女神転生シリ-ズでバトロワは可能か?

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160淳 ◆x22.vkSb3w
「ひどい・・・」
爆発のあった場所に来た天野舞耶は、泣きそうな顔で目の前の死体の山をみた。
死体の正体は、武内ナオキ、菊地兄妹、橘薫、荻原、カレン。
みんなぐちゃぐちゃに爆発していて身元不明だった。
「誰がこんなひどいことをしたのかしら」
舞耶は近くにあった花をそっと死体の近くにおく。
「ぼくがやったんだよ」
背後から声がしたので舞耶は振り向いた。
「淳くん・・・」
黒須淳はにこっと笑いながら舞耶を見た。
「よかった。舞耶姉が無事で」
「淳くん、どうしてこんなことをしたの?」
舞耶は淳を問いつめた。
「舞耶姉を守りたかったから、ぼくは他の悪い人たちをダイナマイトで殺したんだ」
「そんな・・・」
「あいつら、話し合いにぼくを入れてくれなかったんだ。きっと、舞耶姉やぼくを殺す気
だったんだ。だから死んで当然だったのさ」
淳はにこにこ笑いながら舞耶の手を握った。
「ダイナマイトはもうなくなっちゃったけど、ぼく、ちゃんと舞耶姉を守ってあげるね」
「こんなの間違ってるわ!」と舞耶は心の中で呟いた。
でも、淳が自分のためにしてくれたと思うと申し訳ない。
舞耶は泣き出してしまった。彼女の心は罪の意識でいっぱいだった。
「泣いて怖がることはないよ。舞耶姉・・・ぼくが必ず守るからね」
淳は舞耶を連れて歩き出した。

死亡:武内ナオキ、橘薫、菊地智晴、菊地彩耶、荻原将清、カレン・ブリュン・ローズ(魔神2)
161魔神皇と軽子坂高校の人々 ◆x22.vkSb3w :2006/02/09(木) 19:59:07 ID:X2wg34+F
「ハハハ、この魔神皇に歯向かおうなんて愚かな奴らめ」
葛葉ライドウ、黒須淳と並んで凶悪な高校生がこの狭間偉出夫だ。
いじめられっこで弱虫だった彼は、あるきっかけで魔神皇になり、人間全員に復讐しようと考えていた。
だから狭間にはバトルロワイアルは憎い人類を皆殺しにする最高のチャンスだったのだ。
狭間はシエロ、ヒート、アルジラ、サーフ、ゲイルを既に葬り去った。毒ガスを彼らが会議の場所に使っていた小屋にまいたのだ。
狭間はセラがいなかったことには気付いていなかったのだが・・・・。
それを物陰から見ていた軽子坂高校の人々は顔を青くした。
「だから俺は狭間は仲間に出来ねえって言ったんだよ」
宮本明はタバコを吸いながら言った。
「でも敵に回したら厄介だよ。私たちも毒ガスまかれて殺されちゃう」
たまきは泣きそうな声で言った。
「あいつはどうせ仲間にならねえよ。いじめられてて人間嫌いになってるからな」
チャーリーは珍しくまともなことを言った。
「あいつ、これから先もいっぱい罪のない人を殺す気だよ。マジムカつく!」
白川由美は悔しそうに狭間の方を見た。
「私、お兄ちゃんを止めてきます!」
今までずっと黙って狭間を見ていた赤根沢玲子が立ち上がって言った。
彼女は苗字は違うが狭間の妹だ。狭間が悪人と知っててもどうしても助けたいし、殺害をやめさせたいのだ。
「よせ、お前一人じゃ無理だ」
「でも、お兄ちゃんが・・・・」
「よし、アタシも玲子と一緒に行く!チャーリー!あんたも行くよ!」
と由美は言った。
「は?オレもいくの?マジかったりいー」
「か弱い女の子たち二人で行かせる気?それでも男子なの!?」
「うっせぇな。わかったよ」
チャーリーは「赤根沢は天才少女でか弱いけど、お前ギャルだからマジ強いじゃん」と言いたかったが死にたくなかったから言わなかった。
「由美、私と宮本くんは?」
たまきが心配そうに言う。
「たまき、あんたたちはここで待ってて!」
「でも・・・」
「大丈夫だ。オレも白川も赤根沢もちゃんと帰ってくる!」
「絶対帰ってきてよ!私待ってるから!」
「先輩たちもお気をつけて!」
「たまきのことは俺が守るから、お前たちは生きて帰れよ!」
こうして、たまきと宮本は由美、チャーリー、玲子を見送った・・・。

死亡:サーフ、ヒート、ゲイル、アルジラ、シエロ(アバタールチューナー)
162 ◆x22.vkSb3w :2006/02/09(木) 20:01:13 ID:X2wg34+F
荒らし対策のためにsage進行でお送りしました。
また明日までに書けたら書きます。下手ですがコンゴトモヨロシク・・・・。