FE蒼炎の軌跡は面白くなかった 2章

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56助けて!名無しさん!
物語の観点から良くなかったかなってことをいくつか。
まず、物語の一貫としたテーマがないように感じたかな。
これは一体なにをプレイヤーに訴えたいのか分からなかった。
種族間のわだかまりとか、戦争とか、アイクの成長(父親越え?)とか
いろいろあったと思うがどれも中途半端なんだよね。

差別ネタにしても敵方にしてもあまりに安易な設定すぎて、こちらの
受ける印象が全てアイクが正しいに収束してる感じ。
港町のイベントにしろ、鷺兄妹のイベントにしろあんなにキモイ
あからさまに感情移入不能の噛ませを出せばそりゃ楽でしょうよ。

でもそれでいったい何を表現したかったのかって感じた印象が、
適当に差別的要素を盛り込んでおいて、そういう感情にニュートラルな
アイクは開明派ですばらしい漢だマンセー、と。
逆に言えば、アイクマンセーの為に作られた舞台設定だと感じるんだよね。
アイクに物語もあれば相手側にもそうせざるを得ない物語があった方が感情移入できるでしょ。
そうしてアイク側とのぶつかりを描いて成長が描けるわけですよ。

次、超絶厨設定のアシュナードについて。
なにあの戦争理由、ふざけてるの?
ああいう絶対悪って戦記物に出すのはいかにも原始的で安直すぎなんだよ。
こっちの言葉が全く通じないし、対話すら不可能な状態だよw
しかもこいつメダリオンでおかしくなる前からおかしいとしか思えなくてさ。
どこまでいっても人格っていうか考えみたいなものが見えなくて戦ってても空しくなるばかり。
あと、あの手の強さはシミュレーションとして最悪の部類。

本題、アイクはむかつく
なんで登場人物はみな彼に一目置くのかわからない。
設定的にはまだまだ子供なはずだが、人格は完成されてるよなあ、悪い意味で。
簡単にいうと成長が見られない。
せっかくおやじが死んで谷の部分を作ったのに何も悩まない。
で、立ちはだかる敵もアイクの壁になれない下衆の小悪党みたいなやつばかり。
厳しい選択を強いられる困難に結局一度も立ち会わないから変わらないというか。
例えば「誰も死ぬな!」だってグレイルがいうのとアホの子のアイクが
言うのでは全く意味が違ってくる。
お前戦争してんだろ、しかも常に力押ししか選択しないあちゃーな指揮官が言うか?
御手洗が社員は家族ですとか言うくらい嘘くさい言葉に聞こえるぜ。

良かった点について
ジルの父さんとフレイムランスの姉ちゃんはキャラが立ってたし、頑張ったと思う。
暁では是非このような「人間」との戦いを描いて欲しい。
オリバーとかアシュみたいなステロタイプの敵はシナリオの中心には持ってこないでね。
後、できればアイクにはあんまり出てきて欲しくないなあと言っておこう。
でも最近の人を描かないゲームシナリオの風潮を見るに不安感は否めないっと。

ハードで一回しかプレイしただけなので、深めてない部分もあるかもなので暇な人文句よろしく