http://www.1up.com/do/previewPage?cId=3169372 かつてPS1時代に日本のRPGはアメリカでメインストリームの心を掴み、
その後PS2になってそれを更に堅牢に確立することに成功した。
しかしPS3においてはJRPGは不在で、空っぽである。
インアンはあのスクエニが出す最新作ではあるが、最高のゲームではない。
HALO3ほどの鮮烈な感動はない、いや、下手すればデッドラよりも退屈だ、
静止画は綺麗だがモーションはしょぼいし、戦闘中に処理落ちも発生する。
僕が今やってるのはHDD起動するデバッグ用インアンだが、
9月発売なので製品版でもおそらく改善しないだろう。
(日本企業の作るゲームが、その辺のHavokやアンリアルエンジン3利用の大量生産ゲームよりも劣っている、
グラやモーションを作成する技術力において、もはや世界の頂点ではない。という暗の指摘)
RPGというのはその世界が*でかい*わけで、その中に出てくるキャラ、敵、モンスター、街、背景、
それらを一つ一つ造形構築していくのはHD化した次世代機では非常にコストがかかる
FF13がこの世に現れるまではそんな完璧なRPGなんて中々出てこないはず。
(#ここでFF13が完全な神ゲーとして扱われてるのもまた筆者の皮肉かなと思いますが、それさておき)
JRPGは今、産みの苦しみの中にあり、それぞれの作品が試行錯誤されながら発表されることになるだろう。
結論は、
HDにおいてかつてのようにRPGが成功し、その最低限の技術スタンダードを確立するにはゲーム会社にまだまだ時間が必要だ。
インフィニットアンディスカバリーは次世代機のクオリティに達していない。
このデヴェロッパーとパブリッシャーからゲーマーが予測するだろうグラフィックの
レベルはこのゲームにはない。
スクウェア・エニックスとトライエースはグラフィック面で最先端を行くゲームを
コンスタントにPS2で発売してきたが、インアンのビジュアルはHalo3の鮮やかなスタイルや
MGS4のキチガイじみた細部へのこだわりと比較したとき遠く及ばない。
率直にいうならば、発売から既に二年たつデッドライジングと比較しても
一歩二歩劣っているといってもいいほどだ。
静止した画面では奇麗に見えるグラフィックだが、アニメーションはまるで
機械のようで気味が悪い。フレームレートの落下に関しては悲惨な出来。
戦闘シーンはまるでPS1の野心作だったクロノクロスにも似たスピードの落下を体験することが度々ある。
インアンのグラフィック面における欠点はRPGというジャンルの今世代機における苦戦を象徴していると言えるだろう。