>>858-861 の続き
「ステラ事変」から2年、
凶暴化したステラの民と魔獣の脅威に晒されながらも
各国とも、いまだ国としての体裁を保っていた。
これは、
ステラの民来訪から殲滅作戦までの事実が隠蔽され、
大衆には「魔族の襲来」という
捻じ曲げられた情報が流されたことにより、
各国とも「魔族討つべし」という
気運が高まり、士気が上がったおかげかもしれない。
ステラの民=魔族の本拠地である箱舟は
「伏魔殿」と呼ばれ、恐怖の対象となっていた。
この2年で、魔族は
「人間を家畜、食料とみなす」という宣言通り、
各地から人間を攫った。
攫われた人間の末路は悲惨だった。
・奴隷として死ぬまで働かされる。
・生肉工場に送られる。
・生体研究所で解剖される。
・美しき人間は剥製にされ、博物館に飾られる。
・魔獣のエサにされる。
しかし人間たちも無為に時を過ごしていたわけではない。
各国が資本・人材を提供し、ステラ殲滅を目的した
「対魔機構ヴァルキリー(仮称)」を設立。
類まれなる武力を誇る騎士や、
古代から伝わる秘術、刻印術を使う魔導士たちが集められ、
部隊単位で活動、各地で魔族を殲滅していった。
しかしこの「対魔機構ヴァルキリー」には
恐るべき秘密が隠されていた。
ステラ事変の際、箱舟潜入部隊は
箱舟の水源に毒を撒き散らし、
ステラの民がもだえ苦しんでいる隙に、
ステラの英雄「アギ(仮称)」を攫い、
ひそかにリヴァイア王国の古城に幽閉。
その古城を改装し、ヴァルキリー本部を建設した
その後アギを解剖し、
ステラの民の生態を調べ上げたのだが、
その研究の結果、
ステラの民の血を人間が摂取すると、
身体能力・魔力が飛躍的に強化される。
ということがわかったのだ。
つまりこの2年間、魔族に対抗できたのは、
「対魔機構ヴァルキリー」に所属する
エージェントたちの活躍によるわけだが、
彼らはステラの血により強化されていたのだ。
この強化人間製造計画は秘密裏に行われ、
ステラの血は、ヴァルキリー本部の飲料水に
密かに混ぜられ、エージェントにも知らされなかった。
しかし歪みは
静かに、しかし確実に現れはじめた。
ステラの血に過剰に反応してしまうエージェントが現れたのだ。
突然、もがき苦しみ、理性を失い暴走する事件が、
この2年で10件発生。
彼らはヴァルキリーの諜報部に捕獲され、
「ロストナンバー」として研究施設に送られることとなる。
しかし真実は全て隠蔽され、
「対魔機構ヴァルキリー」のエージェントは
今も、世界の平和を願い、ステラの民と戦い続けている。
喩えがガンダムでスマンが地球連邦vsデラーズフリートみたいな構図でいいんじゃねそれ。
ヤバイ・・・やっぱ設定だけじゃなく、
ストーリー考えるの面白いな。
とりあえずシェアードワールドを舞台にした
ストーリーを妄想してみないか?みんな。
ちなみに「対魔機構ヴァルキリー」のテーマは、難民問題。
「人は難民を快く受け入れることができるか?」
うへっ 重いテーマだ。
しかしここまで書いてみたけど、
人間の方がどうみても「悪」だよなぁ・・・。
>>893 レスありがと。
勢力の末端同士では
両軍とも正義はある「戦争」を描きたかった。
あとは、ヴァルキリーのエージェントを「魔人」とみなし、
襲撃してくる組織「セイント(仮称)」とか、
アギの恋人で、ステラの司令官ネイ(仮名)のアギ奪還作戦。
劇場版エヴァのように、
人間サイドからヴァルキリー本部が総攻撃食らう
クライマックスシーンとかいろいろ妄想が広がるなぁ。