【僕らで】.hack//シリーズパロディスレ【作る】

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713名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/17(月) 11:21:59 ID:KZ1GDp5H
イイヨー!
714名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/17(月) 11:40:49 ID:7F5lJzOS
>>712
ハセヲ「だからもう笑うなって!」
朔「せ、せやかて・・・プッ・・・コケたときのハセヲの顔・・・アハハハハハハハ!」
すっかり明るさを取り戻した朔。ハセヲとしてはさっきまでのよりはこの方がよかった。
ハセヲ「あぁもう!行くぞ!」
朔「あぁん!待ってや!」
慌ててハセヲに追いつく朔。そのままハセヲの手を握る。
ハセヲ「お、おい」
朔「あかんの・・・?」
下からハセヲを見上げる。
ハセヲ「い、いやそんな事は・・・」
すると朔は嬉しそうに
朔「えへ♪」
ドキィ!
朔「?」
ハセヲ「(だ、だめだだめだ!こいつはまだガキじゃねぇか!)」
突然顔を赤くして首をブンブン振りだしたハセヲ。そこに朔が下から見上げて
朔「どないしたん?」
うっ、っとハセヲは顔を背けて
ハセヲ「な、なんでもねぇよ!ほ、ほらゴールだぞ!」
ごまかす様にそう言うハセヲ。朔が前を見ると確かに光が見えていた。
朔「(小声で)もうちょっとこのままで・・・」
ハセヲ「ん?何?」
朔「な、なんでもない!」


へな子「大儀であったぞハセボンヌ!」
しゃけ「ありがと〜(・〜・)/」
無事トライフルの面々まで送り届けたハセヲだったが
朔「先に行っといて!ウチこいつにまだ話あるから。」
へな子達が去ったあと朔はゆっくり話を始めた。
朔「今日はホンマにありがと。」
頭を下げる朔。
朔「ハセヲがおらんかったらウチあかんかった。」
どうやら改めて礼が言いたい様だ。
朔「あ、そ、そんでな、あの・・・」
急にモジモジしながら俯く朔。何やら言いたい事があるようだが・・・
ハセヲ「なんだ?言ってみな?」
ハセヲが朔と目線を合わせながら言う。
朔「あ、あの・・・う、ウチと・・・ウチと・・・」
朔は意を決して顔を上げた。その真剣な表情にドキッとする。
朔「と、友達になってください!」
頭を下げ、右手を差し出す朔。
ハセヲ「は?」
てっきりまた違う告白でもされるのかと思っていたハセヲは間抜けな声を出してしまった。
朔「あかん・・・?」
朔はどうやら真剣に友達になりたいらしい。ハセヲは
ハセヲ「俺でよければ。」
こうして二人はアドレスを交換して友達となった。しかし友達の認識には違いがあるようで
朔「ハセヲ!」
くいくい、と手招きする朔。ハセヲが顔を近付けると

チュッ

ハセヲ「!」
朔「じゃあ冒険誘ってな!」
ハセヲは去って行く朔をただ呆然と見ていた。
ハセヲ「あの野郎・・・」
715名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/17(月) 12:44:15 ID:7F5lJzOS
>>714
ゾクッ!
ハセヲ「な、なんだ!?」
すごい殺気が自分に向けられているのが分かる。
アトリ「ハ〜セ〜ヲ〜さん♪」
パイ「あ〜んな若くて可愛い娘と」
揺光「ちゅ〜」
ヤバい。振り返る事ができない。
どんどん殺気が迫ってくる。ハセヲは動くことさえ出来ない。
ハセヲ「ま、まて!俺は何も」
パイ「黙りなさい。」
一言で黙るハセヲ。やはりヘタレである。
アトリ「さて何か言い残すことはありませんか?」
ニッコリ顔だけは笑うアトリ。
ハセヲ「だ、だから俺は」
パイ「黙りなさい。」
ハセヲ「理不尽だ!」
揺光「何も言い残すことは無いんだな!?」
揺光は感情を隠そうともしない。
ハセヲ「いやだから」
パイ「黙りなさい。」
ハセヲ「くそぅ逃げ道はないのか!」
パイ「黙りなさい。」
アトリ「言い訳はなしですか。」
揺光「ちょっと見直したよ!」
パイ「でもやったことには変わりないわ。」
もうハセヲは何も言い返す気はないようだ。
パイ「ペド野郎は!」
アトリ・揺光「「いけませんいけません!」」
パイ「ペド野郎は!」
アトリ・揺光「「天誅天誅!」」
パイ「ペド野郎を!」
アトリ・揺光「「ぶっ飛ばせぇ!」」
三人がハセヲに迫る。
アトリ「地獄の底で!」
揺光「百万回!」
パイ「懺悔なさい!」
三人「「「こんの・・・ペド野郎ォォォ!」」」
ペド野郎「なんでこうなるんだあぁぁぁ!」
ペド野郎は星になった。
一方
朔「(ウチはハセヲと友達や〜♪)」
すごくニコニコしている朔。あまりにも幸せそうで誰も話しかけられない。一人を除いて。
へな子「おおっとただいま電波受信電波受信!朔にゃんはハセボンヌから電波受信!」
朔「(〜〜〜♪)」
しかし無視。
へな子「はうあ!こりは重傷なり!れ、恋愛病棟は何時から!?わらわも入院したい!」
しかし朔はからかいの声を無視してハセヲに想いを馳せる。
朔「(ハセヲは好きな人おるんかなぁ・・・)」
少し下を向く朔。しかしすぐに顔を上げて
朔「(そうや!好きな人がおってもウチが奪い取る!まっとってなハセヲ!ウチはいつか立派なれでぃ〜になる!そしたら・・・そしたら・・・」

―――ウチだけを見てや!
716名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/17(月) 12:50:10 ID:H2Wa9iJD
へな子の使い方うまい(^ω^)
717名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/17(月) 13:19:13 ID:fzDXPXmm
へな子に一番萌えた
718名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/17(月) 13:31:47 ID:52H8Zayu
朔カワユス(*´Д`*)

ところで提案なんだが、一度に全部投降できない職人はコテハン
をつけてくれんかのぅ?(作品名とかでもいい)

今だと後からログみて特定の話だけを追おうとすると結構やりづらい
のだが、コテハンつけてくれると専ブラのフィルタ使って簡単に読める
ので楽なのじゃよ。
719名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/17(月) 13:35:24 ID:yIEKxlT3
GJ!!トキメキッシュ!!
そうか・・・メイガスをDDしたからハセヲも…ロrうわなにをやめくぁwせdrftgyふじこ
720名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/17(月) 15:27:51 ID:nMzfFgQO
GJ!!
電波受信〜で前作パロディ版のエルクを思い出した

ここ読んでるとG.U.にパロディモードがなかったのが悔やまれるよ
なので「歩くような〜」発売後でいいから、
.hack//G.U. Vol.1 パロディ版 再誕
.hack//G.U. Vol.2 パロディ版 君想フ声
.hack//G.U. Vol.3 パロディ版 歩くような速さで
を出してほしいね
721FACE:2006/07/17(月) 16:17:51 ID:+KDraP4f
ここで>>705のリクエストに答え(?)てそのプロローグを公開。

「今まで・・・ハセヲさんは私じゃなくて志乃さんを見てきたんですよね。・・・・ホント私、バカみたい・・・」

 何の前触れもなく、何の理由もなく俺はアイツがあの時の言葉を思い出した。リアルのベッドの上で・・・

 悪夢にうなされるような感覚でもなく、かといって普通に目が覚めたような感じもしない。ただ、どうしてだろうか、なにかが胸の中に何かが残っている感覚がする。

 何故だろうか・・・今になって・・・・・・

「あ〜・・・・・」
 無駄意味にイラつくのを発散させるように荒々しくボリボリと頭をかいた。

「やな夢見ちまった・・・」

 何であんな夢を見たのか、なんでこんなにイライラするのか、俺にはわからなかった。その理由を寝不足のせいにして。俺再び目を閉じた。


 俺は何を望んでいる?

 あの世界で失ったもの全てを取りもどす

 失ったものはなんだ?

 ・・・・・・・・。

 俺は本当にそれだけを望んでいるのか?

 眠りにつくまで俺は自問自答を繰り返した。答えなどかえって来るはずもない自らが問いかける問いを


 薄れていく意識の中で最後に頭に浮かんだのは、あの時、俺を見て泣いていたアイツの姿だった

「(アトリ・・・・・)」
722名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/17(月) 16:49:12 ID:7F5lJzOS
>>718
ならばここにいる時だけは作品名か何らかの名前を語る事にしよう。
次スレからはテンプレ作って書くときは名乗るなり作品名付けるなりルールを作るのもありかもな。
まぁその前にまとめサイト誰かプリーズm(_ _)m



いっぺんへな子でなにか書きたいなぁ。ハセヲは脇役で。
723ノグムンチョ:2006/07/18(火) 01:26:53 ID:HRI2cNDl
暑い中昨日友達とプールに行きおもいついたパロディネタ


夏休み真っ只中、今日も俺はいつものようにthe worldにログインする

ハセヲ「とりあえずカナードに行こう、誰かいるかも」

俺はいつものように、カナードに向かった

シラバス「ハセヲ!おはよー」
ガスパー「遅いぞ〜ハセヲぉ〜」
ハセヲ「お前ら今何時だと思って・・・・・」
シラバス「朝の7時だね(^-^)」
ハセヲ「くるの早いな・・・」
ガスパー「ハセヲだって、同じだぞぉ〜まだ人があまりいないしな〜」
ハセヲ「お、俺はカナードのギルマスだしよ・・・その早めにって//////」
シラバス「やっぱりハセヲは頼りがいがあるね!それはそうと今日からプールのエリアが配布開始だよ!ハセヲもいっしょにいこうよ^^」
ハセヲ「俺は興味ねぇ・・・」
ガスパー「ハセヲ〜いっしょにいくぞぉ〜」

ガスパーはいつものように俺にしがみついてきた・・・・・
ハセヲ「わ、わかったから離れろっつーの」

結局俺も行くことになってしまった・・・ハァ〜・・・

シラバス「よし!決定だね!エリアワードは 青々し 快晴の ハワ●アンズ だよ」
ハセヲ「ハワイアンズってw」

続く
724名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 01:34:04 ID:f2C5R+Vg
ハワイアンズかw
夏カシスw
それとはがきオメ
725ノグムンチョ:2006/07/18(火) 01:43:08 ID:HRI2cNDl
>>723続き

エリアワード 青々し 快晴の ハワイ●ンズ(笑)についた、プールの様子はデカいプールが一カ所、ものすごく長いウォータースライダーが一カ所、後は俗にいう「流れるプール」だ・・・なんでもありだなthe world

ハセヲ「さてと、じゃあ水着に着替えてくるか」
シラバス「よし行こう!」
ガスパー「いくぞぉ〜」

更衣室にて

シラバス「ハセヲ、言い忘れたけどアトリちゃんと揺光さんとクーンさんとぴろし3も誘っといたからね^^」
ガスパー「パイさんも誘ったけど、忙しいからこれないってさぁ〜」

やっと着替えて終了っと、あいつらもきたな・・・

アトリ「ハセヲさんこんにちは!」
揺光「来てあげたんだから感謝しろよ、ハセヲ/////」
クーン「よっ!ハセヲ!今日は俺がお前にナンパ術を俺がおしえ・・・(滝汗)」ぴろし3「おぉ、よき目をした人よ!今日はこのすがすがしい夏を味わおうではないか」

アトリは水色のワンピースタイプの水着で揺光は白色のビキニだ、これはこれでいいような・・・・・い、いかん俺のチムチムが

続くといいんだが
726名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 01:44:31 ID:9WwKyC9+
ハセヲセットもう届いた?
727名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 01:49:29 ID:HRI2cNDl
>>726
それがまだなんだorzこういうのってどれくらいで届くの?初めてだからわからん。なにをやってるんだ文化放送ぉぉぉ
728名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 01:57:08 ID:f2C5R+Vg
>>727
ハセヲが届けてくれるまで待つんだ
1週間ぐらいかも名
729名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 01:59:54 ID:HRI2cNDl
>>728
わかった待ってみる届いたらすぐにうpするお
730名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 02:12:40 ID:9WwKyC9+
>>729
良く言った
オナ禁して待ってる
731名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 02:18:10 ID:Vui5YkT5
>>730
我慢は体に毒だぞ? ほどほどにな
732名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 02:34:36 ID:A7EIDogr
おまいら乙
スレの残りが490KBきったら誰かスレ立てヨロ
今日の揺光分投下




【八咫様がみてる】


ごきげんよう、諸君。知識の蛇へようこそ。
私はGUプロジェクトの長…八咫。
今日はハセヲに代わり私がナビゲート役だ…よろしく頼む。
さて…諸君らも知っての通り The World にはシステムを超越した規格外のモノが存在する。
我々の任務はソレを取り除き、再び世界に安定を取り戻すことにある。
碑文使いと呼ばれる存在こそが世界浄化の鍵を握るのは諸君もご存知だろう?
死の恐怖スケィス、惑乱の蜃気楼イニス、増殖のメイガス、運命の預言者フィドヘル、
策謀家ゴレ、誘惑の恋人マハ、復讐する者タルヴォス―――――――――そして再誕のコルベニク。
これら八相と呼ばれるものを宿す者達が碑文使いだ…現在数名が私の指揮の下、活動している。
今回は極秘に監視・記録していた映像を元に、彼ら“碑文使い”の活躍を諸君にも見てもらおう。
真実か虚構か…それを見極めるのは諸君ら次第。では、始めよう。



《死の恐怖・ハセヲの場合》


「コレやる」
「え…アタシにか?」
「他に誰がいるってんだ?」


ハセヲと揺光。すっかりマク・アヌではお馴染みとなった宮皇コンビ。
最近の揺光はイコロよりもカナードの居心地が良いのか、はたまたハセヲに会いたいのか…よくカナードを訪れている。
最初は何とも思っていなかったハセヲも、最近では殊勝な揺光を気遣ってかよく相手をしてやっている様だ。


「お前の武器、コレと合成すりゃ丁度+5になんだろ?」
「あー…でも…う、受け取れないよ…」
「…俺が使ってた武器は嫌ってか」
「そ、そんなことない! 嫌なはずない…けどさ」
「?」


初期の頃の揺光とは全く違う遠慮がちな姿。
天上天下唯我独尊だった彼女にとってハセヲは特別な存在(PC)と言える。
彼女の本能がハセヲを求めている、とでも言えばいいのか。
自然界において雌の肉食獣がより強い雄を求めるように。


「ア、アタシ、お、男の子からプレゼントとか…貰ったことなくて…アハハ…」
「…面倒臭ぇ奴」
「お、おい!? いらないって言ってるじゃないか!」
「人の好意は素直に受け取れ。武器のレベル低いクセにいっつも最初に突っ込みやがるのは誰だ?」
「う…」
「別にお前の強さを信じてねぇワケじゃねぇけど……なんだ、心配になんだよ」
733名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 02:36:15 ID:A7EIDogr
「わ、分かった、貰っとく…アリガト」
「んじゃ、とっとと豚野郎に練成してもらって来い」
「あ…でも…」
「…今度は何だ?」


半ば強引に武器をプレゼントされた揺光。
ハセヲの手前断ることができずに受け取ったはいいが次の問題が脳裏を過ぎる。


「ハセヲが初めてアタシにプレゼントしてくれたのに…何か勿体ないよ」
「あのなぁ…練成せずにとっとくつもりか?」
「で、できればそうしたい…かな」
「…女ってやっぱ分かんねぇ」


折角プレゼントをもらったんだから練成せずに記念にとっておきたい。
揺光の考え方にも一理ある。だがプレゼントしたハセヲとしては早くその武器を
練成してもらった方が揺光の攻撃力が上がって戦闘が有利になるので、そちらを優先して欲しいと思っている。
無論、両者ともに口には出さない。


「俺としてはお前に強くなってもらわなきゃ困るんだけど」
「ア、アタシはもう十分強い!」
「…悪ぃこと言わねぇから練成しとけ」
「……」
「揺光? どした?」
「…悪い。ちょっと落ちる」
「おい!」


揺光はカナードからログアウトして消えた。
残されたハセヲはふと、自分に落ち度がないか考えてみたが特に思いつかない。
アトリやパイ、朔もそうだが女性の心理というものはとても理解し難い。
ハセヲにはソレが、何か酷く脆くて危うい硝子細工の様にも思えた……揺光も繊細なのだ。




********************



3時間後――――――――――――。


「待ってたぞ」
「…」
「練成の決心がついたんだろ?
「…ハセヲ」
「あん?」
「練成…してもいいよ。一緒に…見届けてくれるなら…」
734名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 02:37:57 ID:A7EIDogr
「ブヒッ♪ ブヒッ♪ まだブヒか〜?」
「お前も大袈裟だな…たかが練成じゃねぇか」
「たかがじゃない! ア、アタシにとっちゃ…特別な練成なんだ…」
「ふぅん」


デスランディの小気味良い歌声が木魂する中、ハセヲと揺光は並んで練成を見守る。
ハセヲの使っていた双剣と揺光の双剣が1つになる。
パラメーター的に少し攻撃力が上昇するだけ……それでも揺光にとっては特別な練成だった。


「できたブヒ〜♪」
「遅ぇぞ」
「お、遅くてもいいんだよ、こういう場合はっ」
「?」


揺光の言葉に妙な引っかかりを覚えたがハセヲはすぐに練成終了した双剣に眼を戻す。
さすがに+5となれば攻撃力も1.25倍と強力になっているし、
何よりこれで別の双剣とも練成が可能となった。
これまで揺光は攻撃力の低さをスピードでカバーしていただけに
今後はマシな戦いが期待できるだろう。


「ハセヲと…アタシの子…だな」
「…恥ずかしいセリフ禁止」
「何だよ、照れてんのかハセヲ?」
「でっかいお世話だっ」
「へへ、へへへっ」


目に見えて揺光は嬉しそうだ。
デスランディから受け取った双剣を大事そうに抱え、抱きしめている。
以前の彼女のキツい表情からは想像できない、何か母性すら感じさせるその顔。
ハセヲは何も言わなかった(或いは言えなかった)が、一瞬だが彼女に見惚れた。
やはり女性という生き物は分からない。


「…不思議な感じがする」
「?」
「ハセヲの武器とアタシの武器が一つになったらさ…」
「…」
「アタシとハセヲも…つ、繋がってる…みたいな…?」
「…何か今日はお前の方がエロトーク連発してね?」←前回はハセヲが>>633でエロトーク連発
「バ、バカっ! 繋がるってのはそういう意味じゃない! こ、心が繋がってるって意味だっ!!!」
「……」



これがハセヲの日常総てだとは思わないでくれ。本来の彼は…いやそれをここで語るのは無粋か。
だが彼も苦労しているようだな。死の恐怖……スケィスの今後の働きに期待しよう。
諸君、ご苦労だった。次回のナビまで…ごきげんよう。
735名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 02:38:47 ID:A7EIDogr
やっと八咫様出せた
おやすみおまいら
736名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 03:18:31 ID:7CB5iclI
何故か、世にも奇妙な(ryを思い出した。
何はともあれGJ!!
737名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 12:52:45 ID:hqMd/Ycp
クーン「コイツ・・・アバターなのか?」
パイ「わからない、でもデータ的にはとてもにてる」


                 ∴
                 ∴∵∴    ∴
     ∴∵∴          ∴∵∴  ∴∴
       ∵∴∵          ∵∴  ∴::: i^i_i^i_,‐、
               ∵:: .      ∵:.  ::/U::∪:`U ..::∵∴
      ∵∴∵         : . ..    :∵..::(つ/ ⌒ヽ).)  ∴∵
    ∴∵∴∵∴: : .    . :         : . | : | |   |    ∴∵←ハセヲ
. : ∵∴∵     ....... :  .::___   . : | :∪ / ノ    ∴
.. : :∵      ....::  :: . :::::::∴∵∴\. :.:  | ∵| ||    ∵  ∵
.∴∵     ::..::   .:::::::∵∴∵∴∵:\:  |∵∪∪  . :     ∴∵
.∵      ∵::   :::∵:(・)∴∴.(・)∵. l  / . ∵ :: . :       ∵
∵    ∴∵::.   ::∵∴/ ○\∵∴ | /   ::        .∵
..    ∵∴::     .::::∵/三 | 三ヽ∵ |/....:∴::     .∵  ∵∴∵
.   ∵:..:.:/⌒ヽ::l⌒`i::..| __|__ │∵|...:∵::    .. :    ∴∵
.   :/⌒ヽ|  |;; ;|  |、.|  ===  │/∴::    . :    .∵∴  ∴
.  :(  ヽ;;ヽ__ノ;;; ヽ__ノ !\___/∵ :: . ... . :      .∵    ∴
..∴ >‐ / ̄.. \;;;;ゝ__`ト、.(●)━..:∴::        . :     . ∴∵∴
∴. ( : :/    ,. i〃    l  . . . . . . . . . . .... .. . :    ..:∵∴:
∴∵ ̄|    /.| |、l___ノ    _!_!         .∴:
  ∵  |   | :| |. |        ./∵∴゙i       . :     .:∴∵∴
      | |  |  | |. /.∴∵;;;;/‐‐| .∵∴ :: .. .... . :      .∴∵∴∵
      | | |  U.::、∴∵;;/;)  ゙i∵∴∵:: ... .. ... .. . : :∵∴∵
      | | |    :: . ̄ ̄ ̄   ゙i∵∴∵::.. ...::∴∵∴∵
     / / /      : . . .      ( ̄ ̄.... ::∵
    / / /      : :∴∵ : .    ̄.:∴:.
   .しし’        :: :: ∵:         『蒼淵の守護神』

     ↑アトリ
738名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 13:53:24 ID:lQaxXhg6
ちょwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
739名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 14:57:24 ID:tfGSjp01
>>737
茶吹いちまったじゃないか
740名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 15:10:25 ID:tfGSjp01
あげちまったorz
741名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 18:31:21 ID:nsT8Ugwc
ttp://vegetarianism.o0o0.jp/pochi/upload.html
カサマツにぴろし3のテーマ1分36verあげた
742名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 19:04:39 ID:B/0tasQZ
深く蒼い守護神・・・
tanasinnなのか・・・tanasinnなのk
∵∴∵∴∵∴∵∴/ ̄∵∴∵∴∵∴∴∴∵ヽ
∵∴∵∴∵∴∵∴| ● |∴∵∴∵∴∵∵∵∴ヽ
∵∴∵∴∵∴∵∴ _/ ∴∵∴∵∴∵∴∵∴ヽ
∵∴∵/ ̄ ̄ ̄ ̄   ,-‐-、 ∴ / ̄∴∵∵∴∵)
∵∴/  \     /   ヽ∴| ● |∴∵∵∴ノ
∵/   \ \    l    |   _/∴∵∴ ノ   
/   \ \     ゝ___,.ノ  |∴∵∴∵∴∵丿  tanasinn
743名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/18(火) 20:30:37 ID:f2C5R+Vg
タンルペケィヲ(タルタルガ)の絵書き歌♪
全角SP一つ半角SPも1つ♪
間髪いれずに┳追加♪ENTERを押して♪
全角括弧の中には全角SP一つ♪
そして「なぜならば」♪括弧を閉じてみましたら〜♪
あっという間にミミズさん〜♪

  ┳
( ∵) <ドモ−
744FACE:2006/07/18(火) 22:06:35 ID:BzJS/hok
>>721 (´A`)≡3

その翌日、マク・アヌの港で、何故か俺はあいつ等(カナード)と一緒にいた。
「最近は不景気だよね・・・(´・ω・`)」
 海を眺めながらガスパーがそう呟いた。
 『ショップドングリ』のことなのだろうが、このゲームに不景気へったくそもないだろうに。(アイテム、装備などが不猟などになるはずないから)

 まぁ、経営的にはどちらかというと赤字向きに・・・・・って何言ってんだ俺。
「不景気なら、その分努力すればいい。お前の店だろ?」
 さりげなく慰める俺。
「そうだよね。オイラが頑張らなくちゃいけないよね!ありがとうだぞハセヲォ♪」
 今思ったんだが、何時からお前の店になったんだ?(俺も俺でとんだ失言しちまった)

「そういえば、ハセヲってさ・・・」
 横から、次はシラバスが俺に声をかけてきた。
「あん?」

「アトリちゃんのことどう思ってるの?」
「え?」
 とんでもない質問が飛んできやがった。
「ど、どうって・・・なんのことだよ。」
 答えると同時に顔が俯いてしまう。
「いや、だからさ。そのままの意味なんだけど・・・^^;」
 聞いているシラバスも何故か困った顔をしている。・・・何でだよ。
「なんで・・・そんな事きくんだよ・・・」
745FACE:2006/07/18(火) 22:08:25 ID:BzJS/hok
「いや・・・最近アトリちゃんに冷たいんじゃないかなって思って^^;」
「俺が何時アトリに優しくしてた?」
「そりゃあ・・・例えばアイテムとか装備とかプレゼントしてたじゃない。」
「弱いままだったら、アリーナじゃ役立たずだったからな。もっとも、渡した武器なんかまともに使わなかったがな。・・・他には?」
 実際、アリーナでは戦闘に参加することなく、ひたすらリプスを唱え続けていたのを今でも記憶している。
「えぇと・・・・・・う〜ん・・・・^^;」
 考え込む程俺はアイツに優しくもしてないってことか?

「あっそうだ!」
 思いついたようにシラバスの口から出た言葉に俺は一瞬凍りついた

「アトリちゃんをアリーナに誘ったりとか!」
「・・・・・・・・。」
 何の悪意もない言葉。深い意味があるはずもないはずの言葉。
 相手にそうであるはずの言葉が俺の思考を一時停止させた。
 彼は・・・いや、こいつ等は知らない。俺がアイツにその日何を言ったのか。

『俺の前に二度と姿を見せんな!』
『!!ッ』

「・・・・・・・・。」
「ハセヲ?」
「どうしたんだぁ〜?ハセヲォ?」
「悪い。今日は落ちる・・・・」
「そう、それじゃ。またね、ハセヲ^^」
「明日も会うんだぞ、ハセヲ〜( ^^)ノシ」
 手を振ったりと、明るく振舞っていた2人を、俺は無視するように返事を返すことなく、ログアウトした。


「なんか、元気やなかったよね。今日のハセヲ・・・」
 ハセヲがログアウトした場所を見つめながらシラバスが尋ねた。
「きっと、ショップが不景気なのを察してくれたんだぞぉ♪ハセヲはやっぱイイ奴だぞぉ(^^ )」
「それはないね^^」
 躊躇、考える間もなく、シラバスは即答した。
「(´・ω・`)・・・・・」

 この数週間、何故かよくアトリについて考えていたりする。
 と言っても、不意に時々アトリのことについて軽く考える程度で、それこそ、何かがきっかけで遠い友人のことを思い出したりするくらいのようなものだった。
 なにをどうしようというわけでもなく、何を思っているわけでもなく。ただ、本当に無意識のうちにアトリの姿が浮かぶ。それだけだった。

 だが、不意になんの理由がないからこそ、日に増して俺の胸のそこにイラつきに似たものが蓄積されていった・・・

 そんなある日だった

「今日は、来ていただいて、本当にありがとうございます!」
 律儀に頭を下げてくるアトリ。
 この日、久しぶりにアトリが俺を誘ってきた。
 誘いのメールも、『一緒に行きませんか?』というなんともシンプルなメッセージとワードを添えたものだった。
「暇だったから来てやっただけだ。勘違いすんな。」
 最近のイラつきも手伝ってなのか、俺はいつも以上にアトリに冷たく当たっていた。
「・・・・・・そうですよね・・・。」

 今俺が後悔するとしたら、俺はなんでアイツにこんな態度しかできなかったのか。ということだ。
 お互いを傷付けることしか意を成さないような事を何故していたのか・・・と

続く(最近なんかスランプ状態で、話のつなぎがうまくいかないご様子です(´A`)≡3)

746へな恋。:2006/07/19(水) 11:21:56 ID:ygRLNqbu
シラバス「今日はハセヲもガスパーもいないから静かだなぁ。」
彼の名はシラバス。初心者救済ギルド『カナード』の一員である。
今日はマスターがいない上友人で同じくギルドの一員であるガスパーもいないため一人だけであった。
一人であってもギルドの仕事をしているあたり彼もお人好しである。そんな彼の元に一つの救済依頼が舞い込んで来た。
「私ら一緒に潜ってたのですがはぐれてしまったのです!まだ帰って来てないので探してあげて欲しいのです!」
ということらしい。ちなみに依頼主は電波ギルド『トライフル』からのものだった。シラバスは自分で行けや!と思ったが報酬が良かったので依頼を受ける事にした。

Δ巡り逢う かよわき 電波塔
シラバス「早く探してあげないとね^^#」
シラバスは若干イラつき気味ではあるが早くそのはぐれたというPC、『へな子』を探す事にした。
しばらくダンジョンを探索していると前方にバトルエリアが見えて来た。PKのようだ。シラバスとしては早く見つけて帰りたいのだが見捨てる訳にもいかず助けに入る事にした。


へな子「なんと!わらわの毒電波をものともしないのである!その逞しさにわらわコロリとイクかもイクかも!」
いきなり電波全開のこのPC、名を「へな子」といい、レベルが低いのになかなか有名なPCである。現在仲間とはぐれて彷徨っていたところPKに襲われているところである。
へな子「そなたの熱い想いにわらわ蕩けそう!しかし電波冷蔵庫と言われたわらわを蕩かすには十年早い!ヘイヘイカマンヘソゴマボーイ!」
若干嬉しそうではあるものの一応襲われているのである。
そうこうしてるうちにピンチに陥るへな子。何をするかと思いきや
へな子「わ、わらわは食っても・・・うまい!うまいぞわらわ!まるで極上の納豆ばりのこのうまさ!」
訳がわからない。
へな子「へ、ま、まじですかい!?このわらわを殺っちまうんですかい!?」
じりじりと後ずさるへな子。さすがに焦ってきたようだ。
へな子「で、電波は永久に不滅なの?」
なぜに疑問系。
とにかく振り下ろされた一撃がへな子に決まる・・・と思われたが
ガギイィィィィィィン!
甲高い音が響き渡る。
へな子「で、電波は不滅だった!」
へな子が恐る恐る?顔を上げると
シラバス「大丈夫?」


出会いはいつも突然であった。
747いまさら@vol.3:2006/07/19(水) 13:15:14 ID:RMFVQgOh

「これまでの無礼を詫びる」

「バルムンク…」

「おれは、この世界を、オルカを救いたいと思っている。
 だが、俺一人の力ではどうにもなりそうではない。
 …俺に、力を貸してくれないか?
 ―――すまん、今更ムシのいい話だな。笑ってくれていい…」

そう言って項垂れるバルムンク。
その様子をみて心のなかで苦笑してしまう。
彼はいつも勝手に自己完結して話を進めてしまう。
こちらの事情はお構い無しだ。
初めて会ったときから、これまでずっと。
けれど、そんな彼を不思議と嫌ってはいなかった。
その言動の根幹にあるのは【ザ・ワールド】を愛し、盟友であるオルカの身を案じるが故。
信念を貫かんとする彼の実直さ故なのだ。
そんな彼を嫌いになれるはずがなかった。
だからこそ、僕は彼に言う。
そんな彼だからこそ、僕は言いたいのだ。

「僕からもお願いがあるんだけど、聞いてくれる?」
 
沈黙に沈む彼に語りかけるように、僕は静かに口を開く。

「僕もオルカを助けたい。壊れていない【ザ・ワールド】で遊びたいと思ってる。
 だけど、よく聞いてほしいんだ。
 ―――僕の前に、僕たちの前に二度と現れないで欲しいだ^^@

「がぁぁーん」

顔がデフォルメ化して、顎がカクカクと揺れる蒼天のバルムンクであった。

この後、事件は無事終息した。
カイト、ブラックローズ、二人の少年少女を模したPCを中心として。
―――蒼天のバルムンク。
その後の彼を知る人はいない。
風の便りに、彼はPCを変え何食わぬ顔で【ザ・ワールド】をプレイしているらしい。
そのプレイスタイルは180度一転したようだが…
748名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/19(水) 17:56:09 ID:o8UwSQ8D
カオティックPKモノの話を書こうと思ったんだが
不死身胴と毒手拳の元ネタは闘将!拉麺男で良いんだろうか
749名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/19(水) 18:10:44 ID:UKu/CTOo
>>748
あぁ、元ネタそれだったのか
750名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/19(水) 18:16:14 ID:o8UwSQ8D
「凶眼使い」玄浄だけ全然判らん
他はある程度元ネタの目星が付いたのに
751名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/19(水) 19:18:32 ID:EFJhhPAm
毒手拳というと、どうしても柳龍光が浮かぶ
752名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/19(水) 20:42:40 ID:gyw3QJjz
毒手拳といえば魁!男塾の死天王最強の男・影慶が真っ先に思い浮かぶ
753名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/19(水) 23:06:41 ID:gyw3QJjz
さて、スレ違いは承知の上だがあえて貼らせていただく。
新シャア板のスターゲイザースレに張られたMADへのリンクだ。
ttp://www2.tok2.com/home/jiakka/mad/star.zip


BGMがEDのあの曲なんだよねぇ。
754名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/20(木) 00:54:11 ID:3QWnG02d
おまいら乙
今日のアトリ分投下



ハセヲさん。
PKKに姿を変えて人助けをする男の人に出会って、私アトリの中で何かが変わってきました。
夏限定イベントに向けての特訓、ハセヲさんは大丈夫でしょうか?



【電波的なカノジョ】





「…ってオイ。何だこの説明テロップ」
「え、ダメですか?」 
「たりめーだ! 別に人助けのためにPKKやってんじゃねぇぞ!
 第一なんだ、この夏限定イベントに向けての特訓ってのは!」
「えっとですね、【Δ 轟く 君の 響き】で期間限定のバケガニ退治のイベントが…」
「知るかっ!」


今日はちょっとご機嫌斜めみたいですね、ハセヲさん。
でも私知ってるんです。
ハセヲさん、私の前では悪キャラをロールしてますけど、本当はとっても純粋な人なんです。
私が側に居てあげないとダメダメな人なんです……えぇ。私の勘に間違いはありません。


「私と一緒にバケガニを退治しましょう、ハセヲさんなら絶対できます!」
「嫌だって言ってるだろーが」
「清めの音を叩き込むんです!」
「人を勝手に音撃戦士にすんじゃねぇ!」


なかなか強情ですね。
…ハッ! これが一昔前に流行した“ツンデレ”と言う現象なんでしょうか?
普段はツンツンした態度なのに2人きりになるとデレデレと甘えてくる…。
そうか、そうだったんですね、ハセヲさん! ごめんなさい、今まで気がつかなくて!


「場所を変えましょう」
「あぁ? 何で」
「街の真ん中じゃハセヲさんもデレデレできないですよね。
 どこか適当なエリアに行ってそこでお話しましょう、ね?」
「(…デレデレ?)」
「さっ、行きましょう!」
「おっおい! ワケ分かんねぇこと言ってんじゃねぇぞ!」
755名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/20(木) 00:56:22 ID:3QWnG02d
響鬼? 鍛えてますから? 何のことです?
容量的にやばいんで続きは次スレで
ごきげんよう、おまいら
756名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/20(木) 01:24:52 ID:Hww/5Lup
「ガスパー!!」
そこは何の変哲もない草原フィールド
「リプス!…リプス!、くそっ…癒しの水!気魂!…あっアイテムが…くそっ!!」
青年が抱える獣人PCには、「unappetizing」つまりマズイと刻まれている
「うぅ…誰がこんなことを…」
青年はうなだれた


―YOMOYAMABBS
>>知ってる?PCを食らうPCの噂
>>たしか、マズイとか刻まれるヤツだっけ
ホントにいるのかよw
>>いや、俺のギルドのヤツがさ、急にザワルド辞めるってメールきて、原因がそれなんだわ
>>でかい口をもつ女呪文士ねぇ
人間不信になるような、蔑みと恐怖か
そのPCって通り名は―


―高原フィールド
「うおらぁ!!…へへっ…初心者ってやっぱこんなもんすかね?」
「じゃ…トドメ刺してさっさと引き返すよ…」
「…ぐあっ…」
「何だい?あ、あんたは…」
「『深緑の凶刃』!初心者贔屓のシラバ―…ぐげぇ!!」
「やろうってのかい!!」
「ちょっといいかな?『ダイン・フィンチ』って知ってる?」
757名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/20(木) 01:25:49 ID:bmO6S8b/
 
758名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/20(木) 02:02:56 ID:Hww/5Lup
>>756
「!…そんなこと聞いてどうすんだい?おら、あんたらさっさとやるよ!!」
囲まれた
「…ふぅ」
青年は渋々剣を出す、そして
「…鬼輪牙!!」
前方を切崩しUターン

「これ、な〜んだ?」
手に持つのはラッキーアニマル「はっしば」
「なに…ぐっ!!」
さらに隙だらけの敵との間合いを詰め、トドメを刺す
「てんめぇぇいっ!!」
「…邪魔だなぁ」


「ケストレルのPKなら何か知ってると思ったけど、収穫はなし…か」
「あんたの目的は何だい?」
「…」
「ダイン何とかって、グリンがやられた…」
「黙りなっ!!」
「…もういいよ」
青年はプラットホームに向かいながら考える
(狙われたPCは、どれも露出が多いか肉付きがいいか…か)
青い光に包まれ
「ふぅ…メールチェックでもしよっと」
消えていった

題名:ごめんだぞぉ
送信者:ガスパー
気を遣ってくれてありがとな
でも、おいらもう、やりたくないんだ
シラバス、ごめん

メールは来てなかった
が、消せないメールを見て青年は、ただ悲しくなるばかりだった
759名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/20(木) 09:47:04 ID:MZ7XQ7NT
あんた達はおれに何を望んでいる?
760名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/20(木) 10:08:59 ID:l0YSPgbO
Iyotanとアスタ、アニメで倒されちまったな。
761名無しさん@お腹いっぱい。:2006/07/20(木) 10:29:08 ID:2eJxmd/2
>>760
そんな昔の話を今頃されてもねぇ。
762FACE
>>745(あぁ・・・なんかコレもスンゴク長くなってしまいそうな羊羹)

「で、ここはちゃんとレベルが上げられるような場所なんだろうな?」
 期待こそしていなかったが、時間を無駄につぶしたくないかったので、俺はアトリに尋ねた。
「あ、はい!一応そのことには問題ないです。フィールドのレベルもちゃんと合わせましたから。」

 アトリの言っている事は嘘じゃなかった。
 フィールドもモンスターも俺のレベルに合わせられていて、苦もなく俺はレベルを上げることができた。
「へぇ、今回はちゃんとまともにしてくれたじゃねぇか。」
 ここに来てはじめて俺はアトリをほめたような気がした。
「はい。ありがとうございます!」
 その時のアトリとても嬉しそうに笑っていた。

「・・・私がハセヲさんにしてあげられることなんて・・・・もうコレぐらいなんですから・・・・・・」
「ん?なんか言ったか?」
 俺の後ろでアトリが何かつぶやいたような気がした。
「いえ、何でもありません!」
 慌てるようにアトリは俺の後についていった。

 今回はいつものようにアトリの道楽やら宗教やらに付き合わされることも無く、尚且つ阿呆なPKにも出くわすことも無く。
 難なく奥へと進み、気が付けば俺は獣神像の宝箱からアイテムを拝借していた。
「うっし、取るもんは取ったし。タウンに戻るか。」
 俺がそう言ってプラットホームに向かおうとした時だった。

「あ、あの・・・ハセヲさん!」
 少し躊躇しながらアトリが俺を呼び止めた。
 まさかとは思ったが・・・やっぱこうなるのかよ。
「なんだよ?」
 いかにも面倒臭そうな顔で俺は返事をした。
「あの・・・こんな事聞くのってやっぱり変だと・・・思うんですけど・・・」
「ん?」
 振り返ってみれば、アトリは顔を俯かせて、いつもの道楽&宗教話をする時とはいかにも雰囲気が違っていた。

「ハセヲさんは・・・・アタシの事、どう思ってますか?」
「・・・・は?」

続く