いて斬りかかってきた。クロムもファルシオンを抜いて応戦する。
しばらく二人の争いは続いた。路地裏に剣の音が鳴り響く。
クロム「お前、その剣はどこで習った!?俺の太刀筋にあまりにも似すぎている」
クロム「弟に変装していることといい、1本しかない俺専用ファルシオンを持っていることといい、我が家に何か関係でもあるのか?」
クロムがそう言った瞬間、マルス仮面の腕が緩んだ。
マルス仮面「ファルシオン…まさか、お父様!?」
一瞬の隙を突かれクロムの剣が当たり、仮面が外れ、結っていた髪がほどけた。
クロム「お前、女だったのか…」
マルス仮面「こうなったらすべてお話しましょう。私は、実は…」
びっくりするのもつかの間、怪盗マルスを探す警察の足音がバタバタと聞こえてきた。
クロム「ここは危ない。台座をよこしてその辺に隠れろ!」
ゼフィール「マルス君の兄か、例の怪盗を見なかったかね?」
クロム「やつは逃してしまったが、炎の台座と宝玉は取り返したぞ」
そして翌日…
セリス「すごいやクロム兄さん、怪盗から盗まれた台座を取り戻すなんて」
エリンシア「今度警察からも表彰されるそうよ、えらいことしたわねクロムちゃん」
エリウッド「褒賞金で修理費もまかなえるよ…」
リーフ「でも怪盗は結局捕まらなかったんだよね?何者だったんだろ?」
クロム「そのことなんだが…ルキナ、降りてこい」
クロムが呼ぶと、凛々しい風貌をした少女が2階から降りてきた。
ミカヤ「なななあんた女の子連れ込んでたの…?」
リーフ「帰ってきて早々ブバァァァァ」
エイリーク「鼻血止めてください!でもこの子、体型といい服装といいどこかで見たような気がしますね…」
セリカ「まさか…」
クロム「いいかよく聞いてくれ、こいつは…俺の娘だ。」
全員 「「「「「「「「「「「「「「 な ん だ っ て ! ? 」」」」」」」」」」」」」」」」」
シグルド「長男の私ですら結婚できていないのに…涙」
ヘクトル「彼女いない歴=年齢でDTのクロム兄貴が彼女どころか娘だと!?」
アルム「でも娘って言うには僕たちと歳近すぎない!?」
リーフ「いやきっと兄さんは年上のバツイチのおねいさんと結婚してその連れ子ブバァァァァァァァ」
リン「だからリーフ自重して!」
クロム「好き放題言いやがって…警察に見つかりそうだったんだが、話を聞いてとっさに匿ったんだ。」
エリウッド「えっと怪盗マルスじゃなくて…ルキナ、だよね?どういうことなのか教えてもらえるかな?」
ルキナ「はい、私、実は未来から来たんです。」
セリス「未来か…信じにくい話だけど、でも顔はクロム兄さん、雰囲気はマルス兄さんに似てるんだよね。」
クロム「俺も未だに信じられんが…良く見たら俺の肩にある痣と同じ模様がルキナの左目にある」
マルス「本当だ…。ところでルキナ、例の怪盗の件なんだけど…」
ルキナ「は、はい…」
マルス「何でこんなことをしたのかな?場合によっては容赦しないよ?ニコニコ」
ルキナ「私より先に過去に来た仲間に、ここで生活するための知識みたいなものを教わったんです。彼が言うには、
『我らの聖神ナーガ様の炎の台座が邪悪な霊に憑依されし者に奪われその光失せり、
汝の剣を以て邪竜神殿にあるその台座を奪い返し、呪われし父を救うべし』と。」
ロイ「でも炎の台座があったのは紋章美術館だよね?」
ルキナ「えっ、仲間から『邪竜神殿の表には美術館と書いてある』と教わったのですが…」
セリカ「(この子、いくらなんでも鵜呑みにしすぎでしょう…)じゃあ何でマルス兄さんに変装したの?」
ルキナ「それは仲間に『闇の帝王の御姿と名を借りて事に臨むべし』と言われたので…
元々似ているとは言われますが素顔のままでは性別がばれますから仮面をしていたのです。」
ロイ「(裏社会のボス=マルス兄さん、ってことか!)あと何故怪盗なんて…」
ルキナ「そのつもりはなかったんですよ!ただ何をするにも正々堂々と挑まなければと思いましたので、お手紙を出したのです。
そうしたらかなり大事になってしまって神殿に入りづらくなって…
途方にくれていた時に、影が薄いことで有名な仲間の父を見つけて協力してもらったのです。」
アルム「何故だろう、その人と友達になりたい…」
エイリーク「あのールキナ、あなたはとんでもない勘違いをカクカクシカジカツルペタペッタン」
ルキナ「お父様のために一生懸命頑張ったのに私は騙されていたのですか!?結果色々な方々にご迷惑を…」
リーフ「(アホの子すぎ…未来のクロム兄さんはこの子にどんな教育をしたんだ)」
エフラム「(色々な意味でエイリークに近い何かを感じるな…)」
ミカヤ「どんなことがあったにしろ解決したからいいじゃない!ここはフリーダム&クレイジーの町だもの!」
エリンシア「せっかくですしルキナちゃんもご飯食べていきなさいな。」
アイク「そうだな、お前は筋がいいし今度手合わせしてくれ。」
セリカ「これからも遊びにくると良いわ!」
クロム「正直父親らしいことなんて分からんが、訓練や話の相手なら付き合うぞ。」
ルキナ「…はい、ありがとうございます!」
マルス「あ、そうだルキナ、君に色々教えた仲間のこと教えてくれる^^^^?」
ウード「怪盗マルスって、ルキナの奴簡単に信じちまって面白えぜ、プッ。」
マルス「君がルキナの仲間のウード君かい…?」
カラム「マルスが教えてくれたとおりまず女の子に声をかけてみてるけど誰も気づいてくれないよ…」
後日身元不明の惨殺死体が見つかったとか、街で女性が正体不明の謎の声に呼び止められるという都市伝説が出来たとかはまた別のお話。
終わり
さっきのでおさまらなかったので合計6レス分になってしまいましたorz
勢いで書いたので特に後半gdgdですがアホの子ルキナが書きたかった
覚醒はみんなキャラ濃くて新ネタ読んでて楽しいですね!
エイリークとティアモとルキナは絶対仲良くなれる
>>370 エイリーク「………」
ルキナ「………」
ティアモ「………」
リムステラ「………」
エイリーク「あなたたちに出会えてよかったわ」
ルキナ「エイリーク伯母様、未来でもこちらでもあなたは私の師であり同志です。私はあなたについていきます」
ティアモ「ええ、同志エイリーク。いよいよ時は来たわね」
リムステラ「量産型リムステラの配備はすでに完了しています」
エイリーク「わかったわ。みんな!戦闘準備!これより紋章町の全巨乳を駆逐する!」
貧乳娘と量産型リムステラ達『うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!』
ルキナ「女は乳?否!我らは貧乳の未来を勝ち取る者たち!」
リムステラ「乳などエーギルになればいい!」
ティアモ「巨乳に絶望を!貧乳に希望を!」
貧乳娘と量産型リムステラ達『貧乳は希少価値だ!ステータスだ!』
エイリーク「よろしい!ならば戦争だ!H(貧乳こそ)K(この世の)S(正義)出撃します!」
セレナ「なにこれ怖い」
>>370 エイリーク「男装してもバレない仲間だと思ったのに…」
ルキナ「えっと、すいません」
今作は女性アーチャーは全員巨乳仕様
>>370 乙乙
マリアベルとラーチェル様とかも仲良くなれそう
ラーチェル「乙女として先輩としてきっちりご指導してさしあげますわ」
マリアベル「どうすればもっとリズとお近づきになれるかさっさ教えやがれですわ!」
ラーチェル「わたくしとエイリークの過去ネタをご覧になって…けふけふ、なんですのはしたない!」
クロム「ああ……嫁候補をリズに取られた……また彼女いない暦がのびるお…」
エフラム「なんだか大変だな…」
マルス「かつて嫁候補だったことに気づきすらしない鈍感エフラム兄さんと、鈍感じゃないために気づいてて苦しむクロム兄さん。どっちが幸せなんだろうね?」
374 :
ナーガさん:2012/05/19(土) 10:30:49.31 ID:pim/S0Rb
解禁日&新作ラッシュ嬉しいな。
自分も勢いで作った。
なんだかgdgdで申し訳ない。
ナーガ「あ、ユリウスちゃん。ちょっとお使いを頼まれて欲しいんだけど…」
ユリウス「あひっ!!ナ、ナーガ姉さんの頼みとあらばこのユリウスたとえ火の中水の中あの子のスカートの中でも!!!」
ナーガ「…久しぶりに帰ってきたらユリウスちゃんってば私を見る度に怯えるの…。悲しいわ。
ユリアちゃん何か知らない?」
ユリア「…………さあ?おかしなユリウス兄様。
そんなことよりナーガ姉さま、姉さまが分身として下さったナーガの魔道書の上手な使い方を教えて下さいな。
私、もっと使いこなして魔道を極めたいと思いますわ。」
ナーガ「ユリアちゃんは勉強熱心ねぇ。うふふ、お姉ちゃん優秀な妹を持って鼻が高いわ。」
ユリア「ユリウス兄様…ナーガお姉さまがユリウス兄様の態度に悲しんでるの。
今度変な態度とったらこれくらいでは済まさないわよ…」つ【ナーガ】
ユリウス「ぎゃあああああ!!!!だからそれがトラウマの原因だってば!!!!!
ユリアがナーガ喰らわせる度に怖い顔したナーガ姉さんの幻が見えるから!!!!」
ユリア「私がナーガを放つのはユリウス兄様が悪いからよ…。
姉さまを悲しませたり、セリス様と必要以上に仲良くしたり…。(ぐりぐり)」
ユリウス「あいててて!!!顔踏まないで!!!!」
???「そこまでよユリア!!!」
ユリア「はっ!?この気配は!」
375 :
ナーガさん:2012/05/19(土) 10:31:40.09 ID:pim/S0Rb
???「ある時は謎の行き倒れ!」
???「またある時は有能な戦術士!」
???「またある時は皆の夫で父!」
???「またある時は皆の妻で母!」
???「またある時は世界を滅ぼす者!」
???「しかしてその正体は!!!」
ルフレ♂&ルフレ♀「邪竜ギムレー!
妹よ!弱いもの虐めはやめるんだ!」
ユリア「ルフレ兄姉様…。またの名を邪竜ギムレー。私の素顔を知っている数少ない存在…。」
ルフレ♂♀「ふふふ…いじめっ子はお仕置きだ…。変★身!」
ユリウス「ちょ、唯でさえ大きいギムレーに二人そろって変身なんかしたら…」
ユリア「どうしましょう…大事なお邸がギムレーに内側から破られて…」
チキ・ファ・ミルラ・ノノ・ンン「あ、ルフレ兄姉ちゃん達またお家壊してるー!」
ルフレ「悪い子にはお仕置き!この!この!」
ユリア「やめて!ルフレ兄姉様!私の部屋をセリス様コレクションもろとも踏みつけないで!!!」
ルフレ(ギムレー)「さあもう大丈夫可愛い弟よ。二人力を合わせてこのまま紋章町を滅ぼそう。」
ユリウス「」(助けてくれたのはいいがどうしてギムレー状態のルフレ兄姉さんは破壊衝動に駆られるの!?)
ナーガ「お待ちなさいギムレー」
ルフレ(ギムレー)「はっ!ナーガ!」
ナーガ「邸をこんなにして…どうしてみんなと仲良くできないの…?」
ルフレ(ギムレー)「こ、これには深い訳が…」
ユリア「そういえばギムレーは」
ユリウス「ナーガ姉さんが大の苦手だったな。」
ナーガ「仲良くできない子はお仕置きです!」つ【時空の扉】
ルフレ(ギムレー)「やめてー大昔の氷河期に送るのだけはやめてー寒いの寂しいのいやああああああぁぁぁ…」
ユリア・ユリウス「あ、吸い込まれた」
376 :
ナーガさん:2012/05/19(土) 10:32:47.83 ID:pim/S0Rb
ナーガ「そろそろいいかしらね」つ【時空の扉】
(べしょっ)
ユリウス「あ、ルフレ兄姉さんが穴から出てきた。」
ユリア「こちらでは3時間でも向こうでは半年…」
ユリウス「メンタルとタイムの部屋かよ!」
ルフレ♂「あれ…ここは…?」
ルフレ♀「悪い夢でも見てたような…」
ルフレ♂「もう夕暮れだ…マイユニ家に帰らなきゃ…」
ユリウス「…あまりのショックに毎回竜王家にいた記憶を無くすんだよな。」
ナーガ「うふふ、みんな仲良くが一番よね。」
ユリア「はい!」
ユリウス(ある意味一番暴力的で最強な奴らが言っても説得力ねえよ!!)
>>372 エイリーク「それはつまり私も巨乳になれるということですね!今すぐチェンジプルフをよこしなさい!」
ルキナ「伯母様、実はあれ、パッドです」
エイリーク「え?」
ルキナ「グラがノワールの使いまゲフンゲフン軽装をカバーするてめに胸当て代わりにいれてるんです」
エイリーク「……パッドなんて滅びればいいのに」
>>370 長編乙 覚醒のネタはかなり豊富だからこれからが楽しみだ
エリウッド「クロム兄さんが、戻ってきたことは良いけど」
庭
アイク・クロム「天↑(→)!」
アイク・クロム「空↓(←)!」
メキメキ!ドッカーン!アーッコノヒトデナシー!!…ヒドイアリサマデス
エリウッド「ヒャッハー!また家が壊れたー!!!胃が蝶サイコーーー!!!!」
アイク「かなり、やる」
クロム「く、俺は魔剣!」
エリンシア「二人ともいい加減にしなさい!ぶっ飛ばして差しあげます!!」つ叫喚アミーテ
クロム「う、うお!姉さん!ちょやめっ」
アイク「ここまで……か……」
リーフ(復活済み)「完全に家が更地になっちゃたよ!!今日の寝床どうしよう」
ミカヤ「お隣のしっこくさんが、部屋を貸してくるって言っていたから今日はしっこくさんのお家にお邪魔しましょう」
この後、漆黒の騎士の家もアイク、クロム、しっこくの模擬戦によって更地になりました。
解禁日のノリで書いてみた
エイリーク「ときにルキナは気になる人とか居るのかしら?」
ルキナ「気になる人と言うか…夫なら既にルフレさんが居ますが…///」
エイリーク「なんていうか…クロムが良く結婚を認めたわね…」
クロム「まぁ、ルフレなら大事な娘を任せられるしな。親としては複雑だが」
エイリーク(ハッ…!ルキナと結婚という事はルフレさんは貧乳支持派のはず!)
エイリーク「GJよルフレさん!どこかの裏切り者とは大違いね(ボソッ」
クリス「へっくし!誰かが噂でもしてるのか…?」
ルフレ「大丈夫かいクリス?」
カタリナ「クリス、風邪でも引いたんですか?」
アイク「……おい、そこのお前」
ドニ「ひぃ!? な、なんだべ……ですか?」
アイク「いや……ふむ……少しそこに立っていろ」
ドニ「え? ……へ、へぇ、わわ、分かりましただ……」
アイク「……ほう……」ジロジロ
ドニ(うう……なんなんだべ、この人はぁ……!)ビクビク
アイク「……成程、もういいぞ」
ドニ「! へ、へぇ!! それじゃ失礼するだ―――(ガッシ)……あ、あの?」
アイク「まぁ待て。お前、名は?」
ドニ「お、おらはドニだべ……いやあの、それよりも離してくんろ―――」
アイク「ドニ、俺の勘ではお前の潜在能力は大したものだ。将来的には俺と互角になるかもしれん」
ドニ「そ、そうなんだべかぁー……それはいいから、あの、離して……」
アイク「行くぞ」
ドニ「ふぇへ?」
アイク「まずは手始めに火竜の山からだ。その次は……そうだな、しっこくの所にでも行くか」
ドニ「あ、あの?」
アイク「そして全てが終わった後は、俺と手合わせを願おう」
ドニ「」
アイク「では出発だ。……ふ、新たな強者との出会いか。滾るな」ズルズル
ドニ「ええええ!? ちょ、待つだ! 待って欲しいだ!! た、たっけて! たっけておっ母ーーーー!!」ズルズルズル……
ルフレ「やれやれ…マークには困ったものだよ」
クロム「中々苦労しているみたいだな、ルフレ」
ルフレ「クロムか。巧妙に隠された落とし穴に落とそうしたり、戦術書隠してたりして僕に勝とうとしてくるんだよね」
クロム「ルフレ、お前もか」
ルフレ「え?クロム、君もルキナから挑まれているのかい?」
クロム「俺も場合は単純に手合わせだけどな。日を追う事に技のキレが増してきて、俺もウカウカしていられん」
ルフレ「クロムも大変そうだね。全く、結婚どころ恋人すらいないのに未来から来た娘と言われた時は本当に混乱したよ」
クロム「全くだ。だが、娘がいること、父親になるというのは案外悪くないものだな」
ルフレ「そうだね。今ならマークが世界で一番可愛いと言える自信があるよ」
クロム「ああ、俺もルキナの事を世界で一番可愛いと言える自信があるな。悪いがルフレ、お前の娘は二番目だ」
ルフレ「いやいや、君のルキナが二番目で僕のマークが一番だよ」
クロム「いーや、お前のマークが二番目だ。一番は俺のルキナだ」
ルフレ「マークだよ」
クロム「ルキナだ」
ルフレ「………」
クロム「………」
ルフレ「HAHAHAHAHAHAHAHA」
クロム「HAHAHAHAHAHAHAHA」
ルフレ「覚悟はいいかい!?」つ【華炎】
クロム「運命を変える!!」つ【天空】
ギャースカギャースカメメタァティウンティウンティウン
ロイ 「親馬鹿自重」
マルス「途中までイイハナシカナーとか思ってたんだけどね」
ロイ 「で、肝心のお二人の娘はと言うと」
ルキナ「どうしてお父様の魅力が分からないのですか!?お父様が世界で一番格好良いんです!!」
マーク「ルキナさんの目は節穴じゃないんですか?父さんが世界で一番格好良いんですよ!」
ルキナ「…………」
マーク「…………」
ルキナ「運命を変えます!!」つ【天空】
マーク「覚悟はいいですか!?」つ【華炎】
ワーワーキャーキャーコノヒトデナシー
ロイ 「ファザコン自重」
マルス「やれやれ、親が親なら子も子もだねぇ」
ルキナと女マークに支援があったら絶対ファザコン対決になってたと思う。
ロビン「どうだアルム、この帽子洒落てるだろ?」
アルム「……何で鍋被ってるんだお前ら」
グレイ「今時の村人にはほぼ必需品だぜ?」
クリフ「俺はあんまり好きじゃないけど……」
セリカ(ネフェニーさんやチャップさんが鍋被ってるところを想像してしまったわ……)
更新したらすごい量w
そしてここまでシャンブレーなし
絶滅「どうしよう…このままじゃ俺このスレでシャンブレーしちゃうよ…」
『宿命の対決』
皆々様お久しぶりでござる。
拙者はフィル
真の剣の道を極める為修行中の身でござるが最近はちょっとマンネリ気m
ゲフゲフ、道に迷っている次第に候。
紋章町の偉大な剣の先人達相手だと修行する以前にコテンパンにされ
かといってならず者相手に剣を振るっても全く修行にならないのでござる。
そんなことを思いながら道を歩いている途中でござった。
ウード「待てっ!!」
フィル「む…何者でござるか!?」
ウード「ふっ…俺は異なる時間軸より来たる選ばれし戦士。ウードだ!!」
む…なにやら強そうな肩書きでござる…!
フィル「拙者はフィル、修行中の剣士でござる。拙者に何用でござるか?」
ウード「貴様を一目見た瞬間、俺の体に稲光のごとき衝撃を感じた…
貴様こそ幾星霜の古の前世から運命の糸で結ばれた我が好敵手(とも)となる運命の戦士…」
フィル「な、なんと…拙者に前世より続く深き因縁の好敵手(とも)がいたとは…
ウード殿…然らばこの場で一手手合わせを所望する!!」
ウード「ふっ…よかろう、ならばまずは小手調べの一撃といこうか…
必殺 聖魔剣ホーリーデビルソード!!」
微妙に力のある剣撃を受け止めるフィル
フィル「む、先人達には及ばぬものの中々の剣筋…今の拙者にとってはまったりほどよい相手と見た!!」
ウード「な、なんだよ、まったりほどよいって…。
ま、まぁいい、さぁ次は貴様が見せてみろ。貴様に秘められしその強大な呪われた力を解放して見せるがいい!」
フィル「では遠慮なくいくでござる!! ハァ────!!」
ウード「くっ! 絶妙に早い剣速だが…ちょっと待った!!」
フィル「勝負に待ったは無いでござる!!」
ウード「クッ、いいから聞けフィルよ! 確かに貴様の剣は速い…だがその技には魂が篭っていないのだ!」
フィル「な、なんと!! ここ最近感じていた迷いの原因はそれであったか…!!」
動きの止まったフィルにウードは熱っぽく語りかける。
ウード「前世より深き因縁で結ばれた好敵手(とも)たる貴様の力がこの程度では今ここで俺が勝利しても意味は無い…
フィルよ、では聞くが貴様の獲物の名前はなんと言う?」
フィル「獲物…この倭刀でござるか? いや、特に名前は…」
ウード「だから貴様は未熟なのだ!!」
フィル「!!!」
ウード「物は名を持ってはじめて神の力を持ち、無限の可能性を秘めた神器へと生まれ変わることが出来るのだ。
そして神器より放たれる技名…スペリオルネームを放つ時、それはいかなる敵をも粉砕する力へと昇華する…」
フィル「な、なるほど! 今の拙者に足らないものを見つけた気分でござる!!」
ウード「ふっ…だが今すぐに名付けろと言われて付けられるものではあるまい…
しばしの時間を貴様に与えよう。次に会う時が俺たちの雌雄を決する時…
だが俺たちの聖なる戦い…ゴッド・オブ・ウォーのルールは守らねばならん」
フィル「承知!! してルールとはいかなるものでござるか?」
ウード「スペリオルネームを叫ぶときは言い終わるまで必ず待つ! もちろん貴様が放つ時は俺も待つ
それが俺たち運命に縛られし者ロンド・オブ・デスティニーの責務だ!」
フィル「しかと胸に刻んだでござる! …しかし技名を最後まで聞いてくれる戦いが実戦で役に立つのでござるか?」
ウード「ふ…貴様わかっていない、彼奴等は闇に心を奪われし狂戦士だ。
だからこそ、俺たちの聖なる戦いは決してルールを破ってはならないのだ!」
フィル「なるほど…非常に納得したでござる! では拙者も神器の名とスペリオルネームを考案せねばならぬので
これにて御免!! ウード殿、次に会う時が我らの決着を付ける時!!」
ウード「ふっ…期待しているぞ!我が好敵手(とも)よ!!」
そして一週間、拙者は部屋に閉じこもり我が愛刀「」
にふさわしいスペリオルネームを考案することに没頭したのでござる。
仕合に出かけぬ拙者を母上はなにやら安心したような目で見ておられた。
すまぬ…母上、拙者もまた剣の呪いに縛られた一族の身…。
前世より続く宿縁を断ち切る為のしばしの安息の時を過ごしたと思われよ。
───一週間後の日曜日
ウード「…!貴様はフィル!!」
フィル「ウード殿か!!」
フィル「ふっ…ついにこの時がやって来てしまったようだな…生き残るのは俺か…」
フィル「貴殿か…いざ尋常に…」
ウード・フィル「「勝負!!」」
子供「ママー、なにあれー?」
母親「しっ!見ちゃいけません!!」
ウード殿と再会した場所が人混みでごった返す休日のアーケード街であったのは予想外であったが
幸いにも周囲の人々は拙者たちの纏う闘気(オーラ)を敏感に感じ取ったらしく。
拙者性質が戦うに必要なだけのスペースを空けて固唾を呑んで見守っている(とフィルからは見えている)
ウード「ではいくぞフィル!!必殺 蒼炎剣ブルーフレイムソード!!」
フィル「甘いでござる!!」
ウード殿の剣を弾き返し構えを取る。
フィル「今度はこちらの番でござる!奥義「夢限龍閃刃!!」
ウード「くっ!!やるな、それでこそ我が好敵手(とも)…」
フィル「そういえば前回聞くのを忘れたのでござるが…ウード殿の神器の名前は如何なる物であるか?」
ウード「ふっ、良くぞ聞いてくれた。この剣は伝説の神剣『ミステルトゥイン』だ!!」
フィル「む…なんだかどこかで聞いたことのある名前でござるな」
ウード「う、うるさい!そういう貴様は獲物に名を与えることが出来たのか!?」
フィル「この古より我が家に伝わる家宝『禍ヲ断罪セシ極光』(模造刀1200)は真名を与えられ
その力を解放した、いまや貴殿の神器にもひけは取りもうさん!!」
ウード「さすがは俺が認めし運命の相手…だが俺は負ける訳にはいかん!!
スペシャルインパクトアターック!!」
フィル「ふっ真の力を得た拙者にこのような攻撃など当たらぬ!!」
ウード「な、なにっ!?」
フィル「奥義・緋天疾風斬!!」
ウード「遅いっ!!」
フィル「…な! 拙者の奥義をこうも簡単にかわすとは…!!」
ウード「中々に楽しませてくれるな、だがこれで終わりだ!次の一撃で雌雄を決する!!構えろフィル!!」
フィル「承知!! 我が秘中の秘奥義にて決着をつけさてもらうでござる!!」
ウード「重力波逆掌(アンチ・グラビティー・フューリー)!!!」
フィル「秘奥技・千本桜無限華燕魔神剣!!!」
リズ「こらっ! ウード!! こんなとこで何やってんの!!」
ボカッ!!
ウード「いてっ!!、か、母さん!?」
どこにはスーパーで買った野菜を入れた買い物バックを持ったリズが居た。
リズ「はぁ〜、まったくあんたって子は…こんなにたくさん人がいるところでよくこんなことができるね
ちょっとは恥ずかしいと思いなさい!」
ウード「いや、母さん…これにはホント深い訳が…」
リズ「問答無用!!」
ウード「あっ、イテテテテ!!耳を引っ張るのはやめて!!」
リズに耳を引っ張られて消えるウードを呆然と見送るフィルだったが
背後に強烈な殺気を感じて恐る恐る後ろを振り向く。
カアラ「フィ〜ル〜……!!」
フィル「は、母上!! い、いや、これには深い訳が!!」
カアラ「ほほう…ならその説明をこれからゆっくり家でしてもらうことにしようか…」
フィル「イタタタタ!!は、母上!耳を引っ張るのはやめて〜〜!!」
…………
セレナ「……馬鹿ばっか」
ルキナ「そうでしょうか…私としては続きが見たかったのですが」
セレナ「やっぱりあたし、あんたのセンスは理解できないわ…」
終わり
>>384 GJ!
リズもカアラ&アイラの苦労人母親組かw
子供達やシャナンのことで愚痴を言ってそうだ
フィル侍好きなんで見れてうれしかった
同じ頃 紋章町商店街で買い物をしていた帰り
<ワーワーキャーキャーアンチ・グラビティーヒューリーコノヒトデナシー
ウルフ「ん?」
ザガロ「どうした?」
ウルフ「(人通りの少ない路地を指さしながら)あれだ」
, 'ヽ)〉〉()ノ
巛/ゞ"V"〉_
/〆ゞ・ω・)/|
. __| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| |_
. |_____|/
<「絶滅します。誰か拾ってください」
ウルフ・ザガロ「・・・・・・」
ザガロ「ところでハーディン様のことなのだが・・・」
ウルフ「ビラクはティニーに頼んで男たちの一枚絵を所望しているようだ。それで一体どうするというのだろう・・・」
<ワーワーキャーキャーヒオーギゼツメツシター
>>384ー387
投下乙
厨二VS厨二、クッソワロタwww
GJ!
あと絶滅さんイキロ
そういやレンハとサイリ兄妹っていう本物の侍がいるな
>>383 >ここまでシャンブレーなし
ロラン 「時々でいいから僕のことを…」
ジェローム「ついでに私も出てないな」
紋章町新聞
・元エレブ中教師S歴史資料改竄で逮捕。
・人口増加で事件増加。ベルン署署員大幅募集。
・スターロード著「もう一人居る」本日発売。
・影無王子著「もう一人居た」本日発売。
・魔防床原料更に高騰。
本文より一部抜粋。
戦闘の頻発する紋章町に置いて、ビルなどの必需品、魔防床の高騰が止まらない。
今月に入り昨年の数倍の値を記録している。
その原因となっているのは、原料となる鉱石の主な採掘場所で有るトラキア地区の労働者ストライキで有る。
元々トラキア地区は物価が高く、賃金方面の意思不一致が以前から問題視されており、この騒動に至ったのはむしろ必然と思われる。
DLCのアイクが原哲夫絵だった未来を幻視した
サラ「……なるほど、見た目私より年下でも結婚の約束したりする子がいるのね」
エフラム「……何だいきなり」
サラ「…………」
エフラム「……何だその何か言いたげな目は」
サラ「前例があるってことで、色々と期待してもいいのかしら」
エフラム「……だ、だから何なんだ」
ベルベット「語尾に『ピョン』をつけて話すと、人間からのウケがいいのね。面白いピョン」
レテ「!! ならば私も語尾に『ニャー』をつければアイクと……!?」
ライ(絶滅ルート直行の未来が容易に想像できるぜ)
397 :
私服:2012/05/19(土) 17:50:14.64 ID:phH2jLOR
マルス「あのさルキナ」
ルキナ「なんでしょう?マルス叔父様」
マルス「その格好が気に入ってるんならもう何を言っても無駄だとは思うんだけど
色々と僕が誤解されることが多いからたまには私服を着たらどう?」
ルキナ「そうですね…叔父様にご迷惑をおかけするのは私としても本意ではありませんし
ただ、何故か私が服を買おうとすると仲間が必死の形相で止めるんですよね」
リーフ「なにそれこわい」
ルキナ「ふふっ、でも内緒で服を買いに行くことはありますから明日は私服でお伺いしますね」
マルス「だってさ」
クロム「何故俺を見る」
マルス「いやーだってお父さんとしては楽しみでしょ?娘の私服姿(ニヤニヤ」
クロム「いやっ…そ、それは、まぁな」
ルキナ「では今日はこれで失礼しますね、お邪魔しました」
次の日
ルキナ「おはようございます!」
クロム「ああ、ルキナか。おは…よ……う?」
マルス「おやおや、クロム兄さんさっきからソワソワしてただけあって真っ先……に…」
セリス「おはようルキナさん! わぁ、なんかすごい服だね!」
ルキナ「はい! 私のお気に入りです!」
ヘクトル「Tシャツにデカデカとクロム兄の顔のプリントが…」
エフラム「なまじ色気の無い体型だけにはっきりと兄上だとわかr
…うぉっ!やめろエイリーク! 無言でジークリンデを振り回すな!」
エリンシア「エフラムちゃんは自業自得として…あの服装のセンスはぶっ飛んでますわね」
リン「さすがにショッキングピンクのパーカーは無いわ…」
ミカヤ「今までいろいろな人を見てきたけどここまで凄まじい服装の人は見たことが無いわ」
リーフ「なまじ顔が可愛いだけにとんでもないシュールさが漂ってるね」
セリカ「え、えーとルキナさん。もしかしてその格好でここまで歩いてきたの?」
ルキナ「え?? はい!もちろんそうですよ!」
アルム「oh…」
シグルド「…途中周囲からの視線を感じなかったか?」
ルキナ「はい、でも何故か皆さんの方を見ると目をそらされるんです、何故でしょう?」
アイク「なんだ、みんな揃ってどうしたんだ?」
マルス「あ、アイク兄さん。いや、ルキナの私服が…」
アイク「? どこかおかしいのか? 俺にはわからんが」
ルキナ「あ、アイク叔父様おはようございます。あの…この私服に合っているでしょうか?」
アイク「俺には服やらファッションの事やらは良くわからんが似合ってるんじゃないのか?」
ルキナ「あ、ありがとうございます!!」
アイク以外「(絶対わかってねぇ…)」
クロム「あ〜ルキナ…」
ルキナ「はい、なんですか?お父様」
クロム「ああ、うんマルスが昨日変なこと言って悪かったな。
明日からはずっとマルスの格好をしていいぞ、俺が許す!いいな?マルス!」
ルキナ「え、でも…」
マルス「え?…あああ、う、うん。いいんじゃないかな!
僕も良く考えたらこんな可愛い姪に同じ格好をされるなんて光栄だしさ!HAHAHAHAHA!」
ルキナ「本当ですか!?ありがとうございます!!」
エリンシア「え、ええと。せっかくだしエイリークの昔の服をルキナちゃんに分けてあげたらどうかしら」
エイリーク「そ、そうですね! せっかくだし着て貰って帰ってもいいかもしれませんねっ!!」
ルキナ「わぁ…なんだか嬉しいです!未来の世界では服屋さんを巡ったりなんてできませんでしたから」
リーフ「それにしても衝撃的だったね…」
ヘクトル「どういう教育したんだよクロム兄…」
クロム「俺に聞くなよ…」
ルキナの壊滅的センスはフレデ肉の仕業と言う説が上がってたなw
覚醒組にまともなのってほぼ皆無だからなあ(とくに子世代)
個人的にはクロムはモテ設定より喪男のほうがキャラが立つ気がするww
自分が好きなだけだがw
てことでネタ投下!
「あんたがったどっこさ、ひごさ、ひごどっこさ」
公園で一人、ボールをついている子どもがいる。
姉たちの買い物が終わるのを待っているのだ。
「そのお歌、ノノも知ってる!」
「え?」
少女が話しかけたことで子どもはボールをつくのをやめた。
「熊本さ、熊本どっこさって歌いながら鞠をつくんだよね!」
「まりってなあに?ボールじゃないの?」
「む〜、どっちでもいいよ、そんなの。ねえ、お名前は?ノノはね、ノノっていうの!」
「ぼくはロイ。よろしくね、ノノ!」
「うん!……あっ」コロコロ
少女がついていたボールが転がって、砂場の縁で止まった。
子どもがとてとてとそれを拾ってきて、最初と同じようにつきはじめる。
「ノノもこのうた好き?」
「うん、でもあんまりうまくできないの。ロイは上手だね!」
「おねえちゃんがおしえてくれたんだ!」
「ふう、兄弟が多いと買う物も多くて大変だわ…………ロイー!帰りますよー!」
「あっ、エリンシアおねえちゃん!」
「まあこんなに泥だらけになって。何をしていたの?」
「えっと…、ボールあそびとかくれんぼと……あと、りゅうおいかけっこだよ!」
「(竜追いかけっこ…?)そう、楽しかったのね」
「ロイ、帰っちゃうの?」
「うん、もうかえらなくちゃ。またあそぼうね」
「また遊べる?絶対約束だよ!」
「うん、やくそく。ゆびきりしよ?」
ゆびきりげんまんうそついたらはりせんぼんのーます!ゆびきった!
竜王家と兄弟家ってどれくらいのつきあいなんだろう。
結構長いと思うし、小さい頃はファと同い年くらいの見た目のロイが一緒に遊んでたのかも?
まあ、このネタ内では覚醒解禁に乗じてノノと遊んでますが。
マーク♀「そういえば母さんと父さんって何がきっかけで結婚したの?」
ルフレ・フレデリク「「熊肉」」
>>395 エフラム「………………」
サラ「……とうっ」
エフラム「……ぐはっ!? ……サラ、人が寝ているところにダイブしてくるのは止めてくれないか」
サラ「……よく私だと分かったわね」
エフラム「こんなことをするのはお前しかいない。それに、妙な妖気を感じたしな……そういえばお前、前からそんなんだったか?」
サラ「最近、サーリャさんと情報交換して色々試してるからかもね……フフ」
エフラム「何の情報を交換してるんだ……? それより何の用だ? 急ぎじゃないなら明日にして欲しいんだが……俺はそろそろ寝るぞ」
サラ「実は気になることがあって、それを試そうと思ったらいてもたってもいられなくなっちゃって」
エフラム「……まあ言ってみろ」
サラ「兄様、結婚して」
エフラム「……まず結婚するには年齢がだな」
サラ「正確に言うと、結婚の約束をして欲しいの」
エフラム「なんでまたいきなり……」
サラ「そうしたら、未来から私たちの子供が会いに来てくれるかもしれないじゃない。興味ない?」
エフラム「……だからと言ってだな」
サラ「いいじゃない別に、何もいますぐ子作りしろってことじゃないんだし。……兄様がしたいなら別にいいけど」
エフラム「ベッドの上で言うと色々と危ない台詞だぞそれは」
サラ「ダメ? ……じゃあいいわ、それなら代わりに明日買い物に付き合って」
エフラム「一気にハードルが下がったな……それくらいなら構わないぞ。何を買いに行くんだ?」
サラ「何と言うか……指輪的なものを」
エフラム「結果的に同じだろそれは!? しかも今までの流れだと俺が買うことになるんじゃないか、今はそんなに金は持ってないぞ」
サラ「それなら……まず私が兄様にお金を渡して、それから兄様が指輪を買えばいいってサーリャさんが」
エフラム「妙に嫌な金の流れだな……一体何を教わってるんだ。とにかく、そういうのはまだ早い」
サラ「もう……兄様のケチ」
エフラム「……指輪以外のもので、あまり高くないものなら買ってやるよ」
サラ「……やっぱり兄様優しい」
エフラム「やれやれ……遊びに行きたいなら最初からそう言え」
サラ「ただ兄様にお金を出してもらうのも悪いわよね……こういうときのお礼は体で支払うチャンスだとサーリャさんが」
エフラム「……お前、何の情報交換をしてるのか一回ちゃんと説明しろ」
>>400 誰が母さんだww
ここまで貴族的さん無し…だと?
純粋な竜な人達だと一番若いファでも何百歳だろうしなあ。
下手したら子供の頃のミカヤがファお姉ちゃんとか言ってたっつー事もありえる。
ケビン「我はクリミア王宮騎士団副長、ケビンである!
・・・おや、なんだか今日は大勢の者が『ルキノ』の名を口にしているな。流石はルキノ殿だ!」
ジョフレ「いちいち名乗らなくてもいい。・・・いや、これは姉上の名前じゃないな、よく似ているが少し違う。これは・・・ルキナ、か?」
ルキノ「ええそうよ、まだお会いしてないのだけど・・・剣の腕の立つ、芯の強い方らしいわ。会ってみたいわね」
ケビン「おおっ、それは素晴しい!」
ジョフレ「ああ、お会いするが楽しみだ」
エイリーク「ルキナ、ルキノさんはね・・・あなたの様に剣の腕が立って、剣の強い女性なのよ。
でも一つだけ違うところがあるの」
ルキナ「・・・なんですか?」
エイリーク「乳の大きさです!ああなんてうらやましいうらやましいうらやましいうらやましいうらやましいうらやm(ry」
ルキナ「(ルキノさん・・・恐ろしい人!)」
覚醒ネタが凄いことになってるなwww
貴族ないのが不思議だが、何故しゅんころ緑風VSめっころガイアとかないん?
まあ覚醒はチェンジプルフとかあるし、主人公はイベントCCじゃないし、
マイユニ全兵種なれるからみどりかぜさんが負けるのは目に見えてるんだけどな
……覚醒キャラ相手に躍起になってる緑風さん見たいですお願いします
クロムがスミア、ティアモのストーカー行為と
ルキナ、シンシアの娘二人の言動に苦労するネタが
思いつかない
>>401 妖気を感じるとかエフラムが鬼太郎化しておる
ルフレもやってたけど妖気という概念があるのが驚き
>>405 覚醒はスキルとステの数字がインフレしてるからなあ。
別ゲーの面子とその辺り比べるのは良い事が無いと思う。
逆にDLCにいる覚醒アレンジされた過去作のメンバー見てると面白いな。
緑風さんとかもすりぬけとか軽業とかで動き回れて攻撃面も瞬殺で・・・あれ瞬殺無いだと・・・
>>407 エフラムが察知するのは妖気じゃなくて幼気だろw
リーフって何かきっかけがあれば浦見魔太郎みたいな人間になれそうだよな
誰かそんな話書いてくれないかなー(チラリ
シンシア「父さん、父さん!」
クロム「ん……シンシアか。何か用か?」
シンシア「えへへ……あのね、これから一緒に遠乗りに行かない? わたしのペガサスで!」
クロム「遠乗り? いや、悪いがこれから用事が……」
シンシア「……そっか。やっぱり嫌だよね、急に現れて自分の娘だー、なんて言い出す正体不明の女とお出かけなんて」
クロム「は? い、いや、そういう意味では……!」
シンシア「ううん、いいの! わ、わたし、我慢するから……ううっ」
クロム「お、おい泣くな! 分かった、一緒に出かけてやるから、な?」
シンシア「やった! ありがとう、父さん!」
クロム「……嘘泣きか。誰に似たんだか……」
紋章町上空
シンシア「どう、父さん?」
クロム「ああ……やっぱりいい眺めだな、ペガサスっていうのは」
シンシア「前にも乗ったことあるの?」
クロム「ああ。ちょっとしたきっかけで、スミアの後ろにな」
シンシア「えっ、母さんの? ねえねえ、どういう流れでそんなことになったの?」
クロム「に、にやつくな! 別にそういうアレでは……」
シンシア「……あれ? あのペガサスナイト、母さんじゃない?」
クロム「なに? ああ、確かにあれはスミア……」
シンシア「おーい! 母さーん!」
クロム「お、おいシンシア、スピード出し過ぎ……! おわぁっ!?」
シンシア「わぁっ、父さんが落っこちちゃった!?」
スミア「クロム様……!」
クロム「……っ! あ、危ない……助かった、スミア。受け止めてくれてありがとう」
スミア「い、いえ、わたしもう無我夢中で……ああ、良かったぁ」
シンシア「父さん、大丈夫?」
クロム「ああ……あのな、シンシア」
シンシア「ごめん! 母さんに会えたのが嬉しくて、つい……」
クロム「……まあ、気持ちは分からんでもないが、気をつけろよ。お前が怪我をしないか心配だ」
シンシア「そうだね、うん、気をつける! よーし、じゃあ早速、もっと上手くペガサスを乗りこなすための特訓だーっ!」
クロム「っておい、シンシア!?」
スミア「……行っちゃいましたね」
クロム「ああ……」
スミア「……あ、あの、クロム様!」
クロム「なんだ?」
スミア「せ、せっかくですからこの後二人でお出かけとか、どうでしょうか!?」
クロム「あ、ああ。そうだな、助けてもらった礼もあるし……」
スミア「ありがとうございます!」
シンシア(……よし、上手くいった……!)
アズール「あ、父さん、父さん、これから一緒にナンパ行かない?」
クロム「どういう誘いだそれは!?」
アズール「いいじゃないか! 父さんだっていずれは結婚するんだしさ、今の内にいろいろと技術を磨いておくべきだよ!」
クロム「理屈が無茶苦茶すぎるだろう、常識的に考えて……」
アズール「ああ……そっか、うん。そうだよね、こんな突然現れて自分の息子だとか言い出す不審な奴とナンパになんか行きたくないよね」
クロム「……どっかで聞いたぞ、その台詞」
アズール「いや、いいんだよ。もう僕一人で行って派手に振られてくるからさ……るーるーるー」
クロム「……はぁ。分かった、付き合ってやる……」
アズール「やった! さすが父さん、僕の次にイケメンだよね!」
クロム「……なんなんだ、一体」
〜紋章町市街〜
アズール「いやー、なかなか上手くいかないねー」
クロム「ってお前な、なんださっきの声のかけ方は。『一緒にフレイムバレルで火竜退治を楽しまないかい?』ってどんなナンパだそれは」
アズール「アイク叔父さん風のナンパだよ。未来だと大流行なんだよ?」
クロム「どんな世界なんだ一体……」
アズール「ナンパのダメ出しなんて、さすが僕の父さんだね!」
クロム「いや、俺はそういうつもりじゃ……」
アズール「……ふー。それにしてもちょっと疲れたね。あそこで休んでいかない?」
クロム「……? 廃工場……か? あのなお前、休むなら表通りの公園にでも」
アズール「まあまあ、いいからいいから」
クロム「お、おいっ!?」
〜廃工場内〜
クロム「……当たり前だがガランとしているな」
アズール「そうだね。ちょっと探検しようか」
クロム「なんでそうなる!? 休憩だろう!?」
アズール「まあまあ、いいからいいから。僕はあっち見てくるから、父さんはあっちの部屋見てきてよ」
クロム「おいっ……まったく……何のつもりなんだ、一体……?」
クロムはぶつくさ言いながらアズールに指定された部屋を覗いてみる。すると、
オリヴィエ「〜〜♪〜〜♪〜♪〜」
クロム(……!? オリヴィエ!? なんでこんなところに……)
ガランとした部屋の中で、オリヴィエが踊っていた。
曇った窓ガラスから注ぐ光が、スポットライトのように彼女の姿を浮かび上がらせている。
目を細めて軽やかにステップを踏むその姿に、クロムは息を飲んだ。
クロム「……きれいだ」
オリヴィエ「ひゃあっ!?」
クロム「あ……」
オリヴィエ「く、クロム様!? どうしてここに……!」
クロム「す、すまん! 断じて覗くつもりでは……!」
オリヴィエ「じゃ、じゃあわたしの踊りを見て……は、恥ずかしいですー!」
クロム「本当にすまん、まさかオリヴィエがこんなところにいるとは……」
オリヴィエ「は、はい。あの、ここは誰も来ないから秘密の特訓場にはぴったりで……」
クロム「そ、そうだったのか……」
オリヴィエ「はい……」
クロム「……な、なあオリヴィエ。もしよかったら、なんだが」
オリヴィエ「な、なんですか?」
クロム「……さっきの踊り、もう少し見せてくれないか? その……凄く、きれいだったんでな」
オリヴィエ「……え、えぇーっ!? は、恥ずかしいですー!」
クロム「だ、ダメか?」
オリヴィエ「……い、いえ。は、恥ずかしいですけど……クロム様のために、がんばります……」
クロム「あ、ああ。頼む……」
アズール(……ようし、上手くいった! 父さんは大人しい子相手なら積極的になるんだよね。情報通りだ……)
デジェル「……父さん、一緒に稽古しない?」
クロム「……もしかして、と思うんだが、その稽古場所にはソワレがいるんじゃないだろうな?」
デジェル「あー……まあ、そうなんだけど……」
クロム「……」
デジェル「いや、迷惑だったら別に」
クロム「大丈夫だ。だから泣いたり落ち込んだりしないようにな」
デジェル(別にそういうつもりじゃないんだけどね、わたしは……)
〜町外れ〜
ソワレ「フッ、フッ……よし、素振り千回終わり。次は……」
デジェル「こんにちは、母さん」
ソワレ「ん、デジェルと……クロムじゃないか。どうしたんだい、二人揃って」
クロム「いや……俺たちもお前と一緒に稽古しようと思ってな」
ソワレ「ああ、それはいいね。お互い精進しようじゃないか」
デジェル「それじゃ、いつものメニューでいきましょうか」
クロム「いつものメニュー?」
デジェル「そう。まずはこの鎧を着てペレジア砂漠を一周するのよ」
クロム「どう考えても無理があるだろ、常識的に考えて……っていうかこの鎧、重っ!?」
ソワレ「え、そうかい? それは一番軽い奴なんだけどね」
デジェル「入門用だったわよね、確か」
クロム「なにっ……?」
ソワレ「まあ、無理だと言うなら止めておいた方がいいよ。ボクらも他人の面倒を見ている余裕はないからね」
クロム「ム……いや、俺も付き合おう。せっかく娘に誘われたのに、断るのもなんだしな」
デジェル「父さん……」
ソワレ「フ……それじゃ、行こうか」
クロム「おう!」
〜数時間後〜
クロム「……ぜはー、ぜはー……」
ソワレ「ふう……いい汗かいたね、クロム」
クロム「ああ……危うく遭難しかけたがな」
ソワレ「そう、その緊張感がいいんだよ。やはり稽古も命がけでなくては効果が薄い」
クロム「やりすぎな気がするけどな、常識的に考えて……ん、デジェルはどこに行った?」
ソワレ「また走りに行ったみたいだね」
クロム「気合入りすぎだ……」
ソワレ「いいことじゃないか。さて、ボクはまだまだ行けるけどクロムはもう限界かい?」
クロム「いや……休憩は十分取った。訓練を再開するとしよう」
ソワレ「おや、大丈夫かい?」
クロム「当然だ。お前に負けるつもりはないぞ」
ソワレ「ボクだってそうさ」
デジェル(……一緒に訓練してるだけ、に見えるけど……これでいいのかしら)
ブレディ「……」
クロム「……無言で睨まれるとちょっと怖いんだが」
ブレディ「睨んでるんじゃねえよ……なあ、父さん」
クロム「なんだ?」
ブレディ「いや、その……やっぱり何でもない」
クロム「……待て、ブレディ」
ブレディ「な、なんだ?」
クロム「……急に紅茶が飲みたくなったな。今から二人でマリアベルのところにでも行くか?」
ブレディ「……!! ううっ、グスッ……」
クロム「な、何故泣く!?」
ブレディ「そ、そこまで俺の気持ちを汲んでくれるなんて……感動した!」
クロム「そ、そうか……まあ、一応親子だから、このぐらいはな」
〜マリアベルの屋敷〜
マリアベル「あらブレディ。クロムさんも一緒ですのね」
クロム「邪魔してるぞ」
マリアベル「それで、何かご用かしら」
ブレディ「おう……なんだ、せっかくだし、三人でお茶会でもどうかと思ってよ」
マリアベル「あら、そうですの。でしたら折角ですしリズも呼んで……」
ブレディ「だ、ダメだ!」
マリアベル「ど、どうしたんですの、急に怒鳴って」
ブレディ「う、うるせぇ! ほらなんだ、さっさとやらねえと気持ちが萎えるし、他の奴を呼んでる暇はねえっていうかよ」
クロム「……マリアベル、俺も早いとこ紅茶が飲みたいところなんだ」
マリアベル「……そう。二人ともせっかちですのね。分かりましたわ。じゃ、準備いたしましょう」
ブレディ「いやいや、そういう面倒なことは俺がやるからよ、あんたらはのんびりお喋りでもしててくれ。じゃ、な」
クロム「……」
マリアベル「……慌ただしいこと」
クロム「何か……すまんな、騒がしくて」
マリアベル「構いませんわ。別に嫌いではありませんもの、こういうのも」
クロム「そうか……なら良かった」
マリアベル「……それで、誘ったのはクロムさんからですの、ブレディからですの?」
クロム「ん……あっちからだ。どうも、最近こういうのが続いていてな……」
マリアベル「ふうん……皆甘えん坊ですのね」
クロム「……」
マリアベル「……随分と戸惑っていらっしゃいますのね」
クロム「それはな……その、なんだ。まだ誰かと付き合っているわけでもないのに未来から子供が、とか言われてもな」
マリアベル「気持ちはよく分かりますわ。私も驚きましたもの」
クロム「……マリアベルは嫌じゃないか、こういうの」
マリアベル「あら、クロムさんはお嫌ですの?」
クロム「嫌なら来ていないさ。それに、あいつらの願いはできる限り叶えてやりたいと思っている」
マリアベル「ふふ……そうですわね。皆、一癖二癖あるけれど、いい子たちですもの」
クロム「一癖二癖って……マリアベルが言うか、それ」
マリアベル「ま、失礼ですわね」
クロム「ははは、すまんすまん」
ブレディ(くぅぅ……いい雰囲気なのはいいが、早いとこ出て行かないと紅茶が冷めちまうぜ……!)
マーク♂「父さーん、水練に行きましょー!」
クロム「また唐突だなお前も」
マーク♂「いいじゃないですかー。それとも僕とじゃ嫌ですかー?」
クロム「……」
マーク♂「そうですよねー、いきなり自分の子供とか言い出す正体不明の男と一緒なんて嫌ですよねー。僕いじけちゃうなー」
クロム「棒読みすぎるぞ! やる気なさすぎだろお前は!」
マーク♂「いやいや、これでもやる気に満ちていますよ! 見て下さいこの曇りなきナマコ!」
クロム「それを言うなら眼(まなこ)だろうが……もういい。さっさと行ってさっさと終わらせるぞ」
マーク♂「さっすが父さん、話が分かる!」
クロム「はぁ……全く」
〜川辺〜
クロム「……」
マーク♂「どうしたんですか父さん、キョロキョロして」
クロム「ん……いや、なんだ。てっきりルフレがいるもんだと思ってたからな」
マーク♂「ははぁ……なるほど、父さんは母さんの水着姿が見たかったわけですね!」
クロム「な、い、いや、俺は別にそういうことは」
マーク♂「じゃあ見たくないんですか。分かりました、今度母さんに会ったら伝えておきます」
クロム「何をだ?」
マーク♂「『女とも思えんルフレの水着姿なんか見たら目が腐るから絶対に見せるな』って父さんが言ってました、と」
クロム「脚色しすぎだ常識的に考えて!」
マーク♂「えー、でも見たくないんでしょー?」
クロム「む……い、いや、正直に言うとそのなんだ……見たい」
マーク♂「おー、そうですか! じゃあ実は水練って言われた時点でちょっと期待してたり?」
クロム「言わすな、馬鹿」
マーク♂「そうですかー。あ、でもご期待には添えないかもですね」
クロム「なに?」
マーク♂「水着よりもっと凄いものが見れますんでー。えいっ」
クロム「うおっ!?」
と、マークに突き飛ばされたクロムが数歩ほどよろけた先では、
ルフレ「く、クロムさん……!?」
クロム「る、ルフレ……お、お前、なんではだかっ……!」
ルフレ「イヤ――――――ッ!」
クロム「どぉーっ!? ちょ、待て落ち着け、トロンは止めろ!」
ルフレ「クロムさんのエッチーッ!」
クロム「……」
マーク♂「いやー、良かった良かった、いいもの見れましたね!」
クロム「……」
マーク♂「母さんが水浴びする時間確かめておいて良かったなあ」
クロム「……」
マーク♂「やったね父さん、このラッキースケベ!」
クロム「うるさい!」
ルキナ「……ええと、お父様」
クロム「……誰に会えばいいんだ?」
ルキナ「何というか……申し訳ありません」
クロム「いや、いいんだ。俺は父親だからな。お前たちの望みにはできる限り答えてやるつもりだ」
ルキナ「お父様……! やっぱりお父様は世界一素敵です!」
クロム「言い過ぎだ、常識的に考えて……それで、誰に会えばいい?」
ルキナ「はい、こちらの方です!」
村娘「え、ええと……」
クロム「……? 誰だ、あんたは?」
村娘「あ、この辺にある村に住んでいる者です」
クロム「そうか。俺はクロムという。よろしくな」
村娘「はい。よろしくお願いします……」
クロム「……」
村娘「……えっと。もう帰ってもいいんでしょうか?」
クロム「あ、ああ。たぶんいいんじゃないか?」
村娘「そうですか。それでは……」
クロム「……」
ルキナ「お時間取らせてしまってごめんなさい、お父様」
クロム「いや、別にいいが……何の意味があったんだ、今のは……?」
ミカヤ「なんだか大変みたいね、クロム」
クロム「ああ……ミカヤ姉さんか。いやまあ、大変と言えば大変だが、正直結構楽しくもあるな」
ミカヤ「ルフレちゃんの裸も見られたしね?」
クロム「ばっ、いや、そういう意味では……!」
ミカヤ「ふふ、冗談よ」
クロム「心臓に悪すぎだ、常識的に考えて……」
ミカヤ「……ねえクロム。こんな言い方したら怒るかもしれないけど」
クロム「え?」
ミカヤ「変に責任を感じてたりしない?」
クロム「……何のことだ」
ミカヤ「ああして未来から自分の子供たちが来た、なんて言われたら、クロムのことだから
『この中の誰かを選ばなければ』なんて思い詰めてたりしないかな、と思って」
クロム「それは……」
ミカヤ「どう?」
クロム「……かなわないな、姉さんには。そう、多少はそういう風に考えてしまったりもする……」
ミカヤ「やっぱりね」
クロム「いや、だが責任感だけじゃないんだ。あいつらと話したり遊んだりするのは楽しいし……」
ミカヤ「分かってるわ。でもねクロム、変に思い詰める必要はないのよ?
あの子たちの存在だって、あくまでも無数にある可能性の中の一つ。
誰かを選ぶにしても選ばないにしても、自分の気持ちに正直にならなくてはいけないわ」
クロム「……大丈夫だ。責任なんて言葉に逃げたりはしない。
俺は自分の気持ちとちゃんと向き合って、心を決めた相手との絆を作ってみせる」
ミカヤ「ふふ……じゃあ、その日が来るのを楽しみにさせてもらおうかな。
ちなみに今は誰が本命なの?」
クロム「え……い、いや、誰が、と言われてもその、なんだ……」
ミカヤ「……責任に逃げないのはいいけれど、優柔不断で先延ばししてばかりも良くないわよ?」
クロム「……肝に銘じておく」
ミカヤ「ふう……それにしてもあの子たち、やっぱり自分のお母さんとクロムを結婚させたいのかしら?」
クロム「どうだろうな……たぶん、そうだとは思うが……」
ミカヤ「……? どうしたの、何か気になることがあるみたいだけど」
クロム「いや……あいつら、今は一緒に生活してるはずだよな?」
ミカヤ「そうね。クロム兄弟とか言ってるみたいだけど」
クロム「……ある意味究極に利害が対立してる気がするんだが、ちゃんと仲良くやれてるんだろうか……?」
〜クロム兄弟家〜
シンシア「いやー、上手くいったね!」
アズール「だね。みんななかなかやるじゃない」
マーク♂「当然ですよー」
デジェル「……」
ブレディ「はあ……」
ルキナ「ええと……」
シンシア「んー? どうしたの、三人とも暗いよー?」
ブレディ「暗くもなるぜ……なんかこう、変な罪悪感があるっつーかよ」
デジェル「今更だけど、ここまでする必要、ある?」
ルキナ「わたしもどうも……こういうのは自然ではない気がするのですが」
マーク♂「なに言ってるんですかー。父さんが母さんたちと結婚してくれないと、
僕たち生まれなくなるかもしれないんですよ?」
シンシア「そうそう。父さんにはしっかりやってもらわなくっちゃ」
アズール「だからこそ僕らは始めたわけだろう? この『クロムお父様肉食化計画』を!」
マーク♂「説明しよう! 『クロムお父様肉食化計画』とは、
その名の通りクロム父さんを肉食系男子へとクラスチェンジさせる計画である!
今現在、草食系とまで行かなくても今一つ押しに欠けるクロム父さん。
そんな父さんにラブコメ的イベントとラッキースケベの波状攻撃を仕掛けることによって、
内に眠る助平心とハーレム願望を呼び覚まし、『全員俺の嫁だ!』と叫ぶ漢へと進化させるのだ!」
ブレディ「誰に説明してんだよ……」
デジェル「っていうかそれ漢っていうか最低野郎じゃない?」
ルキナ「で、でもそんなワイルドなお父様も素敵かもしれません」
シンシア「でしょ! そしたら母さんたちはみんな幸せになるし、わたしたちもちゃんと生まれるし!
いいこと尽くしで悪いことなんて一つもないよね!」
アズール「僕としても父さんがハーレムキングだと鼻が高いね」
ブレディ「ハーレムキングねえ……要は父さんをアイク叔父さんかロイ叔父さんみたいにするってことか?」
マーク♂「違いますよー。アイク叔父さんは僕らの時代でも朴念仁だったし、
ロイ叔父さんの方は嫁候補の皆さんの足の引っ張り合いのせいで
未だにチェリーボーイだったじゃないですかー」
アズール「あ、やっぱり君の世界でもそうだったんだ」
シンシア「やっぱりねえ……ロイ叔父さんの『僕は他のみんなと違ってモテないから』っていう
台詞聞くたび、凄く微妙な気持ちになったの思い出すわ」
マーク♂「その点僕らはみんなで協力して、クロム父さんを自分の意志で多数の女性を娶る
超肉食系ハーレムキングにしようと考えているわけですからね。
根本的に受け身なアイク叔父さんやロイ叔父さんとはそこが違いますよ!」
シンシア「これだけ綿密な計画だもん、失敗するはずがないよね!」
ブレディ「失敗した方が健全だぜ、どう考えても……」
ルキナ「いえ……ですが、一理はあるかもしれません」
デジェル「え……ちょ、ルキナ……?」
ルキナ「もしかしたら、本来同時に存在するはずがないわたしたちがこうしてここに
存在していること自体が神竜ナーガのお導き……すなわち、『クロムお父様肉食化計画』が
神々の祝福を受けているという証拠なのではないでしょうか」
ブレディ「ねえよ。どう考えてもねえよ」
ルキナ「それに何より……」
アズール「何より?」
シンシア「どうしたの、ルキナ」
ルキナ「……わたしにとっては、ここにいる一人一人が大事な弟、妹なのです……
たとえこれが運命の悪戯であったとしても、いいえ、運命の悪戯であるからこそ、
わたしは誰かが生まれなくなるかもしれないという選択肢を選びたくない……」
デジェル「ルキナ……」
ブレディ「……グスッ。へ、変なこと言うなよ……」
シンシア「わ、わたしたちも同じ気持ちだよ!」
アズール「そうさ。僕らクロム兄弟はいつだって一緒だ!」
マーク♂「皆で協力して、輝かしい未来を勝ち取りましょう!」
ルキナ「よし……ではクロム兄弟、お父様を肉食系ハーレムキングにするために、がんばりましょう!」
全員「おーっ!」
シンシア「最終目標は父さんを『全員俺の嫁だ!』と叫ぶ漢にすること」
アズール「そのためのイベントと訓練は欠かせないね」
マーク♂「どうせだから紋章町市議会で一夫多妻制法案が成立するように働きかけましょー」
ルキナ「それはいい考えです。一夫多妻制が成立すれば、ロイ叔父様の件も上手くまとまるでしょうし」
デジェル「なんだか大変なことになってきたわね……」
ブレディ「だがこれも母さんたちのためだ。いっちょやってやるぜ!」
クロム「……なんだ、変な悪寒が……」
<続く?>
420 :
誤解:2012/05/19(土) 21:50:45.99 ID:1ZqCLCzC
ルフレ♀「・・・・・・」
サラ「・・・・・・・」
ルフレ♀「・・・・・・!」
サラ「・・・・・・・」
ルフレ♀「! ・・・・・・・?」
サラ「・・・・・・・」
ルフレ♀「・・・・・・・・」
サラ「・・・・・・・」
キャラ付けが喪とハーレムで見事にわかれたのう
ハーレムの方はなんかエフラムに似てる
喪の方はどっかリーフとかのコメディっぽい
なんかこの辺で書いてみるかな
422 :
和解:2012/05/19(土) 21:59:45.30 ID:1ZqCLCzC
ルフレ♀「!!!」
サラ「…………」
ルフレ♀「…!? ……!!」
サラ「……」
ルフレ♀「! ……?」
サラ「……」
ルフレ♀「………!」
サラ「……いいわ。じゃあ仲直りのしるしにエフラムを連れてきてね。お風呂に入ってるから」
エフラム「え!?」
サラ無言キャラだと勘違いしてたw
よくわかんなくなったし、すまぬ
間に入ってしまった…すまぬ…
>>411-419 私ただの通りすがりだけど誰かのこと忘れてない?
例えば、赤髪のペガサスナイトの人とか……
>>411-419 投下GJ。その発想は無かったわw
覚醒発売前からクロムは苦労人なイメージがあるから色々しっくりきた。
てか怒涛の勢いでネタ投下されるから感想が追いつかんぜw
全く構わぬ。
ダール・ギャンレル・グローメルさんたちに頑張ってもらおうと思ったけど
思いつかず諦めた。
>>424 シンシア「というわけだからセレナも手伝って、『クロムお父様肉食化計画』!」
セレナ「バッカじゃないの!? なんでわたしがそんなことしなくちゃいけないのよ!」
デジェル「まあこれが普通の反応よね」
マーク♂「いやいや、違いますよ」
セレナ「は?」
マーク♂「セレナさんはほら、ツンデレですからね! さっきのは本当は『仕方ないから付き合ってあげるんだからね!』って意味ですよ!」
ルキナ「そうだったのですか!」
アズール「さっすがセレナ、話が分かる!」
セレナ「違うわっ!」
ブレディ「……おいお前ら、セレナのことはもう放してやれよ」
アズール「ブレディ? 一体どういうことだい?」
ブレディ「協力者が現れたんだよ……信じられないことにな」
セレナ「はぁ? こんなイカれた計画に協力するなんて、一体どこの馬鹿」
ティアモ「わたしよっ!」
セレナ「母さ―――ん!? ちょっ、何やってんの!?」
ティアモ「だって仕方ないじゃない! クロム様が肉食系男子になればわたしにも少しは勝ち目が……!
というかクロム様に野獣の如く求められると考えただけで、わたしはもうっ……!」
セレナ「うわーん、こんなのイヤーッ!」
マーク♂「ツンデレセレナと天才ティアモ……素晴らしいエーギル、じゃない、戦力ですね!」
ブレディ「残念な仲間にしか思えんぜ……」
>>424 リーフ「あれティアモさんなにsウワーコノヒドデナシー!!!」
ディアドラ「一夫多妻制よりも一妻多夫制を是非」
シグルドアルヴィス「デ、ディアドラ!?」
ビラク「じゃあ一夫多夫制もありだな」
ヘザー「そうそう一妻多妻制も」
ヘクトル「ねえよ!」
>>409 ルフレ「ものすごい妖気を感じる……サーリャが後ろにいるな」
エフラム「ものすごい幼気を感じる……サラが後ろにいるな」
台詞はほとんど同じなのに意味が全然ちがう!ふしぎ!
この小説を読む前に
>>114の注意書きをご参照ください
>>115-118の続きです。
なお、ロイ編の予定だったけど本筋に影響を与えない程度の外伝をねじこみます
書きたくなったんだもの
巫女は空を見上げていた。
燦然と輝く星の大海が天蓋のごとく空を覆いつくしている。
幾多の宿星が輝いては消え輝いては消えていく…
それは巫女にこの混沌たる戦国の世において幾多の群雄豪傑たちが天下を目指しながら志半ばに消えていく様を思い起こさせるに充分なものであった。
…巫女…ミカヤが瞬いて消えゆく星に弟エリウッドの死を知ったのはつい二週間前のことである。
「ミカヤ…また星を見ているの?」
巫女の肩に乗る小鳥…かつて呪いを振りまいた神であり今や旅の道連れとなったユンヌがミカヤの耳元で囁きかけた。
顔を見ることすらかなわなかった弟の事を悔やむミカヤを気遣っているのだ。
「……エリウッドの事は悲しいけれど……今は立ち止まる時じゃないわ…それに…気にかかる事があるの」
訝しがるユンヌにミカヤは一枚の巻物を広げてみせる。
両親がミカヤに送った…ミカヤの旅の始まりとなった一枚の手紙だ。
そこにはミカヤの弟妹たちの名と養子に出した先が書き連ねられていた。
「…この手紙がどうかしたの?」
ユンヌも一度この手紙は見せてもらった事がある。
それを改めて見せた事にはどんな意味があるのであろうか?
「ここ…アイクとエリウッドの名前の間……やけに行間が大きいと思わない?それに…墨が滲んだ跡があるの」
言われてみると何かを書き付けて…それが水か何かでふやけて汚れ、読めなくなったようにも見える。
この手紙が飛脚によってミカヤの元に届くまで何十日もかかっているだろうしその間に雨に降られたり何か汚してしまうような事もあったのかも知れない。
「もしかしてこの間にもう一人名前があったり?…なーんてね。そんな伝奇物語みたいな事がそうそうあるわけないじゃない」
ミカヤの気晴らしにでもと茶化してみるユンヌだがミカヤの瞳は真剣だ。
「…わからないわ。それに…わずかだけど感じるのよ。私の宿星に連なる星を…見分ける事もできないけれど…
ずっと遠くで…あるいは遥か彼方の別の空にその星が輝いているのかもしれない……私の星と交わることは無い…それだけははっきりと感じてしまったけれどね」
ミカヤは悲しげに呟く。
何者かも知れぬ…あるいは自分の弟妹の一人かも知れぬその者とは生涯会う事はあるまい。
巫女としての霊力はわずかな予知ではあるがそれを感じさせたのだ。
「ふーん…ならさ。返ってよかったんじゃない?別の空の遥か遥か異郷なら…戦国の世の中とも無縁でしょ。
案外元気に生きていくんじゃないかな?」
勤めて暢気に明るい声を出すユンヌの気持ちにミカヤは微笑を返す。
そうだ。それを気にしすぎてもどうにもならない。今はデインを目指す歩を早めよう。
彼アイクという名の弟をデインの将ガウェインに預けたと両親の手紙には記してあるのだ―――――――
遥かな異郷…大海を隔てた大陸に至り草原を超え山脈を越え荒野を越え絹の道と呼ばれる数千里にもわたる長大な道を踏破していたる大陸の西側…
そこは神の子ブラギが架けられたとされる十字架を抱くエッダ教圏諸国が支配する地である。
諸国の王は時に争い時に和議を結び、動乱と平和を繰り返して発展してきた。
それが翳ったのは数年前の事である。聖地を巡る対立を発端にエッダ教会の教皇クロードは諸国の王に中東ジャハナへの遠征を呼びかけた。
異教徒への憎悪か、ブラギ教徒としての宗教的情熱か、領土拡張や戦利品目当て…あるいは個人の武勇を誇るため。
さまざまな理由で諸国を離れた軍勢はブラギ十字軍と呼ばれ海峡を越えてジャハナを目指した。
まさにその間隙を縫うように東洋を支配し大陸中部まで征服したサカの騎馬軍が東欧に侵入。
取り急ぎ集められた諸国の軍勢は主力を欠く寄せ集めにすぎずイリアの会戦でラスの率いる軍団に大敗し東欧の王国はことごとく征服されてしまった。
この事態に焦った教皇クロードは十字軍遠征を中止し諸国の騎士団を急ぎ呼び戻したのだ。
中東に続くペレジア海峡は連日多数の騎士を乗せた船で埋め尽くされた。
その船の中に一人……東洋人の騎士の姿があった……
その男は船の看板に立ち大きくなっていく西洋の大地を見つめていた。
年の頃は二十歳ほどだろうか。すらりとした長身に頑強なフルプレートアーマーをまとい腰にはロングソードを下げている。
彼もまたジャハナから西洋に取って返す十字軍の一員であった。その証に背中にしょった盾には十字の紋章が掘り込まれている。
エッダ教圏諸国の一つ。イーリス王国の騎士クロム……それが彼の名であった。
「クロム卿。ここにおられたか」
二人の騎士が看板に姿を見せる。同じ騎士団の同輩ソワレとソールである。
「ああ…貴卿らも風に当たりにきたか?」
緑なす髪のソールが答える。
「砂漠の風は熱かったからね。故郷の風が懐かしいのさ」
「…そう暢気でもいられないよ。すぐにまた戦さ。東洋人が大挙して攻めて来たっていうじゃないか。
我らの地を守るためにもエメリナ様の御為にも全力で撃退しなければね」
騎士らしい勇ましさを見せるソワレの肘を軽く突いたのはソールだ。
ソワレもそれにソールが何が言いたかったのかを察した。彼ら西洋人と違い東洋人であるクロムが東洋人と戦う事になる…そのあたりを気遣ってやれといいたいのだ。
だがクロムは頭を振った。
「…気にするな。俺はエメリナ様に忠誠を誓った騎士だ。敵が何人であろうと全力で戦うだけのことだ。
気を遣ってくれるのは嬉しいが、他人に気を遣っていては誉の勲章は手に入らないぞ卿ら?」
クロムが十字軍遠征で武功著しくいくつかの勲章を受けた事は事実だ。
だが今は冗談に紛らわせて彼らの気遣いに謝意を示しているのだ。
…それをかき消したのは嘲りの声である。
「なんじゃなんじゃ…猿の鳴き声が聞こえよるわ。いつからイーリスは東洋の黄色い猿に勲章をくれてやるようになったやら?」
鎧の音を響かせて蔑みの視線を向けてきた男はマンスター王国騎士団のレイドリック男爵である。
怒気を瞳に閃かせたソワレを片手をあげて制するとクロムは恭しく一礼した。
「これはレイドリック卿。ご機嫌麗しく……」
「んん?すまんが何を言っておるかわからんぞ?猿の鳴き声など聞き分けがつかんでな?」
嘲り笑うレイドリックと取り巻きの騎士達を見据えてクロムの唇が皮肉な形に釣りあがった。
「なるほど。先のジャハナでの戦で猿の後塵を拝した間抜けな騎士たちの面。しかと拝ませてもらった。
次のサカとの戦いではよもや猿に遅れを取りはしますまいな?」
一瞬の後…怒りの蒸気を吹き上げるように顔を真っ赤にして怒声をあげるレイドリック男爵を適当にあしらって彼は早々に船室へと引き上げていった。
ここで少しクロムという男について語っておこう。
彼はイーリスの生まれではない。何千マイルもの大陸の彼方の島国の生まれである。
旅から旅に暮らす両親のもとに生まれついたのだが山賊に奪われ人買いに買われていった。
人買いはクロムを大陸と行き来する商人に売り、商人は大陸に渡ると彼をあるアカネイア人の太守ファウダーに奴隷として売った。
その太守ファウダーは北方から攻め来たるサカ軍から家財道具と家族や奴隷を連れて絹の道を遁走しやがて長い旅路の果てに西洋へと辿り着いたのである。
その頃には島国を出てから十年ほどの歳月が流れていた…
十三になったクロムの人生が変わったのはアカネイア人の家族がイーリスに移ってからの事である。
かの国の王エメリナは慈悲深き君主であった。ファウダーがエメリナに臣従を求めた時に彼女は太守の馬番をしていたクロムに目を留めた。
「あの子はそなたの従卒ですか?」
「いえ、あれはただの奴隷です陛下」
「…我が国では奴隷を持つ事は禁じております。これを破りし者は死罪を申し付けておりますが、我が国の法を知らぬそなたを裁くのもむごいこと。
かの者の身柄を解き追放といたします」
話の展開についていけず困惑するクロムにエメリナは労わるようにその髪を撫でた。
言葉などなくともその瞳は慈しみに満ち溢れた…いわば慈母のものであった…
その瞳に母をみたクロムはその時からエメリナに生涯の忠誠を誓ったのだ。
はじめはただの小間使いとして城に置いてもらったに過ぎないが騎士団長のフレデリクに頼み込んで従卒の一人として騎士団に籍をおいた。
それからは異人だ奴隷だとの蔑みの目も負けずに修行を積み頭角を現してきたのである。
イーリスの騎士団が祖国に引き返してから三ヶ月…
東欧の支配を完成させさらに西洋を支配して国境線を大西洋にまで到達させようと図るサカ軍クトラ族の大軍が来襲したのは秋の事であった。
この遠征はダヤンの子カレルとカアラに指揮されていた。長兄ラスはジャハナ遠征に向かっており帝国の後継を争う彼らはラスに負けぬ武勲が欲しかったのだ。
欧州中部ヴァルムの平原に集結したクトラ軍はおよそ十三万。
迎え撃つエッダ教圏諸国は教会直属の軍勢と各国の騎士団をかき集めて十万の軍を動員した。
「ヴァルム騎士団参陣!」
「聖バルキリー修道会騎士団着陣しました!」
「ブラギ福音聖人騎士団陣立てを終えております」
「ザクソン公爵ダッカー卿より伝令!ザクソン城より二千の援兵を…」
「シュヴァイン伯セルバンデス卿より伝令!戦線は強化の必要あり!援兵を求む!」
本陣には矢継ぎ早に伝令が飛びこんでくる。
だが教皇クロードの名代として総指揮を預かるエッダ教会コープル枢機卿は未だ若年でありそもそも武人ですらない。
彼は伝令に対し的確な指示を返すこともできず指揮系統を放射線状に分散させてしまい、エッダ教圏連合軍は極めて横の連携が悪い状態でクトラ軍との戦いに望まねばならなかった。
いわば各部隊がそれぞれの指揮官の現場判断で好き勝手に戦うような状態であったのだ。
「イーリス王国騎士団フレデリク卿より伝令!クトラ軍が我が騎士団正面に動きつつあり!これより突撃を開始する。神の加護を…」
その伝令にコープルは青ざめた顔を向けた。
ついに戦端が開かれたのだ。
彼は十字を切ると聖書を片手に祈りを捧げた。
「主よ…天の父よ…我らは剣を打ち直して鋤とし槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず
もはや戦うことを学ばない……アーメン……貴方の言葉に従うには我らは愚かなのでしょうか…」
聖書の一説をろうじてコープルは天を仰ぎ嘆いた……
馬の嘶きが響き渡りイーリス騎士団の精鋭部隊がクトラ軍の隊列に突入を図る。
「足を止めてはなりません!止めてはたちまち蜂の巣にされます!」
先陣を切る騎士団長フレデリクは号令を発すると鋼の盾を上方に構え降り注ぐ矢の雨をやりすごしながらクトラ軍への切り込みを図る。
だがイーリス騎士団が前進した分だけクトラ族は後退しひたすら矢を射掛けてくる。
重いフルプレートアーマーを纏った西洋騎士を乗せた馬と軽装備の遊牧民戦士を乗せた馬とではどうしても速度に差が出る。
装甲を持ってある程度は矢を防ぐ事ができるものの、鎧の間接を射抜く事に長けたサカ兵たちのことだ。油断はできない。
その中を一騎の騎士が駆ける。
「ええい、当たらば当たれ!でなければ幸運よ我にあれ!」
なかなか敵に追いつけぬ現状に苛立ったクロムはフルプレートアーマーの留め金を叩き壊して鎧を脱ぎ捨てたのだ。
今、矢に当たれば絶命は免れまい。
だがこれでもって騎士団の中から速度をあげて飛び出したクロムは矢のような速度でクトラ軍にむかった。
「命知らずめ!死ねい!」
数人の射手が上半身裸同然となったクロムを狙う。
だが飛び来たる矢をロングソードで叩き落し盾で弾いた彼はクトラの隊列に飛びこむと縦横に剣を振るい数人の戦士を切り倒した。
それに気を取られて速度を落としたクトラ軍にイーリス騎士団が突っ込んでいく。
接近戦まで持ち込めば重装備の騎士にこそ分がある。騎士たちは軽装備のサカ軍を蹂躙し踏み潰し蹴散らしていった。
…だがこの優勢はあくまでも一部隊の事に過ぎない。
戦況は全体としては一進一退を繰り返しどちらが有利とも不利ともつかない混沌とした情勢であった。
満足に采配を振るうことのできないコープルと、功を競って譲らずお互いを出し抜こうとして連携を欠くカレルとカアラ。
両軍とも指揮系統には相当の問題を抱えていたのだ。
だが一介の兵に大局を見ることはできない。ただひたすら目の前の敵と戦うのみ。
縦横に剣を振るい血煙を吹き上げていたクロムも素裸同然の状態で手傷を負い次第に動きを鈍らせていく。
「くそったれが……貴様らはここで食い止める!これ以上西洋に入らせはせんぞ!」
そう…ここで敗れれば次はイーリスが戦場になる。
クロムは母同然に慕うエメリナを守らんがためにもここで死力を振り絞るしかなかった。
その姿が目についたのであろう。一人の剣客が姿を見せた。
長い黒髪をまとわせた男だ。ギラついた殺気を放っている。
「できるな小僧…いいぞ……その剣…斬らずにはいられない………」
そう…サカ軍の大将の片割れ…それはダヤンの子カレルであった。
彼はサカ軍でも剣の達人としても名を知られた男である。
彼の振るう剣先は鋭く戦いに疲れたクロムはたちまち追い詰められていく。
切っ先が鼻先を掠める。突きが脇を掠り手傷を作る。
それに対してクロムのロングソードは掠りもしない。素早さが違う…
このままでは勝算はあるまい……
「強者の血で我が剣はますます鋭さを増そう!さぁその首叩き落してやるぞ!」
カレルが構えを変えた。
明らかに止めをとりにきている。
「死中に活あり…これは俺の祖国の言葉だったか…」
クロムは腹をくくった……この強敵相手に勝つには……エメリナのためには……
繰り出される鋭い青竜刀。迅雷の如き一刀。
だが…どんな達人でも攻撃に移るそのときなら…その一刀さえ受けられれば…
「肉を切らせて…なんとやらだ!」」
クロムはなんと首を狙ったその一撃を左腕で受け止めたのだ。
凄まじい切断力はクロムの左腕の肘から先を永遠に奪い去ったがそれゆえに狙いはそれ首を外した。
一瞬の驚愕に包まれたカレル…だがその一瞬で充分なのだ。
クロムの剣はカレルの首を跳ね飛ばした。
「敵将討ち取ったり!」
時の声をあげるクロムを心配して駆け寄ったのはソールである。
「クロム卿!その傷では…」
「心配するな…こんなものはかすり傷だ……」
強がってはみたが出血に意識が霞む。力を失って馬から落ちる彼は意識の片隅で戦友の声を聞いていた……
将の片割れを失ったサカ軍はカアラの判断で兵を引いていった……
西洋は膨大な犠牲を出しつつも守られたのだ。この後サカは後継争いや動乱で急速に衰退し、勢力を拡大する事は二度と無かった。
敵将を討った騎士の名は戦史書に刻み付けられ…そしてそれが彼の名を知る最後となった。
左腕を失ったクロムはその時の傷がもとで三年後に死去したとも、
騎士を退いて隠棲したとも伝えられるが正確なところ現代には伝わっていない。
「…これが騎士クロムの物語の結末じゃよ。もう五十年前の事じゃ」
老人は呟いた。
傍らには幼子の姿がある。
「おじい様……」
「柄にもなく昔語りをしてしまったな…老人の悪いくせだ…ルキナ…表に出て遊んできなさい…」
老人は孫を送り出すと窓際の揺り椅子に腰を下ろした。
左の袖が垂れている。老人には左腕がなかった……
「ああ…よい日和だ……随分と過去の事になってしまったな…エメリナ様も…フレデリク様も…ソワレ卿もソール卿も逝ってしまった。
疲れもしたし寂しくもなったな…」
ふと老人は眠気を覚えた……
そうだな…もう休んでもいいだろう…八十七年…もう老人は生きた……
老妻スミアが居間に顔を出したときには老人は眠るように息を引き取っていた。
次回 こんどこそ
侍エムブレム戦国伝 風雲編
〜 ロイの章 咆哮 〜
>>432ー437
GJ!としか言い様がない
クロムの章読めるとは思ってなかったから嬉しい限り
ロイの章も期待してまっせ
本当にGJ!そして乙!
>>432-437 クロムキターーー!!!!
兄弟の誰の存在も知らないまま逝ってしまったのは寂しいけど、ちゃんと奥さんもらって孫までいるってことはなかなかに充実した人生だったかも?
とにかくGJ!
>>439 ゲイル「またお前か」
エフラム「いや、俺が何をしたと言うんだ!?」
サラ「…ちょっと将来の家族計画について色々と」
エフラム「いや、お前いきなり何を…」
ゲイル「…よし、後は署で話を聞こう」
ツァイス「…そういえば、そちらの女性はこちらの男性をストーキングしているとの噂が…」
サーリャ「…誤解よ。彼と私は恋人同士だから」
ルフレ「え、い、いつの間に!?」
ツァイス「それは失礼しました。では、我々はこれで…」
サーリャ「…彼、捕まっちゃったけど…いいの?」
サラ「大丈夫、どうせ注意で済むし、ちゃんと後で助けるから。むしろこれで既成事実の拡散を…」
サーリャ「そう…なかなかやるわね…私も負けてられないわ」
ルフレ「………ものすごい妖気だ」
クロムのハーレムネタもいいが、マイユニの特権を活かしてマイユニハーレムネタもイイジャナイと思って書いてみた
ルフレ「ク、クロム!アイクさんはいるかい!?」
クロム「ぬぉ!?どうしたルフレ。そんな血相変えて。というか大丈夫か?ずいぶん疲れているようだが…」
ルフレ「僕の事はいいから!アイクさんか、もしくは
>>241のアイクさんの書はあるかい!?」
クロム「あー、すまないがアイク兄さんは修行でフレイムバレルに行っているし、あの書はイレースがアイク兄さんの匂いがすると言って食べてしまった」
ルフレ「そ、そんな…。なんてことだ…」
クロム「何だ?兄さんに用事なら今度伝えておくが…」
ルフレ「今、必要なんだ!アイクさんのフ ラ グ ク ラ ッ シュが!!…ハッ!?」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
覚醒女性陣「ルウウウウウウウフウウウウウウウウウウレエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!!!」
セルジュサーンサイリサーンコノアトオチャデモ…アッーコノヒトデナシー!
ルフレ「まずい!もう来たのか!」
クロム「ぬぉ!?な、何だあいつら!?こっちに来るぞ!というかお前を狙ってるのか!?」
ルフレ「とにかく僕は逃げるから!クロムはマーク♀を見つけたら捕まえて連絡頼む!じゃっ!!」つブーツ スキル:移動+1、すり抜け、軽業、ラッキーセブン、回避+10
クロム「お、おお。わかった!気をつけてな!」
覚醒女性陣「アッチニニゲタゾー、オエーニガスナー」
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
クロム「…なんなんだ一体。一人二人ならともかく、ルフレがあれだけの人数相手に追いかけられるような何かをするとは思えんのだが…。それとマーク♀を捕まえろ?どういうことだ…?」
マルス「これじゃないですかね、クロム兄さん」
クロム「ん、マルスか。なんだこの張り紙」
マルス「最近、いろんな住居に張られまくってるらしいです。ちなみにマーク♀さんが犯人のようですけど」
クロム「どれどれ…『これから父さんと母さんの馴れ初めイベントを始めます。逃げる父さんを一番に捕まえた女性が、未来の私の母さんになります。精精頑張って下さいね、母さん♪』…だと!?」
マルス「…この張り紙であれだけの人数が動くって事は、ルフレさん、きっと異性の支援レベルを全員Aで寸止めしちゃってるじゃないですかね」
クロム「ルフレ…イキロ…」
クロムのハーレムネタ、いいね!
面白いネタの連続で腹筋が辛い。
お目汚しですが投下。
ある休日の昼下がり。
紋章町の広い公園は家族連れやカップルで賑わっていた。
そんな平穏な空気を一瞬にしてむさ苦しい男二人が全速力で走り抜け乱す。
ビラク「ヘっきゅーん!待ってー!」
ヘクトル「誰が待つかこの野郎!大体俺はノーマルだ!!」
ビラク「ここで会ったも何かの縁、一緒にデートでもしようZE!」
ヘクトル「うるせぇ!俺はただいつも通りランニングしてただけだ!てめぇはそれを知っていて待ち伏せしてたんじゃねぇかよ!」
ヘクトルは子供たちと遊んでいるシスターの集団を見つける。
レナにエーディンにナターシャ…あとセーラ。いずれも紋章町で評判の美女達だ。
神に仕える彼女らにちょっかいを出すのは躊躇したが、この状況を打破するためだ。
背に腹は代えられない。
セーラ「あらヘクトル。相変わらずホモにはモテるのね〜。」
ヘクトル「バカ言ってんじゃねぇ!
…っとセーラ!悪ぃ!一人借りるぜ!
ちょっとお前こっち来い!」
???「え、何を…」
そう言うや否やヘクトルは彼女らの一人を横抱きにしてビラクの前に立ちはだかる。
ヘクトル「お・れ・は!お前みたいなのよりこういう美人が好きなんだよ!」
ビラク「な、ななな、…何だってーーー!?ヘっきゅん!俺というものがありながら!」
膝から崩れて天を仰ぐビラク。
いつもは何を言っても好意的な解釈しかしない彼だが、今回はあっさりと受け入れている。
ヘクトル「ははは!分かったか!お前の入る余地はないんだよ!」
ビラク「分かったよヘっきゅん…いや、ヘクトル殿。君の好みはその美しい男なんだね。」
ヘクトル「そーだよ!俺の好みはこういう美人の…男ぉ!!!!!!????????」
???「はい。私は男です。」
瞳が大きく綺麗な髪ではあるが、そういえば胸が無い!肩幅も微妙に広い!骨も太い!
ショックのあまり持ち上げていた人物を地面に落としてしまった。
彼はしたたか尻餅をついた。
そこへシスター達が駆け寄ってきた。
サフィ「リベラさん!大丈夫ですか!?」
リベラ「はい。普段戦場に立っているおかげで多少防御が高いですから。」
エレン「良かった…。お怪我でもされたら奥さんに申し訳が立ちませんもの。」
ローラ「何かあったらいけないと思い、勇者の斧を買ってきました!」
セーラ「聞いた?バカヘクトル。このリベラさんはね、この容姿で性別男!更に妻帯者!
それに僧侶でありながら斧でも戦えるバトルモンクっていうすごーい人なのよ!
ああ羨ましい妬ましい!キーーーッ!!!!!」
リベラ「セーラさん、あまり怒らないでください。笑った顔の方が素敵ですよ。」
セーラ「そ、そんなこと言ったって一円もあげないんだから/////」
ヘクトル「その上フラグメイカーだと…?色んな意味で勝てる要素がねぇよorz」
ビラク「ははは…。負け犬は素直に消えるのみさ…。
だがしかし!ヘっきゅんが女に目を奪われず新世界への扉への一歩を踏み出した今日という日を忘れないよ!
いつか俺に振り向いてくれるその時まで!」
涙を流しながらも笑顔で馬に乗り走り去るビラク。
ヘクトル「違う!誤解だーーーーー!!!!!」
セーラ「明日のFETVは『兄弟家のヘクトル、美人夫を略奪愛?』に決まりね!」
ヘクトル「放映したらアルマーズでFFTVビルごと破壊してやんよ…」
>>442 クロム「スミアもソワレもティアモもオリヴィエもマリアベルもそっちに…行ってしまったか…独身確定か…ああ…」
アトス「同志よ!」
アーダン「共に喪の道を極めてリア充に復讐を!」
クロム「…やるか…よしやるか!糞が!奴との絆なんてこれでぶったぎれたわ!」
>>446 あ、そいつがいたかw
横に全キャラ攻略OKのルフレがいるせいでますます男性陣でもカプ可能相手が一際少ないのが際立つなクロム
セティとかクレインとかと組ませても面白いかもしれんね
クロムには専用嫁、村娘ちゃんがいるじゃない
ジグルドが子供たちにクロムのプロポーズの言葉を聞いていろいろするする、ってところまで思いついた。
けどクロムの支援全部Sにしてなかったから細かいところわからなかった
>>446 ルフレ「どーせ私はクロムさんから女性認定されてませんよ…」
クロム「いや、すまん。お前は親友と言うイメージが強くて女と言うのが二の次になりやすくてな」
ルフレ「私が男性でしたら嬉しい言葉なんでしょうけど、女の子としては傷つきますやっぱり」
クロム「本当にすまん。でもお前を女と言うには身体付きが…って、おい待てやめろそのトロン剣は色々トラウマなnウボァー!!」
ルフレ「クロムさんのバカーーー!!!」」
マルス「ムービー限定だけど、あのトロン剣って格好良いよね」
ロイ 「いや、クロム兄さんの心配しようよ。でもクロム兄さんって中途半端に朴念仁だよね」
マルス「朴念仁かと思いきや王子様やりだしたりするしね。だからハーレムネタあったり喪ネタがあったりするんだろうね」
ロイ 「僕も全くモテないから気をつけないいけないなぁ」
マルス「…突っ込まないからね」
>>444 リベラさんバトルモンクだけ有って魔力育つからボルトアクス
持たせたらかなり強いんだよなw
仕事から帰ってきたら伸びすぎワロタw
しかしマークちゃんが関係ない別ゲーだけど某STGの常識に囚われない巫女の様相を呈してきたなw
クリス男「ルフレ、すまないが一緒にお菓子作りに協力してくれないかカタリナにプレゼントしたいからな」
ルフレ女「ええ、私もクロムさんにプレゼントしたいので良いですよ」
後日…
クロム「くっ…何だこのクッキーは、まるで鋼鉄を食っている感じで歯が痛い…だが折角ルフレが作ってくれた物だ…本気で行くぞ!」
カタリナ「クリスのお菓子なら余裕です、ムシャムシャボリボリ」
ロイ「ねえアイク兄さん、クロム兄さんの家族という理由でお裾分けされた僕達はどうすれば良いのかな」
アイク「何、歯を鍛えられると思って食えば良い話だ」
>>442 ルフレ「仕方ないだろ!支援会話埋めようとしただけなのに!!」
マルス「メタ発言自重」
ロイ「それにしても総勢27人(+2)は流石にどうかと思いますよ
というか母娘に揃って追いかけられるとか」
セリス「ねぇねぇ、クロム兄さんが血の涙を流しながら外に走っていったんだけど」
ルフレ「クッ…またソールに頼んで調合薬でもプレゼントして機嫌を直してもらうか」
クロムのキャラ付けが書き手によって180度違って笑えるw
昔のエフラム並にブレまくってるな
>>455 だが、覚醒ではそのお菓子にHPと防御魔防を一時的に強化する効果があるんだぜw
アイク「悪くない効果だな。魔防に不安がある俺にとってはむしろありがたい…気に入ったぞ」
マルス「…クリス、ちょっとこの焼き菓子を量産してみようか?大丈夫、きっと売れるから
(聖水よりも効果的となれば売れ筋確実、味に関しては薬として売ればいいわけだし、これは行ける!)」
いや、実際結構お世話になるんだわw
まともだったり武人だったり幼女の守護者だったりシャナンみたいなガチロリコンだったネタもあったからなw
シスコンは共通してるんだがw
逆に言えばこの(悪い意味ではない)カオスさこそ、解禁から間もない時期の醍醐味かもなw
>>458 マルスの旦那よぉ・・・アンタの周りをうろちょろしてる竜族の幼女がいるだろ・・・?
あの幼女の涙ってのが不思議なモンでねぇ、なんと力から魔防から、全部の能力が上がるんですぜ・・・
こいつはいい商売のニオイがすると思いやせんかねぇ・・・?
へっへっへっへっ
>>461 よせ!あれは竜王家が管理してる代物だ
手を出せば暗黒竜御一行(ラスボスオールスターズ)の標的にされるぞ!
DQ4のロザリー思い出した
アカン、マルス様魔王化フラグはアカン
チキ(幼女)「お兄ちゃん、結婚して!」
マルス「はいはい、大人になったらね」
チキ(大人)「お兄ちゃん、結婚してくれる…?」
マルス「はいはい、子供になったらね」
イーリス・セキュリティ
ある日の兄弟家。
最近長らく家を空けていた兄弟、クロムの一言からそれは始まった。
リーフ「イーリスセキュリティ? 何それ」
クロム「イーリスグループの子会社の警備部門だ。エメリナ姉さん…まぁ、姉さんといっても、
俺が勝手に読んでいるだけだが…エメリナ姉さんがイーリスグループのトップだってことは知っているな?」
マルス「そりゃぁね。元竜王家系列の独立した企業の中では、かなり大きい部類に入る会社だね。
ペガサス―ファルコン宅配便とかの運送業や杖治療分野ではかなりのシェアを持ってるんじゃないかな?
・・・で、そのイーリスグループの創業者一族、そして現代表取締役がエメリナさんだって事は知ってるよ。
それがどうかしたの?」
クロム「ああ・・・じつは、その部門を任されることになってな」
リーフ「・・・はあ?」
マルス「あ、そうなったんだ。場合が場合とは言え無茶な人事だなぁ」
アルム「え?兄さん何か知ってるの?」
マルス「うん、イーリスグループって、今でこそエメリナさんの方針で清廉な企業としてやっていってるけど、
先代の頃は物凄いワンマン企業でね。かなり強引なやり口で急成長したんだよ。
ペレジアカンパニーとのシェア争いなんか、まさしく企業戦争って有様だったらしいし。
で、その頃昇進した役員辺りは、今のエメリナさんの方針が生ぬるく見えたらしくてね。
イーリスグループ内は内紛状態って噂があったんだよ」
クロム「・・・それこまでならよくある話なんだろうが、
先代派の役員が犯罪ギリギリの方法でエメリナ姉さんを解任に追い込もうとしたんだ。
まぁ、それはルフレ達の力を借りて何とか治めたんだがな。だが、先代派は処分せざるをえなくなってな・・・
結果、深刻な役員不足だ。で、色々と配置を変更するうち、人事の空白になったのが、
イーリスセキュリティって事だ。まぁ、元々時々手伝っていたしな。仕事の内容は分かってるし、
詳しい部門運営はフレデリクやリズ、ルフレが居るってことで、俺を中心にしてソワレ達を集めて人員も刷新して、
全く新しい部門として立ち上げなおすことになったんだ」
リーフ「へー・・・!? じゃぁ、待遇は一応部長級? じゃ、お祝いに何かおごってよ!」
クロム「待て! 今すぐとか無理だ! そもそも、何で俺が言わなければいけない!? この場合祝われるのはおれの方だろう?」(ツッコミ天↑空→)
リーフ<ギャーコノヒトデナシー!
エメリナさんとか自警団とか覚醒のメンツの立ち位置とか考えたらこんなの浮かんだ。
クロムは部門の顔で細かい運営は肉とルフレズ辺りに丸投げのイメージ
シグルド兄さんの面子がw
シグルド「くっ…万年係長の私を差し置いていきなり部長待遇だと!?
改善の待遇を要求する!!」
クロム「お、落ち着いてくれ兄さん! 確かに肩書きはそうかもしれんが
今言った様に他の部門の人手不足も深刻だから
俺たちの部門は半分ボランティアみたいなもんなんだ
兄さんのところみたいな給料はもらえない!
兄さんが一家の大黒柱であることには変わらないんだ!
それに”絆”で家を助け合ってこその兄弟だろう!?」
シグルド「そ、そうだな。”絆”ならしょうがないか」
ロイ「なんだか”絆”がすこく便利な言葉に思えてきたんだけど」
マルス「気にしたら負けだよロイ」
まぁ自警団的にやっぱり警備会社とか警備部門のイメージだよねー
ガイア「いよーう!クロム、お前もこっちに来てたのか」
クロム「うおっ!?ガイアか…まったく…いきなり何しに来たんだ?」
マルス「誰この全身にペロキャンとか甘い物に包んだ不良っぽい人」
ガイア「ちょ…不良っぽいってお前なあ…」
セリス「ガイア?…あ!もしかして最近有名になってきたあの『ガイア甘味所』の店長さん!?」
マルス「…ああ、最近ミカヤ姉さんが買って帰ってる有名店か、そう言えば今日は定休日だったね、あの店」
クロム「……お前、こっちに来てそんな事してたのか…」
ガイア「…いや、なんつーか、甘いもんを沢山食うには自分で作ったらいいんじゃね?ならその甘いもんで金作ればもっと甘いもん作れんじゃね?って思ったらこんな事になってな…」
クロム「……まあ経緯はわかったが今日はどんな用事だ?」
ガイア「いや、お前に挨拶ついでに………なあ、また盛り場に繰り出そうぜ?兄弟家に帰ってから随分溜まってんじゃないか?(ボソボソ)」
クロム「おまっ…!…………わかった、だが後で合流するぞ…今は家族の目があるからな…(ボソボソ)」
セリス「二人とも何の話をしてるの?」
ガイア「ああ、ちょっと新作の菓子が出来てな、ちょいとこいつに食って貰うつもりなんだ、じゃ、また後でな」
クロム「………あいつは…まったく、まあそういう訳だ、夜に出掛けてくるさ」
マルス「…ルキナには黙っておくよ(・∀・)ニヤニヤ」
クロム「おまっ………」
ガイアは悪友的なイメージがあるからついこうなってしまった
>>468 リーフ「僕も連れて行ってよー兄さんっお水のおねえさんたちとエロいことしたいよもがもがもが!!!」
クロム「高校出たらつれてってやるっ…だ、だからデカい声でいうなバカっ」
リーフ「兄さんがエロい事なんて大体みんな気がついていると思うけどな…」
クロム「な、なんのことだ。俺は知らん。俺はアイク兄さんなみに物堅い男だぞ!」
クロムの肉食化計画が成功した場合、
クロム「ちょっと出かけてくる」
ロイ「また? 昨日もスミアさんと遠乗りに出かけてたよね?」
クロム「ああ。今日はミレトスまでオリヴィエと一緒にオペラを見に行くんだ」
ロイ「……明日はルフレさん?」
クロム「そうだ。明後日はソワレと氷竜神殿、その次はマリアベルと観劇の予定だ」
ロイ「……」
クロム「そんな顔をするな、ロイ。俺はあいつらみんなのことを深く愛しているし、
あいつらもこの関係を認めてくれている。ここまで来るまでには随分いろんなことがあったがな」
ロイ「うーん……」
クロム「誰に何と言われようと、俺は止まるつもりはない。
これが俺の覇道……いや、ハ道なんだ」
ロイ「ハーレム道ってことね」
クロム「そう、これが俺たちの絆の形だ!」
ロイ(出た、兄さんの『絆』発言……!)
クロム「……おっと、電話だ。もしもし……ああ、今出るところだ。
ははは、オリヴィエは心配性だな……大丈夫だ、事故に遭ったりはしないよ。
じゃあ、待ち合わせ場所でな。愛してる」
ロイ(うわぁ、愛してるとか堂々と……ある意味凄い……)
クロム「それじゃあロイ、ちょっと行ってくる」
ロイ「あ、うん。行ってらっしゃい……」
リーフ「うーん、相変わらず堂々としてるなあ……」
ロイ「あそこまでブレがないともう何も言えないよね……」
アルム「ルフレ(♀)さんたちもそれぞれ仲良しで、
上手いことローテーション組んでるしね」
ロイ「ちょうど相手が6人だから、毎日一人ずつと過ごして
日曜はみんなで、とか家族と一緒、とか……」
リーフ「いつの間にか女性全般の扱いが物凄く上手くなってるしね」
アルム「恐るべし、ハーレムキング……まさに王の器か……」
こんな感じか? クロムだと案外違和感がない……ような気がする。
他の兄弟だと誰にやらせても無理があるのになw
もう俺がトロン剣ブッ刺してやる
>>470 アイク「ハーレム?なんだそれは。ハムの親戚か?」
シグルド「ハーレム?馬鹿を言うな!私はディアドラ一筋だ!」
ヘクトル「二股なんて漢のやることじゃねぇよ」
エフラム「全くだ。男たるもの節度のある付き合いをだな」
エリウッド「2人以上の女性の板挟みになるだなんて想像するだけで胃が……」
リーフ「もう、兄さんたちは堅物だなあ。おねいさんだらけのハーレムとか男のロマンじゃないか!僕もクロム兄さん目指して……あれ?なにこの魔法jウワチョコノヒトデナシー!」
マルス「あーあ、バカな奴だw 僕? 僕はシーダがいれば十分だよ」
アルム「僕もセリカがいれば……」
シグルド「KINSHINは(ry」
セリス「ハーレムかぁ…僕、よくわかんないや(赤面)」
ロイ「僕もピンとこないなあ。そもそも僕は兄さんたちみたいにモテないしね」
ロイ以外全員「「えっ?」」
唯一ロイだけ可能性がありそうだけど、ハーレム状態になってても自分では気がつかなそうだ
セリスも複数の女性とのペアエンドあったよな。
ロイとセリスの差はどこでついたんだろうか・・・
オレの名はグレゴ。流れ者の傭兵だ。
この街にはグレイル工務店という、腕利きの工務員たちのいる団がいると聞いてやってきた。
出来れば当面はそこに雇ってもらって、食い扶持くらいは何とかしよう
……と思っていたんが、気がついたらオレは何故か、この街でも指折りの名家、龍王家の邸宅に招かれている。
ノノ「あのね、グレゴね。ピンチだったノノのこと助けてくれたんだよ!」
|\∧__
≪*・ vv〉 <ギャウ、ギャウギャウーン。
へ /::/_( ̄
彡ノ:つ三)つ
_ ___/::/三ノ
`ー-<_ミ_ミ
(訳:私も子供のころ、暴漢から身をていして助けてもらいました。グレゴさん、マジいい人)
デギンハンザー「ハッハッハ、娘と飛竜がお世話になったようで。どうぞゆっくりしていってくれ、グレゴ君」
ノノ「あ、これ御礼だよー。持ってってねー」
⊃【玉手箱(中身はハラマキ)】
グレゴ「お兄さんって年じゃないのを通り越して、おじいさんになりそうな箱だな、オイ」
龍のピンチに巡り会いやすい人というか何と言うか、ふと思い浮かびました。
セリスは元々シグルドの結婚相手によって性別が変わるってシステムにしようとしてたからじゃね?
まぁスタッフの作業量的にディアドラ固定になったけど
マーク♂「あれ、ンンさん。今日もナーガ様にお祈りですか?」
ンン「ナーガ様は大事な神様です。毎日お祈りは欠かせないのです」
マーク♂「今日はナーガ様は何か仰ってるんですか?」
ンン「『クロム×ルフレ♂より個人的にはルフレ♂×クロム』だそうですぅ」
クロム「国教変更ってどうやったら出来ると思う」
ルフレ♂「ギャンレルにちょっと相談してみようか・・・」
477 :
いい男:2012/05/20(日) 11:40:15.58 ID:p45SCSCS
覚醒ネタ勢い凄いな。みなさんGJです!
前スレ、代理投下のお礼を投下します。
いい男
ヘクトル「だー!ついてくるんじゃねぇーーッ!!」
ビラク「ウホッ!『ふふふ、つかまえてごらんなさい』ってやつだろ?
俺達もだいぶ『らしく』なってきたね、へっきゅん!」
紋章町の路地を疾駆する二つの影。一つは青い髪をオールバックにした体格のいい青年、
兄弟家のヘクトルで、もう一つは同じく赤い髪をオールバックにした紋章町のいい男、ビラクだ。
ヘクトル「はぁ、はぁ・・・!てめぇ、一体どこまで付いてくる気だよ!?」
ビラク「もちろん、君が俺の愛を受け入れてくれるまでだよ!」
息をきらせながら後ろに向かって叫ぶヘクトル。一方、愛の力か、ビラクの勢いは
衰える気配がない。
ヘクトル「くそ!まともに戦えば負けるはずがねぇのに(ステータス的に)、
何故か勝てる気がしねぇ(ネタ的に)!ここは逃げるが勝ちだぜ!」
言って、ヘクトルが速度を上げる。走るのが得意ではない彼だが、生まれたての小鹿だって、
ライオンに狙われれば走らなければならないことを知っている。
彼は今や、肉食獣に狙われた、哀れな獲物なのだ。
ビラク「ハハハ!二人きりのデートは楽しいなーッ!・・・ん?」
ヘクトル「これのどこがデートだ!?ふざけんな!って、あれ?」
ヘクトルが気付いた時には、いつのまにか後ろから迫る気配が消えていた。
恐る恐る足を止めて振り返っても、そこにビラクの影は無い。
ヘクトル「まいたか?それにしても、今日はやけにあっさり・・・」
普段だったら、この程度まだ準備運動レベルだ。いつもは、紋章町の町中を逃げ回り、
アンリロードを抜け切った辺りで、野生の竜の妨害が助けとなってやっと振り払えるのだ。
ヘクトル「へ、へへ。今日はラッキーだったな」
安心すると、腰から力が抜けてその場にへたり込みそうになる。周りに人がいないとはいえ、
さすがにそれは格好が悪いと思い、路地の壁にもたれかかるに留める。
ヘクトルが気づけば、ここはトラキア地区だ。強奪略奪が横行するトラキアで、
しかもここは人気のない裏路地のようだ。
ヘクトル「あの野郎、変なやからに絡まれてるんじゃねぇだろうな?(それはそれで、あいつなら喜びそうだが――)」
別に知ったことではないと思いつつ、やはり根の人の良さからか、先ほどまで自分を
狙っていたハンターの心配をしてしまう。と、そこへ――
「いやーーッ!おねがい、もうやめてください!!」
478 :
いい男:2012/05/20(日) 11:41:20.21 ID:p45SCSCS
絹を裂くような女性の声が路地に響き渡る。それを聞いたヘクトルは、先ほどまでよりも
遥かにはやい速度を出しながら、声の聞こえた方へと走る。
左右に伸びる横道に目を配りながら走ると、程なくして声の主の下へとたどり着く。
そこには、おびえたように手を胸の前で組んで震えている少女と、それを囲む5〜6人の男性。
そして、少女と男達の間でうずくまっている赤髪の男だ居た。
整えてあったオールバックの髪は乱れ、足下には彼の髪よりも赤い、血が飛び散っていた。
ヘクトル「――てめぇら、なにやってんだ?」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
女性「あの、本当にありがとうございました!これ、よろしければ使ってください!」
その後、群がっていた男どもを軽々蹴散らしたヘクトルと、傷だらけになったビラクに
何度もお礼を言い、女性はきずぐすりを取り出して去っていった。途中、何度もこちらを
振り返りながら頭を下げる女性に、ヘクトルとビラクは片手をあげて応えた。
ビラク「すまないな、へっきゅん。助かったぜ。それにしても、かっこの悪いところを
見せちまったな」
ヘクトル「まぁ、気にすんなよ。奴等は武器も持ってたし、数も多かった。
女を守りながらじゃ、しょうがねぇ」
そういうヘクトルには傷一つなかったので、彼はもらったきずぐすりをまるごと
ビラクによこす。彼は顔や口の中を切っていたようだが、重症には至らなかったようだ。
ヘクトル「それにしても、意外だな」
ビラク「何がだい?へっきゅん」
傷にしみるのか、薬を塗りながら渋い顔をつくって、ビラクがヘクトルに先を促す。
ヘクトル「いや、お前が女を助けるために野郎と戦うなんて、な。逆なら分るんだが」
ビラク「何を言ってるんだ?へっきゅんだって、気づいたら、同じことをしていただろう?」
ヘクトル「いや、そりゃそうだけどよ」
ビラク「ははは。おかしいへっきゅんだな。俺は騎士だ。騎士が守るべき道の中には、
男も女も関係ない。正しき弱者を守るのに、男も女も関係ないさ。愛は、平等だぜ?」
ヘクトル「・・・そうか」
傷だらけになりながら、さも当然のごとく言いきるビラクに、顔には出さずとも感心する。
ビラク「もちろん、君への愛とは別物だけどな。どうだい?惚れなおしただろう?」
ヘクトル「けっ。惚れなおしはしねぇが、見直しはしてやるよ」
最後に、普段のビラクらしさを見て、肩を落とすヘクトル。
479 :
いい男:2012/05/20(日) 11:42:22.64 ID:p45SCSCS
ヘクトル「じゃあ、俺はもう行くぜ。あばよ」
ビラク「おいおい、けが人を置いて行っちまうのか?さびしいぜへっきゅん」
ヘクトル「ほざいてろ。明日からは、もう俺につきまとうんじゃねぇぞ」
ビラク「それは無理な相談だ」
立ち上がり、ビラクに背を向けて歩き出す。何とはなしに後ろを振り返ると、
夕日に照らされながら壁に寄り掛かって座る、傷だらけの男の姿が見えた。
別に、ヘクトルの責任ではないのだが、その姿はなんとはなしに哀愁を誘う。
ヘクトル「っち」
余計なひと言だとは思ったが、ヘクトルは口を開く。彼の性癖にはうんざりしていたが、
他人のために喧嘩をする輩は嫌いではない。
ヘクトル「喧嘩なら、いくらでもつきあってやる。なんかあったら、俺のところに来な」
ビラク「ウホッ!へっきゅん、ついに俺の愛が――!」
後ろで喚くビラクを無視しながら、早くもちょっと後悔するヘクトル。
ヘクトル(友達(だち)だったら、悪いやつじゃねぇんだけどな・・・)
ため息を吐きながら、裏路地を後にする。しかし、それでも心は少し、晴れやかだった。
了
ルフレ♂「くっこの状況どうにか打開できないか」
ルフレ♀「さすがに毎日毎日みんなから結婚しようやらないかともううんざり」
ルフレ♂「おれら2人で出かけても囲まれて助けてクロム!状態になるし」
ルフレ♀「ヴァルハルトさんやパリスに護衛を頼んでも魔法陣で連れ去られて未だに帰って来ないし」
ルフレ♂「う〜んどうしたものか…」
ルフレ♀「そうだ!グレイル工務店の人!」
ルフレ♂「それってクロムの兄上のアイクさんのことか?」
ルフレ♀「そう。あれだけたくさんの女性に言い寄られても迫られても浮いた噂が一つもないもの」
ルフレ♂「そうか!つまりおれ達がアイクさん並のクラッシュ能力を身につけられれば」
ルフレ♀「わたしたちもう魔法陣で移動というあの疲れる作業しなくてもいいんだよ。そうと決まれば」
アイク「無理だな。これはおれの個性のひとつであって誰かが簡単に真似できるもんじゃない」
ルフレ♀「そ…うなんですか」
ルフレ♂(うあ、見るからにがっかりしてる)
アイク「それにおれも女のあしらい方はよくわからん。そういうのは全部セネリオに任せてたからな」
ルフレ♂「え、だって」
アイク「さすがに迫られたり脅迫まがいの既成事実をやらされそうになったときは対処不可能なんでな」
ルフレ♀(アイクさんでも万能じゃない…か)
アイク「そんなに困ってるなら…セネリオ。今の会話聞いてたろう、ルフレたちの力になってくれないか」
セネリオ「わかりました。できるかぎりのことはしましょう」
ルフレ♀(うわぁ、きれいな人)
ルフレ♂(ホントおれたちの世界ってはずれがないよな)
セネリオ「基礎編、応用編、発展編、実施編、卒業試験と全部で5段階あります。覚悟はよろしいですか?」
ルフレ♀「大丈夫です。わたしたちの明日を取り戻すために頑張ります!」
ルフレ♂「退いてちゃ未来は掴めない、なら掴もう未来を!」
>>477-479 なんだか和んだよ…GJ!
いつものおっかけっこもある意味で友達のレクリエーションみたいなもんなんだろうな…
当人たちは真剣だがw
シンシア「ソワレさーん!」
ソワレ「ん、君は……確か、シンシアだったっけ。スミアの娘の」
シンシア「はい! わぁ、ソワレさんすっごい汗! 訓練の最中だったんですか?」
ソワレ「ああ、まあね。騎士たるもの、日々の鍛錬は欠かせないよ」
シンシア「すっごいなあ! やっぱりわたしもこのぐらいやらなくちゃ、ヒーローにはなれないよね!」
ソワレ「ヒーロー?」
シンシア「うん! ねえソワレさん、わたしも一緒に訓練していい?」
ソワレ「ああ、それは構わないけど」
シンシア「ありがと! わたしね、ソワレさんから教えてもらいたいこと一杯あるんだ! 馬の乗り方とか、あの力強い戦い方とか!」
ソワレ「はは、そうかい。だけどボクも人に教えられるほどの腕じゃない。どうしてもって言うなら、そばで見て勝手に盗んでくれるといいよ」
シンシア「はい! よーし、頑張るぞー!」
ソワレ(……ヒーローってのはよく分からないけど、なかなか素直でいい子みたいだな……)
アズール「やあどうもマリアベルさん、今日はいい天気ですね!」
マリアベル「……アズールさん、でしたか」
アズール「うえ……な、なんか怒ってます?」
マリアベル「私、あなたに関してはいろいろと悪い噂を聞いていますの。主に女性絡みで」
アズール「わ、悪い噂だなんて酷いなあ。僕はただ女の子に喜んでもらいたいだけなのに」
マリアベル「あなたが喜びたいの間違いではありませんの?」
アズール「違いますって! あ、いや、女の子と遊ぶのが一番の喜びであることは否定しませんけど」
マリアベル「……」
アズール「で、でも女性を喜ばせたいのも本心です! そのために今日は、マリアベルさんに紳士としての心得を学びに来たんですから!」
マリアベル「紳士……?」
アズール「ええ……マリアベルさんの息子のブレディ、僕とも友達なんですけど。
あいつが何気に凄い紳士的なんですよ。気遣いが細やかだしマナーもちゃんと心得てるし。
この間もナンパに誘ったら、『怖い顔とのギャップが素敵!』って大人気でね」
マリアベル「……人の息子を悪の道へ誘わないで頂けます……?」
アズール「ちょ、お、怒らないで! それで僕も反省したんですよ。
やっぱり男は口だけじゃなくて、ブレディみたいに紳士的な態度を身につけなければいけないんだなって
それで、ブレディを躾けたっていうマリアベルさんに紳士としての在り方を教わりに来たんです」
マリアベル「はあ……動機が不純というか何と言いますか……」
アズール「でも僕は嘘は吐いていないですよ。女性に喜んでもらいたいっていうのも本心ですし。
単に女性が喜ぶと僕も嬉しいってだけの話です。
それに、誘いを受けてくれた女性に恥をかかせたくもありませんしね」
マリアベル「ふむ……まあいいでしょう。でも、私の指導は厳しいですわよ?」
アズール「大丈夫! 可憐なマリアベルさんの指導だったら何だって乗り越えられますよ、僕!」
マリアベル「結局それが目的なんじゃありませんの。下心があるのは仕方ないとしても、せめてもっと上手に隠すように」
アズール「す、すみません!」
マリアベル(……ちょっと軽すぎるきらいはあるにせよ、女性への敬意は本物……
徹底的に教育すれば、彼の言う紳士にもなれるかもしれませんわね。
できればその過程でこの有り余る助平心も叩き直してあげたいところですけれど)
ブレディ「よーしよし、いい子だ……こ、こらっ、顔を舐めるなっ!」
スミア「うふふ……ブレディさん、この子たちともすっかり仲良くなりましたね」
ブレディ「お、おお……ありがとうよスミアさん、全部あんたのおかげだよ」
スミア「そんなことありませんよ。ブレディさんの真心が、ペガサスたちにも伝わったんだと思います」
ブレディ「そ、そうか……そう言ってもらえるのは有り難いけどよ」
スミア「と言うか……ごめんなさい、初めて来てくれたとき悲鳴を上げちゃって」
ブレディ「ははは、いいってことよ。顔見て驚かされるのは慣れてるからな」
スミア「ふふ……優しいんですね。ペガサスたちも、ブレディさんのそういうところを分かっててくれるみたいですよ」
ブレディ「……グスッ。そ、そうか……いい奴らだなあ、お前ら……」
スミア(……本当、いい人なんですね。動物好きに悪い人はいないです……)
マーク♂「えっと……こ、こうかなー?」
オリヴィエ「うーん、ちょっと違いますねー。ここはもっと足を上げて……」
マーク♂「わわわっ、ととととっ」
オリヴィエ「ああっ、ご、ごめんなさいっ! 大丈夫ですか!?」
マーク♂「ははは、大丈夫ですよー。気にしないでください」
オリヴィエ「すみません……踊りの指導なんて言われて、つい熱が入っちゃって……」
マーク♂「プロなんだから当然ですよー。凄く熱心に指導してもらって、僕としてもありがたいですー」
オリヴィエ「あ、ありがとうございます。恥ずかしいけど頑張りますね!」
マーク♂「はい、よろしくお願いします! 僕としてもオリヴィエさんの踊りには前から興味があったんですよー」
オリヴィエ「ええっ、そうなんですか?」
マーク♂「はい。見ていて体の奥底から力が湧き出る、あの効果の秘密はどこにあるんだろうって。
だけど、そういうのって傍から見てるだけじゃ分からないじゃないですかー。
アズールにもいろいろ聞いたんですけど、やっぱり自分でやってみるのが一番ですよねー」
オリヴィエ「え、えっと……それで、どうでしょうか、実際に踊ってみて」
マーク♂「まだあんまり上手くないですけど、体を思い切り動かすのってやっぱり楽しいですよねー。
それに、音楽に乗って踊ってると凄く楽しいですよー」
オリヴィエ「そ、そうですよね! 踊りって楽しいですよね!」
マーク♂「はい! もっともっと楽しくなれるように、もっともっと頑張りますよ!」
オリヴィエ(素直な子だなあ……踊りも感情豊かで、全然照れがない……私も頑張らないといけないです……)
デジェル「……えっと、じゃあここの騎馬部隊をこう動かして……」
ルフレ♀「いい手ね……と言いたいところだけど、この戦場の地形的に、その速度で進軍するのは無理があるんじゃない?」
デジェル「あ……た、確かに。なるほど、これがいわゆる『机上の空論』か……」
ルフレ♀「そういうことね。地図の上だとつい見落としがちになる部分もあるから、気をつけないと」
デジェル「肝に銘じておきます、ルフレさん」
ルフレ♀「……それにしても、あなたが戦術について学びたいなんて言い出したときは驚いたわ」
デジェル「そんなに意外でしたか?」
ルフレ♀「意外っていうか……そうね、脇目も振らずに鍛錬に打ち込んでるイメージはあったかもしれないわ」
デジェル「確かに鍛錬もしますけれど……最近、それだけじゃ限界があるのかなって思い始めたんです」
ルフレ♀「限界?」
デジェル「はい。もちろん、わたしは指揮官でも軍師でもないから、兵を動かすなんてことはしないですけど……
でも、命令されて行動するとき、どういう狙いがあるのかを理解しておけば
より良く動けるというか、迷いがなくなるかもしれないって……」
ルフレ♀「なるほどね」
デジェル「正しい考え方でしょうか?」
ルフレ♀「それも自分で考えた方がいいわね。そのためにももう少し勉強しましょうか」
デジェル「はい、よろしくお願いします!」
ルフレ♀(……常に努力を忘れない姿勢。このひたむきさは見習いたいわね……)
ルキナ「……いたっ」
村娘「あ、だ、大丈夫ですか?」
ルキナ「は、はい、大丈夫です。すみません、不慣れなもので……」
村娘「ふふ……わたしも最初は何度も針を指に刺したものですよ」
ルキナ「お母様でもそうだったのですか……裁縫と言うのもなかなか難しいものですね」
村娘「お母様……や、やっぱりなんだか不思議な感じですね……」
ルキナ「す、すみません、つい……」
村娘「いえ、いいんですよ。戸惑ってはいるけれど、嬉しい気持ちもありますし」
ルキナ「ありがとうございます。わたしもこうしてお母様に教えて頂けるのが嬉しいです」
村娘「でも、わたしなんてただの村の娘ですし……そんなに専門的なことは教えられないですよ?」
ルキナ「そんなことはありません。私も、あまり女性らしいことはしてこなかったので……
こういう家庭的なことは、何もかもが新鮮で面白いです」
村娘「そうですか……ところで、裁縫を学びたいというのはどうしてですか?」
ルキナ「はい。いつかお父様にプレゼントをしてあげられたらと思いまして」
村娘「プレゼントですか。素晴らしいですね。ところで、何をあげるんですか?」
ルキナ「はい。マントの背中にお父様のお顔を刺繍できたらと……」
村娘「ちょ、それは……!」
ルキナ「えっ、な、なんですか?」
村娘「あ、いえ……そ、それはちょっと大きくて難しいですから、
ハンカチに刺繍するぐらいに留めておいた方が現実的だと思いますよ?」
ルキナ「なるほど……確かにそうですね。ありがとうございます、お母様」
村娘(……やる気があって礼儀正しいのだけれど、このセンスはどうも……
クロムさんもこんな感じなのかしら?)
>>477ー479
投下乙、GJ!
このスレのビラクの男前度は異常w
ネタ投下します
・このネタでは、ノノとンンが親子ではなく姉妹として竜王家に加わっています
・セルジュのイメージを壊したくない人はスルーして下さい
〜クロム兄弟家〜
アズール「……つ、疲れた……ブレディ、君の母さん指導厳しすぎ……」
シンシア「ソワレさんもだよー。まさかあんな量の運動を毎日こなしてるなんて……」
デジェル「わたしも知識の詰め込み過ぎで頭がパンクしそうだわ……」
マーク♂「踊りって意外と筋肉使うんですね……体の節々が痛いですー」
ブレディ「顔中よだれでべとべとだぜ……なあ、俺臭くねえか?」
ルキナ「指が包帯だらけ……まだまだ道は遠いようです」
ティアモ「お帰り、みんな。それぞれ絆を深められたようね」
アズール「まあ、一応……」
シンシア「……でも、ティアモさん」
ティアモ「何かしら?」
シンシア「確かに楽しかったし、他のお母さんたちとも仲良くなれたけど……
これって何の意味があるの? これも『クロム父さん肉食化計画』の一部なんだよね?」
デジェル「そうね。狙いがよく分からないわ」
ティアモ「……将を射んと欲すればまず馬を射よ、よ」
アズール「え……ど、どういう意味?」
ティアモ「いい、今あなたたちにやってもらっていることは下準備なの。
すなわち、クロム様と他の女性たちの中にある『常識』を打ち崩すためのね」
ブレディ「常識だぁ?」
ティアモ「そう……ルキナ、あなた『ハーレム』についてどう思う?」
ルキナ「えっ……ど、どうって……ええと、いかがなものか、と思いますが……」
ティアモ「もしもハーレムの主と女性たちとが、良好な関係を築けているとしても?」
ルキナ「……それでも、やはり何となく抵抗があると思います」
ティアモ「そうね。わたしも同じ意見。つまりこれが『常識』ということよ。
たとえクロム様と女性たちが深く愛し合ったとしても、
実際にハーレムを形成するには『常識』というものが最大の障害となるわ」
シンシア「うんうん。それはそうだよね」
アズール「でもほら、もう一人の協力者が紋章町議会への根回しを進めてるんでしょ?
一夫多妻制を成立させるためにさ」
デジェル「もう一人の協力者……ああ、ガイアさんね」
ガイア「諜報活動は任せろー(バリバリ)」
シンシア「ああ……あの甘い煎餅食べてた人ね」
アズール「明らかに買収されたよね、あれ」
ブレディ「飼いならされやがって……」
ルキナ「……その根回しだけでは不十分ということですか?
ティアモ「……たとえ『制度』を変えられたとしても、『常識』を乗り越えさせるのはそれだけでは足りないわ。
だから『ハーレムを形成するための理由』は多ければ多いほどいいの。
全員が『ハーレムという関係』を心の底から望まなければ、この人間関係は成立しないのだから」
シンシア「んーと……それって父さんと母さんたちが愛し合ってるだけじゃ駄目なの?」
ティアモ「一番大きな理由ではあるけれど、まだ足りないわ。
だって、愛し合ってるだけなら『一対一の関係』を望むのが普通でしょう?」
マーク♂「……なるほど、そういうことですかー」
シンシア「え? ど、どういうこと?」
マーク♂「つまりですねー、僕たちが他の母さんたちと仲良くなることがその『理由』の一つなんですよ。
『自分一人がクロム様と結ばれたらあの子が消えるかもしれない』となったら……」
ブレディ「お、おい……つまり俺たち自身を人質にするってことかよ?」
マーク♂「悪い言い方をすればそういうことですねー」
ルキナ「……そういう、人の善意に付け込むような真似は如何なものでしょうか?」
ティアモ「引っ掛かるのも分かるけど、これはあくまでも理由づけの一つに過ぎないわ。
そもそもクロム様への愛情が存在しなければ、どんな理由があったってハーレムなんか認めないでしょう。
クロム様への愛情と、あなたたちへの愛情。この二つが揃って初めて、この策は成り立つのよ」
ブレディ「要するに、愛があるなら許されるってことか?」
ティアモ「そう。愛は何よりも尊い。これ重要よ。愛は、何よりも尊い」
アズール「同感だね。さすがティアモさん、分かってるよ」
デジェル「いろいろと納得いかないところではあるけれど……」
ティアモ「納得しなくちゃいけないわ。そもそもハーレムを目指すという時点で、
少なくとも今現在の一般的な倫理観には従わないことを宣言したようなものなんだから」
アズール「それもそうだね。こんなところで立ち止まっちゃいられないよ、みんな」
シンシア「うん、確かにそうかも」
ティアモ「……話はまとまったみたいね。それじゃ、引き続き今の行動を続けてちょうあぢ。
もちろん、変に仲良くなろうって意識する必要はないのよ。あくまでも自然にね」
マーク♂「大丈夫ですよー。オリヴィエさんと踊るの楽しいですしー」
ブレディ「……ま、まあ俺もペガサスと触れ合えるのは悪くねえと思ってるよ」
ルキナ「村娘のお母様とご一緒していると心がなごみます……」
シンシア「ソワレさんと訓練してると、どんどんヒーローに近づける気がするんだよね!」
アズール「マリアベルさんの指導は厳しいけど、納得できるから不満はないよ」
デジェル「ルフレさんに学べることは、まだまだたくさんあるわ」
ティアモ「……どうやら心配要らないみたいね。じゃ、また来るわ」
シンシア「……何て言うか、凄いね、ティアモさん」
アズール「うん……さすがに天才って皆に呼ばれてるだけのことはあるよ」
デジェル「あそこまで万能人間だとちょっと怖いぐらいだわ」
ブレディ「味方にすればこれ以上ないぐらい頼もしくはあるけどよ」
ルキナ「でも、だからこそ一つ疑問がありますね」
マーク♂「ですよねー。なんであれだけいろんなことができるのに」
全員「「「「「「クロム父さん(お父様)とは上手くいかないんだろう?」」」」」」
セレナ「……それについてはわたしから説明するわ」
アズール「あれっ、いたんだセレナ」
セレナ「あんたらの会話がアレすぎて混ざりたくないから、大人しくしてたのよ……」
デジェル「……で、ティアモさんが父さんと上手くやれない理由は?」
セレナ「本人の前だと緊張しすぎてダメダメになるから」
マーク♂「なるほど、さすがセレナさんのお母さんですね!」
セレナ「どういう意味よ!?」
シンシア「やっぱりちょっと残念な人かも……」
―竜王家―
ユリア 「ようこそ、竜王家へ。遠路遥々ご苦労様でした」
セルジュ「本日はヴィオール公爵家の名代としてやってまいりました。当主不在で申し訳ございません」
ユリア 「あら、当主様がいらっしゃると聞いていたのですが……?」
セルジュ「途中までは一緒だったのですが、ミネルヴァちゃんが振り落としてしまいまして……会合の時間を優先すべく
単騎駆けつけました」
ユリア 「まぁ、それは……その、探しに行かなくても?」
セルジュ「いない方が会合が進むかと。もし気になるようでしたら、主の存在ごとお忘れになってください」
ユリア 「……そ、そう……ですか。実は、こちらも現代当主が熱で寝込んでしまいましたので、名代として……」
ユリウス「うぉ〜い、ユリア〜、準備できたぞ〜」
ユリア 「ユリウス兄様っ! お客様の前で情けない声出さないでっ! ……失礼致しました。現代当主クルトナーガの
名代として次期当主のユリウスが会合に出席致します」
セルジュ「あら、かわいい」
ユリア 「……は?」
セルジュ「いつ見てもかわいらしい方ですわね。もちろん、ユリア様もかわいいですわ」
ユリア 「あ、ありがとうございます……(この人の感性、よくわからないわ……)それでは、奥へどうぞ」
―一方その頃・ルネス女学院前―
マリアベル「お姉さま方、ごきげんよう、ですわ!」
リズ 「じゃ〜ね〜、お姉ちゃんたちっ! また明日〜!」
マリアベル「まぁ、リズったら! 上級生は『お姉さま』、挨拶は『ごきげんよう』ですわ! そんなことではエメリナさんの
ような立派なレディにはなれませんわっ!」
エイリーク「ふふ、ごきげんよう。帰り道、気を付けてくださいね」
ラーチェル「元気ですわね、下級生は。エイリークの笑顔に免じて、失礼は許して差し上げますわ」
ターナ 「さぁ、私たちも帰りましょ」
屍
屍ヴ屍 <さて、貴族的に助けを待つとしよう。優雅に、華麗にね。
屍ノ屍 <ふははははっ! 我は鬼っ! 悪を討つ、心強き鬼よっ!
屍
ターナ 「……って思ったけど、もう少し生徒会室でお茶してこっか?」クルリ
エイリーク「今すぐお助けします!」つ【ジークリンデ】
ラーチェル「この絶世美王女が助太刀致しますわ!」つ【イーヴァルディ】
ターナ 「二人とも、脊髄反射で動かないでぇっ!」
デジェル「……ところで、さっきの話聞いてて思ったんだけど」
シンシア「なに?」
デジェル「今やってることだけじゃ、まだ足りないと思わない?」
アズール「えっ、そうかい?」
マーク♂「僕もそう思いますー。一番大事な『当人同士の愛情』については、
僕らが手出ししなくても多分問題ないでしょうけど、
『僕らと母さんたちとの友好』だけだと、ハーレムを形成するための条件としては全然足りないですねー」
シンシア「うーん……具体的には、何が足りないの?」
マーク♂「ハーレムっていうのは、乱暴に言えば個人でなくて集団の関係性ですからー。
普通の組織でもそうですけど、扱いに不平等があれば軋轢が生じますよー」
ブレディ「誰かが特別父さんに愛されてたりすると嫉妬が起きるってこったな」
デジェル「下手するとロイ叔父さんの嫁候補さんたちみたいな足の引っ張り合いになるだけってことね」
アズール「となると……父さんにはもっと女性の扱い方を身につけてもらって、
母さんたちを過不足なく平等に愛してもらわないといけないってことだね」
マーク♂「その辺りのバランス感覚はとっても大事だと思いますねー」
ブレディ「……っつーかよ、組織に例えるなら母さんたち同士の仲も重要なんじゃねえか?
お互い仲悪かったら、たとえ父さんからの愛情が平等でも勝手に潰し合い始めそうだぜ」
シンシア「そうだね。母さんたち同士の仲を取り持つのも大事かも」
マーク♂「いっそ父さんに社長にでもなってもらって、
『みんなでクロム様を支えるんだ』って意識が育ちやすいような
環境を整えるのも一つの手ですねー」
アズール「うーん……やれることもやらなきゃいけないことも沢山あるな」
シンシア「なんか、父さんにはティアモさんを超える完璧超人になってもらわないといけない気がしてきたかも……」
ルキナ「大丈夫、お父様なら出来ますよ! だってお父様ですから!」
ブレディ「うわ、出たぜファザコン発言」
ルキナ「でも、皆さんも同じ気持ちでしょう?」
デジェル「それはまあ、ね……」
アズール「僕の父さんなんだ、必ずハーレムキングとしての力を身につけてくれるよ」
シンシア「うん、父さんだったら絶対大丈夫だよね!」
マーク♂「いざとなったらドーピングアイテムもたくさんありますしー」
ブレディ「何のドーピングだよ。っつーかやめろ、馬鹿」
ルキナ「ともかく、わたしたちの戦いはまだ始まったばかり。
これからも兄弟力を合わせて頑張りましょう!」
全員「おーっ!」
セレナ「……はぁ。ついていけないわ、本当……」
クロム「……最近悪寒が酷いな。風邪だろうか……」
<了>
愛があれば許されると思うよ!
―竜王家―
ユリウス「……会合といっても何をしていいのか、さっぱりわからん。社交界とか家同士の交流はクルト兄に任せっ放しだからな」
ユリア 「そんなこと、堂々と言わないでください。セルジュさんが呆れてしまいます」
セルジュ「セルジュと呼び捨てで結構です。かくいう私も会合については詳しく知りません。あくまでヴィオールさんの
お付きですから。ただ……」
ユリア 「ただ?」
セルジュ「ヴィオールさんはよくご婦人を口説いていますね、こういう場に限らずですが。この場にいたら、間違いなくユリア様に
言い寄っていたでしょう。ちなみに、一度も色好い返事を頂けたことはありません。むしろ、煙たがられます」
ユリウス「……そんなのが当主で大丈夫なのか、ヴィオール公爵家は」
セルジュ「駄目かもしれません」キッパリ
ユリウス「……おい」
ノノ 「あーーーーーっ! セルジュだーーーーーっ! 遊ぼ遊ぼーーーーーっ!」
ンン 「ノノお姉ちゃん、ダメですっ! ユリウスお兄ちゃんたちはとても大事なお話をしてるですぅっ!」
小チキ 「チキも遊ぶー!」
ファ 「ファも―!」
ミルラ 「三人とも、言うことを聞いてください……っ!」
セルジュ「あらあら」
ユリア 「ごめんなさいね、セルジュ。三人とも、今は遊ぶ時間じゃないの。後で私が遊んであげるから、おとなしくしてて。ね?」
セルジュ「私でしたら、一向に構いませんわ。勿論、ユリウス様の許可を頂ければ、ですが」
ユリウス「んー、セルジュさえよければ相手してやってくれ。正直、話すこともやることもない」
セルジュ「ふふ、良かったわね。天気がいいから、お庭に行きましょうか」
ユリウス「セルジュにちゃんとお礼言うんだぞ」
ノノ 「わーーーーーいっ! セルジュ、ありがとーーーーーっ!」
小チキ 「セルジュお姉ちゃん、ありがとー」
ファ 「ありがとなのー」
ンン 「うぅ……お姉ちゃんと妹を止められませんでした……」
ミルラ 「…………」
ユリア 「ンンが責任を感じることはないわ。よく引き止めてくれたわね……ミルラ? どうしたの?」ナデナデ
ミルラ 「……いいえ、何でもありません」
ユリア 「?」
―一方その頃・ルネス女学院前―
ラーチェル「これでっ! 最後ですわっ!」つ【イーヴァルディ】
エイリーク「動きが読みにくいですね……っ! ですがっ!」つ【ジークリンデ】
ターナ 「あーはいはい、やりゃーいーんでしょー、やりゃー」つ【ヴィドフニル】
ノワール 「ひぃぃ……派手で当たったら痛そうな魔法がこんなに近くでっ……」
ヴィオール「なんと美しい女性たちだ! 四人とも我が妻に相応しいではないか! これは困った……誰を選べばいいのだ!?」
ラーチェル「ふう、片付きましたわ。怪我はなくって?」
ノワール 「ひ、ひぃぃぃ〜っ! お、お礼が言いたいけれど、言葉が出てこない……お守り、お守り……ふははははっ!
お主たちの助けがなければ、我はこの地で朽ち果てていただろうっ! 感謝するっ!」
ラーチェル「まあ、そのお守りで自身の弱い心を覆い隠してますのね? あなたがそのお守りを手離す日が来ることを願いますわ」
ノワール 「ふははははっ! その通りだっ! 我は強いから嘘はつかぬぞっ!」
ラーチェル「やっぱり怪我してますわね。さぁ、お見せになって」つ【リライブ】
ノワール 「ふははははっ! 重ねて感謝するっ! ふははははっ!」
ラーチェル「お守りに頼って、元気な振りをしてはいけませんわ」
ターナ 「ねえ、何でそんな冷静に会話できるの?」
エイリーク「もう大丈夫です。お怪我はありませんか?」
ヴィオール「…………」
エイリーク「あの、そんなに見つめられても……?」
ヴィオール「なんと華麗で優雅でエクセレントなのだっ! 貴族的に 結 婚 を前提としたお付き合いを申し込みたい!」
エイリーク「……冗談がお好きみたいですね。たった今出会った人にそう言われても、とても信じられません」
ヴィオール「ふむ、確かに。いささか早計だったようだ……だが、例え君の心が他の男になびいたとしても、私は優雅に華麗に
君の心を射止めてみせよう。貴族的にね」
エイリーク「……は、はぁ……」
ターナ 「ラーチェル、せっかく助けたんだからイーヴァルディしまって」
―竜王家―
ノノ 「いっくよーーーーーっ! どぉーーーーーんっ!」つ【竜石】
セルジュ 「ぃよっしゃあああああーーーーーっ!」
小チキ 「チキもーーーーーっ! どぉーーーーーんっ!」つ【竜石】
セルジュ 「だぁらっしゃあああああーーーーーっ!」
ファ 「ファもーーーーーっ! どぉーーーーーんっ!」つ【竜石】
セルジュ「バッチ来いやあああああーーーーーっ!」
ユリウス「……まさか化身したチビたち相手に、生身で取っ組み合いするとはな……」
ユリア 「……化身した私たちでさえしんどいのに」
ユリウス「僕なんか化身したって死ぬかもしれないんだが、よく保つな」
ユリア 「あっ、ブレスはだめよ……っ!」
ユリウス「ユリア、杖の準備しとけ。客人を怪我させたまま帰すわけにはいかん」
セルジュ「ハアハア……女の子の竜がこんなに……っ! やはり竜王家は私にとってパラダイス……出来ればミルラとンンにも
加わってほしい……っ! いっそのことユリア様も……あぁ、ミネルヴァちゃん、ちょっとだけ浮気を許して……ハアハア」
ミルラ 「…………(やっぱり私の目に狂いはありませんでした。セルジュは時々変態さんになります。妹たちに何かあったら、
お姉ちゃんの私が守ります)」
ユリウス「あっ、ヤバい! あ、あ〜……ユリア、クロード呼んでくれ。回復の杖じゃ間に合いそうにない」
ンン 「……DEAぇ〜THぅ〜!」
終わり
おまけ
―フレリア家―
ヒーニアス「むっ……エイリークフィギュア1/10スケールスク水バージョンの胸にひびが入っているな。むむっ!? エイリーク抱き枕の
胸の部分が破けている! むむむっ! エイリーク巨大ポスターの胸に穴が開いているではないかっ! もしや、
彼女の身に何か良からぬことが……斥候部隊……いや、私が直に行ってこの目で確かめるか」
ヴァネッサ「ハアハア……ヒーニアス様、一生そのままでいてください。一生ついていきますから……ハアハア」
シレーネ 「ヴァネッサ、屋上」
今度こそ終わり
クロムお父様肉食計画の人、すまん
いやいや大丈夫、こういうこともあるって。
セルジュさんワロタwww
どんどん加速してて嬉しい限りw
俺も流れにのって続き投下!
ようお前等。このネタは
>>274-277の続きだ。
そんなこんなでこの俺クロムはグレイル工務店で短期のバイトをすることにした。
この機会に彼女ゲットできればいいと思ってるぞ。
……1話投下してからもろもろのネタが投下された俺だが…うん、すまない。
このシリーズの俺は喪なんだ……もててる俺のネタが羨ましいと思う……orz
なに、俺にも嫁候補はいるだろって?
まぁその辺の関係性は今後出てくるから楽しみにしててくれ…たぶん。
オンリーワンなら嬉しいんだがどの娘だってその娘をめぐるライバルの野郎どもがいるからな。
そんなに簡単じゃないのさ世の中。
ワユ「クロム君。これが作業着だよーサイズ合ってるかな?」
クロム「ああ、ちょっとむこうで着替えてくるよ」
さっきも言ったがここはグレイル工務店だ。
俺は作業着を受け取ると更衣室に向かった。
グレイル工務店は小さな工務店であり更衣室は一つしかない。
そのため入る前に必ず声をかけて誰か異性がいないか確認してから使うそうだ。
クロム「誰かいるかー(ぽそ)」
よし…返事はない……ち、ちち、小さな声で声かけしてはいかんというルールはなかったからな。
中に誰か女性がいたとしてもこれは不可抗力であり事故なのだ。
さぁ!俺のラッキースケベ能力よ!俺を桃源郷へと導いてくれ!ハァハァ (;゚∀゚)=3ハァ
クロム「入るぞー(ガチャ)」
アイク「おうクロム」
クロム「………………orz」
そこにいたのは隆々と逞しいKINNIKUを漲らせて着替え中の兄上だった……
そうだよな。そんな幸運そうそう無いか……
ルフレ相手にラッキースケベがおこった時は幸福の絶頂だったんだが…
ああ…暑苦しいなぁ…俺もさっさと着替えて………
ワユ「お、たいしょー今日もいいKINNIKUしてるねえ♪」
アイク「腕立て腹筋背筋スクワットバーベル上げ一日一億回してるからな」
イレース「NIKU美味しいです……食べるのも食べられるのも…アイクさんなら…」
アイク「おい、くすぐったいぞ。腹筋撫でないでくれ」
ミスト「おにいちゃん。今日のお昼はからあげだよ。楽しみにしててね」
アイク「おう、現場で食わせてもらうぞ」
クロム「ちょっ……おまっ……まてまてまてい!男が着替えてるとこになんで普通に入ってくるっ!?」
俺のパンツ一丁ばっちり見られちまったじゃないか!?
逆だろっなんで俺がラッキースケベされなきゃならんのだ!
…いや、故意に入ってきてるからラッキーってのとは違うだろうけどな…
ワユ「あ、ごめんごめん。たいしょーだけじゃなかったんだっけ?ちょっと出てるねっほらほらいこ!」
更衣室を出てく三人を見ながら俺は兄上を仰ぎ見た…
クロム「兄上…いつもああなのか?」
アイク「うむ」
クロム「いや、そこは突っ込めよ」
アイク「俺は細かい事は気にせん」
クロム「いやいやいやっ気にしろって!?俺なんて思わずキャーとかいうとこだったぞ?」
アイク「それは精神力が足らんからだ。鍛えれば裸など見られても気にならん。大体お前俺に見られても気にしてないだろ。それと同じだ」
クロム「いや、そら男だし…けど女の子に見られるのは違うだろ?」
アイク「俺は男女を分け隔てはせん」
クロム「…もう何も言えんよ…」
そんなこんなで俺たちが来た現場はベグニオン社の所有地だった。
ここに工場を建てるのが俺らの仕事だ。
サナキ「おおアイク来てくれたか!仕事に入る前に私と茶でもせぬか?」
アイク「いや、先に仕事をせねばならん」
サナキ「むぅ…そうか。残念なのじゃ…」
…さっそくフラグ折ってるな兄貴のやつ…
フラグ折られた娘のフラグを俺がうまく拾えば彼女できるかもっ…という期待を抱いてここに来た俺だが…
子供は無理だ。すまん。幼女よ、あんまり落ち込まず前向きに生きていくんだぞ?
で、だ。
さっそく仕事に入った俺だが、これでもそれなりに鍛えてるし男の職場には慣れてるからな。
土嚢運んだり鉄骨運んだりくらいは朝飯前だ。
クレーンの免許も持ってるんだぞ?以前やったバイト先で覚えた。
アイク「ぬうん!」
…けどまあ兄貴がいればそんな機材なんて必要なさげだ。兄貴は地上からどんどん鉄骨を投げて地上三階…四階と上層階の鉄骨を組み上げていく。
相変わらずすごいな……っと、こっちにきた!
クロム「うおっとぉ!」
俺は両腕で飛んできた鉄骨をキャッチした。
まったく兄上のやつ…もうちょっと優しく投げてくれ。危なく受け損ねるとこだ。よっと。
受け止めた鉄骨をここにはめ込んで…よし。
ワユ「あっれーたいしょーのあれを受け止められるの?すごいじゃん♪」
クロム「鍛えられてるからな…」
イベントキター―――(゚∀゚)―――!
兄上には悪いがこの嫁候補いただく!
フラグを折りまくって回収せんからとられるのさっ悪く思うな!
ここじゃあ原作にないフラグや別作品同士もOKだそうだからな。遠慮はいるまいよ。
さて…ど、どうする?
この娘は兄上を好いてる…と、いうことは…だ。
いつも俺がムッツリ…こ、こほんこほん。本心を隠して兄上っぽくストイックに振舞ってるようにすれば好意を引けるかもしれん!
クロム「剣士たるものKINNIKUは鍛えて当然。腹筋も上腕もふともももしっかりKINNIKUをつけている」
ワユ「おーさすがたいしょーの弟さんだねぇ!あとで手合わせしてくれる?」
お誘いキター―――(゚∀゚)―――!
だ、だがまて!すぐには飛びつかんぞ!俺はそんな軽い男ではない!
ここで兄上を見習ってフラグを折ればさらに好意はあがるはず!
急がば回れってわけだな。うん。
クロム「すまんが用事があってな…」
俺は兄上を見習ってどっしりした態度で冷静に言ってみた。
ほんとは手合わせしたいけどな…俺好みのバインさんだし。
ワユ「そう?じゃあいいや。またねー」
…あれ?
い、いやちょっとまて!
これで好感度アップして支援はまずCがつくとこじゃないのか!?
兄貴はフラグ折っても好意は上がってるのに!
……一瞬で終わってしまった……俺は一体なんのために…orz
鉄骨組地上四階で凹んでいた俺は休憩時間にぼんやり空を見上げていた……
どうしてだろう…モテる代表の兄上を見習っているのにうまくいかんのは…何か間違えたんだろうか?
空を見ていると一頭のペガサスがこちらに飛んでくる。
なんか見覚えのある奴だと思っていたらあれは…ティア喪…こほん。ティアモか?
ティアモ「クロム様?また新しいバイトですか?」
クロム「まあな…お前は?」
ティアモ「宅配便のバイト中です。あ…そ、それで……」
クロム「今月は俺も全部バイト入れてしまって忙しくてなっお互い大変だが頑張ろうな?」
ティアモ「は…はい……それじゃあまた…(日曜空いてますか…と聞く前にさえぎられてしまった…orz)」
クロム「ああ、暇な時は遊ぼう。ヴェイクやスミアたちも誘ってみんなで集まろうなみんなで。大勢は楽しいぞ。これぞ絆だ」
しょんぼりして飛び去っていくティアモを見送ると俺の胸にチクチクとした罪悪感が湧き上がる…
俺だってバカじゃない。ティアモが俺に好意を向けてることくらい気がついてる。
…けどな…うまくいえないんだがティアモは友達としては見れてもどうしても恋愛対象としては見れないんだ。
べ、別につるぺただから差別してるってわけじゃないぞ!
たしかに俺は大きい方が好みだがこれはそういう問題ではない!
心の問題というか…人間の恋愛感情って自分でもコントロールできるもんじゃないし、
相手が好意を向けてくれるからと言って自分がそういう対象として見れない相手に付き合ってやるってのは相手に対しても不実だと思う。
喪の俺だが…だからといって誰にでも飛びつくわけじゃないしそれではティアモにも失礼だ。
半端に気をもたせるようなひどい事をするよりもこうして脈が無い事を示していればティアモも諦めて自分の幸せを探してくれるんじゃないか…
…アイツも早くいい相手に出会えればいいと思う。
ヴェイクでもカラムでもソールでもロンクーでもな。
いい男はたくさんいるんだからどうか俺なんぞのことは忘れて幸せになってほしい。
…柄にもなくしんみりしたな…よし、仕事だ仕事!
鉄骨の音が響く現場で俺は気合を入れなおすと再び飛んでくる鉄骨を受け止める作業に戻っていった……
次回
戦えバイト野郎! 第3話 戦えラーメン野郎!
怒涛のネタ祭りを今やっと見終えた
どれも面白かった。皆GJ!
>>492 >たった今出会った人にそう言われても、とても信じられません
シグルド「いいかいエイリーク。愛に時間は関係なんだよ」
>>502 マルス「このスレのシグルド兄さんがいっても説得力無いよ」
シーダ「いい加減に」
クリス女「そろそろ」
カチュア「身を」
チキ(大人)「固めてね」
マルス「え?なんだって?よく聞こえない」
>>470 王の器がハーレムキングになる素養だとしたら王の器→覇王なエフラムは・・・
喪男とハーレムが同居できないものかと考えて挫折した。
男たちにフラグを奪われるクロムがいてもいいじゃないってことでネタ投下↓
「おはようございます、お父様」
「おはよう、今日はひとりか?他の兄弟たちは?」
「え?私はもともと一人っ子ですけど……まさかお父様、お母様以外の女性と関係を!?」
「違う、誤解だ!いや、確かに全員母親は違ったが」
「複数ですか!?まさかとは思いますがヤリ捨てなど」
「してないっての!」
俺がそんな大胆なことできるわけないだろう!
というか俺は一途だ!誠実だ!好きな女は大事にする男だ!
しかし前にはルキナ、後ろには壁か…。
「かくなるうえは…!」
「え? きゃっ!」
強 硬 突 破!!
「ふう…、なんだっていうんだ」
「あ、クロムさん」
「お前はデジェル……だよな?髪の色が違うが…」
「私は髪を染めたことはないですけど…勘違いじゃないですか?」
「何?しかしその髪の色は」
「デジェル、何してるんだい?…ってクロムじゃないか!久しぶりだね」
「あ、父さん。母さんは?」
「ソワレなら多分先に行ってるよ」
「父さん?ソールがか?」
おいおい俺の娘じゃなかったのかデジェルは。
だが確かにソールと同じ髪の色だ。親子と言われればそう見える。
「告白したばかりなのにこんな大きな娘ができるなんて不思議な気分だよ」
「告白!?」
「この世にたった一つの指輪、なんて臭かったかな//」
「いいえ、そのおかげで私が娘だって証明できたんだもの。そろそろ行きましょ、母さんが待ってるわ」
「そうだね。それじゃあクロム、またね」
「あ、ああ」
……もしかしてだが、ソールがソワレに告白したことで運命が変えられたのか!?
「ん、あれはブレディか?」
「げっ、く、クロムさん!?」
「『ことばづかいにきをつけよう!入門編』?」
「ばっ、違っ、これは…!!」
「そういうの、気にしてたんだな」
「こ、これは母さんがうるせーからで……別に父さんみたいになりたいとかじゃ、って何セレナみたいなこと言ってんだ俺」
「えっと、一応聞くがその父さんというのは…」
「リベラ父さんだよ、あの女声の…」
「やっぱり俺じゃない、か」
「は?」
「いやいや何でもないぞ、HAHAHA」
まさか、ルキナ以外全員が別の父親の子になってたりするのか?
「あら、クロムじゃない。こんなところで何やってんのよ」
「ルフレ♀か……実はかくかくしかじかでな」
「あたしがクロムと結婚?ありえないわ。そもそもクロムを男として認識できないし」
「おい、俺が男以外の何に見えるっていうんだ」
「だってただの友達にしか思えないっていうか…」
「まあ確かに俺もお前を女とは思えな…いやすまん、謝るから石は投げるな!」
「いいわよクロムなんかと違ってフレデリクはあたしのことちゃんと女として見てくれるから」
「フレデリクって…あそこでマーク♂と小石拾ってる?」
「そうね。っていうか親子揃ってなんて無駄なことしてるのかしら」
「趣味なんだろ、多分」
フレデリクの奴…以外とちゃっかりしてやがる。
しかし俺の持ってるフラグがバキボキバッギャンと折られてるぞ。
このままどんどん減ってフラグゼロなんてことになったらどうするよ。ガクブル
いやまだオリヴィエとスミアがいる。 とりあえずオリヴィエの所に…。
「そこの可愛いキミ、いっしょにイーリス地区までデートに行かない?」
「え?僕?」
「って早速アズール発見か。しかも人の弟に何をしてる」
「お、弟?」
「俺の弟のセリスだ。言っておくがれっきとした男だぞ」
「セリスってまさかあのセリスさんの少j…少年時代!?さすがレベルが違う」
「未来でも有名なんだな、やっぱり」
「えっと、クロム兄さんの知り合い?」
「ああ、こいつは俺の…」
息子、でいいのか?
言ってしまってから違う父親の子どもです、とか言われたら残念な勘違い野郎じゃないか。
だがしかしそれなら何と紹介する?
「クロムさんの贔屓にしてもらってる店の踊り子の息子…っていうと縁遠そうだけど、リーフとはハンティング仲間として仲良くさせてもらってるよ」
「リーフのお友達なんだね!兄さん、踊りとか見るの好きなんだ?」
「ゆ、友人のつきあいでな(こいつ…、せっかく家族の前ではアイク兄さんみたいなストイックを演じてるってのに)」ピキピキ
「ってもうこんな時間?帰らなきゃ」
「え?まだこんな明るいのに?」
「父さんに話術を教えてもらってるんだよ。貴族的にうざいけど」
「ヴィオールか…」
「ああ見えて頭はいい人だからね。学ぶことはあるよ」
「意外と勉強熱心なんだな」
「女性のためと思えば父親とのムサイ時間も耐えられるのさ!それじゃ!」
結局ナンパか、おい。
しかし連敗記録更新中だったくせにヴィオールの奴、いつ口説き落としたんだ…。
「あの、クロム様?」
「あいつら一斉にくっつきやがって、図ったのか?…ブツブツ」
「クロム様?あの、すみません」
「な、なんだ?…ってスミアか」
俺としたことがつい考えこんでしまったか。
「何かお悩みのようですけど…もしかして花占いで悪い結果が出たんですか?」
「そういうわけじゃないがその、なんだ。スミアは気になってる相手というか……直球に言うと結婚はしているのか?」
「け、結婚ですか!?し、してませんけど……それに私なんかじゃ相手に迷惑をかけてしまいそうで」
「ほっ、そうか」
よし、スミアにはまだ他の男の影はない!
俺のフラグゼロが回避されて良かったぜ。
それに良い方向に捉えればアイク兄さんやロイのところのような熾烈な争奪戦なしにこいつは俺の嫁と宣言できるわけだ。
いいじゃないか、固定嫁。そうと決まれば…、
「だから私、ヘンリーさんにお願いして自身がつく呪いをかけて貰おうと思うんです」
「呪って欲しいなんてスミアももの好きだな〜」
「ヘンリー!お前いつから…、」
「今来たんだよ〜。あ、そうだスミア。呪いの準備が出来たよ」
「本当ですか?」
「うん。本当にスミアは呪いの利用法を考える天才だよね〜」
「そんなこと…。あ、クロム様、私たちはこれで失礼しますね」
なっ…、め、目の前で他の男に奪われた!?
ヘンリー>>俺なのかスミア!!!?
主人公特権とかそういうのないのないの!?将来ルキナという娘が生まれるのは確定してるはずなのに何バキボキバッギャンとフラグ折られ続けてんの!?ねえ俺泣くよ?泣いちゃうよ!?
「アッハハハ〜。君がフラグ折られてるとこ、結構面白かったよ〜。つい僕も協力しちゃった」
「つい、じゃねええええええ!!!」
こうして全てのフラグを折られた俺。
きっと子どもたちがいるからと、将来はあの母親たちの誰かとは結婚できるような気がしてたんだ。
でもそれはただの勘違いだった。
そう気づいた俺はフラグ探しの旅に出ることにした。自分から動かなくちゃ恋人なんかできるわけない。
うおおおおお!!!!フラグ王に、俺はなる!!
「ロイく〜ん、あたしの新しい踊りを見て!」
「わっ、ちょ…ララムさん!!」
「……ロイさまが…穢れる………」
「あの、髪の毛が怖いよソフィーヤ」
「お兄ちゃん!お弁当、野菜ばっかりだって言ってたよね?このお肉いる?」
「また一緒に食べ放題でも行きませんか」
「肉はもらう。だがその前にフレイムバレルで特訓だ」
「え、ちょっとお兄ちゃん待ってよ!」
………あ、なんか早速無理な気がしてきた。
続かない。
村娘の存在は完全に思考からアウトしてしまった模様。
クロムのアイクとの最大の違いは恋愛に興味があることだと思うんだ。
>>505 エフラムは幼女を制覇する者だから、まあそういうことだ
>>507-509 面白かったGJ!
葉っぱ相手に内心怒りまくったりフラグ心配してあせるクロムが若者らしくてよかったw
ユリア「ラナ、あなたはバトルシスターにクラスチェンジしないの?」
ラナ「情報が古いなユリアよ、今はオーバーロードの時代だ」
ユリア「っ!?黒いオーバーロード!?」
ラナオウ「覇王は、一人で十分だ」
ヴァルハルト「うぬ、どちらが真の葉王か」
「「いざっ!!!」」
こうして、お互いの存在を賭けた、戦が始まった。
ロイ「お互いの『はおう』が全く違う意味であることに気がついてないよね絶対」
マルス「面白そうだしいいんじゃね?」
ユリウス「ラナがオーバーロードだって!?冗談じゃない!今でもヤバいのに、これ以上強くなってどうすんだよ!!」
セリス「ラナあんな大きな馬に乗れるなんてすごいな〜」
ユリウス「感想そこかよ・・・まぁお前らしいけど」
クロム「あの細腕でヴァルハルトの攻撃を受け止めているだと!?世の中広いな・・・」
ロイ「いや、あの人もアイク兄さんと同じで、規格外だからあれを基準にされると困るんだけど」
ラナオウ「はぁっ!!」 ヴァルハルト「ぬぅん!!」
ラナオウの拳が、ヴァルハルの斧を砕く。
ヴァルハルト「ぬ、武器が」
ラナオウ「武器で我に勝とうなど笑止!」
ヴァルハルト「よかろう、ならば拳で終わらすまで!!」
マルス「ついに世紀末、格闘技にはいってしまったか・・・こうなったらどちらが、バスケをするかで決まる」
ロイ「なんか、いつの間にか挌ゲーになっている!?」
ここまで書いたがこの先が思いつかんかったorz
>>505 エフラム加入時のスキル
覇王→幼女を制覇する者
月光→ガードの固い幼女も楽々落ちる
運び手、守り手→幼女の守護者を表している
屋外戦闘→幼女とのデートは任せろ
こういうことだな
もはや幼女は近づくだけで妊娠するレベルだな
>>514 そういや守り手とかも持ってたなw運び手は幼稚園の送り迎えとかで使ってたんだろうか・・
マルス「でもエフラム兄さん幼女を守ることにかまけすぎてて槍の達人覚えてないんだね」
エフラム「問題ない、俺たちは全てのクラスになれるから後ででも・・・」
マルス「槍の達人を習得できるクラスは女性専用だけどね」
エフラム「なん・・だと・・?」
カラム「悲しいけど、僕ならいける気がする……ぬるぽ」
なんだこのネタラッシュwwww 全部読めねえよ!いや読むけどさ
休日が終わって明日になれば落ち着くかな?いや落ち着いてほしくないけど
とにかく感想書くのが大変じゃないか!いや書くけd(ry
>>515 サラ「ノノみたいな子でも結婚できるのが実証されたので、私も兄様になら……」
エフラム「お前が言うと冗談じゃ済まないのだが」
サラ「別に冗談じゃないし」
エフラム「さらに駄目だろ!」
ニニアン「踊子と王子様がくっつく的な意味で私はクロムさんのお相手はオリヴィエさんがいいと思います!」
523 :
運命か、絆か:2012/05/20(日) 20:46:10.35 ID:81Lg01iy
>>489 ブレディ「しかしよぉ……実際出来んのか、こんなこと?」
デジェル「まあ現実的に考えればほとんど不可能なレベルに思えるけど……」
ルーテ「いえいえ、そんなことはありませんよ」
アズール「うわっ!? だ、誰!?」
ルーテ「どうも、優秀なルーテです。『並行世界観測機』を製作して、
あなたがたがこの世界に来るきっかけとなりました」
ルキナ「はぁ……」
デジェル「要するに諸悪の根源なわけね……で、そのルーテさんが何の用?」
ルーテ「はい。先程の貴方がたの疑問への答えを示そうと思いまして」
シンシア「疑問……って言うと、本当に父さんをハーレムキングに出来るのかな、っていう?」
ルーテ「そうです。その答えは、こちらです」
と言いつつ、何やらモニターがついた機械を取り出すルーテ。
ルキナ「これは……?」
ルーテ「名付けて『並行世界通信機』です。スイッチオン」
???『ハァイ! どうもこんにちはー!』
ブレディ「うおっ、なんだこのやたらテンションの高い女は……!?」
マーク♂「あれー? もしかしてユンヌさんじゃないですかー?」
ユンヌ『そうです! オモシロ大好き、混沌の女神ユンヌちゃんです!
ただし……貴方達のいるその時代から、二百年ほど経った後の、ね』
ブレディ「二百年!? 俺たちがいた時代よりずっと後じゃねえか……」
ルキナ「では、わたしたちの疑問への答え、というのは……」
ルーテ「はい。ユンヌさん、例のデータを皆さんへお見せして下さい」
ユンヌ『はいはーい。皆さん、こちらのボードをどうぞー』
シンシア「えっと……円グラフ? 何のデータなの?」
ルーテ「ユンヌさんのいる時代の紋章町の人種構成です」
ルキナ「人種ですか?」
ユンヌ『そうそう。これがユグドラル系で、これがエレブ系。そんでもってこれがマギ・ヴァル系でこれがラグズね」
ブレディ「……隅っこのほんのちょっとのスペースにちっちゃく『ダグエル』って書いてあるな」
アズール「シャンブレ―してなかったんだ……良かったな、絶滅」
マーク♂「逆ですよー、アズールさん」
デジェル「……ねえ、この全体の1割ぐらいを占めてる青い部分はなに?」
ユンヌ『ふっふっふ……よくぞ聞いてくれました! これぞ、クロム系人種よ!』
ブレディ「……クロム系、だと?」
アズール「ま、まさか……」
ユンヌ『そう! この時代の紋章町は、クロムちゃんの直系子孫が全人口の実に1割を占める都市国家なのです!』
アズール「ブーッ!?」
デジェル「い、一割ですって!? なんかの冗談じゃないの!?」
ルーテ「本当みたいですよ。わたしもユンヌさんにその時代の人々を見せて頂きましたが、
クロムさんが持つ聖痕を持つ人々がそこかしこに……」
シンシア「な、なにそれー……」
ルキナ「想像を超えた世界ですね……!」
ユンヌ『でもこれが現実なのよね」
アズール「一体なんだってそんなことに……」
ユンヌ『全てはクロムちゃんがハーレムキングになったおかげなのよ。
あるとき女性への愛に目覚めたクロムちゃんは、兄弟の力を借りながら己がハ道を歩み始めたの。
ミカヤから神通力を、エリンシアから慈悲の心を、アイクから強さを、シグルドから騎士道を、
エフラムちゃんから野望を、エイリークちゃんから教養を、ヘクトルちゃんから統率力を、リンちゃんから野生を、
マルスちゃんから策謀を、リーフちゃんから耐久力を、セリスちゃんからカリスマを、アルムちゃんから農力を、
セリカちゃんから魔道の力を、ロイちゃんから強運を……
最終的にはその全てを兼ね備えつつ、彼らに勝る力を身につけたわ」
ブレディ「なんか途中で訳の分からんものも受け継いでなかったか……?」
デジェル「っていうかどんな人間よ、それは……」
524 :
運命か、絆か:2012/05/20(日) 20:46:51.76 ID:81Lg01iy
ルキナ「そ、それで、その力を身につけたお父様は一体何を……!?」
ユンヌ『着々と力を身につけたクロムちゃんだったけれど、そんな彼を試すかのように様々な事件振りかかってきたわ。
「竜王家邪竜騒乱」「ラナオウ戦役」「エ帝のロ国建国宣言」
「貧乳大乱」「ゲイ殲滅闘争」「ヴァルハルト農業大革命」「ミラ教戦争」
「ダグエル絶滅危機」「第23次ア・フラグ大戦争」「バーハラの三帝会戦」「竜の祭壇破壊計画」などなど……
これらの大事件が十年ほどの間に連続して起こったのよ』
ブレディ「どうなってんだよその紋章町は」
ユンヌ『そんな数々の危機を、クロムちゃんと兄弟家の皆は力を合わせて乗り切ったわ。
ギムレー、メディウス、ドーマ、ハーディン、ネルガル、ガーネフ、アシュナードといった超人たちとの戦い、
人類最強と謳われた兄アイクとの一騎打ち、そして勝利……
民衆の危機を救い数々の戦乱を終わらせ、寛大な心とハ道でもって人を統治するクロム王の下に、
つわものたちは先を争うようにして馳せ参じた……そうした物語の中で数々の英雄が生まれ、
またハーレムキングたるクロム王の恋愛譚も数多く生み出されたのよ。
ちなみにそれらは『源氏物語』の10倍ぐらいの巻数で絶賛発売中よ』
アズール「多すぎでしょいくらなんでも」
ユンヌ『ちなみにわたしが好きなのは第百十巻ね。「全員俺の嫁」宣言に至るまでの下りは何度読んでも涙が出るわ』
デジェル「まあいろんな意味で泣けそうではあるわね……」
ユンヌ『……ま、そんなわけで、クロムちゃんにはそのぐらいの可能性があるわけよ。
あなたたちの時代のクロムちゃんがどうなっていくのかはまだ分からないけれどね』
ブレディ「まあ確かに、今の所そこまで凄い男には思えねえな」
ユンヌ『でもそれほどの漢になれる素質は秘めているの。だからあなたたちも、無理なことだと諦めずに頑張っちゃってね!』
マーク♂「混沌の女神の祝福とは心強いですねー」
ユンヌ『うふふ、わたしはオモシロが好きなだけよ。またそっちの世界のルーテちゃんから話を聞かせてもらうからね!
それじゃ、バッハハーイ!」
ルーテ「……通信、切れました」
アズール「……はぁー……」
ブレディ「……なんつーか……」
シンシア「凄いね、父さん……」
デジェル「いろんな意味でね」
マーク♂「でも父さんならやってくれますよ、きっと!」
ルキナ「その通りです!!」
アズール「うわぁっ、びっくりした!?」
ルキナ「さすがお父様……! 私、深く感動しました!」
デジェル「えー……そ、そう?」
ルキナ「そうです! やはりお父様は世界一素敵なお方です!」
ティアモ「フフ……どうやら完全に迷いは消えたようね」
アズール「ティアモさん!」
シンシア「もしかして、ルーテさんをここに連れてきたのは……」
ティアモ「それもわたしよ。まあこれで、わたしがこの計画に賛同した意味も分かったでしょう」
セレナ(本当はその世界ぐらいしか自分とクロムさんが結ばれてなくて絶望しかけてたたんだけどね……)
ティアモ「これでわたしたちの向かうべき未来が見えたわね? 皆の力を合わせて、運命を変えるのよ!」
アズール「運命か、絆か……か。ある意味面白い話ではあるよね」
デジェル「……でも、ティアモさん?」
ティアモ「なに?」
デジェル「そこまでできる努力と意思があるなら、自分で魅力を磨いて父さんにアタックした方が手っ取り早いんじゃ……」
シンシア「それは確かにそうかも……」
マーク♂「どうなんですかー、ティアモさん?」
ティアモ「い、いや……ほら、わたしは求めるより求められるのが好きな女だから……」
全員(駄目だ、この人)
ティアモ「と、ともかく、頑張りましょう! 運命を変え、ハーレムという名の絆を築くまで!」
ルキナ「えい、えい、おー!」
全員「おー!」
セレナ「……おー……」
クロム「……相変わらず悪寒が……体を鍛えるべきだろうか」
ジャンヌ「アルム君、そのガッはタイミングを外していますよ」
ルフレ「そういえばセレナはいつもツインテールだけど髪型変えたりすることは無いのか?」
セレナ「ハァ!?そんなのあたしの勝手じゃない!」
ルフレ「まぁそうなんだけど、紋章町でそういう髪型の人少ないだろ?
髪を下ろしたりポニーテールにしたらどんな感じなのかなとかふと思ってな」
セレナ「うっさいなぁ!別にどんな髪型にしようと関係ないでしょ!?
ル、ルフレさんがどうしてもっていうなら変えてみてもいいけど…」
ルフレ「いや、別に無理強いとかしてるわけじゃないよ。変な話して悪かったな」
セレナ「………」
次の日
セレナ「あ、あのさ、ルフレさん」
ルフレ「あれ?セレナ本当に髪を下ろしたのか」
セレナ「か、勘違いしないでよね!別にあんたに言われたから変えたわけじゃないんだから!」
ルフレ「はいはい、でも本当に印象変わるもんだな。
普段の髪型だと活発って気がするけど
その髪型だとお淑やかなお嬢様って感じがする」
セレナ「な、なによ!どうせあたしはお淑やかなんじゃないわよ!」
ルフレ「あはは、別に似合ってないなんて言ってないだろ?俺は結構にあってると思うぞ。
たまには気分転換で変えてもいいんじゃないか?」
セレナ「そそそ、そんなこと無いわよ! も、もうしないわよバカッ!」ダダダッ
ルフレ「あれ、怒らせちゃったか?」
マルス「どう見ても照れ隠しです、本当にありがとうございました」
ロイ「セレナさん真っ赤だったね」
クロム「クッ、あの天然フラグ能力が俺にもあれば…!!」
アズール「
>>523じゃああいう未来もありうるとは言ってたけど…」
ブレディ「父さんが自分の力に気付かないとどうしようもねぇなこりゃ」
デジェル「ティアモさん、差し出がましいようですけど
ああいう点はセレナを見習ってみたらどうかと」
ティアモ「ななななな、わ、私はホラ!クロム様相手に自分からアプローチするとか無理だし!」
シンシア「でも今の父さんだとルフレさんみたいな振りはしてくれないと思うけど…」
ティアモ「oh…orz」
他はまだしもアイク参考にしたらフラグ折られるだろw
>>522 フィオーラ「はぁ?王子様には天馬騎士が一番お似合いなの。よってクロムさんのお相手はスミアさんね」
>>527 ツインテールにも色々ある。ミルラのような物静かなタイプもいれば、セーラのような元気すぎるタイプもいる
ツインテール=活発というのは余りにも早計と言わざるを得ない
ツインテールと言えば幼い女の子の髪形というイメージがあるが、今回のようにある程度成長した女の子でも似合う場合がある。が、これは別の話だな
サラ「…というようなことを兄様が」
エフラム「言ってないからな」
>>531 さすがロリ要素を語らせたらサラs…エフラムに敵う奴はおらんな
>>531 エフラム「お前、なんでそんなこと知ってるんだ?」
サラ「兄様の趣味に合わせて色々調べてるんじゃないの、むしろ感謝して欲しいくらいよ」
エフラム「俺の趣味がどうとか喋った記憶は無いんだが……」
サラ「他にも兄様が喜びそうなものも用意してたりするのよ。ノノの着てる服と同じものを買ったんだけど、今度着てあげよっか?」
エフラム「いや、それは……」
サラ「じゃあサーリャから貰ったダークマージの衣装を……」
エフラム「……それだと一緒に歩いてるときに俺が職務質問されそうなんだが」
>>527 マーク♂「何言ってるんですかー。だからこそ父さんを自分から働きかける漢にするのが
この計画の目的なんですよ!」
ティアモ「あ……そ、そうだったわね、その通りよ、うん」
マーク♂「しっかりして下さいよー。というわけでまた協力者を連れてきましたー」
ニニアン「こんにちは。斬られても復活できるので『野生の竜に襲われてあの娘が大ピンチ』シチュに最適なニニアンです……」
フィオーラ「どうも。傭兵天馬騎士に声かけて『DQNに囲まれてあの娘が大ピンチ』シチュに最適なフィオーラです」
ブレディ「どういう自己紹介だよ……」
マーク♂「お二人はそれぞれオリヴィエさん推しスミアさん推しだったんですけどー、
だったら二人で手を組んだ方がいいんじゃないですかって『説得』したら快く協力して下さるとのことで」
アズール「説得……ねえ……」
ブレディ「明らかに利害が対立してそうなんだが……」
ニニアン「いえ、そんなことないです……」
フィオーラ「わたしたち仲良しですから、うふふ」
デジェル(どうやって説得したのかしら……)
ニニアン(……足を引っ張り合って自滅してはいけませんし、わたしたちが争っているとエリウッド様が悲しまれます……)
フィオーラ(だからクロムさんにハーレムキングになってもらった後、踊り子と天馬騎士それぞれの良さをエリウッド様にもアピールして頂く)
二人(真の決着はそれから……!)
アズール「……なんか、二人の間に怖いオーラが……!」
ブレディ「マジでどう説得したんだ……マーク♂、恐ろしい奴だぜ……!」
マーク♂「いえいえ、僕の策略なんて母さんに比べたらまだまだですよー」
ルフレ♀「……なんでしょう、褒められているんだか貶されているんだか微妙なことを言われているような感じが……」
クロム「なんだそりゃ……なあ、それよりもお前の番だぞ」
ルフレ♀「あ、そうですね……王手!」
クロム「うっ、これは……!」
ルフレ♀「ふふふ……まだまだですね、クロムさん♪」
(兄弟家の朴念仁の多さは)どうなってるの
>>535 だからこそクロムのようなタイプが珍しいわけだな。
喪にしてもハーレムにしても、自分から積極的に求めるのはなんか新鮮だ。
ところで、今の流れをまとめるなら
「喪だったクロムがハーレムキングになるまでを描く成長物語」という感じになるのか?
ちょっと読んでみたいぞw
喪だけど自分から積極的にいくタイプはリーフがいるじゃん
まああいつは同世代にはモテてるけど
マルスとシグルドもわすれちゃいけない
自分の意中の人には積極的だよ
シグルドはなかなかうまくいかないがw
ただこれまで鈍感とか朴念仁が多かったからな
違ったパターンで主人公家のほうから候補相手に積極的にいくのも面白い
なんのかんので指輪とか渡すしクロムのほうから迫るタイプってイメージある
ティア喪以外w
ラグドゥ遺跡
アイク「ふぅ…さすがにドラゴンゾンビ10体を青銅の剣で倒すのは流石に大変だなさて、。今日はこれぐらいで帰るか…ん?」
???「なるほど、ここ最近ここの魔物の数が減っていると思ったら、あなたがここに来ていたのですか。それなら納得しました」
アイク「…こんなところに一人で来るか。なかなか腕が立つようだな。誰だ」
セルジュ「セルジュと申します。こちらの飛竜はミエルヴァちゃんといいます。単刀直入によろしいでしょうか?」
アイク「なんだ?俺に用か?」
セルジュ「はい、用というのはですね。死んでもらいます」
アイク「!!?」
セルジュ「デヤアッ!」
アイク「くっ!待て!落ち着け!俺が何をした!」
セルジュ「あらあら、あれだけのことをしておいてしらばっくれるんですか?」
アイク(襲いかかってきているのに笑顔だと!?いや、これは笑顔じゃない。怒りすぎて逆に笑顔になっている!)
セルジュ「紋章町最強候補だかなんだか知りませんが、これは少々やりすぎでしょう」
アイク「だから待て!俺は本当に何もしていない!」
セルジュ「………」
アイク(斧をおろした。分かってくれたのか?)
セルジュ「何もしていない?」
アイク(…いや、これはセネリオが怒っているときと同じだ。全然わかっていないぞ)
セルジュ「あれだけのことをしていて何もしていない?」
アイク「…もしあんたの気にさわることをしていたなら謝る。だから説明してくれ」
セルジュ「…朴念仁というのは本当だったようですね。いいでしょう、説明してあげます」
アイク「わかった」
セルジュ「あなたは 可 愛 い 魔 物 ち ゃ ん を 狩 り す ぎ よ !」
アイク「は?」
セルジュ「カサカサ這い寄ってくるエルダーバールちゃんや、モフモフすると最高なケルベロスちゃん、つぶら瞳のイービルアイちゃんや、一度は乗ってみたいガーゴイルちゃん、
もちろんマミーちゃんのグチョグチョした感じもいいですし、スケルトンちゃんなんて美しすぎです、ドラゴンゾンビちゃんだってとっても凛々しいのに愛らしいですし……」
アイク「………」
セルジュ「そんな可愛らしい魔物ちゃんたちをあなたは修行と称して虐殺している…こんな蛮行見逃せるとお思い?」
アイク「いやしかし、こいつらは現に人を襲うことも……」
セルジュ「襲うなんてとんでもないわ。彼らはただじゃれてるだけなんだから」
アイク「食われる被害もあるぞ」
セルジュ「魔物に食われるなんて最高の死に方よね」ウットリ
アイク(…何故かララベルと同じ匂いを感じる。ここは…)
アイク「逃げる」
セルジュ「あ、待ちなさい!…さすがに速いですね。しかしこの様子では火竜の巣やフレイムバレルも危なそうね。見回りを始めなきゃ」
アイク「ということがあって以来、修行に行くたび邪魔をされる。なんとかしてくれ」
クロム「俺に言うな。ヴィオール、お前主人だろ。なんとかしろ」
ヴィオール「セルジュ君が素直に貴族的な私の言う事を聞いてくれるとおもうかね?」
クロム「無理だな」
アイク「orz」
あ、容量30切ってるし流れ早いから次スレ建ててくるわ
とりあえずテンプレスレで議論されてたけど今回は
【クロム】NEW!
新たな兄弟。今後の活躍が期待される。
これでいい?
今後もっと固まったら変更するみたいな感じで
マーク♂「というか皆さん、自分のお相手探すのはどうするんでしょう」
マーク♀「私は父さんと結婚します!」
マーク♂「じゃあ僕は母さんと結婚しよう!」
>>541 ブレディ「おいマーク、それじゃルフレ♀が重婚になっちまうだろ」
マーク♂「あ、そうですね……じゃあ目標を多夫多妻制に切り替えましょう!」
シンシア「自由すぎるよ!」
デジェル(でもこの子ならやりそうで怖いわ……)
>>540 今の所はそれが無難だと思う。いつまとまるか分からんけどw
じゃあ建ててくるよ
544 :
クロム:2012/05/20(日) 23:20:51.96 ID:Pd/XcOye
スミア「好き、嫌い、好き、嫌い……」
クロム「スミア、また花占いか?」
スミア「はい、クロム様。クロム様もいかがですか?」
クロム「俺か? そうだな、折角だしやってみるか……何を占うかな」
スミア「え、それは……ここ、恋、いえ、友人関係、ですとか……!」
クロム「ふむ……好き、嫌い、好き……はは、嫌われてるみたいだな」
スミア「え……あ、あの、ちなみにどなたとの関係を……?」
クロム「ん……いや、知り合いにな、俺と話すときだけなんかそっけない奴がいてな」
スミア「そうなんですか……(誰のことでしょう?)」
ティアモ「ヘックショイ! うー、風邪かしら……」
セレナ「そりゃ一晩中外で花占いしてりゃ風邪も引くわよ……」
ティアモ「だって、何度やっても『嫌い』にしかならないんだもの……! もう呪いだわこれ!」
セレナ「まったく……」
>>545 マーク♂「父さん、父さん」
クロム「ん、なんだ?」
マーク♂「折角花占いに誘ってくれたスミアさんに、何かお礼とかどうですかー?」
クロム「お礼…?」
マーク♂「そう。父さんもスミアさんにお世話になってるじゃないですかー」
クロム「なるほど。確かにそうだな…」
マーク♂(よし、これで後は上手くデートに繋げて…!)
クロム「…よし、行ってくる!」
マーク♂「えっ…と、父さんどこにーっ!?」
〜数日後〜
クロム「スミア、これを受け取ってくれるか?」
スミア「こ、これは…」
クロム「アルムと一緒に品種改良で生み出した花だ。
これだけ大量に花びらがあれば沢山花占いを楽しめるぞ!」
アズール(めちゃくちゃモサモサしてるーっ!)
ブレディ(花の魅力が台無しだぜ…!)
デジェル(さすがにこれはちょっと…)
スミア「クロム様…! わたしのために…!」キュンキュン
アズール(ありなのそれーっ!?)
シンシア「さっすが父さん! ああ、わたしもあの花欲しいなー」
ルキナ「わたしもです…」
マーク♂(うーん、やっぱり父さん素質はあるんですねー。案外放っておいても大丈夫かもしれません)
>>539 まさかセルジュさんがアイクの天敵になるとはw GJw
セリス「どうですかセルジュさん、僕のマミー君コレクション!」
セルジュ「ああ、なんてすばらしいお部屋……! 天国だわここは!」
セリス「もし良かったら、セルジュさんのエルだーバールぬいぐるみの作り方教えてください」
セルジュ「ええもちろんよ。他にもケルベロスちゃんやスケルトンちゃん人形があるから……」
セリス「わあ、凄いなあ! 今度見せてもらってもいいですか?」
セルジュ「ええもちろんよ。うふふ、マミーちゃんモフモフ……」
ユリア「くっ……まさか今になってセリス様の嫁候補が増えるとは……!」
リーフ「あんなきれいなおねいさんと仲良くなるなんて……! 妬ましい!」
>>541 シグルド「君たちは私に殺されたいのかね?兄妹に限らずKINSHINは許さんぞ」
>>544 クロムスレ立て乙
〜 酒場…涙目グリーン 〜
クロム「ちくしょう…ちくしょう……酒だ酒もっと酒もってこい!」
セティ「いや…ここはねグリーンしかだめなんだよ?」
クロム「うるさいっお前に俺の気持ちがわかるか!男ルフレになにもかも奪われてなにも残らなかった惨めな男のなにが…」
セティ「…わかる…わかるとも!」
クレイン「そうだよ。君の気持ち痛いほどわかるよ……」
クロム「お前等……」
セティ「酒もってこーい!彼女がいなくて悪いかー!」
クレイン「そーだ女がなんだーリア充がなんだー!」
サザ「そーなんよー43スレにもなって彼女ができない俺だって次こそ!」
クロム&セティ&クレイン「いや、それはない」
サザ「……orz」
埋めネタ投下だべ
ルフレ♂「クロムはガツガツしているように見えて、好みが激しい所もあるからなぁ」
ルフレ♀「そうなのよね。ティアモさんやミリエルも、かなり以前からの知り合いなのにね…」
ルフレ♂「ノノやベルベットもそうだな。種族の違いなんて今更だと思うんだけどな」
ルフレ♀「サーリャも、私達と知り合いになる切っ掛けを作ったのはクロムなのよねぇ…
それが、今じゃ私達のほうが親しい位だし」
サーリャ「……うふふふふ…私は、クロムには感謝してるわよ?
だって、ルフレに出会うきっかけをくれたんだもの
…でも、それ以上ではないわね」(ルフレ♂の後ろにくっついてる)
ルフレ♂「……サーリャとしてもそう思うのか。まぁ、合う合わないはあるだろうしな」
ルフレ♀「それにしても、サーリャはその場所が好きね。
私達も、サーリャに後ろからくっつかれるの何か落ち着くのよね…」
サーリャ「……私もそう…ここはとても好き…ルフレと一緒に居るって心から実感できるもの」
リーフ「な、何か凄くナイスバデーで尚且つ全身スケスケコスなお姉さんがヘブン状態だ!
これはぜひ仲良くならなきゃ! そこのおーね―――さ…ブワックショイ!!!!(突如勢いよく仰け反って後頭部強打)」
ロイ「ちょ、いきなりどうしたの!? ヒトデナシーもいう暇も無く倒れるなんて新しい芸風?」
リーフ「ち、違うってなんだか急にクシャミが…(顔を上げると、大量の鼻水が)…な、なんだこれ!?」
ロイ「ど、どうしたのその鼻水!? まさか…普通の風邪にリーフ兄さんがかかるわけがないし…
まさか、新地区からやってきた新種の病原菌何じゃ…」
クロム「いや、違うぞ?……リーフもやられたか……」
リーフ「グスッ…ク、クロム兄さん…ど、どういうこと?」
クロム「それはな、サーリャの呪術だ。あの、露出過多なダークマージやソーサラーの衣装につられただけの男を遠ざける、な
ただ欲情しただけの男が近づこうとすると、クシャミや鼻水が止まらなくなるんだ」
ロイ「……それって、あのスタイルとあの露出度でやったら、只の無差別テロなんじゃ」
クロム「そうか? イーリスペレジア辺りじゃ、ダークマージは皆あの格好だから結構すぐ慣れるものだぞ?
プールで水着姿に慣れていくのと同じことだとおもうが」
リーフ「な、何の…こんな鼻水くらいでヘックショイこの滾るパトスを遮ブエックショイ!る事はできないハックションハックションブエックショイ!!!んだ!」
ロイ「……涙と鼻水で滝みたいになってるのに、そんな意気込まれても」
クロム「あと言っておくが、それでもあきらめないと、今度は腹が下り始めるてな」
りーふ「へ?…(グギュルルロギョロロローゴロゴロゴロゴロ)…ちょ、ちょっとコレ、ヤバ…っ!」
ロイ「あ!兄さん!!…行っちゃった」
クロム「俺がサーリャに声をかけないのはな……あの呪いを克服できなかったからなんだ。戦闘とかでダブルを組む分には平気なんだがなぁ」
ロイ「あのリーフ兄さんをあんなふうにするなんて、凄い呪いだね」
アッー!コノヒトデナシー!!
シンシア「じーっ…」
エリンシア「えっと。何かしら、シンシアちゃん?」
シンシア「エリンシア叔母様の『慈悲』スキル…いいなと思って」
エリンシア「いい、って?」
シンシア「だって、『不殺』(ころさず)っていかにもヒーローって感じ! かっこいい!」
エリンシア「うふふ、そんな風に言われるのは初めてね」
ヘクトル(違う、違うぞシンシア…)
エフラム(あれは不殺じゃなくて拷問用スキルだ…)
リーフ(慈悲アミーテで何度お仕置きされたことか……恐ろしい)
>>551 克服できなかったということはサーリャさんを過去にナンパしたことがあるんですねクロム兄さん
その気持ちよくわかるわw
セリカ「…なるほど。お母さんに呪いを、ね」
ノワール「は、はい…」
セリカ「確かにそれは酷いわ。やっぱり異教徒のやることは理解できない」
ノワール「えっと」
セリカ「安心してノワールさん、わたしがあなたを呪いから解放してあげましょう。
そのためにミラ神に生贄を捧げるのよ! さあまずは鼠の死骸を一体用意して」
ノワール「ひいいぃぃぃぃっ! 何も変わってないーっ!」
エリンシア「よいしょっと…今日のゴミ出し終わり、と」
〜数分後〜
ネサラ「うひょーっ、ごちそうだぜーっ!」
ヤナフ「大根うめぇw」
ウルキ「イモうめぇw」
シャンブレ―「人参うめぇw」
ネサラ「……あん? 誰だお前は。ここは俺らの縄張りだぜ?」
シャンブレ―「うう……ご、ごめん。でも俺今日飯にありつけないと絶滅しちまうよぉ!」
ネサラ「ちっ……仕方ねえな。なら下っ端として雇ってやる。
よし行くぞ、次は竜王家の残飯だ!」
全員「おーっ!」
ジェローム「次スレが立ったか……。
だが次スレには行きたくない。このスレでミネルヴァちゃん人形をずっとモフモフしていたい……」
>>555 ゲイル「お前たち、ゴミ漁りや指定された業者の者以外の持ち出しは窃盗罪だぞ!全員署まで来い!」
引き取りに来たティバーンの説教と拳骨より、リュシオンの絶交発言の方が遥かに効いたネサラであった
>>557 ネサラ「チッ、サツが来やがった! ズラかるぞお前ら!」
ヤナフ「合点!」
ウルキ「承知!」
シャンブレ―「えっ、えっ!? うわぁっ!?」
ミレディ「確保ーッ!」
ツァイス「ようやくゴミあさりの一味を捕まえられましたね」
ゲイル「ああ。動きがトロい奴がいて助かった。連行するぞ、逃げられないように押さえておけ!」
ミレディ「ハッ!」
シャンブレー「ちょ、やめっ……ぜ、絶滅しちまうーっ!」
ネサラ「あーあ、捕まっちまって……馬鹿な奴だ」
>>555 ベルベット「シャンブレー! またこんなところで間食(?)して!」
絶滅「ゲエッ!? かーちゃん!? だ、だって飢え死にで絶滅したくないし!!」
ベルベット「飢え死にで絶滅する前に肥満で絶滅するわよ! ほら、食べるなら夕食でしっかり食べなさい!」
絶滅「イデデデ!! カーチャン!耳引っ張るのはやめて―!!」
ネサラ「……随分若い母親だったな」
ヤナフ「ラグズやタグエルなら不思議じゃないでしょう」
ゲイル「こらー!身元引受人待ちのお前ら、静かにしてろ!」
ベルベット「全く情けない…これが誇り高きタグエルだなんて……?」
シャンブレ―「あ、あれ? 母ちゃんどこ行くの?」
ベルベット「ん……何かしら、足がふらついて……きゃあっ!?」
シャンブレ―「うわぁっ、母ちゃんが落とし穴に落っこちちまった!?」
ドニ「かかったべ!」
アルム「やったぞ!」
リーフ「うひょーっ! 本当におねいさんが罠にかかった! 今日は祭りじゃーっ!」
ベルベット「クッ……農民如きがぁ……っ!」
シャンブレー「母ちゃん……ちょっと情けないぜ……」
マーク♀「うふふ、ウーサーギーさん♪」
シャンブレー「げぇっ、マーク!?」
マーク♀「もー、お腹が減ってるなら言ってくれればいいのに!
さ、たーんと召し上がれ!」
シャンブレー「うお、山盛りの人参…!」
マーク♀「ふふふ…さー、おいでおいで」
シャンブレー「うう…食べたい、食べたいけど食べたらモフモフされちまう…!
ど、どうしたら…!」
ルフレ♂「こらっ、マーク!」
マーク♀「きゃんっ! と、父さん!?」
ルフレ♂「人様を動物扱いするなと何度言わせるんだ全く…!」
マーク♀「ぶー。そりゃ父さんは老若男女人外だろうと構わず喰っちまう男ですけどー」
ルフレ♂「ばっ…へ、変なこと言うな! ほら、帰るぞ!」
マーク♀「もー。仕方ないですねー。じゃあまた会いましょう、ウサギさん♪」
シャンブレー「…い、行ったか。危ないところだった…」
ベルベット「…」
シャンブレー「あ、母ちゃん! 俺誘惑に負けなかったぜ! これなら絶滅しな…」
ベルベット「人参…食べそびれたピョン…」
シャンブレ―「…母ちゃん…」
ここに来て絶滅がwwwwww
ゲイル「まったく……あの残飯漁りどもにも困ったものだ」
ツァイス「王族のはずだから金はあると思うんですけどね……
『残飯漁りは鴉のロマンなんだぜ! 誰にも邪魔はさせねえ!』とかなんとか」
ゲイル「なんでこう馬鹿な連中が多いんだこの町は……」
ミレディ「通報が入りました!」
ゲイル「またか。今度はなんだ?」
ミレディ「ハッ、マケドニア公の邸宅前で仮面をつけた男が
『ミネルヴァちゃん……』とため息を吐いていたとかで」
ツァイス「ミネルバと言えばマケドニア公の令嬢……!」
ゲイル「ストーカーか……! 現場に急行するぞ!」
二人「了解!」
ミカヤ「ふう……なんだか急に騒がしくなってきたわね」
ナーガ「そうですねえ」
ミカヤ「ちょっとお年寄りにはついていけない雰囲気よね、これ」
チキ(大人)「……えっと、わたしはどうしてここに……」
ミカヤ「何言ってんの、わたしたち茶飲み友達じゃない」
ナーガ「そうですよ、さ、遠慮せずに」
チキ(大人)「いや、別に遠慮しているわけでは……」
ナギ「いい陽気……眠い……」
ミカヤ「チキちゃんももう三千歳越えたんでしょう? いやー、懐かしいわー」
ナーガ「わたしたちがその歳だった頃はちょうどギムレーがやんちゃしてましたね……」
ミカヤ「そうそう。ユンヌも面白がって煽っちゃって、もう大変だったわね」
チキ(大人)(ついていけない。年寄りの話ってどうしてこうなのかしら……
そもそもわたしが三千歳なのは原作の話であって、ここではそこまでじゃないはずなんだけど……)
マルス「ただいまー。あれ、大人のチキにナギさん、ナーガさんも。来てたんですね」
ナーガ「こんにちは」
ナギ「お邪魔……ぐー……」
チキ(大人)「あ……おにいちゃ、じゃなくって、ま、マルス……」
マルス「あははは、大人になったチキにお兄ちゃんだなんて呼ばれるのはちょっと変な感じですね。
でも好きに呼んでもらっても構わないですよ?」
チキ(大人)「い、いえ、やっぱりちょっとそれは……」
マルス「そうですか……まあとりあえず、ゆっくりしていって下さいね」
チキ(大人)「え、ええ、ありがとう……」
ミカヤ「……」
ナーガ「……」
ナギ「……」
チキ(大人)「……なに、その目」
ミカヤ「い、いや、なんでもないわ」
ナーガ「さすがにその歳で『お兄ちゃん♪』はどうよとか全然思ってないですよ」
ナギ「歳考えろ……ぐう」
チキ(大人)(このババァどもが……ッ!)
チキ(大人)「……そんなに駄目かしら」
チキ(大人)「……あ、鏡」
チキ(大人)「……お兄ちゃん♪」(ポーズを決めながら)
ユリウス「……!!」
チキ(大人)「……ユリウス兄さん?」
ユリウス「い、いや、俺は何も見てない……ッ!」
チキ(大人)「つまり見たのね……?」
ユリウス「あっ、しまっ……ちょ、りゅ、竜石はやめ……アーッ!」
ノノ「あれー、ユリウス兄ちゃんがまたお仕置き喰らってるー」
ンン「どうせまたセリスに欲情したに決まってます。まったく懲りないゲイなのですよ」
エフラム「なるほどそうか、マルスは大人になったチキには興味がないんだな……」
マルス「……その同類を見るような目は止めてくれませんかね。元々シーダ一筋ですよボカァ」
セリス「セルジュさん、ロイはどう?」
セルジュ「うーん、どうかしら……?」
セリス「エイリーク姉さんは?」
セルジュ「そうねえ……」
セリス「リン姉さんとか」
セルジュ「どうかしら……」
セリス「マルス兄さん……」
セルジュ「気が乗らないわ……」
セリス「……ヘクトル兄さんは?」
セルジュ「とっても可愛い男の子よね♪」
クロム「……」(ポン)
ヘクトル「哀れむような顔で肩を叩くんじゃねェーッ!」
リーフ(やっぱり太ってるところが琴線に触れたのかな……くっ、これは僕も体重を増やすしか……っ!)
リーフ「そういえば兄さんもセルジュさん攻略できないんだよね?」
クロム「うるさいっ!ほっといてくれ!セルジュとサーリャとベルベットとミリエルにフラれた俺の事なんかほっといてくれ…他の奴らはあいつらとフラグたつのにどうして俺はだめなんだ…orz」
ヴァルハルト「我が覇道」
ラナ「我が覇道」
アルム「我が葉道」
クロム「我がハ道」
「「「「止められると思うな!」」」」
ロイ「うーん。なんかもういろいろありすぎてどれが本物なんだかもよく分からなくなってきたなあ」
ルーテ「他にはどんなハドウがあるのでしょうか」
セルジュ「ミネルヴァちゃんへの愛。これまさしく爬道だわ」
ビーゼ「……じゃあ羽道ってことで」
ボーレ「白い豆腐に白い歯に! 歯道だぜ!」
カレル「くくくっ……宴に血と肉が湧きおこる……刃道だな」
ノワール「えっと……テンションの波が激しい、波道です……」
サザ「……軍の中で端っこの方にいる。端道だ」
フレデリク「クロム様のことなら何でも把握しております。把道です」
エイリーク「最近俳句が好きになりました。松尾芭蕉、いいですよね。芭道です」
ルーテ「なるほど、なかなかたくさんのハドウがありますね」
ロイ「うん、ほとんどが無理矢理だけどね……」
クロム(ハ)「ソワレ、リーフと協力して訓練用の木偶を作ってみたぞ」
クロム(ハ)「スミア、ここが俺とアルムで作った植物園だ。思う存分花占いしてくれ」
クロム(ハ)「マリアベル、遠方からいろんな紅茶の品種を仕入れてみた。一緒に試してみないか?」
クロム(ハ)「オリヴィエ、劇場一つ借り切ったぞ。練習でも本番でも好きに使ってくれ」
クロム(ハ)「ルフレ、セリカに習った召喚術で大量のシャドー呼びだしたから模擬戦をやろう」
クロム(ハ)「村娘、今日は俺も農作業を手伝うぞ」
クロム(ハ)「……と言う感じでプレゼント攻勢も欠かさなかったぞ」
クロム(喪)「よ、よくそこまで出来るもんだな……!」
クロム(ハ)「お前も俺ならこのぐらいできるはずだ。愛する女たちとの絆のためならな」
クロム(喪)「クッ……だが俺にはそこまでの力は……一体どうすれば……!」
ロイ「……別にそこまでしなくても一人に絞ればいいんじゃないかと思うんだけど」
マルス「実例を見せられるとそこまで考えが回らなくなるのかもね。放っておいてあげようよ」
アイク「異界の俺が教えてくれた奥義だ、波動(拳)!」
リーフ「knhtdns」
>>566 ルフレ♂「別に呼びたいように呼んでも構わないだろうと思うけどな」
チキ(大人)「…そ、そうかしら」
ルフレ「ああ、本人が嫌がってないならいいんじゃないか?」
チキ「ふふ…ありがとうルフレ」
マルス「く…別にお兄ちゃんと呼んでもらいたかったなんて全く思わなかったのに
なんだか無性に悔しい気分になるのは何故なんだ」
クロム「……(ニコッ)」(ポン)
マルス「自分が攻略できないからって同類を見るような目はやめてください!」
シンシア「うーん、主人公一家っていうだけあって、みんなそれぞれヒーローだよね」
ウード「折角だからそれぞれのヒーロー属性を考えてみようぜ!」
シンシア「ミカヤ叔母さんは?」
ウード「超老ヒーローだな。永久の時を超えて世界を守るぜ!」
シンシア「シグルド叔父さん」
ウード「不幸ヒーロー。敵まで巻き込んで死なば諸共するヒーローだぜ!」
シンシア「アイク叔父さん」
ウード「最強ヒーロー。何もかもなぎ倒す最強のパワーだぜ!」
シンシア「エリンシア叔母さん」
ウード「拷問……いや慈悲ヒーロー。敵にトラウマを植え付けつつ命は取らない優しいヒーローだ!」
シンシア「エフラム叔父さん」
ウード「幼守ヒーロー! ちびっ子たちにも大人気だな! その槍何に使うんだ?」
シンシア「エイリーク叔母さん」
ウード「元祖仮面ヒーロー! 体型のおかげで正体バレのピンチが一回もないぜ!」
シンシア「ヘクトル叔父さん」
ウード「巨漢ヒーロー! 斧持ってるけど実はボディプレスが最強技だ!」
シンシア「エリウッド叔父さん」
ウード「瀕死ヒーロー! カラータイマーとかって王道だよなー」
シンシア「リンディス叔母さん」
ウード「野性ヒーロー! やってやるぜで空を断つぜ!」
シンシア「マルス叔父さん」
ウード「策略ヒーロー! 反逆のマルスって感じか? 足場を崩すのが得意そうだな!」
シンシア「リーフ叔父さん」
ウード「不死身ヒーロー! 何をされても死なないぜ!」
シンシア「セリス叔父さん」
ウード「悩殺ヒーロー! 何故か毎回服が破けてユリウス鼻血ブーだぜ!」
シンシア「アルム叔父さん」
ウード「農業ヒーロー! トラップ使わせたら天下一品だぜ!」
シンシア「セリカ叔母さん」
ウード「宗教ヒーロー! CMは勧誘と壺の通販だな!」
シンシア「ロイ叔父さん」
ウード「強運ヒーロー! ラッキークッキー僕モテキーってか!」
シンシア「うーん、やっぱり皆凄いヒーローだよね。わたしはどれを目指したらいいんだろ?」
ウード「フッ……シンシア、誰かをお手本にしたっていいヒーローにはなれないのさ。
俺たちは俺たちのヒーロー道を行くのだ!」
シンシア「おお、格好いい! だったら今のやらなくても良かったんじゃないかって気もするけど!」
ウード「細かいことは気にするな! それもヒーローの条件だぞ!」
ロイ(……楽しそうだなあ……)
マルス「羨ましいなら混ざってきたら?」
ロイ「い、いや、羨ましくなんかないよ本当に!」
カラム「埋めネタか……僕にはピッタリの場所だよね、うん」
ドニ「カラムさん、埋めネタに出ても誰も気にしてくんねえだよ」
カラム「うん……そうかもしれないけど、僕はこういう場所が落ち着くんだな……」
クロム「今日は……風が騒がしいな…」
スミア「でも少し…この風…泣いてます」
ヴェイク「急ぐぞクロム どうやら風が街によくないモノを運んできちまったようだ」