RPGツクールのネタを考えるスレ3

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890名無しさん@お腹いっぱい。
>>858-861 の続き

「ステラ事変」から2年、
凶暴化したステラの民と魔獣の脅威に晒されながらも
各国とも、いまだ国としての体裁を保っていた。

これは、
ステラの民来訪から殲滅作戦までの事実が隠蔽され、
大衆には「魔族の襲来」という
捻じ曲げられた情報が流されたことにより、
各国とも「魔族討つべし」という
気運が高まり、士気が上がったおかげかもしれない。

ステラの民=魔族の本拠地である箱舟は
「伏魔殿」と呼ばれ、恐怖の対象となっていた。

この2年で、魔族は
「人間を家畜、食料とみなす」という宣言通り、
各地から人間を攫った。
攫われた人間の末路は悲惨だった。

・奴隷として死ぬまで働かされる。
・生肉工場に送られる。
・生体研究所で解剖される。
・美しき人間は剥製にされ、博物館に飾られる。
・魔獣のエサにされる。
891名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/14(火) 22:15:47 ID:7OxXTnBa0
しかし人間たちも無為に時を過ごしていたわけではない。
各国が資本・人材を提供し、ステラ殲滅を目的した
「対魔機構ヴァルキリー(仮称)」を設立。
類まれなる武力を誇る騎士や、
古代から伝わる秘術、刻印術を使う魔導士たちが集められ、
部隊単位で活動、各地で魔族を殲滅していった。
しかしこの「対魔機構ヴァルキリー」には
恐るべき秘密が隠されていた。

ステラ事変の際、箱舟潜入部隊は
箱舟の水源に毒を撒き散らし、
ステラの民がもだえ苦しんでいる隙に、
ステラの英雄「アギ(仮称)」を攫い、
ひそかにリヴァイア王国の古城に幽閉。
その古城を改装し、ヴァルキリー本部を建設した
その後アギを解剖し、
ステラの民の生態を調べ上げたのだが、
その研究の結果、
ステラの民の血を人間が摂取すると、
身体能力・魔力が飛躍的に強化される。
ということがわかったのだ。

つまりこの2年間、魔族に対抗できたのは、
「対魔機構ヴァルキリー」に所属する
エージェントたちの活躍によるわけだが、
彼らはステラの血により強化されていたのだ。
892名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/14(火) 22:16:25 ID:7OxXTnBa0
この強化人間製造計画は秘密裏に行われ、
ステラの血は、ヴァルキリー本部の飲料水に
密かに混ぜられ、エージェントにも知らされなかった。

しかし歪みは
静かに、しかし確実に現れはじめた。
ステラの血に過剰に反応してしまうエージェントが現れたのだ。
突然、もがき苦しみ、理性を失い暴走する事件が、
この2年で10件発生。
彼らはヴァルキリーの諜報部に捕獲され、
「ロストナンバー」として研究施設に送られることとなる。

しかし真実は全て隠蔽され、
「対魔機構ヴァルキリー」のエージェントは
今も、世界の平和を願い、ステラの民と戦い続けている。
893名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/14(火) 22:31:18 ID:fIwdTcyV0
喩えがガンダムでスマンが地球連邦vsデラーズフリートみたいな構図でいいんじゃねそれ。
894名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/14(火) 22:32:49 ID:7OxXTnBa0
ヤバイ・・・やっぱ設定だけじゃなく、
ストーリー考えるの面白いな。

とりあえずシェアードワールドを舞台にした
ストーリーを妄想してみないか?みんな。
895名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/14(火) 22:35:50 ID:7OxXTnBa0
ちなみに「対魔機構ヴァルキリー」のテーマは、難民問題。
「人は難民を快く受け入れることができるか?」
うへっ 重いテーマだ。

しかしここまで書いてみたけど、
人間の方がどうみても「悪」だよなぁ・・・。
896名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/14(火) 23:09:27 ID:7OxXTnBa0
>>893
レスありがと。
勢力の末端同士では
両軍とも正義はある「戦争」を描きたかった。

あとは、ヴァルキリーのエージェントを「魔人」とみなし、
襲撃してくる組織「セイント(仮称)」とか、
アギの恋人で、ステラの司令官ネイ(仮名)のアギ奪還作戦。
劇場版エヴァのように、
人間サイドからヴァルキリー本部が総攻撃食らう
クライマックスシーンとかいろいろ妄想が広がるなぁ。