女神転生シリ-ズでバトロワは可能か?

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382名無しさん@お腹いっぱい。
「なによ、これ。冗談がきついわ…」
朝倉タエは普段の気の強さを一切感じさせない弱気な声とふらふらした足取りのまま行くあてもなくサウスタウンの路地を歩いていた。
こんな知らない場所で、殺し合いしろだなんてタエには荷が重すぎる。
ここには愛してくれる家族も、大好きな友達も、頼りになる相棒もいない。
顔見知りはいたけれど彼等を殺さなければ自分が殺される。
今日ばかりはタエの日本晴れは望めなかった。いわば日本どころか、世界全てが吹き飛びそうな嵐と雨――。
そのままふらふら歩いていると
少女が壁にもたれかかり座っていた。
「ちょっと、どうしたの…」
タエは彼女に思いきり近付いた。
それは顔見知りの少女、大道寺伽耶だった。
伽耶はカッと大きな目を見開き、唇から赤黒い血を垂らしていた。
もともと白かったであろう肌は血の気を失い蝋人形のそれのような色をしている。
そして彼女の腹部には穴が、そう、穴が開いていた。
この子は殺されたんだ――そうタエが気付くと同時にタエの中の何かがぷつんと切れ、気が付けば叫んでいた。
「いや、いや、いやああああっ!! 私もういややあああっ!!!」


「そんなに嫌ならすぐに楽にしてあげますよタエさん」
「!?」
激しい音と共にタエの小さな頭が弾け、吹っ飛ぶ。それはまるで西瓜のようだった。

「ふう、あの人たちもひどいよね。殺し合いだなんてさ。・・・行こう、ゴウト」
二人の少女の死体を見下ろしながら天使のように、少年――葛葉ライドウは微笑み、可愛らしい黒猫は鳴いた。
このゲームには子どもも大人も関係ない。強き者が生き残り、弱者は死ぬ。
ただそれだけだ。
【朝倉タエ 死亡】【大道寺伽耶 死亡】
【葛葉ライドウ 所持品:拳銃(詳細不明) 目的:ゴウトと共に生き残り帝都守護の任務に戻る】
383名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/12(月) 02:40:28 ID:FxNkG3zC
>>376
乙、そしていつもながらGJ!
決着がつくのか、つかずにそれぞれ何処かであぼんするのか非常に気になる。


>>382
新作乙。でもサウスタウンって何処?
ぐぐったら餓狼伝説ばかり出て来る……。
384名無しさん@お腹いっぱい。:2006/06/12(月) 03:03:17 ID:FxNkG3zC
>>382
もしもし? これ何?
ttp://www.geocities.jp/ffdqbr3rd/ac/act0000_0029.htm

>十四歳 Act0001
>「なんやの、これ。冗談きついわ…」
>一条あかりは普段の快活さを一切感じさせない弱気な声とふらふらした足取りのまま行くあてもなくサウスタウンの路地を歩いていた。
>こんな知らない場所で、殺し合いしろだなんてわずか14歳の少女には荷が重すぎる。
>ここには愛してくれる家族も、大好きな友達も、頼りになる相棒もいない。
>顔見知りはいたけれど彼等を殺さなければ自分が殺される。
>今日ばかりはあかりの日本晴れは望めなかった。いわば日本どころか、世界全てが吹き飛びそうな嵐と雨――。
>そのままふらふら歩いていると少女が壁にもたれかかり座っていた。
>「ちょっと、どないしたん…」
>近眼のあかりは彼女に思いきり近付いた。
>背はあちらの方が高いが、恐らくあかりと同い年くらいの少女だろう。
>長い髪の少女はカッと大きな目を見開き、可愛らしい唇から赤黒い血を垂らしていた。
>もともと白かったであろう肌は血の気を失い蝋人形のそれのような色をしている。
>そして彼女の腹部には穴が、そう、穴が開いていた。
>この子は殺されたんや――そうあかりが気付くと同時にあかりの中の何かがぷつんと切れ、気が付けば叫んでいた。
>「いやや、いやや、いややああああっ!! うちもういややあああっ!!!」
>「そんなに嫌ならすぐに楽にしてあげるよ」


>「!?」
>激しい音と共にあかりの小さな頭が弾け、吹っ飛ぶ。それはまるで西瓜のようだった。

>「ふう、あの人たちもひどいよね。こんな小さい子たちに死ねだなんてさ。…まあ、小さいのはぼくも同じだけどね」
>二人の少女の死体を見下ろしながら天使のように、少年――クリスは微笑んだ。
>このゲームには子どもも大人も関係ない。強き者が生き残り、弱者は死ぬ。
>ただそれだけだ。
>【クーラ 死亡】【一条あかり 死亡】
>【クリス 所持品:拳銃(詳細不明) 現在地:サウスタウン路地(五区西) 第一目的:生き残りを目的としながら殺人を楽しむ?】

『サウスタウン』 『日本晴れ』でぐぐったら出てきたんだけど。