ぬこ虐殺マップでトパック視点か何かでぬこが殺される前にミカヤを倒すとかな
ボスのミカヤを説得すると仲間になって実はサザの知り合いだったと
468 :
助けて!名無しさん!:2008/10/12(日) 19:42:31 ID:an0oSqWd
332:助けて!名無しさん! :2008/10/11(土) 01:59:14 ID:QSThPr3w
蒼炎から15年後
アイクとエリンシアの間に生まれたボーレ(仮)が主人公。
その他蒼炎カップルからの子供も登場。空気暁の団はイラン。
大まかな流れ。
ベグニオン&ラグズ連合戦争勃発。ボーレ戦争参加に反対も傭兵団ラグズ連合と共闘。アイク漆黒の騎士に破れ死亡。
ボーレ傭兵団離反のちベグニオン軍側につく。傭兵団数人(シノンガトリー他)がボーレについてく。
邪神復活。ボーレ&ゼルギウス&セフェラン&サナキ邪神撃破もベグニオンとラグズ間の戦争は継続。中立の立場を守っていたエリンシア精神崩壊。
ボーレ漆黒の騎士の真実を知るがゼルギウスと和解。
ラストステージ
デキンパンサー。クルトナーガ。カイネギス。ジフカ。ティバーン。ネサラ。と戦闘。
撃破後
特殊マップで年増エリンシア&初老ティアマト団長&ミストEカップ&セネリオVSボーレ(ラグネル)&ゼルギウス(エタルド)&エルラン
この位のブラックストーリーの方が個人的にめっちゃ好きだ。
デギンパンサーwww
470 :
助けて!名無しさん!:2008/10/14(火) 00:09:51 ID:Xl4uMNi7
俺真面目に思ったんだ。
サザが再び未完。暁の団の影的存在。アイク消え去る。幻のハタリ。終盤で仲間になるオリバーの謎。
化学的数学的国語的に研究してもこれこそ次回作への伏線なのです。
このスレと実際のゲームの差を見るとほんとがっかりする
このスレの内容だったら暁の方が断然いい。不満はあるが
いや、玉石混同だが暁のシナリオには右に出るものしかないから。
前作スタッフは頭でも打ったのだろうか?
とりあえずアイクは人として精神的に成長させようよ
(体型のことではなく気持ちや考えのこと。つかこういう注釈をつけなきゃならないのが嫌だ)
3年前と変わってないのがいいって言う奴等は蒼炎やればいいだけだし
個人的に目上に敬語、礼節はぎこちなくもしっかりやる大人なアイク
そんなアイクは見たくないとサナキやカイネギスやエリンシアが言うならともかく
ユーザーが言うのは間違いだと俺は思う
あることをきっかけにして口調だけ昔のアイクに戻るとか
メジャーリーグ2のパクリでいいんだよ。そこらへんはと俺は思ってる
3年も(実際はもっと短いけど)野に降っているなら
団を経営する苦労も知るだろうし、自分ひとりで何でもできるとは思わないだろうしさ
とにかくアイクを成長させたい
3年前とは違う彼が見たかったおれの願望だけどね
>>475 大人になったのに、いまだに
「ケンカで強い奴が一番を決めるラグスのほうがいい」
みたいな価値観のままってのも、ひどいよな
>>468 >アイク漆黒の騎士に破れ死亡。
>エリンシア精神崩壊。
吹いたw
ある程度綺麗に終わった蒼炎の続編でこれはないと思うが
見てみたい気もするね
アシュナードがメダリオンの邪神と融合して世界に混沌を与えるとか
うんアシュナード出したいだけなんだ
479 :
助けて!名無しさん!:2009/07/28(火) 23:13:51 ID:1Tk/fvXV
t
団長がアスタルテに敗けそうになった所にサザさんが颯爽と現れ
ラグネルエタルド二刀流でミカヤと一緒に決着つければ名作になったんよ
481 :
助けて!名無しさん!:2009/07/28(火) 23:56:42 ID:l4i3uDzX
サザという存在を消せば暁は完璧
最後の出撃の枠も浮くしね
>>481 サザを消すと他の連中がその分ヘタレ役を請け負うことになるんだが?
それを誰にどのくらい分配するのか考えてないならやめとけ
強制出撃に関しては単純にその枠から外すか単純にサザを強化するだけでいい
ヘタレのままでこそサザだと思うなら前者。もう少し優遇すべきなら後者
>>482 サザにはヘタレ成分を思い切り背負わせた上で、カッコよく死んで貰えばいい。
これで他のキャラが立つし、サザもちゃんと存在意義が出てくる。
鷹王「撤退せんとこのクソガキ殺すでえ、よう考えや姉ちゃん」
サザ「ミカヤ、俺を護れ!」
ミカヤ「サザ、あなたなんかより国が大事なの。ごめんちゃいね」
レオナルド「必殺の一撃でございます」
鷹王「わしとしたことが…ぐふっ…」
(おもわずサザを取り落とし、そのまま退却)
サザ「ぎにゃああああ助けてえええ……ひでぶ!(爆死)」
エディ「サザありがとう!サザさようなら!君のことは忘れない!」
ミカヤ「サザ、わたし、あなたの分も戦うわ(棒読み)」
485 :
助けて!名無しさん!:2009/10/16(金) 07:55:10 ID:LqEBCmIX
とりあえずミストをもっとシナリオに関わらせるんだ
486 :
助けて!名無しさん!:2009/12/20(日) 01:34:24 ID:liatkiOe
ジェルドをどうするか、敵キャラとしてはいいが、ミカヤが苛められるのは可哀想だし
>>483 すげぇ吹いたwww
支援会話のスレとここで
FE暁作れそうな気がするのは私だけでしょうか
488 :
助けて!名無しさん!:2009/12/20(日) 18:25:16 ID:liatkiOe
FE暁のすごいとこ
ミカヤ→萌えキャラだが、依存、メンヘラの傾向
緑→シスコン
メインの落ち度が脇役を更に目立たせるという現象
489 :
助けて!名無しさん!:2009/12/26(土) 09:51:48 ID:K6yde8sr
ミカヤはキャラもいいしスキルと育成次第では精鋭になれる
サザはフォルカ出現以降どうなることやら
ミカヤが原則「自分で決めることが出来ない」キャラでミカヤの希望を
受けてサザが何事も決めるようにしていればまだよかったのに
クリミア・ラグズ連合軍との死闘もサザが神使奪還作戦に加わるとかで
離脱していてイズカの徹底抗戦策がそのまま通ってしまったとでもして
おけばミカヤへの不愉快さも軽減されただろうに
>>488 3部終章でティバーンはミカヤを掻っ攫えばいいのに
あえてサザを連れ去るあたりがガチでメインキャラの責任回避のための手法すぎるんだよね
492 :
助けて!名無しさん!:2009/12/31(木) 12:08:30 ID:FfDEXYCo
>>491 攫われた直後にミカヤには「例え私が死んでもこの国は守らなければ」とか言わせてから窒息させるなり気絶させるなりでしゃべれないようにして
ティバーンに「お前ら(サザ、タウロニオ)にリーダー代理として抗戦か降伏か選んでもらう」とか言わせておけば
「降伏しておけば捕虜として合流できるから上手くいけば国もミカヤも助けられる」とサザに思わせられるし
仮に抗戦を選ばせてもそれはミカヤの意思を尊重したいからという理由付けが出来る
(ミカヤに責任転嫁してることになるからこれはこれで批判が出そうだけど)
後は「リーダーでなく代理にならば降伏を促せるかもしれない」という考えがあらかじめあったということにしておけば皇帝軍側の株も上げられそう
結局血の盟約(笑)が全てをぶち壊しにしてるんだよなあ
「二十年前にデインを襲った疫病・・・あれは我ら元老院が狂王
アシュナードの求めに応じたものだ。もしデインがベグニオン
に逆らえば・・・分かってるな?」で十分なのに
さらに「逆らえば幽閉している神使を殺す!」とすればベスト
ミカヤが正の女神でよかったと思う
ユンヌとのコンタクトにはミストで
メダリオンを持ってたから関わりあるし
そんで終章の強制出撃メンバーはアイク、サザ、ミストで
FE総合スレの599,600を見て思いついた設定
先代神使ミサハには男児がいたがミサハの弟(既に故人)の忘れ形見であった男児をルカンはミサハの子として一般に公表
これは自分らの息のかかった甥を帝位につかせようという策略
歓喜している国民に今更真実を明かすと暴動が起きるかも知れない
そうでなくても祭り上げられた甥と帝位継承権を持つ息子の間で派閥争いが起きるかも知れない
そう思ったミサハはルカンの策に乗り息子は離宮で育てる事にした(エリンシアと違い他国にも知らせなかった)
しかし直系である息子がいることに不安を感じたルカンはセリノスの大虐殺のどさくさに離宮に放火
デインの貧民街へと逃れた息子は市井の女性との間に男児を設けるがその後病で夫婦ともに死亡
残った男児(ミサハの孫)は自分の出自も知らず貧民街で育った
一方帝位についた甥は女児を設けたがセフェランが摂政として名乗り出てしまった
結局ルカンの策は頓挫することになってしまった
要するに正式な帝位継承権を持っていたのはサザでサナキは傍系の末裔
これならサザを凡人の一言で片付けずに済むしサナキも自分の存在意義に悩む事ができる
ただこのままサザを皇帝にするなりデインの要職につくなりさせてはミカヤの二の舞になるので
セネリオのように本人は出自を知らない設定にして一般デイン人として暮らすようにさせる
当然ミカヤには神使の血統、女神の器のような設定はつけない
自分は聖戦はやってないので直系とか傍系とか継承権とかは辞書でかじった程度です
矛盾があったら指摘をお願いします
蒼炎設定だと
男が帝位につくことはないんじゃなかったか?
497 :
495:2010/01/21(木) 18:37:22 ID:62/aSeVl
>>496 かわき茶見てみたら確かに蒼炎にはありませんでした
「帝位継承権を持つ」から「ミサハの血筋である」にしたら問題ないですかね?
498 :
助けて!名無しさん!:2010/01/22(金) 00:34:12 ID:+sn+MM4V
とりあえずミカヤ新キャラ主人公なのに
後半から微空気になるのがどうにかなんないかな。
>>498 ミカヤは1部の主人公だから
全編を通しての主人公ではない
そこを勘違いしないように
後半というか終盤空気になるのは同意だけど
珍しい系統の主人公だし、ミカヤをもう少しマシにする方向で調整したいな
どうなるんだろ
蒼炎初期のセネリオみたいにリアリストで合理的+気高い女将軍風、みたいに真逆にしてみるとか
終章:areaチラ裏
全てのオーラを剥がされたアスタルテが屈強な死者達を召還。ガウェイン、アシュナード、ゼルギウス、ラジャイオンがMAPの四方から現れる
アスタルテを囲う様に進行し、彼女の隣に付くと迎え撃つ形となる
>>500 >リアリストで合理的+気高い女将軍風
それで人気が出てくれるなら良いけど下手したら今と同じようにアイクに全人気掻っ攫われそうな気がする
変に奇をてらうより第1部の時のような正々堂々さとか持った王道系主人公で良いんじゃないかな
ミカヤが嫌われるのは1部でイメージするような性格をわざわざ覆してる上にその理由が誓約なんてよく分からない原因だからだし
だからその辺はそもそもの原因である「新旧主人公の対決」をさせなければ良い
対立せずにアイクたちと普通に仲間になれば矛盾する行動もしなくて済む
ミカヤが嫌われるもう一つの原因として「神使の血統」「女神の器」みたいなごてごてした設定過多なところだけど
ミカヤの出自にしか関わらないような設定ばかりで肝心のミカヤ本人の人となりが分かるような設定があまりない
例えばアイクは、肉が好きみたいなのを抜きにしても父親を誇りに思っているとかエリンシアがからかわれたことに怒るとか
本人の性格がよく分かるエピソードが入っていてそこからアイクの人となりを知ることが出来る
だからミカヤも何が好きか嫌いか、どんな価値観を持っているか、周りをどう思っているのか、逆に周りはミカヤをどう思っているか
みたいなことが分かればもっと感情移入しやすくなると思う
出自に関する設定は全部取っ払うのが理想だけどどうしてもそういう設定を入れたいなら
自分の生まれがばれてから周りの態度が変わってしまったことに悩む、みたいな描写を入れて欲しい
後サザにべったりしててウザイって意見をよく見るんだけどミカヤってむしろサザのことないがしろにしてない?
一応ミカヤが弟離れできてないこととかは分かるんだけど「嫌がるサザを尻目に騎士様にべったり」とか
「サザが評価するアイクなんかより王の方を信じる」とか見てるとサザの意見に同意しないことが多いし
だからティバーンにサザを人質に取られた時のミカヤがなんか浮いて見えてしまった
サザを大事に思ってるって言いたいんだろうけどじゃあなんで大事に思ってるのかってのはまるで描かれないし
しかもそれすらも後からペレアスに「他の一兵士にだって同じことをしただろう?」って言われてそれに否定もしないから
ミカヤにとっての価値観はサザ≒モブになってるし(将としての器はともかくサザが大事というならサザ>モブでなければ意味がない)
死に際に「あなたがいないと生きていけない」とか言ったり
必要ないのに塔に連れて行きたがったり
システム的にもデフォで支援A、結婚EDまで用意されてんだから十分べったりだろ
最後の行は意味がわからん
てか「サザが評価するアイクより〜」なんてセリフあったっけか
504 :
502:2010/05/27(木) 01:21:33 ID:NV1XXYKt
>>503 サザからアイクのことを聞きたがってた時に言っていたように思ってたけどかわき茶で見直したら実際にペレアスが比べられてたのはアシュナードで
アイクとは別に比べてなかった(3部7章進撃前)それと確かに散り際に「あなたがいないと…」みたいな事は言ってる、でも他は同意できない
まずサザを塔に連れて行こうといったのはユンヌでミカヤは連れて行きたいとも言ってないし連れてきて良かったとも言ってない
ユンヌがミカヤに気を利かせたってことなんだろうけど本人の承諾もなしにCCさせたり、憑依やセフェラン蘇生に利用するためだけのようにミカヤを扱ったり
仕舞いには体を貸してくれたことに対して礼を言わないばかりかその辺に脱ぎ捨ててるくらいだから(しかも体借りなくてもアイクと話せましたというオチ)
サザを連れて行かせたのはミカヤへの気遣いと言うよりユンヌの気まぐれだと思ってる
ただミカヤも自分だけ上級職だった状態からCCさせてもらってるのに礼も言わないくらいだからそもそも二人の間に信頼関係なんてないんだろうけど
次に縁結びも縁切りも無味乾燥なシステムでデフォルト支援Aと言われても嬉しくないし支援をゼロから積み上げることもないから周りよりも印象は一層薄く感じる
パント・ルイーズみたいに二人の間には誰も入り込めない、みたいな支援ならともかく(故意に一方を死なせても二人同時にいなくなるから縁が切れない)
最後に結婚するのだって他のペアエンド組と違って蒼炎時の支援会話のような感情移入させるための土台作りをしてないからさっぱりに感じるし
(逆を言えば他の組も蒼炎の会話なしで暁の拠点会話だけ見せられても感情移入は出来ない、マカロフ・ステラとかまさにそう)
そして最後の行は何が言いたかったかと言うと
まず人質イベントは『サザはミカヤにとって大事な存在なんですよ〜』ってアピールするためにスタッフが入れたんだと自分は思うんだけど
それならペレアスから「他の一兵士にだって…」って言われた時否定しなきゃ駄目だろうにってこと
何故ならそうしないと『ミカヤにとってサザは大事な存在』ってことのアピールにならず、ミカヤはサザを大事にしているってことの証明にならないから
これではミカヤが攻撃をやめたのは「大事なサザが人質に取られたから」じゃなくて「単に人質が取られたから」ってことになってしまってる
しかもこれだとティバーンが人質にサザを選んだのは「モブ兵以上に捕まえ易そうなくらい雑魚そうだったから」という理由になってサザの株が更に下がる
どうせなら「他の誰が人質になってもあんなことはしない!私は人質に取られたのがサザだったから攻撃をやめました!」とでも言わせればいいのに
勿論仮にも人の命を預かる将軍が私的な理由で特定の人物(この場合はサザ)を贔屓するなんてやってはならないこと
それ以前に仮にも主人公なのにこんなユーザーから嫌われかねないようなことをさせること自体おかしいとは思う
でも百歩譲ってどうしてもその展開がやりたかったと言うのならせめて最初の目的(サザが大事なんですアピール)は果たそうよってこと
ペレアスのセリフに否定しなかったことでその目的すら果たせてないと思う
>>504 一応読ませてもらったが…なんつーか
「芝刈り機を持ってない=ホモ」っつー例のコピペみたいな理論だな
ミカヤがただの嫌な女に成り下がってるってのは同意するが
マジでいつかリメイクされて帰ってこい
漆黒であるにしてもゼルギウスがなかなかどうして可哀相だ
一応決闘の末のことなのに、超えるべき壁、決着つけるべき相手じゃなく
闇討ちか暗殺でもしたかのように本気の仇目線で見られてるし
エピローグでアイクが「命の奪い合いじゃなく強さを高め合いたい」って
悟ったように言ってるのは漆黒のこともあってだろうし、なら漆黒戦もそれでよかったろうに
漆黒の中身が別の人でもっと悪だったならあの末路もありだけど
507 :
助けて!名無しさん!:2011/11/27(日) 23:40:29.99 ID:4ZBNdm9v
神スレage
508 :
助けて!名無しさん!:2011/11/29(火) 23:43:35.33 ID:eJjhJcZS
あげんな
509 :
助けて!名無しさん!:2011/12/02(金) 19:51:28.97 ID:h8JRrvz2
晒しage
510 :
助けて!名無しさん!:2011/12/04(日) 18:47:48.94 ID:olHnkWcf
ぼくのかんがえたさいきょうのふぁいあーえむぶれむスレか
もう世に出てしまった物は変えられないんだよ、諦めろw
リメイクされたとして100%のファンが納得できるモノなんて不可能だからw
511 :
助けて!名無しさん!:2013/03/13(水) 12:08:17.51 ID:XazaZ5Qy
_
|O\
| \ キリキリ
∧|∧ \ キリキリ
ググゥ>(;⌒ヽ \
∪ | (~)
∪∪ γ´⌒`ヽ
) ) {i:i:i:i:i:i:i:i:}
( ( ( ´・ω・)、
(O ⌒ )O
⊂_)∪
第一部・序章・奇跡の乙女
揺れ動く松明の光が、瓦礫の山に歪な影を躍らせる。
廃墟となった砦跡を包んでいた静寂を打ち壊すかのように、鎧のぶつかり合う音と数名の男たちの荒い息遣いが瓦礫の隙間に響き渡った。
「いたか?」
「いや・・・だが、このあたりにいるはずだ、探せ!」
苛立ちを含んだ声がそこかしこで上がる。時折、松明の明かりに赤茶けた鎧姿が浮かび上がり、硬質な足音を響かせながら鎧姿の男たちは瓦礫の中を行き来していた。
男たちが身に着けたその鎧は、彼らがテリウス大陸最大の版図を誇るべグニオン帝国の軍隊であることを示していた。
――――ッ・・・囲まれている。
瓦礫の陰に潜んだ微かな息遣い。
通り過ぎる鎧姿を避けるよう、めいっぱい身を縮こまらせて気配を隠す。
「おかしいな、確かにこっちで物音がしたんだが」
今、周囲をうろつく兵士たちに気づかれたらどうなってしまうのか、ひんやりとした緊張感に頬が痛くなる。
不安を抑えるかのように胸元に添えられたその者の手には、もう一つの命が寄り添っていた。
―――――だめ、ユンヌじっとして。お願い、おとなしくして―――
祈るように手の中の相棒に囁く、が。
ピ〜ヒョウ――――――
思わず手に力がこもってしまったのか、手の震えが不安を伝えてしまったのか、手の中から放たれた鳴き声は廃墟の中で一際甲高く
響き渡った。
―――――ッ!!
「誰かいるのかッ!?」
鎧の音がすぐそこまで迫ってくる。なんということか、なぜこんなタイミングで
瓦礫越しにこちらを覗きこもうとする気配がそこまで迫ったその時、鳴き声をあげた手の中の相棒は
振り払うようにして松明の明かりの中へと飛び立っていく。
「うおッ!?」
瓦礫の向こうから驚いたような声が上がり、息をのむ気配、続いてさらに近づいてこようとする息遣いが伝わってくる。
兵士たちが武器を構え直す音に、四肢はしびれたように動かなくなり、息すら出来ぬ緊張がその身を覆う。
「おい、なんだ?暁の団の奴らか?」
他の部隊だろうか。遠方から投げかけられた声が、瓦礫の向こうの緊張を幾分か和らげたようだ。
「いんや、寝ぼけた野鳥のようだ。」
どこかほっとした様な声と共に気配が遠ざかっていく。相棒の思いがけない行動が功を奏したのか、兵士たちの意識はこちらから離れていったようだ。
深々と息を吐き出し、手に持った魔道書を握り直そうとした一瞬の隙だった。
―――――――ッ!!
突如闇から差しこまれた手が、両手の自由を奪い、手から取り落とされた魔道書が石畳の上で跳ねた。
「はっはっは!捕まえたぞ!」
闇の中から現れた鎧姿の男は残酷な笑みを浮かべながらこちらの腕をねじり上げてくる。
鈍い痛みが走り、体の自由を奪っていくが、あまりの体格差にまともに抵抗することすらかなわない。
集まってきた兵士たちが突き出した松明がその者の顔を照らし出した。
銀の髪。そんな言葉が漏れ、兵士たちから息をのむ気配が漏れる。
照らし出されたのは、透き通るような白い肌に銀の髪をなびかせた年端のいかぬ少女の姿だった。
兵士の一人に後ろ手に押さえつけられ、苦痛に顔をゆがめる少女の顎に手が当てられる。
「この髪・・・まさか例の占い師か・・・?」
「銀の髪の乙女なら大手柄だぞ!【暁の団】など、こいつを除けばただの盗人集団にすぎん!」
少女の容姿を目の当たりにした兵士たちが、にわかに色めき立つ。
銀の髪の乙女。その者こそが、べグニオン兵たちが血眼になって探している最重要手配人物であった。
「お、おい、さっそく隊長のところに連行しようぜ。」
興奮を抑えきれない様子で一人が言うと、我に返ったように兵士たちは少女を連行するために動き出す。
うな垂れる少女。しかし、その瞳に絶望の色はなかった。こうして捕えられれば、これからわが身に降りかかる残酷な運命を想像し、
身を震わせて当然であるのにだ。
ピ〜ヒョウ――――――
闇にまぎれて飛び去った相棒の鳴き声が微かに響き、それに反応するかのように顔を上げた彼女の目には力強い希望への意思が宿っていた。
「痛い思いをしたくなければ、暴れるんじゃないぞ」
「おい、このロープで縛って・・・」
少女の腕を抑え込んでいた兵士が、仲間から差し出されたロープを受け取ろうとしたその刹那の間であった。
兵士の背後で、微かな風が吹いた。
異変に気付いたのはその兵士本人ではなく、周囲の仲間であった。
「な!貴様ッ!」
兵士の喉に冷たい感触。何かがこすれるような音と共に、兵士は喉に熱いもの広がり、それが彼が最後に感じたものとなった。
喉から血しぶきをあげて倒れ伏した兵士の背後には、しなやかな影が佇んでいた。
引き締まった四肢に白い布をたなびかせ、突如現れた少年が隙のない構えを取ると、新緑のような鮮やかな髪が揺れる。
青年と呼ぶには幾分幼さを感じさせる容貌であるが、その表情には研ぎ澄まされた刃物の如き鋭さが備わっていた。
「くそっ!仲間か!」
彼の鋭い眼光を叩きつけられた兵士たちは一瞬たじろいたが、正面の兵士がいち早く我に返ると手に持った松明を叩きつけるようにして襲いかかった。
しかし、彼が振り払うように繰り出した蹴りが松明の軌道をそらし、体勢を崩された兵士は瓦礫に転げこむ。
続いて、背後から槍を振り回す兵士が迫ったが、彼が振り向きざまに放った回転蹴りが兵士の顔面を捕え、兵は糸の切れた人形のようにその場に倒れ伏した。
兵士たちの手から逃れた少女が足元の魔道書を拾い上げたところで、彼に襲いかかろうとする兵士の背中が目に入る。
「えいっ!」
予想外の方向からの体当たりを受けた兵士が大きくバランスを崩したところへ、少年の横蹴りが脇腹をえぐるように撃ち込まれた。
飛び上がりざまの蹴りに4人目の兵士の顎が跳ねあげられ、打ち捨てられた松明の火の粉と共に少年の影が闇夜に舞う。
「くそっ・・・・!」
思わぬ苦戦を感じたのか、兵士の一人が呼び笛を吹き鳴らす。
たちまち、瓦礫を進む金属音が周囲から響き、少女と少年を囲むように赤茶けた鎧を身にまとった兵士たちが集まってきた。
「ミカヤ――――」
魔道書を抱きかかえた少女の名を呼び、少年は寄り添う。
2人のそんな様子を観念したとみたのか、じわりじわりと兵士たちは包囲の輪を縮めていく。
「逃げられると思うなよ。お前たち」
勝ち誇った兵士の声と共に、松明の明かりが作り出す輪がさらに狭まったその時である。
ミカヤと呼ばれた少女の伏せられていた目が見開かれ、天に向かって右手が掲げられた。
―――――――――ライト!
詠唱の終了と同時に、焼けつくような閃光があたりを襲った。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
「目が!目がぁぁぁっぁあ!」
光魔法の強烈な閃光によって視界を奪われた兵士たちは、各々に目を覆い膝から崩れるようにして這いつくばる。
ミカヤの手から放たれた魔法は、決して殺傷力に優れたものではなかったが、奇襲としてはこれ以上ない効果を発揮した。
ある者は武器を支えに立ち上がろうとするも足元もおぼつかず、またある者は取り落とした松明が我が身に降りかかりパニックを引き起こすといった有様であった。
そんな兵士たちの様子をひとしきり眺めた少年は、フッと口元を微かに緩める。
「上出来だ、逃げよう」
言うが早いか、兵士たちの隙間を縫って駆け出す少年を追いかけ、ミカヤも走り出す。
走りながら、月明かりに雲が照らし出された後方の空を見やり
「ユンヌ―――」
と、先ほど飛び去って行った相棒に声をかける。
ほどなく、闇夜の中から羽音を響かせ、夕日のような色の羽をした小鳥が降りてきた。
――――いきなり鳴き出したときはびっくりしたけど、サザを呼びに行ってくれたのね。
――――ありがとう、ユンヌ
ユンヌと呼ばれた小鳥は、そのまま少年を追って走り続けるミカヤに寄り添うように飛び、時折、楽しそうな鳴き声を上げるのだった。
516 :
助けて!名無しさん!:
さて、俺はいったい何がしたかったのか・・・
暇すぎるのも考えものだな。
ってか途中で気づいたけど、序章は「灰色の空の下で」だったな。