【坂口x鳥山】ブルードラゴン【MISTWALKER】part10

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784名無しさん@お腹いっぱい。
これは坂口自身が語った今回の立場。

--新作ゲーム 2 本では、どのような立場をとられるのでしょうか?
また、それぞれどのようなゲームになりそうでしょうか。

坂口「僕の立場は、基本的にはプロデューサー、そしてシステム面も
含めたシナリオライティングが主になると思います。
1 つはリアル路線のゲームですね。スタイリッシュな映像で、僕が
もともと目指していた、すごい映像の中を歩く快感を味わえるような
ゲームです。ストーリーは RPG にありがちな成長物語ではなく、主人公
はどちらかというと悟った人間。でも、そんな達観した人でも、こんな
些細なことで笑うよ、こんな日常的なことで泣くんだよ、ということを
表現してみたい。ちょっと深層心理を表現したような、ディープな作風
になる予定です。もう 1 つは、デフォルメしたキャラクターが動く、元気
をもらえるような RPG にしたいです。どんな苦難があってもあきらめずに
歯を食いしばって前を向くようなキャラクターが主人公。ずいぶんテイスト
の違う作品になると思いますよ」
785名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/25(火) 16:05:04 ID:k8fzVzQy
--非常に楽しみです。坂口さんといえば「ストーリーテラー」といった
イメージが非常に強いのですが、何か指針にしているようなこだわりや、
RPG に対する思い入れみたいなものはありますでしょうか。

坂口「そうですね、ゲームを作ってきた時代ごとに、そういう思い入れ
やこだわりは変遷していますから…。今の僕についてお話すれば、すごい
映像の中を現実世界のように歩く快感は、もうやり遂げた気がするんですよ。
でも、せっかくキレイな映像があっても、触れなければただの飾りになって
しまう。そこで、その世界にあるものはシームレスにいろいろと触れる、
世界をすべて触っちゃう感覚というのかな。そういうものを目指したいと
思っています。また、先ほどもお話しましたが、ストーリーはただの成長物語
から脱却し、今までになかった笑い、泣きのシーンを創造したいと考えています。
遊んだあとに新鮮さを感じられるような、インタラクティブを掘り下げたものを
表現してみたいですね」
786名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/25(火) 16:05:56 ID:k8fzVzQy
--最後に、坂口さんの作品を楽しみに待っているゲームファンに向けて
一言いただけますでしょうか。

坂口「ユーザーは、僕自分が楽しいと思える感覚、僕自身の波長を
受け止めてくれる、嬉しくてありがたい存在です。ですから、ゲームを
作る時、わざわざお金を出して買ってくれるユーザーを満足させたい、
という最低限の思いを忘れたことはありません。自分が信じる面白さを
お届けいたしますので、楽しみにしていてください」