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自分でやるのが面倒、手に入らない、時間がない、お金がない、などの理由で
ストーリーを知りたいゲームのストーリーを教えてもらうスレです。
発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
新作のネタバレを読みたくない人は ◆l1l6Ur354A に要注意。
またリクの際は、正確なタイトルとハード名を付記して下さい。
まずはまとめWiki↓で既に書かれていないか、既にリクエストされていないか調べてからリクしましょう。
ストーリーを教えてもらうスレ暫定Wiki
http://www8.atwiki.jp/storyteller/ 携帯電話の場合でもこちらのURLから行けば表示は崩れますが見れます
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/2.html ・スレに書き込まれたストーリーのまとめWikiへの収録作業や
まとめWiki中の未解決リストの更新作業は、スレ内の有志によって行われています。
手の空いた方がいらっしゃったらご協力をお願いします。
編集方法の説明はこちら。:
http://www8.atwiki.jp/storyteller/pages/18.html ・作業を行ってくれた方は、「>>○○まで収録作業したよ」
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どこから作業すればいいのかわかりやすくなるため助かります。
1レスでストーリーの概要を知りたい方は↓でどうぞ。
ストーリーを要約してもらうスレ
(要約スレのURL)
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ストーリーを書く際の注意、関連スレ、未解決リストなどは
>>2-10に
■PS3 ・ARMORED CORE 4 ・機動戦士ガンダム Target in Sight ・GENJI -神威奏乱-
■PS2 ・悪代官2 ・鋳薔薇 ・エヴァーグレイス2 ・X−FIRE ・over the monochrome rainbow ・オペレーターズサイド
カウボーイビバップ追憶の夜曲 ・歸らずの森 ・風のクロノア2 〜世界が望んだ忘れもの〜 ・神業−KAMIWAZA−
仮面ライダー正義の系譜 ・ガンバード1&2 ・機甲兵団J-PHOENIXコバルト小隊篇(同梱のOVAの内容も含めて)
ギガンティックドライブ ・機動新撰組 萌えよ剣 ・機動戦士ガンダム クライマックスU.C. ・GUILTY GEAR X
GUILTY GEAR XX ・九怨 ・Kunoichi -忍- ・Grand Theft Auto San Andreas(日本未発売) ・グランド・セフト・オート3
グランド・セフト・オート・バイスシティ ・グローランサーIV Return(既出のフレーネ・イライザ・LN型以外のシナリオを)
ゲームになったよ!ドクロちゃん ・決戦3 ・喧嘩番長 ・GENJI ・ゴッド・オブ・ウォー ・五分後の世界
XIII [サーティーン] 大統領を殺した男 ・サーヴィランス 監視者 ・ザ・ナイトメア・オブ・ドルアーガ(EXダンジョン以降) ・侍
サムライウエスタン ・THEロボットつくろうぜっ!〜激闘!ロボットファイト〜 ・ジェネレーションオブカオス3,4 ・忍道 戒
白中探検部 ・真魂斗羅 ・ステラデウス ・スペクトラルフォースクロニクル ・スペクトラルフォースラジカルエレメンツ
聖剣伝説4(あらすじは知っているので詳細に) ・ソニック ヒーローズ ・月の光 〜沈める鐘の殺人〜
ガンサバイバー3 DINO CRISIS ・テイルズオブジアビス(セシルとフリングスのサブイベントの詳細)
天空断罪スケルターヘブン ・.hack//既出部分の続き ・.hack//G.U.アニメとも絡めて既出部分の続き ・ナノブレイカー
ハードラック ・バイオハザード4のエイダ編 ・鋼の錬金術師(翔べない天使、3神を継ぐ少女)
爆炎覚醒 ネバーランド戦記 ZERO ・初めてのRPG伝説の継承者 ・花と太陽と雨と ・バルダーズゲートダークアライアンス2
半熟英雄4 ・ヴァンパイアナイト ・彼岸花 ・フェイズパラドックス ・不思議の海のナディア
ベルセルク 千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)篇 聖魔戦記の章 ・ヘルミーナとクルス~リリーのアトリエ もう一つの物語~
亡国のイージス 2035 ウォーシップガンナー ・ぼくのなつやすみ2 ・炎の宅配便 ・ポポロクロイス 月の掟の冒険
魔界戦記ディスガイア2(エンディング全部) ・魔術士オーフェン ・michigan(既出のものは短すぎ、未プレイ者には意味不明)
ミスト3エグザイル ・ミッシングパーツ ・武蔵伝II ブレイドマスター ・メダル オブ オナー ヨーロッパ強襲
メタルサーガ砂塵の鎖 ・ライゼリート ・リーヴェルファンタジア 〜マリエルと妖精物語〜 ・RULE of ROSE
レイジングブレス ・紅忍 血河の舞 ・ワイルドアームズ ザ フィフスヴァンガード
■PS ・アンシャントロマン 〜パワー・オブ・ダーク・サイド〜 ・…いる! ・エイブ・ア・ゴーゴー ・エースコンバット
エクサフォーム ・オウバードフォース ・逢魔が時 ・カウボーイビバップ ・火星物語 ・学校のコワイうわさ花子さんがきた!
GUNばれ!ゲーム天国 ・機動警察パトレイバーゲームエディション ・キャプテン・ラヴ ・ギルティ・ギア ・黒い瞳のノア
クロス探偵物語 ・慶応遊撃隊外伝蘭末ちゃんの大江戸すごろく ・ゲゲゲの鬼太郎(バンダイ) ・ゲッターロボ大決戦 ・ゲッPーX
幻想水滸外伝1&2 ・公開されなかった手記 ・高2→将軍 ・サーカディア ・サイバーボッツ ・サイレントボマー
ザルツブルグの魔女 ・サンパギータ ・シュレディンガーの猫 ・すべてがFになる ・SPRIGGAN 〜LUNAR VERSE〜
聖霊機ライブレード ・奏(騒)楽都市OSAKA ・蒼魔灯 ・ダークメサイア ・黄昏のオード ・TILK-青い海から来た少女-
テイルコンチェルト ・デザーテッドアイランド ・デバイスレイン ・天使同盟
東京ミュウミュウ 登場新ミュウミュウ!〜みんなでいっしょにご奉仕するにゃん〜 ・ドラゴンシーズ ・トルネコの大冒険2
トワイライトシンドローム ・ナイトアンドベイビー ・2999年のゲーム・キッズ ・人魚の烙印
バイオハザード(GC版との相違点を) ・バウンティソード ダブルエッジ ・バルディッシュ ・BAROQUE▲SYNDROME
ひみつ戦隊メタモルV ・フィロソマ ・forget me not パレット ・プラネットライカ(既出部分からの続き) ・ベアルファレス
閉鎖病院(「板垣の秘薬編」のみ。北条からの告白にいたる経緯、特に告白の場面の台詞回しを詳しく) ・ポポローグ
ポポロクロイス物語2 ・ボルフォス ・マーメノイド ・御神楽少女探偵団&続・御神楽少女探偵団〜完結編〜 ・ミザーナフォールズ
ミスティックアークまぼろし劇場 ・ミスティックドラグーン ・MediEvil(メディーバル)甦ったガロメアの勇者
厄 友情談義 ・厄痛 呪いのゲーム ・夜想曲 ・夜想曲2 ・聖刻1092 操兵伝 ・竜機伝承 ・リングオブサイアス
ルパン三世 カリオストロの城 −再会− ・レガイア伝説
■PSP ・エースコンバットX スカイズ・オブ・デセプション ・Grand Theft Auto Liberty City Stories
新天魔界〜GOCWアナザサイド〜
新世紀エヴァンゲリオン2 造られしセカイ -another cases-(隠しシナリオも含めた各シナリオをエンディングまで)
VALHALLA KNIGHTS -ヴァルハラナイツ- ・ブレイドダンサー 千年の約束 ・ヘブンズ ウィル
ポポロクロイス物語 ピエトロ王子の冒険 ・魔界戦記ディスガイア PORTABLE(追加された「エトナ編」を)
METAL GEAR SOLID PORTABLE OPS(詳細に)
■Wii ・Elebits ・ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス ・ネクロネシア ・レッドスティール
■GC ・ガチャフォース ・killer7 ・神機世界エヴォルシア ・ターミネーター3:ザ・レデンプション
biohazard(リサ・トレヴァーについて) ・バイオハザード 0 ・ファイアーエムブレム 蒼炎の軌跡
PHANTASY STAR ONLINE EPISODE III C.A.R.D. Revolution ・ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア
■64 ・シャドウゲイト64 ・ポケモンコロシアム
■SFC ・アイ・オブ・ザ・ビホルダー ・アルバートオデッセイ ・アルバートオデッセイ2 ・ウィザップ! ・エルナード ・エルファリア2 ・ガデュリン ・奇々怪界―月夜草子―
奇々怪界―謎の黒マント― ・機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122 ・GS美神除霊師はナイスバディ ・ざくろの味
Secret of Evermore(SNESソフト。日本未発売) ・シャドウラン ・少年忍者サスケ ・セプテントリオン
ソウルアンドソード ・大貝獣物語2 ・ファイナルファイトタフ ・ファイナルファイト2 ・ブレスオブファイア
弁慶外伝 沙の章 ・負けるな!魔剣道 ・魔女たちの眠り ・らんま1/2朱猫団的秘宝
■FC&ディスクシステム ・アイドル八犬伝 ・悪魔城伝説 ・悪魔城ドラキュラ ・エスパードリーム(1、2)
えりかとさとるの夢冒険 ・美味しんぼ ・亀の恩返し ・軽井沢誘拐案内 ・京都財テク殺人事件 ・ゲゲゲの鬼太郎2
御存知弥次喜多珍道中 ・新・里見八犬伝 ・スウィートホーム ・ゼビウス ・ゼルダの伝説 ・タイムツイスト 歴史のかたすみで…
道(TAO) ・ドラキュラII 呪いの封印 ・百鬼夜行 ・ヘラクレスの栄光(1,2) ・ポートピア連続殺人事件
北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ ・まじかるドロピー ・マドゥーラの翼 ・魔法のプリンセスミンキーモモ
未来神話ジャーバス ・メタルギア ・メトロイド ・魍魎戦記MADARA ・ラディア戦記
6 :
fate難民:2007/01/19(金) 02:55:34 ID:jXdle3jW0
■DS ・あらしのよるに(マルチエンディング全7種類を) ・おさわり探偵 小沢里奈
オシャレ魔女 ラブ and ベリー 〜DSコレクション〜の「おはなしモード」 ・降魔霊符伝イヅナ ・コンタクト
ザ・アーブズ シムズ・イン・ザ・シティ ・サバイバルキッズLost in Blue ・スーパープリンセスピーチ
聖剣伝説DS CHILDREN of MANA ・ゼノサーガ I・II(変更・追加部分のみ) ・タンクビート
探偵・癸生川凌介事件譚 仮面幻影殺人事件 ・超操縦メカMG ・チョコボと魔法の絵本 ・ディープラビリンス
テイルズ オブ ザ テンペスト ・パワプロクンポケット8(正史ルートと白瀬芙喜子ルートと高坂茜ルート)
ピンキーストリート キラキラ★ミュージックアワー ・ブラック・ジャック 火の鳥編 ・メタルサーガ鋼の季節 ・ルナ -ジェネシス-
ロックマン ゼクス ・Londonian Gothics 〜迷宮のロリィタ〜
■GBA ・アドバンス ガーディアンヒーローズ ・奇々怪界あどばんす
真・女神転生デビルチルドレン(光、闇、炎、氷、メシアライザー) ・スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2
Z.O.E 2173 TESTAMENT ・ドラゴンクエストモンスターズ キャラバンハート ・パワプロクンポケット5 ・パワポケダッシュ
彼岸花 ・Vマスタークロス ・ブラックマトリクスゼロ ・マジカルバケーション ・メタルガン・スリンガー ・ユグドラ・ユニオン
ロックマン ゼロ4(既出部分の続き)
■GBC ・エストポリス伝記〜よみがえる伝説〜 ・METAL GEAR Ghost Babel(おまけドラマも) ・メダロット3〜5
■GB ・王ドロボウJING ・鬼忍降魔録 ONI ・ザードの伝説2(前作やって無くてもわかるように)
サバイバルキッズ孤島の冒険者 ・サバイバルキッズ2〜脱出!!双子島!〜 ・ジャングルウォーズ
スターオーシャン ブルースフィア ・ドラゴンクエストモンスターズ 〜テリーのワンダーランド〜 ・ビタミーナ王国物語
メダロット1〜2 ・メトロイド 2 RETURN OF SAMUS ・読本夢五誉身(よみほんゆめごよみ)天神怪戦2
■XBOX360 ・【eM】 -eNCHANT arM- ・カルドセプト サーガ ・CONDEMNED PSYCHO CRIME ・The Outfit
ゼーガペイン XOR ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ ・地球防衛軍3 ・デッドライジング ・ブルードラゴン
プロジェクト シルフィード
■XBOX ・ガンヴァルキリー ・クリムゾンスカイ:High Road To Revenge ・真・女神転生 NINE ・DINO CRISIS 3
NINETY-NINE NIGHTS(N3) ・バレットウィッチ ・PHANTOM CRASH ・FATAL FRAME ?零SPECIAL EDITION?(追加部分)
■DC ・es ・機動戦士ガンダム外伝 コロニーの落ちた地で… ・ゴーレムのまいご ・サイキックフォース2012
SONIC ADVENTURE ・SONIC ADVENTURE 2 ・タコのマリネ
ベルセルク 千年帝国の鷹(ミレニアム・ファルコン)篇 喪失花の章 ・リアルサウンド〜風のリグレット ・ルーマニア♯203
■SS ・R?MJ ザ・ミステリー・ホスピタル ・ガーディアンヒーローズ ・ガングリフォン2(ミッション間ラジオも)
グランディア1詳しい方の続き ・クロックワークナイト 〜ペパルーチョの福袋〜 ・慶応遊撃隊活劇編
サイバードール ・シャイニングザホーリィアーク ・シャイニングフォース3(シナリオ1〜3) ・ソニック3Dフリッキーアイランド
大冒険セントエルモスの奇跡 ・ファイナルファイトリベンジ ・ファンタシースターコレクション ・ファンタズム
ラングリッサー5 ・RAMPO ・リンクルリバーストーリー ・LUNAR2 エターナルブルー ・ロンド〜輪舞曲〜
■MCD ・うる星やつら ディア マイ フレンズ ・慶応遊撃隊 ・ソニック・ザ・ヘッジホッグCD ・夢見館の物語
らんま1/2 白蘭愛歌 ・ルナ ザ・シルバースター
■MD ・エイリアンソルジャー ・機動警察パトレイバー98式起動せよ! ・新創世紀ラグナセンティ ・スプラッターハウス PART3
バトルマニア ・バトルマニア大吟醸 ・ファンタシースターII 還らざる時の終わりに ・時の継承者 ファンタシースターIII
ファンタシースター 千年紀の終りに ・モンスターワールドIV ・ワンダーボーイV モンスターワールドIII
7 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/19(金) 02:57:36 ID:jXdle3jW0
■Mk3 ・ファンタシースター
■PC-FX ・虚空漂流ニルゲンツ ・こみっくろーど ・はたらく☆少女 てきぱきワーキンラブFX
■PCE SUPER CD-ROM2 ・GS美神 ・スプリガンmark2 リ・テラフォーム・プロジェクト ・ソードマスター
はたらく☆少女 てきぱきワーキンラブ ・ふしぎの海のナディア
■PCE CD-ROM2 ・イース1・2 ・コズミック・ファンタジー 冒険少年ユウ ・天外魔境 ZIRIA ・らんま1/2 とらわれの花嫁
■PCE ・青いブリンク ・奇々怪界
■MSX ・白と黒の伝説・百鬼編 ・メタルギア2
■WS&WSC ・ラストスタンド
■ネオジオ系 ・KOF R-1 ・天外魔境真伝 ・わくわく7(既出キャラ以外)
■PCゲー ・アークトゥルス ・アリスインナイトメア ・アルファ(スクウェア) ・アンタリア創世紀
Wizardry(#1 狂王の試練場、#2 ダイヤモンドの騎士、#3 リルガミンの遺産) ・ウィル(スクウェア)
「Age of Mythology」の拡張版「Titans Expansion」の一人用シナリオ ・英雄伝説X 海の檻歌 ・英雄伝説 空の軌跡SC
ガラージュ ・偽典・女神転生 東京黙示録 ・コマンド&コンカー ・サイキックディテクティブ(1、2、3、4、5、ファイナル)
ジェネシス(スクウェア) ・The Elder Scrolls2 Daggerfall
そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ ・空の浮動産 ・ダイナソア 〜リザレクション〜
ツァイ‐メタ女‐ ・テイルズ オブ エターニア オンライン(ロレッタとレニイの関わるストーリー核心部分だけでも)
デザート・ドラグーン〜砂漠の竜騎兵〜 ・デジタル・デビル物語 女神転生(日本テレネット) ・ドラゴンスレイヤー英雄伝説II
ドラゴンマスターシルク ・どろろ―地獄絵巻の章― ・Half-Life2 ・パラケルススの魔剣 ・フィフス・エレメント
メタ女〜府立メタトポロジー大学付属女子高校SP〜 ・ラプラスの魔 ・忘れえぬ炎
■アーケード ・ぐわんげ ・ケツイ 絆地獄たち ・ザ ハウス オブ ザ デッド4スペシャル ・ザ・ロストワールド(SEGA)
ストリートファイターZEROシリーズ ・旋光の輪舞 ・鉄拳シリーズ ・ドルアーガオンライン ・ドルフィンブルー
ビーストバスターズセカンドナイトメア ・ピンクスゥイーツ〜鋳薔薇それから〜 ・虫姫さまふたり ・ラジルギ ・わくわく7
■携帯電話アプリ ・風ノ名前 ・新世紀エヴァンゲリオン外伝 〜真夏の夜の夢〜 ・新世紀エヴァンゲリオン外伝 〜人形達の宴〜
真・女神転生-20XX ・ダーケストフィア ・テイルズオブコモンズ ・テイルズオブヴァールハイト
テイルズオブブレイカー ・24:ザ・モバイルゲーム ・ナノデビル ・BC-FF7- ・ふしぎの海のナディア
フライハイトクラウディア ・夢魔の天蓋 ・REAL〜零〜 ・ルート16ターボ ・ロックマン エグゼ ファントム オブ ネットワーク
瑠璃色の睡蓮 ・亜鉛の匣舟 ・泪色の雫
■同人ゲーム ・FF3.5 ・Cloud ・コープス・パーティ ・シルエットノート
SACRED BLUE ・退魔心経 ・T−DRAGON QUEST〜序章 勇者の目覚め〜 ・ドラえもんのび太のBIOHAZARD
ドラゴンクエストプロローグ ・武勲の王者 ・分裂ガール ・魔族の大地 〜TDQU〜 ・1999ChristmasEve
東方靈異伝 ・東方封魔録 ・東方夢時空 ・東方幻想郷 ・東方怪綺談
●途中
STARDUST BLUE[1月] ・Psychonauts[1月] ・大神[1月] ・イースI・II ETERNAL STORY[1月] ・黒ノ十三[1月]
イストワール[1月] ・金鉱脈探査シミュレーション インゴット79[1月] ・ロックマン エグゼ6[12月]
Star Ocean 3 till the end of timeマリア加入以降を詳しく[12月] ・魔剣X[12月] ・SIREN2[12月]
かまいたちの夜×3 三日月島事件の真相[12月] ・龍が如く[12月] ・火焔聖母[12月] ・猫侍[12月] ・絶体絶命都市[11月]
絶体絶命都市2[11月] ・ポケットモンスター ダイヤモンド・パール[10月] ・スーパー特撮大戦2001[10月]
●執筆予告がある物
クロス探偵物語[1月] ・ミッシングパーツ sideA the TANTEI stories[1月] ・Elebits[1月] ・1999ChristmasEve[12月]
アリス イン ナイトメア[12月] ・メダル オブ オナー ヨーロッパ強襲[11月] ・ポートピア連続殺人事件[11月]
ユグドラ・ユニオン[11月] ・ミスティックアークまぼろし劇場(レミール編だけ予約)[10月] ・奏(騒)楽都市OSAKA[10月]
テイルコンチェルト[10月]
FF6
窃盗犯が年少者に二股かける変態RPG
WIKIに書いてあったlainってゲ−ムやってみたけど、ほんとぶっ飛んでるな
CEROのせいで今は出せないなw
シャイニングフォース・イクサとドラゴンシャドウスペルをお願いします
>>1乙
過去にも書かれてないし予約もないし
ティルク〜青い海から来た少女〜投下してもいいかな?
細かく書かなくていいならすぐ書くけど
もし細かく書いて欲しいって人がいたらプレイし直すよ。
>>1スレ立て乙です。
前スレの594までと、このスレの
>>15までをwikiに収録・未解決リストに反映しました。
ミッシングパーツの予約を取り消します。
シャイニング・ウィズダムのページが、今まで書いてあったものが削られて
短いバージョンに書き直されていますが・・・
このゲームはやったことないですが、検索してみると別に嘘が書いてあったとも思えません。
編集した人、説明お願いします。
20 :
前スレ340:2007/01/22(月) 05:50:48 ID:u7KKtCPk0
>>1乙。
1999〜ですが、エンディングコンプも終わり、現在序盤をまとめているところです。
が、現在ある部分の調べ物で足踏み状態です。
ストーリー投下という作業からすれば比較的どうでもいい部分ですが、このゲームの雰囲気を味わってもらおうと思うと
どうしても手を抜けません。なので投下までもう少し時間がかかりそうです。ご了承をば
ファンタシースターユニバースをお願いします。
出来ればオンラインでの分も教えて頂きたいです。
幻想水滸伝2の他のエンドがまだみたいなので投下します
最後にみんなに建国を頼まれた、それを承諾する。
夕日が差し込む約束の地で待ち続けるジョウイ。
終わり。
建国を拒否し、約束の地で戦う主人公とジョウイ。
108星をすべて集められず、「輝く盾の紋章」の真の力を解放できなかった主人公。
「黒き刃の紋章」の力を止められず、ジョウイに止めを刺して終わり。
ネクロードを倒しにティントに向かった主人公達。そこで紋章の使いすぎで倒れた主人公。
主人公を心配して、ナナミは同盟軍を抜けるように主人公に勧める。
それを承諾して逃亡する二人。森の中に小さな一軒家の絵が出てきて終わり。
尚、ナナミと逃げる途中でティントに戻ることもできる。
その場合、コボルトの指導者が戦闘中に死亡し、彼の宿星を息子が引き継ぐ。
でも、幻想水滸伝3でデータを引き継げない。
>>19の例を考えると
テンプレに
『既存の物は大きく間違っていない限り残し、
新バージョンは下に付け足す。』
とかwikiの軽いススメを追加したほうがいいかもしれないな。
MSX2の、シリーズ初代の「メタルギア」をお願いします。
主人公カイトはヴァリアント見習い。姉のタツキについて遺跡に向っていた。
そこを強襲する悪の組織ウラノスの幹部ペインキラーによって遺跡の封印が解かれる。
所属していた組織サイファーパンクは処刑人ジークの手により壊滅。
ペインキラーからカイトを庇い倒れる親友シズイと復活した遺跡の守護者タリスマンを
封印する為、残ったタツキを置き去りにフリーの戦士ライカに救出され
幽霊船に連れ込まれる。(ウラノスと対抗しているという怪しい集団)
日本のデモンズイコン(7つの遺跡)が無理やり封印を解かれたことにより
崩壊の危機が迫っており、そうすると日本が崩壊してしまう。
崩壊を防ぐためには主人公のマトリクスギアに他の遺跡から修復情報を
手に入れるしかないと知り彼らと同行することになる。
13年前に壊滅した「晩餐会」と呼ばれる天才の集まりが残した暗号を解き
デモンズイコンの場所を特定していく面々。
敵との戦いでダメージを受けたカイトはドラグナーとして覚醒する。
青の騎士団出身のサラは父親ランスロットを殺した元団長のアーサーを追っていたが
実はランスロットがアーサーを殺そうとしてデモンズイコンを狙っていたと知り苦悩する
だが実際には仲間を手にかけた「汚れた手」でデモンズイコンを起動させることにより
数百年の遺跡機能停止を狙っていた。本当の鍵であるサラをウラノスから守るために。
でも遺跡を止めると、他の遺跡で支えている日本遺跡が崩壊するので中止する。
鳥と呼ばれる人為的なドラグナーの失敗作。彼らは自分を生み出したウラノスを恨んでいるが
晩餐会の一人でウラノス穏健派の幹部、最初の鳥であるヴァルナーを守るためウラノスに協力していた。
水の精霊アクアディーネと暮らしていたテレーゼはヴァルナーとドラグナーの一族のハーフ。
ヴァルナーを慕っている幹部アヴィーはテレーゼを殺して認められようとするが阻まれる。
カイトの親が晩餐会の一員だったとか、両親を殺したのがペインキラーだとか思い出す。
一方、生きていた姉タツキは幼馴染のオニハラと共に日本遺跡維持の為、各地のマナを集めていた。
何故か生きていたシズイは姉と敵対し、自分を救ってくれた人の所に行こうと誘ってくる。
幽霊船を強襲するペインキラー。船の意識セント・エルモを見てキレる。
晩餐会の筆頭で前ウラノストップのマティアスの息子、テオドール。
晩餐会が壊滅した時に死んだと思われていたが、実は双子でペインは弟のカイン
エルモは兄アベルの娘で死に掛けていた所を晩餐会メンバーだった船長が発見
船のコアと同化させることによって生き延びさせていた。
カインは遺跡の力で人間を止め、自分を慕ってくれた少年カイトを救おうと駆けつけたが
死んでいたので自分の無力さを笑っていた所を精霊スイヒが同化して復活した
カイトが目撃し、両親の仇だと思っていた。
晩餐会を壊滅させたのが現ウラノス総帥のドラクロワ卿と知り裏切るペインだったが敗北
復讐に心を奪われカイトに気づかなかったことに謝罪し、遺跡の力を託して消える。
テオドール消滅によってエルモが覚醒する。
自分の寿命と引き換えに他人を癒す力を持った聖女ミリアム。
同じドラグナーの末裔であるカイトは彼女と親しくなるが、力を使わせてしまう。
母親が奇跡を拒み逆恨みで撲殺>ドラグナーの力を暴走して死にかけ>姉ミリアムの力で生き延びた
という過去を持つウラノスの処刑人ジーク。彼はカイトを姉の命を蝕むものとして襲ってくる。
その後、ミリアムの衰弱が進む中、ウラノスに攫われたと聞き本拠地に乗り込む。
ジークを倒すがミリアムはいない。犯人は神父。彼こそがウラノス総帥のドラクロワだった。
ミリアムを操り最後の遺跡に乗り込む神父。千年王国の為、自分の組織すら切り捨てていた。
幽霊船のスポンサーである城主アル。彼は突然、自分を運命を見守るもの
コンダクターと名乗り、過ぎたる力を見過ごせないとエルモを船から、
カイトをスイヒから切り離す。
死せる箱舟、世界を守るため過ぎたる叡智を滅ぼさんとする不滅の魔物から
身を守るためだと告げ姿を消す。
カイトと同化していることで心を侵食していたスイヒだったが、切り離されてなお
自分は変わらないと告げるカイトに安心する。
(スイヒと同化していたのでドラグナーの力が安全に使えていた。これからは無理すると死ぬ)
デモンズイコン:大洪水で滅んだ世界に始まりの種子をもたらした箱舟が
大地に根付いた姿。幽霊船は大地に降りなかった8番目の箱舟。
ミリアムの肉体を乗っ取った心獣セイレーンを殺害しドラクロワが最後の封印を解く。
裏切られたセイレーンは最後の力でミリアムをカイトとジークに再会させる。
ドラクロワの目的は神の再構成だった。至高の叡智アニマムンディを倒す。
神復活の為、大量のマナが失われ日本遺跡は崩壊の危機。他の遺跡を引き換えになら
日本を救えると告げられるが、カイトはそれを拒否しアニマムンディを破壊する。
アルは日本遺跡を崩壊させることでアニマムンディを滅ぼそうとしていたが
カイトの決断を見て思いとどまる。最後の最後で遺跡修復には生贄が必要と言われる。
マルチエンドらしいが、俺が見たのはスイヒが自ら犠牲になった。
31 :
前スレ363:2007/01/23(火) 15:15:44 ID:ADiWAPzj0
エレビッツ、やっと遊園地に入ったとこまで書き上がりました。
リクエストした人、もうしばらく待ってて下さい。ごめんね。
早くもドラゴンシャドウスペル書いた人禿乙。
キャラ名とか職業名?とかの固有名詞が多くて混乱してくるな
スーパーロボット大戦OGが途中までみたいなので、
おおまかにラストまで書いていいですか?
>>33 よろ。
誰かPS2の超時空要塞マクロスお願いします
>>23 書いても消すやつは消すと思う。
そういうやつはテンプレ読まないし。
気にくわないストーリーは認めないんだろう。
ここ最近このスレのwikiで楽しませてもらったものです。
オペレーターズサイドと悪代官2がテンプレにあるが、良ければ書きましょうか?
アレは書いて欲しいものリストですよね?
>>36 ぜひ書いて欲しいです
特にオペレーターズサイドの方が読みたいです
連れ去られたクスハは、イングラムの手でマインドコントロールを施された。
一方、彼の直属の部下であったリュウセイ達SRXチームには出撃禁止措置が掛かる。
そして極東支部で軍の査察を受けることに。
ヒリュウ改は川崎に現れたエアロゲイターの中にクスハの姿を見つけるも、逃がしてしまう。
取調べの真っ最中だったリュウセイは、査察官から自分の母親がT−LINKシステムの開発
を行っていた特脳研に被検体として入所していた事を知り、愕然とする。
リュウセイがR−1のテストパイロットになったのは偶然では無かった。
ギリアムとラーダは、イングラムが残した特脳研のデータを調べた。幾つかのサンプルが
破棄されたことは判明するも、所長のケンゾウ・コバヤシ博士が拘束中の為、詳しい事は
分からない。あえてこちらを助けるヒントを与えているような手口から分るのは、
イングラムが複雑な内面を抱えていると言う事だけだった。
取り調べも終わりリュウセイ、ライ、アヤは解放された。
しかしリュウセイは、『自分はイングラムの手の内で踊っていただけなのか』と落ち込む。
そんな彼をラトゥーニは励ます。
これまでのデータにより、エアロゲイターの目標がヒリュウ改とハガネであることが確信付けられた。
彼らは、単体でも高い戦闘能力を持つものをサンプルにしている。
連邦の主力艦隊を守るべく、異星人に対する一大反抗作戦、
『オペレーションSRW』までエアロゲイターに対する陽動を行う事になった。
そして、ヒリュウ改とハガネの前に、イングラムと洗脳されたクスハが現れる。
ブリットはクスハの救出に成功するが、イングラムはR−GUNを強化した
R−GUNリヴァーレを駆りリュウセイのR−1はピンチに。
しかし、ウラヌス・システムの発動でRシリーズは合体しSRXが誕生。
何とかイングラムを退けることに成功した。イングラムのおかげで合体に成功したようで
複雑な気分になるリュウセイだった。(パーツの損耗などから、当分合体は無理になる)
グランゾンの式典以降放棄されていた南極で不審な動きがあるということで調査に向かう。
そこには、死んだはずのEOT特別審議会メンバーと、イスルギ重工の社長がいた。
彼らは、秘密裏に修復されていたシロガネでホワイトスターに向かい、
エアロゲイターと直接交渉を行おうとしていた。(実際には地球を売り渡すつもりである)
結局、伏兵として潜んでいたヴィレッタの手でシロガネの第一艦橋は破壊されて、
そこに集まっていたEOT特別審議会メンバーや社長は死亡した。
様々な疑問はあるが、今はそれを確かめている暇は無い。
オペレーションSRWの準備が整ったという知らせを受けたハガネとヒリュウ改は、
極東支部に帰還する。
一方、ホワイトスターに帰還したヴィレッタにイングラムは、
「俺のタイムリミットは近い。もし俺が正気を失ったら、お前は俺の与えた任務を遂行しろ」
と告げた。
オペレーションSRWは4つのフェイズで構成されている。
フェイズ1で敵を陽動・撹乱
フェイズ2で核ミサイルによる攻撃
フェイズ2が失敗した場合、フェイズ3で艦隊による直接砲撃を行う。
フェイズ3が失敗した場合、フェイズ4でPT部隊を突入させて中枢を破壊。
ついにオペレーションSRWが始まった。しかし、フェイズ2、フェイズ3が失敗してしまう。
フェイズ4遂行の為、ハガネのトロニウムバスターキャノンでバリヤーの一部を破壊し、
エルザムの持ってきたクロガネで外壁を突破。内部に突入する。
待ち受けていたイングラム、そしてエアロゲイターの首領レビ・トーラーのジュデッカを
打ち破り、作戦は成功したかに思われた。
しかし、ジュデッカを倒したことで最終システムが発動した。
アイドネウス島にあったメテオ3が突然活動を始め、駐留艦隊を飲み込みんで巨大化したのだ。
このメテオ3こそ、エアロゲイターの最終兵器、セプタギンであった。
これは、自己分裂、増殖機能を持つ『ズフィルードクリスタル』で構成されていて、
いずれは地球全体が飲み込まれる事という。
アイドネウス島に降下したハガネとヒリュウ改はこれを撃破し、戦いは終わる。
『エンディング』
ヴィレッタがギリアムに、イングラムのことを語った。
もともとイングラムは、ホワイトスターの任務実行者として作られた
人造人間アーレフ・バルシェムであり、適当な惑星を見つけた後でメテオ3を落とし、
その惑星の生命体を自らの戦力として取り込むようにプログラムされていた。
しかし、何らかの事故で仮初めの自我を手に入れたイングラムは、正気を保っている内に
自らの手で自分のコピーを造り上げた。それがヴィレッタである。
おかげで彼女には、イングラムと違いジュデッカの精神操作が通用しなかった。
イングラムがヴィレッタに託した使命は、彼の選んだSRXチームと共に地球を守ることだった。
レビ・トーラーをはじめ、ホワイトスターに居たのは、イングラムの手で拉致され
洗脳された地球人や人造人間のみ。本物の異星人は存在しなかった。
イングラム達は、自らの創造主について調べていたが、ホワイトスターを作った者達は
『バルマー』と呼ばれる集団であることは分かったものの、他の事は一切不明だった。
南極に現れたのが彼らと同じ系統の異星人かも分からない。
当分の間SRX計画は凍結され、通常兵器の増強が図られる事に。
Rマシンの修理期間中、SRXチームは休暇をもらった。
クスハは、看護兵になるといってATXチームと共にアメリカへ行った。
リュウセイは、再会を信じ母親の見舞いに行くのだった。
まとめサイトの続きを書いてみました。
以上でSRWOGリュウセイ編はおしまいです。
キョウスケ編もありますが、大筋は似たようなものとなります。違いは、
・クスハを助けたと思ったらエクセレンがさらわれて洗脳されて出てくる。
・SRXに合体できるのが1マップのみ。
・ホワイトスターでエクセレンを解析した結果がOG2の伏線になっている。
ぐらいでしょうか。
>>37 把握した
攻略本はあるが明日辺りにでも再プレイして知識深めてくる
クロス探偵物語を投下します。
書き手に任せられているようなので好きに書いたら長くなってしまいました。
Wikiにて編集したら1,2話をセットにしても容量オーバーでしたので
3話以降は一話につき分割されると思われます。
黒須剣(くろすけん):主人公。洞察力など探偵としての素質を持っている。18歳。
西山友子(にしやまともこ):冴木探偵事務所の事務員。19歳。
冴木達彦(さえきたつひこ):冴木探偵事務所の所長。剣があこがれる名探偵。46歳。
未見の剣のイメージ図では刈上げ頭の偉丈夫で、誰かに似ている気もする。
美樹夏子:生前の剣の父の知り合いだったという女性。29歳。
川崎亜紀(かわさきあき):第1話の依頼人。20歳。
小林靖彦(こばやしやすひこ):不動産屋でマンションの仲介人をしている。40歳。
三橋節子(みはしせつこ):マンションのオーナー。60歳。
加藤晶二(かとうしょうじ):亜紀の元ボーイフレンド。21歳。焼けた肌をしている。
石井健一(いしいけんいち):亜紀の元ボーイフレンド。20歳。貧相なタイプ。
第1話 名探偵誕生
剣は7年前に亡くなった父親の墓参りにきていた。
墓前で大学進学をやめ探偵になること、
優秀と言われる冴木達彦という名探偵に弟子入りを頼むつもりであることを伝える。
己が7年前から成長をしたことを伝え、最後にしばらく来れないことを告げて立ち去ろうとする。
そこに剣のことを知っているという女性が声をかけてきた。
素性を尋ねると彼女は美樹夏子といい父の知り合いだったのだという。
「親父の?」「そう七年前に殺されたおあなたの父さんの」
父は事故死だったはず。
「まあ これから探偵になろうって人がお父さんの死を疑わないなんてお笑いね」
信じられなかったが、当時父は35歳でありながら巨額の保険金をかけていた。
自分が死ぬことを予期していたかのごとく。しかも亡くなる三ヶ月前だ。
そのことを衝かれ動揺する剣。たしかにそのおかげで剣は金銭面で不自由することなく暮らしてこれたのだ。
「探偵ごっこも結構だけどもう少しあの当時のことも思い出したほうがよさそうね」
彼女はそう言い残して去っていった。
父の死に疑念を抱く剣。
剣の母親は彼を生むと同時に亡くなり、彼は父親に育てられた。
刑事だった父を誇りに思い自分も同じ道を歩もうと思っていた。しかしある日父は交通事故で亡くなってしまう。
そんな彼に親戚の者達は同情すらもなく醜い本音をただ漏らしにした。
「まったく あいつもやっかいなガキ残してくれたよ。誰があの子の面倒をみるんだい。
あたしゃやだよ うちだけで精いっぱいなんだ」
「うちだって ダメだよ」
「に 2億・・・」
「う うちで引き取るよ。姉さん達 嫌がってたろ」
「バカ言っちゃいけないよ。お前 保険金が目当てなんだろ。だったらうちで・・・」
「姉さんこそ・・・」
剣「いい加減にしろ!誰がお前らなんかの世話になるもんか。
オレは父ちゃんと暮らしてきたこの家で1人で暮らすんだ。出てけ! 二度と来るな!!」
「ま まあ、なんて可愛げの無い・・・」
「こんなガキ ほっとこう。どうせ泣きついてくるさ」
あれから7年。住んでいたアパートの大家さんの助けもあって何とか1人で暮らしてこれたのだ。
父の死には謎が多すぎた。35歳にしては多額の保険金、用心深かった父の交通事故死。
しかし警察も調べ運転手も捕まったはずだ。そこで思い出す。
7年前、父の亡骸に飛びついた部下の大川が自分がカタキを取ると言っていたことを。
不審に思った剣はこの件について調べてみることを決める。
冴木探偵事務所を訪れた剣。
「また あなたなの。いいかげんにしなさいよね。先生は弟子を取らないって言ったでしょ」
食い下がる剣をあしらう友子。剣は冴木に会えるまで待たせてもらうことを宣言し、
友子は勝手にしろと放置する。
しばらく待っていた剣は友子に姉は元気かと声をかける。
友子は元気だと気の無い返事をしてから何故姉のことを知っているのか聞き返した。まさか調べたのか?
しかしそれは違った。剣の推理によるものだ。
彼女の着ていたブラウスは十万円はする高級品だ。しかしサイズがあっていない。
高価な買い物をするのなら自分のサイズに合ったものを買うはずだ。
つまりそれは借り物であり、彼女の若さを考えると貸し借りの相手は妹よりも姉のほうが自然だ。
剣「でもそのブラウス Bカップの友子ちゃんにはやっぱり大きすぎるよ」
友子「失礼ね!Cカップよ!!」
剣「そうか Cカップか・・・」
友子「・・・・・・・・・ハメたわね・・・」
そこに女性がやってきた。
依頼人だという彼女は不在の冴木にさっさと会わせろと高圧的な態度で友子をなじり
友子と険悪な雰囲気を作ってしまうが、そこに剣が割って入った。
容姿を褒め称え友子を卑下し下手に出た剣は
彼女に自らを冴木探偵事務所のエースと売り込んで依頼を聞きだし始める。
彼女は誰かに狙われているらしい。
「私「川崎亜紀」(かわさき あき) ハタチ。青山大学 英文科 2年生。今は渋谷のマンションに1人暮らしよ」
彼女の話はこうだ。昨夜2時頃家のベッドで寝ていたところ、帽子を目深にかぶった男に襲われた。
驚いた彼女が無我夢中で枕元にあった目覚まし時計をそいつに向かって力いっぱい投げつけた。
その時計は真鍮性で重量のあるものであり、それは男の股間にヒットした。
男は悶えながら這うように逃げていった。
彼女は警察には話していなかった。
警察に話すと親に連絡がいき一人暮らしさせてもらえなくなり横浜の実家から通わされることになるだろうと。
だから内緒で解決したがっていた。
剣は調査して手に負えないと判断したら警察に連絡するということを彼女と取り決め依頼を受ける。
話を整理すると、事件があった時間は2時5分。
暗がりで帽子を深く被っていた犯人を男と判断したのは
彼女を襲いにきたことと股間にものが当たって悶えたことから彼女が判断したことだ。
『男と決めつけるには ちょっと弱いかな・・・』
犯人に心当たりは無く人に恨みを買うこともないという。
しかし彼女の身の周りの品がちょくちょくなくなっているらしい。
下着や写真などだ。無くなった写真は男と一緒に写っている写真だけらしい。
金銭や貴金属はなくなっていないとのこと。
『どうやら 物取りの犯行じゃないな』
実際に彼女のマンションに行ってみる。
・下着は干してあったものではなく、しまっていたものや洗濯機に入れていたものがなくなったのだそうだ。
・窓の鍵はいつも閉めていて昨夜も閉まっていた。そもそもここは8階である。ガラスを外した形跡もない。
・ドアは頑丈であり鍵がかかっていた。
・ドアチェーンは壊れており、彼女が三ヶ月前に越してきた時からで不動産屋の対応が鈍くそのままだそうだ。
・もしやと思った剣が電話の受話器を解体してみると中から盗聴器が出てきた。
電話の音を電波にして飛ばすタイプであり半径200mくらいの受信が可能な代物だ。
・コンセントからも盗聴器が出てきた。やはり電力供給による半永久稼動タイプだ。
『どうやら犯人は たびたびこの部屋に侵入してるな これだけ徹底的にやってるところを見ると ストーカーか・・・。
オートロックのこのマンションにこれだけ自由に出入りしているってことは犯人は合鍵を持ってる・・・』
合鍵をもっていなければこうも何度も部屋に侵入できなかっただろう。
合鍵を持っているのは彼女のボーイフレンドの晶二(しょうじ)と健一(けんいち)だけだという。
引越しの際に鍵を取り替えたので前の住人がもっていることはないそうだ。
このマンションは管理人ではなく不動産屋が管理しており、担当は小林という男だそうだ。
ならば彼も持っているだろう。
とりあえず鍵の取替えを提案し、不動産屋に許可をもらいに行く。盗聴器の件は他言しないように注意した。
襲われたことを話すと小林はオーナーに連絡をとり許可を取った。
「実はここに来る途中、鍵屋に寄って取り替えてもらうように頼んできたんです。
明日の夕方にはやってくれるそうです」
何故か剣がそんな嘘をついた。不動産管理としては当然か、鍵のうち一本を預けることになった。
ドアチェーンのことも催促するが、オーナーが忙しい方だからと濁される。
帰りに喫茶WORKJAMで話をした。
・彼女はオーナーに会ったことはないが、契約書にあった住所と名前をメモしていた。
「三橋節子」(みつはしせつこ)。
・晶二と健一とは既に別れておりただのボーイフレンドだったそうだ。その住所も教えてもらう。
・加藤晶二とはクラブで知り合い、石井健一は同じ大学の人間だそうだ。
小林に話を聞いてみる。
・加藤と石井のことは知らないそうだ。
オーナーに会った後でドアチェーンのことを話すとオーナーは資産家なのだがものすごくケチと評判で、
平気でウソをつくらしい、責任を問われるのがイヤで聞いてないフリをしているのではないかと洩らし剣に口止めする。
三橋節子に会ってみる。彼女は庭弄りを楽しみとする上品な老年の女性だった。
・亜紀を含むマンション関係のことは不動産屋任せで知らないとのこと。
・管理をしている小林はまじめでいい人と思っている。
・合鍵は金庫にしまっている。取り替えることに依存はないらしい。
ドアチェーンのことは小林から何も聞いていないらしい。
加藤晶二の部屋。
亜紀とはすでに別れたと主張しており真由美という女性が彼の部屋を訪ねてきていた。
・亜紀とは渋谷のクラブでナンパして知り合った。
・さんざん貢がされた挙句「私 好きな人ができたの」ときたそうだ。
死ぬほどバイトした挙句ヤラせてもらえなかったという。
・真由美は亜紀と違って気立てのいい女性だという。
・昨夜二時は駅前のビデオや屋に真由美とビデオを借りに行っていたという。
・合鍵を返してくれるように言うととっくに捨てたらしい。
明日付け替えるからまあいいと言うと「明日つけかえる・・・?」。
石井健一の部屋。
留守だったがインターホンを鳴らしていたところに彼が帰ってくる。
・亜紀のことを女神と崇めており生きる希望なのだとか。
・亜紀にかなり貢いでおり入学祝に両親に買ってもらったロレックスも売ってしまったという。
・亜紀にはいきなり別れ話を切り出されたのだという。自分に何か至らない点があったのだと主張している。
・昨夜は亜紀も知っている同じ大学の山田という友人と1時から2時まで電話で話をしていた。
ここから亜紀の部屋までは車で30分かかる。山田の家はここから五分で12:50まで山田はここにいたらしい。
・合鍵の返却を求めると持ち歩いていた鍵をあっさり返してきた。
付け替えることを話すと「明日・・・そうですか」
再び喫茶店で亜紀と。今までの行動の成果を話す。
・加藤のアリバイは成立していた。剣が店員に確認済みだ。
・石井にもアリバイはあった。彼が今でも彼女を愛していると伝えると「げー気持ち悪い」。
付き合った理由と別れた理由が丸解かりだ。
亜紀「でも鍵を返したってことは犯人じゃないわね」
剣「いや・・・」
そこに謎のオヤジが寄ってきた。
オヤジ「合い鍵の合い鍵を作っていたかもしれんぞ」
追い払うとオヤジは去っていった。気を取り直す。オヤジの言うとおり鍵を返してもらったが安心はできない。
・節子は寝ていたという。
山田のことを亜紀に電話で確認してもらうと
確かに12:50に石井の家を出て家に着いた途端に石井から電話があったそうだ。
それから一時間ばかり電話をつけっぱなしだったが、電話の向こうからは車のエンジン音がしていて、
理由を問うとテレビでF1を観ていたと返ってきたという。
石井が携帯電話を持っていることを亜紀が記憶していた。
それなら石井に犯行は可能だがテレビでF1をやっていたのも事実だ。
石井の携帯電話は駅前でただでもらったものでデータ転送が早いと自慢していた32なんとかというものだそうだ。
ここでひとまず調査を打ち切り亜紀には帰ってもらうことにする。
あの部屋に戻ることに文句を並べる亜紀だったが、自信ありげな剣を見て戻ることにした。
剣は亜紀にやってもらいたいことがあると彼女に話す。
亜紀が電話をしている。
「ええ そうなの。だから明日 部屋の鍵を交換することにしたの。え 今日?もちろん1人よ。
大丈夫。昨日来たばっかりで今日も来るってコトはないでしょ。
うん そう。今日は眠れそうにないからさっき睡眠薬飲んだの。強力なヤツよ。
朝まで 何があったって起きないわ・・・。ふぁぁ・・・もうダメ・・・。
眠くなってきちゃった・・・。私寝るわ。おやすみ・・・」
亜紀は電話を切り明かりを消した。
彼女に忍び寄る影。しかしそこで明かりがつき剣が現れる。
「おとなしくしろ!お前はもう袋のねずみだ!」
スタンガンをもっていると脅しをかける。犯人に素性を問う亜紀だが、剣には犯人の見当がついていた。
犯人候補は複数いた。
しかし単純に曲げられない事実だけで見て消去法で片付けていけば1人しかいない。
壊れたままのドアチェーン、ストーカーと思われる動機。
剣は亜紀に警察へ突き出すかどうかを訊ねるが、彼女は相手を許すことにした。相手も辛かっただろう、と。
それを聞いて泣き崩れる犯人。
過日、亜紀が事務所に報酬をもってきた。そこで何故犯人がわかったのかを問われる。
犯人が合い鍵を持っていることは間違いないだろうと思われた。ならば答えは消去法で導き出された。
体格、年齢、面識・動機、アリバイ、現在の状況。
しかし実際は顔を見るまで確信はなかった。物などいくらでも購入は可能だったし、
アリバイ作りにもグルがいたのかもしれない。
が、現行犯で捕まえてしまえばその前に特定する必要はないのだ。
だからあの時点まではわからなくてもよかった。
犯人は新しい鍵に取り替えた後に侵入できれば以前も入れた自分が一番疑われるだろうことを知っていたから
あのタイミングを逃すわけにはいかなかったのだ。
剣はあの時見つけた盗聴器を電話に戻しており亜紀にウソをつかせていた。
犯人はその後を知りたくて盗聴するだろうし、
亜紀が睡眠薬を飲んで寝ていると聞いたらじっとしていられないと踏んでいたのだ。
ちなみに亜紀は今回の報酬を犯人に出させたそうだ。
しかも亜紀は相手を使える人間だと見ているようだ。
「じゃ じゃあ あのマンション・・・」
「ええ 借りてもらうことにしたわ」
「な 何てこと・・・」
亜紀は帰っていった。
いまだに剣が事務所にいることに不平をたれる友子。
剣は報酬を見せびらかすが友子に没収され規定に基づいた取り分を渡すと言われる。
一時落ち込んだが、これで一員と認められたのだと開き直る。
しかし
「それと これとは別。あなたを雇うなんて 誰も言ってないわ」
つれない返事が返ってくるばかりだ。
そこにFAXが入る。意味がわからず首をかしげる友子。
「なに?どうした?」
「あんたには関係ないの」
「まあ そう言わずに・・・あっ 空飛ぶオニ嫁!!」
「えっ! どこどこ!」
「ちょっと 見せてね」
「ううっ・・・つられた自分が情けない・・・」
紙にはこう書かれていた。
10万分の1の大きさの
大きな卵から
マッチ棒程度の距離を
おいたところに
遠くが見えない鳥がいる
その駅に至急来てもらいたい
冴木達彦
これは単純に近場の駅に来てほしいということだろう。
事務所で地図を発見する。10万分の1というのは地図の縮尺のことだろう。
大きな卵と言えばそのままの名称をもつ建物、そこから地図上でマッチ棒一本の距離の駅ということだ。
テーブルの上のマッチで一つの円を描き、その辺りの駅から探すことにする。
これは冴木が彼らのために用意したものだろう。長さの違うマッチ棒を使われては意味がないからだ。
つまりこの地図にない駅は除外していいだろう。
となると駅は以下の12まで絞られる。
南千住、大久保、浜松町、代々木、南新宿、押上、北池袋、町屋、錦糸町、業平橋、王子、上中里。
これで目的地はわかった。しかし何故こんなことをするのか。
そこで友子は冴木が悪人に捕まっている可能性に思い至る。いざというときのためだとでもいうのか。
助けに行こうとする友子だが、剣は女性一人だと危険だと指摘する。踏みとどまる友子。
警察に連絡してはと提案する友子にそれも危険だと指摘する。
もし捕まっているのなら逆上した犯人に冴木が何をされるかわからないからと。
剣は自信ありげに自分が冴木探偵事務所に入ることに賛成し協力してくれるのなら
自分が冴木を無傷で連れ帰ると取引を持ちかける。
友子は渋々承諾した。
二人が駅に行くと喫茶店で会ったあのオヤジが近づいてきた。
「先生!」
友子がオヤジに駆け寄る。
「こんな感じだと思っていたのに・・・」
剣がイメージしていたハードボイルドな男の画像。
刈り上げた髪をした精悍な顔つきの男がタバコを燻らせていた。まるで神宮…。
「それが・・・」
ふくよかな笑いを浮かべた恵比寿のようなオヤジ顔。
「・・・わかった!変装してるんですね」
冴木の顔を両手で掴む。
剣「このじじいの面をはがすと中身は・・・」
冴木「いててて。何をする 顔の皮ハガす気か!」
剣「ガーン 本皮だ・・・」
友子「ちょっと待ってよ!どういうこと?先生は捕まっているんじゃなかったの?」
捕まっているわけがない。どんな軟禁状態ならあんな都合よくFAXを送れるというのだ。
これは剣を試すためのテストだったのだ。
洞察力と推理力、行動力は認められた。しかし冴木が言うには他に協調性も必要だという。
そこで例の約束を使って友子と協力関係にあることをアピールすると
冴木は剣を冴木探偵事務所の一員とすることを認めた。
このまま剣の入社祝いに繰り出すことに。ちなみにこの駅を指定したのはいい店を見つけたからだった。
友子「だから錦糸町まで呼びつけたんですね」
冴木「その通り!」
友子「・・・あきれた」
冴木「ワシのとっておきの芸を披露するぞ」
友子「またハダカ踊りでしょう?」
冴木「その通り!よしっ 出発だあ!!」
剣「ヤッホー!」
西山美麗(にしやまびれい):友子の姉。売れっ子モデル。21歳。
高松洋子(たかまつようこ):第2話の依頼人。60歳。
高松春彦(たかまつはるひこ):依頼人の息子。35歳で亡くなる。
田中貞男(たなかさだお):信用金庫支店長。55歳。
山本章(やまもとあきら):滝沢の同期で春彦の後輩。26歳。
滝沢一好(たきざわかずよし):山本の同期で春彦の後輩。26歳。
江角彩子(えすみあやこ):24歳。
大橋ゆり(おおはしゆり):24歳。
第2話 疑惑
剣が出勤すると
冴木に昼出勤の友子に至急やってもらいたい経理の仕事ができたので呼びに行ってほしいと頼まれる。
ネットでもしているのか電話がつながらないのだ。
剣が言われたマンションに行くとそこは結構な高級マンションだった。
インターホンを鳴らし冴木探偵事務所から来たと告げるとドアの向こうからはとても美しい女性が現れた。
「ちょっと待っててね。友ちゃん 今お風呂だから」
その女性は剣を部屋に通した。
そこに事情を知らなかった友子がバスタオルを巻きつけただけの姿で髪を拭きながら現れる。
剣を見て固まる友子。
そしてお約束どおり身体からバスタオルが外れる。思いもがけない光景に目玉が飛び出さんばかりの剣。
しかし次の瞬間、彼の顔面にはバイクのヘルメットがめり込んでいた。
着替えた友子が鼻に詰め物をした剣を怒鳴り散らす。
「何であんたがここにいんのよ!鼻血なんか出しちゃって いやらしいわね!!」
「お前があんなもん投げつけるからだろ!!」
先の女性は美麗といい友子の姉だった。
そんな美麗が出してくれたコーヒーを飲む暇も無く事務所に引き返すことに。
名 探 偵 エ ヴ ァ ン ゲ リ オ ン
事務所に向かって公園を通過中の二人は他愛ない話をしていた。
あのマンションは売れっ子モデルの美麗が借りているものであり、友子は居候なのだという。
彼女等の実家は北海道だそうだ。
剣の生活にも話が及ぶ。
剣の身の上を知りデリカシーに欠けていたと謝る友子だが、剣は別に親が恋しい歳でもないと気にはしなかった。
それならばと友子は突っ込んだことを知りたがった。
ドラマのように親戚をたらい回しにされなかったのかと。オバサンのように野次馬根性まるだしだ。
呆れたが、友子がねだるため話すことにした。
剣は確かに親戚に厄介者扱いされたが、アパートの大家さんが親切に面倒を見てくれ、
父の死後もそこで暮らしてきた彼にとってその大家さんこそが親のようなものだった。
と、二人の近くでちんぴら三人にからまれている少女の姿を発見する。
「女の子が からまれてるわ。剣ちゃん助けてあげて」
「よっしゃ まかしとけ。もしもし警察ですか 女の子が不良にからまれてます すぐ来てください。
公園のボート乗り場の前です」
「何やってんのよ そんなんじゃ間に合わないでしょ」
剣は当てにしないと友子が勇んで入っていく。
連中を挑発して矛先を向けさせるとあっさり剣にタッチした。
仕方が無いので剣は三人を離れたところへ連れ出す。
剣「いいことを教えてやろう。オレはお前らの学校の先生を知ってるぜ!」
B「俺たちゃ 学校退学になってんだよ!!」
剣「うっ・・・そうかわかった!お前ら このオレを怒らすと後が怖いぜ。
そこの!オレは お前の兄貴と仲がいいんだぜ!」
A「俺は1人っ子だ!!!」
剣「じゃ じゃあ これならどうだ!オレは今 ヒロスエのパンティーを持ってるんだぜ」
A「うっ」
剣「どうだ、見たいか?」
A「ううっ」
剣「見たいかって聞いてんだよおっ!?」
A「・・・・・・見てえ」
剣「ちょっと待ってね 今脱ぐから(ハート)」
ズボンを下ろす剣。
A「はいとんかあ!!!!!」
B「もうガマンならねえ!このフカシ野郎!!」
剣「あっ おまわりさーん。ここでーす こっちこっち」
A「へっ そんな手に引っかかるかよ!!」
が、本当に警官がきていたりする。
剣「こいつらが女の子をおそってたんです」
A「やべえ」
警察「おい ちょっと待て!!」
警官に追われてちんぴら達は逃げていった。
剣「さっき110番しといて良かった・・・」
制服姿の少女にお礼を言われるが、仕事がある二人は急ぎ足でその場を去っていった。
―――事務所
剣「いやあ いい事した後は気持ちがいいなあ」
友子「剣ちゃんて強いのね」
剣「まあね。友子ちゃんにも見せたかったなあ オレの大活躍」
友子「私 もっと見せてもらいたい物があるわ」
剣「何?」
友子「ヒロスエのパンツ」
剣「ゲッ、聞いてたのね・・・」
そこに着物を着た老年の女性が現れた。
「ここ冴木探偵事務所ですよね」
友子「はい そうですが・・・」
「春彦ちゃんを・・・春彦ちゃんを殺した犯人を捕まえて!!」
友子「は?」
「春彦ちゃんは自殺なんかしないわ、誰かに殺されたのよ!そうに違いないわ!!」
女性をなだめて落ち着かせ話を整理する。
彼女の名前は高松洋子(たかまつようこ)。
彼女の長男の春彦(はるひこ)が3日前の月曜日に首つり死体で発見され警察の検死の結果
死亡推定時刻は発見前夜の日曜 午後6時。
死因は首つりによる窒息死。発見当時 部屋には全て鍵がかかっていてドアにはチェーンもかかっていた。
室内に争った形跡はなく 盗まれた物もない。これらの状況から 警察は自殺と断定。
普通に考えれば自殺である。しかし彼女はそれを否定した。
その根拠は自分に黙って自殺するような子ではないという母の信頼だけであった。
どうせ彼女の勘違いだろうとは思ったが、とりあえず現場を見せてもらうことにする。
・春彦は35歳。仙台の大学を卒業後東京の信用金庫で働いていた。独身で一人暮らし。
・このマンションは彼女が3年前に彼に買い与えたものだという。
・第一発見者は同僚の山本。
連絡もなしに欠勤した彼を心配し様子を見にきたら、
レースのカーテン越しに中の様子が見えたのであわてて警察を呼んだのだという。
警察は管理人に借りた鍵でドアを開けドアチェーンを切って入ったとのこと。
・窓は二重ロックで外からかけることは不可能。
「ドアに鍵はかかっているしガラスを外した形跡もない。
2枚一緒に外すのも不可能・・・ベランダからの出入りはあり得ないな」
『こりゃ 自殺じゃないとしたらやっかいだぞ。
こんな普通のマンションに隠し通路なんてあるハズないし 完全な密室殺人だ・・・』
どう見ても自殺を疑う余地はなさそうだった。しかし彼女は彼が自殺をしていないと固く信じていた。
剣は彼女に正式な依頼をするように促しその依頼を受けることにした。
警察で話が聞けるように話を通してもらい、剣を彼女の親戚ということにした。
警察署で斉藤という警官を呼んでもらい話を聞く。
伯母は気が動転しているので剣がクッションになろうというふれこみだ。
検死結果について聞けたのは同じことだけだった。
他殺の疑いについても完全な密室ということで余地は無かった。
ここまでは同じだが、自殺について動機となりうるものがあったことが判明する。
それは春彦が勤め先の信用金庫で横領をしていたというものだった。しかも金額は3000万円。
一年ほど前から初め、最初は小さな金額だったものが大きくなっっていったのだという。
春彦が競馬にハマっていたためというお決まりのものだった。
そのやり口は巧妙で、Aという口座から100万円を引き出し、
Aの口座の支払いの直前にBの口座から200万円を引き出してAの口座に100万円を戻すという手口だった。
そして差額の100万円は自分で使いBの口座にはCの口座から…といった具合で金額を増やし続けていった。
しかも同時にいくつもの口座でやっており、最後には1つの口座から1000万円以上もおろしていたそうだという。
伝聞調にひっかかった剣が質問をするとなんと証拠が無いのだという。
要は状況証拠だがそれで間違いないという。
春彦が自殺した翌日に横領が発覚した。自殺の2日前に他人の口座から3000万円を引きおろしていた。
その口座というのは週明けの月曜日に社員に給料を支払うものだった。
春彦は月曜日には支払いがあることを知っていたはずだ。
それを日曜日の府中ダービーで勝って戻しておくつもりだった、
しかし勝てなければ発覚してしまうため自殺をするつもりだったというのが警察の推論だ。
彼は日曜日の5時頃、レースが終わった後 駅前のベティーという店で手錠を買っていた。
自殺した春彦は後ろ手に手錠をつけていた。
そして机の上には自殺のやり方を書いた本が開いて置いてあった。
そのページには首つり自殺のやり方に赤ペンでラインが引いてあった。
実物を見せられると、たしかにそこには赤ペンでラインが引いてあった。
「首つり自殺をするときは必ず手を使えないように固定しておくこと。
そうしなければ苦しさのあまり自分でロープをつかんでしまい失敗するケースが多い。
しかし自分の腕をロープで縛るのは難しいので手錠等で 後ろ手に固定しておくとよいだろう」
この本が机においてあり、日曜日の5時に彼が手錠を買ったのを複数の店員が目撃していた。
以上のことから彼の自殺は明白だという。遺留品からも指紋などの疑わしいものは出なかったそうだ。
――事務所に戻る。
友子に経過を話すと彼女も自殺で間違いないだろうと言い、剣も同じ考えをもったことを述べる。
しかし完璧すぎて臭いという気もしていたのだ。まるで仕組まれたような完璧さにひっかかりも覚えていた。
悪趣味な本に引かれたマーカー。まるで印象付けようとしたみたいだ。
「考え過ぎじゃない?」そうかもしれない。
剣「それと・・・・・あのおばさんがかわいそうでさ、何とか真実を突き止めてやりたいんだ」
友子「剣ちゃん・・・・・」
冴木「好きにしたらいい」
剣「先生!」
冴木「お前の気の済むまでやってみろ!」
剣は真実を突き止めることを決意して出かけていった。
そんな剣を見て常人とは違う考えのできる彼には素質があるのかもしれないと冴木が言う。
再び春彦のマンション。
洋子に話を聞く。
・春彦はとくに趣味をもっておらず、ギャンブルをとても嫌っていた。
・彼の貯金が全ておろされていた。
1000万円あった貯金が半年ほど前から100万円くらいずつおろされて2週間前に全てなくなっていたのだという。
1000万円も貯金のあった人間が一年前から横領にはしるだろうか?
・マンションの名義は春彦になっており、彼は几帳面に毎月10万円ずつ彼女の口座に振り込んでいた。
彼女はそのようなことをしなくてもよいと言っていたが、彼がけじめだといって一度も欠かさなかったという。
・マンションの資産価値は3〜4千万円位と思われる。
自分名義なのだからこのマンションを売って補填することもできたはずである。
春彦の死が疑わしいと思った剣は真犯人を捕まえることを約束する。
そして春彦が横領をしていたという話を聞くかもしれないが決して信用しないように忠告した。
だから決して隠し事をしないで春彦を信用するように自分も信用するように頼み込んだ。
自殺の手引書のことを彼女は隠していた。それを認めると本当に自殺をしたと認めてしまう気がしたからだという。
春彦の写真を入手した剣は信用金庫に向かうことにした。
彼女は犯人が捕まるまでいつまでもここにいるとつもりだという。
支店長は非協力的だったが、調査したことを公表するつもりがあると言うと渋々話をしてくれることになった。
・春彦は仕事熱心だった。
・特に友人はいなかった。
そこに外回りから第一発見者の山本が帰ってきた。
・午後に例の事件が発覚し何か知っているかと30分おきくらいに電話をしたが誰もでなかった。
それで営業時間終了後に見に行くと彼が首を吊っていた。
・例の口座というのは滝沢という同僚の担当だった。
口座の管理はコンピュータの端末から行われるのでIDさえ知っていれば誰でも可能であり、
滝沢は自分のIDを紙に書いて机の上に貼っていた。
・山本は床から20cmばかり高いところに入る橋本を発見して支店長に電話をし、
支店長はすぐに警察を呼ぶように指示して滝沢を連れて部屋に向かった。
二人が到着する頃に警察も到着し、マンションの管理人に部屋の鍵を借りてドアを開けチェーンを切って入った。
三人は玄関で待っているように言われていて中には入っていなかった。
剣が春彦の私物を回収しに行くと手帳を発見する。そこに滝沢が現れた。
・春彦は上司というより先輩である。
・春彦は競馬にハマって大変で自分も5万円貸したらしい。
そこで目に付いた女性にも話を聞いてみる。
すると10日位前に春彦にお茶を出したら首筋から背中にかけてミミズばれのようになっており、
春彦はアトピー持ちだからとうろたえて答えたそうだ。
ベティーは護身用の品を扱っている店だった。
何か買ったら思い出すという店員から盗聴器とスタンガンを買う。
・手錠を買い求められたので見せたら一万円を出された。
・財布から金を出す際に本の紙袋をカウンターの上に置いた。
・つり銭を渡す歳に小銭が下に落ち、小銭を拾うと茶色いサンダルを履いていたのが見えた。
・写真を見せると春彦で間違いない。
・連れはいなかった
翌日の事務所。
友子に前日の成果を話す。
自殺の手引書を見て死のうとしたはずなら、その後に他に本を買うだろうか。
それに競馬場の帰りになら靴を履いていたはずだから家から出かけた可能性が高い。
しかしそれについては
「競馬場から一度家に帰ってそれから手錠を買いに行ったってことは?」
それはありそうだ。
競馬ですったのなら手錠を買った一万円が残っていたのは?
手錠用にそれだけ残しておいたのかもしれない。
だから一度家に帰ってサンダルに履き替えて手錠を買いに行った可能性もある。
マンションを売らなかったのは?
母親が怖かったからかもしれない。
やはり自殺の線が色濃く残っていた。
剣は応接室で手帳を調べてみる。
手がかりらしきものが書かれているページには10件の電話番号が書かれていた。
試しに10件に電話をかけてみるがどこも手帳に書かれた通りの相手に繋がることはなかった。
これは意図的に間違った番号が書かれており、どれか一つの番号を隠すためのものだろう。
そういえばこの中に一つだけ女性が出たものがあった。彼女はジュンと名乗っていた。
そして手帳の表記は水無月。
水無月=6月=June。この手帳に書かれた番号は彼女の番号を隠すためのものだったのだ。
しかし何故ジュンという名前で出たのだろうか。考えられるとすれば水商売だ。
何か聞き出せないかとアンケートを装ってかけてみるがあっさりと切られた。
もし春彦と関係があれば警戒される可能性もあるのでうかつに名前は出せない。
そういえば彼女の声の後ろでは歓声があがっていた。今日は土曜日。おそらく彼女は競馬場にいたのだ。
一計を案じた剣は夜に彼女の携帯電話の伝言サービスにメッセージを入れた。
明日の中山のレースでイカサマが行われるので当たり馬券の情報を喫茶店で教えると。
喫茶店で彼女の携帯電話にかけると案の定一人の女が電話に出た。
その後剣は彼女の後をつけ彼女のマンションを突き止める。
ポストに書かれた名前は江角(えすみ)。
しばらく張ってみると彼女は再び出かけ、他のアパートに行った。
ポストの中の請求書から住人の名は大橋ゆり(おおはしゆり)、電気代から一人暮らしと推察された。
ジュンの友人のようだ。
夕方にそこを出た彼女を尾行するとあの信用金庫の側まで歩いていく。
そこで滝沢に出会ってしまいジュンを見失ってしまった挙句、強引に喫茶店に連れ込まれてしまう。
滝沢が言うには支店長が剣には協力するなと命令していたらしい。
そして滝沢は尊敬していた春彦の死の真相を解明してほしいと剣に頼み込む。
翌日、江角のマンションの前で彼女を張ってみる。
中々動かないので部屋の前まで行き水道メーターを確認する。
30秒ほど動いたのでおそらくトイレを使用したのだろう。
剣はベティーで買った盗聴器をインターホンの下にしかけマンション前に戻る。
するとしばらくして平田(ひらた)と名乗る男が江角の部屋を訪ねた。
急に仕事を休んだ彼女を呼びにきたのだという。
クビになるのも仕方が無いという彼女に手ぶらで帰っては店長にしかられると言う平田。
そこで江角は自分が変な奴に狙われていることを伝え、平田に勧誘員の真似をさせて帰させる。
剣は車で帰る平田をスクーターで尾行し黒の館という江角の勤め先を突き止める。
中に入ってみると受付にいたのはいかにもなハードな格好の女性。ここはSMクラブだった。
ジュンを指名すると彼女は休みだという返答が返ってきた。やはり彼女はここで働いていたのだ。
春彦はここの常連だったのかもしれない。
他の相手にして入店すると鞭を振り回す女王様が出てきた。
そんな趣味は無いという剣に
「何言ってんのよ。ジュンのお客なんでしょ。だったらMよね」
江角は女王様役だったようだ。
拒み続ける剣に江角への敵愾心を燃やす女王様。剣は彼女を宥めすかし彼女と落ち着いて話をする。
彼女の名前はミミ。彼女によると江角は口がうまく(※注:話術の方)、
心にもないことを言って客を褒めちぎるため、真に受けた客が次からもジュンを指名するのだという。
中には貢ぐものもいるそうで、この前は10年間かかって貯めた金を貢がせたと自慢していたらしい。
貢ぐ人間には真面目な人が多いとのこと。例えばこの間は金融関係の人間がハマっていたそうだ。
そこまで聞いてもしやと春彦の写真を見せると、彼女は剣の素性を問う。
剣が探偵であることを告げると、彼女は江角を逮捕させたいらしく非常に協力的になった。
間違いなく春彦が先の金融関係の男だという。
半年ほど前に誰かの紹介で来たようで、おそらくジュンの知り合いの紹介だろうとのこと。
最初は週に一度くらいの割合で来ていたがここ2、3ヶ月はほとんど来ていなかったらしい。
おそらく店を通さずに直接会って金をもらっていたのだろう。
ジュンの本名は江角彩子といい電話番号も教えてもらった。
江角は大阪出身らしく、関西なまりのある友人からよく電話がかかってくるのだという。
その友人はこの仕事をやめさせたがっている様子。
『なるほど だいたい見えてきたぞ。後はジュン こと江角彩子とあいつの関係が明らかになれば・・・』
翌日、剣は信用金庫にデジカメを持っていって、田中、山本、滝沢の三人を写した。
不意をついて写したのだが、田中は不審に思うだけ、
山本は特に何も思わずデジカメを持っていることをうらやましがるだけだったが、
写真嫌いという滝沢は激昂し剣にデジカメの中のデータまで消させようとした。
さいわい電池を抜いただけで納得してくれたのでデータは残ったままだ。
次いで剣は大橋の部屋に行き彼女に4枚の写真を見せた。
興信所の者を名乗り結婚調査ということで協力を依頼する。
写真の中に依頼者がおり、
もし大橋が依頼者一人だけを知っているのなら江角と依頼者が真剣に付き合っているということになる、
もし親友の大橋が指す相手が違えば依頼者はたいした相手ではないということになるという触れ込みだ。
そして彼女が指した相手は滝沢だった。会ったことはないが遠目に見させてもらったことがあるという。
事務所で友子と話をする。
剣が滝沢を怪しいと思った理由、それはこの間、彼に声をかけられ江角を見失ったことだ。
江角と待ち合わせをしていた彼が剣に気付いたので、剣に声をかけてその隙に江角を逃がし、
後で連絡をとって剣につけられていることを話したのだろう。
おそらく平田に他の住人に声をかけるふりをさせたのも滝沢の指示なのだろう。
江角の店がバレると困るからだ。
たしかに滝沢や江角は怪しかった。しかし密室であったことを考えると自殺の線が残ったままになる。
再び春彦の部屋へ。やはりベランダからの脱出は不可能だ。となると玄関からだ。
しばし玄関を眺めるがおかしい。警察が入った時のままのはずだが。
剣は何かしなかったかと高松洋子に声をかける。
すると彼女は変な金具が落ちていて危なかったので拾っていたといい剣に見せた。
これが剣の探していたもの、警察がこの部屋に入る際に切ったドアチェーンの鎖だ。
剣が残っていたドアチェーンと繋ぎ合わせてみるが、チェーンの長さが足りず届かなかった。
しばし考え込み、剣は一つの答えにたどり着いた。
それを裏付けるためのある物を土間で探すのだがなかなか見つからない。
そこで部屋のカーテンを全開にさせて照明をつけさせる。すると反射する非情に小さなものを発見した。
これこそが密室トリックを解く鍵だった。
剣はそのまま警察に行く。
警察で先日の斉藤に当日チェーンカッターを使った鈴木を呼んでもらい話を聞く。
明らかに手遅れな場合はわざわざガラスを割らずにチェーンを切るということになっているそうだ。
その方が安上がりだし現場を荒らさなくてすむし怪我の心配も無いのだ。
鈴木は当日一回だけチェーンを切ったのだという。
それだけ聞いて辞退しようとした剣に大川が声をかけてきた。
父のことを聞こうとも思ったが、
父の名を出すと大川が何か隠したいことがあるという顔をしたのでまたの機会にする。
そして大川にある頼みごとをした。出来ないと断る大川だったが、
剣が懸命に頼み込むと今回だけだと協力してくれることになった。
そして現場に集められる信用金庫の三人。そこに大川が江角を連れてやってきた。
剣は犯人を告げる前に皆にこの事件のあらましを解説し始める。
春彦は自殺ではなく殺され、横領の罪を着せられたのだ。
犯人は金に困り自分の職場の金に手をつけた。
しかし横領を続けていくうちに金額が大きくなりどうしようもなくなった。
そこで同僚の春彦の預金に目をつけた。信用金庫に預けているのだからそこの従業員なら調べるのは簡単だ。
そして知り合いである江角と共謀してその預金を奪うことを計画した。
犯人は春彦をSMクラブに連れて行った。
真面目だった春彦はSMの世界にのめり込んでしまい、江角に自分の金をどんどん貢いでいった。
とうとう春彦に全ての預金をつぎ込ませたのだが、一行に横領した穴は埋まらなかった。
そこで春彦を殺害し横領の罪を着せることにした。
犯人は誰か?それは滝沢だ。
しらばっくれ証拠を求める滝沢。
剣はミミが"春彦が江角の客であり滝沢が江角の知り合いだということを証言した"と告げる。
江角「ウソよ!ミミは滝沢さんのことは知らないわ!!あっ・・・」
滝沢「バカ野郎!お前は黙ってろ!!
か 仮に俺とこの女が知り合いだったとしても、どうやって高松さんを殺せるっていうんだ!」
剣は続ける。
犯行当日、江角は春彦にSMの道具にするからと手錠を買ってくるように命じ、
店を指定し時間も競馬が終わった後位に指示した。
後ろ手に手錠をかけ目隠しをした春彦を滝沢がつるし上げる。
その後用意しておいた自殺マニュアルを机の上に置く。
ではどうやって部屋を出たか?
当然江角はここの鍵を持っていただろう。
問題のドアチェーンだが、合わせると長さが足りず、警察は一回しか切っていないと証言している。
そこで剣が発見した小さな金属片だ。これがその足りないチェーンの輪の答えを導き出す。
あらかじめ細工をしておいたのだが、都合よく警察が動いてくれなかったため狂いが生じてしまった。
しかし警察が踏み込んだ時に外で待っている間に回収をしてしまったので特に疑われることもなかったのだ。
警察もあわてていただろうし、もしかしたらぱっと見にわからない程度には偽装していたのかもしれない。
滝沢「冗談じゃない!何で 俺がやる必要がある。その女が 1人でやったかもしれないだろ!」
江角「そんな・・・」
だが吊るすには被害者よりも重い必要があった。江角では無理だろう。
滝沢「どこに証拠があるんだ!おい彩子 黙秘だ 一言もしゃべるな!弁護士を呼んでくれ!!」
そこに剣に呼ばれていた大橋が来た。
大橋「彩子!あんた 騙されてるんや!滝沢さんは あんたとは結婚せえへんよ」
戸籍を調べた結果、滝沢は2年前に結婚していた。田中が仲人をつとめたという。
江角「ウソよ ウソよね 滝沢さん」
滝沢「・・・・・」
大橋は本当のことを言って罪を償うのだと江角を説得する。
大橋「彩子 ほんまのことを言うんや!そして罪をつぐなうんや。
うち 待ってるからいつまでも友達やから・・・」
江角「うううっ・・・」
泣き崩れる江角。滝沢に掴みかかる高松洋子。
高松「・・・・あなたが あなたが春彦を殺したのね。春彦を 春彦を返してえええ。春彦おお 春彦おおおおお」
後日の公園。
剣は大川から捜査結果を聞いていた。江角が自供しほぼ剣の推理どおりだったという。
滝沢は自分自身が競馬にハマっていて、
彼の自宅からは馬券や新聞が相当出てきておりチェーンカッターも見つかったそうだ。
高橋洋子は仙台に帰っていた。立派な墓をたてるつもりだそうで剣によろしく伝えてくれと言っていたという。
大川は父のことで何を聞きたかったのかを剣に訊ねるが、剣はそんな気分ではないとまたの機会にする。
――事務所
先の事件の話をしている二人。
友子「それにしても ヒドいことするわね。横領の罪を着せる為に女を使って殺すなんて」
剣「そうだね・・・」
友子「でもさあSMクラブって どんなことするのかしら。最近ソフトSMとかいって流行ってるらしいのよね。
SかMかの診断テストもあるそうよ。私どっちかしら。
剣「さあ・・・」
友子「剣ちゃん どうしたのよ。ボケーッ としゃちゃって。シン気くさい顔やめてよ」
剣「・・・・・・・・・・。・・・母親ってすげえよなあ。
オレにも母さんがいたらあんな風に心配してくれるのかなあ」
友子「・・・剣ちゃん。お母さんが恋しくなったのね・・・。
いいわ。私が お母さんになってあげる。さあ 甘えていいのよ」
剣を抱きしめる。が、剣の手が胸に。
友子「きゃあ 何すんのよ!」
剣「どうせなら もっと豊かな胸の方がいいなあ。美麗さんみたいな・・・」
またしても剣の顔面にヘルメットがめり込んだ。それも亀裂が入るくらい。ヘルメットと共に床に崩れ落ちる剣。
友子「フンだ 失礼しちゃうわ!!」
剣「お お前は・・・ま 間違いなく・・・Sだ・・・。グフッ・・・」
>23
まぁ、前のバージョンの方がまだ詳しかったよな。いまのやつは簡略化しすぎて味気ない。
クロスの人、乙
最終話楽しみにしてますよ(・∀・)
大野珠代(おおのたまよ):エリス女学館の学長。63歳。
木村康陽(きむらやすはる):エリス女学館の教頭。60歳。
鈴木つかさ(すずきつかさ):エリスの生徒だったが、昨年11月に自殺。享年17歳。
高梨まゆな(たかなしまゆな):エリスの二年生。17歳。
星野リサ(ほしのりさ):まゆなの友人。ハーフの帰国子女。17歳。
広川千絵里(ひろかわちえり):まゆなの同級生で友人。17歳。
神城一美(しんじょうかずみ):エリスの事務員。23歳。
酒井はるみ(さかいはるみ):エリスの事務室長。45歳。
松木泰子(まつきやすこ):エリスの保険医。自称「名探偵保健室のお姉さん」。35歳。
山田六郎(やまだろくろう):エリスの体育教師。42歳。
中村完次(なかむらかんじ):エリスの理事長。65歳。
林田謙三(はやしだけんぞう):捜査一課の刑事。剣の父の同僚だった。46歳。
第3話 ゆがんだ名門校
事務所では友子が昼になっても出社しない剣を待ちわび苛立っていた。
前回の事件から一週間は経っているので疲れているなどという言い訳は通じないという友子だったが、
冴木は探偵を始めたばかりの頃は本当に疲れるものなのだと剣を庇う。
「まるで 自分が被害者の家族になったような気がするからな。
剣は今 家族を殺されたような気になっとるハズだ」
「へえ・・・そんなもんですか・・・」
「剣の探偵としての素質はズバ抜けたものがあるが、探偵には向いていないのかもしれん・・・」
「どういうことです?」
「剣は優しすぎるんだ。今のままでは 精神的にまいってしまう。・・・剣の父親もそうだった」
「先生、剣ちゃんのお父さんを知っているんですか!?」
「・・・ああ。剣の父親はな 警視庁一の敏腕刑事と言われていたんだ。
探偵をやっていて「黒須信介」の名を知らぬ者はいないよ」
「亡くなったんですよね 事故で」
「・・・事故なもんか。あれは・・・いや やめとこう」
「途中でやめないでくださいよお。ちゃんと最後まで話してください!」
「ワシが口出しするようなことじゃない・・・。きっといつか剣が真実を突き止めるだろう」
ところで何故こうも剣のことを待ちわびているのか?それは駅前のスーパーで大安売りがあるからだった。
まとめ買いのために剣に荷物持ちをさせようというつもりなのだ。
あきれる冴木だが、友子は赤字であるためそうしなくてはならないのだと憤慨し、
冴木が名目のよくわからない調査費を使いすぎるなどと愚痴り始める。
冴木は藪から出た蛇を避けて自分の部屋に隠れた。
――その頃の公園。
剣が大川を呼び出し父のことを聞き出そうとしていた。
墓参りの時に美樹夏子に言われた不自然な点。剣は美樹夏子の言ったことを嘘だとは思っていなかった。
大川に美樹夏子の素性と父の本当の死因を尋ねる。
美樹夏子は新聞記者だった。そして剣の父を愛していた。
彼女は大学卒業後新聞記者の道に進んだが、完全な男社会だったため相当な苦労をした。
セクハラまがいのことをされたりひどい嫌がらせを受けたりしたが彼女は負けなかった。
そんな彼女を剣の父は励まし続けた。
警視庁きっての敏腕刑事を味方につけた彼女は次々と大きなスクープをものにしていき
あっという間に一流記者の仲間入りをした。
「しかし彼女は過ちを犯した。スクープをものにしようとするあまりタブーに首を突っ込んだんだ・・・。
それは彼女の手に負えるようなものではなかった。彼女は らちされ殺されかけた。
それを助けたのが キミのお父さんだ。・・・それからしばらくしてキミのお父さんはなくなった・・・」
剣の父の死については大川にもわからなかった、色々と調べても何の証拠も見つからなかったという。
大川は美樹夏子の触れたタブーとは何かについても教えなかった。
本当のことを知りたがる剣に大川はいつか突き止めるからもう少しだけ待っていてほしいと頼み込んだ。
大川と別れた剣は帰り道で大荷物を抱えた友子を発見する。
今声を掛けると荷物持ちをさせられてしまうだろう。
事務所に先回りするべきか?しかし荷物を持ってやらないのもどうだろうか。
思案していると、この間と同じように少女がちんぴら3人に囲まれていた。
剣は正義感の強い友子がそれを見過ごさないことを読んでいた。
そこに颯爽と駆けつけて事態を収拾しようとしたのだが、
剣が割って入った瞬間、友子の電光石火の早業で男達は打ちのめされた。
呆気にとられる剣。
「え?」
「あっ 剣ちゃん!今まで どこ行ってたのよ!コレ全部持ちなさいよね! 全部!!
目論みは崩れ荷物を抱えるハメになった。
事務所へ向かって行く二人の後ろでは少女がか細い声をかけようとしていたが二人には届かなかった。
事務所では友子による長い説教→グチが続いていた。
剣は話をそらそうと先ほど見た友子の技を褒め称える。
友子の実家は合気道の道場をしており北海道では結構名が知れているのだそうだ。
彼女は2段の腕前で男にも負けなかったと胸を張る。
そこにノックの音がした。
大野と名乗る老年の女性が男を連れて現れ、冴木に会わせろと要求してきた。
剣が部屋にいた冴木に大野が来たことを伝えに行く。
「なに!?大野ってハデなバアさんか?」
「そうです」
「い いないって言ってくれ・・・」
「知ってる方なんですね」
「以前 仕事を受けたことがあるんだが・・・おおお おぞましい・・・」
「でも いるって言っちゃいましたよ」
「なんとか 断ってくれ」
「断るったって まだ 話も聞いてないのに・・・。おいしい仕事かもしれませんよ」
「だったら お前にすべて任す。好きなようにやっていい・・・」
「でも・・・」
「とにかくワシはこの件に関しては何も知らん。勝手にやってくれ」
「・・・そうですか。じゃあ 帰ってもらいますね」
剣は大野に冴木が留守でありしばらく帰ってこれないと伝えた。
「だったら なんで隣の部屋に長いこといたのよ」
「冴木先生の携帯電話に電話していたんです」
「電話なら わざわざ隣の部屋に行かなくてもかけられるでしょう」
「大野さん 私達は探偵なんですよ。他の人がいるところで電話なんか できるわけないじゃないですか」
一応筋は通っているということで納得はしてくれたようだ。
事件が解決するまで戻ってこれないので代わりにと依頼内容を聞きだすことにした。
彼女は大野珠代(おおのたまよ)といいエリス女学館という学校の学長だった。
彼女に随伴していたのは教頭の「木村康陽」(きむらやすはる)。
エリスは名門御三家のひとつであり超お嬢様校として有名だった。
大野が一つの手紙を見せた。
呪われし
エリスの教師どもよ
今すぐに
忌まわしき校則を
撤廃せよ
さもなくば
犠牲者は増え続けるだろう
さまよう魂
明らかな脅迫状だった。一週間前に届いたそうだ。
剣「犠牲者は増え続けると書いてありますが、実際に犠牲者が出ているのですか?」
教頭「ええ、2名ほど・・・」
大野「教頭!めったなことを言うもんじゃありません。あれは単なる偶然です!」
教頭「し しかし・・・」
剣「お聞かせください」
教頭「立て続けに うちの教師が死んだのです」
剣「殺されたのですか?」
大野「いいえ 病死です。二人とも ガンですの。便乗した誰かのイタズラに決まってますわ」
教頭「しかし 学長。偶然にしては・・・」
剣「どうしました?亡くなった先生について不審に思うことがあるんですね」
教頭「・・・実は、二人目が亡くなったのは 2日前なんです」
剣「2日前といったら、脅迫状が来た後じゃないですか。
じゃあ 実際 脅迫状に書いてある通り犠牲者が増えたことになりますね」
大野「偶然です。2日前に亡くなった先生は脅迫状が来たときには すでに入院していました。
犯人は亡くなることを見越して脅迫状を出したんです。手の込んだイタズラです」
剣「イタズラだと思うのなら、どうして ここにいらっしゃったのです?」
大野「生徒たちが 色めき立っているのです」
剣「なるほど この脅迫状は生徒達に見えるところに 貼り出してあったわけですね。
それを見た生徒たちは 2人目の先生が亡くなったことを知って 大騒ぎしている・・・」」
何故ここまでわかったのか?それは手紙の実物を見たからだ。
四隅に穴が開いていることから画鋲あたりでどこかに貼り付けていたことが推察できる。
郵送なら封筒も一緒に持ってくるだろうし折り目もついているだろう。
生徒が内容を知っているのなら第一発見者が生徒ということになる。
教師が発見したのなら生徒には教えないだろうからだ。
そこまで聞いて感心した大野は犯人を捕まえてイタズラだったことを証明してほしいと剣にこの件を任せることにした。
剣は真相を突き止めることを約束する。
調書を取り終わると二人は帰っていった。
剣が依頼を引き受けた理由、それは現場が名門女子高だからという下心からだった。
友子「で、どこなの」
剣「え?」
友子「あそこは幼稚園から大学までの一貫教育よ。どうせ幼稚園か小学校でしょ」
剣「おお そんなああ!!ロリコンの趣味はねえぞお!!!」
そこに大野が帰ったと知ったのか冴木が出てきた。
冴木「大野珠代は高等部の学長だ」
それを聞いて神に感謝までする剣。
剣「でも 先生、なんであんなに 大野さんを恐れるんです?」
冴木「実は・・・」
過去に迫られたことがあったのだという。
彼女の家に強盗が入り宝石が盗まれた。彼女は宝石に保険をかけており、確かに保険金は支払われた。
しかしその上で宝石を取り返そうとしたのだ。もちろん警察には内緒でだ。
宝石は盗品専門のブローカーに売りに出されており、大野はそれを保険金の1/5の値段で買い戻した。
冴木は秘密厳守という探偵の鉄則から彼女の悪事の片棒を担ぐことになってしまったのだった。
宝石は盗まれた3点で5千万円は下らない代物だという。
友子「5千万!!学長ってもうかるのねえ」
冴木「家にも行ったことがあるが、すごい豪邸だったよ」
剣「家に行ったときに 迫られたんですか?」
冴木「ああ 依頼を解決して調書を渡しに行ったときの事じゃ・・・。
あのババアがピンクのネグリジェで・・・おおお おぞましい・・・」
友子「・・・・・・・・・・たしかに おぞましい・・・。今回の依頼も 私腹を肥やす為のものじゃないの?」
剣「んー、ちょっと違うみたいだなあ」
冴木「今回って、お前 まさか依頼を引き受けたのか!!」
剣「ええ 受けましたよ。先生 オレに任せるって 言ったじゃないですか」
冴木「言ったには 言ったが・・・ああ ワシ 熱が出てきた。今日はうち帰って寝るわ・・・」
友子「で?どういう依頼なの」
それは不思議な話だった。2ヶ月前に生活指導の細川秀子(ほそかわひでこ)という教師がなくなった。
死因は甲状腺ガン。入院して3週間くらいだったそうだ。
そしてちょうど1ヶ月前に社会科の三上要(みかみかなめ)という教師が白血病で入院した。
それから先週の火曜日、ちょうど1週間前の朝に生徒達が登校してくると掲示板に脅迫状が貼り付けてあった。
そしてその5日後、おとといの日曜日に入院していた三上が亡くなった。
脅迫状通りに犠牲者が出たから生徒達が呪いだといって怯えているのだという。
死因が癌なら他殺はまずないだろう。偶然か呪いか。しかし呪いというならそれなりに呪われる理由があるはずだ。
そのことについては歯切れが悪く何か隠していたようだった。
――エリス女学館。
豪奢な建物は一流ホテルか美術館を思わせた。
とりあえず下校中の生徒に声をかけてみる。
が、まったく反応がない。まるで剣の存在が見えていないかのように女生徒達は通り過ぎていくばかり。
そこに1人の女生徒が声をかけてきた。
「こんなとこで ナンパなんかしても 絶対に誰も引っかからないわよ」
「どうして? オレってそんなに 魅力ないかなあ・・・」
しかし返ってきたのは驚くべき返答だった。学校の規則で外で男と口をきいてはいけないのだという。
老人に道をきかれたら知らないふりを、父親と出会っても帰宅するまで何もしゃべらない。
もし男と一緒に歩けば停学になる。そんな規則が実際に効力をもっているのだという。
では何故彼女は剣と話をしているのか。停学が怖くないのだという。剣が目的と素性を話すと彼女も名乗った。
エリス女学館高等部2年の高梨まゆな(たかなしまゆな)。
剣が脅迫状のことを聞くと生徒の誰もが「鈴木つかさ」の呪いだと怖がっており、休む生徒までいるそうだ。
鈴木つかさはまゆなの一年先輩で去年の11月に屋上から飛び降りて自殺した生徒だ。
原因は対外的にノイローゼとされているが、実際は留年を言い渡されたからだ。
彼女は成績優秀な生徒だったが、父親の会社が倒産し自分の学費を稼ごうとアルバイトをした。
しかしアルバイトは校則違反の中でも最も重いものとされており、彼女は留年か自主退学を迫られることとなった。
脅迫状には書かれていないのに何故鈴木つかさの呪いとなったのか。
それは亡くなった教師が彼女の留年を決めた人間だったからだ。
細川は生活指導、三上は学年主任で校則違反者を処分する権限があった。
教師には理由が理由なだけに処分するのはどうかと言う者もいたのだが、
その2人が強引に留年処分を下してしまった。
その2人が立て続けに死亡したので鈴木つかさの呪いということになったのだ。
そこにいかにも柄の悪そうな男が声を荒らげて割って入った。男はこの学校の教師だという。
「高梨!またお前か。校則で禁止されているのは知ってるだろ。高梨!! 何とか言ったらどうだ!」
まゆな「あれ? 確か外で男の人と口をきいちゃダメだって校則でしたよね。
だったら 先生とも口きいちゃダメなんでしょ。
校則に先生は除くって記述はありませんでしたよね。あっ 口きいちゃった。これで私も 停学かな?」
男「ぐぐぐ・・・」
剣「ぷぷぷっ」
男「おいっ!! お前!!! うちの生徒を そそのかして 一体 どういうつもりだあっ!!!」
剣「やれやれ 名門エリス女学館の教師ともあろう者が 初対面の人間に向かって「お前」はないでしょ。
あんたこそ口のきき方知らないんじゃないの?」
男「きっ きさまあ!!!」
剣「おやおや 今度は「きさま」ときたもんだ。まったく なげかわしいねえ。
生徒よりも まずは教師に 厳しーい校則つくんなきゃ」
そこで自分の目的と学長の紹介があるということを伝えると男はしぶしぶ剣を中に入れた。
まゆなに連れられて学長室へ向かう。
本当に停学になったらどうするつもりなのかと思ったが、彼女は停学にならないのだという。
彼女を含めて学校に多額の寄付をしているものは何をしても咎められないのだ。
「この学校は腐ってるわ。きれいなのはうわべだけ。わたし この学校が大っ嫌い」
だからあれだけ挑発的な態度をとったのだ。
「わたし この学校の 規則をなくしたいの」
「えこひいきされるのが いやだから?」
「それもあるけど・・・あのね、このあいだ わたしの友達がとても素敵な男性に会ったんですって・・・。
でも その友達は幼稚園からエリス女学館で 男の人と ほとんど話をしたことがなかったの。
だから その人に声をかけたかったんだけど、どうしても かけられなかった・・・。
そのコ すっごく すっごく 落ち込んでたわ。こんなのって おかしいでしょ。
普通の女子高生は 男の子とおしゃべりしたり 恋愛したり 楽しくやってるでしょ。
高校生活って 楽しいものでしょ。でも この学校はそのすべてが校則違反なのよ!
そんなのって おかしいわ 不自然よ!」
「なるほどねえ・・・聞きしにまさる迷名校だ」
彼女は普通の高校でよかったのだが、家が理事長と知り合いだから途中から入ることになったのだという。
まだ聞きたいことがあるからとまゆなに待っていてもらい学長室へ。
事件の捜査をするためにと学長に自由に動き回るための許可をもらおうとする。
動き回れるフロアは1階のフロアのみ、職員室は出入り禁止、
なるべく生徒達と接触しないようにして登下校や休み時間には生徒の目に付かないようにすることに。
それらを踏まえ、剣は新しい事務員として入館を許可されることになった。
校則の厳しさが事件を起こすことになったのではないかと問いかけるが一貫して例外を認めないという。
家族を許可すれば男といてもそれを装うだろうし、
そういう理念をもったエリスだから父母も安心して自分の娘を預けるのだと。
そもそもエリスに入ったからにはエリスのやり方に賛同したということであり、嫌ならやめればよい、
厳しいからこそエリスを卒業した娘の評価が高いのだというのが返答だった。
学長には校則を変える気はまったくなかった。
正面玄関でまゆなと再会。事務員としてくるので探偵であることを内緒にしてもらう。
学長に校則を変える気はなく、まあ、言い分にも一理あると思わなくもなかったのだが、
まゆなの口からは下着の色まで検査されるというさらに異様な実態が語られる。
嫌なら転校するのも手だと思うのだが。しかしそれほど単純なことで解決できる話でもなかった。
ほとんどは幼稚舎からエリスにいる人間であり、そんな彼女等が自分の意思で決めたはずもない。
それに簡単に転校できるのなら鈴木つかさは自殺もしなかった。エリスは転校の書類を発行しないのだ。
もし仮に転校を許せば多くの生徒が他の学校に流れエリスの実態が外に知られてしまう。
だから学校はそれを阻止しているのだ。
そんなわけで一度入ったら卒業するまでガマンするしかない。
中等部を卒業後に他の高校を受けようとしても
中学三年生が受験の際に必要な学校発行の書類を発行してもらえないので中学浪人になる。
プライドの高いエリスの生徒がそれには耐えられないだろう。
根の深さに呻く剣。
そこに「星野リサ」(ほしのりさ)というまゆなの友人がやってきた。
彼女も高校から入った娘で中学までは海外にいたのだという。
リサに剣とタメ口であることを訝られるとまゆなは慌てて帰っていった。
剣の目に彼女はテニス部に見えた。
靴にはクレーのテニスコートの土が付いており、彼女の右手がわずかに左手より長かったからだ。
彼女にも校則について聞いてみると、やはりおかしいらしい。
「驚いたのなんのって・・・。みんな 頭がおかしいんじゃないかって思ったわよ」
「途中で編入してきたっていうことは、キミんちも 寄付金出してるの?」
「そうよ。だから 多少のことは目をつぶってもらえるの。じゃなきゃ こんな校則 守れっこないわ。
もっとも、うちの寄付金なんて まゆなのとこにくらべたら微々たるもんだけどね」
まゆなの両親は世界的な音楽家。祖父は有名な推理作家の「高梨呂秋」(たかなしろしゅう)なのだった。
翌朝出勤すると誰もいなかった。8時までに登校することになっており、朝礼も終わってしまったのだという。
校則でも10時消灯6時起床と決められているそうだ。
事務室で事務員の神白城和美(しんじょうかずみ)を紹介される。
彼女に脅迫状のことについて聞くと、発見者は運動部の生徒三人だそうだ。
三人一緒ということは第一発見者が犯人とは考えにくい。すると犯人がその前に貼り付けていたことになる。
他の人物についても聞いてみることにした。
・細川は生活指導の教師で英語を教えていた。45歳独身。服装や髪型に厳しく生徒の下着チェックもしていた。
・三上は社会化の教師。学年主任で40歳。妻と子供が1人。
いやみな性格でどんな些細な校則違反も徹底的に追及して厳しい処分をしていたのでとても嫌われていた。
細川と一緒にパーマをあててきた生徒の頭をハサミでざんぎりにしたこともある。
・鈴木つかさは心優しい生徒だった。
脅迫状は生徒達のげた箱の近くの掲示板に貼ってあったそうだ。
神城にそのげた箱の近くまで連れて行ってもらう。
掲示板は生徒に見やすいところにあった。犯人は生徒に脅迫状を見せるつもりだったのだと思われる。
神城には先に戻ってもらい周囲の調査を開始した。しかし程なくして休み時間になり女生徒が集まりだす。
「な、なんだか 遠巻きに 観察されているような・・・」
まゆな「そりゃそうよ。初日から遅刻してくる事務員にみんな興味あるもの」
学長が新しい事務員が遅刻したと朝礼の時にコメントしてしまったらしい。
そこに1人の少女がやってきてまゆなに話しかけた。
少女「まゆちゃん、あのね、昨日また会ったの あの人に」
まゆな「あの人って、例の千絵里の王子様?」
少女「そんな・・・王子様だなんて・・・・・・うん」
まゆな「ごちそうさま。で? 今度はちゃんと声かけたの?千絵里のことだからきっとダメだったんでしょう」
少女「・・・・・うん」
まゆな「やっぱり」
「あれ?キミは・・・」」
その少女は二度も公園でちんぴらにからまれていたあの少女だった。
剣に気付いた少女はこちらを見、顔を高潮させていき・・・卒倒した。
剣が千絵里を担ぎ保健室へ。
おそらく貧血で倒れたのだろう千絵里をベッドに寝かせるとすぐに彼女は目を覚ました。
改めて再会の挨拶をする。2度ほど会ったことがあると言うとまゆなはすぐに感づいた。
まゆなは千絵里を残して授業に戻っていく。
剣は彼女にも挨拶がてらにいろいろと聞いてみる。
彼女は幼稚舎からエリスに通っていて校則には嫌気を感じてはいないという。
学生なら多少の窮屈は仕方がないと思っているようだ。
寄付金も払っていない彼女は一般生徒の代表といっていいだろう。
校則がなくなって一番得をするのは生徒だ。
しかし最初からエリスにいた生徒はここの校則を厳しいとは思ってはいない。
ならば途中からエリスに入ってきた生徒が犯人である可能性が高いと思われる。
途中からエリスに入ってきた生徒について聞いてみると、高等部だけなら10人程。しかも金持ちの娘ばかりらしい。
つまり寄付をしている彼女等は校則を守らなくても処罰されないだろう。
校則がなくなっても彼女等にたいしたメリットはないことになる。いまいち全体像がわからなくなってきた。
まゆなのことについて聞くと千絵里はまゆなのことをうれしそうに話した。
勉強もスポーツもでき行動力もあり自分の考えも持っている。まゆなこそが千絵里の理想なのだという。
そこに保険医が戻ってきた。彼女は「松木泰子」(まつきやすこ)。
自称「名探偵 保健室のお姉さん」。今までも数々の難事件を解決してきたそうだ。
誰かに風貌もフレーズも似ている気がする・・・。
彼女は剣に勝負を挑んできた。その手始めに剣に今まで調べてきた情報を教えてくれることに。
・鈴木つかさはとても優しい子で、誰かが具合を悪くすると必ず付き添ってきた。
彼女が自殺した時は誰もが三上と細川を恨んだと思われる。
・三上と細川は生徒からだけではなく教師達からも嫌われていた。
・三上も細川も去年の健康診断の時は癌の兆候がまったくなかった。
それなのに今年の健康診断ではもう手遅れになっていた。いくらなんでも進行が早すぎた。
・2人の病気は健康診断で発覚した。
細川は明らかな甲状腺の異常があったので緊急入院を、
三上は白血球の数が異常に多かったので検査をした結果、白血病が判明した。
・診察した医者は学校の裏にある「北村病院」の「北村一夫」(きたむらかずお)で
昔からの理事長の知り合いらしい。
結構な歳で隠居していたが三上と細川は直に診察した。普段は院長の息子が診ている。
・北村一夫は普通の医者で人当たりがよく患者に人気がある。
・学長には男を買う趣味があり、先日も海外に行って男あさりをしていたらしい。
そして帰ってきたら松木に検査を依頼したそうだ。
・そんな金はどこから出ているのだろうか。
しょせんは雇われなのに豪邸に住むわ運転手を雇うわで優雅に暮らしている。
おそらく他の収入源があるのだろう。
・理事長は頑固オヤジだが生徒思いでもあり、学校の運営は学長任せで口出しをしない。
・三上と細川を恨むものは山ほどいるそうだ。
ただ、体育教師の山田が三上と猛烈に仲が悪くしょっちゅう喧嘩していた。
山田は三上の香典を寿と書かれた結婚式の祝儀袋に入れ持って行ったそうだ。
仲が悪い理由は5年前に教育実習に来ていた女性を取り合ったからで、その女性は三上と結婚した。
・山田は自分が体育教師なのを利用して生徒にセクハラまがいのことをするという話だ。暴力も多いという。
そのため山田の授業では欠席する生徒が多く保健室がいっぱになることもあるそうだ。
前の学校では生徒を死亡させたこともあるらしい。
・山田が名門エリスに入れた理由だが、学長とできているらしい・・・。
・校則は確かに厳しいだろうが、お見合いでは効果があるとのこと。
親は最終的には娘のためになると信じているのだろう。
・多くの寄付金をしている生徒の名簿が毎年まわってきており、その生徒には好きにさせるように言われている。
松木が文句をいったら、同じ扱いにしたら誰も寄付なんてしなくなる、
高いお布施でいい戒名をもらって成仏できるのは仏教の世界でも常識だともいったそうだ。
・室の高い教育をするには金がかかるというのが学長の口癖らしい。
とりあえず理事長の電話と住所を教えてもらう。
松木は脅迫状を出した犯人が何らかのトリックを使ったのかもしれないと考えていた。
同じ目的を持つもの同士、ここは協力をすることにする。
そこにまゆなとリサがやってきた。千絵里の様子を伺いにきた彼女はここで三人で昼食をとることに決めた。
そして剣に学園の見取り図を渡してくれた。千絵里を運ぶときに剣は遠回りをしていたらしい。
神城に案内された道を戻ったのだが。
事務室に戻ると酒井という事務員が神城を怒鳴り散らしていた。
神城は脱税になると抵抗を示すが、酒井は口答えするなとごり押しする。
酒井は剣を発見すると、邪魔だけはするなと念を押して出て行った。
神城にここの事務員になったわけをきいてみる。
エリスでは舞踏会のような卒業パーティーがあり、
もしかして職員になればそれに出席できるかもと期待していたのだそうだ。
もっとも実際に参加できるのは教師までだったのだが。
神城にここの警備について聞いてみる。
24時間8人の警備員が常駐し、夕方6時から翌朝の6時まではすべての入口のゲートを閉めて門番が立っている。
昼間も業者などが入館する場合は身元を記入させ帰りもチェックする。
すべての塀に赤外線探知機が取り付けてありテレビカメラもあるという徹底ぶりだ。
すると脅迫状を出した犯人は早朝か夕方に貼り付けて帰ったことになる。
第一発見者の3人が最初に登校してきおり門番も間違いないことを証言しており、
前日最後の下校者というのはまゆなとリサだ。
警備員は常に2人一組で行動するので勝手なことはできない。
ここはあの2人にもう一度話を聞いてみる必要がありそうだ。
テニスコートで2人を発見する。
前日には掲示板に脅迫状は貼り付けられていなかったことをリサが証言した。
靴を履き替えるタイミングでまゆながリサを呼び、
行ってみると掲示板に「生徒は職員室に来ないように」と書いてあり2人でどういうことか悩んだらしい。
その後校門に向かう途中でまゆなが忘れ物をしたと言って戻っていったそうだ。
何を忘れたのか聞くがまゆなは何でもいいだろうといって教えてはくれなかった。
そこに千絵里もやってきた。まゆなはもういいだろうと帰っていく。気を利かせたのだろうか。
千絵里はまゆなを「まゆなちゃん」と呼ぶように自分も呼んでほしいといって帰っていく。
リサはそれでも気付かない剣を鈍感呼ばわりすると自分も帰っていった。
事務室で神城に明日休むことを伝えた。
学長室で大野に掲示板について聞く。
脅迫状が貼り付けてあった時、掲示板には他に何も貼り出していなかった。
リサ達が見たような紙はなく、そんなことを決めたこともないらしい。
件の紙を貼った人間がいないか教師達に確かめてもらうように頼んでおく。
翌朝事務所に出社して友子と事件について話す。
と、野球用具があることに気付いた。冴木が町内会の野球大会に出るために練習しているらしい。
剣は思うところあってグローブとボールを借りた。
理事長の家に行くも忙しいからといって面会を断られる。
が、中ではそれらしい人物がのんきにも鯉に餌をやっていた。
しかしここまでは予想通りだ。剣は中にボールを投げ入れた。
理事長は剣をボールを投げた者だと見て怒鳴ってきたが剣はしらばっくれた。
グローブを持っているので言い逃れはできない。
剣を嘘つきとなじる理事長だったが、自分こそ嘘をついて自分を追い返したと反撃する。
「あんたみたいな ホラ吹きが理事長やってんじゃ、生徒もさぞかしボンクラばかりだろう」
「きっ・・・きさまあ・・・言わせておけば」
「もっともあんたは寄付金さえ入れば生徒なんかどうでもいいんだろうけどね」
「何のことだ」
「オレが知らないとでも思ってるのかよ。
あんたが 生徒の親から多額の寄付金を集めて着服していることぐらいお見通しだぜ」
「ワシはそんなことはしとらん!」
「あんたのウソは聞きたくないね。それよりオレと取引しよう。
オレはあんたが寄付金を着服してることや脱税していることの証拠を持ってる」
「・・・・・・・・・・わかった、話を聞こう、中に入れ」
『カマ掛けてみたけど やっぱりそうだったか。
どうやら 理事長は学長とツルんで寄付金を着服してるみたいだな・・・』
居間に通された剣がそれなりの時間待っていると重い足音が近づいてきた。
開け放たれた襖の向こうには筋肉質の大男を従えた理事長が。
「この角田は 拳法の達人じゃ。逃げようとは思わんほうがいいぞ」
てっきり口封じに来たのだと思ったのだが、
「警察が来るまでおとなしくしてもらおう」
「え?警察?そんなことしたらあんたがヤバいんじゃないの?」
「この中村完次(なかむらかんじ)、生まれてこの方 人に後ろ指さされるようなことはしたことがないわ」
ウソを言っているようには見えない。
寄付金を自ら集めるような真似はしていないし、そういった生徒をえこひいきさせたりもしていない、
挙句脅迫状のことも知らないらしい。
ここは一つ協力を得るべきだと判断しエリスが大変なことになっていると話す。
理事長の方も剣に興味を示し詳しく聞こうとする。
― ― ― ――――
理事長は学校のことについて口出しをしてこなかった。学校を運営するには確かに経営が欠かせない。
しかし生徒にそんな流れなど見えてほしくない。もし自分が口を出せばそれは経営者としての意見になるだろう。
だから経営に関する部分だけを一手に引き受けてきたのだと。
理事長はエリスを正しく導くためにと改めて剣に依頼をした。
北村は理事長の高校の同級生だった。北村への面会の約束を取り付けてもらう。
まゆなは理事長の先輩の孫だそうだ。
北村医院で理事長に話を聞く。
・亡くなった2人の癌の進行の速さは確かに不思議だが、若いこともあるし前例がないわけではない。
・細川の甲状腺ガンは珍しい病気である。
・三上の白血病も珍しいそうだ。死亡したガン患者の2〜3%程だという。
患者や看護婦にも話を聞いてみたが北村を悪く言う人間はいなかった。
剣が翌朝学校に出ると救急車が来ていた。
神城の話では登坂ふみこ(とさかふみこ)という国語教師が急に目が見えないといって倒れたのだそうだ。
かなりの高齢でもうすぐ定年だろうとのこと。生徒の評判はよく人気があるそうだ。
職員室に行ってみようとするが神城に止められる。
職員室に来させないように学長に言われているのだそうだ。
それならばと登坂が運ばれた病院に行ってみることに。
受付で聞いてみると登坂の目が見えなくなったのは白内障であり失明もしないだろうとのこと。
倒れた原因は体の衰弱だそうだ。
直接登坂に会いに行ってみると2ヶ月ほど前から視力が急に落ちてきて今朝ほとんど何も見えなくなったそうだ。
登坂は今の校則を撤廃すべではないかと考えていた。自分のような卒業生も青春を謳歌していたと。
今の校則は大野が就任してからのものだった。
それまではエリスの卒業生が就任していたのだが、10年前に来た大野は違った。
大野はエリスを名門校にするために色々な政策を打ち出した。例の厳しい校則もそうだ。
初めは登坂を含め反対する教師も多かったが、大野の独裁的な学校運営が始まってい辛くなり辞めていった。
大野の目的は校則を厳しくしてエリスの卒業生は品行方正だというイメージを作ることだった。
この試みは成功しマスコミにも取り上げられた。
バブルの影響で多額の寄付金を積んで娘をエリスに入れるのがステイタスとなった。
7年前からは50万円の寄付を生徒に義務付け始め、多い分には構わないとし、ついには額によって差別化し始めた。
もちろん父兄からの反対もあった。
当時高等部2年生の生徒の父親が猛反対したが、結局その生徒は退学になってしまった。
せおの生徒はひとみという娘で、天然のパーマで茶色い髪をしていた。
彼女の父親が反対し始めた途端校則違反だと言って注意し始めストレートパーマをかけ黒く染めろと命令したのだ。
彼女も頑固でそんな指図は聞かなかったのだが、ある日職員室に呼ばれてバリカンで丸刈りにされてした。
登坂はずっとかばい続けていたのだが、彼女がいない時に複数の教師が押さえつけて刈ってしまったのだという。
それでも彼女は気丈に通学し続けたのだが、ある日他の生徒の金を盗んでしまい退学になってしまった。
彼女の父親は大きな会社を経営していたのだが不渡りを出してしまった。
そのことが原因ではないかと思われるようになり、
金に困っているとは思われたくないだろうという父兄のプライドにつけ込んで寄付金を集められるようにした。
ていのいい見せしめが功を奏し以来寄付に反対する父兄はいないという。
理事長は学校の方針には口出ししない人間だし、
大野はより高度な教育のために父兄が望んで寄付をおこなっていると報告したようだ。
ひとみという生徒は転校することもできなくて大検を受けたらしい。
そこに鈴木さやか(すずきさやか)という教育実習生がやってきた。気を利かせ剣は病室を出る。
学長室に行くと剣の調査が遅いから生徒が登坂のことでまた騒ぎ出したとなじられる。
情報が少なすぎて困っているので剣は大野に明後日の日曜日に校内を自由に動き回れる許可をもらう。
それと例の貼り紙をした教師はいなかったそうだ。
保健室で松木に三人がかかった病気について教えてもらう。
どれもいろんな原因があり一番考えられるケースにしてもかなり確率が低いらしい。
人為的におこすには発がん性の物質を摂取させるとかタバコを吸わせるだとかを数年かけるくらいしかないらしい。
重なっておきる可能性はゼロに等しいが偶然と言われればそれまでだ。
事務室に戻ると神城に言い寄る山田がいた。剣を見た山田はしぶしぶ帰っていく。
最近よく来るようで段々行動がエスカレートしてきているらしい。
山田をどうにかしてやろうとするが見つからない。
千絵里に教師の玄関口まで案内してもらうが山田は帰ったあとだった。
仕方がないので彼女を家の近くまで送って事務所に向かう。
事務所で友子と話し合う。
何故生徒に好かれている登坂が犠牲になったのだろうか。それには三つ考えられる。
一、ほとんどの生徒はともかく犯人は登坂に恨みがあった。
二、不特定多数を狙っていた。
三、間違えて傷つけてしまった。
友子が登坂だけを命には別状のない病気で遠ざけその隙に大事を起こそうとしているのではないかと推理した。
さすがにそれはどうかと思ったが、そこで貼り紙について思い当たることがあった。
あの貼り紙が生徒を危険な場所から遠ざけるためのものだとしたらつじつまが合う。
爆弾か何かを使うのなら生徒のいない瞬間を狙えばいい。それがわからないとすると部外者だろうか。
翌日の出勤。
生徒が掲示板の前で騒ぎ立てていた。またも脅迫状が貼りだされていたのだ。
『呪われしエリスの教師達に告ぐ
今すぐに 忌まわしき校則を撤廃せよ
さもなくば犠牲者は増え続けるだろう
我は死をつかさどる者なり
「さまよう魂」』
慌ててやってきた松木に生徒を教室に戻させ学長を呼んできてもらう。
その間に現場検証を開始する。
掲示板には画鋲が貼ってあった。その下には紙片が覗けている。
こんなところから紙が破れているのは不自然だ。普通なら針のところから破れるハズだからだ。
画鋲を外し紙片を手にするとそれは指から崩れ落ちた。
ゴミ箱にはエリスニュースというプリントが入っていた。
前日には掲示板に脅迫状はなかった。それは剣が確認済みだ。
そこに神城が、遅れて松木と大野もやってくる。
仕事が遅いからだと怒鳴る大野に剣は犯人が内部のものであることはわかったと解説する。
犯人には生徒に脅迫状を見せてことを大きくする目的があった。
しかし自分が疑われないようにするためには最後に帰ったり最初に登校はできない。
だから人が残っているうちに帰り誰かの後に登校してきたのだ。
帰宅する前にげた箱に脅迫状を貼った後、さらにその上にもう一枚の紙を貼る。
例の職員室に生徒は来るなというものだ。
その紙を止める画鋲の周りの部分に硫酸か何かの薬品をかける。
前もって実験しておけば夜に外れるように調節できるだろう。
外れて落ちたプリントは生徒がごみだと思ってゴミ箱に捨ててしまうという寸法だ。
ここまではわかったが、犯人の特定にはいたっていない。
大野はそれでは意味がないとし、一週間以内に犯人を挙げなければクビにすると宣言した。
しかし危険な薬品を使ったりとこれだけ用意周到なことはイタズラでできることではない。
大野に学校の閉鎖を頼むが、犠牲者が増える"かもしれない"という不確定なことで閉鎖はできないと断られてしまう。
剣が必死に頼み込むと本日土曜の授業が終わったら生徒をすぐに帰すということまでは譲歩してくれた。
校内を調査し回れるリミットは明日を含めて一日半。
とりあえず大野達はそれぞれの仕事に戻り剣は画鋲を回収しにくるだろう犯人を遠くの陰で待ってみる。
しかし予想に反して犯人はまったく来なかった。
剣がここで張っていることに気付いたのだろうか。
もしくは画鋲のトリックを見破ったことを知っているのだろうか。
大野達には話したが、盗み聞きしていた可能性も十分にある。
もしや生徒が犯人で生徒ににまぎれて回収するつもりだろうか。しかし下校時刻でもそんな人物は現れなかった。
仕方が無いので戻ろうとすると、警備員が大慌てしていた。
事務の酒井が屋上から飛び降りると電話を入れてきたそうだ。
大慌てで屋上まで昇るが、
コの字型になっていて反対側の階段からしか行けない屋上から酒井らしき人物が飛び降りてしまう。
すぐに階段を下りて酒井の下へ行く。酒井は即死だった。
警備員に学長と警察への連絡を頼み剣は現場の屋上に昇ってみる。
屋上には靴が揃えてあり他には何もなかった。
とりあえず事務室まで行くと大野がやってきた。一緒に中に入ってみるとPCに酒井の遺書があった。
『私は今 罪の意識にさいなまれています
世間のみなさまには
大変申し訳ないことをいたしました
このお詫びは死んでいたします
私の秘密は こころの中にしまってあります
酒井はるみ』
自殺するほど気に病むこととは何だろう。
文章もおかしい。
普通は死ぬ人間が遺書の中で使う場合、「こころのなかにしまっておきます」と書くだろうが、
ここでは「しまってあります」になっている。「こころ」が平仮名なのも不自然だ。
気になったので周囲を見回してみる。すると戸棚が目に付いた。
そにに事典や法律の本に混ざって夏目漱石の「こころ」もあった。
そのこころの中にはフロッピーディスクに納まった脱税の証拠があった。
大野は慌ててそれを奪い取り剣と2人だけの秘密にした。
本来なら警察に届けなくてはならない証拠なのだが、探偵として捜査上の秘密は守れと言われては仕方がない。
『それにしても 何で酒井さんは脱税のファイルをあんなとこに隠したんだろう・・・
しかも あんな謎かけみたいなことをして何の意味があるんだ?
そして セキュリティー室にかかってきた電話・・・これは ひょっとすると』
剣は再び屋上に昇った。そこにサイレンの音が聞こえる、警察登場だ。
酒井が飛び降りた辺りを調べてみると、その下の段差にはストッキングの跡らしきものがあった。
『これだ!やっぱりそうか。とすると 酒井さんはどこから・・・
いくら犯人が怪力でもこの金網を越えさせるのは無理だろうな。
とすると・・・見取り図で調べた方がよさそうだな』
そこに警官がやってきて剣に事情を聞きたがった。大人しく従うことに。
剣は学長室で事情を話す。
PCからは酒井の指紋しか発見されていないためおそらく自殺だろうと言っている。
剣は自分が他殺だと気付いたことを教える。
あの屋上は一段低くなったところにひさしがあり、飛び降りるマネをしてそこに着地した。
そして2人がいなくなった後で階段を使って降りたのだ。
では遺書は?それを説明するために事務室に。
PCで遺書を調べていると文書1.txtというファイル名であることがわかる。
拡張子がついているということは一度保存しているということだ。
上書き保存してみようとしてもドライブが見つからないと出る。
これはこのPCにファイルは無いが他のPCから書かれたものをフロッピーで読み出したということだ。
そうすればここのパソコンのキーボードを使わずに遺書を書くことはできる。
では酒井を誰かが屋上から突き落とし、
その後セキュリティー室に電話して目撃者を作っておいて飛び降りるマネをし
遺書も自分で書いてPCに表示させておいたということか。
しかし警官の言うことは少し違った。おそらく酒井はその下の茶道室から突き落とされたのだ。
そこからは案の定酒井の指紋と皮膚の一部が発見された。
酒井は靴を履いていなかった。突き落とした後で取りに行くとは考えにくい。
だから前もって靴を脱がすためにここを選んだのだろう。
セキュリティー室にかかってきた電話は女の声だったが、
ボイスチェンジャーがあるので女性とは限らないだろう。
そこに林田警視と呼ばれる人相の悪い男がやってきた。
警官が剣のことを紹介すると林田は「黒須信介」のことを持ち出してきた。
父親だと言うとこの世で一番憎い相手であり死んでいい気味だと返ってきた。
激昂する剣。
林田は取り合わず漱石のこころを持ち出した。
「おい お前。この本の中身を どこへやった。お前が隠したんだろう」
「何のことだ」
「とぼけるな。うちの署のボンクラどもに わかるハズがない。お前がどこかへやったんだろう。
「知らねえよ」
「本当のことを言わんと ブチ込むぞ!」
「できるもんならやってみろよ。他の警官が見ている前で 無抵抗のオレを逮捕状もなしに・・・」
剣の口上を遮って林田の拳が顔面に入る。
「公務執行妨害だ 逮捕しろ!」
その夜、剣を引き取りにきたのは冴木だった。
「相手が悪かったな・・・」
林田兼三(はやしだけんぞう)は警視庁きってのエリート刑事だ。
以前はマル暴だったが捜査1課に転属になったようだ。
林田はマル暴の中でも群を抜いた荒くれ者で彼がつぶした暴力団は50はくだらないだろう。
麻薬の売人も200人は以上は捕まえその検挙率は警視庁始まって以来とまで言われているそうだ。
しかし黒いウワサも耐えないらしい。
「犯罪を自らつくり出して 検挙してるとか
林田に ワイロを送るのを断った暴力団がことごとくつぶされているとか 言われとるよ。
あまりにも検挙数が多いんでやっかみもあるんだろうが・・・」
貴重な捜査時間を無駄にしたことに腹を立てた剣は翌日に全力を費やすことを決意する。
翌日、警察関係者以外は立ち入り禁止になっていた。
途方にくれる剣の前に林田がやってきた。
本に挟まっていたものを出せば中に入れてもいいと言われるが知らないとはねつける。
「お前がここにいる間に 人が死んでいるんだ。
お前は犯人に利用されているだけで何の役にも立たないクズだ。お前の父親と同じだな」
「何だと・・・」
「悔しいか。悔しかったら 俺を殴ってみろ!」
震えた剣の拳が林田の前まで持ち上がる。しかし拳は目前で開かれた。
「にぎりっぺ(ハート)」
「きっ きっさまああっ!!!」
「うっきょっきょーっ!かけっくら(※かけっこのことだと思われる)だきゃあ 負けないもんねーだ、
おしーり ペーンペン。逮捕したきゃ してみろよ。罪名「にぎりっぺ」で逮捕状とれるもんならな」
「くっ・・・・」
路地裏で剣の拳が塀に叩きつけられる。
病院に行き登坂に会う。彼女は来週に目の手術をするらしい。
エリスに恨みをもつものだが、
在学中は嫌がっていた生徒でも卒業後にメリットを知ると掌を反してエリスに行ってよかったと言うらしい。
では退学になった生徒はどうだろうか。
校則が厳しくなってからの退学者は7、8人で、彼女等は中等部は卒業しているとのこと。
やめた生徒のほとんどは自主留学や結婚したりタレントになったりと恨んでいないだろうという。
ではやはりひとみと鈴木つかさが怪しいことになる。
ひとみは「こうじろひとみ」というらしいが、担任ではなかった彼女には漢字まではわからないそうだ。
名前や身分を偽ってエリスの教職員になることは不可能だろう。公的証明書の添付を義務付けられているからだ。
それを確認したいが履歴書などは学長室にあるそうだ。
今日はもうこれ以上の捜査の続行は無理そうなので明日にすることに。
翌朝登校すると門前には林田がいた。本日は警察関係者と学校関係者以外は立ち入り禁止である、
学校関係者なら入館許可証ではなく身分証明書を見せろと言ってきた。
剣が学長にもらったものは入館許可証だ。これでは入れない。
勝ち誇る林田。そこに前後にとても長い黒塗りの車がやってきた。
降りてきたのは理事長だった。
昨日友子が理事長のところへ行き事情を話し、それを聞いて剣の身分証を作ってくれたのだという。
「理事長・・・恩に着ます。ほらよ 身分証明書だ これで文句ないよな。
くれぐれも 変なヤツを入れないよう 門番 がんばってくれたまえ」
「きさま・・・」
中に入ると女生徒が悲鳴を上げた。その先で山田が血を吐いて倒れている。
女生徒によると急に苦しんで倒れたのとことだ。
一体どうしたのだろうか。事務室で訝っていると松木がやってきた。
3年生が授業をボイコットしているそうだ。
教育実習生の鈴木さやかが鈴木つかさの姉であり妹の復讐にきたのだと大騒ぎしているのだ。
本人は否定しているが、生徒の1人がつかさの家に遊びにいった時にさやかを見たらしい。
剣は学長室へと急いだ。そこには林田の姿もあった。山田が死んだらしい。
「またお前が第一発見者だそうだな。
どうやったらそんなに人が死ぬところを見つけられるのか教えてもらいたいもんだ。
ひょっとしてお前が殺してるのか?」
そんな捨て台詞を残して去っていく。
履歴書は第三者に見せられないということで見せてはくれなかった。
ならばと学長に鈴木さやかのことを聞いてみる。
すると、彼女は一人っ子であり、生徒の騒ぎは誤解だったことがわかる。
学長には騒ぎを収拾してもらうためにその説明をしてもらうよう追いたて、
その隙に職員名簿を探すことにした。
程なくキャビネットにあるのが見つかるが、そこには鍵がかかっていた。
さすがに今持ち出したらバレるだろうから
後で持ち出せるようにと引き出しから拝借した鍵でキャビネットを開けておく。
そして鍵がかかっているように見せかけるためにと500円玉を戸の間に挟めた。
そして戻ってくる大野。大野がキャビネットを確かめるが、ファイルはあるし戸も開かないので安心したようだ。
そこで松木と林田の声が聞こえる。どうやら彼女を無理矢理署に連れて行こうとしているようだ。
彼女は山田に頼まれてヨウ素剤を渡したらしい。
誰かから白血病や甲状腺ガンはヨウ素不足でなると吹き込まれたらしく、
松木はあまり関係ないと言ったのだがあまりにもしつこかったので少し渡してしまったらしい。
山田の解剖の結果、身体中の臓器から出血しているというすさまじい状況で、
体内から多量のヨウ素が発見されたそうだ。
ヨウ素を飲んだだけで臓器からの出血はあり得ないと彼女は拒むが、
話は署で聞くと林田は乱暴に連れて行こうとする。
剣は松木が無罪ならいずれ真犯人を捕まえるからとここは大人しく警察に行ってもらうよう頼んだ。
松木は仕方がなくそれに従う。
放課後、剣は帰ると言いつつ保健室に身を隠し、ついでに一眠りすることにした。
・・・目が覚めると真っ暗だった。腕時計の夜光塗料も光っていないということはかなり寝ていたことになる。
携帯電話は00時を示していた。
外から入れないのなら中にいればよかったのだ。エリスの甘いところは建物の中に監視カメラがないということだ。
学長室でファイルの中身を拝借し、帰ろうとすると警備員が見回りにやってきた。慌てて職員室へ隠れる。
ついでにここも調べておくことに。
細川と三上の席は向かい合わせであり、登坂の席も近かった。これは関係あるのだろうか。
剣が腕時計の時間を確認すると既に一時に近かった。もう行こうと歩き出したところで気付いた。
先ほどの確認時には夜光塗料が光っていたのだ。光を吸収などしていないはずなのに。
念のためもう一度先程の位置へ戻るとまた夜光塗料が光っていた。
目に見えてはいないが夜光塗料を光らせているものが・・・。
その危険性に気付いた剣は大急ぎで保健室から大川に電話をかけた。
程なく大川が科捜研の人間を連れてやってきた。
翌朝の事務所。
履歴書を見ていると鈴木さやかとつかさは確かに無関係だった。多い苗字が災いしただけのようだ。
他には教頭の履歴書などもある。「木村康陽」。
証明書には読みがないので一瞬わからなかったが、ほどなく読みを見つけた。(きむらやすはる)。
住民票にも免許証にも名前の読み方はのっていない。
氏名の読み方が書いてあるのは履歴書の手書きの部分だけなのだ。
つまりは氏名の読み方ならごまかせるということだ。
大川から電話がかかってきた。やはり剣が予測していた通りだったそうだ。
そのケースを貸してもらえるように頼み学校を臨時休校にする手続きをしてもらう。
翌日の学校。まゆなと千絵里が校門の前で待っていた。千絵里が剣を心配し、まゆなに同行を頼んだのだそうだ。
既に来ていた大川に来てもらっているみんなを2階の会議室に集めてもらい、ついでにまゆなと千絵里も連れて行く。
まずは今回の事件の流れを説明する。
エリスの健康診断で細川と三上がガンにかかっていることが判明する。
一ヵ月後に細川は亡くなり三上も入院した。
そして今から二週間前に脅迫状が貼り出された。差出人は「さまよう魂」。
最初は校則を撤廃しろという内容だけにイタズラと思ったが
三上がなくなり生徒が鈴木つかさの呪いだと怖がり出したため学長が一週間前に事務所に依頼をしにきた。
四日前の金曜日に登坂が倒れ救急車で運ばれる。直接の原因は過労だが白内障にもなっており入院が必要だった。
生徒は登坂のことも呪いだと信じ込み欠席者が続出。
そして翌日二回目の脅迫状が貼り出される。
内容は同じだが「つかさ」という文字が入っていたため「鈴木つかさ」を匂わせるものになった。
これは犯人が鈴木つかさの存在を利用しようとして目をそらさせるようとしたためだ。
しかし剣が薬品を使ったトリックを見破ってしまう。これにより紙と画鋲を回収できなくなってしまう。
これにより剣は犯人を絞り込むことができた。
その日の午後、酒井が偽装自殺させられる。
遺書をフロッピーからPCにコピーし四階の茶道室から突き落とす。
そしてセキュリティー室に電話をかけくつを並べひさしに飛び降りる。
目撃者がいなくなったら屋上に戻り階段で下りる。
そして昨日の月曜日に山田が死亡する。
これにより生徒の恐怖はピークに達し鈴木さやかが鈴木つかさの姉だというデマが飛び
授業をボイコットする騒ぎまで起こりだした。
エリス女学館の信用を失墜させることも犯人の目的だったのだろう。
ではどこまでが犯人の仕組んだことなのか。それは全てだ。細川や三上の死についてまでもだ。
どうやったのかと疑問の声を上げる大野。
剣は一つの容器を取り出しそれを皆に回して1人ずつがよく見るように指示をする。
・・・しかし犯人はそれを次の人物に渡すことができなかった。
「その容器の中身はからっぽですよ。あなたが犯人ですね・・・」
教頭「黒須さん どういうことですか。あの容器には何が入っていたのです」
あの中身こそ危険なものを入れていたケースだ。一見不可能と思われる犯行を可能にしたものが入っていた。
犯人には動機があった。
あれは自分自身が悪いのだろうと学校に正当性があったという教頭だが、それは濡れ衣だった。
最後まで信じてくれたのは登坂だけだった。他に目撃した生徒がいたにも関わらずだ。
犯人はその後死に物狂いでケースの中身に関連したことを学び修めた。
そして風貌を変え氏名のニュアンスを変えエリスにやってきたのだ。
たしかに三上と細川には成功したがその巻き添えで登坂が白内障になってしまう。
犯人は早めにすませようと山田には同じような効果を持つが周囲に影響を与えない方法を使った。
山田は三上や細川とは違い何もしなかった。
そう、自分の言うことをきけば助けてやろうと取引を持ちかけてきたのだが、それを守らず何もしなかったのだ。
教頭「おお・・・なんてことだ・・・」
「・・・・・・・・・あと少し・・・あと少しで恨みを晴らすことができたのに・・・」
大野「こんなに何人も殺しておいてまだ殺したりないの? なんて 恐ろしい」
剣「最後のターゲットは・・・学長 あなただったんですよ」
大野「わたし・・・? 私を殺そうとしてたっていうの!? ・・・お前は人間のクズよ!」
しかし犯人は逆に大野をクズよばわりした。
理事長が口出ししないことをいいことに好き放題していたのだから。
生徒たちから集めた寄付金を着服したりエリス女学館が学校法人なのを利用して脱税に脱税を重ねていたり。
そして脱税した金でぜいたくの限りをつくしていた。
山田も学長に飼われていたのだとなじる。
大野「な なにをバカな・・・」
証拠も持っており警察に洗いざらいぶちまけるつもりだという。
大野「う うそよ・・・こんなヤツの言うことを信用しちゃいけないわ」
理事長「もう調べはついとるよ・・・ おまえさんを 学長にしたのは間違いじゃった。
許しておくれ・・・。わしが間違っておった。わしがもう少ししっかりしておれば・・・」
剣「学長のことは警察に任せましょう。理事長からの告発で相当の罪を背負うハズだ。
あなたからの証拠もあるし絶対に逃れられないでしょう」
「・・・・・・・・・・」
後味の悪い事件のことを話す剣と友子。
エリスは理事長が責任をもって建て直すそうで、新しい学長には登坂が就任して校則も作り直されるそうだ。
エリスの生徒はほとんど職員室に出入りしないので大丈夫だろうが、
職員室の教師達は多少なりとも影響を受けているだろう。
友子「そういえば 剣ちゃん からだ 大丈夫なの?」
剣「そういえば さっきから頭痛が・・・吐き気も・・・」
友子「きゃあ 剣ちゃん」
剣を抱きかかえるが、剣の手が友子の胸を触った。
友子「きゃあ!なにすんのよ!!」
剣「最後の・・・願いを・・・」
友子「剣ちゃん・・・いいわ私の胸でよかったら・・・」
剣「じつは・・・オレのは・・・グフッ・・・
微々たるもので・・・人体にはまったく影響のないレベル・・・」
友子「おのれ――――っ!!!!!」
側にあったバットを掴むと剣の顔面めがけてスイング。
剣「げええええええ!!」
友子「フンだ 失礼しちゃうわ」
剣「お おまえの方が・・・たちが悪い・・・ ガクッ・・・」
第4話 依頼者
彼女が宇宙人かどうか調べてもらいたいという男が事務所にやってくる。
長話を要約すると、
単にその彼女は病気で、
彼のもとを去る理由を自分は宇宙人で星に帰るという表現をしているだけだった。
男もそれはわかっているはずなのでお引取り願う。
END
以上で前半は終了です。後半はまたいつか。
大丈夫だとは思うのですが、どうしてもわからなければWikiを見てください。
クロス乙です。
友子のおねえさんの名前の読みは「みれい」じゃなかったかな。
>>80までをwikiに収録、未解決リストに反映しました。
シャイニング・ウィズダムはとりあえず以前の状態に戻しました。
クロス探偵物語は1話と2話二つのページが作られてますが
1、2話を一つにまとめたページの方は消してしまっていいでしょうか
クロスの人乙
自分の好きゲームだがあれをテキストに起こすのはきつい…
それにしても
>>78の簡略っぷりにワロタ
ちょっと切ない話なんだよな
昨日発売の「グランド・セフト・オート サンアンドレアス」のストーリーをお願いできません?
キャラクターそれぞれの行く末が気になります・・・
>>80 みれいですね。
変換対策てびれいと打っていたもので
>>81 はい、まとめようとしたものは消してしまってください。お願いします。
>>82 4話は特に重要ではないのであれでいいかと。
今、オペレーターズサイドを纏めていますが・・・
このゲーム「音声入力でアクションをしよう」という企画の方が先行したようで
ストーリーにあまり関係ない謎解き、イベントなど内容を語るには無駄な部分が結構ある
それにストーリーの大部分は後半のムービーなどに集約されているんだな・・・
全場面を追って書いてもいいけど、それだとグダグダになりそうな気もするので
大事な部分だけをわかりやすく纏めていきます。
まずは登場人物紹介までを書いたが、内容は結構短そうな予感。
こんなふざけたまとめは嫌だ!と言う人は是非とも本編をプレイしてくださいw
[序章]
日本宇宙航空、通称JSLが世界に先駆けて完成させた宇宙ステーションホテル
華々しいグランドオープンの夜、突如大きな衝撃が館内に走る
エイリアンの襲撃
居合わせたのは政財界の要人だけではない
幸運にも招待客となり得た一般人も突然の悪夢を共有することとなった
目の前に広がる惨劇の中どう逃げ延びたのか・・・
一人の青年がモニタールームで意識を取り戻す
そこは密室。息づかいだけが殺風景な部屋に反響する
「閉じこめられた・・・」
呆然とする彼の元に突然ひとつの通信が入る
2029年12月24日 地球ではクリスマス・イヴ
[登場人物紹介]
主人公(名無し)・・・恋人のさやかと共にオープニングセレモニーに招かれた一般客
モニタールームに閉じこめられており、そこからリオに指示を送る
リオ・・・・・・・・・・・・日本人の母とドイツ人の父親を持ち、パラケルスス(錬金術の祖)の子孫。
とある理由でこのステーションでウエイトレスをしていた。
何故か金髪碧眼である所にツッコミを入れてはいけない。
ちなみにセクシーポーズはしてくれるが「脱げ」という言葉は「知らない」らしい
武藤警備員・・・・・リオに想いを寄せていて、自分はリオの騎士だと言わんばかりの偉大なる勘違い男
独りよがりな性格でリオの話を全く聞かない上に拘置室(スタート時)にリオを閉じこめた張本人
理由は「そこなら安全だから」(リオは必死で脱出しようとしていたが)
あまりに融通が聞かないため、ゲーム後半でリオに殴られて気絶させられるハメに・・・
ジョー・パワーズ・・宇宙ステーション内の実験棟の責任者。慇懃無礼とは彼のこと。
大混乱の宇宙ステーション内において、彼だけは何故か冷静である
鷺谷支配人・・・・・・ホテルの責任者でリオの上司。仕事は有能らしい。
上にヘイコラ、下には大きい顔をする上に口が悪いため人望はあまりない
その口の悪さが災いして・・・
さやか・・・・・・・・・・主人公の恋人。オープニングセレモニーに招かれた一般客
エイリアン襲撃の際に主人公とはぐれ、現在行方不明である
その他大勢・・・・・・名前はついているがいずれもちょい役でストーリーにあまり関係ないかわいそうな人々
武藤警備員もこちらで良かったかもしれない・・・?
デモンベインの内容が消され、た行からのリンクも消されているのはなぜだろう・・・
移植前は18禁だったから、エロゲ板のスレで扱うべきものだと思った人が消したのだろうか?
何も消さなくてもよさそうですがね
ちゃんとPS2版プレイして書いたんだがなー
まあデモベはギャルゲまとめか
エロゲまとめ向けだとは思うが
無断で丸々1つ消すのはさすがに横暴だな。
書いた人の苦労とかも考えようぜ?
こういうのはまずこのスレで話し合うべきだと思うんだが。
ギャルゲーやエロゲーのリクがされたときに
「あっちでリクした方が解決されやすいと思うよ」という意味で誘導するのは自然だと思うけど、
すでに書かれたものを削除はしなくてもいいのに。
っていうか削除するべきじゃないと思う。
エロゲ板の方のスレのまとめサイトに載ってる奴より詳しく書いてあった力作だったんだし。
一応バックアップ残ってるみたいだけれど
戻したほうがいいよな?
流れから言うと戻した方がよさそうだね。
フリーのサウンドノベルゲーム「アメリカ物語」「犬神」をお願いします。
97 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/28(日) 21:05:07 ID:ccOBzJvZO
BOF2のグッドエンドの内容をお願いします
デモンベインの内容戻しときました
>>97 wikiにある
あれ以上詳しくする程なにかあるわけでもない
プロローグ
カール・ジョンソン(通称CJ)は兄弟ブライアンの死から故郷ロスアントスを離れ
東海岸リバティーシティーで暮らしていた。それから5年。彼の元に長兄スィートから
母親がギャングの抗争に巻き込まれ死亡したことを聞き、故郷に帰ることになる。
故郷に辿りついたCJは汚職警官のフランクとエディに捕まり、警官殺しの罪を着せられる
パクられたくなければ指示に従えと言われ荷物と金を奪われる。
墓参りで兄貴のスィート、妹ケンドル、ギャング「グローブ」の仲間ライダー、ビッグスモー
クと再会。
だが、家族の心は離れ離れになっていた。おまけにグローブはライバルバラスにシマを奪われ
、かつての力を失くしていた。町にはヤクが充満し、仲間が何人も離れている。
そんな中、CJは故郷に残り、仲間と共に立ち上がることになる。
サン・アンドレス編
妹の恋人シーザーと知り合ったり、お調子者のOGロックと再会などを経て
グローブのシマを取り戻していくCJ。ある日、スィートはシマからヤクを締め出せたとして
グローブ再結成の集会を行おうとする。だが、警察の特殊部隊が強襲。命からがら逃げ出す。
かって故郷から逃げ出したという汚名を実力で返上したCJ。
兄から認められ、敵組織バラスとの決戦に向うところでシーザーに呼び出される。
仲間であるはずのライダーとスモークがバラスとつるんでいるのを見て裏切りを悟ったCJは
兄が罠にはめられたと気づき、急いで現場に向う。
撃たれたスィートを庇いつつ、バラスの刺客を殲滅するが辺りは既に警察が囲んでいた・・・
・ウォータールーの戦い
患者の1人フレッドは、ナポレオンの直系の子孫だ。彼の症状は二重人格…
フレッド自身の人格と、ナポレオンの人格が争っている。看守のクリスピンが
せせら笑う中、フレッドはぬいぐるみと人形相手に戦略ボードゲーム「ウォータールー」を
遊び続けていた。
ラズは彼の着ている拘束衣が博士の白衣の変装に使えるのでは、と気がついた。
だが、この二重人格で暴れるようでは拘束衣を取るのは危険だ。ラズは心の混乱を
静めるためにフレッドの心へと入り込んだ…
フレッドの心の中は、真ん中に巨大な盤面がある豪華な部屋だった。向かい
あってボードゲームを戦うのは、フレッドと、ナポレオンだ。フレッドは
ナポレオンにボードゲームに負け続け、自分はボナパルト家にふさわしくない人間
だと落ち込んでいる。
このボードゲームがフレッドの狂気の原因だった。元々はフレッドが精神病院の
職員で、クリスピンは患者の側だった。遊戯療法として始めたこのボードゲームで、
クリスピンに負け続けたフレッド。彼はやがて祖先に顔向けができないという強迫観念に
囚われ、狂ってしまったのだ。
勝てっこないとあきらめているフレッドを横目に、ラズは盤面の中に入り込めることに
気がついた。そこはへクスグリッドのウォータールーのボードゲームの世界。ラズは駒達を
説得してフレッドの味方にしていく。わがままな駒のためにフレッドの手紙を渡し、金貨を渡し、
エスカルゴ(の駒)で食欲を満たして懐柔する。大工の駒に橋を直してもらい、農夫の駒を進め、
最後には騎士を突撃させ敵の城を攻め落とす。
ナポレオンにボードゲームに勝ったことで、フレッドの劣等感は癒された。二重人格が
直って元気になったフレッドはもう必要ない、と拘束衣をラズに渡す。クリスピンも
なんとかするぞ、と意気込みつつまずは昼寝してしまうフレッドを残し、ラズは博士の
変装に必要なもう一つのアイテムを探す…
今、鬼武者〜新鬼武者読んだ。面白かったです。書いた人乙。
でも、鬼武者3で未来に飛ばされた方の左馬助と戦国時代の左馬助、二人居る理由がよくわかりません。
ただ時間移動をしただけなら過去の左馬助は居なくなってるはずだし。
蘭丸も二人居るようだし、つまり最初に蘭丸と一緒に時間移動したときにただ時間移動したのではなく、
別の自分が居るパラレルワールドへの世界移動もしていたと言うことなんでしょうか?
ということは元々未来に飛ばされた方の左馬助が居た世界は信長のやりたいほうだい・・・?
あと、キャラ紹介の本田平八郎のところの
「クリア後のオマケで彼のサイドストーリーがあるが、それは本編後にでも。」
っていうの、まだ書かれてないので、誰かそのサイドストーリーの部分を書いてくれませんか
バッドランド編
フランクとエディに山奥に連れ込まれたCJは、兄が警察病院で裁判待ちだと知らされる。
そして兄貴に無事でいて欲しいなら調査局が隠した自分達に不利な証言をしようとする警官を
殺せと依頼されるのだった。
依頼達成後、シーザーと連絡を取り妹ケンドルの無事を知る。しばらくは故郷に帰れないとのことで、近くに住んでいると言うシーザーの従妹を紹介される。
だが、紹介されたカタリーナはとんでもない乱暴者だった。次々と強盗に付き合わされる。
その後、敵対組織に追われたシーザーとケンドルと合流。
資金集めの為に出た賭けレースで謎の男ウージー・ムーと知り合いになる。
結局カタリーナは新しい男、GTA3の主人公トニーとくっつきCJと別れリバティーシティーに去る。
ついでにサンフィエロにあるガレージの権利書を手に入れた。
フランクの命令でヒッピーのトゥルースに接触するが、薬草の存在を麻薬捜査官に察知され襲撃される。
シーザー達とともに逃げ出した先はサンフィエロのボロガレージだった。
ゲームボーイカラーの「エストポリス伝記〜よみがえる伝説〜」
ゲームボーイアドバンスの「沈黙の遺跡〜エストポリス外伝〜」
どなたかお願いします!
プレステのメディーバル甦ったガロメアの勇者のリクエストを取り消します
>>105までをwikiに収録、未解決リストに反映しました。
107 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/31(水) 17:20:55 ID:SjC7dTce0
プレステ2とX箱とPCで発売されたスプリンターセル カオスセオリーのネタバレストーリーが知りたいです。なんたって今を時めく朝鮮半島関係らしいし。
CTAはどっちもバッドエンドに見える・・・・
おながいします
マリア 君たちが生まれた理由(PS.SS)
マリア2 受胎告知の謎(PS)
F.E.A.R. -First Encounter Assault Recon(PC.XBOX360.PS3)※06年10月発売の拡張パックについてもキボン
DEEP FEAR(SS)
遊星からの物体X episode II (PC?.PS2)
Heroine Anthem - The Elect of Wassernixe(聖女之歌)と
Heroine Anthem II - The Angel of Sarem(聖女之歌2)を教えていただきたい。
どなたか、よろしくお願いします。
未解決リストから、「ルーマニア#203」を6レスで投稿。
プレイヤーは、とあるアパートの一室を観察する神様の視点から
アパートの住人である大学生、ネジタイヘイの生活を観察、誘導する。
その性質上、プレイヤーはネジを直接操作することはできない。
またプレイヤーは部屋を出ることはできず、在室中のネジの生活を「覗き」見ることになる。
このとき、プレイヤーは室内のものをクリックすることで、ネジの関心をその対象に誘導できる。
連続してクリックしていけば、本来ならネジが興味を持たないはずの物に対して
なんらかの行動を起こすというわけだ。
また、(主に平日の日中)ネジが不在の時には「ガサ入れ」を行うことができる。
室内を自由に移動し、ネジの日記をこっそり読むなどの行動が可能になる。
またガサ入れ時には、一回だけ、特定の品物を勝手に動かす「イタズラ」が可能。
たいていは後でネジが困惑するだけだが、動かすものによっては
これもネジの行動を操作することができるだろう。
以上2種類のアプローチとは別に、プレイヤーには神の視点として
差し迫ったネジの人生の分岐点を示す「ナビ」というヒントが状況に応じて与えられる。
与えられたナビを、上記のアプローチを駆使して実現することができれば
ネジの人生は、よりアクティブな方向へ変化していく。
プレイヤーの究極目的としては、このようにしてネジの無為な人生
(残念ながら比喩ではない。このゲームのBADENDは、まったく進歩のない50年後のネジの姿なのだ)
を有意義なものにする、4種の「シナリオ」を完遂することが挙げられる。
なお、このストーリー解説についても
一直線に話が続いているように見えるが
実際には要所要所で、最良の展開が実現するようプレイヤーが状況を操作する必要がある。
シナリオ#1「ワンダーウォール」
2月上旬、深夜に寝ていると、どこからともなく子供のすすり泣くような声が。
まさか幽霊?泣き声は毎夜のごとく聞こえ、恐怖のあまり眠れぬ夜を繰り返すことになるネジ。
ラジオの悩み相談に電話したり、知り合いから紹介された霊媒師にお祓いを頼んだりするが
納得のいく結果は出ず、泣き声も止む気配はない。
ところがある夜、TV通販で買った強力接着剤を試そうとしてうっかり壁のポスターを破いてしまうと
壁には小さな穴があり、その向こう側から明かりが。隣室に住む少年が泣き声の正体だったのだ。
2月も末になると、ネジはすっかり隣室の住人、シュウタと仲良くなっていた。
一人っ子のネジは、まだ8歳のシュウタを相手にお兄さんのごとく振舞うが
時折り、将来の夢や人生について鋭い発言をするシュウタに、考えさせられることも多かった。
3月上旬のある日、ネジはバイトの後輩の女の子、シオリを家に招くことになるが
実はこの娘、かなり裏表の激しい性格。
こっそり覗いていたシュウタは水鉄砲でシオリを撃って怒らせ、彼女が帰るように仕向けるが
何も知らないネジはシュウタに腹を立て、壁の穴を粘土でふさいでしまう。
間もなく、冷静になったネジは粘土を取り除いて穴を元に戻すが
その後に壁の穴から差し入れられたシュウタのお詫びの手紙には、奇妙な寂しさが漂っていた。
4月15日、財布を忘れて昼時に部屋へ戻ったネジは、隣室のシュウタと彼の父の話し声を聞き
シュウタが白血病であることを知ってしまう。
毎夜の泣き声、休む間もなく働くシュウタの父親、どこか諦観したシュウタの言動…すべてが繋がった。
何とかしてシュウタを助けたい。親友のタカハシは、ドナー登録を呼びかける街頭運動を行おうと
チラシの印刷や配布を手伝ってくれたが、本気で運動するならもっと広い呼びかけが必要だ。
話を聞いたチャット仲間が、“伝説のハッカー”アクセルに渡りをつけようと提案してくれる。
4月18日、ネジ外出中のアパートにふらりと現れた、小学生の女の子。
なんと彼女がアクセルだった。壁越しにシュウタと話を始めるアクセル。
ハッカーとして社会の裏を見てきた少女と、8歳にして死の恐怖と戦う少年のシビアな会話が続く。
間もなく、世界中のプロバイダがハッキングされ、骨髄バンクに関するメッセージがばら撒かれる事件が発生。
アクセルの仕業であるこの事件、ハッキングの拠点はネジのパソコンということにされていて
ネジは国際犯罪の重要参考人に。彼にそんな技量がないことはすぐに明らかになり
彼は釈放されるが、彼と彼の運動は間違いなく世の注目を集めることになった。
そして4月30日の深夜、突然ネジの部屋に来客が。
シュウタの母を名乗る女性は、扉越しにシュウタの危機を告げ、救急車を呼んでほしいと訴える。
慌ててネジが電話したため、シュウタは一命を取りとめた。
だが、お礼を言いに来たシュウタの父に、お母さんに頼まれただけですからと答えると
シュウタの父は唖然とした表情に。実は、シュウタの母親はすでに故人だったのだ。
無事助かったかに見えたシュウタだが、翌日、病状はさらに悪化。
そして深夜、壁の向こうからは、母親と一緒に出かけることを喜ぶシュウタの声が…。
シナリオ#2「過去から来たメール」
ネジが常駐するチャットサークル「カレーにソースの会」のメンバーはネジを入れて6人。
だがその一人、エレナは一年前からチャットにも顔を見せなくなっていた。
そんなある日、ネジの元にエレナからのメールが届く。
その文面は「助けて!私が消えてしまう」という短い文章の後に、文字化けした大量の文字列が続いたもの。
しかも、後から気付いたことだがメールの送信日は1年前になっていた。このメールはいったい?
不可解なメールに加え、メールが届いてから間もなく、ネジの周辺に怪しげな男の影が。
メールを狙っているのか、ネジの留守を狙って家に忍び込もうとする(ネジは気付いていないけど)。
メールの謎について意見を聞くべく、チャットメンバーはネジの家でオフ会を企画した。
3月16日、ネジの家に現れたのは4つの大きな段ボール。……この世界では
オフ会とは覗き穴を開けた段ボール箱を被って、顔を出さずに行うものらしい。
皆でメールを覗くが、メールの意味は誰にも分からない。やがて誰が言うともなく
“伝説のハッカー”アクセルに依頼してみようということで話がまとまる。
3月23日、とうとうネジの家にやってきたアクセルは、なんと小学生の女の子。
物凄い勢いでメールの内容や送信の経緯を探り出していく。ネジは呆然と見ているだけ。
さすがに解析は一日では終わらず、以後も何度かアクセルはネジの家に顔を出す。
のんき者のネジも少しは緊張したか、友人たちからもらったセキュリティソフトや
バックアップ用のMOディスクを使って周辺環境を整えていく。
しかしネジ包囲網は徐々に狭まり、メールボム攻撃やチャットの妨害が発生。
繰り返される「関わるな」のメッセージ。このメールはそんな重要な物なのか。
やがてアクセルは、メールの送信元が大手IT企業「イミュダイン」であることを突き止め
イミュダイン本社をハッキングして真相に迫るべく、自分の家へ帰ってしまう。
一方ネジを取り巻く状況はさらに悪化し、ついにチャット仲間を装って部屋を訪れた
謎の美女によって、メールは削除されてしまう。…だが、幸いというべきか
微妙な違和感を感じていたネジは、侵入者にバックアップデータの存在を隠していたのだ。
そして4月21日、アクセルの紹介でネジの部屋を訪れた謎の紳士。
それは、イミュダイン社の社長だった。彼がメールデータをいじると
突如、画面上に女性の顔が浮かび上がり、話しかけてきた。
彼女が「エレナ」。亡くなった社長の妻をスーパーコンピュータで再現した人格データであった。
彼女は天才的研究者でもあり、1年前に悪質な産業スパイのウイルスでデータを消されかけた時
自分の開発した超圧縮技術で自らを圧縮し、メールに添付して逃げ出したのだ。
メールは産業スパイの目を逃れてウェブを転々とし、ネジの元にたどり着いた。
今回助けてもらっただけでなく、かつて人格データとして強制的に蘇生させられ、混乱していた時期に
ネジとのチャットを通して、今の自分を受け止める心の余裕を得られたのだとエレナは語る。
何度も礼を繰り返すエレナと社長に、ただただ恐縮するネジだった。
事件は無事解決。産業スパイに荒らされていたチャットも元通りになり
新メンバーとしてアクセルを迎え、今日も「カレーにソースの会」は楽しく談笑するのであった。
シナリオ#3「サークルゲーム」
ふとしたきっかけで演劇に興味を持ち、大学の演劇部に入ったネジ。
そこから一気に時間が進んで9月。ネジは演劇部の脚本担当として抜擢されただけでなく
部の看板女優、ミハルと個人的なお付き合いを始めていた。ただし二人の交際は
他の部員や、ネジの親友タカハシにも内緒である。
ところが、9月2日にネジの留守中にアパートを訪れたミハルは
ネジのバイト先の後輩シオリからの留守電を聞いてしまい、ネジの浮気を疑ってしまう。
誤解のせいで急に冷たくなったミハルに戸惑うばかりのネジ。
しかし、9月21日に別れるつもりでネジの部屋に押しかけたミハルと
ベッドを借りて寝ていたタカハシが鉢合わせ。タカハシが第三者としてネジを擁護してくれたおかげで
ミハルは怒りをおさめ、ネジとよりを戻す決心をする。
…が、その後に別の場所で同席していたタカハシとミハルを、ネジが偶然目撃してしまい
今度はネジが勘違いから嫉妬する羽目に。ミハルは自分の勘違いをネジには話さないでくれと
タカハシに口止めしていたため、いかにも隠し事をしている風になってしまい誤解が深まる。
ネジはタカハシに殺意を抱くまでに屈折するが、10月9日、ネジの誤解に気付いたタカハシが
ネジの部屋に押しかけて無理やり真相を聞かせ、ようやくネジとミハルは仲直り。
元の鞘に納まったかの二人だが、演劇部長が学園祭公演の宣伝にするつもりで
ミハルをグラビア誌に売り込んだのが大当たりし、ミハルはプロのモデルとしてデビュー。
急速に売れっ子となったミハルと、ネジは会う時間が少なくなってしまう。
さらに、ミハルのブレイクの裏に彼女の枕営業があるという心無い噂や
彼女が芸能活動のため休学するという話を部長からの又聞きで知ったことなどから
ネジはミハルとの間に越えがたい壁を感じ、彼女を避けるような卑屈な態度を取り始めた。
ネジの留守中、彼の部屋を訪れてまたタカハシと鉢合わせしたミハルは泣き出してしまう。
二人とも互いのことが大好きなのに、その気持ちは悲しいまでにすれ違っている…。
そして11月18日の深夜、ネジの部屋に突然ミハルがやって来た。
タカハシの「ネジが大変だ」というイタズラ電話を真に受け、慌てて駆けつけたのだという。
ネジの無事を確認して安堵するミハルと、彼女が本気で自分を心配してくれたことに気付くネジ。
ついでだからと、二人はミハルが持っていたドラマ脚本の読み合わせをする。
脚本内容は奇しくも、誤解からすれ違う恋人たちの物語。脚本を読み進めるうちに
ネジが読む男役のセリフは、ネジ自身の心情を吐露するものになっていった。
そして最後に二人は、ミハルの芸能活動のため一時距離を置くことを決める。
不安がないといえば嘘になる。だが、紆余曲折の末に二人は互いの確かな愛情に気付いたのだ。
それから一年後。ネジの日記には、二人が婚約したことが記されていた。
シナリオ#4「鏡の中にあるが如く」
3月、郵便受けに入っていたチラシを見て、近所でフリーマーケットが開かれるのを知ったネジ。
3月10日のフリマで、全身の映る大きな鏡を買ってきた。
ところが、ネジの留守中、鏡の向こうからネジそっくりの男が這い出してくるという怪事件が発生。
そして3月28日、ついに鏡のネジはネジの部屋を出てどこかへ去ってしまう。
それ以来、鏡にはネジの姿が映らなくなるのだが、ネジは驚きつつも状況を傍観するだけ。
時は流れて6月、芸能界に「南天ブラザーズ」を名乗るビジュアル系ミュージシャンが登場。
だがこの南天なる男、顔はおろか言動や経歴までネジそっくりなのだ。
さすがに驚き、南天にコンタクトを取ろうとするネジ。6月22日の夜、南天はネジの部屋の前にやってくるが
扉越しに話す南天を問い詰めようと扉を開けたとたん、ネジと南天は鏡に吸い込まれそうになる。
もみ合いの末に鏡に吸い込まれたのはネジの方だった…。
気が付くと、ネジは自分の部屋にいたが、なぜか部屋は全て左右逆。
しかも、電話をかけてくるネジの母や親友のタカハシは妙にガラの悪い物言いをするし
バイトの後輩シオリは、異常に優しく、誠実な物言いをする。
どうやらここは鏡の向こう側の世界らしい。左右だけでなく人間の性分、善悪のバランスも逆なのだ。
ネジは善悪がちょうど平均的な人間ということらしく、あの鏡のどちら側でも存在できるらしい。
こちら側のネジは、バイト先のコンビニ店長に犯罪の濡れ衣を着せられそうになっていて
その際にこの鏡の謎を知り、もう一方の世界へ逃亡したのだと「こちら側」のネジの日記に書かれていた。
この世界のシオリは善人で、しかもネジに好意を寄せているらしく、何かと世話を焼いてくれるが
警察(この世界の警察はかなりワルっぽい)がネジを捕まえに来たり
こちらのタカハシがネジを巻き込んで銀行強盗を計画していたりと、騒動の種は尽きない。
さらにネジの元に「わたくしヤクザでございます」と、非常に丁寧ながら物騒な電話が。
どうやら、タカハシが強盗計画のため持ち出した拳銃が彼らのものだったようだ。
7月7日の夜、ついにネジを追い詰めた警察と、報復を狙うヤクザがネジの部屋を総攻撃。
銃弾が飛び交い爆発音が響く極限状態の中、シオリは「今だから言います。私、ネジ先輩が好きです」
と大告白。その告白に答える時間もなく、彼女をかばって覆いかぶさるネジ…。
次の瞬間、ネジは元の自分の部屋にいた。あの鏡はバラバラに割れてしまっている。
理屈は分からないが、鏡が割れると同時に元の世界に戻れたらしい。
修復した鏡は、普通にネジの姿を映すようになっていた。
そして、その後のネジの生活は少し変化した。あの世界で自分がとっさに示せた男気、
それに「向こう側」のネジが、短期間でミュージシャンとして名を成したという事実。
鏡を見るたびに、ネジは自分にそれだけの可能性があるのだと思い返すのであった。
ただし、どうしても「向こう側」のネジに、聞きたくて聞けない質問がある。
「彼女は今、君のそばにいるのかい?」
隠しミニシナリオ「シロカゲレイコ」
(ナビ対象外の隠しイベント。2月下旬に他シナリオのフラグが立っていない状態で
特定日を指定すると見られる)
2月17日、何気なくタカハシに電話をかけたネジ。すると、タカハシから相談事を持ちかけられる。
惚れっぽいタカハシの目下の目標は、同じ大学のお嬢様、シロカゲレイコ。
彼女にラブレターを渡したいが自分は度胸がない、代わりに渡してくれというのだ。
半ば無理やりに、彼女に電話をかけることになったネジ。
するとその日のうちに、シロカゲレイコが彼のアパートに現れた。
だが、ネジがラブレターの送り手本人だと勘違いしているレイコは
彼が交際相手にふさわしいかのテストとして「かくれんぼ」による勝負を申し出る。
ネジに訂正の隙を与えず、目をつぶって10数えるように宣言するレイコ。
思わずネジが目をつぶって数えだすと、レイコは霞の如くその場から姿を消してしまった。
(なんでも、彼女の家は伊賀忍者の末裔らしい)
ところが、あまりの見事な隠れっぷりに、レイコがこっそり帰ってしまったのだと思い込んだネジは
ろくに探そうともせず、そのまま何もなかったことにしてしまう。
翌日、何事もなかったように外出するネジ。レイコはその間も隠れたまま。
だが、レイコはネジが「参った」とは口にしていないことにこだわり
自分を無視する様子が実は演技で、自分が思わず姿を現せばそこを捕まえる気だと思い込み
意地になって隠れ続ける。
勘違いと意地のかくれんぼは1週間にも及ぶが
2月23日、いつも通りに部屋でだらけていたネジが、「参ったなあ」と独り言をつぶやくと
それを聞きつけたレイコはネジの前に飛び出し、自分の勝ちを宣言。
さんざん勝ち誇ってから悠然とネジの部屋を去る。
唖然とするネジだが、生来ののんきさのお陰か、すぐまた日常に戻るのであった。
このゲームの正式タイトルは「ルーマニア#203(203はネジの住むアパートの部屋番号)」なんだが
名前欄に#と数字を書き込めばトリップになるんだよな。 気づけよ俺orz
ルーマニアの人お疲れ
全然知らない作品だったんだけど、なんか面白そう
きれいにまとめてあるなー、お疲れさま。
>(残念ながら比喩ではない。このゲームのBADENDは、まったく進歩のない50年後のネジの姿なのだ)
うわあああああ
地味に恐いな、おい
>無事助かったかに見えたシュウタだが、翌日、病状はさらに悪化。
>そして深夜、壁の向こうからは、母親と一緒に出かけることを喜ぶシュウタの声が…。
助からないのかよ!なんだかなー
感想レスがついてたのでとつられて読んでしまった
乙 短編集みたいですな
ルーマニアはエンディングに流れる歌を聴くためにプレイするゲームだぜ。
>>119 ゲームとしては糞ゲーです。
が、可能性を感じるゲームではあったな。
DS辺りでタッチペンを使った新作を作れれば面白そうかも。
ウィッシュルームをお願いできません?
ルーマニア乙です、楽しめました。
でもなんで「ルーマニア」?ルームマニアかと思ったら正しいらしいし。
>>125 アルファベット表記はroommaniaだが、発音はmの重複を一音として「ルーマニア」になるようだ。
地名のルーマニアにひっかけた駄洒落ともとれる。
あと本編中で、「カレーにソースの会」のメンバーの一人が
「俺はカレールーにこだわるルー・マニアだ」と発言するシーンがあるが、これは後付けのネタかな。
ルーッマニアかと思った
る〜んまにあ
ルーマニアの人乙
アクセルたんの画像くれ
>>130 最初のルーマニアもゲームとしては糞ゲーだったよ。
キャラやストーリーや雰囲気は好きだったけど。ニューはやってない。
ストーリーが分岐したら、後は一本道で、
決められた行動をとらせてストーリーを進めるだけだったのがつまらんかった。
>131
意見の相違じゃないかな。俺は普通に達成感があって嬉しかった。
スーファミのブレインロードを教えてください。
未解決の「風のクロノア2 〜世界が望んだ忘れもの〜」をいきます。
結構思い入れあるので、じっくりと。
135 :
クロノア2:2007/02/05(月) 00:28:27 ID:UozVdg2w0
前作の簡単なまとめ
ファントマイルの風の村にじっちゃんと住む少年クロノアは、
世界を再生させる歌を歌える歌姫が
魔王ガディウスに目の前でさらわれたのをきっかけに
幼い頃からの親友ヒューポーと旅に出る。
世界を悪夢に染めるべくガディウスが復活させた悪夢の結晶ナハトゥムを倒し、
歌姫による世界再生が始まったときクロノアはある真相を知る。
クロノアの正体は、崩れた夢のバランスを救うため、
ヒューポーによりこの世界に呼び出され、ニセの記憶を植えつけられた「この世ならざる夢」。
世界再生が始まると、もとの世界へ強制的に戻されることになる。
最初は偽りの記憶だったとしても、今やクロノアとヒューポーの絆は固いものに。
二人は涙を流しながら再生の力に逆らおうとするが、やがてクロノアは吹き飛ばされてしまう。
そしてクロノア(=プレイヤー?)は自分の現実へと帰ったのであった。
136 :
クロノア2:2007/02/05(月) 00:29:02 ID:UozVdg2w0
だから忘れた夢がある 思い出せない夢なのか 思い出さない夢なのか
僕が夢を忘れたのか 夢が僕を忘れたのか それでも夢は確かにあった
リングを持ち闇の中を落ちて行くクロノア。
「…けて…助けて…助けて…」
と助けを求める声に引かれていくと、荒れた海の中へと落下した。
「まちがいない、夢みる黒き旅人だ!」
その上空を飛行機にのって女と猫が通過する。
クロノアを回収しようとするが、何者かが現われたのに気づきそのまま撤収する。
137 :
クロノア2:2007/02/05(月) 00:30:06 ID:UozVdg2w0
クロノアが目を覚ますと、巫女見習いのロロとその相棒のポプカに介抱されていた
自己紹介をすると、「クロノア」とは「夢みる黒き旅人様」の名前だという。
この場所では幻獣に襲われるので、ひとまず荒れた海岸から脱出することに。
ロロの体がリングの宝石に吸い込まれると、クロノアは風玉を打てるようになった。
風玉で雑魚をキャプチャーしながら、巨大石像のある島へと向かう(ステージ1「泪の海」)
石像の下にあった鐘をリングの力で打って鳴らす。
その鐘を鳴らすことが巫女になる資格だという。喜ぶロロとポプカ。
流されるまま、この世界ルーナティア一の予言者バグジのとこへ向かう。
バグジの予言によって、ロロたちとクロノアが会うことができたという。
クロノアはバグジから四つの国それぞれにある「世界を支える鐘」の話を聞く。
鐘の力で世界の調停が司られているらしい。
しかし、現在五つ目の「闇の鐘」が生まれようとしており、各地に異変が起きているという。
その影響で巫女たちも皆病に倒れたそうだ。
「じゃあロロは?」「見習い…ですから」
異変の調査を求められ、クロノアは二つ返事で引き受ける。
まずはロロの巫女の証をもらいに大巫女の下へ(ステージ2「聖地ラ・ラクーシャ」)
他に動ける巫女もいないし、大巫女はロロを臨時に巫女に任命。
災いを封じるため、まず四つの鐘から力を集めることになる。
近くの「安らぎの鐘」に行くと、クールな女空賊レオリナと手下の猫人形タットが登場。
クロノアのリングを奪おうと、鋼殻機獣フォルガラン(ヤカン怪獣)をけしかけてくる。
ボスを倒すと、「クロノアね…覚えとくよ」とレオリナたちは飛行機で去る。
安らぎの鐘から宝石のようなエレメントをゲット。
クロノアには再び「助けて」と声が聞こえるが正体がつかめない。
巫女の力がないとリングは意味ないのに、なぜレオリナはリングを狙うのか。
よくわからないままに次の鐘がある遊園地の国ジョイラントへ。
華やかなジョイラントに着くと、いきなりタットにエレメントをスられる。
「みゅみゅみゅのふにゃら〜♪」鬼さんこちらとばかりにタットは分身。
遊園地を駆け巡りタットを追い詰める(ステージ3、4「ジョイラント大遊園地」「ジャングルスライダー」)
タット「しつこい男の子は嫌われるよ〜」ロロ「大丈夫!私は好きです」クロノア「え?」
などとハプニングもありながら、タットを捕獲、エレメントを取り返す。
そこに現われる第2のレオリナの刺客、花道化レプティオ(デブピエロ怪人)。
レプティオをしばきあげるとレオリナが飛来、ジョイラントでのことは全てリングのデータ採集とのこと。
二つ目のエレメントを手に入れ、次の鐘は争いの国ボルクに。
139 :
クロノア2:2007/02/05(月) 00:33:06 ID:UozVdg2w0
わりとあっけなくボルクの怒りの鐘があるホールにたどり着く。
そこではレオリナが怪しい機械を並べて実験中。
タットにエネルギー炉を暴走させてパワーを引き出せと命令していた。
「ボルクの町ひとつでリングのコピーができるなら安いものだ」と言い放つ。
クロノアたちは邪魔をするため地上と地下のエネルギー炉へ。
(ステージ5,6「ボルク市街地」「ボルク地下工場」)
エネルギー炉を止めてホールに戻ってくると、機動戦車ビスカーシュ(ハイジャンプする戦車)との戦闘。
その戦闘時のエネルギーをレオリナに逆に利用され、リングのコピーが完成する。
レオリナは偽リングを使い、なんと怒りの鐘からエレメントを引き出す。
驚いてる暇もなく、ボルクの崩壊が始まる。
「世界は私が救ってやるよ」と不敵に笑い、レオリナはエレメントを持ち去った。
ボルク崩壊を止めるため、再び地上のエネルギー炉へ向かう(ステージ7「ボルク炎上」)。
ビスカーシュの追撃をかわし(追いつかれると一撃死)、エネルギー炉を再び停止。
他に誰も炉を止めようとする者はいない。戦争マニアしかいないのかとポプカは嘆く。
どこかいびつな国々に疑問を抱くクロノア。
一方ロロは、レオリナにもリングを使う巫女の力があることにショックを受けていた。
やけにレオリナに対抗意識を燃やすロロ。
予言者バグジによると「まどいの鐘」がある国ミラ・ミラは閉鎖的な国。
そこで、かつては世界中をめぐっていた箱舟なら湖を越えられるかもしれないという。
現在、それぞれの国はそれぞれ勝手なことをして孤立している状況。
箱舟が世界中を繋いでいたというのも信じられないが、ひとまず一行は箱舟へ。
「夢みる黒き旅人か…その未来までは読めないものだな」とバグジは何処かへ去る。
箱舟イシュラスの動力に火を入れて起動に成功(ステージ8「箱舟イシュラス」)。
湖を渡りミラ・ミラ国へ。
雪山の天辺まで来ると、ポプカがジョイラントから窃盗してきたスノーボードを取り出す。
クロノア語の歌にノって雪山を大滑降(ステージ9「ミラ・ミラ大雪山」)。
まどいの鐘を探して迷い込んだのは、想い出に閉じこもる人々が集う美術館。
物理法則が捻じ曲がり、鏡に幻惑される迷宮を進む(ステージ10「想いでの美術館」)。
途中の巨大な鏡に映し出されたのは、ロロが落ちこぼれとして先輩の巫女に嘲笑される姿。
「私だって力が…」とクロノアのリングを手にとる。
巫女になれたのは自分の力じゃないのはわかっている、とロロは泣き出す。
巫女にさえなって見返してやれればそれでよかった、
クロノアの力を利用しているだけだと泣きながら謝り続ける。
かける言葉のないクロノア。気まずい雰囲気の中、まどいの鐘へたどり着いた。
まどいの鐘を守る老木は、お前たちはなぜ世界を救おうとするのかと問う。
答えられないロロを見て、老木は従鳥ポロンテ(尻で滑降する丸っこい巨鳥)を呼び出し力を試してくる。
しかしロロは共に戦うことを拒否。
クロノアはリングを撃てないまま戦いに挑むが、決定打を与えられない。
そんなクロノアを見つめ、自分に世界を救う資格はないというロロ。
ポプカは、クロノアを差し、なぜあいつは見知らぬ世界でがんばってると想う?とロロに訊く。
「がむしゃらなんだ、単純なんだ、単純バカだから前に進んでいるんだ。
ロロもバカなんだから前にくらい進んどけ」
涙をぬぐうロロ「ひどい、バカだなんて」「怒った?」「怒った。でも…ありがと」
戦線復帰したロロの力でリングの機能が復活、クロノアはポロンテを撃破する。
老木は、惑いを受け入れ、前に進めば、世界を救うという結果がついてくるだけだと言い、一行にエレメントを託す。
141 :
クロノア2:2007/02/05(月) 00:36:12 ID:UozVdg2w0
四つの国を回りバグジのところへ戻る。
エレメントは3つが手元に1つがレオリナのところにある。
バグジがエレメントを見せてくれというので渡すと、これで4つ集まったと言い出した。
ポプカがここにいるのはバグジではないことに気付く。
偽バグジはレオリナの変装だった。高らかに勝利を宣言するレオリナ。
「見返してやる…『安らぎ』に、『喜び』に、『怒り』に、『まどい』に…。
私を捨てた連中を…世界を…見返してやるんだッ!」
レオリナは何かにとり憑かれたようになり、一瞬、クロノアに助けを求めてた者の声に変わる。
レオリナが消えると、世界の異変が激しくなる。
大巫女に伺いを立てに行くが、道中は著しく変異していた(ステージ11「苦しみの聖地」)。
猛毒の瘴気の中を駆け抜けて大巫女の下へ。
大巫女は、レオリナはかつてリオという巫女だったと語る。
急進的だったリオは、自分のやり方で力を手に入れると寺院を飛び出したのだという。
手柄を焦ったレオリナ。ロロがもし道を誤っていたら、レオリナと同じことを下かもしれない。
当のレオリナは、4つのエレメントで最初の島の石像に隠されていた五つ目の鐘を呼び出す。
一行は旅の始まりの地、泪の海へと急いだ。
142 :
クロノア2:2007/02/05(月) 00:37:43 ID:UozVdg2w0
闇に閉ざされた泪の海を抜け(ステージ12「暗き泪の海」)、レオリナと対峙する。
「この力で、世界に哀しみを教えてやる!」とレオリナは五つ目の鐘を鳴らした。
世界中の鐘が共鳴し、泪の海が黄金に輝く。
真なる箱舟イシュラスが空に現われ、封じられた五番目の国と世界を繋がんと翼を広げた。
イシュラスを追いかけて干上がった海の底を進む(ステージ13「泪の底」)。
その最下層からイシュラスへと砲台で飛び上がる。
「助けて…助けて…」と謎の声は世界に響き渡っていた。
箱舟の中枢エンブリヨ・コンパスでレオリナは待ち受けていた。
この力で私が救世主になるんだと嘯くレオリナ。
その哀しみのエネルギーを暴走させ禍々しき化け物へと変化してしまう。
忌まれしレオリナ(異形のドラゴン?駝鳥?)を倒し、クロノアはレオリナを解放する。
巫女にも救世主にもなれない無様な自分を嗤いながらレオリナは涙をこぼす。
その姿はまさにかつてのロロだった。
「力で哀しみは消せやしない。クロノア…哀しみの怪物を止めるんだ」
クロノアとロロは、哀しみの国と世界を繋ぐ前に箱舟を止めることを頼まれる。
143 :
クロノア2:2007/02/05(月) 00:38:49 ID:UozVdg2w0
レオリナとタットの助力を受け、箱舟の動力炉を停止させる(ステージ14「箱舟イシュラス浮上」)。
雲海に沈むイシュラス。だが、箱舟は哀しみの国に到達してしまう。
こうなれば、この国の支配者にして全ての元凶、哀しみの王を倒すしかない。
傷が痛むレオリナを残し、クロノアは夕焼けに染まった哀しみの国をひた走る(ステージ15「哀しみの国」)。
ずっとクロノアに助けを求めていた声は、ここに来て強くなってきた。
その「誰か」を助けるために、哀しみの国の中心部へ向かう(ステージ16「忘れられた道」)。
ついに泪の行末へと到達する。
そこには、どことなくクロノアに似た人物がたたずんでいた。
「哀しみを…つぶしに来たんだね、クロノア」
哀しみの王は憂いを含んだ表情で語りかけてくる。
なぜ五つ目の鐘を出現させたと問い詰めるロロに、鐘は最初からそこにあったと答える。
「哀しみの鐘はそこにあったのに、君たちは見ようとしなかった。
人は哀しみに出会うとそれを忘れてしまう、だから僕は道を開いた。
君たちに僕の国を救ってもらうためにね。
ようこそ、黒き夢の旅人。道化のつむぐ偽りの予言に導かれた、愚かな世界の片割れよ!」
その場に転がっていたのは予言者バグジの衣服。全ては仕組まれていたのだ。
「世界の責任を取るんだ、クロノアァァァッ!」
決戦の幕が上がる。
144 :
クロノア2:2007/02/05(月) 00:40:28 ID:UozVdg2w0
異空間の高速戦闘を制するも、まだ哀しみの王は立ち向かってくる。
「僕はこの世界にいちゃいけないのか!」
「勝手なことを言うな!自分だけが哀しいと思って閉じこもりやがって!
あんたを見ていると、こっちが泣けてくるんだよ!」
追いついてきたレオリナが王に言い放つ。
レオリナの持つエレメント、「安らぎ」「喜び」「怒り」「まどい」の力を借り、
哀しみの塊に本当の世界を思い出させるため、クロノアはリングを掲げる。
なおも結界を張り抵抗する哀しみの王。やがてその力も尽き果てた。
「助けに、きたよ」
そう言って、クロノアは哀しみの鐘を鳴らす。
クロノアに礼を言い、光の粒となって消える哀しみの王。光は哀しみのエレメントとして結晶化する。
世界に助けを求めていた者はようやく救われた。世界はもう哀しみを忘れない。
145 :
クロノア2:2007/02/05(月) 00:41:17 ID:UozVdg2w0
決着がついてのち、レオリナは哀しみの国を立て直すことにしたそうだ。
ロロはもう一度きちんと巫女試験を受けなおすと意気込む。
前へ進むことに気付いたロロなら、きっと望みが叶うはずだ。
クロノアは元いた世界に帰らなければならない。
ポプカがなにか気を利かせて昼寝を決め込む。
はじめは笑って送ろうとしたロロ。
「大丈夫です、泣いてもがんばれるってクロノアさんに教えてもらったから…
だから、泣いても、いいんですよね…」
ロロはクロノアの胸に飛び込み泣きじゃくる。
「ここで別れたとしても、この哀しみを忘れなければ一緒にいられる。
今ならそう信じられる、だから…」
クロノアの言葉にロロは泣き止む。
そしてクロノアは、ありがとう、とルーナティアから去っていった。
スタッフロールの背景はバラバラだった世界の人々が協力して復興に励む姿。
最後にGood morning (プレイヤー名)と出て終わり。
というわけで、「世界が望んだ忘れもの」とは哀しみの感情でしたという話。
見ようによっては、前作でヒューポーとの別離の哀しみを経験したクロノアが、自分を取り戻す話とも取れる。
もしかしたらルーナティアは、クロノア自身の夢なのかもしれない。
……とまあ、本来クロノアシリーズは幻想的なメタ世界な雰囲気がよかったのに、
最近のはなんだか単純なお子様向けで残念。
乙です ますますクロノア姿のプレセアが好きに
SFCの
・神聖紀オデッセリア
・神聖紀オデッセリア2
をお願いします。
「名探偵エヴァンゲリオン」と「シークレットオブエヴァンゲリオン」のストーリーを詳しく教えてください。
「サバトの女王」をお願いします
152 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/05(月) 19:24:55 ID:Qe/yuCtc0
SFCの「無人島物語」の真のエンディングを教えてください
sage進行ですか
歪みの国のアリスの項、PC版はないみたいなこと言ってるけど
携帯はPC版の移植? だったはず。
少なくともパッケージのPC版見たことあるよ。
あと、リアルロボット戦線は前作バトルロボット列伝の設定を引き継いでるなら
デュプリケーターで複製するのは異次元ではなく同じ宇宙に存在する、惑星ウルス人が
移住する前にいた母星の過去の記憶を複製したもののはず(だから血縁関係が持てる)。
それは「アリスインザナイトメア」ではないのかね
・エレビッツ世界の特徴
遥か昔、巨大な雷と共に現れた不思議な生き物、
エレビッツが全てのエネルギーを賄っている為、
化石燃料や核に依存しない文明社会となっている。
・エレビッツとは
形状や色、特性などによって数種に分類されるが、
共通の性質として実体化したマテリアル体、
形状に囚われず機器に同化して動かす事の出来る
エネルギー体、そしてその中間である発電体に変化し、
生活の様々に利用されつつ人類と共存している生命体。
ちなみに単体を指す場合は「エレビット」と呼称する。
・キャプチャーガン
キャプチャーレーザーという光線を発する銃器の形をした道具。
主な用途はエレビッツの捕獲だが、
レーザーを当て続けた物体を「つかむ」事が可能。
またエレビッツを捕獲しエネルギーを蓄えると
動かせる重量が大きくなったり、機器に電力を与え稼動させたり
もできる。精密機器らしく、壊れ易いのが欠点。
・登場人物
【カイ】
主人公。エレビッツ研究者を両親に持つ10歳の少年。
研究に明け暮れる両親に余り構ってもらえず、
寂しさを募らせる内、いつしか両親を自分から
引き離す元凶としてエレビッツを嫌うようになった。
【エド】
カイの父親。世界的なエレビッツ研究者として有名。
キャプチャーガンを発明したのも彼である。
かなりのエレビッツ愛好家でもある。
【アナ】
カイの母親。エドと共にキャプチャーガンを製品化させ、
やはり世界的に高い評価を受けるエレビッツ研究者。
絵本を書く事が趣味。カイの相手をしてやれない事を
気に病んではいるらしい。
ある嵐の夜、空を引き裂くような落雷が起きた。
それと同時に停電で部屋が真っ暗になり、
街中に何か異変が起きているようだ。
エドとアナは異変の原因を探る為に出かけてしまい、
取り残されたカイは不機嫌になる。
気晴らしに好きなテレビ番組を見ようとするが、テレビもつかない。
カイはそこで、テレビを見られるのもエレビッツのおかげだという
エドの言葉を思い出し、今テレビが見られないのは
落雷後様子のおかしいエレビッツのせいだと決め付けてしまう。
そしてカイはエドに内緒でキャプチャーガンを持ち出し、
今までの恨みを晴らすべく、家にいるエレビッツを一匹残らず
捕まえてやろうと行動を開始するのだった。
まず手始めに、自らの城である子供部屋を一掃しようとするカイ。
机や棚の上で大人しく眠っているエレビッツ達を容赦なく
光線で捕らえていくカイ。次第にキャプチャーガンのパワーも増し、
テレビやパソコン、玩具などを起動させ、中に潜むエレビッツ(※)を
追い出しまた捕らえる。
この繰り返しにより、ただでさえ余りきちんと片付いているとは
言えない子供部屋に、混沌の嵐が吹き荒れる事になったのであった。
子供部屋のある二階の廊下や物入れ、トイレの便器から吹き出した
エレビッツも律儀にキャプチャーしつつ、カイが狙いを付けたのは、
両親の部屋であった。エレビッツ研究者にエレビッツが沢山いると
思ったのか、何か大人の世界を垣間見られるのを期待したのかは
知る所ではないが、ずかずかと寝室に踏み込むカイ。
ベッドをひっくり返しても、一般的な家具調度品しか見当たらないのだが、
確かにエレビッツは沢山いた。主にエドの趣味であろうプレイヤーや
ラジオなどの電化製品が多い為だ。更に寝室からドア一つ開ければ
そこは書斎。エドとアナの研究資料が色々とある、
まあ言わば聖域とも言える部屋なのだが、今のカイにそのような事を
慮る余裕などあるはずも無い。今、この時から惨劇は起こる…。
※電化製品を稼動させると、エレビッツが大量に出てくるという
ゲームシステムになっているのです。
眼前には夢のような光景が繰り広げられていた。但し悪夢だが。
ガラスの像が砕け散り、トロフィーが舞い上がる。
棚にある全ての資料や本ばかりか、壁に掛けられた絵や
怪しげな仮面までもが床に散乱し、机でパイ生地のように潰された
エレビッツに放たれるキャプチャーガンの閃光が空を裂く。
最早カイはエレビッツを狩り出す為に手段を選ばなくなっていた。
普段は怒られるので触らない仕事用PCを勝手に起動させ、
何のデータが入っているのかも分からないディスクを
躊躇いも無くシュレッダーに投入する。
それらも用済み次第投げ捨てられ、部屋の隅で無残な姿を晒している。
部屋の中で竜巻が舞い踊ったが如き惨状の中、エレビッツの姿も
殆ど無くなった事で、ふと我に返ったカイ。
「ずいぶん散らかしちゃった」などとのん気に考えていると、
エドから電話がかかってきた。
話の内容は、世界で何かが起こっていて、そのせいでエレビッツに
異変が起きているらしいという、意味があるのか無いのか分からない
ものだったが、それよりもカイを落胆させたのは、念の為キャプチャーガンを
携帯するようにと告げた直後、エドが一方的に電話を切ってしまった事だった。
自分が心配ではないのか、やはりエレビッツの方が大事なのか。
嬉しいはずの父親からの電話で、逆に憂鬱な気分になったカイの耳に
階下からの物音が響いてきた。
「一階にもエレビッツがいるんだな?」
エレビッツへの恨みを増したカイは家中のエレビッツを根絶やしにすべく、
階段を下るのだった。
一息ついて気が静まったのか(※)、キッチンとリビングでは
なるべく物を壊さず静かにエレビッツを捕まえるカイ。
さすがに一階には家電製品が多く、その分エレビッツも沢山いるが、
慣れてきたのかキッチンでは捕獲の片手間にトーストを焼きコーヒーを入れ、
チキンをオーブンで程よく調理した上、おやつのポップコーンまで作って、
今後の夜間活動に対する準備もばっちりである。
ただ気になるのは、リビングに変な気配が漂っている事だ。
エレビッツの様子も今までとは違う感じだ。
カイが自分の事を棚に上げ、何かに怯えているみたいだ、
などと考えていると、突然これまでに見た事も無いエレビットが現れた。
ガラス質の蒼い体色と、目にも止まらぬ素早い動き。
敏捷さで知られるブルーエレビッツを髣髴とさせるが、
体も大きく能力は桁違いだ。その上分身までして、
カイを挑発するように、それぞれが疾風の如く飛び回る。
ブルーとは違うのだよ、ブルーとは!
こんな代物を放ってはおけない。
カイはこれまでに蓄えたキャプチャーガンのエネルギーを開放し、
未知のエレビットに立ち向かう!後の事など考えない!それが男の子だ!
※本当は「物を壊すな」「大きな音を立てるな」などの
ゲーム的な制限がかかっているだけだったりする。
蒼いエレビットとカイの闘いは熾烈を極めた。
何しろ相手は俊敏だ。瞬きする間に位置を変え、物陰に潜む。
対抗するカイはキャプチャーガンのパワーを全開、
ピアノすら紙屑の如く宙に舞わせる威力をもって、
障害物(一般的に言う所の家具)を蹴散らし、蒼いエレビットを追う。
さっきまでの静けさはどこへやら。端から見れば凄まじい破壊行為
としか思えない光景がリビングに展開されていた。
蒼いエレビットの分身体は、キャプチャーレーザーを浴びると
外装がパリンと割れて半透明の中身(?)が露出する。
非常に視認し難いそれに再度レーザーを当ててやっと消滅されられるのだが、
最後の一体になると繰り返し分身し、しかも分身体の数がその度に増す。
但し分身する毎に体が小さくなる為、内包するエネルギーの減少は明らかだ。
つまり、いつかは分身する事ができなくなる。
死闘を繰り広げる事数分、最後の一体をレーザーが捉えた時、
もう分身は起こらなかった。カイの勝利である。
光の泡が散るように姿を消していくエレビット…
そして蒼い光がキャプチャーガンに吸い込まれた後に残ったのは、
ごく普通の、一体のブルーエレビットだった。
脚が速く、人間が自分を探すのを楽しむという、ちょっと趣味の悪い
エレビッツではあるものの、こんな風になってしまうなんて…
世界を包む異変を、漠然とではあるが感じ始めたカイであった。
ブルーエレビット変異体の出現後、微妙に攻撃的になったエレビッツ達。
オモチャとは言え、大砲や戦車の中に入り込み、カイに対して反撃に
出るようになった。異変のせいなのか、カイの所業が腹に据えかねたのか…。
それはともかく、大事なキャプチャーガンを壊されてはたまらないので、
カイも負けじと次々にエレビッツを捕まえまくる。
そしていつしか、戦場(?)は戸外へ。更に街中へ…。
街へ出てみると、そこは人影も無く全ての建物が停電している為
暗く静まり返っている。自動車や信号、建設現場の重機なども
エレビッツを動力源としているので、やはり状況は同じだ。
人目が無いのをいい事に、信号を勝手に点灯させたり
ショップの看板を点けてみたり、消火栓を引っこ抜いてみたりするカイ。
そうして集めたエレビッツのパワーを使い、しまいには
組み上げたばかりの鉄骨を崩し、重機をひっくり返し、パトカーを放り投げる。
気が付けば、広場の時計台もどこかへ消えてしまっている。
見られていなければ、何をしてもいいという法は無い。
これはやはり、両親の放任教育がいけないのであろう。
カイはある意味被害者なのだ。
「その他の被害者」の事はこの際忘れるとして、
カイ自身はなんだか怖くなり、家に帰る事にした。
と言っても自らの行いに恐怖した訳ではなく、
単に嫌な予感がするというだけの話ではあるが。
だがその時、これまでに無かった大きな異変を、カイは目にする事になる。
様々な物が浮いていた。地面に固定されている物以外は全て。
別にカイが先程放り投げた分がまだ落ちて来ていないとか、
そういう話ではなく、文字通り地球の重力から解き放たれているのだ。
チョコマカと走り回っていたエレビッツ達も、所在なさげにふわふわとしている。
これまでエレビッツへの恨みから周囲が見えなくなっていた(という問題だろうか…)
カイだが、この異常現象を見てしまった今、自らが思っていたよりも
遥かに事態は大きなものだと感じていた。全部エレビッツのせいだという
見解自体は変わらないのだが、どうしたら良いものか…
「そうだ!パパの秘密のお部屋に行けば何かわかるかも!」
カイは書斎にエドの隠し部屋があるのを知っていた。
そこに行けば、エレビッツに関する秘密の情報が手に入ると考えたのだ。
意外と、子供に隠し事をするのは難しいものである。
…ところでカイ君、この無重力状態の中、平然と歩き回っているキミは一体…
書斎の隠し部屋は至極簡単に見付かった。何せ本棚のその部分だけに
「ここは開きますよ」と言わんばかりに段差が付いているからだ。
隠しているつもりなのか、そもそも隠す気があったのか、
単に扉に本を収納してデッドスペースを活用しているだけなのではないか。
などと色々考えてしまうが、ともかく隠し部屋の中に入ってみる。
そこでカイが目にしたのは、何に使うのか分からない怪しげな機械と
壁に貼られたエレビッツに関する資料だった。
機械の事は全く分からないので、せいぜい通電してエレビッツを
吐き出させるぐらいだが、資料の方はどうにか読める。
それによると、エドは最近発見された特殊なエレビットを研究していたようだ。
空を飛ぶエレビッツとして一般に知られるオレンジエレビッツ。
実はオレンジエレビッツは空気力学とは無関係に重力を
操って飛んでいるらしい、というのは研究によって分かっているが、
稀に力が暴走して変異し、周辺の重力にも影響を及ぼす程の能力を得る事があるという。
エドとアナは、この特殊なエレビットにスカイエレビットと言う呼び名を付けた。
ならば、この異常現象はそのスカイエレビットとやらの仕業だろう。
そう断定したカイは、さっさと捕まえて事態の収集を図ろうとするが、
肝心の相手がどこにいるかがさっぱり分からない。
結局もう一度、物が浮いている自宅から、物が浮いている街中へ
スカイエレビットを探しに出て行かざるを得ないカイなのだった。
スカイエレビットを求めて、「エレビッツ御殿」と呼ばれる
自宅を出て住宅地を進むカイ。相変わらず無重力状態が続いている。
浮いている物については、繁華街と比較して大物が少なく、
目立つのは乗用車ぐらいだが、その分エレビッツは捕まえ易い。
それよりもカイに取って幸運だったのは、この無重力状態が、
カイが暴れ回った痕跡を全て消してくれる事だった。
家中の物が散乱していても、トレーラーがひっくり返っていても、
建設中の鉄骨が倒壊していても、みんなエレビッツのせいなんだ!
…という訳で、これまで同様に消火栓を抜きまくり、電話ボックスを
放り投げながら掃討を進めていくと、遠くに何やら羽ばたく物が見える。
前回行った、時計台のある公園の辺りだ。これはもしや…?
公園へ駆けつけると、そこには大きな耳を羽ばたかせ、
四つに分かれた尻尾をプロペラのようにクルクル回して飛ぶ
オレンジ色のエレビットがいた。これがスカイエレビットに違いない。
さあ、物体を操るエキスパートはどちらなのか、対決だ!
ふわふわ漂うスカイエレビットは、光るバリアでキャプチャーレーザーを
跳ね返し、周辺からオレンジエレビッツを吸い寄せ、そのエネルギーを黒い球体に
変えて飛ばし、攻撃してくる。先に闘った蒼いエレビットのような敏捷性は無いが、
このままでは手出しが出来ない。
と、良く見るとスカイエレビットには小型の分身体(?)が二体付いていて、
どうやらそれがバリアを形成しているようだ。ならば、とレーザーを分身体に
当てて掴み、地面にぶつけてみる。…効いている。これでバリアを消せれば!
カイの思惑通り、二体の分身体を消滅させられたスカイエレビットは
バリアを形成できなくなり、直接レーザーを当てる事が可能になった。
だが、これでカイが一方的に有利になった訳ではない。
追い詰められたスカイエレビットは頻繁に瞬間移動を行うようになり、
更に重力を操る力を利用して小型の竜巻を発生させ、
より激しい攻撃を仕掛けてくる。
こうなったらカイも必死だ。二連発、三連発と放たれる竜巻を
かいくぐりながら、レーザーで掴んだスカイエレビットを振り回し、
公園の石畳へ力任せに叩き付ける。絵的には結構酷いが気にしてはいられない。
何度かばちんばちんやっている内に、さしものスカイエレビットも
限界に達したのだろう。蒼いエレビットと同様に幾筋かの光に分解され、
キャプチャーガンに吸収されていった。
…そしてまた、ありふれた一匹のオレンジエレビットが残った。
家で遭遇した蒼いエレビットも、今回のスカイエレビットも、
正体は普通に人間と暮らしていたエレビッツだった。
それがどうして、姿形が変わるまでに暴走してしまったのか。
しかも、元に戻ったエレビットのキョトンとした様子から見て、
暴走中の記憶は無いのだろう。一体何が起こっているのか。
考え込んでいるカイの耳に、奇妙な声が響いてきた。
まるで誰かが泣いているような、そんな声。
と同時に、カイが散々苦労して灯して来た街の灯りが次々に消える。
更に、眼前に大量の、これまで見た事もない数のエレビッツが現れ、
一つの場所に向けて移動を始めた。もう大行進と言っていい程だ。
異変は、まだ終わっていなかったのだ。
カイは、エレビッツ達が向かっている方向に覚えがあった。
いつも窓から見ていた。家族三人で行きたかった。
でも、行けなかった場所…。
大きな観覧車が目印の、遊園地。
無数のエレビッツは、そこを目指して大行進をしていのだった。
集結するエレビッツを追って、とうとう遊園地に来てしまったカイ。
昼間は賑わい、人々の笑顔が絶えないであろうその場所も、
今は人の気配も無く、灯りも落ちて何やら不気味さを醸し出している。
カイに取っては、空からほの蒼く照らす月の光だけが頼りだ。
何気なくキャプチャーガンを月(※)に向けて撃ってみると…
…掴めた。取りあえず忘れる事にしよう。
さて、遊園地には続々とエレビッツが集まっているようで、
自宅の周辺では見かけなかったイエローエレビッツも混じっている。
こいつらは普段大人しいものの、時折周囲のエレビッツを
取り込んでクマのような姿に巨大化する。そうなると性格が豹変し、
辺りの物を手当たり次第に投げ付けてくる。
その中にはベンチやコーヒーカップ(遊園地サイズ)も含まれており、
危険極まりない。
そんな巨大で重たい代物をバラ撒くばかりか、あまつさえ命ある者を狙って
投げ付けるとは、何と言う凶悪な所業!親の顔が見たい!
まあ、彼らに取っては遊びの一環なのかも知れないが、
猛獣にじゃれ付かれる様なもので、迷惑な話である。
…そんなこんなで、深夜の遊園地を混沌に巻き込みつつ
物語は佳境に入ろうとしていたのであった。
※作り物だと思いたいが…750tという数字が微妙。
ちなみにビューワで見ると球体なので、書き割りでない事は確か。
望まぬ形で来てしまったとは言うものの、来る事は望んでいた遊園地である。
園内には夢の国に相応しい、数々のアトラクションが用意されている。
異変によって動力は落ちているものの、キャプチャーガンを使えば
それらを稼動させる事も充分に可能である。
幸いエレビッツが大集結している為に、エネルギーには事欠かない。
やはりこうなるとカイも10歳の子供である。
エレビッツ捕獲よりも様々に用意された仕掛けで遊ぶ方に
気が行ってしまうのは仕方が無い。
スーパーライドやメリーゴーランドなどの乗り物系を
動かしてみたり、輪投げ、ボウリング、巨大スロット諸々を
堪能してしまった。
しかし、これはカイが子供だから許される(倫理的に、ではない)行為だろう。
夜中、誰も居ない遊園地で、一人アトラクションで遊ぶ姿…
10歳の少年ならばイタズラと冒険心で片付けられるが、
もしもカイが10年早く生まれていたら、それはそれは痛々しい…
いや、そんな事はこの際どうでもよろしい。
問題は、巨大ツリーの辺りに漂う、圧倒的に妙な気配だ。
そろそろ現れるタイミングだとは思っていたが、三体目の変異体に違いない。
カイ君、遊んでいる場合ではないですぞ。
どこから湧いたか黄色い悪魔。
上から地響きを立てて落ちてきたそれは、色といい姿といい、
明らかにイエローエレビッツ…略してエロビッツが暴走したものだろう。
それと同時に巨大ツリー(勿論作り物)に実った卵だか果実だかが落ちて、
中から殻を被ったエロビッツが現れた。変異体はそれを吸収して
更に身体を巨大化させている。
…樹に生る?気にはなるが、もうエレビッツの理不尽な生態に
構っている暇は無い。今まさに変異体がクマまっしぐらに突進して来るからだ。
愛い奴だ。しっかと受け止めてしんぜよう…という訳にもいかない。
なんせカイは10歳の華奢な少年であり、何よりキャプチャーガンを
壊されてはたまったものではない。
ひらりと身をかわすと、変異体は勢い余って壁に激突して自爆。
脳震盪でも起こしたのかフラフラとしている。
こうなると、反射的にトリガーを引いてしまうのは戦場に生きてきた者の定めか。
キャプチャーレーザーで抱え上げた巨体を、どべしゃと地面に叩き付けると、
衝撃で、吸収されたエロビッツが数体バラバラと変異体から分離される。
…べ、別にアンタに敵意があった訳じゃないんだからね!
ただ単に条件反射でやっちゃっただけなんだから!
と言っても相手は敵意剥き出しで頭上にエネルギー弾とか溜めているし、
もう後の祭りである。所詮は修羅の道行きか……。
例によってショワショワと縮んだ変異体は、これまで通り普通の
イエローエレビッツに戻り、チョコチョコと四方に散っていった。
見事な大勝利であるが、カイの心は晴れやかにはならなかった。
これまでを見た限り、少なくともエレビッツ達に悪意は無い。
暴走してしまったエレビッツも、何か理由があって暴走したのかも知れない。
そう考えると、あれほど憎んでいたはずのエレビッツも何だか可哀想だ。
そんな感傷に浸っていると、突如カイの携帯電話が鳴り出した。
電話は両親からだった。家に戻ってみるとカイがいなくなっていたので、
慌てて電話をかけてきたらしい。まあ、家の中がアレだし心配しなかったら
本当の人非人なのだが、それは置いといて今のカイに取っては喜ばしい。
アナによると、先程の巨大な落雷から何者かが生まれ、
それがエレビッツの異変の原因になっている可能性があるという。
そう、まさに今カイがいるこの遊園地が落雷の場所にして、
異常の発生地点という事になるのだ。
何故家で待っていなかったのか、カイが今夜の出来事を頑張って
(都合の悪い所はかいつまんで)説明すると、エドは叱りもせずに、
キャプチャーガンの横に付いているボタンを押してみろと言う。
言われるままにボタンを押すと、キャプチャーガンが眩い光を放つ。
なんと キャプチャーガンが パワーアップした!
これで身を守れという事なのだろう。アナも二人ですぐに迎えに行くから
無理せずそこで待っていなさいと言う。その声は、とても優しく、とても嬉しかった。
涙が出そうになったが、カイは舌の先を噛んでそれを我慢した。
今泣いてはいられない。もう決めたのだ。待っていたら遅すぎる。
キャプチャーガンに宿った新たな力。
両親からの贈り物を手に、そして決意を胸に、カイは遊園地の奥へと走り出す。
エレビッツを捕まえる為ではなく、助け出す為に。
※これ以降、ステージクリア条件の表記が、「つかまえろ!」から
「助けろ!」に変わります。芸コマですね。
決意を新たにしたカイは、エレビッツを助けるべく、
物をひっくり返し投げ飛ばし、アトラクションや自販機を勝手に作動させ…
…あれ? なんか今までとやっている事が変わらないような。
いや、そうではないのだ。今はもう、エレビッツを捕まえている訳ではない。
彼らをおかしくしている悪い奴の影響を受けないように、
「強制的に保護」しているのだ。そこら辺、お間違いの無い様に。
ところが、そんな親切も中々伝わらないようで、
エレビッツの抵抗も激しくなるばかりだ。
バリアを張って高速移動し、自ら光弾を撃って攻撃してくる
グレイエレビッツの姿もグンと増え、それどころか生意気にも
狭い場所に砲台陣地を構築して、うっかり踏み込んだカイに
集中砲火を浴びせてくるなど、小癪な真似が目立つ。
しかし、それも既にカイに取っては僅かな足止めに過ぎない。
エドの助言によりこれまでに比べて強化されたキャプチャーガンを
もってすれば、砲台を引っこ抜いて無力化するなど容易い事だ。
目指すは遊園地の中でも一際目立つ観覧車。
さっきから聞こえる鳴き声からして、そこに全ての元凶が
存在するのは間違いないだろう。もう一息だ。
それにしても、背後に広がる惨状はどうしたものか。
F5クラスの竜巻が直撃しても、これほどの被害をもたらすかどうか。
キャプチャーガンは研究機材としては、余りにも過剰な能力を持つ。
エドアナ夫妻は裏で軍需産【検閲により削除】
遂にたどり着いた観覧車の下で、それは待っていた。
まぶしく光るオバケ(カイ曰く)が集まってきたエレビッツを
次々に吸い込んで巨大化していく。このまま放ってはおけない。
ただでさえ街中の機能が停止している今、何とかしなくては。
恐ろしげな声を上げるオバケ。カイにはそれがどこか悲しげにも聞こえる。
しかし躊躇っている暇は無い。これが最後の決戦だ!
オバケ(仮)はどうやら吸い込んだエレビッツの能力を使えるようで、
ブルーのスピード、オレンジの飛行能力、グレイの攻撃能力…
…レッドの気弱さは無いようだが、ともかく様々な戦法でカイを翻弄する。
当然レーザーを直接当てても効果が無いので、どうにかして隙を作らねば。
ところが待っていても一向に隙を見せてくれない。さあどうしよう。
と、周囲に何個か置かれている青銅製の花籠が目に留まった。
子供一人ではとても持ち上がりそうもない重量感ある一品だ。
しかし、カイの手にはパワーアップしたキャプチャーガンがある。
物は試しだ。花籠を掴んで、勢い良くオバケ(仮)をしばき倒す。
衝撃で吸収されたエレビッツがバラバラと飛び散った。
こうなれば、もうこちらのものだ。いくら相手が複数の力を使えるとは言え、
所詮は一度撃破してきた能力だ。…ふっ、所詮人真似では私は倒せんよ!
という事でガンガンとオバケ(仮)を追い詰めていくカイだが、
最後の最後で思いもよらぬ事態が待ち構えていたのだった。
カイの猛攻で後が無くなったオバケ(仮)は空中に浮かぶと、輝く光球と化した。
こうしたエネルギー体になる事で、エレビッツは機械と同化して操れるのだが…
まさか観覧車を回してどうにかなるものでもあるまい、と思っていたら、
なんと柵で囲われた地面が二つに割れて、下から巨大な人型ロボットが
せりあがって来た。これは遊園地のアトラクションなのだが、
強大なエネルギーを持つオバケ(仮)が同化したら…
と思っている間に光球はロボットの胸部に吸い込まれてしまった。
そして…巨大ロボがずんずんとこちらに迫り始めた。
まさか、巨大ロボ戦う事になるとは。このシチュエーションにも驚きだが、
一体どうやってこんな代物を退治したものだろうか。
あれではレーザーは勿論、たかだか花籠をぶつけた程度では無力だろう。
何らかの手段を使い、オバケ(仮)とロボを切り離せば…。
考えろ。これまでの経験から、必ず答えは導き出せるはずだ。
その前にロボにやられなければ。
レーザーを直接当てても駄目。物をぶつけても駄目。
巨大ロボという強固な鎧の防御は、完璧に思えるが…
…ん?確かに相手は巨大で頑丈かも知れないが、
所詮は遊園地のアトラクションでしかない。
よく見ると胸部のカバーは何本かのネジで固定されているに過ぎない。
もしかして…!
ロボの右フックをかいくぐって、ネジの一本に狙いを定めトリガーを引く。
放たれたレーザーはカイの狙い通り、ネジの先端を掴む事ができた。
そこですかさず手首をぐりぐりっと捻ると、狙い通りネジの頭が飛び出してきた。
やった!キャプチャーガンの特性を見事に活用した超戦術だ!
最終決戦がネジ回しという、冗談のような絵面はともかく、
カバー周縁部の四本を引っこ抜いて、とうとう最後に残った真ん中の大きなネジを
……ぐるぐるぐるぐるぐる……
ばかんとカバーが外れると同時に、ロボが力無く膝を付き、
胸部から光球が吐き出された。遂に勝った。カイはエレビッツ達を助けたのだ。
光球が弾け、無数の光の粒が舞い散る。その一つ一つが吸収されていたエレビッツ達だ。
そして…最後に残ったのは、たった一匹のエレビットだった。
これが、雷から生まれ、街全体を巻き込んだ大きな異変の原因だと言うのだろうか。
震えている、ただの小さなエレビット。
カイには理解できた。こいつは自分と同じなのだと。
生まれたばかりで仲間もおらず、たった一人で寂しくて怖くて…
カイはもう、エレビッツを嫌いではなかった。
必要なくなったキャプチャーガンを置くと、カイは震えるエレビットを
そっと手の平に乗せた。エレビットは何だか嬉しそうな様子を見せた。
そこへ大慌てで両親が駆けつけた。心配そうに声をかけるエドと、
一人にした事を謝りつつカイを抱きしめるアナ。
ちょっと痛かったが、それも今のカイにとっては優しく暖かいものだった。
元オバケのエレビットを見せると、二人は突如として研究者の顔に戻り、
あーだこーだと驚くやら専門用語を連発するやら、すっかり新種の
エレビットに夢中になってしまった。
しかし、そんな両親を見てもカイは以前のような寂しさを全く感じなかった。
だって、もう一人ではないのだから。
気が付けば、もう夜が明けていた。
一夜の冒険ももう終わりだ。さあ家に帰ろう。家族“四人”で。
---後日---
エドとアナによって「ゼロ・エレビット」と名付けられたエレビットは、
ゼロと呼ばれ、カイと仲良く暮らしている。
しかし、研究を申し出てもカイに断られてしまう為、
詳しい事はまだまだ不明だそうな…。
お し ま い
Elebits、以上です。駄文スマソ
Elebitsの人、乙です。
カイをDQN扱いヒドスwww
散らかすのはプレイヤーのせいなのに
Elebits乙
これこんな話だったのか
やばい…かなり面白そうだwww
Elebits乙
すごい面白そうな話だ
…グレイトラグタイムショーとか鈴木爆発とかいう言葉が脳裏をよぎったのは秘密。
>>155 別モンだったみたいね、スマソ
ところで、ロックマンゼロ4が途中までしかないみたいだけど
書いてもいいのかな。最終面はセーブがあるから詳しく書けるけど
途中は結構記憶便りだしセリフも原文ママじゃなくなるけど
あとメトロイドとメトロイドUも一応かける(もっとも、メトロイドはGBA版に
移植された北米版なんだけど)けど……この二つ、特筆するようなことはあったか?
漫画とか別作品からの裏ストーリーも含めれば結構ある気はするけど。
ゼロミッション版なら記憶便りだが一応かける。
>>175 書けるものがあれば好きに書くべし
期待して待っとく
>>156-171 力作乙です。何これおもすれー。月を掴めるとか、ちょっと塊魂っぽいね
>これはやはり、両親の放任教育がいけないのであろう。
>カイはある意味被害者なのだ
環境で悪人になっただと?ちがうねッ!!こいつは生まれついての悪だッ!
じゃあゼロ4とゼロミッションを書かせてもらう。
それにしても64のリクエストがリストの中で一番少なくて泣いた。
今から解説が数行で終わっちゃうメトロイド&メトロイドUを書くつもりなんだけど、
構わないかな?
メトロイドフージョンもプレイしたことはプレイしたんだけど、もう売っちゃったから
概略しか覚えてない。
ごめん、やっぱりメトロイドはメトロイドゼロミッションの概略と混ぜて書くから
今すぐには書かない前言撤回。
>>178-179 フュージョンはよく知ってるから書けるぜ。
ってか、フュージョンと2は繋がりが大きいので、2もさくっと書かせてもらうぜ。
>>180までをwikiに収録、未解決リストに反映しました
●途中 に入っていた
・ポケットモンスター ダイヤモンド・パール[10月] ・スーパー特撮大戦2001[10月]
●執筆予告 に入っていた
・ミスティックアークまぼろし劇場(レミール編だけ予約)[10月] ・奏(騒)楽都市OSAKA[10月] ・テイルコンチェルト[10月]
これらは3ヶ月以上経っているので外しました
メトUの独断と偏見の入り混じったストーリー解説、
完成したんで、貼って行っていいかな?
>>179さんがもう完成させている、っていうなら、止めとくけど。
メトロイド1&ゼロミッションは書いたけど2は書いてないのでよろしくお願いします。
あとフュージョンも。
訂正>1&ゼロミッションは書いてるけど
>>181 乙
ところで続きを書かれなかったゲームは
未解決リスト自体から消すきまりなのか?
186 :
メトロイドU:2007/02/06(火) 18:28:24 ID:z1Y73z8P0
んじゃ、メト2行きまーす。
ボケツッコミが大目なので、好き嫌いが分かれそうですが。
・メトロイド2 リターンオブサムス
メトロイドシリーズの2作目で、媒体はGB。
「メトロイド、オモロイド。」のキャッチコピーを覚えている人も居るかもしれない。
特定の放射線を浴びることで無制限に分裂増殖し、
ありとあらゆる生物の生体エネルギーを吸引し、死に至らしめる、
その他、様々な能力を有し、非常に危険な生命体である「メトロイド」。
正体不明のバウンティハンター「サムス」は、ある種、不思議ともいえるような因縁によって、
メトロイドと、過去数度に渡って、交戦してきた。
(数度と書いたのは、話と話の間に割り込んでくるタイプのシリーズがあり、回数が微妙に変動する為)
そして、それまでの事件から、メトロイドの危険性を認めた銀河連邦は、
メトロイドの原生地である惑星「SR388」におけるメトロイド殲滅作戦をサムスに依頼した。
スペースシップ(諸事情あって、大体3代目あたりとされる。)からSR388に降り立つサムス。
目の前には、メトロイドの潜む洞窟が口をあけていた…。
187 :
メトロイドU:2007/02/06(火) 18:31:47 ID:z1Y73z8P0
ナードというカエルの様なそれほど凶悪でもない原生生物などをビームで蹴散らしつつ洞窟を進むサムス、
その目の前になにやら液体の溜まったエリアが。
なんだこりゃ、と迂闊に飛び込むと…、アチチチチッ!
なんと、この液体は非常に強力な酸だったのだ!
サムスのパワードスーツは色々強化されることが多いのだが、どうにも酸や毒液には弱い。
仕方が無い、こちらにはいけないのだから、他の道を探すしかないだろう。
丸まりボール(最近ではモーフィングボールなんてハイカラな呼び方をするようですが)という、
ボール状に変身する能力を駆使し、ごろごろ転がって狭い通路を潜り抜け、
隠されたエネルギータンクやミサイルタンクを探し出し、体力やミサイルの残弾数を増やしてゆくサムス。
が、捜し求めるメトロイドは何処…?
と、思ったら、居た!メトロイド!
毎度お決まりのクラゲのようなボディで、不敵にも地面に陣取り…
… … …ん?なんか様子が変…、って、わぁ!脱皮した!?
なんとメトロイドの成長形態、「アルファ・メトロイド」だ!
普段のメトロイドをひっくり返して、その上に虫を乗せたような姿!
ビームが効かない!…そういえば、メトロイドに通常ビームは“全く効かない”んだった!
普段は「アイスビームで凍らせてからミサイル」なんだけど、生憎アイスビームは置いてきた!
本当にメトロイドと戦うつもりで来たのか、サムス!
どうしよう!?…ええい、直接ミサイルだ!効くとは思えないけど…!
って、効いたー!!成長した割に弱点増えてるよ、メトロイド!
とりあえずミサイル五発を打ち込んで、アルファ・メトロイドを撃破!
アルファ・メトロイドの居た場所の先に道は無く、
どこへ行くべきか悩んでいた最中、なにやら地響きが聞こえてくる。
地響きの聞こえた方向、つまり道を戻ってみると、
先ほどまで酸の池があった場所が、普通の洞窟になっている。
まさか、津波の前の引き潮ではあるまいな、と疑心暗鬼に駆られつつも、地下へ潜っていってみる。
…おっと、また酸の池だ。
まぁ、幸い幾つかの横道があるからそっちへ行ってみるとしよう。
188 :
メトロイドU:2007/02/06(火) 18:36:06 ID:z1Y73z8P0
洞窟洞窟ひたすら天然洞窟、おや?人工建造物っぽい区画が。
あそこにあるのは…鳥人像じゃないか。
(鳥人像:サムスのパワードスーツを作った種族の彫像、毎回パワーアップアイテムを持っている。
…時々、「生きてる」鳥人像も居る。この作品では出てこないけど。)
体育座りのポーズで、顔の前にタマゴのようなものを掲げている。
タマゴを割ってみると…丸まり状態で攻撃できたり、特定の壁を壊せちゃう「ボム」をゲット!
試しに丸まってボムを仕掛けてみる。おっと、爆風で真上に吹き飛ばされた。
これこそボムジャンプ。シリーズ定番の基本テクニックの一つ。
このボムジャンプでしか進めない場所も…と思った途端、また鳥人像。
今度のタマゴには「スパイダーボール」
壁にくっついて壁を転がり登ることが出来るスグレ物。
今回のボムジャンプ、あんまり出番が無いみたいです…。
ところでさっきから気になっていた画面右下で点滅するメトロイドマーク。
その隣の「39」という数字は一体?
と思った途端、メトロイドの抜け殻。その先にアルファ・メトロイド。
ミサイルミサイルミサイルミサイルミサイルミサイル…一発無駄に使ったけど無事倒せた。
おや?メトロイドマークの隣の数字が38に減っている。
なるほど、これは単純に残りのメトロイドの数を示しているのだ。
メトロイ度計とでも呼びましょうか。
189 :
メトロイドU:2007/02/06(火) 18:39:49 ID:z1Y73z8P0
何匹かのアルファ・メトロイドを倒すと、また酸の池の水位が下がり先に進めるようになった。
その先で、更にアルファ・メトロイドを倒し、
防御力の上がるバリアスーツ。ジャンプ力の上がるハイジャンプブーツなど、様々な装備を入手。
…時間軸的にこれより前のゲームでも装備したはずなのに、どこに置いてきたんだろう?
と、続編物のゲームにありがちな疑問を抱いて探索していると、
メトロイドではないものの、通常攻撃やミサイルまで通用しない敵キャラのマルカラが登場。
生意気にも丸まって体当たりをしてきたりします。
それならばこちらも丸まってボムで攻撃!球体対決の末、サムスが勝利します。
…勝っても特に意味はないです。華麗にスルーも出来ます。
で、スプリンボールを手に入れたー♪
丸まりボールのまま、ジャンプが出来るようになります。
…これで、ボムジャンプはますますもって必要無くなったようです。
攻撃力も無く、射程も小さく、ボムしか効かない唯一の敵マルカラが死に、
これ以降、ボムは何の役に立つというのでしょうか!
等とボムの悲哀を述べつつ、先へ進んで見ると、
メトロイドの抜け殻と、もうすっかりおなじみのアルファ・メトロイドちゃん。
が、そのアルファ・メトロイド、なにやら点滅して…また成長!
これがメトロイドの成長第二形態「ガンマ・メトロイド」なのです!
乗っている虫のような部分が幾分大きくなり、牙も大きく長くなり、手足らしきものまで伸びつつあります。
サムスは怒涛のようなミサイル攻撃で迎え撃ちます!が、相手も成長しており、
触手のようなものでミサイルを切り払ってきます。
そりゃもう、「踏み込みが甘い!」と言わんばかりに。
しかし、触手が余計な方向を向いてるうちに、弱点である腹部にミサイルを撃ち込み、勝利!
190 :
メトロイドU:2007/02/06(火) 18:43:13 ID:z1Y73z8P0
また酸の池の水位が下がります。
その先には大量のガンマ・メトロイド。アルファも含めて計13匹ほど相手することになるでしょうか。
その戦いを乗り越えると、右下のメトロイ度計も、半分ほどに数が減ってきます。
回転ジャンプの最中に、空中で無制限にジャンプできるという装備、
「スペースジャンプ」が手に入ります。…これが駄目押しでボムは役立た(ry
この辺りになると、色んな種類のビームが見つかります。
・壁を貫通するウェイブビーム
・三発を一気に発射して広範囲を攻撃するスペイザー
・敵を凍らせて空中に縫いとめるという不可思議な効果を持つアイスビーム
・連射はできないけど強烈な威力を持つプラズマビーム
普段は、効果を重ね合わせて持つことが出来るのですが、
ちょっと今回はパワードスーツの調子が悪いらしく、一度に一種類のビームしか持てません。
サムス君、敵に挑む時はベストコンディションを心がけましょう。
更に水位の下がった洞窟の奥へ。
モーシンなどという、名前どおり猛進してくる敵などが居ます。メトロイドのザコ敵は大概こんな名前です。
続編なんかにゃ「カラーム ツーター」なんていう直球の名前をした食人食虫植物が…おっと、脱線失礼。
ボムで壁に穴をあけて、ミサイルタンクなんかを回収していると、ガンマ・メトロイドが出てきますが、さっさと駆除。
また一つメトロイ度が下がります。
その内に出くわしたのは、メトロイドの成長第三形態「ゼータ・メトロイド」!
ゼータだからって、青く眠る水の星にそぉっと〜などと歌ってる暇はありません。
何せガンマとは比べ物にならないほど強化されているからです。
身長はサムスほどに大きくなり、いかにもエイリアンな雰囲気の姿になっています。
性能面では、ガンマの防御触手こそ無くなった物の、エネルギー弾を吐き出して攻撃してきます。
じゃあミサイルは?無闇に撃っても跳ね返されるばかり。
弱点の腹部にしかダメージが通らないのです!
それなら腹部の前の方に陣取って、慎重にミサイルを、等と考えるアナタはもう死んでいます。
ゼータ・メトロイドはしばしの溜めの後、サムスに向かって地形無視で一直線に突っ込んで来るからです。
さぁ、がんばって倒しましょう!
191 :
メトロイドU:2007/02/06(火) 18:45:47 ID:z1Y73z8P0
ゼータ・メトロイドとの死闘を潜り抜けた先に、「スクリューアタック」という必殺武器が眠っています。
回転ジャンプの最中がほぼ無敵になり、そして殆どのザコを一撃。
先ほどのスペースジャンプと相まって、物凄い威力を発揮します。
まさにサムスを代表する武器です!…で、ボムは(ry
さぁ、スペースジャンプスクリューアタックでザコを蹴散らし意気揚々と進んでゆきますと、
ほらほら、出てきた、ゼータ・メトロイド。
ならばスクリューアタックで!
…か、返り討ちにされました。メトロイドにはスクリューアタックが効かないようです。
まぁ、スクリューアタックの最中は相手の吐くエネルギー弾を無効化できる(ハズ)ので、
全く無意味というわけではありませんが。
経験もあったお陰か、先ほどの苦労も無く、倒すことに成功しました。
戦闘前まで合計400ぐらいあったはずの体力が、残り20まで減っているとか、
警報音がビービー鳴ってるとか、細かいことを気にしないで下さい。
そして目の前に新たなゼータ・メトロイドが居ることも気にしないで…。
…神の領域のコントロールにて、ゼータをノーダメで撃破できました。
丁度良く、体力回復ポイントがあり、体力を全開させることもできました。
そしてメトロイ度は、ついに一桁にまで減りました。
192 :
メトロイドU:2007/02/06(火) 18:48:19 ID:z1Y73z8P0
意気揚々と進むと、ゼータ・メトロイド…が更に成長、メトロイドの成体「オメガ・メトロイド」!
でかいです。サムスより頭一つ分はでかいでしょうか。
ゼータより強力なエネルギー弾を吐きます!
…が、ちょっと図体が大きすぎて、時々地形に挟まったりしてます。
それを利用して、楽に勝ててしまえました。はっはっはー!
メトロイ度はついに1、残すはあと一匹!
さぁ、前進、前進!
おや、こんな所にアイスビームが。でもアイスって攻撃力弱いんだよなー。飛ぶ分、ボムよりはマシだけど。
持ってるプラズマの方が強いしなー。…でも結局、貧乏性なので取っちゃったり。
出て来い、あと一匹のメトロイド!と怒鳴りながら細い道を進んでいると、
画面の上の方に何やら「丸い物体」が。
ちょっと手の出ない場所だが、丸さならこちらも負けてはいない!
と、丸まりサムスも対抗心を燃やしてゴロゴロ転がります。
…途端、それまで1だったメトロイ度、
急に再計算され、一気に 9 にまで増加。 勘 弁 し て く だ さ い … 。
193 :
メトロイドU:2007/02/06(火) 18:51:00 ID:z1Y73z8P0
さっきまでの行け行けムードは何処へやら。
恐る恐る先へ進むと、ちょっと広い場所に出ました。
丸まりを解除して、立ち上がって一息つくサムスの後ろに黒い影。
気が付いた時にはもう遅く、サムスはメトロイドに齧り付かれてしまいました。
そう、メトロイド。
今作では成長形態しか見せてこなかった、メトロイド。
ここで一番スタンダードなクラゲ型の「メトロイド」が出てきたのです!
メトロイドにエネルギーを吸われるサムス、齧り付かれている間は、一切の攻撃が出来ません!
もう、ヤケクソになってありとあらゆる手段を試してみます!
メトロイドへの対抗手段のアイスビームは撃てません!
今まで散々お世話になったミサイルも撃てません!
必殺武器のスクリューアタックも発動しません!
あとは…役立たずの ボ ム 。
他の武器がダメだったのに効くわけが無い、と思いつつ試してみると、
2〜3発食らわしたところで、メトロイドがすぽんと抜け落ちます。
ボ ム 最 高 。
しかし、ボムはメトロイドにダメージを与えることは出来ず、逃げるのに役立っただけ。
やっぱりボムはその程度。
とりあえず、抜け落ちたメトロイドにアイスビームを打ち込んで凍らせ、そしてミサイルを打ち込む。
ファミコン時代から今も変わらない、メトロイド退治のお約束です。
その調子でメトロイドを一匹二匹…七匹八匹と、食いつかれないように注意して倒します。
さて、最後の一匹は?と思った途端、恐ろしい咆哮が洞窟に響き渡ります。
194 :
メトロイドU:2007/02/06(火) 18:53:41 ID:z1Y73z8P0
そして、サムスの前に現れたのは、「クイーン・メトロイド」!
でかいです!今までのメトロイドの比じゃありません!画面上でもオメガ・メトの5〜6倍はあります!
巨大な前足で地面を叩き、凄まじい咆哮と共に、巨大なエネルギー弾を放射してきます!
それだけではなく、首を体長と同じ、もしくはそれ以上の長さに伸ばし、サムスを飲み込もうとしてきます!
この強大な敵に、サムスは恐れることなく立ち向かいます!
クイーンの外殻にはビームもミサイルもスクリューアタックも通用しません!
何か一つ攻撃手段を忘れている気がしますが、あれも通用しなかったハズです!
ならば、こちらを飲み込もうとする、大きく開いたその口。
サムスは、自分が飲み込まれる危険を冒して、クイーンの口の中にミサイルを撃ち込みます!
するとクイーンの動きが止まり、口を開けっ放しのまま硬直。
その隙を見逃さず、ありったけのミサイルを撃ち込んでゆくサムス。
動きが止まったのは一瞬で、クイーンは再び動きはじめます。しかし、ダメージを与えたのは確実。
再びクイーンが口をあけて攻撃してくる瞬間を待ち、スクリューアタックで、飛び回ります。
そしてクイーンは懲りずに、サムスを狙って、喰らいついてきます!
ミサイル!ミサイル!ミサイル!ミサイル!!!!
…ミサイル…ミサイル…ミサイル…倒れません。百発以上のミサイルを撃ち込んでいるはずなのに。
諦めずにミサイルを…!と、ミサイルを発射したつもりなのにビームが発射され、弾かれます。
え!?と思って画面の下を確認すると、ミサイルの残量が0。オワタ。
そうやってサムス(つーかプレイヤー)の注意が逸れた瞬間でした、
クイーンの大きな口に、サムスが飲み込まれたのは。
195 :
メトロイドU:2007/02/06(火) 19:02:00 ID:z1Y73z8P0
クイーンの顎で押し潰されて、丸まり状態にされ、クイーンの腹に飲み込まれ、
サムスの意識は徐々に遠のいてゆきました。
そんな時に思い出したのは、先ほど、普通のメトロイドに齧り付かれた時のこと。
せめて無駄な足掻きでも、と、サムスはありったけの最終手段を仕掛けました。
そう、今までの戦闘ではほとんど役立たずだった ボ ム です。
クイーンの最大の攻撃手段の欠点は、相手を自らの腹部のコアに近づけてしまうという可能性があったことです。
決死のボム攻撃によってコアを破壊され、クイーンの生命活動は停止し、クイーンの体は崩れ落ちてゆきました。
しかし、クイーンと共に、入ってきた方の洞窟まで崩れてしまいました。
ボロボロのサムスは、クイーンの死骸を乗り越え、奥へ進みます。
と、先ほどの「丸い物体」が目の前に現れました。
丸い物体がもぞもぞと蠢いたかと思うと、そこからポコン、と小さなメトロイドが生まれました。
サムスが銃を向けても逃げるわけでもなく、かといって襲い掛かってくるでもなく、
サムスの周りをふよふよと飛び回るばかり。
攻撃性の無いメトロイドも居る、という事を知ったサムスは攻撃を止め、
そのメトロイドに「ベビー」と名付けました。
そして(ベビーに壁を掘らせたりしながら)先へ進み、
出発地点であるスペースシップに戻ることが出来たのでした。
クリア時間によっては、エンディングの後、サムスが脱ぎます。…いや性的な意味ではなく。
と、なんとサムスがナイスバディな女性であることが判明します。
これはメトロイドのお約束のようなもので、早解きの、ちょっとしたご褒美です。
知ってる人は知っている、知らない人はがんばって見てね、という定番なのです。
以上、メトロイド2 RETURN OF SAMUSでした!
乙です。
正直、
>これ以降、ボムは何の役に立つというのでしょうか!
ここのところで思わずにやけてしまったのはミンナニハナイショダヨw
ところでミサイルが残ってないとクィーンの腹の中に入れなかったような……
197 :
メトロイドU:2007/02/06(火) 19:15:53 ID:z1Y73z8P0
なお、メトロイドUは、2Dメトロイドの中でも評価が高く(とりあえず、低いことはない)、
発売から15年を経た現在ですら、それほどストレスなくプレイすることのできる名作なので、
もし手に入るのなら、GBAなんかが手元にあるのなら、
それでプレイしてみるのも楽しいかもしれませんね。
オモシロイド
199 :
メトロイドU:2007/02/06(火) 19:23:27 ID:z1Y73z8P0
>>196 >ミサイルが〜
すっかり忘れてたのは秘密だ!
ま、ミサイルが切れても、クイーンの足元のブロックをボムで壊して、脱出することが可能で、
そのまま回復ポイントまで戻れます。
ので、ミサイルが切れたからといって、悲観しないで下さいね。
あと、クイーンはミサイルで普通に倒そうとすると、
冗談抜きでミサイルを百数十発撃ち込む必要があります。
それも口が開いた間だけしか効きません。
なので、エネルギータンクをたっぷり集めてきたぜ!
という人は、最初からダメージ覚悟で腹の中にボムをばら撒いてやってください。
これだと、数回繰り返すだけで勝てます。
ここはストーリーが知りたい人に教えるスレであって
お前のゲームレビューを発表するところじゃないんだけどな。
読ませようとする工夫は買うが調子に乗りすぎ。
普通にやればいいんだよ。
201 :
メトロイドU:2007/02/06(火) 19:26:07 ID:z1Y73z8P0
了解。
チラシの裏に書いてろってやつだな
では、今から「メトロイド(初代北米版、GBA移植品)」「メトロイドゼロミッション」の
記述をはじめます
204 :
メトロイド:2007/02/06(火) 20:55:30 ID:U5OAfobz0
メトロイド&メトロイドゼロミッション
コスモ歴2003年に樹立された各惑星の代表者から構成される「銀河連邦」。
異文化間の交流が進むとともに、その間で暴虐の限りをつくす「スペースパイレーツ」の
台頭が始まる。
この作品の主人公地球人(型?)女性、サムス・アランは、あるとき彼女らがいた惑星に攻め入ってきた
「スペースパイレーツ」により、両親を含めた全員を惨殺される。
サムス自身はたまたまそのとき滞在していた「ゼーベス星人(鳥人族)」により保護され、惑星ゼーベスに拉致監k 保護される。
だが、惑星ゼーベスの環境は地球人が生存するには劣悪で、仕方なくサムスに鳥人族の遺伝子を組み込み彼女を
遺伝子サイボーグへと改造する。
まわりが怖面だらけという情操教育に悪そうな環境の中育ったサムスだが、やがてスペースパイレーツの魔の手は
惑星ゼーベスにもやってくる。
彼らを手引きしたのは、本来ゼーベス管理を補佐するために作られたはずの、人工知能マザーブレイン。
基本頭悪い珍走集団スペースパイレーツ(でも科学技術レベルは高かったりもする)はマザーブレインという強力な
頭脳を手に入れたことにより、銀河最高の文明とも言われた鳥人族を殲滅。以後惑星ゼーベス、及びゼーベス星人の名は
スペースパイレーツを構成する主要星人のことをさすようになる。
なんとかゼーベスを脱したサムスは、培った技術を利用してスペースパイレーツを狩る、賞金稼ぎとなる。
しばらくはアダムという連邦の将校の指揮下に入ったりもしていたようである。
(続く)
205 :
メトロイド:2007/02/06(火) 20:56:44 ID:U5OAfobz0
コスモ歴20X5年、惑星SR388を滅ぼした希少生物、いわゆる空飛ぶクラゲ「メトロイド」が「スペースパイレーツ」
によって奪われるという重大事件が発生する。
他生物の「生体エネルギー」を吸い尽くし、β線の照射によりいくらでも分裂する危険生物メトロイドは、軍事利用
されれば驚異的な力を発揮する。
連邦は要塞惑星ゼーベスに総攻撃をかけるも、強力な反撃にあい攻め落とすことは出来なかった。
最後の手段として、銀河最強のバウンティハンター、「サムス・アラン」に要請をする。
彼女に与えられたのは、たった一人惑星ゼーベス奥深くへと潜入し、中枢に潜む要塞を制御する
機械生命体「マザーブレイン」を破壊するという過酷な任務であった。
記録には残らないこの「ゼロミッション」を遂行可能なのは、失われた鳥人族最後の後継者たる
サムス・アラン以外にいない!(設定によっては生き残りがいたりいなかったりするが)
(初代北米版)
マザーブレインのいる「ツーリアン」へと攻め込むため、その門の封印を守っている「クレイド」「リドリー」
の両体を倒す。
それによりつながった橋を通り抜け、巨大な一つ目の脳みそ化け物、「マザーブレイン」と対峙するサムス。
その本体を守るケースをミサイルで破壊し、ついにマザーブレインを倒し復讐を遂げるサムス。
が、要塞はマザーブレイン消滅と同時に自爆する運命にあった。
サムスはマザーブレインの背後にあった非常脱出口を抜け、無事生還し、任務を完了する。
206 :
メトロイド:2007/02/06(火) 20:57:23 ID:U5OAfobz0
(ゼロミッション)
途中のストーリーはほぼ一緒である。ただし、マザーブレインがサムスの動向を監視するなどの
イベントカットインが入る。
入手アイテムとボスだけ記す。
アイテム
・モーフボール
・ロングビーム
・ミサイル
・ボム
・未詳アイテム01(使用不能)
・パワーグリップ
・アイスビーム
・未詳アイテム02(使用不能)
・スピードブースター
・ハイジャンプ
・バリアスーツ
・ウェイブビーム
・スーパーミサイル
・未詳アイテム03(使用不能)
・スクリューアタック
敵ボス
・巨大なムカデ「ディオルム」
・巨大なイソギンチャク「ムーワ」
・迷宮に潜む巨獣「クレイド」
・巨大な甲殻芋虫「キル・ギル(幼虫)」
・巨大な冬虫夏草「カラームツーター&キル・ギル」
(ここまでクリアするとリドリー率いるスペースパイレーツがゼーベスに帰還する)
・復讐の巨大蝿「キル・ギル(成虫)」
・因縁の宿業「リドリー」
※ただしこのゲームは、隠し通路が大量に存在するため
一部ボスや一部アイテム以外全てすっ飛ばして先に進むことが可能である。
・リドリーこそスペースパイレーツの戦闘指揮官であり、かつてサムスの両親たちを皆殺しにした張本人である。
以後、リドリーは何度となくサムスの前に立ちふさがる、因縁の相手となる。
ただし、何度か死んだりメタル化しているため「リドリー」という個人ではなく「リドリー星人」であるという
説も存在する。
さて、この後マザーブレインを撃破し、自爆する要塞(ただしゼロミッションではどうもツーリアンだけが爆発した
ようである)から脱出するところまでは一緒である。
(ゼロミッションに続く)
・ゼロミッション
無事任務を終え、帰路に着くサムス・アラン。
だが、激戦を抜けた彼女に最悪の事態が訪れる。
たまたま惑星外に出撃していたスペースパイレーツの一団と鉢合わせてしまったのだ。
個人としては最強の能力を持つサムス・アランだが彼女の乗るスペースポッドは戦闘力を持たない。
完全な戦闘用戦闘機であるスペースパイレーツの機体からは逃れられず、ついに撃墜され惑星ゼーベスへと
墜落してしまう。
間一髪脱出ポッドで抜け出せたものの、戦闘直後で油断していた彼女が持ち出せたのは護身用のショックガンのみ。
このまま隠れ潜んでいても、いずれは奴らに発見されてしまう。
窮地に陥った彼女が選んだ最後の選択は、スペースパイレーツの母船に忍び込み、内部にある戦闘機を奪い惑星外への
脱出を試みることであった……。
お尻をぷりぷりさせながら逃げ惑うサムスに誘惑され、あとからあとからワラワラと湧いて出てくるゼーベス星人。
スーツを持たないサムスはゼーベス星人に触れられただけでほぼアウトである。おまけに頼りのショックガンは
わずかに数秒ゼーベス星人を硬直させるだけである。
先ほどまで自分たちを狩っていた相手を狩り返す嗜虐的な喜びか、はたまたお尻の誘惑が強かったのかしつこく
追い続けるゼーベス星人。その追っ手を振り切っているうちにサムスは、鳥人たちがのこした遺跡「チョウゾディア」へと
いつのまにか入り込んでいた。
その最奧にて、巨大な広間「大軍神の間」へとたどり着くサムス。
そこに描かれていた「大軍神」の壁画を見ているうちに彼女は、かつて鳥人の長老がこの場所へと
自分を連れてきていたことを思い出す。
突然、壁画の大軍神が光りだす。そしてなんとサムスへと襲い掛かってくる!
(続く)
からくも大軍神を撃退するサムス。その瞬間、彼女は全てを理解する。
大軍神は、ただの壁画ではなく、鳥人族の技術の粋を結集した、最大にして最高の遺産、「伝説のパワードスーツ」の
守り手だったのだ。
大軍神を撃破することで最後の試練を終えた彼女は、鳥人族に代わって宇宙の平和を守る「メトロイド」として認定され、
伝説のパワードスーツを手に入れる。通常のパワードスーツでは使用できなかった未詳アイテムも、今ココでその力が
全て解放される。
・あらゆるものを破壊し尽くす、プラズマビーム
・空を自在に駆け巡る、スペースジャンプ
・重力を制御し溶岩すらはねのける、グラビティスーツ
もはや今の彼女に恐れるものは何もない。セクハラゼーベス星人をプラズマビームで消して回りついでに
パワーボムを手に入れるサムス。
黒いゼーベスエリート兵すらものともしない彼女に追い詰められたゼーベス星人は、未完成の最終兵器、
「メカリドリー」を起動させる。
スペースパイレーツの指揮官リドリーの姿を醜悪に真似たこの最終兵器との激戦を繰り広げ、
スクラップへと変えるサムス・アラン。
が、メカリドリーに連動していたのか、はたまた絶望したゼーベス星人がスイッチを押したのか、自爆装置が
起動しカウントダウンを始める母船。
格納庫へと走り、再び現われた黒ゼーベス星人を撃破して、敵のカブトガニ型戦闘機を奪い無事に脱出する
サムス、そして消滅する悪の居城。
ついに「ゼロミッション」は完遂された。そしてそれは同時に、銀河最強の戦士「サムス・アラン」の誕生をも
意味するのであった。
※追記
・「メトロイド」とはもともと鳥人族の言葉で「最強の戦士」という意味があった……
という後付設定が公式で存在する。
・サムスが使用しているパワードスーツは全て鳥人族が彼女のためだけに作り上げたワンオフ製品。
装着時には生体レベルで融合し、他生物の生体エネルギーを不完全ながら吸収し自身のエネルギーへと変換する能力を持つ。
ただし、この「生体レベルでの融合」が、後に結果的に彼女に悪影響を与えるある事件が起きることとなる……
(メトロイドU、スーパーメトロイド、そしてメトロイドフュージョンへと続く……)
以上でメトロイド&メトロイドゼロミッションのストーリーは終わりです。
では、ロックマンゼロ4の後半部分の執筆に戻ります〜
チラ裏は言い過ぎなんでないの
俺も途中で「おっさん落ち着いて!」とは思ったが
※それこそチラ裏
・「大乱闘スマッシュブラザーズ!X」の公式サイトに行くと、
ゼロミッションスーツ姿のサムス・アランのお尻をガン見している
ソリッド・スネークの姿が拝めます。
そりゃゼーベス星人も必死になって追っかけるわ。
>>211 うーん、ゼロミッションスーツで匍匐前進するサムスの後ろを、
同じく匍匐前進で付回すスネークの姿が脳内再生された。
ってか、ゼロミッションの追加領域って、殆ど、メトロイド式メタルギアソリッドよな。
>ID:gNo7Tfi10
読みたくないならスルーしろ。
でも調子に乗りすぎは、昔の自称職人様を思い出してむぅと思うのも確か。
煽りもはっちゃけも、やり過ぎは痛いって事かね。
217 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 02:30:37 ID:xTllKV1+O
どもども。向こうのスレでスレ埋めにFF書いてた者です。
いよいよ499KBなんですが、このままほっとくのと
最後にザ・ナイトメア・オブ・ドルアーガのEXダンジョンの簡潔な説明を
書いて500達成とではどちらがよいですかね?
2chのシステムあんましらんのでどっちがいいかよく分からんのですが。
まとめでFF7が更新されてて、正直内容はGJで次も頑張れなんだけど・・・
カプの公式には〜になったようです、とかまた荒れるぞ。
気にしすぎかもしれないが7関連で公式に誰と誰がみたい(たぶん)みたいなのは警戒してしまう。
書き手がこれこれ、って風にきまったんじゃね?って個人見解ならまだしも
公式でこれこれになったようです、って決め付けにしちゃうのはちょっとなぁ。
書き手さん、もし次加筆修正するならご一考ください。
>>219 ふむ、浅慮でした。なんか当時はすごいもめたらしいので
気を配るにこした事はないですね。訂正しときます。
内容GJ、ってことでどうもです。
221 :
181:2007/02/07(水) 13:09:11 ID:KliZO/230
>>185 そういうきまりがあるわけじゃないけど、俺が編集するときは、
誰かがストーリーを書き始めてたら ●未解決分 のところから ●途中 のところに移し、
書き終えられたか最終書込みから3ヶ月経ってることに気づいたら ●途中 から消してます。
その時に ●未解決分 に戻したりはしてないからリストから消えるわけです。
で、途中で止まってる物の続きが知りたいとか、もう書かれてる物をもっと詳しく教えてっていう
レスが改めてあった時は、リストに再びのせてます。
.hackやプラネットライカやロックマンゼロ4やグランディア1や
グローランサーIVやmichiganやわくわく7あたりがそういう例
面白半分の列挙依頼じゃなくて、本当に知りたくてリクしてる人なら再度続き希望の
レスとかあるだろうから大丈夫でしょう、と楽観…
>>185を誰か答えてくんね?
途中まで書かれた後期限切れしたやつで書けるものがあったんだけど
未解決リストに載ってないんだよね
編集作業乙です。
ところで未解決リストのガデュリンですが、まだ誰か見たい人いますか?
たまたまソフトが発掘されたので、希望があればプレイしてきますが…
ガデュリン知りたいです。お願いします。
2005年8月末依頼中断になってる英雄伝説5、
つい先程クリアしたんだけれど、続きからで良ければ書こうか?
どうも遅れてすみません。パソがウイルスに侵されてましたorz
最初は長いとウザいかもとササッとまとめを書こうかと思ったんですが
まとめサイトを見てると詳しく書いているものも臨場感があっていいですね
ウイルス駆除してる間にもう一度プレイして内容しっかり把握してきました
今途中までは書いたのでとりあえずうpします
ちょっと作業は途切れ途切れになるかもしれませんが、受験生故に平にご容赦ください・・・
[PART1]
僕(主人公)はふとモニタールームで目を覚ます。
朧気に思い出す記憶、オープニングセレモニー・・・その途中に謎の侵入者
招待客が食べられていく中、さやかと二人で逃げ・・・逃げ・・・?
気を失ったんだ。最愛の人を置き去りにして・・・?
突然机のモニター上に通信が、生存者がいるらしい
モニターの向こうの彼女はリオと名乗った。
自分は人を探しているから協力して欲しい、その代わりにさやかも探してくれる・・・と。
監視カメラで周りに気を配りながら、リオに指示を送り、二人でホテル内を探索することにした
(ステーション内は緊急措置としてあっちこっち封鎖されており、オペレーターの手によって開けることが可能である)
エイリアンを倒しつつ、客室の探索をしていると隠れていたらしい男性が拍手しながら現れた
が、リオを見た瞬間に「ケッ!誰かと思えばウエイトレスかよ!」と吐き捨てた
彼は鷺谷支配人、リオの上司の様だが態度がすこぶる悪く、リオに言葉遣いを警告される
しかし職業意識はある様で、リオにゲストを助けるよう指示すると総理を捜しに出て行った
(このステーションホテルは日本の大がかりなプロジェクトで、総理大臣を始め数々の著名人が参加していた。)
探索を続けていると耳をつんざくような悲鳴
その方向へリオが駆け出すと、そこには女性(死体)と巨大なクモ型の化け物
リオは必死に応戦するが拳銃は役に立たなかった
僕は焦ったが緊急シャッターを下ろし、なんとか窮地を脱出する
その時、一人の男と出くわす。彼の名は武藤、警備員の様だ
しかしリオを見るなり「危ない!キミは隠れていろ」と言いだし話を聞かない
どうやらこの男がリオを拘置室に閉じこめたようだ(彼曰く「安全だから」)
(独りよがりで話を聞かない人間だと言動から読み取れる)
武藤から救援部隊がこちらに向かっている事を聞く。集合場所は搬入口。
・・・クソッ、あの化け物に塞がれている
武藤から研究員が隠れているらしい太陽の間(スウィート)のカギを受け取る
とりあえず手分けして生存者を捜すことにしよう
(ちなみにこのカギは音声パスワード、新郎新婦の(恥ずかしい)文章を読まされることに・・・)
太陽の間にたどり着くと研究員(アレン)は死んだフリをしていた(笑)
どうやらクモの化け物から命からがら逃げ切ったが武器が尽きたようだ
アレンの話によるとあのエイリアン(とアレンは言った)は火が苦手らしい
しかしアレンの火炎放射器は燃料切れなので別の方法を探すことにする
リオとの作戦会議でリオがぽつりと漏らす
「あれは本当にエイリアンだと思っているの・・・?」
リオは何か思い当たる節でもあるのだろうか・・・?
医務室を発見。リオがクモを倒す手段を思いつく!しかし武器の名前をど忘れしたようだ(笑)
「火炎瓶」
巨大なクモにはあまりにも頼りない武器だが無いよりはマシだ
一か八かこれで対決するしかない
「リオの作戦」
化け物を威嚇射撃して口を開かせ、火炎瓶を投げ込み、撃ち抜く・・・
近づく化け物。焦るリオ。チャンスは一度きり。
僕は一人冷静になり、その瞬間を逃さなかった
リオが火炎瓶を撃ち抜き炎に包まれる化け物・・・
231 :
ガデュリン:2007/02/08(木) 03:14:30 ID:GLEqugQz0
乙……ってちょ、受験生ですかw息抜きも程ほどにね。
前菜代わりにガデュリンのOPだけ落としときます。
当方説明書は持ってないのでネットで仕入れた情報の
書き直しですが。いやまる写しは著作権もろもろがあるので。
大昔、高度な科学力を持ったガヴァナーという種族がいた。
彼らは温和な性格で様々な星系の統治をしており、支配された
種族もそれに不満を持つ事はなかった。
彼らには彼らの種族を餌とし、争い続ける敵がいた。
敵はズールといい、銀河系の外からやってきた超能力を操る種族だった。
高度な能力を持ち、魔法という新たな技能を生み出した彼らでも
ズールに勝つことはできず、とうとう統治している生き物を捨てて
はるか彼方へと逃げ出してしまった。
後には数多の指導者を失ったコロニー(巨大宇宙船、と表記されてました)
が残され、それらは当ても無く宇宙をさ迷うことになった。
その中の一つを、自航惑星ガデュリンと言う。
それからしばらく。地球から一人の青年が移住の出来る星を探し
宇宙に飛び立ったが、一つの惑星の側に来た所で
宇宙船のコントロールを失い、その星に不時着してしまう。
彼は脱出ポッドの中から惑星が非常に特徴的な形をしているのを目撃し
この星は何者かが人工的に作ったものではないかと推測する。
無事着陸できたものの、宇宙船は壊れてしまい
青年は地球に帰る手段を失ってしまった。
だが、この星が人工のものであるならその科学力を持って
地球に帰還することができるかもしれない。
青年、リュウは故郷に帰り、そして移住可能の可能性を秘めた
この星の存在を地球の人々に伝える為に
惑星=ガデュリンを探索することを決めたのだった。
英雄伝説空の軌跡SC投下します
エステルとヨシュア二人を中心にかなりはしょって書きますので補足は後で。
ハーメルの悲劇:
ヨシュアの心が壊れた原因。当時、帝国は宣戦布告をリベールに行った際、ハーメル村の虐殺が王国軍によって起こされたという指摘をしていたが(本当は帝国軍の仕業)終戦間際に帝国は突如その指摘を撤回し即時停戦と講和を申し出た。
もちろんそれはハーメル襲撃事件について一切沈黙することを条件として。
女王はハーメル襲撃を知っていつつも、自国の民の平和のためにハーメルの人達を黙殺した。
ウロボロスの執行者は心の闇を抱えている人が多い。
ヨシュアも以前執行者だった。
序章
FCのラストでエステルの前から去ったヨシュア。
カシウスからもヨシュアを追いかけるのは無理だし、本人が望んでないからやめとけと言わたが、
エステルはヨシュアがどこかいくなんて信じられず、きっと家に戻ってるとロレントの自宅に戻るも誰もいない。
そこでやっとヨシュアがいなくなった事実を受け入れるエステル。
ロレントに戻る道中にエステルと知り合ったケビン神父は、エステルの様子がおかしいとカシウスに連絡をしていたため、駆けつけたカシウスにヨシュアを何が何でも探してみせる。
そのために力をつけたいと相談。
カシウスは決意の固いエステルの姿を見て、遊撃士協会の修行場で修行しては?と提案。
自身も今回の騒動で軍に戻らなくてはならなくなり(元々軍人ですごい偉い人だった)コレまで以上に忙しくなるため、稽古をつけてあげられない。
そうすることにするエステル。
二ヵ月後…
施設で修行しつつ日々を過ごしているエステル。
ところがある日、宿屋に敵が襲撃。教官たちが行方不明になってしまう。
残されたエステルと数名は、試行錯誤しつつ敵のアジトに向かい、敵を倒したと思ったら、
それはなんと遊撃士協会のドッキリで、エステル達の最終演習として、修行場襲撃の一連を企てたらしい。
エステル達は無事演習を終えることができました。
一方そのころヨシュアは、前作の一章で定期船行方不明事件の犯人の空賊達
(実はヨシュアと同じく、前作の黒幕に操られて事件を起こしただけだったんだけども)
を脱獄させる代わりに自分に協力する約束をとりつけ打倒!教授のために、秘密裏に行動を起こしていた…
一章
修行場から戻ってきたエステル。
王都グランセルの遊撃士協会のギルドで今後の動向を仲間達と相談。
各地で異変が起こりつつあるらしい。それは例の謎の組織(ウロボロス)が関係しているかも?ということで、
二手に分かれて、各地の遊撃士協会で仕事をしつつ、ウロボロスへつながる情報を得ることにするエステル一行。
ルーアン市に来たエステル達。そこのギルドでは市で最近噂になっている亡霊について調査をして欲しいと頼まれる。
色々聞き込みをし、怪しいとされる所へいくと、ウロボロスの一員、執行者ブルブランと遭遇。
彼は前作の謎のオーブメント(ゴスペル)を使った実験をしていたようでした。
ブルブランに用意された敵を蹴散らすも、結局本人は逃走。
ウロボロスの目的は何かわからなかったが、とりあえず亡霊騒ぎは解決。一行はさらなる情報を得るために隣のツァイスに向かいます。
二章
ツァイスに着いたとたん地震に見舞われるエステル達。
ツァイスのギルドでも数日前にも他の場所でも地震が起こっているが、発生源の近辺にいる人たちが気がつかないというきわめて局地的な地震を不思議がっていた。
今度はそれの調査に乗り出すことに。
前作でもでてきたラッセル博士に協力を依頼。博士が何かいいものを作っている間に他に地震が起きたところに調査に行く一行。
そして地震の前後にはいつも怪しい黒ずくめの男が目撃されていた、という情報を得た一行はツァイスに戻り、
博士から地脈を調べて地震を感知する装置をもらいそれを設置。
運良く次の地震が起き、震源地を特定。皆でそこに向かうとウロボロスの執行者ヴァルターと名乗る、例の黒ずくめの男がいた。
話を聞くとどうやら今回の地震騒ぎは先のブルブランの時と同じく、新型「ゴスペル」の実験をしていたらしい。奪おうとするもヴァルターにやられピンチになるが、助っ人がきて辛くも難を逃れる一行。
結局執行者もゴスペルも逃がしてしまいます。
三章
色々あったけど一応地震騒ぎを解決した一行。
協会の要請で王都グランセルに戻ることに。どうやらルーアン、ツァイスの件で軍も結社の捜索に力をいれるらしく、協力してくれるらしい。
その軍の人が来る前に、迷子の捜索を頼まれ、その迷子の子供レンと出会います。
レンを連れ協会にもどり、来ていた軍の人に今度行われる隣国との「不戦条約」締結に対して届いた脅迫状の調査を頼まれます。
さらに、レンの両親も情報がないのでそれもあわせて色々なところに聞き込みをしますが、反乱を起こすような輩がいなさそうだ、そしてレンの両親もどこにいるのかわからないという結論に達します。
そんなお仕事の話ばかりでつまらないのか、レンがどこかへ行ってしまいます。あわててレンを探すエステル。
やっと探し当てたレンはある人から手紙をあずかったとエステルに渡します。
レンの話からすると、差出人はヨシュア。
嬉々として指定された場所へ向かうエステルだったが、手紙に書いてあったところにはヨシュアはいなくケビン神父が。
どうやらケビン神父も似たような手紙をもらっていて、お互い嵌められた事を知り、すぐさまギルドに戻りますが、他の仲間達は皆睡眠薬で眠らされていました。
その場にあった手紙をみると、王族のえらいさんと娘は預かった。返して欲しかったら『お茶会』に参加しろ。
と書いてあり、エステルは救出に向かいます。
向かった先では前作のクーデター首謀者の部下が、上司を開放しようと新型ゴスペルを搭載した戦車を乗り回し、王都へ向かっているところに出くわします。
軍部の人たちが応戦するも、新型ゴスペル(つけてる機械には影響がない)の為に機械がまったく使えない状況。
しかしケビン神父が持っていたアーティファクトを使い、ゴスペルを無効化することに成功。
部下さんたちをやっつけ、王族さんを助け出すもレンはいない。レンはどこかと問い詰めると突如笑い出す部下さんたち。
どうやら自分たちはエステル達を騙してたつもりだったが、自分自身もだまされたと気がついたと。
と、それを見計らったように上空から声が。
その方をみると、そこにはレンが。どうやらレンはウロボロスの執行者であり、今回の一連の騒動を「お茶会」と称し、自分は開催者として招待者を退屈させないよう、色々と動いてたのでした。
レンの両親も本当にはいず、巨大ロボを両親とよび、エステルを気に入ったと言い残し、巨大ロボに乗ってどこかに行ってしまう。
レンと姉妹のように仲良くしていたエステルは、この事に呆然となります。
とりあえず騒ぎを収め、ギルドに戻った一行は、ウロボロスが手に入れようとしている「輝く環」の調査が目的だというケビン神父を仲間にし、ボース地方に空賊が現れたということでボース地方へ行くことに。
出発の前に仲良しの新聞記者さんにある一枚の写真を手渡されます。
そこには空賊の船とヨシュアが写っていたのでした…
四章
エステル達はボースに向かっていたが、すごい濃霧のためロレントで足止めをくってしまう。
ロレントのギルドで霧についての調査を頼まれあちこち調査していたら、昏睡状態に陥る人たちまで出てきてしまう。
関係者に会って話を聞くと、鈴の音が聞こえたというのと、黒衣の女性が目撃されていて、
しかも、ミストヴァルトというところで鈴の音を聞いたという人が現れたため、一行はミストヴァルトへ。
最深部へ向かうと、大樹の幹に「ゴスペル」が取り付けられていて、敵が襲ってきます。
それを撃破すると突然エステル一人になります。進んでいくとそこは自分の家。
庭にはカシウス、そして家の中からは死んだはずの母親が出てきます。自身も子供の姿に戻り、幸せな日々をすごしますが、過去は過去。
ヨシュアの事を思い出し、母親に別れを告げエステルは現実に戻ってきます。
そこにいたのは執行者ルシオラ。今回の事件もゴスペルの実験だったらしく、用のすんだルシオラはさっさと帰ってしまいました。
霧も晴れ、昏睡状態の人たちも無事目覚め、とりあえずは一件落着。ギルドに報告し、ボースに向かうエステル一行でした。
五章
ボースに着いたエステル一行。ギルドで仕事をしていたら、突然竜が街を襲ってきます。
どうも竜は操られてるっぽい。
その背にはゴスペルを手にした執行者レオンハルト。
彼らはそのまま遠くへ去っていきます。
一人竜を追っていったとあるキャラはレオンハルトにコテンパンにされ、
まぁ色々あって武士の情けといわんばかりにレオンハルトは去っていきます。が、竜は相変わらず暴走中。
軍も協力し、竜を捕獲しようとしますが、額に埋め込まれたゴスペルのせいで逃げられてしまいます。
どうしたら…と思っているところへ、ラッセル博士よりゴスペルのフレームを破壊するユニットが送られてきます。
エステル一行は仲間達(おもにレオンハルトにコテンパンにされたキャラ)の力を合わせゴスペルを破壊。
竜は正気に戻ります。竜は操られてたとはいえ悪いことをしたと謝罪し、保障としてかなりのお宝をボース市の為に、とくれます。
そして、竜を操っていたと思われるレオンハルトでしたが、竜の話によると、ゴスペルを埋め込んだのは「教授(前回の黒幕で、今回の黒幕)」でレオンハルトは実験を行っていただけで、被害を最小限に食いとめようとしていた様子。
そして竜とカシウスはなんだか知り合いっぽい?
まぁとりあえず一件落着。
六章
とりあえず国内一周したエステル一行。
しばらくは軍の警備がいるし、遊撃士の先輩からはウロボロスの拠点について情報を得るには時間がかかるということで、
湖のほとりでしばし休憩をとることに。
休暇を満喫しているところへ、遊撃士の先輩が傷だらけになって転がり込んできます。
例の「教授」に記憶を操作されてる様子でしたが、ケビン神父が思い出させます。
それによると拠点が見つかり乗り込んだはいいものの、敵の攻撃にあい、逃げ出してこれたのは自分だけという話を聞きます。
他の人たちを助けるためにエステル一行は拠点に進入。
皆を助けますが、突然現れた「教授」やレンたちにより、部屋に閉じ込められ催眠ガスを浴び、エステルだけ連れ去られてしまいます。
着いたところはウロボロスの戦艦グロリアス。レンにうながされるまま教授に会い、ウロボロスに入らないか?
と勧誘されます。さしもの教授もヨシュアがどこにいるかわからないが、エステルが入れば戻ってくるだろう。と。
嫌だと即答できなかったエステル。しばらく考えるということで軟禁されます。
そこへ現れたレオンハルト。彼はエステルにウロボロスはエステルには合わないといいます
そして彼はヨシュアと知り合いで、エステルにヨシュアが壊れてしまったきっかけを話してくれます。
それはハーメルの悲劇の時に目の前で姉が自分をかばい殺されてしまったからだということでした。しかもその姉はレオンハルトといい仲だったらしい。
レオンハルトの話を聞いて、勧誘を断ることにしたエステルは脱出を決意。
が、追い詰められてあわや!というところでヨシュア登場。彼はグロリアスを沈める為に潜入していた所へ、
エステルの脱出騒動に出くわしたようです。空賊も手伝って、二人は逃げます。
追っ手も振り切りとりあえず着陸。
これでお別れだ、また会えて嬉かったけど、僕達は一緒にいるべきではない、というヨシュアに
エステルはヨシュアは壊れてなんかいない、ただの怖がりで、自分に嘘をついているだけだ。
お互いがお互いを守りながら一緒に歩いていこう。
ウロボロスが何をしようと自分は絶対に死んだりしないから、怖がる必要はないんだよ。
となぐさめます、そしてそんなエステルの気持ちに感化されたヨシュアも共に戦ってくれることを約束するのでした。
七章
ヨシュアの合流に喜ぶほかの仲間達。
が、執行者たちが四輪の塔と呼ばれる塔の屋上で何かを行っているという情報が。
止めないと!ということで塔へ。
各個撃破。レンにはウロボロスを抜けるようにとエステルは説得しますが、
彼女のウロボロス入りのいきさつ(親に売られた)ことを聞き、言葉を失います。
執行者はそれぞれ帰っていきますが、結局目的はわからずじまい。
何してたんだろ?と思っているところへラッセル博士から情報が。
四輪の塔は異次元にあるという「輝く環」を封印するための施設で、執行者たちが行っていたのはその封印をとくためだったということらしい。
そして封印がとかれ現れる「輝く環」その影響でリベール中の動力が停止してしまいます。
八章
動力が停止し、混乱する国中の人々。
しかしこの状態をみこしていたカシウスとラッセル博士により動力停止現象を解除できる装置を博士は用意していて、
情報命!ということでそれを各地のギルドに設置する一行。
それも終わり王都にもどると今度は王宮が執行者たちの襲撃にあっていた。
前作でとっつかまった軍部のおえらいさんや、三章での反乱を企てていた部下さんたちも心を入れ替えたらしく、
一致団結で執行者を撃退。
そしたこんどは「不戦条約」を結んだはずの帝国軍が戦車を率いて国境にきているらしいです。
いそいで現地まで移動。そこで帝国軍と話すが、
動力を止めてしまう「輝く環」をリベール王国の兵器とみなす帝国。
それは誤解だ、ウロボロスの陰謀だとエステルたちは説得しますが、
仮にそれが本当だとしても、あれを止める手立てがあるのか?あるならそれを提示すれば猶予をあげよう。
と話をしていたら上空に王国最新鋭の飛空艇「アルセイユ(動力停止現象解除装置つき)」登場。
それに納得した帝国軍は一旦撤退。
一行は「輝く環」へ乗り込むことに
終章
空母グロリアスの追撃を振り切り、浮遊都市へと近付くが、
レオンハルトの追撃を受け、アルセイユは浮遊都市へと墜落。そこを拠点に散策。
中枢に向かうと執行者がご丁寧に待ち構えていて、各個撃破。そのときのメンバーによりますが、
大抵皆逃げます。特に教授に従わなければならないわけではないようです。
レンもエステルに愛情をもった叱りをうけ、何か思うところがあったようです。
その先ではレオンハルトが待ち構えていて、ヨシュアとレオンハルトの一騎打ちでヨシュアが勝ち、
ヨシュアの出した答えに満足したレオンハルトは、結社を抜ける約束をしてくれます。
そこへ現れた教授。彼はレオンハルトを一撃で倒し、ヨシュアに再び暗示をかけ、
ヨシュアと二人では最奥区画まで去ってしまいます。
追いかけるエステル一行。最奥で待ち構えていた教授は今回の目的を語ります。
この「輝く環」によって人を正しい進化に導いてみせると。
熱く語る教授に、おおきなお世話だと一蹴するエステル。人はそんなに無力じゃない!
ならばその身をもっておのれの言葉を証明しろと、教授は魔眼によって他の仲間の動きを封じ、
ヨシュアに命令してエステルを無力化させます。
そしてヨシュアにエステルを殺させ、そして暗示をといたらどういう反応をするのか楽しみだねと、
ヨシュアにエステルを殺させようとします。
死なないって約束を守れなくてごめんね。でもヨシュアは負けないって信じてるからね。と、エステルが死を覚悟した瞬間。ヨシュアの暗示が解けます。ヨシュアは賭けに出ていたのでした。
教授はきっとこういうことをする。そしてもしそういうことをさせようとしたときに
暗示がとけるような自己暗示をずっとケビン神父から受けていたのでした。
予想外の出来事に怒り心頭な教授。環と融合しだし、手をつけられそうなくなるも
そこに現れたレオンハルトの決死の特攻によるとっかかりから撃破する一行。
結局教授は逃げていきます。そしてレオンハルトはエステルにヨシュアを頼むと言い残し死んでしまいます。
そして崩壊する「輝く環」一行は脱出をはかります。
一方逃げた教授はこんな事態は予想だにしていなかったようで、自分自身も「盟主」とやらの手のひらの上で踊らされた事を知ります。
帰ったら問いたださなければ…とつぶやいたところへケビン神父登場。
ケビン神父の本当の目的は、破戒僧であった教授の始末だったのです。
禁断の呪具で塩になる教授。
逃げるエステル達
途中の通路がゆれでもろくなり、エステルとヨシュアが取り残されてしまいます。
他にも通路があったから。ということで二手に分かれて脱出することになるが、二人が向かった先の道は崩れ落ちてしまいます。
しかも戻ろうとしたら来た道まで崩れおち、完全に道は断たれてしまいます。
もはや打つ手がないため、お互い死を覚悟して最後に…ということで二人はキスをし、キスをした瞬間足場がくずれ落ちていく二人、崩壊する「輝く環」
他のメンバーはアルセイユまで無事に戻ったが、二人が間に合わなかったことを知り、悲しみます。
と、そこへアルセイユから飛んでいく一匹の隼。
それを追っていく先には竜が。その背にはカシウスとエステルとヨシュアがいました。
カシウスは王国の動力が戻ったために他の将軍に軍をまかせ、竜に乗せてもらい、きてたみたいです。
竜の背で二人をねぎらうカシウス。竜によると、また同じようなことが起きるので心しておけと。
しかしカシウスいわく、別の地で他のものがその運命を受け入れる事になるだろう…と(次への複線?)
エピローグ
ヨシュアの姉の墓参りに来た二人
墓前にレオンハルトの剣を納め和気藹々とする二人。
ヨシュアはウロボロス時代の償いの為に、大陸各地をまわるのは僕の役目だし、本当にそれについてきていいの?君を巻き込んでいいのかまだ迷っていると、エステルに言いますが、
エステルはウロボロスの事もあるし、レンがどうしたか気になるし、カシウス以上に強くなりたいし…
そもそもヨシュアと一緒にいるのに理由なんて必要?と一蹴します。
そして…
「――行こう、エステル。
道がどこに通じているのか今はまだわからないけど……
きっとその先に、何か見えてくると思うから」
「うん……!
あたしたちのペースで一歩一歩、歩いて行こうね!」
おわり。
補足。
レン以外の執行者とPTメンバーで因縁がある人がいますが割愛します。
あと、帝国の内部にもウロボロスに通じている人がいるらしくそれも次回の複線??という状況になってます。
ケビン神父の事とか、次回作につながる複線たくさんありすぎます
簡単なまとめ
いなくなったヨシュアを探すため、自分の故郷を守るためにウロボロスの計画を止めようとするエステル。
後手後手に回り、結局「輝く環」の出現を止められなかったが
旅の途中で感動的な再会を果たしたヨシュアと他の仲間達の力も借り、最終的に「教授」の野望を阻止する事に成功。
だが、「教授」の失敗もウロボロスの「盟主」の中では想定の範囲内だったらしく、根本的な事は解決してないような複線はりまくりで次回作へ続く?
けどまぁエステルとヨシュアは再会したし、ヨシュアも考えを改め、二人で共に歩いていけそうだからよかったのかな?
とりあえずめでたしめでたし。
あぁあとヨシュアはかなり人殺したり今回では空賊関係で色々やらかしてたわけだけども
女王は超法規的処置に、ヨシュアの持ってきた情報によりお咎めなしということに。
本人は罪を償う覚悟はあるけれども、女王様的には「ハーメル襲撃事件」を思えば比べることも出来ないということです。
>>231 懐かしい・・・
SFC発売当時ソフト不足でRPGに飢えてたので買ったよ
なぜかズールの最終形態にダメージ与えられず諦めたヘタレです・・・
のちに友達に借りてガヴァナー神見れたけど
続き楽しみにしてるぜ
242 :
ガデュリン:2007/02/09(金) 07:07:12 ID:Odaw2FRL0
話がちょっと進んだので本編いきます。
ストーリー唐突なのでうまくまとめ上げれるかどうか不安ですが。
脱出ポッドの外に出たリュウ。そこは深い森の中だった。
ポッドから装備や道具を取り出して道なりに歩くと間もなく
古びた建物を見つけた。ヘルメットに備え付けの翻訳機能に頼りに
そこにいた人達に話を聞くと、どうやらここは「すいぐうのはいきょ」と
呼ばれる場所らしい。廃墟の割には人が多いが…。
最近は魔物が増え、なかでも巨大な蜘蛛の化け物が地下の連絡路に
巣食っており、ここから別の場所へ移動するにはどうしても
その化け物を倒さなければいけないといわれて仕方なく移動がてら
退治をすることに。途中で書物を見つけるが、リュウには
読むことができなかった。すれ違った考古学者に尋ねると、書物は
エウラドーナという種族の言葉で書かれていて、彼らでないと
本を読むことはできないだろうとのことだった。
なんとか魔物を退け、廃墟を越えてしばらくいくと綺麗な泉に出た。
泉の中心部に歩み寄っていくと、背中に御伽噺の妖精のような
羽を生やした少女が水浴びをしているのが見える。彼女はこちらに気が付くと
辛うじて胸は隠しているものの臆すことなく裸のままでこちらに話しかけ……
あれ?これなんてエロゲ?
内蔵された翻訳機でも彼女の言葉は分からず、困っていると
少女に指輪を差し出された。促されるままにつけると少女の言葉が
理解できるようになる。彼女はこの指輪を使うとどんな相手とも
会話が通じるようになるのだと語った。
改めて自己紹介をする。少女はファナと名乗った。
相変わらず裸のままの彼女はリュウの持つ本を見て、自分に貸してくれと
言うので渡してやる。すると、ファナはすらすらと本を朗読しだした。
どうやら彼女の種族こそがエウラドーナであったらしい。
本には遥か昔、ガヴァナーという神々が宇宙からやってきて世界を
支配していたこと、いずれ訪れる旅人のためにこの星に
星を渡る船(おそらく宇宙船)を用意したこと、旅人はガヴァナーに
会うための資格を得るためにこの惑星を渡り歩かなくては
いけないことなどが書かれていた。ファナは本に書かれている旅人とは
リュウのことではないかと話す。彼女はリュウに興味を引かれたのか、唐突に
彼の旅についてくると言い出した。否応なしに旅の道連れになったファナと共に
リュウは帰る方法を探す旅を続けるのだった。
243 :
ガデュリン:2007/02/09(金) 07:07:45 ID:Odaw2FRL0
道なりに移動していくと、間の悪いことに戦争の現場に出くわしてしまう。
周囲の民間人の話を聞くに、マイヨールの軍勢とバヴァリスという種族が戦って
いるらしい。なるべく係わり合いにならないようひっそり通り抜けようと
したが……案の定、バヴァリスの兵に見咎められ、捕まってしまう。
身包み剥がされ押し込められた部屋からなんとか脱出すると
どういうわけか武具一式が納められた箱があったのでありがたく拝借し
こっそり……ではなく白昼堂々二階からロープをつかって脱出。
しかしなぜか見回りの兵は自分達を捕まえようとはしないのだった。
出城の中を探り、奪われた道具を探す二人。なんとか見つけはしたものの
銃器や宇宙服といった便利な道具はすでに壊されていて、使いようが
なかった。仕方なく諦めて陣地から抜け出そうとしていると
一人の男に出会う。彼はカロン、マイヨールの軍師なのだとか。
彼は何故か見ず知らずの二人にマイヨールの陣地に出入りできる
通行手形を譲ってくれた。理由は不明だがどうも保護してもらえるようなので
教わったとおりに拠点へ向けてバヴァリス陣地から立ち去った。
マイヨール陣地に着き見張りに手形を見せると快く中に入れてもらえた。
そこでカロンと再会し、話をする。どうやら戦力不足なので
二人に手伝ってほしいみたいだ。助けてもらった恩もあるので了承すると
助っ人としてルードという魔術師が協力してくれることに。
カロンは会話の際、丁寧に事の発端も説明してくれた。
この戦争はバヴァリス達がガヴァナーを祭る神殿を不法占拠したことが
発端らしい。リュウが敵地で小耳に挟んだ話によると、今回の戦は
一人の神官が神のお告げと称してバヴァリス達を先導しているのだとか。
なにやらきな臭い雰囲気だが……。
244 :
ガデュリン:2007/02/09(金) 07:09:55 ID:Odaw2FRL0
頼まれたとおりに神殿へ向かうと、建物の前で突如一人のバヴァリスの
戦士が現れ、あっという間にファナを連れ去ってしまった。
彼女を探しつつ神殿内部を探索しているとさ迷える魂たちと出会う。
幽霊になって嘆いてはいるがおなかがへらないのと太らないのは嬉しいと
妙にポジティブな幽霊や、死後の世界でガヴァナー神と会えると
期待していたのに会えなかったと漏らす者など、色々な者と話を聞く。
その他にもガヴァナーの敵であるズールは死後の世界にもいるとか
ガヴァナーはすでに死んでいるとか様々な話を聞けるが
この星の歴史を知らないリュウには彼らの話の持つ意味は分からなかった。
逃げ延びていた神官曰く、今回の事件はズールの手先ゼゼシスが
ガヴァナーの名を騙り起こしたものとのことだった。
非常に不親切で分かりにくい説明の後とっとととんずらする神官にほのかな
殺意を抱きつつファナ探索を再開すると、噂のゼゼシスに出くわしてしまう。
リュウがガデュリンの人間ではないことを一目で見抜き、魔物を呼びつけ
襲い掛かってくるのだが……。
敵Aは そっこうで にげだした! 敵Bは そっこうで にげだした!
……お前はいったい何がしたいのかと小一時間ry
今度はまともな魔物を呼び出して来たのでこれを退けると
ゼゼシスは一目散に逃げ出してしまった。改めてファナ探しを続ける。
地下へ潜っていくと先ほどファナをさらった男、ドランが現れた。
だが彼は軍人として仕方なく上官の命令を聞いただけで
そもそも今回の争いの件には非常に消極的のようだ。
ファナはガヴァナーの生け贄としてこの先に閉じ込められているらしい。
リュウ達は慌てて奥の部屋に足を進めた。
245 :
ガデュリン:2007/02/09(金) 07:11:28 ID:Odaw2FRL0
神殿の奥にいたのは、人でも神でもなく機械だった。
機械――ゼグマは自らをガヴァナー神であると言い、リュウ達を襲う。
どうにかゼグマを倒し、彼(?)にお前は機械だよと教えるリュウ。
そこでようやくゼグマは己の本来の姿を思い出すが、壊れかけた彼はもう
機能停止寸前だった。僅かに残ったメモリから、ゼグマはリュウに
「星の世界に帰りたければ、コルダーンへ行け」と言い残し動きを止める。
壊れたゼグマの奥にはファナがいた。助けに来たリュウに駆け寄り
怖かったと震えるファナ。そんな彼女をリュウは優しく抱きとめて
キスを……あれ?いつのまにギャルゲーにすりかわったんだろう?
ガデュリンにはキスの文化が無いらしく、「今のは何?」と
無邪気に聞き返すファナ。リュウは「相手を愛しいと思う気持ちを伝える
素晴らしい方法なんだよ」と説明を――書いててむず痒くなってきたよママン
それを聞いたファナはそれならと今度は自分からリュウにキスをする。
――昔のゲームはサービス精神豊富だったんですね。なにこのラブコメ。
ひと段落して部屋を見回すと、巨大な扉が目に付く。聞きかじった話を
総合するに、これは時の扉という名前で、空間と空間をつなげる
ワープゲートのようなものであるということだった。
扉を調べようとするとまたもドランが現れる。彼は軍人故に自由にはなれないが
いつかこの争いが終わった暁にはお前達と……と言い残し去っていった。
どう見ても仲間になるフラグです。本当にry
今度こそ扉を調べると、随分と高度な科学力を持って作られただろうことが
分かる。今のところ、コルダーンへの手がかりはこの扉しかなさそうだ。
覚悟を決めたリュウは扉を起動させ、仲間達と一緒に中へと飛び込む。
地球を目指すリュウの旅はまだまだ始まったばかりだ。
246 :
ガデュリン:2007/02/09(金) 07:13:42 ID:Odaw2FRL0
あ、コメント入れ忘れた。とりあえずここまでです。
恋愛モノにあまに耐性がなかったのでちょっといらんことまで
書いてしまいましたが。プレイが進み次第また書き込みに来ます。
乙です!
か行から「機神咆哮デモンベイン」へのリンクを何回も削除してる人
一応このスレで削除するべきか話しあってからにして
というか、元エロゲだの、ほぼエロゲだのは他にもたくさんあるし、
デモンベインだけ消しても詮無い事のように思えるんだが。
ただのアンチ?
世界樹の迷宮をお願いします。
>>249 ストーリー(細かく)書かれると売上減って営業妨害になるからよくないって人が
別の類似スレにいたし、アンチとは限らんのじゃ
アンチ認定されたくなきゃ反論してみろってこったな
消してる本人がそう思われてもいいと思うなら反論しなかろう
アンチと言うより信者じゃないかな。
アンチだったらこのスレで文句言ってると思う。
作品を好きな人の前で罵倒するのがアンチだろう。
脳内ストーリーと書かれているストーリーの違いが気にくわない信者が荒らしてんじゃない?
あ〜悪い悪い、無断でデモンベイン消しているのは俺だわ。
いや最初は見逃しておくつもりだったけどさ、調べるとエロゲーwikiや
ギャルゲーwikiもあったしさ、デモンベインだけこのwikiに載っているのはおかしいかな〜と思って、
機神咆哮ならギャルゲーwikiの方に書いてこればいいと思って消し続けていた。
まぁこのスレに無断で消していたのは正直スマンかった
見逃しておくとはまた大上段からの発言だな
>>255 殆どがまともなゲームのストーリーが紹介されているのに
その中で一つだけギャルゲーのストーリーがあるのに、今まで放置されていることの方が不思議だわ
RPG板にあるとはいえWikiには他ジャンルのも掲載されてるんだから
別に元エロゲーでもギャルゲーでもなんでもええやん
「ギャルゲーのストーリー≠まともなゲームのストーリー」って観点で消してるんなら、そっちの方が余程問題だわ
デモンベインがありなら他のギャルゲーだってなんだってありってことになるだろ
もしくはデモンベインがありで他のギャルゲーがダメってのもおかしいだろ、
どちらにせよ俺が変えていることは伝えたから、あとはお前らが勝手に決めてくれ。
まぁどちらにせよ俺は消し続けるけど
基本的にこのスレのもWikiのも誰かがリクしてそれを見た誰かが書いてくれたものなんだから、
需要があって供給されたものを関係ない第3者が消すのはどう考えてもおかしいだろ、常識的に考えて……。
書いてくれた人に悪いとは思わんのか?
別に板違いだから消すってのも分からんでもないが、
>あとはお前らが勝手に決めてくれ。
>まぁどちらにせよ俺は消し続けるけど
決めてもお前が勝手に消すなら意味ないじゃないか。
せめて決定には従え。
>>258 >デモンベインがありなら他のギャルゲーだってなんだってありってことになるだろ
その通り、「ギャルゲーだってなんだってあり」がこのスレのポリシー
実際にRPG以外のジャンルもここで扱われているのだから
ギャルゲーのストーリーが入ってても何の問題もない
こういう、管理人でもないのに自分のポリシーを押し付けるような奴は
さっさとアク禁にしてくれれば助かるよ
管理人さんが今もここ見てるなら、お手数ですがおながいします
>>258日本語でおK
判断は人任せなのに消し続けるとはこれいかに
読んでみたけど別に問題ないんじゃない?
デモンベインがダメなら他にも
消さなきゃならんのが沢山あると思うが。
つーか、見なk(ry
ID:/kbNKxWs0
>どちらにせよ俺が変えていることは伝えたから、あとはお前らが勝手に決めてくれ。
>まぁどちらにせよ俺は消し続けるけど
意地になってんじゃねーよカス
お前が消えろ
要するに「俺はどう思われようが構わない。俺は俺の好きなようにやる」
と言っているんだろ。
まあwikiが一人のものならそれもいいが、wikiはたくさんの人が寄せてくれた
文章で出来上がってる。管理でも、wikiを一人で運営してるわけでもない
ID:/kbNKxWs0は一人で物を決める立場じゃない。
自分勝手な奴は、wikiなんて企画には参加しない事だ。
自分でサイト作って、一人でやりな。
そういやジェネレーションオブカオス4やったんだけど、
1みたいにそれぞれの真エンド書かないといかんのか?
1と比べるとまだ国数が少ないから楽かもしれんが、全部となると難しいものがあるが…
ID:/kbNKxWs0が勘違いしてるところが二つ。
>その中で一つだけギャルゲーのストーリーがあるのに
一つだけじゃないし。ギャルゲーや半ギャルゲーは他にも乗ってる。
>他のギャルゲーがダメってのもおかしいだろ
このスレでギャルゲーは禁止というルールが出来たことは今までにない。
このぐらい↓のスタンスだった
>623 名無しさん@お腹いっぱい。 2005/08/23(火) 01:22:26 ID:JkvzcKNy
>アカイイトの詳細を書き込もうと思ったのですが、
>ギャルゲー板に書いたほうがよろしいのでしょうか?
>
>624 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2005/08/23(火) 01:33:29 ID:QrFkAUSO
>そりゃ、そうですよね。
>そんなこと、確認しないとわからないのですか?
>
>625 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2005/08/23(火) 01:34:25 ID:drsTjlql
>よっぽど未成年が見て困るような内容でもない限り、どっちでもいいかと思います。
>お好きな方でどうぞ。
>
>635 名無しさん@お腹いっぱい。 sage 2005/08/23(火) 19:33:51 ID:lUpUCbf1
>>623 >ギャルゲ板のスレッドは寂れているから活性化させる意味でも、ギャルゲ板のほうでお願いします。
あんまり長々とやってもね。
とりあえず「消す必要はない」が多数の意見なので、
ID:/kbNKxWs0は無断で消すな でOK?
>>267 それでOK。
>>265 読み手としてはもちろん全部網羅してもらった方が嬉しいのは確かだけど
どこまでやるかは書き手さんの自由だと思うよ
とりあえず王道っぽいエンドだけ書いて、残りは他の人に任せるのもあり
>>268 ありがとう。
とりあえず、メインだけ書いてみる。
誰か「かまいたちの夜×3」の続きを知りませんか?
wikiの管理者権限持つ奴が対策を取れ
>>270 今ピンクシナリオを書いてる最中です。おそらく今晩辺り投下できるかと。
エピローグは諸事情で後回しに。
って、あれ?
>>259の人とID一緒。
偶然かぶったのか、兄弟が先にこのPCでこのスレ見てたのか……。
>>272ありがとうございます最近の楽しみだったので。(怖がりでできない為)
後、ペルソナ2の誤字等(摩耶→舞耶など)をずっと前に直していた事を
言い忘れていました。スマン
リクエストで九龍妖魔学園紀再装填のエピローグとバイオ0をみたいのですが
[ドラッケン]誰か教えて…クリア出来なかった唯一のゲームなんだ。
276 :
265:2007/02/10(土) 13:00:37 ID:vUFiQSZS0
ところで、メインのものは分岐があって、両方書こうと思ってるんだが、
片方一気に書いてからもう片方を書いたほうがいいと思う?
それとも章の数は一緒だから交互に書いたほうがいいと思う?
先に出来てる分だけ投下しておきます。
前回も書いたように、金の栞後にエピローグに追加があるので後に回し、ピンクの栞シナリオにいきます。
1度もバッドエンドに引っ掛からずにいけるシナリオですが、あえて全部引っかかってみます。
ちなみに本編では3バカとは呼ばれていませんが、ピンクシナリオのこいつらは3バカに相応しいので。
(エピローグ・スタッフロール後、ピンクの栞出現。エフェクトは2のと一緒)
(主人公選択画面、透のがピンクの背景に)
東京のとある喫茶店にて美樹本と待ち合わせをしていた香山は美樹本に問う。「霊の写真」を見せてくれと。
美樹本のアシスタントになった可奈子が持ってきた写真には、三日月館を背景に霊がうようよと写っていた。
しかも全員女である。おまけにシルエットじゃなくてイラストである。シルエット同様青いけど。
撮影や現像の失敗では断じてない、本物の霊の写真である。
やっぱり夏美の言うとおりだった、と香山。美樹本と可奈子しか知らないはずのこの写真のことを知っていた
のは、年が明けてからずっと夏美が夢で訴えてくるからだという。
岸猿伊右衛門はかなりの色狂いで、あの館の中に自分だけの色町をつくるのが夢だったらしい。
その夢は実現せずに亡くなったが、夢を捨て切れなかった伊右衛門は亡くなる間際に館に呪いをかけたのだ。
その呪いは自ら死霊として館に留まりつづけ、美女の魂を館に集めるというとんでもないもの。
そのためあそこで死んだ夏美は成仏できず、あの館に囚われたままになっている。
館に囚われた魂はやがて伊右衛門の従順な奴隷になってしまう。香山はそうなる前に夏美を助けたいのだ。
館の地下には伊右衛門の墓があり、呪いの元凶である伊右衛門のしゃれこうべを壊せば呪いは解ける。
墓までの道は迷路になっていて、伊右衛門の傀儡となった女の霊たちが侵入者の煩悩を利用して誘惑し、
殺してしまう。その誘惑を振り切れるのは美樹本しかいない、と香山。
香山には煩悩は捨てられないし、体力的にも頼りにならない。美樹本なら体力もあるし、それに……。
「香山さん、もしかして……」
美樹本の言葉に香山は大きく頷く。なんもかんも知ってるで、と。
香山は報酬としてお好み焼きチェーン『浪速のど根性焼き』のプレミアムチケットを取り出した。
しかし可奈子がそれを止めた。駄目といったら駄目だと、美樹本を連れて店を出て行ってしまう。
ちゃっかりプレミアムチケットは奪っていった可奈子に、香山はいい嫁になるなと思った。
美樹本が駄目なら他を当たるしかないが正攻法では断られるだろう。香山は作戦を変更することにした。
場面は俊夫側に移り、本編同様シリアスな空気が続く。
しかし、かかってきた電話の向こうの透の様子は本編とは違いやけに鼻息が荒かった。
香山から電話があり、三日月館に女の子がたくさんいる男だけのパラダイスを作ったから、プレオープンとして
透と俊夫を招待したいから俊夫も誘ってくれと頼まれたらしい。
俊夫の中で三日月島のイメージが変わってゆく。
青い海、さんさんと降り注ぐ太陽、白い砂浜にあふれる女の子、その中で男の幸せを噛み締める俊夫……。
透は下手な嘘をつきつつ自分は行くと言っている。もちろんみどりさんには内緒にするから――
みどり? そうだ、俺にはみどりが……。
正気に戻りかけた俊夫に対し、透は香山がいろんなサービスを用意しているだのなんだのと誘惑の台詞を
投げかける。揺れる俊夫。でもみどりが……。
ふと、視界に結婚指輪が入った俊夫は、目を覚ましその誘惑を振り切った。みどりを裏切ることは出来ない。
その気持ちを察してくれた透が電話を切る。これでいい。これでいいんだ。これでいいはずなんだ。
しかし、俊夫の頭の中では、ある二文字がぐるぐると回っていた。
……そう、『後悔』という二文字が。
(スポットライトの下で携帯を前に頭を抱えて蹲る俊夫の図。目、覚めてねえ)
透が到着した三日月館は、ピンク色の濃い霧が立ち込めていた。
初めて見たときは有害物質でも燃やしているのかと勘違いするほどだ。
香山は野暮用があって遅れるから、先に行っておいてくれと言っていた。迎えがいるから心配はいらんと。
霧の中に見えた人影に、あれが迎えかなと思いながら近づくと、それは美樹本だった。
透が1人でここに来ると香山に聞いて、心配になって慌ててクルーザーを飛ばしてきたらしい。
と、そこに汗だくになりながら走ってくる男の姿。……俊夫だった。
君は来ないんじゃなかったのか、と何となく美樹本が不服そうに言う。
俊夫曰く、ちょっと予定がキャンセルになって暇をもてあましたから供養がてらに来た。
別に変な期待をしてるわけじゃない。全然違う。誤解してもらっちゃ困る。
完全に期待しているのが見え見えだ。
俊夫は美樹本に可奈子がいるのにあんたことこんなところに来ていいのかと聞く。しかし美樹本は否定した。
自分にそんな気はない。マネージャーのつもりで雇ったのに最近では私生活まで意見されて参っている。
今回も最初はうるさいくらい行くなと言われたが急に何も言わなくなった。多分気持ちをわかってくれたんだ。
だから、誤解しないでくれよ……と、美樹本は透に向かって言った。
そんな微妙に噛みあわない3バカを出迎えたのは夏美だった。
え? 夏美さん!?
「……ひええっ! ど、どうか安らかに成仏してください!」
透は地面にふれ伏して手を合わせた。俊夫も隣で腰を抜かしている。
……あんたら、本編のかっこよさはどこに置いてきた。
その成仏をするためにあんたらが呼ばれたんやないの、と夏美。
香山に聞いてはいたけどさすがに本人を目の前にすると驚く、と美樹本。
もしかして夏美のそっくりさんか、と透。
「そんなわけないやろ」
違うらしい。
よく見ると夏美の洋服が透けている。しかも身体まで透けていた。本物のオバケだ!
って、シルエットじゃわかりません。
「そうか、分かった。あんたら、セイちゃんから何も聞いてないんやな」
と、ここでネタばらし。実はここ、男のパラダイスではなくではなくお化け屋敷なのである。
それにしてもこの透、がっかりである。
女の子なんて最初から嘘だったのか……と透が呟くと、夏美は女の子ばっかりだと告げる。
しかも全員べっぴんさん。……幽霊だけど。
幽霊だろうがなんだろうが女の子にはちがいない。こうなったらちょっとでも元を取って帰ろう。
俊夫は後悔したくないと、美樹本は危ない目に遭うかもしれないのに放っておけないと、館に入ることを決心。
かくして3バカは館に突入することになった。
どんな誘惑があっても自分の煩悩と下半身に従ったらいけない、と忠告すると、夏美は3バカの背中を押す。
3バカは夏美が開けた扉の先の漆黒の闇の中に勢いよく吸い込まれていった。
−煩悩迷宮 地下1階−
落ちた先はレトロ感漂う3D迷路のダンジョンだった。懐かしい不思議のペンション編のBGMが流れる。
「透くん、武器と防具は装備してるか? 持っていても装備しないと効果がないからな」
「装備するも何もそんなもの持ってませんよ」
「“持たずに入る”派か……男らしいな」
そんな会話をしながら通路を進むと、竹薮に出た。なんでダンジョンの中に竹薮が?
と、竹薮の中に『あたしのピンクなところを見てください』というエッチなグラビアが表紙の本が落ちていた。
竹薮にエロ本とは怪しすぎるという美樹本に対し、透は竹薮にエロ本はつきものだと言い、俊夫も同意した。
そうじゃなくて、ここに竹薮があること自体がおかしい、と美樹本。
それはそうだけど竹薮にエロ本があるのは変じゃない、と透。同意する俊夫。
A:エロ本を拾う
B:無視して通り過ぎる
>エロ本を拾う
美樹本を押しのけエロ本を拾う。すぐさま俊夫が覗き込んできた。
君たちはこの程度の誘惑にも耐えられないのかと美樹本が嘆くが、何かの手がかりがあるかもしれないと透。
手がかりがあるかもしれないから1ページずつゆっくり調べた方がいいんじゃないかね透氏(うじ)、と俊夫。
そうですね、俊夫氏(うじ)、と透。
しばしバカ2人のエロ本チェックタイムが続く。そしてついにマル秘袋とじまでやってきた。しかも未開封だ。
慎重にミシン目を開けて袋とじをめくった、次の瞬間!
背後で美樹本が白目を剥いて倒れていた。俊夫もその場にゆっくりと崩れ落ちる。その首には針のようなものが
つきささっていた。
嫌な予感がして逃げようとしたが、極めて不自然な前屈みの体勢で上手く走れるはずがない。
転んでうつぶせに倒れた透の背後に何者かの気配が降り立った。
エロ本なんて卑怯だぞ、と透がわめくが、恥ずかしい格好のまま死ぬがいいと喉を切り裂かれてしまった。
終
No.81 エロ本の罠
>無視して通り過ぎる
無視して通り過ぎようとした3バカの前に、黒い影が立ち塞がる。それはくのいちだった。
相変わらずシルエットのように青いイラストだ。
くのいちは戦闘開始にありがちなエフェクトで戦闘画面に入ると青いイラストからカラーイラストに変わって
襲い掛かってきた! なんかどっかで見たウィンドウ配置だ! 本当に何のゲームだ。
くのいちの攻撃! くのいちは春香の術を使った!
透はゆうわくされてめろめろになった! 俊夫もゆうわくされてめろめろになった!
美樹本には効果がなかった!
ミキモト トオル トシオ
A:攻撃 ゆうわく ゆうわく
B:防御
>防御
美樹本は身を守った!
くのいちの攻撃! くのいちは吹き矢を使った!
美樹本は毒にやられて動けなくなった!
パーティは全滅しました。
終
No.82 毒矢
>攻撃
美樹本の攻撃! 美樹本はくのいちの首筋に手刀を叩き込んだ。
くのいちを倒した!
「……いやあ、意外と大したことのない霊でしたね。ねえ俊夫さん」
「そうだな。色気なかったし」
「お前らが言うな!」
そして3バカは階段を下に降りていった。
−煩悩迷宮 地下2階−
今度は通路の突き当たりに『桃色クリニック』と看板が出された建物があった。
これは罠だと美樹本が主張するが、俊夫は診療項目とか診療時間とかが書いてあって、ご利用料金とか
サービスタイムとかじゃないからこれはいかがわしいお店じゃないごく普通の診療所だと反論。他に道もない。
透もあんな店、いや診療所になんか興味ないけどあそこを通らないと降りられないというのなら仕方ないと、
さらに俊夫もはっきりいってああいう店、いや診療所はむしろ嫌いだけどこの際我慢しようと続ける。
美樹本はそんな2人に疑惑のまなざしを向けていたが、やがて諦めたように溜め息をついた。
『桃色クリニック』の入り口をくぐった3バカを出迎えたのはナース姿の女の子だった。
今日はどうしましたか、との問いに、実は最近頭が重くって、と透。そうじゃないだろ! と美樹本が
突っ込むも、俊夫に後ろから羽交い絞めにされて引き留められた。
そんな彼らの前に現れた女医に、若くてキュートなナースも知性派の大人の女性である女医も捨てがたいと透。
女医はそんな透に一日人間ドックコースと入院コースを提示してきた。
触診などを女医に、浣腸などをナースにやってもらえると知り、透は悩む……。
A:やっぱり最初は人間ドックから。
B:もちろん入院コース!
C:どっちにも興味はない。
>やっぱり最初は人間ドックから。
騙されちゃいけないと叫ぶ美樹本とそれを押さえる俊夫を置いて人間ドックに入る透。
尿検査、そしてレントゲンを終えて検査台を降りようとした透を、美人放射線技師が止めた。
ナースが、美人放射線技師が透の身体に触れてくる……。
「かかったわね」
透の体はいつのまにか検査台に革ベルトで縛り付けられていた。
「……さては、罠だったのか! くっそー、何て巧妙な……」
「どこがよ!」
3人同時に突っ込まれた。心なしか遠くで美樹本の突っ込んでいる声も聞こえたような気がした。
あなたの煩悩まみれの魂はきっと伊右衛門様の飢えを満たしてくれることでしょう、と女医たち。
こんなはずじゃなかったのに……。
終
No.83 女医の罠
>もちろん入院コース!
早まるんじゃない、と騒ぐ美樹本を無視して透は個室に入院した。
専用トイレもついた、差額ベッド代をたくさん取られそうな部屋だ。
そこへカミソリと浣腸を持ったナースがやってきて、あんなことこんなことされるがままになる透。
もう死んでもいい、なんて思いながらナースに差し出されたマスクを顔につけて息を吸うと、
意識はあるのに指先1つ動かせなくなってしまった。
そして数人のナースにより手術室に運ばれた透は、そのまま開腹手術を受けることになってしまった。
身体はぴくりとも動かないのに麻酔はまったく効いていない。そのままメスがへその下に押し当てられる。
「ぎゃああああああああああああ!」
終
No.84 開腹手術
>どっちにも興味はない。
よく言った、さあこんなところはさっさと脱出するんだと、いつの間にか下への階段を見つけていた美樹本が
透と俊夫を手招きする。
しかし、女医たちはそれを許さなかった。
ナースがあらわれた!
女医があらわれた!
美人放射線技師があらわれた!
ナースの攻撃! 「お薬の時間でーす」
透は薬を飲んだ! 透は媚薬を飲まされてゆうわくされた!
女医の攻撃! 女医は俊夫に注射を打った!
俊夫は眠ってしまった!
美人放射線技師の攻撃! 美人放射線技師は放射線を放った!
美樹本は放射線をかわした!
ミキモト トオル トシオ
A:攻撃 ゆうわく すいみん
B:防御
>防御
美樹本は身を守った!
美人放射線技師の攻撃! 美人放射線技師は放射線を放った!
放射線は防御できない! 美樹本はガンに冒された!
パーティは全滅しました。
終
No.85 放射線
>攻撃
美樹本の攻撃! 美樹本はナースに往復ビンタを食らわした!
ナースは泣き崩れた。
女医の攻撃! 女医はメスを投げた!
美樹本はメスをかわした!
美人放射線技師の攻撃! 美人放射線技師は色気を放った!
美樹本には効果がなかった!
(再度攻撃と防御の選択肢が出てくるが、この戦闘は防御を選ぶと必ず放射線エンド)
美樹本の攻撃! 美樹本は女医の腕をひねりあげ耳元で囁いた!
女医は唇を噛んだ。
美人放射線技師の攻撃! 美人放射線技師は色気を放った!
美樹本には効果がなかった!
美樹本の攻撃! 美樹本は美人放射線技師の腹を殴った!
美人放射線技師は意識を失った。
三人の霊を倒した。
「……いやあ、意外と大したことない霊でしたね。ねえ俊夫さん」
「そうだな。服着てたし」
「お前らが言うな!」
そして3バカは下への階段を降りていった。
以上、地下2階まで。3階以降は夜にでも。
余談ですが戦闘シーンは△ボタンを使うことも読み飛ばすことも逆に戻ることも出来ません。
バッドエンドになったらその階の最初から戻ってやり直し、読み飛ばしても戦闘直前までしか飛びません。
……そして、敵のイラストのせいで本編とは別の意味で家族の前じゃやれません。
ストーリーを書いていてくれる方、お疲れ様です。
まだ管理用パスを覚えていて良かった……
とりあえず例の件は変更出来ないようにして見ました。
後、流石に大きくなったので昔のウル技大技林を必死に探したあげく
実はサ行だった、という落ちがないように検索フォームを設置したほうがいいんじゃかなと思ったので
不恰好ですがメニュー下部に検索フォームをつけてみることにしました。
と思ったらカ行だけ変更してるだけなのですね /(^o^)\ナンテコッタイ
とりあえず全編集をguest入れないといけない、というのは困りますし1ヶ月ほど編集禁止IPアドレスに入れることにいたします。
もし
>>258さんがストーリーを投下したいのでしたら
私が掲示板に専用新スレを立てますのでそこに投下してください、
恐らくそこからWikiに移されると思いますので、宜しくお願い致します。
まぁ編集できなくなったから今更グダグダ言わんが、
お前らみたいな物事を深く考えずにすんなり受け入れるような馬鹿ばっかりだと
このwikiの将来が心配だわ、もう勝手にやっててくれ。
自分が受け入れられなかったからってあんまカッカすんなよ
厨だとか馬鹿だとか場を弁えてないのはどっちだろうね
wikiの要となるコテハンがこれじゃあな・・・
まぁ住人も腐っていくのは目に見えている
とりあえず鬱陶しいから連絡用掲示板の愚痴スレでも池。
以下、キチガイはスルーしてください
というかなぜデモンベイン限定なんだ?
ここは家ゲーRPG板だからRPG以外はだめだとか言うならまだわかるけど。
他にはノータッチなんだろ?
というか自分に都合の悪い質問には答えんか・・・
だいぶスルーしてるもんな。
ログも読めん馬鹿いるのか・・
勝手にやるからもうこなくていいよ^^
とりあえずそれのアンチだということは分かった
俺は興味ないしどっちでもいいけど
以下、元の流れでまったり行きましょう
本当にログも読めないような奴が多いのな^^;
なるほど、道理で腐っている奴が多いわけだな
と、根元から腐ってる奴がほざいております
ID:/kbNKxWs0はただの基地外でFA
300get
スーファミ「ヴェルヌワールド」を教えてください。
>>285 おい、つーか変更出来ないようになっているんじゃなくて
俺が編集できないようにっているんじゃねえか、マジで腐っているなここの管理人は
管理人GJ
なるほど、wikiを纏める肝心の管理人がこんな基地外だと自然と住人も腐っていくわけだ( ´,_ゝ`)
必死だなw
ID:/kbNKxWs0
アク禁乙wwww
バーカww
まぁ管理人の反応が無い辺り、「面倒だしさっさとアク禁して終わらせよう」とでも思ってんだろ?
これじゃあスレの住人もどんどん腐っていくわけだ( ´,_ゝ`)
腐るから何?
( ´,_ゝ`)
まぁいいや、管理人までこんな対応しかできないなら
こちらも然るべき対処を取らしてもらうから、近日中に漫画喫茶に行って壮大に荒らさせてもらうから覚悟しておけ
まぁ、今の内に俺のアクキンを直すなら話は別だけど?
勝手に消すとか言うからだろ・・・
自分が消したい理由ばっか書いて
反対意見を無視するのは人としてどうなんだ?
そして認められないと、勝手に消すから と・・・
わがままな子供かよ。
312 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 18:08:02 ID:UemeGHzL0
> 近日中に漫画喫茶に行って壮大に荒らさせてもらうから覚悟しておけ
こいつすげぇwww
ストーリーを上げる所か、勝手に削除しておいて
アク禁されたらこれかよw
人間腐ってますねwwwwwww
>>ID: /kbNKxWs0
個人サイトの荒らしは犯罪になるよ
元のIPがWiki管理人さんに押さえられていて
今までさんざん改竄してた上にここで荒らし宣言してしまった以上
実際にWikiが荒らされたら管理人さんや
その代理(つまり管理人さんからIPをもらった住人誰でも)は
元のIPを手がかりにプロバに君の情報開示を請求できる
結果としてプロバの契約解除ですめば軽い方だろうね
(゚Д゚)ハァ?変更できないようにするならともかく、
人の話も聞かないでアク禁なんて調子に乗りすぎもいいとこだろ。
こういう基地外管理人がいるから住人も腐っていくんだろ、
少し痛い目に合わないと分からないみたいだから今の内に宣言しておいただけだ。
>元のIPを手がかりにプロバに君の情報開示を請求できる
>結果としてプロバの契約解除ですめば軽い方だろうね
むしろそうしてくれww
そうすればここのwikiの管理人がいかに人の話も聞かないで行動する基地外か分かるだろw
つーかID:/kbNKxWs0はこうやってここを荒らすのが目的なんだろ?w
本気で言ってるなら頭終わってるよ坊や
ダメだこりゃ
ここまで俺の自演
とりあえず管理人に要望することはただ一つ
デモベを変更できないようにするのは結構だがアク禁解除しろ
そうすれば報復攻撃は止めてやる
報復攻撃wwwwwwww
止めてやるwwwwwwww
>>314 >人の話も聞かないで
おい、これお前自身のことじゃないか・・・
しっかし
>>313の指摘後、一気に弱腰になったな。
ちょっと笑った。
> 人の話も聞かないでアク禁なんて調子に乗りすぎもいいとこだろ。
人の話も聞かないで勝手に削除とか調子に乗りすぎもいいとこだろ。
> いや最初は見逃しておくつもりだったけどさ
こんなこともほざいてるしw
ま〜たログも読めないお馬鹿ちゃんか( ´,_ゝ`)
これじゃあ話合いにもならんな
ID:/kbNKxWs0の人生のストーリーを教えてくださいwww
釣れすぎ
おまえらどうしてスルーできない!?
釣られた方が楽しいから。
そろそろ釣り宣言が来る頃じゃないか?
この手の輩は多数から攻められると釣りにして逃げるからなw
期限は今日の午前0時だ、何の返答が無いならこちらもそれなりの対応を取らせてもらう
俺の要望はただ一つ
デモベを変更できないようにするのは結構だがさっさと俺のアク禁解除しろ
今日の午前0時wwww
解除したら他のも消すんだろ
>332
あくまで俺はデモンベインがこのwikiにそぐわないと思ったから消しただけだ
別に他のを消すつもりは無い
>>314 >人の話も聞かないでアク禁なんて調子に乗りすぎもいいとこだろ。
一応順を追って確認するぞ
お前のいい分(
>>254,
>>258 3行目まで)は住人も管理人も聞いたが
お前のいい分はスレやまとめサイトの趣旨に合致しておらず(具体例
>>266)
なおかつお前の主張はスレ住人の同意を得られなかった(
>>259-267)
みんながお前の言い分を聞いて出した結論だろうがお前は従わないと宣言したから(
>>258最終行)
他の住人の依頼(
>>261,
>>271など)に応じて
管理人さんはお前をアク禁するという対策(
>>285-286)を取っただけ
匿名掲示板だからとかネカフェを使えば正体がばれないはずだからとか
ネットの匿名性を過信して調子に乗りすぎているのはお前の方だ
すなおに ごめんなさい と あやまれば
こんなしゅうたいを さらさずに すんだのに…
警察が来ればナカフェは容赦なく証拠出すからな
そんなにデモベが消されるのが嫌なら変更できないようにすればいい
俺をアク禁にするのはお門違いもいい所だ
>>337 一部の記事が記事が丸ごと削除されるのは困るが
誤字脱字などがあった場合は誰でもどの記事でも修正できた方がいい
記事を丸ごと削除する人間が一人しかいないのだから
記事の編集権限を弄るより削除する人間が作業できないようにするほうが効率が良い
まぁこの際デモベを消すということが反対されたのは分かった
だがwikiは誰もが自由に編集できることが特徴だろ、
今のこの流れは少数派意見の俺を多数派意見のお前等が押し流しているだけに過ぎない、
そんなにデモベを消されるのが嫌なら変更できないようにすればいい、アク禁は管理人の権力の乱用だ
>>339 お前が人の話聞かずに削除しまくるのがいけないんだよ
じゃあお前がWiki作れば?
>>339 >今のこの流れは少数派意見の俺を多数派意見のお前等が押し流しているだけに過ぎない
一応日本は民主主義国家だから、多数派の意見は認められなければならない。
正しい選択か愚かな選択かは後の歴史家、つかこの場合他の閲覧者が決めるだろう。
マイノリティに発言権はない、諦めろ
と言っても所詮俺の言っていることは少数派意見の主張、
多数派意見のお前等は流れに任せて煽るか無視するかのどちらかしかできないんだろう。
現に管理人も少数派意見の俺の言葉は無視して勝手にお前等の言う通りにしたしな、
挙げ句の果てにアク禁ときたもんだ、wikiの存在自体を否定しているな
流れうんぬん抜きにしても言ってる事おかしいし
>>344 あらゆる人間が記事作成に参加できるのはWikiの利点だが
悪意の人間一人いれば自由にが改竄できてしまうのはWikiの問題点だな
その問題を回避する為に悪意の改竄者にアク禁等の処置をするのは
管理人としては当然のことだ
荒らすと宣言した時点でお前が悪意の人間であるのは語るに落ちたしな
しかし真面目に相手にしても聞こえてないみたいだし
これ以上相手にするとつけあがらせるだけかもな
とりあえず今の俺はお前等なんかより管理人に対してしか怒りはない、
人の話も聞かずに少数派意見を無視した挙げ句アク禁なんて管理人の権力の横暴だ。
単に変更できないようにすればいいだけのこと、wikiの管理人にしてこのような馬鹿げた行動が許されるか
許してる流れみたいです
残念でしたね
なんだかんだ言っているが話合いをしているだけ俺はマシだ、
何の話合いもしようとしない管理人だから俺は然るべき処置を取ると宣言しただけ、
これが見境無しの基地外ならもう行動に移しているだろう、
そして今の流れはまさに多数派意見が流れに任せて押し流しているだけ、
ログすら読まずに俺を勝手に何も考えていない荒らし扱いしているしな。
>>350 >>334 ログを読んでいないのはお前だ
それから管理人は最終決定権を握る以上、安易に議論に参加せず
公平な目で議論を読んで把握する必要がある
自分の意見を言うと、結果としてそれを押し通すことに鳴りかねないからな
よって今黙りを決め込んでいる管理人は正しい
お前等と話合うのも疲れたので管理人が出てくるまで休ませてもらう、
返答が無いorアク禁解除が無いなら俺も行動を起こす、
繰り返し言うが本来なら俺は荒らすなんてことはしたくはない、
ただ管理人の幼稚な判断にキレているだけだ
何も考えていない荒らしバイバイ^^
繰り返すが今日の午前0時までだ、
逃げていない証拠のために一時間ごとに書き込む、
スレはチェックしているから安心しろ
自分の主張を通すためには荒らすしか考えられないんだねwwww
基地外www
どこまで偉そうなんだwww
ま、ここも向こうも勝手に荒らして勝手にアク禁されてれば?w
次は8時に書き込む、繰り返すが管理人が素直に応じてくれれば俺はこれで手を引く
こんな馬鹿許可するわけにはいかないけど向こうのアクセス禁止はしっかりした方がいいね
あと、ここが爆撃されたら反応せずに後で削除・アクセス禁止要請
日本語が読めない馬鹿は黙ってろ
361 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 19:10:43 ID:Kg/wcFrg0
お前が黙れよwww
管理人さんはいっそアク禁されたIPをWikiに晒してもいいと思うよ
書いてみる
ある所に“テリー”と“ミレーユ”と言う名の姉弟がいました
ある日の夜、両親は旅行に行き二人に留守番をさせていました
なんか色々と遊んでいる二人、そろそろ寝るか…と思ったら
箪笥の引き出しから謎の生物“ワルぼう”が現れ、ミレーユを拉致しました
とりあえず箪笥を調べると、今度は“わたぼう”と言う生物が出てきました
「姉を助けたいんだったら協力しろ」的な会話をし
テリーはわたぼうに連れられて、“タイジュ”と言う国に連行されました
その国はマジで大樹でした
その国(世界)では、“モンスターバトル”というものが盛んで
近々タイジュで“ほしふりの大会”が開催されるのです
その大会で優勝したら、“ほしふりの夜”とやらで願いを叶えられると知り
テリーは姉救出の為、魔物使いになる事を決意します
しかし、無能牧場主がスライム以外のモンスター逃がしてしまい
かなり不安な状態で、優勝を目指す事になりました 続く
364 :
続き:2007/02/10(土) 19:38:35 ID:enbFyElnO
冒険や仲間を増やす為に、テリーは城の地下にある“旅の扉”に突入します
旅の扉の中は、入る度に構造がかわる不思議な世界でした
各世界の最下層には
“城塞都市を守り続けるゴーレム”
“廃墟になった街にいる悪魔の騎士”
“洞窟の奥に住んでいるキラーパンサー”
“ドランゴのオマケ”等がいて
彼等を倒したり使役したりして、テリーは大会を勝ち進んで行きました
そして、ついに“ほしふりの夜”が訪れました
いままでのライバル達よりも、遥かに強い選手達を倒し
ついにテリーは決勝進出です
決勝戦の相手はミレーユを拉致した“マルタ”の選手でした
しかもその選手はミレーユでした
「弟よ、死闘(や)ろうぜ」な雰囲気なので決勝戦開始です
ミレーユを倒し優勝したテリーは、なんだか微妙な気分で
(みんなが幸せになりますように)とか願い
元の世界に(姉と一緒に)帰っていきました
こんな流れの中乙
皆も池○はさっさとNGしたら?
はいはいワロスワロス
2回目、
一応日替わりしたときのためにコテ付けておく
どこかよそで議論しろよ
ここは作品の投下を依頼して待って読むスレだ
管理人はこのスレしか来ないだろ、最近は
>>368 ID:/kbNKxWs0はひたすら「俺の意見通せ、さもないと荒らす」と
繰り返してるだけで聞く耳持たないから、そんな事言っても無駄
つか管理人もしかして仕事か?
次までに現れなかったら、時間を延ばすことにするか。
なんだかんだ言って、そうやって引き伸ばすんだろ?
>繰り返すが今日の午前0時までだ、
>逃げていない証拠のために一時間ごとに書き込む
って自分で言ったんだからその通りにしろよ。
次は22時。23時、24時とレスはあと3回な。
それで終了。
ハァ?管理人が現れないと話にもならないんだよ
>>254の書き込みを見てから就寝して、
今見たら200近いレスが付いてた。
予想通りの流れで笑った。
>>374 今日の午前0時は、今から21時間20分以上前に過ぎてます。
しかし、今まで荒れる事はよくあったが、
ここまでの真性は初めてだ。
管理人現れない=ID:/kbNKxWs0の要望は受け入れない だろ。
>>ID:/kbNKxWs0
管理人に直接メールしてみたら?
wikiに、管理人へメルの仕方が書いてあったよ。
>>377 管理人がそこに現れる確立なんか無ぇよ、
そもそも俺をアク禁した後出かけたみたいだし荒れてることすらまだ知らないだろ
だからメールでやりとりしろよ
用があるのは管理人だろ
どうせ明日にはこのスレに来るだろ、メールの必要無し
どこまで自分中心なんだよ
人の迷惑とか考えてないだろお前
まあ、どうせこんな事かいても
お前は「管理人が悪い」「スレ住民が悪い」とわめきちらすか無視して続けるだけだろうけど
あ〜もう分かった分かった、とりあえず
>>377のスレで待ってみるわ。
もう今後このスレでは書かない(管理人が現れたら別だけど)。
人の意見は全て無視、お前らが悪い、俺の要求を呑め、でないと荒らす
つまりコイツは議論する気はない、荒らしたいのと自分の意見を通したいだけだ
チョンみてーな奴だな
みたいというかチョンだろ
そろそろこの流れウザイ
↓スルーで
管理人さん、大変だろうけどめげないで
いや、管理人さんは住民の意向に従ってるだけだし。
そもそも、wikiを作った時点で管理を住民に委託してる状態だし。
えーと、◆0teVVRLFfsさんがアク禁を解いてくれればもう手を引くということで、
趣旨を分かってくれていきなり削除にはしない、一応色々と話し合いをする、
と分かっていただけたと理解して今回の件は22:30分を持ってIP禁止を取り消そうと思います。
Wiki自体はバックアップがしやすく荒らしにくい制度ではあるのですが、
やはりこういう諍いがおきるのは当然のことなので
テンプレを改良する必要性があるかもしれませんね。
掲示板に議論スレを立てておきましたの10スレ程度続いた場合はそこでお願い致します。
私もJaneStyleで新着をチェックして斜め読みをするだけになってしまっているので
どなたかにWikiの管理を引き継いでいただければ一番嬉しいのですけども。
とりあえずもう二度とここには来ねーわ、じゃーな
敗北宣言乙wwwww
まさにチョンの王道wwwww
いや、管理人さんマジお疲れです。
こんなキチガイの相手もしてやらなきゃならないなんて
ほんと乙
こんな奴相手に譲らなくてもいいとおもうんだけどなあ・・・
お疲れ様です。
お疲れ様。管理人さんは大人やね。
>>394 あれは譲ったんじゃなくて手なずけたというんだ
管理人さんほんとに乙です
まあ終了したようでめでたい。
しかし
>今日の午前0時は、今から21時間20分以上前に過ぎてます。
言われるまで気づかなかった俺バカだ
2chだろうがこういう場所は助け合いの精神がないとやってけないってのに・・・
普段好き勝手やらかして感覚が狂ってるんだろうな
お疲れ様でした
厳密に言ったら「明日の0時」ってことだもんねぇ。
まぁ、無事終了したんだし、良かった良かった。
重大な事件でも起こさないかぎり、迷惑行為繰り返す異常者が野放し状態だからな…。
管理人さん、お疲れ様でした。
解決? したようなのでかま3の続きを投下します。
(ちなみにIDかぶりはやっぱり兄弟でした)
−煩悩迷宮 地下3階−
今度の通路の突き当たりは左右に分かれており、正面の壁に「←18歳以上 18歳未満→」と書かれていた。
俊夫はためらうことなく「18歳以上」へと進む。しかし美樹本は「18歳未満」へ行こうとしていた。
「美樹本さん、どっち行くんですか。あなた、三十過ぎてるでしょう」
「ん? これは敵の年齢じゃないのか」
自分の年齢ですよ、インターネットなどでよくあるでしょう、と透に突っ込まれ、美樹本はデジタル関係は
苦手だと照れくさそうに言う。
でも透は童顔だし18歳以下に見える。身分証明書出せって言われたりするだろ? と、からかうように俊夫。
ビデオを借りるときのつらさはこの2人にはわかるまい、と透は思った。
その髪型がいけないんだという俊夫は自分の髪型(ポニテ)を勧めたが透は断った。
そういえば俊夫はずっと同じ髪型だが、こだわりがあるらしく変えるつもりはないらしい。
そんなことより先を急ごうと、3バカは「18歳以上」の道へと進んだ。
その通路の突き当りには鉄の扉があり、そこから波の音が聞こえてくる。
「こんなところで波の音がするか、普通」
「あきらかに敵の罠ですね」
「罠だな。18歳以上の罠だ」
俊夫が目を細めた。
戻ってもう1つの道を行くにしても、向こうにも罠があるだろう。
「あるだろうな。18歳未満の罠が」
俊夫が目を細めた。
とりあえずこの先に行って様子をみてみることにした。
今まで以上に協力な罠が用意されているはずだから気をつけろ、と美樹本。
エロ本やクリニックなんてめじゃないでしょう、と透。
なんせ18歳以上の罠だからな……と、厳しい表情で目を細めた俊夫。
扉を開け放つ。輝く太陽、澄んだ空。青い海、白い砂浜。海辺でたわむれる水着の女性たち。
そして……「ようこそ! パラダイス三日月」の看板。
「ふざけてるよな。こんな看板で俺達が油断する訳ないだろう。なあ、透くん」
美樹本が怒りをあらわにした。
「まったく。ふざけてますよね、俊夫さん」
「ほんと、ふざけてるよな」
透はあらかじめはいていた海水パンツに着替えた。俊夫はふんどし一丁になる。
かま2の官能編バッドエンドといい、この人ふんどしデフォですか。
「言ってることと違うだろ!」
そんな3バカの元へ、ビーチボールを持った巨乳の女の子が一緒に遊ばないかと声をかけてきた。
と、ビーチマットにうつぶせに寝そべっていた女の子からもサンオイルを塗ってくれないかと話しかけられる。
「ねえ、ビーチボールは?」
「ねえ、オイル塗ってくれないの?」
A:ビーチボールで遊ぶ
B:サンオイルを塗る
C:無視する
>ビーチボールで遊ぶ
嬉しい、とビーチボールの女の子が透にしがみついてきた。シルエットとイラストの共演は実にミスマッチ。
早速始めるわよ、と女の子はビーチボールを頭上に掲げ、なぜか透の頭頂に振り下ろされた。
透の体はまっすぐ砂浜に埋め込まれ、頭頂がずきずきと痛む。どういうこと?
続いていくわよ、と彼女はまたビーチボールを頭上に掲げた。
「そ〜れっ!」
終
No.86 ビーチボール
>サンオイルを塗る
透は彼女の隣に膝を落とし、背中の紐を外してサンオイルを手に取った。
いよいよその背中にオイルを塗ろうと手を伸ばしてきたとき、突然ポツリと何かが肩に落ちる。
見上げるといつのまにか黒い雨雲が広がっていた。
楽しみは肌を焼くだけじゃない、そこにパラソルがあるから自分たちが周りから見えなくなるくらいに
深く地面に刺してくれ、と女の子。
誘惑されるがままに透は素早くパラソルを広げ、サンオイルを塗ることなく真っ黒になった。
終
No.87 落雷
>無視する
2人の誘惑を何とか振り切ると、女性の悲鳴が聞こえてきた。
あたりを見回すと、海の中に肩までつかった女の子が見えた。足でもつったのか?
無視しろ、あれも罠だと美樹本。
けど助けを求めている女性を放っておいていいのか、と男らしい反論をする俊夫。
一応何があったのか訊いてみませんか、大したことなかったらスルーで、と透。
「そうだな。18歳未満のネタだったら無視しよう」
「そうじゃないだろ!」
海辺にかけよって声をかけると、どうやら水着を流されてしまったらしい。
一緒に探してくれという女の子に、透は二つ返事で承諾した。だが俊夫は早まるなと透の肩を強い力で掴む。
今まで君のことを誤解していたようだと感心する美樹本に、俺だって学習しますよと返す俊夫。
そして俊夫は女の子に訊いた。流された水着は上か下か。
女の子が両方だと答えると……気がつくと俊夫はすでに海に飛び込んでいた。
俊夫さん、ずるいですよ! と透も潜水しながら彼女の下に向かう。しかし何かがおかしい。
彼女の足が妙に太いのだ。……いや、あれは足ではない。足ひれだ!
「くっそー、騙された!」
ビーチにいた連中を大方片付けた美樹本がすぐに追いかけてくる。
人魚があらわれた!
人魚の攻撃! 人魚は招喚のメロディを奏でた!
ビーチボールの女性があらわれた!
サンオイルの女性があらわれた!
ビーチボールの女性の攻撃! 透を胸の谷間に押し込んだ!
透はゆうわくされた!
サンオイルの女性の攻撃! サンオイルの女性はオイルを放った!
俊夫はすべって頭をうった! 俊夫は気絶した!
ミキモト トオル トシオ
A:攻撃 ゆうわく きぜつ
B:防御
C:道具
>攻撃
美樹本の攻撃! サンオイルの女性は攻撃をかわした!
サンオイルの女性の攻撃! サンオイルの女性はオイルを放った!
サンオイルは美樹本の目に入った! 美樹本は目潰し状態で動けない!
パーティは全滅しました。
終
No.88 目潰し
(この戦闘に限り、攻撃も防御も同結果)
>道具
A:薬草
B:カメラ
>カメラ
美樹本はカメラを使った!
「残念だなあ、メイクが落ちてなければ完璧なのに」
サンオイルの女性は逃げ出した!
ビーチボールの女性の攻撃! 美樹本を胸の谷間に押し込んだ!
美樹本には効果がなかった!
人魚の攻撃! 人魚は誘惑のメロディを奏でた!
美樹本には効果がなかった!
美樹本はカメラを使った!
「君は完璧だ。……むだ毛がなければね」
ビーチボールの女性は逃げ出した!
人魚は消音のメロディを奏でた!
人魚は何も聞こえなくなった!
美樹本はカメラを使った!
美樹本は無言でシャッターをきった。
美樹本は無言でシャッターをきった。
美樹本は無言でシャッターをきった。
美樹本は人魚の足ひれを指さした! 足ひれにはフジツボがついていた!
人魚はしまったとばかりに美樹本を見た。
美樹本は大きな溜息をついて首を横に振った。
人魚は逃げ出した!
三人の霊を倒した!
「……いやあ、意外と大したことない霊でしたね。ねえ俊夫さん」
「そうだな。結局、下は見えなかったし」
「お前らが言うな!」
お約束のやり取りと共に3バカは下へと降りていった。
こうして3バカが攻略した階数は26階。倒した霊の数は50人以上。
さすがに美樹本にも疲労が浮かぶが、透と俊夫はぴんぴんしている。
そして不思議のダンジョンのお約束、27階に辿り着いた。BGMも不思議のペンション最下層のものになる。
今までとの空気の違いに最下層であることを感じた透たちは今までの道のりを思い返した。
ほどけそうなヒモパンでベリーダンスを踊る女、ファスナーをおろしてと頼むボンテージの女、
裸にエプロンだけつけて、みそ汁をつくる女……。
14階の『口の中でさくらんぼを結ぶ女』には参った、と俊夫。透は20階の『和服の未亡人』らしい。
美樹本は、と話をふるも、俺が満足するわけないだろ、ときっぱりと言われた。
カメラマンという仕事柄、今まで一体どれだけおいしい思いをしてきたのだろうか。
地下道を進むと、小さな部屋に辿り着いた。正面と左右それぞれの壁に扉があり、扉には文字が書かれている。
透は正面の扉の文字を見た。『イエモンノシャレコウベ、アリマス』
ここですよ、と透は2人に声をかけるが、俊夫は右の扉に書かれた文字をじっと見つめていた。
その扉には、『ポニーテール、アリマス』
俊夫は語る。自分の髪型はポニーテール、みどりもポニーテール。
みどりに惹かれた理由の1つに彼女がポニーテールだったからということもあって、みどりと離れてからは
ポニーテールの女性を見かけても耐えてきたが、それももう限界だという。
罠でもいい、これだけは譲れないと俊夫は右の扉を開けて中に入っていってしまった。
慌てて美樹本を呼ぶと、美樹本は左の扉の文字を凝視している。
『ショタ、アリマス』
ショタってなんだ? と疑問符を浮かべる透に、残念な話をしなきゃいけないようだ、と美樹本。
自分は透を守るためにこれまでずっと頑張ってきたが、透はちっとも振り向いてくれない。
ここいらが潮時だ、この扉の先に行く、と美樹本。
ショタって何ですかと言いながら止めようとする透だったが、俺だって癒されたいんだと左の扉を開けて
中に入っていってしまった。
これは孔明……じゃない、伊右衛門の罠だ。おそらく2人はもう帰ってこない。
透は行くしかない、と正面の扉を開けて中に入った。
そこは息が詰まるほどの邪気が溢れかえり、部屋の中心には小さくすすけた頭蓋骨が鎮座している。
透はその伊右衛門の頭蓋骨の真上で両手を組み、一気に振り下ろした。
邪気のようなものが黒い煙のように収束し、天井へと吸い込まれていく。終わったのだ。
透は階段を上り、館の1階へと出てきた。館内は以前と同じ姿を取り戻している。
ロビーへ向かい、外へ出ようと扉に手をかけたとき、背後から透を呼ぶ聞き覚えのある声がした。
真理だった。香山から電話があり、全部聞いて慌てて追いかけてきたのだ。
真理の瞳から涙があふれる。香山の嘘に騙されるなんて、本当にバカよ、と。
ごめん、と謝る透に、真理は言った。私じゃダメか、と。
「透はパラダイスを手に入れられなかったけど……世界で一番小さい、透だけのパラダイスをつくってあげる。
それじゃ……ダメ?」
透は何て答えたらいいかわからなかった。真理は透の首にそっと手を回す。そしてゆっくりと目を閉じた。
A:ぼくはためらった。
B:何もためらう理由はない。
>何もためらう理由はない。
真理の前で男を見せるチャンスだ、と瞳を閉じてそっと唇を重ねる。
唇の味は特殊な味だった。意外に粉っぽく、彼女の舌には思っていたよりボリューム感がある。
「……ん?」
真理じゃなかった。透がキスしていた相手は頭蓋骨だったのだ。骸骨は透の頭をしっかり掴みこんでいた。
どす黒く濁った霊気が身体にじわじわと侵入し、透は伊右衛門の新しい依り代となるのだった。
終
No.89 新たな依り代
>ぼくはためらった。
心配してくれるのは嬉しいが、とても真理とは思えないしおらしさだ。普段なら絶対にこんな展開にならない。
その時、廊下の奥からドタドタと足音が聞こえてきた。
「どこだ伊右衛門! ばかにしやがって。なにがポニーテールだ。馬のケツの剥製じゃないか!」
「どこだ透くん! 俺が悪かった。やっぱり俺には君しかいない! 俺を許してくれ! 俺を癒してくれ!」
そう叫びながら現れたのは言うまでもなく俊夫と美樹本だった。
よかった無事だった、と声をかけた透を見て、2人は目を見開いた。
「み、みどり!? 透くん、彼女となにをしてるんだ!?」
(透に抱きつくみどり←俊夫ビジョン)
「と、透くんが二人!? まさか、大盛りプレイか!?」
(透に抱きつく透←美樹本ビジョン)
「みどり!」
「W透くん!」
目の前の人間が真理しか見えない透には2人とも何を言っているのかがわからない。
それにダブル透って? 今日の美樹本はずっとおかしい。そもそもショタって何?
混乱する透に真理が強引に迫ってくる。させるか! と俊夫、だったら俺にしてくれよ! と美樹本。
2人が透たちに向かって走ってきて……。
トイレのスッポンのような音(@かま1・Oの喜劇編)が聞こえ、美樹本が真理(彼的には透)にキスをした。
勝手に手が動き、美樹本を殴り倒す透。と、真理の顔色が変わっていく。
「ぐっ、んぐっ……な、なんだこれは? これは人間の精気じゃない……これは……だ、男色の気だ」
それは真理の声ではなかった。
「うう、気持ち悪い。体中が男色の気で侵されていく」
真理の身体から黒い光がいくつも飛び出し、断末魔の悲鳴を上げた。
……目を開けると、そこは三日月館の中庭だった。
ようやった、ほんまにご苦労さん、と香山と夏美が満面の笑みを浮かべながら3バカに声をかけた。
3バカの健闘ぶりをずっと陰ながら見守っていたのだ。
さっきのが最後の試練であり、それぞれにとって1番誘惑されたい人の姿に化けて誘惑しに来たのだ。
透には真理、俊夫にはみどり、そして美樹本には……。
ちょっと待ってくれ、俺にはそんな趣味はないと顔をしかめる美樹本に、どうやら治ったようだと香山。
さっきまで美樹本が透を想っていたのは本当だったが、伊右衛門がそれを吸い取ってしまったのだ。
どうやらさっきのことを覚えていない美樹本はどうやって吸い取ったのかわかっていなかった。
知らないほうがいいと香山は誤魔化す。それよりも、あのまま放っておいたら美樹本は精気まで吸い取られる
ところだったのだが、透が突き飛ばしたおかげでそうはならずに済んだのだ。
これはうちからのお礼や、と夏美からのキスを受け取る美樹本、透、俊夫、香山。
これで成仏できる、と夏美の身体がさらに透明になっていく。夏美の名を叫んで抱きしめた香山の腕の中に、
もう夏美の姿はなかった。
香山は改めて3バカに礼を言うと、君らにも内緒のプレゼントがあると言い出した。
今度こそ正真正銘、男にとってのパラダイスだと。
香山は玄関のドアノブに手をかけた。
「じゃあ、新生三日月館で堪能したってや――これがわしからのプレゼントや!」
( ゚ー゚#み)( ゚∀゚#真)( ゚ー゚#可)
(・Д・;透(゚Д゚:俊(`Д´;美)
「真理!」「みどり!」「可奈子!」
それぞれの伴侶(仮)が硬く険しい表情で立ちはだかっていた。明らかに生還を祝う雰囲気ではない。
まさか、本当のことを言ったのでは……と香山に問う。
夏美の最後の願いで、本当の男女は真実と向きあわなければいけないと言っていたというのだ。
真実を知ることが幸せとは限らないでしょう、と涙ながらに訴える透に、何か隠し事でもあるの、と真理。
どうしてここに、と問う俊夫に、服役態度がいいから仮出所できた、とみどり。
俊夫に会いたい一心で頑張ってきたのに、香山の嘘にほいほいと騙されるなんてと怒り心頭だ。
香山は嘘をつかない、約束どおり彼の趣味を変えてくれたから、と可奈子。
ショタ趣味がなくなって、もう美樹本との間に障害なんてないのだ。
彼女たちがずいっと1歩踏み込む。3バカはずずっと1歩後ろに下がる。
「あ、あの真理……ごめん!」
「み、みどり……ゆるしてくれ!」
「可奈子……俺はまだ独りでいたいんだ!」
そして3バカは全力で逃げ出した。
「待ちなさいっ!」
彼女たちが般若の形相で追いかけてくる。
ぼくたち6人は沈み行く夕日の中をどこまでも走っていた。
香山がしみじみと呟いた。
「若いって、ええもんやな……」
おしまい
(完扱いで、No.90 若いって、ええな)
以上、ピンクシナリオでした。立ちはだかる敵の具体的な描写だの
誘惑に負けた場合のあれやこれやの描写だの、戦闘時の美樹本の言葉攻めだの、
結構はぶいてあります。そこだけ見ると本当に何のゲームやら。
この「おしまい」を見ることで、やはりかま2と同じエフェクトで黒の栞が出現します。
一見すると変化した部分はないように見えないのですが……。
次の予定はバッドエンド集となります。各エンド数行程度のさらっとしたものにする予定。
そしてその後、犯人編に。
乙す〜 一見すると変化した部分はないように見えないが
やっぱり変化なし!だったら面白いですね
なんというタイプミス……これは間違いなく失態。
一見すると変化した部分はないのですが、が正しいです。
日本語でおk、自分。
乙でした
兄弟がたまたま同じスレに書き込むってすごい偶然だなぁ
微妙に気まずくね?
>>413 「よりによってかま3書いてんのお前かよ!」と突っ込みくらいました。正直、すごく気まずい。
このスレ見てたのは知ってたけどまさかこうなるとは。
もし自分の投下の方が先で向こうが乙とでもレスつけようなら自演っぽくなってただろうなぁ、と。
こうなったらブラザーにも何か書いて貰わない事には収まりが付かんな。
かま3乙でした。
面白そうだなあ。買っちゃおうかな。
かま3に笑わせてもらいましたw
かま2のピンクシナリオも小林さん(?)とか男祭りEDとか笑ったなぁw
購 入 決 定 !
メインがドラバニア帝国っぽいからとりあえずそれだけ。
まずはキャラ&用語紹介。
ジナ
主人公、ドアバニア帝国騎士団第八番隊隊長。
後述するヴァリゾアと昔恋人関係にあって、いまだ置いていかれたことを引きずっている。
好戦的でゲーム内でも強い方、属性は炎。
余談だが、パッケージ裏ではCV宮村優子(アスカの人)となってるが、実際は林原めぐみ(レイの人)になってる。
流石IF、他社ができないミスを平然とやってのける、そこにしびれるあこがれる、と言ったところw
ヴァリゾア
元ドラバニア帝国騎士団第一番隊隊長。
ドラバニアでも有名な一門、ゼノッシュ家に生まれ、その強さから雷帝の二つ名を授かる。
ドラバニアが他国を侵略して豊かになる一方で、侵略される側の人が見過ごせないので
帝国を出奔して現在は反帝国の解放軍に身を置く。
ジナの項でも述べたようにジナと昔恋人関係にあった。
グレン
ジナの親友、騎士団九番隊隊長。
ジナとヴァリゾアの関係からジナを気遣うことが多い。
クレインクレイン
ジナの叔母、情報師団長。
昔はドラゴン退治で活躍し、竜殺しとして恐れられた。
竜の返り血(詳しくは後述)により叔母の癖にジナと同年代に見えるほどの若さを保ち、ゲーム中ほぼ最強の厨性能を誇る。
めんどくさいから以降はCCと略します。
トールディス
十三師団長、十三師団は一度死んで復活した死人で構成され、暗黒騎士団とも呼ばれる。
大臣直属だが、目的はドラゴン王の血で完全に蘇ることで、そのためにこき使われているだけ。
ドラゴン王
はるか昔に神によって作られ、神々の代理戦争に使われた生物兵器。
今は休止状態にあるが、兵器ゆえ人々の憎悪を感じて戦闘状態にあると思わせれば復活する。
よくあるラスボス設定な奴ら。
ドラゴンの血は若さや健康を保つと言われ、ドラゴン王の血はいかなる病を治すとも言われる。
ドラバニア帝国
大陸の北に存在し、そこの住民は寒さに苦しんでいて、暖かい地と食べ物を常に求めている。
元は王国だが、数年前、王の横暴から立ち上がった軍による革命が起こり、帝国に変わった。
普通とは違う力を感じさせるドラゴンの死骸を発見したことからドラゴン王の存在を確信し、
皇帝と大臣はドラゴン王の力による世界征服の野望を抱く。
一方で、王国に戻す為に存在する王権派とそれに従う王国近衛兵団はひそかに健在。
第一章『戦乱の始まり』
ドラバニア王国とグロディア王国は密約により大規模な戦争は起きなかったが、
帝国になったので密約は反故され、グロディア王国を攻め滅ぼしたドラバニア帝国。
残党が残ったので掃除を命令されるジナ。
その一方で、本格的に進軍を始める帝国に警戒するヴァリゾアと解放軍。
第二章『翼の怒り』
残党を処理したジナであったが、進軍中の一部隊が行方不明に陥る。
原因は人間の横暴に反旗を翻した有翼人で、それに便乗した魔獣や獣人による人間排斥運動が巻き起こる。
それの討伐を命じられ、成功するジナであったが、帝都に緊急で呼び戻される。
急いで戻ってみると、保管していたドラゴンの死骸から夜中に叫び声が聞こえるとのことで、そこを保管している場所の警備を命じられる。
しかし、時既に遅くドラゴンは復活し、近隣の町を次々に襲っているとのこと。
命令変更でドラゴンの停止に赴くジナであった。
第三章『竜の鼓動』
ドラゴンをうまく停止させたジナ達騎士団であるが、消耗が激しく八番隊だけでドラゴンを監視、保管するが、解放軍にその隙を狙われる。
雨の中孤軍奮闘するジナだが、ジナが炎の属性である為、追い詰められる。
そこにヴァリゾアが登場し、茫然自失になるジナ。
ヴァリゾアも流石にジナには負い目を感じているらしく、見逃してもらい病院に運ばれるジナであった。
第四章『揺れる想い』
ドラゴンを解放軍にとられたことに激怒する皇帝と大臣、
奪回を騎士団に命じる一方、トールディスにドラゴン王探索を命じる。
回復したジナは解放軍討伐の準備として、その近くにいるエルフやマーメイドや忍者の国を攻める。
無事、攻め終えたジナであったが、帝国のすぐ近くに海賊団が出現、討伐のため帝国に戻る。
第五章『運命の選択』
海賊団を討伐したジナであったが、別の騎士団の隊長についてくるよう言われる。
ついていってみるとそこにはヴァリゾアがまっていた。
(その隊長はドラゴン王の力を危惧していて、解放軍に帝国をとめてもらうために情報を流していたようだ)
ジナがどういうことか問いただすと、昔、自分ひとりで出奔したことを今でも悔いており、
このまま帝国と解放軍が全面衝突するとヴァリゾアとジナのどちらかが倒れることになる。
そうなるのは嫌だから一緒に来て欲しいとヴァリゾアは言う。
戸惑うジナに突然現れるCC、何でもグレンがジナの様子を心配し、CCに相談したことからここに来たとのこと。
叔母という立場と、情報師団長という立場から、
ジナにヴァリゾアとの愛を取って一緒に解放軍に行くか、騎士団として剣を取ってヴァリゾアと戦うか、選択を迫るCC。
以下、愛を取って解放軍に行くのを愛ルート、剣を取ってそのまま帝国に残るのを剣ルートとします。
愛ルート五章残り
ヴァリゾアと一緒に戦うことにしたジナ。
CCに念押しされるが、決意は揺るがない。
そんなジナにCCは、ジナの父と駆け落ちしたジナの母とそっくりだと言い残し、その場を去る。
剣ルート五章残り
帝国と家族とジナを捨てたヴァリゾアと同じことはできないと言い、剣を取ったジナ。
やっぱりCCに念押しされるが、決意は揺るがない。
あきらめたヴァリゾアはその場を後にする。
愛ルート第六章『戦場の勇者達』
ついに解放軍と帝国の全面戦争になる。
ヴァリゾアを差し置いてなぜか指揮をとって戦うジナ。
帝国を追い詰め、動きを封じることに成功する。
大臣は戦況が不利になったのでトールディスに見つけさせたドラゴン王を使わせようとする。
しかし、トールディスはドラゴン王だけが目的なので、大臣を裏切って殺害。
そこに駆けつけるヴァリゾアとジナ、ジナはトールディスをとめようとするが、返り討ちにあってトールディスを逃がす。
剣ルート第六章『愛しい敵』
グレンにヴァリゾアと戦うことに対して気遣われるものの、時間が経ちすぎたから仕方ないと答えるジナ。
ついに帝国と解放軍の全面戦争になる。
解放軍を殲滅したジナだが、ヴァリゾアの生死を確認することができなかった。
そんな中、ドラゴン王を見つけたトールディスに王権派が裏切りを持ちかける。
王権派はトールディスの目的を知っているので、ドラゴン王は好きにしていいと言ってくる。
あっさり裏切ったトールディスはドラゴン王復活の為にはまだ憎悪が足りないといい、策があるので任せて欲しいと言う。
愛ルート第七章『暗黒騎士団』
暗黒騎士団が帝国に反旗を翻す一方、別の大陸からも侵略するものが現れる。
それの全てを制圧するが、トールディスは逃し、憎悪が高まったので復活するドラゴン王。
早速ドラゴン王に剣を指し、その血で完全に生き返るトールディス。
しかし、激怒するドラゴン王はブレスによってあっさりトールディスを消し飛ばした。
剣ルート第七章『王国近衛兵団』
王権派がドラバニアを王国に戻すべく、生き残りの王国近衛兵団にドラバニアを攻めさせる。
一方、こっちのルートでも別の大陸からも攻撃を受けたので、それに対処するジナ。
全てを制圧するが、近衛兵団の隊長は見つからない。
部下に捜索を命じるジナであったが、突然背後にその隊長が現れ、なし崩し的に一騎打ちの形になる。
その一騎打ちに勝って隊長を殺し、王国近衛兵団を完全鎮圧させる。
愛ルート第八章『ドラゴンハウリング』
ドラゴン王は一匹ではなく、他にも存在し、一匹の覚醒により他も目覚めることになった。
各地で暴れるドラゴン王達に絶望するジナであるが、ヴァリゾアは今なら目覚めた直後なので力は不可全だと言ってジナを励ます。
また、六章で行方不明になってたグレンも現れ、帝国や解放軍関係なしにがんばろうとも励まされる。
意気を取り戻したジナはドラゴン王の打倒を決意する。
うまくドラゴン王を最初の一匹にまで追い詰めるジナとヴァリゾアとグレンであるが、
最後の力を振り絞り、自爆をしようとするドラゴン王。
今なら間に合うと捨て身の攻撃を行おうとするヴァリゾアを、共倒れになるので止めようとするジナだが、
ヴァリゾアはジナに当て身をして気絶させ、グレンに後を任せてドラゴン王に剣を突き刺す。
精根尽き果てたヴァリゾアはドラゴン王と一緒に死ぬ気であったが、
ジナを安全な場所に移したグレンがヴァリゾアとドラゴン王の下に引き返してくる。
ヴァリゾアは安全な場所に早く逃げるようにグレンに言うが、グレンはジナにはヴァリゾアが必要だと言って、
ヴァリゾアを逃がした後、自らの剣をドラゴン王に突き刺してヴァリゾアの身代わりとして爆発に巻き込まれる。
その後、帝国と他の国の戦争1年ほど続くが、解放軍の力もあって沈静化、元の鞘に戻った形になる。
ジナとヴァリゾアも戦争が終結した数年後、グレンの形見と共に帝国に戻ったのであった。
ちなみに爆発の三日後、記憶を失った重症女性が、ある海岸に流れ着いたのはお約束。
剣ルート第八章『悲しみの果て』
トールディスは七章での戦闘の憎悪を元にドラゴン王を復活させようとするが、
発見したドラゴン王ではなく、別のドラゴン王が復活することになる。
そのドラゴン王の復活につられ他のドラゴン王まで動き出し、それならばとその場所に急ごうとするトールディス。
ひたすら困惑するジナ達だが、見事ドラゴン王を倒し、トールディスおよび暗黒騎士団を追い詰める。
ジナはトールディスに同情し、止めをさせないでいるが、トールディスは野望がかなわないことから自身の胸に剣を指し自害する。
呆然とするジナであるが、そこに生死が確認できなかったヴァリゾアが現れる。
ヴァリゾアは捕らえられた解放軍の仲間を解放するためには自分が死ぬのが一番だといい、自分を殺すようジナに頼む。
ジナは思い切ることができず拒否するが、それならば自分がジナを殺すしかないといってジナに襲い掛かる。
ヴァリゾアを反射的に刺し殺したジナは精神が崩壊する。
その場にグレンが駆けつけて状況見てジナを気遣うが、ヴァリゾアは自分の腕の中で寝ているだけだとジナは言う。
その後、軍服を脱いで花畑で花を摘むジナとそばでそれを見つめるグレン。
ジナはヴァリゾアを最近見かけなくて寂しいと口にし、それにジナのための花を探しに遠くに旅立ったと答えるグレン。
それを聞いてジナは再開を楽しみにしているようだった。
ドラバニア帝国によって始められた戦争はドラゴン王の騒動から1年間続いた。
中立国の働きによって戦争は終結し、占領区は開放され、帝国は各国の監視の下、辛うじて存続を認められた。
見直したつもりですけど、おかしい場所があったら指摘お願いします。
・黒いベルベットの都
精神病院の2階の部屋には患者のエドガーがいた。この巨漢の芸術家は鎖に繋がれ、
絵を描き続けている・・・そこにあったのは描きかけの博士の肖像画だった。
これを使えばクリスピンを騙せると思ったラズの目の前で、エドガーは衝動的に
絵を塗り替え、闘牛の絵にしていまう。彼はどんな絵を描こうとしても最後には
突撃する牛の絵にするという強迫観念を抱え、それが直るまで鎖で監禁されているのだ。
仕方ないのでラズはエドガーの心へと入り込む。そこは黒いベルベットの都。黒と極彩色に
彩られた芸術と闘牛の街だ。ラズの服装まで心なしか闘牛士の格好に変わっている。
エドガーは広場で巨大なカードを組み上げていた。天井にいる薔薇の花びらの涙を流す美女を
助け出すためだ。しかし、彼の試みが叶うことはない。憎しみの名を持つ暴れ牛、
エル・オディオが乱入してカードの塔を崩してしまうのだ。
エル・オディオに負けないようなカードがほしい、と話しているうちにラズは
エル・オディオに跳ね飛ばされて街中に連れて行かれる。
ラズは画商の犬達の協力を得ながら、暴走するエル・オディオを避けつつ街中の
クイーンの肖像をめぐっていく。絵の中はなぜかレスリングリング。虎、鷹、竜、
コブラといったレスラーを倒した報酬のトランプのクイーンをエドガーに渡していくラズ。
その途中で闘牛士のディンゴにも出会い、暴れ牛エル・オディオを倒す約束をしてもらった。
そしてクイーンがそろい、エドガーのトランプの塔は完成する。トランプの塔を
上がったラズは自分が闘牛場にいることに気がつく。そして目の前には暴れ牛
エル・オディオが…美女ランピータの応援のもと牛に槍を刺し弱らせていくラズ。
そして、そこに真打の闘牛士ディンゴが現れる。
弱ったエル・オディオはラズの目の前でエドガーへと姿を変える。ガールフレンド
を取られた憎しみが彼を猛牛へと変えていたのだ。
高校時代のエドガーはレスリング部の「ブル(猛牛)」として虎、鷹、竜、
コブラといった仲間と活躍していた。彼のガールフレンドはチアリーダーの
ラナ。だが、彼女は応援団のディーンと浮気して去り、ショックのエドガーは
試合でボロ負け。仲間にも責められ心に傷を負った…そして、今精神世界で
ディーンは闘牛士、そしてラナはランピータという姿を取って今なおエドガーを
苦しめているのだ。
ランピータとディーンはエドガーを再び牛に変えて殺そうとするが、ラズは
牛エドガーから槍を抜き去り、逆に闘牛士ディーンをやっつけてしまう。
倒れたディーンの前でしくしく泣いているランピータ。まだ怒りが収まらないエドガーを
ラズは「あんな負け犬のこと気にすること無いよ」となだめる。(二股だったけど)あなたの
ことの方が好きだったのよ、などと言い訳するランピータをディーンと共に、心の落とし穴
に葬り去り、エドガーの心は晴れた。
現実世界では、エドガーはもう闘牛に囚われてはいない。彼は博士の絵をあっと
いうまに完成させ、その絵を完治した証拠して届けるようにラズに頼んだ。
素朴な疑問。
「今日の午前0時」じゃなくて「明日の午前0時」じゃ?
今日の午前0時ってもう終わってない?
ごめん
リロードせずに書いてました
モノには限度ってものがあるわい。18時間前の話題じゃねえか
>>427までをwikiに収録、未解決リストに反映しました
書き手の皆さん乙です。
リアルで「>>○○の兄です」「>>○○の弟です」状態だったのか…
431 :
ガデュリン:2007/02/12(月) 05:26:48 ID:w+SNfdyF0
戻ってきたらレスが数日の間に200近く進んでてびびったw
なんか皆さん乙でした。ではガデュリン続きいきたいと思います。
扉を抜けると、厳かな空気の神殿に出た。目の前には一人の神官が立っている。
「ようこそエドナへ! カロン様からお話は伺っております」
何の事かと尋ねる暇もなく奥に案内される三人。そこには
ヴァサンと名乗る司祭がいた。司祭はカロンの魔法による連絡で
リュウたちの事を聞いていたのだという。
ヴァサンは言う。リュウが空へ帰るにはガヴァナー神に会わなくては
ならないと。しかしいくら事情があるといえども神であるガヴァナーには
そう簡単にあうことは出来ない。コルダーンに住む御使いを
通さなくてはならないのだ。ところがその御使いですら
会うためには資格が必要で、現在ここマイヨール一帯で資格を持つのは
タオ・ホーと呼ばれる魔道師ただ一人であるらしい。
ルルア地方の神殿を解放した見返りとして、エドナでの行動の自由を
約束された一行はタオ・ホーを探すことにする。情報を集めるべく
街中をうろつくリュウたち。すると突然
ならずものが あらわれた!
――街中って安全地帯じゃなかったんですね。初めてだよ、
人里で何の説明も無く堂々と襲われるRPGは……
軽くショックを受けつつ作業再会。街の人によると
彼はグランデの廃墟という場所にいるらしい。また、同時に
街では一人の子供が行方不明になっているとかで騒ぎになっていた。
432 :
ガデュリン:2007/02/12(月) 05:28:17 ID:w+SNfdyF0
グランデの廃墟に着き、見張りにタオ・ホーへ用事があると告げると
あっさり通してくれた。最深部に到達すると巨大扉の前に一人の魔道師が
陣取っている。声をかけてみると、予想通り彼がタオ・ホーだった。
行方不明の子供が扉の向こうにいるが、一人では手出しできないようだ。
犯人はまたもズールの手下らしい。
彼はリュウ達に一度街へと戻って東にある塔から呪文の書を取ってくるよう
要請する。そこで一先ず帰還し、ヴァサンに事情を話すと
塔の鍵を渡してくれた。内部を探索し書物を見つけてタオ・ホーの元へ
戻る三人。書物を渡すと彼は記されていた呪文を読み上げ扉を開いた。
プレイヤーがようやくお使いに行かされた意味を悟ると
彼はルードを「ここから先はズールの支配する危険地帯なのでお前では
これからの旅には役不足(役不足は原文まま。ひょっとして誤用?)」
として代わりにパーティーインすることに。ワガママなじーさんに
しかし大人なルードは「カロン様の手伝いもありますから」と
にこやかに去っていった。あんたいい人だよ。
扉の奥には魔物が待ち構えていた。リュウを始末するために
子供をさらいおびき寄せたという。ズールの手下達にとっては
ガヴァナーに近づこうとするもの全てが敵であるらしい。
そんな手下を手早く片付けると、敵は死に際に
エドナの秘法はすでに我々が手に入れた、お前達には
ガヴァナーの手助けはできないだろう、と言葉を残す。
人質を助け出し、エドナに戻ったリュウは心配する親元へ
子供を届けると神殿を訪ねヴァサンに手下の言葉を伝える。
あわてて司祭が秘法の確認へ向かうと、入れ違いに
ファナの知人がやってきて、彼女の祖母が危篤であると告げた。
ところが彼女の祖国、エウラドーナはある事情の元鎖国をしており
許可の無い人間は立ち入る事が出来ないらしい。
ヴァサン様に行き先を伝えてくれたら後から追いかけるから、と
ファナは迎えに来た知人と共に祖母の元に向かったのだった。
433 :
ガデュリン:2007/02/12(月) 05:29:52 ID:w+SNfdyF0
戻ってきた司祭は神殿に保管していた宝が無くなっていたと語る。
宝の名は天の舵。ガヴァナーが天空船(=宇宙船)なるものを操るのに
必要不可欠な道具とのこと。このままではリュウがコルダーンに
着いても地球には帰れない。ヴァサンはオロという国に
ガヴァナーの伝説に詳しい人物がいるので、彼を訪ね
知恵を授けてもらうように進言する。
オロのカーティアという町に着き、門番にヴァサンの紹介だと言って
通してもらう。と、そこに先ほどファナを迎えに来た若者――チホリが
駆けつけた。なんとズール教団がエウラドーナに攻め入り
ファナの祖母が住む町も襲撃を受けたのだという。おまけに彼女は
さらわれてしまい(お前はマ○オのピー○姫か)巫女のルーナなる
人物が彼女を助けに来てほしいと言っているとか。門番にルーナ様の
名を出せば通してくれるはず、と言った所で彼は倒れてしまった。
傷だらけの身体で命からがらここまで辿り着いたようだ。
リュウに全てを伝え終わると間もなくチホリは死んでしまった。
リュウ達はガヴァナーの話は後回しにしてファナを救出する事に決め
エウラドーナの首都エウレスへと向かう。街は破壊されてはいたものの
復興が進んでおり、人も多い。まずは話を聞くため太陽の神殿と
呼ばれる場所へ行きルーナと謁見する。どうやらさらわれたのは
ファナだけではないらしい。ルーナはリュウとファナが深い間柄
だと聞いて彼を呼びつけたのだとか。
徐々にRPGにはありがちの便利屋と化してくるリュウだが
ともかくファナを助ける為、集団が向かったという北の方角へ
行ってみることにした。立ち寄った森の中の村で話を聞くと
敵は北にある洞窟に行ったらしい。洞窟の入り口はルーナにより
封印されていると聞いたので(その割には敵は自由に出入りしてますが)
神殿へ戻り彼女の協力を仰ぎに行く。経緯の説明をすると
彼女が封印を解除するために同行してくれることになった。
434 :
ガデュリン:2007/02/12(月) 05:32:19 ID:w+SNfdyF0
ルーナの力で洞窟の封印をとき、奥へと進む。突き当たりの怪しい
空間に飛び込んだリュウ。そこではファナの他、幾人かの若い娘が
生け贄にされそうになっていた。ズールの神官たちはリュウの目の前で
彼女らをブレストラの場所へ送ってしまう。急いで神官をやつけて
駆けつけると、一行の前に三つ首の龍が立ちふさがった。こいつが
ブレストラのようだ。リュウ達はなんとかこれを撃退することができた。
奥まった小部屋に彼女達はいた。リュウを見て駆け寄り抱きつく
ファナ。娘達が無事でルーナも安心したようだ。最高位の巫女である
ルーナはリュウに礼を言うととっとと街に帰って行った。いくら街が
気がかりだとはいっても恩人を魔物の巣食う洞窟に放置して
帰るってあんたそりゃあないんじゃないだろうか。
病人は人前に出ないという謎のしきたりのせいで祖母には会えなかったが
ともかく再びファナもメンバーに加わり、改めてオロに行って
話を聞く事に。ズールの連中を倒したとあり、リュウをこの星に迫る
危機を打破することのできる人物と認めてくれた老人はさっそく
コルダーンについての情報を教えてくれた。
百聞は一見にしかず、ガヴァナーの話を長々語るより直接コルダーンに
行くのが早いと言って、かの場所へ向かう方法を説明してくれる老人。
リゴルドにある時の門をくぐればいいらしいのだが、そこに辿り着くには
聖者への試練の部屋、というものを通らなければならないという。
試練の部屋を開けるには5つの天空の宝石を集める必要があり、その一つは
村のはずれの宝の洞窟にあるというので三人はそこに行く事にした。
首尾良く天空の宝石の一つ、夕焼けの玉を手に入れ次なる宝石の
ありかを捜す。玉が隠されていた場所と同じ形の扉を各地で
見てきたリュウは今まで立ち寄った遺跡や神殿を回ってみる
ことにする。予想通りそこにあったのは天空の宝石。
太陽の玉、朝焼けの玉、青空の玉の三つを見つけて残す所は一つとなった。
435 :
ガデュリン:2007/02/12(月) 05:34:03 ID:w+SNfdyF0
最後の一つを求めて新天地へ旅立った一行。砂漠を超えバヴァリスの国に
辿り着いた三人は、しかし門番に追い返されてしまう。それでもしつこく
街に入ろうとするとそこにあの職務放棄男、ドランがやってきたではないか。
彼が門番にこいつらは知り合いだから通してやれ、というと
「将軍のお知り合い!?」とびびった門番はすぐに立ち退いた。ドランは
用事があるらしくまた後で会おう、というとどこかに去っていく。
バヴァリスの街、リコルドを回るリュウ達。闘技場や神殿、博物館など
様々な施設が並んでいる。中でも博物館には「とるねこのはらまき」という
非常に気になるものが飾られていたりするが……DQ4?
一番気になる玉があると思しき扉の前には人がいて入れない。どうした
ものかと街を歩いていたら子供が生まれそうな一人のバヴァリス人の
家を見つけた。家の子供に頼まれ医者を呼びに行くと、医者は子供に父親を
呼びに行くよう言いつける。父親は博物館で扉の前にいた人物だった。
これはチャンスとばかりに博物館へ走り、扉の奥に入り込んで
大切に保管されていた宝箱を開ける。中には宝石の一つ、星空の玉が
入っていた。ガデュリンを救うという建て前のもと地球に戻る為に
窃盗を働くリュウ。これでようやく全ての宝石が揃った。
都合が良いと言おうか、試練の部屋はこの街の神殿の地下にあるらしい。
彼らはコルダーンへ向かうべく足を進めた。
あまりのきれいさにうっとりしながら(本当にそうメッセージが出る)
扉のくぼみに全ての玉をはめると、今まで一度も開かれた事の無いとされる
扉が初めて道を開けた。するとそこにドランがやって来る。曰く
やっと暇がとれたらしい。……まさか軍をクビにされたんじゃなかろうな。
同じガヴァナーを振興する民であるバヴァリスとマイヨールの戦に
疑問を感じ続けていた彼はこれでようやく神の真意を知ることができると
随分嬉しそうだ。審判を下すべく待ち構えるガヴァナーの子、グラの神像に
会うために心強い仲間を得た一行は先へ進む。
436 :
ガデュリン:2007/02/12(月) 05:38:23 ID:w+SNfdyF0
ここで一度街の人達から得られた惑星ガデュリンについての説明。
大昔にガヴァナーと呼ばれる種族(ガデュリンの民は彼らを神と呼ぶ)が
ガデュリンを創り、そこに様々な生き物を移住させたり様々な施設を
作ったりした。この星に生きる生物は人から魔物まで全てがガヴァナーにより
作られたものであるらしい。各地には彼らの声を聞く神殿が設置されているが
最近は何があったのかガヴァナーからの声は届いていない。
万能の力を持つと呼ばれるガヴァナーにもたった一つ存在する敵。それが
ズールと呼ばれる何か。ズール教団の人間はズールを神々と称し
崇め奉っているらしい。が、何分謎の教団なので詳しい実態は不明。
現段階ではどうもガヴァナーはズールにおされ気味のように感じる。
ズールの目的もガヴァナーの意図も定かではないが、客観的にはズール側の
方が生け贄と称して人攫いをしたり魔物に人を襲わせたりと野蛮。
基本的にガデュリンの民はガヴァナー唯一信仰だが、彼らは個人には手を
差し伸べないようで、ズールはそこを狙い甘言で人々を引き込んでいるようだ。
437 :
ガデュリン:2007/02/12(月) 05:39:29 ID:w+SNfdyF0
無言で立ち塞がるグラの神像を倒し、時の扉を開こうとすると
扉の横の機械が突如として喋りだした。用が無ければ扉を開けることは
出来ないとするロボットにズールが天の舵を盗んだ話をすると
それは一大事、と時の扉を作動させてくれた。地球への重大な手がかりに
近づけるとあってリュウは興奮しつつファナの手を握り(実は前の時もファナと
手を取り合ってたり)扉に飛び込む。後ろの二人も大変だなあ……。
目を開けると、そこは機械が闊歩する場所だった。道行くアンドロイドに
尋ねると、アンドロイドはここをコルダーン宇宙港だと言った。
しかし話に聞いたイメージとはかなり違う。どこか様子おかしい。
機械に襲われつつ内部を探索する一行。そこにはズールの命令を受け
機械兵器を作るアンドロイドの姿があった。まともなロボに話を聞くと
ズールの破壊工作により警備システムが暴走したのだと教えてくれた。
正常なロボット達の様子と話から、現在コルダーンはガヴァナーとの連絡が
途絶えてしまったことが分かる。また、コルダーンとはガデュリンと宇宙を
結ぶための場所であり、ここにいるロボット達は旅人に情報を提供するため
配置されていることも聞けた。人間の姿を探して右往左往していると
小部屋の一つにてとうとうコルダーン人に会える。
ここにいる唯一の人間であるらしい彼は、すでに全てを把握していた。
コルダーン人とはガヴァナーに作られたクローン人間という秘密を暴露して
くれた彼は、続けて天の舵とはガヴァナーの高速宇宙船のコントロール装置で
宇宙船を発信させるにはガヴァナーの許可が必要である事を教えてくれる。
地球に戻るにはガヴァナーを救わなければいけないという
まあプレイヤーには今更な交換条件を出され、リュウは改めてズールに立ち向かう
ことになった。ズールと戦うのに必要な武具が封印されている扉を開く為の
鍵を譲り受け、リュウは再びガデュリンに戻り装備を集める事に。
……ソフトバグってルーラ使えないのに、マジ勘弁してくださいorz
438 :
ガデュリン:2007/02/12(月) 05:41:40 ID:w+SNfdyF0
ここからちょっと個人的感想も交えてゲームの設定の裏側。
惑星ガデュリンの正体。コルダーンの施設とロボットの言から察するに
それはどうやら実際の人間を使った一大テーマパークのようだ。
ガデュリンにいるのは真実を知らない人間と、外から来たガデュリンの
人間になりきって遊んでいる人間、そしてその管理者の三種類に
分けられるようで、正直必死で生きている人間の側でゲーム感覚で
外から遊びに来ている奴がいるのかと思うと個人的には胸糞悪い。
つーかぶっちゃけSO3かよ、みたいな。
しかし、だとしたらあのオープニングの説明や現在の異常はなんなのか。
そもそもガヴァナーはそんな一旅行者(リュウの場合は遭難者のようなものだが)
に助けを求めるなんてちょっと間違ってないかとか色々不可解な事だらけだ。
ひょっとしてこれはガヴァナーによる壮大な釣りではないかと疑心暗鬼に
陥りながらそれでもプレイヤーはコントローラーを握り続けるのだった。
……ということで徒歩でアイテム探しにいってきますので続きは少々
お待ち下さい。出来ればこの休みでクリアしたいのですが、どうなることやら。
439 :
ガデュリン:2007/02/12(月) 08:14:19 ID:w+SNfdyF0
先ほど投下したのが事前に書き溜めたものだったのと
思ったより短かったのとでかなり早く戻ってくることができました。
ではラストまで一気に投下いきます。寝てないので少々
テンションがハイな部分がありますがお許しください。
ズールの分身であるゴルバスを倒さないとズールにはダメージを
与えられないとか対ズール武器はディガンの魔石という動力源がないと
効果を発揮しないとか超重要要項をイベント外部でこっそり教えてもらいつつ
各地で徒歩にて装備回収をしていると、グランデの廃墟で噂のゴルバスに
遭遇する。ドランは謎の力で叩きのめされてしまい、他の三人も金縛りに
あったように動けない。そこにアレイ・ブルーと名乗るアンドロイドが
コルダーンから助太刀に来てくれた。ボロボロになったドランをコルダーンへ
転送すると、アレイ・ブルーは代わりにパーティーに参加する。
大層な事を言った割にはそんなに強くなかったゴルバスを倒すと、こいつは
末期に「ズール様は今も中央制御室に攻撃をしかけておられるはずだ
ガヴァナーが倒れるのも時間の問題、お前達には中央制御室へ行く事すら
できまい」と言って絶命した。まあよくある負け惜しみだ。
あちこちで迷ったり嫌になったりしながらようやく全ての装備がそろい
コルダーンへ戻り、中央制御室への時の扉の前に立つ。装備が揃ってないと
門前払いだった扉も今の彼らをさえぎる事は無い。準備を万端に整え
リュウ達はいよいよ長い旅の終わりへ向けて足を踏み出す。
正直暴走した機械より弱いラスダンの敵を倒しつつ奥へ。地下三階、
中央制御室の中枢に紫の髪の顔色の悪い男がいる。どう見てもズールな
この男の前に歩み出ると、どこからともなく声が聞こえてきた。
(プレイヤーにはどう考えても目の前の奴が喋ってるようにしか
見えませんが何処からか分からないっていったら分からないんです)
言うまでもないがやはりそれはズールその人だった。ガヴァナーを消し去る
ところだったがまあいい、お前達から先に消してやる、とラスボスに
あるまじきあっさりとしたセリフと共にラストバトル突入。どうでもいいが
最終ボスのはずなのに逃げるが可能なのはボスとしてどーよ?
440 :
ガデュリン:2007/02/12(月) 08:14:54 ID:w+SNfdyF0
何段階もの変身の末に、とうとうズールは倒れる。断末魔の叫びを上げて
消滅した後には、天の舵が落ちていた。それを拾い上げ、ズールがいた場所の
後ろの扉を開くと、そこには今まで何度と無くその名が語られながら
具体的な事は一切わからなかったこの星の神、ガヴァナーがいた。
巨大なスフィンクスのような機械の頭部の部分に顔が浮かび上がる。
「私はガヴァナー。はるか昔ガデュリンを作り上げた者だ。
今ではこのように存在だけのものになってしまったが……」
存在だけのものってつまりどういうことですか。意味が分かりません。
つまり意識体としての存在になったということでおkですか、ガヴァナー先生。
そしてガヴァナーから語られるこの星の存在理由。ガデュリンは本来
星星を巡る移動遊園地であり、緊急時には種や生命の保存として
宇宙を旅する巨大宇宙船であったこと。ここに住む全ての生き物は皆、
将来銀河系を支配するであろう地球人を導く為の惑星であること。
ズールとは銀河の破滅を求めるものであり、ガヴァナーの後継に位置する
科学力を持つ地球人は、そのためズールと戦わなくてはならない。
そしてガデュリンとは地球人がズールに対抗できるようになるための
訓練施設のような役割をも担っていたのである。なんて話だ。
先ほど倒したズールは、ズールの中でもほんの手先に過ぎず
地球人が立ち向かうのはもっと強大な相手。ガデュリンはいずれ
訓練の為に地球へと向かうが、一足先に地球に帰りたいのであれば
既に許可は出してあるので天空船にのって帰ればよい。その前に、最後に
言っておく事がある。ガヴァナーは存在だけのものだ、高度な科学力を
自らを守るために行使する事は出来ない。私を守るのはズールと戦う
お前達自身なのだ……。
いや、言いたいことはわかりますよ、わかりますけどね?
何の説明も無く問答無用で魑魅魍魎の跋扈する星に送り込まれて
最終的にはその扱いって、地球人はパシリですか?
なんていうかもう少し労わってくれてもいいんじゃないですか?
協力して銀河を守らなきゃいけないってんならもっと気持ちよく
協力できるような方法とれよ……。どうしてガデュリンその他の星の
人間はこんな奴に気持ちよく支配されていたんだろう。自分にはわからん。
441 :
ガデュリン:2007/02/12(月) 08:16:01 ID:w+SNfdyF0
とりあえずコルダーンに送り帰してもらったリュウ達。いつの間にか
先の戦いで負った傷も治っている。戻ってくるとコルダーン人と
怪我の治ったドランが出迎えてくれた。彼らはズールの手下は宇宙に
逃げていったと教えてくれ、早速天空船を動かしてあげようと
船のドアを開いた。何故か皆でタラップから宇宙船へと乗り込むと
今更のようにコルダーン人が「お前は本当に地球へ帰りたいのか」と
問うてくる。何故かそこでリュウでなく仲間達に話をふるコルry。
ドランもアレイ・ブルーも歯切れが悪い。それもそうだろう、
違う星の人間とはいえこれまで苦楽を共にした仲間なのだ。何より
リュウとファナの二人は……。どうしても帰らなくてはならんのか、と
タオ・ホー。帰っちゃうの?と言外に帰らないでほしいと言っているファナ。
お前ら意地でもリュウを地球に帰さんつもりか。リュウの出した答えは――。
ニア帰る
ファナは黙って見つめている…
ニア帰る
ファナは黙って見つめている…
ニア帰る
ファナは黙って見つめている…
やっぱり帰してくれねーのかよ!フラグはびんびんだったけどな!
地球に戻らず、愛するファナの元でガデュリンに生きることにしたリュウ。
こうしてリュウはガデュリンの一員となったのだった。
――自航惑星ガデュリン・ep4 完――
442 :
ガデュリン:2007/02/12(月) 08:18:01 ID:w+SNfdyF0
以上でガデュリンは終わりになります。……いやマジでこんだけです。
どうしてここでファナをさらって地球に帰っちゃいけないんだろうかと
本気で悩みましたが。個人的な感想を言わしてもらうと、正直
リュウの扱われ方に腹が立ったんですが、まあゲームなのでいいか。
ちなみにこのガデュリン、実はメディアミックス作品で、同じ世界観を元に
小説やらアニメ作品やらになって展開してます。むしろしてましたかな。
そのためこのゲームだけだと話がちょっぴり分かりにくいです。
でもまあ昔のゲームってシステム重視みたいなので。システムもアレですが
これ以上は本気チラシ裏になりそうなので止めておきます。
では、また何か未解決リストのゲームを見つけたら書き込みに来ます。
ガデュリン乙でした。ラストのローラ姫みたいな選択枝ワロタ
ディスクシステムの「ディープダンジョン」と「ディープダンジョン2」をお願いします。
ガデュリン乙。適度なツッコミおもろい。
俺序盤で挫折したからラストまで知る事ができて嬉しいぜ。
セガサターンのバルクスラッシュとプリクラ大作戦のストーリー教えてください
killer7いきます。全部で5レスぐらいになる予定。
話ごとにキャラと用語説明いれます。とりあえず主要キャラと用語は最初に。
“killer7”
ガルシアン:キラ?のまとめ役。人格が死んでも生き返らせることができる。千里眼サーチでHSを見つけることができる。「業者」
ハーマン:キラ?の大将。ガルシアンの主人。普段はボケ老人で、メイドに虐待されている。クン・ランとは旧知の仲。「大将」
クン・ラン:キラ?(引いてはハーマン、アメリカ)の敵。右手の「神の手」の力で、世界的脅威のHSを作ることができる。「隣人」
ミルズ:キラ?に仕事を持ってくる男。
イワザル:キラ?に仕えている男。ヒントをくれたり、アイテムを取ってきたり、たまに罵ったりする。
killer7:別名スミス同盟。アメリカ政府に雇われている殺し屋。多層人格であり、人格を変えると外見も変わる。全員スミス姓。
ヘヴンスマイル(HS):クン・ランによって作られた生き物。元は人間。人間を見つけると無差別に襲いかかり自爆する。
【天使】
アメリカ政府に雇われている殺し屋、キラー7。別名スミス同盟。そのまとめ役のガルシアンがセルティックスというビルに向かっていた。
目的は、世界的脅威となったテロリストの首謀者のクン・ランを生け捕りにし、本陣を壊滅させること。
中に入って最後まで進むと、そこにクンの姿はなく、天使が居た。
天使はHSの正当性を主張するが、ハーマンに「子供は寝る時間だ」と言われる。
天使との戦闘に勝利すると、クンが現れる。クンの右手(神の手)に銃を撃つハーマンだが、吹き飛ばされたクンは弾丸を握っていた。
「世界は変わるのだよ、全てはパスポートサイズになる」
そう言い残してクンは去って行った。
【落日】
フクシマ:国連会の総裁。八雲を書いた7人の1人。アメリカで料亭フクシマのオーナーをしている。
クララ&キバ:国連会の長老。フクシマ死後、マツケンに殺されるが、クンの力でゾンビ状態で復活。
マツケン:クンによって覚醒した。落日以後、日本を率いる代表者になる。
アメリカ:日本が邪魔なので、日本を潰そうとミサイル200発を打ち込むことを決める。
日本:国連会と自民会という二大政党に別れている。
国連会:フクシマを総裁とする、日本の第一政党。アメリカと決裂し、日本の完全な独立を目論んでいる。
自民会:日本の第二政党。アメリカとまだ繋がっていたい。国連会を蹴落とし、第一政党に戻りたがっている。
八雲:昔、自民会の若手7人が書いた文書。ものすごい素敵な内容で、これを読むと世界の仕組みを変えることもできる。
自民会のカサイという男から、フクシマを殺してくれという依頼が来る。
正式にはこれはアメリカが依頼したことで、こっそり生かして八雲を手に入れるつもりだった。
料亭フクシマに乗り込むスミス同盟。フクシマに会い、話をしている途中、秘書のジュリアがフクシマを撃ち殺す。
実はジュリアは自民会の手先だった。フクシマを殺されたことで八雲を手に入れられなかったスミス同盟は、ジュリアを殺す。
八雲を手に入れることができないのなら日本は完全に邪魔になる。
また、日本が潰れれば周辺諸国は土地を手に入れることが容易になる。要は日本は完全に孤立状態。
日本とアメリカの会談も行われたが、完全に決裂し、その場に居た4人全員が撃ち合って死亡。
スミス同盟はゾンビ状態のクララ&キバを殺す。
日本に向けてミサイル200発が打ち込まれ、日本は潰れた。
【雲男】
ウルメイダ:テキサスのウルメイダインターシティーで「ファーストライフ」という会社を営んでいる。社長。
ファーストライフ:ウルメイダの立ち上げた通販会社。かなり有名。
起業家ウルメイダから「俺を捜してくれ」と捜索依頼が来る。会いに行くと、ファーストライフの実体が明らかになる。
ファーストライフは通販などはしていなかった。人間が車に乗って何キロまで耐えられるかなどを、実際の人間を使って計測し、その実験料として金をもらっていたのだ。
ウルメイダは世界中のありとあらゆる病気にかかってみたが、全てワクチンを開発してしまった。
しかしHSだけはきっと無理だろうと思い、もし自分がHSになってしまったら、自分を殺してくれとウルメイダは依頼する。
HSとなって暴走したウルメイダを殺すと、死亡計測をしていた男が現れ、ウルメイダの志を継ぐことを決意する。
【邂逅】
カーティス:シアトル自警団に所属していた。現在は臓器売買に手をつけている。ロリコン趣味を持つ。「白髪」
ダン:スミス同盟の1人。カーティスの元弟子で、ペドロに裏切られてカーティスに殺された。「暴君」
ペドロ:シアトル自警団に所属していた。カーティスと共に臓器売買をしているが、金の為に女の臓器も売っている。
遊園地で幼児を誘拐する事件が多発している。誘拐された子供は殺されて臓器を売られているとのこと。
そしてその首謀者が、ダンの師匠であり、ダンを殺したカーティスだと知る。
遊園地に乗り込むスミス同盟。そこにはカーティスではなく、アヤメと名乗る少女が居た。
アヤメはカーティスが殺し屋として育てた少女だった。アヤメを倒し、スミス同盟はカーティス邸に向かう。
その頃、ペドロはカーティスに殺された。女は殺さずにカーティスに渡す約束だったのに、女の臓器も売っていたからだ。
実はペドロはシアトル自警団の頃、やってはいけない仕事をダンに回し、ダンを裏切り者に仕立て上げた張本人だった。
ダンはカーティスを殺し、長年の師弟対決に決着が打たれた。
【分身】
トレヴァー:人気コミック「ハンサムマン」の作者。
ラブ:ネットでは有名なシナリオライター。ハンサムマンのシナリオも書いている。
ハンサムマン:人気コミックのキャラクター。9人居る。スミス同盟の1人、コンはこれの大ファン。
ハンサムマンというコミックがある。このコミックが人気なのは、コミック内で殺された悪役の名前が実在の人物であり、そして現実でその「悪役」が殺されるということが起こっているからだ。
来週は誰が殺されるのかと読者はワクワク。売り上げはガバガバ。先週殺されたのはスミス同盟の雇い主の民産党(=アメリカ政府)の議員だった。
そして今週は、なんとスミス同盟が殺されるという内容。調子に乗ったトレヴァーを殺す為に、代理店から依頼され、スミス同盟はトレヴァーに会いに行く。
するとそこに本物のハンサムブラックが現れる。流れ弾に当たり、トレヴァーは死亡する。同時にハンサムブラックもダンが殺した。
そして舞台はブロードウェイへと移り、スミス同盟(7人+ハーマン)と残ったハンサムマンのタイマン対決が実現。
ここはイベント戦闘で、最後のガルシアンVSハンサムピンクの時まで、スミス同盟の1勝で進む。
最終戦、いきなりハンサムピンクが姿を現す。本性はラブ・ウィルコックス。ハンサムマンのシナリオライターだった。
彼女はガルシアンに「会えて良かった」と言い、代理店を潰しに独りで戦いに去る。
そこでいきなりファミコン調のエンドクレジットが流れ、「GAME OVER」の文字が。
(ディレクター曰く、これはハーマンがゲームをしているというゲーム内ゲームの話らしい)
【笑顔】
エミール:国立コパーン小学校に居たとされる少年。ゲーム中、鳩書簡という手紙がスミス同盟の元に来るが、その宛先もエミールとなっている。
ホテルユニオン:男女6人を殺し、殺した人物が屋上で自殺したという過去を持つホテル。
・アメリカの選挙の裏の仕組み
この州(コパーン小学校のある州)は選挙人が24人割り当てられている。つまり、この州を制したものが国家の頂点だ。校長は大量に金を積まれている。
選挙会場は学校で、開票する前に文部省がすり替えてしまえばいい。だから国家の最高権力者は、大統領ではなく文部省長官だ。
クン・ランとハーマンが何者かに殺される。ミルズにその話をすると、ミルズは「実は30年前、お前と大将は」と話をしようとするが、彼もまた殺される。
ミルズからの最後の依頼はホテルユニオンでマツケンと密談をすることだった。(余談だがこのホテルで「花と太陽と雨と」のホテルの支配人が出てくる)
しかしどこを探してもマツケンの姿はない。居たのは、謎の男だった。彼は「真実に近づいたらまたお越し下さい」と言う。
ミルズの後にスミス同盟に仕事を持ってきたのは、リンダという女性だった。国立コパーン小学校で真実を知るというのが今回の任務だ。
コパーン小学校に潜入すると、あるFBI捜査官が、エミールという少年を捜査しているという内容のテープを手に入れる。
彼の捜査内容から、エミールが犯罪遺伝子を持つ子供であり、おそらくその後に八雲会に殺し屋として育てられたということが分かる。
ガルシアンは校長とロシアンルーレットをし、勝利する。また、首を吊っていた文部省長官も殺す。
その時、どんな攻撃も受け付けないブラックヘヴンスマイルが現れ、次々にスミス同盟の人格は倒れていく。
最後に残ったガルシアンのみが、黄金銃を使いBHSを倒した。
ホテルユニオンに戻るガルシアンは思い出す。ホテルマンや宿泊客だったスミス同盟の6人を殺したのは、エミールことガルシアン本人であることを。
幽霊として現れたミルズに「泣くな」と言われ、真実に向かう為に屋上へ行く。
屋上には殺人鬼ハートランド(=エミール)が居た。彼を撃ち殺すと、ムービーになる。
唐突にエミールは自殺をする。それを見ていたガルシアンは慌て、「違う、僕じゃない!」と叫ぶ。
恐る恐るトランク(常時持っている。人格が死ぬとそこに人格の首を入れて持ち帰り、蘇生させる)を開けるガルシアン。
そこには、スミス同盟6人の武器が入っていた。
【獅子】
戦艦島へ向かうエミール。ただひたすらに道を進む。他の人格には変えられないし、千里眼の力も持ってはいない。
奥にはマツケンが居て、殺すか生かすかを選べる。(殺せば日本は完全に潰され、生かすとアメリカに報復攻撃をされる)
更に奥に進むと、自分の部屋にたどり着く。いつも行くことのできなかった部屋へ向かうことができる。
すると角をチラリと曲がる影が。それはいつも自分をサポートしてくれたイワザルの姿だった。
部屋の隅に逃げたイワザルを撃つと、笑い声を上げて倒れる。初めて見たイワザルの顔は、クン・ランそのものだった。
考えるのではなく感じるゲームだ、と言っているので、「よく分からない」と思ったら、己でプレイして考える方がいいです
ゲーサロ板にkiller7スレがあって、素敵な考察が沢山なされているので、そちらを確認すると結構分かります。
間違えてたら補足よろしくお願いします。
あと、最初のレスのキャラ説明がなぜか「キラ?」になってしまいました。
すいません。「キラ?」に直しておいて下さい。
「花と太陽と雨と」も時間があればやります。
なんてことだ。直すもへったくれもない表記になってしまった。
いっそ「スミス同盟」でも「killer7」でもいいです。すいません。
>>221 なるほど、再リクがあったら載せてるのか。把握した
遅レスですまんが
>>225もサンクス
なぜか221が透明になってた
>>187>なんだこりゃ、と迂闊に飛び込むと…、アチチチチッ!
>なんと、この液体は非常に強力な酸だったのだ!
ざんねん!!
わたしの ぼうけんは これで おわってしまった!!
って続きそうな文章だ