【坂口x鳥山】ブルードラゴン【MISTWALKER】part11

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285名無しさん@お腹いっぱい。
--新作ゲーム 2 本では、どのような立場をとられるのでしょうか?
また、それぞれどのようなゲームになりそうでしょうか。

坂口「僕の立場は、基本的にはプロデューサー、そしてシステム面も含めた
シナリオライティングが主になると思います。1 つはリアル路線のゲーム
ですね。スタイリッシュな映像で、僕がもともと目指していた、すごい映像
の中を歩く快感を味わえるようなゲームです。ストーリーは RPG にありがち
な成長物語ではなく、主人公はどちらかというと悟った人間。でも、そんな
達観した人でも、こんな些細なことで笑うよ、こんな日常的なことで泣くんだよ、
ということを表現してみたい。ちょっと深層心理を表現したような、ディープな
作風になる予定です。もう 1 つは、デフォルメしたキャラクターが動く、元気を
もらえるような RPG にしたいです。どんな苦難があってもあきらめずに歯を食い
しばって前を向くようなキャラクターが主人公。ずいぶんテイストの違う作品に
なると思いますよ」
286名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/05(土) 19:41:11 ID:TXp2j6Oe
--非常に楽しみです。坂口さんといえば「ストーリーテラー」といった
イメージが非常に強いのですが、何か指針にしているようなこだわりや、
RPG に対する思い入れみたいなものはありますでしょうか。

坂口「そうですね、ゲームを作ってきた時代ごとに、そういう思い入れや
こだわりは変遷していますから…。今の僕についてお話すれば、すごい映像
の中を現実世界のように歩く快感は、もうやり遂げた気がするんですよ。
でも、せっかくキレイな映像があっても、触れなければただの飾りになって
しまう。そこで、その世界にあるものはシームレスにいろいろと触れる、
世界をすべて触っちゃう感覚というのかな。そういうものを目指したいと
思っています。また、先ほどもお話しましたが、ストーリーはただの
成長物語から脱却し、今までになかった笑い、泣きのシーンを創造したいと
考えています。遊んだあとに新鮮さを感じられるような、インタラクティブ
を掘り下げたものを表現してみたいですね」
287名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/05(土) 19:42:16 ID:TXp2j6Oe
--最後に、坂口さんの作品を楽しみに待っているゲームファンに向けて
一言いただけますでしょうか。

坂口「ユーザーは、僕自分が楽しいと思える感覚、僕自身の波長を受け止めて
くれる、嬉しくてありがたい存在です。ですから、ゲームを作る時、わざわざ
お金を出して買ってくれるユーザーを満足させたい、という最低限の思いを
忘れたことはありません。自分が信じる面白さをお届けいたしますので、楽しみ
にしていてください」