【やるのが】ストーリーを教えてもらうスレPart12【面倒】
643 :
風のタクト:05/02/28 23:40:57 ID:O5J225xG
風のタクト、最後の部分で「時のオカリナ」との関係やネタバレも含めて一気に情報量が増えるので勝手に補足。
>>510の一行目からつながります・・・
リンクが勇気のトライフォースの欠片を集めてハイラルへの道を開いたその時、リンクの手にトライフォースが宿った。
「それはトライフォースに勇者として認められた証。お前は「風の勇者」と言ったところか」と赤獅子の王は言った。
(ちなみに時のオカリナのリンクは「時の勇者」として伝えられている)
ハイラル城で待つはずのゼルダの元へ向かうリンクだったが、案の定ゼルダは既にガノンドロフの手に落ちていた。
ゼルダを救うためにマスターソードでガノン城への結界を打ち破り、立ちふさがる敵を打ち倒して奥へと進むリンク。
最奥部で待っていたのは眠り続けるゼルダと、それを見守るガノンドロフ。そして彼はゆっくりと語りだした。
ハイラル王から聞かされた話では、ガノンドロフの侵攻を防ぐために神がハイラルを封印したというものだった。
そして高き山(現状の島)に再び国を興す民を残したのだ、と・・・そんなものは笑止であるガノンドロフは言う。
「漂う木の葉の如き島々で何が出来る?貴様らは、神に滅ぼされたのだ!」
ガノンドロフのシルエットが巨大化し、魔物のそれとなる。
「お前が勇者として、ワシの前に出るに相応しくなるのを待っていた・・・期待を裏切らんでくれよ」
激闘の末に魔物を退けたリンクだったが、打ち倒したのはガノンドロフの下僕。
眠るゼルダを抱え遥か上へと消えていくガノンドロフに誘われ、リンクは城の最上部を目指す。
644 :
風のタクト:05/02/28 23:42:45 ID:O5J225xG
辿りついたのは城の屋上。空は海、そして吹きすさぶ風。眠るゼルダの傍でたそがれるガノンドロフ。
「ワシの国(オカリナの話)は砂漠にあった・・・日があるうちは灼熱の風、月が昇れば荒涼の風・・・風が死を運んできた」
「ハイラルの大地に吹く風は死とは別のものを運んでくる。ワシは、この風が欲しかったのかも知れぬ」
知恵・力・勇気の三つのトライフォ−スが揃うとき、手にしたものの願いを叶えるという。そしてその三つがここに揃った。
襲いくるガノンドロフに立ち向かうリンク。しかし勇者といえど子供が魔王との一対一では、なすすべも無く叩き伏せられてしまう。
「案ずるな、殺しはせん。用があるのは・・・」リンクを屈服させ、目前に現れた完全なトライフォースにガノンドロフは歩み寄る。
「さあ、我らの縁(えにし)を終わらせよう!再びこの地を日の下にさらし、ハイラルをわが手に!」
だがその時、トラフォースの前にハイラル王が人の姿で現れた。
「トライフォースよ、この子らに希望を与えよ!古き地ハイラルを消し去り、この子らの未来に光明を!」
願いを叶え天へと帰るトライフォース。空のそこかしこに亀裂が走り、流れ込む海水がハイラルを飲み込んでいく。
「これで我らの因縁も終わろう・・・ガノンドロフ、ハイラルとともに沈むが良い」
悲憤が生み出した狂気か、運命への皮肉と自嘲か、水しぶきの雨の中でガノンドロフは激しい哄笑を漏らした。
目を覚ましたゼルダは、跳ね飛ばされたマスターソードをリンクに手渡す。
「ごめんリンク、少し寝坊しちまった・・・さあ!こんな所おさらばして、帰ろう!私たちの海へ!」
ガノンドロフはその言葉を背中で聞き、剣を構え振り返る。
「いいだろう・・・ならば見せてもらおうか。貴様らの未来、希望とやらが、如何ほどのものか・・・」
「トライフォースに値するのかをな!」
645 :
風のタクト:05/02/28 23:46:11 ID:HiC3D5vJ
魔を打ち破る光の矢をゼルダが、退魔の剣をリンクが操り、死闘の果てにガノンドロフに致命の一撃を与えた。
「ふ・・ふふ・・・風が・・・吹いて・・・おる・・・・・・」 マスターソードを突き立てられ、岩と化す魔王ガノンドロフ。
疲れ果て倒れこむリンクを支えるゼルダ。二人にハイラル王が語りかける。
自分はこの地ハイラルに縛られていた。既に滅びてしまった王国を、思い返さない日は無かった。
その意味では自分もまたガノンドロフと同じであると。
しかし、リンク達には未来へと歩いて欲しいと、何も無いのだとしてもそれでも前を向いて欲しいと、ハイラル王は言う。
そしてこんな世界しか残すことの出来なかった自分たちの不甲斐なさを謝る彼に、ゼルダは答えた。
「だったら一緒に見つけに行けばいいんだよ。船はあるんだ、きっと見つかるよ、ハイラルになる大地が!だから・・・」
微かに微笑むハイラル王。
「・・・ああ。だが、そこはハイラルではない。お前たちの国だ!」
空の亀裂が大きく広がりハイラルは完全に水没した。気がつけばリンクとゼルダの体はすっぽりと泡に覆われている。
上へと浮き上がっていくリンクとゼルダ。古き地とともに沈んでいくハイラル王。
リンクは必死で手を伸ばすが、ハイラル王には届かない。未来への希望を残した王は静かに呟いた。
『我、種子を放てり・・・』
どこまでも続く大海原に浮かぶ二人。
リンクとゼルダの姿から元に戻ったが目をさますと、テトラの海賊船で仲間が迎えに来たところだった。
船にはマスターソードに力を与える賢者として神殿を離れられなかったはずのマコレとメドリもいる。
ガノンドロフ、マスターソード、伝説、賢者、そしてトライフォース・・・全ての因縁がハイラルとともに消え去ったのだ。
後日、リンクの故郷プロロ島にてリンク達は新たな旅へ出航しようとしていた。
テトラの威勢のよい号令が響き渡る。
「出帆!舵はそのまま!行き先は・・・風が教えてくれるさ!」
ハイラルにかわる新たな大地を求めて、彼らは大海原に乗り出した。
〜END〜
以上です。
あと補足ついでにエターニアに関してですが、
>>515でリッドがファラに言った台詞のメインは
「自分から言い出してくれるまで待ってるからな」という趣旨。
夢の内容をひきずってというよりも、過去の夢(時系列的には第二の試練の内容の続き)を見て
幼いころの記憶を取り戻してファラの現状を完全に理解した、という部分。
また「最後のセイファートの使者の声」の内容は、
「彼らにならできる。我々はただ見守ることにしよう。彼らの作り出す未来を」というもの
『我々』という複数形の理由は不明ですが、一例としてセイファートとネレイドを指すという解釈があります。
>>646 いまいち、時のオカリナとの関連がわかんない。
ガノンとかは全作のガノンのままで、ゼルダやリンクは別人ってことなのかな。
ダーククルニクルのストーリー教えてくらはい
>519 >647さん
ご指摘&訂正どうもです。
651 :
名無しさん@お腹いっぱい。:05/03/01 05:22:42 ID:qu5s/lc/
間違った・・;
>534さん、>647さん
どうもです。
分岐があると知り分岐探して一ヶ月…すっかり新作じゃなくなってましたごめんなさい。
しかも今回分では分岐の結果出てませんダブルごめんなさい。
んでは行きますアバタールチューナー2−。最後にまとめ蟻ですよ…
ああ後分岐は最後面罵ーに関係すると思われるものしか出してません。でわそゆことで。
捕虜収容所に潜入したサーフ達だったが、牢入り口に足を踏み入れるなり収容所の所長に出くわしてしまう。
戦おうとするも所長のクヴァンダが使う「惑いの墨縄」を受け、サーフ達は手もなく捕らえられてしまった。
反乱を成功させるには、あの所長を何とかしなくてはならない。
先に潜入していたローカパーラ構成員により、驚くべき事にこの収容所が捕虜を収容するだけではなく、
人肉缶詰に加工する為の工場でもあることが判明する。
手引きを受けて牢から脱出したサーフ達は、牢内の他の構成員たちの協力を受けて、
狂死した監視員の腐肉を使った缶詰を作り、それを食べて弱ったクヴァンダを倒した。
開放の喜びに沸く捕虜収容所。
ゲイルは地面に座り込んでいるフレッドの傍に歩み寄っていく。
「子供じゃないからな…仲間がどうなったか、わかってるよ」
肩に手を置かれ、フレッドはぽつりと呟いた。その手には血まみれの帽子が握られている。
手の甲で涙を乱暴に拭って立ち上がったフレッドは、ワークパンツのポケットから小さな本を取り出した。
「こんな葉っぱ、何の役にもたちゃしねぇじゃねぇか」
ページの間に挟まれていたのは、一本のオリーブの小枝。
何気なく背後から覗き込んだゲイルの顔色が変わる。
「誇り高い男になれ」夢で見た、居るはずもない息子にそうことづてて斃れた男が、
同時にこうも言っていたのだ。
その子は、オリーブの葉を持っているはずだ、と。
死んだ父親に貰ったという平和の小枝を睨みつけて、フレッドは叫ぶように言った。
「こんなのがあったってダメなんだ!…早く大人になって力をつけなきゃ」
父親の形見を投げ捨てようと振りかぶった小さな手は、
「フレッド」次の瞬間ゲイルの大きな手に掴みとめられた。
「ルーパ…父親からの伝言だ」
しかし、続いてゲイルの口から出てきたのは、ルーパが残したものとは違う言葉だった。
「おまえの父親は素直な子になって欲しいと望んでいた」
「親父を知ってるのか!?」
振り向いたフレッドに、ゲイルは一言一言、噛んで含めるように「父親の伝言」を伝える。
「その涙は誇りに思え。いいんだ、子供で」
だが、今のフレッドにはその言葉こそが必要だった。
涙を堪えきれなくなったフレッドはゲイルに飛びつき、堰を切ったように泣き始める。
アディルたちが起こした混乱に乗じてサーフ達は協会本部へ乗り込んだ。
が、妙な事に警備兵の姿が見えない。誘い込まれているらしい事はわかったが、
何にせよセラ奪還の為に先に進むしかない。上階へ上ると協会の特殊部隊が襲い掛かってくるが、
途中で逃げ遅れた協会職員を捕まえて聞き出すと、彼らの行動は独断による暴走だろうという。
上層階ヘリポートで特殊部隊のキラーエリート、「トリブヴァーナ」の三人組に遭遇。
一旦は叩き伏せたものの、上の階にまでしつこく追いすがってくる三人組。
言葉の端々から察するに、どうも誰かに対するライバル心ゆえの行動らしい。
再度トリブヴァーナを撃退。
「あの連中、一体何と自分たちを比べている」といぶかしむゲイル。
協会本部上層部、医務室。
セラが入っていた生命維持装置を覗き込むサーフ達。だが装置の中は空っぽだ。
その時、「セラなら、もういねぇ」
唸るような低声が背後からかかった。
「なんだ、まだ懲りねぇ…」振り向きかけたシエロの鼻先を掠め、投げつけられた白服が地面に落ちる。
ローカパーラに情報を流していた、あの協会職員だ。
開かれたドアの前に険しい表情で立っているのは、
行方不明だったエンブリオンメンバーの最後の一人、ヒートだった。
「ヒート、一体…」アルジラの問いかけを振り払うようにヒートは腕をふるい、火球を投げつける。
咄嗟にアルジラを庇って地面に伏せるサーフ。
突然の凶行に唖然としながらも、ロアルドはヒートのまとう禍々しさに秘められた悲しみを看破する。
「血迷ったか!」
ゲイルが静止しようと飛びかかったが「俺はまともだ!」腕一本で弾き飛ばされた。
訳がわからず、困惑するサーフたちの背後でモニターが点灯し、
「その子は私たちに協力してくれるそうですよ」マダム・キュビエの姿が映し出された。
キュビエは語る。「余りありがたくない理由で」サーフ達はセラにとって特別だった。
だからヒートは彼女の元に帰ってきたのだと。
そしてキュビエとローカパーラを共倒れさせる為にエンジェルが内通者の裏で糸を引いていた事、
エンジェルがセラの父親であり、母親でもある生みの親だという事実を告げる。
そして明かされるキュビエの目的。
人類は滅びに向かっている。だから人の種を未来に残す為、ジャンクヤードの実験で手に入れた
悪魔化ウイルスを使って、環境に適応し、キュビエ症候群にかかる事のない悪魔の体を手に入れる。
意識の完全な悪魔化はセラの歌によって防ぎ、人肉工場で安定した食糧供給を実現、
そして協会の保つ秩序の元で生きる価値があるものとそうでない者を選別し、
管理されたチューナーの社会、ニルヴァーナを築こうというのだ。
「貴方たちも帰っていらっしゃい。無用な殺し合いや、飢えに苦しむことのない、平穏な暮らしを約束しましょう」
「ひとつはっきりした…ここはニルヴァーナなんかじゃない」
人を人とも思わぬマダムの提案に、ゆるゆると起き上がりながらゲイルが低い声を押し出す。
マダムの言う「ニルヴァーナ」は、彼の思うそれとはいわば対極に位置する代物だった。
誰もが悲しまずに生きていける世界、誰もが楽しく暮らせる、仲間が争わずに済む世界。
それこそが彼の信じるニルヴァーナだったから。
「俺は、誇りに賭けてお前たちと戦う。自分の意思でだ!」宣戦布告のように指を突きつけるゲイルに
「仕方ありませんね…」マダムは溜息をつき、「秩序を乱すバグの処理」をヒートに命じる。
背後のドアが開き、入ってきた警備員の一群を背に、
ヒートはサーフを睨み付けて猛々しい唸り声を上げる。
「もう、あの時のようにはいかねぇ…本気で来い、サーフ!」
戸惑いながらもヒートを退けるサーフ達。ヒートは一同の前から姿を消す。
「お前は俺が必ず食らってやる!」という呪いの言葉を残して…
ヒートの裏切りの衝撃から醒めやらぬまま、追っ手から逃れてサーフ達は上階へと上る。
最上階で彼らを待っていたのは、彼らがこちらの世界へ来るきっかけとなった人物、エンジェルだった。
彼女は驚くサーフ達にジャイロの鍵を渡し、セラがラボにいる事を告げる。
この奇妙な行動の理由を尋ねるゲイルに、
エンジェルは「連中に任せていては過ちを繰り返すだけだ」と、
セラ救出に関するこの「貸し」に対する見返りとしてマダムの抹殺を依頼する。
彼女の目論見。
つまるところそれは全ての人間を悪魔化させ、お互いに食らいあう弱肉強食の「混沌」を作る事によって
究極の進化を導き、生きる意味を知る「解脱」者を作ろうという事だった。
彼女の言わんとすることを的確に先回りして言い当てるゲイルを、エンジェルが忍び笑う。
流石随一の論理回路を持つアスラ、副作用さえなければ、と。
悪魔に侵された、その副作用として人間性を得たコンピュータプログラム。
こんな気の利いたジョークがあろうか?
「それで、お前の企みにもセラが必要と言うことか」
またしても正鵠を得たらしいゲイルの発言に
「頭が働き過ぎるのも困りものだな。詮索はそれぐらいにしておけ」
不機嫌そうに呟いてエンジェルが背を向ける。
その脳裏には、彼によって呼び起こされた、ある記憶が浮かんでいた。
朱に染まる世界。血塗れの青年が息も絶え絶えに語りかけている。
「ジェナ…誰も、恨むな…」
彼を膝に抱いた彼女は、泣きながら震える声で懇願している。
「一人にしないで。お願いよ、デイビッド…!」
警戒音にゲイルがハッと顔を上げる。
マダム派の兵士にエンジェル派の防衛線が突破されたとの無線に
「行け、ぐずぐずするな」物思いから醒めたエンジェルが肩越しに背後を振り返り、硬い声を投げた。
飛び去っていくジャイロを見つめ、エンジェルは満足そうに語りかけた。
「行くがいい、セラの愛しい喰奴(クラウド)たちよ」
セラを求める以上、彼らはエンジェルの思うがままだ。
野望に満ちた視線が、ふと首にかかった指輪に落ちる。
ジャンクヤードが消滅したあの時。
崩壊のショックに呆然と座り込むのみだった彼女に差し伸べられた、ゲイルの手。
まっすぐに自分を見つめる彼の、その手を取った自分の手を見つめ、
しかしエンジェルは詮無いことを、と言わんばかり、静かに首を振る。
そんな彼女の背後でドアが乱暴に開かれた。
先頭の協会兵が反乱罪に対する「処分」を告げ、次いで一斉に向けられる武器。
一旦は背を向けたまま両手を上げたエンジェルだったが、すぐにその肩は小刻みに震え始める。
「誰があのウイルスを、構成したと思っている?」
嘲笑混じりに言いながらエンジェルは振り向き、胸元のアートマ「メイルシュトロウム」を
見せ付けるように彼らの眼前に晒した。
ミサイルが上空を飛ぶジャイロに向かって飛んでいく。
暗転の後。
撃墜されはしたものの、サーフ達は墜落までに何とかセラのいる「EGG施設」を擁する
「ラボルーム・研究施設群」に辿り着いていた。
地下へ地下へと進んだサーフ達の背後に荒い息と共に立つ者がいる。
ここにまで追いかけてきた「トリブヴァーナ」の一人、「三仕官・地」だった。
一人きりの彼を不審に思い、他の仲間の行方を尋ねるシエロ。
獰猛な笑みで答える「地」の口元が血に染まっている。
「仲間を、喰ったのか…?」
愕然とシエロは呟き、アルジラが思わず口元を押さえた。
自分たち人間が作り物に負けることなど、あってはならない。その為ならば仲間も本望だろう、という
続く「地」の言葉がシエロを激怒させる。
「てめえが、仲間なんていうんじゃねぇよ」
シエロの周りに巻き起こった風をちらと見やり、ゲイルは「地」に問いかけた。
仲間を喰らい、何を受け継いだのかと。
石化したサンプルを砕き、「力を」と答えた「地」にゲイルは首を振った。
怒りに燃えるシエロが大股に「地」へと歩み寄っていく。
「気の毒だ。俺たちはそれ以上のものを継いできた…貴様は、絶対にシエロには勝てん」
「これで勘弁しといてやる。どこへでも行っちまえ」
「地」から奪ったラボのカードキーをひらひら振りながら、シエロが吐き捨てた。
膝を折り、何故だと問いかける「地」を振り返るシエロ。
「喰うだけが強くなる事じゃねぇんだ」
そういい残してシエロは崩れ落ちる彼の元を去る。
「地」に止めは刺さない。
仲間の事を考えながら生きられるとこまで生きる、それが「地」が背負ってしまった業だから。
研究室の資料を探る中、ロアルドが疑問を口にする。
エンジェルの目指す淘汰による「悟り」。それは言葉を変えれば「滅び」なのではないか、と。
途中、研究施設の内部で厳重に封印されたガラスの塊を発見。怯える研究員が言うには、
その巨大生物の名は「メーガナーダ」。五年前「ヴァルナ」と共に発現した最凶の喰奴だという。
殺すしかなかったヴァルナと違い、何とか封印できたメーガナーダとEGGから得た情報を使って、
エンジェルは悪魔化ウイルスを構成したのだった。
更に詳しく五年前に起こった事件の事を聞き出そうとするサーフに、逃げ腰だった研究員が
「お前が一番よく知っているんじゃないのか!?」と声を荒げた。
そこの仲間と同じ顔をした同僚を喰い殺したお前が、と。
その後ろでモニターに流れる神話のデータベースを見ていたアルジラが、何故か顔を青ざめさせている。
「メーガナーダ…魔王ラーヴァナの子、雷の精にして不死なる者。もうひとつの名を…冗談でしょ」
地下三十階、「EGG施設」。部屋と呼ぶには巨大すぎる室内に鎮座する、
無数のケーブルに繋がれた巨大な卵。
中央の通路を駆けて行くサーフ達を、監視所からマダムが無言で見つめている。
その張り出したひさしの上。銀の瞳を瞬かせる片耳だけ色の違う黒猫の姿があった。
自分を呼ぶ声に、EGG内のプールから救い出されたセラは目を覚ました。
気づくと懐かしい顔たちが自分を心配そうに見守っている。
「サーフ!」とりわけ彼女が心を砕いていた銀の髪の青年を間近に認めたセラは、
思わずその身体にしがみつき、硬く目を閉じた。
「生きていたのね。私、みんな消えちゃったって」「喜ぶのは後だ」
嬉しげに囁いたセラの言葉を、緊張したゲイルの声がさえぎった。
彼の視線を追って振り向く一同。
視線の先、彼らがやって来たドアが気密音と共に閉じ、そこに立っていたのは…。
「ヒート」不思議そうに問いかけるセラ。
その時、辺りにマイクを通して、マダムの声が響き渡った。
「セラフィータ、私に従いなさい」マダムの声は、諭すように訴える。
巫女として神と人々の心を鎮める義務を果たし続けるならば、サーフ達は無事に帰すと。
その間にも通路の両端でぶつかり合うサーフとヒートの視線。
高まった緊張に押し出されるようにヒートが駆け出す。
「待ちなさい!」慌てたマダムの制止も彼を押し止める事は出来ない。
戸惑うセラをゲイルに託し、立ち上がったサーフはまっしぐらに駆け寄ってくるヒートから
少女の裸身を隠すように、その前に立ちふさがった。
二人の距離が見る間に縮まる。
背後に引かれたヒートの指が、一瞬で巨大な鉤爪を備え―――。
ひさしの上で黒猫が力なく耳を伏せ、うちしおれて身を伏せた。
鈴の音が響く。
ヒートに胸板を貫かれたサーフは、しかしながら彼をさいなんでいるに違いない
激痛に耐えるような素振りさえ見せず、ただ黙ってかつての戦友を見下ろしている。
「なぜ、避けねぇ」ヒートの問いに、微かに開いたサーフの唇が応えを返す。
(ここで「仲間…だからだ」と「セラは…渡せない」の二択アリ)
そのままサーフは不意を突かれたヒートのトライブスーツの胸元を掴み、有無を言わさぬ力で
あとずさって行く。
自失したまま見守る全員の前で、彼らは開いたままだったEGG装置の扉を踏み越え、
直後に高々と水音が上がり…「いやぁぁぁ―――!!」セラの悲鳴が周囲の空気を切り裂いた。
見開かれた黒い瞳の奥で崩れ落ちる、ヒートと瓜二つの、しかし髪の色が違う白衣姿の青年。
数歩離れたところから倒れる彼を眺めている黒髪の青年はサーフとそっくり同じ顔で、
でもその頬に浮かんでいる微笑の邪悪さは、はっきり別人だと確信させるに足る程で…
その光景を見ているのは今より幾分幼い容貌のセラ。
視界を覆いつくすほどの生体ケーブルに囲まれて、
だが破滅の引き金となった光景をはっきりと見てしまった証拠に、
その眼差しは痛い位の驚愕と悲しみに支配されている…。
地響きを立てて作動していく巨大な装置。中に配されていたパラボラアンテナは一方向のみを向いている。
黒猫が鈴の音と共に顔を上げ、頭上を見上げた。
「は、HAARPが勝手に動いています」「馬鹿な、ケーブルに繋がれてもいないのに」
上擦り声の報告を受け、マダムは顔を覆っていた手を下ろした。
開かれた回線が映し出されるモニターは、同時にこちらからの有り得ない送信値を示している。
「五年前」を遥かに凌駕する量のある「情報」。それが、アラスカの施設を通して黒い太陽へと送信された後。
都市中のありとあらゆる物が情報の光と化して渦を巻き、天へと昇り始める。…太陽に喰われているのだ。
悲鳴を上げて逃げ出した研究員を他所に、マダムはただ呆然とモニターに映る、
喰われていく世界を見つめていた。
血臭に満ちた執務室。窓の外を振り仰いだエンジェルが僅かに口元を歪めて破滅の情景を眺めている。
絶え間なく鳴り響く警戒音。EGGに向かって駆け出すアルジラの腕を、ゲイルが掴みとめる。
「退くぞ!」怒鳴りつける横顔に「サーフが!」アルジラは悲鳴のような声を叩きつけて抗う。
「サーフは死んだ!」言い切って顔を伏せるゲイルに目を見開くアルジラ。
「俺たちを生かすために死んだんだ!」断言するなりゲイルはショックに気を失い、
ぐったりとなってしまったセラの身体を抱え上げる。
そんなたわ事は信じない。信じたくない。去っていく背中に目を閉じたアルジラは、
しかしどうする事も出来ず、突き上げて来る想いから逃れるように顔を振ると、
いらえのないEGGの水面に向かって、あらん限りの声でサーフの名を呼ぶのだった。
今回のまとめ。
捕虜収容所(兼人肉工場)のボス(ウマ)にハアハア言われながらおっかけっこした挙句ゲリらせて倒したよ。
でもつかまってたフレッドの親友とっくの昔に缶詰に。
慰めようとしたゲイルはフレッドが1で出てたルーパの息子だって気づいたけど
子供の無力に打ちひしがれる今の彼に「誇り高い男になれ」っつー父からの伝言は死者に鞭なんで
「素直な子に。子供でいい」とウソ伝言。でも結果的にはこれでおk。
協会本部で協会のボス、マダムキュビエとモニタ越しに出くわす。
マダムの主張=人間には存在価値があるのとないのがいるから
協会が決めた価値ある人間を悪魔化させて、キュビエ病(石化病)から守ったるよ
(悪魔化すると石化しない)んで価値ない人間=人肉工場で餌に。
凶暴化したらセラの歌=これぞ協会の下の秩序ある理想郷(゚д゚)ウマー つまりロウ?(なのか?)
出来るかそんなんゴルァすると裏切ってマダム側に付いたヒートけしかけて来る。
戦闘勝って(ヒート逃げた)上の階行くとエンジェルがセラの居場所教えてくれて
そこまで行くためジャイロまで用意してくれてて代わりにマダムのタマ取ってこんかいゴルァ言われる。
エンジェルの主張=この世は弱肉強食ですよ上からもらった秩序なんてイランですよ
みんな悪魔化させてバトロワりますよ混沌ですよ。したら勝ち残った=進化した一番強いのが悟り開いて
「解脱」れるよ(゚д゚)ウマー。(要するにカオス…なのか?)
こっちの言う事も聞いてられるかゴルァ思うもののいつの間にかマダム派とエンジェル派が内乱になって
ここにも飛び火してきて他に手もないんでジャイロくれ→脱出。でも途中で落とされた。
けどセラいる施設にはしっかり着いてた。
EGG施設でついにセラと再会。でもそこに待ってたマダムが「セラフィータおとなしく巫女りなさい」
んでまた襲ってきたヒートにサーフわざと胸グサー→ヒート「なぜだ」に二択で答えて
サーフヒート道連れにEGGの中へサヨウナラ。セラ「イヤーーー」で気絶。
記憶の中でヒートそっくりな人がぶっ倒れてサーフがそれ見ながら邪悪ニヤリ。
現実ではアラスカのHAARP施設が勝手に作動した後地球の情報が光の渦と化して太陽にごちそうさま。
マダム( ゚д゚)ポカーン エンジェル(・∀・)ニヤニヤ
ゲイル「サーフは死んだ!俺たちを生かす為に死んだんだ!」アルジラ「サーフぅぅぅぅ!」次回に続く。
いじょ。続きは三四日後にでも。
>652氏 続きもガンガレ
●未解決分
■PS2 ・大正もののけ異聞録 ・鋼の錬金術師-翔べない天使-
・フェイスパラドックス ・零 ・グレゴリーホラーショー ・フロントミッション4 ・決戦3
・キングスフィールド4 ・エヴァーグレイス1、2 ・キングダムハーツFM ・鬼武者1,2
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・FF11(国別、プロマシア) ・ジェネレーションオブカオス2、3 ・ダーククロニクル
・バイオハザード(CODE:Veronica、OB1,2)
■PS ・里見の謎 ・ミスティックドラグーン ・クーデルカ ・クロックタワー3 ・黒ノ十三
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■現スレ
■前スレ ・アバタールチューナー2 ・キングダムハーツ ・スーパーロボット大戦OG
■Part10から放置 ・バイオハザード2
■9以前から放置 ・逆転裁判3 ・ルドラの秘宝 ・ONI2 隠忍伝説 ・「テラ・ファンタスティカ」
・みつめてナイトR ・ポリスノーツ ・九龍妖魔学園記 ・ブルーフォレスト物語 ・東京魔人学園符咒封録
・グランディア ・サモンナイト(カルマ) ・ONI3 ・ロマサガ(WCだけの話) ・.hack ・ジャングルウォーズ2
・戦国サイバー藤丸地獄変 ・刻命館 ・幻想水滸伝3(主3人のED詳細)
●執筆予告がある物 ・スーパーマリオRPG[9] ・ファイアーエムブレム聖戦の系譜[11] ・サーカディア[1]
・ファイアーエンブレム(封印、烈火)[1] ・鬼神降臨伝ONI[1] ・俺の屍を超えてゆけ[1] ・逆転裁判2[2]
・ミッシングパーツ[2] ・英雄伝説6 空の軌跡[2] ・聖刻1092 操兵伝[2] ・ティアリングサーガ[2]
・転生學園幻蒼録[2] ・エースコンバット5[2] ・デビルメイクライ3[2]
すみません訂正です。同じ行から差し替えてください。
■Part11から放置 ・バイオハザード2
■10以前から放置 ・逆転裁判3 ・ルドラの秘宝 ・ONI2 隠忍伝説 ・「テラ・ファンタスティカ」
・みつめてナイトR ・ポリスノーツ ・九龍妖魔学園記 ・ブルーフォレスト物語 ・東京魔人学園符咒封録
・グランディア ・サモンナイト(カルマ) ・ONI3 ・ロマサガ(WCだけの話) ・.hack ・ジャングルウォーズ2
・戦国サイバー藤丸地獄変 ・刻命館 ・幻想水滸伝3(主3人のED詳細)
●執筆予告がある物 ・スーパーマリオRPG[9] ・ファイアーエムブレム聖戦の系譜[11] ・サーカディア[1]
・ファイアーエンブレム(封印、烈火)[1] ・鬼神降臨伝ONI[1] ・俺の屍を超えてゆけ[1] ・逆転裁判2[2]
・ミッシングパーツ[2] ・英雄伝説6 空の軌跡[2] ・聖刻1092 操兵伝[2] ・ティアリングサーガ[2]
・転生學園幻蒼録[2] ・エースコンバット5[2] ・デビルメイクライ3[2]
続きです…予告はもうしない俺がバカでしたとりあえず先謝っとく。
城内に逃げ込んだレオンたち。城内に入ると割とこぎれいな掘っ立て小屋があり、
武器商人が普通に武器を売っています…あんた人んちで何やってんの?
まあそんな疑問は抱いてもしょうがないのでほっといて先に進む。
すると奥の見張り台で、ローブを被った怪しい人たちが何か「森へ去れー」とか
一見ヒントのような謎ワードを呟きながら(本当はMories vivirで「死こそ生」らしい)右往左往している
…てかちょっと前に教会で襲ってきたサドラー配下の信者の人たちだ!
ここもやはり安全なところではなかった…と戦慄しながらも(ウソ)
物凄く狙撃しやすい位置でうろうろしてくれてるのでお膳立て通りびすびす射殺。
城壁の階段を上っていくとやはり外の村人から連絡が行ってたのか、待ち伏せていた信者達から
投石器ででかい燃える石を投げてくるという、原始的かつ大雑っパーな手段
(ていうか味方も纏めて吹き飛ばしてますよキミたち…)で攻撃される。
なのでこっちも石から逃げ回りつつクランクで階下の大砲を引き上げて発射、
信者ごと木っ端ミジンコに城の中門を吹き飛ばす、ダイナミックかつ
城主に見咎められた暁には物凄い損害賠償を要求されるに違いないリスキー手段で反撃、押し通ります。
何時代の戦いだという気がしないでもありませんがやはりこれも気にしない。気にしたら負けです。
門を抜け、小部屋に入った所でハニガンから通信。
城に逃げ込んだが失敗だった、と信者に熱烈歓迎を受けている(確かに岩熱そうだったけどな…)
現在の状況を報告すると、「だったら…」とハニガンは何か策を講じてくれる風だったが、
肝心な所で通信が途切れてしまう。
「故障か?」とボヤきつつもどうしようもないのでうじゃうじゃ出てくる信者達をなぎ倒しつつ先へゴー。
因みにこの信者たちにもやっぱり虫が寄生しているんですが、
こちらは村人より段階が進んだ状態らしく、出現すると宿主の身体から分離して
縦歩きのカニさながらにカサカサ這いながら襲い掛かってきます。
正門前にやってくると「レオン!」と背後からルイスが登場。
貴様一体どこから入ってきやがった跳ね橋はさっき上げた筈…等という愚問は脳内宇宙にポイです。
きっとどっかに裏口があるんでしょう。
「お前らに渡す物があって…」言いかけたルイスは不意に慌てた様子で腰に手をやる。
サドラー達がレオンとアシュリーに虫を注入しただろう事をルイスは察していた。
レオンが湖畔で吐血したのは寄生虫の卵が孵化したせい、アシュリーもまた吐血したという言葉に
ルイスは焦りを見せる。山小屋から彼が取りに戻った「忘れ物」とは、レオンたちの発作を
一時的に止める薬で、なんとそれを信者たちから逃げる際に落としてしまったと言うのだ。
長くなるから書いてなかったけどこの人前に自分に植えられた虫を同じ薬で除去してるらしい。
(孵化前なら虫の卵は薬で死ぬ)危険を承知で取りに戻ると踵を返すルイス。
レオンが「何故…」問いかけた言葉におっかぶせるように
「良心の呵責さ」と答え、彼は来た道を戻って行った。
城の中、謁見ホールに入るとどこからか気味の悪い笑い声が聞こえてくる。
辺りを見回してみても誰も居ない事をいぶかしみつつホール中央まで進むと、
上階の謁見台に左右にローブ姿の大男を従えた、妙な小男が姿を現す。
レオンが誰何の声を上げると中世風の衣装を着た、シミだらけの顔をした小男は、
ラモン・サラザールと名乗った。
この城の八代目城主である彼は、サドラーから「偉大なるパワー」を授かった者だという。
つまりサドラーの手下=悪い人ですね?
城門破壊が正義の必要経費として落ちそうでよかったです。
同じ虫を身体に宿す同胞としてレオンたちを待っていた、と優雅に腰を折る彼に
「一緒にするな」とレオンが不愉快げに言い放つと、
サラザールは「おやおや、威勢がいいですね」芝居がかった仕草で首を振った。
継いで彼は慇懃無礼に命令する。ひどい目に遭う前に大人しく金銭交渉の人質になれ、と。ただし。
「スコット君はお金になりません。死んでも大丈夫です」
教主と同じくがめつい捨て台詞を残して、サラザールはローブ二人とともに姿を消した。
「あいつらみたいになるのは絶対イヤ!」もっともなアシュリーの主張にレオンは頷き、
寄生虫の治療法を探す事にする。
が、先へ進みたくても道が炎を吐くイヤな像によって封鎖されているので、地下牢の鍵をとって地下へ。
牢屋の中では両目を縫い合わされたマッチョな爪付き男「ガラドール」が気持ちよさそうにお休み中。
そして牢の壁には案の定、いわくありげなレバーが。
ひょっとしなくてもアレは像の仕掛け停止装置ですね?アレを下げないと俺は先へ進めませんね?
アシュリーを階段の上に置いて牢の中に入った途端、予想通り爪男がお目覚め。
「イー――ン!」とか叫びながらこっちへ向かってまっしぐら。
ダッシュで逃げたいところですが、実は彼はある程度の範囲に入りさえしなければこちらが見えないし、
でかい音立てなきゃ気づかないというキャラ立てなので、ゆっくり歩いて背後の寄生体攻撃
→イー――ン後ダッシュ逃げ→最初に戻るというピンポンダッシュプレイ全開で倒します。
どっちが正義の味方だか分からんな…
次の間に進むと水が一面に張られた大聖堂に出る。
「Wait」を駆使してアシュリーと二人でスイッチを踏んだり
(てか「スイッチ踏んどいて」って命令しないでスイッチの上で「待て」って何か激しく対犬チックなんですが)
中二階でクランクを回すアシュリーを信者から狙撃で護衛したりして道を作り、逆さ像のホールへ。
このホールの中二階では武器職人の一族が射的場を開いており、高得点を出すと景品として
喋るボトルキャップやお金を貰う事が出来ます…ってほんとにアンタら人んちで何やってんの…。
実はこいつらサドラーの手下では…と思わず銃を向けそうになりますが、実際射殺してしまうと
(普通に殺せる)その後そこで武器が買えなくなって自分が辛くなるだけなのでやりませんよそんなことは。
ホールの通路を進むレオンの背後でアシュリーが不意に咳き込む。
再度の吐血に動揺したアシュリーは「大丈夫か」肩に掛けられたレオンの手を
「放っといてよ!」と振り払い、駆け出すがその時突然作動した鉄格子の罠が二人の間を隔ててしまう。
次々に床から飛び出す格子に奥へ奥へと追いやられるアシュリー。
荒い息をつき、咳き込みながら壁に背を押し付ける彼女の脇からバネ仕掛けの拘束具が飛び出し、
アシュリーの身体を戒めると同時に壁の回転扉が作動。
「どういうこと!?」と叫ぶ彼女を反対側へと連れ去ってしまう。
うん、まあ、「どういうこと!?」って壁に付いてた怪しすぎる飛び出し口から察しろよ、お前も。
まぁ驚きの余り見えなかったんだろうけど。
多分しゃがんだだけであっさり脱出できそうな拘束具とかも壁に粘着部分があるんだよきっと。
脳内補完になれてきた自分が悲しいです…。
「すぐ助けにいくから待ってろ!」壁の向こうへ飛びかけたレオンの腰から無線機の呼び出し音。
「ハニガン、さっきは一体…」問いかけたレオンの耳朶を、耳障りな笑声が撫で上げる。
「サラザール!…なぜお前が?」画面に現れたのは知的な眼鏡美人ではなく、
小憎らしい笑い顔の小男だった。
ハニガンからのアドバイスを遮るため回線をジャックしたというサラザールは、
アシュリーは自分たちが探し出すから気にするな、と言い放った後、
そう言えば地下に「面白い虫」を飼っていたと告げて通信を切る。
電波ジャックする程の科学力はあるのに捕らえた捕虜の居場所分からんのか…。
地下水路に足を踏み入れるとサラザールの言葉どおり、面白い、
というか見えない虫「ノビスタドール」が襲ってくる。
見えないは見えないのですが地下水路なので、水音と水しぶきで普通に居場所が判別できます。
ダメじゃん、サラザール。
地下水路を抜け、逆さ像のホール二階に出る。
シャンデリアを飛び移り、サロンへ移動したレオンの前に掛かる不気味な影。
目線を上げると階上から見下ろしているサラザールが目に入った。
「おやおや、用無しの方ですか。アシュリーはどうしました、ケネディ君」
まだアシュリーを見つけていなかったらしいサラザールの驚愕のセリフに
「用が無いならほっとけよ、じいさん」と突っ込むレオン。
ここでサラザールに関する驚きの事実が発覚。なんと老人のような顔をした彼はまだ二十歳だった。
が、そんな些事はさらりと流したエージェント・レオン。
サラザールを所詮虫けらの操り人形と罵り、自分は虫を支配していると返す相手に
「どっちにしろお前らの教団は俺がブッつぶす」と宣戦布告、怒ったサラザールに
ガトリング砲信者やロケットランチャー信者を差し向けられるのだった。
続く。ほんっとゴメン。続きはなるべく早いうち書くんで明日かあさって辺り。
>>630 うはwwwwwwwwそれ俺wwwwっうえwww
つか今こんなていたらくなんでマジ書けませんマジでマジでごめんなさい orz
て訳なんで
>>636 >>639の言うとおり気にしないで書き逃げしてしちゃってくださいんぐ
でわまたいずれ
しかしバイオハザードも腐ってきたな2のレオンが完全にネタキャラだぜ
バイオはもともとそんなんだろ?警察内に隠し扉とかあるし
バイオの人乙です。続き待ってますよ。
しかしバイオってやってみると結構短いと思うけど、詳細を書いてもらうと
結構長くなるんだね。俺は余談として入ってる部分の説明も結構楽しいので
その調子でよろしく!
バイオ職人乙
まだ、半分近く残ってるが頑張れよ
今までのバイオシリーズと比べると4は長い。面白いからいいけど。
初回プレイで15時間〜20時間もクリアに掛かるとは最初思ってなかった
>>648 その解釈でほぼ正解。基本的にゼル伝のリンクとゼルダは繰り返し転生してるような存在らしい。
厳密に言えば「勇者リンクが現れる」というよりも「現れた勇者がリンクである」と言える。
例えばゲーム中では名前の初期設定はまったく無いし、タクトのリンクも最終的に勇者として認められる前は普通の子供。
時系列的には、
時のオカリナ・未来(ガノンドロフ封印、時の勇者リンクAが過去へと帰る)→風のタクト(復活したガノンドロフ・王家の血を引くテトラ・旅立つ少年リンクB)
時のオカリナ・過去(リンクAが帰ってきた世界)→(遥かな時の流れ)→神々のトライフォース(?)
↓
→ムジュラの仮面(リンクAが異世界へ迷い込む)
と、なるらしい・・・任天堂も厳密には決めてないらしいけど。
過去へと帰る、なのに過去が未来になってる。
過去だと思ってたけど実は未来でした、ってこと?
それともパラレルワールドってやつ?
>過去へと帰る、なのに過去が未来になってる。
イマイチ意味が分からないけど、パラレルワールドと言えるはず。
時のオカリナの作中で七年(だったはず)の時間を挟んで過去と未来が分かれてるんだけど、
リンクはEDで過去へと飛ばされ、時を旅する手段はその時点で失われてしまうから。
タイムパラドックスとか気にしだすとキリがないから、このへんで・・・
スペクトラルソウルズ2をお願いしたい
黒の剣乙。1レスでありがたい。
しまうましたにワロタ。
ゼルダの人乙!
そうか…時系列初めて知ったよ。
マジありがとう。
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加速+1
ヴァイオ4ムァダーーー?
(´・ω・`)
うめるぜ
うまったか?
まだまだー!
692 :
埋め:
,∠ ̄~"`ヽ, |ヽ、__,,...--‐'"/
 ̄ヽ,. | ,、 _,..ヽ. //
l | ヽ,"'ヽ'''" , 、` ' /'`ll'-,., 、 `ヽ,
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 ̄"''ヽ、 ヽ  ̄"`i, ヽ | l/ ._ヽ i - ''| |'-'||. || 〃 /
ヽ, ヽ. |_ ヽ l `'.-,_─、ヽ、_ l ヽ, ll || // i |
ヽ ヽ、 ヽ" '-、ヽ,_ `ヽ,ヽ-.,__'-=、._\し|| ./ l ,
ヽ, "'-.,,>=-.、ヽ_ヽ ヽ ,.'"`|lヽ.ゝヽ >< / /,`'
,,>''ヽ/_;--、`'‐,."ヨ ノ ヽ、__,人ヽ 》.||゚。)ヽ, / /
/ ._,-/ /\__,.フ _/7,,- ‐' |__/-ヽ_ ` ヽy' l_,,/',/
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_,-‐''"~"フ─、'ヽl ├-.、.=;=ヽ r.、|/i_,..l, /.| / ./
/ /"フ‐" /ヽ,`''' レ")ヽ::::::;=ヽ,`ヽフ'/i,` -'::丿 /l,.┴、「--.、
l,/ / _,,.--< \./',..-,. l_=〃:;E,- \ll/::::、::/iヽ,‖///_,-‐,ヽ
l ,/ 〉'ヽ-| |/ .i' //;;_::::;;;ゝフ,-.、`'─ゞゞゞlL=二 ヽ|
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`'' ,,─' / -' ::_,,...-‐,";:::〈,,,,..'彡 | .):.|.|,-、ヽヽ,-.,,ヽ,
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_,.-.‐'/ ''==.Y _,,-'' -, ) i,.-:"::/''"i' ̄`'_. --、:::;;| |::::;| l
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