ルール
■重要項目
・死んだキャラを生き返らせるのは禁止
・原則的に主催者を動かすのは禁止
・いきなり自殺させる等、それまでのストーリーを無視した行動をとらせるのは禁止
・致命的な矛盾があるものはNG
■マップ
http://www36.atwiki.jp/srpgbr/?plugin=ref&serial=1で固定。
マップは8*8の64エリア。
■支給品
参加者の武器防具は没収。
共通の支給品
〔地図、食料(二日分)、飲料水(ペットボトル二本)、時計、方位磁石、参加者名簿〕
と、アイテムがランダムに二つ支給される。
【ランダムアイテム関連】
武器とアイテムが一つずつ支給される。 著しくバランスを崩すようなものは禁止。
各キャラの最初の作者が支給品の説明を書くのが望ましい。
・意志を持つ武器について
自発的な行動は喋ることしかできない。
自力での行動、攻撃は不可。
装備することによる所持者への能力付加は、特に制限されない。
・生物について
単体攻撃のみで、『制限』に反さなければ良い。
■制限
特殊能力は全般的に消耗が激しくなる。弱い魔法も連発は相当消耗。
蘇生・即死・時間移動・遠距離瞬間移動・地形が変化するほどの大規模魔法(天変地異)は不可。
状態異常系魔法や技は効果、成功率の低下。
【首輪関連】
ゲーム開始前からプレイヤーは首輪が装着されている。
外そうとすると爆発。会場から一定以上はなれても爆発する。
二四時間の間に死亡キャラがいない場合、全員の首輪が爆発する。
【召喚関連】
一度に一体しか出せない。
一度能力を使ったら消える。
一度出したらしばらくは召喚できない。
【回復関連】
浅い傷・打撲→傷は直せるが血は戻らないし痛みもそう消えない
深い傷・骨折→回復魔法が得意ならなんとか塞いだり接合したりできるが完治はしない
千切れる・複雑骨折→直せない
重ねがけは不可能。状態異常回復魔法は制限なし。
【ゾンビ生成】
生成には数時間必要な上、一度に作って操れるのは一体だけ。
作ったゾンビが消滅するまで次のゾンビを生成できない。
ゾンビは、頭を潰すか聖なる能力で浄化すれば倒せる。
■初期装備
服(普段着)のみ。小道具無し。
義手など身体と一体化している物は可。
ただし、内蔵武器・能力などは全て没収&使用禁止。
■放送
放送内容は死亡者、禁止エリアの発表。
放送は一日二回、6:00、18:00に行う。
【禁止エリア】
侵入すると首輪が爆発して死亡する。
定時放送で連絡し、三箇所を指定する。指定されたエリアは放送の一時間後に禁止エリアとなる。
■作品投下
一度ID有りトリップ有りの状態で投下を宣言。その後、宣言時のトリップを用い、必ずsageで投稿。
トリップのないもの、宣言のない作品は無効となる。
また、SSの最後に以下のテンプレを書くこと。
【エリア/現在地/何日目・時刻】
【○○○@○○○○○】
[状態]:
[装備]:
[道具]:
[思考]:
例
【E-2/城内/一日目・未明】
【ビラク@紋章の謎】
[状態]:左腕に切り傷(処置済み)頭部に軽い打撲、永久ヘイスト、バサークの杖による混乱
[装備]:エクスカリバー@FFT
[道具]:拡声器、支給品一式
[思考]1:うほっ!いいおとこ
2:殺 ら な い か?
【ギュスタヴ@FFT 死亡】
【残り50人】
時間表記
未明:0〜2
黎明:2〜4
早朝:4〜6
朝:6〜8
午前:8〜10
昼:10〜12
日中:12〜14
午後:14〜16
夕方:16〜18
夜:18〜20
夜中:20〜22
深夜:22〜24
ゲーム開始時刻は06:00
参加者リスト
5/6【ファイアーエムブレム 暁の女神】
○アイク/○ミカヤ/○サナキ/○漆黒の騎士/●シノン/○ネサラ
5/6【ファイアーエムブレム 紋章の謎】
○マルス/○チキ/●シーダ/○オグマ/○ハーディン/○ナバール
5/6【サモンナイト3】
○アティ/○ベルフラウ/○アズリア/○ソノラ/○イスラ/●ビジュ
5/6【サモンナイト2】
○マグナ/○レシィ/○パッフェル/○ネスティ/○ルヴァイド/●アメル
6/7【ファイナルファンタジータクティクス】
○ラムザ/○アグリアス/○アルガス/●ムスタディオ/○ガフガリオン/○アルマ/○ウィーグラフ
6/6【魔界戦記ディスガイア】
○ラハール/○フロン/○中ボス/○エトナ/○ゴードン/○カーチス/
5/7【ティアリングサーガ】
○リュナン/○ホームズ/○レンツェンハイマー/●ティーエ/○リチャード/○カトリ/●オイゲン
7/7【タクティクスオウガ】
○デニム/○カチュア/○タルタロス/○ヴァイス/○ハミルトン/○オリビア/○ニバス
【残り44人】
新スレ一発目が自分というのもなんか怖いのですが、投下します。
「レンツェン、待ってってば!」
「全く、これだからガキは…早くしろ」
わっはっは、ごきげんよう貴様ら。
金色のスタッフに高級靴を装備した奇行…ではなく貴公子、レンツェンハイマーとは俺のことだ。
「早くしろ、って言っても……草が邪魔だよ。やっぱり道をいこうよ」
「これだからガキは。街道は見通しがいい上に、すぐ近くに森がある。
もし気配を完全に消せるようなスナイパーが森に潜んでいたら…
幽霊作戦再びとなるではないか!」
「すごーい、レンツェン!そんなことまで考えてるんだ!」
「わっはっは、伊達に天才策略家と呼ばれておらんわ!」
「ところで…けはいって?」
このガキは俺様の役立たずな部下のチキだ。
リュナンならば捨て置いていくような役立たずな上におつむの弱いガキだが、
心優しい俺様はこいつを保護者のもとに連れて行く決意をした。
しかし、その真の目的は『コバンザメ作戦』のため。
こいつを送り届けた恩を着せ、腕が立つというこいつの仲間に護衛をさせるという
低コストかつハイリターンな完璧な作戦だ。
「…説明せん。オグマのおじちゃんとやらに聞け」
ストレスを考慮に入れるのを忘れていた。中コストに引き上げだ。
「ねぇねぇ…こっちにみんながいるの?さっきの道のほうがたくさんの人がいそうだけど…」
チキが不安そうな声で俺に尋ねた。
俺様は凛々しい顔を引き締め答える。
「お前の仲間がいるかどうかは運次第だ。ただ、こちらは見通しがいい草原だ。
もしお前の仲間を見かけたらお前が気付け」
「でも……こんな格好じゃ見えないよ」
「危ないヤツに気付かれないためだ、従え」
そう、俺様のナイスな判断で、見通しがいいこの草原でこちらからは一方的に見ることができるが
向こうからは見えないように…俺達は四つん這いになって北上している。
歩みは遅いため、もう陽が西へと進んでいるがまだ右手に砂漠が広がっている。
つまり、まだE-3。
安全第一、俺はシュラムの死神が与えた教訓を胸に四足歩行を実行する。
こらそこ、どう見ても奇行師です本当にありがとうございましたとか思ったそこのお前、
俺がラゼリアに戻ったら極刑。
「……………ねぇレンツェン」
俺が見えざる何かにツッコミを入れていると、またしてもチキが話しかけてきた。
「なんだ、俺は忙しいのだ。さっさと言ってきびきび進め」
「わたしたちが通ってきたところ、草が倒れてて誰か通ったってわかるよ」
「……………」
……神様。たびたびすいません。
私は自分のことが大好きです。とっても頭もいいと思っています。
でも、人間って誰でも失敗したりしますよね?
なんでよりによって今日という日に限って次々と失敗するんですか?
私のバラ色………いや、この際地味な色でもいいのでとりあえず人生を返して下さい。
「なんで今更言うんだヲマエは!?これはイカン、すぐにここから離れるぞ走れ!!」
「え………でも立ち上がると…」
「わがまま言うな行くぞ!」
グダグダ言うガキを抱え、俺様猛ダッシュ。移動力6+高級靴の力は伊達ではない!
「ふン…」
城に着き、入り口や他の場所に待ち伏せや罠がないことを確認していたガフガリオンとレシィ。
何かに気付いて、ガフガリオンは鼻を鳴らした。
「どうしたんですか、ガフおじいさん?」
「これを見るンだ。誰かが通った跡がある。どうやら、この城には先客がいたみたいだな」
ガフガリオンが顎を指した先には、倒れた草の跡。
城の出口すぐ近くの道から、その跡は続いている。
草の倒れ方を見ても、二足歩行で通ったのではないことは一目瞭然だった。
「…追いかけるんですか?」
不安そうな声で尋ねるレシィ。
彼の故郷の幻獣界メイトルパでは、こういった獣道を残す獰猛な獣や亜人が結構いたりする。
「いや、この城のどっか安全そうなところで腹ごしらえだ。
腹が減っては戦はできンとも言うからな」
最初に召喚された場所には、四足歩行するような奴はいなかったような気もするが、
自分の常識が通じるとは限らない。
ここは、当初の予定通りにことを進めるとしよう。
安全を確認した城門を、剣を右手に握ったまま警戒を緩めることなくガフガリオンはくぐって行く。
「満腹まで食べちゃダメですよ!?お腹がいっぱいになると眠くなるし、
お腹を怪我した時に傷がひどくなることがあるんですから!」
「お前のご主人とは違うンだ。そんなマヌケなこと指図するんじゃねぇ!」
「指図じゃないですよぅ!あ、待ってくださいよガフおじいさん!」
レシィも慌てて城門をくぐった。
城の2階にある一室。
奥行きがあるやや広い、しかし入り口は窓と扉が1つずつという、おそらくは城に仕える者のための
食堂のような部屋で、二人は食事を摂っていた。
あいにくと、食料などの使えそうなものは無かったが―――
この部屋なら、侵入者相手に闇の剣で先手を取れると踏んでの判断である。
「レシィ、そういえばお前の支給された武器は何だったンだ?」
腹6分目程度で食事をやめ、水を口に軽く一杯。
喉を通る水分に軽い幸せを感じた後に、ガフガリオンは口を開いた。
余裕があるときにできる限りの情報を得ておく必要がある。
既に、レシィの知り合いの情報は聞いておいた。
警戒心の強そうなやつも何人かはいるようだが、基本的には"いい人"らしい。
こちらもラムザとアグリアスについてだけ軽く話をしておいた。
ラムザの妹や聖石を持っていた野郎のことも話そうかとも思ったが、大したことも知らないし話す必要もない。
ここまで来たら、次の情報だ。
利用価値のあるこの男について、それなりには情報を得ておく必要がある。
いざとなればどういう行動をするか、させるかの指針になるから。
すぐに支給品のことを聞いては、この臆病そうな男は警戒したかもしれない。
だがしばらく行動を共にし、食事を摂り、気を許している今なら問題ないだろう。
「実は……これです」
案の定、すぐさま見せてくれる。
そういって、荷物の中から取り出したのは一本の剣。
鍔は鳥が羽を開いたような形をしていて、柄にも変わった紋様が刻まれている。
そして、鞘に納められているにも関わらず感じる、不思議な力。
「…魔剣だな。下手に触らンほうがいいぞ」
魔剣は効果が大きい分、それなりのリスクを負うことが多いことはガフガリオンも知っている。
単なる名剣のほうが、安定して役に立つものだ。
「それが……触るも何も鞘から抜けないんです、この剣。ガフおじいさんなら抜けるかも…」
そう言って、ちょっと申し訳なさそうな顔をして剣を渡そうとしたレシィを、
ガフガリオンは手で制した。
「下手に触るなと言っただろ。もし抜けたとして、何が起こるか分かったもンじゃねえ」
レシィは知らなかった。当然である。使い手に会ったとはいっても、戦うところを見たわけではない。
それどころか、レシィがその人に会った頃には、この剣は既に生まれ変わっていたのだから。
碧の賢帝。
アティ達の窮地をたびたび救ってくれるも、アティの魂を喰らおうとしたいわくつきの剣。
ガフガリオンの言う通り、本来なら抜ける状況でも抜くべきではない剣なのだ。
果たして、適格者のもとへと渡ることはあるのだろうか。
それが、何を起こすかは定かではないが―――
「レシィ、行くぞ。部屋数も結構あるようだし、地下もあるみたいだ。
きびきび調べるぞ」
ガフガリオンにとっては、魔剣の情報自体は大した重要性はない。
レシィについての大体の必要情報は得た。支給されたアイテムに関してはまた折をみて聞こう。
ガフガリオンは荷物を背負い立ち上がった。
「は、はいっ」
荷物に剣を押し込め、何も知らないレシィも立ち上がった。
【E-3/平原/1日目・日中】
【レンツェンハイマー@ティアリングサーガ】
[状態]:やや疲労、爆走中、やすらぐかほり
[装備]:ゴールドスタッフ@FFT、エルメスの靴@FFT
[思考]1:敵意のある者は徹底的に避ける
2:チキの仲間に取り入り、自身の護衛をさせる
3:チキの仲間を扇動し、リュナンらを襲わせる
4:チキの仲間を確保しそびれた場合、リュナンらに平謝りし、自身の護衛をさせる
5:首輪を解除できそうな者を従える
6:手段を問わず、とにかく生還する
[備考]:ヴェガっぽいやつには絶対近寄らない
【チキ@ファイアーエムブレム紋章の謎】
[状態]:健康
[装備]:シャンタージュ@FFT
[道具]:やたらと重いにぎり(柄部分のみ確認、詳細不明)
[思考]1:レンツェンといっしょ
2:仲間をさがす
3:首輪かゆい
4:かえりたい
【E-2/城前/1日目・日中】
【レシィ@サモンナイト2】
[状態]: 健康
[装備]: サモナイト石[無](誓約済・何と誓約したものかなど詳細は不明)@SN2or3
[道具]: 支給品一式(1/2食消費) 碧の賢帝(シャルトス)@SN3 支給アイテム×1(詳細は不明)
[思考]1:ガフおじいさんと城の探索。
2:マグナ達と合流する。
3:マグナにガフおじいさんに貸している剣を渡す。
4:殺し合いには参加せず、極力争いごとは避ける。
【ガフ・ガフガリオン@FFT】
[状態]:健康
[装備]:(血塗れの)マダレムジエン@FFT、ゲルゲの吹き矢@TO、絶対勇者剣@SN2
[道具]:支給品一式×2(1/2食消費) 支給アイテム×1(詳細は不明)
[思考]:1:(どんな事をしてでも)生き延びる
2:E-2の城を調査。場合によっては拠点化・罠を張るなど行動。
3:一応、マグナとやらは捜してやる。
4:必要があれば、もしくは足を引っ張るようならレシィでも殺す。
5:アグリアスには会いたくない。
参考:幽霊作戦
攻めてくるリュナン軍と市街戦になったレンツェンが考案した作戦。
隠密行動に優れたスナイパー(弓使い)などを茂みに潜ませ、気配もなく攻撃させるという作戦。
気配を完全に消しているため、攻撃してきた瞬間しか場所を判断できず、反撃するチャンスはそこしかない。
しかも相手は弓などの遠距離攻撃をしてくるためこちらも遠距離攻撃ができる人でないと反撃できない。
こういった話だけを聞くと確かにいい作戦に聞こえる。
投下完了です。
魔剣は複数いらないかなとも思いましたが、
シャルトスだとどう転ぶか分からないのでそれもいいかと思いまして。
何か問題があれば指摘お願いします。
…しまった。レアリティ0とか説明していたのを忘れていた。
[装備]:ゴールドスタッフ@FFT、エルメスの靴@FFT
を
[装備]:ゴールドスタッフ@ディスガイア、エルメスの靴@FFT
に修正お願いします…。
投下乙であります!
レンツェン組もいいけどガフ組も好きだ。
今後の展開に期待。
乙
奇行師自重www剣を抜くのも躊躇うガフとのいい対比だ
双方今後に期待
投下お疲れ様です。そういやその城の地下からマグナとタルタロスが
脱出してるからもしかしたら匂いに気付くか?そして同じくレンツェン組にも期待。
したらばの修正スレに修正版を投下しました。まあおかしい文章の削除と
ナバールの台詞の削除+脳内台詞に変更くらいしかしていませんが…。
慣れないキャラを動かしたり喋らせるのは少し恐いところがありますな。
双方修正&投下乙です。
ナバールの原作での会話量の少なさからして、慣れてる人なんてそういないでしょうし、
修正でイイ感じだと思います。
◆637opSQfIo氏の投下ペース速ぇw初作品投下から3週間で全体の1/3キャラくらいは描写してるような希ガス
そのペースで投下してダメ出し無しってどんだけー。
奇行師やガフレシ達共に、今後に期待します。
投下激しく乙!
よーしあえて駄目だししちゃうぞ、人死にが少ないことかな?
ロワだから致命的な矛盾がない限りどんどんやっちゃった方が無難。
全員まだ誰も死んでない作品があr(ry
>>19 TOは貴重なマーダー宝庫につき(ry)
ディスガイアは猛者が多すぎて序盤では展開的に殺しにくいというのが正直なところか…。
まぁ、TO未プレイなら、マーダーを動かしにくいだろうけどねぇ。
アルマはちゃんとした奇襲をさせないといけないし、ガフは脱出でも優勝でもどっちでもいいって性格だし。
ビジュ亡き今、ヴァイスと漆黒の人数減らしに期待。
とかなんとか言いつつ、レシィがどう殺されるのか期待してる俺も外道。
一話しか出てないキャラはもう少し積極的に動かしてみようかな……。
執筆中作品の推敲終われば、土日には一つ投下できるかと思います。
よくよく考えてみるとディエルゴって作品内に二人いるんだよな。
そしてそれを知ってるのはロワ内でパッフェルさんとマグナとレシィだけかな?
黒幕としては後からでたディエルゴの方がそれっぽいけど。
知ってる作品のキャラは全部知らない作品のキャラと組んでるw
支給品見てて思ったがあんまりキーアイテムがなくないか
>>22 そうだったの?サモンナイト3はあらすじしか読んでなかったから
そこまでは気がつかなかった。
>>24 サモンナイト3には本編の『ハイネルのディエルゴ』の他に、番外編の
『源罪のディエルゴ』がいる。後者の方は前作のラスボスである大悪魔の
残した悪の種子がディエルゴを形成する核識の座に受肉して乗っ取ったもの。
サモンナイト世界の悪魔は人間の負の感情(恐怖や怒りなど)を栄養にして自身の力
を高めていくことができるから、完全体でないところをロワの負の感情で栄養とって
復活しようとしてると考えると自然だなと思った。
まああまり主催者の意図については考察しない方がいいのかもしれんけど、一応
そういう考えがよぎったんで。
なるほど。それでヴォルマルフとの利害関係の一致も察しはついた。
サモンナイト2とFFTはプレイしたから大体の想像はつく。
それ考えば、負の感情の濃縮されたメダリオンは最悪のパワーアップアイテムになるじゃん。
メダリオンはゲームオーバフラグか?
一連の流れ見て思ったけど、主催者の紹介ってWikiにないな
>26
しかし、メダリオン@暁の女神はまだ登場してない。
ジョーカー(主催者が用意したマーダー)辺りが出たら
バールに与えるはずだった支給品を与えればいいけど
ジョーカーかあ。
誰も無視出来ないほど濃いいキャラだろうから、アシュナードか
アルガスver2(デスナイト)ぐらいしか想像できんなあ。
>>25の考えが自分の考えと9割一致してて吹いた。
まぁ主催者の思惑なんて当分関係ないけど。
>>28 ガーネフ@紋章の謎
リフ@紋章の謎(厳密には出てないけど)
ダイスダーグ@FFT
ザルバック@FFT
ディリータ@FFT
覚醒ver.碧の賢帝・レックス@サモン3
レイム@サモン2
ゼルフィルド@サモン2
サーズデイ@ディスガイア(謎)
レオナール@TO
ジーク@TS
それ以外のメンツで思いついたのを何も考えずに挙げてみた。
>>29 しかしレイムを入れてしまうとディエルゴが源罪である意味がなくなってしまう罠。
ジョーカーにするならビーニャかキュラーじゃね?(ガレアノはニバスとポジション被るから)
ジョーカーというからには「主催者側の隠し玉」でなければ出さないから、
場をそいつ一人で滅茶苦茶にかき回してくれるほどの実力の持ち主か
ぶっちぎりの奇人変人でなければならなくなる。
正直、並の一流の騎士程度や
ビーニャ達程度の悪魔の戦闘力では荷が重い…。
と思ったらビーニャ達は戦闘力はともかく特殊能力では
反則気味のワイルドカードがあったな。
個人的にはリフとマラーク@FFTを押したいところだがギャグにしかならなくなるな…。
>28-29の中では戦闘力ではレックスが圧倒的に強い気がする。
ボスクラスの敵6人含む30人近い敵を楽勝で斬殺するような強さだからなぁ…
まぁ、ジョーカーなんか使わないに越したことないんだろうけど。
やばい、カーチス動かそうと思ったけど未プレイな上に資料が全然足りねえ。
しかも検索書けたらディスガイア中でも渋いトップクラスの人気キャラと来ている。
下手に動かすと非難ごうごうだなw
>33
そういう時はしたらばに仮投下スレ作るか、
臨時投下スレに投下してアドバイス受けてから本投下するんだ
何故かカーチスはプリニーverで登場すると思ってた
投げられたらあぼんだけどw
>>33 俺も会話集を読んだだけだが、原作死亡直後だとすると
頭はいいし男気はあるし友のために・憧れの人のために渋い散り様をみせた後だからな。
一度しか出てない人を出したいが、どれも動かしにくいな・・・
カトルヴァ書こうかと思ったけど展開思いつかん。
他の書き手さんってどれくらいの日数で書き上げてんだろう。長さによるだろうけど
とりあえず、仮トリップつけて臨時投下スレに投下してみますです。
前編、後編の予定で後編からが生本番の予定ですが、前編を練習がてらに。
あくまでも練習みたいなものなので、自分でも本採用するかどうかは決めてません。
今の段階ではネタとしてみておいてください。
未プレイ作品のキャラを全力で動かしているから「これは違うぞゴルァ」
みたいな部分があったら容赦なく全力で突っ込んでください。
あと、物書くこと自体が初めてだからその文章自体にも突っ込みよろしく。
よりにもよって、しょっぱなから作品修正スレに投下してしまったorz
投下乙。
ディスガイアは未プレイだからそっちは他の方に任せるとして。
アティ先生のセリフに違和感。
「………わかりました。でも、カーチスさんも気をつけてください」ぐらいのがアティ先生っぽいかと。
初めて書いたとは思えんぐらい、普通に書き手でやっていける文だと思います。
ただ、最初の4行は…かえって後々、書き手の首を絞めるかもしれない…。
>>39 実はサモン3も未プレイで台詞集しか読んでないから
なるたけぼろがでないようにセリフを削りまくろうとして
ああなってしまったのは公然の秘密。でも、確かにそれっぽいね。
センセーはちょっとやわらかくしてみるか。
2まではプレイしているので、とりあえずサモン3は発見次第
買ってプレイしようかなとは思っているがw
>>39 まあ、とりあえずギミックは考えてあるんだけど…。
最初の4行、本番では削ろうかな?
題名でなんとなく想像はつくだろうと思うが。
>>40 ああ、あの仮投下のあとの続きがあるのかな?
それならばまだ読んでないし、何も言うまい。頑張ってください。
自分も余裕ができたらまた投下しますんで。
>>17 なんかすっごい遅レスだけど……。
>2:竜玉石でチキとの交信を試みる
これがよくわからない。
竜玉石の効果はそばにいる竜と以心伝心できるようになるというもの。
無線みたいなものと勘違いしているのかな?
>>37 これはまあ、終わりまで投下されなきゃ言いようがない。
とりあえず、アティは
>>39の言葉遣いのほうが合ってるね。
>43
激しく乙!続きwktkして待ってます。
どんな結末でも自分は受け入れますぜ
投下分はアティの口調を直せば全然OKだと思う
最初の4行も最後まで見ないとなんとも言えないし
>42
説明書付いてても説明文マチマチだから
ナバールが効果勘違いしてるだけじゃない?
悪い。期待させて悪かったが、やっぱり最初っから書き直しだ。
よかった、練習どまりにしておいて。
後半書きながらいろいろと行動に矛盾が出てきた。
こいつの立場ならこっちよりこっちを優先させるだろうとか、
いろいろと粗が出る。
プロットは前半部分から多少手直しをするけど、
後半は構想と別物になるから最初の4行が無駄になる。
本家バトルロワイヤルで、
「もしこのタイミングでこいつらが出会っていれば」
「もしもう少し前(少し後)にこいつらが出会っていれば」
っていうIfを考えるのが好きだったから
それをSRPGで再現したかったんだけど、
ちょっとばかり荷が勝ちすぎた。
「もしこのタイミングでこいつらが出会ってさえいなければ」
ってやつだ。一旦希望を持たせてから、墜落する展開っていうのが好きだし。
>>44 書き直し頑張ってください。期待してます。
またまた構想がちらほら浮かんできたので、エトナとアルガスを作成中なのですが、
ラハール以外のメインキャラも通常魔法は使用可ですよね?ディスガイアはやった事がないので
システムとかがイマイチわからないので、よかったら教えて欲しいです。
>>45 そういうIfは難しいですよねぇ…後から見直すと偶然なってたり…
みたいなことになってればいいなぁ、ぐらいにしか考えてない自分。
自分の力じゃ敷居が高い…。
>>46 恐ろしい組み合わせだ楽しみにしてます。
自分もディスガイアはさっぱりなので意見は他の方待ち…?
明日の朝に推敲しなおした後、自分も投下します。
>>46 システム的には誰がどの魔法も使えるようにはできる。
装備適性を鑑みると魔法に向いてるのはフロン、次いでラハールとエトナ。ゴードンは不得手。
ただ、ラハールは万能型で武器全般得意に設定されてるのでそれも考慮すると魔法は不得手寄り。
中ボス、カーチス(人)は敵としてのみの登場のため覚える機会はない。
デモではエトナがファイア、フロンがマジックバリア(らしきもの)を使用。
ロワ中での設定はフロンが回復魔法を使えてエトナは使えない(フロンを回復役と
称していることからおそらくラハールとゴードンも)ことのみ決定事項。
あとはご自由に。
では、投下します。
てくてくてくてくと歩き続ける。
ふと、川のせせらぎに耳を傾け、目を瞑る。
思い浮かぶのは波の音。アシカ号。自信に満ち溢れたホームズの――
「どうしたカトリ?」
ルヴァイドの声を聞いてはっと目を開け顔を上げた。
端正な顔をした、彼のワインレッドの瞳がこちらを見ている。
「あ、ごめんなさい…ちょっと、水の音を聞いて船に乗っていたときのことを思い出して」
「そうか。ホームズもそうだといいのだがな」
今はとりあえず、ホームズを捜すことを優先としている。
ホームズは私掠艦隊長(というかほとんど海賊)みたいなので、
水の近くにいるのではないかというカトリの提案に賛同して川に沿って南下している。
正直なところ、安直極まりない上に見通しがよいので本来ならリスクの高い選択ではあるが…
ルヴァイドには"首輪探知機"という強力なアイテムがある。
直径が1エリアほどにも及ぶ範囲の首輪を探知することができるのである。
早めに逃げることも可能だし、見通しがいいとはいっても草が生い茂る草原。
隠れるのもそれほど難しいことはないだろう。
最悪、戦うことになったとしても黒の旅団を率いていた身。
自由騎士団『巡りの大樹』への参加も考えて訓練は怠ってはいない。
そう簡単にやられるとは思ってはいない。
そのとき―
ピッ…
「…首輪探知機の音?」
「そのようだな」
ルヴァイドは先程音を発した左腕のリングに軽く触れた。
すぐにほのかに青く光る球体が出てくる。
「南のほうから感知圏内に反応が入ったようだ。反応がひとつこちらに向かってきているな」
「ホント?ホームズかしら?」
「分からんが…このままだと10分もすれば俺達の視界に入るだろう。
危険人物の可能性もある。このまま逃げてもいいが…どうする?」
ルヴァイドがカトリを見た。
わずかだが口の端が吊り上がっている。カトリの返答が分かりきっているからだろう。
すなわち、
「会いに行きましょう!ホームズかもしれないもの!!」
もちろん、『こんにちは』とかぬかして堂々と会うわけもなく。
二人は草原にうつ伏せに寝転がり様子を伺っていた。
淡いながらも光を発する首輪探知機の青い球体はしまいこみ、静かに前方を観察する。
やがて見えてくる人影。まだ若い青年だ。
マグナとそう大差ない年齢のように見える。
だが雰囲気はまるで違っていた。
少し丈の短い剣、いや刀か――を持ち、草を踏み分け歩いていた。
そしてその目。獲物に飢えた猛獣のような目をしている。
ルヴァイドの経験が告げていた。危険人物だ。
「一応聞くが…カトリの知り合いではないな?」
予想通り、カトリは首を縦に振った。
この質問をしたということはルヴァイドの知り合いでもないということ。
それを分かっているのだろう、カトリは口を開くことなくルヴァイドの顔を見ていた。
ルヴァイドの次の発言を必死に待っているようだ。
その顔は不安で仕方がないといった表情。
カトリから見てもあまり人相がいいようには見えないのだろう。
同じように人相の悪いメルヘンとは違う、明らかな恐怖を感じさせる雰囲気の持ち主なのだ。
「そのまま気配を殺せ。やり過ごすぞ」
静かにルヴァイドが告げた。
カトリも少しほっとした様子で、寝転んだままその青年のほうに顔を向けた。
風がたなびき、青々とした草の葉を揺らしていく。
草原の海を、草の波が流れていく。
草の波は青年を過ぎ去りそのまま二人の潜む場へと流れてくる。
そして通過する。
これは神のいたずらか何なのか。
青き波に乗っている草々の踊りはステップを間違えたのか。
ねこじゃらしがカトリの鼻をかすめた。
「………」
「お、おい。まさか…」
カトリが顔をしかめた。むずむず。そんな効果音が聞こえる気がする。
そんなお約束の展開になってたまるかと言わんばかりに
ルヴァイドがカトリの口に手を伸ばしたが…
うつ伏せになっていて手を出すのが遅れたのが仇になったか、時既に遅し。
「くしゅん!!」
戦いの火蓋は、非常に情けない開戦の合図によって切って落とされた。
「よぉ。草の上で女と仲良くネンゴロか、随分楽しんでるみたいだな。俺も混ぜてくれよ」
青年がこちらに近寄ってきた。
黒い鎧にピンクのローブを着た二人だ。
この青い絨毯の上で、存在に気付けば見つけるのは簡単だっただろう。
「お前はこのゲームに"乗る"つもりは―――聞くだけ無駄のようだな」
立ち上がり、ルヴァイドは問いかけようとしてやめた。
武器を抜き、これだけの殺気を放っている相手に馬鹿な問いをする気はさらさらない。
「分かってるじゃねぇか。死ね!」
男がルヴァイド目掛けて突進してくる。
刀を斜めに振り下ろす。
ルヴァイドは後ろに軽く跳び、袈裟斬りを回避。
すぐに反撃に転じる。
バルダーソードを半円を描くように一気に男へと振り下ろす。
「馬鹿め!」
ここまで全て、襲撃者――ヴァイスの目論見どおりだ。
この斬撃を避けた後にできる隙をついて一気に反撃。
少しダメージを負わせれば、あとはジワジワなぶり殺すだけだ。
後ろにいる、明らかにおびえている女なんてものの数ではない。
振り下ろされた剣を先程の袈裟斬りの勢いに任せて身体をひねって回避。
ひねった身体をそのまま回転させ、
遠心力をこめた一撃で胴体を真っ二つにしようと刀を振るうが。
(…っ!!?)
普通、攻撃した後には隙が残る。特に、剣を上段から一気に振り下ろすなんていう
力任せの攻撃をした後なんかは余計に。
だが、この黒い鎧の男は――自分が一回転をしているうちに、完全に隙が消え去っていた。
それどころか、先程振り下ろしたはずの剣が自分に向かって下から伸びてきて――――
(!!)
とんでもなく素早い第二撃目が自分に向かってきているのを認識したが
力任せに遠心力を乗せた攻撃をしようとしたのが仇になった。
いまさら、回避運動なんてとてもではないができない。
普通、力任せの攻撃をした後はもちろん前にも、それ相応の隙ができるのである。
自身の刀の軌道を無理やり下方修正。黒い鎧の男の剣に打ち込むような軌道へと。
振り上げる剣が予想以上に速い。
刀が剣に達する前に自分の身体へと迫ってくる。
このままでは致命傷は必死だ。
攻撃に偏っていた動きを強引に回避にまわす。
ほんのすこしだが上体を反らせることができた。
刀を振りながら、さきほどと同じように身体をひねる。
ザシュッ!
鋭い痛み。
右の二の腕を黒い鎧の男の刀身が切り裂いた。決して浅い傷とは言えない。
一方、ヴァイスの攻撃は相手のふとももを、ほんのわずかにかすめただけ。
猫にひっかかれるのといい勝負だ。
この時点で勝敗を決していたか―――いやまだだ。
目についたのは、男の後ろで怯えている赤い髪の女。
こいつを人質にとる。そうすればまだ望みはある。
痛みをこらえて駆ける。黒い鎧の男の脇をくぐり抜け、女のところへ行こうとして――
足が止まった。
傷が原因でもない。戦意を失ったわけでもない。だが――
真正面から、黒い鎧の男がこちらを見ていた。
ワインレッドの瞳から放たれるその眼力。
歴戦の戦士であることを物語るその威圧感。
身体全体から放たれるその圧倒的な闘気。
影が縫いつけられたかのように、足が前へは動かない。
それどころか後ろに動きたがっている。
(この男…ヘタすりゃランスロット・タルタロスよりヤバい……!!?)
「くそっ!」
右腕からの出血は止まる気配はない。応急手当をしないと後々の行動に支障をきたす。
もうヴァイスには退くしか選択肢はなかった。
「大丈夫ですか、ルヴァイドさん!?」
「かすり傷だ。治療するまでもない」
男が逃げ出した後、カトリは心配してルヴァイドのふとももの傷を見たが
本当に治療するまでもなさそうな浅い傷だった。
「それにしても………正直、退いてくれて助かった。」
「え?」
カトリにとってそれは意外な発言だった。
ほとんど素人に近い彼女の目から見ても、ルヴァイドが優位に見えたのだが?
「あの男の刀が足をかすめてから、急に…腕が重くなった。
俺も闘気を叩きつけたが…あの男が逃げなければどうなっていたか」
「まさか…毒?」
カトリが自分のことのように顔を青ざめて言った。
もしそうだとすれば、薬草も何もない今では致命傷になりかねない。
「いや…斬られたのが足だが重いのは腕だけだ。毒ではないだろう。
どちらにせよあいつが戻ってきたら厄介だ。ここからは離れたほうがいいな」
足元の手頃なサイズの葉で剣についた血を拭き、ルヴァイドが言った。
戦うことはできないみたいだが毒ではない。元気そうだ。
カトリは全身の力が抜けるような感覚に襲われた。
「分かりました。北に戻りましょう、ルヴァイドさん」
身体の調子が戻るまで身を隠すことは容易だろう。
なにせ、彼らには首輪探知機があるのだ。二人ともそう考えていた。
【E-4/平原/一日目・昼】
【カトリ@ティアリングサーガ】
[状態]:健康
[装備]:ゾンビの杖@ティアリングサーガ
[道具]:火竜石@紋章の謎、支給品一式
[思考]
1:ホームズ達と合流する
2:ルヴァイドに付いて行く
3:あまりゾンビの杖を振り過ぎないようにする
【ルヴァイド@サモンナイト2】
[状態]:ドンアク、レベル+1
[装備]:バルダーソード@タクティクスオウガ
[道具]:首輪探知機、支給品一式
[思考]
1:安全なところで腕の重みが取れるまで休む
2:自分とカトリの知り合いと合流する
3:赤髪の女性(アティ)、金髪の青年(ラムザ)を探す
4:信用できる人物を探す
5:戦いを挑んでくる相手には容赦はしない
【備考】
ドンアク:Don't actの略。つまり行動禁止。移動以外の行動ができなくなる。
ただし、白刃取りや装備武器ガードなどのリアクションアビリティに関しては
ちゃんと行動できる。
呪縛刀の追加効果によるもの。時間経過やアイテム・治療魔法で簡単に治る。
【ヴァイス@タクティクスオウガ】
[状態]:左の二の腕に裂傷(出血中、行動に支障あり)
[装備]:呪縛刀@FFT
[道具]:支給品一式(もう一つのアイテムは不明)
[思考]1:安全なところまで逃走
2:殺せるときには殺す。無理はしない
投下完了です。
会話集は読んだのですがTO未プレイのためヴァイスのセリフに違和感があるかもしれないので
問題あれば指摘お願いします。
外道ヴァイスの実力ってこんなもんですよね…?
>>56 カオスルートではもろにチンピラなので実力・口調ともにこんな感じです。
あえて細かい事言うならヴァイス風、というより松野(製作者)風に言い直すと。
「(前略)死ねッ!」「馬鹿めッ!」「くそッ!」とまあこんな感じ?
もう知っているとは思いますが、カオスルートヴァイスは
暗黒騎士タルタロスを暗殺しようとして逆に返り討ちにあい、
多くの部下皆殺しにされて失禁寸前の勢いで泣いて命乞いしたこともあります。
だからもうどことなく風貌の似るルヴァイトとも二度と出会いたくないかもw
ヴァイス自身は決して弱くはないが、大陸数指の剣士と比較すれば当然見劣りします。
タルタロスが騎士百人分の戦闘力に相当するということを知っていれば、
あんな無謀な喧嘩を吹っ掛けたりしなかったでしょうね。
ああ、ヴァイスがかぶった。
まあ3000字程度だったから別にいいか……。
>刀を斜めに振り下ろす。
>ルヴァイドは後ろに軽く跳び、袈裟斬りを回避。
>すぐに反撃に転じる。
>バルダーソードを半円を描くように一気に男へと振り下ろす。
この辺、視点がごっちゃになっています。三人称一元視点で通すならば要修正。
>致命傷は必死だ。
必至の誤字。
それと「っ」を「ッ」に変えるあたりかな。修正点はこれくらいかと思います。
呪縛刀は自分で出しておきながら、地味に強武器なことに気づいた。
うまく使えばヴァイスもけっこう活躍できそうだ。
ごめん、あまり言いたくは無いのだけど…
アグリアスからバックれたのかヴァイス?
>>57-58 御指摘ありがとうございます。
松野風…了解、修正してきます。
>三人称一元視点で通すならば要修正
おお、確かに…。経験不足をモロ露呈して申し訳ない。
あと誤字指摘もありがとうございます。誤字だけはすまいと注意してただけに
少々ショックですが、今後は更に気をつけます。
好戦的な輩がそのあたりにはあんまりいないのでヴァイス使っちゃいました。申し訳ない。
ただ、戦闘後すぐ引き返したのでもしかすれば…。
ドンアクは強力ですからね。それだけにムスタディオ哀れ。
少し加筆修正してからしたらばにいってきます。
実際使ってみるとさっぱり追加効果なんか出ないけどなw
一応、修正版を投下してきました。
細かいところを色々といじってますが…ちゃんと推敲したのか自分…orz
>>59 >あれだけの仕打ちを受けたんだ、ガキは攻撃してこないとは限らない。
>天使と弓を持った人間を相手にするのは、分が悪すぎる。
前作のこの部分から、2人が一緒にいる可能性のある今は別の参加者を狙っても
不思議ではないかと思ったんですが…執拗なほうがヴァイスっぽいですかね?
>>61 敵にシーフの帽子出回りすぎ…。
そしてドンアクになる前に二刀流でお亡くなりになっていたりする。
>>62 正直、逃げるかなCヴァイスだし。
うん、ちょっと考え直してみてCヴァイスって執拗だけど
基本は小物だから不利な状況なら打破じゃなく逃走ってタイプだった。
惑わすようなことを言ってすみません。
しっかし、ヴァイスといいアルガスといいシノン以降のデニムといい
サラマンダー多いなここはw
したらばに没ネタ投下。
>>62 修正お疲れ様です。
これでとくに問題ないかと思います。
>>64 乙、参考になりました。
一応エトナにボコボコにされる案も考えていたのですが、
やっぱりアルガスはもう少し泳がせて上げた方がいいのかな?
>64
ふと思ったんですが、「秘密の痛み分け」が『昼』。
「Vice」が『朝』。「そして俺は駆け出した...」が『午前』。
それで、64氏の没作ではヴァイスは荷物も失っていなければケガもしていない。
ちょうど、間にいれることができるのでは……というかむしろいれちゃったほうが自然なのでは?
>65
ただ殺すには惜しい人材だが残していても利用価値はあまりなかったり(笑)
>>66 時間を遡って登場しちゃっても大丈夫なのでしょうか?
構わないようでしたら、加筆修正すれば矛盾なくせますが……。
>>64 アルガスがゴミのようだw
それでもなぜか生き残りそうな気がしてならない。
「どうせ丸腰でいつでも殺せそうだから、
今から23時間後ぐらいに誰も死んでなさそうだったら殺してあげる。
そうでなければ最後に置いておこうっと。」
これぐらいの扱いになりそう。
双方SS投下激しくGJ!
>67
矛盾さえなければいいと思う没は極力無くしたいし
しかし、ヴァイスが小物となると
積極的な無差別強マーダーがデニム一人のみに
しかも改心フラグが・・・
漆黒は得武器持ってないし弱いものいじめはしなさそうだし、
ニバスは積極的に動かないし、
タルタルもガフも積極的でないし。
もう誰かにゾディアックストーンでへんs(ry
>>69 しっこくは逆を言えば実力さえ認めれば老若男女問わず正々堂々と一騎討ちを申し込む。
ニバスは素材(素体)が研究に関する垂涎の逸品であれば積極的になれる可能性がある。
タルタロスやガフは目的のためには手段を選ばないから相手を危険視すれば
たとえ女子供だろうが丸腰でも襲いかかる。
みな曲者ぞろいだけど、なんにせよ見せ方次第だと思うよ。
>>67 自分も矛盾さえなければOKに一票。
期待しています。
>>69 小物だからこそ、呪縛刀が活きてきそう。
「オラオラ、反撃してみろよッ!できねぇのかハハハハハッ!」
ぐらいのうざキャラで。
呪縛刀次第では、1対1なら勝率はグンと上がるしなんとかなるかも。
投下します。
「さてさて、どうしようかなー」
エトナはゆったりと森の獣道を歩いていた。陽は先刻よりも高くなっており、高い木々に囲まれた中でも十分な明るさがある。
奇襲の心配はしなくともよいだろう。ゲームに乗った人間が近づいてくれば殺気ですぐに分かる。
エトナは一つ大きな欠伸をした。これまでフロン以外の参加者には遭遇していない。
あれだけ馬鹿騒ぎをすれば誰かやってくると思っていたが、見当違いだったのだろうか。
おびき寄せの罠ではないかと警戒しているのか、はたまた偶然通り道が違っていただけなのか。
「にしても、行けども行けども森――――っと」
かすかな破裂音。人間なら聞き落としていたであろうその微音を、エトナは逃さなかった。西のほうからだ。
やはり血気盛んな者もいるらしい。これなら「二十四時間以内に一人も死ななければ、全員死亡」ということの心配はしなくてもよさそうだ。
「……しかし面倒なルール作るなぁ。あのヴォルマルフとかいうやつ、自由になったら拷問してやろうかな」
エトナは軽い口調で呟きながら、肩に掛けた袋から地図を取り出した。そして島の詳細を確認すると、「参ったな」というふうに頭を掻いた。
森と思われる地形は八つあった。どれも結構な規模だ。
開始地点にもよるが、森のど真ん中に飛ばされていたなら、抜けるのに一時間くらいは掛かるかもしれない。
早足で行けばそれなりに時間を短縮できるかもしれないが、あまり疲れるようなことはしたくない。
「ま、気楽に行けってことかな」
地図をしまって再び大きな欠伸をすると、エトナは鼻歌を歌いだした。
常人からすれば緊張感もなく闊歩するその姿は、殺し合いの参加者のものであるとは思えないだろう。
小悪魔はF-3の森を西進する――。
「そうか、じゃあお前はゲームに乗ってないって言うんだな?」
ゆっくりと男は問いかける。しかしその顔にはまだ警戒の色が残っていた。
この状況では、それも自然なことであろう。だからこそ慎重に行動しなくてはならない。
「ああ。……そっちも、こんなバカげたもんには乗ってないんだろ?」
「もちろんだ」
そう頷いて、男は微笑を浮かべた。警戒を完全に解いてはいないようだが、これはまずまずの反応と言っていい。
「どうだ? 手を組まないか? 二人でいるほうが安全だし、今後の行動を決めるのにも役立つ」
それはこちらから切り出そうとしていた言葉だった。少し驚いたが、手間が省けて助かった。
男は微笑を保ちながら手を差し出した。握手を求めているのだ。
同じようにほほえみ――内心では嘲笑を浮かべて、アルガスはその手を握った。
なりふりかまわず誰かを襲う、というのは愚民のすることだ。彼はもっと別の効率のよい手を考えた。
そう、使えるヤツと手を組むのだ。無論、こちらは身を挺してまで協力するつもりはない。
利用するのだ。危ない状況になれば、仲間を見捨てて保身を図る。相手がこちらを信頼しはじめれば、隙を見て武器を殺してでも奪い取る。
完璧だ、とアルガスは口元を緩めた。この戦術こそ、まさに貴族たる自分にとってふさわしきものだ。
「よかったよ、まともな人間に会えて。殺し合いなんてやってらないぜ」
こちらの意図に気づかずにいる男は、安堵の表情を浮かべた。アルガスも適当に相槌を打ち、本心を悟られぬよう会話を進める。
互いの知り合いの確認、続いてこれまでに出会った他の参加者の確認。
男はこれまで誰とも遭遇しておらず、アルガスが初めてということだ。こちらは襲ってきた二名の詳細を伝えた。
「あいつら、ゲームに乗った危険人物だ。気をつけたほうがいい」
あの時のことを思い返して、アルガスは顔を一瞬だけ歪ませた。
完全にコケにしてくれた言動――次に会ったときには確実に仕返してやる。そう心に誓って、今は眼前の男の対応を優先させることにした。
「さて、どうする?」
あらかたの情報交換が終わり、これからどこへ行くかを決めようとしたところで、平原の向こう――
森のある方向から、人影が近づいてきているのに気がついた。
「どーもー♪ 初めまして、お二人さん」
軽い口調で手を上げる少女に、アルガスは一歩退いた。隣にいる“仲間”も警戒して身構える。
アルガスは眼前の人物をよく観察した。露出が多い服装だが、その体型からは色気というものは感じられない。
そして何より目を惹くのは、コウモリのような羽、そして尻尾だった。
人間、ではない。少女の前言から会話はまともにできるようだが、右手には斧が握られていたため油断はできない。
「……なんだ、お前は?」
問われた少女は笑って答えた。
「あれ、見て分かんない? 悪魔よ、悪魔。いやぁ、メンドーなことに巻き込まれてお互い大変だね。
で、ちょっとお願いあるんだけどさ――その武器、くれない?」
指差した先には、鋭い刃があった。その持ち主である彼は、目を細めて静かに刀を構えた。
まさに一触即発。この状況では戦闘を避けることは難しいだろう。
アルガスは焦りを感じはじめた。少女の様子からはかなりの余裕を感じ取れる。その小さな斧でも、二人を相手に勝てる自身があるのだろう。
ここでむざむざ死ぬつもりなど毛頭なかった。なんとかして生き延びなければならない。
少女は斧を構えて一歩前に出た。同時に男も後退りをする。
この場を脱するにはどうすればいいのか。少女は刀を渡せと言っていた。つまり殺すということは手段であって目的ではない。
ならば、何も手にしていない自分は攻撃対象として優先されることはないはずだ。
アルガスは横を向いた。
――そう、狙いはこの男だ。コイツを囮にすれば、オレはその隙に逃げることができる。
そのためには、コイツに時間を稼いでもらわなきゃならない。戦わせるんだ。
そうだ、コイツをあのガキのほうに押し倒せばいい。いきなり両者の距離が縮まれば、なんらかの行動を起こすほかない。
コイツはオレを味方だと思っているから、確実に不意は突ける。失敗はないに決まってる――
早々に身代わりとして使ってしまうことは惜しかった。だがそれも仕方ないことだ。
今はこれが最善だ。アルガスはニヤリと笑って、“仲間”の背に手を回そうとした。
「やってられねぇな」
衝撃。転倒音。
少女は驚いたように、突き倒されてきた人間を見下ろしている。
アルガスは呆けたように、走り去ってゆく男――ヴァイスの後ろ姿を見つめている。
男を突き倒そうと思ったらいつの間にか少女の足元に横になっていた。
パニックで思考が追いつかない。自分が何をされたのか分からなかった。
だが徐々に、今、自分がどのような状況にあるかを理解していった。
――最悪だ。
強烈なめまいが襲ってきた。頭がどうにかなりそうだ。
まさかもっとも恐れていたものの片鱗どころか全鱗を味わうことになるとは、想像もつかなかった。
やがてアルガスの頭上から、悪魔の声が降ってきた。
「……でさ、あんたのことどうしよう。持ち物もあの男に持ってかれちゃってるし。
うーん……ルール守るために殺すぐらいしか利用価値なさそうだけど」
「……また戻ることになるとはな」
呼吸を荒くしながら、ヴァイスはそばの大木にもたれかかった。ここまで来れば大丈夫だろう。
アルガスという男を囮にしてなんとか森に逃げ込むことができた。
こうも早くアクシデントが起こるとは思わなかったが、支給品を得られたことは良しとしよう。
ヴァイスは奪ったバッグから食料と水を取り出した。全力疾走したことで喉が渇いており、小腹もすいていた。満たせる内に満たしておいたほうがいい。
水の入ったボトルに口をつけながら今後の行動を考える。E-2の城などを含む街道付近は、またあの悪魔と鉢合わせする可能性がある。
今度遇ったときは、容赦なく即座に襲ってくるだろう。なるべくヤツから離れるよう他の場所へ移動しなければならない。
ぱさぱさしたパンをちぎって口に運びながら呟く。
「このまま北東に進む、か」
それが一番安全だろう。砂漠と川の間の平原を進み、いったんD-4へ。そこからC-3の村へ行くかC-6の城へ行くか、決めることにしよう。
軽い食事を終えたヴァイスは、アルガスのバッグに入っている残りの食料だけを己のバッグに移し変えた。地図などが二つあっても仕方ない。
水のほうも、と一瞬考えたが、重さが面倒だった。近くに川があることだし、無理に持っていく必要はない。
「さぁて」
ヴァイスはバッグを左肩に、刀を右手に持ち歩きはじめた。
よくよく考えてみれば、これまで遭遇した参加者たちは運の悪い相手ばかりだった。天使に悪魔――人外ではなく、ふつうの人間なら勝機はあったはずだ。
戦闘の経験もそれなりにある。そして手にしている武器はかなりの業物だ。
あのランスロットほどの実力者、というのならキツイかもしれないが――さすがにそんな人間がごろごろといるわけがない。
「次に出遭ったヤツは――確実に殺す」
【F-3/街道/1日目・午前】
【エトナ@魔界戦記ディスガイア】
[状態]:健康
[装備]:手斧@暁の女神
[道具]:支給品一式(道具・確認済み)
[思考]1:コイツをどうしよう?
2:適当に弱そうな奴から装備を奪う。出来れば槍か斧が良いが贅沢は敵だ
3:優勝でも主催者打倒でも人助けでも、面白そうなこと優先
4:ラハールや中ボスが気になるが、特に会いたいとも思っていない
【アルガス@FFT】
[状態]:呆然、若干の疲労
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]1:そんなバカな……
2:武器・道具などで自分の戦力を高める
3:リュナンとレシィに復讐
4:ラムザとディリータを殺す
【F-4/森/1日目・午前】
【ヴァイス@タクティクスオウガ】
[状態]:健康
[装備]:呪縛刀@FFT
[道具]:支給品一式(もう一つのアイテムは不明)
[思考]1:D-4へ移動
2:殺せるときには殺す。無理はしない
備考:F-4の森の中にアルガスの支給品(食料抜き、ペットボトル一本は飲みかけ)の入ったバッグが放置
投下完了。
ヴァイスはやればできる子なんです。
ただ……運がない。
タルタロスにルヴァイドじゃあ確かに運がない。
どっちも人間の規格外すぎるだろw
>>77 投下乙っす!
人外に各作品最強クラスの人間相手とかかわいそうに。
逃亡後、オグマ組に会ったりしたらもうオワタ
さらに町にむかえば漆黒またはアティ&カーチス。城だとレシィ&ガフと勝率低そうな面子と遭遇する可能性がある。
橋にも邪悪な面子が…。
投下乙!
もうヴァイスは単独行動してるこいつらと戦うしか…
アイク
漆黒の騎士
ネサラ&(ソノラ)
リチャード
アルマ
デニム
オリビア
勝てそうな対主催がいなくね?w
かき乱し系のビジュが早々退場したからなぁ。ここら辺はもう闇のオーブや
カチュア・マルス組とぶつけたりするしかないかも…。
アルマは不意をつけば一撃だし、ネサラ・リチャードあたりなら正面でも勝てるんじゃないか?
まあどんなに強かろうと頭使えば勝ち目はある
マーダー同士手を組んだっていい
それにまだヴァイスには不明支給品があるじゃないか
何故今まで使わなかったのかって理由が必要だけど
はじめてのSSですが勇気を出して投下してみます。
はじめてで知らない作品のキャラが多いので内容は期待しない方が…げふげふ。
男が遠くへ走り去ったのを見届けると、女は弓矢を納めた。
女は未だ呆然とした様子の少女の側に駆け寄る。
―今すぐ大事に至るような怪我はないようだ。
それだけ確認すると、アグリアスは少女に問い掛けた。
「何故貴様は、あのような行動を取った?」
「状況は予想していた以上に深刻ですわ。
こんな環境下に置かれて、皆さん、酷く混乱なさっているようです。
愛と救いの手が差し伸べられるのを今か今かと待ち望んでいる筈なのに、
私の声が届かなかった。これこそ混乱なさっている証拠に間違いありません。
あの方も、私が至らなかったせいで、一層混乱させてしまいました…
自分が死人だなんて、正気で仰ったとは思えません。あの方はプリニーさんには見えませんでしたもの。
今すぐにでもあの方に―いえ皆さんに、神の愛を思い出させて差し上げなければ―」
―どうやらこの天使フロンと名乗る少女は、この事態を理解できていないらしい。
情報交換とは名ばかりの、少女の一方的な話を聞きながら、アグリアスはそう感じていた。
―放っておけば、いつ騙されて殺されるやもわからぬ少女を、このまま一人にはしておけん。私が守らねば。
そんな使命感を覚えながら、アグリアスは、少女の身体に無数の怪我がある事を思い出した。
行動に支障を来すような大きな怪我はないようだが、それでも手当てしておいた方がいいだろう。
支給されたバッグの中に、治療に使えるような物がないか、
バッグから取り出した道具を一つずつ地面の上に置いて確認していく。
アグリアスはこの島に飛ばされてからすぐに、少女の声が聞こえる場所を目指して移動していた。
武器は確認していたが、それ以外の支給品は未確認だったのだ。
フロンが話を終え、周囲に注意を戻すと、そこでは女がバッグの中をあさっていた。
女のバッグから取り出され、地面に置かれた支給品。
その中の一つ、紫色をした石が、少女の目に留まる。
「なんてきれいな宝石でしょう…」
フロンはそれを手に取り眺め、石の中をのぞきこむ。
少女が手を触れた瞬間、ちか、と、石が輝いたような気がした。
「まあ、素晴らしいですわ!宝石の中に、ここではない場所が見えます!
この神々しい色合いの宝石も、神様が私達に授けて下さった救いのアイテムなのですね!
アグリアスさん!これはなんと言う名前のアイテムなのでしょう!?」
やや興奮気味の様子で、石を様々な角度に傾けながら覗き込んでいる少女に、
アグリアスはバッグを探る手を止め、石の説明文らしいメモを読みながら応じる。
「ああ、その石はサモナイト石と言うらし…」
突然、辺り一帯が夜のような闇に包まれる。
同時に、鳥類が群れを成して移動しているような、ばさばさという羽音が聞こえた。
「何事だ!?」
魔物の群れかもしれない、と、弓矢を構えてアグリアスは頭上を見上げる。
しかしそこには雲一つない青空が広がるだけであった。鳥も一羽として飛んでいない。
視線を戻すと、嘘の様に闇は消え、羽音も聞こえなくなっている。
あれはなんだったのだろうかと疑問に思いながらも、少女に目を向けると―
少女が変質していた。
様子や雰囲気だけではない。外見まで変化しているのである。
先程見上げた空のように青く澄み切った瞳は、血のような赤に染まり、
天使が持つに相応しい鳥のような白い翼は、蝙蝠のそれのような黒い翼に変わっていた。
アグリアスもフロンも知らなかったが、これは召喚術の暴発と呼ばれる現象であった。
誓約済みのサモナイト石は、素質だけあれば誰が持っても召喚の扉を開く。
特別な知識も呪文も必要としない。
故に持ち主が意図しない所で召喚する可能性もある、危険な代物であった。
そして偶然にも、魔力が高く霊界に似た世界に縁のあるフロンには、召喚術を行使する素質があったのだ。
突然の変化に困惑するアグリアスの腕を、フロンの小さな手が捕まえた。
信じられないような怪力でつかまれ、なかなか腕を振り解けない。
「…さっきから、喉が渇いて仕方がないんです…
貴女の血…私にくれませんか?」
【F-4/森/一日目・朝】
【フロン@魔界戦記ディスガイア】
[状態]:憑依状態 攻撃力up 後頭部から軽い出血 顔面、腹部、胸部に打撲 首にかすかな切り傷 腰を強打
[装備]:ダークレギオンのサモナイト石@サモンナイト3
[道具]: なし
[思考]1:血を吸いたい
2:魔力も吸いたい
[備考]:自分にボディジャック(憑依・攻撃力上昇)を使ってしまった状態。
憑依は時間経過かお祓いで解除できる。
【アグリアス@ファイナルファンタジータクティクス】
[状態]:健康
[装備]:クレシェンテ@タクティクスオウガ
[道具]:なし
[思考]1:現状の把握と対処
2:ラムザたちと合流したい
3:襲われやむを得ない場合は、自衛による殺人もありうる
[備考]:エクスカリバー@紋章の謎、マイク型ハンディカラオケ(スピーカー付き)
二人分の道具は二人の足元に置かれています。
投下完了です。
フロンちゃんマーダー化がやりたくて書きました。
FFTもディスガイアも未プレイなのでキャラの性格や行動に矛盾があるかもしれません。
ルール的にも憑依はアウトかセーフか微妙…
早々指摘ですまないが、
フロンの口調が変。
そしてフロンの魔力でも、
誓約からならともかく召喚石からの召喚で暴発ってのはありえるのかな?
あんまりサモンナイトの設定は詳しくないから分からんけど。
うげ、ディスガイアの会話集のサイトが消失してる……。
キャッシュ残っているうちに保存しておくか……。
投下乙。
89さんの意見以外で気になったところを。
・アグリアスは加入直後から白魔法を習得してるので
(回復量はともかく)アイテムを探すくらいならケアルの1つでも唱えそう。
>召喚石からの召喚で暴発ってのはありえるのかな?
2の主人公はサモナイト石で召喚術を暴走させて街を破壊したという
描写があるが誓約済みかは不明。
召喚術の暴走は、異界の門を開く魔力を制御できなくてうんぬんだから、
この展開だと召喚術の暴走、よりも誤って使用した、ぐらいのがいいかも。
どっちにしても憑依されて性格や見た目が激変するってのには違和感が。
フロンマーダー化はいいと思うので、憑依効果については他の人の意見待ちかな。
しまった間違って保存してたトリの上にSSを上書きしてまった…
またまたトリが変わってしまうけど新作を書いたので仮投下にぶっこんでみる。
>>88さん投下乙ですw
フロンは丁寧口調というよりは「です・ます」が微妙に砕けた感じだったと
思うんだけど違うかったっけ?
臨時作品投下スレに誤爆ってしまったのでそっちを読んでみてください。
仮投下ってまだ無かったんだな…
>>93 セリフとかは問題ないかと。
マップ見てて思ったけど、
海に繋がっていて南に流れているなら「川」って言わないような……。
修正前を間違って投下してたみたいですね、どこまで誤爆してんだ俺orz
それでは投下します。
結果とは必ず行動に伴うものである。
途中経過などを考慮したとしても最後に何をしたかで結果というものは
当初の思惑とは一変してしまうものなのである。
それは望むも望まぬも関係なくやってくるものなのだ。
その男が何かに誘われるように近づいてきたとき、
ハミルトンは思わず反射的にその男に対してグラディウスを振るっていた。
男は驚いたようだが、それよりも彼の乗馬が彼よりも早く反応し
大きく仰け反りながら嘶く事で結果としてはハミルトンの攻撃からは
逃れられたが、一連の出来事に彼は上手く対処する事ができずに
落馬して体を強く打ち付けることになってしまった。
「グッ!…ウゥ……」
白馬から落ち、身体を打ち付けた男の苦痛の声を聞いて
それまでは何処か他人事の用に眺めていたハミルトンは自分の
した事にやっと気がついたのである。
(…私は何をしているのだ!?
敵意があったかもどうかも分からない相手にいきなり武器を振るうとは!)
普段の自分だったら絶対に犯さないであろう愚行に自分自身が一番驚いていた。
「すまない、大丈…(今なら、この男に簡単に止めをさせるんじゃないか?)」
ハミルトンが本気で男の安否を心配し、近寄ろうとしたときに彼の脳裏には
その思いとは裏腹の甘い囁きが響き渡ってきていた。
(不用意に近づいて来た様に見せてこの男はこの武器を狙っていたのではないのか?
そもそもこの男は本当にこの争いに乗っていないのか?油断を誘おうとしているだけなのでは?)
次々に聞こえてくる甘い囁きに彼は苦悩する、普段の彼ならばこのような事は
微塵も考えないであろう事も忘れて。
「私は…どうしたというのだ。何故このような事ばかり。」
倒れている男に対して近寄るべきか否かで迷う。
頭の中では(デニム君は無事だろうか?)と考える余裕もあるのにだ。
だが彼は騎士だ、しかも聖騎士の位を授かるほどの気高き人物である。
自分の犯した過ちで目の前の人物に傷を負わせたのなら償わなければならない。
彼は迷いを吹っ切り、男に近寄ろうとした。
だが、
(この男に近寄ってはならない!)
身体がそれを全力で拒否したのである。
それはさっきまでの囁きとは別の感覚、戦場で磨き上げた危機の察知、動物的な本能。
それが今度は近づく事を拒否している。
彼は囁き、本能全てを否定して自分の思いを優先した。
「すまない!大丈夫か?」
自分の思いを再確認するかのようにそう口に出し男に近寄る。
「うっ…大丈夫だ、こちらも不用意だった。」
男は少しよろめきながら立ち上がりこちらに向き直ろうとしていた。
が、その動きが突然止まる。
「おまえ…何を持っている?」
男はハミルトンのある一点だけを見つめていた。
ハミルトンはその言葉に思い当たるところがある。
自分に支給されたものの中で一品だけ用途が分からないものがあった。
何故かそれは大事にしなければならないという考えが頭の中を過ぎり
懐にしまっていたものである。
「これの事か?」
自分がしてしまった事で相手に警戒心を与えてしまっていた事を悔いていた、
だからそれを解くきっかけにでもなればとしまっていた物を相手に見せた。
彼は自分の判断を誤っていた。
そもそも彼は自分の磨き上げ来た本能に従うべきだったのである。
つまり目の前で倒れている男の事を無視しさっさとその場を離れるべきだったのである。
だが彼にはそれは出来ない。
だが、それは間違った行為では無かったかもしれない。
“それ”を取り出しさえしなければ。
“それ”を見せた瞬間、空気が一変した。
男は間合いを詰めるとハミルトンの手から“それ”を奪い取ったのである。
「何を…」
そのあとの言葉がつぐめない。
男の拳が自分の鳩尾へと突き刺さり苦痛で声を発する事ができなくなっていたからだ。
体勢を崩しそうになっていたハミルトンの身体を首を掴む事で強引に支えながら
男はハミルトンに語りかける。
「これは私のものだ…返してもらおう。
そういえばまだ名乗っていなかったな我が名は暗黒皇帝ハーディン…
お前の最期を見届けてやる男だ。」
さっきまでの威厳とは別物のまるで人間とは思えないような殺気を発し
ハミルトンにとって最も危惧していた名を告げる男、ハーディンは
話を終えると共にハミルトンを橋から突き落した。
「うおぉぉぉっ……」
急速に落下していくハミルトンを言葉とは裏腹に見届けようともせずに
自分の足元に先ほどハミルトンが落としていったグラディウスを拾い上げると
そのまま白馬に跨りその場を去っていくハーディン。
「くくく…待っていろよマルス。おまえは私の手で葬ってやる!」
彼は気づいていない、いや気づけない。
自分が先程までとは全く逆の考えをしている事を。
最早、彼は引き返すことはできないのかもしれない“それ”いや『闇のオーブ』に
見初められている限りは…
【C-4/橋/1日目・朝】
【ハーディン@紋章の謎】
[状態]:闇のオーブの影響で暗黒皇帝化
[装備]:グラディウス@紋章の謎、アッサルト&弾薬10発分@タクティクスオウガ
[道具]:支給品一式 闇のオーブ@紋章の謎 、白馬@紋章の謎
[思考]1:マルスを殺す
2:全ての参加者の皆殺し
水の冷たさで目が覚める。
(私は助かったのか?)
橋は結構な高さがあった、助かったのは下が海だったからもあるが
奇跡といっても過言ではないだろう。
(上がらなくては…)
そう思い海から上がろうとしたところで全身に激痛が走る。
助かったとは言っても無傷ではなかったらしい、肋骨が数本、それに右足は動かす事ができない。
「私はただ死ぬ訳にはいかない…デニム君…カチュア…」
激痛が襲う中、極力負担にならない動きで海から砂浜まで這い上がりハミルトンはそこで再び気を失った。
【D-4/岸辺/1日目・午前】
【ランスロット・ハミルトン@タクティクスオウガ】
[状態]:重症(肋骨と右足を骨折)
[装備]:無し
[道具]:無し
[思考]3:ゲームの破壊、脱出
支給品の入ったザックは流されていってしまいました。
闇のオーブからの影響からは脱しています。
おお、これでそれぞれが動き出したか。
寝てる間に2つも投下され、しかもマーダーが2人も増えるとはw
それそれの作者殿GJ!
>憑依について
説明も読まずいきなり使ったから、
>91さんの意見と同じく誤って使用したがいいと思う
回復魔法については、使ってる暇は無いように見えるから
描写なしでもいいかな?
アグ姐さんの喋り方が不安だったんですけどフロンちゃんの方を指摘されるとは…
ディスガイアは設定と会話集が見られなくなっててアニメを参考にしたのが…いかんかったようで…
>どっちにしても憑依されて性格や見た目が激変するってのには違和感が。
サモンナイト2で憑依された人間が意識乗っ取られて見た目も激変する描写があって、
それでネタが作れないかと思って書いたんですが…間違ってたらどうしよう…
できるだけおかしい所を修正して修正スレに投下しようと思いますです。
それでもダメだったらスルーしてください。すみません。
>>102 鬼人化のことかな?
確かに、普通の召喚体系とは違う術だけど同じような効果の霊属性の憑依召喚術があっても
不思議はないといえばないですよね。
誤使用という展開にするのならば、おそらく知っての通り、
単に憑依させただけならゲーム内のように攻撃力が上がるだけなので
何かしらの描写はいるかもしれませんが…
肩書きの上では堕天使であるフロンだから体質的に憑依の効果が出易い、とかでもいいのだろうけど。
自分も臨時投下のほうに短いですがアイク・リチャードを投下してきます。
アイクはそれほど詳しくないので言動におかしいところがあれば指摘お願いします。
しまった忘れてた。スマソ
同じ時間に複数回動かすのは、
ロワ的に時間が進まなくよろしくないので
フロン組もハーディン達も午前または昼にした方がいいのでは?
一つのSSで時間が分かれてると、
Wikiの時系列順でどこに書いたらいいのかがわからないんですorz
言い忘れてたけど、
>>99さんGJ!
名馬にグラディウス、闇のオーブと期待を裏切らない活躍の閣下。
現在(没になるかはどうかは別として投下されている作品を含めて)登場回数が1回の生存者
ネサラ
カチュア・マルス
タルタロス・マグナ
ウィーグラフ・中ボス
漆黒の騎士
結構減ってきましたね。
>>102 憑依召喚による性格の変化はわかりませんが、見た目の変化は一応ありますよ。
ドラマCDの方でエールキティとナックルキティという召喚獣を憑依させたときに、
対象者に猫耳が生えているような台詞がありましたから。
以前エトナ・アルガス作成中と言っていましたが、明確に予約するとまで言っていなくとも
それっぽい発言をしていたので、この場で破棄を宣言します。申し訳ありません。
>103
アイクのゴーイングマイウェイっぷりに吹いたw
さすが前作の全フラグ折りの主人公w
仮投下GJ、このまま通しでも問題ないかな?
サモンナイト1でも主人公やバノッサが魔王に取り付かれた時は心身ともに変化したから
設定上は問題ないのでは?
>>104 そんな時間(約2時間くらい)まで男二人で
見詰め合ってたのかよ!というツッコミを避ける為に同一時間枠に
したんだけど、確かに動かしづらくなるのでハーディンを午前、ハミルトンを
昼に訂正したいと思います。
まぁ、会った時間が遅かったんだよね、きっとw
>>103 ネサラ「自分のフラグ折って、俺の死亡フラグ立てんなアイク!」
多分こんな気持ちw
ほんと乗っ取りマーダーだらけだなw
なんだこりゃ
一応、問題なさそうなので本投下します。
>ネサラ「自分のフラグ折って、俺の死亡フラグ立てんなアイク!」
ソノラはどうなるやら…
「ふぅ…結構時間が経ってしまったな…」
誰に告げるともなく、アイクが呟いた。
既に太陽はほぼ真上に昇ってしまっている。
何も考えることなく東に森を突っ切ったところ、海にぶち当たり
森に沿って歩いていたら街道を見つけた。
森の西に街道。その街道の形や海が東にあることから
自分の現在地がF-6であることは容易に分かった。
現在はG-6の街道を歩いている。
一番手近にある村に向かおうという考えだ。
人が集まること、長丁場になる場合の物資や拠点の確保も考えてのことだ。
もちろん、人が集まるということはそれなりの危険も考えられるが
過信というわけでもないが剣の腕もそれなりに立つつもりだ。
自分の手元にはエタルドもある。
降りかかる火の粉を払うくらいならどうとでもなるだろう。
「ん、人か…?」
街道を歩いていると、左前方に見える森から人が出てくるのが見えた。
ウェーブのかかったセミロングの緑の髪が印象的な男だ。
手には槍、遠目で見てもあまり機嫌がよくなさそうなのは理解できた。
話しかけるか否か。
などと考えるのは無駄か。
向こうも森から出るときに外の様子ぐらいは窺うだろう、
こちらの存在には気付いているはずだ。
「なんだ、貴様は。俺の顔をジロジロと。
俺は今機嫌が悪い。痛い目に遭いたくなければ消えるんだな」
予想通り、その男はこちらに気付いていたようだが………
出てきたのは初対面の相手に言うには到底ふさわしくない言葉。
が、この言葉の裏を返せば、彼は人を殺す意思はないと言っている様なもの。
好んで人殺しをするような輩が「消えろ」ということなんてないだろう。
となると、情報交換を試みるくらいならやる価値はある。
アイクはその男へと歩み寄った。
「機嫌が悪いところすまないが、こんな状況だ。
情報交換は悪い話じゃないだろう。俺の名前はアイクだ。アンタは?」
「俺のことをアンタ呼ばわりか、中々度胸はあるようだな。
俺はマール…いや、レダの獅子王リチャードだ。
情報交換は望むところだ。話を聞いてやろう」
傲慢な態度ではあったが先程までの不機嫌さはなりを潜めている。
真実の取捨選択をしなければならない『情報交換』という名の『交渉』を前にして
本来の小憎たらしい落ち着きを取り戻したようだ。
果たしてアイクがそこまで考えていたかは分からないが、その様子から
アイクも彼をとりあえずは信用しても良いかと考えていた。
「とすると、アンタが捜しているのはそのティーエという女性か」
「ああ。他にも知り合いはいるがそいつらは放っておいても構わんからな。
さて、では次は貴様が話をする番だ」
リチャードは顎をくいっとあげ、アイクに話をするように促した。
アイクはまずは保護すべきミカヤ、サナキについて簡単に説明した。
「この二人には会わなかったか?」
「フン。誰かと会うのは人では貴様が初めてだ。貴様のほうはどうなんだ?」
「こっちにきてからではアンタが一番最初に出会った人だ。
それよりも…"人では"とはどういうことだ?」
アイクのその質問に、リチャードのこめかみがピクリを動いた。
悔しさや苛立ちをこめた表情で、リチャードが苦々しげに言う。
「そこの森で魔物に遭遇した」
「魔物?襲われたのか?」
「いや…怪しげな女の像を相手に何か儀式のようなものをしていたので止めにはいっただけだ。
鴉の化け物のようなヤツで、砂埃を目くらましされて逃がした」
その『鴉』という言葉を聞いてアイクがはっとする。
「…まさか…鴉王か!?」
「……貴様、あの魔物を知っているのか?」
リチャードがアイクに視線を向けた。それが疑惑の視線だとはアイクは気付かない。
「ああ、俺の予想通りだとしたらな。俺はその鴉王らしきヤツを捜してみる。
情報助かった」
まさに猪突猛進。話をそこで切り上げ、アイクは森の中へと走って行った。
「まて、貴様!話はまだ終わってないぞ!
それにあの魔物を倒すのは俺の役目だ、貴様には渡さん!!」
こんな中途半端な情報交換ではリチャードの誤解が解けるはずもなく。
あの魔物がアイクの因縁の敵だと思ったリチャードも、森の中へと駆け戻っていった。
【G-6/森/1日目・昼】
【アイク@暁の女神】
[状態]:健康
[装備]:エタルド@暁の女神
[道具]:支給品一式(アイテム不明)
[思考]1:こちらからは仕掛けないが、向かってくる相手には容赦しない
2:ネサラらしき人物との接触
3:ラグネルを探す
4:3が出来次第、漆黒の騎士を探す
5:仲間達との合流
6:ゲームの破壊
【リチャード@TS】
[状態]:健康
[装備]:ヴォルケイトス@TO
[道具]:支給品一式 光の結界@暁の女神
[思考]1:ティーエの発見
2:待て、情報交換はまだ終わってないぞ
3:ヴォルマルフの打倒
4:魔物(ネサラ)はいずれ倒す
投下乙
暁やサモナイ3、TOの良武器はたくさん出てるし空きが僅かだから、
ラグネルが出る可能性は既に限りなく低い件についてw
そして、地図氏もGJ
右上のカオスっぷりに吹いたw
116 :
助けて!名無しさん!:2007/11/11(日) 22:16:35 ID:uHwl3pAK
まだ出ていない武器は紅の暴君とラグネル辺りか。主をえらびそうなのは。そういえば防具はアイテム扱いだっけ?
おお、地図が動いている!編集してくださった方激しく乙です。
フォイアルディアが出てるからキルスレスは必要ないかもしれませんね。
アイテムは原作時系列を気にする必要ないから出ても問題ないでしょうけど。
プリニーのきぐるみがアイテム扱いだから防具はアイテムですね。
個人的にはメリクルソード辺りが出ると嬉しい
では死神の甲冑とスカルマスクがあれば四種の魔道器は全てそろうわけか。
恐ろしいな。あるいは、防具に女神の祝福でも施された日には…。
まあそういう絶望的な装備差というものを、
英雄というのはあっさりと覆してしまうものだけど。
武器で出てきたら面白くなりそうなのがサモン2にひとつ…
アヴィス@サモンナイト2
AT+80 MAT+25 TEC+5 LUC+5
本編で霊界の護衛獣バルレルのサブイベントで入手する短剣
斬りつけた相手の血を吸い取り、そこから血識を入手する。
(血識とは血液に溶けてめぐる知識のことであり、その血液を吸収することで
相手の知識と魔力を奪い取る能力のことも指す。)
No.43『誤解絡む情報交換』までの不明支給品
・武器ではない支給品が不明のキャラ
アイク
漆黒の騎士
シノン(デニム所持)
シーダ(リュナン所持)
ビジュ(漆黒の騎士所持)
レシィ(サモナイト石[無](誓約済)@サモンナイト2or3(攻撃系ではない))
アルガス(レシィ所持)
アメル(アルマ所持)
ガフガリオン
エトナ
オイゲン(ガフガリオン所持)
ティーエ(アルマ所持)
デニム
ヴァイス
・武器が不明のキャラ
チキ(やたらと重いにぎり(柄部分のみ確認、詳細不明))
ホームズ
武器の空きが2つで軽いものはホームズしか可能性が無い件について
他ロワのように見せしめのバールの支給品を主催者が渡せばあるいは・・・
脱出の要素になりそうなのがないんだよね
対主催の連中がある程度まとまるための要素が足りないと思う
そこがちょっと不安
>>122 一応メイメイの手紙があるけど要素としては少し物足りないか?
FFT組でデジョンやテレポみたいな魔法を思い出すなり使用可能になるなりのフラグが必要かも。
あるいは首輪自体の無効化。これでほとんどのマーダーも対主催に寝がえる。
アルマみたいに道を踏外した外道以外は。
>>124 それじゃあもうカーチスとネスティに頑張ってもらうしかないな。
ところで素で回復魔法が使えそうなのってフロン、アグリアス、カチュアぐらい?
どれもプレイしたことのない作品ばっかりだからよくわからんが、エトナとサモン組の
残りが使用不可なのはわかる。(ラハールとラムザも微妙だが)
ラムザの白魔法の空白ってのは上級魔法だけ?
白ランスもヒーリングを使えたはず。
といっても純粋な魔法使い(僧侶)じゃないからほとんど効果がなさそうだが。
ミカヤの奇跡の手(だっけ)は有効?
体力と状態異常回復で自分にダメージ、といまいちだが
>127
自分が疲労して倒れてしまうってやつね。
まあ優勝以外であっても、誰かがもっともっと
人減らししてほしいのは確かだ。
それに、せっかくのクロスオーバーなんだし、
お互いの世界観を刺激し合うものがほしいな。
使いどころは微妙かもしれんがラムザとアルマのおまじないもいけるかな。
ラムザとアルマでお互いにおまじないをかけ続ければ無敵……いや、ナンデモナイデス。
>>128 ハーディン公が覚醒したから大丈夫だ。
東に行くか西にいくか南下するかが楽しみで仕方ない。
前スレ埋め乙。
ガフはべつに「悪人」ではないよなぁ。
……なんとなく、レシィといる内に情が移りそうな。
オヴェリア達をあっさり裏切った(予定通りだけど)からそれはない
元々、仲間のフリしてただけだから裏切ったというのとは違う気がする。
やつは根っからの悪人ではないが必殺仕事人すぎる。
中ボス・ウィーグラフ組のとこを書こうかと思ったけど人が密集しすぎで
俺の手には負えん…神降臨を願う。
逆に考えるんだ
他の書き手が書きやすくするために
合流しない話を書くと
というかアティ組としっこくって予約入ってなかった?
今1人なのはイスラか?
神光臨待ってる
試しにやっただけだから、特に予約を入れた訳ではない。
明言はしていたがあたらめて宣言しておく。
だから他に書きたい人がいればその人を最優先で。
気を使ってもらって申し訳ない。
右上の森地帯は皆バラバラかな?
一応ネスティは城に行くような思考もあったみたいだからそっち方面にいくかもしれん。
個人的にはアルマをマルス・カチュアにぶつけてほしかったり…。
進行的にも団体が何かのために分散、内部分裂、死亡
したりする話は重要なんだよなぁ
>121見て気になったんだけど
>12のレシィの支給アイテム×1(詳細は不明) って誰の?
アルガスはかんだガムだった気が・・・
ニバスも不明アイテムあるし
遅くなりましたが、修正スレの投下終わりました。
フロンちゃんの口調も修正しましたが確認する資料がないんでかなり不安です。
あれでダメならもうネタ投下として扱ってください…
>>137 ガフ武器→マダレムジエン
オイゲン武器→ゲルゲの吹き矢
アルガス武器→絶対勇者剣
レシィ武器→碧の賢帝(シャルトス)
ガフ道具→サモナイト石
オイゲン道具→不明
レシィ道具→不明
>>138 乙です。今から読ませていただきます。
修正乙です。
FFシリーズ知らない人のために、
ケアルの描写がちょっとでもいいからあったほうがいいかもしれないかなと感じました。
>「何故貴様は、あのような行動を取った?」
貴公or貴女、のがいいかも?
敵対者や無礼者以外には伊達に王女付きの騎士やっておらず丁寧ですし。
>>135 自分は書くところにすらいってないのでお気になさらず…。
マグナ・タルタロスも登場回数1回だからどうにか書きたいけど難しい…。
書きやすい人らは簡単に浮かんでくるのになー。
これも単なるつぶやきです…。
修正乙
1人称や2人称の修正くらいなら修正スレ使わなくとも
自分でWiki追加時か、された後にこっそり修正しとけばいいんじゃない?
なんか凄く今更ですが…
サモンナイト1の小説確認してみたところ。
「暴発だよ……。あのワイバーンは、暴発した召喚術で呼び出されたんだと思う」
召喚術の暴発によって呼び出された召喚獣は、召喚師の制御を受け付けない。その衝動に赴くままに暴走する、じつに危険な存在になってしまうのだ。
「あの子は多分、自分の魔力をきちんとコントロールできてないんだ」
なまじ強すぎる魔力をもってしまったせいなのか。年端もいかぬ少女の精神力では、それを完全に抑え切ることができないのであろう。
そして暴発のきっかけとなるのは、激しい感情の高ぶりと見て間違いない。
そして召喚に関しては、
「『たしかにあの時、ミニスに呪文を唱える余裕があったとは思えないんだ』」
「精神の集中が不可欠である召喚術」
「『ちゃんと呪文も唱えたのに……」
ただし暴走についての話から、高い魔力があれば呪文なしでも召喚可能かもしれない。
ついでに呪文の長さも術の威力に関係する模様。
これは精神集中の差と思われる。「走りながらでは術の威力が期待できない」という描写があるし。
……サモンナイトの設定、一番面倒臭いですね。
書きづらいだけですし、ロワ用にオリ設定にしたほうがいいかもしれません。
たかが小説設定、原作ではそこまで描写されてないし…
と突っ切りたいトコですがシルヴァーナの件か…2でミニスが出てきた時点で
原作設定も同じだしなぁ…。
同じく、色々と混乱させるようなことを言って申し訳ありませんでした ◆XBBSBXXYgAさん。
いつも楽しみにしてます乙
書いてみたいが、ディスガイアキャラは誰を殺すべきか迷う
人外だし、パールと面識ある頃だしなあ
知らない作品もあるんで、作品ごとの強さランク分かるひといない?
サモンナイトの召喚に関する設定は基本の
・相応の魔力と誓約されたサモナイト石があれば誰でも召喚は可能
・自分で力をコントロールしないと誓約した召喚獣でも暴走する。
が守られてれば後はロワ用に設定変更も可能じゃないか?
(例えば個々によって召喚できる属性は決まっているが、ロワ内では誰もがある程度は全属性使用可能とか)
>>144 ディスガイアが一つ抜けてるのは間違いないかな。
ラスボスで比べてみるか…
紋章の謎→暗黒竜メディウス
TS→同じく暗黒竜
サモン2→悪魔王メルギトス
サモン3→ハイネルのディエルゴ(界の意志?他世界との門とかを制御できるんだっけ?)
FFT→ルカヴィと呼ばれる伝説の悪魔
てな感じで、大きく差はないんじゃ?
ディスガイアと暁とTOはイマイチわからんが…。
ここから個人的な推察。
紋章・TS・TOはドラゴンという分かりやすい敵がいて、
敵の強さもそれほど大差はない気がする。
サモンシリーズは召喚術がないとルヴァイド・パッフェル・アティ(戦士タイプ)・
マグナ(戦士タイプ)・アズリア以外は一枚ランクが劣るような。
イスラも戦士系だけど元々丈夫でない身体だしそれほどは鍛えられてない。
ベルフラウとレシィは上記のメンバーに比べるとやや迫力不足。
打撃系の人は上級悪魔や天使兵なんかとも普通にやりあえるから大差なさそうだけど。
ただ、召喚術は、かなりの力量の術者が上位の召喚をすると一個中隊を一撃で半壊させるほどの威力。
平均的な力は
ディスガイア>サモン(召喚術可)>FFT(素で使える魔法や聖剣術などの射程的メリット)
≧TO(素で魔法使用可)≧紋章=TS≧サモン(召喚術不可)
かなぁと。もちろん、チキとか抜剣覚醒アティとかルカヴィとかのバランスブレイカーは別だが…。
不等号は嫌いなんだが何が言いたいかというとディスガイア以外は差はあんまりないと思う。
他に書く人がいないなら
中ボス・ウィーグラフ組を書こうかなと
思ってます。
自分で書いた組なので極力は自演したく
無いので他に書く人がいるなら
そちらを優先して貰って構いません。
FEやTSはどんだけ強いキャラでもFFT勢にすら歯が立たないと思う
>>146 某暗黒騎士は一般騎士百人分に匹敵する戦闘力というトンデモ設定……。
>>149 ついでにいうと漆黒の騎士は軍事大国の「聖騎士一兵団でも霞む」
ろくでもない某王族を凌駕する実力がある。
一兵団の規模は分からないが、騎士百人を下ることは
まずないだろうからそのトンデモさは推して知るべし。
実際、奥義は見切られさえしなければ女神でさえ両断する
作品最高の威力がある。
もう嫌やこんな連中、常識はずれすぎるしwwwwww
たいていのパロロワでは余りにも強いキャラ勢は制限付いてたりしてるけど
ディスガイア勢って具体的な制限かけられてたか?
>147 2、3日誰も宣言ないならYou書いちゃいなYO!
素で魔法が使えなくてまともな武器もない魔法キャラでない限り
ある程度は戦えるはず
>>151 ラハール殿下、カーチスは制限が架せられていることが
すでに確認されています。まあ艦隊相手にできる規模だから
そのままだと「島吹っ飛ばして終わり」になりかねないし。
書き手の良心にゆだねるしかないと思いますが。このあたりだけは。
>>150 そんなしっこくをあっさり倒す主人公は更に化物、と。
てか「○○の作品が○○の作品に負ける筈は無い!」等と言い始めたらパロロワ成り立たんだろ。
ステータスのカンストが99の作品と999の作品ではどっちが強いと聞いて999の作品が強いとでも言うつもりか。
>>148 剣の腕だけならオグマはガフより上だと勝手に思ってたり…いや、歳だし。
まぁ闇の剣があるけど。
>>149 屍人兵士1000人以上を一人で倒す悪魔と同格の悪魔王と対等に戦えるサモン勢って…。
まぁそれはおいといて…かなり短いけどアルガス・エトナを30分後くらいに仮投下してきます。
短いので他に書きたいという方がいれば別に没っても問題ないですけど。
って臨時投下スレを仮投下スレにしちゃっていいんだろうか…。
誤爆してしまいましたが投下してきました。
エトナも掴みにくいキャラなので未プレイの自分では把握しきれてないので
何かおかしいところがあれば指摘お願いします。
回を重ねるごとに自分の投下作が短くなってやがる…。
>>153 まぁ…ガチンコ対決だけじゃないですしね。
ラハールも毒殺されかけてたし…幸いまだ不明アイテムはたくさんありますし。
GJ、エトナを殺る気にさせたアルガスイイヨイイヨー
しかし、自分含めてディスガイア勢詳しくない書けない人が
多い気がするのは気のせいだよな
157 :
助けて!名無しさん!:2007/11/15(木) 00:17:27 ID:bAzWMkLO
乙ですGJ
バトル展開に進みそうで楽しみだ
しかし生き残りはあと40人近くいるのか
作品内でも外でも因縁ある奴らが多くて、減らそうにも減らせないぜ
では本投下します。
状況は深刻だった。
すぐそこには自分を殺すという発言までしている悪魔。
手元には武器も道具も利用する仲間もない。
倒れている今の状況では逃げるどころか起き上がる前に首をはねられてしまうだろう。
むざむざ死ぬわけにはいかない。
いや、逆に考えよう。
ピンチをチャンスに変える人間が成功するのだ。
サダルファス家を復興しようという自分がそれぐらいできなくてどうする?
考えろ、打開策は必ずある―――――
(コイツをどうしよかなー?)
荷物もないし強くもなさそう。
いたぶっても大しておもしろくなさそうだなー。
一思いにサクッとヤっちゃってもいいけど利用価値ないもんかな。
起き上がるにも起き上がれず固まっているアルガス。
手首だけで手斧をくいくい手遊びして考えるエトナ。
木の葉が揺れるだけの時間が過ぎていく。
エトナにとっては一瞬だっただろうが、アルガスにとっては永遠にも近い間。
だからだろうか、先に妙案を思いついたのはアルガスだった。
「お前……強いのか?」
倒れたままの姿勢で、アルガスがぽつりとつぶやいた。
「ん〜強いと思うけど」
なんてことはない様子でエトナも返事。
「倒せないヤツなんていないと思うか?」
再びアルガス。起き上がる様子はない。
「大体の人間ならいけると思うけど」
これまたさらっとエトナ。
「なら、俺の話を聞かないか?………うまくいけば剣も手に入るぞ」
動かないままアルガスが言った。
『で、ちょっとお願いあるんだけどさ――その武器、くれない?』
こいつの目的は武器を入手すること。
こいつにとって今の俺は価値がないはずだ。
だが、武器を入手する過程で俺が必要になったらどうか?
「ふ〜ん……話して」
ほうら、食いついた。
アルガスは内心でほくそ笑んだ。
「ふぅん…」
起き上がり、一通りの説明はしてみた。
緑のガキのことに、あのスカした男。
それぞれ、剣と鉄製の武器を持っていたこと。
できる限り、興味をそそるように。事実は二の次だ。
「で、どうしてほしいわけ?」
「そいつらがいる場所は大体見当がつく。案内するから倒してくれないか?
もちろん、武器やアイテムはお前がもらってくれて構わない」
そしてその戦いのドサクサで自分は逃げる。
できそうならその場にいるやつを一掃する。
どちらにせよ、今ここでむざむざ殺されるよりはマシな結果にはなるはずだ。
「つまり、アンタはそいつらにやられた仕返しにあたしを利用しようってワケね?」
ぎくり、そんな音が心臓を突き抜けた。
この手のタイプの人間は他人に利用されてると気付くと反発するのが定番だ。
心拍数が跳ね上がっているのがわかる。こいつがそんな人間なら…俺の命はない。
だが、エトナは人間ではないのである。
「悪魔を利用しようだなんて、いい根性してるじゃない。
いいわよ、どーせ暇だし付き合ってあげよっか」
ニヤリ、そんな表情で悪魔が宣言した。
こんなヘタレな人間も殺さないようなヤツが相手なら危険も大してないだろうし
ここでコイツを殺しちゃうよりはずっと楽しめそうだ。
エトナはそう考えたのだ。
「ほらほら、案内して。西?南?」
「あ、ああ。こっちだ」
少し拍子抜けしたが予定通り。
あとはタイミングを謀るだけ――――。
まずはあいつらに遭遇しなければ。他の参加者でも誰でもいい。
要は、自分に好機が転がるきっかけがあれば………
チャンスを掴むのはこのオレ、アルガスだ。
【F-3/街道/1日目・昼】
【エトナ@魔界戦記ディスガイア】
[状態]:健康
[装備]:手斧@暁の女神
[道具]:支給品一式(道具・確認済み)
[思考]1:アルガスの案内について行く
2:適当に弱そうな奴から装備を奪う。出来れば槍か斧が良いが贅沢は敵だ
3:優勝でも主催者打倒でも人助けでも、面白そうなこと優先
4:ラハールや中ボスが気になるが、特に会いたいとも思っていない
【アルガス@FFT】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:なし
[思考]1:この悪魔を他の参加者にぶつける。レシィとリュナン優先
2:隙を見て逃亡。殺せるようなら殺してアイテムを奪う
3:リュナンとレシィとあの男(ヴァイス)に復讐
4:ラムザとディリータを殺す
備考:アルガスがどの方角に進むかは次の書き手さんに任せます。
投下完了です。
>>156 ときどき関東と関西でメディア展開が全く違うゲームとかありますけど…
関西な自分の周りにはディスガイアを持っているどころか知ってる知り合いすらいなかった。
単なる偶然かな…。
とりあえず、最初の想定とはまるで別物が仕上がりましたので投下します。
関係者の方には、いろいろと迷惑をおかけしました。
ディスガイア、あとでプレイしないとな…。
――駄目だ。この主催者とやらは実に手が込んでやがる。
余程オレ達にこのクソッタレな殺し合いをさせたいらしい。
アティと協力しあい、無線機の改造を開始してから数時間後。
内部だけは最新鋭のものへと変貌した黒い無線機を片手に、
カーチスは心の中でそう毒づきながら、アティとの筆談を再開していた。
(無線機の出力を銀河の果てにまで飛ぶように再設計したが、外部への連絡は一切とれないらしい。
オレをも上回る技術者がいるか、常識では考えられん力がこの“会場”には働いているのだろう。)
オレの回答にアティは落胆の色を隠しきれなかったようだが、なお筆談を続ける。
(しかし、まだ抜け道はある。この首輪を解析し、外せるようにしてしまえばいい。)
オレは無線機の追加機能を確認しながら、頭の中で推論を立てていた。
――おそらく、首輪自体にはさほど大した技術は使われていないだろう。
機械というものは精緻に作り上げる程に繊細になり易く、
些細な事故で誤作動を起こし爆発する恐れが生じる。
だが、奴らはあくまでオレ達にここで殺し合いをさせるのが目的だ。
だからこそ機械の性能より耐久性を重要視したタフなつくりに、
そして悪く言えば大雑把に仕上げざるを得なくなる。
最先端の精密機器ならそれなりの施設がなければこのオレでも無理だ。しかし…。
(首に嵌っていない同じ首輪を手に入れ、外部から十分な解析が行えればこれを無効化する事は可能なはずだ。)
そう。あとは首輪を手に入れてしまうだけでいい。
オレにかかればこんな首輪、手に入れさえできれば後は玩具同然だ。
ただし…。
(でも、どうやって手に入れるの?)
オレはアティの筆談での問いに気がつかなかったフリをして、
背を向けて即座に立ち上がり外出の準備を整えた。
「…少し出かけてくる。その無線機でいつでも連絡は取り合える筈だ。
何かあったらすぐに呼んでくれ。そう遠くへはいかない。
アンタはもう少しゆっくり休んでくれ。残念だが、まだ共に行動するには足手まといだ。」
「………わかりました。でも、カーチスさんも気をつけてください。」
「アンタこそな。」
彼女には背を向けながら、最後に無線機の使用方法の再確認を取る。
怪訝な空気は感じるものの、なんとか誤魔化せたようだ。
「使い方はさっき試したとおりだ。周波数は既に合わせてあるから、
あとはボタンを押しながら話すだけで、機械化されたオレの耳に直接届く。」
(追加機能はメモの通りだ。そいつは後々、このゲームを終わらせる鍵になるかもしれん。絶対に手放さないでくれ。)
オレは最後に走り書きを残すと、一切後ろを振り返らずに…。
いや、振り返る事が出来ずにドアを閉め、外界にその身を踊りだした。
状況は痛い程に理解している。向かうべきところは既に決めていた。
――そして、すべきことも。
(これからの所業を、アンタにだけは見せるわけにはいかないからな)
オレはすでにこれからの行動はしばらく一人で取る事に決めていた。
彼女の元に戻るのは、全ての段取りが終わってからの話しだ。
あらゆる意味で、今彼女がオレの側にいるのは危険だからだ。
極めて悲観的な推測だが、オレの想像通りなら首輪の入手にはそう時間はかからないだろう。
既に死んでいる者からか、あるいはゲームに乗った人間を見つけ出し殺害してから首を斬り落とし、
玩具を手に入れて解析するだけのことだから。
あとはアティと合流して無線機を使い、残された全員を救えばいい。
これなら考えうる限り極めて現実的な解決案で、余計な回り道をせず最大多数を迅速に救うことができる。
最善の策が困難なら、次善の策を取る。犠牲は最小限に。結果は最大限に。
そう、犠牲は最低一人だけでいい。それに、すでに犠牲になっているものを利用しても構わない。
それだけで、残された全てを救いだせる。
ただし。それはいずれにせよ誰かの死を心から望み、死後の尊厳を踏みにじる行為となる。
自ら手にかける必要性はないかもしれないが、それでも最低一人を切り捨てることになる。
それが何者だろうが、お世辞にも本物の地球勇者の取るべき行動ではない。
こういう発想がまず第一に浮かぶあたりで、オレはまっとうな人間とは言い難い。
――ゴードン、お前はオレを買いかぶりすぎだ。
アンタのその魂、完全に受け取ることはできなかったようだ。
やはり、オレには地球勇者の資格はないらしい。
全てが終わってからなら、その所業に対する罰は甘んじて受け入れよう。
オレはオレにしかできないやり方で、このゲームをブチ壊してみせる。
――特に、あの笑顔を失わせるわけにはいかない。
オレは無線機の改造中、彼女が見せたどこか妻子を連想させる
儚げな笑顔を脳裏に浮かべていた。
ただ、その陰惨な光景を彼女にだけは見せるわけにはいかないし、
万が一首輪の解析に失敗した場合、彼女を巻き込むことになる。
いずれにせよ、しばらくは戻れないだろう。
彼女には嘘をついたことになる。
「―――多くを救うには、犠牲は常につきもの、か。」
オレは以前なら疑問にさえ感じなかった事を口にしながら、
自嘲に口元を歪ませ、感知した生体反応があるらしき場所へと疾走した。
胸を締め付ける罪悪感と、人の死を望む不謹慎な期待。
そして、これからの殺戮への不安を共にしながら。
【C-3/村:東端の民家/日中(12〜14時)】
【カーチス@魔界戦記ディスガイア】
[状態]:健康 (若干の性能劣化あり)
[装備]:オウガブレード@タクティクスオウガ
[道具]:支給品一式
鍵@不明
[思考]1:なんとしてでも首輪を手に入れて、解析して取り外し方法を調べる。
2:これからの所業は終わるまで人に知られなくない(特にアティとゴードンには)。
[備考]:死亡直後からの参戦
なお、無線機の魔改造の代償として、五感が若干鈍っています。
カーチス本人が余裕のあるパーツを選んで抜き出してあるため
これだけではダメージにはなりえませんが、本来の性能が引き出せない可能性があります。
具体的な劣化部分については次の書き手様にゆだねます。
【アティ@サモンナイト3】
[状態]:神経衰弱(大分回復)
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
改造された無線機@サモンナイト2(?)
[思考] 1:体力が回復次第、カーチスと連絡を取り合流する。
2:カーチスの挙動に不審を感じていますが、概ねは信じてます。
3:ディエルゴのことが本当ならば、なんとかしなくては
[備考]:カーチスの仲間、ディスガイア世界の情報を得ました。
[共通備考]:改造された無線機で(受け手が存在し、周波数さえ一致すれば)、
会場内限定ならいかなる場所でも通信が可能です。 電波妨害はまず受けません。
無線機の電波発信機能にも相当手を加えてあるため、それを利用して様々な事が可能です。
このゲームを終わらせる鍵となる行為ですが、これは次の書き手様の解釈にゆだねます。
コンコン。
カーチスが民家を離れてから数分後、アティは民家の玄関を叩く音に気付き、
寝室に横たえていた体を起こし、鍵を外しに向かった。
――忘れものでしょうか?
そういえば、あの時私を避けていたようでしたが、それ以上に慌てていましたから。
私なんかよりずっと理知的な方だと思いましたが、意外とそそっかしい所もあるのですね。
「はい、今開けます。」
アティはカーチスには似合わない慌てふためく姿を想像し、
込み上げる笑いを噛み殺しながらゆっくりとドアを開ける。
だが、彼女の前に立つ者はカーチスとは似ても似つかぬ異形の存在であった。
「戸越しに武器で突きかかるか、攻撃魔法での歓待を待ち望んでいたのだがな。
あるいは裏口より脱出し、背後から私に奇襲をしかけるか。楽しみにしていた。
…だが、とんだ期待外れだったらしい。」
――空気が凍りついた。
立ち塞がるは、禍々しい意匠を凝らした、闇夜よりもなお暗い漆黒の鎧を身に纏いし騎士。
滲み出るその殺気は周囲の空気さえ歪め、片手に身の丈程もある大斧を携え戸を叩くその姿は、
片手にその首さえ掲げていれば死を告げるお伽噺の死霊騎士そのものであった。
わずかな時間差とはいえ、訪問者を確認さえもせず易々と招き入れるとは。
助けを呼ぶべき無線機も、カーチス本人と思ったばかりに部屋の奥に置いたまま。
アティは己の迂闊さをこれほどまでに呪わずには居られなかった。
――万事休す、でしょうか。
アティは死を覚悟したが、眼前の騎士の反応は想像をはるかに超えるものであった。
「この一帯に吹き付ける強い気を頼りこちらに感じはせ参じたが、
現れたのは丸腰の女ただ一人で、しかもなんの警戒も用心もない。
…興醒めだ。女よ。命惜しくば、速やかにここを去れ。
生憎だが、私は無防備な女を斬る武器は持ち合わせていない。」
その内容は、明らかに友好を求めるものではない。
だが、悪意や殺意といったものともかけ離れている。
お前ごときに興味などない、傲然とそう一方的に主張する目の前の騎士との会話は、
アティにはそれが何故か島にいる護人達と出会った頃を連想させた。
「去らぬなら私が引いてやろう。どのみちもうここに用はない。
身を潜めるなら、場所を移されるがよいだろう。」
そう言い残し身を翻そうとする騎士を、アティは引き留めた。
「待って下さい!」
「私の名はアティです!」
目の前の無警戒で顔の緩そうな女性からは想像もつかぬ反応に
怪訝な反応を見せる漆黒の騎士。アティはなおも続ける。
「何故そこまで堂々とした命の奪い合いにこだわるのですか?
何故言葉というものがありながら、お互いに理解し合おうとも思わないのですか…!」
この騎士の言動の端々に尋常でなく危険なものを感じるのだが、
(騎士にとって)無意味な殺戮だけは決して望まないのは、これまでの態度からも明らかだ。
そうでなければ、既にこの場で斬り捨てられているし、人に気をかける言葉も必要ない。
それに、この騎士の態度には言いたい事も山ほどある。
――第一、力にしか興味のない話し合いなど、あまりにも悲しすぎる。
アティはそこに賭け、会話を続けてみることにした。
規制か?
民家の前に冷たい風が流れ、周囲の木の葉を舞いあげる。
殺気こそ感じられぬものの、空気が歪む錯覚すら感じさせる威圧感を持つ騎士に丸腰で対峙するアティ。
時間にすれば数秒の、ただし、当事者にすれば永劫にすら感じられるほどの時間が経過する。
丸腰にも関わらず健気に対峙して己の主張をする姿が、漆黒の騎士の記憶にクリミアの女王の決意を連想させたのだろう。
それが、この戦いこそ全ての騎士にただ一時の会話を決定させた。
「………名乗りが遅れたな。」
漆黒の鎧を身にまとった騎士はおもむろに兜を脱ぎ、名を告げられた返答として名乗りをあげた。
「私の名はゼルギウス。生前は“英雄”と称され、かつてはベグニオン帝国中央軍総司令官の座にありしもの。」
その威圧的な兜から現れた顔は、その闇色の髪以外は甲冑には似つかわしくない端正な顔立ち。
だが、その彫りの深い顔から放たれる鋭い視線は、魔力こそ帯びぬもののがそれだけで
人を畏怖させずには居られぬ歴戦の戦人のそれであった。
漆黒の鎧を身にまとった騎士――ゼルギウスはどこか挑むような、
アティを値踏むような口調で、区切るようにゆっくりと述べようとた。
「では、問いに答えよう。――」
グキュルルルルルル…
そう。確かに昼を少し過ぎたばかりとはいえ、
その場にはあまりにも似つかわしくない、緊迫感を著しく殺ぐ音が、
目の前の女性の胃のあたりから盛大に鳴り響いた。
若干の怒気を孕んだ切実な顔から一転、羞恥で顔を薔薇色に染めて俯くアティ。
これには、流石に生前は四角四面で周囲に通してきた生真面目な騎士も苦笑する。
張りつめた空気が、目に見えて一気に弛緩する。だが、逆にそれが会話の雰囲気を作り上げたようだ。
「…フッ。そういうことか。
不作法は謝罪する。目の前の女性の空腹も察せずに、
このような目立つ場で長話に興じようとするとは。
では、存分に言葉を交わすに相応しき場へ移ろう。
食事を交えながらでは逢引にも見えるかもしれぬが、
それで構わぬな?アティ殿。」
その騎士のからかうような発言にさらに顔を赤らめながら、アティは無言でコクリと頷いた。
【C-3/村:東端の民家/日中(12〜14時)】
[状態]:健康、若干の魔法防御力向上(ウルヴァンの効果)
[装備]:ウルヴァン@暁の女神
[道具]:支給品一式 漆黒の投げナイフ@サモンナイト3(4本セット:残り3本)
残りのビジュの支給品(詳細不明[種別:アイテム])
残りの漆黒の騎士の支給品(詳細不明[種別:アイテム])
[思考] 1:強者との戦いこそが全て。ガウェインの息子(アイク)がこの場にいるとは嬉しい。
2:目の前のあまりにも天然すぎる女性に若干の関心。
3:ミカヤには出会いたくない。
[備考]:特に明記されておりませんが、昼間の民家での待機中に残りの支給品や名簿程度は確認済です。
【アティ@サモンナイト3】
[状態]:若干の神経衰弱、酷い空腹、羞恥による赤面。
[装備]:なし
[道具]:支給品一式
改造された無線機@サモンナイト2(?)
[思考] 1:体力が回復次第、カーチスと連絡を取り合流する。
2:カーチスの挙動に若干の不審を感じていますが、概ねは信じている。
3:ディエルゴのことが本当ならば、なんとかしなくては
4:ゼルギウス(漆黒の騎士)に話したい事は山ほどあります!(いろんな意味で)
[備考]:カーチスの五感が鈍っているのと、入れ違いになってしまっているため、
未だ漆黒の騎士の存在に未だ気づいていません。
[共通備考]:正確には前編の数分後ということになります。
>>171 ごめんちゃい。
書き終えてたのだけど、誤字脱字がないか最終確認しながら
書いてたら加筆したくなったものだからそうなってしまった。
しかし、最初に考えていたものとは原型をとどめなくなってしまったなぁ。
サモンナイト3プレイしたらアティに興味がわいてきたにで全く別のものを
書きたくなったとはいえ。
あと、前編は若干手直しをしてカーチスの完全一人称にしてみました。
それと、筆談内容の省略。必要以上の事はアティに説明してません。
まじめに考えてみたらカーチスが長い文章を物凄い速度で書いて
それをアティに見せて説明する光景って、結構間抜けっぽくかんじたので。
(第一内容があんまり長いとヴォルミーに気づかれるおそれもあるので
カーチスとしては避けたいだろうし。)
投下乙。しっこく良い味出してんなw
アティの備考の所が一瞬何の事が分からんかったがカーチスのことか。
所でしっこくの状態表なんだが、しっこくの名前が抜けてないか?
>>175 ごめんなさい、指摘部分は全部コピペミスです…。
アティの備考欄、実は共通事項に移動です。
まあ蒼炎と暁両方やっている人なら知っていると思いますが、
漆黒の騎士とゼルギウス、同一人物には違いないのですが
人当りとか対応はまったく別物になります。
漆黒は大抵傲慢で人を食ったような感じになりますが(特にアイクに対して)、
ゼルギウスは誰に対しても誠実そのものです(嫌な上司にも我慢の限界までは)。
彼がわざわざ脱がなくてもいい兜を脱ぎ、素顔と本名を名乗った行為が
どのような意味合いをもつか、それだけは押さえておいてください。
前回、前半部分は修正したのでこれ以上の修正はいらないか。
後半部分のみタイトルの誤字脱字がひどいので
そちらと内容を若干修正したものをしたらばに投下します。
あと、カーチス&アティ、アティ&漆黒の感想お願います。
なんだか、アティが知らずに魔性の女化しつつあるかもw
まあ心身共にいい女だとは思うけどさ。
投下乙
カーチスが格好良すぎるな惚れるぜ
良いもん読んだ
寝て起きて会社から帰ったら良作がたくさん投下されてて
オラびっくらしたぞ、激しく乙!そして修正乙!
もう原作からして漆黒がたらしにしか見えなくなったw
とりあえずサナキはどうでもよくなったんかい漆黒と突っ込みいれとく
ぶっちゃけ仮投下時点でカーチスが死ぬと思ったのは(ry
皆さん修正&投稿乙!カーチスもそのうち「あいつの笑顔を守るんだ!!」とか言い出すのか?
参加者の詳細記入ついでに以前投稿した作品に書き忘れを発見したので修正しておきました。
あれがなきゃ何の為に書斎へ入ったのやら…。
乙乙
良作Ktkt
ものすごく関係のない話題だけど、
しっこくとプリニーの声優さんって同じ人なんですよね。
プリニー「…貴様ごときに私の相手が務まると思ったか?身の程をわきまえよ。」
しっこく「めんどくさいッス」
183 :
助けて!名無しさん!:2007/11/16(金) 23:21:48 ID:acuxO9yd
良スレあげ
ネタが二、三個浮かんでるけど、いざPCの前に座るとまったく話が進まない。
昔は一気に書けたんだけどなぁ……。
ageないほうがいいんじゃ
既存キャラを使ったこういう企画が嫌、って人もいるだろうし
見たくない人達の目に止まらないようにするのも大切だと思う
>>184 書いたことがあるなら問題ないさ。
キャラのポイントさえ押さえておけば、あとは状況を与えれば独り歩きしてくれる。
当初の自分の書きたかったものとまったく別物が結果として出来上がる場合もあるけどな。
宣言も無かったので投下します。
「さて、お互いの自己紹介が終わった事ですし、
今度は情報交換といきましょうじゃありませんか。」
自己紹介が終わったと言いつつ、とても不満そうな(主に中ボス発言の所為で)
顔をしている中ボスが話を続ける。
「それもそうだな…現状で私が知っている事といっても高が知れているが。」
それに応えてウィーグラフも自分の知っている情報を中ボスに伝える。
「ふむ、あの男はヴォルマルフというのですか…でも、おかしいですね?
あなたの話から察するにその男は唯の人間の筈ですが…」
「それは私も気になっている。そもそも私は新参者だったから、あの男については
深くは知らないのだが、あの男の息子と娘は確実に唯の人間だ。それは断言できる。」
ここに来る直前まで一緒に行動していた青年の事を思い出しながらウィーグラフは話す。
少し血気盛んなところはあるが実直な青年だった。
「理解に苦しむ話ですね、唯の人間があの『超魔王』バールを手玉に取り、あまつさえ命まで
奪ってしまったのですから。」
中ボスは少し眉間に皺を寄せながら考え込んでいる。
「分からない事が多すぎるな…やはり、私はあの少年に会うべきなのかもしれない。」
それまで何事かを考え込んでいた中ボスはウィーグラフの言葉を聞き顔を上げる。
「少年?お知り合いですか?」
それまでの様子とは違い険しい表情になっていたウィーグラフは少し語気を弱めてその質問に答える。
「あぁ…さっきは気持ちの整理がまだついていなかったので、すまないが外させてもらっていた。
その少年の名前はラムザ・ベオルブ…妹の仇だ…」
「では第一目標はその少年、ラムザ君。でしたっけ?に会う事という事で宜しいんですね?」
ウィーグラフからその少年との因縁を一通り聞いた後、念を押すように質問する中ボス。
「何か知っているようだったからな、ヴォルマルフを倒す為には会わなくてはいけないだろう。
どっちにせよ、今のままでは奴は謎が多すぎる。」
言葉とは裏腹にウィーグラフの表情は硬い。
「…迷ってらっしゃるんですか?」
気持ちを察したのか中ボスが控えめに語りかける。
「ふっ、もう迷わないと決めたつもりだったのだがな。
妹が死んだのも彼一人の責任では無いという事を今は理解できる…
少し前までは復讐に取りつかれ過ぎてそんな事は考えたこともなかったがな。
だが実際に手を下したのは彼だ。
それを考えると素直なところ、彼に会った時に私はどんな感情を抱くかは分からない。
…お前には悪いがもしかしたら私は彼と剣を交えるかも知れん。」
真剣な表情で最悪の結果をも含めて己の心境を伝える。
自己の矛盾には気づいているがその気持ちの処理の仕方が分からないのだろう。
同じく真剣な表情で話を聞いていた中ボスはウィーグラフが話を終えると少しだけ息を吐いた。
「はぁ、その時は私はあなたを止めなくてはいけませんね…
あなたはここで最初に出会い協力する事になった、云わば友!いえ相棒!
出来ればそれは避けたい事です。」
「友…か。ついさっき会ったばかりの男に対しておかしなことを言う奴だな。」
彼なりの励ましだったのだろうが、その表現の仕方に思わず笑みがこぼれる。
「へっ?あ、あの私は結構本気で言っているのですが…」
「くくく、いやすまない。お前の励ましはしっかりと届いている。
少年に会う前に心はきちんと決めておく。」
未だ迷いはあるのだろうが、あえて口に出しておく事で更に決意を固めるウィーグラフ。
それを見て安心したのだろうか中ボスが提案する。
「それでは早速移動しようじゃありませんか!私達の現在地は北に目立つ塔が見えますし
多分、B-2かB-3といったところでしょう。それならば私に考えがあります、着いて来て下さい!」
1時間ほど経ったとき彼らはC-3にある小高い山を越える真っ最中だった。
「なぁ、中ボス。」
「ツーーーーーーーン!!」
「…ビューティー男爵。」
「はい!なんでしょうか?」
「疑問だったんだが何故、南なんだ?北は行き止まりだから分かる。
だが東に行っても良かったのではないか村もあるようだし…」
かねてからの疑問を口に出すウィーグラフ。
その質問を待ってましたとばかりに目を輝かせ始めて中ボスは語りだす。
「フフフ…やはり分かってはいませんねウィーグラフさん。いいですか?
ヒーローとは常に高いところから現れると相場が決まっているんです!
何故なら、その方が格・好・良いから!!」
「格・好・良いから!!」という声が山彦になって辺りに響き渡る。
山彦が止んだ時、其処は静寂な空間となっていた。
「…………………………」
「…………………………」
大の大人が無言で見つめあう奇妙な時間。
先に切り出したのはウィーグラフだった。
「…もしや今、我々がこの山を登っているのは。」
「はい、高いからです!次はこのまま南下して丘稜に行きましょう!」
中ボスは気がついていないがウィーグラフの周りからは微かな殺気が漂い始めている。
ウィーグラフは質問を続ける。
「…では、なぜあの塔には行かなかったのだ?」
「それはあそこが行き止まりだった事と…あそこは高すぎます!
飛び降りるのには向いてないじゃないですか!」
その言葉に初めて会った時の事を思い出す。
「そういえばあの時も飛び降りていたな…」
「エェ、格好良かったでしょう?」
まるで誇るように胸を張る中ボス。
浮かれている彼はまだ気がついていないがウィーグラフの殺気は一般人だったら
立っていることすらできないほどのものになっている。
「そうか、言い残す事はそれだけだな?」
「へっ!?アッーーーーーーーーー!!」
暫くして、其処には顔面が変形するほど殴られた中ボスと少し晴れやかな顔になったウィーグラフがいた。
「まぁ、これくらいでいいだろう。今更、東に向かうのも何だからな。
とりあえずはこのまま南に向かうとするか。」
「ふぁ、ふぁい…ふぉうでしゅね。ふぉうしゅまひょう。(はい、そうですね。そうしましょう)」
取り合えずはそのまま南に向かうことにした彼ら。
だが彼らは知らない。
中ボスの奇行により彼らの目標の一つであった『仲間を集める』という事の芽を悉く潰してしまった事を。
中ボスは知らない、それを知ったらウィーグラフに更に制裁を受ける事になってしまうかもしれない事を。
【C-3・小山/午前】
【ウィーグラフ@FFT】
[状態]:健康
[装備]:キルソード@紋章の謎
[道具]:いただきハンド@魔界戦記ディスガイア、支給品一式
[思考]:1:ゲームの打破(ヴォルマルフを倒す)
2:仲間を集める
3:ラムザの捜索
4:…ちょっと疲れた
【中ボス】
[状態]:軽症(顔面を腫れるほど殴られました)
[装備]:にぎりがくさい剣@タクティクスオウガ
[道具]:ゾディアックストーン・アリエス、支給品一式
[思考]:1:ゲームの打破
2:???
3:冗談の通じない人ですね!(本気だったけど…)
投下完了。
決してウィーグラフが中ボスにTDN的な事をした訳ではないので
あしからずw
合流阻止の繋ぎSS、GJ!
しかし小山に登ったのに2,3時間しか
経ってないのは矛盾している(ry
唯でさえ周りに時間的に取り残されてるので
せめて昼にしてやって下さいorz
いっつも時間で失敗するです。
まだ位置的には登り始めの真っ最中で距離もそう離れてなかったので
午前にしてましたがご指摘の通り昼でもいいかと思ってます。
話自体は真隣の勇者に完全に無視されてたのでやった、反s(ry
嘘ですw
中ボス自重ww
敵も避けそうだが味方も寄ってこねえww
激しく乙!
>だが彼らは知らない。
むしろしっこくに会わなくてすんで良かったかもしれん
これでまだ朝なのはフロン組とマルス組だけで、
それ以外で一回のみ登場はマグナ組とネサラか
最後の二行に激しくワラタ
希望を芽を積むなバカ者がw
>>196 しっこくなら喜んで二人組切り刻みそうw
底の知れない中ボスはともかく、ルカヴィ化していない
ウィーグラフ一人じゃ正直荷が重いからなぁ。
あとあの村にいるとハーディンとかち合う可能性もあったから
そういうリスクも回避されたわけだし。
さすがにしっこくじゃあの二人は無理だろう。
中ボスはラハール以上の実力者(普段ギャグやってるから印象薄いが)だしな。
FE勢がディスガイアやFFTの中堅以上のキャラを倒すのは
ロワといえどよっぽどうまくやらないと受け入れられない
そういえば、ソノラの支給品ってまったく決まってなかったよね?
武器道具すべて。
>ソノラの支給品
石化銃、翡翠の腕輪だっけ?
というかソノラってずっと石化してたらやばいんじゃなかった?
近くに状態回復魔法使いとか道具もないし
>>200 FFTとFEはそんなに変わらないと思う。
雷神シドみたいな鬼畜キャラのぞいて。
召喚魔法がなければサモンナイトも同じ程度。
どっちかっつうと、ディスガイアがトンデモすぎる。
>>202 初登場のときにいきなり石化してるから何も載ってない。
さっき前スレで確認してきた。見落としてるかもしれないが。
wikiが使えないって書いてあったからびっくりして
速攻で調べてきたけど繋がったからメンテの時間かなんかと重なってしまったのでは?
>>204さん
結論から言いますとソノラの支給品は206さんの仰るとおり石化銃とヒスイの腕輪です。
ソノラが石化してるのは石化銃の効果『相手ではなく自分が石化してしまう』の所為です。
しかも今の所、唯一の救済アイテム万能薬は遠く離れたオグマさんの支給品…
頑張って飛べネサラw
…と思ったら結構近くでした、すいませんorz
でも間にニバスがいるからどっちにせよがんばれネサラw
ネサラが飛べるのはなしにしないか?
マーダーの頭の上をとびこえましたなんて卑怯くさいし
人の姿で飛んでたら相当目立つし、
化身して鴉になってても鴉にしてはかなりデカイからやっぱ目立つと思うぞ。
こんなのが飛んでて気付かない奴は相当馬鹿じゃないか?
攻撃が届かない高さまで飛ばれたらたまらんぞ
>>210 ただし、化身しているときは嘴でしか攻撃できない。
そもそも、エリアをあまりにも離れ過ぎると首輪が爆発する恐れがあるので
あまり高いエリアには飛べない。
それでも有利っちゃ有利だけど致命的ではないと思う。
それに背中にどす黒い翼を生やした怪しい目つきのおっさんだから
外見で損をしていきなり襲われるデメリットもあるw
ネサラ(ソノラ付)
カチュア・マルス
タルタロス・マグナ
あとはこの五人か。
まだ登場回数一回なのは。
>>206 浄化の杖@マグナ武器
状態異常回復魔法を使えるキャラもけっこういるし、何とかなりそう。
実際、状態回復、特技、アイテムは
浄化の杖@マグナ武器
癒しの手@ミカヤ特技
万能薬@オグマ支給品
エスナ@FFT勢白魔法
エスポワール@ディスガイア勢魔法
クリアランス@TO勢魔法
(石化する前に装備してたら石化を防ぐアイテム)
ヒスイの腕輪
ロンバルディア
こんなにあるのに近くにほとんどない、ある意味奇跡w
ネサラが石化を解いてもマーダーが一人増えるだけだしな・・w
ラハールと暴走フロンを戦わせたいんだが、二人って近い位置にいる?
パソコン壊れて携帯じゃ地図みれないんだ
>216
フロン【朝】、ラハール【昼】で
7、8時間あれば十分たどり着ける位置に両者ともいるが、
(中間地点はG-3か4の草原?)
フロンはアグリアス、ラハールはラムザ、ホームズ組をなんとかしないといけない
アグリアス・ラムザはともかく、ホームズ組は合流してるわけじゃないから、
仮に戦闘になった場合、サナキを守りつつ戦うのが不安だったとかの理由づけがあれば
戦闘回避は簡単かな。
>216
ラハール・ラムザ組がどっちかというとそっち方面に向かったしやろうと思えば…
答えてくれてありがd
さすがに7時間も暴走状態はもたないな
イスラかネスティの近くには誰がいる?
一人組の話ぐらいなら書いてみたいんだが
【B6森】
アルマ(マーダー)
ティーエ(死体)
ネスティ・イスラ
【C4橋】 【C6城】 デニム(マーダー)
ハーディン ベルフラウ 【C6森】
(マーダー) ナバール シノン(死体)
【D6草原】
マルス&カチュア(ステルスマーダー)
絶望的だ!配置が絶望的だ!
マーダー以外もいるっちゃいるけど何となくマーダーとしか遭遇しなさそうだ!
サモンナイト勢は皆、ゲーム破壊思考だな
シナリオがお花畑なせいか
>>222 キャラ的にどう考えてもゲームに乗りそうなキャラがほとんどいない。
オルドレイクとかぐらいだろ(しかも今回は参加してない)。
ビジュは三下の小悪党だし。
だからマーダーとは面白いほどにかみ合わない。
投下します
私、カチュアは一緒にいる少年、マルスと
地図中央の湖と陸の境の断崖絶壁近くを歩いていた。
「!!」
私は絶壁の下の小さな浜辺に誰か倒れているのを発見した。
「あれは…、まさか!!」
あの方は私の知っている限り、騎士様に違いない。
「カチュア?」
まだ気づいていないマルスが私の名前を言うが構わず私は魔法を唱える。
「地に眠る精霊どもの息吹をわが足に宿し壁を越えさせん…、ジャンプウォール!」
私は断崖絶壁を魔法を使い、難なく降りた。
万が一騎士様がこの殺し合いに乗ったことや誰かが罠を張ったことも考えたけど、
こんな断崖絶壁下のわかりにくい場所で偽装なんてするはずがない。
そう思い、逸る気持ちがマルスを置き去りにし、私は騎士様に駆け寄った。
「騎士様!!しっかりして下さい!!」
「騎士様!!」
私が声をかけると騎士様は気が付いたようだ。
「あ……、ああ……、あ…………かぁ」
騎士様は気が付いた、でもその余りの変わりように私は……
「イヤーッ!!」
気づいた時には私の持っていた短剣が騎士様の額に刺さっていた。
…。
……。
…………。
私の中にわずかにあった何かが壊れた。
「ふふふ……、ふふふふふふふ、
もう足手まといは例え騎士様でもヴァイスでもみんな……、
コ ロ シ テ ア ゲ ル」
さて……、
彼がここに来る前に短剣の処理をしないといけないわね。
【D-4/断崖絶壁下の浜辺/1日目・昼】
【カチュア@タクティクスオウガ】
[状態]:健康
[装備]:魔月の短剣@サモンナイト3
[道具]:支給品一式、銀の盾@ティアリングサーガ、ガラスのカボチャ@タクティクスオウガ
[思考]1:自分の身を守る(手段を選ばない)
2:利用できそうな者を探し、仲間に引き入れる
3:足手まといの者は殺す
4:デニムと合流する
[備考]:参戦時期は、Chapter-4 バーニシア城より前です
よってハミルトンが廃人になった事実を知りません
【マルス@紋章の謎】
[状態]:健康
[装備]:鋼の槍
[道具]:支給品一式
[思考]1:デニムに会えるまでカチュアを守る
2:仲間たちと合流する
3:ハーディンを探し、真意を問いただす
[備考]:参戦時期は、第2部 8章より前です
【ランスロット・ハミルトン@タクティクスオウガ 死亡】
投下終わり
元ネタはもちろんこれです
ttp://www.youtube.com/watch?v=DoykLsBPL8M wikiのルールのページの議論まとめによれば
上級でなければTO勢は魔法使えるみたいなので使わせてみました
うーん。またこれは有名シーンをよくもまあw
カチュアが白ランス殺すのはまあ運命というか必然だしgood、verrrrrrrygoooooodけどw
でもそこにいたる理由、あるいは心理描写とかが少々足りないと思うな。
「役に立たない人間は殺す」っていう極めて冷静な殺人と、
「見たくないもの見せられたから激情のあまり殺す」っていうのは矛盾するから。
「イヤーッ!」をするなら、白ランスをもっと徹底的に壊してからにしないとねw
利用価値がないから殺すなら、むしろ冷静に情報だけ聞き出して
(そもそも、白ランスに手傷を負わせる存在はただものではない)
抱きついてあやしながら、聞くこと全部聞き出してから
後ろ手で握ったナイフで後頭部を掻き切るぐらいすると思う。
あとカチュアの殺り口の参考までに。カチュアのNルートのレオナールの殺害方法は、
最後まで極めて冷静だから。油断させて近づいて鎧の隙間を短剣で一突き。
一方、他ルートでの敵意はあっても殺意がないデニムに対しては、
絶対に刺そうとせずによけられるよう手加減して普通に切りかかる辺り、
女の駆け引きに関してはカチュアは嫌に抜きん出ている。
そりゃあもう、ここのアルマも舌を巻くレヴェルだわさ。
どちらかというと、これは訂正というより加筆してほしい作品かなw
私からも少し。
二人がD-4に移動しているが、なぜC-6の城に向かわなかったのかの描写がない。
できるだけ早く仲間との合流を目指しているのなら、普通は人が集まるであろう城に向かうと思う。
続きを書く人のことも考えて、ここらの理由も書いておいたほうがいい。
投下乙
しかし人が減らないなww
投下乙です。
が、やはり理由付けが足らないかなと
私も思います。
カチュアに殺させるというのは実は
私も考えていましたのでそこは先にやられたか
という感じですがw
是非、加筆をお願いしたいです。
ありがとうございます
そして、すいません。修正する時間がしばらく取れなくなりました。
勝手で申し訳ありませんが、NG、破棄を宣言します。
>228
始めはマルスが闇のオーブの波動の残りカスに反応して
D-4に行ったと考えていましたが参戦時期的にやはり矛盾が出たので削除しました。
半日以上書き込みがないのも寂しいので保守。
ジャンプロワの大量虐殺やテイルズロワの悲惨な殺人を見慣れてて感覚がおかしいけど、
ここって比較的死亡ペースが遅い方なのか?
他と比べれば死亡ペースは遅いとは思います。
理由は…何なんですかね?w
私は条件を揃えてからにしたい方なので死亡者の出る話はあまり書けないです…
と、言いつつまだ一回も書いた事は無いんですがw
そろそろ自分の中である程度見切りのついてるキャラもいるので書いてこうとは思ってます。
>条件を揃えてからにしたい方
自分もそうですね…。
ここは戦い慣れしてる人が多いから特に。
開始時の人数自体も多いほうではないでしょうしある程度は遅くてもいいかもしれませんが…。
しかし私の夢はジャンプロワの志々雄がみせた一話大量殺人。
まあ、まだ一日目だしな
職人さんも割といるし、気長に楽しみにしてます
とりあえず、殺ろうかなというキャラは何名候補として頭にあります。
ただ、やっぱりその原作の「このキャラが大好き!」っていう人がいるからには、
そのキャラらしいといえる散り様を与えないと絶対に不満というか
暴動がおこると思います。俺もしょうもない散り方は嫌だし。
華々しくであったり、非業の死であったり、最期まで見苦かったり。
ましてや原作ですでに死んでいるキャラはそれに近い
散り方を与えるべきじゃないかとか思ってます。
まあかならずしも想いが満たされるとは限らない、
それが戦場ではあるんですけどね。
まああっさり死なれるよりずっといいのかもしれない<死亡ペースの遅さ
まだ第一放送もないし、蘇生等の報酬とかあれば放送後にマーダー化するのとか出てくるのでは?
シーダとティーエとアメルが死んでるから、リチャードにマーダー化フラグ、
マグナとマルスに後ろから刺されて死亡フラグが立つかと。
>>237 それ、次の作品の会話の中で使おうと思ってたのにw
まあいいや。実現するかどうかもわからんからなぁ。
ヴォルマルフ「デジョン」→年下キラー小熊、アズリアを落とす→
ニバス「ムスタディオをやっつけろ♪」→ソノラ石→Lデニムでした→エトナ、フロンから逃げる
→馬鹿1号登場→ヴァイス婦女暴行で姐さん登場→昼ドラ(フジ系列)→馬鹿2号登場
→グレイスマミィィィ!!!→アルマ暴走→ギターを持った渡り鳥→ナバールも年下を落とす
→プリニーラムザ→中ボス、以上!→アルマ襲来→王女さまやっぱり死亡→
「小熊さんに倣って幼女を落としてみました」byホームズ→ユンヌにデコピン→
「殴られました」byネサラ→おいでよしっこくハウス→「肉」byアイク→
新マーダーwktk→機械魔カーチス→改心早いよ改心→イスラは下僕を手に入れた→
無線機は召喚してナンボ→レシィ逃げて〜→場違い→馬鹿2号フルボッコ→原作より勇者っぽい→
ラムザの口から迷台詞→アルマ、ハーラーダービートップに→即死んで出来損ないとかカワイソス→
お菓子で年下釣ってみましたbyナバール→奇行師一行&闇騎士一行
誰か、こいつの続きを作っておくれ。
ここまでのセンス、全部考えるのはさすがにつらい。
せいぜい、「しっこく、アティをテイクアウト」とか、
「ウィーグラフ、中ボスと肉体(おもに拳)で親睦を深めあう」ぐらいしか
思いつかない。
ヴォルマルフ「デジョン」→年下キラー小熊、アズリアを落とす→
ニバス「ムスタディオをやっつけろ♪」→ソノラ石→Lデニムでした→エトナ、フロンから逃げる
→馬鹿1号登場→ヴァイス婦女暴行で姐さん登場→昼ドラ(フジ系列)→馬鹿2号登場
→グレイスマミィィィ!!!→アルマ暴走→ギターを持った渡り鳥→ナバールも年下を落とす
→プリニーラムザ→中ボス、以上!→アルマ襲来→王女さまやっぱり死亡→
「小熊さんに倣って幼女を落としてみました」byホームズ→ユンヌにデコピン→
「殴られました」byネサラ→おいでよしっこくハウス→「肉」byアイク→
新マーダーwktk→機械魔カーチス→改心早いよ改心→イスラは下僕を手に入れた→
無線機は召喚してナンボ→レシィ逃げて〜→場違い→馬鹿2号フルボッコ→原作より勇者っぽい→
ラムザの口から迷台詞→アルマ、ハーラーダービートップに→即死んで出来損ないとかカワイソス→
お菓子で年下釣ってみましたbyナバール→奇行師一行&闇騎士一行→
アンラッキーカラーは黒→馬鹿2号ピンチ!→操られ皇帝君臨→(死亡)フラグを立てるよアイクさん→
悪魔フロン…って原作通り!→生き残れ!馬鹿2号→(前編)カーチス格好良いよカーチス、
(後編)しっこく、アティをテイクアウト→ウィーグラフ、中ボスと肉体(おもに拳)で親睦を深めあう
こんな感じ?
折角だからそのまま使わせてもらったw
>>240 ナイスです。中盤を書いたの自分ですけど…みんな上手いなぁ。
マグナ×タルタロスに書き手がいないようでしたら自分書いてもいいですか?
タルタロスと長さに不安がありますが(主に短くなるほうで)。
ところで…プリニーって投げて爆発したらそのまま消滅でしたっけ?
うわ、適当に考えただけなのにテイクアウトとアーッ!で確定したw
むしろ、前編はあえて恰好悪くすると「首狩りカーチス」かな。
うわ、すげえやっていることがマーダーっぽい。
何かwiki弄くってて気づいたけど
Chapter-4 バーニシア城より前参戦のカチュアのジョブって
プリンセスであってる?
書き忘れスマソ
>241
ついにマグタルキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
是非書いて下され
プリニーは投げた先で爆発を起こし、
投げられたプリニーは戦闘不能になるであってるはず
>>243 バーニシア城戦時はダーク・プリーストだから間違っている。
プリンセスになるのはカチュアがデニムに
「僕は姉さんを愛しているッ!」と口説かれてからの事。
>>245 デニムの覚悟によっては口説きに逆ギレして自害するけどな
臨時投下スレに投下してきました。
タルタロスのキャラがイマイチ掴めてないので、
気になる点があれば指摘お願いします。
…マグナ相手に『きみ』はおかしいよなぁ…。
合流阻止GJ
他は違和感ない気がするけど
確かにきみだと何かしっくりこない、
お前の方がしっくりする気がするけど、
タル太ロスの二人称って何だっけ?
これで剣の不明支給品候補はチキのみで
1回のみ登場はマルス組とネサラのみとなったか
投下乙
イイヨー次の展開も楽しみだ
タルタロスの二人称は基本は「貴公」。
チャプター1での会話でデニム達のような小僧に対してもそう呼んでいる。
例外はチャプター3の命乞いをするヴァイスに対して。
>>248-250 指摘ありがとうございます。
やっぱり『きみ』はカチュア専用かな…。
貴公で統一して、翌朝にでも本投下します。
薄明かりだけが続く、無骨な炭鉱道。
4つの足が響かせる音のみがこだまする。
「そろそろ出口かな…」
「距離的にはもうすぐだろう」
……会話は弾まない。
(や…やりにくい…)
脳天気を地でいくマグナにとって、アルフォンス・タルタロスとの2人きりは
楽しいものではなかった。
必要最低限のことしか会話が成立しない。
この雰囲気の中、1時間も2時間も歩き続けてるだけでマグナは疲労していた。主に精神を。
(…コイツも全くしゃべらないしなぁ)
チラっと肩に目を遣ると、相変わらずちょこんと突っ立ってる鳥。
普通の鳥ならめまぐるしく首を回してあたりを伺ったり
どっかに飛んでいったりしそうなものだが、前をジーッと警戒するように見続け、
たまにタルタロスのほうを見るくらいだった。
そんな空気にそろそろ耐えられなくなってきたところで、
前方に白く輝く何かが見えてきた。
「よ……ようやく出口か…」
「そのようだな」
坑道を出ることで、この異様に緊迫した空気から少しは解放されるかも…
そう思うと、マグナは少し気が抜けついでに腹も減ってきた。
「外に出たらちょっと休憩しない?
俺はもうお腹が…ムガッ!?」
彼にとっては切実な提案は、タルタロスの右手によって遮られた。
口にまわした右手でマグナの顔面を掴み、そのまま今来た坑道のほうに引っ張る。
「いひゃひゃひゃ…く…くひふぁ…」
「静かにしろ。人がいる」
近づきつつあった気配に気付いたときには、ホームズはサナキの手を掴み
反射的に近くの茂みに飛び込んでいた。
「どうしたんじゃ、ホームズ殿!?」
「洞窟の中から人の足音がした。気をつけろ!」
「ってオレは無視っすか」
ぼやきつつも、のそのそとプリニーも茂みへと入ってくる。
「向こうも俺達に気付いたみたいだな…」
洞窟の入り口のほうから漂ってくる警戒と殺気。
ハイドハンターとして戦い抜いてきた彼の第六感はそれを察知した。
「くそっ、短時間にやけに色んな奴と会うな…」
(一瞬しか見えなかったが…他の2人はともかく…
あの男の身のこなし、この間合いの取り方。相当腕の立つ者のようだな)
タルタロスは冷静に現状を考えてはいるが、あまりよろしい状況ではないのは明らかだ。
相手が手練なのは間違いない。
既にこちらからの死角に移動している。迂闊に出て行っては格好の的になる可能性もある。
だからといって入り口付近で様子を伺っていても、何か爆発物を投げ込まれでもすれば全滅だ。
おまけにこんな狭い坑道でドラゴンアイズを装備し竜と化しても、
身体が壁に挟まれて身動きできなくなる可能性もある。
ここは退くべきか?
しかし退いても袋小路だ。
いや…まて。
「マグナ、貴公から出ろ」
「な、なんで俺!?」
「貴公のほうが人相がいい。俺が出るよりは戦闘になる危険は少ない」
「た…確か…に?」
理論としては強引であったが、マグナをそそのかせればそれでいい。
マグナが出て行くことで情報交換ができるようならそれもよし。
蜂の巣にされるようなら―――――それもよし。
「わかったよ…おい、お前。今から危なくなるかもしれない。
すぐそこで外に出れるし別に飛んで逃げてもいいんだぞ?」
こんな時ですらマグナは自分の肩にいるあの鳥を気遣う。
尤も、鳥のほうはというと聞いちゃいないかのように無視しているが。
そんな様子の鳥を見て、ため息をついた後、マグナは外へと歩き始めた。
陽の光がまぶしいのだろう。右腕で陽の光を遮り、何度か強くまばたきをした後
マグナは大きく息を吸い込んだ。
「俺達に戦う気はない!!話がしたい!その気があるなら出てきてくれ!!」
マグナの声があたりに響く。
この時点で攻撃が飛んでくることはなかった。
「こっちも戦う気はねえ」
ガサガサと茂みをかき分けるような音がした。
タルタロスの位置からは見えなかったが、おそらくはスナイパーが姿を現したのだろう。
そう判断し、ようやくタルタロスも外へと出た。
「……………………というわけで、俺達はようやく坑道から抜け出したところだったんだ」
説明が上手いわけでもないが、マグナはここにくるまでの経緯を説明した。
とはいっても地下倉庫に閉じ込められタルタロスと合流して坑道に出ただけだったが。
「ふーん……じゃあ次は俺が説明するか」
ホームズもかいつまんで今までのいきさつを語った。
こちらも、荷物としてこの出来損ないのペンギンを引き当て、
サナキという少女と出会ったというだけだった。
ちなみにその出来損ないのペンギンは説明の途中で不平をもらしていたが全員が無視。
「で、お前らはこれからどうするつもりなんだ?」
ホームズがマグナ達に尋ねた。
とはいわれても、実はまだ坑道を出た後の方針は決めていなかった。
「………私には特にアテはない。マグナ、貴公は何かアテがあるのか?」
タルタロスがマグナほうを見て、尋ねた。
「俺は…ネスを捜したい」
「ネス?ネスティという、貴公の兄弟子か?」
「ああ。ネスは召喚術が使えないと戦力としてはビミョーだけど、
頭もいいし何より機械に強い。うまくいけば……!」
そう言って、マグナは自分の首についた忌々しき首輪をトントンとつついた。
「なるほどな」
タルタロスは自分の口の端が吊り上がったのを感じた。
この情報を得ただけでも、殺さなかった価値があるというものだ。
「ホームズと言ったな。貴公達は何かアテはあるのか?」
「俺達は…ちょうどここであのヴォルなんとかってふざけたヤローに
噛み付こうとしたガキがここから発つのが見えてな。
あいつらと接触するかどうかをサナキと相談してると――――」
「我々が坑道から出てきた、というわけか」
「そういうことじゃ」
「でも…魔王とか言ってただろ、あの子供…。危険かもしれないし…
もしよかったら、ホームズ達も俺達と一緒に来ないか?」
この発言に、タルタロスは顔をしかめた。
外から見ても眉が少し動いた程度にしか見えなかっただろうが。
確かにこのホームズという男は味方にすれば心強そうだ。
だが、大人数になると目立つ分行動がとりづらくなるし、意見が割れる可能性もある。
しかも戦力にならない子供までパーティに加えるリスクを考えると…
総合すればあまりいい案とはいえない。
どうにかこの意見を取り下げさせようと口を開こうとすると―――
「悪いがお断りだ。俺達は俺達で行く」
「ホームズ?」「ホームズ殿?」
このままの流れで、てっきり5人で行動するものだと思っていた
マグナとサナキは素っ頓狂な声を上げた。
「タルタロス…だったっけ?
マグナだけが坑道から出てきたが――
あれ、お前の指示だな?」
ここで嘘をつくのは得策ではない。マグナの不信を買う。
「……そうだ」
「別にお前らが相談して決めたことだろうから俺はとやかく言うつもりはねえ。
仲間と協力するのも利用するのも勝手だ。
だがな、これだけは言っておく。
俺は仲間を裏切るような真似をする奴は絶対に許さねえ。それだけだ」
そう言い、ホームズはタルタロス達に背を向け、
「行くぞ。サナキ、プリニー!」
不機嫌そうに言い放ち、
「いきなり怒り出してどうしたんじゃホームズ殿!?」
「ぐぅぅ〜ぐがががが…はひっ、話は終了っすか!?」
「………」
ドカッ!ざしゅぅ〜……
「…だからなんでさっきから蹴るんすかぁ!?」
ついでに怒りをこめて寝転んでいたプリニーを思い切り蹴り飛ばした。
地面に思いっきり擦れながらも文句を言うプリニーは無視である。
「………」
そして去って行ったホームズ達に取り残される形で
マグナとタルタロスは再び二人きりになった。
「……仲間を裏切るとか…ホームズは何を言ってたんだ?」
「さぁ…な」
とぼけてはみたが、タルタロスにはホームズの言いたいことは分かっていた。
危険な可能性のある場所にほぼ丸腰でマグナを出させたこと。
ホームズが姿を現してからタルタロスが姿を見せるまでに要した時間。
これらの要素から、マグナを囮として使い安全かどうかを見極め
最悪の場合は一人で撤退するつもりだったことを見抜いたのだろう。
当事者すら気付いてないというのに賞賛に値する洞察力だ。
自然と、手が剣の柄へと伸びていた。
悪い噂を流される前にホームズ達を消すか?と考える。
だが、デニムやランスロット達がいる時点でそれはある程度は仕方のないことだった。
戦闘の余波でマグナと敵対すれば
首輪の解除の鍵を握る人物への接触も困難になりかねない。
「ところで…そろそろご飯食べない?
俺、ホントにもうハラペコでさぁ……」
タルタロスの思考は、マグナの間の抜けた声により中断された。
マグナが抑えている腹からは、確かに情けない音が聞こえてくる。
「歩き詰めだったからな…少し休憩するか」
「やりぃっ!」
そう言ってマグナは無邪気に笑い、自分のバッグを漁り始めた。
本当に無邪気に―――苛立ちを感じるほどに。
「ちっ、ムナクソわりぃ……」
「さっきからどうしたんじゃ、ホームズ殿?
それに首輪をはずすせっかくのチャンスじゃったのに…」
タルタロスの動きから、マグナは利用されているということが分かった。
だからといって下手に口論して戦闘になっては…相手は剣も持っていたし
こちらにはサナキもいた。
最善かどうかは分からないが、決して悪い選択をしたとは思わない。が…
「…くそっ」
不機嫌なのは収まらない。
「…あの魔王とかいうガキ達は完全に見失ったな…
リュナンやカトリにサナキの知り合い、それにネスティとかいう奴を捜すか」
ホームズは先程のことを忘れようとして話題を転換してみた。
「もしかして、先程のことを忘れようとして話題を転換しようとか考えたんじゃないっすか?」
………。
「………お前、あの男に投げつけて華々しく散らせてやろうか?」
ホームズのポケットの中の手は思い切り握り締められ、
こめかみあたりはヒクヒクと動いていた。
「勘弁してくださいっす」
この人、マジだと思ったプリニーはとりあえず謝罪はしたが。
あんまり誠意が感じられなかったという理由で結局ホームズに殴られた。
【G-3/洞窟前/1日目・日中】
【マグナ@サモンナイト2】
[状態]:健康 衣服に赤いワインが付着
[装備]:割れたワインボトル
[道具]:支給品一式 浄化の杖@TO
[思考]1:仲間を探す(ネスティ優先)
2:皆とともにゲームを脱出したい
[備考]:ユンヌ@暁の女神 が肩に止まっています
【ランスロット・タルタロス@タクティクスオウガ】
[状態]:健康
[装備]:ロンバルディア@TO
[道具]:支給品一式 ドラゴンアイズ@TO外伝
[思考]1:生存を最優先
2:参加者と接触し情報収集
3:ネスティとの接触
4:脱出が不可能な場合は優勝をする
【ホームズ@TS】
[状態]:健康
[装備]:プリニー@魔界戦記ディスガイア
[道具]:支給品一式(ちょっと潰れている)、不明(未確認)
[思考]:
1:ラハール達を追いかけて話しかけるかどうかを決める。
2:あのおっさん(ヴォルマルフ)はぶっ飛ばす。
3:リュナン、カトリ、ネスティと合流したい。
4:弓か剣が欲しい。
【サナキ@FE暁の女神】
[状態]:健康
[装備]:リブローの杖@FE
[道具]:支給品一式、手編みのマフラー@サモンナイト3
[思考]:1:帝国が心配。
2:皆で脱出。
3:アイクや姉上が心配。
備考:暁の女神エンディング後から参加。
【プリニー@魔界戦記ディスガイア】
[状態]:ボッコボコ(行動にはそれほど支障なし)
[装備]:なし
[道具]:リュックサックのみ(水と食料も支給されていません)
[思考]:1:とりあえずホームズに従う。
2:あのおっさんから給料貰ってはいるけど黙っとこう。
3:この主人マジで怖いっす。
投下完了です。
何か矛盾点やら違和感やらを感じたら指摘をお願いします。
マグタロスだけでやろうと思ってたのに、結局ホームズ達を自己しちまったいorz
>>260 良作GJ。
タルタルソースとホームズがまさにいい味出してる。
そういう性格だ奴は。いざとなれば一人で強引に突破もできる実力はあるけど、
利用できるものはとことん利用するし、信頼させる為に甘い言葉も吐く。
表情もほとんど表に出さないだろうし。戦士の誇りを除けば、まさに外道だ奴だ。
ただし、ひとつ難を言うならタルタロスは手練の政治屋でもあるから
あまり歯切れの悪い言葉は口にしないと思う。
「さぁ…な」というより、「…さてな。」って感じかな?
間を置いたりする時も計算ずくでやるだろうし。
ただまあ、逆に見ればそれだけこちらの思惑をあっさりと見抜かれたことに
珍しく動揺していたともとれるから問題ないのかも。
あとは、マグナを説得して矢面に出させる時はもう少し饒舌で綺麗な言葉を使うほうが
彼らしいかなとは思ったくらいか。でも、自分でも考えてみたがこれは難しいな。
「貴公のほうが人相がいい。俺が出るよりは戦闘になる危険は少ない」
「それに貴公にはこの私より遥かに人を信じさせる才がある。
現に、事情はどうあれ一度私は貴公に剣を向けたにも関わらず、
初対面のこの私を信用し、また信頼させている。
残念だが、私には到底真似できぬ。
貴公の元いた国でも、そう評価はされなかったか?」
これぐらい褒めちぎってその気にさせそう。
内心は「元いた国でも仲間にいいように利用されてるだけの小僧だろうな」
と軽く見ているだろうが、その辺はおいといて。
虐殺を屁とも感じない上に、必要とあらば非を感じてなくとも
年端もいかない小僧相手に土下座してみせるくらいの曲者だから。
ただし、上のセリフは即興で考えたものだからもう少し推敲してね。
>>261-262 指摘ありがとうございます。
会話集だけをズバっと読んではいましたけどやっぱり頭に残ってませんね…。
それらの点を考えて後ほどしたらばに行ってきます。
外出するので明日以降になるとは思いますが…。
サナキのリブローは紋章の謎の無限射程版か、暁のステータスアップかどっちだろう
おもしろかったGJ
合流阻止が違和感ない。上手いな
間接的にマグナの命を握ってるネスティか
しかしプリニーww
でも原作未プレイでここまでタルタロスを書けるのはマジで凄い。
原作やってても駄目な場合もあるのに。
「貴公のほうが人相がいい。俺が出るよりは戦闘になる危険は少ない」
一人称って「私」じゃなかったっけ。
とあるキャラに闇のオーブ(TO)を持たせようと思ったら、
既に同名の闇のオーブ(紋章)があることに気づいたw
名前が被ってる武具やアイテムって結構ありそうだな……。
>>267 指摘本当にありがとうございます、完全に見逃してました。
>>265-266 あんまり経験がないのでうまくやれてたのなら幸いです。
そしてタルタロス、かなり不安だったので安心しました。
とりあえず指摘してもらったとこを自分なりに考慮して修正スレに投下してきました。
大丈夫と祈りつつも、何かありましたらレスお願いします。
>>270 目を通した限りでは問題なし。
これで大丈夫だと思います。修正おつです!
>269
同じ効果や同一アイテムでなければ出してもいいと思うよ
>270
修正GJ!
イスラ、ネスティ、デニムの誰かを書こうとおもったんだが
逃げ場がない…
橋の方に逃げても、城に行こうと思ってもマーダーだらけだオワタ
北は行き止まりだしな
・ハーディンを村に向かわせる
・マルス組を中央に向か(ry
・橋でも城でもない所に向かわせる隠れるetc
どれか選べ。
そんなに死なせたくなければさっさと時間を進めればいい
一人称まとめ
アイク:俺
ミカヤ:私
サナキ:私、余
漆黒の騎士:私
ネサラ:俺
マルス:僕、わたし
チキ:わたし
オグマ:俺、(位が上の者に対して)わたし
ハーディン:わたし
ナバール:俺
アティ:私
ベルフラウ:私
アズリア:私
ソノラ:あたし
イスラ:僕
マグナ:俺
レシィ:ボク
パッフェル:私
ネスティ:僕
ルヴァイド:俺
ラムザ:僕
アグリアス:私
アルガス:オレ
ガフガリオン:オレ
アルマ:私
ウィーグラフ:私
ラハール:俺様、俺
フロン:私
中ボス:わたくし
エトナ:アタシ
ゴードン:わたし
カーチス:オレ
リュナン:私
ホームズ:オレ
レンツェンハイマー:俺
リチャード:俺
カトリ:私
デニム:僕
カチュア:私
タルタロス:私
ヴァイス:俺
ハミルトン:私
オリビア:私、わたし
ニバス:私
つっこみ、特殊時の一人称の指摘大歓迎。
>>273 多少ご都合かもしれないが、近くにいるナバール・ベルフラウ組と合流させるって手もあるぞ。
当の本人達は森にいることは把握してても何処の森なのかまでは正確にはわかってないみたい。
無意味に行き止まりに向かわせて時間稼ぐのもありじゃないか?
いっそネスに生首のアメルを見せてみた(ry
ところで、同じ作者が連続で書くのってNGですか?
前の続きが自分の手で書きたくなってきたのですが。
とはいっても他の人の切り口も見たいという気持ちもありますし、
同じキャラ続けて書くのって独占しているみたいで、
後々周囲に悪影響与えるんじゃないかとも思いますから。
うーん、困った。
1ヶ月以上書き手がいなかったり、
登場キャラ全員自己リレーしてなければいいじゃね?
もしくは書くキャラ宣言して書きたいという人が1日来なかったら書くとか
他に比べて過疎ってるからなあ
書いちゃっていいと思うよ
それが許されなければ、私は一体どうすればよいのでしょうか?
って展開になるので
>>278さんの意見に賛成。
とりあえず書くキャラを宣言して
もし、かぶってる人がいるならそちらに譲るという
感じで良いと思います。
私は自己リレーになっちゃったのが一個あるので…
>>278-281 貴重なご意見ありがとうございます。
では、皆さんの意見の間を取って、他の書き手さん最優先で
少しの間前の続きについては保留します。
こういうのって人によって解釈違うから楽しいものですし。
実は最近サモンナイト3クリアしたばっかりだからどうにも
書きたいものが色々と溜まってきたのですが。
でも、これも今やっているディスガイアクリアしたら、
今度は心変りして殿下でも書きたくなりそうな悪寒w
大量死はいつぐらいだろうな
誰かが死んだら復讐魔になりそうなキャラってどれくらいいるの?
復習魔になるかはわからないけど
No.047までの該当キャラが死んだらショックが大きそうなキャラ
漆黒の騎士→ミカヤ(参戦時期による)
マルス→オグマ、ハーディン
シーダ→マルス、オグマ
アティ→ベルフラウ、アズリア、イスラ、パッフェル
ベルフラウ→アティ、アズリア
アズリア→アティ、ベルフラウ、イスラ
ソノラ→アティ、ベルフラウ
マグナ→レシィ、パッフェル、ネスティ、ルヴァイド
レシィ→マグナ、ネスティ
パッフェル→マグナ
ネスティ→マグナ、レシィ、パッフェル、ルヴァイド、タルタロス
ラムザ→アグリアス、アルマ
アグリアス→ラムザ、ガフガリオン
ムスタディオ→アグリアス
アルマ→ラムザ
ラハール→フロン
フロン→ラハール
ゴードン→カーチス
カーチス→ゴードン
リュナン→ホームズ
ホームズ→リュナン、カトリ
ティーエ→リチャード
カトリ→ホームズ
オイゲン→リュナン
デニム→カチュア、オリビア
カチュア→デニム、ヴァイス
ヴァイス→デニム、カチュア
ハミルトン→デニム、カチュア
オリビア→デニム
突っ込み大歓迎
じゃあ早速。
ショックというより祝杯をあげたくなる組み合わせも混ざってるのは仕様かな?
宿敵を先に殺られたというショッ(ry
しかしアイク等はその辺さっぱりしてそうだからあえて入れなかった
そして忘れ物と修正
アイク→サナキ
ミカヤ→漆黒の騎士、サナキ
サナキ→漆黒の騎士、ミカヤ
アメル→マグナ、レシィ、ネスティ、ルヴァイド
ラハール→フロン、中ボス
ネスティの人気っぷりに吹いた
サモンナイト組は知り合いが死んだら落ち込みそうだが、復讐は限られそう
個人的にだがレシィはマグナが死んだらやばいと思うよ
最強の魔眼もあるし、主人依存がでかい
カチュア・マルス組で一本考え中なんだけど
他に書いているという人がいたら自重しておきます。
一応、鬱展開予定です。
鬱展開は初めてだったりしますがw
>288
熱血もいいけど鬱も必要だと思うから
どしどしお願いいたします
恋人?とか忠誠の対象が死んだのって意外と少ない
マルス、オグマ、マグナ、リチャード、アグリアス
>>287 実はしっこくもミカヤ達と同じく印付きだから主人に精神的依存が大きい。
いわゆる境界性人格障害。しかも、その主がすでに亡くなっている
(可能性が極めて高い)と来ているから精神的にいろいろとマズい状態にある。
印し付きだからって全員依存症じゃないと思われ。
ソーンバルケ(ロワ未参加)も印付きだけどはそういった依存症はないし
精神的に弱いキャラ(ミカヤとかセネリオ(未参加))が依存症なだけでは。
>>291 まあミカヤやセネリオほどひどくはないと思うけどね。
あれは重症。プラハはアシュナードに熱烈な忠誠という
名の依存をしていたから、精神依存も個人差はあると思う。
他はディスガイア組か
日本一ゲーはほとんどやってるのに分からないww
エトナはマーダー筆頭だし
中ボスは一応元魔王だから割り切れそうだ
フロンは、思い込みが激しいのでどんな方向にも転ぶな
ラハールは怒りが参加者にいくか、主催にいくかのどちらかだと思う
とりあえずアイクはこの面子だと誰が死んでも激しく動揺することは無いような気がする。
しっこくが死んだら複雑な気分になるだろうとは思うが。
逆にアイクが死んだら暁勢全員(ネサラは微妙だが)にかなりの動揺を与えると思う。
原作じゃアイクへの信頼度が滅茶苦茶高いからな。
オープニングからの対主催筆頭のアティが死ぬと復讐鬼がかなり増えそうな…。
パッフェルやアズリアが恐ろしすぎる。
死者復活のご褒美だとパッフェルにはマグナが、アズリアにはイスラがいるから
優勝狙いには転ばなさそうだけど。
誰かが死んでもショックがあまりなさそうなのは
アイク・ネサラ?・ガフ・中ボス・レンツェン・アルガス・(知り合いがいないため)ソノラ
タルタロス・ヴァイス・ニバス・ウィーグラフ、ってところか。
>>286 アイク→ネサラ以外全員に修正かw
思い入れは全員違うだろうが。
ネスティが復讐鬼になったら、参加者の首輪にメチャクチャにアクセスして
首輪爆発を狙う極悪マーダーになりそう。
爆発目的なら、構造よく知らなくても適当に弄ってOKだろうしな。
その辺りはカーチスも同じ事が言える。爆発目的だと難易度は下がるだろうし。
ほんと敵に回したくない人種だな。
今確認したらマーダーの半分がTO勢でワロタ
マーダーの宝庫だからな
だが、マーダー故に因果応報。
その末路も悲惨なものが多くなるだろうなぁ。
殆どのキャラがマーダーだから逆にTO気になってきたんだけど、
ハードがSFCなんだな。手に入り辛そうだしリメイクや移植の予定
とかってないのかな?
つPS版
皆、結構会わせてみたい相手もいて1キャラに1ぐらいは見せ場を上げたいんだけど
あったり死ぬのもバトロワの醍醐味なんだよね
>>297 アクセスするときにはその機械に接触する必要があるっぽいから
爆発させるとえらいことになるんじゃ?
>>304 ここの書き手の人は見せ場を作りたい人が結構いるように思える。
序盤に死んだ割にティーエも見せ場(か?)あったし。
いまさらだが637氏、芸が細かいよ。
プリニーの状態が段々悪化してるしw
>>305 自暴自棄か道連れ目的と最初から割り切っているなら問題なし。
ネスティは当然破滅する覚悟ができてないとしないだろうが。
あるいは、首輪の爆発の制御をどこかで行っているなら、
それを抑えれば全部の操作も可能となるだろうが、
そもそも全員道連れの自爆に使うくらいなら皆を助ける方に使うと思う。
状態表とタイトル未定でしたらばの臨時作品投下スレに投下してみました。
これ鬱かなぁ?
GJ、鬱は鬱でも軽度の鬱だと思われ
マーダーコンビ結成キター?
そしてマルス乙、彼は任天堂ロワで頑張ればいいよ
投下GJ
マルスオワタ\(^o^)/
うああああああ!危険なコンビが結成されたな
一気に書き上げられないからまた没るw
没スレ投下しておきました。
>>307 本格的に同作品のキャラ同士が絡んだのはこれが初めてかな。
投下乙
被っちゃったのか
デニム人気だなww
マルス乙。死者スレで君を待ってる
>>307 投下乙。それにしてもTOはどうフラグ立てや合流をしてもマーダーにしかならんのな。
マルステラカワイソス(´・ω・`)もう死亡確定なのか?
つか当初左下のF関係がカオスって言われてたけど、右上の方がヤバすぎだろ。
対主催の武器が貧弱すぎるから、比較的戦闘能力低いアルマから武器奪うしかなくね?
タイトルと状態表をつけて本投下したいと思います。
それと
>>310さん申し訳ないorz
同作品が絡むのはこれが初めてですね。
草原を歩く二人。
一人は年若いが様々な戦場を越えてきた青年マルス。
一人は神に仕えるものとしては少し異様な黒衣を身に纏う女性カチュア。
二人は取りあえず人が集まりそうな場所を探し、北の方角にある城を目指していた。
「ははっ、さっきからあなたはそのデニムさんの事ばかりを話されるんですね。」
道中、カチュアから幾度も弟の話ばかりをされていたのだが、それをまるで苦にはせず
本当に楽しそうに笑ってカチュアに応えるマルス。
「そうね、でも話したりないくらいよ。だって世界にたった一人の弟なんですもの…」
大抵の場合はこう返され、更に弟の事を話し続けられているのだがマルスにとっては微笑ましい事であり
又、国に残った筈の自分の姉の事も思い返されるため、その話に耳を傾けながら移動していた。
ただ一度だけ、彼女が何故か過去の話ばかりをする為にそれが気になり
「今はデニムさんとはどうしてらしたんですか?」
と質問したとき。
それまでは楽しげだった彼女の表情は一瞬強張り、一言だけ「…知らないわ。」と呟くと
俯いて黙り込んでしまった。
マルスは自分の質問はこの場所に連れて来られる前のつもりで尋ねたのだが、
カチュアにしてみればこの状況にそのデニム自身も連れて来られているのにそんな質問を
する事は不謹慎な事だから機嫌を損ねてしまった。
そう解釈し、それ以上はあまり此方から尋ねる事はせずに聞く側に徹する事にしていた。
「分からない」ではなく「知らない」と言う言い方に少しも疑問は抱かず。
「あっ!見えてきましたね……あれは?」
視界に入った城、それよりもその東側に広がっていた森から誰かが飛び出してくるのが見えた。
「…デニム!」
マルスが人物を確認しようとするよりも早く、それまではマルスの後方に控えていたカチュアは
そう叫ぶと駆け出していってしまっていた。
「あの人がデニムさん!?でも、あの人は…」
マルスが確認できた事、それはカチュアにデニムと呼ばれた人物が明らかに普通の状態ではなかったこと、
彼の姿は明らかに血に染まっていた事である。
一瞬止めようかとも思ったが、彼女はすでにその人物のそばにまで行ってしまっていた。
「…姉さん?」
その人物、デニムはカチュアを確認すると驚愕の表情を浮かべていたが気を持ち直したのか
表情を変えるとカチュアの手をとり今度はマルスの方に向かって駆け出してきていた。
彼はマルスを一瞥すると眉を顰め一瞬何かを思案するような顔をしたが
すぐに彼をいないものとするかのごとく、それまでマルス達が歩いてきた方に向かって
カチュアの手を引きながら止まることなく駆け抜けていく。
一人取り残される形になってしまったマルスは迷っていた。
それは近くで確認しデニムの外傷の少なさから血に染まったその姿は明らかに他人のものによるものだと言う事、
もう一つはデニムが飛び出してきて、急いでその場から離れようとしていると言う事は
この森の中で何かが起きていると言う事。
カチュアの安全と森の中の出来事の確認。
両者を天秤にかけて、どちらを優先すべきなのかで迷う。
カチュアにはデニムがついている。
カチュアの話からすれば彼はカチュアに危害を加えるような人物ではない筈だが、
あの姿ゆえに安心していいものか分からない。
一方で森の中ではもしかしたらまだ誰かが危険な状況なのかもしれない。
どちらも命の危険性が絡んでいる、だから単純には選べない。
「僕は…………」
息を切らせながら、でも止まることなく駆ける。
もし止まれば折角出会えた姉さんがあの女性のように目の前で死んでしまうかもしれない。
「……て。」
後ろで姉さんが何か言っているのが聞こえるがそれでもまだ止まる事はできない。
安全な場所まで離れてからでも話をするのは遅くないさ。
「…な…て。」
姉さんは今のヴァレリアにとって唯一の希望だ、決して消すわけには
「離して!」
強い口調と共に手を振り払われる。
「えっ?」
僕の口から出たのは間抜けのような何処か拍子抜けした声。
急いで振り返り、姉さんの身を確認する。
無理に僕に合わせたためか息を切らせ、汗もかいているようだが
別段どこにも異常は見当たらない。
何故か俯いている姉さんに近寄ろうとして
「…何故?」
やはり間の抜けた言葉を出してしまっていた。
あの時は突然、思わぬ形で姉さんに再会し、姉さんの身の安全の確保を優先する為に
あまり気に止めてもいなかった、いや止める事もできなかったが
改めて確認した姉さんの姿はまるであの時のような…
状況を理解できず唯立ち尽くすだけの僕をまるで悪魔が嘲笑するかのごとく
「何故?…それは私の質問。私を捨てたあなたが今更私を如何するつもりなの!」
一番、聞きたく無かった言葉が姉の口から聞こえてきた。
結局、マルスは森に向かうことはなかった。
今まで側にいた女性を見捨てる可能性がある事を選ぶ事はできなかったからだ。
彼が迷っている間にかなり離されてしまい、実質見失いかけていたが
強く踏み込んでいたのだろう足跡を発見し、時間は経ってしまっていたが何とか
追跡をする事ができていた。
どの程度走ったのか分からないがようやく何かを言い争っている二つの影を
見つけ、その側に走りよろうとして彼はカチュアが短刀を手にしデニムと
向き合っているのが見えた。
(あの人は危険な人だったのか?)
そう思い、念を押して手にしていた槍を構える。
「…で…くは…ねえ…を…い…て…る!」
デニムが何かを叫んだのが聞こえたがはっきりとは聞き取れない、
だがそれを聞いたカチュアは突然だらりと全身の力を抜いてしまっていた。
その側にデニムが近づいていく。
(いけない!)
直感的にそう感じ取ったマルスはカチュアに向けて叫んでいた。
「その人から離れてください!」
これは一体何なんだろうか?
探し求め、姉さんの為だけに行動していたのに当の姉さんはあの日と同じく
僕に敵意を剥き出しにして僕に批判の言葉を浴びせかける。
夢でも見ているのだろうかとも思ったが、あの女性に貫かれた肩の痛みが
はっきりとこれが現実である事を分からせてくる。
頭が狂いそうだ。
僕の口から出る言葉はあの日と同じ、ただ再現しているだけ。
綺麗事を並び立てる僕を冷ややかな目で見ている僕がいる。
今の現実が理解できないから、あの日を再現する事で何とか平衡を保っているんだろう?
頭の上のほうでそんな事をもう一人の僕が言っているのが聞こえる。
しょうがないだろう、誰だって自分が突然過去の出来事と向き直るのではなく、
過去そのものと対面するなんて思いもよらない筈だ。
でも、そろそろこの再現も終わる。
姉さんはまだ僕に敵意を持っているようだけど次の僕の一言で大方の決着は着く。
「それでも僕は姉さんを愛している!」
ほら、やっぱり姉さんは僕の事を許してくれる。
その証拠にさっきまで僕に向けていた短刀も下ろしてくれた。
これで過去の再現は終わり、今から新しく始まるんだ。
姉さんに最後の言葉をかけて早くこの悪夢から抜け出そう。
「その人から離れてください!」
それなのに如何してこうも上手くいかないんだろう?
前はこんな事は起こらなかったのに、これではあの日と変わってしまうじゃないか。
声の主の方に振り返る。
あの時、多分姉さんと一緒にいたのであろう少年がそこにいた。
なんだ、あの森には行かなかったのか。
だからって僕の邪魔をしないで欲しい。
あの少年がこちらに向かってくる。
如何するべきかな?
あの時はこんな事は起こらなかったから判断がつかない。
少年はもうすぐでこちらに来る、手には槍を構えているようだ。
死ぬかもしれないな。
他人事のようにそう思っていた。
「えっ?」
あの少年と僕、どちらから発せられた声だろうか?
どちらにせよ声を上げた理由は明白。
それまでは僕から少し離れた位置にいた姉さんが僕と少年との間に
挟まる形でそこに立っていた。
少年は理解できないように自分の腹部を見ている。
ゆっくりと姉さんが僕の方にやってくる。
少年はゆるゆるとした動作で倒れていく。
僕のそばにまで来た姉さんが僕の事を抱きしめた。
「あなたが私を必要としてくれるのなら、あなたの事は私が守ってあげるから。」
ほら、やっぱり変わってしまったじゃないか。
【D-6/山付近/一日目・日中】
【デニム=モウン@タクティクスオウガ】
[状態]:放心状態、軽症(肩に刺し傷、左肩にかすり傷)、プロテス(セイブザクィーンの効果)
[装備]:セイブザクィーン@FFT
[所持品]:壊れた槍、首輪、不明×2(確認済)
[思考]:1:その他参加者の排除
2:脱出法の模索
3:脱出が不可ならカチュアを優勝させる
4:カチュアをヴァレリアへ帰還させる
【カチュア@タクティクスオウガ】
[状態]:健康
[装備]:魔月の短剣@サモンナイト3
[道具]:支給品一式、銀の盾@ティアリングサーガ、ガラスのカボチャ@タクティクスオウガ
[思考]1:デニムを守る
1:二人で生き残る(手段を選ばない)
【マルス@紋章の謎 死亡】
【残り46人】
[備考]:マルスの支給品は死体の側に落ちています。
投下完了。
マルスを使いたかった人には申し訳ないです…
あとカチュアの思考が両方1になってるのはミスですorz
投下乙。
マルス……まぁFE主人公が序章で死ぬのはよくあることさ…。
あとはネサラを書けばある意味で解禁だな。
ここの住民、誰とも言わずに登場回数1回の人の補完に走ってるな、いい人達だ…
いや、この氏に方なら全く無問題。むしろ最凶タッグ完成にニヤリ。
ボニー&クライド(1930年代の銀行強盗カップル)よろしく、
殺人行脚に励んでいただきたいものだ。
>>312 じゃあちょっとマーダーも武装強化する短編作ります。
ほんとに即興なんで内容の短さには簡便してください。
……別にマーダー強化はいいが、
あまりご都合主義すぎる展開は避けて欲しいな。
そもそもなんで312の言葉からマーダー強化になったのかがよく分からん…。
>>324 自分じゃ判断付きにくいですから
したらばに仮投下してみて完成してから皆さんの決断仰ぎます。
それっぽい理由は勿論自分なりに考えた上でのことですが。
>>325 すいません。根性がねじ曲がっているもので人と言われたことと逆がやりたいのです。
というのは冗談で、たんに読み間違えただけのことです。本日中に、あがるかなぁ?
(,,゚Д゚) ガンガレ!
ちゃんと理由さえあればマーダー強化は大歓迎
マーダーがちゃんとしてないと
書く難易度が高い対主催が仲間割れとか書かざるをえなくなる
328 :
323:2007/11/28(水) 23:39:56 ID:pyxuZ1uq
なぜか書き出すとどんどん長くなってきたから明日か明後日になりそう。
なんで武装するだけの話しでそうなるんだよ自分。
何かうまい文章の書き方のコツってありますかね?
自分は書き出してから3割ぐらい削れそうな所を探して
同じ表現はできるだけ違う言葉を使うように心がけてますが。
329 :
323:2007/11/29(木) 11:45:09 ID:89A8i5Vl
あ、すいません。軽く質問です。
支給品の着火装置ってライターですか?
それとも時間のかかる火打ち石ですか?
具体的な明記はなかったのですが、
自由に決めてしまっていいものなのでしょうかね?
それだけ確認したいのですが。
基本支給品の具体的な内容は早いもの勝ちだし
キャラ毎に違うはず
パッフェル登場回がいい例
近未来もしくは混在の世界(ディスガイア、SN)と中世風の世界(TO,FE、TS)の
どちらか一方にある物(若しくはそれに近いもの)だったら
どっちかの世界観は無視して構わない、と個人的には思ってます。
まぁ、ストラトやスタングレネード、更にはハンディカラオケまで出てるので
文明の利器が今更増えたって変わらない気がするというのが本音w
>>328 人によって書き方は違うしプロでもないので何ともいえませんが
私は最初に骨組みを書いていって其処に付けたしたり
削ったりしてますね。
332 :
助けて!名無しさん!:2007/11/29(木) 17:43:03 ID:I+TD0ifj
スピーカーは誰がもってるの
ニバス先生が所持。
でも性格的に絶対使わない。使うとしても囮としてムス太に使わせると思う。
どこにいようが参加者全員に声が行き渡る、ってことだから安全に悪用できるな。
まあ使えるとしても一回ぐらいだろうけど。
しかし何でFEからビラク出さなかったの?
ハードイン居るならビラク出したほうが絶対にアッー!
>>335 それはなぜギュスタブを出さなかったのかと聞いているのと同じレベルでは?
一発芸としてのネタなら結構だが、真剣に動かすとなるときっついキャラだぞ。
完全にわき役だし。
それなら全般的に悪役が少ないとか、そういう意見の方がまともっぽく聞こえるのだが。
マーダー同士がぶつかってガチバトルな展開も欲しいが、
そういうことしてくれそうなキャラがあまりいないんだよな。
皆相手を嵌めて殺すようなタイプだから、ひょういフロンと暴走アルマに期待。
>>337 では少しそっちも考えます。
まだ少し先のお話になりそうですが。
アルマがデニムカチュア姉弟を見つけて酢飯ばりに
(何よあの二人・・・私はまだ兄さんと再会できてないのに・・・許さない許さない許さない殺す殺す殺す)
みたいになったらいいな。
すいません323で携帯からです。
物自体はもうすぐ完成で今日中にはしたらばにうpしたいのですが、
念のためヴァイス予約しときます。色々と際どいので没るかどうかもわからない作品ですが。
とりあえず、仮投下終わりました。
書き出せば尋常でなく長くなってしまったので、
本投下時には半分ほど削り倒すつもりです。
ルールとして少し逸脱しているかもしれない部分として。
・漆黒の騎士がアイテムを置いて行ったと前回記述はしなかったので、
その辺りがNGとなるかどうか。
・ヴァイスが食糧やあり合わせで簡素な武器を調達した件について。
当然あり合わせのもの故に威力は期待できず、戦略上のギミックとして
持ち歩くことになるのですが、それに問題あるかどうか。
このあたりがちょっとグレーっぽいので。
まあ本音を言えば「死神の甲冑」を出せそうなおそらく最後の機会だということと、
ヴァイスと見せかけてアルマ強化フラグを立てたかった部分があったのですが。
まあ人によってはご都合主義にみえちゃいますよね?
自分で2度読み返してみましたが、
…ひどいありさまです。
勢いだけで書き殴ったものだから4度も場面が切り替わっている。
とりあえず、後半部分がNGならそれを削除して前半部分のみで。
後半が通るようなら前半部分をまるごと削除の方向で。
仮投下で入手した武器はどっちにしても半分は諦めるかな。
練習代わりとはいえ、長すぎるし。
短剣が支給されているキャラもいるんだしナイフはまずい。
あと、イービルスピアの形状と効果が微妙に違う。
精神高揚とか興奮の作用はない。負の感情を増幅させて力に変換するものだから。
形状はというと、月牙が弓張り月になった方天戟と言えばいいのかな……。
それと死神の甲冑も微妙なところ。
TO説明文だと「まとう者の精気を吸い取る闇の鎧」(“と云われる”がない)と書いているし、
「精気の対価として力を与える」感じだと思うのだけれども。
投下GJ
ナイフは加工して作ってるし殺傷能力が支給品のナイフ未満だからOKだと思う
他ロワではもっとすごいの現地調達してるから。
でもナイフ加工までやって、位置が大分離れてるのに前回登場から
2,3時間しか過ぎていないのは無理がある。
午後(14−16)でいいかも
>337-339
マーダー同士の潰し合いはよっぽどマーダーが多かったり、
放置されてたり、半オリキャラ化して書きにくかったりしない限り、
序盤ではやらない方がいいかも
感想を述べると別に其処まで極端な強化をしなくてもいい気がします、
所謂『当たり』を一回に2個も3個も手に入れるのはどうかと。
それと、確か前(前スレでマグナが初登場したときだったか)にもこの議論をした気がするんですが
基本的には民家等からの剣・斧と言った武器の調達は原則禁止だったと思います。
逆に木材や食料(なんかの骨、ガラスの瓶)を利用した場合は何とかOKだったかな?
暗黒魔導器は折角二つすでに出ているので揃えてみたいのは私も同じですが
今回は聖石・スカルマスク・死神の甲冑のどれか一つに絞る方がいいかと、
あとヴァイスの移動ペースがあまりにも速い気がします。
いっつも時間で失敗する私が言うのもなんですがもっと時間を経過させないといけないと思います。
苦言ばかり述べてしまいましたがマーダーを強化するのは悪い案ではないですので
私なんかの言葉は深く気にせず頑張ってください
>>344-345 イービルスピアの形状はさっき画像で確認取りました。
どちらかと言えば両側に小さな三日月の刃がついたハルバードに近いですね。
だいぶ前のことだから完全に間違えて覚えてました。
あと、ナイフについてはリアルの台所にあるもので、
かつ普通に使っても人殺しには何の役にも立たないものを
選んでみましたがちょっと厳しいですかね。
もちろん、単体では支給品以下という貧弱な装備でも
要は使い方次第っていうのもちょっとやってみたかったのですが。
イービルスピアのあの表現については
以前アティが暴走した際にヒントとしてやってみました。
「負の感情を増幅する」って辺りで、ヴァイスの場合は
唯でさえ過剰気味の憎悪とか闘争心を増幅して、
結果としてアドレナリンが過剰に出てハイになり
行動が大胆になっていくのを表現したかったのですが…。
でもこれ、人間としては終わりかかってますね。
死神の甲冑については、「精気が吸い取られるのにVITが上がる」っていう
解説文と実効に矛盾を感じたから「云われる」って付け足したのですが…。
どんな感じなんでしょうか?生気が吸い取られているのに過剰に活力があふれるって、
もしかして麻薬中毒患者のイメージでいいのかな?
それとも、「精気の対価として肉体の強靭さが得られる」と表現したほうがいいのかな?
>>346-347 いえいえ、むしろ苦言大歓迎です。ほとんどもの書く経験もないですし、
バトルロワイヤル自体が初めてなものですから、
むしろ何も意見も感想もないとこちらが困ります。
それがなければ、ルールもなにもあったものじゃないですし。
今回は書きながら「本当にこれでいいのかな?」って思いながらやっていた感もあったし、
アドリブっていうとおかしいですが、どこまでそういうのが許されるのかも知りたかったですから。
だからこそ練習扱いの仮投下でしたし。
でも死神の甲冑&漆黒の投げナイフはOKですか?
NGなら聖石&イービルスピアにしようかなと考えてたんですが。
二者択一で悩んでいたものですから。
では、数日中に完全にリメイクしてみます。
いえ、実はアイテムよりビジュの頭げしげしの腐れ外道っぷりを
やりたいだけだなんてこれっぽっちも思ってないですよw
>349
修正ガン( ゚д゚)ガレ!
>いえ、実はアイテムよりビジュの頭げしげしの腐れ外道っぷりを
>やりたいだけだなんてこれっぽっちも思ってないですよw
きっとビジュも頭のナイフを取ってくれて喜んでいるさ(ry
投下GJ!
パロロワ経験者じゃないのにすごいなー
しかしヒジュww
ビジュだった
>>349 ガランドウがギャランドゥに見えた俺はもうダメかもしれんね
休日なのに全くレスがなかった。
ふと思ったんだが、参加者同士の場所が離れてるせいか、
前後の話に結構時間が空いてるけどこれって問題無し?
移動してる途中で他の参加者に鉢合わせてもおかしくないはずなのに
そういうのがあまりない気がする。
1回目の放送を早くしたいって人もいるのかもしれないけど、
もう少し話の合間を薄くしてもいいんじゃないかなと感じた。
あんまり特定の書き手の方を悪くは言いたくないけど、夕方まで時間が進んでる
ミカヤとゴードンの話が結構他の参加者の行動を縛っている気がする。
投下された時期には朝から話が停まってるキャラも多くいたのに、
夕方まで時間を進められたせいでそこにほぼ近寄れなくなった。
投稿してくれるのはとても有り難いけど、あまり時間を進められると
つじつま合わせが大変だから、そこらへんは空気を読んでほしい。
長々と失礼。こういう発言は毒吐きスレ等建てて書いた方がいいのか?
>354
移動時間とか考えると時間が空いてるのは仕方が無い。
まあゴードン組はやり過ぎだと思うが、
まだマップの端の方だし、
塔の中に既に誰かいたってことにすれば誰かを行かせることはできる。
それに毒吐きは某誤爆スレ使えばいいと思われ。
進めすぎも問題だけど進まなすぎも問題あるな
アグリアスとフロンとか
>>354 矛盾が出ないように午前中のゴードンやミカヤを動かして
後々のフラグ立ての準備してみるって手もありますけどね。
朝に出会っているけど一度事情があって一旦別れてたりとか、
遠くで見かけたけど声がかけられなかったとか、
夕方の行動に矛盾が出ないようにしておけばいいと思うのですが。
ただし、内容を濃くしすぎると矛盾が総じるおそれがあるから
やっぱり怖いなぁ。
ゴードン組とオリビアは日が落ちかけるまでずっと森の中にいたから、
わざわざそこを通らなければまず遭遇しない。
他のキャラを縛ってるって、具体的に誰?
>>355 マップの端の方でも人が来ないとは限らないし、身を潜めてるわけでもないのに
いつまでそこにいるんだよって思ってしまう。
ところで誤爆スレとはどこにあるのでしょうか?
>>356 移動させるにも、前の話でミカヤが気絶して、夕方まで目を覚まさなかったみたいなので
それだけで大きく矛盾が生じる可能性が高い。
>>357 誰がと言われると今はもうカーチスぐらいしかいませんが、作品投下時は
結構な数の参加者が朝、午前中止まりだったので、影響はあったかと思います。
要はあまり全体的に話が進んでいない中で
一つだけ大きく時間を進めるのはなるべく控えた方がいいということです。
偉そうなことばかり言って申し訳ありませんが、どうしても一言言っておきたかったので。
>358
カーチスなら距離的に放送直前から放送直後くらいで塔に着きそうだが、
行動を縛ってたのは確か
特に時間的に取り残されて無い限り
時間を飛ばさないように自重しろってことだな
死なせないための贔屓と思われても仕方が無い
時間が離れすぎて停滞したロワもあるし
でも登場回数多すぎでも自重しろってことになるが
誤爆スレ等があるパロロワ毒吐き別館(したらば)
ttp://jbbs.livedoor.jp/otaku/8882/
まぁ、登場回数が少ない人や時系列で遅れている人を優先して書くのは暗黙のルールですね。
となると書きたいのはフロン・アグリアス組とネサラか。
ところでここ最近の書き手さんの人数は5・6人…。
やっぱり少ないの、コレ?
SRPGなんて特殊なジャンルっぽいしね
結構古いのもあるし、書き手さんは書きにくいだろうとは思う
ぶっちゃければ暁とかサモンナイトはやったことないから
手は出さないでおこうと思ってたんだが、
気づいてみればそんな事気にもしないで書いていたw
確実に台詞とかは間違ってるんだろうがやってみる事が大事だと実感した。
書けるもんなのか、すごいな
ぬるゲーマーだからディスとサモンしかやったことなくて躊躇してたよ
動かせるマーダーが少なくなるからな
自分も下手に描写しても墓穴掘るからと未プレイ作品には手を出さないつもりでしたけど、
いつのまにやら…。
>>362 書いてみて仮投下すると、ヴァイスのときもタルタロスのときも
ちゃんとセリフの修正をしてもらえたので、
最低限会話集を読んで要点?だけでも掴んでたら割と安心して仮投下できそう…
とか思ってる自分…。
>>364 でも、少しでも不安があったら暇を作ってプレイしてみるのが一番ですよ。
音楽とかで世界観や雰囲気もつかめますし、想像力も豊かになってきます。
アティ&カーチス、最初はあまり思い入れなかったのですが
原作プレイして大好きになりました。家庭教師万歳!
とくに最近はカーチスがあの緑のプリニー姿で脳内変換されてしまいます。
では、リメイクしたものを投下します。
文字数計算したら6000字近くありました。
前が8000字近くあったので少しはけずれましたが、
それでも長すぎます。次回の作品はもっと短く生きたいのですが。
では、スタート。
「チッ、血が止まらねぇ…。」
C−4の平原を駆け抜け、視界に誰も映らなくなった所で一旦立ち止まり傷の具合を確かめる。
負傷した二の腕にペットボトルの水を丸一本分ぶちまけ、
自分の服の一部を破りきつく縛りつけて包帯代わりにしておいたが、
流血はなかなか収まる気配がねえ。思ったより傷は深い。
このままでは今後の戦闘はおろか、生き延びることさえも危うい。
「…クソッ。なんてザマだッ!」
萎えかけた闘志を自分を叱咤することで無理やり振るい起させる。
とりあえずは本格的な傷の手当が先決だ。
それも、しばらく他の参加者の目の届かない場所がいい。
こんな所でこれ以上無駄に休んでいる暇はねぇ。失血死など真っ平御免だ。
二の腕から血を滲ませながら、脇目も振らずC−3の村へと全力疾走を再開する。
「おいおい、どうなってやがるんだこの村は一体?」
激しく息を切らしながら、いざC−3の村に到着してみたがまるで人の気配がねえ。
薪割りしかすることのないシケた糞ジジイどもも。
嬉しそうに鶏や犬を追いかけまわす鬱陶しいガキも。
額に汗水流して下らねぇ畑を耕すオッサンも居なければ、
繋がれて屠殺される運命を嘆く家畜どもの気配さえもねえ。
あの生まれた港町で嫌というほど思い知らされたあの生活臭って奴が、
この村には全く感じられねえ。
そう、まるで以前オレ達が襲った後のバルマムッサそっくりだ。
無論、住民がいたところで適当な家を見つけて中のものを調達し、
住民が刃向うようならオレの野望の礎の一つになって貰うだけの話しだが、
最初から誰一人いない廃墟となればそれは大問題だ。
これじゃあ、下手すりゃ何一つ調達することができねえ。
「チッ。あらかじめ住民の大掃除までしてくださって、
腹黒い主催者サマも準備がいいのは良い事ですがねぇ。
ちっとはこちらの苦労も考えて下さらないですかねぇ?」
愚痴を言ったがどうにもならねえ。手頃な家を調べ、使えそうなものがあれば調達する。
今はそれだけでいい。できれば出血で冷えた体を温められるものも欲しいところだ。
もし他の参加者どもがここで休んでいれば、うまくそいつらから調達すればいい。
ついでに命も調達できれば、なおよしだ。オレは適当な大きさの家を物色し始めた。
やや大きめで拠点となりそうな民家を遠目で見つけたとき、
その方角から戦場で度々嗅ぎ慣れたあの鉄錆臭がした。
だが、それはオレのものじゃねえ。
オレ以外に死傷者がすぐそばにいるか、もしくは戦闘があったってことか。
刀の柄に手を当てながら気配を消し、臭いの元へ慎重に近づく。
だが、臭いの元で見つけたものは凄惨というよりはマヌケという表現が相応しい光景だった。
「おいおい、こりゃまたケッサクな死にザマな事で。
別にここまで身を張った芸をしなくともいいんだがね。」
警戒しつつ臭いの元へ辿り着いてみれば、
やや作りの良い民家の軒先で細身の顔に刺青をした男が、
頭頂部からナイフを突き刺したまま大の字で倒れていた。
どこをどうすれば目の前のオッサンがこんな死にザマになったか、
オレには皆目見当もつかないがまあ今はどうでもいいことだろう。
事実として目の前の冴えないオッサンは死体となり、
頭頂部には業物らしき凝った柄をした投げナイフが存在している。
そして、このオレは使えそうなものだけを貰っておく。それだけでいい。
オレは死体の前に屈みこみ投げナイフを引き抜こうとしたが、
余程深く突き刺さっていたのかビクともしなかった。
「チッ、放せってんだよッ!このオッサンッ!!」
何度か全力で頭を蹴りつけながら、柄を力任せに引っこ抜く。
衝撃で眼球が片方はみ出したが知ったこっちゃねえ。
死後少し時間が立ってやがったのか、血はあまり吹き出ることはなかった。
刃にこびり付いた脳漿はコイツの服で拭いておく。
テメーの血だ。テメーで拭きやがれッ。
さて、ここで人が死んでいるということは、以前誰かがここを拠点にしてこのオッサンを始末したか、
あるいはここにいたこのオッサンが襲撃されたかという事か。いずれにせよ、今ここには人の気配はない。
とはいえ、他人が根城にしていた場所だ。罠がないとは限らない。
…安全策を取り、ここは退いて新しい家を探すか?…それともあえて虎穴に入り、虎児を得るか?
いずれにせよ、あまり考えているゆとりはない。今流している血の一滴は、砂金の一粒程に貴重だ。
――さて、どうするヴァイス・ボゼック?
いや、考えるまでもねえ。今ここで臆病風に吹かれているようじゃ、
オレがバルマムッサで縊り殺した負け犬どもと変わらねえ。
それにうまくいけば、ここの主があわてて残したブツや情報も手に入る可能性がある。
そう、オレならきっと上手くやれる。腹は決まった。
オレはこの死体が玄関先にある家に押し入る事にした。
――もぬけの、カラか。
オレは賭けに勝ち、大いなる父フィラーハはこのオレに恵みを授けて下さったようだ。
民家には一切の罠はなく、人も隠れている気配も一切ない。
家財一式と食糧や日常道具等は一通り無事だ。保存状態もいい。
こいつはありがたい。ツキはまだこのオレにあるようだ。
衣装部屋を適当にあさり、裁縫道具と救急箱を見つけ出す。
台所で燻製肉等の保存が効き旨そうな食糧を見繕って詰め込み、
最後に玄関で手に入れた投げナイフと重量の近い肉切り用の細長いナイフを数本失敬する。
単独では役立たずだが、フェイントとして本命の投げナイフを織り交ぜて使えば十分な価値がある。
モノは使いよう、ってね?
ついで、オレは救急箱から取り出した消毒液を腕と太めの布団針に振りかけ、
ついで七三分けした馬鹿丸出しのガキから奪った「オイルライター」とかいう着火装置で軽く針を炙る。
この文明の利器で針を炙り終えた後、自分の口にも丸めた布を詰め込み、慎重に傷口を縫合する。
「…ンぐッ!…ッ……ガアッ…!」
素人の荒っぽいやり方だが、どうにかして傷口を塞がねば血は流れ続ける。
――この痛みッ、絶対忘れねぇッ!
去り際にあの女が言ってたルヴァイドとかいう奴、お前はオレの獲物だ。
お前はオレがこの手で殺してやるッ!…その時まで死ぬなよッ!
先ほどの不覚による屈辱と憎悪を思い出す事で激痛を気力でねじ伏せ、
額に玉の汗をびっしりと掻きながら、どうにかこの麻酔のない縫合を終わらせる。
最後に調達した包帯を二の腕に巻きつけて応急措置の完了だ。ようやく血も収まった。
失った血は戻らないが、滋養のあるものを食い少し休めば体力は回復するだろう。
少しの小休止を取りながら、水代わりに調達してきた保存用の麦酒と燻製肉を軽く口にする。
あとこの拠点で調べていない所は、離れにある物置程度か。
人心地が付いたところで、装備を整え残された物置の捜索を開始する。
そして、その扉のすぐ傍に辿り着いた時、オレは本能的な恐怖で全身が総毛立った。
――いつから、そこにいやがったんだ?
背筋が凍りつき、冷たい汗が吹き出す不快感が止まらねえ。一歩一歩近づくたびに悪寒が酷くなる。
何故だ?先ほど近くを通った時も、これまでも呼吸や体温は一切感じられなかったはずだ。
だが、動く気配もまったくねぇ。これだけの殺気を放つ奴だ。
もっと前からオレの存在に気づいてもよさそうだってのに何故こちらに来ねぇ?
…誘っているのか?フン、上等だッ!そんな所に逃げ込んで何ができるッ!
呪縛刀を引き抜き逆手で構え、扉を乱暴に蹴り開けて中に踊りこむ。
だが、そこに存在したものはオレの予想とはかけ離れたものだった。
物置部屋は、小型の台風でも吹き荒れた後と言うのが相応しい場所だった。
花瓶などの全ての置物には無数の小さな穴が穿たれ、その内容物が穴から漏れ出している。
ベットやテーブル等の家具には残らず巨大な剃刀のようなもので寸断したような形跡がある。
そして部屋の中央には、物言わぬ首なしの暗紫色の甲冑だけが椅子に腰かけてあった。
殺気の原因は、こいつか。さしずめ、武器と兜さえあれば死霊騎士って所だな。
だが中身がねえにも関わらず、この甲冑の存在感は一体なんなんだ?
動く様子は一向にないが、その存在感は瘴気さえ漂わせ、周囲に無数の悪霊が舞うかのような錯覚さえ…
いや、錯覚じゃねえ。明らかにこの鎧がもの云わぬ亡霊や悪霊どもをつき従えているッ!
今、靄のようなものが鎧から這い出して死神のような輪郭を作り、このオレに微笑みかけて消えた…。
…冗談じゃねえッ!
コイツは、あまりにもヤバすぎるッ!
オイオイ、これももしかしてこのゲームの支給品か何かかぁ?
こりゃ貰った所で誰でも捨てたく…。いや、こいつはどこかで見たことがある。
あれは確か、オレがガキの頃に散々聞いたオウガバトルにも出てきた…。
そう、「死神の甲冑」だ。四つある暗黒魔導器の、その一つだ。
まさかこんなものが実在し、なおかつこんな所で御目にかかれるとはな。
鎧の悪霊どもは若干の恐怖を感じたこのオレを挑発するように、オレの頬を通り過ぎて軽く撫でた。
…ふざけるなッ!このオレは前の持ち主と違ってテメー如きにビビッたりしねえッ!
相応しい主は、このオレだ。このオレがテメーの手綱を引いて飼いならし、隷属させてやるッ!
オレは今度は臆することなくこの甲冑を手にして、手早く身につけ始めた。
甲冑を完全に纏い終えた途端、体の芯から何かが吸い取られるような脱力感を感じた後、
悪霊どもがこのオレを加護するように纏わりつき、信じられねえ程の活力を与えてくれる。
これまでに感じていた二の腕の痛みや疲労といったものが嘘みてえに消えてなくなる!
こいつはいい!体中の血管が浮かび上がり、力が湧き上がってくる感覚が全く止まらねえ!
そして体だけじゃねえ。心の奥底から次々とオレの心が心地よいものに書き変えられていく…。
さっきまでの恐怖は高揚感に、負傷で芽生えかけた臆病は闘争心に置き代わり、
これまでに培った怒りや憎悪はさらに際限なく膨れ上がる!
ハハッ!ハハハハハッ!!これはいい!最高にハイって奴だあッ!
これなら、もう誰にも負ける気がしねぇ!あのタルタロスにも、ルヴァイドとかいう奴にもッ!!
いや、周りはすべてこのオレの獲物だ。このオレに凌辱される時を待ちわびている哀れな生娘どもでしかねえ。
…もう逃げも隠れもする必要はねえ。このオレが全て狩りつくし、屠ってやるッ…!
鎧の悪霊は今度は絶世の美女の形を取り、このオレに抱擁し口づけする仕草を取った。
心よりこのオレ様を主として祝福するということか。…いい心がけだ。
パサッ
甲冑を着終えた後、鎧の隙間から手紙が唐突に落ちた。
おそらくはこの甲冑の中に仕込んであったものだろう。
手に取って内容を確認する。
ここに辿り着いた貴殿にこの悪しき鎧を献上する。
元より漆黒の鎧を身につけている私には余計な代物。
だが、ここで装備を整える以上、私と相まみえる以上は全力を尽くされよ。
それこそがこの報酬代わりだ。
漆黒の騎士
…コイツの名は知っている。確か参加者名簿の欄にも記載されていた奴だ。
なるほど、元はコイツの支給品だったってことか。
じゃあ、玄関のマヌケなオッサンもコイツが始末したってことか。
だが、この素晴らしい鎧を悪霊ごときにビビって身につけないようじゃたかが知れている。
それにわざわざこんな手紙で負け惜しみこいてるようじゃ二流…、いや三流の証だな。
ケッ、こちとら元々黒騎士って連中には散々借りがあるんだ。
丁度いいッ!見つけ次第これまでの借り、全てテメーで支払って貰うぜ漆黒の騎士ッ!!
オレは胸に湧き上がる高揚感、人の死を心より望む破壊への渇望、
そしてこれからの殺戮への期待に胸を躍らせながらこの民家を後にした。
――ヴァイスは、最後まで気づくことはなかった。
部屋中の家具を大型の剃刀で切り落としたような切れ味が、
本来は斧という対象を叩き砕く無骨な武器で生み出されたという事実に。
そして穴を穿たれた調度品が全て対象の中心を正確に捉えていたという事実に。
この鎧を放置した騎士が、手慣れぬ武器の扱いをこの場でそこまで習熟していたという事実に。
もし気づいていれば、流石にこの猛る激情家もこの騎士に対する認識を改める事になっただろう。
だが彼にとって幸か不幸か、それらの事実に気づくことはなかった。
【C-3/村:東端の漆黒の騎士がいた民家/午後】
【ヴァイス@タクティクスオウガ】
[状態]:右の二の腕に裂傷(処置済み)、貧血、死神の甲冑による恐怖効果、
および精気吸収による生気の欠如と活力及び耐久性の向上。
[装備]:呪縛刀@FFT 、死神の甲冑@TO
漆黒の投げナイフ@サモンナイト3(4本セット:残り1本)、肉切り用のナイフ@オリジナル(3本セット)
[道具]:支給品一式(もう一つのアイテムは不明) 、栄養価の高い保存食(2食分)。麦酒ペットボトル2本分(移し変え済)
[思考]1:出会ったものはすべて狩り殺すッ!最高にハイって奴だぁッ!!
2:特に黒騎士ども(ランスロット・タルタロス、ルヴァイド、漆黒の騎士等)には容赦しねえッ!
これまでの借りをたっぷりと返してやるッ!!
[備考]:漆黒の騎士が己の出で立ちに合わぬということで放棄した支給品(死神の甲冑)を
ヴァイスが手に入れたという形になります。
【死神の甲冑@タクティクスオウガ】
身体用防具。纏う者の精気を吸い取る闇の鎧。暗黒魔道器の一つ。
精気を吸い取り、その代価として活力を与え肉体を強靭とするため、傍目には躁の麻薬中毒患者に見えると思われる。
他に恐怖をまき散らし周囲の敵の戦闘力を下げる特殊効果がある。
本来、この甲冑の周囲に『無数の悪霊や亡霊を見る』ような記述は本編中では明記されていないが、
同作品で同じ恐怖効果を持つテラーナイトというクラスにこういった記述があった為、
同じ雰囲気を持つと判断してこの情景描写を採用した。
【肉切り用のナイフ@オリジナル】
食卓で使われる刃の丸いギザギザの肉切り用のナイフ。
当然、普通に当てた所で少し痛い位で殺傷力はない(投石並のレベル)。
ただし、ヴァイスは本命の漆黒の投げナイフを当てる囮として取ってある。
【ビジュ@サモンナイト3】
[状態]:死体。さらに頭部の損壊と右眼球の損失。着衣に血と脳漿の汚れあり。
とりあえず、ヴァイスがハイになっているのは死神の甲冑によるVITの向上によるものです。
まあ邪悪なアイテムによる副作用もあるのですが。
今回、残念ながらイービルスピア置いている場所素通りしてきましたので、
ヴァイスは拾ってません。だから仮投下ほどハイにはなってないと思います。
原作未プレイ者の方へ。ゲーム中で死神の甲冑をもし拾っても
ここのヴァイスほど人間が壊れるってことはまずないので、
安心して装着して使ってください。
でも、やりながらこういうの思い出してくれると、嬉しいなぁ。
投下GJ!
またやたら積極的なマーダーが!戦闘が楽しみで仕方ない。
ビジュの扱いに笑ったww
ええと、すいません。
バトルロワイヤルって、18禁描写ってNGですか?
フロン×アグリアスでアレでナニな描写をふと思いついたのですが。
まあ最後まで具体的行為に及ぶってわけでもありません。
フロンが求める結果として若干、まあ、なんだな行為です。
決してエロス書きたいのが目的ってわけでもないのですが…。
残虐はやらないとロワイヤルにならないと思うけど、
エロスを含む要素って微エロ程度ならOKですか?
18禁じゃなくても人妻の尻を陵辱したりする描写がある小説があるし、そこら辺は任せる。
参考までにTOのワンシーン
----
暗黒騎士
「オズ様、ゲリラのリーダーです。まだ息がありました。
暗黒騎士オズ
「ふん。しぶといヤツだ。
炎のセリエ
「・・・・・・こ、殺せッ。
はぁ、はぁ・・・・・・
暗黒騎士オズ
「死に損ないの分際で命令するつもりか!
暗黒騎士オズ
「よぉし、この女はおまえたちにくれてやる。好きにしろッ!
暗黒騎士
「さっすが〜、オズ様は話がわかるッ!
炎のセリエ
「さわらないで・・・・・・
・・・お願い、やめて・・・・・・
>>375 いや、尻をだなんて、そこまで露骨なお下劣はしないw
あ、しかもLルートのセリエだ。
しっかし、こんなの部下にもつタルタロスの気がしれない。
しかもNルートでは団長への手土産にされかけているし。
LSの梨花と灰原程度なら大丈夫なんじゃね?
やっぱりやめとこw
ハードルが高くなりそうだし、ちょっと収集つかなくなる恐れもある。
また二、三日中にもう少し物語進行させてみたいから
面白そうなキャラの何かは書いてみたいけど。
ところで、>377って具体的にナニをしたの?
あとすいません。軽く質問です。
サモンナイト2でレイムが言っていた『「血識」の収奪』って
あれはレイム一派(ガレアノ・ビーニャ・キュラー)のオリジナル能力なのでしょうか?
あるいは、中級以上の力を持った悪魔なら誰でもできることなのでしょうか?
それだけ確認したいのですが、あちこち検索しても決め手となるものがなかったものですから。
血識はどうだろう
特に言及はなかったと思う。でもレイムの特殊能力で手下達も使える、な気がする
他の悪魔は誰も使ってないしね
LSのは…媚薬が支給品で、ぼかしてたけどやっちゃった
>>379 血識はレイム本人の能力で他の悪魔は素では使えない。(同等の魔王であるバルレルのイベントでほぼ確定)
三悪魔はレイムの鍛えた魔剣アヴィスで抽出して血識を得ているのだと思う。
ただ、源罪は上位の悪魔なら死に際に放出できるはず。
そうか。では聖剣技持ちの堕天使フロンの実現は今の所は無理という事か。
残念だ。
この板自体が18歳未満OKな板
18禁にするなら専用の板にいかなきゃならん
禁止でいいでしょう
>>383 そうですね。ではその手の事は自重します。
まあネタ自体がどうも破たんしているから
書けなくなってしまったのもありますけど。
エロネタは禁止だぜ。
FFDQ2ndの二の舞はゴメンだw
では、以前277で言っていた続きちょっと書いてみたいのですが。
今日あの組み合わせで他に書きたい人がいなければ、
さっそくやっちゃいたいのですがかまわないですか?
あとは今のところ暗躍させたいのはアルマ位かなぁ。
数日中にまた何かしら一本は書きたい。
どうぞどうぞw
アティ&カーチス&漆黒で間違いは無いですか?
>>387 いや、今回は漆黒&アティだけ。カーチスは出てこない。
最後にまあちょっと別の人が出てくる予定だけど。
前に言ってたのとまた書きたいものが変わってきた。
>>388 期待してます!アティの行動によって漆黒マーダー脱却するか?
個人的な意見だけど、職人さんや作品の内容からして、ディスガイアとサモンナイトの2作品
が一番書きにくそうかな?逆にFFTとTOは結構プレイしてる人が多くて書きやすいのかも。
>389
FE暁…最新機種なのでプレイした人数が少ない
FE紋章…古い作品でキャラ描写が少ない
FFT…FFDQ3rdロワに出場しているキャラしか生き残っていない
TO…各ルートに登場キャラがいるので把握しにくい
世の中には書きにくいキャラから始末した方が
ロワが効率良く進むという考えの書き手がおってな
>>389 ごめんなさい。もう少しかかりそうです。
それと、違う意味でもごめんなさいw
保守ついでに他のパロロワに出てるキャラまとめ貼ってみる
FFDQ1st…ラムザ、アグリアス
FFDQ3rd…ラムザ、アルガス、アグリアス、ウィーグラフ
LS…ベルフラウ
任天堂…マルス、シーダ
>>392 できればどのように死んだかとかも知りたい。
>>392 RPG…アティ、ベルフラウ、ルヴァイド、アメル、ビューティー男爵、
ラハール、エトナ、ホームズ
の追加もよろしく。
>>394 わお、みんな結構他でも結構出てるじゃん。
じゃああれか。TOと暁ぐらいか。初参加作品は。
>>395 一応RPGロワにTOも参加してるけどな。ここのロワの参加者がいないだけ。
このロワは優勝EDになりそうなきがする
>>394はゲサロワだね。
RPGロワはカチュア、デニム、ニバス、マグナ、ラハール、エトナ、フロンが出ている。
>393
Wikiに他パロロワにも登場しているキャラの状況を追加しといた
とりあえずラムザとウィーグラフとホームズに吹いたw
>>399 ラムザもウィーグラフもリルム様の手のひらでカッパッパ状態だからな。
まあそのリルムが今水中で凍結(?)状態だが。
それにしてもホームズwww
このロワでは性別の関係のある装備の扱いとかはどうするんだ?今のところはまだ出てきてないみたいだが…。
流石ホームズ!俺たちにできないことを平然とやってのける!
そこにしびれるが憧れない!!
任天堂のシーダはアイテムで狂って仲間の天使を吹き飛ばした揚句そのアイテムで電撃を乱射してトップマーダーのガキにナイフ飛ばされて胸に刺さって死亡
任天堂のマルスは死体にしか会えない変な役
きつい。終わりはようやく見えてきた。構想は一日だったのに。
でも文字数数えてみたら9000字近くでなお終わらない。
正直、読む方も疲れるかと思いますが、基準としてはどれくらいが
よいのでしょうか。
>>403 戦闘とか盛り上がる場面だったら文量が増えるのは仕方がないのでは。
初回登場話で8000字超えた私よりは良いと思います……。
>>403 職人さん少ないロワで投下される作品を拒む理由もないので文字数多くても大丈夫。
むしろ読みごたえがあるほうがこっちとしても楽しいので…。
無性に拡声器を使いたくなってきた。
でも今からだと色々な矛盾がでてきて、やっぱり難しい。
そもそも自己リレーになってしまうから
やっば、自重しておきます。
まだプロットもできてないしw
大変お待たせいたしました。
とりあえず、今から投下開始します。
一応序盤の山場という位置づけでやりたい事全部詰め込んだから
12連投ぐらいで12500字近くの極めて長文となります。
一応2度読み返しましたし、数回手直しはしてますから問題ないですが、
キャラの考え方とかに違和感とかあったら指摘してください。
もうこんな長文、二度とやりません(というかできません)から、
それはご安心ください。ではスタート
恥ずかしい思い、嬉しい思い、やるせない思い、そして許せない思い。
様々な思いを抱きながら、私はこの目の前にいる漆黒の騎士ことゼルギウスさんと
食事を交えながら私のいた民家で会話をすることになりました。
はじめてこの家の前でゼルギウスさんと出会った時、私にはこの方が到底人には見えませんでした。
心より戦いのみを望み、傷つけ合いを喜び、そしてそれ以外には何も持たず、興味さえもない。
まるで全てが人と異なる、人間の血が通わない怪物が私の元へ訪れたようにさえ思えました。
今まで一度も出会った事のない、悪意とも異なった純粋な“狂気”。
戦いより言葉を信じる私には、決して受け入れる事はできません。
ですが、それは漆黒の鎧に覆われた彼の想いを何も知らないからであり、
そしてこの行動には何らかの彼なりの理由があるのかもしれません。
現にこのように素顔を見せ話しをするゼルギウスさんは、私達と同じく物事を考え、
そして時には冗談を交えながら笑う、一人の人間なのですから。
その複雑な心を解きほぐし、説得することができれば、
ゼルギウスさんもこのような事は止められ、ともすれば私達の力になってくれるかもしれません。
――私は慎重に、根気強く彼と接することにしました。
「空腹のアティ殿に手料理の一つでも振舞いたいところだが、
生憎今火を起こすには危ないからな。それは許してほしい。」
そう言って、ゼルギウスさんはまた私をからかいます。
兜を脱いで名を名乗り、そして自らの立場を名乗る以上、
これからの会話が真剣なものとなる事は私にも想像できます。
その事で、少々顔が強張っていたのでしょう。
それを察して、こうした態度を取っているのかもしれません。
って、それなら逆に私が気遣われちゃってますね…。
ですが、私は一つ考えるところがあり、あえてこう返答してみました。
「それなら、一つお料理お願い致します。ゼルギウスさん♪」
…ゼルギウスさんの翠の瞳に、みるみる剣呑なものが宿ります。
状況を考えれば、近くに人がいるかもしれない中で炊事を行うことがどれだけ危険を伴うことか?
少し考えれば想像がつくことですから、私がふざけているようにしか見えないのでしょう。
無言で私を見つめるゼルギウスさんに、さらにこう答えます。
「私の事なら心配はご無用です。もしいざとなっても一人でなんとかしますから。」
「それに近くにいる人って、多分カーチスさん…私の仲間の事だと思います。」
「もし万が一違っても、それはそれでゼルギウスさんの望むところですから、問題はありませんよね?」
…ですから、折角の貴方からのご提案に甘えてもよろしいでしょうか?」
本当はカーチスさんも含めて今はあまり誰にも来てほしくないのですが、
ゼルギウスさんの事をよく知るには、何か少しでも戦い以外の事に関心を向けるべきだと思いました。
様々な危険は伴いますが、そのくらいの事はしなければ手がかりはつかめないでしょう。
――その私の考えに同意するようにお腹の虫がなり、さらに恥ずかしい思いをしましたが。
…別に、私がお腹すかしているからってだけじゃないですからっ…!
「…そうか。アティ殿がそこまでいうなら、その期待に答えよう。…二言はない。
だが、台所にあるものは適当に使わせてもらって構わないか?」
ゼルギウスさんは無言で私をしばらく見つめ、何故か自らの懐の中を確認すると、
やがて呆れたような、苦笑するような複雑な表情を浮かべると、深く頷きました。
「手早く済ませるがそれは容赦してほしい。余計な手出しは無用故、貴殿はそこで休んでいればいい。」
そう答えるや否や、ゼルギウスさんは早足で台所に向かい、
そこに置いてある食糧や調理器具を慎重に吟味してまな板の上に置きました。
最後に取り出したものは、以前島の集落で何度か頂いた事のある「お米」でしょうか?
それを全て鍋に入れると手甲を慣れた仕草で脱ぎ、手早く研ぎ始めます。
今の表情は引き締まり、眼は真剣そのもの。目まぐるしく動き出します。
流石に先ほどの大斧は彼の手元に、いつでも握れる位置にあるようですが、
出で立ちさえ違えば、料理人と言っても通用する手際のよさです。
何一つ無駄のない器具の置き場所と、流れる川のような見事な動き。
それでも何か手伝おうと近づく私を、ゼルギウスさんは手で制止します。
「貴殿はゆるりとされるがよかろう。もし暇ならば、出来れば貴殿の事を聞かせて貰いたい。」
私の出る幕、なさそうですね…。
料理に集中するゼルギウスさんに、自己紹介を兼ねてこれまでの出来事と仲間達の事を話しながら、
何事もなく待つことしばらく。みるみるうちに香しい匂いがあたりを立ち込めます。
あっという間に3人分の盛り付けまで終わらせてしまいました。
「野菜炒めと白米の組み合わせ、ついでに粉吹き芋だ。豚の腸詰も使っている。
持久力を養うなら米は取るべきだ。肉の方が旨いのだが野菜のほうが健康には良い。
ここでの在り合わせではこの程度だが、それは許されよ。」
出来上がった料理の食欲をそそる、素晴らしい匂いが部屋中に立ち込めます。
もしかすると、材料さえ揃えればジャキーニさん並の腕前かも?
…ゼルギウスさんに、まさかこんな凄い才能があったなんて。
自分でも、顔が緩んでくるのがはっきりとわかります。
「人に食事を振る舞うのは十数年振りとなるが、そこまで喜ばれるとこそばゆいな。
我が師は料理は出来ぬのに味には随分と五月蠅く注文をつけたものだが。
ゆえに師の婚約者に教えを乞い教わったものだ。」
そういって、ほんの少し頬を緩ませるゼルギウスさん。
その笑顔は先ほど見せた気配りによる演技ではなく、自ら心よりそう思ってのもの。
「我が師、神騎将ガウェインに剣の師事を受けてしばらくしてからの話だ。
突然、『師の身の回りの世話が出来なければ剣は一切教えぬ』と言い出し、
私に家事を行わせ始めた。当時、婚約者がいるにも関わらずな。
私は師に剣を教わるためにと、必死で覚えたものだ。
今では行わなくなって久しいが、家事は一通りこなせる。」
「でも、それはゼルギウスさんの事を思ってのことですよね?」
騎士見習や侍従にも、普通そこまではさせないものだと思います。
以前私もベルフラウの性格に少し危うさを感じて、島の仕事のお手伝いをさせた事がありますが。
もしかすると、あえてゼルギウスさんに家事全般をさせていたのも…。
「…おそらくは。今のアティ殿が私に料理を作らせた真意とそう変わらぬだろう。」
最初から、気付かれていましたか。でも、私のまさか想像通りだなんて…。
気まずい思いをして俯く私に、ゼルギウスさんは優しく語りかけます。
「気にしてはいない。むしろ昔を思い出す機会を与えてくれた事に、心より感謝している。
当時は師を横暴だと思い憤りさえ感じたものだが、今となっては懐かしいものだ。
何より、我が師は私の思いにも常に全身全霊で向き合い、
そして真剣に人とぶつかり合う最高の手段を教えてくれた。
昔から私はどこにおいても異端であり、存在を無視するか否定するものしかおらず常に孤独だった。
だが、 あの御方だけは常に特別だった。今ある私は、師無しにはありえぬだろう。
アティ殿も、ベルフラウ殿にとってそのような師になられるといい。」
「…恐縮です。」
その子供の様に純粋な笑顔に、こちらの胸にまで温かいものが広がります。
この方は、決して人間の血の通わない怪物ではありません。
いえ、むしろ誰よりも寂しがり屋で、人との繋がりを誰よりも欲した一人の人間でした。
「後に私が師の元を去ってからも私は己をさらに磨き続け、再会の暁には
これまでの教えで得られたものを、そして過ごした歳月を師に語り尽したかった。
「だが、その十数年後に再会した際、師は私の問いに、想いに答えられぬようになり果てており、
そして私には何も語らずに死んでしまわれた。事情は後に師の息子に知らされたが、それだけが残念だ。」
ゼルギウスさんが昔を、師を語る様子はどこか遠くを見るようで、
思い出を懐かしんでいるようでも、失われた時を悲しんでいるようでもありました。
その表情から、全てをうかがい知る事はできません。
ですが、それでも出会った頃からは考えられない、人間らしい表情をその顔に浮かべていました。
貴方を、たとえ一時でもあまりにも非人間的だとまで思ったことを心より恥じます。
…私の視線に気づいたのでしょうか?ゼルギウスさんは私を見て急に真顔に戻り、こう一言。
「そこまで料理で顔を綻ばせるのは光栄だが、まずは涎を拭かれよ。
見ているこちらのほうが恥ずかしい。
念のため言っておくが、カーチス殿の分までは取らぬようにして頂きたい。
続きは食事の後としよう。そうでなければ、耳を素通りされそうだ。」
………少々、この人は意地悪ですが。
ですが、私が思っていた以上にこの方はあまりにも人間らしく、
人間としての喜び、悲しみを知っている方でした。
今のゼルギウスさんの雰囲気も、目に見えて柔らかいものへと変化しています。
お腹も心も満ち足りた食事を終わらせ、一息付いてからの事。
穏やかな顔から一転、ゼルギウスさんの顔が張りつめたものに変わります。
「最後に、先ほどの質問前に他に私に聞きたいことはないか?アティ殿」
…“最後”に?何故、“最後”に?言い知れぬ不安が募ります。
ですが、流石にこういつまでもくつろぐわけにもいきません。
今はありません、とお答えします。
「では、先ほどの問いに答えよう。
『何故そこまで命の奪い合い、傷つけ合いにこだわるか?』
『何故言葉というものがありながら、お互いにそれで理解し合おうとも思わないのか?』
答えは至極明快な事。言葉にさほど価値を見いだせず、
ゆえに話し合いで理解し合おうとも思わないからだ。
そして、そのアティ殿の言う“命の奪い合い、傷付け合い”だけが 私の生甲斐であり、居場所でもある。
そして、それだけが今の私の生きる意味だからだ。」
「…えっ?」
耳を疑いたかった…。最も聞きたくない答えだった…。
あれほどまでに師を慕い、そして感情豊かなで人間らしい方に見られたのに…。
「私は生涯においてその貴殿の言う傷付け合いの場所でしか
人と交われなかったし、それでしか自己を表現できぬからだ。
私は戦いの中で敗れてこの命を含めた全てを失い、そしておそらくは貴殿の言う
ディエルゴとやらに戯れで蘇らせられ、こうして生き恥をさらし続けている。」
「主催者に恩義を感じ、この宴に乗ったというわけではない。
だが、私は二度めの今の生に意味をもう一度得、存在を取り戻したい。
ゆえに、無意味な殺戮は望まぬが戦いを心より望む。」
この方は、ふざけているわけではありません。決して嘘をついているわけでもありません。
ただ、真摯な態度であるがゆえに、それが残酷なまでに嘘偽りない事実であることが、
この私でもわかりました。
「でも、だからといって人を傷つけてよい道理はありませんっ!
そして、何故“英雄”とまで呼ばれた方が、人を苦しめる行為を勧んで行うのですかっ?
それは、責任ある立場にあった方のとる行動ではありません!」
ゼルギウスさんは、私の詰問に、ただ淡々と述べ続けます。
「…勘違いしているようだな。“英雄”という呼び名も、かつての立場も、
何も知らぬ者達が私の演じ続けた人格に酔いしれ、勝手に私に与えたものに過ぎぬ。
何一つ、こちらから欲したわけではない。“英雄”の真実など、所詮そのようなものだ。
それに全てを失い関係を断たれた今となっては、そのような者達の思いにまでは責任など持てぬ。」
「そんな、貴方は…!」
「人でなしだと思うか?ならば、まさにその通りだ。
私は女神の摂理に反して生まれた以上、はじめから人ではない。」
「人々の言う正義に興味はない。戦いの勝敗にすら意味はない。
唯一の関心は、私がこの地獄の釜の底でどこまで踊り続けることができるという一点のみ。
参加者が皆期待外れであった場合は、あのヴォルマルフという進行役と、
ディエルゴなる主催者にその責を負わせるまで。私が逆に倒されれば、所詮それまでの事。」
ゼルギウスさんがどういった生まれと育ちであるか、そこまでは理解できません。
ただ私にもわかることは、この方は単に孤独なだけではなく、自分に絶望し、人に絶望し、
全てが信じられないからこそ何も大切に出来ず、そしてそれを自覚ながらも再び破滅に向かおうとしている。
そのことだけは、はっきりと理解できました。
なぜですか?一体どうしてですか?
貴方は師に人とぶつかり合う最高の手段を、教えてもらったわけではないのですか?
「では、貴方の言っていた『師の教え』とは、一体なんだったのですか…っ!」
「我が師は大陸随一の剣の使い手。あくまでも本分は剣技にある。
そしてそこから考えられる最高の手段とは、元軍人であるアティ殿にも理解できようものだが。
戦人としての最高の喜びであり、そしてその存在を証明する手段とは、一体何だ?」
この方は、まさか、自分の師を…?
いえ、決してそうと限ったわけではありませんし、なによりゼルギウスさんの師は
人との傷付け合い方を教えたくて剣を師事したわけではないはずです。
師は貴方の危うさを感じて、剣以外の世界も懸命に教え、
貴方もそれを理解しているはずのではなかったのですか!
「師とは、ただものを教えるだけのものではありませんっ!
学ぶということを通じて、生き方を示すものなのですっ!
貴方は師の考えを理解していながら、貴方は、貴方は…っ!」
受け売りではありますが、私の先生から教わった大切な、一番大切な言葉。
貴方からはそんな言葉を聞かされたくはなかった…。
師が貴方を思いやる心を知りながら、貴方はどうしてそれを踏みにじるような行いをするのですか…っ?
「残念だが、私には師のような生き方は到底出来ぬ。あの方の生き方は、私には眩しすぎる。」
「ならば、せめて師が私に授けた剣技のみをこの世に伝え残す事が最大の礼儀。
それに、元より居場所などなく、その存在を欺き隠し続けることしか出来ぬのこの私が、
この戦いという自分を表現できる最高の手段を今さら捨てることなど出来ぬ。
アティ殿にとっては忌まわしい行為にしか見えぬだろうが、私にはこれこそが己の居場所なのだ。
私の住まうべき世界を、その綺麗事で穢さないで頂きたい。」
「それに、戦いには貴殿の紡ぎだす“言葉”とは違う。
偽りも飾りもなく、存在の本質も知らずして無責任に褒め称えたり貶めるといった事も決してない。
全ての差異を超えて等しく語り合える、唯一にして最高の手段。そして、戦場は語らいの場だ。
無視は許されず、そして己が存在全てを賭さねばならぬゆえ、誰もが真剣に向き合わざるを得ない。
私は言葉ではなく、剣にて初めてその人の費やした歳月とその思いの強さを理解する。
…そして、その生き方の規範を教えたのは、他ならぬ我が師ガウェイン。」
ゼルギウスさんは死刑宣告のように、私にその嘘偽りなく胸の内を語ります。
「では、何故あのように私に優しく語りかけたのですか…っ!
これまでの言葉は、嘘だったのですか…っ!貴方は、貴方は何故っ…!」
…悲しかった。悔しかった。心がどうにかなりそうで、今にも張り裂けそうだった。
人との繋がり方を、話し合いというものを知らないのじゃない。…知ろうともしない。
もっと残酷に、ゼルギウスさんは人間に見切りさえつけてしまっている!
貴方は、努力すれば誰よりも話し合いができる人間のはずなのに…っ!
そこまで人の問い真摯に答えられる方なら、誰とも仲良くなれる人のはずなのに…っ!
なぜ、師の思いを知りながら、それが出来ない事と諦め、素通りを続けるのですか?
「そして、『なぜ貴様ごとき怪物が、さも人間のように振る舞うのだ?』と問いたいか?」
「嘘は何一つついておらぬ。必要もなければ、理由もない。
アティ殿が真摯であった故に、私のまた拙い言葉で返答したまでの事。」
「アティ殿の想像するとおり、私は人の薄皮を被った怪物だ。
世界に不要とされ、否定されるべく烙印をその背に押された忌まわしき存在だ。
私に感じた期待も、英雄などという称号も全てはまやかしに過ぎぬ。…これで、全て理解されたか。」
ゼルギウスさんはそう言い切るとゆっくりと傍にある兜を被り、
立ち上がりながら手元にある大斧を私の目先に突きつけました。
「これ以上の言葉は無粋。貴殿に紡ぎたき想いあらば、これ以後は剣に乗せ、存分に語られよ。
貴殿が私に存在理由を捨てさせたいなら、力づくで奪い取ることだ。
あるいは、貴殿が私に新しい生きる意味を与えられるとでもいうのか?
私の存在は、貴殿が背負えるほど軽くはない。」
…私の事を、もはやその名で呼ばなくなっている…。
私は今、ゼルギウスさんが“漆黒の騎士”に立ち戻ったということだけは、
この時はっきりと理解できました。
窓を横目で眺めながら、呟く漆黒の騎士。
「…名残惜しいが、逢引は終わりだ。どのみち、もう話しが出来る状況ではない。」
そう言いながら、“漆黒の騎士”は自分の懐を眺めます。
その隙間からは、傍からもはっきりと分かるほどに
青白い陽炎のようなものが揺らめいていました。
「――これからは、宴の時だ。」
こちらに向き直った漆黒の騎士の声は、今までにない、怖気すら感じる別の歓喜に満ち溢れたもの。
私には兜の奥の素顔が見えないはずなのに、何故かその隙間は笑みに裂けてさえ感じられました
漆黒の騎士が大斧を構え玄関を駆け抜けた先には、
優美な装飾が施された手槍を片手に白馬に跨り、茶色い髪を後ろに撫でつけ、
豪奢な衣装を身に纏った貴人が一人、夕日を背に佇んでいました。
「ほぅ。懐のメダリオンがさらに輝きを増した。この大きな負の気の持ち主は、やはり貴殿か。」
貴人のその姿は、それだけを見れば幻想的で優美さを感じさせるものでした。
ですが、武人の瞳は背にする夕日よりなお赤く、視線は憤怒に満ち溢れ、その全身は殺気に覆われていました。
私たちの目の前に現れた目的は、明らかに命の奪い合いによるもの。
ですが、今すぐに向って来ない理由は、おそらくは漆黒の騎士を警戒しての事。
貴人は怪訝そうに漆黒の騎士を一瞥し、抱いている疑問を口にしました。
「“漆黒の鎧”とその気、物腰…。貴様もしや“黒騎士”カミュか?
あの時の仮面といい、貴様はよほどその素顔を覆い隠すのが好きと見える。
見下げ果てた色狂いだ。ニーナをたぶらかし、今なおこの戦場で女を口説く最中とは。
…まあよいわ。まずは貴様から血祭りに上げてくれる。このハーディンの手によってな。
そして、そこの汚らわしい女も同様だ!」
友好は望むべくもありません。ですが、人を間違える目の前の方が正気であるとも思えません。
誤解によるものであれば、せめて戦いだけは回避できるかも。
私は慎重に言葉を選び、目の前の貴人に語りかけようとしましたが、
漆黒の騎士は私の前に立って言葉を封じ、さらに挑発するかのような一言を。
「……ニーナ殿は馳走になった。だが飽きた故、この女に乗り換えた。
だが、貴殿にまだ未練あるならばニーナ殿は洗ってから丁重にお返ししよう。」
「貴様…どこまでこの私を愚弄する気か!!」
貴人の怒声が、町中に響き渡ります。
あえて心にもない嘘まで付き、煽ってまで戦いを望む漆黒の騎士。
なぜ、貴方はそこまでして…。私は、誰にも傷ついて欲しくはないのにっ…!
「だが、この宴の前に一つ聞いておこう。その後ろの顔色と目つきの悪い少年は、貴殿の色小姓か?」
「なんだと?」
漆黒の騎士の指し示す方角には何も見当たらなかったのですが、
彼が方角に向けて投擲の構えを取ると軽い舌うちの音が聞こえ、
貴人の後ろの民家の陰から幽鬼を思わせる影が一つ、
夕闇から這い出すようにその姿を露わにしました。
「…気付かれたなら仕方ねえ。そのほうがまとめて楽に消せると思ったんだが、このままでも十分だ。
しかし、今度の奴は女家に連れ込んで痴話喧嘩か。黒騎士って連中は皆お盛んなことで。
オイ、そこの馬に乗ったオッサン。このオレも黒騎士って奴らには少々借りがあってね。
あんたもコイツが気に喰わねえなら一緒にこいつを潰さねーか?」
あえて全員の神経を逆撫でする言葉を選んで話す少年は、
漆黒の騎士が指摘するように明らかに顔色が悪く、
それだけであれば島で幾度も出会った亡霊を思わせました。
ですが、その生白い首筋からは太い血管がいくつも浮かび上がり、
その血走った瞳は何かに取りつかれたように爛々と輝いていました
…まるで、麻薬に耽溺したかのように。
「控えよ下郎!皇帝に口をはさむでないわ!!貴様も一緒に捻りつぶしてくれる!」
咆哮という表現が相応しいほどの怒声を張り上げ、目の前の少年に一喝する貴人。
ですが目の前の少年は全く臆することなく、むしろ楽しそうに肩をすくめて周囲を見渡しました。
「…交渉決裂ってわけか。そうカッカすんなよオッサン。血圧が上がるぜ?
めんどくせえがアンタの意見にゃ同感だ。ま、勝ち残るのはオレだがな。
女、お前は最後にゆっくりと可愛がってやるよ。」
そういって、目の前の少年はその血走った視線を舐めるように私の全身に走らせ、
怖気が走る不快な笑いを上げました。彼が望むものも、やはり歪んだもの以外は見当たりません。
なぜ、なぜ皆わかり合おうとしないのですか…っ!
「さあ、では皆でこの宴存分に楽しむとしよう。だが、相応しき出し物なき、招かれざる者はただちにここを去れ。
それとも、貴殿はこの理知的な者達にも話し合いを、言葉の力を試されるか?」
漆黒の騎士はこちらを振り向かずに、今の殺意に満ちた空気を楽しむように、
そして私を試すかのようにその意思を問いました。
「私は、それでも貴方のように諦めたりはしません!それに、貴方を見捨て逃げたりもしません!」
私は、漆黒の騎士の取る行動を認めたくはありません。
ですが、態度はどうあれ、結果として自分が捨石となり、私を逃がそうとしていることは確かです。
そのような彼を見捨てて逃げてしまえば、おそらく二度とゼルギウスさんに戻ることはないでしょう。
…漆黒の騎士は、少し考えると手甲の下から三本の投げナイフをゆるやかに出し、この私に手渡しました。
「…では今の貴殿では場違い故、宴への招待券を差し上げよう。これを使われよ。」
「一人に付き一投、全て急所を外さねばこの宴の主役となれるかもしれぬ。
あるいは、うまく立ち回り時間を稼げば増援も来ることだろう。
しかし、私は援軍を考慮に入れて1対4か。早々に再び命を落とすかもしれぬな。」
わざわざ身を守る武器を与えてくれたことには、感謝してします。
――ですが、なぜ貴方は人を、私を信じてくれないのですか?
怒りと悔しさに震える私を見て、漆黒の騎士は嘲笑うように言付け足します。
「震えて動けぬのか?ならば特等席で高見の見物をされよ。」
「それに、貴殿は今失うにはあまりにも惜しい。
先ほどまでは侮っていたが、その規則正しい呼吸、歩法、そして体型…。
本来はかなりの剣の使い手で、それも私に比肩しうると見た。
貴殿なら私を倒した師の息子…。アイク殿のように、私にもう一度生きる意味を教えてくれるかもしれぬ。
そのような最上の獲物、みすみす他にくれてやるつもりはない。」
――貴方は何故、そこまで傷付け合いを無上の喜びとするのですか?
私は、たとえ守るためであっても、人を傷つけたくはないのに。
喜びと出来るものは、探しさえすればもっとたくさんあるはずなのに…っ!
歓喜を抑えようともしない漆黒の騎士の言葉には、
目の前の二人のような悪意や暗い欲望のようなものはありません。
むしろ、競技を心より楽しむかのような純粋さにさえ溢れています。
ですが、だからこそこの目の前の騎士を思うと悲しく、そして怒りさえ感じるのです。
――何故、貴方は…っ!
私に背を向け、大斧を構えた漆黒の騎士は、まるで愛の告白のように、
これまでにない情熱を帯びた声で、こうささやきました。
「アティ殿、そなたは―――――」
「私の獲物だ。」
私はアティ殿を背に、師が最期に私と対峙した時に使われた大斧・ウルヴァンを構えた。
マントを翻して背を前に向け、体幹でその得物を隠し歩幅を大きくとる。
剣術で言えば脇構えに近く、極めて攻撃的かつ防御を考慮に入れぬ構え。
私が今この場で最適と考えた構えは、奇しくもあの満月の晩に
我が師ガウェインが取った構えたものと同じものであった。
これはあの時の師の動きを脳裏で再現し、その技を盗み出したものだが万全ではない。
私が置き去りにした鎧程度で有頂天になっているあの小僧はともかく、
これでハーディンの実力が私に匹敵すれば、これから辿る運命もおそらくは師と同じものとなるだろう。
この場にいる全員を始末するだけなら懐の、エルランのメダリオンを握りしめるだけで事足りるのだが、
そうすれば別の意味で師と同じ運命をなぞることになる。それだけは、避けたかった。
――何故、そう考えるのだ?先ほどの時の事を思い出していたからか。
戦いこそが全てである私がそれ以外の場で頼られ、まともに一人の人間として話し合い、
警戒も打算もなく、何よりも無条件で自分という人間を信頼される。食事に毒見さえ求めなかった。
先ほどの語り合いのなかに、昔日の我が師とその婚約者を思い出したのは確かだ。
私が印付きでなければ、いつまでも傍にいたい。青臭い当時はそういった願望も切実に抱いていた。
――だが何故今この時に、この戦場で再びそれを思い出す?
まさか、本当にアティ殿にその代わりを求めているというのか?
たとえ私が死しても、彼女だけは失われたくないとでも思っているのか?
――この、私が?
暁の乙女の時でさえ、我が主から事情を聞かされていなければ、
例え目の前で襲われようと助けなどしなかっただろう。
その後、“仲間”ゆえに乙女に特別な感情を抱いたのは事実だが。
人間が自分よりも、“仲間”ですらない者の生命を優先して守ろうと考える特別な感情で、
該当するものはおそらくただ一つ。
それは、ありえない事だと考えたかった。
自分にはあまりにも似つかわしくない感情であり、
一度はその生ゆえに諦めた類のものであるがゆえに。
いや、単にあのナドゥス砦の対決時のように、人の獲物を横取りされることに
不快感を感じただろう。あの時は味方に殺意さえ感じたのだ。そう解釈することにした。
私は雑念を振り払うべく、自分に言い聞かせるためにこの言葉を発した。
「アティ殿、そなたは―――――」
「私の獲物だ。」
あいや。やっぱり規制かかったので携帯から一言。
本文はそれで終わりです。状態表だけしたらばに投下しますので、よろしくお願いします。
今回、かなりキャラの設定二人とも見直して書いてますが、違和感あるなら具体的に教えて下さい。
アティ先生…。
殺陣が、したいです…。
ではこれ以上やると自己リレーになるので、しばらくは漆黒達と出会わない東側の人達
に焦点当てたいとおもいます。
とりあえず状態表まで読了。暁のほうは知らないので、他の人に任せます。
メダリオンと闇のオーブ……なんという被り具合w
では原作知らない人のために。
漆黒の料理云々のエピソードだけは創作です。
それ以外は大体原作準拠ですが、考えていた事まではわかりません。
師弟関係や剣への考え方等アティと漆黒に色々接点があったので比較してみました。
マーダーのアイテム&情報面での強化。
漆黒脱マーダー化または死亡フラグ。
世界観の違うもの同士の掛け合い。
人減らしとマーダー同士の三巴(?)バトルロワイヤル。
長くなりましたが、やりたい事は全部詰めました。殺陣の結果が楽しみです。
おぉ、久々の作品投下ww職人様お疲れ様ですw
でも料理がうまいのはジャキーニじゃなくてオウキーニだった気が・・・
>>422 ええ、名前を素で間違えて覚えてました。
書いた直後にしたらばで教えられて気が付きました。
誤)ジャキーニ→ 正)オウキーニ
に修正です。あと、文章の細かい言い回し方は
もう少し読み直してみてから申請します。
ちなみに今回のタイトル「誰がための戦い」は、
FE封印の剣の大ボス、ゼフィールのテーマソングのタイトルから頂いてます。
タイトルの意味は色々と想像してください。
では、書込み禁止も解けているようなので、最後の状態表張っておきます。
【C-3/村:東端の民家/夕方(16〜18時)】
【漆黒の騎士@暁の女神】
[状態]:健康、若干の魔法防御力向上(ウルヴァンの効果)
[装備]:ウルヴァン@暁の女神
[道具]:支給品一式、エルランのメダリオン@暁の女神
[思考] 1:強者との戦いこそが全て。この宴、存分に楽しむとしよう。アカネイアの皇帝殿。
2:…小僧、身の程をわきまえよ。
3:アティに対して抱いている自分の感情に戸惑い。ミカヤには出会いたくない。
4:優勝した場合、自分を蘇らせた意趣返しとして進行役と主催者を殺害する。
[備考]:ディエルゴ、アティの仲間(およびカーチスとその仲間)、サモンナイト世界とディスガイア世界の情報を得ました。
漆黒の騎士がアティのいた民家周辺に感じた「強い気の流れ」はメダリオンが呼応した負の気を宛てに探したものです。
漆黒の騎士が自分の拠点に置き去りにした支給品をヴァイスが強奪した形になります。
【アティ@サモンナイト3】
[状態]:健康
[装備]:漆黒の投げナイフ@サモンナイト3(4本セット:残り3本)
[道具]:支給品一式
改造された無線機@サモンナイト2(?)
[思考] 1:カーチスさんに急いで連絡を取らないと。
2:ディエルゴのことが本当ならば、なんとかしなくては
3:ゼルギウス(漆黒の騎士)さん、貴方は何故…っ!
[備考]:アティはテリウス大陸の知識を得たわけではありません。
あくまでも漆黒の騎士の正体とその師の息子の名を知っただけとなります。
【ヴァイス@タクティクスオウガ】
[状態]:右の二の腕に裂傷(処置済み)、貧血、死神の甲冑による恐怖効果、
および精気吸収による生気の欠如と活力及び耐久性の向上。
[装備]:呪縛刀@FFT 、死神の甲冑@TO
漆黒の投げナイフ@サモンナイト3(4本セット:残り1本)、肉切り用のナイフ@オリジナル(3本セット)
[道具]:支給品一式(もう一つのアイテムは不明) 、栄養価の高い保存食(2食分)。麦酒ペットボトル2本分(移し変え済)
[思考]1:出会ったものはすべて狩り殺すッ!まずはテメーからだ漆黒の騎士ッ!
[備考]:漆黒の騎士が己の出で立ちに合わぬということで放棄した支給品(死神の甲冑)を
ヴァイスが奪取したという形になります。
【ハーディン@紋章の謎】
[状態]:闇のオーブの影響で暗黒皇帝化
[装備]:グラディウス@紋章の謎、アッサルト&弾薬10発分@タクティクスオウガ
[道具]:支給品一式 闇のオーブ@紋章の謎 、白馬@紋章の謎
[思考]1:マルスをはじめとする参加者の皆殺し
2:貴様…本当に黒騎士カミュなのか?いや、どちらでもいい。
この槍で串刺しにしてから確かめてくれる!
[備考]:ハーディンは闇のオーブで再び増幅された嫉妬や憎悪といった負の感情によって、正常な認識を失いつつあります。
ゆえに疑いこそしているものの、同じ黒騎士ということで以前の恋敵であるカミュとを同一視しています。
【エルランのメダリオン@暁の女神】
身の内に持つ負の気(闘争心や殺気等)を増幅させ、結果として戦闘力を高める青銅のメダリオン。
テリウス以外の大陸を全て大洪水で海底に沈めた負の女神ユンヌが封じられていました。
手にしたものはほぼ例外なく負の力に飲み込まれて理性を失い、暴走します。
暴走の被害と影響はその人物の器に比例して大きくなります。
ただし闇のオーブと違い、直接握りしめない限り暴走等の悪影響は決して起こりません。
また、周囲の者達が持つ負の気に呼応して、蒼白い超自然の炎を吹き上げる二次的な効果がありますが、
漆黒の騎士はこの炎の加減で、傍の敵の有無を大まかに判断していました。
(つまり、時間内にアティの民家周辺を何度かハーディンが通り過ぎており、
周辺から流れる負の気の流れを漆黒の騎士が勘違いしてそちらに向かい、前回の遭遇にいたったわけです。)
なお、漆黒の騎士はこれを製作したエルラン(=セフェラン)に仕えていた事があり、
度々暴走の現場を見たことがあるため、このアイテムの事については誰よりも深く知り抜いています。
激しく乙
たぶん戦闘中に放送始まるからそれ次第で何かが起こりそう
しかし、アティ乙の展開しか思いつかない(ry
原作プレイしてても登場すらしない場合もあるキャラだから仕方ないけど
>メダリオン
ほぼ例外なくってあるけど極端に正の気が強いやつなら触れても平気だし
アシュナードみたいにある程度正気を保っていられる奴もいるんだよな
参加者の誰がこれに当てはまるかは書く人次第だけど
>>427 まあ、だからこそ「ほぼ」なんですけどね。
物凄い例外だから、その辺りは考えてほしいというか。
運がよくて一人いるくらい。
ご飯作ってお話しして、それでもそれほど時間を割くわけじゃないから
午後4時少しすぎか長くても5時ぐらいだと思います。
戦闘の終盤か終わったころに放送が流れてもおかしくはないでしょう。
今のところ、一番精神的に影響ありそうなのは目的の一つである
マルスが既に死んでいるハーディンかな?
ビジュは死んでてもあまりアティはびっくりしないと思うし。
逆にアティが放送前に死んだらサモンナイト勢は大変なことになると思います。
ヴァイスとデニムが出会わずに放送前にどっちかが死んだ場合、
放送時にデニムは自分を改心させ奮い立たせた男の中の男が死んだと落胆するだろうし、
逆にヴァイスは「あのあまちゃんはオレの手で殺したかったのにッ!」と悔しがるでしょう。
漆黒とアイクの場合、アイクが死んでいればやる気が大幅に削がれるだろうし、
逆に漆黒の騎士が死んだ場合はアイクは愕然とするが、同時に漆黒の騎士を倒した
強敵に思いを馳せるだろうし。
まさに書き手の腕の見せ所だと思いますけどね。放送入れるタイミングは。
ネタは大量に思いつくんだけど時間がない('A`)
自分の作品も進めなきゃならないからなぁ……。
フロン・アグリアス組で書いていたんだがどっちかが
死ぬ予定で書き始めていたのに方向性が変わり始めてきた。
シリアスがギャグになってきてる…アルェー?
まぁフロンだし仕方ないなw
超期待してる
まあフロンだし。
こっちはネタ投稿チャレンジしようかな。
したらばの仮投下に投下してきました。
微エロ?
GJ!
音声再生禿ワロタw
それにしても近くのフロンもアグ姉もこの状態だと
ますますハミルトン氏が危なくなる件について
音声再生がうまくネタになってるw
GJ!
昼の時間帯だと、ヴァイスが素通りしていったから
(見つかってたらなすすべもなく殺られてたろうけど、
エトナ&七三コンビを除けば、一番近くでいえば
ルヴァイド&カトリのコンビか、カーチスと遭遇する可能性がある。
もし出撃したニバスに発見されれば、もう合掌するしかないが。
アルガスはとことんヘタレだなw
気絶二人組は、まあ森の中だしそう簡単には見つからなさそうだけど。
うなじじゃなく、おっぱいにかみつかせようかなとか
一時でも考えていた俺は負け組。
問題なさそうなので少し修正して投下します。
修正点は主に時間くらいですがw
今までのあらすじ。
私は天使見習いのフロンです。
なんだか知らないうちに知らない場所に連れて来られて
変なおじさんに殺し合いをしろなんて言うんです。
でも、そんなの間違ってます!神様だってそんな事は望んでません!
だから私は皆様に愛の素晴らしさを通じて団結してこの世界を脱出して、
あのおじさんにも(ちょっと強引にでも)改心していただこうと思いました。
だけど初めて出会ったお兄さんはあまり関心のできる人ではなかったです…
あのお兄さんには少し乱暴ですが後で神の教えを厳しく教えてあげようと思いますけど、
その前にちょっとピンチだった私を助けてくれたお姉さん、アグリアスさんは良い人そうです。
アグリアスさんにも神様の愛を説いていたときに異世界の物らしいものをみつけたんですが、
その所為でしょうか?さっきから何だか頭がフワフワして気持ちいいんです。
アグリアスさんの綺麗な腕、なんだかとっても美味しそうです…
「ツゥッ!一度、手を離しなさい。貴殿は何かに憑り付かれている!」
状況はいまいち飲み込めないがあの石は何かまずい物だったことだけは飲み込めた。
彼女の状態から察するにルカヴィと化したエルムドア伯や闇に落とされたザルバック殿が
使ってきた闇の魔術のようなものが彼女にもかかってしまったのだろう。
だとしたら厄介だ、私の習得している白魔法ではその手の魔術による変化を癒す事はできない。
今、私が出来る最善の行動…彼女を気絶させて行動不能にするしかない!
「こんな事はしたくは無かったが、貴殿の為でもある許しなさい!」
小柄な体格の為、私の位置からは丸見えの彼女の項。
そこにある程度は加減して手刀を振り落とす。
「痛くしないですから、大人しくして貰えませんか?」
私の行動に彼女は背筋が凍る様な笑顔で応え、先読みしていたかのごとく
私の手刀を防ぐとそのままくるりと背後に回りこみ私のことを押さえ込んできた。
体重をかけられて前に倒れこむ、足元に置いてあった荷物に引っ掛かり
がしゃがしゃと騒がしい音を立てている。
そして、そのまま後ろ手に私の手を押さえたまま彼女は不器用に私の鎧を外し…
「えっ?ちょ、ちょっと!いきなり何をするんだお前は!」
突然の奇行に戸惑う。
一方で彼女は私の言葉はあまり気にかけずもたもたと作業を進めている。
「え〜、だってちょっとだけ噛ませて貰うつもりだったんですけど、この鎧が邪魔なんです。
でも、私こういうの触った事なかったですからなかなか外せないです…」
物騒な事を愛らしく言っているが自分の身が(色んな意味で)危険な事に変わりはなさそうである。
状況的には仲間の助けは欲しいところだが今の状況を私の拙い言葉で説明する自信がない。
こんなところをムスタディオ辺りに見られたら手助けはしてくれるだろうがきっと後々で面倒な事になる。
理想は出来れば一人でこの状況を解決し、尚且つ何の犠牲も出さない事。
だが何らかの魔力で強化されたのだろうか、彼女の小柄な体格からは想像できないほどの
力で押さえつけられていてほとんど身動きをとることが出来ないのが現状である。
「んしょ…あ、そうか。ここをこうすればここが外れるのか…やった!」
解決策が見出せないままでいる私の背の上で逆に彼女は順調に作業を進め始めている。
本来の性格からの影響からなのだろうか?ザルバック殿が自分の意識がある程度残っていたように
彼女も魔力の影響下にはあるようだが根本的なところでは変わりはないのだろう。
じゃなければ押さえつけられた時点で私の命はとっくに無くなっていた。
その意志の強さ、神の愛に殉ずるという気持ちは尊敬にすら値する。
だが、この状況は納得できない。
作業を終えた彼女は私の体(うつ伏せから仰向けに)を変えるとそれに馬乗りになり
私の胸元をはだけさせている。
「うわぁ、綺麗ですぅ。鍛えてる割には細くって白い肌…とっても美味しそう。」
私の首筋を触りながら彼女がそう告げる。
彼女の目的はどうやら吸血鬼に倣って私の首筋からの吸血のようだ、
なぜそこまで拘るのかは理解できないが…
だが、やはり彼女にもある程度の常識が残っているのなら言葉が通じるかもしれない。
「聞くんだ!意識をしっかりと持て。今のお前は本当のお前じゃない筈だ。
力に操られずに自分を保て!」
私の言葉を聞いて一瞬だけ表情が変わったが、すぐに元の冷たい笑顔に戻り
「…ごめんなさい。私、やっぱりアグリアスさんの血が欲しくて堪らないです…
大丈夫です、痛くはしませんから…」
かぷりと私の首に噛み付いた。
「うっ、あぁ…止め…」
思わず口からうめき声が漏れる。
それすらも楽しいのだろうか笑顔のまま彼女は食事を続ける。
ここに至って自分の認識が甘かった事が理解できた。
言葉とは裏腹に彼女には一切の甘えがない、容赦なく私の身体から血を奪っていく。
このままでは私はここで終わる。
(…何も出来ずに終わるのか私は?)
無力感と血を奪われることによる脱力感に襲われる。
そんな私をもっと楽しみたいのだろうか彼女は一旦吸血を止め、
私の首から口を離すと微笑えみながら感想を述べ始める。
「ふぅ、とっても美味しいですアグリアスさんの血。ごめんなさい…私、止められそうにないです。」
始めに天使と名乗った少女は私にとっての死刑宣告を無邪気な笑顔で告げている。
だが、これは好機だ。
油断している彼女は私に対する拘束を弛めている。
手は痺れて思うように動かせない、残っている場所はひとつだけ。
動くだけで十分、其処に全ての力を込める。
「はあぁぁぁっ!!」
私は残っている全ての力を込めて彼女の鼻っ面に頭突きを喰らわせた。
「ふみゅっ。」
小さく息を洩らすと彼女は私に倒れ掛かってくる。
どうやら彼女を失神させる事には成功したようだが動く事ができない。
血を吸われ過ぎた私の意識もまた遠くなっていった…
【F-4/森/一日目・午前】
【フロン@魔界戦記ディスガイア】
[状態]:憑依状態 攻撃力up 気絶 後頭部から軽い出血 顔面、腹部、胸部に打撲
[装備]:ダークレギオンのサモナイト石@サモンナイト3
[道具]: なし
[思考]1:血を吸いたい
2:魔力も吸いたい
[備考]:自分にボディジャック(憑依・攻撃力上昇)を使ってしまった状態。
憑依は時間経過かお祓いで解除できる。
【アグリアス@ファイナルファンタジータクティクス】
[状態]:失血による気絶
[装備]:クレシェンテ@タクティクスオウガ
[道具]:なし
[思考]1:現状の把握と対処
2:ラムザたちと合流したい
3:襲われやむを得ない場合は、自衛による殺人もありうる
「な、なんなのさ。この状況?」
七三の提案(なんかする気なのがバッレバレだったけど)面白そうだから乗って上げて
「私もがんばっちゃおうかな〜?」何て思いながら道案内させようと思ってたんだけど。
そういえばさっきからフロンちゃんのあの馬鹿みたいなお説教が聞こえないのが
気になって念のため(べ、別にフロンちゃんが心配になったわけじゃなく)に
最後に見た辺りから、中りをつけて探ってみてみたんだけど…
見つけたフロンちゃんは何か胸元はだけた綺麗なお姉さんと抱き合って
鼻血たらしながらすぴーすぴーと気持ち良さそうに寝ちゃってるし…
「あれ?これって、確かフロンちゃんが持ってた…」
足元にはフロンちゃんが馬鹿みたいに熱唱してたハンディカラオケが落ちていた。
調べてみたらスイッチが録音の状態になってたんで試しに巻き戻して再生してみたんだけど。
〜再生中(少しの雑音有り)〜
「えっ?ちょ、ちょっと!いきなり何をするんだお前は!」
「え〜、だってちょっとだけ(ゴシャッ)て貰うつもりだったんですけど、この鎧が邪魔なんです。
でも、私こういうの触った事なかったですからなかなか外せないです…」
「んしょ…あ、そうか。ここをこうすればここが外れるのか…やった!」
「うわぁ、綺麗ですぅ。鍛えてる割には細くって白い肌…とっても美味しそう。」
〜しばらく雑音〜
「…ごめんなさい。私、やっぱりアグリアスさん(ザー)が欲しくて堪らないです…
大丈夫です、痛くはしませんから…」
「うっ、あぁ…止め…」
「ふぅ、とっても美味しいですアグリアスさん(ザシュ)ごめんなさい…私、止められそうにないです。」
無言で再生ボタンを止める。
(これって、やっぱりそういうことになるよね?しかもこれってフロンちゃんの方から行ってるし…
あれ?フロンちゃんってそっちの人(天使だけど)?もしかして私と仲が良かったのも…)
「おい、いつまで待ってりゃいいんだよ?あんたが早くしてくれないと、どんどん離れて行っちまうし…」
近くで待たせてた七三が痺れを切らしてこっちに来ようとしてる
如何する私?
「うわー、とりあえずこっちくんなぁ!!」
焦った私は持ってたハチェットを思いっきり七三にブン投げてた、けど如何やら当たらなかったみたい。
悲鳴が聞こえるし。
取りあえず今のうちに息を整えよう、フロンちゃんはやっぱり無視すべきだった。
「バイバイ、フロンちゃん。頼むからそのお姉さんとだ・け!仲良くしてね…
後これは餞別に貰っていくね。」
いそいそと足元に散らばってた荷物を私とフロンちゃんの友情の終わりの餞別として
貰っていくとして、ハンディカラオケは持っているだけで鳥肌が立つので
折角お姉さんとの思い出も残っている代物なんだから残しといてあげる。
頭の真上にハチェットが突き刺さってた(おぉ、ギリギリじゃん)七三に武器以外の
荷物を押し付けてさっさとここを離れちゃおう。
「やっばぁ〜、私、結構貞操の危機だったんだねぇ。」
【F-3/街道/1日目・日中】
【エトナ@魔界戦記ディスガイア】
[状態]:健康
[装備]:手斧@暁の女神、クレシェンテ@タクティクスオウガ、エクスカリバー@紋章の謎
[道具]:支給品一式(道具・確認済み)
[思考]1:アルガスの案内について行く
2:適当に弱そうな奴から装備を奪う。出来れば槍か斧が良いが贅沢は敵だ
3:優勝でも主催者打倒でも人助けでも、面白そうなこと優先
4:ラハールや中ボスが気になるが、特に会いたいとも思っていない
5:バイバイ、フロンちゃん
【アルガス@FFT】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品×2
[思考]1:この悪魔を他の参加者にぶつける。レシィとリュナン優先
2:隙を見て逃亡。殺せるようなら殺してアイテムを奪う
3:リュナンとレシィとあの男(ヴァイス)に復讐
4:ラムザとディリータを殺す
あぁ、忘れてた。てか、気づかなかった…
エトナの装備品が手斧なのに文中でハチェットと言ってるのは
単純にアル魔の支給品と間違えてましたorz
あとで、修正します。
GJGJ!
エトナそれ違うwww
これならフロン組はしばらく放置で良さそうですね
テラエロスw
ふと思ったんだけど、現在書き手が少ないのは
世界観がそれぞれ違いすぎるので自分の知らないゲームだと
二の足を踏む方が多いからだと思います。
それぞれの世界の紹介のお遊びみたいなスレッド、
したらばに立ててみてもいいでしょうか?
というかそもそもSRPG自体がマイナーなジャンルだから、人口少ないのも仕方がない。
まあスレは勝手に立てて問題ないと思うよ。
>>448 それはあるかも。
けど、自分みたいに会話集読み漁って数だけならそこそこ投下した変り種も…。
世界観知らなくても、展開は制限されるかもだけどどうにかならないわけじゃない、
一応リンク先には簡単な作品紹介もあるけど、質問とかもできるしそういったスレがあっても
いいかもしれませんね。
自分の場合は単に師走だから忙しくて書いてない…。
>>450 ありがとうございます。では、死者スレっぽく色々と試してみます。
どうせならキャラの立場から語らせてみたほうが面白いかも。
じゃ、TOメンバーの説明。
「よぉし、この鬼畜主人公はおまえたちにくれてやる。好きにしろッ!
「よぉし、このメンヘル女はおまえたちにくれてやる。好きにしろッ!
「よぉし、このタルタルソースはおまえたちにくれてやる。好きにしろッ!
「よぉし、このデコスケ野郎はおまえたちにくれてやる。好きにしろッ!
「よぉし、この廃人はおまえたちにくれてやる。好きにしろッ!
「よぉし、この四姉妹の中で最も老け顔の末妹はおまえたちにくれてやる。好きにしろッ!
「よぉし、この先生はおまえたちにくれてやる。好きにしろッ!
>>452 説明者オズかよw
しかも今回参加者じゃないし。
三行目で鬼畜上司に切り刻まれるぞw
先ほど書きかけてるところだけど、
読者おいてきぼりのひどいありさまだったので
最初から見直しています。
他のバトルロワイヤルのしたらばにあるスレッドとか参考にしよう。
>452
>タルタルソース
一応上司なんだがw
>廃人
ほっといたらそのまま死にそうだけどまだ廃人じゃないよw
>453
補足はあればある程いいから頑張って下さい
テンポが悪くなるなら補足は状態表の後に書けばいいし
wiki確認したら地図更新していただいてました、多謝w
忙しくて(言い訳ですが)管理業務をサボりすぎですんませんorz
>>453さん
世界観紹介スレで良いんですよね?
急がず、がんばってくださいw
投下します。
城の一階を調べ終えたガフガリオンとレシィは、地下への階段を下りていた。
上方一定間隔ごとに点灯しているランプがあるので、地上階ほどではないが十分な明るさはあった。
これならだれかが潜んでいても、不意打ちを受けるということはないだろう。
「あとは、ここだけのようだな」
とはいえ、そのような心配もする必要はなかった。参加者との遭遇はなく、無事に最後のドアの前まで来ることができた。
「ほかとは少し違いますね……」
取っ手部分が金属の木製ドア。その取っ手をよく見ると、鍵穴がある。
ガフガリオンは試しにそのドアを開けようとした。が、施錠されており微動だにしない。
これまで調べた全てのドアは、最初から開錠されていたか、そもそも鍵穴がないものだった。
これにだけ鍵がかかっているということは――
「だ、だれか中にいるんでしょうか?」
レシィが不安げな表情を浮かべる。
ガフガリオンはそれを横目で流すと、ゆっくりとドアに手のひらを押し当てた。そして力を込めて押すが――手応えがない。
続いて耳を密着させるが、中から音はしない。
「人の気配はないな。……下がってろ」
ガフガリオンの言葉に、レシィは素直に従い数歩退いた。それを確認すると、ガフガリオンも一歩だけ下がり――
ドアを蹴った。渾身の力で。
「ガフおじいさんっ!? な、何を……?」
「びくともせンか。魔法の類がかけられているな」
普通のドアなら衝撃を受けた様子が見えるはずだが、まるで壁を蹴ったように動かなかった。
ガフガリオンは肩をすくめた。あまりこういうことに詳しくないので、魔法を解除して入るという方法もできそうにない。
鍵穴があるということは鍵もあるはずだ。おそらくそれは、参加者のだれかに支給品として渡っているのだろう。
「中はどうなってるんでしょうか……」
「分からンが、今の状況では調べようがないだろう。レシィ、戻るぞ」
ガフガリオンは踵を返した。これで城内はあらかた回ったことになる。
それほど時間を食わなかったのは僥倖だった。まだまだすべきことは山積みなのだから。
「あ、待ってください!」
背にレシィの声を受けて、ガフガリオンは足取りを少し緩めた。
これまでにも何回かレシィを煩わしく思うことがあった。そして、その度に彼にペースを合わせていた。
だがそれもレシィと行動することにメリットがあるからだ。いざとなれば、彼を囮にすることもできる。
そう、だから今は我慢しておかなければならない。全ては自分のために――
「あ……ごめんなさい」
やっと追いついてきたレシィは、申し訳なさそうな顔をして謝った。
ガフガリオンは心中で嘆息しながら、いつの間にか止めていた足を再び動かしはじめた。
はっきり言うと、探索による収穫はほとんどなかった。
包丁の一つぐらいは期待していたのだが、厨房と思われる部屋に食事用のナイフとフォークがあっただけだ。
しかもこんなもの使い道が見つからない。
唯一の有用な獲得物といえば、小麦粉や生肉などの食材や、種々のワインだった。
支給品の食料はパンだけだったので、栄養価の高い肉は重宝する。
ワインなども物によっては飲酒以外の用途がある。アルコール度が高ければ引火にも使えるのだ。
ガフガリオンはいくつか試飲をして、とくにアルコールの強い酒のボトルを一つ袋に入れた。
「さて」
ガフガリオンはレシィを連れて、軽食を取った最初の部屋に戻っていた。
城の調査を終えた今、次の行動を決めなければならないが――
「――これからどうする、と言う前に、確認しておきたいことがある」
ガフガリオンは中央の丸テーブルに置かれているものに目をやった。レシィの支給品袋である。
「おまえの支給された道具は何だ?」
ガフガリオンの質問に、レシィは少し困ったような顔を浮かべた。一瞬の逡巡のあと、彼はおもむろに袋を探りはじめた。
やがて取り出されたものを見て、ガフガリオンは眉をひそめた。
指輪だ。
それも一目で値打ち物だと分かる。はめ込まれている貴石は、魅入ってしまいそうなほどの漆黒の輝きを宿していた。
そしてこの指輪は、あの魔剣と同じ雰囲気に包まれていた。
「魔剣といい、これといい、妙なものばかり支給されているな」
「だから僕も、朝からほとんど触ってないんです」
ガフガリオンは舌打ちしそうになったのを、既のところで押し止めた。
とにかく、レシィの支給品が役に立たないことだけは理解できた。やはり戦闘にはいくらかの不安が残る。
ガフガリオンが黙考していると、レシィはおずおずと口を開いた。
「ねえ、ガフおじいさん。ガフおじいさんの道具って何だったんですか?」
「……ン?」
しばらく思考を巡らしてから、やっとガフガリオンは思い至った。
そうだ、こうして“目の前”に見えているが、それが支給品だとは知らせていなかった。
ガフガリオンはコツコツ、と自分の胸を叩いた。
「この鎧だ」
ゲーム開始直後、明らかに袋に入りきらない大きさの鎧が袋からでてきたのには驚いた。
そして次の吃驚は、もともと着込んでいた鎧と物を比べた時だった。
それに気づかなければ、過信をしたままこの危険に満ち溢れた島を歩いていたかもしれない。
「レシィ、おまえに見せてやる」
ガフガリオンは自分の支給品袋を手に取った。酒が入っていることもあるが、重さの一番の要因は別のものだ。
どうやら支給された武器と道具だけは袋に入れているかぎり重みを感じず、もともとの持ち物や施設内で入手したものは袋に入れても重量があるらしい。
“それ”を持ち続けていたのは、単に余裕があったからだった。しかしこの城を回った今、袋はこのままでは体力を無駄遣いするだけの重さに達していた。
ならば、もうここで破棄しておいたほうがいいだろう。
そう判断して、ガフガリオンは部屋の隅にある一人用の小さい丸テーブルに歩み寄った。
そして支給品袋から“それ”を取り出し、テーブルの中心に置くと――おもむろに抜剣して構えた。
ガフガリオンがテーブルに置いたものを見て、レシィは目を丸くした。
それは兜だった。ゴト、と重たい音を立てて、それは真ん中に鎮座した。
「えっ……」
そしてガフガリオンの取った次の行動に、今度は驚愕した。彼は剣を抜いたのだ。
レシィは一瞬、ガフガリオンが何をしようとしているのか分からなかったが、彼が兜を見据えて上段に構えたのを見て、やっと理解に及んだ。
そう、兜を両断しようと――
紫電一閃。
その刹那の妙技に、レシィは思わず息を呑んだ。
それまでガフガリオンの真上にあったはずの剣は、唐突に兜とテーブルを通り抜けてその下に静止していたのだ。
まるで瞬間移動をしたかのように――だがしかし、確かに“それら”は斬られていた。
ガフガリオンが静かに剣を収めた。そして彼はトン、とテーブルを軽く蹴り上げた。
止まっていた時が動き出した――そのようにレシィは思えた。真っ二つのテーブルが頽れ、真っ二つの兜が床に音を立てて転がり落ちた。
レシィは足元に転がってきた兜の片割れを見た。その断面は驚くほどの滑らかさだった。戦慄ともいえる感覚が背中を走り抜けた。
「切れ味がいい。やはり業物は違うな。……まぁ、それ以外の要因もあるンだが」
ガフガリオンは目を細めながら兜を見つめていた。
レシィはゆっくりと深呼吸すると、まだ興奮が収まらぬまま嬉々として賞賛を送った。
「す、凄いですっ! こんなにいとも簡単に兜を両断するなんて――」
「レシィ、残念だがタネがある」
レシィの言葉を遮って、ガフガリオンは足元にある兜を指差した。そして彼は「手に取ってみろ」と言った。
レシィはそれを拾い上げた。ずっしりとした鉄の重みを感じる。タネとはどういうことだろうか。
「その兜を、力を入れて曲げてみろ」
「……は、はいっ?」
「やってみるンだ」
レシィは困惑した。曲げる、といってもどうやったら鉄を素手の力で曲げるのだろうか。
逡巡をしているレシィに、ガフガリオンが「早くしろ」と急かす。半信半疑ながらも、レシィは兜を持つ手に力を込めてみた。
曲がった。
とはいっても少し湾曲しただけなのだが、それでも確かに曲がったのだ。
レシィは驚きとともに、木の板のような鉄の兜を奇異な目で見つめた。
「こいつがタネだ。最初から装着していたモンだが、重さはそのままで強度が極端に下がっている」
ガフガリオンは、おそらくゲームバランスを保つためだろう、と推測を述べた。
ということは、ほかの参加者の鎧なども全て性能が落ちていることになる。
しかも、ガフガリオンは支給品が鎧だったからこのことに気づけたが、そのような場合でなければ重量が変わらないので変化を知らぬままという可能性が高い。
「あ……ルヴァイドさん」
そう、彼も鎧を着ていたままだったのをあの会場で見た。となると、防御面での過信を抱いたままである危険性があるのだ。
「知り合いに心当たりがあるのか? ……まぁ、今ここで心配してるだけじゃ始まらン」
ガフガリオンは話しながら、自分の荷物をまとめはじめた。
レシィもルヴァイドに対する不安を抱いたままだったが、ガフガリオンに急かされて支給品袋を手に取った。
すでに準備を終えていたガフガリオンは、それを確認すると、「さて」と前置きをして口を開いた。
「レシィ、これからどう動くかだ――」
【E-2/城前/1日目・午後】
【レシィ@サモンナイト2】
[状態]: 健康
[装備]: サモナイト石[無](誓約済・何と誓約したものかなど詳細は不明)@SN2or3
[道具]: 支給品一式(1/2食消費) 碧の賢帝(シャルトス)@SN3 死者の指輪@TO 生肉少量
[思考]1:ガフおじいさんと同行する。
2:マグナ達と合流する。
3:マグナにガフおじいさんに貸している剣を渡す。
4:殺し合いには参加せず、極力争いごとは避ける。
【ガフ・ガフガリオン@FFT】
[状態]:健康
[装備]:(血塗れの)マダレムジエン@FFT、ゲルゲの吹き矢@TO、絶対勇者剣@SN2 天使の鎧@TO
[道具]:支給品一式×2(1/2食消費) 生肉少量 アルコール度の高い酒のボトル一本
[思考]:1:(どんな事をしてでも)生き延びる
2:今後の行動を決める
3:一応、マグナとやらは捜してやる。
4:必要があれば、もしくは足を引っ張るようならレシィでも殺す。
5:アグリアスには会いたくない。
備考:
ガフガリオン、レシィの今後の行動は次の書き手にお任せします。
二人が食事を取った部屋に、両断されたテーブルとガフガリオンの兜が放置されています。
・死者の指輪
不死の秘法を実現するために欠かせない魔法の指輪。魔力を高める効果がある。
魔術師としての十分な能力を備えた者が、装備した状態で呪文を唱えるか死亡するかで「リッチ」に転生できる。
ただし、肉体の損傷が激しい状態での死亡はリッチ化不可能。
※リッチ
「死者の指輪」の力によって復活を遂げたことで、更にハイレベルの能力を身につけた魔導士。
そのため、竜言語魔法などの特別なものを除いたほぼ全ての魔法を行使できる。
各属性はもちろんのこと、物理攻撃に対しても耐性がある。
・天使の鎧
天から舞い降りたエンジェルナイトが身につけていたという伝説の鎧。
物理防御力だけでなく魔法防御力と暗黒耐性も上昇。
さらに装備者にHP自動回復効果あり。
投下完了。
何かご指摘あればお願いします。
うーむ、なんだかこのコンビ凄く好きだ。
>>462 GJ。なるほど、そういう風に来たか。凄いもんだ。
これなら以前からガフが天使の鎧を着ていたが
何も説明がなかったという理由に何の違和感もない。
こういうゲームの裏側というか種をキャラクターが推測する部分って大好きです。
あと、戦闘力だけが戦いを決定づけるものではなく、むしろどれだけゲームに通じているか、
こういう情報格差や知略も物語に反映させたいものです。
ルート違いとか召喚時期の違いを知らせて、キャラクターにあれこれ想像させてみたいな。
ジョーカーとして某ゲームの鬼畜戦士が参入して
男どもを瞬殺しつつ女性キャラを蹂躙していく夢をみた。
クリスマス明けだというのにこの目覚めの悪さはなんだろう…。
つーか何見てんだろう俺。
>>462 GJ!
苦労して地下倉庫の鍵を開けても、酒臭い部屋+坑道ってのが
どう機能するか楽しみだ。
>>464 鍵の先にあるもの。
支給品として直接配れない、ただし普通に
支給されるより有利になるものが置いてある。
・自分の原典における本人にとっての最強装備が得られる。
またはゲーム上の都合で失った能力や装備を全て取り戻せる。
(内蔵武器が取り戻せる。「女神の祝福」が自分の装備一式全てにかかるなど。)
・鍵の先が安全な拠点として起動している。その場へ赴くためのカギ。
死んでいない限り、いかなる怪我も治療可能な回復施設がその先にある。
食糧や水などもそこで得ることが可能。
・ワープ先になっているので移動が各段に楽になる。
ただし、主催者側が用意したものだから脱出できるわけではない。
たとえば、地下倉庫と坑道がつながっているなど。
自分が思いつく限りの例じゃこんなものかな?
鍵持ってるカーチスが城に行けるかどうかだな。
誰かがカーチスから鍵奪って使う可能性も含めても、結構難しいと思う。
最新作との整合性云々を考えても、変更すべき設定は特に思い浮かばないから、
設定が変更される可能性は低いと思う。
それでなくても、
リメイクというか移植みたいなもんだし、設定変更なんて面倒なことやらんだろ。
設定変更してもそっちの設定にあわせる必要がない
テイルズロワの方でも進行中にリメDが出たけど特に問題なかったしな。
例えあったとしても大まかな内容が変わるわけじゃない筈だから気にする必要はないと思う。
年末のせいか過疎り気味だけど、頑張ってほしいので保守。
まさかの年末・年始跨ぎの冬休みを
貰えることになったw
時間に余裕もあるし大晦日前に一本投下できるかもしれない。
帰省先にネット環境がないのが痛い('A`)
>473殿の期待保守
>474携帯、ネットカフェ、メモ取って帰宅後投下
どれでも好きなのをどうぞw
ごめん。
>>473で大言吹いたくせに全くプロット浮かばない…
投下はしたいけど今日中は無理でした。
申し訳ない…
ドンマイ、慌てないで頑張れ保守
>>473 いえ、こっちも同じような状況なのでお気になさらずにw
こっちはプロットというより、ここ最近のリアルの事情が急変しすぎたので
ちょっとまずい部分があります。ああ、正月なんて大嫌いだーw
A H a p p y N e w Y e a r !!
,.'´ヽ _
/ ̄___) / ̄`ヽ 〃⌒ψ`ヽ , ´"⌒ヽ , ´/ ヾヽ
〈 zノ^ ))) く ノ====丿 Kiミノノ)ノ)) 〉 ムiソノlノリノ)ゝ ノ i ノ三))〉
ノd|゚ー゚リ .m ノ リ ゚ ー゚ノ( ノ ヘ.|l.^ヮ゚ノ|! 从ll ゚ ヮ゚ノ( ルri リ゚ ー゚ノl
ノ_フiiiロii)ヾノ ((,ノ) ☆ ),)).((( .⊂ミ 彡つ(( /)i笹l!つ`) ,イフ>=<ユ
フ∪(_又j ノ く,,,,,,,,,,,,,,,,,,,ゝ )ノ ノ/_|:| Ul_l〉 / !く_/_|l-リ|
. 〜- し'ノ-' ∪∪ ´ し'ノ .し'ノ 《く___|、__,'_メ´|
アティ ベルフワウ チキ ミカヤ サナキ
「五人のうち誰が最初に死ぬのか」と思った俺は末期。
>>480 同志よ、それは間違いではないぞ。
どれだけ可憐な華を並べられようが、
陰惨に枯れ果てることもあるのが
バトルロワイヤルなのだから。
マーダーどもにモテモテなアティ。
お菓子で剣士に釣られたベルフラウ。
ともにいるのがよりにもよって奇行師のチキ。
序盤でいきなり脇腹を刺されて夕方までぐったりしていたミカヤ。
丸腰の相棒とできそこないのペンギンという心もとない戦力のサナキ。
全員、目を凝らしてみれば死相が見えなくもない。
最近過疎り気味なので、避難所の方にロワに参加できなかったキャラスレを
立てて見たいのですがいいでしょうか?一応今回参加作品内のキャラだけということで。
個人的にはOK。
むしろ面白そう。
しかし面子的にマーダーが足りないなこのロワは。
OKOK。面白そうだし、
上手いことやれば世界観の紹介なんかにも利用できそう。
>>484 いや強マーダーが結構いると思うが。
……といってもステルスが多いんだよな。
積極的なのは狂気系かヴァイス、エトナくらい?
>>486 そう。それだ。ステルス系が多いのが難点。
もっと積極的にさせないとね。人も減らないし。
タルタロスなんか上から数えた方が早い実力者の中の一人なのに、
理知的な性格が災いして、いまだ積極的になれない。
>>484-485 了解しました。それでは今から建ててみようと思います。
>>487 SRPGというジャンルを考えるとどうしても悪役に知略に長けた奴が多くなるからなぁ…。
殺人に積極的な奴って案外希少なのかもしれない。
>>488 そういう曲者どもを積極的になれるよう誘導するのも、
書き手側の腕の見せ所でもあると思いますけどね。
アイテムだけでなく、状況で「そうせざるをえない」
あるいは「よろこんでそうしたくなる」ように追い込むとか。
避難所に不参加者スレを建ててきました。ミモザとギブソンだけじゃ寂しいので、
他キャラも出してみたのですが、口調や性格がうろ覚えなので正直不安です…。
>>489 奉仕マーダーや人質による強制マーダーとかなら今後だせそうな感じがするな。
積極的に行動させるなら、やっぱり「優勝者には願いを叶える」系の商品が欲しいところで…
結局考えがアイテム系になってしまう…。
>>490 褒美かぁ。
ロワイヤル内部で死んだ人間の蘇生とか、
大昔に生き別れになった恋人の帰還とか。
優勝者にとってもっとも都合のよい世界への変革あるいは構築とか。
異なる世界の住民を種族さえ問わず一同に集め、神魔を封じたアイテムを容易く集め、
死者すらこの余興のためだけに簡単に蘇らせる力が主催者側にある以上、
その事実に気付きやすい元死人たちには「優勝の褒美はほとんど思いのまま」
ということは程度の差はあれ感づいているだろうし。
でも、褒美といってもFate/stay nightの聖杯くさいオチがついてきそう。
優勝者の褒美といってもどこかでかならず他人が不幸になったり、
本人か周囲の心が壊れるようなろくでもないおまけがついてると思う。
なんといっても主催がディエルゴで、進行役がヴォルマルフだし。
一回目の放送で「褒美」について詳しく説明させればいいんじゃないかい?
本当にどんなこともできますよー、って言えば、
タルタロスなんかはエレノアのために動きそうだし。
そのうち死人の口借りてその辺り説明させたいところではあるが。
死人限定でも漆黒、ヴァイス、カーチス、イスラ、ガフガリオンはその辺り気付いてるだろうな。
>>492 >タルタロスなんかはエレノアのために動きそうだし。
まさにそれでプロットを考えていた事がある。
最初はマグナに昔の自分を連想してしまって苛々して、
なのにエレノアのことを昔の事とか言ってポロッと
マグナに話しちゃって更に苛々して…と
どこか青臭いイメージが今のタルタロスに合わないので没にしたw
マグナがタルタロスの青臭い所を不用意にからかって首が飛ぶ所を連想したw
したらばの不参加者スレの世界観説明激しくGJw
他は順当なのに暁があの2人でワロタ
とりあえず、ずいぶんとお待たせしましたが
>>448で言ってたスレッドができました。
っていうか、先に
>>488が立ってしまったから一時どうしようかとも思いましたけど、
こっちは本当に登場人物込みだし、個人的に色々とやりたいこともあるので
あえて立ててみました。
ただし、しょっぱなから色々とやりすぎてるかもしれません。
あくまで独立したスレッド自体が一つのネタと考えてもらいたいです。
何度見てもテンプレで吹いてしまうwww
ビラクに永久ヘイストとかwwww
しかも混乱してても変化してねーしw
しかし新年になっても全くSSが来ないな。書き手も忙しいんだろうか。
まあ俺もセンター近くてスレ見るのがやっとだが。
|┃ミ _
|┃'´ ヽ
ガラッ.|┃ノ/ リヽハ
●..|┃cリ゚ー゚ノ!
.______|とヽ||◇||フ
|┃,リTTilヽ
______.|┃^l_ノ|_|ノ^
>>479から抜けていて可哀想なので、
貧乳ツンデレ姫のアズリア貼っておきますね。
とりあえず、ネサラ&アイクを予約しておきます。
遅くとも数日には終わらせたいのですが。
予約キター!
wktkしてまってますw
とうとうネサラが動くか
ぶっちゃけ放置キャラはどうなっても仕方がない
書きにくい、人気が無くなったとかで停滞するよりはましだし
>>502 いや、思ったよりあっさり終わったのでとりあえず今から投下します。
どうしてもあっさりしすぎた薄い内容にはなってしまったけど。
それじゃスタート
「…勘弁願いたいぜ、ったく。
無償の善行ってのには、とことん向いてないっていうのにな。」
ぶつくさつぶやきながら、ネサラは抱えた少女をもう一度眺めた。
石と化した少女の体重は化身したスクリミルとそう大差はない。
化身してその膂力も飛躍的に上昇してあるとはいえ、
これを担いで長時間持ち歩くにはさすがに骨が折れそうだ。
当然、高速飛行など望めそうにない。
だが、面倒だからといってそのままに放置すればさっきのスクリミルもどきが
こちらに戻ってきた場合、今度こそ破壊してしまう恐れがある。
この少女が動ける状態なら誰に殺されようが自己責任と割り切れるが、
さすがに身動きがとれない状態で、なおかつ自分が関わり誤解されてしまったが
ために破壊されてしまうとなれば、流石に後味が悪い。
「やれやれ、この俺も鷺の民に毒されたかね?」
この石にされた少女をどう元に戻すか?
あるいは人に見つからぬ位置に置くだけでもいい。
そのまま樹上から周辺を見回してみる。
周辺の地理は確かに地図上のものと一致する。
ただし、この現在いるG−6の座標近くに隠せそうな場所はなさそうだ。
最低でも一マス以上は移動して、隣のG−5の町あるいはG−7の城にでも
隠す必要があるだろう。状況はあまり思わしくない。
溜息を付きながら、ネサラは緩やかに樹の上から降下し、傍らに石化した少女を置いた。
移動前にその少女の石化の原因を探すべく、少女がいた周辺を捜索してみる。
石化は女神アスタルテの専売特許というわけではない。
現にあのミカヤの側にいたあの狼女王も、その眼帯の瞳の魔力を開放し、敵兵を一瞬で石化したこともある。
この参加者名簿の中ににそういった魔術が使えるニンゲンが存在するとも限らない。
ならば、手がかりがあれば少しでもつかんでいた方がいい。
この少女と二人仲良く石像の仲間入りすることも真っ平御免だ。
森の中を捜索すること数分。
幸い、少女の石化の原因はあっさりと判明した。
傍にある鞄と銃器の取扱説明書が発見されたからだ。
「――つまりはこのお嬢ちゃん、説明書も読まずに呪われた
武器を装備した結果、こういう羽目に陥ったのだと言うことか。」
まるっきり、自業自得というヤツか。
…ったく。主催者サマ側は予防策まで考えて腕輪まで用意してくださったっていうに、
当の本人はこの有様というわけか。ここまで底抜けに馬鹿だともはや助ける気にもならない。
「ニンゲンのお嬢ちゃんよ。これは授業料兼さっきの救助料金としてもらっていくぜ。」
そういって、少女の持ち物であった鞄の中身を
残らず自分のものに移し替え、ヒスイの腕輪を腕に嵌める。
どうせ石になった少女には不要のものだ。
「とはいえ、流石に何もしないってのも少々気が引けるな。
…御釣かわりに少しだけ働いてやるよ。」
この少女がさっきのスクリミルもどきに見つかり、破壊されてしまうようであれば所詮それまでだが、
知り合いが見つかるようなら、直せそうな人間をこちらまで案内ぐらいはしてやる。
参加者に確かミカヤがいただろう。あいつの『癒しの手』なら、あるいは助かるかもしれない。
あとは全て運次第だ。うまく捕まればいいのだがな。俺がしてやれるのはそこまでだ。
鞄と腕輪一つの格安の料金でここまで働いてやるなんて、俺はなんて心根が優しいのだろうね。
黒い翼を大きく広げ、化身の為ゆっくりと意識を集中する。
無償の奉仕と違い、本人の了承なしとはいえ報酬あっての仕事というのは心が弾む。
石化が直ればここからさらにふっかけてやるか、あるいは…。
だが、鴉王の想像と化身は、息を弾ませながら猪の勢いで疾走してくる、
目の前の厳つい青髪の青年の出現によって寸断された。
獣牙族のラグズもかくやという筋骨隆々の体格。
その手には精緻な細工が施された神剣。
ふてぶてしいようでいて、かつ嫌味にはならない野性的で飾らぬ衣装と物腰。
まごうことなき、蒼炎の勇者アイクそのものである。
ただし、いつもと違うのは色小姓のように侍らせている
外見だけは美少女と見まがう賢者様がいないことと、
手にした剣が黄金ではなく白銀の刀身を持つことだ。
剣の銘はエタルド。あの漆黒の騎士が最後まで共にしたラグネルと二つで対をなす神剣。
今ではベグニオンの宝物庫に厳重に保管されていると聞いたが。
…どうにも、分からないことが多すぎる。
「おお。アイクか。丁度いいところに来た。」
ネサラは気安く話しかけながらも注意深くアイクを観察する。
剣や衣装が血に濡れていないことや争った形跡がない事からも考えて、
このゲームに“乗った”というわけではなさそうだ。
だが、俺はこの人間の本性を知っている。
「誰よりも強い人間と戦いたく、そして誰よりもまた強くありたい。」
無用の殺戮を好む人種ではないが、その魂の本質は漆黒の騎士とそう大差はない。
事実、あの漆黒の騎士とアイクとの最後の一騎打ちでは、
お互いが正視に堪えぬような出血で全身を朱に染めながらも
その顔には性的快楽など塵芥といわんばりな絶頂の、
いや狂喜の表情を双方が共に浮かべていたのだ。
そして勝負は紙一重の技量の差でついたものだが、
勝った方も、敗れた方も心より満ち足りた表情を浮かべていた。
あの一騎打ちの後、親の仇である人間相手に“俺の師”だと
誇らしげに語るアイクにはうすら寒いものさえ感じた。
ラグズは一部を除きベオクよりはるかに好戦的だが、
あそこまでタガがはずれているわけではない。
あの時の双方の剣には皆が息をのんでいたが、
俺の眼だけはその歪んだ表情までをもとらえていた。
―――アイツは、危険すぎる。
業の深い漆黒の騎士とは違い、明確に守るもののために戦っていた人間ではあるが、
与えられた環境により、今後どう化けるかは予断を許さない。
アイクもまた、主催者の思惑など関係なく“戦い”を望むのかもしれない。
勝負より戦いを望み、卑怯卑劣な手段を厭う竹を割ったような人間ではあるが、
その点のみを挙げれば漆黒の騎士も同様ではある。
それに、同じ剣の師を持ち、そして漆黒の騎士と同じ剣技を持つ剣士だから。
態度に裏表がない点だけは評価してもいいが、やはり用心に越したことはない。
「やはり鴉王か。聞いていたとおりだ。
誰よりも注意深いあんたが俺に気付かないなんて珍しいな。
一体、何があったんだ?」
俺はあ鞄の事を除いたすべての事情とあらましを説明する。
“やはり”“聞いていた通り”とあるなら、あのあとあのスクリミルもどき
(名簿にはリチャードとあった)と出会い、あいつから事情を聞かされたのだろう。
しかし、邪神像に鴉の化け物、そして怪しい儀式と来たか。
よくよくあのニンゲンさまには嫌われたと見える。
この様子なら、あのニンゲンがもうすぐここに来る可能性は高いだろう。
どうせこの猪突猛進が誰よりも似合う、猪か熊のラグズといっても通用しそうな男だ。
俺の話しをあのニンゲンから聞いて、そのままその足でまっすぐに走ってきたに決まっている。
あのニンゲンにとって許しがたい仇敵(ああ、泣けてくるね)の事を聞かされてその態度なら、
不審に思わないはずがない。必ず、この蒼髪のラグズもどきを問い詰める為に追いかけてくる。
そうなれば、今度こそ死闘となるだろう。
この朴念仁に争いを止めさせる会話をさせることは不可能だ。
ならば、むしろこの誤解を上手く利用すれば…。
「ま、俺にも失敗はあるさ。しかしこの石像はどうしたものかね?」
そういって、ゆっくりとアイクに近づく。
俺は聴覚に意識を集中しながら、アイクをどう利用するか、策を練り始めた。
―――リチャードってニンゲンは、もう少し掛かりそうだな。
「あんたの勝手にすればいいだろう。俺には関わりあいのない話しだ。」
そういってアイクは平然と突き放す。
へえ。甘ちゃんかと思いきや、意外と冷淡なものだな。
ならば結構。俺も安心してお前をあのニンゲンに押しつけて
見限ることができるってものだ。…達者でな。
「そうはいってもな。嫌でも関わってしまった以上は義務ってものがあるだろ。
それに、この娘はいいとしても、かつての貴重な戦友の悩みに答えてはくれないのかい?」
アイクの返答はどうでもいい。あとはリチャードとの距離だ。
…そろそろ、しかける頃合いだろう。アイクとは目の前の距離だ
「あんたのどの口から“義務”って言葉が出てくるんだ?
それにその貴重な戦友とやらは、これまでに何度俺達を裏切ったんだ?…まあいい。
それに、そういった事ならミカヤにでも相談すればいい。あいつならなんとかしてくれる。」
…お前もその程度の発想しか浮かばないのか?いや、むしろ俺とお前は同レベルのおつむなのか?
俺は白けきった、やりきれない感情を無理やり抑え込み、顔には喜色満面の表情を浮かべ、
ごく自然に見せかけるようアイクに軽く抱きつき、その背を叩いた。
「おお!戦友よ。やはり頼りになるねえ。“皆がお前の事を親友のように語る”っていうのも
わかる気がしてきたぜ。やはりお前は俺の“かけがえのない戦友(とも)”よ。ありがたいねえ!」
特に最後の部分には聞えよがしに大声を上げ、周囲の注意を引くように大袈裟なリアクションを取る。
―――食いついたな、ニンゲン。黙って遠くから様子を眺めているようだが、殺気がびんびんに感じられるぜ。
よし、駄目押しといこう。
「…馴れ馴れしいぞ。それに、当たり前の事を言ってそこまで喜んでもらっても困る。」
そういって、ゆっくりと俺を引きはがそうとするが、その直前のタイミングで自分から離れる。
「やはり同じ邪神の使徒として戦っただけのことはある。
ぜひ、恩返しがしたい。俺にできないことはないか?」
俺は感極まった振りをしてアイクの手を握る。
もちろん、“邪神の使徒”ってあたりだけはあのニンゲンに
聞こえるよう声を大きくしてあるが。
「いや、特にしてもらいたいこともない。
しいて言うならこの手を放してほしいということぐらいだ。」
アイクは心底嫌そうに、胡散臭そうに俺を見つめる。
――どうせ気付いちゃおらんだろう。だが、気づいたところで手遅れだ。
さあアイク、あのニンゲンと血まみれで仲良くやってな。
「分かった。では、そうと知れば長居は無用だ。俺はこの速やかに邪神の巫女殿のもとへ向かおう!
アイク殿は邪神の神将としてこの石像を責任を持って警護してもらいたい。どうかね?!」
これまでの中で最も芝居がかった、自分でも吹き出しそうな馬鹿そのものの言葉がスラスラと出る。
そしてアイクの返事を聞かず、目の前で化身してみせる。
アイクにとっては化身自体は見慣れた行為だが、こうやって平然と見送る場所を
あの猪武者に見られてはどうかな?
「では、ごきげんようアイク殿!貴殿にも邪神ユンヌの加護があらんことを!!」
「おい、待て。強引すぎる。話は別に終わっていないぞ。
それにユンヌを邪神と呼ぶな。間違いではないが本人が気にする。」
俺はアイクの抗議を綺麗に無視するとこれ以上ない速度で上空へと舞い上がり、
人が大勢隠れていそうな場所に出かけることにした。
さて、手っ取り早くミカヤが見つかればいいのだがね?
―――さて、案の定移動する直前に一瞬地表に視点を傾けてみれば、
アイクらしき青い点に、さっきのニンゲンらしきものがにじり寄っているのが見えた。
さて、どうなるものかね?
【G-6/森/初日・午前】
【ネサラ@暁の女神】
[状態]:打撲(顔面に殴打痕)、化身中
[装備]:あやしい触手@魔界戦記ディスガイア、ヒスイの腕輪@FFT
[道具]:支給品一式×2 清酒・龍殺し@サモンナイト2
[思考]1:ゲームを脱出する
2:とりあえずミカヤ(ないしはソノラを助ける手段)の捜索。万一壊されても、それはそれでまあ仕方がない。
3:アイク、達者でな。
【ソノラ@サモンナイト3】
[状態]:石化中
[装備]:石化銃@FFT(弾数6/6)
[道具]:支給品一式、弾丸(残り24、他の銃に利用可能かどうかは不明)
[思考]:……
[備考]:石化しているため、一切の思考・行動を行えません。
石化銃は彼女の右手に収まっていますが、右手も石化しているので回収は不可能です。
【アイク@暁の女神】
[状態]:健康
[装備]:エタルド@暁の女神
[道具]:支給品一式(アイテム不明)
[思考] 1:こちらからは仕掛けないが、向かってくる相手には容赦しない
2:ネサラ?…わけがわからん。
3:ラグネルを探す
4:3が出来次第、漆黒の騎士を探す
5:仲間達との合流
6:ゲームの破壊
[備考]:リチャードがアイクの目の前にまで詰め寄っているところです。
登場回数&時刻遅れてる組だから、最悪自己しようと思ってただけにGJ!
リアルタイムで見るとワクワクしますね。
一応、ツッコミだけいれときます。
>この参加者名簿の中ににそういった魔術が使えるニンゲンが存在するとも限らない。
『存在しないとも限らない』のほうが自然かも。
あと>508の4行目の乱れ。
>俺にできないことはないか?
いや、あるだろうそりゃ。
えー、なんか水を差すような意見ばかりで申し訳ない。
なんかむしろリチャードが哀れに感じてきた。
とにかくGJ!
今回のサブタイトルは「死亡フラグ返し」。
かけがいのない戦友(とも)って
カーチスが言うのとネサラが言うのとでは
言葉の重みが別物すぎますね。
暁でずいぶんと丸くなってしまったネサラですが、
蒼炎時代のこすっからさと裏切り属性を出したくて
ついついやってしまいました。
>>512 ご意見ありがとうございます。
なんでかなぁ。投下前にも確認はするのですが、
どうしても毎回細かいところに荒ができる。
「できないことはないか?」は、あれはあちこちから突っ込んでほしい所。
ネサラは何一つやる気がありません。
あれはネサラの嘘八百のでまかせだから、
アイクに何がやってくれと言われたところで何一つもする気はないですよ。
あ、やべ。
時間が修正していない。
【G-6/森/初日】
の時間帯を午前から・日中(12〜14時)に変更します。
誤字があったり視点(三人称一元と一人称)がごちゃごちゃしてるが、
もう一度見直して修正したほうが良いかと思うよ。
話の展開については文句なし。しかしソノラはいつ石化解除できるんだろうか……w
GJですw
細かいところは修正すればいい話ですしw
やッベー、ネサラって暁の会話集のみで登場させたけどここまで
(悪い意味で)機転の効くやつだったんだぁ…
やっぱり原作をやった事がないのはこういった所で間違えるんだって痛感した…
投下乙なんだが、何かアイクに違和感を感じる。
アイクってここまで冷たい奴だったか?ちょっと前に石化で人類滅亡を体験して石化したソノラを見放すかね?
ついでにユンヌを未だに邪神と思ってるような言い方もしてるし。
アイクの心情が描写されてないからそういう風に感じるだけだろうか?
ここで流れを全く読まずに、かなり短い&ストーリー進まない上に自己と、
賑やかしになるかどうかも疑わしいものを投下しても許されるでしょうか?
よければ見直して翌朝にでも投下しようと思います。
>>518 ソノラの石化については、世界中の裁きと違って
結構自業自得で固まった部分があると聞いてるから結構冷たい反応です。
とはいえ、リチャードが勝手に邪神像と思い込んでいて、発見したら
破壊しかねないことまで知っていると考えれば、
流石にこれはちょっと冷たすぎるかもしれませんね。
あと、ユンヌについても改めて読み返すと少し冷たいですね。
邪神っていう響きにはあの極端すぎる性格を知っているからこそ
違和感をあまり感じていないだろうけど、
流石にユンヌ本人が嫌がっていることをしつこく連呼されると
あまりいい気分はしないはずだろうから。
こうやって見直してみると、一部は見ても全部は見てない事が多いな。
では、その辺りをもう少し修正してしたらばに書きなおししてみます。
>>519 むしろ歓迎します。
実は自己の漆黒&アティでもし漆黒の支給品が
「エルランのメダリオン」でなく「しっこくカレー」だったら
いったいどうなっていたかとかいうアホなネタ短編考えてましたが、
流石に収集つかなさそうなそうなのでやめました。
こういうネタって本当に何の脈絡もなく頭から湧いてくるものですからね。
>>519 久しぶり。
あなたの話は好きだから期待してるよ。とプレッシャーかけてみる。
全生存者入場!!
Cルートの性格が生きてきた!! 更なる研鑚を積み遊撃隊隊長が甦った!!!
超DQN!! ヴァイスだァ――――!!!
最強誤解はすでに自分が完成している!!
よく分からないけど異様に興奮王子リチャードだァ――――!!!
出会いしだい撃ちまくってやる!!
第二のメンヘル アルマだァッ!!!
主催対策なら自分の強攻がものを言う!!
見習いに振り回されて 微妙に発狂フラグ ラハール!!!
真の対主催を知らしめたい!! 同行者がやや危険 ゴードンだァ!!!
初登場からピンチだが今の状況ならかなり緊迫だ!!
能力は水準以上なのに支給品はダメダメ マグナだ!!!
無線機対策は完璧だ!! 解析係 アティ!!!!
鬱展開は自分の手にある!!
生きる意欲限りなくゼロッ イスラ!!!
タイマンなら絶対に敗けん!!
シーライオンのケンカ見せたる 特攻隊長 ホームズ!!!
バーリ・トゥード(なんでもあり)ならこいつが怖い!!
魔界のピュア・ファイター エトナだ!!!
帝国軍から海戦隊第6部隊部隊長が上陸だ!! アズリア!!!
ルールの無い行動がしたいからステルス(最終方針未決定)になったのだ!!
プロの殺人を見せてやる!!ガフ・ガフガリオン!!!
めい土の土産に誤解とはよく言ったもの!!
王の誤解が今 実戦でバクハツする!! 興奮男に誤解される ネサラ先生だ―――!!!
冷静こそが対主催最強の代名詞だ!!
まさかこの男がきてくれるとはッッ ウィーグラフ!!!
一応他の参加者を捜したいからここまできたッ キャリア一切不明!!!!
紅の剣士(不安) ナバールだ!!!
オレは馬鹿最強ではないSRPGロワ中で最強なのだ!!
このロワにディリータは居ないッ アルガス・サダルファス!!!
最悪のステルスマーダーは今や自分の隣にいる!! 僕を救える奴はいないのか!!
レシィだ!!!
ヤバァァァァァいッ説明不要!! 瀕死!!! 今更精神回復!!!
ランスロット・ハミルトンだ!!!
銃は実戦で使えてナンボのモン!!! 超実戦誤射!!
本家TSからリュナンの登場だ!!!
グラディウスは自分のもの 邪魔するやつは思いきり刺して思いきり刻むだけ!!
ターバン皇帝 ハーディン
二名の重要捜索人両名死亡ッ!!
放送後が大変 オグマ!!!
説得に更なる磨きをかけ ”死の天ぷら”ランスロット・タルタロスが帰ってきたァ!!!
今の自分に竜石はないッッ!! マムクート・プリンセスチキ!!!
アルバイターが今ベールを脱ぐ!! 武器はエレキギターの弦 パッフェルだ!!!
弟キャラの前でなら私はいつでも全盛期だ!!
本家電波メンヘル姉 ベルサリア・オヴェリス 本名で登場だ!!!
見習いはどーしたッ シーフの炎 未だ消えずッ!!
話術も盗むも思いのまま!! ラムザ・ベオルブだ!!!
特に理由はないッ ホーリーナイトが強いのは当たりまえ!!
某制裁騎士にはないしょだ!!! 不動無明剣!
アグリアスがきてくれた―――!!!
昔磨いた実戦剣術!!
デインのデンジャラス・ナイト しっこく!!
拡声器&豹変フラグだったらこの人を外せない!! 超A級吸血天使 フロンだ!!!
超一流マーダーの超一流の鬼畜判断だ!! 生で拝んでオドロキやがれッ
僕は姉さんを愛しているッ!! デニム・モウン!!!
ゾンビ化マーダーはこの女が完成させた!!
タクティクスオウガ勢の切り札!! オリビアだ!!!
ネクロマンサーが帰ってきたッ
どこへ行っていたンだッ 死者の宮殿ッッ
俺達はあなたを待っていたッッッニバス・オブデロード先生の登場だ――――――――ッ
加えてナイフ投ごうによる突然死発生に備え超豪華なリザーバーを数名御用意致しました!
誤解に巻き込まれる アイク!!
解析組の一員 カーチス!!
……ッッ どーやらあと数名は未だに石化してたり逃走中だったりやや空気気味になっていたりする様ですが、回復次第ッ皆様にご紹介致しますッッ
では、一応投下だけはします。
森の中。
木々が密集したその場所に全裸の美少女がいた。
「ふぅ…これでさっぱりした」
風が揺らす木々の葉音の合間から透き通るような声が聞こえた。
一息ついた、というのが伝わってくるようなほっとした表情の少女。
髪は濡れ、前髪からはポタポタと雫が落ち、背中は髪から流れ落ちた水滴が伝っている。
少し前までは指輪を除いて、一糸も纏わない姿であったが
既に慣れた手付きで下着を身に付けていた。
今は白い肌が露にはなっているが大事な場所は隠されている。
ここだけ見たものなら、水浴びを終えた少女、と絵にでもなりそうなものであるが。
確かに彼女は水で洗い流していた。
しかし、彼女が洗い流したかったのは埃でも汗でもない。
血。
髪と顔、その他手など、返り血がついていた箇所を
ティーエの持っていた水を使って洗っていたのだ。
既に凝固していたので洗い流すのに少々てこずり、
ティーエの持っていた水を全て使うことになった。
「それじゃあ、次はコレね」
髪から流れた水滴や髪を拭きなおしながら取り出したのは、価値の高そうな、
それでいて見ている者に勇気を与えてくれそうなオーラを纏った不思議なローブ。
「さっきの女の人がこんなものをもっていてくれて助かったわね」
そう呟きながらそのローブにまずは頭を、次に左手、右手と順に通した。
この下は直接下着だが問題はないだろう。
ローブに身を通した自分をまじまじと見てみる。
(…不思議なローブ)
布の質からして不思議だった。綿にも麻にも絹にも似ていない。
ローブであるのに、並の鎧よりも何倍もの防御力を有している気がする。
試しに、ローブの端を思いっきり引っ張ってみた。
大して伸びるわけではないが破れたりほつれたりする気配は全くない。
ガストラフェテスの矢を一本取り出してみて、ローブの端に思い切り突き立ててみた。
私が非力なこともあるだろうけど、ローブに穴はあくような手応えはない。
(魔法でもかかっているのかしら?すごく丈夫ね…。それにしても、なんだろう…?)
強度とは違い、このローブを着た瞬間に感じた、なんともいえない感覚。
このローブを不思議、と感じたのはこの感覚のためだ。
(経験がない感覚だから喩えがあまり思い浮かばないけど……)
そう、言ってみるなら…晴れた日の朝に、空を舞う鳥を見かけたような――
今日一日、なんだか物事が上手くいきそう、そんなことを予感するような感覚。
(夢心地に浸ってる場合じゃないわね)
気を引き締め直し、地図とにらめっこしてみる。
私がたどったと思われる道のり、
B-6のブロックを左上から右の真ん中あたりを指でなぞった。
(私が出会ったのは………5人。これだけの広さのある島で、
これだけの狭い場所、短時間でこれだけの人に会えたのは結構な偶然ね)
なんとなく、アメルとネイスと名乗った彼と赤い髪の女性が脳裏によぎった。
(こんな狭い場所にこれだけの人が固まってたってことは……
ラムザ兄さんがこの辺りにいる確率は低いのかな…?)
あのヴォルマルフというおじさんの話を信じるとすれば、
この殺し合いの場において、すぐ近くに知り合い、特に友好的な知り合いがいるとは思えない。
徒党を組んでいれば襲撃者としても襲いにくいし、打ち漏らしやすくなる。
――――既に打ち漏らし経験済み。
とにかく、兄妹を近くに配置するなんて真似はしてなさそう。
「やっぱり、ここら辺りは発ったほうがよさそうね」
逃がしてしまった3人にはキッチリ顔を見られてしまった。
幸い、服は新調してあるしこのローブにはフードもついていた。
ある程度の距離なら私だということには気付かれないだろうけど……
(西に行こうかな、南に行こうかな…)
ぐきゅるるるる......
「………」
別に誰かに見られてるわけじゃないけど、気恥ずかしくて顔が紅くなっているのがわかった。
森の中だから太陽も見えずわからなかったけど、どうやら結構な時間が過ぎていたみたい。
「…まずは、ご飯を食べてからね…」
そう呟きながら、荷物へと伸ばした自分の手。
血は流したはずなのに、紅く染まっているように見える。
お腹がなった気恥ずかしさから紅くなっている――――そう思わないといけない。
(……おいしくない昼食になりそうね…)
そんなことを思いながらも伸ばした手は、ちゃんと食料を掴んでくれた。
全ては、ラムザ兄さんのため―――――
【B-6/森/1日目・昼】
【アルマ@FFT】
[状態]:健康
[装備]:手斧@紋章の謎 死霊の指輪@TO 希望のローブ@サモンナイト2
[道具]:支給品一式、食料一式×3、水×2人分、折れ曲がったレイピア@紋章の謎、ガストラフェテス@FFT、
ガストラフェテスの矢(残り3本)、アメルの支給アイテム(不明)、アメルの首輪
[思考]1:ラムザ兄さんが生きていることを確認したい
2:ラムザ兄さんを優勝させるため、ゲームに乗る
3:無理やりにでも何か食べよう
[備考]:希望のローブ
サモンナイト2において、かなり上級な部類に入るローブ。
物理防御・魔法防御・運があがる。
投下完了です。
激しく短い上に、なんとなく書いただけなので、
誰かがアルマを書いているようなら引き下げます。
何かツッコミあればよろしくお願いします。
問題ないと思います、繋ぎは大事です。
ていうか、順調に武器庫かしてるなこの子w
皆が順調に投下し始めたのにまだプロットすら浮かばない俺ってorz
とりあえず誤字脱字含めた全ての修正完了。
ネサラの一人称視点になったので若干ものの見え方も変わってます。
あと、アイクはまだまだ堅いというか冷たいな…。
でもこれ以上自業自得で固まった見知らぬ人に
優しすぎるのもそれはそれで違和感あるから、こんなものか。
>>522-525 超ワロタ。バキネタは闘う作品なら何を改編してもしっくりくるなぁw
>>530 むしろGJです。「希望」って辺りが皮肉が聞いていてむしろいい感じです。
これでアルマが動かしやすくなりましたから、むしろ良かったと思います。
血まみれヒットマンじゃサイレントアサシンは目指せませんから。
ああ、でもアルマにヴァルゴ渡したい…。
あ、忘れてた。
一か所だけ違和感。
アルマが「ヴォルマルフというおじさん」という他人行儀な表現は少しおかしいかもしれない。
実際にアルマはヴォルマルフに攫われた挙句一度は殺意を直接向けられたことがあったし、
アルマの身体はヴォルマルフの最終目標で暴力振るわれたこともあるから
もっと彼個人には敵意があったほうが自然。
とはいえ、もう精神的には大分狂いつつあるから、
その辺りの敵味方の認識が歪みつつあっても
おかしくないのかもしれませんが。
>>534 指摘感謝です、そういえばそうだった…完全に忘れてました。
でもこれだけで修正スレを使うのは気が引けるな…。
まとめwikiのほうに移行する際に
「あのヴォルマルフというおじさん」→「あのヴォルマルフ」
に修正しておきます。
>>524 >僕は姉さんを愛しているッ!! デニム・モウン!!!
これに吹いたw
>>531 投下乙です。
アルマは支給品次第で一般人でも活躍できる一例だな。
一日スレ見ないでいたら2作も投下されてるとはみんな激しく乙!!
これで1回のみ登場キャラがいなくなり、今の放置キャラはリュナンとなったのか
リュナンは茫然自失状態からどれくらいで回復するか。
墓作ってて時間経過しました、というのでも大丈夫かもね。
NO.54までのあらすじ
ヴォルマルフ「デジョン」→年下キラー小熊、アズリアを落とす→
ニバス「ムスタディオをやっつけろ♪」→ソノラ石→Lデニムでした→
エトナ、フロンから逃げる→馬鹿1号登場→ヴァイス婦女暴行で姐さん登場→昼ドラ(フジ系列)→
馬鹿2号登場→グレイスマミィィィ!!!→アルマ暴走→ギターを持った渡り鳥→
ナバールも年下を落とす→プリニーラムザ→中ボス、以上!→アルマ襲来→
王女さまやっぱり死亡→「小熊さんに倣って幼女を落としてみました」byホームズ→ユンヌにデコピン→
「殴られました」byネサラ→おいでよしっこくハウス→「肉」byアイク→新マーダーwktk→
機械魔カーチス→改心早いよ改心→イスラは下僕を手に入れた→無線機は召喚してナンボ→
レシィ逃げて〜→場違い→馬鹿2号フルボッコ→原作より勇者っぽい→ラムザの口から迷台詞→
アルマ、ハーラーダービートップに→即死んで出来損ないとかカワイソス→
お菓子で年下釣ってみましたbyナバール→奇行師一行&闇騎士一行→
アンラッキーカラーは黒→馬鹿2号ピンチ!→操られ皇帝君臨→(死亡)フラグを立てるよアイクさん→
悪魔フロン…って原作通り!→生き残れ!馬鹿2号→(前編)カーチス格好良いよカーチス、
(後編)しっこく、アティをテイクアウト→ウィーグラフ、中ボスと肉体(おもに拳)で親睦を深めあう→
名探偵ホームズ、助手はペンギンとょぅじょ→電波姉弟と哀れな王子→
これのお陰でヘタレから脱出できましたbyヴァイス→(ある意味)アティを巡って大乱闘の予感→
魔王様が見てる→兜どうするんだろう?ガフおじいさん…byレシィ→(死亡)フラグを返されましたアイクさん→
サービスカット入ります
こんなのしか思いつきません…
長くなってきたのでそろそろ省略も視野に入れます。
>>538 リュナンは復活して馬鹿2号(七三)をぶっ飛ばしてますw
その結果、馬鹿2号の策略でエトナをぶつけられそうですが。
今のところ昼以降の話に登場していないのはネスティ、イスラ、リュナンの三人だな。
イスラ、ネスティはいい感じにマーダーが移動、休息してくれたから今が脱出時だな。
そしてリュナンもエトナ達が百合現場を見たのが日中だから絶対にその間に移動してて
二人に会うことはないだろうから安心か?
そして時間は経っているけど登場話数が少ないのはアズリア、オグマ、パッフェルさんチームと
ニバス先生とその僕ペアの二組(最新登場時間が昼)みたい。
>541
まとめwikiで確認したら先生以外637opSQfIo氏の投下作ばかりで吹いた
書きにくい、というよりは単にその時期の投下量がすさまじかったからだろうけど
少数の人が頑張ってるのを見てるだけじゃなくて
自分も何かしたいと思うのに、思いついたのなんてディスガイア関連のエロネタだけ。
えっちなのはいけないとおもいます…
こんな自分でも何かできることないか
できることないか
>>542 >637opSQfIo氏の投下作ばかり
実は同じこと考えてましたw投下量、まことに凄まじいばかりだ。
正直、今たまに書いてくれる人もいれて書き手は5〜6人程度
だと思うからもう少し書き手が増えてほしいところです。
>>543 自分も人が頑張っているの見て、書き始めた部分はありますが。
某所じゃ媚薬まで使って「ヤッちゃった」みたいだけど
あまり露骨で過激すぎる表現は流石に×でしょう。
それにネタならしたらばが使えるから、
そこで良識の範囲内ならできると思います。
気軽に何かできることをしたいというなら
自分の好きな作品やキャラの応援や紹介でもすれば、
書き手さんの創作意欲を刺激するきっかけにも
なるからいいんじゃないかな?
ここ見ている以上、多分好きな原典やキャラは
最低一つくらいはあるはずだろうし。
俺
「SRPGロワ、大丈夫かい?
SRPGロワ
「・・・・・・私をどうするつもり?
俺
「どうするって・・・、僕は作品を書きに来たんだよ。
SRPGロワ
「書き込まないでッ!
俺
「SRPGロワ・・・・・・。
SRPGロワ
「私は自演感想無しのロワスレ、順調に進行中よ。 あなたの自演ロワじゃないわ。
俺
「いや、違う。 あなたは僕のロワだ!
SRPGロワ
「・・・・・・・・・。
俺
「ずっと一緒に書いてきたじゃないか。
ネットがつながってなくてもあなたは僕にとってたったひとつのロワであることにはかわりない!
SRPGロワ
「ウソッ!!
じゃ、どうして私を立て逃げしたの? どうして書き込んでいてくれなかったの?
俺
「・・・そうさ、たしかに僕はSRPGロワを立て逃げしたよ。
「でも、それはつまらない作品でSRPGロワを過疎に巻き込みたくなかったからなんだよ。
SRPGロワ
「ウソよッ! キャラと展開に困って投下がイヤになったんでしょッ!?
俺
「違うよ、SRPGロワ! 僕はSRPGロワを愛している!
愛しているスレに落ちて欲しいわけないッ!!
SRPGロワ
「軽々しく愛してるなんて言わないでッ! あなたは保守スレである私を欲しいだけッ!
俺
「そんなことないよ、SRPGロワ!
SRPGロワ
「みんな、ウソばかりッ!
保守スレである私しか見ようとはしない・・・。
俺
「SRPGロワ・・・・・。
SRPGロワ
「私はあなたのスレになりたかった・・・。 ううん、保守スレじゃなくてもいいの。
ただ、誰かに書き込まれていたかった・・・。 私を必要としてくれる人に書き込まれたかった・・・・・・。
俺
「・・・・・・・・・・・・。
SRPGロワ
「どうして、どうしてあなたも本当の私を見てくれないの・・・・・・?
俺
「SRPGロワッ!!
俺
「誰かッ! 誰かッ、書き込んでくれッ!!
SRPGロワ
「迷惑かけて・・・・・・ごめんね・・・・・・・・・。
俺
「SRPGロワーッ!!
こらTOネタで勝手にロワを殺すなw
そしてsageれ
SPPGだからフロントミッション入れて欲しかった……と思う俺は異端?
まあ機械文明だから仕方ないんだが。でも5THのリンとか生身でも
十分やってけそうな位強いんだぜ……
たまたま現代物が入れなかったんじゃないかな。
投票時に二票入って却下された魔神転生2も。
魔神転生かぁ。
ちょっと面白そうだけど、アイクやラムザが悪魔召喚プログラム
走らせたりするのは面白そうだけどかなり違和感ありそう。
逆にネスティやカーチスが手に入れたら順応しすぎて無敵臭い感じがして嫌すぎ。
なんだかんだいって、ここで登場作品として確約できているのは
大多数の人が知っていたからだと思いますが。
SRPGはフロントミッションしかやってない俺はやっぱ異端なのか……
って今更だよな。スレ汚しすまんかった。
俺は2月から暇になるから、そしたら投下するぜ!
イスラとネスティを動かしたいところだなー
けどこのふたりは首輪解除とラスボス関連フラグ持ってて殺しにくいw
イスラはアティ先生の剣は使えるんだっけ?
サモンナイト勢は参戦時期がややこしすぎるw
誰ED後とかさ。
誰かまとめてくれww
>>553 楽しみにしてる。
イスラも適格者だからシャルトスは使えるはず。(ウィスタリアスだったら無理だが)
俺としてはメイメイさんの手紙が4のヒトカタの符に昇華されるものだと思ってるんだが・・・。
やっぱあれはメイメイさん参戦フラグでいいのか
ピンチにヒトガタになって戦う展開は考えてる。
もちろん喋らないけどなー
でも、脱出フラグにも見える。
>(ある意味)アティを巡って大乱闘の予感
喧嘩を止めて〜
二人を止めて〜
私の為に〜
争わないで〜
なんとなくこの竹内まりやのこの曲を連想してしまった漏れは末期。
二人どころか三人以上だし。でも、全員マーダーで何処か頭の配線が
キレてる人ばかりじゃアティも全然嬉しくないだろうけどな。
>>555 メイメイの手紙はこのロワにおいて「分類上」アイテムである以上、
戦闘は御法度ですよ。
あとあれを直接的に脱出フラグまんまにしちゃうと、
いくらなんでもディエルゴ馬鹿すぎるってことなるだろうし…。
そもそも4の内容に関連するような展開に発展させるのがアリがどうかも微妙?
>>557 戦闘は無理でも4のサポートみたいなのはおkでもよくないか?それか酒使用で他参加者の現在位置を教えたりとか。
それとヒトカタの符は2周目以降のおまけみたいなものだから、ストーリーに直接は関係ないかと。
つか一人につき支給品が武器と道具1つずつって結構きついな。全部ハズレアイテムとか
全部強力武器(ただし支給された本人に心得がない)とかほしかったかな。
何を今更
そんなにアイクにストライクノヴァ&キャンディ一式支給とか、レンツェンor七三に知性の指輪×3とかが良かったのか
当たり外れの違いは結構流れ的には好きだけどね。
参加者全員分の縁のある強力なアイテムが
シャッフルされているよりも緊迫感があるし。
あと、外れ武器や現地調達のしょっぱい武器でも
本人の機転と使い方次第で大きく化けるとか
そういうのを考える方が面白い。
メイメイの手紙、ねぇ。最初に考えた人は
どんな伏線を考えていたのだろう?
脱出フラグを考案するキャラクターは、
それを実行に移すまでヴォルマルフやディエルゴに
悟られないでいる必要があるから、そういう展開も燃えるんだけどな。
盗聴とか監視とか、そういうのを最初から警戒しているのは
今のところカーチスぐらいか。
>>559 レンツェンか七三には何装備させても似合わないからなぁ。
ルール違反だけど、七三に漆黒の騎士の「女神の祝福を受けた鎧」が
もし仮にあたっていた場合、今後の展開を考えるとギャグにしかならないのは気のせいか?
中二設定の無敵の鎧でさあ俺こそが漆黒の騎士だッ!
といって喜んで出かけても、
だからといって調子にのりすぎてマグナの杖の鎧ごしの
衝撃で傷一つつかず鎧ごしに気絶されられたり、
ヴァイスの攻撃で鎧の隙間からあっさり串刺しにされたりとか、
そういう馬鹿展開にしかならなさそう。
最後には本家本元に殴殺されてそうで嫌杉。
遅レスだが
>543
wikiの情報量を増やしたり、見やすくしたりして編集したり、
今までの話の感想投下したり、したらばでネタ投下したりしても活気づくよ、マジで
>553
>参戦時期まとめ
wikiのその他本編情報にあるよ
暴走キャラって誰がいる?
怒ると周りが見えなくなるような奴。
ラハール
書き手
現在生存しているキャラで
暴走キャラとまでいけば、ラハール
冷静っぽくないイメージのキャラは、
チキ、ソノラ、マグナ、アルガス、レンツェンハイマー、ヴァイスとなるか
そしてwiki編集した人乙
>>566 ごく普通に回りが見えなくなるのはアイク。
ややヒステリックになるのはミカヤ。
ある意味常に暴走しているのは暗黒皇帝ハーディンとフロン。
二人の暴走ベクトルは違うけど。
伐剣者イスラも最期なんか特に暴走キャラかな?
あと滅多にそうはならないけどキレると危ないのが
漆黒の騎士と伐剣者状態のアティか。
今はマーダーは何人いるっけ?
>>568 wiki見てください。
>>1にありますから。
でもまあ再確認のため教えますね。
漆黒の騎士、ハーディン、ガフガリオン、アルマ、エトナ、
デニム、カチュア、タルタロス、ヴァイス、オリビア、ニバス
の合計11名。積極的かつ凶悪なマーダーが少ないのが少し痛い所。
サモンナイト勢はやっぱりマーダーになりにくいんだよな…
偏りすぎワラタ
サモンナイト勢でマーダーになる可能性があるのは誰だろう
アメル死亡→マグナ
マグナ死亡→レシィ
アズリア死亡→イスラ
ぐらいか?
>>570 アティもシャルトス手にしたうえで
ブチ切れると一番危ないのだけどね。
流石に自分以外の仲間全員殺されてしまうと、
蘇生と復讐のためマーダー化しかねない。
アズリアが死んだときのように。
アズリア死ぬっけ、と思ったらカルマか。
そういやずっと聞こうと思ってたんだけど、
サモンナイトの2のパッフェルさんの紹介の項目のこれ。
>サモンナイト3番外編終了後 故にマグナxパッフェルEND後
サモンナイト3番外編ってマグナ×アメルorネスティEND後が前提なんじゃないか?
>>573 作中では芋or茶EDでしか再開は果たしてないけど、他のキャラのEDでも
番外編の内容に影響はないと思う。(護衛獣ED、2番外編除く)
アメルorネスティ、メルギトスに挑み木になる。
↓
数年後木の守人になった主人公を訪ねる(他キャラEDの内容)
↓
ある日声が聞こえるから木のそばに行くとアメルorネスティが!!(パートナーEDの内容)
↓
以下小説を経て3番外編
つまりパートナーと他キャラEDでは描写してる日にちが違うだけで
結局木になったパートナーとは再会することになる。
確かに。
ややこしいから番外編後じゃなくて、普通にパッフェルエンド後でいいんじゃない?
番外編やんなくても、パッフェルは3メンバーと面識あるし
けどレシィも護衛獣エンドなのに……
ネスティもか?
地味に昼ドラ
パッフェルさんが3番外編参加じゃないと、ディエルゴが源罪のだった場合
存在を知っているのがマグナだけになってしまう。(しかもマグナ本人が
ディエルゴについて認識しているような描写がないので更に危険)
このことでは3番外編でいい気がする。
637氏の速さに嫉妬する今日この頃、リュナン・ラハール組で
プロットが纏まってきたので一本書きたいのですが
もし他の方と被ってたら自重します。
>>577 どうぞどうぞ。
いいネタ思い浮かばないから羨ましいです。
最近絵を練習しはじめた。
ロワの支援としてなんか描けたらいいな……。
>>577 是非ともお願いします。私は数はともかく量・質共にお世辞にも良質とはいえないので…。
自分も再び自己になるけどもうあまり気にしないで時間が遅れてるヤツ優先で書いていきます。
>>577 サービスカットを期待!楽しみにしてます!
553さんには悪いですが、現在オグマ組の3人+イスラあたりを書いてます。
一応予約をとっておきたいと思います。
書いていて思ったんですが…アズリアって誰ED後だろう。
たぶん設定されてないハズなんですが…
自分のことを軍人だというからには、イスラEDではないってことですよね。
何か知らないけど次々予約キター
wktkして待っております。
>579
まだ決まってない設定は他ロワでは書いた人から早い者勝ちって感じだよ
拠点の内部構造、MAPの外、首輪の構造、主催者の位置、最後まで残った人のご褒美とか
キター(・∀・)!!
やっと昼間組が動くか。
wktkして待ってます。
ラハール組もどうなることやら。
楽しみです。
>>577 あらら。ラムザ&ラハールのみで適当な繋ぎ的内容でもと
ちょっとだけ下書きしてたけどこれならいらないかな?
では、没スレッドに投下しておきますので作品お待ちしてます。
投下完了しました。
最初の段階ではラムザ&ラハールVSエトナ&アルガスを考えていたのですが、
結局、ラムザにとって死んでいるはずのアルガスの存在ってどうなっているだろ?
って考えたら当初の予定とは別のものが書きたくなってああなりました。
とはいえ、あれも下書きなのでまた大きく変わっていた可能性もありますが。
では、リュナン&ラハール組頑張ってください。
投下すると言ってから書き始めたら良い感じになったので
いつもみたいにしたらばの仮投下の臨時作品スレに投下してきました。
雑談スレ増えてましたね。
>>582 うわ〜、上手いなぁ、いいのかなぁ、俺で?って思いながら
読ませていただきました。
最初の方の食事までの流れが素で被ってて吹きましたがw
名簿の方はパクr…もとい参考にさせていただきましたw
>>584 乙ですGJ!
リュナン逃げて〜。
ちなみにリュナンの髪は黒(焦げ茶?)ですぜ。
ファリス時代のリュナソか
>>584 いえ、そこまでいってくれると正直こそばゆいのですが。
こちらこそ「なるほど、ここでリュナンか〜」とか考えましたが。
時間的にもこれから馬鹿二号と武器庫と化したエトナが
続々とやってくるわけですから展開が混とんとして楽しみです。
ロワに誤解は付きもののような気がしてきましたが、
確かにこれリュナンにとっては最悪のタイミングですね。
昼過ぎにあいているメンツはまだかなり多いので、もしかすると
没にしたネタは他キャラで形を変えてから使いまわすかもしれません。
二人とも投下GJ
被ったのは残念だけど、二人とも上手いな。
次の話に期待とラハール組の人気に嫉妬。
ラハールうぜぇw
慢心してると死ぬぜ!
しかし2対1…これは逃げろーと言わざるをえない。
ラハールがこそこそ隠れる訳ないよな。
キャラの性格を掴んでてGJですた
さて…書きあがったので臨時に投下してきます。
このバトルロワイヤルの設定につながる話になってるかもしれないので
ちょっと慎重に…。
なにかマズい点や矛盾点あれば指摘お願いします。
長え…。本投下しなくてよかったとしみじみ。
あっさり和解させたのも自分でちょっと気になりはしますが
それ以上にリィンバウム世界の設定をうろ覚えの状態で書いたので
後半の話の流れそのものに不備がある可能性も結構あると思います。
サモンナイト3を未プレイの人にはわかりにくい話をしているのは重々承知です。
その世界を知らないオグマは空気と化してますし。
少し、ほんの少しだけ肉付けして投下します。
もう何時間こうしているんだろうか?
あの女性を誤ってとはいえ手に掛けてしまった僕は贖罪の為にも
この戦いを終わらせなければならない。
だけど、僕は痛感してる。
一人の力では全てを救うことは出来ない。
それは今までのことが物語ってきている。
僕、一人の力では戦争を終える事はできなかった。
ホームズや仲間達の協力があったからこそあの激しい戦いも乗り越えることが出来たのだから。
…仲間は必要なんだ。
だけどここでこうして当てもなく、ただ誰かが来るのを待っているだけでいいのだろうか?
街道沿いの森に隠れ城を監視し続けて、すでにかなりの時間が経過してる。
時間はそんなに経っていないのかもしれない。
日の位置からは大体、今が午前を過ぎて昼辺りだという目測は出来ているんだけど、
そもそも、ここが何処かが分からないからそれも自信が無い。
「…やっぱり待っているだけじゃ駄目だ、進まないと…」
立ち上がり、少し身体を伸ばす。
隠れていただけだった身体の関節が少し鳴っている。
ここで誰かが来る事はなかった。
いや、正確には一人の人物には出会えたが、残念だけど彼とは分かり合えそうもない。
そんな人物を放っておくことも気にはなるのだけれど、
見たところでは彼は丸腰だったし、
そんな人物を危険だからと言う理由だけで手に掛けることはできない。
僕は彼の事を知らない、もしかしたら彼は気が立っていただけなのかもしれない。
少し頭を冷やせば、出会ったばかりの人物に投石をするようなことも無いだろう。
…だといいのだけれど。
地図によると南東の方にも城と村があるみたいだし、そちらに行ってみよう。
次は誰かに出会えるといいのだけれど…
ホームズ達は無事だろうか?
いや、きっと無事だと信じていよう。
皆で又、船旅を続けられるように。
でも、エンテ。
泣き言を言うけど…君に会いたい。
彼は向きを変えると城を背景に走り出す。
最早、この場所に自分を繋ぎ止めるようなものは無い。
そう決め込んで。
ほんの数時間の差異は彼にとって不幸というしかなかったのだろうか?
彼が離れた後に其処から彼が倒すことを決めていたものが出て来る事。
更に、その場所にまた新たな来訪者があった事は
すでに其処を離れた彼にとって関係の無い話なのかもしれないが。
リュナンが城から離れる決意をして暫く経った頃、
F-3の街道に向かって歩く奇妙な風体の二人がいた。
半裸でマフラーの少年ラハールと巨大なペンギンにしか見えないラムザの一行である。
何故かラハールの顔は青ざめ、やつれていたが…
「……………………」
「…………あの〜、ラハールさん…様?」
びくっと一瞬ラハールの体が反応する。
(ちょっと調子に乗りすぎちゃったかな?
まさかここまで効果があるとは思わなかったし。)
先刻までラムザはラハールの弱点が綺麗な言葉だと聞き、
少し悪ふざけのつもりで話術師のアビリティを活かし延々と彼に
綺麗な言葉を浴びせ続けていたのだが、暫くするとラハールは無言になり
黙々とまるでラムザの事を無視するかのように歩き始めてしまった。
体は正直に反応し、たまにふらついていたが。
話を現在に戻す。
「…なんだ。」
ぽそりとラハールが呟く。
「あぁ、やっと返事をして頂けましたね。
時間的にはもう昼はとうに過ぎて結構な時間になってきたと思います。
ですから、この辺りで一旦小休止に致しませんか?
そろそろお腹も空いてきたと思いますし。」
わざと大袈裟な素振りで空腹をアピールする。
本当は其処まで空腹ではないのだが、
このままラハールをこの調子で放っておいたら
誰かに会った時に何をするか分かったものではないと判断した結果である。
…その場合の責任は自分にある訳だし。
「ふん!いいだろう俺様も腹が減ってきたしな、だがこれだけは憶えてろ!
次に俺様の前でふざけた真似をしたら命は無いと思え!!」
言うが否や、どかりとその場に座り込むとザックを降ろし、
食事の準備を始めてしまうラハールにラムザは唖然とする。
「ラハールさん…ここは目立ちすぎます、場所を変えませんか?」
平原のど真ん中、かくも目立つ場所で狙ってくださいと言わんばかりの行動。
自分から切り出したことだが、まさかこんな反応をするとは思いもよらなかった
ラムザが少し焦り気味に提案する。
「チッ!こんなものが食べ物だとでもいえるのか、益々気に喰わんぞあの人間め!」
だがラハールはそんなラムザの提案を無視と言う形で却下すると
ザックを乱暴に引っくり返し、中身の支給品ごと食料をぶっきらぼうに物色する。
「あの〜、怒ってます?謝りますから場所を変えませんか?」
ペンギンの着ぐるみの影響なのか下手に顔色を窺いつつラハールにもう一度切り出してみる。
「フン!そうではない。
別に見つかっても構わんからこうしてるんだ。
襲ってくる奴がいるのなら、寧ろ俺様が手厚く持て成してやるぞ?
フハハハハ!!」
高らかに笑うラハールにこれがさっきのラムザの行為に対しての意趣返しであることに気づく。
これ以上は寧ろラハールを余計に調子づかせる事になると思い諦めたのかラムザも其処に座り込む。
「一蓮托生って事ですね、分かりました。
僕も何か起きたら巻き込まれます…ハァ…」
一つ溜息をつくと自分もザックを降ろし、ラハールとは違って丁寧に食料を取り出す。
その態度が気に入ったのか機嫌を良くしたラハールは更に高笑いする。
「お前も最初から素直にそうやって俺様に従っていればいいんだ!
ところでさっきの罰だ、お前のパンもこっちに寄越せ。」
寄越せと言っておいてラムザが取り出した瞬間に支給品の食料に合ったパンを強奪する。
「…もう好きにしてください。」
こうしてラハールの高笑いと共に一時の穏やかな時間が過ぎていったのであった。
食事を終えた二人は名簿を覗き込んでいた。
ラムザが確実な情報交換のためにも一度確認しておきたいと切り出したからだ。
「分かりました、取りあえずラハールさんの知っている人物の中で信用に値する人は
フロンさん、ゴードンさん、カーチスさんと…中ボス?の四人で良いんですね?」
四人の顔写真を確認した後、ラハールに尋ねる。
「まぁ、そうだろうな。
あの熱血愛マニアはこんなものには絶対に乗らないから、
今頃何処かで大好きな神様の教えとやらを説いて回っているだろう。
それに勇者共は俺様の家来だから俺様には逆らえん!
親…中ボスも多分大丈夫だ。」
最後だけ少し濁し気味に答える。
一瞬、ラムザが怪訝そうな顔をしていたがあまり触れられたくないのか
ラハールは一つ咳払いをすると話を変えた。
「あ〜、それとだなこのエトナだがハッキリ言ってこいつは信用できん!
俺様の家来なんだが実際こいつには俺様を裏切った前科があるし、
あり得ん話だが何か寝首をかかれそうな気も気もするからな。」
「それって、家来って言うんですかね?」
ラハールの話に苦笑する。
(殺伐としてるなぁ)と思ったが口に出すのは止めた。
「俺様の話はこんなものでいいだろう。
ところでお前のところの話を聞くと、意外とお前も敵が多いんだな?
このアルガス、ガフガリオン、ウィーグラフ、それにあのヴォルマルフといい
顔に似合わずやることはやっているようだな。」
ラハールの言い方に自然とラムザの顔から笑みが零れる。
着ぐるみを着ているので外からは分からないが。
「クスッ、何ですかそのやることって?
でも、彼らが危険な事は確かです。
実力も確かですがガフガリオン以外の者達は人ではなく
魔に属する者だと憶えていてください。
彼らの存在は正直今でも何なのか、僕にも判断はつかないんですが。」
“ルカヴィ”…自分の、いやイヴァリースに暮らす全ての人達の人生を狂わせた“悪魔”。
聖石に封じられていた彼らが一体何なのかは分からない。
だが、自分達が彼らを倒したのは確実だった筈だった。
ヴォルマルフは最後の戦いにおいて自分の命を使い、
聖アジョラを名乗る“ルカヴィ”を召喚して死んだ。
…筈だった。
だが現に今こうして彼によって又、誰かが犠牲になる争いをさせられている。
自分の手元にある聖石をじっと覗き込みながらラムザが考えを巡らせていた時、
不意にラハールが口を開いた。
「おい、考え事は止めだ!どうやら客が来たぞ!」
ラハールの言葉に振り返り、辺りを確認する。
確かに茶髪の重厚な鎧を着た青年が
自分達が目指していた北側からやってくるのが見える。
あちらもこちらには気づいているようだが、ゆっくりとこちらに近寄ってきている。
「どうやら、僕達と接触を図っているようですね。」
ラムザの呼びかけにラハールは答えない。
代わりに彼の顔は歓喜の表情に変わっていっている。
そんなラハールの様子に胸騒ぎを覚える。
「なぁ?」
先刻と同じように突如、口を開くラハールに不意をつかれ、
少し驚きながらも自分の中の胸騒ぎをかき消す為に何かを答えようとする。
だが、ラムザが何かを喋るよりも早くラハールは満面の笑みで質問する。
「血の匂いをさせた奴がこっちに来ている場合。
…そいつは俺様達の敵だと思っていいんだよな?」
【F-3/平原/1日目・午後】
【ラムザ@FFT】
[状態]: 健康、後頭部にたんこぶ
[装備]: プリニースーツ@ディスガイア
[道具]: 支給品一式、ゾディアックストーン・サーペンタリウス@FFT、サモナイト石詰め合わせセット@サモンナイト3
[思考]1:ヴォルマルフ、ディエルゴの打倒
2:白い帽子の女性(アティ)と接触しディエルゴについての情報を得る
3:ゲームに乗った相手に容赦はしない
4:ラハールの暴走を抑える
[備考]:原作終了時からの参加
現在プリニースーツを身に付けているため外見からではラムザだとわかりません。
ジョブはシーフ、アビリティには現在、話術・格闘・潜伏をセットしています。
ジョブチェンジやアビリティの付け替えは十分ほど集中しなければなりません
自分の魔法に関することに空白のようなものを感じている。(主に白魔術)
【ラハール@ディスガイア】
[状態]: 健康
[装備]: フォイアルディア@サモンナイト3(鞘つき)
[道具]: 支給品一式
[思考]: 1:遂に戦えるぞ!
2:自分を虚仮にした主催者どもを叩き潰す
3:そのためなら手段は選ばない
4:何とかして首輪をはずしたい
5:とりあえず今の状態を打開するまではラムザに同行
[備考]:原作終了時からの参加、ただしバールなどには勝ってはいません
名簿を見ていません
フォイアルディアはサモンナイト3番外編に出てきた魔剣、
アティ・ベルフラウ・イスラしか鞘から抜くことはできません
【リュナン@ユトナ英雄戦記ティアリングサーガ】
[状態]:脇腹に打撲、肩に軽い痛み(痛みは大分引いている)
[装備]:ロマンダ銃/弾切れ@FFT
[道具]:潰れた合成肉ハンバーグ@TO ラミアの竪琴@FFT、不明道具(シーダのもの)
支給品一式、食料2人分
[思考]:1:ホームズ達他、仲間を探す
2:レンツェンは見つけ次第抹殺
3:出来ればヴォルマルフを倒したい
4:目の前の人物(鳥?)達と接触してみる。
相も変わらず短いなぁと痛感するこの頃です。
元々は「リュナン、実は城の監視してねぇだろ。」って思った為、
その矛盾を出来る限り埋められればと思い書いてみました。
これでMAP左下組もどんどんカオスな状態になっちゃいましたがw
指摘などありましたらお願いします。
>>591 どこの世界とかは言及されてなかったのと話も進行しますし
問題ないかと個人的には思います。
フロン組をネタにしてくれたのが嬉しかったりもしますしw
ついでにwikiの絵板噴いた。
おおう。なにやらクライマックスの予感が!
投下お疲れ様です。
ラムザいるから戦闘にはならなそうだ。
激しく乙、ラムザの台詞に
>実力も確かですがガフガリオン以外の者達は人ではなく
>魔に属する者だと憶えていてください。
ってあるけどアルガスはPS版じゃそういう描写なかったからPSP版準拠でOK?
PS版とPSP版で大きく設定変わったものとかないよね?
>>602 そういえばアルガスのデスナイト化ってPSP版のみでしたね。
いつものごとく深く考えずにやってしまいましたorz
PS・PSP版とやりましたが基本設定は変わらずに
新キャラでバルフレア(FF]U)とルッソ(FFTA-2)の追加。
新ジョブで暗黒騎士が増えただけですね。
>>603 それを言うなら元は私ですorz
>>602 PS版とPSP版で大きく設定変わったものはなかったです。
アルガス関係もPSP版の追加イベントです。
復活してすぐに死にましたけど。
しっこくのネタ画像見るとどうしても最後はハンマーで
頭カチ割られて死ぬところしか想像できない。
ダグサハンマー持ちのミカヤに出会ったら
「今の相棒は、これよ」
「…殺す気ですか?」
なしっこく涙目な風景にしかならなさそう。
>605を見て、以前会話集だけじゃ掴みにくいからってあったし
書き手用のプレイ動画あったら紹介すれば参考になるかもと思った
wikiにもあるがようつべしかなく紋章以外ほとんどないし
まぁ確かに漆黒はハンマー涙目だけど
実際はアイクほどパラの高いキャラじゃないと
まずハンマーなんて当たらないからねw
と、漆黒を擁護しておくぜw
サモンナイトシリーズ・・・脱出、首輪解除、主催者関係
FFT・・・主催者関係
ディスガイア・・・首輪解除、ギャグ関係
TO・・・ロワを彩るマーダー軍団
あれ?しっこく除くとTSとFEシリーズ影薄くね?
確かに。
637氏の仮投下のやつでもオグマの空気っぷりにワロタ
そういえば本投下まだっつーか音沙汰ないけどどうしたんだろう。
俺はあれでいいと思う。サモン3は未プレイだがディエルゴの出身世界だし
説明には違和感は感じなかったし。
キャラクターの影を濃くしようとすると、
「どのように物語そのものかその中心人物に関わるか」を
考えないといけなくなるからそれが難しい。
行動目的がはっきりするほど、書きやすいといえば書きやすくなる。
ネサラはとりあえず、動かし方は見えてきた気がする。
でも一つ間違えると影どころか闇まで濃くなる場合もあるけど。
LSロワが鬼のような状態になっていたから。
原典知らなくてもはっきりと周囲にわかるような動機があればいいのだが。
オグマとナバール、どうなるかな?
ともに守るべき味方が消えてしまっていることに気づいたとき。
あ、すいません。
少し確認の為聞きたいのですけど、確かTOの魔法って初歩的な魔法なら
TO世界の住民ならデフォルトで誰にでも使えるという設定で
よかったですよね?
ニバス先生がアシッドクラウド使っていたみたいに
ヴァイス(ニンジャ)にクラッグプレスとか、
カチュア(ダークプリーストまたはプリンセス)に
ヒーリングやライトニングボウとか。
でも支給品の魔法書が別個としてあれば、適正に関わらず
なんでも魔法は使えるということでよろしかったでしょうか?
wikiのルールに詳しく書いてあるので出来ればそっちを覗いて欲しいが…
簡潔に言うと超自然に対する信仰さえあれば誰でも行使可能。
ただし、TOに於けるガンナーのように超自然に対する信仰を捨てたものには
使う事は出来ない。
このロワだとゴードン、カーチス辺りは実に微妙なライン。
原作では魔法は一応使えるけどね。
メダリオンと鳥ユンヌがいるけど、解放したらアスタルテってどうなるんかな?
別世界だから関係なしか……?
>>614 メダリオンと小鳥をそろえて、あとは『解放の呪歌』をミカヤが
歌いさえすえば負の女神様はこのロワイヤルに降臨なされると。
脱出または対主催へのフラグに使えそう。
マグナ、解放されれば大当たりじゃあないですかぁ。
加護と寵愛を一身に受けられるぞ。
…それまで生き残りさえすればね。
アズリアとイスラのラブラブ(死語)話を書いてもいいですか。
ブラコンなねーちゃんが好きだ。
>616
むしろ書いてくだされ。
こっちはヤンデレ発酵女と苦悩する弟の
ブラ婚でラブラブ(死語)話を考えているのだが、
なかなか筆が進まない。たぶん没りそう。
>>616 仮投下したやつを手直ししてから本投下しようとは思ってたのですが時間がとれず。
私の仮投下は没で構いませんので是非お願いします。
万一、あれの続きということなら急いで手直ししますが違うっぽいかな。
ディスガイアとFFTのキャラの絡み多いな。4組あって二人組だし
>>616 催促するようで悪いですが、とりあえず ◆637opSQfIo氏の
したらばの仮投下の続きなのか、
それとも別なのかだけここではっきりしてくだされ。
皆さん都合もあるだろうし。
今からスレとは関係ない話をするので
苦手な人はスルーしてください。
用は息抜きのネタ振りです。
暇だったので自分晒し。
・書き手として参加した理由:パロロワ辞典を見ているときにここを見つけ、SRPGが好きだったので
他スレでギャグしかやった事が無かったが、思い切って参加してみたくなった。
・SSの自己評価:みじけぇ〜w、それとギャグ比率が多くてスイマセンorz
・現在の構想:眼鏡と怪我人を会わせたい。
・尊敬(参考に)している作家:京極夏彦…この人の文は複雑すぎて無理ですがw
・作業用BGM:くるり、七尾旅人、ミドリカワ書房。
・現状:今更だが、ワンダと巨像が面白い。SRPGはFMXを購入。新作は買う気無し!
後、最近叔父になってしまった…嬉しいんだけど、何やってんだろ、俺orz
誰だ、お前は!と仰られる方がいたら鳥も晒します。
完全に雑談で申し訳ないです。
>>622 今回はトリップつけて発言。
ここはお前の日記帳じゃないんだ。チラシの裏にでも書いてろ、な?
気分を害して悪いようですが、こういう完全雑談は自己紹介板とか
ここよりもっと相応しい場所があるはず。完全な雑談ならそこでやってください。
あと、周囲が反応に困るような、度が過ぎる自分語りは自重してね。
トリップも聞くつもりは無いし、晒す必要はないけど今後は気をつけて。
>>625 なるほど。そういう使い方もOKでしたか。失礼しました。
>>622 申し訳ありません。過去の経験上とはいえ、
少しこういったメタな話題には神経質になりすぎていたようです。
新手の荒らしかと思ったものですから。
>>622氏に改めて謝罪します。
では、こういった話題は改めて、折角存在している
したらばのスレッド「SRPGロワ雑談所」で会話いたしましょう。
時と場所さえ適切でしたら、自分語りや雑談自体は嫌いではありませんので。
特にトリップはそっちではさらしませんが、よろしくお願いします。
いろいろとキャラを調べてたら気づいた。
漆黒の騎士とプリニーの中の人って同じなのかよ(゚д゚)
自分で言うのもどうかとは思いますが、あの仮投下作品どうしましょう?
616氏が反応なくて身動き取れない…。
どっちにせよ、リアルの都合上で修正して投下するなら1週間前後かかりますが。
修正するなら修正して投下、でいいのでは。反応ないのだし気にすることはない。
期待していますぞ。
>>626 >>182でも挙げてたな。
だからたまにプリニー声で威圧的なしっこくと
やる気のなさそうなしっこく声のプリニーが
脳内変換…されるわけがねえ!
プリニーの中の人がしっこくって言い方だと、
あの鎧の上からさらにプリニースーツを着たしっこくを連想する
あの着ぐるみの肩が出っ張ってそうでどこかしら嫌だ。
しっこくがオウガブレードを使ってプリニーとボディスナッチッ!
しっこく「えー、めんどくさいッス」
プリニー「身の程をわきまえよ」
ほしゅ
このスレはギャルゲロワ症候群ならぬ
スマブラ症候群になったのかw
スマブラと言えば参加者はマルスとアイクか。
ミカヤとしっこくは残念ですが。
あの二人はスマブラワが開催されればまた出場できるのか。
スマブラアイクは蒼炎のでこっちのは暁だから若干違うんじゃね?
マルスにいたっては既にカオス姉弟にやられてるから症候群になる可能性は低いと思う。
というか本当に最近過疎気味だな。避難所も同様で少し寂しい…。
>>634 では、ほんの少しで構いません。どうか、ネタを下さいませ。
こういう展開とか、こういうシーンとか、こういう組み合わせが
是非見たいとか希望があれば、それをお伝えください。
ご希望をそのまま実現できる技量や根気がある訳ではありませんが、
想像力を刺激したり、何かしらの参考にはなると思いますので。
中の人ネタ
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アイク(声:萩道彦)
ミカヤ(声:桑谷夏子)=サモンナイト4(アプセット)
漆黒の騎士(声:間島淳司)=魔界戦記ディスガイア(プリニー、大天使ラミントン)
シノン(声:桑原敬一)
ネサラ 不明
サナキ 不明
マルス(声:緑川光)=サモンナイト2(ネスティ)=魔界戦記ディスガイア2(アデル、ガンナー)
シーダ(声:丹下桜)
オグマ(声:小杉十郎太)=伝説のオウガバトル(クアス・デボネア将軍、ヒカシュー・ウィンザルフ大将軍)
ナバール(声:子安武人)=サモンナイト4(シンゲン)=タクティクスオウガ(ランスロット)
チキ 不明
ハーディン 不明
アティ 不明
ベルフラウ(声:かかずゆみ)
アズリア(声:住友優子)
ソノラ(声:神田朱未)=サモンナイト2(フィズ)
イスラ(声:鈴村健一)
ビジュ(声:高木渉)
マグナ(声:岸尾大輔)
レシィ(声:佐藤智恵)
パッフェル(声:ゆかな)
ネスティ(声:緑川光)=魔界戦記ディスガイア2(アデル、ガンナー)=ファイアーエムブレム 紋章の謎(マルス)
ルヴァイド(声:置鮎龍太郎)=伝説のオウガバトル(カラム・フィガロ将軍、アッシュ、赤炎のスルスト)
アメル(声:桑島法子)
ラムザ、アグリアス、アルガス、ムスタディオ、ガフガリオン、アルマ、ウィーグラフ 不明
ラハール(声:水橋かおり)
中ボス(声:鈴木千尋)
フロン(声:笹本優子)
エトナ(声:半場友恵)
ゴードン(声:飛田展男)
カーチス(声:鳥海浩輔)=サモンナイト(ローカス)
リュナン、ホームズ、レンツェンハイマー、ティーエ、リチャード、カトリ、オイゲン 不明
デニム(声:佐々木望)
カチュア(声:冬馬由美)
ヴァイス(声:関俊彦)
タルタロス(声:速水奨)
ハミルトン(声:子安武人)=ファイアーエムブレム 紋章の謎(ナバール)=サモンナイト4(シンゲン)
オリビア(声:大沢つむぎ)
ニバス 不明
仮投下からものすごい間が空いて今更ですが、投下します。
川のせせらぎの伴奏のもと、6つの足が曲を奏でる。
横一直線に並ぶ、奏でている3人。
川側からオグマ、アズリア、パッフェルだ。
なんともない話をしながらもそれぞれは有機的に動いている。
川を挟んだ向こう側はオグマが警戒し、平原側は視力に優れたパッフェルが眺め、
アズリアは主に後方に注意を払う。
彼らが進んでいるのは北。川に沿うようにして進んでいた。
パッフェルは最初、西に行くつもりだった。
例の雑音(歌?)が聞こえいたので、人が集まっているかもしれないという理由だった。
が、オグマとアズリアと合流できたし、何よりアズリア達と話をして時間を使いすぎた。
今更行ったところで、遅れて集まる人物に待ち伏せしている人がいないとも限らない。
まぁ、行ったところで待ち伏せているのは大ボケ鼻血天使とはだけた貧血騎士なのだが。
結局…話し合った結果、北上することになった。
3人で固まって行動していれば、殺人嗜好者でもそう簡単には手が出ない。
パッフェルを筆頭に視力もきく彼らは、むしろ見通しがいい場所のほうが
いくらか都合がいいのだ。
遠距離から攻撃される危険もあるが、少なくとも視界の外から
回避できないような攻撃を行う方法を彼らは知らない。
「パッフェル……」
「今度はなんですか、アズリアさん?」
しばしの沈黙。
「いや……そのギターの弦で戦えるのか?」
『なんともない話』をしながらもそれぞれは有機的に動いている。
『なんともない話』………さっきからずっとこんな感じである。
アズリアが何かをパッフェルに聞こうとして、逡巡したあとに
首を小さく横に振る。そして『なんともない質問』をするのである。
「ええ…ちょーっと武器としては頼りないですけど、素手よりはマシってとこですね」
(…これは…気付いていますね…アズリアさん)
アズリアの歯切れの悪い理由はもうパッフェルも分かっていた。
彼女が聞きたいことは―――自分の正体だろう。
少しの間くらいなら自分が"茨の君"だということを隠し通せるかと思っていたが
どうやら見通しが甘かったらしい。
アズリアが鋭いのか、それとも自分は自分で思ったほど変われてなかったのか。
(これ以上隠しても…不信を煽るだけですね)
パッフェルがそう決意し、口を開きかけたときだった。
警戒していた平原の隅っこ、街道上に人影を見つけたのだった。
瞬時に目を細め、その人影を凝視する。
ロングの黒髪の……女性?いやあの体つきは男性か?
いや、それ以前に見覚えがある………あれはまさか…
足を止め、目を凝らしたまま固まるパッフェルを怪訝そうに見る二人。
「パッフェル、何か見えたのか?」
アズリアの声が聞こえたのかどうかは分からないが、
パッフェルは開きかけた口である名前を呟いた。
「………イスラ?」
数瞬、場の時が止まった。
時間が流れ出したときにはアズリアは全力でその人影へと走っていた。
アズリアが駆け出す数十分前。
既に、超危険地帯ともいえた森からは随分離れた。
かれこれ2時間は移動しているのだから当然だろう。
突然襲い掛かってきた剣士と血まみれの少女を思い出し、イスラはため息を吐いた。
森から離れて、岩山を海側へ回りこむようにして南下。
森が親指大の大きさになったところで森のほうをまじまじと見てみたが、人影はない。
できればネスティと合流したかったのだが仕方がない。
探しに戻るかとも考えたがそんな愚はしない。
少なくとも、イスラは彼にそこまでの価値を見出してないのだ。
とはいっても、もしネスティが首輪解除の鍵を握るかもしれない人物だと知っていたとしても
彼の行動が変わったかどうかは分からない。
イスラは、アティと同じ魂の輝きをもつ、精神的に似通った人物だ。
自分よりも自分の周囲の人が大事という本質は彼女とは変わらない。
だが、彼は彼なのである。
とにかく、イスラは南下した。とりたてて理由はない。
もしかしたら、街道というものを堂々と歩いてみたかったのかもしれない。
(そういえば…こんな気持ちで道を堂々と歩くなんてあったのかな?)
イスラは病魔の呪いにより、そもそも歩くことすら叶わなかった。
歩くことが叶うようになっても帝国軍に入るための訓練に勉強。
レヴィノス家の力があってこそ、一年足らずで軍に入ることができたわけだが
決して親の七光りで軍に入ったわけではないことは彼の実力が示している。
それだけの努力をした彼には、
のんびりと道を歩くような時間は与えられなかったのである。
任務で道を歩くこともあったがそれは全て姉への裏切りにつながる行為、
無色の派閥へ軍の情報を流す行為でしかなかった。
この見通しのよい道を歩いていて、少なくとも誰かの影が見えない限り
自分は何にも怯えないで済むのだ。
こう歩いている限り、心臓発作も罪の意識も襲ってこないのだから。
もしかしたら、この殺し合いの場において『生』を一番満喫しているのは
他でもないイスラなのかもしれない。
「さて…」
(僕の考えたことは…これで大体はまとまったかな?)
街道をてくてくと歩いていたイスラは自分に自問した。
自答の結果は―YESだ。
歩き続けた数時間、何の脅威もない散歩を楽しんでいただけではない。
彼は彼なりに、この殺し合いの場について考察をまとめていた。
この自分のまとめた考えは…自分が考える限りは穴はないが、粗い。
「できれば…召喚術に詳しい、アティか姉さんに話してみたいな」
彼の考えに穴がないかどうかは、
軍学校で非常に優秀な成績だった彼女らなら分かるだろうが――
彼女らにそれを話すことを考えると、とあるイメージがイスラを襲う。
非常に陰鬱なイメージだ。
涙ながらにアズリアに抱きつく。病魔の影も無色の影もないイスラは死ぬ理由はない。
もうアズリアに嫌われるような行動をする必要はないのだ。
そんな彼の一つの衝撃が。
背中に焼けるような痛み。
アズリアの誓いの剣が、背中に突き立っている。
『いまさら何を泣いている?部下の仇だ、死ねイスラ』
アズリアが暗い目でイスラを見下ろし、ゴミでも捨てるように突き飛ばした。
腎臓を一刺しされ、即死だ。
なのにイスラは死んでいない。激痛なんて生易しいものではないのに、
死ぬどころか意識を失いさえしない。
彼が倒れている傍らには、碧き光を放つ、銀髪の女性がいた。
手に持つのは"果てしなき蒼"。
『私はあなたを許しません!』
そう言って彼女が剣を一閃。左腕が胴体から切り離された。
また一閃。さらに一閃。そしてもう一度――右足、右腕、左足が吹き飛んでいった。
アティが醜い目でイスラを見ている。
碧の賢帝の狂気に支配されたような狂った目ではなく、理知的な侮蔑を込めた目。
――――やめろ、そんな目で見るな!
言いたくても言えない。失血で口が動かないし、そんな資格もないのを自覚しているのだ。
そして、碧き剣閃が首へと――
イメージを断ち切り、イスラは現実に立ち戻った。
イメージに捉われていたのは1秒にも満たない時間であろうが、
背中に嫌な汗を感じた。
そんな時である。
妄想に捉われる時間などない。そう思い顔を上げたときだった。
黒髪をなびかせて、全力で駆けてくる彼女を視界に捉えた。
「イスラ!イスラなんだろう!!?」
叫びながらも、走る足は止まらない。
距離は既に20mほどしか開いてなかった。
涙で視界が滲んでいたが、見間違えるはずもない。
最初に名簿で名前を見た時点では、できる限り考えないようにしていた。
同名の別人の可能性もあった。
むしろ、イスラは目の前で死んでいるのだ。その可能性のほうが圧倒的に高い。
広間に全参加者が集められたときに発見できなかったことも一因だ。
期待すれば裏切られたときのダメージは計り知れない。
だから、期待はしてなかった。
いや、期待しないように完全に思考からイスラのことは追い出していた。
が、現実に愛する弟が目の前に立っているのだ。
これで喜ばない人間がいるだろうか?
あと5m。
もう2歩もあればイスラを抱きしめることができる距離まで来て、
初めてイスラが口を開いた。
「来ないで姉さん!」
アズリアがぴたりと止まった。
涙に濡れた顔は、呆然としている。
『どこまでいっても僕とお前達は、絶対わかりあうことなんてできない』
イスラが死ぬ直前に、アズリア達に言った言葉が彼女の脳裏をよぎる。
一方のイスラも混乱していた。
話したいことはいっぱいある。謝罪や他愛ない話から、さっきまで考えていたこと。
にも関わらず、なぜ自分が『来ないで』なんて言ったのかわからない。
嫌われようと努力してきた条件反射とでもいうべきか、
それとも先程見た、陰鬱なイメージのせいか。
もしくは……やはり、自分が死んだときに姉を哀しませないためにか。
しばらく沈黙があたりを支配した。
遅れて来たオグマがアズリアに声をかけようとしたが
いつでも間に入れるような態勢のままパッフェルがそれを制した。
「姉さんは…なんでそんなにバカなのさ…。僕は姉さんを何度も殺そうとした。
なのに、なんで泣きながら僕に飛びつこうとするのさ?
ここは、殺し合いの場なんだよ?」
「イスラ…」
「姉さんが僕を抱きしめた瞬間、僕が姉さんを斬らない保障がどこにあるのさ?
笑っちゃうよ、その無防備さ、ははっ。
…………そんなんじゃ、今度こそ本当に死んじゃうよ?」
自分のイメージとは全く攻守が反対だ。
斬られるべきなのは自分――どこかにそんな自覚がある。
島でアズリアを挑発していたような軽口を叩くイスラだが…
その笑いには全くキレがない。
既に、イスラは死ぬことを望んでいない。
彼はもう1人で生きていける身体を手に入れている。
死なずとも迷惑をかけることなく生きていける身体を、だ。
そのことを自覚したとき、本心を隠すためにつけていた笑いの仮面は剥がれたのだ。
ザッ…
アズリアが一歩前に出た。もう手を伸ばせば届く距離だが、イスラは動かなかった。
ただ、泣きそうな笑い顔で…泣いた笑い顔のアズリアを見ていた。
アズリアは服の裾で顔を一回だけぬぐった。
その後にあるのは、眼は赤いことを除けば毅然とした表情のアズリア。
イスラは、その表情を形作る瞳に吸い込まれていく。
「私は……駄目な姉だった。弟が何を望んでいるかを聞くこともなく、
ただ自分が正しいと思うことをやってきた。
レヴィノス家を継いだのもそうだ。
………そのことで、お前を追い込んでいたなんて考えもせず」
―――違う。レヴィノス家の跡継ぎとしての自分の立場なんてどうでもよかった。
ただ、姉さんが…僕の代わりに危険と隣り合わせな軍に入るのが辛かった。
「そうだ…あの遺跡でも…お前よりも、アティを信じると言った。
弟を信じることもできない、本当にどうしようもない姉だ」
―――――違うんだ。そう仕向けたのは僕だ。
アティに剣を振るわせるため、そして僕が死んだときのために。
「だが……だがなっ…!」
アズリアの端正な顔がぐしゃぐしゃに崩れていく。拭ったはずの涙はとめどなく溢れてくる。
「姉が……私が弟を………お前を想う心に、嘘偽りはない。
私は…私はっ……!」
涙に歪んだアズリアからは声にならない声が漏れてくる。
「…もういいよ、姉さん」
イスラの起伏のない声があたりに響いた。
と同時にアズリアを包み込む優しい感覚。イスラの腕だ。
「僕が、全部僕が悪いんだ。姉さんが謝ることなんて、これっぽっちもないんだ。
……ごめん、ごめんなさい姉さん」
「……っ」
アズリアはイスラの胸の中で泣くしかできなかった。
イスラも淡々としているが、目から溢れる涙を抑えることはできなかった。
どれくらい二人はそうしていただろうか。
ようやく、動きがあった。
イスラがオグマ達に気付き、アズリアを背中へと隠したのだ。
アズリアは一瞬戸惑ったが、剣を持った見知らぬ男がいれば警戒もするだろうと思った。
涙に濡れた顔を再び裾で拭き、オグマ達の紹介をしようとしたアズリアの耳に届いたのは――
「なんで…お前がここにいるんだ、ヘイゼル!?」
予想の範疇かどうか、ボーダーライン上のイスラの言葉だった。
イスラは一目でわかったのだ。パッフェルが暗殺者"茨の君"ヘイゼルと同一人物なことに。
「どうしてお前が姉さんと一緒にいるんだ!?姉さんを殺す気だったのか!?」
一方のパッフェルは…殺気をぶつけられても苦笑いするしかなかった。
(案外、簡単にわかっちゃうものなんですねぇ…)
自分はヘイゼルとは似ても似つかないくらいに変わっていると思っていただけに少しヘコむ。
「ご安心ください。アズリアさんもイスラさんもオグマさんも傷つける気はありません」
苦笑いしたまま、そう言った。
パッフェルもまた嘘偽りはないのだからそう言うしかない。
「お前の言うことを信用できるか!」
「大丈夫だ、イスラ」
いきり立つイスラを、アズリアは止めた。
目は相変わらず充血しているが、もういつものアズリアの瞳だった。
「パッフェル……やっぱりお前はヘイゼルだったのか」
猿に捕まりましたので修正スレに投下してきましたorz
気が向いた方がいましたらこちらへの転載をお願いします。
パッフェルを見据えてアズリアが言った。
しかし、その目には怒りや敵意といったものはない。
「……ええ。本当は最初に出会ったときに言うべきだったんでしょうけど…
私が敵ではないか信じてくれる自信がなかったので黙ってました。
あなたの………いえ、とにかくごめんなさい」
パッフェルはそれだけ言うと頭を垂れた。
『あなたの部下をたくさん殺した』ことについても謝ろうかとも思ったけど今はやめた。
その点についてはイスラも同罪なのだ。ここで言うべきではないだろう。
アズリアはイスラから離れて一歩前へと踏み出し、パッフェルを見た。
パッフェルの声が物語っていた。本心からの真摯な謝罪だ。
彼女が謝っているのは正体を偽ったことだけではないのがおぼろげに察しがついた。
昔の自分なら――少なくとも平手打ちの一発くらい浴びせただろうか。
(アイツに感化されたな、私も)
ふぅ、とため息をついてパッフェルに顔をあげるように頼んだ。
結局のところ、彼女らは"アイツ"に感化されたもの同士、お人好しなのだ。
「つまり…姉さん達は3人で行動していた以外には特に何もなかったんだね?」
「ああ。イスラのほうはどうだったんだ?」
とりあえず、パッフェル、イスラ、そしてアズリアの3人の中にあった
わだかまりはとけた。それは、表面上だけではある。
まだ、イスラとアズリアの間の誤解は解決していない。
が、今は悠長に話している場合ではない。
先にすべきこと―――既に情報交換に移っている。
「僕のほうの状況を話す前に…ちょっと姉さんに聞いてもらいたいことがあるんだけど」
イスラの顔が、一段と真剣味を増した。
「この、殺し合いの場についての僕なりの考察なんだけど」
その言葉を聞き、3人の顔にも真剣味が増した。
イスラが二の句を次ぐ前に、パッフェルが地面に何かを書き出した。いわく、
『何かしらの方法で主催者にこの話を聞かれるかもしれない。
無駄かもしれないがどこかで筆談でもしたほうがいいのでは?』
とのことだった。
「心配無用だよ、ヘイゼル。別に脱出の糸口にはならないようなことだから」
それはそれで問題はあるが、イスラは話を続けた。
「僕のこのチェンソウ。これはロレイラルの機械兵士の装備だよね?
そこの剣士さんが持っている剣は……姉さんやヘイゼルは見たことがあるかい?」
3人して、オグマの剣を見た。パッフェルもアズリアも首を横に振る。
「このことから、ここにいる参加者やアイテムはリィンバウム外のものも含まれる。
これは誰でもわかると思うんだ」
今度は、パッフェルもアズリアも、オグマも首を縦に振った。
「異界のものが多い島だけど…僕はここがどこか特定する――とまではいかなくても
リィンバウムかそれとも別の世界かを確認することができると思ってる」
「……!」
イスラの発言を聞き逃すまいと、全員がイスラの声に集中した。
「まだここに来てから見てはないけど…僕たちの世界を代表するような武器。
それは召喚術だ。異界の門を開き、召喚したものを誓約で縛り使役して…送還する。
………ところで姉さん。召喚術は…リィンバウム以外で使えるのかい?」
「…あ!」
「そう。リィンバウムで召喚術を使えるのはロレイラル・シルターン・サプレス・メイトルパと
隣接した世界だからこそできる芸当なんだ。少なくとも、サモナイト石を用いた召喚術は
リィンバウムでしか使えないはず」
「なるほど…イスラさんの理論は大体分かりました。
もしこの会場内で召喚術を使えれば…ここはリィンバウムである可能性が高い、と。
ここがリィンバウムだと確信が持てれば、脱出方法を探す足がかりになるかもしれない」
別に脱出の糸口になるようなことじゃない―――どこがですか。
パッフェルは高揚感を抑えるようにため息をついた。
主催者側に聞かれてなければいいけど、と願わずにはいられない。
「次はこれだ。姉さん、見てみて」
イスラはアズリアに封書のようなものを投げつけた。
パッフェルとオグマもその手紙を覗き込む。
既に封は切ってある。中から取り出した手紙には―――
『これを持ってる貴方の僕として頑張っちゃいま〜す♪―メイメイ―』
「「「………」」」
どうやら、この手紙は読んだ者を呆然とさせる力があるらしい。
イスラは黙ってアズリアから封書を取り上げた。
「あの店主は今回の参加者名簿には名前がなかった。
なのに、こんな手紙が僕の支給品だった。あはは…」
引きつった顔でのイスラの笑い。こんな笑いではあるが、
彼から自発的に出た笑いを彼女らは初めて見た気がした。
それに、なんだろう?呆れたような笑いの奥に、光を見たような気がする。
「彼女の力を借りて、アティや姉さん達が無限回廊と呼ばれる異界で訓練していたことは
スパイからも報告は得ていたし…そんな力を持つ人物を参加させるわけはないよね。
それどころか…逆に主催者側に一枚噛んでる可能性だってある」
「そんなっ…」
否定しかけたところでパッフェルは口をつぐんだ。
あの悲劇の島がハイネルのディエルゴの暴走で狂っている最中に、メイメイはアティに
『島を捨ててみんなで別のところに逃げないか。自分ならそれができる』
こういう提案をして断られたということを、
パッフェルはマグナ達と島を訪れた際に聞いていた。
つまりは、ヴォルマルフが唱えたデジョンという魔法と同等――転送すべき数を考えると
それの数十倍の効果を持つ何かを彼女は使えたということだ。
「でも、メイメイさんがこんなことに手を貸すなんて到底思えません」
「でも、人間なんて腹の底で何を考えているかなんて分かったもんじゃないんだよ。
僕よりもヘイゼルのほうがそれは分かってるんじゃない?」
パッフェルは何も言わない。
「もっとも、彼女が主催者側についてるってのは妄想でしかないよね。
それよりも。スパイからの報告では…無限回廊という異界の門を開くなんてことは、
エルゴの力があってこそ……と言ってたらしいじゃない?」
エルゴ。リィンバウムの世界の神にあたるような存在である。
「…何が言いたいんだ、イスラ?」
訝しげにイスラを見つめるアズリア。
「まだ分からないかい、姉さん?」
そう言って、先程アズリアから取り上げた封書、
メイメイの手紙をつまんでヒラヒラと揺らした。
「………!!」
アズリアとパッフェルが顔を見合わせた。
つまり、イスラの言いたいことはこうだ。
リィンバウム世界の下(正確にはエルゴの力を借りて)でなら、
無限回廊という異界の門を開けたり
(イスラは知らないが)集団を転移したりすることができる術者を
しもべにすることができるということができるのだ。
ここがリィンバウムだとして―――もし彼女にコンタクトすることができれば――?
脱出。
希望の二文字が見えてくる。
「まぁ、首輪をどうにかしない限りは籠の中の鳥なのに変わりはないけどね」
だが、今、鳥籠を覆っていた布は取り払われようとしている。
光が差し込んでいるのだ。
イスラの話を聞いていると同時に、アズリアの中で一つの考えが浮かんだ。
ここがリィンバウムだとしても、ディエルゴならば結界を張ってこの島を隠すことは可能だ。
その孤立した島の中で――ディエルゴの手の中で踊らされているような感覚。
ディエルゴを倒したあの島と同じような感覚だ。
(もしかしたら――ディエルゴは、あの遺跡の中にいたように、
この島の中…案外近くにいるんじゃないだろうか?)
「………姉さん?聞いてる?僕の理論でどこかおかしいところがあれば指摘して欲しいんだけど」
イスラの呼びかけで、アズリアは現実に引き戻された。
「あ、すまない。…………特に異論はない。じゃあ…これからどうする?
まずはサモナイト石でも探すか?」
「そうだね。ここがリィンバウムかどうかがこの理論の鍵を握る。
まずはそこからかな……しまったな。さっき出会った誰かが持っていたかもしれないのに…
サモナイト石を持っているかどうかだけでも確認しておくべきだったかな」
遥か北の岩山の向こうを見つめながら、イスラがため息をついた。
「人に会ったのか?」
「うん。一緒に話をしていたら何人かに襲撃されて散り散りになっちゃったんだけど…
一緒にいた彼の名前は…確か………ネスティさんだったかな」
「ネスティ!?」
パッフェルが大声をあげたので、周りの3人がびくりとする。
「ネスティって…眼鏡で色白で、顔と手以外殆ど露出してないあのネスティですか!?」
「あ、ああ。たぶんそのネスティだと思うよ」
「襲撃されたのは?」
「もう3時間前以上は前かな。地図でいうとおそらくはC−6の森だと思う…
って、ヘイゼル、どうするつもりだい?」
地図を一瞥した後、遥か北のほうを眺めるパッフェルを見てイスラが尋ねた。
いや、尋ねるまでもない。
「ネスティを探しに行きます」
「無茶だよ。あの森には襲撃者が複数いたんだ。それに…
上手く逃げおおせたと思うけど、まさか森には留まってるなんてことはないよ」
「イスラさんとアズリアさんならこの重要性がわかると思いますが…彼は融機人なんですよ」
「!!」
"アクセス"することで機械を内部から操作することのできる種族。
つまり、最大の枷――首輪の解除に最も近い人物。
彼がいれば、鳥の入った籠の錠前を開くことができるかもしれないのだ。
「そして…それ以上に、大切な仲間です」
彼が襲撃され、無事かどうかはイスラは確認していないようだ。
もし彼が無事でなければ――見えてきた希望が潰えるかもしれない。
いや、そんなことよりも―――マグナがどれほど哀しむだろうか。
「勝手な行動をしてごめんなさい」
イスラとアズリアが和解した以上、もう自分がアズリアを守る必要もないだろう。
彼女はイスラが守ってくれる。
オグマも特に不審な動きはなかった、安心していいだろう。
謝罪だけをつぶやき、パッフェルは駆け出した。
パッフェルの快足を止められる人物はそこにはいなかった。
あれ?
四回状態表入れても書き込みされない。
【E-6・街道/日中】
【オグマ@紋章の謎】
[状態]:健康
[装備]:ライトセイバー@魔界戦記ディスガイア
[道具]:万能薬@FFT
[思考]
1:アズリアを守護しこの状況から脱出するための、手段・方法を探す。
2:マルス、シーダ、チキが心配。
3:ナバールにはある種の心配とある種の信頼。ハーディンに対しては疑問。
4:仲間たちと合流。
5:誰か、さっきの話の解説を頼む。知らない単語ばかりでさっぱりわからん。
6:パッフェルを追いかけたほうがいいのか?
【アズリア@サモンナイト3】
[状態]:健康
[装備]:ハマーンの杖@紋章の謎
[道具]:傷薬@紋章の謎
[思考]
1:イスラを守る。
2:オグマとイスラと協力しこの状況から脱出するための手段、方法を探す。
3:まずはサモナイト石を探したい。
4:アティ、ベルフラウ、ソノラと合流したい。
5:ビジュがあのビジュなら短慮を起こさないか心配。しかし、あいつは死んだ筈…
6:パッフェルを止めるべきか?
【イスラ@サモンナイト3】
[状態]:健康
[装備]:チェンソウ@サモンナイト2、メイメイの手紙@サモンナイト3
[道具]:支給品一式
[思考]
1:アズリアを守る。
2:サモナイト石を探したい。
3:対主催者or参加拒否者と協力する。
4:自分や仲間を害する者、ゲームに乗る者は躊躇せず殺す
【パッフェル@サモンナイト2】
[状態]:健康
[装備]:弦除去済みエレキギター(フェンダー製ストラトキャスター)@?
[道具]:エレキギター弦x6@?、スタングレネードx5@?、支給品一式、バスケット@サモンナイト2?
[思考]
1:ネスティ…どうか無事で…!
2:向かう先に襲撃者が複数いる可能性がある。知り合い以外は全員敵だと思うようにしよう。
3:マグナやアティ達と合流したい。
4:見知らぬ人間と遭遇時、基本的には馴れ合うことはしない。
代理投下終了
乙です。
……ネスティ今頃どうしてんだかw
個人的にはベルフラウ組と合流するか、アイクと同行する展開を希望。
・・・アメルの生首を見つけて絶望に打ちひしがれるのもありだが。
投下ありがとうございました、助かります。
複数名の手を煩わせて申し訳ないです。
ネスティはほとんど『あの人は今』状態ですね。
ネスティってなにげに扱いにくいキャラなのかもしれん。
花畑世界(話は意外と黒いこともあるが)サモンナイトシリーズの中でもまともキャラだし
かと言って簡単にマーダーになるわけでもないし、あっさり殺すと脱出が一気に難しくなるし・・・
いっそテイルズロワのキールばりの頭脳派外道になるのもいいかも。
頭脳派外道ということで思い出しましたが、
実はハミルトンがカチュアにぶっ殺された没ネタ見た時点で
カーチス&ハミルトンで一つネタを思いついてたのですが、
一人リレーになってしまうのと、プロットをどう考えても
カーチスが本格的に黒くなりそうだから止めにしました。
内容は、まあなんとなく察してくださいw
彼にこれ以上良心の呵責と罪の十字架背負わせるのも
流石にアレかなと思ったので。
下手すりゃバレるとアティと対立しそうだし。
>>662 大丈夫、メガネが死んでもカーチスがいるさw
でも、ただ殺すにしては勿体ない設定だし、
殺すなら何かしらその前に活躍させたくはある。
さあて、カチュア&デニムのマーダー最凶コンビ結成記念の
最初の生贄はメガネか、それとも単独行動で隙のあるパッフェルか…。
と考えている自分はやっぱり外道かな?
このスレ的には正常?で必要悪でごわす
デニム「さあ、これでさよならです!」
ネスティ(マグナ・・・アメル・・・・・・僕は・・・)
カチュア「・・・がっぁ!!」
デニム「なっ!姉さん?!」
アルマ「ふふふ・・・最初はネイスさんを狙おうかと思っていたんだけど、彼女があまりにも無防備だったから・・・」
デニム「貴様ぁ!!」
アルマ「知ってる?狩りをする時に最も危険なのは、獲物を手に入れた直後なのよ?」
そう言うとアルマはゆっくりと歩み寄り、矢を撃たれて膝をつくカチュアの背中に斧を振り下ろした。
アルマ「さあ、次は貴方達・・・あら?ネイスさんにはまた逃げられちゃったか・・・」
こんな展開を希望。
なんだかんだ言っても投下があると人が出てくるな。
637氏、今月も5作くらいお願いします。もちろん冗談です。
まずい、書いていたらだんだんと読みにくくなってきた……。
改行とかあんまり使ってないからかな。
ふと思ったのだが、脱出でエンディングを迎えた場合、
死人も含めて全員がそれぞれの元いた世界の居場所と時間に
戦いの記憶を引き継いだままもどっていくということでいいのかな?
元の世界だと居場所のない人間が多い気もするが。
ラムザ一行とガフガリオン、タルタロスにバイス、漆黒の騎士にカーチス
、アズリア姉弟がやばいところか。
当局に捕まれば極刑ものが多いな。いっそこの舞台で暮らしていけたほうがいいのかも。
>670
>戦いの記憶を引き継いだままもどっていく
アニロワ1stやFFDQ1stではそうだった
以下アニロワ1stとFFDQ1stとFFDQ3rdのネタばれ注意
特にアニロワ1stの両親共死亡で脱出した野原しんのすけは悲惨だった。
死人の生き残りならFFDQ1stで
エアリスがそのままライフストリームの一部になったとかあったなぁ
>いっそこの舞台で暮らしていけたほうがいいのかも。
まさにその思考でマーダーとなったキャラがFFDQ3rdのユウナw
>>670 まだ決めてないようなところは他に捉われず、好きなほうに設定すればいい。
実に切ないな。
ユウナのそのマーダー化の理由
僕にはまだ帰れるところがあるんだ…。
アムロの台詞だが、いかに名言か。生還者だけはせめてハッピーエンドぐらいになってほしいな。
優勝エンドだと殺害者全員の業を優勝者が背負うことになる訳だし。
エアリスの件に繋がるかどうかわからんが、仮にイスラが生き残って脱出した場合は
メイメイさんが色々説明入れて白夜の一行に引き取ってもらうみたいな風に考えてはいた。
ところで原作死亡直後参戦で ロワ脱出したキャラとか他にいたっけ?
大抵FFDQ1のパパスみたいに死亡前召喚みたいだけど・・・。
もしや新たな法則発見か?
ここの死者達の場合、元の世界への帰還は「どうあがいても、絶望。」
バイスは組織を裏切った上にテロリスト扱いで処刑されているから身の置場所がない。
ガフガリオンはディリータの治世下でまともに傭兵続けられるか不安がある。
漆黒はセフェランと共に世界を破壊しようとした上に二重スパイまで発覚している。おまけに印付だからドツボ確定。
イスラはもう故郷には帰れないが、まだあの島があるからましなほうか。
カーチスぐらいか。プリティーな姿になってでも魔界に受け入れられそうな死人は。
どうでもいいことだが、誰もつっこまないので…
ヴァイスだからw
放送後の予定で一人、奉仕マーダー化させる予定のキャラがいるが
多分ここの書き手さんは全員そうするんじゃなかろうか?
ネスぶち殺してタルタロスを積極的なマーダーにするか、放送後蘇生目的のマーダーは考えているが。
多分、同じ人でしょw
放送時、対主催と進行役との駆引きは予定してる。
気付きと騙し合いもロワの華だろうし。
ラムザがいなければラハールを天然(というか人間死のうがどうでもいい)マーダーに
できそうな気がするんだがなぁ…。ネスは今殺すのは惜しい。ベルフラウ達と合流させて
放送後にマーダー化したナバールに襲われるとか。
>>670 アメル死んでるとサモンナイト2が…
アメルの参戦時期は本編開始前だから、
本編始まる前にアメル死亡
→本編始まらない
→いろいろあってルヴァイド死亡&世界壊滅の危機
→2本編終了時から参戦のマグナが大変
→タイムパラドックスだ!
>>679 そういうのは面倒だからクロノ・クロス方式でおk。他のサモンキャラだってED完全に別々だし問題ない。
>>679 ちなみに、「2本編終了時から参戦のマグナが大変」というのは起こりえないよ。
「アメルが死亡したサモンナイト世界のマグナが大変」となるだけ。
ナバールが「かわいそいだが死んでもらうぜ」
状態で幼女襲っている所を
「乙女は私が守る」とどっかの女ったらしがわいてくる所を連想したw
でも、幼女のほうが強ければ「乙女は私の獲物だ。余計な手出しは無用!」でさらに嬉しくない事に
ED後のベルフラウだから本編開始前のソノラよりは強いだろ。スキルとか揃ってるし。
ナバールの攻撃をさらりとかわすTEC極降りのベルフラウとか見てみたい気もする。
書き手さん増えないかな。腕折ってものが書けない。構想はあるのに。
誰か代わりに、てわけには行かないからなあこれは。
君君、文字が打てているじゃないか。まあ書き手が増えてほしいのは同意だが。
いや、携帯からだから片手でもいけるし。
ただし、携帯で改行ペースやテンポまで考えて何千字もする作品投下はマジ勘弁して。
ところで、皆さん書いていて、あるいは読んでいて原典は知ってるけどわからない疑問ってどうしてるかな?
自分は取り敢えず関連性のあるものを調べてから想像するけど、
意外に書いていて、または読んでいてから増える疑問も多いし。
武器の使い方とか、キャラ本人の考え方とか普段は何食って何して過ごしてるのかとか、
想像するだけで泣けてくる。
自分は
調べる(ただしハードが手元に全くないのでネットでのみ)
→それでもダメなら想像→投下の際に指摘があれば修正、くらいです。
紋章とか、想像で8割くらい補完しないとどうにもならないような。
>>686 ある程度は無視してよし。
全員分のトイレシーンなんか書きたくないぞ。
水編みや着替えはともかく、トイレは誰しも書きたくもないw
まあ、省略されているだけで普通にどこかでしているものと想像はするけど。
そういえば本家ロワの桐山はトイレと境界線を利用してタクティカルに…やっぱりやめw
そろそろ黒幕関連をはっきりさせてほしいなって思う自分はせっかち?
せめてディエルゴが「何の」ディエルゴなのかが知りたい。
ルカヴィとか他作品のキャラの混じったディエルゴだと、流石にオリキャラ臭強くて
収集つかなくなるだろうからハイネルか源罪のどちらかになるだろうけど。
多分原罪のほうじゃないかと。
でもはっきりさせ過ぎると面白くないから、もう少してからで充分だと思う。
脱出を目指すなら対峙するからその直前でもいいような。
優勝ならなおさらか。
ところでマーダー中で優勝候補は誰だと予想しますか?
自分は実力があり性格的にも欠点がないタルタロスが筆頭に来ますが。
あとラムザさえいなければ次点でアルマかな。
>>691 さらに真の黒幕ってことで誰かを置くのもアリじゃね?カスラってメルギトスベースだから
なんか微妙にヘタレな気がして…(主に4での傀儡戦争の後付のせい)ディスガイアから誰かとか。
マーダーだったらタルタロス、アルマ、カチュアかな。この三人は結構終盤まで生き残りそう。
対主催だとラムザ、ラハール、ルヴァイドかな。多分殆どのキャラは単独で優勝しようって考えは持たないから
生き残るとしたら脱出になると思う。
時間もありそうなのでハミルトンで1本書いてみようとは思ってるんですが、
自己リレーが多くなってきているので
他の方がいれば、そちらを最優先で構いません。
それとは別に空白の時間を埋める形のネタをしたらばに出来上がったら
投下してみたいと思います。
完全にネタなので没スレ行きが一番良いかな?
いえ、特に問題ないかと。
以前、ルヴァイド組&ハミルトンで考えた事もありましたが、
「浜辺で土左衛門のなり損ないを見つける。ドラゴンゾンビ召喚、ハミルトン担がせてC-3の村で応急手当(…)」
とか腐ったプロットしか思い付かなかったので悩んでたところでしたから。
あの村これ以上カオス化したら収拾付かなくなるし。
少し質問ですが、
ディスガイアの世界って、魔界は複数存在するけど人間界って一つしかなかったでしたっけ?
>>695 1しかやってないが、別世界がいくらあろうと不思議でない。
過疎化してきたなあ・・・そろそろ受験組が帰ってくる頃だと思うのに。
半分まで書けたけど、三月になるまで残りを書く時間がない……。
遅筆だから一気に書き上げられないんだよなぁ。
_._
/ ∧∧ヽ
Wロдロ) <保守
( V×Vつ
./ | | | \
/_.(__)_)__,ゝ
取り敢えず、中ボス&ウィーグラフを予約してみます。
後への繋ぎ的な内容だから話の展開は特にないですが、まあ気長に待って下さい。
終わったらまた別キャラの繋ぎで色々試すかもです。
予約キター
wktkして待ってますが無理をなさらぬようにw
ちょっと自信がないので、臨時作品投下スレに試験投下。
問題なさそうなら微修正したのち投下いたします。
6キャラ?登場SS激しく乙
アティとヴァイスの描写にドキドキしたw
台詞のみの2人?の描写を少し増やして
状態表も全員分作って、時間は放送直前でOKだと思う
GJ!
ここであの2人を持ってくるとは思わなかったわw
放送後が楽しみになってきたw
705 :
700:2008/03/05(水) 22:10:28 ID:UuMusW3l
ただいま執筆中。
誰かな誰かなとは思っていたが。そうかぁ、あいつらかぁ!
確かにあれは意外だ。
>>702激しく乙!
最後までwktkだった!
あの二人ってあの二人でいいんだよな!?
投下します。
西の空、かすかに残る橙の輝きも、もうじき闇に食いつくされるだろう。日中よりもだいぶ気温が下がっている。
漆黒の騎士は構えを保ちながら、馬上の男の目を見つめた。怒気、殺気、狂気、そうした負の気が満ち溢れている。
常人ならばその視線だけで震えあがり、まともな戦闘も行えないだろう。
彼は誰にも悟られぬ兜の内でニヤリと笑った。ようやく特等の闘いが楽しめる、と。
一つ大きく呼吸をする。冷気が肺に行き渡り、思考と感覚が研ぎ澄まされる。
――我が悦びは全身全霊の攻防にあり!
柄の握りを強め、漆黒の騎士は駆け出した。敵に肉薄し、まず馬を屠らんとする。
しかし得物の間合いに到達する前に、雷速の槍が行く手を阻んだ。
振るわれた槍刃が眼前の敵を薙ごうと駆ける。疾走の勢いを横に逸らして転がり回避。空気が切り裂かれる音。
即座に体勢を立て直そうとして――目前に穂先が迫っていた。
驚嘆を覚えつつも後ろへ跳ぶ。片足が地面に着く頃には、男は外した槍を引き戻し三度目の攻撃を繰り出そうとしていた。
速い。これほどとは予想外だった。戦闘前までに構築していた戦略を崩し、一から新たに立て直さなければならないようだ。
相手は騎乗。男にダメージを与えるには、まず馬から引きずり落とす必要がある。
こちらはその段階を踏まなければならないため、絶対的に不利だった。
だが、それでも漆黒の騎士は愉快で仕方がなかった。
男の三撃目をかわし、その隙をもって一歩踏み込みウルヴァンを斬り上げる。
首を切り裂かれるはずだった馬は、危機を察したのか瞬時に前足で地を蹴って跳び下がった。
戦闘慣れした名馬だ。騎手と相まって、それは無敵の存在にも思われた。
なれど、それを打ち破ってみるのも面白い。
斧の実戦用法と相手の力量をさらに掴むために、再び接近しようとし――
「……チッ」
漆黒の騎士は、斧で弾いた刃物――戦闘用のものではないナイフの投擲主を向いた。
少年はつまらなそうな顔をしながら、こちらからある程度の距離を取って武器を構えていた。
あえて危険は冒さず、二人が戦闘中の隙を衝こうというつもりなのだろう。
漆黒の騎士は不愉快を隠さず、静かに言い放った。
「……小僧、先にそちらからでも構わぬぞ」
「これは私の獲物だ、邪魔をするな!」
男の怒声も加わり、少年は肩を竦めてニヤニヤと下卑た笑いを浮かべた。
「ハッ! じゃあ勝手にやりやがれ。残ったほうを相手にしてやるからよ」
もとよりそのつもりだ。こちらとしても、横槍を入れられるのは悪感にしかならない。
漆黒の騎士は男に意識を戻すと、ゆっくりと構えを直した。仕切り直しとなったが、戦意はまだ削がれていない。
なんだ……レスができない……。
最初の一行が空行だとできないらしいよ
――さあ、宴の再開だ。
漆黒の騎士は全身の気を引き締め、人知れず笑みを浮かべながら疾走を始めた。
どこか遠くで女性が叫んだように聞こえた。
しかし、それはこの戦闘には何の関与もないと本能が即断する。ゆえにそれに関する反応と思考を遮断する。
そう、彼の意識は既にこの闘争のみにしかないのだ。
◇
「ゼルギウスさんッ――」
その名を叫んだところで、アティは殺気を感じて跳び退った。飛来物が目前を通り過ぎる。
それの正体を知ったのは、薄笑いを浮かべた少年のほうを振り向いた時だった。その手には石が握られていた。
「仕方ねぇから、先にアンタの相手をしてやるよ」
アティは少年に意識を切り替えて対峙した。冷笑する少年の目は獲物を見つけた獣のように輝いている。
この様子ではカーチスと連絡する余裕も与えてくれないだろう。アティはナイフに意識をやった。
漆黒の騎士とあの貴人に介入するには、まずこの少年をどうにかしなくてはならない。……たった三投の攻撃で。
手立てを考えはじめながら少年へ視線を戻す。
手には業物と思われる刀。そして腰にはナイフが数本見える。得物だけでもこちらを圧倒している。
そして――その異様な雰囲気を放つ鎧。上半身はアレに阻まれ、ナイフでダメージを与えることはできない。
となると、頭か手足ということになるのだが――できればこの少年を殺したくはなかった。
致命傷を避けるとなると、残りは手足のみ。しかし向こうはいざとなれば容赦はしてこないだろう。
チャンスはこちらを侮っている間だけだ。隙を衝いて相手を無力化しなければならない。
――時間はありません。
アティは横目で激戦を繰り広げている二人を覗いた。戦局は一進一退。双方とも戦慄するほどの神業の攻防を交わしていた。
アティは少年に視線を戻した。そしてナイフを右手に一本持ち、残りの二本を、左手の刀身を指の間に挟んで扱いやすいようにストックする。
「……やはり争いを避けることはできませんか?」
無駄だとわかっていても思わず言葉が出た。少年は回答として、握っている石を横投げで投擲してきた。
それが戦闘合図となった。
アティは飛礫をかわすと、ナイフをハンドルグリップに構えた。少年は刀を構えて走りだしている。
しかし焦って貴重な攻撃を無駄にしてはならない。十分に引き付けてからだ。
少年はこちらが手出しもできないとでも思ったのか、薄笑いを浮かべた。肉薄、そして刀を振り上げる。
その瞬間を待っていたアティは、後方に跳躍しながら腕を振り下ろした。
「くっ……」
空中での体勢では思った以上に調節が難しかった。手首のスナップを利かすことができず、ナイフはそのまま飛んでいってしまった。
案の定、刃は腿を浅く傷つけただけだ。少年がバランスを崩し、片膝をつく。
アティは着地後、即座にナイフを構えた。右手を振り上げる。まだ行けるはずだ。手首で調節を加えながら投擲。
瞬間――少年の目がぎらりと光った。
一閃にナイフが弾き返された。回転する刃が頬をかすって飛び去る。歯を食いしばり生唾を飲み込んで、湧き上がった震えを押し止める。
少年は鬼の形相で前へ跳びながら刀を構えた。まずい。
「……っ」
切っ先が胸部をかすめる。なんとか回避はできたが、まだこれで終わりではない。
斬り返しの第二刃が迫っていた。足に力を込めて、大きいステップで跳び退る。それと同時に、残りのナイフ一刀を右手に持ち替えた。
これが最後。外せば後は絶望的だ。
足の傷と無理な攻撃で、少年は体力をかなり失っている。どこかでチャンスができるはずだ。
「この……クソ……ッ」
少年が腰からナイフを抜き、投げつけてきた。戦闘用のものではない。おそらく民家にあった肉切りナイフ。
アティは容易に避けたが、切れ味は悪いので当たったとしてもそれほどダメージは受けなかっただろう。
少年は再び刀を構えた。その顔からは余裕が消え、眼は怨恨に染まっていた。
疾走、そして斬り払い。少年は攻撃をかわされたと認めると、右手を柄から離して腰のほうに回した。
同時に姿勢を低くする。そのせいで少年が手をやった腰部が見づらくなった。
しかし先程と同じだろう。威力の低いナイフの投擲――アティはそう判断して、右手を振り上げた。
避けようとはしない。肉を切らせて骨を断つ――少年の投擲後の隙がチャンスだった。
少年が腰からナイフを引き抜いて構えた。
――しまったっ!
違う、肉切り用のナイフではない。これは本物、自分の得物と同じ投擲用のナイフっ!
背筋に冷たいものが走る。予想との食い違いに身体が反応しない。
少年より先に投げつけなければならないとわかっていても、右手が動かない。
「――っ」
一刹那の遅延の後、ようやくナイフを持つ右手に投擲の力が篭った。
だが遅すぎた。時を同じくして左腿に鋭い痛みが走った。
身体のバランスを崩す。それでも最後の望みにかけて、そのまま少年へ投げつけようとする。
「オラッ!」
腹部に衝撃。まともに蹴りを食らって吹き飛んだ。受身も取れず、仰向けに倒れた。
その反動で緩んだ右手からナイフがこぼれ落ちる。しまった、と思う暇さえなかった。
胃から先刻食したものが込み上げてくる。吐きそうになったところで、それは強制的に止められた。
呼吸さえできなかった。首筋に擬された刃は、皮を薄く切り裂き、血を滲ます。
もうわかっていた。これで詰みだ。この状況はどうやっても覆せない。
「終わりだ、死ね」
自分はここで死ぬ。悔いは数えきれないほどあった。
どうしてあそこで漆黒の騎士を止められなかったのか。もっと上手く話せば説得できていたかもしれない。
どうしてあの貴人に誤解だと伝えられなかったのか。ぐずぐずしなければ争いを避けられたかもしれない。
どうして先にカーチスと連絡を取らなかったのか。彼の力があればこの状況を打開できたかもしれない。
なんとも自分は無知で無力で無謀なことだ。己の力を過信しすぎていた。
間もなくヴォルマルフによる死者の発表があるだろう。その時、アティという名前が呼ばれるはずだ。
仲間たちが心配だった。そのことに絶望せず、抗いの心を保ち、みなで力を合わせ、ヴォルマルフ――そして“ディエルゴ”を打ち破ってほしい。
――なんて、他人任せもいいところですね……。
アティは最後に自嘲的な笑みを浮かべた。
少年は眉を顰めたが、すぐにつまらなそうな顔でその首を引き斬ろうとした。
「ああーーーーーっ! ね、ねえ! あそこ――――ふが……っ!」
「バカチンがぁぁ……! あんな…………俺…………」
何が起こったのか、その時はどうでもよかった。
ただ、少年が村の外へ顔を向け、宛がわれていた刀がかすかに離れ、自分がまだ生きているという情報があればよかった。
ほぼ無意識的に右手が動いた。その手に柄が握られる。そして自分でも信じられないような速度で、目の前を銀光が駆け抜けた。
肉に食い込む刃の感触が腕に伝わる。絶叫を耳にしながら、アティは立ち上がった。
「……まだ、私にはやることがあります」
アティは足を押さえて呻いている少年を見下ろした。
歩くことはままならないが、傷自体はそれほど深くなく命には関わらないだろう。
アティは地に転がっている刀を拾い上げた。
「お借りします。……返せる保障はありませんが」
これからさらなる苦闘が待ち構えているかもしれない。今度こそ本当に死が待っているかもしれない。
けれども行かなければならなかった。漆黒の騎士――ゼルギウスを止めるため。
既に陽の光は失われていた。ここからは暗黒の世界だ。暗く冷たい闇は、死への恐怖と焦燥を掻き立てる。
だがそれに耐えながらも進まなければならない。
どこかへ戦場を移したのか、二人は視界にはいなかった。かすかに聞こえる音を頼りに探すしかない。
やがて響いた金属音を耳にし、アティは駆け出した。彼らの闘争は、確かにまだ続いていたのだ。
そして時を同じくして――ヴォルマルフの声が響き渡った。
◇
「ねぇ……レンツェン、どうするの?」
さっきからうるさいガキを無視して、レンツェンは前方の村を見つめながら迷っていた。
草原のここからでも、はっきりと二人の男女のやり取りを見ることができた。
それはどう考えても戦闘――だからこそレンツェンはここで様子を見ているのだ。
「ねぇ、きいてる? レンツェ……」
「ええい、うるさい……! 少しは黙れ……!」
レンツェンは苛立ちながら静かに叱責した。ガキはほほを膨らまして無言で抗議をするが、気にしない。
一応このガキにも確認したが、知り合いではないらしい。ならば放っておいてもいいと思ったのだが――
「レンツェン……これじゃ村に入れないよ」
「…………」
そう、村になら何かあるはずだと踏んで近くまで来たのだが、期待していたものとはまるでかけ離れたものがあった。
最初に村の西端近くまで来たのだが、しばらくすると戦闘音が聞こえ、漆黒の鎧の男と白馬に乗った男が現れた。
一目でヤバすぎると判断したので、いったん草原へ離れてそこから村の西方へ移動したのだが……ここでもまた別のやつらが闘っている。
完全に村は危険地帯だった。当初は誰もいなければこの村で夜を明かそうと思っていたが、それも無理になった。
ついでに、この周辺には寝床となりそうな施設はない。
B-2の塔は待ち伏せされていたら一巻の終わりだし、C-6の城へは逃げ道が極端に狭くなる橋を通らなければならない。
安全だけを考えれば、森の中で野宿となる。あれだけ広大ならば他の参加者と鉢合わせする確率は低い。
ただ――
「……この高貴な俺が野宿だと?」
「さっきからぶつぶつなに言ってるの? それより、あの女の人をたすけないの?」
ガキが急いたように村を指差す。
なぜわざわざ助けに行かなきゃならん。というか行っても何もできん。
そんなことを思いながら、レンツェンはチキの首根っこ掴んだ。いちいち面倒事に首を突っ込んでもらっては困るのだ。
「さあ行くぞ。予定変更だ」
何やらほざく声が聞こえるが無視無視。不本意ながらも向かうのは森だ。
レンツェンはため息をついた。仕方がないとはいえ太守ほどの貴人が野宿とは――
「ああーーーーーっ!」
……今になって、こんなガキを連れてくるんじゃなかったと後悔する。
レンツェンは凍りついていた身体をなんとか動かして、村のほうを見て叫ぶガキの口を塞いだ。
「ね、ねえ! あそこ――――ふが……っ!」
「バカチンがぁぁ! あんなやつらに存在を教えたら、次に襲われるのは俺たちだ!
少しは考えて……いや、もういい! 逃げるぞ!」
レンツェンハイマーはチキの腕を掴んで走り出した。彼の苦労はこれからも続く……。
◇
【C-3/村/1日目・夜(18時)】
【アティ@サモンナイト3】
[状態]:左腿に切り傷(軽傷)、若干疲労
[装備]:呪縛刀@FFT
[道具]:支給品一式
改造された無線機@サモンナイト2(?)
[思考]1:漆黒の騎士へと急ぐ
2:仲間たちの名前が放送で呼ばれませんように……
3:ディエルゴのことが本当ならば、なんとかしなくては
【ヴァイス@タクティクスオウガ】
[状態]:右の二の腕に裂傷(処置済み)、右足首に刺し傷、右腿に切り傷(軽傷)、貧血、死神の甲冑による恐怖効果、
および精気吸収による生気の欠如と活力及び耐久性の向上。
[装備]:死神の甲冑@TO、肉切り用のナイフ(1本)
[道具]:支給品一式(もう一つのアイテムは不明) 、栄養価の高い保存食(2食分)。麦酒ペットボトル2本分(移し変え済)
[思考]1:傷の処置を優先
2:あの女……ぶっ殺してやるッ!
[備考]:
周辺に、肉切り用のナイフ二本、漆黒の投げナイフ四本が散乱しています。
【C-3/草原/1日目・夜(18時)】
【レンツェンハイマー@ティアリングサーガ】
[状態]:やや疲労、やすらぐかほり
[装備]:ゴールドスタッフ@ディスガイア、エルメスの靴@FFT
[思考]1:走れ走れ走れ走れ!
2:保身第一、(都合のいい)仲間を集める
3:手段を問わず、とにかく生還する
[備考]:ヴェガっぽいやつには絶対近寄らない
【チキ@ファイアーエムブレム紋章の謎】
[状態]:健康
[装備]:シャンタージュ@FFT
[道具]:やたらと重いにぎり(柄部分のみ確認、詳細不明)
[思考]1:レンツェンといっしょ
2:仲間をさがす
3:首輪かゆい
4:かえりたい
投下完了。
漆黒とハーディンは最初のほうしか描写していないないので、状態表は書かないでおきます。
というかリレーのためには書けませんしね。
>>711 なるほど、道理で無効になるわけだ……。
支援ありがとうございます。
激しく乙!
やはりレンツェン達は逃げるかw
ヴァイスの思考にレンツェン達の記述がないってことは余程血が昇ってるとみた
状態表は少しでも登場したなら必須だと思ってたんだが違ったっけ?
しまった誤字……。
>草原へ離れてそこから村の西方へ移動
×西方 ○東方
>>719 うむむ、18時時点で勝負の決着がついた、という可能性もあるのでどうなんでしょう?
乙!
思考からしてヴァイスへタレ死亡フラグが立ちそう。奴は生きててもサラマンダーになるんじゃないか?
そしてチキは何に対して大声を上げたのか…漆黒達を見たのはレンツェンだけで
逃げる時にチキがハーディンに気付いたとか?
GJです
>そう、彼の意識は既にこの闘争のみにしかないのだ。
の直後に状態表書けばいいような気がします
素晴らしい。素晴らしすぎる作品にめまいがします。
実はあの二人組「エトナ&アルガス」と勘違いしてました。
エトナが乱闘に感動して騒ぎ出し、馬鹿二号が青ざめてバカチンと言ったとばかり…。
それにしても派手な殺陣が書きたい。ああ、書きたい。
色々と言われている某ヘタレ忍者ですが…。
ニンジャはね。確かに打たれ弱くてそのまんま使うとヘタレだけど
高低差と移動力、素早さと命中率に優れているから正直プレイヤーの
使い方次第のクラスなんだよ。TO外伝じゃアーチャーより役に立つし。
アサシンクリードや忍道なんかのステルスアクションゲームやっていると、
ニンジャってクラスは運用次第では最強に近い働きができるのが実感できるし。
でも、ヴァイスだからなぁ…。
>[状態]:右の二の腕に裂傷(処置済み)、右足首に刺し傷、右腿に切り傷(軽傷)、
> 貧血、 精気吸収による生気の欠如。
死亡フラグっていうか、むしろ今すぐにでも死にそうな気がする…。
とにかくGJ!ようやく1グループ放送までこぎつけましたね!
なんかレンツェン見たら久しぶりに執筆意欲沸いてきたぜ!
時間的に一番遅れているのはネスか…自己になるけど書けそうなら書いてみるか…?
>724
you自己でもかいちゃいなYO
一か月以上放置されてたら自己でも何でも書いていいと思うよ
って前にも書いた記憶があ(ry
724で予告した通り、投下します。
短め&賑やかしなので軽く流してください。
「はぁっ、はぁっ…」
息が荒い。足が重い。あごがあがる。
それでも走ることをやめるわけにはいかない。
今止まればすぐにでも追撃が迫ってくるだろう。
・
・
・
どれくらい走っただろう。
森の切れ目が見えてきたところで、ネスティはようやく立ち止まって
両膝に手をつき休むことにした。
「ぜぇっ…ぜぇっ…クソッ……」
この島に飛ばされてからわずか5〜6時間といったところか。
既に3回、死んでもおかしくないような状況に巻き込まれてしまった。
(地図の縮尺をを信じるならば)これだけの広さの島で、
参加者が50名程度(うち一割以上は知り合い)という状況で。
自分の不幸さを呪ったことはこれまで幾度とあったが
今回の不幸っぷりも大概である。
呼吸を整え頭を冷やすと、さらに今の状況の悪さを認識してしまう。
これだけ参加者に襲われ続けた中で、ただ一人信用してもいいと感じた
イスラとははぐれてしまった。
時刻が昼に近く太陽は東とも西ともつかず、そもそも森の中を必死で走っていたのだから
太陽なんてほとんど見えない。
自分が森をどう走ったのかすら見当がつかない。
情報不足で戦場で迷子。
とてもじゃないが笑えない。まるでマグナみたいじゃないか。
まずは、自分の現在位置だけでも把握しなければならない。
森の切れ目まで歩いてみる。
暗い森の中に慣れた目に外の光が刺さるが、すぐに慣れる。
視界がひらけてくると同時進行で外の景色が鮮明になっていく。
3/4ブロック程先に森。左前方には城。
主に目に付いたのはそんなところだが、今はそれで十分だ。
(…B-6とC-6の境界あたりか)
問題はこれからどうするか。
このまま森の中に留まる?―――――選択肢としてなくはないが、心情的に却下だ。
北、つまり海側へ?――――――――弓矢を装備した危険人物が近くにいるのに見通しが良すぎる。論外だ。
前方の森へ?―――――――――――城や橋の様子を観察できる。第一候補だろう。
C-4の橋を通りC-3の村へ?―――――村へ行くのは結構だが距離がある。
C-6の城へ?―――――――――――距離が近くリスクは低い。待ち伏せの危険はどこも同じだ。
考えを巡らせていると、平原を疾走するあるものに気付いた。
慌てて木々の密集する森の中へと引き返す。
先程の剣を持った襲撃者だ。
幸い、こちらには気付いていないようだ。
南へと移動している。
木々の隙間からしばらく観察していたが、あの襲撃者へと駆け寄る女性が見えた。
危ない、とは思ったが割って入るような真似はしない。
なにせまだ死にたくはない。そもそも割って入ってどうにかなる相手でもない。
結果、それは正解だったらしい。
あの襲撃者はその女性を手にかけることはなく手を引いて南下していった。
彼らが駆けていく先をよーく目を凝らすとまた別の人物がいることがわかった。
距離がありすぎて眼鏡をかけていても男性か女性かすら分からない。
せいぜい、上から下まで全体的に青いということが分かったくらいだ。
そちらのほうに目を凝らしていたら先程の襲撃者達は進路を変えていた。
どうやら城の向かうのではなく南下するようだ。
ネスティの視界から消えるまでそう時間はかからなさそうだ。
残された青い人物に接触するべきか否かを考えているうちに
その人物も彼らを追うように動き出し視界から消えていった。
この人物がどうなるかは予想できないが、
予想できたところでどうこうできるような力は残念ながら持ち合わせていない。
自分ものんびりしている場合ではない。
あの襲撃者が慌てて去っていったのはこの森に潜むあの少女を考えてだろう。
あの少女のことを思い出し背筋に寒いものが走り、なんとなく後ろを振り返ってみたが
視界に広がるのは木々ばかりであった。
名前も分からない3人の動きをただ傍観していた。
だが、ネスティのこれからの進路を決めるには十分な情報量だ。
向かう方向がある程度一致する以上、あの襲撃者に見つかる可能性がある
城に向かうという選択肢は候補からはずれた。
「……C-5の森へ行こう」
・
・
・
・
・
・
特に何もなく目的地に到達できた。
外から目に付きにくそう、かつこちらから外は最低限見える場所を確保し
腹5分目程度に食事を摂った。
機会をみて城に向かうなりC-3の村へ向かうなりこの森に留まるかを決めるのは
それほど急がなくても大丈夫であろう。
眠るとまではいかなくてもいい。
擦り減った神経を休ませたい。
「………クソッ」
何度目の悪態だろうか。
ストレスの源ともいえるあのバカと望まぬ形とはいえ別行動しているのに
より強いストレスに晒されている自分をつくづく不幸だと感じたネスティであった。
あのバカ―――マグナが近くにいれば
気が紛れて少しはストレスもマシになりそうなものなのに。
【C-5/森の中/1日目・日中】
【ネスティ@サモンナイト2】
[状態]:健康
[装備]:ダークロア@TO
[道具]:支給品一式(食料1/2食分消費) 、封魔の首飾り@TO
[思考]1:協力者を探す
2:仲間たちとの接触も早めにしたい
3:自分と仲間の身の安全を優先
投下完了です。誤字脱字矛盾点など不備があれば指摘お願いします。
デニム達は『深く沈む』の真っ最中なので状態表はいらないかな…というか
どうすりゃいいのかいまいち分からなかったのですが…。
おお、投下お疲れ様です。
相変わらずネスティはヘタレ気味w
状態表はなくてもいいと思うけど、
※デニムはこの後No.048「深く沈む」に続きます
とか書いておけばいいんじゃないかな?
激しく乙
というか投下早っ、早くとも日曜くらいだと思ってたw
そしてマグナはネスティのストレス解消アイテムだったのかw
状態表は登場しても新しいことを何もやっていないなら必要はないと思う
>>732 ではwikiに移していただいた際に『※デニム達はNo.048「深く沈む」参照』
と書き足しておこうと思います。
……というかここに書いた時点で書き足してくれそうだけど。
いつのまにかwikiがパワーアップしてるし管理人様乙です。
>>733 まぁ発散というよりはむしろストレスの源です。
ただ騒がしい分、こういう殺伐とした場では気が紛れるかなぁ、と。
乙。アメル死んでること知ったらネス発狂しちゃうんじゃなかろうか・・・。
wikiも発展してきたところで、イスラ、アズリア、オグマを予約しようと思います。
昨日から書き始めたし、結構長くなりそうなので時間はかかると思いますが。
また予約キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
急に投下が多くなったのはwiki効果か、
それとも受験組が帰ってきたからなのか
なんともうれしい傾向だと思う
数日後にはまた投下できなくなるであろう自分は735氏をワクワクしながら待ってます。
午前に一人取り残されたハミルトンさん。
昼でまだなのはニバス先生、ナバール&ベルフラウ組、ルヴァイド&カトリ組、
ウィーグラフ&中ボス組、アルマか。
ハミルトンさんは気絶してるから放置してても問題ないかな。
ニバス先生近辺怖い。なんか血の気が多そうなヤツが複数近所にいるし。
戦闘描写は苦手、というかそもそもバトロワどころかSS自体の経験が皆無なので
なんともしがたいですが投下できるうちは上記人物を中心に自分は進めていければいこうと思います。
質はある程度は大目に見てやってください。
>>737 剣ならほんの少しは語れるよ。
また時間のあいたときに参考程度にしたらばに投下しておく。
活かせるかどうかは分からないけどお願いします。
戦闘描写は手探り状態で相当ひどい自覚があるので…。
>>695 亀ですまん。
地球っていう人間界はひとつで考えていいだろうけど
ディス2のヴぇルダイムって魔界はもともと人間の住む場所が魔王により魔界に変貌されたって設定だから人間が住む世界なら複数あるとおもう。
ちょっと関係ないことになるかもしれんが
ディスガイアってより日本一ソフトの世界は基本リンクしてるんで人間が住む=人間界で考えるなら複数の人間界があることは確実。
誰か参加者の現在位置更新してくれないかなあ・・・。自分のPCじゃうまくいかないし、
人目でわかれば誰がどう移動しそうかわかるからさ。
一応、予約宣言いいでしょうか?
ナバール&ベルフラウ&デニム&カチュアあたりを。
今日の仕事の片付き具合では明日の朝あたりに投下できるかと思いますが。
>>737でアグ姐さん組を忘れていた…寝てるしいいか。
現在位置更新してくれた方感謝!やっぱりこうしてみると本当にC-3村はカオスだw
そして相変わらず人口密度の高いF-3,4とG-3はどう変化していくのやら…。
とりあえずアグ姐の百合疑惑を解消せねばなるまい。
wiki覗いたら20件の変更履歴すべてが今日になっててマジでビビったw
キャラ紹介、キャラ別SS表、現在位置、各話に登場キャラの次の登場話へのリンク作成激しく乙!
>743
予約乙。wktkして待ってますw
>>744 ちょw予約じゃないです。紛らわしい発言でスマソ。
今イスラ組を書いている者ですが、エリア間の移動は隣のエリアに行くには30〜60分
ぐらいでいいのでしょうか?ちょっと今の予定では特定の場所で情報整理に入る予定なので
一応確認をしようと思ってます。
アニロワ2ndやLSロワとかだと地図の1マスの1辺1kmだけど
このロワって1マスの1辺何kmだっけ?
>745
実はレス番間違えたなんて今さら言えないw
投下します。現在位置更新してくれた方に自分も感謝!
登場キャラの次&前の登場話へのリンクはSS書く際にあれば便利かなと
思って勝手に作ってしまいましたが…。
約60話結構多いなorzやり始めたからにはなんとかリンク完成させねば…。
アティを、仲間を求めて城を出た彼女達が直面したものは無情なものだった。
まだ若い男性が横たわっていた。
青々しい草を赤黒く染める体液。
あたりに漂う色濃い血臭。
溢れる体液がその横たわる男性の周りに禍々しい小さな湖を作っていた。
顔からは血の気はまだ完全には失せてはいない。
だが、腹部からの出血が致命傷であることは誰の目にも明白だった。
目を見開いたまま身じろぎすることもなく
ただただ静かに血溜まりに横たわる青年。
腹部の傷以外は目立った外傷はない。
殺し合いの場における亡骸としては随分と綺麗な部類であろう。
だが、幼い少女が吐き気をこみ上げるには十分な存在感であった。
「大丈夫か?」
「う……大丈夫ですわ…。死体を見るのは初めて、というわけでもありませんし」
とは言うもののすぐさま顔を背けてしまった。
確かに、この島に来る直前に見せられた巨大な生首に比べればマシではあったが
湧き上がるような胃のむかつきはそう慣れるようなものではない。
顔をしかめながら、服の上から胸を押さえる。
それで吐き気がマシになるかといえば大した効果はないが
何もしないよりはずっといい。
その死体を発見し、少なからずナバールは動揺こそしないが驚いていた。
傭兵をやっていた以上、仲間の死にはある程度の耐性はある。
こういった残念な結果も、アイカシアにいた頃から想定外だったわけではない。
彼は何もできない王子様というわけではなかった。
しかも彼は常に前線に立ち、オグマや自分達と共に剣を振るっていた。
それこそいつ死んでもおかしくないような劣勢の中でも、だ。
しかしこの戦場では何かを為すこともなく逝ってしまったようであった。
驚きに見開かれた彼の目を閉じてやる。
彼が絶命する直前の表情はもうその顔からは知りえることはない。
既に乾いているようだった眼球はもう外気に晒されることはないだろう。
しかし、よりによって……
「まさか、マルス王子が…な」
あれだけの死線を潜り抜けてきた男が、早々に退場か。
見たところ争った形跡もない。
書斎でベルフラウに仲間について話したときに危惧したとおり、
引き連れていた殺人者に不意打ちされたか、迂闊に近づいて殺されたのだろう。
背中ではなく腹を刺されたというのも、ある意味彼らしかった。
彼らしくはあったが、とても笑うような気にはならなかった。
彼の死を知ったシーダ王女を想像すると
痛々しいしくてとても見てられそうもない。
ナバールの様子が少し変わったことを、ベルフラウは敏感に察した。
「ナバールさん、この方をご存知なんですの?」
「…俺が所属していた軍の総指揮官だ」
簡潔なやりとりであったが情報としては十分だった。
総指揮官。それほど近しい人物であったかどうかはわからないが、
彼は知り合いを失ったのだ。
「ナバールさん……」
どう声をかければよいかベルフラウには分からなかった。
無色の派閥があの島で帝国兵を虐殺したとき、
アティはなんとアズリアに声をかけたのだろう?
そんなことを思いながら、何と言っていいものかわからず唇を硬直させていると
「小娘に気遣われるほど俺は落ちぶれてない」
「なっ…」
せっかく気を遣おうとしたのに報酬は訂正なし小娘呼ばわりだった。
絶句の後に訪れたのは怒り。
「なんですの、その言い方は!私は――」
「おしゃべりはいい」
今度こそ小娘呼ばわりに対し文句を言おうかと思ったが
ナバールの真剣な剣幕に口をつぐんだ。
見たところ、彼はそれほどショックを受けている様子はない。
おそらく、いや確実にこういう状況に慣れているのだ。
しかし今はそれはさしたる問題ではない。
ナバールが真剣な様子になった理由が今は重要だ。
「…どうしたんですの?」
理性で怒りを鎮めて、ナバールの顔を窺う。
彼の視線の先にあったのは血溜まりの外に飛び散っている血飛沫だった。
その血飛沫のひとつに手を伸ばし、そっと撫でた。
その伸ばした手の先の指をベルフラウの前に持ってくる。
剣ダコがあり、武人相応の無骨な手。血が移り赤くなっているだけの手だった。
「これを見て気づくことはないか?」
「これを見て…ですの?特に何も……」
「指先が触れただけで血がついた。血が固まっていないということだ」
「!!」
血が固まるのに要する時間は、湿度や直射日光などの条件でもちろん変わるが、
今の気象条件ならば血溜まりの外なら20分もかからないだろう。
――――殺人者がすぐ近くにいる!!
そこまで考えが至ったところでベルフラウは慌てて周囲を見渡した。
もっとも、それで気づくような近距離に誰かいれば
隣で平静としている男が見逃しているはずはないのだが。
だが警戒するに越したことはないだろう。
「この場を離れたほうがよろしいんではないんですの?」
努めて冷静に、見た目だけでもそう見えるようにベルフラウは言った。
ナバールにそういった様子を悟られたかどうかは分からないが
ベルフラウの言葉は耳に入ったはずだった。が、返事はなく何か考えているようだ。
この場を離れるべきかどうかについて考えているのだろうか?
いや、これに関しては悩むことではない。尋ねてはみたが答えは出ている。
即刻離れるべきだ。
知り合いを殺した人物への報復を考えている?
彼の様子を見る限り、ないとはいえないがそこまでするほどこの亡くなった
青年を深く思っていないように思えた。
この青年が亡くなったことによる残された仲間への影響の懸念?
これは大いにありえる。参加している知り合いのほとんどが
共に戦った仲間ということだから、総指揮官が亡くなったとなれば
大なり小なり影響のある人物は多いだろう。
「避けろ!!」
思考を巡らせ周囲への注意を欠いていたいってもいいこの状況で
彼女が反応できたのはナバールの声はもちろんのこと、矢の攻撃に対して
反射的に"見切"れるほどに訓練を積んでいた賜物だったのだろう。
ベルフラウの金髪が数本空中を舞う。
光の矢が、数瞬前までベルフラウの頭があった場所を高速で通過していった。
「………いくらなんでも、無遠慮すぎませんこと?殺人者さん」
反応が遅れていれば致命傷になりかねなかった。
心中が平静であろうはずもない。心臓が早鐘のように鳴る。
が、そんなことはおくびにも出さない。
挑発するように嫌味ったらしく光の矢の射手と彼女に寄り添う剣士に言ってやった。
こういう言い方と、肩の前に出た髪をかきあげる様子がさまになっているなぁ、と
ベルフラウ自身、頭の片隅で思う。
襲撃者は二人とも見事に返り血を浴びており、
女性のほうの血は微妙にだが乾ききっていないようだった。
二人が殺し合いに乗った人物、しかもこの青年を殺した下手人であることは疑いようもなかった。
さて、状況は芳しくない。
こちらは戦力になるのはナバール一人。
対して向こうは剣士一人に、短剣を持った魔法使いが一人。
相手剣士よりもナバールのほうが実力があり、
かつ魔法使いと剣士との連携が上手くなければ打開できるだろう。
――――そんな楽観はとてもできそうにはなかった。
相手の力量を推し量るのも実力のうちというが、
それだけの実力はナバールもベルフラウも持ち合わせていた。
彼らは強い。
ベルフラウの挑発にも反応は示さない。
精神面も肉体面も、彼らは強い。
「おい、お前」
ナバールは傍らで臨戦態勢をとったベルフラウへと小声で囁いた。
敵に聞こえているかは分からないが無駄な情報は敵へと渡さないよう、
名前で呼ぶようなことはしない。
「なんですの?」
「俺が二人へ攻撃を仕掛ける。お前はその隙に撤退しろ」
突然のナバールの提案。自分が囮になると言っているのだ。
「この、お前の支給品だった玉は返しておく。戦闘時に持っていても邪魔だ。
機会があればこれを使って――」
懐から竜玉石を取り出し、そう言いながらベルフラウに渡そうとしてナバールは気づいた。
眉間にしわを寄せ、猛烈にこちらを睨んでいるベルフラウに。
ありていに言って、彼女はすっごい怒っている様子だった。
「全く、貴方という人は!少しは反省してくださったのかと思っていたのに
まるっきり分かっていませんのね!」
それほど声を張り上げた訳ではないが口調は鋭く、
少女とは思えない迫力を出している。
「私は少し前に貴方に
『さっきから一方的にお決めになって、少しは私の意見も聞いてくれたらどうなんですの?!』
と文句を言ったばかりでしょう?それなのになんですの、また勝手なことばかり!!
私も素人じゃありませんわ。貴方が戦うというのなら私も戦います!」
確かな決意。それを無下に一蹴することはできずナバールは沈黙した。
血濡れの二人も攻撃をしてこず、数秒ではあるが静寂が訪れる。
値踏みが終わったのだろう。
結局、ナバールは何も言わずに竜玉石をベルフラウに無理矢理持たせた。
「貴方はっ……!!」
「言い方を変えよう」
ベルフラウの湧き上がる不満をぴしゃりと遮り、彼はこう言った。
「武器を持たない女子供は、邪魔だ。
俺の役に立ちたいと思うなら足手纏いになる前にさっさと消えろ!」
そこまではっきり言われてもなお"駄々をこねる"ほどベルフラウは子供ではなかった。
実際、自分がここに留まっても戦力にはならないであろうことは頭では理解していた。
ヒーリングプラスによる傷の治療か、弾除けになるくらいだ。
傷の治療ができることは有用ではあったが、ベルフラウがここにいては
彼女を守るためにナバールが余計な傷が負うことになるだろう。
「………そこまで言うのなら分かりましたわ。けれど、竜玉石をお返しして頂いた以上、
私もこれをお返ししておきますわ」
そう言ってベルフラウが荷物から取り出したのはキャンディが入った袋。
「必要ない。魔法を使わない俺には荷物になるだけだ。お前が持っていろ」
「じゃあ、せめてこれだけでもお持ちになって」
そういってベルフラウが袋の中から取り出したのは茶色の棒つきキャンディ。
…正直、見た目的には一番まずそうなキャンディだった。
「本で読んだことがありますの。確か、このカレーキャンディは一粒なめれば
どれほど消耗していてもたちまち回復する、そんな効能があったはずですわ。
………持っていってください」
「……そういうことならありがたく受け取っておこう」
ベルフラウからキャンディを受け取り、ナバールは竜玉石をしまっていた懐へといれた。
「お前に俺と合流する気があるなら………そうだな。
確か夕暮れ時に戦死者の告知があると司会の男が言っていたな。
お互いの名前が呼ばれなければ俺達が出会った場所で落ち合おう。
それでいいな?」
結局、ナバールは最後の最後までなんでもかんでも決めてしまった。
しかし、同意を求めたということは
少しはベルフラウの言っていることを理解してくれたのだろうか。
「分かりましたわ…御武運を!」
そう力強く言い、ベルフラウは敵に背を向け駆け出した。
敵の二人が何か話し込んでいた。
消耗していたカチュアにとってはそれがもたらす時間はありがたいものだった。
デニムの傷の回復されるためにヒーリングを使った。
けれど明らかにヒーリングの回復力が落ちていた。
結果、何度も重ねがけすることで傷は塞がったが
失血による体力消耗までは回復しなかった。
さらに、敵を奇襲するために放ったライトニングボウ。
これによる魔力の消費もかなりだった。
デニムが怪我を負ったときのことを考え、魔力の節約・回復を心がけねばならなさそうだ。
「分かりましたわ…御武運を!」
そんなとき、何かを話していた女の子がそう言い放ち、走り出した。
無用心にもこちらに堂々と背を向け。
あの女の子に追撃したほうがいい?あそこまで隙を見せているのに
遠距離攻撃ができる自分が何もしないのは不自然だろうか?
デニムが目の前の剣士と戦って有利な展開に持っていくには
カチュアが『潜在的脅威』になる必要がある。
彼女が遠距離からデニムを援護できることを彼に植え付けることで、
たとえカチュアが全く戦闘に参加せずとも
1対2という精神的負担をかけさせることができるのだから。
そもそも、あの少女を逃がしては元も子もない。
やはり、殺すつもりで追撃すべきだ。どれほど魔力を消耗するかは考えたくもないが
視界から消える前にスターティアラを――――
ここまで考えてハッと気がついた。
『目の前の剣士』が本当の意味で『目の前の剣士』と言えるほどに迫っていることに。
「くらえ!必殺の剣!! 」
剣士が腕を一閃させた。
突進力、体重移動、身体全体の動き。カチュアはそこまで細かく把握できなかったが
必殺の剣と呼ぶに相応しい威力を持った一撃なのは分かった。
甲高い音が辺りに響いた。
カチュアと剣士の間にデニムが割って入り
その重たい剣戟をセイブザクィーンで受け止めていた。
「姉さんに…手は出させないッ!」
デニムと剣士が剣に互いの力を乗せ、押し合う金属音があたりにギチギチと鳴る。
「一つ…確認しておきたい…!」
力を込めているからだろう。無駄な力が入った声でデニムと対峙する剣士が尋ねてきた。
「お前達は……このゲームに乗り優勝するつもりか!?」
「僕は、姉さんが生きて帰れればそれでいい!そのためなら……
参加者も主催者も殺すことは厭わないッ!!」
一度、二人は剣の刃を離し、全身のバネを使い敵の身体へ己の刃を打ち込もうとする。
が、お互いの刃は吸い付くように再び重なった。
小気味のいい音が響き、鍔競り合いが始まる。
またサルの餌食になりました…
臨時作品投下に落としてきたのでどなたか転載をよろしくお願いします。
「では、なぜいきなり俺達に攻撃を加えた!?皆殺しが目的でないならば
話し合うこともできたのではないか!!?」
「貴方が血塗れの僕達を見つけてしまった!
僕達が殺人者だと噂が広まれば行動がしにくくなる!だからですッ!」
そう。カチュアがライトニングボウを撃つ数秒前。
この剣士は岩陰に隠れこちらを窺うデニムと目が合ったのだった。
そこからマルスを殺したのは自分達だろうということを
看破するのに時間はかからなかったようだった。
「つまり、俺達を口封じしようというわけか…
貴様らを殺すのに遠慮はいらなさそうだな!」
キィン!!
互いの剣を弾く音がカチュアの身体の芯にまで響いた。
いつのまにか二人とも先程よりも自分から離れたところで目にも留まらぬ動きで
剣を、腕を、身体を振るっている。
動きが早すぎて下手に援護攻撃はできそうもなかった。
だが、弟が戦っているのになにもしないわけにはいかない。
だって、私は姉なのだ。そして彼を愛しているから。
短剣を握り締め、彼女は同時に精神を集中させていった。
【D-6/平原/一日目・日中】
【ベルフラウ@サモンナイト3】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:支給品一式 、筆記用具、竜玉石@タクティクスオウガ
ヒーリングプラス @タクティクスオウガ
キャンディ詰め合わせ(袋つき)@サモンナイトシリーズ
(イチゴキャンディ×2、メロンキャンディ×2、パインキャンディ×1
モカキャンディ×1、ミルクキャンディ×1)
[思考]1:安全な場所までの退避。
2:知人やナバールの仲間と合流したい。
3:できればナバールを援護したい。
4:放送後、ナバールが存命ならC-6の城へ向かう。
5:ゲームから脱出したい。
規制の餌食になりましたが投下完了です。
誤字脱字、そもそもこんな性格だっけ?とかあれば指摘お願いします。
4人とも使ったことが一度もないので…。
【ナバール@紋章の謎】
[状態]:健康
[装備]:火竜の剣@タクティクスオウガ
[道具]:支給品一式、筆記用具、カレーキャンディ×1
[思考]1:目の前の二人を倒す。
2:対主催者を探す。
3:放送後、ベルフラウが存命ならC-6の城へ向かう。
4:この状況から打破したい。
【デニム=モウン@タクティクスオウガ】
[状態]:小消耗(肩の傷は治療済み、行動制限なし)、プロテス(セイブザクィーンの効果)、血塗れ
[装備]:セイブザクィーン@FFT
[所持品]:壊れた槍、鋼の槍、首輪、不明アイテム×2(確認済) 支給品一式×2
[思考]:1:その他参加者の排除
2:脱出法の模索
3:脱出が不可ならカチュアを優勝させる
4:カチュアをヴァレリアへ帰還させる
【カチュア@タクティクスオウガ】
[状態]:中消耗、血塗れ
[装備]:魔月の短剣@サモンナイト3
[道具]:支給品一式、銀の盾@ティアリングサーガ、ガラスのカボチャ@タクティクスオウガ
[思考]1:デニムを守る
2:二人で生き残る(手段を選ばない)
[備考]
デニムの傷はカチュアがヒーリングで治療しました。
マルスの支給品一式はデニムが回収しています。
ナバールがチキに交信を試みたかどうか、また通じたかどうかは書き手の方にお任せします。
お互いに敵の名前は把握していません。
一番上に改行いれたせいで投稿失敗していましたすいません。
激しく乙
ここでもバトル勃発、イイヨイイヨー
ちょっと気になる点を、時間はマルスがアボンした直後だからこれでいいとして
カチュアの参戦時期時のクラスはダークプリーストだから、
攻撃魔法はライトニングボウのみのはず。
スターティアラをライトニングボウにすればいいだけだと思われ
スターティアラを使えないとは迂闊でした。
>>756だけ作品修正スレに投下しておこうと思います。
指摘ありがとうございました。
おお投下が。乙です。
気になったところがあるので報告を。
>デニムの傷の回復されるためにヒーリングを使った。
誤字?
あとナバールが饒舌気味に感じたけど、そもそもこれは原作自体に描写がほとんどないからなぁ……。
ナバールの饒舌云々は多少は妥協しないとやっていけない気がする。
描写が少ない奴は書き手がカバーするしかないからどうしてもん?と感じるところは出てしまうんだから。
自分でもちょっとしゃべりすぎかな、とは思ったのですが
フィーナやシーダに対してほとんどしゃべらない、ってわけでもないので
どうにかなるかな、ということで。
あとwikiへの転載乙です。
>>763氏も指摘ありがとうございます。修正するときに修正ミスしたようで…。
766 :
700:2008/03/12(水) 23:25:57 ID:+8hqezDg
自分はタクティクスオウガも紋章の謎もプレイしているけど、
別段違和感は感じなかったですよ。
必要なことしかしゃべらない感じだからあれでいいと思う。
しかし、筆記用具調達した割にはまだ名簿見ていないようなので
「迂闊な奴めw」とは思ったけど。
文だけでいえば、貴方の文体のテンポのよさに嫉妬しています。
リズム感があって読みやすいというか。
あ、すいません。
中ボス&ウィーグラフもう少し時間かかりそうです。
>>765 書き忘れましたが乙。ベルフラウもナバールも読んでて違和感は感じませんでした。
それとさっきwikを見て気が付いたので一言。
>結果、何度も重ねがけすることで傷は塞がったが
ルールでは重ねがけは不可能って書いてあるんだけど、これはどうなんだろ?
というか同じ傷に繰り返し治療する事なのか回復魔法を連続して行う事なのかいまいちはっきりしない気がする。
そして自分もアズリア姉弟とオグマさんにてこずってる。喋る度に口を開くとか話し始めるとか
使っちまうからうまく書けん。
>>766 いやナバール達は名簿見てますよ。ベルフラウと知り合いを教えあってます。
>>767 あ、本当だ。
ルール自体はRPGロワから持ってきて改変したから、そこら辺はそのままになっています。
個人的には回復魔法の重ねがけを許容してもいいと思うな。そのぶん消耗するんだし。
とくに反対意見がなければ、ルールを重ねがけ有りに直してはいかがだろうか?
770 :
700:2008/03/13(木) 00:16:21 ID:2tp6899b
>>768 じゃあまだ「目は通してるけど名前と顔が一致していない」状態か。
名前は把握していないって書いていたから、名簿見ていないのかと思った。
まあ事前に名簿で顔見ていたところで、強い印象や思い入れがなければ
すぐには思い出しにくいわな。
ミカヤの詳細名簿以外の普通の名簿には名前しか載ってないのでは?
>>769 自分は重ねがけ有りに賛成です。なんか無しだと色々話を書き辛そうな
気がするので。(自分だけかもしれないが)
>>771 詳細名簿以外は名前があいうえお順に並んで載ってるだけみたい。
だから他の参加者も死んでるはずのやつが名簿に載ってて「本当にあいつなのか?」
と思ってる人が殆どだ。
よく考えたら名前だけだとゴードンとかカチュアとかry
……まあこの辺は不思議パワーで勘違いしない、とかでもいいかもしれないけど。
久しぶりに死者スレに書き込みあったなと思ったら吹いた。
私も魔法は連打でいいと思います。
カチュアでこれだけ消費してるのでは進行に影響は出なさそうですし。
したらばの死者スレに吹いたw
何気にFFT勢ってアビリティでいろんなことができるからスペック高いんだな
しかしロワ中で活用してるのはラムザのみ、
専用職ある奴らはそれが一番戦いやすそうだからジョブ変えそうにないけど。
アルガス?あれはwikiの通り馬(ry
考えてみれば、何気にバールは全参加者中最強なんだよな。
ダントツで。
>>773 パロロワのお約束の一つだな。
ほかには、「戦闘中に支給品袋はどこに置いてんだよ」とかなw
こんにちは。一応できあがったんですが、規制されてしまっているので、仮投下としてしたらばに投下しておきます。
長くなりましたが、一応できあがりました。
またしても少しばかりやらかしてますので、
仮投下としてしたらばに投下しておきました。
投下しておきます、です。
何あわてているんだ自分。
>>778 所々、沈黙を表す「……」が中黒(・・・)になっている。
あとはOKだと思う。
>>779 んん? 探しても見つからない……。
>>781 投下ただいま完了。もう一度誤字脱字の修正やりながらでしたから、
少し疲れました。過去作品も明らかな誤字は修正したいものですが…。
もうできないッスよね?
これからオグマ組を楽しみにしてます。
多分、この人たちの続き書くかも。ククク…。
でもその前に、と。とりあえず誰もいなければ
ホームズとサナキ(&プリニー)で予約したいですがよろしいですか?
時間は少しいただきたいので、すでに少しでも書いている人があれば
申請取り下げますが。
両者とも激しく乙!
>778
ここで町へ行くことになるとは思わなかった
てっきり城へ行くことになると思ってたからw
>782
濃い繋ぎに脱帽。
このウィーグラフなら魔人化しなさそうだw
両氏ともGJです
>◆b1F.xBfpx2氏
町に行って会議したことでいろいろなフラグが立ってる気がしますw
>◆j893VYBPfU氏
何処へ行っても時間的に苦しい2人組の繋ぎで
無理のない考察話大変良かったです
ところで題名は拳で語る(仮題)でいいのか、
まだ決まっていないのかどちらでしょうか。
wikiで題名(ページ名)の修正はログインできる人しかできないみたいなので。
予約は土日に反応が無いなら書いてもOKだと思います
>>783 いや、むしろ思いっきり魔人化させるつもりでのつなぎだったのですが(;´∀`)
このあと、思いっきり扱き下ろすというか絶望させるつもりの。
ウィーグラフのクリスタルも、絶望の為の小道具のつもりで出したのに(´・ω・`)
聖石の発動条件は封じられたルカヴィ(この場合べリアス)の耳元に届くほどの
魂の慟哭であり悲鳴でもある「絶望と悲憤」が必要になりますから。
それに必要なものとなれば、心より信じた恋人や理想への挫折が必須となります。
希望も愛も抱けない人間が、絶望なんてできるはずないですから。
以前までの関係のままだと、たとえウィーグラフの目の前で中ボスが死んだところで
「へんなやつで悪いやつじゃなかったけど、仕方ないや」
ぐらいの悲しみにしか抱かないでしょうから。
本音はまさに
>>92あたりです。いやマジで。
他の聖石も発動に足る程の「魂の慟哭」を描かないと駄目だから。
アルマにヴァルゴ渡しても簡単にルカヴィ化はしないし、
聖石って威力があるわりには実に扱いに困るアイテムですね。
あと、一応これまでの全ての作品、このシーンでは原作のこの音楽、
みたいなことを考えながら書いてます。
向こうの>90あたりは「FFTのオープニングテーマ」だったり、
漆黒の騎士がはじめてアティの兜を取る辺りは暁の女神の「勇猛ゼルギウス」だったり。
(ついでにアティのお腹が鳴るあたりでBGM止まりますが。)
あとは色々想像してください。
原作をゲームやっている人はそういうの想像してくれると嬉しいです。
>>784 すいません。題名はもう少し考えさせてください。
「儚い希望」とか、色々とそれよりいいタイトルがないか考案中です。
内容はあれでNG要素がなければそのままで出します。
NG要素は中ボスがイヴァリースの拳術の基礎覚える辺りと、
ウィーグラフのクリスタルあたりです。これは聞いといた方がいいと思ったから。
自分も題名を仮とさせてもらいたいです。なんかこれというのが浮かばなくて・・・。
内容の方もまだ追加・修正部分が見つかったので書き直さないといけませんね。
あんだけ危険な二人に会ったのにそれを話さないのも不自然ですしね。
とりあえず、題名は「拳で語る」のままにいたします。
念のため、細かい誤字脱字があったので、それだけを訂正します。
>83
×それは、私自身が衰えてしまっているからです。」
○それは、私自身が衰えてしまっているからなのです。」
× それが人間の本来あるべき悪魔との戦い方なのだ。
○ その技術と知恵を駆使し、工夫を止めぬ事が人間という種が持つ最大の武器なのだ。
>84
×「ですが、一つ〜
○「ですので、一つ〜
>87
×その恵まれた体力を〜
○その恵まれた身体能力を〜
×体力差があってもそれに〜
○身体能力差があってもそれに〜
>89
×何時の間にかに〜
○何時の間にか〜
×的外れな推測に
○あくまで推測に
>91
×真意をその魂で知ることになるのだが、むしろその行為に感謝さえするようになることを、この時は〜
○真意を知ることになるのだが、この時は〜
>92
×土壌は完成された。
○土壌はひとまず完成された。
後の書き手さんへの強制になりそうなところは表現を変えて、
あとは助詞などの間違いを修正しました。それ以外はすべて同じです。
修正部分をわかった範囲で直して、題名も変更したらもう更新されててorz
一応修正スレに投下しますが、題名は変更できればで構いません。
あー、作品の掲載は本スレ(ここ)に投下が終わってからのほうが良いかと思います。
したらばを見ていない人だっているかもしれませんし。
了解です。では修正した内容をこちらの本スレに投下します。
多分、真中あたりで規制かかると思うけど。
二人の男が、鬱蒼と木々の茂る山の中で黙々と南下を続けている。
やがて、一人の男が思い出したかのように沈黙を破った。
「ふぉ、ふぉきょりょでふぃーふはふふぁん(と、ところでウィーグラフさん?)」
「…なんだ?」
「このような事をお聞きするのは失礼ですが、貴方はその、
イヴァリースという国において、どれほどの強さをお持ちなのですか?」
顔を何かの奇抜な前衛芸術のような形に腫れあがらせた長髪の気障な奇人は、
鬱蒼と木の茂る山の中で、目の前の陰気な金色の甲冑を身に纏う騎士に疑問を投げかけた。
「フッ、それなら今身を以って知ったばかりだと思うが?
…それとも、まだ知り足りないか?」
元上司譲りの、背筋が凍りつく肉食獣の笑顔をヌタリと浮かべながら、
ウィーグラフと呼ばれた騎士は抑えた低い声で答えた。
無論、これは先ほどの件でこれ以上とやかく言うなら、
もう少し拳で語ってやろうという意味を込めての事だ。
「…ヒィ!し、紳士は拳でなく言葉で理解しあうべきものなのですよウィーグラフさん!」
さて、出会った時の剣の手並みから考えても、貴方はさぞ名のある騎士だと思われるのですが、
その強さが貴方の故郷においてどう評価されているか、それを知りたいのです。」
殴り回された事を避けて、会話を続けようとする目の前の奇人。
とりあえず、先ほどの件の抗議のつもりではないらしい。
そして、先ほどとは違い真剣な表情(腫れ上がっているので分かり辛いが)と
声色から考えてふざけているわけでもなさそうだ。
ウィーグラフはそう判断し、今度はまともに返答に応じる事にした。
「残念だが、功績は無数にあっても何一つ評価されたことはないし、名もあまり知られてはおらぬ。
私は常に最前線で戦い続けたが、手柄だけは貴族どもに全て横取りされたからだ。
…こちらは補給一つにも事欠く有様だったというのになッ…。」
遠い眼をして答える、ウィーグラフの視線はどこか厳しい。
目に見えぬ何かに抗議する、苦渋に満ちた独白はなおも続く。
「平民と見れば嫌なことだけを押し付けて、自分だけは安全な所でふんぞり返り、
旨味だけは吸いに纏わりつく。こちらが干からびるまでな…。
それが貴族のやり方だ。奴らなど身なりだけは良い蛭とそう変わらんよ。」
怪訝そうな奇人の視線に気付き、慌てて心から湧き出した嫌悪感を打ち切る。
どうにも貴族の話題となると、感情がむき出しになる。悪い癖だ。
慌ててかぶりをふり、ウィーグラフは思考を切り替えた。
「すまない、話しがそれたな。主観的な見方ですまないが
腕前ならイヴァリースでも上から数えて十本の指に入るとは自負している。
私自身が挙げた五十年戦争当時の功績の数々と、打ち破ってきた敵から判断してのものだ。
本当に私が勝てぬと思うのは、天騎士バルバネスと雷神シドの二人のみ。」
断じて自惚れではない。
自分自身は長きにわたり、鴎国の侵略から民を守る為、畏国の未来の為、
ウィーグラフは義勇兵としてこの身を戦いに捧げてきた。
そして所詮平民集団と侮られぬよう、戦場に物乞いに来たと辱められぬよう、
正規の騎士団以上の活躍を続け、団長である自分は人一倍に剣を振ってきた。
その己を卑下し、その腕を過小評価することは、
これまで付いてきた部下達に申し訳が立たぬし、
何より打ち破ってきた鴎国の英雄達に対しても非礼に当たる。
ウィーグラフは固く自分を、戦友を、そして強敵を信じていた。
「ほう。やはりそれだけの強さはおありということですか。
唯者ではないと思いましたが、それほどとは。」
賞賛の言葉を投げる奇人。
ただし、その目はどこか遠く、心は別の方向を向いているようでもある。
ウィーグラフは質問の真意に疑問を感じつつあった。
「…世辞はいい。
ただし、私やあのヴォルマルフもあくまで常識的な人間の範疇に入る強さであって、
お前の言い分が確かなら、先ほどのルカヴィ(悪魔の意味)、
超魔王バールとやらをどうにかできるとは到底思えん。
ただし、その『からくり』なら心当たりが一つだけあるのだが。」
そう。確かにあのヴォルマルフは剣を持たせても極めて危険な男だが、人の理を外れた強さとまではいかない。
第一、触れもせずあのルカヴィ(目の前の奇人の世界では超魔王と呼ぶらしい)を労せず倒せるわけがない。
それこそ、常識を覆すような“奇跡”でも起こさぬ限りは。
「ほう?それは是非お聞かせ頂きたいものですね、ウィーグラフさん。」
目の前の奇人は好奇の視線を向けるが、金色の騎士はそれをやんわりと制した。
「フッ、そう慌てるな。それは私の問いに答えてからの事だ。
なぜ、私の強さなど念入りに確かめようとするのだ?その理由を聞かせてもらいたい。」
ウィーグラフには中ボスの質問の意図がまるで読めなかった。
客観的に自分がどれだけの強さか、今この閉鎖された空間で
それを知ったところでさほどの価値はない。
自分より強い者を雇えるわけではないからだ。
仕返しをしたいなら、中ボス自身の手でつけるしかない。
第一、そのつもりならこんな意味のない聞き方はせず、
もっと油断させてから切り札や手の内を引き出そうとするだろう。
とはいえ、表情から察するに冗談で話しかけたわけでもない。
事実、この男は先程の奇行時からは想像も付かぬほどに
張り詰めた表情を浮かべていた。
ウィーグラフの怪訝な顔を見咎め、奇人は大きくうなづいた。
「では、お答えいたしましょう。それは、私自身の力が衰えを感じているからなのです。」
このどうしようもない奇人、ビューティー男爵ことバイアスは初めて見せる深刻な面持ちでそう答えた。
事実、彼には深刻な懸念があった。
本来、ただの人間に殴打されたところで仮にも元魔王にかすり傷一つつけることは不可能である。
もし全力で人間が殴りつけた場合、むしろ殴りつけた拳が粉砕骨折し、二度とモノが握れなくなる恐れすらある。
それが、あろうことかこちらの顔面が腫れあがるのである。そう。まるでただの人間が殴りつけられたかのように。
それこそ、“奇跡”とでも言える理由がでもければ、説明のつくものではない。
人間とはひどく脆弱に作られている。そしてあまりにもその命は儚い。
中にはゴードンやカーチスのような規格外の存在もいるが、それは例外中の例外に所属する。
本来、人間とは悪魔に正面から立ち向かえるような存在ではないのだ。
通常の人間の力量を水に例えるならコップ一杯分、
英雄と呼ばれる存在であっても風呂桶程度に収まりそうなものだが、
魔王の力量はもはやダムの水量に等しい。
その質量差は勿論の事、一度に使える水量も、全てが根本から違いすぎる。
比較すること自体がナンセンスなのだ。
だからこそ人はその絶望的な差を埋めるために技術を磨き、知恵を絞るのである。
屈強な悪魔達とは違い、瞬く間に老いて死ぬからこそ人はその短き生の中を懸命に生き、
自らの生きた痕跡を残そうと次の世代に様々なものを残し託そうとする。
例え滅びようとも、その磨かれた技術の中で永遠に生き続けようとするかのように。
そして、その何世代にかけて積み上げられ、磨き抜かれた技術と知恵は、
魔王さえも出し抜き、その絶望的差さえも容易く覆す場合さえもある。
その在り様自体が悪魔からしてみれば類まれなる“奇跡”であり、
その技術と知恵を駆使し、歩みを止めぬ事が人間という種が持つ最大の武器なのだ。
魔界の誰よりも人間を深く知り、愛した事さえもある彼だからこそ確信できる事実である。
もし、ウィーグラフがその規格外の存在でなければ、
こちらが大幅に弱体化したと考えるべきなのだろう。
それがどこまでのレベルか、中ボスは第三者を通じて確かめる必要があった。
自らの現在の力を弁えずにいては、自らの身を守ることさえもままならない。
「あのヴォルマルフにこちらへ呼び出されてからというもの、
絶えず脱力感が体中を覆い、意識に体が追いつきません。
はじめのうちは、ここ最近無理をしすぎた反動かとも思いましたが。」
いつもの大天使からの力の供給が途絶えたからだとも考えたが、
それならもっと違う部分で予兆が発生するはず。
「負け惜しみ…。ではないようだな。」
「とはいえ、元より貴方がそれほどの腕の持ち主であれば、先ほどの事も納得できようものです。
衰えなど、実は疲労からくる気のせいなのかもしれませんねえ。」
軽い口調とは裏腹に、中ボスは衰えている事には確信を抱いていた。
ただし、どの程度まで落ち込んでいるのか、それは到底自らで評価を下せるものではない。
魔界の基準と人間の基準は、あくまでも全くの別物なのだから。
「ですので、一つお願いがあります。
我が友、そしてライバルとして、今の私が貴方から見てどれだけの強さか見ていただきたいのです。」
「手合わせなら歓迎するぞ?先ほどの仕返しをしたいなら、全てが無駄に終わるとその体に教えてやろう。」
右手で拳を握り、左の掌に勢いよく当てて猛獣の笑みで答えるウィーグラフ。
その表情は、もはや邪悪そのものと言ってよいほどに凄絶に歪んでいる。
「ギクッ!い、いえ、そこまでなされる必要はございません。
私が軽く演武をいたしますので、貴方の世界から見て私がどの程度の強さか、
それを確認して頂きたいのです。そして、注意点があれば遺憾なく指摘してください。」
「ええ。友とは!ライバルとは!!相棒とは!!!
互いにその腕を認め合い切磋琢磨するもの!
ええ、これもまた友情を深めあう行為なのです!」
熱苦しい言葉を投げかける目の前の奇人。
彼なりの私への励まし方なのかもしれないが、流石に付き合い続けるには辛いものがある。
「…いつ誰がお前の相棒になったのだ?と言いたいところだが、まあいいだろう。
最後まで見届けてやる。始めてくれ。」
正直な所鬱陶しくもあるのだが、この奇人には荒んだ心を随分と助けられているのも事実だ。
(別の部分で、その心を色々とささくれ立たせてくれるのも事実だが。)
その程度の事でよければ、先ほどの借りは返しておきたい。
もし、仮に最初に出会った者がこの男ではなくゲームに乗った殺人鬼であれば、
たとえ打ち負かそうとも状況に押し潰され、心が折れてしまっていたかもしれない。
ある意味、この奇人あっての自分なのだろう。
無論、そのような事を口にすればこの奇人を調子づかせるため、
感謝の念は軽々しく口にすまいとも心には決めているのだが。
―――たんっ。
力強く地面を踏みしめる音を響かせ、
中ボスが構えを取り演武が始まった。
力強く踏み込んでからの正拳突きから回し蹴りに入り、
上段・下段へと蹴りを披露する。
木の葉が舞うような軽やかな動きに見えて、
その一撃、一撃がとてつもなく重いのは
踏み込みで無数に抉り抜かれた地面が見事証明している。
先ほどの奇行からは考えられぬ、優雅にして華麗、そして危険なる動作。
あくまでも人を殺すことを最大の目的としながら、
見る人を魅入らせてぞくりとさせる、
それは騎士にとっての名剣にも喩えるべきものであった。
遠くから眺めているからこそ技の繋ぎ目や動きが理解できるのだが、
正面から相対した場合、対処することはおろか動きを追う事すらできないのではないか?
もし、あの時演武ではなく本当に手合わせをしていたのなら、なす術もなく倒されていたのではないか?
ウィーグラフは戦慄を禁じ得なかった。
やがて演武が終わり、目を閉じ俯きながら天を指さすポーズを決めた。
――――だが、数秒とたたない内にゼェゼェと荒く激しく息を吐き、
全身がびくびくと痙攣を起こしながら汗で水溜まりを作り、両膝をつく。
顔色はもはや酸欠寸前の紫に染まり、数秒前の華麗さは見る影もなく
屠殺される寸前の鶏を連想させるようにそれはそれは見苦しさの極致にあった。
…馬鹿がッ。張り切るのはいいが、演武とはいえ大技の使い過ぎだッ。
それさえなければ完璧だったものをッ。しかし…。
「………………………………………………………………………。」
「フッ、どうなされました?」
「…中ボス。お前、ただの変人ではなかったのだな?」
「ガーーーーーーーーーン!!ひどい言われようですねえ!!」
「…今までのお前の行動で、一番驚いたほどだ…。
…まさか、これほどとは。膂力、速度ともにお前以上の者を私は知らない。
無手であるなら、イヴァリース…わが故郷でも控え目に見て数指に数えてもいい。
世界を基準にしても上から二十以内には入るだろう。
剣を手にした私でようやく互角。無手同士なら3割、いや2割も怪しいだろう…。」
あまりこの奇人を調子づかせなくはないので認めたくはないのだが、
同じ武人としてあれだけのものを見せつけられては、
どう我慢しても湧き上がる興奮を抑えきれない。
武人として、感想に嘘はつけぬのだ。
「では、逆を言えば2割は貴方が勝てるということですね?」
「…そういうことになる。」
だが、予想に反してこの奇人の顔はこれまでの中で最も硬い。
…やはり一般の人間から見てのレベルにまで置き変わったと…、
などと意味不明な事をぶつぶつと呟いていたが、
やがて何かを噛みしめるように一人で大きく頷き、
こちらを見て落ち着いた声で続きを促した。
「やはり、そうですか。では、注意点の御指摘をお願いいたします。
それが、貴方の言う“2割”の根拠にもつながっているのではないでしょうか?」
この素晴らしき拳術家(にして奇人)はおそらく、自らの欠点に薄々気が付いている。
だからこそ、その克服の為に私に見届けてもらいたかったのだろう。
ここまでの完成度を誇りながら、なんという探求心か。
ウィーグラフは敬意を押し殺して努めて平静を装い、
あえて上からの目線で目の前の奇人に教え聞かせる。
「よし、いいだろう。ならばお前に教えてやる。
お前の最大の欠点は、その恵まれすぎた素質に頼り過ぎている所にある。」
「力と速度は誰よりもあるが、それ以外に欠ける部分がある。特に体力と技術面がそう。
ペース配分については素人以下だ。分かりやすく言えば、全てが大味で繊細さに欠けるのだ。」
そう、どちらかと言えばこの男は攻撃型の人間だ。
その恵まれた身体能力をさらに活かすために拳を扱うタイプ。
だからこそ、先ほどの構えや動きから考えても防御や駆け引きはあまり考慮されていない。
攻撃をかわせば、あるいは初動さえつかむことができれば、
身体能力差があってもそれに合わせて迎撃することはなんとか可能だ。
「特に最初の正拳付きからの回し蹴りへの連撃など、勢いに任せ過ぎている分間隔に僅かな隙があった。
いかに速かろうと動きを読まれれば、それを迎撃され致命打を受ける恐れがある。
第一、あんな派手な動きばかり続けていてはすぐに消耗する。
もっとも、これまでのお前はその圧倒的な力量差で相手に何もさせなかったのだろうが、いつもそうできるとは限らん。
もう少し、動きは小さく纏めておけ。それに、少しは防御や駆け引きも覚えておいた方がいい。」
「おお!そこまで丁寧な指摘を頂けるとは!
感謝します。さすがわが友!わが相棒!!ライバルと認めるに相応しいお方です!!!」
「…だから、いつから私がお前の相棒になったのだ?
とはいえ、わざわざそちらから手の内を晒したのだ。
たとえお前がどのような人間であろうと、信頼の証を立てるのが当然の礼儀。
別にお前の為にというわけではない。私の面子にかけての事だ。」
興奮気味で熱苦しい中ボスとは対象的に、
ウィーグラフは仏頂面で冷淡に話しを続ける。
「それに、同行者である以上、お前に足を引っ張られればこちらまで死ぬ。
そうならぬよう、イヴァリース式の拳術の基礎を教えやるが?
ならば無駄な体力の消耗を抑えられるだろう。」
(礼には及ばない。むしろそこまでこの私を信頼してくれて心よりうれしく思う。)
本音では心からそう言いたかったのだが、
この奇妙奇天烈な奇人相手ではそれが難しく、どうしても見下ろした冷たい態度となる。
だが、あまり調子づかせて今後の奇行が一層ひどくなるのも考えものだ。
すまない、と心の底では深く謝罪する。
「おお!それは願ってもないご厚意。是非ご教授願いたいですねえ!」
この自分には到底持ち得ない奇人の能天気さと前向きさが、少々恨めしかった。
「ああ。では始めよう。まずは構えからだ。」
ウィーグラフは意識を集中し、小さく構えを取り出した。
【C-3・小山/1日目・昼】
あちゃあ、やっぱり規制かかりました。
したらばに残りを投下していただければ代理投下いたしますよ。
まだ途中だけど投下乙です。
この流れだと、ラハールクラスでもルヴァイド&マグナとか
デニム&漆黒とかの強者が複数で襲い掛かれば十分倒せる戦闘力、と考えられるかな。
やりやすくて非常に助かる…。
>◆b1F.xBfpx2氏
個人的判断で申し訳ありませんがまだ本投下は控えてもらってよろしいでしょうか?
もう容量が480KB近いので、
次スレが立ってから次スレに投下してもらったほうがいいと自分は思うのですが。
回復魔法の連射云々も含めて、テンプレに改正案などあれば
今のうちにまとめちゃったほうが無難だと思いますので。
「『からくり』は、おそらくヴォルマルフが首に下げていた、あの獅子の紋章が刻まれたクリスタルにある。」
戦士は剣を手に取り胸に一つの石を抱く
消えゆく記憶をその剣に刻み
鍛えた技をその石に託す
物語は剣より語られ石に継がれる
今、その物語を語ろう…
「あれは、“ゾディアックストーン”、いわゆる聖石と呼ばれるクリスタルだ。
我々イヴァリースの住民は皆、お守り代わりに首にクリスタルを下げる風習があるのだが、あれは別格にあたる。」
ウィーグラフは自分の首にかけてある親指サイズのクリスタルを見せながら、ゆっくりと噛み締めるように言葉を区切った。
「はるか昔、イヴァリースの地で魔神が召喚され、奴らは世界を滅ぼそうとしたらしい。
だが、奴らに対抗すべく十二人の勇者たちが集められ、
瞬く間に悪魔を魔界へ追い戻すことに成功したという。
その勇者達は一人ずつ黄道十二宮の紋章を刻まれたクリスタル、
“ゾディアックストーン”を身に付けていたということらしい。
『この石を用いた』伝説の勇者達“ゾディアックブレイブ”は数々の奇跡を行ったと伝えられ、
その後も時代を超えて人間が争いに巻き込まれる都度勇者たちが現れ世界を救ったとされている。」
…イヴァリースに広く伝えられている、あまりにも有名なお伽噺だ。
だが、お伽噺をするには深刻すぎる表情で、ウィーグラフはなおも続ける。
「私はかつて、ヴォルマルフの下でそれらのクリスタルの収集を命じられていた。
実はここに飛ばされる直前も、奴の息子とともに聖石“ヴァルゴ”の回収に向かっていたのだ。
我々はそれらを身に付け“新生ゾディアックブレイブ”を声高らかに宣伝し、
伝説の再来を演出する予定であったのだがな。」
「あれにはルカヴィすら凌ぐ御力が備わっていると伝えられている。
私自身はあんなクリスタル、ただの宣伝効果のある骨董品程度にしか考えてはいなかったが、
あれに本当に伝説通りの力があれば、お前の言うルカヴィ、超魔王バールを手玉に取る事も可能だろう。
以前からあのヴォルマルフが聖石探しに血眼になっていたのもうなづける話しだ。
奴は、おそらく手にする聖石“レオ”からその力を引き出す方法を解明したのであろう。
「…ちなみに、私は聖石“アリエス”の新生ゾディアックブレイブだったのだがな。
この悪趣味な金色の鎧と赤いフード付きマントは、その証だ。
だが、聖石はここに呼び出された際に没収されてしまったらしいが。」
これまでの険しい表情から一転、顔を自嘲に歪める。
ヴォルマルフにいいように利用された自分の愚かさを恥じているのか、
夢破れ、今度はゾディアックブレイブという虚構の英雄に
本当になろうとしていた自分への嘲りが理由なのか、
その心は知るすべもない。
「……それは、もしかするとこれの事でしょうか?」
中ボスは懐から握拳大はあるクリスタルを取り出した。
ヴォルマルフがこちらに転移する呪文を唱えた時に、
懐から光っていた奇妙なクリスタルとよく似たものが
支給品として与えられていた事に彼は気づいてたのである。
「間違いない。それは私の聖石“アリエス”だ。
…一体何を考えているのだ、ヴォルマルフは?
一度私から没収しておきながら、支給品として再び配布するとは」
「…理解できませんねえ。自らはその聖石の恩恵に授かりながらなら、なおさらです。」
役に立たないアイテムなら、わざわざ没収したりなどしない。
今こうしてウィーグラフが首にかけている、何の役にも立たないクリスタルのように捨て置くはずだ。
そして、数々の奇跡を起こしうる重要物であれば、さらに再び配布する理由も見当たらない。
二人は、ヴォルマルフの意図を掴みかねていた。
――後に、ウィーグラフはその悪意と嗜虐心に満ちた真意を知ることになるのだが、
この時は想像さえできなかった。
「厚かましい願いだが、その聖石、私に返しては貰えまいか?
この通りだ、頼む。」
面子を重んじる彼にしては珍しく、中ボスに頭を深々と下げる。
その表情は今までのどの時よりも固く、真摯な決意に溢れていた。
「…ウィーグラフさん。そこまでなさる必要はございません。
それに、元より貴方のものであれば、むしろ私から返すのが道理。
それにこの聖石を私よりもよく知る貴方のほうが、所持するに相応しいかと。
…第一、私にはこれの使い方が全くよくわかりません。」
「ですが、そのお伽噺の“ゾディアックブレイブ”に相応しい英雄になってください。
それが条件ですね。」
いつものおどけた口調で、ただし、態度は恭しくその聖石“アリエス”を目の前の騎士に返却する。
「すまない。心より感謝する。
謝礼と言ってはなんだが、私のクリスタルを代わりに貰ってくれ。
互いのお守りを交換するようなものだと考えてほしい。」
「お前が望むなら、私はそのお伽噺の英雄に、今度こそなってみせよう。
ただし、今度は教会の…ヴォルマルフの狗ではなく、本当の世界を救う本物の勇者としてな。
フッ。神殿騎士を辞めてなおも、ゾディアックブレイブは辞められぬということか。」
こうして、お伽噺の英雄一人がこの世に舞い戻される土壌はひとまず完成された。
ただし、現実というものは常にどこまでも残酷で、醜く、そして救いというものがない。
このお伽噺の英雄達“ゾディアックブレイブ”の真実も、しかり。
―――現実というものは、常に悪魔どもの味方だ。
「ええ、その心意気です!それでこそ私もこの石をお返した甲斐があろうというものです!」
「フッ、おかしな奴だ。だが、嫌いではない。では、休憩が終わり次第南下するぞ!」
「ええ、華麗に参りましょう!こちらには伝説の勇者がいるのです!」
【C-3・小山/1日目・夕方(16〜18時)】
【ウィーグラフ@FFT】
[状態]:健康
[装備]:キルソード@紋章の謎
[道具]:いただきハンド@魔界戦記ディスガイア、
ゾディアックストーン・アリエス、支給品一式
[思考]:1:ゲームの打破(ヴォルマルフを倒す)
2:仲間を集める
3:ラムザの捜索
4:…こういうのも悪くはない。頼むぞ、相棒。
【中ボス】
[状態]:軽症(顔面の腫れと痛みは引きました)
[装備]:にぎりがくさい剣@タクティクスオウガ
[道具]:支給品一式 、ウィーグラフのクリスタル
[思考]:1:ゲームの打破
2:???
3:自分も伝説の勇者、ゾディアックブレイブを名乗りたいものですね!
[備考]:FFTの「拳術」のアビリティの基礎を学びました。
具体的にどこまで「拳術」のアビリティを使いこなせるかは後の書き手の方にお任せします。
なお、ウィーグラフのクリスタルはラムザ達イヴァリースの住民全てが持っているお守りで、
所持したところでゲーム的には何一つ恩恵は得られません。
あれ、最初だけなぜか反映されてない?
では、今から投下するのは
>>805の直前に入ります。
大丈夫かな。
―――日がそろそろ傾き出し、周囲をその光で朱に染めだした頃。
「フッ、ここまで教え甲斐のある弟子ははじめてだな。」
「ええ、私は貴方の友!そしてライバルなのです!
貴方が認めた人間であるなら、出来て当然のことなのです!」
ウィーグラフは何時の間にか自分の心の仮面が
剥がれ落ちていることさえ気が付いていなかった。
二人は尻もちを付きながらお互いに笑顔で見つめあう。
お互いが興奮と心地よい疲労で顔を上気させ、
荒い息を吐き全身が汗まみれになりながら、
心は充足感で満たされていた。
ウィーグラフとしては武人として目上の者に認められ、ものを教える事は何よりも愉悦であるし、
中ボスにとっては人間の格闘術の基礎を教わる機会が得られるのは光栄の極みでもある。
――情景だけを見れば危ない情事後の二人にしか見えぬが、断じてその気があるわけではない。
「そういう自慢なら構わぬが、少々こそばゆいな。
では、先程の約束だ。ヴォルマルフの『からくり』について話そう。
とはいえ、これはあくまでも私の憶測に過ぎぬ。過剰な期待は禁物だが」
「ええ、今はどんな僅かな情報でも構いません。お願いいたします。」
ウィーグラフはそう言って表情を引き締めて姿勢を正し、中ボスもそれにならった。
これから先のものが的外れな推測に過ぎぬかもしれぬものとはいえ、決して雑談混じりにしていいものではない。
>>804 いえ、本投下もなにも今ぷらら規制されているので、自分では投下できない状態なんです。
それで、もし本スレに投下した方がいいのであれば、代理で他の方に貼ってもらおうかと。
まあ容量の関係で次スレにというのは賛成です。
>>2>>4>>6はそのままで
>>3を>812>5を>813でいいでしょうか
変更点は重ねがけの記述削除とマルスの生死の記述のみですが
■制限
特殊能力は全般的に消耗が激しくなる。弱い魔法も連発は相当消耗。
蘇生・即死・時間移動・遠距離瞬間移動・地形が変化するほどの大規模魔法(天変地異)は不可。
状態異常系魔法や技は効果、成功率の低下。
【首輪関連】
ゲーム開始前からプレイヤーは首輪が装着されている。
外そうとすると爆発。会場から一定以上はなれても爆発する。
二四時間の間に死亡キャラがいない場合、全員の首輪が爆発する。
【召喚関連】
一度に一体しか出せない。
一度能力を使ったら消える。
一度出したらしばらくは召喚できない。
【回復関連】
浅い傷・打撲→傷は直せるが血は戻らないし痛みもそう消えない
深い傷・骨折→回復魔法が得意ならなんとか塞いだり接合したりできるが完治はしない
千切れる・複雑骨折→直せない
状態異常回復魔法は制限なし。
【ゾンビ生成】
生成には数時間必要な上、一度に作って操れるのは一体だけ。
作ったゾンビが消滅するまで次のゾンビを生成できない。
ゾンビは、頭を潰すか聖なる能力で浄化すれば倒せる。
■初期装備
服(普段着)のみ。小道具無し。
義手など身体と一体化している物は可。
ただし、内蔵武器・能力などは全て没収&使用禁止。
■放送
放送内容は死亡者、禁止エリアの発表。
放送は一日二回、6:00、18:00に行う。
【禁止エリア】
侵入すると首輪が爆発して死亡する。
定時放送で連絡し、三箇所を指定する。指定されたエリアは放送の一時間後に禁止エリアとなる。
参加者リスト
5/6【ファイアーエムブレム 暁の女神】
○アイク/○ミカヤ/○サナキ/○漆黒の騎士/●シノン/○ネサラ
4/6【ファイアーエムブレム 紋章の謎】
●マルス/○チキ/●シーダ/○オグマ/○ハーディン/○ナバール
5/6【サモンナイト3】
○アティ/○ベルフラウ/○アズリア/○ソノラ/○イスラ/●ビジュ
5/6【サモンナイト2】
○マグナ/○レシィ/○パッフェル/○ネスティ/○ルヴァイド/●アメル
6/7【ファイナルファンタジータクティクス】
○ラムザ/○アグリアス/○アルガス/●ムスタディオ/○ガフガリオン/○アルマ/○ウィーグラフ
6/6【魔界戦記ディスガイア】
○ラハール/○フロン/○中ボス/○エトナ/○ゴードン/○カーチス/
5/7【ティアリングサーガ】
○リュナン/○ホームズ/○レンツェンハイマー/●ティーエ/○リチャード/○カトリ/●オイゲン
7/7【タクティクスオウガ】
○デニム/○カチュア/○タルタロス/○ヴァイス/○ハミルトン/○オリビア/○ニバス
【残り43人】
ご苦労様です。
参加者リスト、wikiのほうでネタバレになるからと生死が分からなくしてありますから、
残り何人という記述だけ残して全部『○』のほうがいいのでは、と思ったり。
参加者リスト
6/6【ファイアーエムブレム 暁の女神】
○アイク/○ミカヤ/○サナキ/○漆黒の騎士/○シノン/○ネサラ
6/6【ファイアーエムブレム 紋章の謎】
○マルス/○チキ/○シーダ/○オグマ/○ハーディン/○ナバール
6/6【サモンナイト3】
○アティ/○ベルフラウ/○アズリア/○ソノラ/○イスラ/○ビジュ
6/6【サモンナイト2】
○マグナ/○レシィ/○パッフェル/○ネスティ/○ルヴァイド/○アメル
7/7【ファイナルファンタジータクティクス】
○ラムザ/○アグリアス/○アルガス/○ムスタディオ/○ガフガリオン/○アルマ/○ウィーグラフ
6/6【魔界戦記ディスガイア】
○ラハール/○フロン/○中ボス/○エトナ/○ゴードン/○カーチス
7/7【ティアリングサーガ】
○リュナン/○ホームズ/○レンツェンハイマー/○ティーエ/○リチャード/○カトリ/○オイゲン
7/7【タクティクスオウガ】
○デニム/○カチュア/○タルタロス/○ヴァイス/○ハミルトン/○オリビア/○ニバス
【51名】
現在の参加者の状況は>1のwikiをご参照ください。
返答が遅れて申し訳ないです。
私はそれで反対意見はありません。
>>818お疲れ様です。
さらににぎわうことを祈って埋め埋め。
厳密には何KBで落ちるんだっけ?
500kb辺りだと思う。
ここまで来れば、放送内容発表のため、全員夕方まで進めるのが先か。
バールの支給品ってやはり放送終了後のバーゲンセール先着一名様みたいにどこかに投下されるんでしょうかね?
調べてみたら512KBの模様。
となると埋めるの相当かかるな……。
512とあるけど実質500で止まるよ
これで大分3回登場した人物も増えてきたので、
まだ2回しか登場していない人物を優先して書いたほうがいいでしょうかね。
ああ、ゴードンとミカヤがようやく動かせそう。
暁の女神
ミカヤ、ネサラ
サモンナイト2
マグナ、ルヴァイド
魔界戦記ディスガイア
ゴードン
ティアリングサーガ
カトリ
タクティクスオウガ
タルタロス、ハミルトン、オリビア、ニバス
目立たないとかなんだかんだ言われつつ、
なんだかんだいってFE紋章はよく動いている。
マーダーの宝庫のわりに、今一つパッと活躍しないのがオウガ勢か。
オリビアやニバス先生の暗躍は華を添えるためには必要なンですよッ!
第一放送が見えてきたのはいいが
>>825ことガフおじいさんを見ると
まともに書ける人がほとんどいない自分。
他ロワとか見てると、前後編どころか3・4話に分けてるボリュームの人がいるのね…
自分にはとても真似できん。
ところで心理描写が重要になる分、
未プレイ作品のマーダー動かすのって結構難しいですね…。
原作に色々と設定がある場合も敷居が高くなるね。
逆にナバールなんかは数回のセリフしかないから書きやすいw
人殺しにはそれぞれ動機というか理由があるからねー。
もし仮ににマーダーから対主催に鞍替えさせたいなら、その理由を奪えばいいわけだし。
逆に対主催も理由さえ奪われればマーダーに転じるわけだ。
(あるいはマーダーにならざるをえないような理由を与えられればということね)
>>826 埋め代わりの雑談に、マーダーの理由をまとめておきましょうかねぇ。
それと
>>825の口調はニバス先生なンですよッ!
キャラ名 動機
ヴァイス・ボゼック → 駆り立てるは野心と欲望。ようは自分の欲望に根ざしているから。
ハーディン → 暗黒皇帝だから(闇のオーブにとらわれているから)
漆黒の騎士(ゼルギウス) → 戦いの中でしか生き甲斐を見つけられず、元の世界に戻ったところで居場所さえないから。
ガフ・ガフガリオン → 自分が生き残るためにはステルスマーダーである事が最適だから。
ランスロット・タルタロス → 同上
オリビア → 呪いの指輪にとらわれてアンデッド化しているから。
ニバス・オブデロード → 屍術を用いた不老不死研究の完成の為。
アルマ・ベオルブ → 元々聖天使アルテマ(ヴォルマルフの上司)の肉体で、邪悪な部分を抱えている。
そのうえ兄に対して過剰な劣情を抱いているのが、
死霊の指輪によってさらに増幅されゆがめられたから。
デニム・モウン → ヴァレリアの未来の為、何をしても姉さんを帰還させる必要があるから。
カチュア・パウエル → デニムと二人っきりで生きたいから。
鞍替えとまでもいかなくとも、マーダーと戦闘を避けて交渉させてたいなら
この理由や動機をうまくくすぐればよいのですがねぇ。ククク…。
おっと、名前欄の最後に(ベルサリア・オヴェリス)を忘てしまいました。
ランスロット・タルタロスの欄にも(アルフォンス・レーエル)が必要でしたかねぇ。
名前というのはねぇ、本人の本質を表すものなンですよッ!そう、本性なのですよッ!
ゆえにこそ、真名というのは魔術においては本来秘匿されるべきものなのです。
残念ながら当ロワイヤルの参加作品においては、あまり関係のないことですがねぇ。
ですが、当人に通り名でなく本名で呼ぶことは、揺さぶりを与えるには十分なのですよ。
ぜひ彼らの本名を暴き、それを交渉に役立ててください。
各話まとめ
ヴォルマルフ「デジョン」→年下キラー小熊、アズリアを落とす→
ニバス「ムスタディオをやっつけろ♪」→ソノラ石→Lデニムでした→
エトナ、フロンから逃げる→馬鹿1号登場→ヴァイス婦女暴行で姐さん登場→昼ドラ(フジ系列)→
馬鹿2号登場→グレイスマミィィィ!!!→アルマ暴走→ギターを持った渡り鳥→
ナバールも年下を落とす→プリニーラムザ→中ボス、以上!→アルマ襲来→
王女さまやっぱり死亡→「小熊さんに倣って幼女を落としてみました」byホームズ→ユンヌにデコピン→
「殴られました」byネサラ→おいでよしっこくハウス→「肉」byアイク→新マーダーwktk→
機械魔カーチス→改心早いよ改心→イスラは下僕を手に入れた→無線機は召喚してナンボ→
レシィ逃げて〜→場違い→馬鹿2号フルボッコ→原作より勇者っぽい→ラムザの口から迷台詞→
アルマ、ハーラーダービートップに→即死んで出来損ないとかカワイソス→
お菓子で年下釣ってみましたbyナバール→奇行師一行&闇騎士一行→
アンラッキーカラーは黒→馬鹿2号ピンチ!→操られ皇帝君臨→(死亡)フラグを立てるよアイクさん→
悪魔フロン…って原作通り!→生き残れ!馬鹿2号→(前編)カーチス格好良いよカーチス、
(後編)しっこく、アティをテイクアウト→ウィーグラフ、中ボスと肉体(おもに拳)で親睦を深めあう→
名探偵ホームズ、助手はペンギンとょぅじょ→電波姉弟と哀れな王子→
これのお陰でヘタレから脱出できましたbyヴァイス→(ある意味)アティを巡って大乱闘の予感→
魔王様が見てる→兜どうするんだろう?ガフおじいさん…byレシィ→(死亡)フラグを返されましたアイクさん→
サービスカット入ります→血のかほりは死のかほり→対主催姉弟再会→天然教師VSヘタレ忍者@超危険村→
融機人(ベイガー)は見た!→今まで面倒見たことないタイプだby子守剣士→考察はいりま〜す→おっさんらの情事
ああ、今度こそ本当に肉体(しかも拳)で親睦深めあってるのに、TDN扱いになってるおwwwwww。
あ、まだ容量あるのでこちらで質問。
聖石ヴァルゴって、完全にアルマ専用アイテムと考えた方がよろしいですか?
他の聖石と違って、“ヴァルゴにふさわしい肉体は一人”って原典でも記述があったので。
そうなると、アルマなら大当たりですが他の者が持ってもアイテム圧迫するだけの外れアイテム
(というかアルマに殺されるフラグが立つ厄病神アイテム)以外の何者でもありませんが。
アティやカチュアなんかルカヴィ側の素質ありそうな気もしましたが、
ヴァルゴだけは聖アジョラの生まれ変わりの肉体でないと駄目か。
不浄王キュクレインを呼び出した聖石スコーピオの力で
マラークが蘇っているから、アルマが持てばマーダーフラグ、
他キャラが持てば奇跡フラグとなれるかも。
でもこの手の奇跡アイテムって効能がある意味なんでもありだから
使いどころが難しそう。
>>834 まあ死亡キャラ復活禁止だから…。
なんて言っちゃダメか。まあ死亡寸前の状態なら
奇跡の力で一回だけ完全に治すぐらいもアリなのかな?
その代り、ルカヴィへの転生と同じで
周囲が納得できる環境でなきゃ駄目そうだけど。
あ、そういえばアルマもヴァルゴの奇跡の力で聖アジョラと分離したっけ。
ならその理屈でいけば今現在は「女性なら誰がもっても転生化」でもいいのかな?
とりあえず、他の聖石とは違ってヴァルゴだけはヴォルマルフの目的とも
大きく関わるので「ヴァルゴの素質キャラは複数可かどうか」は
はっきりさせないといけないと思うが。
一回完全復活の話題に乗って話すけど、抜剣覚醒の完全復活はどうする?
その剣での最初の抜剣のみにするか、各キャラが最初に抜剣する度に完全復活するのかとか気になる。
(前者の場合、アティが碧の賢帝で抜剣した後イスラが同じ剣で抜剣してもイスラは完全復活しないが、
後者の場合、アティが抜剣した後にイスラが同じ剣で抜剣しても完全復活する。)
まあ今のところ魔剣は適格者にしか使えないから、それほど重要とは思えないけどな。