RPG大辞典【第38版】

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206名無しさん@お腹いっぱい。
●ひえんのほうけん【緋炎の宝剣】

ジルオールにて登場する剣。
所謂「伝説の剣」で、破壊神ウルグと戦う戦神ソリアスの為に人間達が打ち鍛えて奉じようとしたという逸話がある。
他の名前入りの武器はダンジョン内の宝箱から素っ気なく手に入るものが大半な本作の中で、
この剣はデガルドというドワーフの仲間のイベントを最後までクリアする事で入手する。
当代随一の名工と謳われながら、武器というものの在り方に悩み、武器を造ることを辞めたデガルドが
その絶望や失望、息子夫婦の死を乗り越え、伝説に語られるこの剣の作成に主人公と共に挑む。
序盤から頼りになる仲間が、物語の終盤に主人公の為に撃ち鍛えてくれた剣を手にしたプレイヤーは胸を高鳴らせながらその剣を装備し……

そして、剣の姿を見てしばし呆然とした後、おもむろに元の武器に戻すのである。

武器防具デザインの酷さに定評のあるジルオールの中でも、この緋炎の宝剣の酷さは生半可のものではなく
なまじ複数のイベントをクリアする必要がある事が余計に失望を大きくさせてくれる。
もし仮に、RPGで格好悪い武器というランキングがあれば、一位になるか最低でも1桁代を狙えるだろう、そんな確信を抱かせてくれる程のチープさ。
デガルドが何を思ってそんなデザインにしたのか、それは永遠の謎である。

ちなみに、インフィニットでは武器類のデザインが全般的に改善されている為、この武器も割とまともなデザインに落ち着いているので安心していただきたい。