ウイニングイレブン2009ビカム・ア・レジェンド 4

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146名無しさん@お腹いっぱい。
>>141
リバプールの三年間が俺を変えた。年俸は跳ね上がり、沢山のファンがついた。金も女も思いのまま、そんな環境にいつしか傲慢になっていったんだと思う。

ファンの声が欝陶しく感じるようになった。チームメートのミスが許せなくなった。フロントの判断に逆らうようになった。…そんなときにマンチェスターユナイテッドからの移籍話が舞い込んだ。

更に年俸が上がればまた充たされるだろう――そう思うとサインまでさほどの時間はいらなかった。赤いユニフォームに袖を通し、更なるスターダムを登ったはずだった。

リバプールとの試合、かつて声援をくれたファンからのブーイング。目も合わせてくれないかつての仲間。その試合中だった。誰よりもリバプール入団を喜んでくれた母が亡くなった。ハットトリックで勝利に貢献したのに、それがかえって失ったものの大きさを気付かせた。

スランプはすぐにやってきた。ベンチにも入れなかった。年俸の跳ね上がった無能な選手なんて必要ない。単年での契約だったこともあり、シーズンが終わると契約が延長されることはなかった。



つづく


飽きたから誰か続きよろ