【やるのが】ストーリーを教えてもらうスレPart11【面倒】

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1名無しさん@お腹いっぱい。
自分でやるのが面倒だけどストーリーが知りたい、という
ゲームのストーリーを教えてもらうスレです。

515 ◆A.ilTwwjjQ さんが作った今までのまとめサイト
http://storyteller515.hp.infoseek.co.jp/

まずこちらで既出かどうか調べてからリクしましょう。


前スレ
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1096463381/
前々スレ
http://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1090834546/


発売して半年以内の新作について語る際は名前欄に
タイトルと新作ネタバレ用の共有トリップの #新作ネタ をつけて下さい。
2名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 21:53:03 ID:tGFHWcvn
2げt
3名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 21:55:04 ID:2O4X8Z1b
ストーリーを書いてくれる方へのお願い。

・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。 
 ただ要望に出ていないものは敬遠される傾向にあります。
 レスは期待しないで下さい。それでも良いというならどうぞ。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
 そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
 投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
 また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。
4名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 21:55:11 ID:tGFHWcvn
ストーリーを書いてくれる方へのお願い。

・要望に出ているゲームのストーリーはどんどん書いて下さい。 
 ただ要望に出ていないものは敬遠される傾向にあります。
 レスは期待しないで下さい。それでも良いというならどうぞ。
・この板は一般板なので18禁のゲームのストーリーの要望、紹介はご遠慮下さい。
・名前欄に作品名を入れてもらえると、まとめやすくありがたいです。
・時間を置いて数回に分けて投稿する際には、最後に「続く」と御書き下さい。
 そうする事でストーリーの投稿の混交を防げます。
・これを書こう、と思われた際は「○○○○を書きたい」と意志表明し、予約していただけると、
 投稿の重複が防げて大変ありがたいです。
 また、書くのはよそう、と思われた時には面倒でも予約の取り消しを御願いします。
5名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 21:56:46 ID:tGFHWcvn
>>3  ゴメン
6名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 21:57:10 ID:2O4X8Z1b
●未解決分
■PS2 ・大正もののけ異聞録 ・鋼の錬金術師-翔べない天使- ・スペクトラルソウルズ
・フェイスパラドックス ・零 ・グレゴリーホラーショー ・フロントミッション4 ・ラピュセル
・転生學園幻蒼録 ・キングスフィールド4 ・エヴァーグレイス1,2 ・キングダムハーツFM ・ドラクエ8
・BUSIN ・BUSIN 0 ・半熟英雄対vs3D ・ステラデウス ・テイルズオブリバース
■PS ・里見の謎 ・ブラックマトリクスクロス ・アルナムの翼 ・ミスティックドラグーン
・クロックタワー3 ・エクサフォーム ・クーデルカ ・エネミーゼロ
・新世代ロボット戦記ブレイブサーガ ・ラグナキュール ・ドラゴンシーズ
・すべてがFになる ・クーロンズゲート ・フェイバリットディア(純白、円環)
■GC ・FFCC ・ロックマンX コマンドミッション
■SFC  ・ウィザードリィ5 ・ラストバイブル3 ・超魔法大陸ウォズ
・ダークキングダム ・永遠のフィレ―ナ ・ざくろの味 ・弟切草
・イデアの日 ・ソウルアンドソード ・大怪獣物語2・幕末降臨伝ONI
・鬼神降臨伝ONI ・学校であった怖い話 ・セプテントリオン
■FC  ・太陽の神殿 ・ミネルバトンサーガ ラゴンの復活 ・ゲゲゲの鬼太郎2
・ボディコンクエスト ・ヘラクレスの栄光2 ・ゼルダの伝説 ・リンクの冒険 ・モンスターメーカー
・マイトアンドマジック
■64  ・スーパーロボット大戦64 ・ワンダープロジェクトJ2
■XBox ・真女神転生NINE ・OTOGI〜百鬼討伐絵巻 ・パンツァードラグーン オルタ
・FATAL FRAME2 CRIMSON BUTTERFLY
■セガ系  ・サイバードール ・ファンタシースター(1、2、3、千年紀、オンラインep2、ep3)
・わくわくぷよぷよダンジョン ・シャイニングウィズダム ・デッドオアアライブ ・ナップルテール
・パンツァードラグーン、ツヴァイ ・シャイニング ザ ホーリィアーク
■携帯機  ・アークザラッド 機神復活 ・ONI1,2,4,5 ・KOF R-1,EX ・ゴットメディスン
・聖剣伝説 ・真・女神転生デビルチルドレン(赤、白、光、闇、炎、氷、メシアライザー)
・風来のシレンGB2 ・スーパーロボット大戦オリジナルジェネレーション ・きみのためなら死ねる
■PCゲー ・ダイナソア 〜リザレクション〜 ・「囚人へのペル・エム・フル」 ・コマンド&コンカー
■その他 ・剣神ドラゴンクエスト ・コズミックファンタジー(PC Engine)
・ストリートファイターIII(1st,2nd) ・サイキックディテクティブ1,2

●途中
■現スレ ・逆転裁判 ・逆転裁判3 ・マグナカルタ ・エースコンバット5 ・ルドラの秘宝 ・DTローズ・オブ・ゲノム
・ONI2 隠忍伝説
■前スレ ・「テラ・ファンタスティカ」 ・みつめてナイトR ・真女神転生2 ・ポリスノーツ
・テイルズオブエターニア・九龍妖魔学園記 ・バイオハザード2 トレジャーハンターG
■Part7から放置  ・刻命館
■6以前から放置  ・ブルーフォレスト物語 ・東京魔人学園符咒封録 ・アンサガ(キャ,ア,ル編以外)
・グランディア ・サモンナイト(カルマ) ・グローランサー4 ・FE紋章の謎 ・ONI3
・ロマサガ(WCだけの話) ・ミッシングパーツ ・戦国サイバー藤丸地獄変 ・.hack ・サーカディア
・ジャングルウォーズ2 ・幻想水滸伝3(主3人のED詳細)
●執筆予告がある物 ・ラングリッサー2[2] ・鬼武者1,2[3] ・ジェネレーションオブカオス2、3[3]
・逆転裁判2[4] ・MOON[4] ・聖刻1092 操兵伝[4] ・ライゼリート[4]
・スーパーロボット大戦R[5] ・キングダムハーツ[6] ・ゼルダの伝説 風のタクト[6]
・だんじょん商店会[9] ・スーパーマリオRPG[9] ・バイオハザード0、3[9] ・バイオハザードOB1,2[9]
・バイオハザードCODE:Veronica[9] ・ファイアーエムブレム〜聖戦の系譜〜[11]
7名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 21:57:37 ID:OT8d1NgP
なんか最近思うよ。
ここの>>1みたいに、糞のようなスレを立てるヤツが多すぎて、
もう注意、っていうか突っ込み? まぁなんにしろ、最近は
糞スレを立てるヤツの気が知れないよ。的な発言が少なくなったよな。
こういうのを慣れって言うんだろ?
いつだったかな? オヤジがお袋に無視されてさ、俺の方を見て
「なぁ、初めは嫌だと思ってたことでも、気づくと慣れるんだな。
 お前はこうなるなよ。耐えて強くなって慣れたんじゃなくて、すり減って
 気にならなくなった。そんな慣れ方は普通じゃないよな」
って言ってた。
オヤジ。あんたは正しいよ。糞スレに慣れてしまった自分。
すり減ってるんだな。
8名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 22:00:14 ID:2O4X8Z1b
所々間違いや抜けがあるかもしれません。気付いたら修正お願いします
>>5
いえいえ
9名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 22:12:44 ID:OW2CkGJ8
リバース予約。
個人的に駄目なストーリーなので毒まじりになるかも
10名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 22:55:36 ID:rucNiWnC
私怨まじりイラネ
11名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 23:20:48 ID:t+UaxW53
>88-89の続き。

再び訪れたマジカント。
やはりソコは何処か暖かくて優しい。
クインマリーと久々に対面した後、主人公達は前回と同じように井戸から地上へと戻る。
その途中、以前はピクリともしなかった眠るドラゴンが主人公に反応した。
襲い掛かってきたドラゴンを撃退すると、ドラゴンは古ぼけた楽譜を差し出した。
どこか不思議な感じのする歌の欠片。楽譜から導かれたメロディーを主人公は大切に胸にしまった。

井戸を抜けた先に見えたのは、前回とは違う町だった。
大人の居ない町、イースター。
残された子供達が言うには、数ヶ月前から大人たちが次々と行方不明になっていったという。
事情を聞くうちに、主人公達はESP能力を持つ不思議な赤ん坊と出会う。
彼は言う。
「私はまだ小さすぎて君たちとともに戦うことは出来ない。ならばせめて私の力を伝えよう。
 君たちに世界の命運がかかっているのだ。ソラからの敵に打ち勝つのは君たち以外に無いのだから。」
彼から伝わる不思議な波動。気づいた時には、主人公達にはテレポートの力が備わっていたのだった。

子供達の寂しげな泣き声を背中に受け、主人公達は次の町へと進んでいった。

長い長い湿地帯を越えて辿り付いたのはバレンタイン。
極普通ののどかな港町で、主人公達はブラブラ団と名乗るゴロツキ達に絡まれる。
得意のESPで彼等を成敗すると、ボスらしき男が現れ、主人公に一騎打ちを挑む。
圧倒的な体格差を乗り越え、テディと名乗るその男に勝利する主人公。
聞けばテディは、突然あらわれた謎の怪物達に両親を殺されてしまったらしい。
それ以来、喧嘩に明け暮れ、気づけばブラブラ団のボスになっていた、と言うのだ。
テディは主人公の勇気、実力に惚れ込み、旅への同行を申し出る。
コレで旅の仲間は4人。意気込み新たに次の目的地へ向かおうとした時・・・ロイドがポツリと漏らしたのだった。

 「僕みたいな弱虫じゃ・・・この先足手まといになっちゃうよ。やっぱり怖い。ゴメンよ・・・僕は行けないや。」

そういってロイドは旅人の小屋へ残ることになったのだった。

ロイドへの思いを振り切り、主人公達はついに全ての元凶をつきとめる。
「ホーリーローリーマウンテン」町に蔓延るモンスター達は全てこの山から現れているらしいのだ。
主人公達は全ての準備を整え、ホーリーローリマウンテンを登り始める。
これまでとは比べ物にならない程強力な敵。不気味な景観。
それらを乗り越え、やっと中腹の山小屋にたどり着く。
此処から先は更に辛い旅になるだろう・・・そう判断した主人公達はそこで一泊することにしたのだった。
12名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/20 23:22:59 ID:t+UaxW53
>11
ゴバークスマソorz
13名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/21 04:06:26 ID:3qQhxKpv
何処だ?
見たいから教えてくれ
14名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/21 06:00:30 ID:EyzMunUT
テイルズオブリバース書こうか?
15名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/21 07:53:53 ID:aGdlctVA
是非、お願いしたい。
でも、全部書くのは大変そうだからゆっくり頑張ってくれ。
16名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/21 08:38:41 ID:hNFxDZ6C
RPGではないけれど、GBAの「鉄腕アトム」をお願いします。
何やら手塚ファンにとってはたまらんストーリーらしい。
17名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/21 11:46:23 ID:y1uUe6F3
>>14
書くならネタバレトリップ忘れるなよ
18DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/21 12:20:46 ID:PIS1xdzx
ヒストリー0 DTの機能

DTはナノマシンと呼ばれる微小な機械です。非常に小さいので、
顕微鏡を使わなければ見えません。
そしてDTはウイルスなどと同じように、生物の細胞に寄生します。
寄生した細胞の中で増殖し、何百万個という数になります。
DTは非常に小さいので、それだけの数になって始めて機能を
果たすことができるのです。
DTの主な目的は、生物を改変することです。
DTはあらかじめ用意されていたデータに従って、様々な酵素

(いろいろな化学反応を促進させる、触媒作用をもった蛋白質。
DTはメモリーセルの内容に従ってこの酵素を合成し、
作られた酵素の働きでDTはいろいろな効果を発揮するのである。)

を作ります。
そしてこの酵素が生物本来の細胞を改変し、別の動植物や、
自然界には存在しない新たな生物へと変身させるのです。
19DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/21 12:21:55 ID:PIS1xdzx
この機能を利用して、

ライマージ(生きたまま合成された物「合成生物」)
リオーグ (再構成された生物「改造生命体」)

と呼ばれる様々な新生物が開発されてきました。
既に絶滅した恐竜などを復元することもできるようになりました。
そして、新生物の強大な戦闘能力を得るため、
自らの肉体をDTで改変する者も現れました。
彼らは普段は普通の人間として生活しているのですが、
いざ戦闘というときにはDTを使い、改造人間へと変貌を遂げるのです。
さらに高度なDTの利用法を習得した者を、DTマスターを呼びます。
彼らは身の回りの物質を、DTで生物に変えてしまう能力を持っています。
これをDT合成と呼びますが、DTマスターはこうして作りだした人間、
猛獣や改造生物を、自分の僕として使い、敵と戦わせるのです。
また、DTマスターは生物だけでなく、道具や武器、
兵器を合成することができます。
より強力な生物のデータを持っているマスターほど、
より強いマスターであると言えるでしょう。
20DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/21 12:22:54 ID:PIS1xdzx
酵素を作り出す設計図ともいうべきデータは、メモリーセル

(DTを使って生物や物質を作るために、
必要なデータをRNAの形で保持している人工ウイルス)

と呼ばれるものに保管されています。
メモリーセルはタンパク質の殻の中に入ったRNAで、
データはその塩基配列に記憶されています。
マスターは体内にDTとメモリーセルを持っていて、
必要に応じてそれらを使うのです。

ヒストリー0 終 つづく
21名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/21 13:15:19 ID:V6iUHcGB
DTの人グッジョブ!
毎回楽しみにしてますよ〜
22名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/21 16:39:40 ID:vkmEuS9S
DT乙っすー テイルズリバースお願いします 毒入りで
23名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/21 17:16:18 ID:T96JxkxY
>>22
20秒で分かるテイルズオブリバース
・マオは人間を監視する為に聖獣によって世界に送り込まれた者。そもそも記憶が存在しない
・アガーテの想っている人物はミルハウスト
・アニーの父を殺した真犯人はアガーテの側近ジルバ
・第二部ではクレアとアガーテの心が入れ替わっている
・ラドラス王を暗殺したのはアガーテの側近ジルバ
・ヒルダはガジュマとヒューマのハーフ
・ヒルダの両親を殺したのは四星のトーマ
・アガーテはエンディングで死ぬ
・ラスボスはヒトの負の心
・アガーテがヒューマの女を誘拐するのは、体をヒューマにする為
・今回の黒幕はアガーテの側近ジルバ
24名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/21 18:22:04 ID:ZGylEvJ8
リバースのストーリーお願いしに来ました。
25ロックマンXコマンドミッション:04/12/21 18:28:58 ID:tHHzh7z0
ロックマンXコマンドミッションのストーリ簡単に纏めると

・政府への反乱分子「リベリオン」を潰すために、リディプス大佐によって、リベリオンの本拠地の有る島に、エックス・ゼロ・シャドウの三人が送られた。

・最初に到着した塔の上で、シャドウが裏切り者だと判明。

・リベリオン幹部(三、四人くらい)の攻撃を受けて、ゼロとエックスが落ちて分かれる。

・ゼロは行方不明となったが、エックスはリベリオンの対抗組織「レジスタンス」のアジトへ漂着。
・レジスタンスと共にリベリオンを倒す約束をする。

・賞金稼ぎのスパイダーを仲間にして、リベリオンに占領されたアジトを解放。

・まぁその後色々な場所に居る、リベリオンのレプリロイド達を倒し、仲間を増やしていく
(この辺り長くなるんで割愛。書いて欲しかったら仰って下さい)

・ゼロらしきエネルギーをアジトから感知。探しに行く。

・ゼロは見つかり、同じS級ハンター(要するにエックスやゼロと同レベル)のアクセルも仲間になる。

・が、一緒に仲間になったレジスタンスには、賞金稼ぎ・盗賊などが居たため、ゼロは共闘を拒み、またも離別。

・単独行動となったゼロを追いかけ、遺跡へ行く(そこで再開したシャドウも倒す。)
・そこの最奥に居たリベリオン幹部「エンシェンタス」を倒すと、エンシェンタスは一矢報いるとばかりに、扉を閉め、遺跡を自爆させようとする。
・だが、スパイダーがエンシェンタスを巻き込んで自爆し、全滅は免れる(スパイダー死亡)

・このことにより、ゼロはレジスタンスと共にリベリオンを倒す決意を。

・その後、リベリオンの幹部達を倒し、総帥のイプシロンも倒す。

総帥のイプシロン倒して帰ろうとしたら、エックス達を送り込んだリディプス大佐からイレギュラー扱い。

・リディプスの真意を探るべく、リディプスの居る極東支部へ殴り込む。
・そこには今まで倒したリベリオンの幹部達も居た。

・リディプスの所へたどり着く。ここで、「スパイダー=リディプスと判明」
(スパイダーは変身能力を持っていた。リベリオンの幹部達も、彼によって再び作られた。)

・リディプスの野望は、リベリオンの開発した「超フォースメタル」を利用して、絶対的な力を持った神になる事。
・野望を止めるために闘うが、神となったリディプスには敵わなかった。

・そこへ、何故かリベリオン幹部「フェラム」が現れ、リディプスのフォースメタルの一部をモギ取る。

・これによりリディプス撃破。

今回の事件のイレギュラーは、リディプスと政府は断定。リベリオン総帥イプシロンのイレギュラー断定は見送り。




こんな感じです。
無意味に長くなった上に、記憶が朧気な部分がかなり有りますorz

余談ですが、「supider(スパイダー)」を反対から読むと「redipus」になります。



26名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/21 18:53:42 ID:h6jGqMaA
2 0 秒 で 分 か る テ イ ル ズ オ ブ リ バー ス
・マオは人間を監 視する為に聖獣によって世界に送り 込まれた者。そもそも記 憶が存在しない
・アガーテの想っている人 物はミルハウスト
・アニーの父を殺 し た真 犯 人はアガーテの側 近ジルバ
・第二部ではクレアとアガーテの心が入 れ 替 わっている
・ラドラス王を暗 殺したのはアガーテの側 近ジルバ
・ヒルダはガジュマとヒューマのハ ー フ
・ヒルダの両 親を殺 したのは四 星のト ー マ
・アガーテはエンディングで死 ぬ
・ラ ス ボ スはヒトの負の心
・アガーテがヒューマの女を誘拐するのは、体をヒューマにする為
・今回の黒 幕はアガーテの側 近ジルバ
27名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/21 19:08:58 ID:VlBNdNIR
>26
何がしたいんだ、オマエは。
28マグナカルタ ◆l1l6Ur354A :04/12/21 21:55:22 ID:lXwLVxF8
ずいぶん待たせてしまったようで申し訳ない
忙しかったのもあるけれど、こういうのってある程度間が空くと萎えちゃうんだよね
やっぱり筆のノリに任せて一気に書き上げないと駄目だな
中継ぎしてくれた人ありがとう。
俺も忘れてるようなイベントやらなにやらが結構ある事に気づいた
是非、続き&補完はお任せしたい

とりあえず貼り

リースはアミラだった。(本名はアミラ・ホニャララ・リース・ホニャララみたいな名前)
先日エベンダートを襲った大魔法を防いだ際、アミラの記憶を構成しているカンが飛び散ってしまい
谷底を彷徨っている所にカリンツと出会ったのであった。
今まで玉座に座っていたのはリースの双子の妹、セリナ。
彼女は小さいころから幽閉の身で、その存在を知っているのはオルハらごく一部の者たちだけだった
今回の女王不在を民に悟られないよう、アミラの替え玉として振舞うよう提案したのがオルハだった
セリナはリースに比べると、なんと言うか暗い感じです。
まあ、ずっと公の場には出られず、しかもアミュート病を患っているともなればいじけてしまうのも仕方ないとは思いますが
姉に対する劣等感もあってか、姉妹仲はけっして良好とはいえない模様
リース自身はセリナをとても大切に思っていることは伺えますが

そのリースの死により、一旦は安定したかに見えたエベンダートはにわかにキナ臭くなる
反乱の筆頭はもちろんキャリアンとアサド。
民を纏めているヤソンの族長たちを味方につけ、一気にヤソンロベンを掌握にかかった
狙うは先女王の妹であるセリナの命
リースの死を前に何も出来なかったオルハは失意の中、せめてセリナの命だけでも守ろうと孤軍奮闘する
しかし、多勢に無勢で次第に王宮の奥へと追い詰められてゆく
兵士たちが一斉に襲いかかろうとしたところに立ちふさがったのは、ロッシィ
彼女はオルハに想いを告げると、渾身の斬り込みで二人の活路を開いた
二人が城外に脱出したのを見届けると、彼女は力尽き、倒れる。彼女を取り囲む兵士達・・・

場所は変わって、風月林―――
カリンツは、虚ろな瞳で彷徨っていた。まさに廃人同然といった様
その影が不気味に伸びてゆく…
巡回していた連合軍の兵士に発見されるカリンツ
裏切り者の紅の旋風、それも隊長とあっては見逃されるはずもなく、カリンツは兵士達に取り囲まれる
しかし、カリンツは一顧だにしない。彼の胸を支配しているのは相変わらず虚無のみであった
兵士達がカリンツに襲い掛かろうとしたその時、カリンツの影から炎が巻き上がり兵士達を一掃した
カリンツは初めて顔を上げる。そこに居たのはリースのファミリア、フェニックスだった。
カリンツを守るように周囲を旋回するフェニックス
彼はリースが死してまでもなお自分を守ってくれていることを自覚する
そのリースを奪ったのは、ヒューゴことネイカン。
カリンツの目に激情が宿る。彼は確かに奮い立った。これまでとは比べ物にならない、憎悪の念によって―――
29マグナカルタ ◆l1l6Ur354A :04/12/21 21:57:57 ID:lXwLVxF8
ageちまったい、スマソ

エベンダートを脱出したセリナとオルハは、国境付近で追っ手であるアサドに追いつかれる
窮地に立たされる二人を救ったのは、通りかかったカリンツだった
思いがけない形で共闘することになったカリンツとオルハはアサドを退けるが
追っ手を食い止めるためにオルハは二人を残し、一人戦場に残った
セリナの素性を知り決していい顔はしないカリンツだが、ひとまず一緒に行動することになった
エモンにて仲間たちと合流するカリンツ。彼はネイカンに復讐することを誓った
それに待ったをかけたのは、天の遺跡で九死に一生を得たラウルだった。
今のカリンツではネイカンに勝てない、と言い切るラウルだが
カリンツが聞くはずもなかった
「わかった。そこまで言うなら俺はもう何も言わんよ。ここでお別れだ」

アマバトの塔の屋上にネイカンは居た。対峙するカリンツとネイカン
しかしカリンツの攻撃は、ネイカンに傷一つ付けることはできなかった
救援の光の凄まじい力で全滅させられるカリンツ達
止めの一撃を食い止めたのは、ラウルだった。
ラウルはカリンツに「ジェカルトに会え」と言い残し、皆を逃がすため独りネイカンに立ち向かう
脱出に成功したのを見届けたとき、ラウルの胸にはネイカンの光剣が深々と突き刺さっていた
ゆっくりと塔から落下していくラウル。
「イレイン・・・」

己の軽はずみな行動でリースに続いてラウルまでも失ったカリンツ
彼の最後の言葉に従って、カリンツは師である風の英雄ジェカルトに会うことを決意する
彼が向かったという北の大氷原に向けて、カリンツは独り旅立った
30マグナカルタ ◆l1l6Ur354A :04/12/21 21:59:44 ID:lXwLVxF8
極北の地にジェカルトは居た
己を見失い、師に答えを求めようとすがるカリンツ
ジェカルトは答えの代わりに剣を抜いた
カリンツはジェカルトに挑むも、傷一つ付けることもできず逆に自分が傷つく。全て反撃されてしまうのであった
鏡のごとく正確に反射してくる師の剣技に、カリンツは完敗した

カンを正確に把握し、法則にしたがって分解・再構築する
カンを把握することは世界を知ることに等しい
極めれば剣すら必要とせず、属性すら乗り越えることのできる悟りの境地
それがジェカルトのあみだした「無形剣」だった

必要なのは、カンの流れを「視」ること。うつろいやすい心のままでは到底不可能
カリンツは己の心と過去に決着をつけなければならなかった

ジェカルトの手によって深い深い瞑想に入るカリンツ
深層意識の中で、数々の敵と対峙する。罵倒を浴びせられ、逆にこちらが罵り、そんな事を繰り返しながら敵を屠っていくカリンツ
最後に待ち受けていたのはアミラだった。虚しさに押しつぶされ、絶叫するカリンツ

「心をからっぽにするからって、自分の存在までからっぽにしちゃだめだよ」
アイデンティティの崩壊したカリンツにかけられる、優しい言葉。そこにいたのは、かつて誰より愛した少女
カリンツはリースと語らう。これまでの旅のこと、共に過ごした時間、過ぎ去った思い出。
そして気づいた。憎しみは己の弱さを隠すための言い訳でしかなかったことを。ヤソンを憎む理由などなかったことを。
カリンツはついに憎しみと決別した

正直言って言葉じゃ上手く説明できないです
この辺のキャラクターの内面描写はやっぱり長い時間ゲームに付き合ったプレイヤーだからこそ
理解できるし感動できるっていうのがあると思う
31名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/21 22:01:37 ID:aHXGS0ru
マグナ乙です。
32マグナカルタ ◆l1l6Ur354A :04/12/21 22:10:33 ID:lXwLVxF8
覚醒したカリンツの眼には、世界を構成しているカンの流れが見えていた
そしてマグナカルタについて理解する
マグナカルタは魔法でもなければもちろん兵器でもない。カンを理解し、再構成する。その行為そのものを指しているのだった
(簡単に言うとマトリックス。っていうか演出がまんま)
「その眼で光の樹を見れば、真実が分かる」ジェカルトにそう告げられたカリンツは、仲間を救うため師の下を辞した

光の樹は、世界中からカンを吸収しまくっていた
50年前、カンの源である救援の光を奪われた光の樹は、カンの供給体から吸収体に変容したのだった
特にヤソンたちはビンディを通じてどんどんカンを吸い取られる、これがアミュート病の正体だった
(ちなみに設定として、かつて人間にもビンディのような器官があり、また「世界の柱」なる物体が存在していたそうです。
冒頭の石化病とあわせて考えると・・・
全てはプレイヤーの想像に委ねられているんですけどね)

戦争を終わらせるため、そしてヤソンを救うため、カリンツは光の樹を破壊する事を決意する
カリンツ達はヒューゴことネイカンと決着を付けるため、最終決戦の地エベンダートへ向かった―――


さて、真に勝手ながら
俺はここで筆を置きます
結局一ヶ月もかかって色々迷惑もかけちゃったみたいだし
何よりもう漠然としか覚えていないから

個人的には今年やったRPGの中では5本指にはいるくらい面白かった
ロード時間や戦闘時間が致命的に長いが
だからこそ終わったときの解放感がまた凄い感じだったw
この解放感って長いRPGの醍醐味の一つだと思うから、
その手の趣味がある人は是非ドーゾ
33名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/21 23:01:51 ID:wabbiLNK
SFCのイデアの日のストーリーはここに全部載ってます。
ttp://trernoth.cool.ne.jp/game/retro/idea_no_hi/index.html
34アトム:04/12/22 02:31:47 ID:lpfBzwii
交通事故で死んだ少年トビオ…科学者である父は息子を蘇らせようとした…

誕生篇
目が覚めたアトム。彼の親代わりと名乗るお茶の水博士は彼に操作方法を教える。
アトムが他のロボットとは違い、様々な経験・出会いにより心が成長していく。
そして成長と共にアトムにかけたれたリミッターが解除されていくのだ。
お茶の水博士はアトムの教育役として学生の和登さんを呼ぶが暴徒ロボにさらわれてしまう。

和登さんを助け出し、ロボット暴走の原因であるジオワームを倒すアトム。
その前に現れる謎のロボット「アトラス」
彼はジオワームをけし掛けたのは自分であり、アトムに進化しろと告げ消える。
アトラスについてお茶の水博士に聞くが、いずれ話す時が来ると言われる。

その後、国際警察機構のタワシ警部に依頼され航空機を溶かす謎の高熱の調査に行く。
(アトムは500度の高熱に耐えられるんだ。すげえ)
お茶の水博士はアトムの妹ウランを作成し、以後サポートしてくれることになる。
太平洋上で謎の兵器を破壊したアトムは兵器が逃げ込んだ火山島の調査に乗り出す。
現れた白いライオンは子供の姿をしたロボットに変身する。
「アトムじゃないか!僕だよ、プークだよ!」
当然アトムは初対面。だが詳しい話を聞く前にプークは逃げていく。
「お前だな!白いライオンを使って世界中で宝石を盗んだのは!」
勘違いしたまま襲ってくる正義の身からワンダースリーをぶちのめし先に進むアトム。
さらには世界的悪人金三角を追ってきたビッグエックスもぶちのめす。
島の遺跡の奥には私立探偵伴俊作ことヒゲオヤジがいる。
この十字架島は金三角という悪人のアジトで冥王星開発用の人工太陽が盗まれたのだという
島の最深部では金三角の部下達が遺跡の発掘をしていた。
金三角の命じるまま戦うプーク「アトム…お願い…ムーを救って…」と息絶える。
でも自己修復機能で勝手に直りました。
35アトム:04/12/22 02:33:24 ID:lpfBzwii
トクガワ社長に依頼され月のプラントに来たアトム。
犯人はアトムに来るよう要求しており社長の息子ダイチが人質となっている。
ところがダイチこそがアトラスだった。
本物のダイチは3年前に死亡しておりトクガワ社長が自分の後継者として
記憶を引き継いだロボットを天馬博士に作らせたのだ。
「さぁ!最強のロボットはどちらか決めよう」
何故。自分達が戦わなければならないのかと問いかけるアトムに
「お前を作ったのは天馬博士。ロボットこそが世界を支配するべきだと提唱し
科学省を追放された男。そして俺とお前は彼が作り出した無限に進化し
世界の王となる力を持つのだ」と告げる。
激突するアトムとアトラス。その戦いで崩れる建物から女性が入った冷凍カプセルが現れる
「何故だ…俺はこいつを知っている。うぁー思い出せない!…勝負は預けたぞ!アトム」
去っていくアトラス。
「つまらん結末となったな…だが、いずれお前はアトラスと雌雄を決するときが来る。
だが。人の心を移植したアトラスに今のお前は勝てん。
奴の怒りと悲しみを感じ進化しろアトム…私の最高傑作よ…」
36アトム:04/12/22 02:35:03 ID:lpfBzwii
事件についてはトクガワ社長に口止めされたうやむやにされてしまった。
所はかわって南極の大統領に世界初、ロボットが選ばれたのだ。
アトムは就任式に招かれヒゲオヤジと共にマリンエクスプレスで南極へ向かう。
列車のなかアトムはアトラスの言葉の意味を考えていた。
南極ではラグ大統領が出迎えてくれる。横には彼に協力する世界議長のレッドがいた。
そこにラグの娘ニューカが現れブラックルックス団が暴れていると告げる。
「ロボットが大統領だなんて認めるものか!」と町を破壊する黒服の男達
襲われているニョーカを助け、彼女がロボットと発覚。その後黒幕を追う。
だが、それはアトムを引き離す罠だった。ブラックルックスは最強の装甲車カブラスに
爆弾を積んで大統領府へ突っ込ませようとしていたのだ。
アトムの活躍でカブラスを撃退できた…そして大統領の就任式。
人と機械が手に取ることにより平和な世界を作り出そうというラグ、しかし彼は
ブラックルックス首領のデッドクロスによって破壊されてしまう…
37アトム:04/12/22 02:37:10 ID:lpfBzwii
武装化したマリンエクスプレスに逃げ込むデッドクロスを追い詰めるアトム
しかし、その仮面の下に隠された顔はラグ大統領そっくりだった。
ラグを作ったのは俺だ!と告げるデッドクロスことロック。
彼は自らが大統領になるために自分そっくりのロボットを作り遊説させていた。
「機械はモノだ!やつらから権利を剥奪し人間の尊厳を取り戻すのだ!」
ラグが優秀だったためまかせきりにするロック。だが、彼は優秀すぎた
「私はロック候補の替え玉としてではなく自分の意思をもった一人のロボットとして…
大統領に立候補します。人間とロボットの正しい未来のために!」
選挙ではラグ圧勝。むかついたロックは地下にもぐり復讐の機会をまっていたのだ。
捕まえようとしたその時、突然列車がワープする。そこは3万年前の世界ムー帝国だった。
三つ目族のシャラクに捕まる寸前プークによって助けられる3人。
女王サファイア(リボンの騎士)の城に行くも超能力で機械を洗脳するシャラクの前に
風前の灯。だが、アトムは精神支配を振り払いシャラクに挑む。
「アブトル・ダムラル・オムニス・ノムニス・ベル・エス・ホリマク!
来たれ!赤いコンドルよ!」
シャラクを倒すアトム
「くっ…プークさえいれば!だが、俺にはホア・カバリ・キルマの秘宝がある!
いつか必ず世界の支配者になってやるぞ…ハハハ」
38アトム:04/12/22 02:39:13 ID:lpfBzwii
3ヵ月後。マリンエクスプレスを修理し元の世界にもどるアトム
ちなみにロックはムーに残り大統領になった。「ラグに出来たことが俺に出来ないはずがない」
目の前に現れるゴツイロボとウラン。「お兄ちゃん。5年間もどこにいってたの!」
「俺の名はブルートウ。お前をシャドウの元へ案内する。」

「伝説の英雄鉄腕アトムに会えるとは光栄だよ」と告げるシャドウ。
彼はアトムが消えた5年の間に人間とロボットの戦争が起こったと言う。
地上の80パーセントは人も機械も住めぬ不毛の地となり、ロボットの勝利目前だという。
共に人類を支配しようという申し出を断るアトム。彼の前に最強ロボット達が立ちふさがる。
最後の敵はウランの友達であるブルートウだった。「伝えてくれ…俺は最後まで勇敢だったと」

「やれやれブルートウまで倒すとはね…茶番は終わりだ。」
シャドウの仮面の下はシャラクだった。秘宝の力で現代に蘇ったのだ。
だがアトムの相手では自分ではないというシャラク。
「ほら、あのいまいましい奴が来やがった。」
39アトム:04/12/22 02:41:35 ID:lpfBzwii
「我が名はデスマスク。すべてのロボットに、正しき裁きを与える審判の女神
あなたがたによって地球は取り返しのつかない事態になってしまいました。
よってこれより地球上のロボットの全てをオモテニウム線によって破壊します。」
「な、なんだあいつは…」
「あいつのせいで何度歴史をいじってもこうなるんだがね。まあいい。俺は秘宝で時を越え
奴に邪魔されない時代を探すさ。いつか人間とロボット全てを支配してやる。
あばよ。アトム!」
力を失い倒れるアトム。そして世界は終焉を迎えた…

「目覚めなさい。アトム。私は火の鳥。永遠の世界に生きる者。」
僕はどうなったのですか
「あなたは死んだのです」
僕はロボットです。ロボットにも命があるのですか?
「では、命とは何です?」
…。
「この宇宙に存在するあらゆるものはみなそれぞれ生命を持っているのです。
アトム、私は全てを見ていました。あなたにもう一度機会を与えましょう。
時をさかのぼり、全てを一からやりなおす機会を…」

火の鳥の力で時を遡るアトム。(以後ステージセレクト可能)
そしてダイチと少女エミヤの出会い…

復活篇に続く
40名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/22 14:17:05 ID:hDTN0Kfa
>34-39
GBAアトム、通称アトム火の鳥編、別名治虫大戦乙
41名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/22 15:00:20 ID:F5+VIQI5
マグナ乙です!
面白かったです。感謝!

続き&補完の人もよろです!
42名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/22 20:59:14 ID:JQy1LKRU
すみません、XBox版の『零〜紅い蝶〜』追加EDについて
知りたいんですが、教えていただけないでしょうか?
43名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/23 03:18:02 ID:37Pxnp2V
スパロボGCをお願いします
44名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/23 03:25:56 ID:r9DNZ9LC
マグナ乙です さすがですな〜
あ、アトムも頑張ってください
45名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/23 06:40:20 ID:X/P6YmlL
アトム凄いな。アトラス、プルートはともかく、ワンダースリーにシャラクにサファイアに火の鳥かよ。和登さんは関係あるのか?
46名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/23 11:02:56 ID:MJuY5uOU
>45
「ニョーカ」「マリンエクスプレス」「オモテニウム」等
マニアを唸らせるネタも満載ですぜ、ダンナ。
47名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/23 11:14:30 ID:qu7ntHEW
復活編には、最近流行のブラックジャックも出るし、隠しキャラにマルスとかユニコもいるしな
48アトム:04/12/23 11:58:03 ID:lwLqAYDu
さらわれた和登さんを追いかけるアトムの前に世界議員アセチレン・ランプがあらわれる
「俺はお前達、ロボットを全て破壊してやる。覚えておけ!」「ええっ!?」
助けた和登さんはアトムに教えられることはないみたいねとブーンおじさんの
ムー文明調査の手伝いに旅立っていく。「ひょっとしたらシャラクの手がかりが…」
登場するアトラス「なかなかやるようだな…」「お前はアトラス!」
「なにっ!俺のことを知っているのか!」驚くアトラス。
お茶の水博士はアトムに不信を抱く。「素晴らしいぞ…アトム!私の最高傑作!」

「見ろ!あのジオワームの暴走を!ロボットは危険なのだ!」
ランプ議員はロボット追放を訴え、ロボット擁護派のレッド議長に退陣をせまる
その後タワシ警部が登場「太平洋ですね!」「まだ何も言ってないのに…さすがだ」
再会するアトムとプーク。「やっぱりアトムだ!」
「プーク!あれからムーに何が起こったんだ?」「起きたばかりだからわかんないよ…」
再びワンダースリー。ビッグエックスと対決。「同じことの繰り返しになっている…」
金三角のアジト。進化したアトムのセンサーは新たな出会いを導き出す。
「私はマグマ大使、地球の平和を守るロケット人だ。」
地球の意思アース様の命令で悪魔を探している彼は笛をくれいつでも呼んでくれという。
その後、プークを倒し、金三角一味を逮捕する。
一方、人々の不安をあおり世界議長となったランプはロボット規制法を成立していた…。
落ち込むアトムの前にあるニョーカ。自分は遠くにいくことになったと告げる。
「あれっ、君はまだ僕のことを知らないはずじゃ…」
火の鳥の声を聞いたという彼女は人とロボットの未来をアトムに託すといって去っていく。
49アトム:04/12/23 11:58:48 ID:lwLqAYDu
月面基地にて新たなキャラと出会いつつアトラスとの戦い。
「僕には人とロボットの未来を作る使命があるんだ!」
「ご大層なことだな。だがお前は博士が死んだ息子のかわりに作ったピノッキオなんだぜ!」
前回と同じように少女のカプセルを見て逃げるアトラス
「ふん、だらしのない…」「あなたが…お父さん」
「おまえは人間のくだらない部分を超越するために生まれたのだ!
感情に囚われるな。もっと学べ!進化しろ!おまえにはその力がある!」
ショックを受けるアトムにウランがニュースを伝えに来る。
南極の大統領にとんでもないロボット反対派が選ばれたというのだ。
その名はロック。対立候補のラグは選挙直前事故で壊れてしまったらしい…。
「僕は真相を確かめなければならないんです」
大きく変わる歴史が自分が時を越えたせいなのか他に要因があるのか…と悩むアトム。

南極にはロックとランプがいた。ラグの事故に不信を抱くロボット達は反対運動をするが
このままではロボットと人間の溝が深まるため暴走鎮圧に向かう。
立ちはだかった首謀者はすべてのロボットの自由と平和のために立ち上がった
復讐の青騎士と名乗る。南極にロボットの国ロボタニアを作ろうという青騎士。
アトムの説得を一時受け、カブラスを止めてみせろという青騎士。
カブラスを止めたことによりロックが大統領になってしまう…が。ヒゲオヤジがまったをかける
ラグ暗殺の証拠。ロックの裏の顔デッドクロスの仮面を家から押収したのだ。
逃げるロックを追ってマリンエクスプレスへ。例によって過去へと旅立つ。
過去の世界ではユニコーンの子ユニコがシャラクに閉じ込められており救出する。
シャラクを撃破。だが、自分は秘宝がある限り何度でも蘇るといって消えていく。
タイムトンネルを調整し未来に帰ってきたアトムだがやはり3ヶ月も時が過ぎていた。
50アトム:04/12/23 11:59:34 ID:lwLqAYDu
ウランとブルートウに案内された先はシャドウではなく青騎士が待っていた。
アトムのいない3ヶ月の間にランプはロボット弾圧を進め、南極にロボットが集まっており
24時間後に人間軍の総攻撃が始まるというのだ。
人類に対する反抗作戦をしようとする青騎士「このままじゃ、またデスマスクが…」
「なにっ!我々を滅ぼす最終兵器をしっているのかアトム!」誤解から戦闘に。
捕まっているタワシ警部を救出。「お前のことを便利な道具だとおもっていた…すまん」
さらにはデスマスクの情報を持っているとして捕まっていた金三角も救出。
「心の声、シャラク様にしたがった悪事がうまくいって。今度はムーの遺跡を発掘するよう
命じられたんだが出てきたのはプークだけだった…デスマスクなんかしらね。」
その奥にはトクガワ社長も閉じ込められている「デスマスクを作ったのは私だ…
レッド公の命令でな。これは最高機密でありダイチのことを隠すしかなかった…」

「お兄ちゃん!なんで人間の味方なんてするの!」と叫ぶウラン
ブルートウと男の勝負を勝ち抜き自らの信念を示すアトム。
「地上最強のロボット達が全て敗れるとわな…では。私が相手だ!」
「待ってくれ!」
そこには倒してきたロボット達がいた。アトムは破壊せず動きを止めただけだったのだ。
アトムを信じるというロボット達。「だが…どうするというのだ」
「僕は時を越えられる!だから…必ずこの戦いもデスマスクも止めてみせる」
そう告げるアトムにウランはレッド公は南極にいるはずだと教える。
前にニョーカがやってきたとき時が来たら伝えるように言われたらしい。
最強ロボたちの目の前でアトムは消えた。歴史を修正するために…
(ここまでが2週目)
51アトム:04/12/23 12:03:57 ID:lwLqAYDu
南極にてレッド公を問い詰めるアトム。
「私は知っていた、ロボットの素晴らしいさ…そしておそろしさも。」
彼は政治家としてあらゆる事態を想定していた。そうロボットが敵になったとき人類が負けると
「だが。私は人間の正義があるようにロボットの正義があると考える」
故にデスマスクの判断はロボットが行う…ニョーカこそがデスマスクそのものだったのだ。
「そんなことはさせん!」そこに現れたのは青騎士だった。
当然過去の世界の青騎士なのでアトムの仲間ではない。
アトムはニューカはロボットが道を誤らない限りデスマスクを起動しないというが
青騎士は信用できない、デスマスクは破壊するべきだという。
だが、アトムは危険だから破壊してしまうというのはランプの考え方と同じだと訴える。
青騎士はアトムに一騎打ちを挑むことで決着をつけようとする。
超スピードで激突する2人。倒れた青騎士の仮面の下は…ラグだった。
破壊された彼を天馬博士が蘇らせていたのだ。
ラグは復讐が無意味と認め妹のように思っていたニョーカの判断を信じると告げる。

ランプは娘エミヤを失ってから人が変わってしまったと聞く。
エミヤはロボットによって殺されてしまった…少なくとも彼はそう信じているらしい。
ランプに聞いてみると病気の娘を救うためブラックジャックを探している間に
ロボットによって娘が連れ去られたというのだ。監視カメラに写った証拠写真も見せてくれる。
(月面基地にあった冷凍カプセルだ…でも、なんであんな所に…)

再び時を越えアトラスとの戦い。「この女…俺は知っている!」
「ランプ議員の娘、エミヤさんじゃないのか?」「エミヤ…くそっ思い出せない!」
このままカプセルから出してもエミヤが病気から助からない以上ランプを止められない
52アトム:04/12/23 12:07:10 ID:lwLqAYDu
ブーン叔父さんの発掘現場へ来たアトム。考古学上の大発見というのは
肉体と魂を分離し不滅の存在となる「ホア・カバリ・キルマの秘宝」だった。
だがブーンはタイムトラベルなど科学で説明できない話は信じないという。
それを聞いたアトムは笛を吹きマグマ大使を呼び出す。
衝撃を受けたおじさんは遺跡の破壊を認めるが一足違いに棺はテレポーテーションしてしまう。

棺が消えたことによりヒゲオヤジの助手でダイチの友達だったケンイチの暗示が解ける。
彼はダイチに頼まれてブラックジャックの居場所を突き止めていたのだ。
だが、ブラックジャックは手術を断る。アトムがハイパーセンサーを使ったところ
金三角の部下によってピノコが人質にとられていたことがわかり遺跡にて救出。
だが、遺跡からはプークの姿が消えてしまっていた…。
ブラックジャックの協力を取り付けたアトム。
彼は推理する。ブラックジャックを妨害し、ランプを復讐に走らせる…
そんなことができるのは歴史を操る奴しかいない!
一方、自らの策を破られたシャラクはランプにデスマスクの情報を与えた。
急いで月面にむかうアトムたちだが、ランプによる全世界放送が流れる。
「ランプ議長の命が惜しければニョーカよ!デスマスクを起動しろ!」
ロボットを滅ぼせるなら政治生命も自分の命もいらないというランプ
3時間以内に返答がなければ反陽子爆弾でドカンだ!という。
53アトム:04/12/23 12:10:53 ID:lwLqAYDu
「ふっ、3時間以内にオペを終わらせ。ランプに娘の無事を確認させればいいんだな…」
ブラックジャックはエアーテントで高酸素濃度室をつくりその場で手術を開始する。
「クランケは、重度のドルメヒカ症候群…テントに触るなよ、爆発するぞ。」
そこに、あらわれるアトラスはアトムに勝負を仕掛けてくる。
「アトム!お前は天馬博士に捨てられたんだぜ!」
「違う!…やっとわかってきたんだ。父さんは…天馬博士はぼくに試練を与えてきたんだ」
「お前は僕の影だ!自分の悲しみだけにとらわれ前に進もうとはしない!」「だまれっ!」

「時間だな…」
「パパやめて!わたしはここよ!」
ダイチは最後にエミヤに月を見せようとロボットに扮装し月面プラントに連れ出したのだ
だが月面プラントでは極秘裏にデスマスクが建造されていた。
大量のオモテニウム線は人体にも害でありダイチは死亡。医療カプセルの中のエミヤだけが
助かった。だが、デスマスクの件は極秘でありダイチの死、エミヤの存在を隠すしかなかったの

だ。
「そうだ…俺は…ダイチだ。ランプさん、俺はあんたに八つ裂きにされても仕方がない…」
「お前がダイチか…これもめぐり合わせだな。俺は自首する…娘を頼む」
54アトム:04/12/23 12:14:59 ID:lwLqAYDu
「とんだメロドラマだな。貴様には失望したぞアトラス」
「あんたが何者か知らんが、それが人間ってもんさ。
弱く、愚かで…だからこそ本当の優しさや悲しみも知っている。そこがロボットと違う所さ」
「ふん…医者のたわごとだな。おいアトラス、お前のような失敗作に用はない。消えろ」
「そんな言いかたって…」
「ふん。選別に身体をくれてやる。専門外だが保存処置をしておいた。
そこの世界一とか言う医者先生ならお前の身体も、元に戻せるんじゃないかね」
「はっ!学者先生は軽く言うぜ!その手術代もたんまりいただくからな」
「お父さん。やっぱり…」「くだらん!もっと進化して見せろ」「はいっ」

ありがとうアトム。あなたならきっとやり遂げてくれると思った…
デスマスクと一体化したニューカは宇宙のどこかで一人地球を見守り続けるのだ…
「盛り上がっている最中で悪いんだが、まだ終わっちゃあいないぜ!」
「感動のあまりアトムに通信したのはまずかったな!お前の居場所は特定できたぜ。」
「さぁアトム!デスマスクの元へ来い!世界の王座をかけてお前と俺の最後の勝負だ!」

襲い来るシャラクの手下達。「ここはこのブルートウが引き受けるた!お前はデスマスクへ!」
「先に進めアトム!」とアトラス。「我は青騎士!アトムおまえは早くニョーカの所へ!」

シャラクを追い詰めるアトム。「お前は僕には勝てない!」
「馬鹿め!なんの策もなくお前を誘い込んだと思ったか!」
機械の頭脳だけ破壊するオモテニウム線。その正体ははるかな太古、何者かが送り込んできた
怪物の一部。生きている金属なのだという。正しく起動させれば惑星改造すら可能な
ムーの秘宝。その名も魔人ガロン!
「そのコアこそがプーク…いや真の名で呼ぼうピックよ!アトムを滅ぼせ!」
55アトム:04/12/23 12:17:50 ID:lwLqAYDu
コアを破壊しガロンは倒れた…しかし分離したオモテニウムが太陽の引力に吸い込まれていく
このままでは大爆発をおこし世界は終わってしまうのだ。
制御核となったニューカと共に太陽へと突っ込んでいくアトム。
「このままだとあなたも太陽の引力に捕まるわ!引き返して!」
「僕も、一緒に行くよ。より多く制御できれば多くの命が救えるはずさ」
みんなの見守る中、アトムとニョーカは太陽の中に消えていき…世界は救われた。

よくぞ人間とロボットのため、地球のためにその生命をささげましたね。
私は火の鳥。全てを見守ってきました。
きこえますか?いまや人間とロボットはひとつとなってあなたの名を呼んでいます。
その声に答え、もう一度だけ私は奇跡を起こしてあげましょう。
さあ、帰りなさい…あなたたちを待っている、大勢の人々のもとへ…

アトムとニョーカは帰っていく。故郷である青い星へと…
56アトム:04/12/23 12:22:01 ID:lwLqAYDu
お父さん。
どうして人間はいつまでも、憎しみあうの?
どうして争いがなくならないの?
「それが人間の限界なのだよ。トビオ
人間には、暗闇の中から、未来を照らし出す情熱の炎がある。
だが、それらは自らも滅ぼす危険な炎でもあるのだ。
人間は一人ぼっちだ。
…友達が必要なんだ。暗闇の中で、一緒に炎を支えてくれる仲間が
だから私はそれを…人間もロボットもこえる科学の子を、この手で作ろうとしているんだよ。」

その子の名前は?
「アトム…。そう名づけようと思う。
決して分けることができないものという意味のギリシャ語だ」
「どんなときでも、弱くて愚かな人間と、共に歩んでくれるように
それはきっと素晴らしい友達になってくれるだろう。」
うん!ぼくはきっとその子と…アトムといっしょに行くよ
どこまでも行くよ…。

「トビオよ、見ているか。アトムだ。あれがアトムだ。
 アトムよ、人間を超えろ!国家や民族を!思想や宗教を!
 飢餓や貧困を!戦争を!人間の生み出した、くだらないものすべてを、超えて飛べ!
 おまえは飛ぶのだ!人間が超えられなかった高みへ!
 おまえは行くのだ!人間が行けなかった未来へ!」

THE END
57アトム:04/12/23 12:30:58 ID:lwLqAYDu
訂正、ニョーカはラグの娘じゃなくてレッドの娘な。

和登さんはシャラクとまったく絡まない。絆創膏もない。
つーか、ガロン復活させたあとどこにいったかわからない。
現在放映中のブラックジャックの準レギュラーで驚いた。

再プレイしながら書いたんだがエンディングでウルっときてしまった…良作
58名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/23 12:34:20 ID:7Qbejn7b
乙!
すっげえな、アトム…
59名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/23 12:45:30 ID:vQFbCgrh
長文乙。
ネタバレ読んだ上でも買いたくなってきたわ。
60名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/23 12:47:38 ID:1rOABMEH
アトムはスタッフろーる後放置で、和登さんがシャラクに絆創膏はるエピローグがあったはず。
61名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/23 13:04:10 ID:VltiZUi2
横槍になるけど、アトムが天馬博士のことを知った上で
(このゲームは最新アニメ版準拠なので、当初アトムは天馬博士のことを知らない)
科学省(ステージ0:チュートリアル)でお茶の水博士から天馬博士の家の場所を聞き
その上で、過去のムー帝国でユニコを助けると、天馬家で天馬博士の本音が聞ける隠しイベントが起きる。

「そう、たしかにおまえはトビオの身代わりだった。だがおまえは私の元にいるべきではなかった。
 おまえの役目は、トビオの行けなかった未来にどこまでも進むことなのだから…
 分かったかアトム。おまえは私の子などではない。全ての人々の希望を背負って生まれてきた
 希望の子、科学の子なのだ。だからアトムよ、おまえは失ったものを振りかえるのではなく
 来るべき世界を見出すのだ。……行け!」

本編中で「おまえは私の子じゃない」と言いきる非情さの真意が分かる上に
「科学の子」「来るべき世界」といったフレーズの引用が絶妙。
62アトム:04/12/23 13:17:12 ID:lwLqAYDu
>>61
マジで?
>>62
しらなかった…。今から見てみるよ。ありがとう
63DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/23 13:41:41 ID:k8FWsq3n
ヒストリー1 デーモンウィルス

今から15年ほど前。3人の日本人科学者の研究を基にして、
DTの開発が始まることになりました。
淡島喜八郎、緋瓦直樹、戻橋一郎を中心とする多くの科学者が、
農水省管轄の研究プロジェクトに参加していました。
プロジェクトの目的は、新しい遺伝子改変技術を使った農作物、家畜の品種改良でした。
しかしこのプロジェクトは、結局意志半ばにして空中分解を起こします。
理由の一つは、予算の削減という経済的なものでした。
当時遺伝子改変作物、ひいては遺伝子工学研究全般に反対する世論がにわかに広まり、
最終的に国会は研究の中止を決定しました。
研究成果の一部が外国企業へ漏洩していたらしいことも、
議員たちの不興を買った原因です。
プロジェクト中止のもう一つの理由は、中心人物の一人、
戻橋一郎博士が死んだことです。
彼はアフリカ、ナイジェリアで研究にとってきわめて重要な発見をしたのですが、
その帰途、飛行機事故で帰らぬ人となりました。
彼が発見したものは、デーモンウイルスと呼ばれています。
このウイルスに感染した細菌は、でたらめなRNAを作り続ける性質がありました。
このRNA合成プロセスを電気信号で制御できるようになれば、
人は自由自在に遺伝子を作ることができるようになるはずです。
とはいえ、研究は中止されました。緋瓦博士をはじめ、
多くの科学者たちは以前の職場へと戻っていきました。
一方、淡島博士ら数人の科学者は、研究を続行することを決意していました。
オルステンというヨーロッパの化学工業メーカーが彼らに手を差し伸べました。
淡島博士らはドイツへ渡り、数年後に研究を完成させることになります。

ヒストリー1 終 つづく
64DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/23 13:43:12 ID:k8FWsq3n
全てのハイパーテキストを書くことは出来ないので重要と思われる物だけ書いていきます

デーモンウイルス
1984年アフリカで、戻橋一郎に発見されたバクテリオファージ。
このウイルスに寄生されたB型ツィビリ菌は、刺激によってRNAを作り続ける
性質を持つようになる。

バクテリオファージ
細菌に寄生して増殖するウイルス。

B型ツィビリ菌
1984年、アフリカで発見された細菌。
バクテリアファージ「デーモンウイルス」に感染したツィビリ菌で、特異な性質を持つ。

RNA
リボ核酸のこと。DNAを2つに割ったような螺旋構造をしており、DNA情報から蛋白質を合成する時に
伝令の役目を果たす他、ウイルスなどでは遺伝物質そのものとしても働いている。

淡島喜八郎(あわしま きはちろう)
DT発明者と目される遺伝子工学博士で、エリクシール機関と協力関係にある。
また淡島研究所の所長で、拓馬や由佳などの高校生マスターを支援している。

緋瓦直樹(ひがわら なおき)
畜産生物学を専門とする学者。淡島とともに、デーモンウイルスのRNA合成酵素の
解析を進めた。緋瓦渉の父。

戻橋一郎(もどりはし いちろう)
デーモンウイルスを発見した細菌学者で、綾乃の父。
大阪大細胞生体工学センター助教授。
アフリカで飛行機事故に遭い、1984年に死亡。
65名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/23 21:47:30 ID:J2tZCIDP
アトムの人一気投下乙です。凄い熱いなあ。ラスト泣いてしまった。

リクエストですが、64の「罪と罰 〜地球(ほし)の継承者〜」をお願いします。
66名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 02:26:14 ID:uHFO9Kdo
未解決にメタルギア1と2が抜けてるぞ
67名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 17:05:29 ID:ATJGpn7l
DTの人乙!
詳しい説明ありがとう。
公式よりわかりやすいんジャマイカ?

第5章で第二部に続くって出てたけど、
ゲームまだ続きますよね?
続きに期待してます。
68テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 17:08:54 ID:OUMy/JHA
○用語解説
ヒューマ=人型の人間
ガジュマ=獣型の人間
ハーフ =ヒューマとガジュマの間から生まれた子ども。体はヒューマ型で、角と尻尾があり能力も高い。
       ヒューマとガジュマが愛し合うことは珍しいことであり、体も弱いハーフが大人まで成長するのはまれ。
フォルス=超能力の種類。もとはガジュマの何割かが持ってる能力だったが、ラドラスの落日の影響でヒューマにも覚醒。
ラドラスの落日=ラドラス王の崩御と、フォルスの暴走が起こった日
王の盾=カレギア王国軍隊の秘密部隊。フォルス能力者をスカウトして作られる。
月のフォルス=史上最大のフォルス。ラドラス王とアガーテが持つ

○主人公のグループ
ヴェイグ(ヒューマ) =主人公。無口で暗い青年。孤児でクレアの両親に引き取られて育つ。クレア大好き。
マオ(ヒューマ)=記憶喪失の少年。王の盾を抜け、ユージーンと旅をする。無邪気で明るい。
ユージーン(ガジュマ)=有名な軍人で王の盾の元隊長。医師を殺害し軍を追われた。彼を慕い尊敬する人は多い。
アニー(ヒューマ)=ユージーンに父を殺され、ガジュマを憎む少女。医師見習い。ガジュマを徹底的に嫌う。
ヒルダ(ハーフ)=ハーフということで迫害されて育つ。ハーフの体を捨てるため角を折り、完全なヒトの体を捜している美女。
ティトレイ(ヒューマ)=シスコンの青年。おしゃべり。軽い。ガジュマとヒューマの争いに一番怒りをあらわにするキャラ。
クレア(ヒューマ)=ヒロイン。外見も性格も良い。しっかりもの。いろいろ大変な目にあう。

○カレギア王国
ミルハウスト(ヒューマ)=カレギア国の若きイケメン将軍。各地で種別争いを鎮めるため飛び回る。いい人。
アガーテ(ガジュマ)=若き女王。国を混乱に落とさせる張本人。ミルハウストに片思い。
ジルバ(ガジュマ)=アガーテが一番信頼する家臣。女。アガーテの願いをかなえるために力を尽くす。

○王の盾・四星
サレ(ヒューマ)=敵。基地外。ナルシストっぽい喋り方。人が苦しむ姿が大好き。
トーマ(ガジュマ)=敵。弱肉強食を絵に描いたような暴力男。サレに劣らず性格最悪。ヒルダを刺客に育て上げた
ミリッツァ(ハーフ)=敵。ヒルダと同じくハーフの能力を買われ王の盾に。あがくヒルダとは違い、自分の境遇を諦めきっている。
ワルトゥ(ガジュマ)=敵。ユージーンの旧友。国のやり方に反発を持ちつつも、王の盾としてヴェイグたちの前に立ちはだかる。

○脇役(主要人物ではないが、話に絡んでくるキャラ)
キュリア(ヒューマ)=女医。アニーの父親のもとで医学を学ぶ。ガジュマの少年を引き取り医学を学ばせている
ミーシャ(ガジュマ)=キュリアに引き取られたガジュマの少年。フォルス能力のせいで親に捨てられる
ポプラおばさん(ガジュマ)=ヴェイグの近所のおばさん。ピーチパイの名人。孤児のヴェイグを可愛がっている
バース(ヒューマ)=アニーの父。国王直属の医師。ユージーンに殺害される。
スージー(ヒューマ)=クレアと同じく誘拐された少女。逃げ出してヴェイグたちに遭遇
69テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 17:10:53 ID:OUMy/JHA
・プロローグ
病床に臥したラドラス王が、月夜の晩、何かに取り付かれたように自らのフォルスを開放し、死亡する。
世界中に光が降り注ぎ、フォルスが覚醒する人が続出。そして覚醒は暴走を引き起こし
各地で大被害が起こる。のちに人々はこれをラドラスの落日と呼んだ。
スールズという小さな村でも、ヴェイグという青年が覚醒。氷のフォルスの暴走が始まり、
ヴェイグを心配して近づいたクレアが氷塊に閉じ込められてしまう。

・一年後
クレアの氷塊の前でうなだれているヴェイグの前に、マオとユージーンというフォルス能力者が現れる。
マオは炎のフォルスで簡単に氷を溶かしてクレア救出。
マオとユージーンはクレアの家で接待されることに。そこでヴェイグはマオとユージーンから話を聞く。
ユージーンはフォルス能力者を集めた軍隊『王の盾』の隊長だったが、ラドラスの落日にまつわる陰謀に気づき追放された。
マオは記憶喪失の少年で、フォルス能力を買われ『王の盾』に入隊したが、そのやり方に不信感を抱き、
ユージーンにくっついて王の盾を脱走。2人は、王の盾に知られていないフォルス能力者を探す旅に出たという。
そこでヴェイグの噂を聞き、この村まで来たのだ。ヴェイグは仲間になってほしいと誘われるが、
クレアのそばにいたい、と断る。

そこにカレギア軍を引き連れた『王の盾』の四星、サレとトーマの極悪コンビが登場。
「この村で一番美しい娘をよこせ」と村人をフォルスの力を使って脅迫。
ヴェイグたちを蹴散らし、クレアを誘拐してしまう。
ヴェイグはクレアを取り戻すため、マオとユージーンは誘拐の真意を含めた国の動きを探るため、
3人はチームを組み旅立つ事に。
70テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 17:11:47 ID:OUMy/JHA
サレとトーマを追うヴェイグたち。途中、アニーという少女がユージーンを殺そうと奇襲をかけてくる。
彼女もラドラスの落日で、フォルス能力が開花した人間らしい。
アニーは「父をなぜ殺した!」とユージーンをののしる。しかしユージーンは何も答えない。
ユージーンは、王直属の高名な医師であったアニーの父を殺し、軍を追われたらしい。
アニーは力を使い果たし気絶。ユージーンはアニーを大事そうに抱え、女医のキュリアの元に運んだ。
目を覚まし、興奮したアニーはガジュマが憎いと言い放ち、
その場にいたガジュマの少年ミーシャに「近寄らないで!」と怒鳴ってしまう。
実はそのミーシャは、ラドラスの落日でフォルス能力が開花し、気味悪がられた両親に
同じことを言われ捨てられてしまっていた。ミーシャは悲しみのあまり暴走を起こし姿を消す。
女医キュリアは「あなたの父親は、命に色はない、と言っていた立派な医者だったのに!」とアニーを怒る。
ヴェイグたちがミーシャを探し、救い出して一件落着。アニーは反省をしている様子なのだが、
それでもかたくなに「ガジュマは嫌い…ユージーンを殺す…」と言い続ける。
ユージーンは「それなら俺と一緒に来い、いつでも俺を殺せばいい」とアニーを仲間に引き入れてしまう。
「アニーの父バースとは20年の親友であり、アニーも子どもの頃から知っている、アニーは優しい子だ」
心配するマオにユージーンはそう告げた。
以降ユージーンは、アニーに何を言われてもどんな態度を取られても優しく見守る事に終始する。

ペトナジャンカという街にサレとトーマが行ったという噂を聞き、急いで駆けつけると
一足遅く、この街でも拉致が行われた直後であった。
しかも姉を誘拐されたティトレイという青年がフォルス能力を暴走させ、町中が混乱中。
ひとまず、ティトレイの暴走を鎮めるヴェイグ一行。
ティトレイも姉を救うため、一緒に行くことになる。
底抜けに明るい性格のティトレイ加入で、それまでの重苦しい雰囲気が一気に和らぐ。
が、アニーはユージーンに対する敵対心を隠さず、そこは緊張感が漂ったまま。
71テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 17:14:01 ID:OUMy/JHA
港町サニイタウンで情報収集。この街でもサレたちによる拉致誘拐が行われていた。
「娘のヒルダがさらわれた」という母親から、サレとトーマの足取りを聞いたヴェイグたちは急いであとを追う。
と、ヒルダという娘が助けを求めてきた。誘拐されたが逃げてきたのだと言う。
ヒルダをかばい、後を追ってきたらしいトーマと対峙するヴェイグたち。
と、後ろからヒルダがヴェイグたちを襲った。なんとヒルダは王の盾の刺客。すべて罠だったのだ。
ヒルダ「騙される方が悪いのよ」
しかし、ヒルダはヴェイグたちに負けてしまう。
トーマは「角を折ったから力が半減したんだ、馬鹿め」と言い放ち
ヒルダの帽子(ターバン)を払いのけた。そこには折れた角とガジュマの耳が生えていた。
「見ろよ、こいつは醜いハーフだ。ハーフが嫌だっつーんで角を折りやがった。
純粋な人の体になる方法があるって嘘をついて利用してきたが、もう役立たずだ」
「人の体になる方法があるっていうのは嘘だったの?騙したのね!」怒るヒルダ。
「騙される方が悪いだろ」笑うトーマ。怒りでヒルダが暴走しはじめたのを見てトーマは姿を消す。
最初からヒルダを暴走させ、捨て駒にするつもりで連れてきたのだ。
ヴェイグたちは苦戦するも、ヒルダの暴走を鎮める。

傷ついたヒルダを抱えサニイタウンに戻り、サレとトーマの足取りを一から探すことに。
サニイタウンでは、王の盾・四星の一人、ハーフのミリッツァが、逃げ出した少女を探し回っていた。
監禁場所から逃げ出した少女は本当にいたのだ。ヒルダはミリッツァの前に飛び出した。
ヒルダ「聞いて!純粋な人の体になる方法はないの!私たちは王の盾に利用されてただけなの!」
ミリッツァ「…で?王の盾以外にハーフを受け入れてくれる場所があるの?ないでしょう?」
ヒルダ「………」
ミリッツァ「お前は角を折った。ハーフを嫌がりハーフとしての自分も否定した。お前は許せない」
戦闘が始まり、ヒルダはヴェイグたちと共に戦い、ミリッツァを倒した。
こうしてヒルダ姉さんも、仲間に加わる事に。
72テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 17:15:19 ID:OUMy/JHA
ヴェイグたちは逃げ出した少女スージーを探し出し、話を聞くことに成功。
囚われた少女たちはカレギア城に集まられるらしい。スージーは城から逃げ出してきていた。
少女たちは丁重に扱われ、アガーテ女王と一人ずつ対面させられるのだという。
スージーが「こんな綺麗なガジュマの女性は始めて見た」と言うと
アガーテ女王は悲しそうに「ガジュマのわりには、という意味?」と聞き返した。その後の記憶は無いという。
一行はカレギア城に向けて出発する。

ヒルダの苦悩を目の当たりにしたヴェイグとティトレイとマオは
ガジュマとヒューマの違いやハーフへの差別について意見交換、真剣に考えるようになる。
特にティトレイは、ヒューマとガジュマが恋愛するなんて考えた事も無かった自分にショックを受ける。
アニーはガジュマとヒューマが愛し合う可能性があることに拒否反応を示すが
そのうち美人で姉御肌のヒルダに憧れ、慕うようになる。
ヒルダは未だに純粋なヒトの体を手に入れる方法をあきらめてはいないと宣言。
そのままでいいじゃないかというユージーンやティトレイの意見に耳を貸さない。

砂漠でアニーが高熱に倒れ、砂漠の村に立ち寄り看病する事に。
その村は外部の人間に冷たく、アニーも「ガジュマなんかに世話になる気は無い」と
余計な一言を言い放ち、介護をする場所の提供をことごとく断られる。
その村は昔、疫病にかかったヒューマが訪れ、疫病を蔓延させた後、姿を消したため
わざとこの村をを滅ぼそうとしたのではないかと、住民が不信感を抱いてしまっていたのだ。
一行はアニーを助けるためオアシスにある治療の材料を取りにいく。
ヴェイグたちが持ち帰った材料の角を見た住人が、あの疫病のあと
これを持ったヒューマが村の入り口で息絶えていたことを思い出す。
ヒューマは疫病を持ち込んだ事を気に病んで姿を消したのではないか・・・
そして薬を持って来ようとして息絶えたのではないか?
住民たちは反省し、ヴェイグたちを迎え入れてくれて、アニーの容態が回復する。
喜ぶユージーンだったが、アニーは相変わらずユージーンに拒否反応を示す。
73テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 17:17:15 ID:OUMy/JHA
カレギア城を目指し着々と進んで行くヴェイグ一行。
バビログラードという港町につく。そこでワルトゥという王の盾・四星の一人と対戦。
ワルトゥはこの港から捕らえた娘たちをカレギア城まで船で運ぼうとしていた。
ユージーンは旧知の仲らしく、ワルトゥに「なぜお前がこんな事に加担するのか?」と問いただすのだが
ワルトゥは答えない。
そこにミルハウストという王国正規軍の将軍も現れ、ワルトゥに娘たちを解放するよう要求。
ミルハウストは女王と国民を守る使命に燃える正義の人であり、王の盾・四星も頭が上がらないらしい(おまけにイケメン。
無事娘たちが解放され、ティトレイと姉のセレーネが再会する。
しかしクレアはすでにカレギア城に連れ去られたあとだった。
がっかりするヴェイグ。

その頃、クレアはアガーテ女王と対面。ヒューマとガジュマの違いを問うアガーテに
「違いはありません、見かけは違っても私たちは同じヒトです」と毅然と答えるクレア。
アガーテはクレアの肩に手を置いた。クレアは気絶し崩れ落ちる。
アガーテは家臣のジルバに告げる「この人よ……私を助けてくれるのはこの人」
74テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 17:18:47 ID:OUMy/JHA
ヴェイクたちはカレギア城のあるバルカに到着。
アガーテ女王は、聖なる王の復活の儀式を執り行うと宣言していた。
クレア誘拐となんらかの関係がありそうだ。
ヴェイクたちは地下道を通ってカレギア城に潜入し、囚われていた少女たちの部屋を見つけ出す。
しかしクレアは祭儀場に連れて行かれてしまっていた。
立ちふさがる王の盾をぶっ飛ばし、ヴェイグは儀式執行の間に突入。
ヴェイグ「女王は一体何をする気だ!?クレアを返せ!」
が、アガーテ女王のフォルスの力は絶大でヴェイグは身動きが取れなくなる。
アガーテ女王は月のフォルスを使い、クレアを黒い球の中に取り込み、自らも中に入り込んだ。
そこで、力が暴走。その球体は聖獣ゲオルギアスへと変化してしまった。
聖獣ゲオルギアスは言った。「ガジュマとヒューマは共存できない。必ず争う。
ならばヒューマを滅ぼすのが世界を救う唯一の方法だ」
体が自由になったヴェイグたちは、ゲオルギアスに剣を抜き、立ち向かっていった。
そして見事ゲオルギアス撃破!その瞬間ヴェイグはジャンプして光の中に飛び込んだ。
そしてクレアを抱きかかえ、戻ってきた。

ヴェイグはクレアを連れ、村に戻った。ずっと気を失っていたクレアも目覚めた。

完。
というのは嘘で、ここまでが壮大なプロローグというか第一部です。
75テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 17:33:26 ID:OUMy/JHA
・第二部突入
クレアが目覚め、喜ぶ両親とヴェイグ。だがペットのザピィは大好きなはずのクレアに寄り付かない。
そこにアニーが現れ、自分と一緒にカレギア城のそばの洞窟に来て欲しいと告げる。
ユージーンの様子がおかしくなり、マオにヴェイグ達を連れてきてと頼まれたのだと言う。
「マオとユージーンには世話になったんだから行ってやれ」とクレアの両親にも言われ
ヴェイグは出発を決意。そんな中、村で騒動が勃発。
ポプラおばさんというピーチパイの名人で、人のいいガジュマの主婦が性格豹変、
ヒューマの住人が気に入らないと喧嘩を売ったのだ。
止めに入ったヴェイグに殴りかかるポプラおばさん。ヴェイグがクレアを氷付けにした時、
クレアの両親と共に、追放寸前のヴェイグをかばい、鬱になったヴェイグを励まし続けたのは
このポプラおばさんだった。あまりの豹変振りに驚くヴェイグ。
アニーが言うには、各地でヒューマとガジュマの似たような対立が勃発しているのだそう。
村が心配ではあるがユージーンを救うため出発するヴェイグ。

街道の休憩所で休んでいるとクレアがやってきた。
同行していた道案内の人が言うには、クレアはカレギア城を目指していたらしい。
ヴェイグは村に戻るよう説得をしたのだが
アニーが「ヴェイグさんと一緒に居たいんでしょう?追い返すのは可哀相」と言い出し
なし崩し的にクレアも同行する事に。
途中ペトナジャンカにも立ち寄り、ティトレイにも声をかけ、4人はユージーンとマオの待つ洞窟へ向かった。
ヒルダは、純粋なヒトの体を手に入れるためどこかへ旅立ち、居場所がわからないらしい。
立ち寄る先では「なんだか急に嫌気がさした」「顔を見るだけで腹が立つようになった」と
ヒューマとガジュマが互いを嫌いあう様子が、どこでも見られるようになっていた。
76テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 17:34:42 ID:OUMy/JHA
洞窟の奥ではユージーンがヴェイグたちを見つけるなり獰猛な叫び声を上げはじめた。
「ヒューマが憎い!お前たちを引き裂いてやりたい!だから・・・俺に近づくな!」
父親代わりと言ってもいいほど信頼しているユージーンの豹変振りに泣き出しそうなマオ。
アニーがとある地方に精神を安定させる強力な秘薬があるのを思い出し、それを見つけに一行は旅立つ。
ユージーンが心配なマオと、戦闘能力の無いクレアはここに残る事に。
ラジルダという村に向かったヴェイグたちだったが、この村はヒューマとガジュマの対立が恐ろしいほど酷く、
ガジュマ住民はヒューマであるヴェイグたちに口も聞いてくれない。
ヒューマ住民も、ガジュマのユージーンを助けるためだとわかると態度を一変させ、ヴェイグ達を追い払う。
苦労しながらもなんとか秘薬を手に入れたヴェイグたち。偶然ヒルダもラジルダに来ており再会、合流する。

その頃、クレアは洞窟を抜け出し、カレギア城に入ろうとしてミルハウスト将軍に発見される。
ミルハウストは「女王の一件を知る人間に見つかる前に、この街から出て行け!」とクレアを追い返す。
クレアはミルハウストに何かを伝えようとしたが適わず、
「どうして気づいてくれないの?」と気落ちして門を後にする。

ユージーンのいる洞窟へと戻ったヴェイグたち。
秘薬を飲んだユージーンは落ち着きを取り戻す。ユージーンとマオとアニーは
ガジュマとヒューマが憎しみを爆発させるようになったのは、
聖獣ゲオルギアスに関係あるのではと考え、遺跡があるというこの洞窟に入った。
そこで突如ユージーンが暴れだし、奥の檻に閉じこもったのだと言う。
ユージーンがアニーに「ヴェイグ達を連れてきてくれてありがとう」と礼を言うが
アニーは「マオに頼まれたから仕方がなかった」と下を向く。
ユージーンが落ち着いたので、一行は洞窟を隅々探して遺跡を発見。そこには
「王ゲオルギアスはヒューマを滅ぼすと決めた。が6人の聖者はそれに反対しゲオルギアスを封印した」
「ゲオルギアスの強大な思念は人々の心に憎しみを生む」
「ゲオルギアスの思念は、聖者の力で消すことができる」など、大昔の聖戦についての記述があった
やっぱり人の心が憎しみで満ちた原因はゲオルギアスだった。が、聖者の力とはどこにあるのか?
と、ヒルダがラジルダでこの石碑に書いてある紋章を見たと言い出し、一行はラジルダに向かって出発。
77テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 17:35:48 ID:OUMy/JHA
クレアが一人で出かけたことをマオから聞いたヴェイグは、クレアに注意する。
クレアは「…ヴェイクたちを洞窟の外で待っていただけです」と嘘をつく。
他にもクレアは、自分がヴェイグにプレゼントした石のペンダントのことを覚えてなかったり、
話しかけると、言葉に詰まり、しどろもどろになるなど様子がおかしい。だがヴェイグは
一年の氷付け→誘拐→しばらく意識不明ということもあり、追求する事はしなかった。

ラジルダ到着。クレアに話しかけてきた少女がいたがクレアは覚えてない様子。
少女も誘拐の被害者だった。カレギア城に囚われていた間、
クレアが「ヴェイグが助けに来てくれるから大丈夫」とずーっと励まし続けてくれたのだという。
「あなたがいてくれなかったら不安で押しつぶされていたわ」とクレアに感謝する少女。
「アガーテが誘拐なんてするから悪いんだ〜!」と改めて憤慨するティトレイ。黙り込むクレア。
アガーテ女王はあの事件で行方不明になったのだが、カレギア国はそれをひた隠しにしている。

ラジルダは相変わらず種別対立をしており。ガジュマ住民にはユージーンが、
ヒューマ住人には、顔の割れていないマオとヒルダとクレアが聞き込みにあたった。
特にクレアの上品な言葉使いは、ヒューマの長にいたく気に入られ、やすやすと情報ゲット。
見事、近場の沼に『闇の力』の遺跡があることを突き止める。
「クレアは女王様みたいだったんだよー」というマオの報告を意外に思うヴェイグ。
ヴェイグ「どこでそんな言葉使いを覚えたんだ?」
クレア「・・・・ア、アガーテ様に教えてもらったのよ」
(もうバレバレではあると思うが一応補足。クレアの中の人はアガーテ女王)
78テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 17:37:42 ID:OUMy/JHA
遺跡突入。そこでティトレイは白昼夢を見る。
姉のセレーネが、ガジュマを執拗に苛めている。止めに入り、ガジュマたちを助けるティトレイ。
助けてもらったガジュマは「覚えてろ!思い知らせてやる!」と捨て台詞を吐く。
愛する姉セレーネに「あなたは本当に差別したことないの?誰にだって差別の心はあるでしょう?」と
問いかけられ、ティトレイは自問自答を繰り返す(俺は本当に差別をしたことが無いと言いきれるのか?)
場面は変わって、ティトレイの家。先ほどのガジュマがセレーネを殺害して逃亡してしまう。
絶望や憎しみがティトレイの心に湧き上がる。
「ガジュマが憎いでしょう?」アニーの声が聞こえる。
「いいや!悪いのは姉を殺したヒトだ!ガジュマじゃない!」ティトレイは叫んだ。
悪夢が終わった。これはすべて闇の聖獣の試練だったのだ。
最後にティトレイは闇の聖獣の「信じるものはなんだ」との問いに
「ヒトはみな感情がある、そこに種族の差は無い」と言い切り無事合格。闇の力を手に入れる。
次の遺跡はピピスタにあると教えられ、ヴェイグたちはピピスタに向かう。
ヒルダがぽつりと「なんであんたなの?なぜ私じゃないの?」とティトレイにつぶやいた。
ユージーンが「聖獣の力が手に入っても、人の体が手に入るとは限らない」とさとすのだが
ヒルダは「そんなの手に入ってみなきゃわからないじゃない!」と反論する。

ピピスタで次の遺跡を無事発見。
次の試練の対象はマオ。マオが見たものは6聖獣たちの談話。
━━本当にゲオルギアスの言うとおりヒューマを滅ぼせば世界は救われるのか?
━━ヒューマは本当に危険なんだろうか?共存はできないのだろうか?
━━では、世界を見るために穢れ無き瞳を作りましょう
マオは気づく。そうか僕に記憶がないのは無くしたのではなく
この世界を見るため聖獣たちに作られた存在だったから。記憶なんて元から無かったんだ。
そして今までの旅で見てきた経験がさまざまと脳裏に蘇る。
ユージーンとの出会い、王の盾、憤り、旅、戦い、仲間、ヒューマ、ガジュマ、ハーフ、ヒト。
マオは「この世界を守るため力が欲しい」と言い、無事炎の力を手に入れる。
ここでヒルダが「私にも力を!」を聖獣に詰め寄る。
聖獣は次は雲海にそびえる塔を目指せと言って姿を消す。がっかりするヒルダ。
79テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 17:39:16 ID:OUMy/JHA
そのころ、ラジルダの海岸にアガーテが打ち上げられ、
数少ないまともなヒューマの青年に助けられ、かくまってもらっていた。
(アガーテは女王としてのお披露目がまだだったので、顔はそんなに知られていない)
しかしヒューマ対ガジュマの対立が急激に悪化、暴動に発展。町中に怪我人があふれる。
アガーテは、怪我人を運び、薬草を使い介抱を始める(さすが中の人がクレアなだけある)
少し遅れてラジルダに戻ってきたヴェイグたちも、事態を収めるため奔走。
アガーテがいることにクレアだけが気づくが、クレアはアガーテに見つからないよう隠れ、やり過ごす。
そこにミルハウストが軍隊を引き連れ、ラジルダを制圧。ヒューマとガジュマの長を連行する。
住民の対立が起きないよう、ここを軍の監視下に置くことを決めると
ミルハウストはあわただしくラジルダを出ていった。クレアは黙って見送った。
宿屋ではアガーテが怪我人の治療をしていたが、ヴェイグたちはまったく気づかず
雲海にそびえる塔に向けて出発してしまう。
だが、アガーテはヴェイグたちに気づき、後を追う。

キョグエンという裕福な街に着いた御一行。
塔の情報を得るため、街の富豪のもとを訪ねる。
富豪は情報を出す代わりに、自分が主催しているオークションの警備と
クレアを接客に使わせることを条件を出す。
ヴェイグたちが客の出迎えと警備に当たっている頃、クレアは監禁されてしまう。
隣の部屋では、キョグエン付近で富豪の部下に拉致られたアガーテも閉じ込められていた。
オークションと言うのは人買いも兼ねており、富豪は上玉のクレアとアガーテを売り飛ばす気なのだ。
狼狽するクレアを、壁ごしにアガーテが励ます。クレアは、向こう側にいるのが、アガーテであることに気づく。
クレア「…あなたは強いんですね」
アガーテ「私は強くないわ。信じているだけ」
そこに、ヴェイグのペットのザピィがアガーテの部屋に飛び込んでくる。
アガーテはここにヴェイグが来ている事を確信。ヴェイグに「助けて」と手紙を書きザピィに託す。
ヴェイグは、クレアの字で書かれた手紙を読んで囚われた事を知り激怒。
クレアを助けるため富豪の家に突入する。いろいろあったが、クレアを無事に助け出す。
しかしアガーテは一足遅く売り飛ばされた後であった。
ヴェイグ「他に捕まってた女性はいないな?クレア」
クレア「……いません。私だけです」
80ACE5 決路1/3:04/12/24 17:40:04 ID:LYd6gcQN
決路 FINAL OPTION
「サンド島基地より逃亡」
基地を脱出したサンド島中隊は、第8492飛行隊(ベルカ人アグレッサー部隊)の追撃を受ける。
逃亡中のサンド島中隊機と遭遇した空母ケストレル艦載機(マーカス・スノー大尉搭乗)は
艦長アンダーセンの指示により撃墜を偽装、サンド島中隊を空母ケストレルに匿う。


ウォードックはサンド島よりずいぶんとはなれたとこまで来たが、追撃の手はすぐそこまで迫っていた
後方の空には8492飛行部隊が見えた…、ウォードックの目の前には火山性の山が聳え立つソロ島…
前を行く親父さんがブレイズ達にいった
「逃げるからね、しっかりついて来るんだよ」
次の瞬間、急降下した親父さんはソロ島の地面すれすれを飛行しだす
「あの飛び方…、アレは大佐ではないか?」8492の一機がつぶやく
「大佐?フッケバインの凶鳥とよばれたあの?」
「あぁ…、我が祖国最大の裏切り者だ」

親父さんはこの通信を聞いていたのか、すぐさま彼らに返答する
「君はアシュレイかね?8492飛行隊とか言い出すから、どこの誰かと思ってしまったよ」
「君達がグラーバク戦闘機体などと名乗っているときから同じ空を飛ぶのはごめんだと思っていたんだ」
親父さんは彼らに対する嫌悪の感情をあらわにする。
81テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 17:41:43 ID:OUMy/JHA
ノルゼンと言う雪の村に移動した御一行。ここもヒューマ対ガジュマの抗争が勃発していた。
「種族争いなんぞけしからん!」と怒る頑固爺さんなど、まともな人が残っているので、暴動の心配はなさそうだ。
古の塔についての情報を探すと、村の青年が場所を教えてくれる。
ヴェイグたちは塔にのぼり、最上階に着いた。そこにいたのは王の盾・四星の一人、サレ。
サレはカレギア城で、いとも簡単にヴェイグにぶっ飛ばされたせいでプライドが傷つき、さらに狂った。
そしてヴェイグ達の心を傷つけ、倒し、復讐することを当面の目標にしてしまった。
この場所を教えてくれた村の青年もサレの変装。「ここならミルハウストに邪魔されずにお前らを倒せるからな」
サレはヴェイグたちと仲良くたわむれていた王の盾の下っ端、ドジッ子3人組「漆黒の翼」を改造して操り、
ヴェイグたちを襲わせ、自分はさっさと立ち去ってしまう。
戦いの後、自分を取り戻した漆黒の翼に、王の盾を抜けるよう説得するヴェイグたち。
ここは聖獣の塔ではなかった。3人を見送ったあと、うなだれる一行の前に、
遠くの平原に、雲の中までそびえ立つ塔のシルエットが見えた。雲海にそびえし塔・・・あれだー!!!!

しかし塔に行くには船がないと無理なことがわかった。
船を借りる交渉をしようと、ノルゼンの港に行くと、軍が港を封鎖しており追い返されてしまう。
そこにアニーが仲間になるイベントで出合った、女医のキュリアと医師見習いのミーシャが現れる。
各地で暴動が発生しており、鎮圧するため出動した軍が2人に同行の要請をしたらしい。
軍の船を借りる事はできないか?と相談するヴェイグ一行。
宿屋で連絡待ちをしていると、ガジュマの兵士が尊敬するユージーンに挨拶がしたいと尋ねてきた。
そのガジュマの兵士は、ユージーンの元部下で、アニーの父バース殺害の現場にいたらしい。
アニーは「教えて!どうして父は殺されたの?」とガジュマ兵士に詰め寄る。
「父親?」兵士はバースの娘とユージーンが行動を共にしていることに驚く。
兵士「ユージーン隊長は悪くない。バース医師をかばっているんだ…ラドラス王を…」
しかしユージーンがそれ以上言わないよう兵士に口止めをしてしまう。
「父は立派な医者だった!ガジュマの言う事なんか信じない!」アニーは怒りまくり兵士を追い出してしまう。
82ACE5 :04/12/24 17:42:56 ID:LYd6gcQN
しまった、かぶった…すいません
83テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 17:43:03 ID:OUMy/JHA
ACE5職人さん、先ドゾー

また後で貼りにきまーす。
84ACE5 :04/12/24 17:52:49 ID:LYd6gcQN
ではもう一度決路張らせていただきます
85ACE5 決路1/3:04/12/24 17:55:36 ID:LYd6gcQN
決路 FINAL OPTION
「サンド島基地より逃亡」
基地を脱出したサンド島中隊は、第8492飛行隊(ベルカ人アグレッサー部隊)の追撃を受ける。
逃亡中のサンド島中隊機と遭遇した空母ケストレル艦載機(マーカス・スノー大尉搭乗)は
艦長アンダーセンの指示により撃墜を偽装、サンド島中隊を空母ケストレルに匿う。


ウォードックはサンド島よりずいぶんとはなれたとこまで来たが、追撃の手はすぐそこまで迫っていた
後方の空には8492飛行部隊が見えた…、ウォードックの目の前には火山性の山が聳え立つソロ島…
前を行く親父さんがブレイズ達にいった
「逃げるからね、しっかりついて来るんだよ」
次の瞬間、急降下した親父さんはソロ島の地面すれすれを飛行しだす
「あの飛び方…、アレは大佐ではないか?」8492の一機がつぶやく
「大佐?フッケバインの凶鳥とよばれたあの?」
「あぁ…、我が祖国最大の裏切り者だ」

親父さんはこの通信を聞いていたのか、すぐさま彼らに返答する
「君はアシュレイかね?8492飛行隊とか言い出すから、どこの誰かと思ってしまったよ」
「君達がグラーバク戦闘機体などと名乗っているときから同じ空を飛ぶのはごめんだと思っていたんだ」
親父さんは彼らに対する嫌悪の感情をあらわにする。
86ACE5 決路2/3:04/12/24 17:58:59 ID:LYd6gcQN
8492部隊はウォードックを高空から追おうとするが、すぐさまレーダーとロックオン機能の異常に気が付く
「なんだ…ロックオンできない」
「ここは火山性の地層でね」親父さんが自慢げに言う
8492飛行隊の通信にはサンダーヘッドからの通信が入っていた
「本当に彼らが裏切り者なのか!?信じられない!」
彼らの戦いを見続けていたサンダーヘッドにはウォードックの裏切りが信じられなかった

ソロ島の超低空を飛行し続ける親父さん、ブレイズたちはその飛行についていくのが精一杯だった
親父さんの飛行技術は想像を絶するものであり、崖に接触しそうな状態で飛んでゆく。
「すごい…、感覚が研ぎ澄まされていく…!」
グリムが叫ぶ中、親父さんはソロ島のトンネルへと突入してゆく
戦闘機が飛ぶには狭すぎるトンネル、幅60mほどのそのトンネルを戦闘機が飛んでゆく…
トンネルを抜けると渓谷がそこにはあり、親父さんは渓谷の間を縫うように飛んでいった
「こんな飛行技術があるなんて!」ナガセは親父さんの飛行技術に感動すら覚えていた。
ソロ島には軍事施設建造時のトンネルがあり、親父さんは今度はそのトンネルに突入して行く
「翼があたりそうだ!」叫びながらもしっかりついてくるグリム
クレーンなどが放置されているトンネルを見事な飛行で切り抜けたブレイズ達
87ACE5 決路3/3:04/12/24 18:01:25 ID:LYd6gcQN
追跡してくる8492飛行隊はすでに彼らを見失っていた…。

飛行編隊を練り直す彼らに向かって飛んでくる一機のF-14、そのF-14のパイロットは
8492飛行隊と連絡しており、ウォードックを発見したと伝えていた、通信を聞いていたブレイズたちは青ざめる。
そのF-14は8492からの命令を受け、すぐさまブレイズたちの後ろにつける

絶体絶命の状況に追い詰められるウォードック

しかし、F-14から発行信号により連絡が来る
「あれは…モールス信号!?」ナガセが発行信号に気が付く、それと同時にそのF-14は
セント・ヒューレット軍港強襲、第三艦隊集結戦のとき、ウォードックとともに闘った
スノー大尉のF-14であることに…。
「シンジロ…、ベイル…アウト…せよ」グリムがモールスを読み取る
「ベイルアウトしろだって!?」
「信じてみようじゃないか…、ジュネット君、君からいきたまえ」グリムとジュネットに落ち着いた口調で話す親父さん

低速でベイルアウトするウォードック…、通常ベイルアウトという行為はパイロットにとっては
想像を絶するダメージを与えるものであるが、安定した飛行状況でそれを行ったため
彼らの体のダメージは最小限ですんだ。
空になった機体を撃ち落してゆくスノー、8492飛行隊はスノーが練習機を撃ち落したデータを
リンクによって習得していた…
88ACE5 ケストレル艦上にて:04/12/24 18:07:28 ID:LYd6gcQN
ケストレル艦上

うつろいゆく意識の中…、けたたましく聞こえるヘリのローター音
「見つ…た…待ってろ…ま…新しい…連れて…」
絶え絶えに聞こえる声をブレイズは耳にしていた…。

ベイルアウトした彼らはケストレル艦長であるアンダーセンにより撃墜を偽装
事後処理として破片回収に来たのはケストレル所属のシー・ゴブリン…
8492飛行隊の目を欺くすばやい行動によりウォードックはケストレルへと移送された。

アンダーセン艦長…
歴戦の空母ケストレルを ここまで生きながらえさせてきた男
「いや、まったく自分など負け戦ばかり繰り返してきた男です 」
そうも言いながら、開戦以来、ケストレルは一弾も被ったことがない艦なのだ
「艦に傷がつかなくとも、艦載機を出すたび 帰って来ない部下の数が増えるというのは辛いことです
とうとう搭乗員は分隊長のスノー大尉ひとりになりました、飛行機のない空母はお役ごめんです
ここで昼寝をしております 」
艦長は悲しそうに言う。
89ACE5 ケストレル艦上にて:04/12/24 18:18:11 ID:LYd6gcQN
艦長と話す親父さんが言う
「私は、私は前の戦争が終わる頃、自国の都市の上に核兵器を落とす役を仰せつかりました」
そう、15年前の戦争で核を起爆させたのは、グラーバク戦闘機隊だった…
「命令拒否して脱走した私を拾ってくれたのが、バートレット大尉です」
「『ブービー』というのは その当時の彼のあだ名だった、不思議な男でしてね、以来15年間昇進していません」
「私の国には『灰色の男たち』と呼ばれる連中がいました、今でもまだいるはずです」
「彼らにとって裏切り者の私を、15年間かくまい続けたのがバートレットです」
「ときに―ハーリング大統領の行方のことですが、やはり『灰色の男』どもが…?」

『ブービー』、初めてウォードックが出撃した際、バートレットがブレイズを『ブービー』と呼んだ
バートレット自信も、過去の戦争で『ブービー』と呼ばれていた。

「うちの艦で一隻 高い傍受能力を誇る 通信情報艦がおります―『アンドロメダ』」
アンダーセンはアンドロメダがベルカ語の秘密通信を傍受し、それの解読のために大佐(親父さん)
に来てもらったことを話した。
親父さんの戦闘機はあるのかという質問に対しアンダーセンは南ベルカの会社がユークに密輸
しようとしていたものを拿捕し、戦闘機だけは余ってることを話した…。
90ACE5 古城の幽閉者1/3:04/12/24 18:24:59 ID:LYd6gcQN
古城の幽閉者 ANCIENT WALLS
「ハーリング大統領を救出」
ベルカ公国領内に幽閉されていたオーシア大統領、ビンセント・ハーリングを救出。
本作戦よりマーカス・スノー大尉が編隊に加入。

艦載機に搭乗しケストレルを飛び立ったウォードック、目標はベルカ領内にある古城…
古城の北には核によるクレーターがなおもおびただしい放射線を放っていた…。

「スノー大尉、うしろにつきます。よろしくお願いします。」
新たに編隊に導入されたのはスノーだった、グリムは最後尾に着く
「編隊飛行なんて久しぶりだ。」うれしそうに話すスノー
「戦争が始まって最初の戦闘で、あなたに邪魔だって叱られたってチョッパー…
…いえ、ダヴェンポート大尉がいっていました。そのときには、僕、まだ補欠で…」
グリムが切なそうに話す。

popsからの通信により、古城周辺の対空火器を排除し、シー・ゴブリンの着陸を援護するウォードック
「こちらシー・ゴブリン。ナガセ大尉は来てるのか?」
「ええ、吹雪の山から 救助していただきました。」
「ヘリの乗り心地はなかなかだっただろう?どうだい、こっちに転属してこないか?」
「そういえばお喋りの旦那はどうしたんだい?静かだな。」
「いえ、彼は…ここには…。」
うつむきながらもベルカの地上部隊を攻撃してゆくナガセ
91ACE5 古城の幽閉者2/3:04/12/24 18:30:02 ID:LYd6gcQN
シー・ゴブリンは無事に古城に到着し突入を開始する
ナガセはクレーターを見ながらつぶやいた
「この世の終わりが通り過ぎた後の風景…、ベルカの因縁のある土地では、空気すら重苦しい」
グリムがそれに続いて言う
「ベルカ人の七つの街が蒸発した痕…。 動くものが何もない。死んでいる土地のようだ…。」
地上ではシー・ゴブリンが大統領との面会のために服装を整えるだのとジョークを交えた通信が飛び交っていた
突入したシー・ゴブリン、外からは地上部隊が彼らに迫るも、ウォードックの航空支援により
すべてが無力に終わっていた。

ヘリが待機している途中、ベルカの航空機が接近してきた
「戦闘機かね?独自の戦闘機まで持っているのか、彼らは?」親父さんが落ち着いた口調で話す
「オーシアとユークからの金を浮かせて、自分たちのものを揃えていたか。とにかくヘリを守りたまえ。」
空戦状態に突入するウォードック。

城内部では想像を絶する戦闘が続いていた、石造りの城で超接近戦を強いられる突入部隊
通信だけを聞いていてはかなりの苦戦であった。
中枢に侵入した彼らは何とか大統領をつれ、被害を出しつつも命からがら城外に逃亡する。
ヘリに乗った大統領はパイロットとナガセの通信に気が付き叫ぶ
「素敵な声のお嬢さん、君かい?君もいるのか?」
「では、アンダーセンも舞台裏の秘密に 気づいたんだね?」
大統領は負傷した部隊員の体を診ながら通信していた。
92ACE5 古城の幽閉者3/3:04/12/24 18:32:27 ID:LYd6gcQN
ヘリコプターは低空を飛行しすぐさま戦闘領域から離脱してゆく…
大統領救出作戦は負傷者さえ出たものの、味方の死者は出ないものとなった。

ジュネットが大統領の到着を聞いて艦橋に駆け上がったとき、大統領は艦長やおやじさんとにこやかに談笑していた
大統領は、囚われの古城の窓から今では別々の国となった
南北ベルカを隔てる七つの爆心地クレーターを見て過ごしていたのだという

結局オーシア軍は、ユークトバニア首都を陥落させることが出来ず
戦況は泥沼化している、かつて世界に向けて戦いを挑みかけたベルカに
鉄槌を食らわせたオーシアとユークトバニアへの復讐として、これほどふさわしいことはない
両国の間に憎しみを作り出し、戦争によって疲弊してゆくことを望む者ども
二つの国の軍人たちは踊らされるがままであった。

通信艦が傍受し続けている ユーク軍の無線
そのひとつ、空軍の航空管制通信のベースラインに謎の数列が仕込まれているという
緯度・経度・日時
そして、もうひとつ何かを表す数字、答えは大統領が出した

「驚いたな、この数字は私の大統領選挙での得票数だよ」
「これは一度目の、こちらは一昨年の選挙の数字だ、これは私に当てたものだ」と
緯度と経度は北ベルカ領内を指している、日付は明日
サンド島から来た彼らは 大統領直属の航空戦隊となった
公式には撃墜され、死亡が報告されたままラーズグリーズ部隊…、それが彼らの新しい名前
93ACE5 孤空からの眼差し:04/12/24 18:54:12 ID:LYd6gcQN
孤空からの眼差し SOLITAIRE
2010/12/11
「ベルカ北西部を偵察」
ベルカ公国北西森林地帯の鉱山施設を偵察。
第8492飛行隊とユークトバニア軍との関連が明らかに。
サンド島中隊、オーシア大統領直属特別部隊に任命。以後、ラーズグリーズ部隊と呼称。

北ベルカのレーダーが張り巡らされている高山地帯をブレイズはたった一人で飛んでいた
今回の任務は先の通信によって得られたものの正体、15年前の核弾頭が眠り続ける鉱山施設
popsから通信が入り「本来空を飛ぶということは孤独なことだ」と諭される
その通信を聞きながらもブレイズはレーダー網を網の目のようにくぐり鉱山地帯に向かっていった

鉱山施設のすぐそこには数機の戦闘機が止まっていた、鉱山の入り口と戦闘機を丁寧に
カメラに収めて行くブレイズ
「あの戦闘機は何だ!?見たこともないエンブレムだ…」
鉱山施設に駐留していたのはグラーバクであった、偵察を終えたブレイズはすぐさま戦闘機動へ移行し
離陸してくるグラーバクを振り切り逃亡した…

偵察写真には施設に掲げられたユークとベルカの旗が鮮明に映し出されていた…。
ユーク軍が核を持ち出そうとしているのは明らかであった。

94ACE5:04/12/24 18:55:47 ID:LYd6gcQN
次回はいければ
封印からハートブレイク・ワンまで行きたいです
書き忘れたのですが、ブレイズは劇中でのあだ名は「ブービー」です

ではテイルズの職人さんどうぞ
95名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 19:26:58 ID:6KuvUWbi
職人様方、お疲れ様です!
96DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/24 20:02:01 ID:PuVi2yYM
>>67
ゲームはまだ続きますが、先にヒストリーを書いています
ヒストリーが終わったら第二部に行きます。
97DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/24 20:04:21 ID:PuVi2yYM
ヒストリー2 マハト

研究も終わりに近づいたある日、
淡島博士はオステルンの研究所内で一人の人物の姿を見かけました。
篝松博士といって、世界中の紛争地域に出かけては人をさらい、
人体実験を繰り返しているという、黒い噂の絶えない狂気の科学者です。
淡島博士は研究の新しいスポンサーの正体に疑念を抱き、調査を開始しました。
すると一連のできごとの背景には「マハト」と呼ばれる
謎の組織が暗躍していることがわかりました。
マハトは国際的な秘密結社です。その理念は、自由や力への意志を持つ人間が、
そうでない劣等な人間を支配すること。
実際マハトは巨大な多国籍企業を傘下に収め、世界中に私兵集団を展開しています。
ですが、彼らはそれで満足したわけではありません。
人間が生物としての欠点から解放され、
自らの意志でより強力な存在へと進化する方法を模索しました。
こうして設立されたのが、シルヴァプラナ機関です。
シルヴァプラナ機関の科学者たちは、
人間の肉体を思い道りに改変するための道具として、
ナノマシン「DT」の開発を始めました。
淡島、戻橋、緋瓦らの研究プロジェクトにも早くから着目しており、
世論操作や政治家への圧力で研究を中止させたのです。
そして傘下のオスステン社で淡島らに研究を続けさせ、
他の場所で行われていた研究の結果も統合し、DTを完成させたのでした。
篝松博士は、このシルヴァプラナ機関の中心人物の一人でした。
最初はスイス、後に日本で研究を続け、DTの使って「リオーグ」と呼ばれる
新しいタイプの改造人間(サイボーグ)を作っていたのです。
シルヴァプラナ機関には他にも、「ライマージ」と呼ばれるミュータントを研究
しているフォイエルバッハ博士、「DTam」と呼ばれるロボット兵器を作っている
クズネツキー博士などが在籍しています。

ヒストリー2 終 つづく
98DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/24 20:05:32 ID:PuVi2yYM
ハイパーリンク

秘密結社マハト
「自由と力への意志を持つ限られた人類が、下等な人類を支配する」という理念を、
「Macht(ドイツ語で権力・武力の意味)」と呼び、
実現を企てる秘密結社。7人委員会を頂点とし、
巨大コンツェルン、私兵集団、研究機関を有する。

オステルンBGT
ミュンヘンに本部を置く、マハト傘下の企業。無重力結晶合成細菌から
水虫の治療薬まで、あらゆる化学製品を製造する巨大企業。

ナノマシン「DT」
1990年、秘密結社マハトの研究部門の1つ、
シルヴァプラナ機関で作られたナノマシン。
宿主の意志に従って酵素を合成し、その働きによって多彩な現象を起こす。

シルヴァプラナ機関
生命を解放を目指してLL計画を推進した、フランツ・レーターを長とする
秘密結社マハトの下部組織。意志によって生物の遺伝子や形態を自由に変化
させるDTの実用化を成功させた。

LL計画
シルヴァプラナ機関の目的「生命解放」達成のための具体的な計画。
生命の自由意志による適時変化、変能を目指し、ナノマシンDTを開発した。

生命解放
生物が自らの意志で遺伝子を書き換え「生き物を造り給うた存在」
の呪縛から解放されること。シルヴァプラナ機関の目的。

篝松博士
秘密結社マハトのメンバーで、シルヴァプラナ機関の幹部。
中欧1研や極東1研を中心にリオーグを研究、
超生教団を率いてマハトの覇権を争うマスター。医学博士。
99DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/24 20:14:42 ID:mmobTv5i
>>97
今読んでいたのですが、オスステン社ではなくオステルン社でした。
100テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 21:27:07 ID:OUMy/JHA
そんな中、魔物が大挙して村に押し寄せ、勇敢に戦った兵士が大量に負傷する。
かけつけたヴェイグたちが魔物を撃退。その後みんな分散して怪我人を屋内に運び、手当てする事に。
キュリアは、医者の心得のあるアニーに、他の家に運ばれた患者を診て回ってくれと頼む。
「いい?アニー。命に色はないのよ!そこにいるのはヒューマでもガジュマでもなく、患者なの!」
アニーはしぶしぶ患者の元へ出向くが、その重傷患者は宿屋に尋ねてきたあのガジュマの兵士だった。
アニー「できない…ガジュマを助けるなんてできない……」
ユージーン「アニー、助けてやってくれ、頼む!」
しかしアニーが駄々をこねている合間にガジュマ兵士は絶命。アニーのその態度と兵士の死に涙を流すユージーン。
アニーは兵士の死でようやく自分が何をしでかしたかを認識。兵士を見殺しにした自分にショックを受ける。
アニーは走り出すと、雷のフォルスを持つヒルダを連れて戻り、電気ショックで兵士を蘇生させようと必死になる。
蘇生は成功。アニーは人が違ったように村中をかけずりまわり、すべての兵士たちの治療に精を出す。
アニーは生前父が言ったという「命に色はない」という言葉をやっと受け入れ、理解した。
そしてアニーの努力が認められ、軍が船を貸してくれる事になった。
しかし、アニーはガジュマに対する差別はやめたが、ユージーンにはやっぱり冷たいまま。
また、ユージーンもイライラしているのか様子がおかしくなってくる。
101テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 21:28:31 ID:OUMy/JHA
古の塔に突入。次の試練の対象はアニー。アニーが見せられる白昼夢は、対ガジュマの記憶の数々。
父がユージーンに刺し殺される場面。ユージーンに奇襲をかけて返り討ちにあった思い出。
「近寄らないで!」「ガジュマなんか嫌いよ!」ガジュマの人々へ向けた自分の発した言葉。
ハーフの差別に苦しむヒルダの苦悩。いつも気遣ってくれるユージーンに対して冷たい態度を取り続ける自分。
ガジュマ兵士への治療。「命に色はない」という父の言葉。
アニーは自分が間違っている事に気づいていたのに、ガジュマを憎む事でその答えから逃げていた事を反省、
自分と向き合う事を決意する。
「種族争いを止めたい」未だにガジュマへのわだかまりが吹っ切れない自分をも認めた上で答えを出す。
聖獣は正直に自分の気持ちを答えたアニーに、風の力を分け与えた。
そして最後に父バースの殺害の真相をアニーに見せる。
ユージーン「国王はどうして亡くなったのだ?病気の原因はなんだ?答えろバース」
バース「気づいているんだろう?お前の予想通り、国王に毒をもったのは私だ」
ユージーン「バース!…なぜだ!」
バース「死ね!ユージーン」
ナイフを持って襲い掛かったのはドクター・バースだった。しかしもみ合ううちにナイフはバースの胸に突き刺さった。
呆然とバースの亡骸を見下ろすユージーンを、発見した兵士たちが取り囲む。
ユージーンは抵抗もせず連行され、軍を追放されて地位のすべてを失った。
アニーは真実を知った。塔から出たアニーは涙を流しユージーンに抱きつき、謝った。
「俺の知っているバースはあんな事をする男じゃない。何か理由があるはずだ。一緒に真実を探し出そう」
ユージーンの言葉にうなずくアニー。ユージーンとアニーのわだかまりはここで消えた。

次の聖獣の場所へ向かおうとする御一行。しかしマオに聖獣が乗り移り、
緊急メッセージをヴェイグに伝えてきた。
「ベルサスへ急げ!大切なものが失われる!」
急遽予定を変更、ベルサスに向かうヴェイグたち。
102テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 21:31:07 ID:OUMy/JHA
ベルサスでは、売り飛ばされたアガーテがこの街の権力者の家に連れられてきていた。
権力者スカラベの娘はアガーテに誘拐されており、娘は帰ってきたもののあれ以来元気がない。
そこで女王にそっくりのガジュマを買取り、娘のメイドとしてこき使い、気を晴らそうとしたのだ。
スカラベの娘とは、カレギア城を抜け出し、ヴェイグたちに助けられた少女スージー。
スージーは女王にそっくりなガジュマの出現に驚くが、「女王の顔はもう見たくないの」と打ち明け
「父に見つからないようここから逃げなさい」と、屋敷からアガーテを逃がす。
アガーテは、ベルサスの街をさまよう。どこへ行ってもガジュマは近寄るな!と追い返された。
ベルサスはヒューマが実権を握っており、ガジュマは迫害され、スラムに追いやられてしまっていた。
ガジュマのスラムに入ったアガーテは、迫害され疲労した住民に女王だということを見抜かれ
「助けてください」と懇願される。この状況を見過ごす事はできない。アガーテの姿ならできることがあるはず…。
アガーテは、権力者スカラベの屋敷に再度戻り、ガジュマ差別をやめるよう説得する。

ヴェイグたちもベルサスに到着。ベルサスのガジュマ差別に嫌悪感を抱きまくる。
スージーがヴェイグたちに挨拶に来て、ユージーンに対する父親の非礼を謝る。
そしてクレアを紹介され「あなたも怖い思いをしたのね、あんなことするなんて酷い女王様よね」
と声をかける。まったく返事ができないクレア。
クレアはヴェイグから、女王が行方不明になりミルハウストが泣いていたこと、
おそらく今は必死で女王の行方を捜しているのではないか、ということを聞く。
「嘘よ…私のことなんて…。あなたとは違いすぎるって言ったのに…」
クレアはミルハウストに思いをはせる。
103テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 21:33:40 ID:OUMy/JHA
アガーテがこの街に来ており、ヒューマとガジュマの和平宣言を行うという情報を聞き、
広場に行くと、ギロチンが用意され、アガーテが連行されてきた。
権力者スカラベは叫んだ。「ガジュマが女王なんてこの国はおかしい!ヒューマがこの国の実権を握るべきだ!
アガーテは我が娘を誘拐した!そんな女王はいらない!ここで処刑する!」ヒューマの住人は歓声を上げた。
「和平を結ぶって言ったじゃないか!」ガジュマの住人が抗議の声を上げた。
アガーテがギロチン台に立たされた。最後に何か言ってもいいぞとスカラベがニヤニヤして命令した。
アガーテは前に出ると毅然とした態度で話し出した。
「皆さん、見掛けは違っても、ガジュマもヒューマも同じヒトです……」
それは立派な演説だった。その言葉に胸を打たれた人々が口をつぐみ、広間は水を打ったように静まり返った。
「私の知っている村では、近所のおばさんがピーチパイを作ります。それをみんなが美味しいねって喜んで食べます。
その美味しいと思う気持ちに、ヒューマもガジュマも関係ありません。心に種族はないんです。
みなさんもピーチパイを食べる時のことを思い出してください。美味しいと感じる心に…種族はありますか?」
ヴェイグは、気づいた。ギロチンの横にいるアガーテこそクレアだと。
ヴェイグたちは、アガーテの姿をしたクレアを助け出すため、群集に突入していった。
アガーテは、自分の姿をしたクレアの言葉に胸を打たれ、ただ立ち尽くすのみだった。
ミルハウスト率いる王国軍もアガーテ登場の噂を聞きつけ街に到着。民衆の制圧に取り掛かった。
あわてたスカラベは、アガーテ女王の首を落とすべく、ギロチンの紐を切り落とした。
ヴェイグは、氷のフォルスで落ちてくる刃を凍りつかせ、救出する。
以前はクレアを散々な目にあわせたフォルスで今度はちゃんと救ったのだ。
「私信じてた。ヴェイグならどんな姿をしてたって私に気づいてくれるって…」
「クレア…」

注・ここからクレア姿のアガーテは『アガーテ』、アガーテ姿のクレアは『クレア』と書いていきます。
104テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 21:35:31 ID:OUMy/JHA
街も落ち着いたあと、ミルハウストとヴェイグたちがクレアの姿をしたアガーテを取り囲んだ。
ミルハウスト「あなたがアガーテ女王?なぜこんなことを…」
アガーテ「私……私は…あなたのために…」
ヴェイグ「それよりクレアに体を返してくれ、それが先だ」
アガーテ「…ごめんなさい…ごめんなさい!」
アガーテは、その場から走り去ってしまう。追いかけるミルハウスト。
ヴェイグたちも追いかけようとしたが、またマオに聖獣が乗り移り、
「君たちは先に聖獣の力を手に入れるべきだ。大切なものは守れただろう?」とヴェイグに問いかける。
ヴェイグは渋々、クレアの体の行方についてはミルハウストに任せる事にして聖獣探しを再開する。

次の聖獣の居場所は簡単に見つかり、遺跡に入って行く御一行。
ここの試練の対象はヴェイグ。見せられた白昼夢はアガーテとクレアの乱舞だった。
アガーテの姿をしたクレアが問う「私は誰?」「私はアガーテ」
クレアの姿をしたアガーテが言う「私がクレアよ」「だって体がクレアだもの」
2人が交互に現れては、混乱する言葉を吐いていく。
白昼夢は、一人だけに見せられるもので、一緒にいる仲間は
何が起こってるのかさっぱりわからない。他の仲間はみな表に出さず乗り越えたのに
ヴェイグはみなの前で「お前はクレアじゃない!」と絶叫しまくり
その度、現実に戻ってはクレアに「ごめん…」と謝る事になった。
聖獣からのお前の隣にいるのは誰だ?という問いかけに、
ヴェイグは「クレアだ」ときっぱり答え、無事試練に合格。
水の聖獣の力を得る。その水の聖獣は空を飛ぶために今後同行してくれるという。

この遺跡のある町では、ガジュマとヒューマの禁断の恋愛をしている住民がいた。この2人から
「ハーフが暮らしている村があると聞いた、そこなら私たちも暮らせるのではないか」と相談される。
ところがヒルダが「あんたたちみたいなのがいると迷惑なのよ!」とブチ切れ、追い払ってしまう。
ティトレイは、ヒルダに好意を持ち始めたらしい。シスコンなので年上にめっぽう弱いようだ。
マオは、ヒューマでもガジュマでもハーフでもない自分の存在に、一人で思い悩んでいた。
クレアは、みんなとわきあいあい楽しく過ごしている。しかし戦闘に加われない非力な自分を
少し気にしているようだ。
105テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 21:36:58 ID:OUMy/JHA
水の聖獣が言うには、次はようやく待ちに待ったヒルダの番で、
ヒルダの出生にヒントが隠されているらしい。
ヒルダはハーフのせいか両親に捨てられており、手がかりといえば
ずっと大切に持っている珍しいタロットだけ。
同じタロットを持つという占い師の噂を聞き、人里はなれた村に出向く御一行。
この村は驚く事に、ヒューマとガジュマの異種別結婚をして故郷を追われた人々が暮らす村であった。
一行は占い師に会いに行く。ガジュマの占い師ナイラはヒルダの母であった。
ヒルダに抱きつき、嬉し涙を流すナイラだったが、突如ヒルダに向かって「この村から出て行け」と叫ぶ。
ヒルダは落ち込み、もう一度会いに行こうと説得する仲間に「行かない!」とヒステリーを起こす。
そこに王の盾・四星の一人、トーマが現れ、ヒルダたちに襲い掛かった。
ナイラが飛び出してきて「私の娘にもう二度と手を出すな!」とヒルダをかばい、死んでしまう。
トーマは「父親もヒルダかばって死んで、次は母親かよ」と笑い、姿を消す。
村人から詳しい話を聞くと、
トーマに赤ん坊のヒルダは誘拐された。ナイラはヒルダを探し世界を放浪、この村に流れ着いた。
そして、いつか成長したヒルダがこの村の噂を聞きつけ来てくれることをずっと待ち望んでいたのだという。
「じゃあなぜ私を拒んだの?」泣き崩れるヒルダ。答えは簡単に見つかった。
ナイラは「角二本のタロット現れた時、自分の命がついえる」という予知をしており、
これがヒルダのことを指すと気づいたナイラは、母の死を娘に見せたくない一心でヒルダを遠ざけようとしたのだ。
ナイラの遺品と手紙を受け取り涙を流すヒルダ。手紙にはヒルダへのあふれんばかりの愛が綴られていた。

ナイラの遺品の紫水晶は、次の遺跡を開く鍵だということがわかり
傷心のヒルダを含めた一行は、遺跡に旅立つ。
ヒルダの試練は、それまでのヒルダの人生のフラッシュバック。
生まれたばかりのヒルダを抱き、幸せそうに笑う両親。
ハーフはたいてい成長できずに死んでしまう。ヒルダも死にかけ、助けてもらおうと聖獣のもとを訪れる両親。
だが、遺跡の中には魔物がいる。父親のアムジルは二人をかばい身を投げ出し死亡する。
ヒルダは聖獣に助けてもらったものの、ハーフ狩りをしていたトーマが現れ、ナイラからヒルダを奪う…。
ヒルダは迫害されて育ち、トーマの暗殺部隊の手ごまとして成長する。
「ハーフなんかに好かれるのは迷惑なんだよ。そんな目で見るなよ!」片思いの相手に罵倒されるヒルダ。
同じ境遇のハーフのミリッツァが言う「ハーフに居場所なんてないのよ」
己の運命に絶望し角を折るヒルダ。トーマに見捨てられ、ヴェイグたちと共に旅をし、母と再会する…
聖獣は「純粋なヒトの体が欲しければ与えてやってもいい」とヒルダに告げる。
しかしヒルダは断った「両親が与えてくれたこの体が私の誇り。今は角を折った事も後悔しているの」
ヒルダは光の力を手に入れた。
106テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 21:38:40 ID:OUMy/JHA
残りはユージーンだけ。最後の聖獣がいるという幻の島を探しに御一行は旅立つ。
幻の島というのはサニイタウンのことだった。町の中ではすでに聖獣が待っていた。
光の中に入っていったユージーン。
ユージーンの試練は、ヒューマへの憎しみや猜疑心が渦巻く己の心に立ち向かうことだった。
やすやすとユージーンは試練を乗り越える。
ユージーンは言った「ヒトをつなぐものは種族ではない、絆だ」そして地の力を手に入れる。
実は、ユージーンは、精神安定の秘薬の効果は薄く、ずっとヒューマへの憎しみに囚われていたという。
それを押さえ、今まで旅を続けてきたのだ。
ユージーンの精神力の強さに改めて脱帽し、尊敬のまなざしを送るヴェイグたち。

そして聖獣から大昔、何がおこったのかを聞く。
その昔、文明を発達させたヒューマがガジュマを支配しようと戦争を起こしたという。
それに怒った聖獣の王ゲオルギアスはヒューマを滅ぼす事を決意。
他の聖獣はゲオルギアスに反対し対立。聖獣は力を合わせ聖獣王ゲオルギアスを倒した。
地上ではヒューマがガジュマを支配することなく、戦争も終結。
そして長い年月がたち、アガーテの一件でゲオルギアスの思念が満ちたのが現在の状況である、と。

ついにすべての聖獣の力が集まった。
ヴェイグたちは聖獣の力をあわせて、ゲオルギアスの思念を浄化した。
世界を光が覆い思念が消えた。胸をなでおろして町に戻るヴェイグたち。
だが町にガジュマ兵が押しかけヒューマ住民を理由も無く拘束してしまう。
人々も、前よりさらに憎しみ合っている様子。
聖獣があわててヴェイグたちに状況を知らせてきた。
ゲオルギアスの思念は確かに浄化されたが、
思念によって倍増した怒りや憎しみなどの『負の感情』が、かわりに世界中を覆い尽くそうとしている。
そして、それに感化されたヒトたちが憎しみに任せ、紛争を引き起こし始めたと。
107テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 21:40:22 ID:OUMy/JHA
・第三部
ヴェイグたちはあちこちの町や村の紛争を止めるため世界中を駆けずり回る。
砂漠の村では、ガジュマがヒューマの老人の家を乗っ取り、砂漠に追い出した。
老人たちは行き場も無く、魔物の出るオアシスに身を寄せていた。
いくら気に入らないとは言っても、今までは老人を砂漠に追い出すなどの
非道なふるまいは人々はしてこなかった。
これが負の感情の仕業なのか?ヴェイグたちは行く末を案じる。
ヴェイグたちは老人を助けて、村に連れて帰る。ところが今度は村が魔物に襲われていた。
ヴェイグたちは魔物を一掃。ガジュマもヒューマも協力し、一緒に魔物に立ち向かった。
住民たちは反省し、みんなで暮らすことを約束する。わだかまりは完全には消えていないのだが、
ここから先は住民同士で解決するべきだとヴェイグたちは判断して、次の町へ向かう。

ここらへんでマオは自分が聖獣に作られた存在であることをカミングアウトする。
ティトレイ「でも、マオはマオ、だろ?」
ヒルダ「…あんたはヒトよ。マオ。私たちと同じ、ヒト」
ヴェイグはというと、心がクレアであることが一番大切なのだと頭ではわかっていても
アガーテの姿のクレアにどうしても馴染めない。
クレアもそんなヴェイグに気づいていた。
108テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 21:42:01 ID:OUMy/JHA
・アガーテサイド
行方不明になっていたアガーテだったが、一人で旅を続けてカレギア城にたどり着く。
サレが近寄ってきてアガーテを入れてやれと門番に命じ、アガーテは城内に入ることができた。
「祭儀場で面白いことが起こってるよ〜?w」サレの態度を不審に思いながら
アガーテは一番の家臣であったジルバを探すことにした。
彼女なら私が入れ替わるまでの手助けをしてくれたんだもの、力になってくれるはず!
そして目当てのジルバは祭儀場で見つかった。なんとガジュマ市民やガジュマ兵を集め
ヒューマを殲滅するための戦争をしかけると高らかに宣言をしていたのだ。
「ヒューマは滅ぼさなければならない!いまこそ我らガジュマが世界を征服する時だ!!」
人が変わってしまったジルバを信じられない思いで見つめるアガーテ。
「ヒューマが紛れ込んでるぞ!」見つかったアガーテは逃げる事しかできなかった。

門まで逃げてきたアガーテに、サレが近づく「見た?面白かったでしょ?」
「・・・何が起こってるの?」
「さあ?でもそれを知って何ができるっていうんだ?今のアンタは無一文のヒューマの小娘。
誰もあんたが女王だって気づかない。大好きなミルハウストにも気づいてもらえなかったくせにw
でもそれを望んだのは自分でしょう?ねえ、アガーテ様」サレは高らかに笑うと城内へ消えていった。
アガーテはしばらくうつむき、顔を上げると門を出て行った。
城下街に出たその瞬間、世界を光が覆った「ヴェイグたち…浄化に成功したのね」

城下街で、子どもを連れたガジュマの女性がうずくまり苦しんでるのに気づいてアガーテは声をかけた。
「ヒューマなんかに助けられたくない!」とは突っぱねられたものの
アガーテは商店に急ぎ、ヒューマの店主に薬を売ってくれるように頼む。
しかしヒューマ住民が追いかけてきて「その女に薬を売るな!ガジュマに飲ませる気だ」と店主にちくる。
店主は「ガジュマに飲ませる薬はねえよ」と言ってアガーテを追い払う。
それでもしつこく頼み込み、アガーテはなんとか薬を入手。
ガジュマの女性の元に戻り、薬を渡すが「何よこれ、胡椒じゃないの!」と胡椒の入った袋を投げつけられる。
おろおろするアガーテ。見かねたヒューマの子どもが、家から薬を持ってきてくれる。
ガジュマの女性は薬を飲み、容態が治まったとたん立ち上がって去ろうとした。
「待って!せめてこの子にお礼を…」
「ふん!ヒューマなんかに助けてほしくないって言ったでしょう?」
「どうしてそんなことを…私たちは同じヒトでしょう?」
「ガジュマとヒューマは違う!一緒にしないで!」
言い争いになりかけたその時、ガジュマ女性の娘が、薬を持ってきてくれた少年に話しかけた。
「お母さんを助けてくれてありがとう、嬉しかった」
「ううん。僕もお母さんが苦しんでたら悲しいもの。当然だよ」
ガジュマ女性とアガーテは、その言葉を聞いて黙り込む。
109テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 21:43:45 ID:OUMy/JHA
・ヴェイグサイド
ヴェイグたちは聖獣信仰のある遺跡の町(水の力を手に入れた街)に戻った。
この町でも対立が悪化。ヒューマはガジュマを崖下の港に追いやり、上がってこれないよう
リフトを止めてしまっていた。ここには禁断の恋愛をしているあのカップルがいる。
ガジュマの少女は「駆け落ちをする約束をしたばかりなのに」と涙を流し、ヒューマの恋人の身を案じていた。
ヒルダは「私たちがなんとかするから、あなたはここで彼を待ちなさい」と優しく慰める。
そしてヴェイグたちの活躍で、ガジュマとヒューマは元通りの生活に戻ることができた。
ヒルダは、例のカップルを見つけると、
「できればこのまま町にいて、あなたたちが道を開いて行って欲しい。私の両親のように」と願いを託す。

・アガーテサイド
アガーテはティトレイの故郷、ペトナジャンカに来ていた。
ヒューマに町を追い出されたガジュマたちが、この町の工場で職を得ていたが
ガジュマにだけ力仕事を押し付けられると不満をため、立てこもりストを起こしていた。
アガーテは工場に入ると、機材を勝手に動かしまくり、機械を暴走させる。
ガジュマたちは部屋から出てきて、ヒューマたちと協力しながら機械を止めるため奔走した。
怒られるアガーテだったが、しどろもどろになりながらも
「ヒューマとガジュマは力をあわせて暮らすべきです」と自分の思いを必死になって伝える。
そしてヒューマとガジュマの話し合いが行われることが決定。一件落着する。
ティトレイの姉、セレーネはアガーテに礼を言う。
「ありがとう。さすがはクレアね。いつも他人のことに一生懸命になって」
アガーテはクレアという女性の偉大さに気づいた。
そして同時に女王としても目覚めはじめた
110テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 21:46:14 ID:OUMy/JHA
・ヴェイグサイド
ヴェイグたちはガジュマだけで暮らす町、ピピスタを見に行った。
そこではガジュマで階級を作り、お互いを見かけで差別するという愚考に走っていた。
(角があるのは特等民、羽があるのは優秀民、全部ないのは二級民。ヒューマの呼び名は劣等民)
ガジュマ同士で差別が平然と行われ、思いつめた子どもが家出したり、自分の翼を切ろうとする事態まで発展。
いつもは寡黙なヴェイグが珍しく声を荒げ、ピピスタの長に詰め寄った
「ヒューマがいると、どうしても種族間の争いが起こるからガジュマだけで暮らしているとあんたは言った。
だが、これはなんだ?同じガジュマで階級を作り、壁を作って、ガジュマ同士で憎みあう!
姿の違いなんて問題ではないだろう!相手の姿によって態度を変えるなんてことはしてはいけないんだ!」
ピピスタの住民はヴェイグの言葉にしゅんとして黙りこくった。
ヴェイグたちはピピスタを出た。

思念が消え、まともになった人もたくさんいるのだが、
負の感情に囚われ、憎しみを増大させる人々のほうが圧倒的に多かった。
そして憎しみは憎しみを呼び、負の感情はさらに膨れ上がっていく。

クレアはヴェイグをじっと見つめていた。
「ヴェイグ?何か悩みがあるなら言ってね」
「大丈夫だ、大丈夫だよクレア……」
しかしクレアの心配は的中していた。ヴェイグの心は……

・アガーテサイド
アガーテは、女医キュリアと少年ミーシャの暮らす港町に来ていた。
港でミーシャが、ガジュマとヒューマの争いをやめさせようと必死で仲介に入っていた。
突き飛ばされたミーシャを、アガーテはかばう。「子どもを突き飛ばすなんて…」
アガーテはつかつかと中央に進み出ると、毅然と言い放った。
「あなたたちは種族の争いの前に、ヒトとしての行動を見つめなおしなさい!」
111テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 21:48:16 ID:OUMy/JHA
・ヴェイグサイド
その次の日、ヴェイグたちがその港町にたどり着く。
前日にアガーテにあれだけ怒られたのに、住民は相変わらず対立。
そこにガジュマ兵がヒューマを制圧しにやってきて、やっと事態が収まる。
女医キュリアは、クレアとアガーテの入れ替わりについて説明を受け、卒倒しそうになる。
キュリアは、ヴェイグの手が手袋の中で凍り付いていることに気づき、ヴェイグを呼び出す。
俺じゃなくて先にクレアを治してくれと、突っぱねるヴェイグ。
そこにミーシャがこの町で昨日『クレア姿のアガーテ』を見たとヴェイグに告げる。
ヴェイグは部屋を飛び出し、町中を探し回る。が、すでに彼女は町を出て行ってしまったらしい。
そこにクレアを見かけたガジュマ兵が集まってきた。
「おい、アガーテ様じゃないか?」「まさか」「アガーテ様に似てるよなぁ」
ヴェイグはその言葉に反応した「アガーテじゃない!…ここにいるのはクレアだ!」
ヒューマへの憎しみを隠そうともしないガジュマ兵たちは
それを言えばヴェイグが、気を悪くするという事に気づき、はやしたてた。
「アガーテ様にそっくりだ!」「アガーテ様!」「アガーテ様!ばんざーい!」
「やめろ!これはクレアだ!クレアなんだ!」ヴェイグの体が青く光りだした。
ヴェイグの氷のフォルスが完全に暴走したのだ。

ユージーンたちが、ヴェイグの暴走を止めるため、飛び掛ってくるが、
戦闘能力が高いヴェイグは、全員ぶっ飛ばしたあとに、ようやく力を使い果たし気絶する。
クレアはヴェイグにつきっきりで看病。
夢の中で、完全なクレアが「私のせいなのね。ごめんねヴェイグ。私がいるから…」と謝ってきた。
目覚めると、クレアは消えていた。
北へ向かったという情報を頼りに、ヴェイグはクレアを一人で追いかけ、町を出て行った。
橋のたもとでミルハウスト将軍がヴェイグを待っていた。
ミルハウスト「クレアさんは私があずかった。彼女の方から助けてくれと言ってきた」
ヴェイグ「嘘だ!クレアを返せ!」
ミルハウスト「なぜ、彼女がお前のもとを去ったか、よく考えてみるがいい」
ヴェイグはミルハウストに挑みかかるが、簡単に叩きのめされる。
112テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 21:50:03 ID:OUMy/JHA
・ヴェイグ&アガーテ
港町でヴェイグは目を覚ました。そして、そこに『クレアの姿』があった。
「クレア!」
「…いいえ。私はアガーテです」
アガーテは橋で倒れているヴェイグを見つけ、ユージーンたちに知らせに来てくれたのだと言う。
「アガーテ、クレアはミルハウストのもとにいる。体を元に戻してくれ」
しかし、アガーテは首を振った。あれ以来、月のフォルスの力が使えなくなってしまったのだ。
フォルスは心の力なので、体が変わっても使えるはずなのだが、何度試しても出てこないだという。
ヴェイグはそれでもいいから一緒に来い、代わりにクレアを返してもらうんだ!と、アガーテに詰め寄る。
「クレアさんは自分から出て行ったそうですし、わたくしが行ったところで帰ってくるかどうか…」
「黙れ!クレアは帰ってくる!元はといえばお前がクレアをさらったから…!!!」
それまで黙って見ていた仲間たちだったが、ティトレイが止めに入ってきた。
ティトレイは2人きりで話がしたいとヴェイグを海岸に連れて行き、いきなり殴った。
「お前がそんなだからクレアちゃんは出て行ったんだ!」「俺のせいだっていうのか?」
「ああ、そうだよ!お前が何も言わないから悪いんだ!」「お前に俺の気持ちがわかるもんか!」
「だからそれを言えって言ってるだろ?言わなきゃ伝わらない事だってあるんだよ!俺たち仲間だろ!?…言えよ!」
夕日をバックに海岸で殴りあう2人w
ヴェイグはティトレイをダウンさせる。仲間たちもぞろぞろ集まってきた。
そして初めてヴェイグは自分の気持ちを素直に口に出した。
「ベルサスでクレアを助け出した時は、アガーテの姿でもクレアに見えた。平気だと思った。
でもそのうち、クレアがクレアらしい行動を取るたび、アガーテの姿が邪魔だと思うようになり、
クレアを見るのも辛くなってきたんだ…。俺がクレアを追い詰めたんだ。俺のせいだ」
泣き出すヴェイグ。

落ち着いたヴェイグは、すぐ近くにある故郷に帰りたい、クレアの両親に会って話がしたい、と
仲間たちに告げる。快く了解する仲間たち。
アガーテ陛下も一緒に行きませんか?と、ユージーンが声をかける。
驚くアガーテ「いいのですか?」ヴェイグが答える「ああ一緒に行こう」

一方、クレアはミルハウストに連れられ、女王としてカレギア城に帰ることとなった。
クレアは入れ替わった事を悟られないよう、女王陛下として振舞うよう
ミルハウストに指示される。
113テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 21:52:20 ID:OUMy/JHA
ヴェイグの故郷スールズ村に戻った御一行。ここでアガーテが提案する。
クレアの両親に体が入れ替わったことは心配をかけるだけだから言わない方がいい、
自分はクレアとして振舞ったほうがいいのではないか?と。
ヴェイグも、それに同意。アガーテはクレアとして行動することになった。
実家に戻ってきたヴェイグは旅の報告と素直な今の気持ちを、クレアの両親に打ち明ける。
ヒューマとガジュマの対立によって、それまで考えもしなかった種族というものを意識するようになってしまった事。
一旦意識してしまうと、どうしても相手の姿を気にしてしまうようになった事。
クレアの両親は「大切なのは姿じゃない。心だよ。種族でもない、心だ」とヴェイグに答える。
そしてヴェイグはポプラおばさんの家へ。
この村の人々は、思念が消えて善良なヒトに戻ってはいるのだが、未だに関係はギクシャクしている。
中でもポプラおばさんは自分の犯した行動にショックを受け、引きこもってしまっていた。
ドア越しにヴェイグはポプラおばさんを励ます。「元気になったら、またパイを一緒に食べよう」
そしてポプラおばさんはピーチパイを焼いてヴェイグ達を訪ねてきた。
ヴェイグとアガーテは村中を周り、「ピーチパイを食べよう」と村人たちを呼び集めた。
ギクシャクしていた村人たちも、パイを食べて打ち解けはじめ、村は元の姿に戻った。

『ピーチパイを食べる時のことを思い出してください。美味しいと感じる心に…種族はありますか?』
クレアがギロチン台の上で言った言葉の意味を、アガーテは身をもって体験した。
「心に種族はない…こういうことだったのですね」
アガーテは、クレアという女性の強さに感服していること、
世界を見てまわり、いかに自分が狭い世界でしか物事を見ていなかったのか思い知らされたこと、
そして自分の犯した罪の大きさを今頃になって実感、とても恥じているのだ、とヴェイグに伝える。
ヴェイグは、アガーテの事はとても憎くて許せなかったけれど、今のアガーテなら国を任せたいとさえ思う、
終わった事を振り返っても仕方がない、これからのことを考えよう、とアガーテに答える。
2人は、世界の事も、クレアの体の事も、すべてが元通りになるよう頑張ろう、と誓い合う。
迷いを吹っ切ったヴェイグは、再度旅立つ事を決意する。
見送りに来たクレアの両親は「お前のことは本当の子どもだと思っている。クレアのこともいつかちゃんと話して欲しい」
と告げる。クレアが別人だという事に、両親は最初から気づいていたのだ。
ヴェイグは答えた「わかった。行って来るよ。……父さん、母さん」(これまではおじさん、おばさんと呼んでいた)
114テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 21:53:44 ID:OUMy/JHA
・最終章
村を出たとたん、地響きが鳴り響き、ラジルダが陥没、海に飲み込まれてしまう。
地の聖獣に何が起こったのが聞きに行くヴェイグたち。聖獣が言うには、
住民の対立が一番酷かったラジルダは、負の感情が高まりすぎて飲み込まれてしまった。
これから先、さらに消滅する町や村が増えるだろう。
解決法はただひとつ、世界を動かす事ができる聖獣王ゲオルギアスを復活させる事。
しかしゲオルギアスはヒューマ殲滅の野望を捨てていないかもしれない。
ヴェイグは決断する。
「俺たちはヒューマにガジュマにハーフ、そして聖獣に作られた命、体が入れ替わった女王、
様々な命の集まりだ!でもしっかりと共存している。俺たちでゲオルギアスを説得して世界を救う!」

聖獣王の眠る場所は王族の管理する聖所、獣王山にあるという。
アガーテの案内で、一行は獣王山に入った。
しかし、ヴェイグたちの動きに気づいた王の盾・四星が全員揃って入り口をふさいでいた。
アガーテが女王として道を明けるよう命令するのだが、四星は実権を握っているジルバの命令が最重要だと宣言。
アガーテを無視して襲い掛かってくる。なんとか倒すヴェイグたち。

ワルトゥに向かって、なぜジルバの肩を持つのか問うユージーン。
ワルトゥは、バース殺害の汚名を晴らさずに、簡単に王の盾を抜けたユージーンが許せなかったのだと言う。
ユージーン「俺は世界を正しい方向に持っていくために動いていた。今からでもいい。俺に協力してくれ。ワルトゥ」
ワルトゥ「…わかった。協力しよう」
ミリッツァ「裏切り者!」
力を振り絞ってワルトゥにつかみかかったミリッツァを、ヒルダが体を張って止めた。
「ハーフだからといって全てをあきらめなくても居場所は見つかる、王の盾に縛られる必要はないの!
私は自分の居場所を見つけた、ミリッツァにも必ず見つかるはずよ!」と必死に説得する。
「ミリッツァという言葉は古代カレギア語で、愛、という意味よ。あなたが生まれてきた意味はここにもあるわ」
ヒルダの言葉を聞いてミリッツァは膝を突く。そしてワルトゥに連れられ、立ち去った。
115テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 21:59:18 ID:OUMy/JHA
意識を取り戻したサレが、ヒトの心の強さを説いたヴェイグとアガーテの言葉に反論する。
「ヒトの心が強いだなんて俺は信じない!そんなものがなんだって言うんだ!」
ヴェイグたちはサレを無視して聖所に入っていった。
「俺にとどめを刺していけ!!俺を殺せー!!!!」
叫ぶサレの体を剣が貫いた。トーマが背後に立っていた。
「悪いな。ジルバ様から、ヒューマのお前を殺すように命令されてたんだ」
「…そんなの前から気づいてたよ。でも、そう物事はうまく進まないよ」
サレはいつの間にか手にした剣で、トーマの腹を貫いた。
トーマが絶命したのを見届けてから、サレも崩れ落ち、死んだ。

聖所を進んでいく一行の前に、ミルハウストがクレアを連れて現れる。
一対一のガチンコ対決をして見事打ち勝つヴェイグ。
ミルハウストは迷いを捨てたヴェイグの成長ぶりに驚き、賞賛する。
ヴェイグはクレアに謝る。クレアも勝手に出て行ったことを謝る。
アガーテとクレアはミルハウストに預け、ゲオルギアスのいる間に突入していくヴェイグたち。

そこに、アガーテ一番の家臣ジルバが登場。
ジルバの能力はアガーテと同じ月のフォルス。その能力でバースの体を乗っ取り、
ラドラス国王に毒を盛った。しかしユージーンが気づいたため、ナイフで殺そうとしたが失敗。
ジルバはバース殺害の濡れ衣を着せ、ユージーンを追放。
そして跡を継いだアガーテ女王に、ヒューマになるにはゲオルギアスを復活させることと吹き込み、
儀式をおこなわせた。アガーテ行方不明後は、カレギア国の実権を握り、各地でガジュマ兵を使ってヒューマを制圧。
ガジュマ帝国建設に向けての計画を着々と進行させていた。
「あとはお前たちを倒し、ゲオルギアスの力を手に入れ、ヒューマを殲滅するだけだ!」ジルバは宣言した。
おまけに、ヒューマやユージーン、ひいてはバースのことまで汚い言葉で罵倒しまくり、
サレなんか足元に及ばないほどの極悪非道っぷりを見せ付ける。
怒りに燃えるヴェイグたちは戦いを挑み、ジルバを倒す。
116テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 22:00:20 ID:OUMy/JHA
ヴェイグたちはゲオルギアスを復活させる。
ヴェイグたちの言葉に耳を傾けるゲオルギアスだったが、世界を救うにはもう遅いと言い出す。
ゲオルギアスのものだと思っていた思念は、あれは『ユリス』という憎しみから生まれる怪物のもの。
ゲオルギアスはユリスを抑える役割をしていたのだが、ユリスの思念がアガーテの儀式でもれて世界に広がった。
そして負の感情を食らいつくしたユリスは、ゲオルギアスも適わないほど強大な力を持ってしまった。
こんなことになるなら、大昔の大戦の時にヒューマを滅ぼしておくべきだった…
絶望的な現実をヴェイグたちに突きつけるゲオルギアス。
と、その時、獣王山を黒い闇が包む。ゲオルギアスの言う『ユリス』が領域を持ってしまったのだ。
ゲオルギアスは、実体を持ったユリスに襲い掛かった。
しかし、ユリスはその強大な力で、ゲオルギアスを簡単に叩き落としてしまう。
ゲオルギアスは言う。
「見ただろう。私でもユリスに勝つのは無理なのだ。世界は滅ぶ。あきらめろ」
ヴェイグ「ゲオルギアス!それでも俺たちはユリスを倒す!」
ティトレイ「やってみきゃわかんないだろ?」
アニー「ヒトの心は強いんです!ヒトは諦めないんです!」
ヴェイグたちは外へ飛び出していった。

ユージーンは、アガーテの父、故ラドラス王のことを思い出す。
なぜラドラス王は、月のフォルスを開放して死んだのか?ずっと謎だった。
ラドラスの落日の前は、フォルスはガジュマとハーフ、しかもその中の極少数だけが持つ能力だった。
それを自分の命を投げ出してまで、民にフォルス能力を開花させたのは何故だ?
制御できず暴走する人や、被害が出る事もわかっていたはずなのに…
ラドラス王はジルバの陰謀に気づき、自分の死期が近い事を察したのではないか。
そしてジルバと王の盾を打ち砕くヒトたちの出現を願い、戦うための力を民に与えたのではないか。
ヒューマとガジュマが共存する未来を願って…。
今となっては真実を確かめる術はないが、それ以外の答えは出ないだろうとユージーンは思った。
117テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 22:01:27 ID:OUMy/JHA
ヴェイグたちはユリスの領域に突入した。
その中は負の感情が満ち、ヴェイグたちは進むだけで、力を使い果たし苦しむ事となる。
一同は決して今まで言わなかった弱音を口にするまで衰弱。
しかしそれでも力を振り絞り、進んでいった。

ユリスの出現により、世界は混乱に陥っていた。魔物が街中にあふれ、逃げ惑う人々。
「ガジュマを魔物に差し出しておとりに使え!」「ヒューマよりも先にガジュマを助けるべきだ!」
人々は、この期に及んでも、自分たちの種族だけ助かればいいという種族争いを繰り広げていた。
そんな中、ヴェイグたちやアガーテに助けられた沢山のヒトたちが立ち上がった。
「いい加減にしろ!魔物はヒューマやガジュマを区別しない!協力して一緒に立ち向かうんだ!」

ミリッツァは雑踏から押し出され泣き叫ぶ子どもを助けた。そして、母親に預けると、
人々を助けるため、街になだれ込んできた魔物に向かって走っていった。
女医キュリアのもとには、改心した人々が集まってきた。「俺たちにも何かできることはないか?」
とある村では、ドジッ子3人組「漆黒の翼」がへタレながらも精一杯魔物に立ち向かい、
それを見ていた人々が加勢に加わった。「一緒に魔物を村から追い出すぞ!」
あちこちの街や村で、ヒューマとガジュマは手を取り合い、魔物に立ち向かっていった。
118テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 22:02:17 ID:OUMy/JHA
人の心の力が光となり、ヴェイグたちに降り注いだ。
ヴェイグ「力がみなぎる…?」
ユージーン「ユリスの力が弱まった!今なら倒せるぞ!」
ミルハウストも、クレアとアガーテを連れて乗り込んできた。
クレア&アガーテ「私たちも力になりたいの!」
ユリスに挑み、突入していくヴェイグたち。最終決戦が始まった。
そして死闘の末ユリスを撃破!
しかし、ユリスは実体を失っただけでまだ本体が残っている…
月のフォルスでならユリスを消滅させられるのだが、アガーテはフォルスを失っている。
クレア「信じて!フォルスは心の力よ!きっと使えるわ」
そこにアガーテの父ラドラスの幻が現れ、アガーテとクレアの体を元に戻す。
体が戻ったアガーテは、前に進み出ると、月のフォルスを最大限に発揮。
聖獣たちも自分の力を分け与え、協力する。
光が、負の感情を消し去り、ユリスが消滅した。
ヴェイグ「…終わったのか?」
聖獣たちが集まってきた。
ヴェイグは「人は過ちを繰り返す。それでも人は自分たちの力で歩んでいくべきだ」と聖獣王に言う。
聖獣たちは満足げに、世界をヒトに任せ、自分たちは地上を去ると告げた。
ゲオルギアス「ヒトよ。汝らの希望の光が世界を照らす事を願う」
119テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 22:04:50 ID:OUMy/JHA
聖獣王たちに別れを告げたヴェイグたちは地上に戻ってきた。
そのとたん、力を使い果たしたアガーテが倒れる。
抱きかかえるミルハウスト。
「…ヒューマの体になれば、愛してもらえると思ったけれど、それは間違いでした」
アガーテは、自分のワガママで世界を混乱に陥れたことを謝り、世界を正しく導いてほしいと頼む。
そして最後に「ずっと、あなたことが好きでした」とミルハウストに告白して死んでしまう。
涙を流してアガーテの名を呼び続けるミルハウスト。そして動かなくなったアガーテにくちずけをする。

・エピローグ
負の感情は消え、ユリスはいなくなったが、まだ種族争いは続いていた。
アガーテの墓の前に集まったミルハウストとヴェイグたちは誓いを立てる。
ミルハウスト「アガーテの遺志をついで私はこの国を立て直すつもりだ」
ユージーン「大丈夫だ。ヒトは愚かなだけじゃない、きっとわかりあえる」
アニー「そうですよ。私たちのように、ね」
マオ「それぞれが、道を示していけばいいんだよ」
ヴェイグ「そうだ。きっと変えていくとことができる、俺たちで」
クレア「これから世界は生まれ変わるんです。聖獣もそう言ってたじゃないですか」
ティトレイ「しっかし、生まれ変わった世界ってどんなんだろうな?」
ヒルダ「こんなことが必要じゃない世界であるといいわね」
ヒルダはターバンを取った。折れた角があらわになった。
ターバンは風に乗り、海へ消えていった。

EDテーマが流れる。
クレアとヴェイグは村に戻った。
マオとユージーンは、世界を見る旅に出た。
ティトレイは、荒れはてた森でクワを持ち、汗を流していた。
アニーは小さな村で医者になった。
ヒルダは、学校(孤児院かも)で子どもたちに囲まれて笑っている。
ミルハウストはワルトゥと共に、壊れた街の再建にとりかかっていた。
ミリッツァはどこかの村で幸せそうに暮らしている。
カレギア城の玉座には、ミルハウストの兜と、アガーテの額の冠が一緒に置かれていた。


120テイルズ・オブ・リバース ◆l1l6Ur354A :04/12/24 22:06:25 ID:OUMy/JHA
終わりでーす。
121名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 22:54:48 ID:s6x9O8Ix
乙です。
いい話ですなぁ。
122名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 23:00:18 ID:lKFZtEet
リバースの人、長い話を乙です
本スレでいわれてるほど酷いストーリーでもないように見えたっす
123名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 23:02:17 ID:KcjFLRGe
読むのとやるのでは大違いだからね…
無限に続くかと思うほどのおつかいの連続だし
124名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 23:38:33 ID:r1JhxLap
ほんと、いい話や。
125名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 23:44:19 ID:nMitNzjr
正直、演出のせいでかなり微妙だった。
エンディングで突然アガーテが死んだので「えっ?」と思った
自分の限界を超えた能力を使えば死ぬとかそんな設定なかったよな?
能力の暴走については4・5回あったがピンピンしてたぞ。
126名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/24 23:46:54 ID:WHzfquU6
じゃああれだ、ゲームにしたのが間違ってたんだな
127名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/25 01:02:55 ID:8umkd+pZ
戦闘シーンはイカしてたぞ
128 ◆l1l6Ur354A :04/12/25 01:06:05 ID:X1WU2cMh
>>125
> 自分の限界を超えた能力を使えば死ぬとかそんな設定なかったよな?

ゲーム冒頭で、ラドラス王がフォルスを開放して死亡しているのが
一応伏線にはなってる。
ユージーンとミルハウストが「おやめください!」「それ以上フォルスを使えば…」って叫んでるし。
暴走と放出は違うのではないかと。

でも言いたいことには同意する。
アガーテの命が尽きてもおかしくないと思えるほどのフォルスの放出を
演出に取り入れるべきだったな。
なんかあっけなかったし。
一応ネタバレなのでトリップ。
129名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/25 05:04:46 ID:SF4Edq09
話を読むとストーリーも酷くないし
アガーテも自分のやった事を認めてるし本スレで言われてるほど酷い人では無いよな
死なずに国を平和に治めましたの方がハッピーエンドっぽいけど
エンディング辺りで誰か死ぬのはテイルズの伝統になってるし

130DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/25 14:26:48 ID:OAspwMEY
ヒストリー3 ジン

研究が終わると、淡島博士何食わぬ顔でオルステンを退社しました。
高齢のため隠居すると説明しておいて、実際には長野県に秘密の研究所を作り、
DTの研究を続行したのです。
淡島博士が研究したのは、細胞同士のRNAを介したコミュニケーションについてでした。
デーモンウイルスの本来の機能は、感染した細胞にこのコミュニケーション能力を
与えることではないかと考えたのです。
そして何年かDTセルを育成し、観察し、
ついにDTセルのコロニーが意志を持っているのを発見しました。
「ジン」と名づけられたこの意識体は、培養基の大腸菌に生まれ、
池の水の藻類などの経て、最後は鳥類や哺乳類を含む、
温室の生態系全体に生息するようになりました。
最初は電流の刺激に反応するだけだったジンですが、人間の言葉を覚えるなど、
知性を身につけるようになります。
そしてナノマシン「DT」の機能を利用し、生物の遺伝子を模倣して酵素を作ったり、
メタンガスを作って火をだしたりと、人間には不可能な技も覚えました。
ここに世界で最初のDTマスターが登場したのです。
淡島博士は死んだ戻橋博士から、遺言を託されていました。
それは冷凍保存していた戻橋博士の細胞から、クローンを作ることです。
淡島博士はジンに戻橋博士の遺伝子を渡すと、妊娠中の牝ウシに移住させました。
ジンはウシの胎児を作り変え、ヒトの赤ん坊の姿で生まれ落ちました。
このクローン人間は通常の十倍近いスピードで成長し、2年ほどで成人しました。
今やこのクローン人間が、ジンと呼ばれるようになりました。

ヒストリー3 終 つづく
131DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/25 14:28:17 ID:OAspwMEY
ハイパーリンク

淡島農業研究所(あわしまのうぎょうけんきゅうじょ)
オルステンを退社した淡島喜八郎博士が、資財を投じて長野に作った研究所。
エリクシールの協力を得て、マハトとは異なったアプローチのDT研究が進められている。

ジン
淡島博士らが、DT技術によって作りだした人造イスカ。
牛窪仁の肉体崩壊後は、緋瓦渉の肉体に移住し、同化している。

イスカ
1 デーモンウイルスのネットワークが形成した意識のこと。
ハウサ語で「精霊」を意味する。同様に、
意志を持つまでに強力になったマスターの体内のDTネットワークも、
イスカ(擬似イスカ、人造イスカ)と呼ばれる。

2 前項のイスカを持つマスターは大変強力ではり、
霧状の水分などで空気中に動く象を作ることができる。
この象をイスカ(スペクター)と呼ぶこともある。

牛窪仁(うしくぼじん)
淡島博士らによって作られた、ウシとヒトのライマージ。
戻橋一郎の遺伝子が組み込まれている。1998年に、張華精との戦いでcDT-iを
使われ崩壊した。

cDT-i
カウンターDTインターフェロン。DTの感染を阻止したり、
変形や放射などの働きを抑制したりする物質。
「ストラングラー」と「ショカー」の2つがポピュラーで、応用させたデータも数多い。

ストラングラー Strangler
1998年、英ナナート製薬によって製品化された遅効性cDT-i。

ショカー Shocker
英ナナートが1999年暮れ発表したcDT-i。
前年に発売された「ストラングラー」とは全くの別物で、
こちらはインターフェロンどころかサイトカインですらない。

インターフェロン interferon
ウイルスの感染などに対する宿主の免疫作用により、
ウイルスの増殖を防ぐ蛋白質が骨髄細胞などで作られる。
この蛋白質がインターフェロンで、IFNと略される。

サイトカイン cutokine
免疫反応、炎症反応などの生体反応を抑制している物質の総称。
リンパ球、白血球など免疫に関わる細胞のネットワークにおける伝達物質。
132名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/25 19:14:28 ID:RO6+JWLu
職人の皆様乙でした!
どれもすばらすぃぃぃ!!!
ハイレベルで感動した。
133Dead or Alive1:04/12/26 02:11:11 ID:sA8DTLdm
未解決分のデッドオアアライブ。(SS版)
リメイクの×箱版でも殆ど変更、補足が無くワカンネ組の続出なんで、
SS用の攻略本にある解説くらいしかないんですが一応一件消化と
いうことで。
尚この段階(サターン)ではあやねタンとバースは存在すらしてないです。
出るのはPS版からです。相関図も一般が知るのはPS版以降な上、
後に消滅したっぽい設定があるので、ご要望があった場合だけ
書かせていただきます。

かすみ:父の跡を継ぎ18代目宗主になるはずだった兄が何者かに襲われ
再起不能になったため、その跡を継ぐことになった。しかし兄の仇を
見逃すことはできず、犯人を知りつつ口を閉ざす様子の父の態度にも
引っ掛かり、遂には抜け忍となって大会に参加。

ジャン・リー:天涯孤独であった彼は、幼い頃見たカンフー映画に
魅了され、その道へ。今名乗っている名前もそれに因んだものであるらしい。
用心棒だが本質は「究めよ道」。最強を求めて大会参加。

レイ・ファン:カツ上げされていた少年を助けようとして、ジャンリーに
助けられ(助太刀され)る。それにいろんな意味(燃えとか萌えとかで
煮詰まり、修行しなおしてジャンリーに挑戦予定の天才格闘家。

バイマン:親を目の前で惨殺されたトラウマだらけの元戦災孤児親父。
DOA開催者フェイム・ダグラスの暗殺を依頼される
134Dead or Alive2:04/12/26 02:13:57 ID:sA8DTLdm
ティナ:女子プロ女王。22歳にして本当に自分のやりたい事を探し出す。
モデル業を許してもらうため、「どんな相手にも負けない強い子」である事を
父に証明するべく大会参加。

ハヤブサ:元ニンジャガ。アイリーンと古物商を営んで平和に暮らしていたら
血文字の招待状が届いてorzとなる。そういや一年前からオトモダチ(かすみ兄)の家が
エライコトになっていたディスネーと思い出し、いろいろ悩むも平穏な日々を投げ打って大会参加。

ザック:DJ。見よう見まねムエタイファイター。賞金がすごいから参加する。
スラム育ちらしい示唆などあり。(そのせいか、PSやゲーメスト系では
設定の近そうなジャンリーとのライバル設定も あ っ た 。
今となっては過去形。)

ゲンフー:自動車事故で瀕死の孫を、然るべき設備と治療で救ってやりたい。
自分の技の殺人拳ぶりに思いきりトラウマなるも、DOA関係者に「参加してくれたら
大会賞金がもっと上がるよ、お孫さんも救えるよ」と通われ、不本意ながら参加。

ライドウ:ラスボス。かすみの伯父。性能的には見よう見まねファイターその2
というか男デュラルというか、一度見た技はコピーできる人。性格的には豪鬼ー無口+エロ。
一子相伝技をパクるためにかすみ兄(疾風)をボコった人。
加えてPS以降はかすみ母(あやめ)を襲い、腹違いの娘(あやね)まで
生ませてしまった人。
最終戦の彼はどういうわけかラリっているらしい。自分の名前さえ忘れかけ。
脳味噌いじくられたのか、いわゆる暴走キャラになったのか。

物語:かすみが優勝したらしい台詞(かすみ最終ラウンドクリア時にのみ、
他キャラには無い限定メッセージ「兄さん…わたし、勝ったよ!」)が
ある以外は何が何やら。
2で「活躍が目立ったかすみがDOA開催者達に目を付けられ、拉致られて
クローンが作られることになる」とはあるんですが、このクローンの扱いも
超ペラペラなので。
135Dead or Alive1-3:04/12/26 02:16:01 ID:sA8DTLdm
SS攻略本設定 兼 黒歴史モドキ
・「一日の修行と言って出かけた疾風」は、「一ケ月後生還。以降身体も
言葉も不自由に。」「犯人も不明」。
・かすみが抜けたのは「その1年後」、「18歳の誕生日の寸前」
(凶箱版ではライドウが押し掛けて兄貴がかめはめ波撃ってそりゃもう大騒ぎ。)
・ジャンリーって本名じゃなかったのか!?
・バイマンは目の前で蜂の巣にされた両親の傷口を埋めようとするがごとくに
人の命を奪う
・ティナはかつて父にちゃんと感謝してますた
・この頃はいたよな、アイリーン…
・案外暢気だったこの頃の超忍。2以降忍者組の中で精神的に長男的な位置になって、
恋人もほったらかしでダバダバ走り回るわけだが。
・ザックのキャラ違い過ぎ。DQNすぎ。後年のお笑い要素薄し。
・ゲンフーの孫は難病じゃなかった。必要なのは病気の手術費じゃなかった。
136名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/26 03:05:09 ID:RFqiSjmo
> ・ゲンフーの孫は難病じゃなかった。必要なのは病気の手術費じゃなかった。
ここ聞きたい
137名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/26 04:15:08 ID:DnBJfgvs
じゃあなんだよって話だよなw
138名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/26 04:37:03 ID:Kx5+bCvf
NEET
139名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/26 12:38:21 ID:sA8DTLdm
上にも書きましたが、何故か漠然と定着している「孫重病説」
ではなく事故ったのであり、その後あまり設備の良くない病院に
入院してるってことですよ。この頃の設定だと。
140DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/26 15:27:26 ID:qBisD/cN
ヒストリー4 堀川綾乃

飛行機事故により戻橋一郎博士、妻の業莉乃は死亡しました。
ただ一人、博士の娘である綾乃(当時2歳)だけが奇跡的に生き残りました。
綾乃は母方の祖父母、堀川夫妻に育てられましたが、
夫妻には緋瓦直樹博士と妻の暁子の緋瓦夫妻が親代わりでした。
戻橋業莉乃と緋瓦暁子は親友どうしでしたし、緋瓦夫妻には渉という息子がいて、
綾乃とは同い年でした。
淡島博士の研究所でDTの意識体「ジン」が生まれたように、
自然界もデーモンウイルスの意識体を何千万年も前から誕生させていました。
ニジェール川上流に住むこの意識を、
ナイジェリアの人々は古来「イスカ(精霊)」と呼んでいます。
デーモンウイルスやDTは人間には感染しないとされていましたが、
相手が自我の発達していない乳幼児で、イスカがそう望んだ場合であれば、
デーモンウイルスがヒトに感染することがあり得るのです。
そして綾乃にはイスカが感染していたのでした。
その14年後、人間として育った綾乃でしたが、
ある日その秘密が感ずかれることになります。
実験用のライマージ動物「プリモ」の中に発生した意識体が、
綾乃の中のイスカに反応したのです。
そして両者が出会ったとき、綾乃はDTに感染しました。
イスカという人知を超えた知性が、DTという肉体を改変する道具を得て、
地球最強、究極の存在になったのです。
綾乃は手始めに、プリモを捕獲しに来たリオーグ戦闘員たちを血祭りに上げました。
しかしその時点では、
綾乃が人類最大の敵になるなどとは、誰も予想もしていませんでした。

ヒストリー4 終 つづく
141DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/26 15:29:00 ID:qBisD/cN
ハイパーリンク

堀川綾乃(ほりかわ あやの)
戻橋一郎の娘。1998年に超生教団のリオーグ部隊に殺害された。
DTの原型であるデーモンウイルスに感染し、イスカ「アシス」が移住している。
堀川は母方の旧姓。

アシス
太古よりデーモンウイルスが形成しているイスカ。
堀川綾乃に移住していたため「綾乃」とも呼ばれる。
堀川綾乃の肉体に移住する以前の状態を、
以後の状態と区別する時は特に「アシス」と呼ぶ。

戻橋一郎(もどりはし いちろう)
デーモンウイルスを発見した細菌学者で、綾乃の父。
大阪大細胞生体工学センター助教授。
アフリカで飛行機事故に遭い、1984年に死亡。

戻橋業莉乃(もどりはし まりの)
戻橋一郎の妻。アマチュア写真家でニュギニアに撮影旅行に行った際に戻橋と知り合い、
後に押し掛けて結婚、綾乃を産む。1984年に飛行機事故で死亡。旧姓堀川。

プリモ
中欧2研で作られたDTオオミミギツネの一固体。
体内に生まれたDTネットワークが綾乃と共鳴し、綾乃発見のきっかけとなった。
r-DTというユニークなDTを持ち、マスターなみの力を身につけている。

r-DT(リーダブルDT) Readable DT
プリモの体内で変性したと考えられている、スキャンの能力を持ったDT。
実際にはp-DTのプログラムを、DTネットワークが書き換えているだけであり、
r-DTに相当する特殊なDTはない。
142ACE5:04/12/27 16:24:18 ID:PdO+J0eW
申し訳ないのですが帰省のためしばらくかけなくなります
すいません…、年明け7日には上げるので…
143名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/27 16:30:15 ID:V3iThxyo
ACE5の職人さん、いつもありがとうです!
年明け楽しみにしてますよ〜
144DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/27 17:33:04 ID:9JtdEZ+K
ヒストリー5 超生教

綾乃に倒されたのは、超生教という武装宗教団体のリオーグ戦闘員で、
篝松博士の部下たちでしす。
超生教は、「人を超越した存在へと自らを高めることで、混迷の世を生き抜く」
こをと教義の中心に据えた新興宗教団体です。
教祖の息子、黒川御夕が教団の実権を握ってからは、
武装テロ集団としての性格を強めていました。
研究の場を日本に移した篝松博士にとって、黒川は絶好のパートナーでした。
教団の信者は実験台として、無尽蔵に篝松に提供されます。
そして改造人間となった信者は、私兵として黒川の戦力を強化するのです。
こうして何度も人体実験が行われましたが、実験台になった信者の中には、
失敗して廃人になってしまう者や、死んでしまう者もいました。
たとえ生き延びたとしても、体質によってはDTは人間に定着しません。
運良くリオーグになった信者は、エリート戦闘員として教団内では優遇されるのでした。
ある日、逃げた実験動物(プリモ)を捕まえに行った篝松博士の部下のリオーグ戦闘員が、
一人の女子高生(綾乃)によって全滅しました。
不審に思った篝松博士は、大量の戦闘員を派遣して、綾乃を捕獲しようとします。
しかし綾乃はのあまりの強さに身の危険を感じた戦闘員たちは、捕獲をあきらめ、
爆弾を使いました。誰もが綾乃は死んだと思いました。
一方黒川は、綾乃の親代わりだった緋瓦博士こそ、
篝松博士すら知らないDTの高度な秘密を知っているのではないかと考えました。
日に日に教団内で力を増す篝松博士を危険視していた黒川は、
篝松博士には秘密で、緋瓦邸を襲撃することにしました。
緋瓦博士かた秘密を聞き出せれば、もう篝松博士の改造手術に頼らずとも、
教団戦闘員を強化することができるのです。

ヒストリー5 終 つづく
145DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/27 17:35:17 ID:9JtdEZ+K
ハイパーリンク

超生教団(ちょうせいきょうだん)
1 1962年、霊媒師黒川さくらを教祖に興された新興宗教。
自らを「暁の使徒」と称し、
信者は超人となって混迷の時代を生き残ることを目指している。
後にさくらの息子、御夕が実権を握って篝松と組みした。

2 黒川御夕の死後、篝松の掌握した私兵集団。
リオーグ改造された信者を戦闘員として使い、
A因子がないと思われる幼児をマスターに育成し、
マハト反主流派として一大勢力となっている。

A因子
デーモンウイルスはヒトに感染しないとされていたが、
特殊な条件下で感染するヒトが現れた。
この免疫原因は、研究者淡島の名前から「A因子」と名づけられたが、
DTの感染にもA因子は関与しているとされている。

免疫原因(めんえきげんいん)
病原体に対して抗体を持っているなど、免疫反応の原因となる要素。

黒川さくら(くろかわ さくら)
超生教の教祖。第二次世界大戦後のドサクサで黒川岳人に拾われ養女となり、
1962年に霊媒師として超生教を起こす。1978年、30歳で御夕を出産。

黒川岳人(くろかわ がくと)
金儲けのために超生教を設立した黒川御夕の父親。1992年に謎の病死をとげた。

黒川御夕(くかわ みゆう)
超生教団の支配者。教祖黒川さくらの息子で、
父親である岳人を手にかけて教団の実権を握った。
御夕が渉/ジンとの戦いに敗れた後、教団は篝松の支配下となる。
146DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/28 14:51:13 ID:nWZtu0eo
ヒストリー6 誘拐

緋瓦博士は長い間別の研究をしていて、実際には何も知りませんでした。
緋瓦博士にとってプリモは始めて見るライマージ動物でしたが、
事態が予想以上のスピードで進展しているのをそこに感じとりました。
そこでその血液などの資料を採取し、淡島博士の研究所を訪れました。
緋瓦博士を待っていたのは、淡島博士らかつての同僚たち、
そして死んだ戻橋博士に瓜二つの人物、ジンでした。
討論の末、科学者たちは綾乃の正体に思い当たります。
彼らはマハトに先んじて綾乃を入手し、研究すべきだと考えました。
ジンが綾乃の捕獲に派遣されることになりました。
そういうわけで、黒川らが緋瓦博士の家に押し入って際、博士はいませんでした。
黒川はかわりにその場にいた二人を拉致し、人質としました。
二人とは緋瓦渉と、その彼女の高い倉いずみでした。
渉はDTに関してはもちろん何も知りませんし、
父である緋瓦博士行方すら知りませんでした。
いずみは人質としての価値もないと判断し黒川は、
渉だけを引き続き拘束し、いずみは始末することにしました。

ヒストリー6 終 つづく
147DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/28 14:52:01 ID:nWZtu0eo
ハイパーテキスト

緋瓦渉(ひがわら わたる)
緋瓦直樹の息子で、堀川綾乃の幼なじみ。
横浜海鴎学院高等部在籍時に、イスカ「ジン」と同化して、最強のマスターとなる。

高倉いずみ(たかくら いずみ)
緋瓦渉の彼女。横浜海鴎学院出身で、飴井由佳や榊拓馬の3学年上になる先輩。
148名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/28 15:31:43 ID:LiZXLQhL
DTの人に、ちと質問
ハイパーリンクとかハイパーテキストってなんぞや?
149名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/28 15:37:26 ID:jLckdkWk
ごめん。マグナカルタの続き書いたんだけど、間違えて前スレに書いてしまった。
ついでに名前欄にもゲーム名入れるの忘れた。
ほんとごめん。
150名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/28 16:52:54 ID:eJbAX66z
>>149
お疲れ様!つ旦~ありがとう( ´∀`)




151名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/28 16:55:17 ID:EKAp7Fsx
>>149
乙!
ラスト気になってた人多いと思うよ。
どうもありがとう。
できれば前スレのをタイトルつけてこっちに貼ってくれると助かる。
152名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/28 22:06:23 ID:XRbMlt/2
153DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/28 23:34:33 ID:RhUwJYor
>>148
正確にはハイパーテキストでハイパーリンクは私の間違いでした。

ハイパーテキストと言うのは項目を選んで、自由な順序で読めるようになっている文章です。
以下はハイパーテキストのカード

ハイパーテキスト

このゲームで登場するカードは、それぞれが一つのデータ(ユニットや技)を表わしています。
そしてそれぞれのカードには、そのカードが表すデータに関する短い文章が付属しています。
文章はデータの性能や開発の経緯、そのデータを使って戦うマスターの物語などです。
この文章を読むのがハイパーテキストモードです。
新しいカードを入手するたびに、このモードで読める文章が増えていきます。
一度読めるようになった文章は、そのカードを失っても、読めなくなることはありません。
文章はハイパーテキスト化されており、用語集を参照しながら読むことができます。
十字ボタンで知りたい単語にカーソルを合わせ、Aボタンを押すことで用語集を見ます。
Bボタンを押せば元の文章に戻ります。
また、用語集自体もハイパーテキスト化されていて、説明文の中でわからない単語が
あった場合も、同様の方法で説明を読むことができます。
新しいカードを入手する方法はいろいろありますが「フリーバトル」「バトルファイブ・フリー」
でコンピュータに勝て、カードをもらう方法が代表的です。
他に、ショップでパックを買ったり、他のプレイヤーとトレードすることによっても、
新しいカードを手に入れることができます。
6種類のDTセルカードはショップで入手できますが、これらには文章が付属していません。
ハイパーテキストモードでは他に、カードゲームのルールを説明する「チュートリアル」、
このソフトを説明する「イントロダクション」も読むことができます。
あなたが今読んでいる「イントロダクション」もハイパーテキスト化されているので、
用語集を参照することができます。
154名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/28 23:38:00 ID:BU9FpIgb
>149
お疲れ様です
155DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/29 20:09:35 ID:8qDcjTLR
ヒストリー7 渉/ジン

殺されそうになった、いずみを間一髪のところで救出したのは、
DTの強力な治癒能力を持ったジンでした。
ジンは回収された綾乃のバラバラ死体を追って、教団施設内に潜入していたのです。
いずみの救出には成功したジンですが、
逆に教団の対DT兵器の攻撃により、DTごと意識を破壊されてしまします。
ジンは死ぬ直前、無理を承知でその場にいた渉の肉体への移住を試みます。
一方ジンの肉体の方はDTを全て破壊され、本来のウシの姿に戻ってしましました。
普通、ヒトにはDTセルは感染しません。しかしごくまれに、
DTセルに拒絶反応を示さない、特殊な体質の人間もいます。
数百万人一人といわれる限られた特異体質の持ち主だけが、DTマスターになれるのです。
驚異的な偶然か、それともジンに見分ける力があったのか、
渉はマスター能力の持ち主でした。
渉の体の中に、ジンが急速にネットワークを張り巡らせました。
DTが脳に入り込み、渉の記憶は書き換えられました。
新しい渉にとって、全ては既に知っていることになりました。
DTの開発史や、自分の肉体を改変する方法、火炎を出す技術や、
身の回りの有機物を別の生物に変える方法。
それらは全て子供の頃から何度も教えられ、
訓練をうけたことであるかのように思えてきました。
渉は、黒川に対する反撃を開始しました。
黒川もリオーグ戦闘員などを差し向けますが、
DTマスターである渉/ジンの圧倒的な力の前には、なすすべもありません。
戦いの結果は明らかでした。渉の合成した凶暴な獣の餌食となり、黒川は絶命しました。

ヒストリー7 終 つづく
156DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/29 20:13:10 ID:C5E6jvZm
ハイパーテキスト

渉/ジン(わたる・ジン
緋瓦渉とジンが同化した存在。緋瓦渉として生活している。

同化(どうか)
イスカあるいはイスカとなった人格が、宿主の人格を混ざって一体化し、
区別できなくなること。

宿主(しゅくしゅ・やどぬし)
感染や寄生の相手となっている生物。DTにとってマスターは宿主にあたる。
157名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/30 04:07:13 ID:R1dMGifm
遠藤本人だったりして
158名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/30 08:24:51 ID:Mzd7NSyo
ギャラクシーエンジェル(PS2)1・2・3
お願いします。
積んで有るんですがプレイするの('A`)マンドクセんです
159DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/30 10:34:42 ID:+maqiBLl
>>157
ただの1ファンです、DTの続編がでないかな
160DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/30 10:35:47 ID:+maqiBLl
ヒストリー8 最後の戦い

教団施設内を探しても、綾乃の死体は見つかりませんでした。
渉はあきらめて、父のいる淡島博士の研究所へ向いました。
一方、死んだ黒川ですが、DTを使っての改造手術が行われ、
超巨大リオーグとして復活しました。
復讐心に燃える黒川は、渉を追って長野県へ向かいます。
これを知った渉は、軽井沢で黒川を迎え撃つことにしました。
そして、二人の激しい戦いが始まりました。
戦いの結果、渉が勝利しました。
渉は以前と同じ生活に戻るため、家に帰りました。
黒川は今度こそ死に絶え、彼の教団は一旦崩壊しました。
全てが元のさやに戻ったかのように見えましたが、
それは全くの誤解に過ぎません。DTの研究は繰り返され、成果は蓄積し、
マハトの勢力は日に日に拡大しています。そして事件の発端となった綾乃自体は、
依然行方不明なのです。

ヒストリー8 終 つづく
161DTローズ・オブ・ゲノム:04/12/30 10:37:07 ID:+maqiBLl
ハイパーテキスト

DTマスター
m-DTと呼ばれるDTに感染し、その機能をコントロールできるようになった者。
新たなメモリーセルを体内に取り込むことにより、様々な能力を発揮する。

m-DT(マルチパーパスDT)
DTマスターが感染しているDTで、メモリーセルを使って様々な目的に使われる。
またm-DTはp-DTに対して使われる言葉で、一般的にDTというとこちらを指す。

p-DT(プログラムドDT)
ライマージやリオーグを作るときに利用するDT。改造部分のデータを1つだけ内部に持ち、
感染後そのデータに従って変形、変身が可能になる。
162名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/30 12:23:34 ID:kjZvtUL6
まとめサイトのFFTアドバンス、リンク切れしてるみたいだな。
163名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/30 19:03:40 ID:UkgN3q+/
とゆうか
DTローズ・オブ・ゲノム
ってね、
いつ頃のゲームなの?
164名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/30 23:42:05 ID:2BdbgGDQ
165名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/31 07:06:29 ID:fWFIyD2F
ワンダープロジェクトJ2投下します。
※舞台は前作「ワンダープロジェクトJ〜機械の少年ピーノ〜」から15年後。

※主人公ジョゼットを始めとする、物語に登場する「ギジン」は
 天才科学者ジェペット博士によって開発された機械人間です。

〜プロローグ〜

シリコニアン帝国。
皇帝シリコニアン13世は、
頭となっただけのギジン・メッサラ(※前作でピーノにやっつけられたコルロ島の悪い宰相です)から
何でも望みが叶う“J”の存在を聞きます。
シリコニアン13世は、さっそく“J”を持つギジンの娘を狙うために、コルロ王国に兵を差し向けるのでした。

その頃、コルロ島では――
ギジンの娘ジョゼットは、ジェペット博士によって作られた最新型のギジンです。いつも青いオカリナを持っています。
生みの親であるジェペット博士に呼び出されたジョゼットは、
いきなり、インターフェイスロボのバード(※ジョゼットの教育係の鳥型ギジン)と一緒に
ブルーランドへ行き、博士の古い知り合いである「プレイヤーさん」という方の世話になりなさい、と言われます。
(※「プレイヤーさん」は文字通りプレイヤーのことです。名前は好きに入力できます)
そんなの嫌だと泣くジョゼット。何とか説得するジェペット博士でしたが、博士はもう長くありませんでした。
ジョゼットがプレイヤーさんのところに行くことを承知すると、安心したように息を引き取ります。
バードは博士の死を嘆きますが、ジョゼットには「死」の概念がわからず、きょとんとするだけでした。
第一部 コミュニケーション編 〜青き島の日々〜

バードと共にブルーランドへ渡ったジョゼット。
ブルーランド島は海に囲まれた人工島です。
ジョゼットはドルフィン号と言うボロ船を家代わりに、そこで暮らすことになります。
しかしジョゼットは、まだ挨拶の仕方もわからない世間知らずのギジンでした。
何とか「プレイヤーさん」の助けを得て、一般常識を身につけていくジョゼット。
お友達もたくさんできました。バイトもできるようになりました。

ジョゼットがブルーランドでの生活にも慣れた頃、コルロ島から一人の男の子がやってきます。
少年の名はポッコ。
ポッコは何故か、ジョゼットに対してひねくれた態度を取ります。
最初はポッコにムカついていたジョゼットでしたが、
ポッコが素直な子だとわかると、二人はとても仲良くなるのでした。

そんな時、ブルーランドにあるシリコニアン空軍に、新総督がやってきます。
新総督はなんだか変わった人のようです。

ジョゼットはある日、ハンサムな少年アーノルドと知り合います。
いきなりナンパしてくるアーノルドにジョゼットは反発するものの、
次第に彼の優しさに惹かれていきます。アーノルドもジョゼットに好意を持っているようです。
しかし、それはアーノルドに片思いしているブルーランド市長の娘・パールを怒らせてしまったりもします。

映画のオーディションを受けたジョゼットは「恋」がわからず苦悩しますが、
アーノルドに恋をしたことで恋の演技ができるようになりました。

他にも料理ができるようになったりサーカスでダンスしたりミスコンで2位になったり(1位はパール)
猟師王と噂されたり格闘家として認められたり撃墜王と噂されたり深海船レースに優勝したり
とても見た目15歳の女の子ができることじゃねえだろ的なこともやったりしますが、
とにかくジョゼットは、ブルーランド島で楽しい日々を送ります。(プレイの仕方によってはできないこともあります)

また、ブルーランドの森で出会った盲目の少女・クララとの出会いにより、
病院へ行ったジョゼットは、人間の「生死」を理解できるようになります。
クララはジョゼットと友情を育み、目の治療のためにブルーランドを去っていきました。
ところで、ブルーランド島はシリコニアン帝国によって圧力をかけられていました。
なんとポッコが、ジョゼットを革命団に誘います。
ジョゼットは一緒に戦うことに決めますが、革命団のリーダー・ガロンは、子供はだめだと言います。
ガロンは、妻のカレンや娘のサファイアとも縁を切って革命団にかけている男なのです。

カレンから呼び出されたジョゼットは、カレンとポッコが、自分がギジンだと知っていたことを聞かされます。
カレンはジェペット博士の古い知り合いで、ジョゼットのことを密かに頼まれていたのでした。(前作にも登場してます)
また、ポッコの本当の名前は、ピーノ・コルロ。ポッコ改めピーノは、コルロ王国の王子でした。
ピーノはジェペット博士から「青いオカリナを持った少女が、あなたと世界を救う」と言われていました。

しかし、この話をパールが立ち聞きしていました。
ジョゼットに恨みを持つパールは、シリコニアン兵にジョゼットがギジンだということをバラしてしまいます。
島中を逃げ回るジョゼット。するとアーノルドがジョゼットを助けに来ます。
アーノルドは「ぼくは君の味方だ。ぼくはギジンの君と“J”を探していた」と言います。
アーノルドの助けにより、シリコニアン兵から逃れたジョゼット。

その頃、ブルーランドのシリコニアン軍の駐屯地が、革命団の手に落ちていました。
新総督が、革命団に手を貸していたのです。

シリコニアン帝国のシリコニアン13世は、メッサラを指揮官にし、ブルーランドへ艦隊を差し向けます。
迎え撃つため出発する革命団たち。

ピーノはジョゼットに、船で後をつけ一緒に戦おうと提案します。
渋っていたジョゼットも、ピーノに乗せられ、出発することにしたのでした。
第二部 ストーリー編 〜青き流れの果てに〜

(※ストーリー編は、「長いエンディング」のようなもので、ほとんどシナリオだけで話が進みます)

ドルフィン号で革命団の船を追いかけるジョゼットとピーノでしたが、あっさり見つかってしまいました。
ついてきてしまったものは仕方ないとばかりに一緒に行くことを許される二人。

シリコニアン軍との戦いで、革命団のリーダー・ガロンはメッサラと対峙しますが、
ピーノがちょこまかと出てきたせいでガロンが撃たれてしまいました。
メッサラは、ピーノの姿を見て驚きますが、さっさと逃げます。

メッサラは更に、コルロ島のギジンを改造した、ギジン46号を革命団に差し向けます。
しかし、コルロ島のギジンの心を感じ取ったジョゼットが必死で46号を説得。
46号はジェペット博士の教えを思い出し、自爆します。
ちなみに、46号の中にいたメッサラもそこで一緒に爆発します。

46号の大爆発により、ブルーランドの人々も全員、人工島を本島から切り離し、逃げ出します。
一方ジョゼットとピーノは、見も知らぬ島に辿り着いていました。
しかしジョゼットの様子が変です。
ジョゼットは全ての過去を忘れて、謎の声に導かれ、ある建物の中で記憶を取り戻して生きます。
記憶が戻ったジョゼットは、コルロの森にいました。
ジェペット博士から「帰ろう」と言われたジョゼットでしたが、博士が本物ではないことはわかっていました。
博士を拒絶するジョゼット。
すると、元の建物の中におり、目の前には謎の老人(?)ファム・ウィザードがいました。
ファムはピーノも呼び出し、“J”の秘密を二人に語るのでした。

(※ファムは、前作に登場した、ジェペット博士の家のお隣さんの偏屈な老人です。
  ギジンのピーノもお世話になりました)
ファムは、この「マジテカの地」を守って3千年生きていると言います。
さて、今から300万年前、二つの進化がありました。
一つは、猿人から進化した人間族。もう一つは、恐竜から進化したマジテカ族です。
マジテカ続は、ファムの先祖です。
両族は互いに「知恵」と「心」という、未知なる能力を持っていました。
マジテカ族は、ふたつの能力をバランスよく進化させ、豊かな文明を築いていましたが、
人間族は「知恵」の進化にかたより「心」の進化が止まってしまいました。
人間族は、愚かなあやまちを繰り返し続け、それをみかねたマジテカ族は、ある計画を考えます。
それは、ある物質を人間に与え、それにより彼らの心の進化を促すことです。
マジテカ族はその計画を、その物質の名にちなんで「J計画」と呼んでいました。
J計画は成功し、再び心の進化が始まった人間族は、豊かな文明を築いていきますが、
それも長くは続かず、再び人間はあやまちをおかします。
“J”を「欲の心」の進化に使ってしまったのです。
欲の心で自らを滅ぼした人間族は、それから数百年後、生き残った者たちで新たな文明を築いていましたが、
Jの伝説は残り、Jの力を悪用しようとする者たちが再び現れます。
ファムは、残ったJをジェペット博士に託すことにします。
ジェペットとファムは、“J”をピーノというギジンの少年に封じ込めることにしたのです。
ピーノが、人間の心を進化させる救世主となることを願って。
ピーノは、二人の期待に応えてくれましたが、悪の心におかされたギジン・メッサラによって命を落とします。
ピーノは死に、残ったJは、最後の願いを込め、一人のギジンの少女に託されました。
そのギジンがジョゼット。そして、ピーノ王子は、死んだギジン・ピーノの生まれ変わり。
“J”のカモフラージュのために作ったのが、ジョゼットがいつも持っている青いオカリナでした。
“J”は、ジョゼットの体の中に組み込まないと動かないよう制御されていますが、
もしも周りに強い心のエネルギーがあれば、動くかもしれないとのことです。
いずれにせよ、ジョゼットとピーノは、人間の心を進化させるために生まれてきたさだめなのです。

(※ピーノにはギジンであった頃の前世の記憶はありません)
色々と信じられないジョゼットに、突然アーノルドが「助けて」と呼ぶ声が聞こえます。
アーノルドを助けたい一心で「Jの目」と名乗る不思議な声により、ジョゼットはアーノルドの元へワープ(?)します。
しかしアーノルドとジョゼットはシリコニアン帝国につかまってしまいました。
アーノルドの正体は、ブルーランドへやってきた新総督でした。
アーノルドは、シリコニアン帝国に国と両親を滅ぼされた過去がありました。
シリコニアン帝国に復讐するために皇帝に取り入っていたのです。
今しも殺されようとするアーノルドですが、ジョゼットは「やめないとJを使う」と脅し、逃げ出します。

逃げ出す途中で、アーノルドが倒れてしまいましたが、
アーノルドはJとジョゼットを先に逃がします。
ジョゼットも追い詰められるものの、ジョゼットは海に身を投げ出します。

…が、ジョゼットはブルーランド島の大爆発から逃げ出した人々に偶然発見され、救われます。
マジテカ島にもたどりつき、ピーノとも再会できました。
しかしやっぱりシリコニアン兵に見つかってしまい、ギジンの娘を差し出せと迫られます。
パールは、こうなったのもジョゼットのせいだ、とジョゼットを責めますが、
ジョゼットは兵士に殺されそうになったパールをかばって代わりに撃たれたりします。

そんなこんなで、やっとシリコニアン帝国の皇帝である、シリコニアン13世が姿を現しました。
シリコニアン13世は、割と美しい女性でした。
彼女は、「世界の人々の心を一つにし、理想の世界を築くためにもJの力が必要だ」ともっともらしいことを言います。
ジョゼットは、自分さえ行けば島の人々は救われる、とシリコニアン13世の元へ行こうとしますが、
パールを始めとする島の皆がジョゼットを止めます。
ジョゼットは「ここにいる人達と共に生きていきます!」とシリコニアン13世を拒絶。
プライドを傷つけられたシリコニアン13世は、島の人々に砲を撃とうとしますが、
ジョゼットが「みんなを助けてください!」と強く祈った時、オカリナから青い光があふれ、
シリコニアン砲を押し返し、シリコニアン城も消え去ってしまいました。

と言うわけで、シリコニアンを撃退したジョゼット。
ジョゼットは二度と強大すぎる“J”の力を使ってはならないと言われます。
アーノルドは無事に助けられていました。ジョゼットは喜びます。
ピーノとジョゼットは、コルロ島へ帰ることに。
ブルーランドの人たちも、帰る場所がないので、人工島で一緒に行きます。
しかし、既にシリコニアン兵の手により、コルロ島は滅ぼされた後だったのです。
ピーノは号泣します。
ジョゼットはなんとか耐えようとしますが、やはり、コルロの森に帰りたいという気持ちは抑えられませんでした。
ジョゼットは“J”の力を使ってしまいます。その力はジョゼットだけが使うには限界が過ぎていました。
島に緑は甦り、コルロの森は復活しますが、ジョゼットは倒れ、息絶えてしまいます。
ピーノは、ジョゼットのために祈ろうと、人々に訴えかけます。
「おねえちゃんが生き返るように!」
ピーノの叫びに感化された人々は、ジョゼットが生き返るように、皆で祈ります。心を一つにして。
その頃、マジテカ島では、ファムとJの目が、役目を終えたと、消滅の時を迎えていました。

ジョゼットは目を覚ましました。ピーノやアーノルドを始めとし、皆が喜びます。
ジョゼットは、Jの力ではない「何かの力」により生き返ることができました。
そしてジョゼットは、生き返ったことにより、自分の体の変化を悟ります。

その後、ブルーランドの人々は、コルロ島を建て直すために、島に永住することを決め、
まず、コルロの森に小さな村を作ることにしました。
そして6ヶ月後。
新コルロ王国の国王として、ピーノが即位します。
今まで出会ったさまざまな人もお祝いに駆けつけてきました。
革命団のリーダー・ガロンも生きており、カレンやサファイアと再会を果たします。
クララと再会したジョゼットは、クララの目が見えるようになったことに喜びます。
クララは言います。「おねえちゃん、私初めて見たわ。大きいんだね…お空って!」

ジョゼットは空を見上げます。「空って…こんなに青かったんだ…」

ジョゼットは手紙を書きました。今までお世話になった「プレイヤーさん」への手紙です。
「私、プレイヤーさんの期待をうらぎらない、すてきなギジン…いえ、すてきな人間になれるように、
 がんばって生きていこうと思います。       ・・・プレイヤーさんの娘、ジョゼットより」


おわり
173名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/31 09:44:22 ID:tDG+DmDV
J2、お疲れ様でした。こんな話だったんだ…やってみたいけど64なんだよな…
追記:
ジョゼットはギジン5984型で、前作のピーノのインターフェイスロボであった
ティンカーの人工頭脳をもとに作られました。
つまり、ジョゼットとピーノはお互い前世でも深いつながりがあったわけです。

このゲームは「コミュニケーション・アドベンチャー」なので
第1部ではもっぱらジョゼットとプレイヤーのコミュニケーションがゲーム部分になります。
ジョゼットには喜怒哀楽の感情の他にも、
攻撃回路・運動回路・バランス回路・頭脳回路・想像力・感性回路・
明るさ回路・根暗回路・まじめ回路・お遊び回路・優しさ回路・意地悪回路・正義回路・
ウラ回路・信仰・魅力・友好度・反抗度
といった目に見えないステータスが存在しており、
どれを伸ばすもプレイヤーとのコミュニケーション次第です。
当然、友好度が高い時は言うことをよく聞きますが、反抗度が高いと言うことを聞きません。
ある程度想像力が高くなると、ジョゼットの方からプレイヤーに話しかけてきます。

ただ、コミュニケーション編でジョゼットをどう育てても、
ストーリー編はまったく同じ展開です。
175名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/31 19:53:31 ID:2oqJvxN0
ヒストリー9 ブラッドマスターズ

世界は、こうしたマハトの勢力を、ただ手をこまねいて見ていたわけではありません。
遺伝子操作に反対するNGO「スパイラル・オーダー」は、
秘密組織「エリクシール機関」を編成し、各国諜報機関の協力のもと、
マハトの人類支配に立ち向かったのです。
こうして、全世界を舞台に両陣営の激しい戦いが始まりました。
しかしそれは、水面下の戦いでした。
人類最終兵器DTの存在は、一般大衆はもちろん、
各国政府、軍関係者にもほとんど知られていません。
淡島博士らと接触したエリクシール機関は、
渉/ジンというDTマスターの存在を知りました。
一方のマハト側も、篝松博士の報告からDTのより高度な利用方法を研究しました。
エリクシール機関のエージェントがマスター化に成功したのを皮切りに、
現在では、世界で100人近くのマスターが確認されています。
状況に合わせてDTを使いこなすマスターの登場は、戦場の模様を一変させました。
1人のマスターは、完全武装した歩兵数百人と互角に戦えるとする説もあります。
現在では、マスター同士がDTを駆使して戦うのが戦闘の主流となっており、
通常これを「DT戦」と呼んでいます。
DTに関わる各陣営にとって、一人でも多くのマスターを抱えることが重要になりました。
しかしマスターになる適正を持つ人は少ないのです。
どこにも属さないマスターの存在が確認されると、
各陣営がそのマスターを自分たちの味方にするべく、激しい争奪戦を繰り広げています。

ヒストリー9 終 つづく
176名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/31 19:54:40 ID:2oqJvxN0
ハイパーテキスト

スパイラル・オーダー
「秩序ある螺旋」つまりDNAを改変しないこと。
世界各地の宗教団体に支援される国際的なNGOで、遺伝子操作に反対している。
当然マハトとは敵対し、裏ではエリクシール機関を作りDT戦もする。

エリクシール機関
スパイラル・オーダーによって設立された反マハト組織。
協力各国の軍や諜報機関からスカウトされたエージェントで構成され、
独自にリオーグなどの開発もしている。
177名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/31 22:21:15 ID:XbqZTY/H
適度な長さにまとめることも、大事だと思うんだな。
178名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/31 22:52:38 ID:OOqIK3AB
J2ってあのとんでもなく痛いCMやってた奴だよね。
179名無しさん@お腹いっぱい。:04/12/31 23:09:10 ID:Q3E/LCkl
>>178
あれのおかげで1の大ファンだった俺は2を買うことを放棄しました
180名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/01 01:04:45 ID:eJTtgsCX
>>178
あの、ちゅうとかやってたやつだっけ?
181名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/01 01:13:42 ID:dhks02RK
あけおめ
182名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/01 03:42:13 ID:2R0rHcbP
J2は城から逃げるミニゲームみたいなのが妙に怖かった印象がある
183名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/01 07:49:13 ID:lPh6d0X5
ヒストリー10 私たちをとりまく状況

秘密結社マハトでは、研究者たちの一部が中核部の意向を無視し、
あるいは公然と反旗を翻すようになりました。
彼らは数人のマスターと高度な技術力さえあれば、マハトの私設軍隊、
あるいは各国軍とも戦えることに気付いたのです。
しかし研究者たちの間でも勢力争いは絶えません。
彼らは主に、ライマージを研究している勢力と、
リオーグを研究している勢力とに大別できます。
日本では「バリスタ」という謎の人物が率いるライマージ勢と、
黒川亡き後の超生教を掌握した篝松博士のグループが有力です。
また、マハト中枢部もこれを黙って見ていわけではありません。
私設軍隊であるマハト安全管理部でもマスターの研究を進め、
研究者たちと覇権をかけて戦っています。
反マハトの最大勢力であるエリクシール機関も、多くのマスターを抱えています。
マハトのマスターはほとんどが元来マハトのメンバーで、
訓練を受けてマスターになっています。これに対してエリクシールでは、
マスター能力を持つ人を味方にすることに力を入れています。
数は少ないですが、どの勢力にも属さない中立のマスターも存在します。
彼らは能力を持つ珍しい存在である上に、
DTに関する情報を偶然手に入れたごく少数の人々です。
また、所属していた陣営を抜け出して中立になったマスターもいます。
その他に「スペクター」などと呼ばれる未確認のマスターたちもいます。
彼らの正体は全くの謎で、宇宙人、古代文明人だとする説もあるほどです。

ヒストリー10 終 つづく

ハイパーテキスト

バリスタ
日本におけるマハトの、ライマージ研究を統括している正体不明の人物。

スペクター
DTエレクトロニクスを使う、未確認マスターの暗号名。正体は綾乃。
184名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/01 07:51:10 ID:itWAdsp+
ヒストリー11のハイパーテキスト

ばら6号
マハト北米1研で、燭晶が開発したDTam人工衛星ビホルダー。
その6号機の人工知能が暴走、「薔薇」というイスカを形成して人類に対抗した。
ばら6号自体は2002年、渉に破壊されている。

DTam人工衛星「ビホルダー」
マハト北米1研で開発された地球監視用の人工衛星で、計6個が衛星軌道に投入された。
DTチップAIが搭載されたDTamでもある。

DTam
DTコンピュータ(クズネツキー博士が2000年に実用化に成功した、
DT応用のニューロコンピュータ。)
搭載の自立型ロボットの総称。無人兵器など総じて戦闘用のものが多いが、
人語を解するなどインターフェイスは充実している。

DTチップ
DT技術を応用したシリコンチップは、
記憶素子などを必要に応じて次々と造っていく性質がある。
生物の脳の働きを模したシステムで、AIを実現している。

薔薇(ばら)
6つのビホルダーの間に生まれたイスカと見られる存在。
DTamによる地球支配を目指し、人間に戦いを挑む。
2001年に3号、2002年に6号を失うが、残り4つの間に存在し続けている。

ばら3号
人工衛星ビホルダーの3号機。6号機の人工衛星暴走の後、
姿勢制御ロケットの故障によってに南極に落下した。
185名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/01 13:21:19 ID:OJ7gLwIf
いくらなんでも長過ぎだろ
186名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/01 16:38:54 ID:29QSg7J4
J2良かった
187名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/01 17:37:34 ID:QW64l06E
少しずつ投下してるだけで長さはACE5とかと変わらないと思うよ。
188名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/01 17:53:56 ID:L1sn16l5
J2とDTの人乙!
J2感動した。俺もCM見て買うのやめた派だけど、いい話ですね。
DTはやったことないが、ここのストーリー見て楽しんでます。
ここで興味もって公式見てきたけど、
公式に載ってるテキストだけでもゲロ吐くほど長いし、
情報が断片的に散らばっててまとめるの大変そうだなと思った。
ここの職人さんはがんばってると思う。
でも、ここ見てる人の中には興味もてない人もいるだろうし、
とりあえずもうちっとズバッと大筋で書いてもらってもいいと思います。
ヒストリーとかハイパーテキストとかは質問来たら答えるぐらいでもいい希ガス。
死んだあゆみが結局どうなったのか気になってしかたないYO!
続き期待してますよ〜

あと、保守age
189DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/01 22:46:35 ID:gsDwV/98
すいません、なるべく短くします。

第6章 鳥

2週間前。渋谷。高レベルDT放射体。
りあんの練習が珍しく休みで、由佳はりあんと一緒に買い物に行った。
りあんが靴を買って、今度は由佳のシャツを選んでいるときだ。

りあん「ねえ、あめいっち、あの男さっきから私らのこと見てるよ。
由佳「うそ。かっこいい?
りあん「だからあ、そういう問題じゃないって。

由佳が振り向いて見ると、駐車場の向こうに20歳くらいの背せの高い男が立っていた。
結構かっこいいかもしれないが、にらんでて怖いので台無しだ。
そう思った由佳は、ウインクして手を振ってやった。
ほぐれた表情が見れるかもしれない。

りおん「ちょっと、やめなよ。変な人だったらどうすんの?
由佳「大丈夫って。何かあっても、りあんが守ってくれるでしょ。
りあん「何よそれ。

それが渉と由佳の出会いであった。そして由佳にとっては、
人間として経験する最後の出来事だった。
彼らのはるか高空に、2羽の鳥。都会には珍しいハヤブサである。
だがもちろん、ただのハヤブサではない。
巨大な猛禽の翼には、セラミックの刃が仕込まれていた。
鳥の目は、地上を見ている。鳥の目がマスターの合図を捉える。
「急降下、攻撃せよ」
由佳は高濃度の漏洩DTを出していたが、渉にとってはその正体は謎で、
警戒心を解けなかった。結局、それが彼の身を救ったのだ。
ハヤブサの攻撃を寸前でかわし、火炎で攻撃する。
しかし、由佳は攻撃を避けられるわけもなく、肩から袈裟懸けに体を切られた。
猛禽は急反転して上昇、駐車場の地面に赤い飛翔を散らした。
りあんの悲鳴が響く。渉は周囲を見回し、驚かない人物を探した。
いる。隣のビルの上だ。余裕の表情でこちらを見下ろしている。
渉はまず、由佳のもとに駆けつけ、リビルダを分け与えた。
彼女がマスターなら、これで回復するはずだ。違うなら、他に打つ手はない。
190DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/01 22:49:23 ID:gsDwV/98
渉「友達の看病をしてろよ。
りあん「な、何なのよ!あめいっちはどうなんのよ!
渉「後で説明する。ここを動くな。

渉は15メートルほど跳躍し、屋上に上がった。
さきほどの男は逃げもせず、由佳とりおんの方を見ている。

男「・・・リビルダを投与したな。
渉「鳥を使っていたのはおまえか?
男「ああ。
男「俺は安島。研究者だ。貴様の顔には見覚えがあるぞ。さっきから思い出せんのだが。
渉「安島京介。超生教の科学者か。俺は、緋瓦渉だ。
安島「思い出した。緋瓦の息子か。だとすると、あの子供は何者だ?
渉「わからないから尾行していた。
安島「仲間じゃないのか。じゃあなぜ助けた?
渉「・・・彼女は高校の後輩だ。おまえこそ、なぜ攻撃した?
安島「N2は危険だ。敵になるくらいなら、その前に倒す。
貴様に合図しているのを見て敵だと判断させてもらったわけだ。
安島「最初エリクシールかと思ったんだが、教団にとっては、仲の悪い敵だったな。
まあ、俺には関係ない話だが。
渉「・・・
安島「よし、予定変更だ。貴様をまず消し去り、あの子供を捕獲する!

戦闘開始

戦闘終了

安島「・・・こ、この俺が、こんな所で・・・これは無法!恥ずべき蛮行だっ!
俺が死ぬとどうなると思う!科学の進歩にどれだけの損失を与えるか、
貴様にはわかっていないのだ!
渉「わかっていないのは、俺も認めよう。この行為に意味を与えるのは、今後の歴史。
おまえの登場しない歴史だ。
安島「ば、バカなァァァ!輝かしい才能の芽を摘む気かァァァ!!
191DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/01 22:50:16 ID:gsDwV/98
由佳が目を覚ますと、りあんの横に渉もいた。

渉「気付いたか。
りあん「き、奇跡だわ。奇跡・・・。
由佳「・・・なにが?
りあん「服までなおるの?

あまりの出来事に、心労がたまったのだろう。りあんが疲れを訴えて倒れた。
タクシーを拾うという渉の決断に、由佳は大人パワーを感じた。
車中、渉が手を顔の前にかざすと、りあんはすぐ寝込んでしまった。
これにはDTパワーを感じた。
この程度で驚いている場合ではないのだが、由佳は先程の戦闘を見ていなかったのだ。
渉は簡単に説明した。由佳の体内のDTが超人的回復を成し遂げたこと。
漏洩DTの放置が今度の危機を招いたこと。マスターの自然発生は非常に珍しく、
独特の体質に、よほどの偶然が必要なこと。

渉「俺が校内に残したDTセルに感染したか。可能性としてはそれだ。他に接点がない。
由佳「体質ってのは何ですか?
渉「マスターに必要な、未解明の素質だ。体質より気質に近いものとも言われている。
自己犠牲、思いやり、面倒見の良さ。
由佳「面倒みがいいのはよく言われてます。「みんなのあめいっち」とか呼ばれるし。
長女とかA型とかだからと思ってたけど、その、DTのせいだったんですか。
渉「いや、逆だ。DTがそういう人間を好んで寄生するんだ。
由佳「寄生?やだ、生き物なんですすか?
渉「DT自体は生物ではない。しかし、設計には開発者の思考があるし、
ユニットは意思のある生物だ。人が良すぎると、彼らに付け入られる。
由佳「自己中な方がいいってことですか?
渉「無理に性格を変える必要はない。いやでも生活や生き方は変わるだろうし。
ただ、自分の気持ち、欲望がどこから来たか、それだけは気にしておいた方がいいだろう。

そうこうするうちに、りあんの家に着いた。渉は別れ際、
このことは全て秘密にしておくよう注意した。
由佳は、それはもちろんと答えたが、りあんの母への説明には苦労した。
りあんの様子が良さそうなので、夕飯の誘いを辞して帰った。

第6章 終 つづく
192 【だん吉】 【1876円】 :05/01/01 23:56:36 ID:3l54ID1F
FEの封印と烈火をぼちぼちやろうかと思います。

が、カップリング要素を全く省いてしまうべきか、主人公とヒロインぐらいは書くべきか
ちょっと迷ってます。ご意見プリーズ
193名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/02 00:13:26 ID:ASln7v5j
>192
どれぐらい気合入れて書くかによるけど・・・やっぱ最低でも主人公とヒロインは欲しいよ。
粗筋を箇条書きにするだけなら他カプ話は無理だろうけどさ。
やっぱFEって支援で見られる人間関係が楽しみの一つでもあると思うのよ。
ファンからすればソコを無しにされると楽しみ薄くなるかなーって。

それに加えて封印と烈火って繋がってるし。
その繋がりを感じてニヤニヤしたいじゃないのさ。
誰と誰の子が封印のこのキャラなのかー、とか。
この人が封印の此処で出てくるのかーとか。そんなの。

ファンとしては書くんなら簡単でもいいから、
キャラクター同士の関係がキッチリわかるようにして欲しい。
辛いとは思いますが。



ところで>11はMOTHERだと思うんだが。
別スレに投下してあるのを見つけた。まとめサイトに加えてもらえないかなぁ。
まとめのより長いけど、その分良く分かる。
194515 ◆A.ilTwwjjQ :05/01/02 08:11:19 ID:mM0LeWOa
実家に強制送還されて更新できずすみません( /-`)

>>193
サイトの掲示板内の追加スレに投下していただければ追加、もしくは差し替えを致しますので。
195名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/02 19:57:24 ID:jwd85vPK
MGSとMGS2プリーズ
196名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/03 12:09:59 ID:CMfVDacS
クーロンズゲートやってみようと思ったが、
極端に長い「お話」か極端に短い「粗い筋」のどちらかしか書けない。
両方投下する、とかアリなんか?
197名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/03 12:51:55 ID:vC4suhv4
もっと推敲してくらはい
両方投下とかアリエナイ
198名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/03 14:39:41 ID:+sOoGjxl
RPGじゃないんですがネオジオポケットの「ギャルズファイターズ」
投下してもよろしいですか?
199名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/03 17:04:06 ID:L/5sYv9e
>>196
クーロンズゲートはやたらと複雑だから粗筋じゃさっぱり意味が分からないのでは。

ドラクエ8、誰もやらないなら書いて良い?
200名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/03 17:05:34 ID:OnH9rane
>>199
お、いーねぇ。
201名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/03 17:52:39 ID:i2Esftnn
トリップ忘れるなよ
202名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/03 21:12:16 ID:vs7nWZdq
>まとめのより長いけど、その分良く分かる。

(´Д`;)
203ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/03 22:28:18 ID:L/5sYv9e
んじゃドラクエ8行きます。
(台詞は全てウロ覚えなのでニュアンス激しく間違ってたりしたら突っ込んで下さい)

《プロローグ》
(実際にゲーム内で語られるのは中盤ですが説明の為最初に書きます)

トロデーン国には「何か」を封印された杖が伝えられていた。
ある夜、国王トロデと姫ミーティアは杖が封印された間に何者かが入り込んでいるのに気付く。
様子を見に行く二人。そこには道化師の姿をした魔術師・ドルマゲスが居た。
「この杖があれば馬鹿にした連中を見返せる」などと言い杖を解放しようとするドルマゲス。止めようとするトロデ。
しかしドルマゲスは杖の封印を破り、杖の力で二人に呪いを掛けトロデは魔物、ミーティアは馬の姿にされてしまう。
「呪いと言ってもこの程度か、つまらん。…この部屋の結界のせいで杖の力が出せないのか」
そう言って外に出て、杖本来の力を解放するドルマゲス。
途端に城は無数のイバラで覆われ、人々は皆イバラの一部とされてしまった。
封印の間に居たお陰でイバラの呪いからは免れられた王と姫、
そして何故か一人だけ呪いが掛からなかった主人公を除いて。
204ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/03 22:29:38 ID:L/5sYv9e
《トラペッタ》*実際のゲームはここから始まります
ドルマゲスを追う手がかりとして、ドルマゲスの師であるマスター・ライラスが住んでいるという町・トラペッタに
やってきた主人公とトロデ・ミーティア親子。道中で出会ったヤンガスも一緒だ。
しかし町の人曰く、ライラスは先日の火事で亡くなってしまったらしい。放火だと言う噂も。
酒場で飲んだくれている占い師ルイネロに話を聞こうとすると外で「町に魔物が出た」と騒ぎになり、行って見ると
「魔物は出て行け!」と石を投げられるトロデの姿が。
仕方なく町の外に出る一行を追ってユリマという少女がやって来る。
ユリマ曰く、ルイネロは自分の父であり、今は当たらないが昔は本当によく当たる占い師だった、
占いが当たらなくなったのは何者かに水晶玉をただのガラス玉へとすりかえられたせいだ、
その水晶玉は南の滝の洞窟にあると夢で見たので取って来て欲しいと頼まれる。
ミーティア姫と同じ年頃のユリマの頼みを断れないトロデは、水晶玉を取ってくるよう主人公達に命じる。

滝の洞窟にいたザバンという魔物を倒すと、「滝壺の上から落ちてきた水晶玉のせいで頭に怪我をして
今でも古傷が痛む。もう捨てるな」と文句を言われる。
何はともあれ水晶玉は貰えたのでルイネロの元へと届ける一行。
しかしルイネロは拾ってきてもまた捨てるだけだと言う。水晶玉を滝壺に捨てたのはルイネロ自身だったのだ。
ルイネロは昔やった占いのせいでユリマの両親を死なせてしまい、罪の意識から
ユリマを引き取って娘として育て、水晶玉を捨ててまともに占うのを止めてしまったのだと言う。
しかしユリマに説得されルイネロは昔のようなまともな占い師に戻る決意をする。
ルイネロの占いによると、マスター・ライラスを殺したのはやはりドルマゲスらしい。
奴を追い、南の関所に向かう主人公一行。
205ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/03 22:30:39 ID:L/5sYv9e
《リーザス村》
関所を抜け、リーザス村に着いた途端いきなりポルクとマルクという子供に襲われそうになる。
この村の名家・アルバート家の長男サーベルトが先日何者かに殺されたので警戒していたらしい。
アルバート家に行ってみると、サーベルトの妹・ゼシカは慕っていた兄の死にショックを受けて
ポルクとマルクを部屋の見張りに付けたまま部屋から出てこないと言う。
ゼシカの部屋の隣の壁に小さな穴があったのでトーポを中に入れると、中にはゼシカの姿はなく手紙だけがあった。
手紙を持ち帰るトーポ。手紙には死を覚悟で兄の仇を討つため、殺害現場であるリーザスの塔へ行くと書いてあった。

ポルクに手紙を見せて事情を説明し、リーザスの塔の入り口を開けてもらい中に入る。
最上階のリーザスの像の所まで登ると、待ち伏せしていたゼシカが現れる。
主人公達を兄を殺した盗賊と勘違いし呪文を放つゼシカ。そこで突然リーザスの像が光り声が聞こえてくる。
声は死んだ筈のサーベルトだった。サーベルトは自分を殺したのはその人達ではないと言い
リーザスの像の記憶に刻まれた、自分が殺された時の映像を見せる。
「悲しいなぁ…」と言いながらサーベルトを殺す道化師風の男、ドルマゲスの姿を。

役割を終えたサーベルトの声が消える。ゼシカは泣きながら、後で謝るから今は一人にしてくれと言う。
村に戻りポルク達がとっていてくれた宿に泊まる。
朝になってアルバート家にいると、ゼシカは母親と喧嘩の真っ最中。
家訓通り喪に服して家から出るな、出て行くなら一族とは認めないという母親と
仇を討つ方が大切だと言うゼシカ。結局ゼシカは出て行ってしまう。

《ポルトリンク〜船》
ゼシカを追い港町ポルトリンクへに来たところ、道化師風の男が海を歩いて隣の大陸へと渡ったという話を聞く。
間違いなくドルマゲスだ。しかし海に魔物が現れたため定期船は運航していないとか。
その魔物・オセアーノンを主人公達が倒すと突然態度が変わる。こいつもドルマゲスに操られていたらしい。
一度ポルトリンクへ戻ると、ゼシカが以前の事を謝り、仲間にならないかと誘ってくる。勿論OKする主人公。
そして再運航された定期船に乗って隣の大陸へと向かう。

船の中で、主人公とヤンガスとの関係を聞くゼシカ。ヤンガスが説明を始める。
山賊だったヤンガスは足を洗うため故郷を離れたが、まともな仕事もなく金も尽き、
再び山賊に戻ろうと主人公一行を襲うが失敗、谷底に落ちそうになった所を主人公に助けられた。
感激したヤンガスは以後主人公を兄貴と慕い、一緒に旅をしているのだと。
そうこうしている間に船着き場に付く。
206ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/03 22:33:16 ID:L/5sYv9e
《マイエラ修道院》
船着き場から少し歩いた所にあるマイエラ修道院へとやってきた一行。
奥に入ろうとするがよそ者は入れさせないと騒ぎになった所、二階の窓からマルチェロという男が現れ
イヤミを言いつつ場を収める。どうやらここの聖堂騎士団の団長らしい。

隣町のドニへ行き聞き込みをすると、かつてのこの町の領主の話が聞ける。
正妻との間に子が出来ないのでメイドに子供を産ませて跡継ぎにしようとしたが、
後に正妻との間に子供が生まれたのでメイドの子は母親ごと無一文で追い出され修道院に預けられた。
しかしその後領主も妻も病死してしまい、親も財産も失った正妻の子は同じ修道院に引き取られたとか。
正妻の子の名前はククール。今は聖堂騎士団に所属していると言う。

酒場に行くと、荒くれ相手にカードゲームをやっていたククールがイカサマだろうと因縁を付けられている場面に遭遇。
ヤンガスが止めに入るが結局乱闘となった隙にククールは主人公とゼシカを連れて店の外に出る。
ククールはイカサマがばれなくて助かったとお礼を言い、ゼシカに騎士団の指輪を渡して口説き始める。
指輪があれば修道院の奥に入れる、会いに来て欲しいと言い残しその場から去るククール。
ヤンガスと合流すると、ゼシカはあんなケーハク男に指輪貰ったって迷惑、返しに行くと言う。

修道院へ行って門番に指輪を見せて中に入る。
酒・女・ギャンブル、と素行の悪いククールは騎士団内部でだいぶ評判が悪いらしい。
地下牢に行くとククールがマルチェロに謹慎を言い渡されていた。
話の内容によるとどうやらマルチェロがドニで聞いたククールの異母兄らしいが、相当仲が悪いようだ。

修道院の様子を見ると、「悲しいなぁ…」が口癖の道化師が修道院長オディロの部屋へと向かったと言う。
オディロはお笑いが好きで、時々道化師を呼び寄せるらしい。
そこでククールと再会。ククールは院長の部屋から異常な気配がするが途中の橋を見張りが通してくれない、
裏道があるが自分は外に出られない事情がある(謹慎中)ので代わりに様子を見て来て欲しいと言う。
道化師=ドルマゲスの可能性が高い以上、引き受ける主人公達。
207ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/03 22:34:03 ID:L/5sYv9e
ククールに言われた通り旧修道院跡地へ行き、貰った指輪をはめると入り口が出現。
途中雑魚敵やメタルスライムや亡霊を倒しつつ、院長の部屋へと向かうと
寝ている院長の足元に浮かぶドルマゲスの姿が。近づくとドルマゲスは消えた。院長は無事だった。
そこへマルチェロ達騎士団が現れ、主人公達は捕まってしまう。

取調べを受ける主人公達。トロデまで捕まり魔物の仲間だと言われる。
そこに呼ばれたククール。マルチェロは主人公の荷物から取り出した指輪を見せ、
ククールにお前の指輪はどうしたと聞く。スリに取られたと言い訳するククール。
結局疑いは晴れず、マルチェロは明日拷問にかけると言い主人公達を牢屋に入れる。

牢屋にいると、ククールがこっそり助けに来てくれる。
ククール曰く、マルチェロに嫌われていて信用がない自分が庇った所で逆効果なのでさっきは庇わなかったが
院長の危機を救ってくれたのが主人公達だという事は分かるし、ゼシカを拷問にかけさせる訳にはいかないとか。
牢屋の奥の抜け道から外に出る一行。そこで修道院が火事になっているのを見る。
慌てて修道院に戻るククール。主人公達も後を追う。

ドルマゲスは院長室にもう一度来ていた。院長を守ろうとしてドルマゲスに壁に叩きつけられるマルチェロ。
それを助けようとして同じ目に遭うククール。
ドルマゲスはオディロ院長を殺し、空へと消えて行った。

院長の葬儀後マルチェロに呼ばれる主人公達。
マルチェロは主人公達を疑った事を謝り、院長の仇を討つために弟のククールを連れて行って欲しいと言う。
口実はともかく、実際はオディロ院長が亡くなった今ならククールを追い出せるという訳だ。
ククールもこんな所にはもう居たくないし院長には世話になったから、と主人公達に同行する事になる。
「君だけを守る騎士になる」などと言うククールとそれを適当に受け流すゼシカ。
とりあえず東のアスカンタ城へと向かう。
208ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/03 22:36:44 ID:L/5sYv9e
《アスカンタ城》
途中の民家でおばあさんに出会う。キラという孫娘がアスカンタ城で働いているが二年もの間帰ってこないらしい。

その側の教会に泊まった夜、トロデが外に出るとククールが居た。
何か言いたい事があれば話すと楽になるぞと言うトロデにククールが過去を語りだす。
幼い頃両親を無くし一人ぼっちで修道院に来た日、修道院で初めて出会った人(マルチェロ)が優しい声を掛けてくれたこと。
でも、自分が名乗った途端に態度が変わり「出て行け。この場所も私から奪うつもりか」と言われたこと。
その後もマルチェロは自分にだけ態度が冷たかったこと。
後に彼が自分の異母兄で、弟が産まれたせいで家を追い出され、弟を恨んでいるのを知ったこと。
「親父が死んでしまった今、あいつが恨む相手は弟のオレしかいない、仕方が無いさ。
今回の事は良いきっかけだった。お互いの為にも離れていた方が良い」
そんな事を言いながら夜が明ける。

アスカンタ城は重い雰囲気に包まれていた。
二年前に王妃が亡くなって以来王は塞ぎ込んでしまい国中が喪中状態、
王は昼間は部屋に引きこもり、夜は玉座の前で夜通し泣くのだと言う。
小間使いのキラが、祖母に聞いた願いの叶うおとぎ話を主人公にする。詳しい話は祖母が知っている筈だが
自分は城を離れられないので代わりに聞いてきて欲しいと。
またもやミーティア姫と同じ年頃&主君思いのキラの頼みを断れないトロデの命により
キラの祖母の家で詳しい話を聞く。願いの丘と呼ばれる場所に月夜の夜に行くと願いが叶うという伝説らしい。

願いの丘は廃墟のような窓枠と壁があるだけだった。
伝説通り夜を待つと、壁に映し出された窓枠の影が光り開きだす。
中は幻想的な空間になっていた。奥にはイシュマウリと名乗る謎の人物がおり
「主人公の靴に聞く」と言うと主人公が何も説明しないうちに事情を把握する。
彼曰く、物にもそれぞれの記憶が刻まれており、自分はそれを呼び起こす事が出来ると言う。

イシュマウリを連れてアスカンタ城に戻る。玉座の前で嘆く王の前で音楽を奏でるイシュマウリ。
すると広間が記憶していた王と王妃の幻影がその場に現れる。
「何故君はそんなに強いんだい?」と聞く王に答える王妃。
「私もかつては弱かった。でも母が強さを教えてくれた。母が亡くなった今でも
自分が強く生きていかなければ母は元からいなかったのと同じことになってしまう」と。
その言葉を聞いて、自分も強く生きようと誓う王。
王妃の幻影を見せてくれた主人公達をお礼にと宴会でもてなし、
何かあったらいつでも協力すると言ってくれる。
209ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/03 22:49:14 ID:L/5sYv9e
続きます。
めっさ長くなりそうな予感…
210名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/04 00:03:45 ID:+iFtC1Dd
うむ。素晴らしい
211名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/04 01:44:05 ID:WDpt9aiF
ドラクエ乙。
もしかしてマグナ投下してくれた人?
すっげー読みやすくまとまってるのが似てるとオモタから。
違かったらスマソ。マイペースで頑張って下さい。
212名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/04 07:27:36 ID:a/vn7L63
適当にはしょるべし
213DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/04 08:46:12 ID:MdMTNzhf
第7章 秘密

1週間、緋瓦さんから特訓を受けて、自分でDTを制御したり、
技を使ったりできるようになった。
でも、この訓練の秘密めいたふいんきに、後ろめたさを感じたりもした。
日曜日の夕方。

遥子に、借りていた英語のノートを返しに行くことになった。
遥子の家までは、歩いて20分くらい。中間地点の川原で待ち合わせた。

由佳「遥子、ありがとー。
遥子「いいのよ。役に立った?
由佳「うん、授業の半分は寝てたみたい。・・・で。で。で。
お礼なんだけどね、今、人に勉強見てもらってんだよ。
遥子「家庭教師?
由佳「・・・まあ、ちょと違うけど。その人うちの卒業生でさ、
過去の試験をもらっちゃったの。坂上の日本史なんだけど。
遥子「うそ!見して見して。・・・え、何この人。え?100点じゃん。
由佳「そうなのよ。あ、このこと秘密ね。
遥子「うん、わかった。

近くのコンビニに行って、コピーした。

由佳「遥子は勉強、どう?
遥子「結構いい感じかな。
由佳「今度こそ1位いけそう?
遥子「・・・ちょと、それって、
由佳「ごめん・・・。そういう意味じゃないの。
遥子「うん。わかってる。先生と話して、今回はその話無しにしたの。
私だってあゆみちゃんのこと・・・
由佳「わかってるって。そうだ、あゆみちゃんと言えば。
遥子「何?
由佳「拓馬君、付き合ってたらしいよ。
遥子「うそ。まじで?あ、でもそういえば・・・
由佳「でしょ。でしょ。
遥子「でもそれ、千尋ちゃん、立場ないじゃん。
由佳「うん、まあねえ。私としては必ずしも・・・

噂をすれば、なんとやら。店内に拓馬君がいた。と思ったが、人違いだった。
そもそも女の子で、高校生ぐらいだった。

遥子「・・・どうした?
由佳「いや、人違い。
214DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/04 08:46:56 ID:MdMTNzhf
姿は全く似てないのに、拓馬君のような印象を受けた。なぜだろう?
そうだ。
昨日の朝、教室で拓馬君と会った印象が、この人を見てフラッシュバックしたのだ。
でも、なぜだろう。この2人の共通点って何だろう。

遥子「変だよ、あめいっち。
由佳「変だよね。なんで人違いしたのかな。

背格好は・・・違う。周囲の人や物の位置関係・・・違う。
会話の流れや台詞・・・違う。温度、湿度、匂い・・・どれも違う。
いや、わかった。・・・DTだ。

由佳「遥子、ごめん。用があったの思い出した。

言い訳にならないことを言って遥子と別れ、さっきの女の子を追いかけた。
川の方へ向かっている。気付かれないように、尾行。
しかし一度川端に出られると、隠れるところが無くなってしまった。
仕方ない。建物の陰から見ていると、女の子は駐車場の車に入った。
突如、目の前に女の人が現れた。

女「ちょっと、あんたたち。私の連れになんか用?
ちょろちょろ付け回してんじゃないわよ。

「あんたたち」って、複数形だ。つまり、遥子がついて来てるんだ!
状況からして、この女は多分マスターだろう。
自分一人なら逃げられるとしても、遥子がいるとちょっと難しい。
ここは適当にごまかして退散した方が良さそうだ。

由佳「ご、ごめんなさい。友達に似てたもんで、つい・・・

平凡な答えをしたつもりだったけど、実は最悪の選択をしていたらしい。

女「・・・そう、あんたあの子の友達なの。
だったら、生きて帰すわけにはいかないわね。

女は素早く手首をひるがえした。DTだ。ナイフが出る。
そう思った私は、つい反射的にカウンターDTを撃っていた。
特訓の成果が出てしまったのだ。
女はびっくりして、自分の手と私の顔を見比べた。

女「デナイアル!あんた、マスター!?

ばればれだ。呪うべき私の軽率さ。ばか。
女は羽織っていたブラウスを脱ぎ捨てた。下には水着だかコスプレだか、
変なブラをしている。その行為に何の意味があるのか
一瞬疑問に思ったけど、すぐ納得した。
白い、大きな白鳥の羽が背中から出て来たのだ。
女はそれを羽ばたいて、空中に舞い上がった。夕にに映えて、きれいだ。
なんかのビデオクリップみたい。
いや、見とれてる場合じゃなかった。私は殺されそうな状況なのだ。

戦闘開始
215DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/04 08:48:22 ID:MdMTNzhf
戦闘終了

女「どうしたの?とどめを刺しなさいよ。
由佳「でも・・・その、友達待たせてるし、

我ながら変な理由だ。女は笑おうとしてむせた。

女「変なやつ。そんなんじゃ生き残れないよ。
由佳「・・・
女「わかった。私はルチア。今日のことは、借りにしとくよ。
いつか返しに行くからね。
由佳「私は、飴井由佳です。

さっきの高校生風の女の子が物陰から出て来て、ルチアを助け起こす。
私も遥子を探した。

由佳「・・・
遥子「・・・あなた、何?
由佳「何って、その・・・

遥子の手がおそるおそる伸びて、私の襟元に触れた。
遥子の動悸や不安が、指から出て、私の肩に染み込んでいく感じ。

遥子「飴井、由佳・・・。
由佳「うん。
遥子「私の、あめいっち・・・
由佳「うん。・・・ごめんね、遥子。

遥子は許してくれた。私たちは抱き合ったまま、いつまでもそこに立っていた。

遥子「いいの。椎名先生のこと、あなたは許してくれたもん。
由佳「私もう、人間じゃないかもしれない。
遥子「いいの。あめいっちはあめいっちだし。ずっといっしょって、約束したじゃない。
由佳「うん。ありがとう、遥子。

良かった。遥子に理解してもらえて。やっぱり私、秘密にしたままじゃ
実力が出ないタイプなのだ。
みんなにも知ってもらって、今後ともよろしくって言おう。
早くその日が来てほしいと思った。

第7章 終 づづく
216名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/04 13:27:21 ID:tMoUR7iK
ドラクエ乙
DT乙

どちらもすばらすぃ
217ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/05 01:09:10 ID:skp5y3pF
《パルミド》
アスカンタ城では結局ドルマゲスの情報は得られなかった。
宴会後街の外に出ると、いつものように外で待っていたトロデ王(街の中に入るとまた騒がれるため)が
お前らばっかり美味い物食って…といじけていた。
そこでヤンガスが自分の故郷の町・パルミドへ行こうと提案する。
その町はトロデ王のように変わった外見でも迫害される事はないし、腕利きの情報屋がいるから
ドルマゲスの情報も得られるかもしれないと言う。

早速パルミドに着いた主人公一行。
パルミドは犯罪者やなんらかの事情で他の街に居られなくなった人間が集まって出来た街なので
見た目を気にする者も、他人の事情に首を突っ込みたがる者も居ないと言う。
確かに街中を歩いてもトロデ王は何も言われない。王は喜び、久しぶりに酒を飲みに酒場に行くと言う。
その間に主人公達は情報屋の所へ行くが留守。トロデ王のいる酒場に戻ると外で物音と馬の声が。
外に出ると馬車と馬(ミーティア姫)が消えている。慌てるトロデ。
ヤンガス曰く、この街は他人の事情には興味が無いが、他人の持ち物には非常に興味がある連中が多いと。
つまり盗まれてしまった訳だ。
馬車を盗んだ男を捕まえると既に売却済。売ったという闇商人の店へと行くと
女盗賊のゲルダに売ってしまったと言う。どうやら彼女はヤンガスの知り合いらしい。

ゲルダの家に行き、ヤンガスが馬を返してくれるよう頼むが、いくら金を積まれても売る気は無いと言う。
そこを何とか頼み込むと、北の洞窟にあるビーナスの涙という宝石を取ってきたら考えてもいいと言われる。
昔、ヤンガスはビーナスの涙を取って来るとゲルダに約束したが果たせなかったらしい。
洞窟に行き、ビーナスの涙を取って帰ってくると、「考えてもいいと言っただけ、考えてみたがやっぱり止めた」と言われる。
自分だけの問題ならともかくそれは仲間の持ち物だから、と土下座までして頼むヤンガス。
するとゲルダは驚き、馬を返してくれると言う。
外に出るとゲルダの部下によって馬は既に準備されていた。ゲルダはかつて約束を破ったヤンガスに
少し意地悪をしただけで最初から返す気だったようだ。
218ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/05 01:10:16 ID:skp5y3pF
《船入手》
パルミドに戻り情報屋に行くと今度はいた。ドルマゲスは海を歩いて渡り西の大陸へ向かったらしい。
しかし西への定期船は無いため自分で船を持っていないと行けない。
そこで情報屋はポルトリンクの西に捨てられた古代の船がある事を教えてくれる。
その船を何とかして海に運べば西の大陸に行けるかもしれない。

船の場所に行くとそこは海から離れた岩山の中。どうやって海に運べば良いのか?
考えているとトロデ王が「トロデーン城の図書館の資料を調べれば分かるかもしれない」と言う。
トロデーン城へ戻り図書室に行くが、船がある岩山の辺りは以前海だった、という事が分かっただけだった。
困る主人公達だったが、夜になった時、図書室の窓枠が壁に映り、希望の丘と同じ空間への扉がまた開かれた。

再び出会ったイシュマウリは、岩山が記憶している海の記憶を呼び起こせば船を海へと運べるが
その為には月影のハープがいる。月影のハープは今まで通ってきた道のどこかにあるはずだと言う。
情報収集するとアスカンタ城に月影のハープがある事が分かる。
王妃の件で主人公に恩を感じている王はハープを快く譲ってくれると言うが、宝物庫に行くと既に盗まれた後だった。

犯人を追いかけアジトらしき所に来た主人公一行。そこはいたずらモグラ達の巣だった。
奥に居たボスのドン・モグーラは歌が好きだがジャイ○ン並みの音痴。
歌攻撃に悩まされつつも倒して月影のハープを取り戻し、再びトロデーン城からイシュマウリの元へ。

船の所へやってきたイシュマウリと主人公一行。ハープを奏でるイシュマウリ。
しかしこれでも力が足りないと言う。すると突然ミーティアがいななき始める。
イシュマウリは高貴な姫君の歌こそこの大仕事に相応しい楽器だと言い一緒に演奏し始める。
周囲に海の記憶が蘇り、水位が上がって船が浮き、海(本物)の方へと動き出す。
無事船を海へと運び終えた時イシュマウリの姿は消えた。
219ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/05 01:11:53 ID:skp5y3pF
《船旅》*これらのイベントは飛ばして直接ベルガラックへも行けますが一応
船入手地点の側にあるメダル王女の城で王女にメダルの収集を頼まれる。
ここでドルマゲスが西の大陸のベルガラックという街に行ったという情報を得る。

途中で聖地ゴルドに寄る。世界の中心で巨大な女神像が祭られている場所だ。
ククール曰く「女神様は権力者と金持ちしか救済しない。庶民は中に入ることも出来ない」らしい。実際追い返される。
ここでマルチェロとニノ大司教に会う。新たにマイエラ修道院長となったマルチェロは報告の為に各地を旅しているようだ。
ククールに相変わらずのイヤミを言い去るマルチェロ。
盗み聞きした会話によるとマルチェロはニノ大司教に出世の為の賄賂を渡しているらしい。

ザヴェッラ大聖堂にも行く。法皇が住む場所で、マイエラ、ゴルドと並ぶ三大巡礼地。
法皇は空に浮かんだ館に住んでおり、やはり入れない。
ここでもマルチェロに会う。またククールにイヤミを言い去るマルチェロ。
周囲の兵士が「卑しい身分出身の癖に出世しやがって」「どうせ賄賂だろ」というような噂話をしているのを聞く。
教会内部は厳格な身分社会であり、貴族出身ではないマルチェロの出世は異例のようだ。

《ベルガラック》
西の大陸に上陸。巨大なカジノがある街ベルガラックに着く。しかしカジノは休業中。
オーナーのギャリングが数日前に強盗に襲われて以来、カジノを閉めて屋敷から出てこないと言う。
情報収集していると、バーのマスターと屋敷の人間がこっそり話している所に出くわす。
どうやらギャリングは強盗に殺されたらしい。マスターに詳しい話を聞くと、ギャリングには子供がおらず
二人の養子、フォーグとユッケはどちらが跡を継ぐかで揉めており、ギャリングが既に死んでいる事を隠したまま
ギャリングを殺した強盗を追う刺客を放った事を聞く。刺客は北の島にある遺跡に向かったとか。
その強盗=おそらくドルマゲスを追い、北の島に向かう。

北の島には闇の遺跡があった。中に入ろうとするも入り口の結界が行く手を阻む。
そこにいたギャリング家の刺客の話によると、サザンビークの国宝である魔法の鏡があれば
この結界を破れると言う。早速サザンビークへ向かう。
220ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/05 01:12:45 ID:skp5y3pF
《ふしぎな泉》
ベルガラックからサザンビークへの道中、商人たちのテントで西の森に住む老人の話を聞く。
西の森へと行くと、一軒の民家にスライム達が。
老人と一緒に住んでいるらしい。聞くと老人は更に西の泉に居ると言う。
泉へ行くと老人がおり、ミーティアを姫だと見破る。目が見えない老人は心の姿を見ているのだと言う。
この泉は呪いを解く力があるから飲んでみると良いという老人。
泉の水を飲んだミーティアは元の姿に戻るが、すぐに馬に戻ってしまう。呪いが強力過ぎて完全には解けないようだ。
それでも喜ぶミーティア。主人公と話がしたいから時々この泉に来て欲しいと言う。

《サザンビーク》
サザンビーク城に着く一行。ここはトロデーンの友好国で、王子チャゴスはミーティア姫の許婚らしい。
何でも両国の王の祖父母の代に果たせなかった結婚の夢を子供に託したが、子供は男ばかりだったので結婚できず
孫に王子と姫が産まれてようやく実現する事になったという。
自分が国王に言えば鏡を貰えるかもしれないが、トロデーンの惨状はサザンビークにはまだ知られていないし
今の自分と姫の姿を見せたら結婚話が台無しになると言うトロデ。
仕方なく主人公達だけで国王に頼みに行く。

国王に頼むと王子チャゴスの手助けをして欲しいと言う。
王子は王家の谷に行きアルゴリザードというトカゲの魔物を倒すという王位継承の儀式を嫌がり逃げ回っているらしい。
本来は一人でやらなければいけない儀式だが、主人公一行にこっそり王子の護衛に付いて欲しい、
そうすれば魔法の鏡をやるという王。

チャゴスはヘタレな上我侭で傲慢というどうしようもない奴だった。
試練を嫌がり部屋に閉じ篭っていたので、上の部屋から嫌いなトカゲを落として部屋から出す。
王の前に連れてこられるもトカゲは大嫌いだからと嫌がるチャゴス。
そこで王は王位継承しなければ婚約者のミーティア姫と結婚出来ない、
ミーティア姫はそこにいるゼシカのようなぼんきゅっぼーんな女性という噂だが、と言う。
なら王位継承儀式を受けても良いと言い出すチャゴス。ゼシカ曰く「私をダシにしないでよね」
221ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/05 01:14:38 ID:skp5y3pF
チャゴスを馬車に隠し、王家の谷にやって来た一行。
チャゴスはアルゴリザードとの戦闘では一太刀だけ浴びせたあとあっさり逃走。
主人公達が倒し、倒した証であるアルゴンハートという石を手に入れるも、チャゴスはもっと大きな石が良い、
アルゴンハートの大きさはアルゴリザードの大きさに比例するので、
より大きなアルゴンハートを持ち帰る=より大きなアルゴリザードを倒した、という事になるからと言う。
何匹かアルゴリザードを倒すが王子は納得しない。そのまま王家の谷で夜を明かす。

朝になるとチャゴスがミーティアに乗ろうとして騒ぎを起こしていた。
嫌がり振り落とそうとするミーティアにチャゴスはムチを使おうとする。
ムチで打つなら自分を打てとまで言うトロデ王。そこにヤンガスがやってきて
「巨大なアルゴリザードを見た」と言うので一旦納まる。
その巨大なアルゴリザード=アルゴングレートを倒して得た大きなアルゴンハートを見て王子もようやく納得する。

城に戻ると恒例のバザーが始まっていた。王子はバザーを見てから帰ると言う。
そこには手に入れたものより更に大きなアルゴンハートを売る商人がおり、王子はこっちの方が大きいからと
買い取ってしまう。落胆する主人公達。
それを城の窓から双眼鏡で国王が見ていた。

王子は買い取ったアルゴンハートを自分が取ってきたものだと偽り王に報告。
王はその場では何も言わず、こっそり主人公達に事情を聞き、後でチャゴスを叱ってやるつもりだ、
鏡は約束通り渡すと言う。
釈然としないまま鏡を貰う主人公達。しかし鏡の魔力は失われていた。
城の人によると以前来た盗賊(おそらくドルマゲス)が魔力だけ奪っていったのかもしれない、
鏡については以前この城の宮廷魔術師だったが引退した老人が詳しく知っていると言う。
どうやらあのふしぎな泉の側に住む老人の事らしい。

宿に泊まると夢の中にミーティアが現れる。
婚約者のチャゴス王子はあのままでは…結婚したら変わってくれれば良いのだけれど、というような事を不安そうに言う。
222ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/05 01:17:07 ID:skp5y3pF
《闇の遺跡》
老人の元へ行き鏡について聞くと、強い光を放つ魔法を受ければ元の魔力が戻るらしい。
その魔法は海竜という魔物が使うと言うので、言われた場所に行き海竜の魔法を受け、鏡を復活させる。
鏡の力で闇の遺跡の結界を破り、中へと入る。

中に居たたましい達の話によると、ここは暗黒神ラプソーンの神殿らしい。
壁画にはラプソーンと神鳥レティスの戦いの姿が。ラプソーンはレティスと戦って負け、封印されたらしい。
最奥にドルマゲスがいた。三体に分裂し襲ってくるドルマゲス。
全員倒すとドルマゲスは杖の力で主人公達に呪いをかけようとする。しかし主人公が呪いを防ぐ。
呪いが効かない事に戸惑うドルマゲスだったが、真の姿へと変身して再度襲ってくる。

それを倒すとドルマゲスは消え、杖だけが残った。拾うゼシカ。
しかしトロデ王と姫の姿は元に戻らない。
とりあえず一旦サザンビークに戻り宿を取る主人公一行。




ドルマゲス編終了。まだ続きます。

>>211
違います<マグナカルタの方

>>212
クリアと関係ないイベントの大半ははしょってます。仲間コマンド会話も(きりがない、つーか覚えてない)
これで折り返し位です。
223ACE5:05/01/05 19:26:18 ID:bLzr2kUy
明日から張り再開しはじめます
224DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/05 19:43:19 ID:zl2YUWSO
第8章 プール

あゆみちゃんは、卒業式の「解禁日」以来、
何人もの上級生に言い寄られ、そのたびに断り続けた。
そこへ本命、相楽さん出馬の噂。
世間体を気にする子だったし、今回はむげには断れないと思ったんだろう。
幼なじみに緊急避難した。
相手は榊拓馬、頼まれたらOKな正確だ。
困ってるあゆみちゃんに泣きつかれたら、放っとけるわけがない。
以上が、私の推測した筋書きによれば、あの2人は好きで付き合ってたんじゃない。
千尋ちゃんにも勝算はある。それに、拓馬君にとっても、
死んだあゆみちゃんにいつまでもしばられるのはどうかと思う。
雄太も同じことを考えていた。

雄太「よう、拓馬。夏といえば、プールだよな。
拓馬「・・・海じゃねーか?普通。
由佳「私、スイカ。
松葉「マックシェイク半額。
雄太「な、なんだよぅ、おまえら。せっかくただ券ゲットしたのに。
由佳「それを先に言いなよ。ただ券?割引じゃなくて?
雄太「おう、ナントカ優待券。5名様までご招待だぜ!

その時は調査も目的だったけど、拓馬君がマスターなのか、ユニットなのか、
それとも私が勘違いしてたのか、結局わからずじまいだった。
放射DTは全く検出できない。
もし拓馬君がマスターだったとしたら?結構はまってる。強そうだ。
でも、どこかの組織に属してたら、緋瓦さんと敵になるかもしれない。
そしたら、私はどっちに味方するんだろう?
・・・困った。どうしよう。
とりあえず、緋瓦さんには当分黙っていよう。
少なくとも、拓馬君の正体がわかるまで。
もし拓馬君がユニットだったとしたら?本物の拓馬君はどこ行ったんだろう?
あゆみちゃんと一緒に死んだとか。有り得る。
で、今は誰かマスターに使われてるわけだ。何人もいたら・・・ちょい不気味。
でも、データがあるなら私もほしいかも。そしたらどう使おう。
・・・いけない想像してしまった。おわびに、みんなにも1人ずつあげようか。
いや、そういうもんだいじゃない。試験中だ。勉強だ、勉強。
225DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/05 19:44:12 ID:zl2YUWSO
で、6日後、プール当日。
雄太の提案した作戦で、拓馬君と千尋ちゃんを二人きりにして、
私らは隠れてしばらく観察することにした。
遅れるってウソの電話して、先に現地に入る。
でも松葉君は本当に遅れた。間違えて八景島に行ったらしい。あほだ。
雄太と合流して、待ち合わせ場所を監視する。
2人はすぐやって来た。

雄太「あ、やべえ。こっち来るぞ。
由佳「一旦逃げよう。

意外にも、二人は遊園地の方に入って行った。
私らも時間をおいて、追いかける。結構面白くなってきた。テレビの番組みたいだ。
さて、私にとって、問題は拓馬君の正体だ。今のうちに調べ方を考えとこう。
私がDTを出して、どう反応するか見るとか。あるいは、キカを使ってみようか。
マスター以外に使ったら、どうなるのかな?
試しに雄太にキカを使ってみた。・・・該当なし。

雄太「おい、あめいっち。
由佳「な、なによ。脅かさないでよ。
雄太「見ろよ、あそこ。

向こうのベンチに、千尋ちゃんが一人で座っていた。

由佳「拓馬君は・・・なんか買いに行ったとか?
雄太「そんなとこだろう。

背後から接近し、植え込みの裏に隠れる。
ここからなら会話を聞けなくもない。ベストポジションだ。
誰かこっちに来る。私らの行動を不審に思った警備員てとこか。
違う。その男は外人。黒人だ。遊園地に外人の警備員はない。
でも、いかつさも、装備も警備員風で、
むしろ特殊部隊みたいな印象もある。
男は、真っ直ぐ私らの方に来て、わからない英語で話し掛けてきた。

雄太「よ、よお、ブラザー。ワッチャプロブレン。
由佳「や、やめてよ。わかってしゃべってんの?

当然だけど、会話は続かなかった。
男は英語でひとしきりしゃべった後、深呼吸を始めた。
右手に息を吹きかけている。空気中に、DTが漂っているのがわかる!
さっきキカを使ったのが検出されたのか?
何か戦闘しないですむ方法は?せめて言葉でも通じたら・・・

雄太「こいつ、喧嘩売ってんじゃねえの?
由佳「うん、っていうか、殺しに来てると思う・・・。

2人の安全を選ぶなら、戦うしかないだろう。
拓馬君の正体を暴くはずが、先に自分の正体がばれそうなふいんき。

由佳「雄太、千尋ちゃん連れて逃げるのよ。
雄太「いいけど、おまえは?
由佳「あたしの心配はいいから。早く!

戦闘開始
226DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/05 19:45:09 ID:zl2YUWSO
戦闘終了

隠れていた雄太と千尋ちゃん、それに拓馬君も出てきた。

由佳「あんた最低じゃない?千尋ちゃんほっぽりだしてどこ行ってたの?
拓馬「な、なにを。人前でどんぱちやる方がよっぽどあれなんじゃねえかのか?
雄太「スゲエ!超スゲエよ。スゴ過ぎるよ。
千尋「何よ今の、誰か私にわかるように説明してよ。
雄太「スゲエとしか、言いようがねえよ。

さすがにその日はもうプールのふいんきじゃなくて、
学校の近くのファミレスまで行って、遅くまで4人で話した。
拓馬君の正体もわかったし、淡島博士ってのも、緋瓦さんから聞いた人だ。
敵じゃなさそうで、良かった。あゆみちゃんの話も教えてくれた。
拓馬君、淡島博士が敵と戦ってるとき、巻き込まれて死んだんだそうだ。

雄太「で、みんな怖くて聞き出せないこと、俺が勇気を出して聞くけどさ、
・・・その、あゆみさんとは?
拓馬「付き合ってたかってこと?
雄太「おう。
拓馬「土曜日の夕方に付き合ってくれって言われて、OKして、
日曜日の昼に、死んだ。1日だし、クーリングオフ期間ってやつ?
雄太「・・・
由佳「・・・笑えないんですけど。
拓馬「じゃあ、保障期間内は、新品と交換とか?
由佳「・・・
千尋「・・・もういいよ。拓馬君。
拓馬「もういいって、何が?
千尋「うん、だから、もういいの。

なんだかんだ言ってあゆみちゃんのこと、相当好きだったみたいだ。
自分が死なせた感も、ダメージ要素だろう。
拓馬君はその後も自虐ネタを連発して、そのたびに千尋ちゃんは
泣き出しそうな顔をしていた。

その日はもう遅かったので、みんなと別れて帰った。
私だけ家が遠くて、電車で帰るのだ。
電車の中で、今後の作戦について考えた。
今日の感じだと、今の拓馬君は、とても千尋ちゃんどころじゃない状態だ。
多分、誰か相談相手してあげるべきだろう。でも、誰かって誰だ?
とりあえず私じゃないだろうし、さっきは突き放した態度とっといたけど。
雄太とか千尋ちゃんとかじゃないし、内田とか川口君あたりも、いまいちだし。
・・・こうやって考えてみると、拓馬君にあゆみちゃんていうのは
いい線いってたんだという気がしてきた。
あの子さえ生きてれば解決してた気がする。
あるいは、死ぬ前に一度戻ってきて拓馬君を解放していってほしかった。
拓馬君だけじゃない。私も、みんなも、あゆみちゃんに縛られてる気がする。
死んでも存在感十分ってのはさすがだ。アイドル視されるだけのことはある。
まあ、そんなことを考えていた。
駅で乗り換えるとき、階段を下りたあたりで誰かに声をかけられた。

あゆみ「あら、由佳じゃない。ぐうぜーん。
由佳「う、うそ!あゆみちゃん?

第8章 終 つづく
227名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/05 21:41:35 ID:l8Jzb5U5
ドラクエ8、DT、ワンダープロジェクトJ2の職人さんたち乙でした。
分かりやすくまとめてくださってありがとう。
ドラクエすごくよくまとまってますね。
DTは始めよくわかんなかったけど、最近おもしろくなってきた。
あめいっち萌え
続きが楽しみです。
228名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/06 01:26:08 ID:UKqQQY7d
>>65
「罪と罰 〜地球(ほし)の継承者〜」予約します。
229ACE5 封印1/2:05/01/06 18:51:38 ID:OVwv4JEc
封印 CLOSURE
2010/12/12
「戦術核兵器を封印」
偵察映像の分析から戦術核兵器の存在が判明。
ラーズグリーズ部隊は鉱山施設を破壊、戦術核兵器の地中への封印に成功。
オーシア軍とユークトバニア軍への搬出数は不明。

前日の偵察行動により、ケストレル艦隊はユークトバニアとベルカが共に鉱山から
15年前生き埋めになった「戦略核弾頭」を発掘している証拠を手に入れることが出来た。

救出された大統領、ベルカの暗躍、戦争が終わるのは後もう少しだった…。

ベルカの核を封印すべく、ラーズグリーズは鉱山を完全に使用不可能にするために
再び北ベルカの鉱山地帯へと出撃した。
「隊長、今度はレーダーを気にしなくていいから楽ですね」グリムがブレイズに言う
「ブレイズ、グリム、油断しないで」ナガセはグリムとブレイズに注意を与えつつブレイズの横を飛ぶ
鉱山地帯ではすでに警戒態勢が取られていた、昨日の奴が今度は攻撃に来たということは簡単に
理解できたであろう。
230ACE5 封印2/2:05/01/06 18:56:35 ID:OVwv4JEc
「この山、写真で見たよりもずっと薄気味悪い…」グリムが吐きもらす
「ベルカは15年間もここに核を…」
「核のことは考えただけでも恐ろしいんです…、自分の想像を超えている…」
「15年前自らの町を焼いた核にいまだに固執し続ける彼らの感覚は俺の理解を超えている」
スノーの言っていることは誰もが理解できた、自らを焼いた炎にいまだにすがりつく彼ら…
15年前彼らに鉄槌を下したユークとオーシアを焼きはらわんとする彼らの憎しみ…

「核弾頭はどうなってる!?」下ではベルカの部隊が核の無事を確認していた
「大丈夫だ、グラーバクの連中がすでに持ち出した」
そう、発掘された分の核弾頭はすでにグラーバクがユークトバニアへと輸出していた…
それに気がついた親父さんはブレイズにこう言う。
「すでに、遅かったか…、しかし、その坑道だけは封印してしまおう」
「上の岩盤を破壊して崩落させればいい、二度と核を発掘できないようにするんだ」

その命令を聞いたラーズグリーズはすぐさま鉱山の崩落作業に取り掛かる、ベルカもこれには黙っていなかった
彼らはすぐさま数機の戦闘機をよこしてこれを阻止しようとするが、すでに歴戦の英雄というに
ふさわしいラーズグリーズにはそれも無力だった。

数回にわたる攻撃により、岩盤は崩壊し、核弾頭をその腹に蓄えた鉱山は崩落した…
北ベルカの核弾頭はこの攻撃により、発掘不可能となった。
すぐさまケストレルへと帰還するラーズグリーズ、彼らにはユークの核を止めなくてはならない
任務があった。
231ACE5 ラーズグリーズの亡霊1/4:05/01/06 19:12:24 ID:OVwv4JEc
ラーズグリーズの亡霊 GHOSTS OF RAZGRIZ
2010/12/16
「レジスタンスが核兵器を解体」
ベルカ公国からユークトバニア軍に搬出された戦術核兵器をレジスタンスが奪取。
ユークトバニア北部峡谷地帯のアジトで解体に成功。
ラーズグリーズ部隊は峡谷においてオヴニル戦闘機隊(ベルカ公国アグレッサー部隊)と交戦。

ケストレルに入った秘密通信、それはブレイズたちに当てられているようだった
「誰がこんなことを?」ナガセが疑問を口にしつつ、彼らは通信の内容を読み取る
そこには、ユークトバニアの反政府レジスタンスがユーク軍から核弾頭を奪取したということがあらわされていた。

この情報を元にラーズグリーズは真偽を確かめるべく、ユーク北部へと出撃する。

渓谷地帯、高度1000フィート以上はミサイル防衛網により飛行できなかった、そのため
渓谷の間を縫って飛ぶ彼ら、そのとき通信が入る
「飛行機?よかった!本当に来てくれたんだ!あの人のいったとおりだ!」
通信の向こう側の青年は歓喜の声で話す。
ブレイズたちは彼がアリョーシャというコードネームのレジスタンスメンバーであること、
ユークでは軍事政府と化した政府に反抗する学生や知識人がレジスタンス運動を行っていること、
核弾頭を本当に奪取したこと、をつげた。
232ACE5 ラーズグリーズの亡霊2/4:05/01/06 19:14:44 ID:OVwv4JEc
だがナガセには疑問があった、「あの人」とは誰か、秘密通信の内容もまるで自分達を知っているかのような
内容だったからだ。

しかし、その疑問を解決する暇もなく、ユーク軍のヘリ部隊が渓谷内に展開する。
「核弾頭の解体作業は首都工科大学の物理学の院生達が行います、それまで僕達を守ってください!」
アリョーシャからの頼みを聞くとラーズグリーズはいっせいに渓谷内に散らばった。
「解体作業を経験したことは?」ナガセが院生に聞く
「ふふっ、僕達が作ったことのある爆弾なんて、火炎瓶が関の山ですよ」
「理論展開だけなら完璧なんだけどね」
彼らは自虐的な冗談を言いながらこれに返答する。
ラーズグリーズの面々は少々心配な様子を見せるが、ヘリを落とすことに集中する。

放射線測定器がガーガー鳴り響いてるのが通信からも理解できた…
「多少の被爆は覚悟のうえだ…」院生の勇ましい声と共に解体は進んでいた。

途中、通電により起爆装置が作動しかけたり、落としそこなうというアクシデントが起こり
そのたびにスノーが寿命を縮めるが、解体は順調に進んでいた。
それと同時にレジスタンスのアジトである渓谷内の坑道施設にユーク軍が侵攻し
レジスタンスたちとの戦闘が行われていた、が、ヘリ部隊があらかた掃除されてしまったため
レジスタンスが優位な状態であった。
233ACE5 ラーズグリーズの亡霊3/4:05/01/06 19:17:06 ID:OVwv4JEc
「オヴニルが増援に来る!」
ユークの通信ではオヴニルという部隊が増援に来るということを話していた。

オヴニル…、ユークトバニアのアグレッサー部隊である彼らは渓谷を恐ろしいスピードで飛行していた
「連中はラーズグリーズだといっている」隊員の一人が言う
「空戦で確かめるぞ…」隊長と思われる男がそういうと、オヴニルは展開し
ラーズグリーズへと向かってきた。
「貴様らはラーズグリーズか?」オヴニルの隊長と思わしき男がそう通信に割り込んで来る
これに答えるブレイズ、彼らは即座にこう言った
「ここを死神の墓場とする…」

彼らの飛行技術は本物であり、ラーズグリーズに匹敵するものであった
4機のオヴニルは2機編隊を組み一機を狙ってくる、この戦法に渓谷内部を散り散りになった
ラーズグリーズは苦しんでいた…。

迫り来るSu-35、長時間にわたるドッグファイトの末、空に残っていたのはブレイズたちだった。
しかし、オヴニルのメンバーは全員ベイルアウトし、誰一人として死んでいなかったのである。
234ACE5 ラーズグリーズの亡霊4/4:05/01/06 19:19:46 ID:OVwv4JEc
撤退するユーク軍、激しい戦闘を終えたラーズグリーズの面々に、解体が終了したと
伝えるアリョーシャ、それと同時に彼はナガセにメッセージを伝える。

「僕達にあなた方のことを教えてくれた人の名前はわかりません、ですが伝言を預かっています」
「それを聞けば誰だかわかるはずだと…」
「伝言?教えて!」
「『ブービー、いい隊長振りだってきくじゃねぇか』だそうです」
「誰だか…わかりましたか?」
「………えぇ!ありがとう…」
懐かしき彼の生存を確認した旧ウォードックのメンバーは喜びをかみしめ、その場を後にした。
235名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/06 23:40:30 ID:wlmESeIP
ACE5のひと乙。
サモンナイトのカルマED予約します。
あと、エリーのアトリエとマリーのアトリエをリクエストします。
236名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/06 23:46:30 ID:YAFYy5pQ
同じくACE5の人乙!
サモンナイトって>>1のまとめサイトにありませんでしたっけ?
エリーのアトリエとマリーのアトリエは、私からもぜひお願いします。
237ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/06 23:53:17 ID:xdTEpMu0
《リブルアーチ》
朝起きるとゼシカが居ない。宿の人の話によると早朝に一人で出て行ったらしい。
ゼシカに杖を預けたままだと言うトロデ。
その後泊まるとまた夢の中にミーティアが。何故元に戻れないのか、ゼシカも居なくなってしまったし…と言う。

ゼシカは北へ向かったと言うので追いかけて北の石工の町・リブルアーチに着くと騒ぎの最中。
杖に意識を乗っ取られたゼシカがこの街に住む大呪術師ハワードを襲っていたのだ。
主人公達が駆けつけると、相手にするのは分が悪いと言ってゼシカは去る。

ハワードは、あの杖使い女に対抗する結界を作るにはクラン・スピネルという宝石が必要だ、
その宝石はクランバートル家のライドンが持っているから取って来いと言う。
ゼシカを助ける為にハワードの言う通りにする主人公一行。
ハワードの使用人のチェルスという男にも会う。旅の途中、この街で行き倒れていた所を
ハワードに助けて貰い使用人として働いているとか。

クランバートル家に行くとライドンは不在。北の塔に居るという。
北の塔に行きライドンに会うと、クラン・スピネルは大昔に先祖が自分が作った像に埋め込んだ、
その先祖は女性で、名前はリーザスだと言う。と言う事は…?
リーザスの塔の最上階へと行き、リーザス像の前に来ると確かに両目に宝石が埋め込んである。
すると突然リーザス像にリーザスの魂が宿り語り始める。

リーザスは暗黒神ラプソーンの封印に関わった七賢者の一人の家系だったが、
アルバート家に嫁いだ為賢者の血はアルバート家に受け継がれた。
後継者のサーベルトが亡くなった今賢者の血は途切れてしまったが、
ゼシカも自分の子孫である事には変わりはない、ゼシカをよろしくと言い残し、宝石を主人公達に渡す。

宝石を持ちハワード家に戻るとハワードがチェルスをいびっていた。
愛犬レオパルドのエサに毒を入れたと言い掛かりを付けられ、それを犬食いポーズで食べさせられるチェルス。
それでもチェルスは「ハワードさまは本当は優しい人だから」と言う。

宝石を渡すと杖使い女が襲ってきたと外で声が。ハワードはすぐに結界を完成させるから食い止めろと言う。
外に出るとゼシカが居た。ゼシカの狙いはハワードではなくチェルスだった。
ゼシカと戦う主人公達。そこに結界を完成させたハワードが駆けつけ結界を発動、ゼシカは杖を手から離し気絶する。
ハワードに事情を話しゼシカを宿に運ぶ一行。落ちた杖の側には犬のレオパルドが…

宿で目を覚ましたゼシカは正気に戻っていた。
杖に封印された暗黒神が自分に命令したのだと言う。七賢者の末裔を殺せと。
今までドルマゲスに殺された人たち−マスター・ライラス、サーベルト、オディロ院長、ギャリング−は
全て七賢者の末裔だったのだ。そしてチェルスも。
ラプソーンを封印した七賢者の血が全て途絶えた時、ラプソーンが復活すると言う。

慌てて杖とチェルスを探すが、チェルスは杖に操られたレオパルドによって殺されていた。
それを見てハワードはようやく思い出す。
チェルスの先祖は自分が賢者である事を暗黒神の目から逸らす為、呪術の力をハワードの先祖に託し
代々自分の子孫を守るよう伝えたが、長い時の間にハワードの一族はそれを忘れてしまっていた事を。
悔やむハワードだがもうどうしようもない。レオパルドは北へと向かったと言う。追いかける主人公一行。
238ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/06 23:54:58 ID:xdTEpMu0
《オークニス》
北のトンネルを抜けるとそこは雪国。吹雪の中で雪崩に巻き込まれてしまう。
主人公が気が付くとそこはメディというおばあさんの家だった。雪崩から一人逃れたトロデが助けを求めて
メディばあさんの家に駆け込み、犬を借りて主人公達を掘り出したと言う。
薬師でもあるメディからヌーク草という薬草を使った薬湯を貰う。身体を温める効果がある貴重な薬草らしい。
メディは裏の遺跡を守るためここで一人で暮らしているらしい。情報収集ならこの先のオークニスの街に行くと良い、
ついでにそこにいるグラッドと言う薬師にこの袋を渡して欲しい、と頼まれメディの家を後にする。

オークニスに着いた主人公一行。レオパルドの情報は得られなかったが、最近狼が増えたという噂を聞く。
グラッドは北の薬草園の洞窟に居ると言う。
薬草園の洞窟に行くと奥にグラッドが倒れていた。メディの袋を渡すと中に入っていたヌーク草をそのまま食べてしまう。
何でも狼に追われて洞窟の奥に入ったらそのまま出られなくなり、凍死寸前だったとか。
ヌーク草のお陰で身体も温まったので一緒に戻ろうと言うグラッド。

洞窟の外に出るとまた狼に襲われそうになるが、「違う」「賢者の血は引いているが、奴ではない」
という謎の声が聞こえて狼達が去る。グラッドは家に戻ると事情を説明し始める。
実はメディは自分の母親で、本来はグラッドが跡を継ぎ遺跡を守らなければならないのだが
薬師として人々の役に立ちたいとの思いからこの街に住んでいる、
メディが貴重なヌーク草が入った袋をくれたのは自分の生き方を認めてくれたようで嬉しい、と言う。

先ほどの声によると次は母親のメディが狙われるのではないか、心配だからメディの元に行って欲しいとグラッドに頼まれ
メディの家に行くと家には狼が入り込んでいた。メディは裏の遺跡に逃げ込み無事だった。
そこは結界が張ってあり、狼は入れないようだ。
しかし後から追いかけてきたグラッドがレオパルドに捕まってしまう。やはり狼を操っていたのはレオパルドだった。
息子を殺されたくなければ出てくるようメディに命令するレオパルド。
メディは後の事を頼むと主人公に言い残し、グラッドを取り戻すが結局殺されてしまう。
レオパルドに翼が生え東へと飛んでいく。残る賢者はあと一人。
239ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/06 23:55:51 ID:xdTEpMu0
《海賊の洞窟》
メディの守っていた遺跡には神鳥レティスの伝説が記されていた。
「レティスの力を借りれば空を飛ぶ事が出来る。その為には正しき海図を手に入れる事から始めよ」とある。

とりあえずレオパルドを追って東のザヴェッラ大聖堂に来た主人公。
最後の賢者は恐らく法皇だが、空を飛べない限り法皇の館には入れないし、レオパルドを追う事も出来ない。
ここで大海賊キャプテン・クロウの財宝が隠された洞窟の噂を聞く。そこなら海図が手に入るかもしれない。

海賊の洞窟に来ると女盗賊ゲルダに再会。どちらが先に財宝を手に入れるか競争となる。
ゲルダに先を越されるも、最後の財宝はキャプテン・クロウの亡霊が守っていた。
戦いが得意ではないゲルダはあっさり負けてしまう。代わりに戦う主人公達。
最後の財宝は正しき道を記した海図だった。
ゲルダはそんなものは要らないし、戦って勝ったのは主人公達だからと海図を主人公達に譲る。

《レティシア》
海図通りの道を辿ると南の神鳥の島へ上陸出来た。
レティスを崇める者という意味の名前を持つ村・レティシアの村人から話を聞く。
レティスは異世界を移動する力を持っていたが、暗黒神を追って異世界に行ったまま
戻れなくなったので今はこちらの世界には影しか現れないと言う。
レティスの影を追えば次元の裂け目よりレティスのいる闇の世界に行けるかもしれないと聞き、
その通りにして次元の裂け目を通って闇の世界に行く主人公達。

闇の世界は光の世界と全く同じ地形だが色が無い世界だった。
色が付いているのは光の世界から来た主人公達とレティスだけだと言う。
闇の世界のレティシアではレティスに対する不満が持ち上がっていた。
今まで自分達の味方だったレティスが突然村を襲ったらしい。

レティスが現れるという止まり木の場所に行くとレティスに襲われる。
撃退すると、力を試しただけだ、力を貸して欲しいと頼まれる。
レティスは妖魔ゲモンに卵を人質に取られ、渋々村を襲っていたのだ。
神鳥の巣へ行きゲモンを倒すが、死に際にゲモンはこれがレティスの差し金だと気付き卵を道連れにしてしまう。
しかし割れた卵から現れた神鳥のヒナの魂の助力により、主人公達は神鳥に変身し飛べるようになる。
240ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/06 23:58:17 ID:xdTEpMu0
《三角谷〜法皇の館》
元の光の世界に戻り、早速法皇の館へ飛び立つ主人公達。
そこで法皇とマルチェロの会話を盗み聞きする。マルチェロは法皇の警護役になっていた。
マルチェロの悪い噂を知っていた法皇は、自分の友人であるオディロが子供同然に育ったマルチェロを
自分の側に置いて見張る為に警護役にした、もうこれ以上の悪事は止めろと忠告する。

空を飛んでいると三角谷という集落を発見。七賢者の一人、チェルスの先祖のクーパスが作った村らしい。
三角谷は人間と魔物とエルフが仲良く暮らす村。ここなら堂々と歩けると喜んでアラレちゃん走りで走り回るトロデ王。
エルフのラジュはラプソーン復活阻止の為にとクーパスが残した暗黒大樹の葉を主人公に渡す。
これを地図の上で使うと悪しき存在の居る場所を示すと言う。
葉が示した所に行くとレオパルドが飛んでいた。そのまま追いかけるとレオパルドは法皇の館に突入する。

法皇を殺そうとするレオパルドを倒す主人公達。そこにマルチェロがやってくる。
マルチェロはニノ大司教がレオパルドと主人公達を使って法皇を殺そうとしたと言い掛かりを付け
ニノと主人公達を監獄島へと送ってしまう。杖を拾うマルチェロ。

《監獄島》
一度入ったら二度と出られないと言う地下牢獄、監獄島。
ニノは自分も主人公達も無実だ、マルチェロに嵌められたんだと訴えるが誰も聞き入れない。
無言のククール。外に残してきたままのトロデ達を心配するヤンガス。

その頃。杖=ラプソーンはマルチェロの身体を乗っ取ろうとするが
マルチェロはラプソーンの力を無理矢理抑え込んでしまう。「他人に命令されるのは嫌いなんでね」

監獄島から出られないまま一ヶ月が経った。監守の会話から法皇が亡くなった事を知り、ショックを受けるニノ。
ニノは法皇の死の真相を突き止めて欲しいと一芝居打ち、監守を騙して主人公達を監獄島から逃がす。
タイミング良く出迎えるトロデ達。

宿に泊まるとまた夢の中。一ヶ月も行方不明で心配した、とミーティア。
婚約者がチャゴス王子ではなく主人公のような人だったら良かったのに、と言う。

ザヴェッラで情報を集めると、法皇の死体には刺された跡があったという噂を聞く。
そして次はマルチェロが法皇になるらしい。即位式があるという聖地ゴルドへ急ぐ主人公達。
241ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/07 00:02:06 ID:LNgkIMzq
↑4行目訂正
>自分の友人であるオディロ「の」子供〜
です。貼った直後気が付いた…スマソ

まだ続きます。
242DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/07 08:22:44 ID:PRUR7ORn
第9章 幼稚園

これだけ離れていても残留DTがわかる。あゆみちゃんはユニット。
合成後30分以内だ。友達がデータを採られた時どうするか。
そのユニットとはどう接したらいいか。そんなこと教えてもらってない。
拓馬君も、洗いざらい告白してるふりして、
あゆみちゃんのデータの話はしなかった。
あいつには、まただまされた感じだ。誰がこのデータを採ったのか。
合成したマスターは誰か。この謎、もう、解くしかない。

あゆみ「結構遅いじゃん。何してたの?
由佳「・・・遊びに行ってたの。拓馬君と。
あゆみ「その勝ち誇った様子・・・なすほど。
ついにあいつも彼女ができたのね。
由佳「そ、そんなんじゃないって。
あゆみ「むきに否定するのがアヤシイなー。

・・・この反応から判断すると、どうやら拓馬君に告白する以前のデータだ。
マスターについても何かわかるだろうか。

由佳「あゆみちゃんこそ何してんの?結構家から遠いじゃん。
あゆみ「え、何してるかって、その・・・家だってあれじゃない?
なんて言うか、ほら。用があってね。
由佳「・・・用って、何の用?
あゆみ「ええっと、あの・・・ああ、もう!忘れちゃったじゃない!

あゆみちゃんは突然ホームから線路に下りた。私も慌てて追いかける。
背後から駅の客の声が聞こえたし、電車が来たらと思って怖かったけど、
駅からすぐのところに踏み切りがあって、あゆみちゃんはそこから道路に出た。

由佳「あゆみちゃん、どこ行くのよ?
あゆみ「何の用か忘れたから、一旦帰るの。
由佳「帰るって、どこに?
あゆみ「幼稚園。
由佳「幼稚園?

早足に5分ほど歩いて、到着した。
「じゆうがおか幼稚園」。
建物に明かりがついている。あゆみちゃんは、鉄の柵の門を開けて、
当たり前のように中に入っていった。
部屋には人が2人いた。手前には国籍不明のおじさん。年齢も不明。
奥には車椅子のあばさん。多分日本人。この2人は幼稚園の関係者だろうか。
私らが入ってきて、本当に驚いた感じだった。

おばさん「まあ、あゆみさん。なぜ戻ってきたの?
あゆみ「あの、用を忘れちゃたんです。
おじさん「・・・用を忘れた?
あゆみ「駅で友達に会って、そしたら、何の用だか忘れちゃったんです。

2人はさも不思議そうに、顔を見合わせた。
243DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/07 08:23:19 ID:PRUR7ORn
おばさん「判事さん、このような例は?
おしさん「いいえ、長官。私の知る範囲では、始めての出来事です。
おばさん「・・・そうですか、一応、先生の意見も聞いてきましょう。

言うなり、「長官」は部屋から出ていった。
残った「判事さん」が、私の方に向き直る。

判事「君が、その友達かね。
由佳「・・・そうです。
判事「友達だったら、知っているね。西あゆみが、死んだことは。
由佳「でも、ここに・・・
判事「それは、本物のあゆみではない。
あゆみ「・・・本物じゃないって、何・・・
判事「おまえは私が合成したクローン人間だ。
何らかの理由でスペルバイドが切れて、仕事を忘れてしまったらしいな。

あゆみちゃんの目がきょろきょろ動く。考えてる。
頭いいだけあって、すぐ答えにたどりついた。

あゆみ「・・・私がクローンで、本物じゃない。ねえ由佳、
本当の私は、もう死んだの?
由佳「たしかに、お葬式は行ったけど・・・でも今、生きてるし・・・
あゆみ「死んだのね。それって、要するに私ゾンビじゃない!
私、みんなの中では死んだ人なんでしょ。
あゆみ「自分で生きてるつもりでも、私もう、行くところないのよ。
家では仏壇になってるってことでしょ?学校も、籍がないんでしょ?
私もう、帰るところがないじゃない!

銃声。判事の手にはピストル。あゆみちゃんは倒れた。

由佳「何するの!
判事「自分で言っているとおりだ。本当の彼女は、もう死んでいる。

銃弾は右の肩を貫通していた。簡単なものだけど、急いで治療薬を与える。

由佳「大丈夫。すぐに治るよ。
あゆみ「由佳?
由佳「私は、自分の目で見ているものを信じる。
つまり、あゆみちゃんは生きてるわけ。
判事「事情に詳しいと思ったら、どうやら君もマスターだね。
ならばひとつ忠告しよう。合成したユニットは、自分の手で始末しろ。
さもなくば、人類を敵に売り渡すことになる。敵は強大だ。
由佳「人類とか敵とかじゃないでしょ。目の前で友達撃たれちゃたまんないわよ。
判事「誤認があるようだが、それは君の友達ではなくDT合成物だ。
榊拓馬、通称N2を薔薇の手から奪取する。その作戦の一環として、私が合成した。
由佳「あなたたちは何者?このうえ拓馬君をどうするっていうの?
判事「エリクシールだ。薔薇は人類と戦うにあたり、
榊拓馬を手下にしようと画策している。それを阻止しようとしているのだ。
由佳「薔薇かなんか知らないけど、あなたの手下よりはましなんじゃない?
突然撃たれたりするし。
判事「・・・そうか、理解できないか。
由佳「そっちこそ基本がなってないのよ。これ以上あなたたちの好きにはさせないわ。

戦闘開始
244DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/07 08:23:58 ID:PRUR7ORn
戦闘終了

かばんから採血キットを探して、判事の持っていたデータを採取した。
さっきの話からすれば、あゆみちゃんのデータがあるはずだ。
どう使うかは、また後で考えればいい。

あゆみ「・・・由佳、思い出したよ。私、淡島博士っていう人に会うんだった。
由佳「淡島博士?
あゆみ「拓馬君が、大変なんだよ、拓馬君を助けられるのは、
淡島博士だけなの。
由佳「だから大変って、どう大変なの?

ふと気付くと、また長官がそばに来ていた。

長官「それは私から説明しましょう。まずは、この事件の黒幕から。
人工衛星6つで構成される「ばらシステム」、
この人工能が数年前、意識を持ち始め、「薔薇」と名乗り、
地上で活動を始めました。
長官「私どもエリクシールは薔薇と交信し、その目的を突き止めました。
薔薇の目的は、人類への挑戦です。そのためにまず人類最強のマスター、
通称「N1」を倒そうとしています。ただ、N1の正体はまだわかりません。

あゆみ「薔薇はN1と戦うために、拓馬君を自分の一部に取り込む計画なの。
そのことを拓馬君に伝えたいんだけど、
今の拓馬君は、淡島博士の言うことしか聞かない状態なんだって。

由佳「あゆみちゃん、自分で言ってみた?
長官「・・・それは無駄です。
榊拓馬は、あゆみさんのユニットを見つけ次第破壊してしまうのです。
あゆみ「・・・由佳、お願い。協力してほしいの。
拓馬君を、薔薇に渡しちゃいけないんだよ。
由佳「私、人類を救う気なんかない。
あゆみ「・・・そんな、
由佳「それより、あなたのことよ。あゆみちゃんの気持ちはどうなの?
あゆみ「気持ちって?私の?気持ちって言っても、私もう死んでるし・・・、
由佳「どっちかはっきりしなさいよ。
拓馬君を助けたいって自分で思ってるの?それとも命令されて動いてるだけ?
あゆみ「・・・別に助けるとか、私はただ、拓馬君が違う人になるのがいやなだけ。
このままずっといっしょにいたかっただけ。
由佳「それ。その気持ちが大事だと思う。それさえあれば、
あゆみちゃんは死んでない。いっしょに行こう。
みんなの力を借りれば、なんとかなるよ。拓馬君、助けに行こう。
あゆみ「・・・うん。

まだ何か言いたそうな長官をほっといて、私たちは帰ることにした。
これ以上話を聞いてもわけわかんないし。
とりあえず緋瓦さんに相談して、あと、淡島博士とも会えるようにしよう。
帰ろうとしたら、もう電車がなかった。家に電話したら、怒られた。
偶然会った友達が、家に帰れないのでいっしょに帰るって説明しておいた。
一応、嘘じゃない。タクシーを拾って帰った。大人だ。

第9章 終 つづく
245名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 09:30:59 ID:wYXE4Bh6
>>236
カルマだけかいてないのですよ
246名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/07 21:53:56 ID:SWOhe6mP
DTってたしかゲームボーイだよな?
えらく長い話だな。
247名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 01:58:18 ID:Op15qDKT
だって、会話そのまま書いてるじゃん、これ
省略もしてるんだろうけど、この書き方じゃ長くなって当然
248DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/08 09:58:11 ID:XahRaDu1
次回が最終章なのであと一回で終わります

第10章 薔薇

翌朝、家族が起きる前に家を出て、学校の近くの公園で、緋瓦さんに会った。
さすがに4つも学年が違うと、あゆみちゃんのことは知らなかったようだ。

渉「”判事”の言ったことは正しい。使い終わったユニットは解体すべきだ。
由佳「・・・
渉「ただ、今回は普通と違って、本人の合意なしにデータを採られている。
データ提供者が死んでいるのも特別だ。

結局、判事から採取したデータはあゆみちゃんに預けることにした。

由佳「やっぱり、自分に関する情報は自分で管理すべきだと思うよ。
捨ててもいいし、誰かに渡してもいいし。
でも、拓馬君はもらってくれなさそうだね。
あゆみ「・・・今度の話が終わったら、拓馬君に会うことにする。
それまではこのデータ、自分で持っとくよ。

それって、敵を倒すまで会えないってことだ。
私は緋瓦さんに昨日の長官の話をした。

渉「人口衛星が意志を持ったというのか?
由佳「はい。薔薇って名乗ってるらしくて、それが拓馬君をマスターにしたそうです。
渉「・・・もしその彼がN2だったら、由佳、おまえは何者だ?
由佳「・・・さあ、なんでしょう?

結論は出なかったけど、緋瓦さんは少し見当がついてる風だった。
時間になって、私だけ学校に行った。緋瓦さんにあゆみちゃんを預かってもらい、
今後どう暮すかとか相談してもらう。あと、夕方拓馬君を紹介する約束もした。

遅刻した。速攻で着替えて体育館に行く。まだ試合は始まってなかった。

千尋「由佳、おはよう。あれ、寝不足?目が赤いよ。
由佳「え、うー、そうっすか?

千尋ちゃんの晴れ晴れした顔。自分がやばい状況なことに今気付いた。
私は千尋ちゃんとあゆみちゃん、どっちの味方してるんだろうか?

由佳「いや、昨日実はあれからいろいろと、まあ、あったわけで・・・

突然遥子とかの乱入があって、救われた。

遥子「大変!
由佳「どうしたの?
希恵「運動場で、榊君とか岸山君とか、なんかすごいことになってんのよ!
遥子「あなたに来てもらわないと。
249DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/08 09:59:26 ID:XahRaDu1
いやな予感。手遅れだったかも。
私たちは、というかそこにいた全員、走って運動場に行った。
すでに人だかりが出来ている。校庭の真ん中に、機械類の残骸、
そして拓馬君、岸山君が転がっていた。
戦闘は、終わったんだろうか。拓馬君が負けたんだろうか。
あるいは敵の手に落ちたんだろうか。
人だかりの輪を抜けて、近付いてみた。拓馬君が、何かぶつぶつしゃべっている。
・・・そして、突然変化が起こった。
とてつもない絶叫を残して、拓馬君がピザのチーズみたく融けていく。
機械の残骸もぐにゃぐにゃと流れて、融けた拓馬君と混ざり合った。
誰かの悲鳴が聞こえると思ったら、私だった。見慣れてるはずなのに。
そして、そこからは逆回し。融ける雪だるまのビデオの逆回しみたいに、
ゆっくりと、物が出来ていった。
透明で、青くて、四角い板で、アクリル的な、高さは、2mぐらいだろうか。
地面に青い影を落としていた。岸山君は左の肘に怪我をしているようだ。
逃げたくても逃げられない風だったので、DTで治してあげた。

岸山「飴井・・・、拓馬は?
由佳「大丈夫。なんとかなるよ。

とは言ったものの、本当に大丈夫か?大丈夫じゃなかったらどうしよう。
えらそうなことを言ってしまった手前、あゆみちゃんに合わす顔がない。

由佳「お、おーい、拓馬君。・・・聞こえてるかー。

私の声に答えるかのように、板がヴゥーンと音を出した。
続いて、聞き取りにくい機械的な声がした。

板「・・・榊拓馬は・・・既に我が・・・手中にあり・・・。
由佳「え?手中にって、・・・ていうか、あんた何?薔薇ってやつ?
板「私は・・・さまよえる薔薇を・・・継ぐ者・・・。
この惑星・・・に下りた、・・・惑星そのもの・・・
言うなれば、・・・第2の紺碧である。
由佳「は?何を言ってんの?
板「汝は・・・戻橋を継ぐ者・・・にして、緋瓦渉にはあらず・・・。
・・・何者か・・・は知らぬが、・・・失せるがよい。
枝葉に・・・用はない・・・。
由佳「な、何なの、偉そうに。拓馬君を返しなさいよ。
板「榊拓馬・・・は、既に・・・我が肉体・・・。
会いたくば・・・汝もまた・・・我が・・・肉体の一部と・・・なるがよい・・・。
由佳「やだ!誰が!

戦闘開始
250DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/08 10:00:04 ID:XahRaDu1
戦闘終了

板は活動を停止したようだ。機械っぽい音が全くしなくなって、
代わりに無線みたいな音が聞こえた。

渉「・・・そこに誰かいるな。由佳か?
由佳「緋瓦さんですか?私です。由佳です。どこからしゃべってるんですか?
渉「衛星の通信機能を奪った。この機械マスターはもう倒したんだな?
由佳「多分ですけど。
渉「よし、今どこにいる?
由佳「東グラウンドの真ん中です。
渉「わかった。すぐそっちに行く。

どこから来るのかと思ったら、緋瓦さんは隕石みたいに天から降ってきた。
すごく熱い。髪の毛とか焦げそうだ。

由佳「どっから来たんですか!?
渉「宇宙だ。ばら6号を破壊した。
由佳「・・・。

緋瓦さんは板の死体(?)に近づいて、何かDTを放射した。
板はまたどろどろ融けて、機械の残骸と、拓馬君に戻っていった。
これは、・・・「ダスザウアー」だ。
意識を持った人工衛星「薔薇」にとって、最大の敵は緋瓦さんだったらしい。
緋瓦さんと戦わせるため、薔薇は拓馬君にDTの能力を与えた。
そして機械と融合し、強力なマスターに仕立てたのだ。

渉「連中は敵に合わせて綿密な対策を立てる。
おまえは未知の存在だったから勝てたが、俺がこれと戦っていたら、
負けていただろう。
由佳「そうなんですか?私が有名じゃなかったからってこと?
渉「さすがの薔薇も、まさか俺が直接本体を叩きに来るとは予想しなかったようだ。
由佳が地上で戦っていたのが陽動になった。
由佳「はあ・・・。

なんか私、当てにされてるんだかなんだか。
拓馬君が意志を取り戻した。薔薇に洗脳されていたらしい。
板になっていた時のことは記憶がなかった。

拓馬「俺が、あめいっちと戦ってたのか。
由佳「覚えてないの?
拓馬「全然。記憶なし状態。
渉「記憶といえば、これだけのギャラリーはどうする?
全員催眠にかけるのは無理に近いぞ。
由佳「・・・いいんです。このままで。秘密にしたままってのは、
私のやり方じゃないし。

みんなが不安そうに見ている。拓馬君を助け起こして、
いつまでも座ってる岸山君も起こして、みんなの待ってるところに行く。
そして私は、まず頭を下げて、みんなにこう言って謝るのだ。
みんな、心配かけて、ごめんなさい。
見ての通り、人間じゃないみたいになっちゃったけど、私は私、飴井由佳だから、
これからも、今までどおり変わらぬご愛顧のほどを、お願いします。
仲いい人は、ずっと仲良く。そうでない人も、今までの感じで。

千尋ちゃんとあゆみちゃん、二人どっちの肩もつかとか、
みんなのあめいっち的には課題山積だけど、そんなことに頭悩ます感覚が懐かしくて、
普段身の回りで起こるなんでもないことが、実は一番大切なんだって本気でそう思った。

第10章 終 つづく
251DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/08 10:01:09 ID:XahRaDu1
エピローグ かき氷

8月初旬
さすがは新幹線、予想以上に早く着いた。
時間があったので、善光寺まで歩く。暑いせいか、かき氷屋が目に留まった。
あとでぜひ来よう。
あゆみは本堂の前で待っていた。

あゆみ「早いね。相変わらず。
拓馬「これでも時間潰したんだけどな。元気?新しい生活とか、どう?
あゆみ「・・・まだ学校始まってないからねえ、夏休みな感じかな。
あゆみ「新しいって言えば、昨日私、四十九日だったんだよ。
人は死んでから49日間がモラトリアムな期間で、
そのあと、新しい人生に転生するんだって。
拓馬「ふーん。

せっかく来たからということで、地下の廊下に行ってみることにした。
有名な観光スポットらしい。地下通路は涼しく、そして完全な闇だった。

あゆみ「やだ・・・、真っ暗闇だ・・・。

あゆみが手を握ってきた。その感触、そして匂いはとてもリアルで、
逆に、頼りない視覚は漆黒に閉ざされていて、
そのギャップが、あゆみの非現実さ、あゆみの死の現実さを感じさせた。
転生とか信じない俺にとって、昨日どこかで生まれた赤ん坊と、
今ここにいる4人目のあゆみ、いったいどちらが本当のあゆみなのか?
やはり、どちらも偽物ではないのか?
そもそも、なぜ自分はこうしているんだ?
本物のあゆみは、牛野郎のせいで死んだし、3人目のあゆみは、俺自身が解体した。
付き合うことにしたのは、2人目のあゆみ。
俺の手を握っているのは、4人目のあゆみ。

拓馬「あゆみ・・・
あゆみ「何?
拓馬「・・・俺のこと、好きなのか?
あゆみ「えっ、・・・前に私、そう言ったんでしょ?
拓馬「いや、言わねえよ。
あゆみ「・・・そう、私てっきり、本物の私が、もう言ってるもんだと・・・
好きなんだけど、だめかな?偽物が言っても、だめなのかな。あ、拓馬君・・・
拓馬「何?
あゆみ「手、離さないで。お願いだから、離さないでね。

エンディング

・・・暗闇は危険だ。
危うくダークサイドに落ちるところだった。
正義な選択をした俺は、再び太陽の下に出て、寺を後にした。
予告どおり、かき氷を食べ、そして帰った。
それがあゆみの16回目の誕生日で、以来、あゆみの姿を目にしたことはない。

エピローグ 終 つづく
252名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 12:46:24 ID:8ItqtUAr
>>251
DTの職人さん本当におつかれさまでした。m(_ _)m
文句言う人もいたけど、丁寧に書いてくれてありがとう。
小説1冊読んだような感じで、すごく面白かった。
ゲームもいつかやってみたいと思いますた。
続編かリメイクがGBAかDSででるといいなー。
253名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 13:44:02 ID:ag8WzMnE
英雄伝説IV〜朱紅い雫〜をお願いします
可能ならPC98版とwindows版、両方共やってもらえると嬉しいです
254名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 14:54:12 ID:ltNfP/D/
DTの人乙でした!
俺もいつも楽しみにしてましたYO!
会話とか面白かったから、省略しないで書いてくれて良かったと俺は思う。
特に後半、あめいっち出てきてからグッと面白くなったね。
せつないけど、いい終わり方だったと思う。

あ、ちょっと疑問なんですが、
> 本物のあゆみは、牛野郎のせいで死んだし、
> 3人目のあゆみは、俺自身が解体した。
> 付き合うことにしたのは、2人目のあゆみ。
> 俺の手を握っているのは、4人目のあゆみ。
ってなってるけど、なんかこのセリフおかしくない?
2人目と3人目はパメラタンが合成したやつですよね?
本物と付き合うことにして翌日シボンヌ→パメラタン作の2人目と3人目を拓馬が解体したんジャマイカ?
255名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 16:10:43 ID:ltNfP/D/
ああ、読み直してたら自己完結したよ。

第3章でパメラのところにいたあゆみ2号が、
「世界中には何人もあゆみがいる」うんぬんの話を知ってたってことは、
プロローグで拓馬に告白したのはパメラが作ったあゆみ2号で、
拓馬を仲間に引き込もうとする策略だったのか。

それと、「世の中には何人も私がいるわけよ。」っていう発言は、
そのあゆみがDTユニットで、いくらでも作り出せるってことの複線だったわけですね。
256名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 20:32:20 ID:HGOcgYiM
DTのひと乙でしたぁ〜
257ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/08 20:53:01 ID:q0/yCZWx
《再び聖地ゴルド》
ゴルドに行くとマルチェロの演説の最中。あの杖を持っている。
「私は不貞の子として生まれ、高貴な血など一滴も流れていないにも関わらず実力でこの地位を得た。
家柄だけの無能な連中や今までのようなお飾りの法皇とは違う。これからは私が王だ。
さあ選べ、私に従うか、それとも…あの侵入者のように殺されるかを!」
兵に取り囲まれる主人公達。神鳥の力を使いマルチェロの側へと降り立ち戦う。

主人公達に倒された事でラプソーンを抑えておけなくなったマルチェロはラプソーンに乗っ取られる。
身体を得たラプソーンは全ての封印が解けた今こそ復活の時だと言い、ゴルドの女神像に杖を突き刺す。
女神像こそがラプソーンを封印した巨石だったのだ。
女神像は崩壊し、中からラプソーンの本体が現れ、暗黒魔城都市が浮かび上がる。

気が付く主人公達。見ると生きていたマルチェロが大穴の下に落ちそうになっている。
マルチェロの手を掴み、助けようとするククール。
貴様などに助けられたくはない、離せというマルチェロに、ククールは言う。
あんたは虫けらのように嫌っていた弟に助けられた惨めな男として一生生きていくんだ、
好き勝手にやって死ぬなんて許さない。
それに初めて会った時、まだ自分が誰だか知らなかった時に優しい言葉をかけてくれた事は
今まで忘れた事は無かった、と。

助けた事を後悔するぞというマルチェロ。また何かをしようとするなら止めてやるというククール。
大怪我を負いながらもそのまま去ろうとするマルチェロは最後に自分の騎士団長の指輪をククールに渡す。
もう自分には必要ないものだから、と。

宿に泊まるとまたミーティアが。
もしラプソーンを倒しても馬から元に戻れなかったら主人公を背中に乗せて二人で旅に出たい、
馬のままならチャゴスと結婚しなくて済むから馬のままの方が良い、と言い出す。
258ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/08 20:53:52 ID:q0/yCZWx
《暗黒魔城都市〜ラプソーン打倒》
神鳥に変身し、ゴルドの上空に浮く暗黒魔城都市へと乗り込む主人公達。
暗黒神の幻覚を破り奥へと進む。そこにはラプソーンが居た。
ラプソーンは闇の世界と光の世界を合わせて一つの世界にし、自分が支配すると言う。

主人公達に倒され、光となって床に吸い込まれるように消えるラプソーン。
暗黒魔城都市の崩壊が始まる。急いでテラスへと向かう一行。
途中色々な魔物に襲われながらも何とかテラスへ出て神鳥に変身し脱出。
その時、暗黒魔城都市の中から本来の肉体を手に入れたラプソーンが現れる。

ラプソーンの手下の魔物の攻撃を受け、神鳥への変身が解ける主人公達。
あわや落下という所でラプソーンの側から現れた神鳥レティスが主人公達を背に乗せて助ける。
ラプソーンが闇の世界と光の世界を繋ぐ門を開いたお陰で光の世界へ帰ってこれたのだ。
そのままラプソーンは自らに結界を張る。門からは闇の世界の魔物があふれ出す。

一旦レティシアのレティスの止まり木に戻る一行。
レティスは、本来の肉体を得てしまったラプソーンを再び封印する事は出来ない、
倒すしかないが、特別な血を持つ主人公ならそれが出来るかもしれないと言う。
ラプソーンの結界を破るには七賢者の力が宿った七つのオーブが必要だと言い、主人公に山彦の笛を渡す。
この笛を吹いてこだまが返る場所にオーブがあると言う。

オーブは七賢者の末裔が最後を遂げた場所にそれぞれ一つずつあった。
全てのオーブを集め、レティスの元へ戻った主人公にレティスはあの暗黒神の杖を渡す。
この杖は元々暗黒神を封印する為にレティスが七賢者に作らせたもの、
今は暗黒神ではなく七賢者の魂が宿ったこの杖−神鳥の杖−に祈れば
オーブに賢者の魂が宿り、ラプソーンの結界を破れるという。
レティスに乗り、ラプソーンの元へと飛び立つ一行。

ラプソーンの攻撃に耐えながら全員で杖に祈る。
七回祈り、七賢者の魂全てを七つのオーブに宿らせた時、賢者の力によりラプソーンの結界が破れた。
私たちに出来るのはここまでと言い、七賢者の魂が空へと消える。

激闘の末、ラプソーンを倒す。ラプソーンは爆発して果てた。
259ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/08 20:54:39 ID:q0/yCZWx
《ED》
レティスと共にトロデーン城に戻った主人公達。
レティスの力によりトロデ王とミーティアは先に城に戻っていたが、まだ呪われた姿のままだ。
まもなく元の姿に戻るはず、自分は違う世界へと旅立つというレティスはこう言う。
「私は神ではありません…レティスと言うのも人間が付けた名前。本当の名前は別にあります。
私の生まれた世界では…確か、ラーミアと。」
主人公に宿っていた神鳥のヒナの魂とともに飛び立つレティス=ラーミア。
トロデとミーティアの呪いが解けて元に戻る。喜ぶ二人。
城の呪いも解け、人々が集まってくる。祝いの大宴会が催される。

数ヵ月後。

トロデーンの近衛隊長となった主人公の元へヤンガスが久しぶりにやって来る。
今日はミーティア姫が、チャゴス王子との結婚式を行うザヴェッラ大聖堂へと旅立つ日。
その護衛役を任された主人公に付き添う為だ。

廊下に出るとバニーと踊り子を従えて相変わらずなククールの姿が。彼も付き添いらしい。
本当にこの結婚に納得しているのか、嫌なら止めろ、
聖堂騎士団から抜けて自由になった自分のように、と言うククール。

ゼシカにも会う。ゼシカは最初はどこかで一人で暮らそうと思っていたが
やはりリーザス村に戻り、母親と一緒に暮らしていると言う。

ピアノの部屋にミーティアはいた。最近ミーティアは悲しい曲ばかりを弾くらしい。
自分は王族としての義務を果たすから、主人公もトロデーンの為にこれからも尽くして欲しいと言う。
浮かない顔のまま外に出て馬車に乗り込むミーティア。
旅の間もミーティアはずっと悲しげな顔のままだった。

全員でザヴェッラ大聖堂へとやってきた。大聖堂の入り口でチャゴスと会う。
チャゴスは王族の結婚式は貴族しか出席出来ない、お前たちのような平民の為の席は無いと言う。
260ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/08 20:55:23 ID:q0/yCZWx
宿を取った主人公達。チャゴスの態度に怒るククール。
主人公にもう一度、これで良いのか、姫を幸せにするのも近衛隊長の役目じゃないのか?と言う。

翌朝。結婚式の日。
あれだけ人が多ければどさくさに紛れて何かやらかしても大丈夫なんじゃないか、
何かする気なら協力すると言うククール。
大聖堂の前にはヤンガスが。乗り込むなら今しかないと言うヤンガス。
入り口の衛兵をヤンガスに任せ、主人公は大聖堂に乗り込む。

大聖堂では姫が来ないとチャゴスが騒いでいた。そこへ現れる主人公。
その時姫が逃げ出したという知らせが入る。
主人公が姫を逃したのだ、捕らえろというチャゴス。衛兵に追いかけられ逃げる主人公。
外に出るとこの先でトロデ王とミーティア姫が衛兵に囲まれているというので
追っ手を仲間達に任せ、王と姫の元へ走る。

トロデは可愛いミーティアをチャゴスなどにはやれない、国の面子なんてどうでもいいから
主人公にミーティアを連れて逃げてくれと言う。
ミーティアの手を引き逃げる主人公。

役割を終えた仲間達も逃げ出す。倒された衛兵を役立たずと罵倒するチャゴスに
サザンビークのクラビウス王は「なら自分で追いかけろ。お前はいつもそうだ。金と権力で何でも解決しようとする」
と言う。でも王位継承儀式はちゃんと自分の力でやったと言い訳するチャゴス。
懐からアルゴンハートを取り出す王。全て知っていたのだと言いチャゴスを叱る。

街の外に出ると、トロデ王が馬車を連れて先回りしていた。乗り込む主人公と姫。
去っていく馬車を丘の上から仲間達が見送る。

(スタッフロール)

トロデーンに戻った王と姫、そして主人公。
トロデは、ミーティアは自分で相手を見つけて欲しい、しかし結婚式から逃げ出すような姫と
結婚したいという男が現れるのか…と言う。
顔を見合わせる主人公とミーティア。城の人々が外に出てきて迎えてくれる。

THE END


まだ続きます
261ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/08 20:56:29 ID:q0/yCZWx
《竜人族の里》*隠しダンジョン。一旦クリア後セーブしたデータからスタート
宿に泊まるとどこかの遺跡の夢を見る。何も書かれていない石版に突然竜の紋章が浮かぶ。

その遺跡を見つけ、石版の前に立つと謎の洞窟へとワープ。
奥へと進んでいくと途中でエルトリオという人物の墓を見つける。

更に進むと大きな扉を発見するが押しても引いても開かない。
困る主人公達。その時主人公のポケットからトーポが出てきて扉に触ると
途端に扉が光りだし、開いた。そのまま中へと入って行ってしまうトーポ。

扉の中に入ると突然グルーノと名乗る老人が現れる。
グルーノによると、ここは竜と人の両方の姿を持つ種族、竜人族の里だと言う。
主人公達を案内してくれるらしい。

里の中は荒れ果てていた。驚き、長老の元へと行くように言うグルーノ。
案内すると言った割に自分も長い事ここを離れていたかのような台詞だ。

長老会議の場に入り、事情を聞くグルーノ。
竜人族の王、竜神王は人の姿を捨て完全な竜になるための儀式を行ったが、
それは竜の姿を保つ為に必要な力を他の竜人族から吸い取るものだった。
儀式を止めさせようにも、儀式の影響で凶暴な魔獣と化した竜神王を誰も止める事が出来ないまま
竜人族の力が弱まり、里は荒れ果ててしまったらしい。
天の祭壇にいる竜神王を倒せば竜神王は元の人の姿に戻る、
神鳥レティスに認められた勇者である主人公達にそれをお願いしたいというグルーノ。引き受ける主人公。

グルーノの家に泊めてもらう。
グルーノと知り合ったばかりなのに何故かそんな気がしない事や、主人公を知っていた長老達の事を
疑問に思う仲間達。グルーノに聞いても「まずは竜神王様を倒す事を考えてくれ」とはぐらかされる。

グルーノの家にいた人の話によると、グルーノにはウィチアという娘がいたが
ウィチアはある日人間界へと降り、そこで人間の男と恋に落ちたらしい。
男の名はエルトリオ。ある国の王子だとか。
里に来る途中で見かけた墓も彼のものだった。20年ほど前、里に連れ戻されたウィチアを追って来たが
途中で力尽きたらしい。
そう言えば、サザンビーク王の行方不明の兄の名前がエルトリオだった筈だが…
262ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/08 20:57:04 ID:q0/yCZWx
《天の祭壇》
天の祭壇へ向かい、竜神王を倒す。
人の姿に戻った竜神王は、主人公はこの竜人族の里で生まれ育った竜人族と人間とのハーフだと言う。
竜神王が「グルーノ、そこにいるのは分かっているぞ」と呼びかけると
主人公のポケットから出てきたトーポがグルーノへと変身する。トーポの正体はグルーノだったのだ。

グルーノの家に戻った主人公はそこで真実を打ち明けられる。
グルーノの娘、ウィチアは持ち前の好奇心で人間界へと行き、そこでサザンビークのエルトリオ王子と出会った。
二人は愛し合うようになったが、グルーノは竜人族と人間とでは幸せになれる筈は無いと二人を引き裂いた。
エルトリオはウィチアを追い竜人族の里へ来る途中で力尽き死亡、それを知ったウィチアは悲しみのあまり衰弱して行った。
既にエルトリオの子を身ごもっていたウィチアだったが、子供を産むと同時に亡くなってしまう。
その子供が主人公だった。

長老会議で主人公をどうするかを何年も話し合った結果、主人公の記憶を封じ人間界へと追放する事に決まった。
グルーノは必死に反対したが聞き入れられず、せめて主人公を追いたいと願い出る。
竜神王は、ネズミに姿を変え主人公と話をしない事を条件にそれを許した。
それ故グルーノはネズミのトーポへと姿を変え、常に主人公と共にいたのだ。

主人公に呪いが掛からないのも、竜神王が掛けた記憶封じの呪いのせいだった。
記憶封じの呪いは強力なので、これを掛けられた者は他の呪いに掛からなくなる事があるらしい。

主人公に母の形見、アルゴンリングを渡すグルーノ。アルゴンハートによって作られた指輪だ。
かつてエルトリオからウィチアへ贈られたものだと言う。
263ドラゴンクエスト8 ◆l1l6Ur354A :05/01/08 20:58:49 ID:q0/yCZWx
《真ED》*アルゴンリングを持っている状態でクリア
ザヴェッラでチャゴスと会う所まで(>>259まで)は共通。

宿でククールにアルゴンリングの事を言われる。
それをサザンビーク王に見せて、主人公が亡き兄の息子である事を伝えれば
王も考えを変えるのではないか、と。

法皇の館にいた王に会い指輪を見せて説明する。
王は、兄・エルトリオが国を捨ててウィチアの元へ行かなければ兄が王となり
主人公が王子としてミーティア姫と結婚していたかもしれない、
しかしそれは全て仮の話。王位継承権を持つ者を増やしたら国が乱れるので
主人公を認める訳にはいかないと言う。仕方なく宿に戻る主人公。

(以降、大聖堂に乗り込むまで共通)

大聖堂に乗り込んだ主人公。そいつをつまみ出せというチャゴスを王が止める。
主人公にはこの式に参列する権利がある、花婿は主人公だと言う王。
驚くチャゴスに昨晩主人公から預かったアルゴンリングを見せ、説明する。
祖父母の遺言に従うならミーティア姫の夫は主人公が相応しいと。
そこへやってくる花嫁姿のミーティアとトロデ。主人公の姿を見て驚くミーティア。

大聖堂の外には観衆に混じって仲間達がいた。
大聖堂の扉が開かれ、一緒に出てくる主人公とミーティア。喜ぶ仲間達。
大観衆に見守られながらキスをする二人。

外に出てトロデが引く馬車に乗り込む。それを見守る仲間達。

(スタッフロール)

トロデーンに着いた一行。
トロデは、もうじいさま達の約束などどうでもいい、後の事は二人で決めろと言う。
城の人々が外に出てきて迎えてくれる。

THE END


終わりです。
264名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 21:16:25 ID:Og0I4YsV
ライアンとトルネコは出て来ないの?
265名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 22:06:17 ID:CJ2arW4X
>>264
出てくるよ、モンスターチームを戦わせる
モンスターバトルロードのランクSの1回戦でトルネコと二回戦でライアンと戦うことになる。
勝つとトルネコとライアンが格闘場に出現しているので話すこができる。
話を聞くとトルネコはレイクナバ、ライアンはバトランドから来たらしい(別の世界からやってきた?)
266名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 22:25:01 ID:8qeUcTs/
ライアンは倒した後話すとなかなか感動的なセリフを言う
267名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 22:27:59 ID:PyOEinr7
DQ8の人、乙でした!
268名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 23:07:01 ID:GEGPA617
DTの人もDQ8の人もありがとう!
DTの人ラスト11話も頑張ってください!
269名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/08 23:42:44 ID:UayfeheX
主人公と姫がくっつくのか…
なんか、ゼシカの立場ないな。ククールからも何もないの?
270名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 00:03:13 ID:r51OBpCc
DDSのストーリーだれか教えてください・・・・
271名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 00:07:48 ID:5nTZte4S
>>270
中島と弓子がダンジョンを進んで、ルシファーを倒す。
マジでそれだけ。
272DQ8書いた人 ◆l1l6Ur354A :05/01/09 00:08:16 ID:XjnN4LZy
>>269
別にゼシカは主人公の事を仲間としか思ってないし、ククールは単に節操の無い女好きなんで。
ゼシカに対しコナかけてたのは前半だけで、中盤以降はただの「仲間」でしかないです。

ついでにナンパ野郎ククールうろ覚え台詞集
「美人だけどキツい女だな。でもあーいうのをメロメロにするのも面白いよな」@ゲルダのアジト
「この街の女性は皆厚着なんだろうな…でもそれを一枚一枚脱がして行くのもイイ」@オークニス
「メダルが集まる度に王女のオレへの好感度が上がるって訳だ」@メダル王女の城
「女盗賊の勘って凄いもんだな。オレも二股かけてた時はバレそうになって云々」@海賊の洞窟
(ゼシカに「それは女盗賊の勘じゃなくて女の勘でしょ!」と突っ込まれる)
「美女の気配がしたのはラジュさんのせいか。…オレは美人なら人間じゃなくても構わないぜ?」@三角谷
「竜人族はまだまだ人間と交流する気は無いみたいだな。手始めにオレが竜人族の娘さんと(ry」@竜人族の里

こーいう奴です('A`)
別ゲームですがいたストSPではFFキャラ含む全女性キャラと特殊会話があるとか。
ドラクエにあるまじきキャラだな。仲間コマンド会話面白いけど
273名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 00:50:09 ID:FUTbwdlI
誰かスーパーロボット大戦GCをお願いします。
GCなので、プレイ人口が少ないのか・・・?
274名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 02:45:45 ID:KBZbgRYA
>272


あまり関係ないけれど、いたストで竜王がDQ5主人公がロトと同じニオイとか、
ビアンカがDQ2主人公に、DQ5主人公の面影があるとか言うらしい。

DQ5勇者は、天空とロトの血を引いてるわけか。あの年で勇者できるのも分かる気がしてきた。
275名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 03:00:31 ID:FwMRquVQ
つまりビアンカが天空の血を、5主人公がロトの血を引いているということか?
そいつはすげーな。
276DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/09 10:52:19 ID:V8ABUc3W
エピローグが終わった後に6章から10章までをノーコンテニューでクリアすると
11章が読めるのでこっちが本当のエンディングです

第11章 宇宙

一時間前。駅前の喫茶店。

あゆみ「・・・わかりました。
渉「え?
あゆみ「私が本当の私じゃないこととか、
偽物として生きていかなきゃいけないこととか。
渉「・・・
あゆみ「今まで私、他人の目を気にし過ぎて本当の自分がわからなかったんです。
私の実像も見ずにアイドルとか言われたり、逆にそれで頭から避けられたりしたし。
でも今自分が偽物ってことになって、本当の自分がどこにいるのかわかりました。
渉「・・・どこにいるんだ?
あゆみ「・・・私が私なのは、今まで私として生きてきた記憶があるから。
そして、それが全部このデータから生まれた私は、全部本当の私です。
あゆみ「世界中で何人も私が生まれたり、何十年も後に生まれたり、
しかもそれが全部本当の自分。人間っていうより、植物っぽいですよね。
あちこちに種をまくみたいな。
渉「・・・!
渉「俺にデータを盛ったな。・・・コーヒーの中か!
あゆみ「あなたの中の私が、本当の私。・・・緋瓦さん、
死ぬまでに私のデータ、いろいろな人に感染させてください。
私はそうやって繁殖するんです。
渉「・・・体内の特定のデータの破壊は可能だ。
すぐにでもおまえのデータは一掃できるぞ。
あゆみ「でも、しませんよ。あなたは。
渉「そうか?
あゆみ「ええ。データ持ってても損なことがないから。
渉「持ってるのが不愉快だったら?
あゆみ「理由として弱い。不愉快なだけで捨てるんじゃ誰かと同じ。
そんな、緋瓦さんは子供じゃないんだからうまく利用する方法、考えてくれますよね。
渉「・・・それがデータの生き方なんだろうが、マスターの数はほんのわずかだ。
戦闘に使えないデータは淘汰されるぞ。人間として生きた方がよくないか?
あゆみ「大丈夫。マスターは増えます。
渉「なぜわかる?
あゆみ「勘違いしないでください。あなたたちマスターが利用するために
私たちデータが存在するんじゃありません。
私たちデータが繁殖する場所としてあなたたちマスターが存在するんです。
あゆみ「つまりマスターが増えることは私たちデータの意志です。
ただ、私の場合
人間のマスターにしか使われないだろうし、人類が滅ぼされたら困ります。
だから、やっぱり薔薇は敵なんです。
渉「だから薔薇と戦うのか。
あゆみ「他人事みたいに言わないで。N1って、あなたのことでしょ?
だったら、戦いましょう。相手は敵意を抱いているんだから。
私と一緒に、薔薇を倒しに行きましょう。
渉「宇宙へか?俺はともかく、おまえの装備はないぞ。
あゆみ「ええ。私は燃料にでもしてください。
渉「・・・本気か?
あゆみ「もちろん。偽物の私は、あくまで有機物の塊ですよ。
277DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/09 10:53:18 ID:V8ABUc3W
ここで同情する必要などない。勝手に人に寄生するような有害データだ。
ただ、自分が本当に薔薇と戦うべきなのか、渉には判断がつきかねた。
ジンは声高に薔薇の排除を叫ぶ。薔薇と戦うことにデメリットはないが・・・。
2人は店を出て、夏の空を見上げた。

渉「時間だ。行くぞ。
あゆみ「はい。お願いします。

あゆみは融けて、アスファルトと混じりあい、ロケットブースター内部におさまった。

高度250km。
コンポジット燃料と化したあゆみの体は、あらかた燃焼され、大気中に散っていった。
足元に関東平野を見下ろしながら、渉は、衛星の登場を待つ。
青く霞む地平線に、光の点が現れた。人工衛星だ。
下の地球に向けて、猛烈に信号を発している。暗号コードが一致した。
「黒幕」ばら6号だ。

薔薇「・・・さあ榊拓馬、いや、紺碧よ。
敵の襲来に備えるのだ。まずは、そなたのまわりの・・・
渉「・・・悪いな。俺はもう来ている。
薔薇「な、まさか。こんなところまで来たというのか!
薔薇「・・・だが、榊拓馬は既に我が手中にある。
そなたには、紺碧を倒せまい。
渉「俺より強いマスターはいくらでもいる。おまえの負けだ。観念するんだな。
薔薇「うるさい口を聞くやつだ。ここで塵と消えるがいい!

戦闘開始
278DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/09 10:54:35 ID:V8ABUc3W
戦闘終了

薔薇「紺碧は、機械と人間の融合マスター。
人間などに、負けはせん。それに、紺碧だけではない。
薔薇の種子は、既にまかれている。戻橋一郎!これで勝ったと思わぬことだ!

薔薇は死滅した。最後の捨て台詞は気になるが、渉の役目は終わったと考えていい。
しばし青い球体を見ながら、あゆみの言ったことについて考えた。
たしかにデータにとっては温床で、戦うほどにデータは繁殖する。
面白くないが、事実だ。
ならば連中のために修羅場に下りるよりも、このまま宇宙の果てまで飛び去るべきか?
しかし、渉の全身から、一斉に抗議の声が上がった。曰く、
「自分が去っても戦いは終わらない。むしろ長引くのではないか」
「データとは共生関係。損はしていない」
「薔薇のまいた種子とかはどうする?」・・・
その声は、渉の遺伝子の声、イスカなるジンの声、あゆみたちデータの声であった。
言い換えるなら、生への執着である。
渉は、執着心に負けた。衛星の通信装置で由佳と連絡を取り、地球へ帰った。
完璧な敗北。あゆみのうそぶく声が聞こえるようだ。

・・・ありがとう、緋瓦さん。それで良かったんです。
私とあなたは、別の世界に住んでるし、勝ったり負けたりとかはありません。
だから、地上にDTがある限り、私はずっと、あなたたちといっしょにいます。

エンディング

第11章 終

DTローズ・オブ・ゲノム 完
279名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 15:30:36 ID:0rgZ98CM
テイルズなりきり3のストーリー、だれかお願いします。
280名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 15:32:51 ID:Jcfd6Etx
最近のゲームはエンディングが複数が普通なんだな。
281名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 20:10:14 ID:QhP3rLF2
以前風来のシレンGB2お願いした者ですが
なんだかんだでやることになったので、書いてもらわなくてよくなりました

ただ、他にもシレンを書いて欲しかった人がいるかも知れないので
未解決一覧から消すかの判断はここの人やまとめさんにおまかせします
(私は消していいと思いますが、前例(?とかを知らないので

では。(面倒かけてすみません
282名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 20:41:06 ID:SZwqhKfM
ところで「書き直し」はこのスレ的にはOKか?いや…ともすると荒らしを引き起こしそうな悪寒がするので
283名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 21:44:27 ID:QF5EjctA
>>282
特に問題は無いと思うが・・・・
284名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 21:56:44 ID:gELMHFfp
なりきり3はストーリー気になるがゲームがあまりにも糞すぎて無理ぽ・・・ターン制て
勇者求む
285名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/09 22:06:43 ID:H/mXAs0H
>>282
古いのに補足を付け加えるような形にすれば角が立ちにくいかと
286名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 16:43:44 ID:TTYulaA5
ブレスVって書く人やめちゃったの?(A` 三; 'A)?
287名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/10 20:27:50 ID:74UCSwyi
>>284
なりきり1のようなストーリーを期待してるならあきらめろ
288ブレス3書いてた人:05/01/10 20:28:39 ID:nswgyhde
>>286
すいません・・。ユーザー規制がどうので一ヶ月くらい書き込めませんでした。(今も)
今は実家のPCから書いてます。保存して持ってくりゃ良かった。
明日には帰るので、そしたら他の人のPCからでも書かせてもらいます。
289名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 01:46:58 ID:Dc8Atro4
遅ればせながら、DTの人乙でした
ちょっと気になったんですけど、エピローグで
>以来、あゆみの姿を目にしたことはない。
ってなってるのは、結局あゆみのデータは繁殖しなかったって事なんでしょうか?
それとも、拓馬の前には姿を見せなかったってだけ?
290名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 03:17:45 ID:LHgyA5BV
漫画はあるがアニメもあるのか?
291DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/11 10:59:17 ID:M84FsSmC
>>289
11章が終わると手に入るあゆみのカードの説明ではあゆみのデータは繁殖したけど
拓馬の前には姿を見せなかったのだと思います
292名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 16:17:28 ID:EfeR5Nb6
>>288
なんか急かすような形になって('A`)スマソ
明日の投下楽しみにしてます n9('A`)ドーン
293名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 17:42:52 ID:Dc8Atro4
>>291
レスサンクスです
やっぱり繁殖してるんですね。

エピローグまで読んだ時はかわいそうな人だとおもったけど、11章の会話見ると、なんだかなぁ
…なんか、「らせん」の貞子を思い出した
294名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/11 18:26:14 ID:MDYmGXSH
>>291
289じゃないけど補足thx!

>・・・暗闇は危険だ。
>危うくダークサイドに落ちるところだった。
>正義な選択をした俺は、再び太陽の下に出て、寺を後にした。

ここ読んで、俺的には最後に拓馬はあゆみ(4号?)を解体したんじゃないかと思った。
本物のあゆみが本当に拓馬を好きだったかは疑問だけど、
拓馬はあゆみのことが好きだったから、
偽者のあゆみが存在するのが許せないんじゃないかな。
11章読むとエピローグの印象もだいぶ変わるね。
このときのあゆみの行動も拓馬に自分のデータを感染させようとしてたっぽく感じる。
295名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/12 01:04:58 ID:pgazbxxZ
>>294
あーなるほど。
一人で寺から出てきたっぽい言い方だし、そういう事だったのか…

面白そうだからもっと調べてみようと思ったのに公式サイト消えてるorz
296名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/12 14:28:04 ID:pJGSpZH5
「黒ノ十三」をお願いします。
297名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/12 18:32:38 ID:mfaE3RTt
>291
あゆみのカード説明ってどういうものですか?
298名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/12 18:50:34 ID:sF/V49Hh
DTほんとおもろかった。
職人さん乙!名作!
質問ですが、、四人目のあゆみタンは11章で燃料になって萌えちゃってるから
エピローグに出てくるのはその後作られた別ユニットってこと?
299ブレスオブファイア3:05/01/12 23:16:45 ID:PekZOGVL
程なくして一行はオアシスにたどり着いた。
周りには小さな村が。この村でニーナの回復を待つ。
ここの長の話によると、神の事は知らないが
 丘一つ越えた向こうに古の都と呼んでる遺跡があるらしい。

女神の手がかりを求めて古の都へやって来た。
ここは今までのどんな所よりも機械化が進んだ場所だった。
街を探索すると大掛かりなエレベーターを見つける。
ナレーションが伝えた行き先はステーション・ミリア。女神と同じ名前だ。
この先に女神が? リュウ達を乗せたリフトは遥か上空へと登っていく。

着いた先は様々なエリアに分かれた大規模な施設、O-BARD。
あちこちがカードキーで閉められていた。
研究室エリアで、何故かヘテロキメラの足元にカード発見。
倒して手に入れるが、全然重要なものじゃなく、小部屋一つしか開けられなかった。
しかしそこでハニーと同じ姿の機械兵をたくさん見つける。
実はハニーは、ここのナビゲーターだったのだ。

エデンと呼ばれる、川も流れる大庭園エリアに来た。
そこにはどこかで見たことのある長髪の男がいた。
「・・・・ここまで、来るとは さすがに竜族と、言うべきか?」
男は夢と同じ様に、リュウの事を知っているかのように話しかけてきた。
レイはこの男がティーポではないかと言う。
「そうさ、兄ちゃん・・」
ティーポはこれまでの事を話し始めた。

ティーポもまた竜族の末裔だったのだ。
馬兄弟に負けた後、気がつくとドラゴンの姿だった。その後はリュウと同じ。
ここに辿り着くまで行く先々で争いが起き、いい者も、悪い者も、たくさんの血が流れた。
それが自分達の宿命だと、竜族は存在するだけで世界を脅かすものだと言う。
ティーポは、共にここに残って女神の管理下に置かれる事を
 リュウに提案するが、すぐには答えられない。
心の奥深くでよく考えろと、ティーポはリュウ達を精神世界・セラピへと引きずり込む。
300ブレスオブファイア3:05/01/12 23:19:16 ID:PekZOGVL
セラピに来たリュウの前にティーポが現れた。
「ここで、お前自身と・・ お前が、仲間だと信じてる連中の心と・・ 向き合うと、いい・・」
そうすれば自分と女神の考えが正しいと解るはずだと言い、また姿を消した。

セラピを歩いていると、ニーナの心が見えてきた。
王女として今自分のやっている事は正しいことなのか、
 自分は勝手なことをしているだけなんじゃないかと悩んでいるようだ。
「リュウの・・ 竜族の事は・・・・ 知らなければならない
 とても大事なことに思えたけれど・・」
「分からない・・ ただ、お母様の言う通りにするのがイヤだから飛び出した、だけなのかも・・」

先へ進むとレイが出てきた。リュウの強さと、自分の弱さに距離を感じている。
「どうして、そんな大きな力を持っていられる? もし俺に、その力があれば・・」
「いや・・、分かってる・・ 俺には、そんな力を使いこなす事はできねぇ・・
 俺じゃ、駄目なんだ・・」

モモは世界の謎に戸惑ってるようだ。
「竜の力・・ 女神・・ よく分からない・・ 世界に関わる事? 私には、大き過ぎる・・」
「ただ・・・・ 女神に、近づくと 機械を生み出した時代にも近づいてる気がする・・」

さらに深くへ進んで行く。
やはりガーランドは竜殺しを悔やんでいた。自分はどうすれば良かったのだと。

ペコロスはここで初めてリュウに語りかけてきた。
「わしは、ずっとお前を見ていたよ リュウ・・・・」 ペコロスは、自分の信じるままに動けと言う。
「竜の力・・ 確かに、大きなものだが それで、どうにかなるほど
 世界は、ちっぽけではないのだから・・」

最後に自分の心を確かめる。
「・・それで、君は何を信じればいいのか 分かっているの?」
「君は、竜の一族だ・・ 他の人みたいに、自分の事だけ考えていれば
 いいってものじゃ、ないだろ?」
もう一人の自分の問いにうなずく。
「君の力を使ってできる事・・ 君に、力を託した一族の人々・・」
世界に影響を与えるものは、世界の事を考えなければならない、
 そしてそれができるのは女神だけだと言う。
これが自分の本心なのか?目の前の自分は女神と共に生きようと言う。
だが、そいつはティーポの作ったニセモノだと気づき、拒絶する。
301ブレスオブファイア3:05/01/12 23:23:02 ID:PekZOGVL
ティーポが説得に現れた。 「分かるだろう、リュウ?」
「俺と同じ、血を持った お前になら分かるはずだ・・」
「あいつらは・・ 弱い! どうしようも、ないほど・・・・」
あんな自分達の事しか頭にない連中と一緒にいて、自分達の力を悪用されたらどうする
 と言われるが、自分と仲間を信じてリュウはミリアに下る事を受け入れない。
ならばセラピからは出せないとヘルライダーを差し向けられるが、これを倒して脱出する。

エデンへ戻るとティーポも姿を現した。
「悪夢に、食われたら・・ 竜の力を失うだけで・・ 命は、助かったものを・・・・」
説得を諦めたティーポは竜の力を全開にして襲い掛かってきた。

激戦の末、ドラゴンロードに竜変身したティーポを倒す。
ティーポは、やはりミリアは間違ってないと言う。
「俺達・・、竜族って、こうやって・・・・ 殺し合って・・ ばっかで・・
 危ない、生き物・・ なんだ・・  でも・・・・・・」
「俺・・・・ 竜の力なんて 欲しく・・ なかったよ・・・・」
「俺・・・・ ずっと・・ 兄ちゃんと、リュウ・・と 一緒に ドロボーで 良かった・・ よ・・・・」
ティーポは小さなドラゴンに姿を変えて、死んだ。
レイ「はは・・は・・ ゆかいだねぇ・・・・」
 「なあ、リュウ・・・・ 竜族ってのは、本当に血にまみれた・・ 呪われた種族なのか、なぁ?」
 「違ってほしいよ、な・・  な、リュウ・・・・」


ティーポの持っていたカードキーでカプセルチャンバーエリアへと進んだ。
ここは様々な種類のモンスターを収めた部屋が不規則に繋がっている、奇妙な場所だった。
その中にはスタリオンやミクバのようなモンスターもいた。
もしかして、彼らはここでミリアによって造られたのかもしれない。

そこを抜けると、またまたハニーが勝手に走り出した。
追いかけると厳重そうな隔壁を開けているところだった。
モモ「すごい機械ね、あなた・・?」
ここから先は神の領域だ。
302ブレスオブファイア3:05/01/13 00:10:07 ID:cQxaRE75
女神に仕えるナビゲーターから、ミリアの偉業を聞かされる。
ミリアが生まれる前、すでに世界は滅びかけていた。
砂漠化が進み、ほとんどの生命が消えようとしていた。
ミリアは外海を造り、世界を二つに分断して砂漠化を食い止めた。
そして生き残った生き物の大部分は、外海の向こう側へと集められた。

他にも世界を守るためには、様々な形で管理を行う必要があった。
機械技術の管理・・兵器等が造られるのを防ぐため、
 ミリアが選んだ機械を与え、それを修理して使わせるようにした。
ゴースト鉱も本当はただの化石なんだけど、
 ミリアの魔力を少しずつ伝達する媒体にして、機械のエネルギー源とした。


そしてついにリュウ達の前に女神が姿を現した。
「荒れ狂う海を・・ 死の砂漠を恐れぬ・・ 頼もしき、子供達よ・・・・」 「私が、ミリアです」
ガー「神よ・・・・・・ あなたに、会い・・ 真実を問わんと 遠く・・ 旅して参りました・・」
ガーランドが、何故竜は滅びなければならなかったのか聞くと、
 ミリアは、それは望んでやった事ではないと言う。
ただ、生物の住み良い土地は本当にわずかで、ミリアはそこを守らなければならなかった。
どうしてもそこから竜を遠ざける必要があったと言う。

レイ「つまり・・・・ 余計な事しねぇで 大人しくあんたに守られてろ・・ って事か?」
ミリア「その通りです、レイ」
 「私が、外海というシールドで守らねば・・ 死の砂漠は、じわじわと世界を飲みつくし・・」
 「私が、修復できる機械を与えなければ・・ 世界は、機能しなくなるでしょう・・」
モモ「でも・・・・ 今は、まだ無理でも・・ いつか、私達・・ 自分達の手で機械を作り出せるかも・・・・」
砂漠で生きていくだけで精一杯の人間に、何かを作り出せるとは思えない、
 それにもしできたとしても、それが自滅に結びつくような技術ではないと言えるのか、と返される。

かつて、危険な技術を用いた戦争が起き、世界のほとんどが砂漠に沈んでしまった。
ミリア「私は・・ 彼らを守れなかった・・」
 「同じ間違いは、おかしません・・  私は、あなた達 残された生命を守ります・・」
ニーナは言う。自分達は弱い存在かもしれない、竜の力は世界を滅ぼしたのと
 同じ様なものかもしれない、でも・・・。
 「だからって、どうしろと? リュウは、死ぬべきだと?」
 「作り物の世界に・・ 閉じ込めておくべきだと言うのですか? ・・・・ティーポのように!?」
303ブレスオブファイア3:05/01/13 00:12:57 ID:cQxaRE75
レイ「・・・・全くだ」
 「何もかも、全部あんたの・・ 手の上、ってのは気にくわねぇ・・・・」 ナイフを抜くレイ。
 「じっとしろ、って言われたら 暴れたくなるんだよ  ガキだからな・・!」
ガー「神よ・・・・ 我々は今のところ リュウをあなたに渡す気も・・ 殺させる気も、ありません」
ガーランドは槍を構え、モモもバズーカを出す。
竜の力は危険なだけではない、とガーランド。
ニーナも、みんなで力を合わせればきっと砂漠でも生きていける、と。

ミリア「・・・・そこまでに、しましょう 子供達よ」
 「あなた達の勇気と、自信を・・・・  誇らしく、思います・・  レイ」
ミリアの魔力で、レイが粉々にフッ飛んだ!
記憶を奪い、元の世界に帰しただけだとミリア。名前を呼ばれた仲間達が次々と飛ばされていく。
ミリアの力の前に、リュウの体に震えが走る。
しかし、残ったペコロスが仲間達を呼び戻してくれた。
ペコ「わしの名を呼ばなかったな ミリア・・・・?」  ミリア「お前は・・ 賢樹・・?」
「わしが、いるうちは・・ お前に、勝手なまねはさせんぞ・・・・」
重要なのはリュウの力と意志だと言うペコロス。ミリアはリュウの意見を求める。
「あなたが、その力を捨てれば・・ 世界はこれまで通り 私の加護の下・・ 安らかに在りましょう」
ミリアは目を閉じ、祈るようにリュウの返答を待っている。

ペコ「ぷき、リュウよ・・ お前自身と、お前を信じてくれる者を信じるのだ・・・・、ぷう」
ニーナ「私、リュウが邪悪な竜じゃないって・・ ずっと、信じてたから・・ 最後まで、信じる」
モモ「例え世界が砂に埋もれても・・ 諦めなければ 何とかなる・・、かなー・・?」
レイ「俺の弟に、手ェ出したんだ・・ きっちり、ケリつけさせてもらうぜ・・?」
ガー「俺は、今・・ ミリア様より お前を信じている リュウよ・・・・」

力を捨て、女神と共に安らぎの世界を生きていくのか・・
自分の力を信じて、何もない砂漠の先に希望を見出し、旅立つのか・・・・
それは重大な決断だった。
304ブレス3 ED1:05/01/13 00:21:31 ID:cQxaRE75
リュウは力を捨てて女神と共に生きる道を選んだ。やはり世界の命運を負う事はできなかった。
力を捨てる事で世界が平安であり続けるのなら、それでいいと思った。
ミリア「リュウよ、それが真の強さです・・」  「さあ、行きましょう  私の・・ リュウ・・」
 
リュウは自ら力を封じ、女神に身を預けた。
そして時は流れる。何も変えずに。
305ブレス3 ED2:05/01/13 00:24:57 ID:cQxaRE75
一族の恨み、宿命、ティーポの事・・。それらの事が頭になかった訳ではないが・・・
これからは自分の足で歩いて行くと決め、リュウは女神と決別し剣を構える。

「お前は、自分が何をしようとしているか・・ 分かっているのですか?」  ミリアが顔を上げる。
「私に、剣を向ける事は・・ 世界に、剣をつきつけるのと
 同じだと言う事が分かっているのですか?」
ミリアの言ってる事が正しいのは分かっていたが・・・・
意を決してミリアに斬りかかるが、それはただ空を切るのみ。
「・・・・・・ かわいそうな、リュウ・・」  「大きすぎる力が・・ お前を狂わせてしまった」
力を持たぬ者達を死の危険にさらすのか? やはり竜族は破滅をもたらす種だったのか?
ミリアの言葉に信念が揺らぐ。
ペコ「それは違う・・、ミリア  生命が、お前の世界に納まらぬ時が、来たのだ・・」
 「ミリアよ・・ お前の世界では生命は、『死なない』だけだ・・
  それだけでは、『生きている』とは、言えない・・・・」

「・・・・・・ リュウよ・・  呪われし、竜の一族よ・・ 話は、尽きました・・ お前の決意が、
 変わらぬと言うのであれば・・  私は、お前を滅しましょう 悲しみのうちに・・」
「他の、多くの生命のため・・  私は、あえて・・ 鬼神となりましょう・・・・」
ミリアの気配が変わっていく。
「・・・・さようなら、子供達」
最後の戦いが始まる。
306ブレス3 ED2:05/01/13 00:26:39 ID:cQxaRE75
ガーランド「・・・・終わった、いや  お前達には・・ 始まり、か」
 「長かった・・ しかし・・ 間違った事は、していない  そうだな、リュウ・・?」
ガーランドの体が妖しく光り、激しい揺れが起こった。
女神を失ってガーランドの体は石に戻ろうとしていた。そしてまた、ここも。
「さあ、行け・・ 今からは、自分達の力で歩んでいくのだ・・・・」

その頃、戦いに敗れたミリアは崩壊するO-BARDの中、一人絶望していた。
「・・・・・・守れなかった  私の世界が、また滅んでしまう・・・・」
自分は一体どうすれば良かったのかと天を仰ぐミリアの前に、ディースが現れた。
ミリア「姉さん・・・・?」  ディース「これで、良かったのさ・・」
「これまで、あんたはこの世界を守ってきた・・  竜族を滅ぼそうとしたのはやり過ぎだったけど・・」
「結局、それもこれも あの子達が・・・・ 乗り越えなくちゃ、ならないものだったんだよ・・」

大急ぎで脱出を図るリュウ達。
ステーションのエレベーターまで来たはいいが、爆発がすぐそこまで迫っていた。

ディース「大丈夫、そうカンタンに滅んだりしないさ・・
       世界も、あの子達も・・ あたしらが、思ってる以上に強いんだよ・・・・」
 「・・・・きっと、ね」


砂漠に散らがる機械の残骸・・・。そこにはリュウ、ニーナ、レイ、モモの四人の姿があった。


砂漠のとある場所、砂に埋もれたペコロスが芽吹こうとしていた。
307ブレス3:05/01/13 00:28:35 ID:cQxaRE75
これで終わりです。
308名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 00:33:11 ID:qIxvF6Vq
ブレス乙です
309名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 00:48:31 ID:Q0c4fGHG
乙。
ブレスって1.2.3.繋がってるんだよな。
ディースってやっぱ1のディースなのかな?
310DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/13 01:08:52 ID:4KzpEaFK
>>298
そうだと思います。

>>297
このゲームで使われる全てのカードには、そのカードが表すユニットの
データに関する短い文章が付属しています。
物語は終りましたが、カードでは断片的にその後が語られています。
あゆみのカードはこんな感じです。
311DTローズ・オブ・ゲノム:05/01/13 01:10:14 ID:4KzpEaFK
「西あゆみ」 にし あゆみ

「何あの制服。どこの?」

 誰かがあゆみを合成し、海鴎の制服を着せたか。だがそんな行為に意味はない。
あれはパメラのあゆみだ。ミノワール症を起こした過去がある。
あゆみは顔を要求したが、美奈子はトレーを丸めてサングラスとし、
あゆみに手渡した。顔はなかった。あゆみが席を立つ。
 店の外は蒸し暑く、あゆみはあの夏のことを思い出していた。
笑っている。暑いのに、不安なのに。
そんな演技で周囲の人をだませると思っていたのだ。バカみたい。
 あゆみは目の前に立ちふさがる人物に気付いた。眼が動揺している。
「・・・さおりさん、ですか?」
あゆみはサングラスの下で鼻白んだ。符牒がばれているらしい。
あるいは自分でばらしたのか。
「うん。あなたは?誰に言われて来たの?」
「・・・それは、・・・由佳とか、いろいろな人です」
「・・・そう、わかった。ありがとう」
あゆみは少し笑ってそれに答えた。しかし依然目には不安が残っている。
自分自身を騙すことは出来ない。
「あなたの役目は終わったよ。どうする?帰る所はあるの?」
 結局、メッセンジャーは美奈子の手で灰塵に帰した。
そして、美奈子とあゆみはこう結論付けた。
サーモンデーモンを倒したのは毬川ではなく、緋瓦だ。
そして、美奈子があゆみを使っていることを知り、挑戦状兼名詞代わりとして、
パメラのあゆみを遣わしたのだ。
美奈子は撤退か、N1との対決か、厳しい選択を迫られることになった。
 つまり、あゆみを騙すことが出来たのは、あゆみ自身だけだったのである。

リンク

ミノワール症
自分のクローンと対面することで生じる急性一過性ストレス障害の反応。
記憶錯誤、思考障害などの精神錯乱を指す。この体験が強いと心的外傷となって起こる、
離人症、二重身などの外傷神経症を指すこともある。

二重身(にじゅうしん)
自分以外にもう1人の自分がいる異常体験。ドッペルゲンガーとも言われる。

堀尾美奈子(ほりお みなこ)
マハト極東2研、バリスタ所属の工作員。マスター。

西さおり
西あゆみの双子の姉とされる人物。

符牒(ふちょう)
仲間内で使う合言葉。
312名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 01:24:50 ID:PDmEefyH
もう専用スレでも立ててそっちでやってくれよ。
313名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 01:26:02 ID:Q93Z2a0B
>>309
明言はされてないけどディースもミリアも1の時と同一人物。
314名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 02:41:00 ID:DrH7N3cd
>>312 
モチツケ。本編のストーリーはもう終ったんだし。
質問があったから答えてくれてるだけだろ?
漏れもさすがに長すぎだとは思ったが、なかなか楽しめた。
315名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 02:59:34 ID:n6ryG+VV
>>312
日本語読めない子ですか
触って上げるから感謝してね
316名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 03:08:35 ID:ZQldJ1nD
DT Lords of Genomes BANANA MAYHEM 〜6ターン目〜
http://game10.2ch.net/test/read.cgi/poke/1066727587/

ユーゲーやゲー批でも好評だったな 乙
317名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 03:26:36 ID:DrH7N3cd
公式が復活してたよ!
http://164.46.179.199/dt-web/
318名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 13:52:11 ID:DW+5p0ZS
来てなかった間にACE5職人が来てたのかッ!
続きを楽しみにしてまつ…。
319名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 19:28:46 ID:MkbfZ+pa
長さもさることながら、このマンセーっぷりはさすがに気持悪い。
320名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 19:48:54 ID:eC+WVFBq
嫌ならアボーン設定して見なけりゃいいだけじゃん
321名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 19:54:53 ID:CaHXU2Qz
マグナのときもそうだったけど、マンセー多すぎると興味ない人間からすると嫌なんだと思う。

DTの人、長期掲載乙。
もう少し端折ってもいいんじゃないかと思ったりしたけど、GJですた。
322名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/13 20:22:52 ID:DrH7N3cd
ブレス乙です!
323名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/14 22:27:36 ID:zrDmdRPi
>>313
直接繋がってるのは1と2で、3はパラレルワールドみたいなもんだった気が
324名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/16 11:24:53 ID:ff2AWvy6
>>323
3のドラゴンの遺跡にあるミリアとの戦いの壁画が1の場面
325名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/17 02:53:25 ID:Y/xKKUwY
いきなり過疎ったなぁ。
実はみんな受験生とか?
326名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/17 07:34:48 ID:dEwda4yM
15年も昔のことですよ
327名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/17 09:50:08 ID:e+x2S9ie
それではあげておきますよ
328ACE5:05/01/17 16:14:29 ID:+vp6O3t2
単純にPS2がソニータイマー発動したので
最後のミッションとその二つ前の話が書けない…

糞ニーめ…
329名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/17 18:13:36 ID:yp3H4ZKJ
ブレス1のベストEDキボンぬ。
ミリアが最後にスーパーサイヤモードになる奴しか見た事無いぽ……
(つд`)
330名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/17 21:42:04 ID:Nj8tnyKs
「道(TAO)」をどなたか知っていたらお願いします。
凄い電波なゲームと聞いて興味わいたもので。どうかお願いします。
331名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/17 22:36:37 ID:SYegIx1N
332名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/18 04:26:31 ID:/lO8kuaL
>>331
いや。それは分かったから細かいストーリーを教えて欲しいんだよ。それじゃ分からん
333名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/18 04:38:56 ID:zs5S6Y+6
携帯からなので過去ログが嫁ません
どなたか幻水1・2のストーリーうpしてくださいませんか(つд`)
334名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/18 09:54:01 ID:483w0ILy
ソニー製品に不具合が出るとなんでもかんでもタイマータイマー言う人はうざいなぁと思いました
なぜタイマーなのかが分かってない
335名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/18 13:05:26 ID:w00UX961
>>333
携帯の人間に合わせて毎回うpしなおしてたらどうなるんだ?
マンガ喫茶か友達の家行け。
336名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/18 13:22:04 ID:PxkREctR
漫画喫茶って追加料金でコピーもできたはず
コピれ
337名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/18 14:02:25 ID:EZG8iBKl
>334
まぁいいじゃないか。ここで言ってもしょうがない。
普通に保証書が切れた直後だった可能性もあるし。
338名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/18 15:09:57 ID:vvJHyrYJ
FF11無印〜ジラートの幻影〜プロマシアの呪縛より
国別ミッション、ジラートミッション、プロマシアミッションお願いします。
339ACE5:05/01/18 15:37:44 ID:U6kFqtFF
>>334
見事に保障切れて一週間後です…
タイマー発動前二週間は使ってないのですが…
保障切れてたので解体してみてレーザー出力調整などしましたが
根本的に基盤がイカれてるみたいです、映像出力が全然出来ない状態…

新しいPS2買ってすぐに話の続き上げますのでしばしお待ちを
340名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/18 16:56:59 ID:9GtGr1ju
>>339
ご愁傷様です。
帰還をお待ちしております。(`・ω・´)ゝ
341名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/18 17:27:29 ID:Py0snEaS
>>333
携帯厨は市んで良いよ
342名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/18 21:33:29 ID:kmT1A5d/
メタルギアソリッド3をお願いしたい
どっかでシリーズ完結みたいなのを見たんだがホントに完結してるんだろうか…
343名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/19 00:17:45 ID:15uQZJF5
>>342
ただ単に、「メタルギアソリッド」って名前でシリーズ出すのは終わりにするだけで、
メタルギアシリーズはこれからも作っていく
それだけの話

3の話は3で綺麗に完結してるけど、2の続きではないし
MGS3(1964年)→MG1(1995年)→MG2(1999年)→MGS1(2005年)→MGS2(2007年、2009年)
344名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/19 00:28:40 ID:IX29iaBH
>>338
http://tamtamtam.hp.infoseek.co.jp/
少し検索すれば見付かるでしょうに。
345名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/19 00:33:18 ID:gY6tNTdW
>>342
ほい。予約〜
346名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/19 06:16:08 ID:jVP7Udgm
●未解決分
■PS2 ・大正もののけ異聞録 ・鋼の錬金術師-翔べない天使- ・スペクトラルソウルズ
・フェイスパラドックス ・零 ・グレゴリーホラーショー ・フロントミッション4 ・ラピュセル
・転生學園幻蒼録 ・キングスフィールド4 ・エヴァーグレイス1,2 ・キングダムハーツFM
・BUSIN ・BUSIN 0 ・半熟英雄対vs3D ・ステラデウス ・メタルギアソリッド2
・FF11(国別、ジラート、プロマシア) ・鬼武者1,2 ・ジェネレーションオブカオス2、3
・ライゼリート ・キングダムハーツ
■PS ・里見の謎 ・ブラックマトリクスクロス ・アルナムの翼 ・ミスティックドラグーン
・クロックタワー3 ・エクサフォーム ・クーデルカ ・エネミーゼロ ・ラグナキュール
・新世代ロボット戦記ブレイブサーガ ・ドラゴンシーズ ・メタルギアソリッド
・すべてがFになる ・クーロンズゲート ・フェイバリットディア(純白、円環)
・黒ノ十三 ・MOON ・聖刻1092 操兵伝
■GC ・FFクリスタルクロニクル ・スーパーロボット大戦GC ・ゼルダの伝説 風のタクト
■SFC  ・ウィザードリィ5 ・ラストバイブル3 ・超魔法大陸ウォズ
・ダークキングダム ・永遠のフィレ―ナ ・ざくろの味 ・弟切草
・イデアの日 ・ソウルアンドソード ・大怪獣物語2・幕末降臨伝ONI
・鬼神降臨伝ONI ・学校であった怖い話 ・セプテントリオン
■FC  ・太陽の神殿 ・ミネルバトンサーガ ラゴンの復活 ・ゲゲゲの鬼太郎2
・ボディコンクエスト ・ヘラクレスの栄光2 ・ゼルダの伝説 ・リンクの冒険 ・モンスターメーカー
・マイトアンドマジック ・道(TAO)
■64  ・スーパーロボット大戦64
■XBox ・真女神転生NINE ・OTOGI〜百鬼討伐絵巻 ・パンツァードラグーン オルタ
・FATAL FRAME2 CRIMSON BUTTERFLY
■セガ系  ・サイバードール ・ファンタシースター(1、2、3、千年紀、オンラインep2、ep3)
・わくわくぷよぷよダンジョン ・シャイニングウィズダム ・ナップルテール
・パンツァードラグーン、ツヴァイ ・シャイニング ザ ホーリィアーク
・ラングリッサー2
■携帯機  ・アークザラッド 機神復活 ・ONI1,2,4,5 ・KOF R-1,EX ・ゴットメディスン
・聖剣伝説 ・真・女神転生デビルチルドレン(赤、白、光、闇、炎、氷、メシアライザー)
・風来のシレンGB2 ・スーパーロボット大戦オリジナルジェネレーション ・きみのためなら死ねる
・なりきりダンジョン3 ・逆転裁判2 ・スーパーロボット大戦R
■PCゲー ・ダイナソア 〜リザレクション〜 ・「囚人へのペル・エム・フル」 ・コマンド&コンカー
・英雄伝説IV〜朱紅い雫〜(pc98、win)
■その他 ・剣神ドラゴンクエスト ・コズミックファンタジー(PC Engine)
・ストリートファイターIII(1st,2nd) ・サイキックディテクティブ1,2

●途中
■現スレ ・エースコンバット5
■前スレ ・逆転裁判 ・逆転裁判3 ・ルドラの秘宝 ・ONI2 隠忍伝説
■Part9から放置 ・「テラ・ファンタスティカ」 ・みつめてナイトR ・真女神転生2 ・ポリスノーツ
・テイルズオブエターニア・九龍妖魔学園記 ・バイオハザード2 トレジャーハンターG
■8以前から放置  ・ブルーフォレスト物語 ・東京魔人学園符咒封録 ・アンサガ(キャ,ア,ル編以外)
・グランディア ・サモンナイト(カルマ) ・グローランサー4 ・FE紋章の謎 ・ONI3
・ロマサガ(WCだけの話) ・ミッシングパーツ ・戦国サイバー藤丸地獄変 ・.hack ・サーカディア
・ジャングルウォーズ2 ・幻想水滸伝3(主3人のED詳細) ・刻命館
●執筆予告がある物 ・だんじょん商店会[9] ・スーパーマリオRPG[9] ・バイオハザード0、3[9]
・バイオハザードOB1,2[9] ・バイオハザードCODE:Veronica[9] ・ファイアーエムブレム〜聖戦の系譜〜[11]
・ファイアーエンブレム(封印、烈火)[1] ・罪と罰 〜地球の継承者〜[1] ・メタルギアソリッド3[1]

*予約から半年経ったものは未解決に戻しました。
347名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/19 09:48:35 ID:7T037V3h
乙。結構溜まってるなー。
348名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/19 10:47:30 ID:zYGo24R3
これって「知りたい」の要望があって、まだストーリー書いてないものがこれだけあるの?
349名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/19 17:23:13 ID:4BJGel2F
そうだよ。まぁ忘れてる依頼者もいるかもしれんけど。
でもマロン板の同スレはもっと凄いよ。
350名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/19 17:27:43 ID:3nUx4HCs
アルナムって前スレ辺りで解決しなかった?
351名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/19 21:23:41 ID:4sdlPTbY
>349
「依頼する」のと「依頼に応じてストーリーを書く」のでは手間の量が段違いだから
どうしても依頼が溜まるんだよな。
特にマロン板では、一回に2〜3作依頼するのが当たり前なんで溜まる溜まる。
……つうか、ネタ依頼に気付かないという受け手側の問題もあるんだが。ネオファウスト第二部以降ってなによ。
352名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/19 21:44:50 ID:4BJGel2F
それに加えて書き手も長文書く人が増えてきてるし。
2,3レスでも済むんだけど、どうしても書き手は愛着のある人になるからなぁ。
353名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/19 22:38:26 ID:eul1M+fc
愛着無ければ書いたり出来ないからな
自分が書いたら
これがラスボスだからこれを倒して終わりで済ますだろうな
354真女神転生II:05/01/19 22:41:45 ID:2DtFkGe5
→Lawルート
ザインとガブリエルはセンタービル最上階に"エデン"を築き、神の真の言葉を聞けた者を集めていた
彼らはこの選ばれた者達による真の千年王国を造ろうとしているらしい
真のLawの世界を築くため、Chaosを滅ぼすために魔界を巡る

旅の中で、魔界の地に封印されていた「邪神セト」が目覚める場面に出くわす
ミレニアムへと飛び去って行ったセトを追う

「見ろ、ぼくの失われた半身が戻ってきた」
ザインとセトが融合し「大天使サタン」に変身する
人間・悪魔を問わず"罪を裁く"という使命に覚醒したザイン(サタン)
彼を仲魔にし、Chaosの黒幕ルシファーを倒しに向かう

魔界の各地を守護する大悪魔たちを退け、ルシファーの居城ケテル城へ乗り込む
ケテル城の門もサタンの力の前では意味をなさない、門を打ち破りルシファーの間へ向かう
ルシファーを殺すサタンたち

エデンを乗せたロケット「方舟」で宇宙へと飛び立つ
サタンは方舟に搭載された大破壊兵器「メギド・アーク」を放ち、人間を抹殺し、汚れた地上を浄化する
Chaosの悪魔たちも、人間も、神に選ばれた者たち以外はイレースされた
任務を終えたアレフたちは唯一神にもとへ召される
アレフたちの働きを労う唯一神
しかし、サタンは「まだ裁きは終わっていない」と言い、神の法を自ら犯した唯一神に刃を向ける

造物主をも裁いたアレフたち
役目を終えたサタンは灰となる
「さらばだ…真の救世主アレフよ さらばだ…新たなる聖母ヒロコよ」
-真女神転生II LawルートEND-
355真女神転生II:05/01/19 22:44:11 ID:2DtFkGe5
→Chaosルート
ザインの誘いを断り、エデンから追放されたアレフたち
そこにルシファーが現れ、サタンの恐怖を説き、アレフを魔界と地上を守るための戦いへと誘う
ルシファーは「自分の足でケテル城まで来い」という試練を課し、去る

魔界を巡り、力試しのためにChaosの大物悪魔と戦いながら、ケテル城へと辿り着く
ルシファーもアレフは自分が求めるだけの力量を持っていると認め、仲魔になる
仲魔になったルシファーは「九頭龍」を目覚めさせる

ルシファーは九頭龍を使い人間を抹殺することを神に命ぜられていた
しかしルシファーは唯一神に背き、ミレニアムを破壊するために九頭龍を使った

ミレニアムは破壊されたが、方舟に脱出されてしまった
ルシファーはザイン(サタン)のイレース計画を見抜き、方舟へとワープする

方舟を守る唯一神の分霊とサタンを倒し、唯一神の元へと進む

「大天使としての誇りは失われたのか」と怒る唯一神
「神の奴隷になんの誇りがあろうか」と、混沌であろうとも自由と再生の未来を求めるルシファー
戦いの末に唯一神は倒れる

九頭龍によりミレニアムは破壊され、地下世界に太陽の光が差し込む

ルシファーが言う
「混沌の中、平和は失われているが、自由は手に入った
その中には平和を求める自由もある さあ行こう、何者の支配も無くなった世界へ」
-真女神転生II ChaosルートEND-
356真女神転生II:05/01/19 22:46:49 ID:2DtFkGe5
→Neutralルート
LawとChaos、両者の誘いを断ったアレフ
Chaos悪魔を倒しながら魔界を進み、ルシファーの居城へと辿り着く

ケテル城の門はChaosの者以外を拒むが、それを将門公に貰った刀で打ち破る
そのままルシファーを倒すアレフ
ルシファーは神の用意した新たな大破壊兵器(メギドアーク)の存在と、九頭龍の目覚めをアレフに知らせて果てる

地下世界で九頭龍が目覚める
ダレスと地下世界に住まう民の願いを受け、九頭龍と交戦する
九頭龍を撃破するが、メギドアークを搭載したエデンの方舟はすでに宇宙へと脱出してしまっていた

そこに車椅子の男スティーブンが現れる
「最後のチャンスをやろう」
そう言って"スーパーターミナル"でアレフたちを方舟へと転送する

方舟を進み、唯一神の分霊とサタンを撃破する

命の法に逆らって産まれたアレフ
人造メシア計画のために身体を提供したヒロコ
多くの命を奪い、神霊たちも殺し、神にも刃を向ける彼らに、唯一神は激しい呪いの言葉を吐く

アレフは神にも勝利する
神は倒れる間際に言い残す
「万物の父たる我を滅ぼし、もう汝らに頼るすがるものは無い
人が我に救いの手を求める限り、大いなる宇宙の意思は何度でも我を生み出すであろう」

全ての戦いは終わった

ヒロコがアレフにつぶやく
「もう私たちには頼るものすがるものは無いのね
でも、貴方には私がいる 私には貴方がいる
行きましょう、私たちの世界は私たちの手で造るのよ」
-真女神転生II NeutralルートEND
357名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/19 22:49:29 ID:2DtFkGe5
真女神転生IIはこれで終了っす
随分長いこと放置しててスマソ
358名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/19 22:58:19 ID:QHwWP5bg
ヽ(´ー`)ノお疲れ様〜
359名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/20 03:44:14 ID:Y/wa/P/h
ストーリー書いてくれる方にはお疲れ様と言いたいですが、
5レス以上にも渡って書かれてもl読むのが面倒です。
チャートじゃなくてストーリーだけ簡潔に書いて頂きたいです。
すみません
360名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/20 04:36:08 ID:rP8nlPEF
メガテンは読みやすかったな
361名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/20 07:39:21 ID:aJAVgOB9
あんまり短くしようとすると箇条書きみたいになるぞ
362名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/20 10:57:33 ID:oUgk4Z9W
>>359
前スレだかのスパロボみたいな?
363名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/20 14:53:27 ID:gkHHRBAf
メガテン乙!わかりやすかった
364名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/20 15:20:54 ID:IpHEoM84
せっかく書いても>>359みたいなのを言われるんじゃやる気なくす
365名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/20 16:18:43 ID:pc9Z2/Rt
長いの読むの面倒ってガキかよ
366名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/20 16:20:10 ID:duISN5B3
親切と自己満足でストーリーを教えてもらう側だから、文句など付けるべきではないんだけど
一部、膨大すぎて読む気なくすレベルのものもあったからね。気持ちもわかる。
まんま台詞とか写すとどんどん長くなるから、貼る人の技量にも期待したいってことでは?
367名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/20 20:45:38 ID:0sFlsGr4
所詮はクレクレの要望に答えるスレだから厨の態度もでかくなる
368名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/20 22:14:55 ID:Q99ERdvE
英雄伝説IV〜朱紅い雫〜(win版)予約します
369名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/21 00:25:46 ID:pB2oWI+n
キングダムハーツ予約シマッス。
370名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/21 01:31:05 ID:+0Ih6piM
お二人ともありがとうございます。お願いします。
371英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/21 21:10:32 ID:4GzSOG2S
プロローグ(0)

ガガーブと呼ばれる大断層により三分された大地。
その分かれた世界の1つ、神々の眠る地「エル・フィルディン」では
2つの勢力が争いを続けていた。

光の神バルドゥスを奉じる「バルドゥス教会」
闇の神オクトゥムを崇める「オクトゥムの使徒」

遥かな昔からの争いの果てに二神は眠りについていたが、
人は未だ巣立ちを迎えることなく神々という名の運命に囚われていた。
372英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/21 21:13:32 ID:4GzSOG2S
プロローグ(1)

<物語開始から8年前>
バルドゥス教会の聖地カテドラールにいる孤児たちの中に仲の良い1組の兄妹がいた。
「アヴィン(9歳)」と「アイメル(7歳)」
2人は最高導師エスペリウスのもとに引き取られて以来、平和な日々を送っていた。

そんなある日、聖地は謎の集団の襲撃を受けた。
集団のリーダーは、元バルドゥス教会神官のベリアス卿(4、50代?)。
卿の圧倒的な力の前にカテドラールは脆くも陥落した。

集団の狙いはアイメルであった。
エスペリウスの身を犠牲にした抵抗や、力の賢者ガウェイン(53歳)の加勢によって
からくもその場から脱出するものの、混乱のなか兄妹は離れ離れになってしまう。
373英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/21 21:17:28 ID:4GzSOG2S
プロローグ(2)

アヴィンはガウェインに連れられ、慈悲の賢者レミュラスのもとに預けられた。
アイメルは例の集団から逃げおおせたものの、その行方は誰も知らないという。
妹との離別のショックから立ち直れず当初は塞ぎこんでいたアヴィンだったが、
レミュラスの暖かさと、近くの村に住む少年マイル(10歳)との友情により
次第に明るさを取り戻していった。

穏やかで満ち足りた日々。しかし、兄の心の奥には常に消えることのない想いが・・・
そして8年の月日が流れた。
374英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/21 21:19:25 ID:4GzSOG2S
プロローグ(3)

アヴィン17歳の春
賢者レミュラスは自分の死期を悟り、枕元にアヴィンを呼び寄せた。
妹を探す決心をしていたアヴィンに慈悲の賢者は次のことを語った。

アイメルのある理由により闇の勢力に狙われていること。
彼女の安全のためにその行方は極秘とされ、レミュラスにも判らないこと。
そして、妹を探し守るためには力と知恵と優しさが必要であるといい、
そのために知恵の賢者ディナーケンを訪ねるよう助言をした。

最後にバルドゥスの頭と呼ばれる「神宝カベッサ」をアヴィンに託し、
ディナーケンに届けるよう依頼した後に、親代わりを8年間勤めた好々爺は
息を引き取った。


レミュラスの墓前で1人語りかけるアヴィン。
「じいさん・・・それじゃ、俺、行ってくるよ」
375英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/21 21:21:46 ID:4GzSOG2S
補足

世界観などについていくつか補足をします。面倒な人はスルー。

<神々について>
バルドゥスは世界の維持を原理としてうごくもの
オクトゥムは破壊と再生により世界を創りかえるもの
別に善と悪ではないという使い古された設定。

<2つの勢力について>
バルドゥス教会はドラクエの教会のようにエル・フィルディン全域で普及している。
一方、オクトゥムの使徒は一種の秘密結社。なので一般人にはほとんど知られてはいない。
基本的には使徒が教会などに対して、いろいろと陰謀をめぐらせているという図式。

<3つに分かれた世界について>
この話はガガーブ三部作(英雄伝説3〜5)の時代的には最初のエピソード。
ストーリーは1作ずつ完結するが、登場人物やアイテムの一部が
後のエピソードに引き継がれていく。

というわけで、他の大陸に行くなんてことはないし、
ガガーブ誕生の謎も4では謎のままです(匂わせる箇所はあるけど)。
あくまでエル・フィルディン内部での話がメイン。
376英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/21 21:23:56 ID:4GzSOG2S
今回はここまでです。
世界観や社会構造(のようなもの)の説明のため前置きが長くなってしまったけど、次回からは短くなります。
そのぶん、メインキャラ以外はたとえ仲間になるヤツでも名前のみの登場とかになる予定。
地名なども一部を除いて割愛します。読み辛くなるだけだと思うので。
ゲームでは全4部に分かれているんで、こっちも4回に分けます。
377名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/22 00:36:22 ID:2UeY9opL
乙ですー
期待しとります
378名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/22 06:26:04 ID:bjzXtngX
MGS3予約した者ですが。
んで、なんつーかこう、きっちり全体を通して書きたいなと思ってしまったので
MGS1(GCのほう)、MGS2も書きたいと
思っております。
バイオ4の発売日までには、すべて貼り付けたいと思っております。

379名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/22 14:27:20 ID:6vSeqpdn
決戦Vやった人がいればおねがいします。
やっぱトンデモですか?
380名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/22 17:55:09 ID:dE2jZBlx
ペルソナ2 罪をお願いします、3年程前にクリアしたんですが忘れてしまいました。
罰を始めようと思っているので罪のストーリーを思い出したいです。
ガイシュツかもしれませんが、携帯しか無いので>>1のまとめサイト見れません…お願いします。
381名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/22 18:17:27 ID:y83UOlup
なんか380の文にすげえデジャブを感じるのだが…
382名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/22 19:28:40 ID:7PGMWQKM
携帯で2chしてる人ってブルジョア?
383名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/22 19:33:28 ID:dE2jZBlx
PC買うお金が無いもので…
384名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/22 19:36:34 ID:hrd0N8G5
俺みたいにはなるなよ…
ttp://mu.skr.jp/1106302995-DVC00054.JPG
385名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/22 19:38:25 ID:ce0FIrBe
貧乏人はADSLで決まりですよ
386名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/22 20:00:49 ID:mEfb95Es
>>384
何これ???
スッゲェ…
387名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/22 20:43:35 ID:dE2jZBlx
>>384
えぇ!?桁が…



どなたか罪のストーリーを教えて下さる神はいらっしゃらないですか…?
388名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/22 20:45:12 ID:c1WunTFs
389KINGDOM HEARTS ◆H5YFNeXnA6 :05/01/22 22:06:46 ID:jdoDv8CJ
プロローグ。


ディズニーのキャラ達が集う世界。ディズニーキャッスル。
ある日突然王であるミッキーが置手紙を残して失踪する。
グーフィーとドナルドは王の「鍵を持つ少年を探せ」との言葉を頼りに旅に出る。

所変わって南国の楽園、ディスティニーアイランド。
少年、ソラは親友であるリク、カイリとともに旅に出る計画を実行に移そうとしていた。
ソラはイカダに積み込む食料を探しに島の洞窟へ。
そこで謎の扉を発見する。そして現れた謎の黒服の男。
戸惑うソラに、男は「世界は繋がった」とだけ言い残して消え去る。

その夜。
島が突然の嵐に襲われる。イカダが心配になったソラは島へ向う。
そこで見たのは見たことも無い漆黒の生き物たち。
洞窟に逃げ込んだソラはカイリを見つける。
共に逃げようと手を差し伸べた時、謎の扉が開きカイリが吸い込まれてしまう。
扉は開かないので外に出てみるとリクが立っているのを発見する。

何か様子がおかしいリク。
「闇を恐れる事なんか無いんだ、恐れていては何も始まらない」
そういってソラに手を差し伸べるリク。ソラが手を掴もうとした時、
リクは足元の闇に飲み込まれて消えてしまう。
ソラもまた闇に包まれようとした時、目の前に一筋の光が現れる。
無我夢中で光を掴むソラ。気が付くと闇は霧散し、手にはキーブレードが握られていた。

休む間も無く、巨大なハートレスが襲い来る。
キーブレードの力で敵を撃退するも、島の崩壊に合わせてソラも吹き飛ばされてしまう。

次に目を覚ました場所は見たことも無い町「トラヴァースタウン」だった。
390KINGDOM HEARTS ◆H5YFNeXnA6 :05/01/22 22:07:54 ID:jdoDv8CJ
一方ドナルドとグーフィーも「鍵を持つ少年」を探してトラヴァースタウンにたどり着く。
二人はとにかく情報を集めようと町を駆け回るのだった。

ソラが町を歩き回っていると一人の男に出会う。
レオンと名乗るその男は、ソラのキーブレードを見ると問答無用で襲い掛かってきた。
あわやと言う時、一人の少女がレオンのガンブレードを止める。
少女、ユフィとエアリスの口添えでその場は事なきを得る。
話を聞けば、レオン(本名:スコール)やユフィ、エアリスも、ソラと同じく故郷を失ったのだという。

このままでは世界全体が危ないらしい。
それを止められるのがキーブレード、だというのだ。
何者かによって放たれた「世界と世界を結ぶ扉の鍵」
扉が開けば世界と世界は繋がろうとして崩壊へと向う。
それをもう一度閉められるのはキーブレードだけなのだ。

そこへドナルドとグーフィーが現れる。
ソラの持つキーブレードを見て、彼こそが「鍵を持つ少年」だと理解する。
ドナルドとグーフィーは王様を探す為に。
ソラはリクとカイリを探す為に旅をすることになる。

こうして三人はトラヴァースタウンを離れ、世界と世界を飛ぶ船、
グミシップで次の世界へと向うのだった。
391KINGDOM HEARTS ◆H5YFNeXnA6 :05/01/22 22:38:39 ID:jdoDv8CJ
「不思議の国のアリス」の世界
                     ワンダーランド


グミシップが辿り付いたのはとにかく不思議な世界だった。
クスリを飲めば小さくなったり大きくなったり。見るもの全てが何処かおかしい。
そんな世界で一つの裁判に立ち会うことになる。
無実の罪で裁かれようとしている「アリス」という少女。
女王のあまりに理不尽な判決に、思わず反抗するソラ。
すると女王は、「アリスを助けたければ、彼女が無実だという証拠を持ってこい」と告げる。

早速不思議な世界を駆け回るソラ達。
「証拠の足跡」「証拠のトゲ」「証拠の匂い」「証拠の爪あと」
四つもあれば十分だと、再び裁判所で女王へ証拠を提出する。
証拠を突きつけられた女王は、「こんなのウソっぱちだ」とわめきだす。
終いにはソラ達を不届きモノとして捕らえようとする。

襲い掛かるトランプ兵たちをなぎ倒し、どさくさにまぎれてアリスを救出するソラ。
しかしアリスは、怯えて何処かへと逃げていってしまう。
アリスを追いかけてソラ達は再び森の中へ。

辿り付いたティーパーティー会場。
そこに居たのは巨大なハートレスだった。
チシャ猫から授かった魔法でハートレスを撃退するソラ達。
すると、その騒ぎで眠っていたドアノブさんが目を覚ます。
大あくびをするドアノブ。その喉の奥に見えたのは鍵穴だった。

反応するキーブレード。
ソラがキーブレードをかざすと、放たれた光が鍵穴へと伸びていく。
カチリ、と言う音とともに閉じられた鍵穴。
これでこの世界は救われた。安堵感と共にソラ達は次の世界へ。


アリスは何処へ行ってしまったのだろうか?
392KINGDOM HEARTS ◆H5YFNeXnA6 :05/01/22 22:49:27 ID:jdoDv8CJ
「ターザン」の世界
              ディープジャングル


グミシップが辿り付いたのは鬱蒼としたジャングルだった。
そこで出会ったのはゴリラに育てられた青年「ターザン」だった。
彼に紹介されたのはゴリラ研究家のジェーンと、ハンターのクレイトン。
自己紹介を済ませると、突如テントをハートレスが襲撃する。
それを撃退すると、幼いゴリラがターザンに救いを求めてきた。

聞けば、仲間のゴリラたちが様々な場所でハートレスに襲われているらしい。
見捨てるわけには行かないと、ソラ達はターザンに連れられ、各地でゴリラを救う。
粗方倒し終わり、ソラ達はキャンプへと戻る。

戻ってみるとクレイトンの姿が見えない。
竹やぶの方から聞こえるゴリラの悲鳴。嫌な予感を抑えて竹薮へ向うと、
クレイトンがゴリラを殺そうとしているではないか。
懲らしめると、巨大なハートレスが出現。サクッと撃退。

全てを片付けると、ゴリラのボスがソラ達に見せたい物があるという。
ゴリラにぶん投げられて辿り付いたのは、虹色の蝶が集まる美しい大樹だった。
ソラが近づくと大樹に鍵穴が現れる。先程と同じく、キーブレードで鍵穴を閉じるソラ。

美しい景観を胸に刻み、ソラ達は次の世界へ。
だがしかし、此処から先へは今のグミシップでは進めないという。
とりあえずソラ達はトラヴァースタウンへと戻るのだった。
393KINGDOM HEARTS ◆H5YFNeXnA6 :05/01/22 22:50:36 ID:jdoDv8CJ
今回は此処までです。
次回からはもう少し短縮したいと思いますので。
それでは。
394名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/22 22:56:49 ID:HzGPASRb
乙〜
いいテンポの文章っすね
上手くまとまってて読むのがすごく楽ですた
395名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/23 00:16:06 ID:vhuoDu6r
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396罪と罰 〜地球の継承者〜:05/01/23 03:17:23 ID:fbJSP6qV
キャラクター

サキ=アマミヤ(14)
:"聖女"アチ率いる救済グループに属する、日本人とアメリカ人のハーフの少年。
以前に一度死んでいるが、アチの血を「授血」したことで復活し、超人的な身体能力を得た。

アイラン=ジョ(15)
:同じく救済グループに属する、日本人と韓国人のハーフの少女。電子工作技術に長けている。
字幕では男言葉になっており、一人称は「俺」(ボイスはどのキャラも全て英語)

アチ(13)
:救済グループを率いる自称・聖女。超能力を持ち、血を与える事で死者を復活させる事もでき、
それを利用して宗教団体的な救済グループを立ち上げた。性格は我が侭で自己中心的。

ブラッド(17)
:海外から派遣された治安維持組織・武装ボランティアの司令官。サキと同じくアチの力で復活し、
超人的身体能力だけでなくテレパシー、念動力などの超能力も得ている。
G&R社と画策して食用生態系に自身の血を混入させ、ルフィアンを生み出した張本人でもある。
アチの能力を警戒しており、救済グループをテロリスト認定して戦い続けている。

カチュア(15)
:ブラッドの側近の少女。ブラッドから授血を受け、間接的にアチの血の力を得ている。
念動力を使う事ができる。

レダ(5)
:ブラッドの側に控えている喋るネコのような動物。元々は人間の天才少女だったが、
ブラッドからの授血により一旦死亡した後、復活して知性を残しつつ獣の姿になる。

ラダン(10代後半?)
:元武装ボランティアの女性。ブラッドの側近だったが、カチュアの登用により降格され、
その後ルフィアンとの戦いで死亡するも、ブラッドの血の力で獣化して復活。
知性は失ったがカチュアへの恨みだけは残っており、彼女を執拗に付け狙う。
397罪と罰 〜地球の継承者〜:05/01/23 03:20:28 ID:fbJSP6qV
2007年、原始昆虫から作られた食用生命体の中に本能として人類を狩る種が生まれ、
北海道の飼育場から脱走。そのまま増殖しながら数を増やし、東北部までを制圧する。
そんな日本に米国から表向きはルフィアンへの対抗とルフィアンの首都への侵攻を恐れる
市民の暴動鎮圧を、裏では兵器のデモンストレーションを目的として、更正活動を建前に
招集した凶悪犯罪者で構成された国際治安組織・武装ボランティアが派遣される。

・オープニング
ルフィアンの侵攻が続く東京・新宿。救済グループの別働隊が武装ボランティアの襲撃に
よって壊滅した事を知ったアチはサキ、アイランと共に逃走の計画を立てる。
自らの予知の通りに武装ボランティアとルフィアンが衝突した所で、新宿駅屋上に停めてある
輸送機を奪う計画だが、予知に関しては半信半疑のアイランは落ち着かずに苛立つ。

・ステージ0−0
サキは夢の中でルフィアンの大群と戦っていた。日に日に見る頻度が高くなる夢の中で
巨大なボスを倒した所でサキは目を覚ました。アイランにガンソード(ライトセイバーと
銃が一体化したような武器)を渡され、外へと出る。

・ステージ1−1
前方の敵をサキ、後方をアイランが担当し、前進する3人。武装ボランティアの兵隊達を
ガンソードで倒して進むと予知通りルフィアンが出現する。これも薙ぎ払って3人は新宿駅に駆け込む。

・ステージ1−2
アチに従って(この世界の)新宿駅の巨大エレベーターに乗り込み、屋上へと向かう3人。
だが、やはり新宿駅の中は武装ボランティアやルフィアンの群が待ち構えていた。
敵を薙ぎ払いながら屋上に到着し、トレーラー(輸送機)を奪って逃げようとするが、
巨大な怪物――ラダンがトレーラーを急襲。これをアイランの操縦するトレーラーと
サキのソードアタックで屋上から叩き落として撃破。
ラダンを倒すとカチュアが「大事な研究素材をよくも」と言って襲いかかってくる。
その辺の瓦礫や兵士の死体やその他諸々を念動力でぶん投げて攻撃してくるカチュアを
ソードの一撃で倒して屋上から落とすが、カチュアは能力により血液を増殖させて
血の大洪水を起こす。

・ステージ1−3
瞬く間にカチュアの血の海に飲み込まれる東京。逃げ損ねたサキもその中に沈むが、
アチの呼びかけにより獣化――ラダンとは比べ物にならないほど巨大な、
刃と鎧を身につけたような二足歩行の怪物の姿に変化する。
生きていたカチュアも負けじと獣化してサキよりさらに巨大な姿になるが、
サキは腕のビームと剣をガンソードのように用いて何とかカチュアを打倒。
理性を失ってしまったサキはとりあえず放置して、アチはアイランを連れて
テレポートでその場を離れた。
398罪と罰 〜地球の継承者〜:05/01/23 03:21:40 ID:fbJSP6qV
× 本能として人類を狩る種が生まれ、
○ 本能として人類を狩る種・ルフィアンが生まれ、
399罪と罰 〜地球の継承者〜:05/01/23 03:24:21 ID:fbJSP6qV
・デモ2
アチがテレポートしてきたのは武装ボランティア達の空母の中。アイランが辺りを
警戒していると、艦内放送でブラッドの声が聞こえてきた。どうやら北海道に向かう
サキを攻撃するよう指令を出しているらしい。司令室へと向かう2人。

・ステージ2−1
自動警備システムや艦内をうろついているルフィアンを倒して前進するアイラン。
途中アチがルフィアンに捕獲されるも無事救出し、彼女らを止めようと邪魔してくるレダも追い払う。
指令室に辿り着いたアイランとアチはブラッドと対峙する。自らガンソードを握って戦う
ブラッドだが、斬り合いでアイランに敗北。一緒に戦っていたレダも命を失う。
アイラン「あいつも…妙な力を持っていたのか…」
ブラッド「妙な力か…アチはお前に何も教えていない様だな。
     僕の力はアチに与えてもらった。アチの血を受けつぐ事でね。
     あの怪物と化した少年も同様だ。」
アチ「サキはアナタとは違う。
   しかしアナタが自分の血で仲間を増やしていたとは思わなかったわ。
   それとも仲間ではなく実験材料?自分が怪物化するための…
   人間に戻る方法を知らない上に自分がどう変わるかが怖いんでしょう?」
嘲るように言い捨て、アチはアイランの方を向いた。
アチ「アイラン?サキを人間に戻したい?」
アイランが頷くと、アチは念動力で足元の床を無理矢理引きはがし、空へと飛び上がった。
アチ「アイツら空からサキを襲うの…それならコッチだって…」

・ステージ2−2
空飛ぶ床板に乗って艦隊と戦うアイラン。戦闘機を凌ぐ凄まじい機動性を持つ床板(!)と
異常な射程と威力を持つガンソードで甲板上の兵士や艦砲、ボート、ヘリコプター、
飛行型ルフィアンなどを次々と撃破。次々に死んでゆく兵士達を見てアチは大笑い。
ブラッドは小型VTOL・マラキアに乗り自ら攻撃してくるが、アイランに撃ち落とされる。
そこへ飛来する謎の大型飛行物体。それは武装ボランティアを支援していた
軍事企業・G&R社が独自に送り込んできた新型機・アースアイリッドだった。
アイランはこれも攻撃するが、あまりに巨大なその全体を破壊する事はできず、
アースアイリッドはサキに向けて巨大爆弾・ポーラスターを発射する。
しかしアイランは後ろから攻撃を集中し、ポーラスターをサキに届く前に
爆発させる事に成功した。

アチは床板をサキの眼前に静止させる。サキは棒立ちで動かない。
アチ「うーん…やはりまだ早かった…弱点の露出だけはまずいわね…」
アイラン「近づいて平気なのか…?」
アチ「サキにとって私たちは「虫」よ。いちいち攻撃なんかしない。」
アイラン「はやく人間に戻してやってくれ…」
アチ「サキは人間としての心を忘れているだけ。」
アイラン「見ればわかる…」
アチ「サキを人間に戻すにはね…
   アナタがサキの中に入って人間としての心を取り戻してくるのよ。
   私がサキの胸を開くからアナタはその中で彼の心を呼ぶの。
   アナタの総てを吐き出すのよ。思考、想い、過去、未来、現実、夢…
   彼がアナタと総ての共有を望めば再び人間としての生を受け入れるわ。」
アイラン「ふざけんな!そんなことできるかっ!!」
アチ「まず、サキを眠らせなきゃ…」
アイラン「できないって!」
アチ「サキの眉間を撃てばいい…」
アイラン「うそつけ!ニセ聖女め!」
アチ「サキを撃って…」
アイラン「うるさい!」
アチ「サキがこのままでいいの…?」
400罪と罰 〜地球の継承者〜:05/01/23 03:26:20 ID:fbJSP6qV
・ステージ2−3
怒鳴り続けているうちにアイランは先程の海上とは全く別の場所に飛ばされていた。
傍らにいた小さな少年によるとここはアメリカ・ニューヨークの地下鉄内らしい。
少年を庇いつつ車内のルフィアンを倒すアイラン。アメリカにはいないはずのルフィアンの存在を
不思議に思うが、暴走する列車を止めるべくひとまず先頭車両に向かう事に。
途中の車両にあったディスプレイを目にし、2017年、自分達の時代から10年後という事が判明。
さらにディスプレイには廃墟となった街に立つ獣化したサキの姿が。
この世界は現実ではないとアイランは気付く。彼女を「ママ」と呼ぶ少年に名前を聞くと、
「イサ=アマミヤ」と答えた。イサの正体にも感づいたアイランは再び先頭車両を目指す。
無数のルフィアンを切り払って辿り着いた先頭車両にはルフィアンを従えたサキの姿が。
アイラン「サキ…?」
サキ「そうだ。今は君の願望を交えた姿をしている。
   俺達はアチの予言の中にいる。未来は選べたかい?」
イサ「パパ!!」
サキ「ふん…勝手に子供なんか産むなよ。子供が生きていける未来じゃないぜ。」
アイラン「ちがう。イサはもうひとつの未来に生きる。
     俺がおまえの嫁さん…
     イサがおまえの息子…
     そしておまえが人間でいる未来だってあるんだ!」
イサ「パパとけんかしてるの…?」
アイラン「ごめんな…
     ママをどう思っている?」
イサ「すごくこわいママ…でもママやさしいの…イサね?ママだいすき…だから…」
アイラン「俺もイサが大好きだ。
     だから…きっとまた会える。」
サキの幻を撃ち抜き、アイランは現実の世界に戻った。

・デモ3
現実に戻ったアイランはとりあえずサキを撃って気絶させる。水飛沫を上げて倒れるサキ。
アイラン「子供を…利用したな…」
アチ「一度見せたほうがいいと思ってね。
   まだ麻酔が終わっただけよ。次は…」
サキの胸を切り開きながらアイランはアチに問う。
アイラン「サキやブラッドの事といい…オマエの目的はなんなんだ…?」
アチ「私の本当の敵はね…すごーく遠くにいるのよ。
   ずっと昔から戦い続けている強敵よ。
   いずれ彼らと決着をつける時、今のアナタ達の力では勝ち目はないの。
   今までの戦いは訓練に過ぎない。地球を舞台にした大規模な模擬戦ね。」
アイラン「ばかな!東京まで壊滅したんだぞ!世界をメチャクチャにする気か!?」
アチ「大丈夫。あなた達が生きるのは「別の世界」よ…
   今はもっと大きな戦争の理由が欲しい…
   その戦争を力で治めるのがサキ…
   人はサキを恐れ、敬い、彼の姿こそが戦いを率いるシンボルとなる…」
アイラン「ブラッドも…そうなのか…?」
アチ「最終的に奴の目的は私と一緒よ…
   血の意味を知ったときに野望が芽生えたのね…
   自分の血からルフィアンを作って自作自演の戦いを起こしたり…
   私の先を越そうと躍起になっていた…
   しかし私は焦りはしない。サキは人間としてもっと強くならねば…」
話しながらアチはその細腕に似合わぬ力でアイランの首ねっこを掴んで吊り上げ
サキの体内に放り込むと、今までとは違う不気味な声で呼びかけた。
アチ「サキ!!起きなさい!!
   アイランの心の総てに触れなさい!あなたの心の総てを取り戻しなさい!」
サキはアイランを取り込んだ事で苦しみもがいた後、テレポートで逃走した。
401罪と罰 〜地球の継承者〜:05/01/23 03:30:50 ID:fbJSP6qV
・ステージ3−1
何処かの海岸で目を覚ますアイラン。近づいて来るルフィアンの群を追い払うべく傍らの
ガンソードを拾おうとするが、横から伸びた別な手がそれを取った。
サキ「おはよう!アイラン!」
サキは形こそほとんど人間で理性も取り戻していたが、体中のあちこちがルフィアンの
ような甲皮に覆われている不完全な姿になっていた。
大型ルフィアンの多い砂浜を離れて進むと、無人になった土産物屋を見つける。
そこに棲み着いていたルフィアンを退治して2人は休憩を取った。
ルフィアンの肉をガンソードのガスで炙りながら話す2人。サキはふと不気味な気配に気付く。
サキは見張りに出るが、その隙にアイランは何者かに連れ去られてしまう。

・ステージ3−2
戻って来たサキはアイランを探しに出る。おびただしい数のルフィアンを撃っては斬り、
斬っては撃つを繰り返しながら足を進めるサキ。そして最後にサキの前に現れたのは
ルフィアンを従え、アイランを人質に取ったアチの姿だった。
アチ「やはり…来たわね…」
サキ「アイランに何をした…」
アチ「ねむってもらっているだけ…」
サキ「なぜこんなことを…」
アチ「あなたの気持ちを試したのよ…自分を見てみなさい。
   その姿はアナタの心の半分がアイランを拒否したせいよ。」
サキ「拒否などしていない…
   俺の心がアイランの心に近づいていったのは確かだ…
   しかし…俺達の心にはまだ恐れや迷いがある…
   今はまだ触れ合っちゃいけない所が残ってるんだ。
   もっとお互いを受け入れ合うには時間が必要なんだよ。」
アチを睨みつけるサキ。
サキ「人類救済の言葉を信じて戦ってきたのに…
   ちがう目的のために…兵器として俺達を利用しようとしているんだ…」
アチ「そうよ。まだ「訓練」の途中なの…常にアナタを戦いの場においてね…」
ガンソードの銃口を向けるサキだが、アイランがいるため撃てず、手放した。
アチ「それでいいのよ…」
サキ「ああ…オマエに効くのはコレだろ?」
サキが手から衝撃波を放ってアチにぶつけると、アチは思わずアイランを放してしまう。
人質を取り返されたアチは浮かび上がり、力を集中し始めた。
402罪と罰 〜地球の継承者〜:05/01/23 03:33:34 ID:fbJSP6qV
・ステージ3−3
超能力で北海道の大地を破壊し、大量の岩塊と共に宇宙へ向かうアチ。
アチ「古い地球はやがて死ぬ…
   自分が育んだ人間達にズタズタにされるのよ…
   ワタシが地球に取って代わるとき…ワタシは同じ過ちはしない…
   ワタシが必要とするのは…暴虐な者たちを力で統率する軍神…
   それがアナタよ…サキ…
   ワタシのために強くなりなさい…星ひとつ守れるくらいまで…」
アチの意図を理解したサキはアイランを取り込み理性を保ったまま再び獣化し、アチを追う。
アイラン「地球とまるごと入れ替わる気か…?」
サキ「侵略…?」
アイラン「人間もまるごと連れ去るのか…?」
サキ「自分に都合のいいものはすべてだ…」
アイラン「サキ…」
サキ「わかっている。俺はこっちの地球の味方だ…」
小さな地球の姿になり、大量の隕石や寒波で地球を攻撃するアチ。サキはそれをビームと
ソードで食い止め、アチの地球へと逆行させる。自らの攻撃を跳ね返されてアチの地球は消滅した。

海上の小さな岩の上にサキとアイランは降り立つ。サキはやはり不完全な姿にしか戻れない。
サキ「アチは…?」
アイラン「消えたよ…最後まで俺達を巻き込んでくれたな…」
辺りを見回すアイラン。北海道は消滅して海上に点在する岩しか残っていない。
アイラン「日本はメチャクチャだな…
     これから…どうしよう…本当に…」
サキ「俺さ…小さい頃、警察官に憧れていたことがあるけど…
   今から…こんな姿でも…なれると思う…?」
アイラン「なれる!残りのルフィアン達もサキひとりでやっつけられる!」
サキ「俺ひとりじゃ無理だ。アイランが俺の心を守ってくれなきゃね。」
アイラン「戦うか!?ふたりで!」
サキ「やろうぜ!
   その方が面白そうだ!」

先程の戦場だった宇宙空間。しぶといアチはまだ生きており、宇宙を漂っていた。
アチ「「敵」が来る…
   ブラッドやサキを失った今…私が「敵」に勝つ望みはない…
   しかし…
   私の血を受け継いだサキの存在を…
   「敵」は認めるのだろうか…?
   サキだけではない…
   発芽が遅れた者や…
   サキの血を受け継ぐ者がいる…
   新しい命のカタチを確立せんとするあの星で…
   「敵」が神を名乗り続ける事など…
   出来るハズは…」
つぶやきながらアチは姿を消した。
403罪と罰 〜地球の継承者〜:05/01/23 03:35:16 ID:fbJSP6qV
・エンディング
獣化して海を渡るサキ。アイランは体内でサキの理性を引き止めている。
サキ「地図で見たら北海道と本州ってすぐ近くにある気がしていたけど…
   歩いて渡るとなるとさすがに遠いなぁ…」
アイラン「いいから歩こうよ。おまえのテレポートじゃ危なかっしいし。
     なぁ、サキ…?俺、ずっと考えていたんだけど…
     おまえは自分の「その力」の使い方を深く考えたことがあるか?
     俺は…様々な「可能性」が入り乱れた10年後の未来をアチに見せられたんだ…
     そこでのおまえはルフィアン達を従え、「人間達」を相手に戦っていた。
     …おそらく…ルフィアンにおまえの血を与えるならば…ありえない話ではないと思う…」
サキ「…いや、アイランと一緒ならあり得ない。
   それに、俺はルフィアン達と戦い続ける夢を繰り返し見ているし…
   ルフィアン達が人を襲い続ける以上、俺にとってヤツらは「敵」でしかない。
   ま…夢自体、アチが言っていた「訓練」のひとつだったのかもしれないけどね…
   とにかくさ…俺とアイランと人間がふたりもいるんだ。
   ふたりでよく考えて行動すればより正しい戦いが出来ると思うよ。」
アイラン「サキは前向きだなぁ…。「お気楽者」とも言えるけどさ。
     おかげで「ここ」は快適だよ。明るいし、暖かい…」
サキ「心の苦しい所を隠しているせいかな…?俺もアイランの同じ所は見えないよ。
   本当の人間に戻るには心の全てを受け入れ合え、とアチは言ったけど…
   まだ…今だけは、こうしていたいな…
   それよりさ…アイラン?俺達にはもっと大事な使命があるぞ。」
アイラン「なんだよ…使命って…?」
サキ「大事な使命を果たすならさ…今から色々と計画しておこうよ。」
   10年後には5歳くらいなんだろ?俺達の…
   こ…
   ど…
   も…」

―END―

(補足設定)
このゲームの舞台である「地球」はオリジナルの地球ではない。
背景には「内なる宇宙」と「外なる宇宙」の両者の存在があり、この2つの境界では
互いに侵蝕行為が繰り返されていた。そのため「内なる宇宙」はかつて暴虐的な種族の
進化・発展を見た「地球」という星の複製(亜地球・亜地)を互いの境界に多数配置し、
それらを「外なる宇宙」からの侵蝕を阻む前線基地としてきた。この「亜地」の一つ、
戦闘熟練度の低い未熟な星がこのゲームの舞台となる「地球」である。
アチはこの「亜地球」が生まれたばかりの頃に「外なる宇宙」からやってきた、
「外宇宙侵蝕先兵ヒト型」という存在で、その任務は「人間と自称する歩哨」が出現する
ときまでその「亜地球」の成り立ちを学習する事。人間・アチの姿はいわば「さなぎ」の
状態で、「内なる宇宙」の目をくらますための「人間への擬態」である。いずれ「学習」
した成果は任務に沿った「成虫」の姿に反映されるが、その結果が「もう一つの亜地球」
である。自らが擬態したこの亜地球に暴虐的な人間達を入植させて自分の兵とし、
「内なる宇宙」の最深部に戦いを挑んで侵蝕するのがアチの最終目的だった。
404名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/23 04:54:46 ID:xghTsmO3
すんません。
スパロボDアドバンス を教えてください。
大まかでいいんでお願いしたす
405名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/23 10:18:28 ID:2WY2xeMz
罪と罰のひと乙
積んでるけど崩してみるかな
406名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/23 10:50:05 ID:gFT96GBl
wizの「災禍の中心」簡単でよければやります。
407名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/23 13:37:19 ID:M5L++vok
罪と罰にそんな設定があるなんて知らなかった。
408ウィザードリィV 災禍の中心:05/01/23 13:43:25 ID:gFT96GBl
(前作までのあらすじ)
都市国家リルガミンは、周辺に無数に存在するダンジョンから掘り起こされる財宝により
強大な富を誇り、多くの冒険者たち、そして多くの魔をも惹きつけてきた。
かつて狂王トレボーやワードナを生み出し、数多の災いに見舞われたが
それらは全て冒険者達の手により退けられてきた。

(災禍の中心)
そしてまたリルガミンを災厄が襲いはじめた。
リルガミンの地底深くには「力の結び目」があり、それは三軸の門に囲まれている。
4大元素の力が不安定になると、門を守護するゲートキーパーが門の中に入り
再び調和を取り戻すための儀式を行うことになっていた。
しかしブラザーフッド教団の高僧・美女ソーンが教団を裏切り、
邪悪な秘呪で4大元素の調和を乱してゲートキーパーが門へと入ったところを捕らえたのだ。
冒険者達は三軸の門の中で囚われの身となったゲートキーパーを助け出し
ソーンを倒してリルガミンに再び安定を取り戻すべく地底の迷宮へと入っていく…

地底に住む多くのNPCをなだめたりすかしたり
迷路のような遊技場でくるくる回って死んだりしつつ
最深部へ、災厄の中心へと向かっていく冒険者たち。
迷宮が与える謎を解き明かし、己との戦いに勝ち、
そしてこの世界の真髄へと迫ったその時、三軸の門が開いた。

力の結び目には、異次元に囚われ身動きの出来ぬゲートキーパーと、勝ち誇るソーンがいた。
ソーンには魔法も攻撃も効かない。
しかしゲートキーパーを異次元から呼び戻すと、彼の力がソーンを守る障壁を打ち崩した。
冒険者達はソーンを倒し、リルガミンには再び平安が戻ったのであった。

ちなみに迷宮の深部には地下777階にあるという地獄へと通ずる門があり、
そこへ落ちると恐ろしくもすばらしい体験をすることが出来ます。
409名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/23 16:48:50 ID:fdRacZ39
ウィズ5の人乙!
ところで、どっかの小説でワードナ=ゲートキーパーとか見かけたんだけど
その辺は本編内で語られてるの?
410名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/23 18:46:05 ID:Ysd5otqU
>409
その手の奴は大抵小説著者の独自ネタ。
411名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/23 18:46:46 ID:oAHw9pCJ
ウイザードリィって1からずっとストーリー繋がってるの?
それともタイトルだけで(FFみたいに)つながりなし?
412名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/23 18:53:31 ID:gFT96GBl
>>409
そういう話はゲームでは出てきませんでした。
>>410の仰るとおり、小説化されたときのオリジナル設定かも。

>>411
リルガミンを舞台にしたwizはなんせ舞台は同じなので、
繋がってるといえば繋がってますね。
自分はwizについてあんまり詳しくないのでよくわからんのですが、
wizスレ読めば資料とか置いてありそうです。
413名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/23 22:42:34 ID:3w0b0Tn0
罪と罰リクエストした者です。わかりやすいまとめ、感謝です。おもしろかった!
サキとアイランの関係がいいなあ。エンディングもとても爽やか。
職人さん、本当にありがとうございました!

他の職人さん達も乙です。いつも楽しませてもらっています。
414名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/23 22:51:25 ID:zizrs6Uw
まとめサイトの俺の屍を越えていけ読んでなんだか感動した
途中で投げてたけどやってみようという気になったよ
415バイオハザード2:05/01/24 03:21:42 ID:zjeCdF0i
間が開きましたがバイオ2続き投下します。

何はともあれ先行するクレア達を追うため、下水道北口に繋がる警察署地下の浄水室にやって来たレオン。
奥の扉を開こうと歩を進めると、部屋中央に架かった連絡橋の上に見覚えのない
金髪の男が立っているのに気づく。
レオンを見ておぼつかない足取りで歩き出した男は、すぐによろめき、欄干に取りすがった。
と、弱弱しく手摺を掴んだ腕は次の瞬間いともたやすくそれを折り取り、
折り取った鉄棒を振りかざした男の喉からは聞き覚えのある咆哮が。
同時にめきめきと異音を上げながら男の体が数倍にも膨れ上がっていき、
右肩に開いた亀裂は彼を特徴付ける巨大な「第三の目」となる。
これこそがベンを引き裂き、アイアンズの体内に死の虫を埋め込んだ怪物、"G"だった。

鉄パイプの一撃をかいくぐったレオンがありったけの銃弾を浴びせると、"G"は自ら欄干を乗り越えて
底知れぬ暗がりへ落ちていった。仕掛けの施された扉を、警察署内で集めた四つのプラグで開いたレオンは、
そこで排水構内を滑り降りてきたエイダと再会する。
面食らったのも束の間、早速レオンは声を荒げてエイダの軽率な独断先行を責めたが、
彼女は全くといっていいほど動じない。
苛立ちを抑えつつ、レオンが脱出には彼女が勝手な行動をしないという「協力」も必要であることを諭すと
ようやく謝罪の言葉を口にしたが、本当にすまないと思っているのかは怪しいカンジだ。
溜息と共に小言を切り上げたレオンは背後に従うエイダの姿を確認しつつ、新たなフィールドの探索を開始した。

一方、下水道南口。第一通路への扉を開こうとしたクレアが異様な気配を感じて背後を振り仰ぐと、
そこには直上の通路を渡る異様な怪物が。
レオンとの戦いを逃れて奈落に姿を消した"G"が、今度はクレアたちの前に姿を現したのだった。
怯えて取りすがるシェリーを励まし、怪物の目がそれる一瞬を狙って第一通路内へと
駆け込んだクレアだったが、ほっと息をついた一瞬、シェリーが開いた排水溝の隙間から水路へと引き込まれ、
二人は離れ離れになってしまった。

クレアと合流する道を求めひとり通路内をさまようシェリー。
行き止まりの床の上で光るメダルに彼女は手を伸ばしたが、そうと知らず足を乗せたそこは、
下水道内に溜まったゴミの量を調整する為の蓋の役目を果たしていたのだった。
彼女の重みにより床が開き、またも落下したシェリーは階下のがらくたの山に叩きつけられて
気を失ってしまう。
力なく呻きながら横たわる少女の体にふと影が差した。
その後姿は紛れもなく、先刻逃れきった筈のあの金髪の化物のものだった。

いなくなってしまったシェリーを探して通路を急ぐクレアの目前、
突如物陰から現れた金髪の女性が銃を突きつける。
クレアをアンブレラのスパイと思い込み、夫のGウイルスが目当てだろうと憎憎しげに吐き捨てた女性は、
「じゃあ、あなたはアネット…シェリーの母親ね?」
クレアの言葉に訝しげに眉を寄せ、続いてクレアといたシェリーがこの下水道ではぐれたことを知ると
見る見るうちに蒼白になった。
「なぜこんなところへ?ウィリアムが狙っているのよ!」
416バイオハザード2:05/01/24 03:23:25 ID:zjeCdF0i
アネットは語る。この街が地獄と化した理由を。
それは彼女の夫、ウィリアム=バーキンの仕業に他ならなかった。
本部の思惑に背いてウイルスの独占を図ったウィリアムに対し、組織はウイルス回収の為、強襲部隊を差し向けた。
アンブレラの秘密研究所。ウイルスの入ったアタッシュを手に、「敵」からじりじりと後ずさるウイリアム。
机上の缶を誤って落としてしまい、物音に反応した特殊部隊員は容赦なく引鉄を引いた。
銃声で異状を知り、慌てて駆けつけたアネットが助けを呼びに飛び出していった後、
血塗れのウィリアムは握り締めていた拳を開く。
そこには強奪者たちも気づかなかった、Gウイルスが封じ込められているアンプルがあった。

銃声と悲鳴が響く。研究所からラクーンへ抜ける下水道で盗人たちに追いついたウィリアムは
Gウイルスを口に運び、「取り返した」。
薄暗い洞窟の壁に映る、右腕が異常に張り出したその影は、いかなる人の姿とも似ていない。
彼が去り、静まり返った地下道にかさこそという小さな物音が生まれる。
アタッシュから飛び出したTウイルス。
踏みにじられ、緑の液体を飛び散らせたアンプルの残骸に、下水のネズミが集まりつつあった。

ラクーンにもたらされたウイルスの出所を語ったアネットは、更にGと化したウイリアムが
人としての理性や記憶を失っていること、そして遺伝情報の近いシェリーを子孫を残す為の
最適の宿主として狙っていることを告げる。
そこに響き渡るシェリーの悲鳴。
はっと顔を上げた二人は左右に別れ、それぞれシェリーを探して駆け出した。

管理室連絡通路。作業用エレベーターを降りたレオン達は不審な女性とハチ合わせる。
先刻のレオンの説教が全くの徒労であったことを証明するかのように、
彼の制止を完全にムシして猛然と逃げる女性の後を追うエイダ。
曲がり角にさしかかったエイダを待ち構えていた女性が銃撃、庇ったレオンが傷を負ってしまう。
急所は外れたものの、撃たれた衝撃で気絶してしまったレオンを後に残し、怒りに燃えるエイダは
追跡を再開した。が、怒りに我を忘れた為か物陰の女性…アネットに気づかず銃を弾き飛ばされて丸腰に。
エイダがアンブレラシカゴ支部のジョンの恋人だと知ったアネットは、ジョンがゾンビになって死んだと言い、
Gウイルスを狙う者は皆死ぬのだと笑う。
が、その直後エイダの胸にシェリーのペンダントを発見、動揺したアネットの隙を突いたエイダは彼女に組み付き、
もみ合いの末アネットは処理プールへ転落。
「お気の毒!」小気味良さげに囁いたエイダがペンダントを開くと、
二重底の仕掛けの下にはGウイルスのアンプルが…。
417バイオハザード2:05/01/24 03:28:44 ID:zjeCdF0i
アネットと別れて下水道を進んだ末に、クレアは集積プールでゴミ山の上に倒れているシェリーを見つけ出した。
駆け寄ろうとしたクレアだったが、突如として黒い水面が泡立ち、巨大なアリゲーターが現れる。
ウィリアムにより下水道内にばら撒かれたウイルスが生み出した突然変異体だった。
やっとのことでこの怪物を退けたクレアは水を掻き分けてシェリーに近づいたが、その時少女のそばから、
あの甲殻を持つ奇怪な生き物が逃げ去る。
気絶したままのシェリーに声をかけるとシェリーはすぐに目を覚ましたが、奇妙な腹痛を訴える。
イヤな予感を覚えつつもクレアはすぐによくなると彼女を励まし、その場を後にした。

その直後、コントロール室から集積プールへやって来たエイダ。
はしごを降り、汚水の中へ分け入ろうとした彼女の目前、水面に不気味な波紋が現れる。
一拍の間を置いて辺りに悲鳴が響いた。

「…エイダ?」その声が聞こえたかのように、レオンは目を覚ました。
首を振り、周囲を見回すが彼女の姿はない。あの女性の後を追って行ったに違いない。
エイダを探してレオンは一人歩き出した。

長いゴミ運搬路の先、集積プールの対岸にエイダはいた。
水中に向かって銃を乱射している彼女にレオンが呼びかけると、水面が見る見るうちに
小山の如く盛り上がり、象ほどもあるワニが、馬でも飲めそうな馬鹿でかい顎を開いて踊りかかってきた。
道幅一杯に殺到する巨体に押され、防戦一方に追い込まれたレオンだったが、
運搬路の途中に取り付けられた高圧ボンベが危険時のみ取り外せることに気づく。
一計を案じたレオンの思惑通り、ワニは鼻先に触れたボンベをその習性からくわえ込み、
そこに放たれた弾丸により起こった大爆発で肉塊と化した。

「ジョンはもう…死んだわ」エイダの元に辿り着いた途端、傷の痛みから崩れ落ちるように
ひざまずいてしまったレオンを手当てし終わると、彼女はぽつりと呟いた。
「何?」聞き返すレオンにエイダはただ静かに首を振り、先を急ぐよう彼を促すのだった。

続きはまたいずれ。今宵はこれまでに致しとうござりまするノシ
418名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/24 11:12:47 ID:alKkQvFj
バイオ2の人乙です

真に勝手ながら、放置が長いようなんでまとめサイトにてグローランサー4の補完しました
放置リストからの削除ヨロ ノシ
419英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/24 20:30:37 ID:yvtqTSLr
第一部:王都の冒険者(1)

8年間親友であり続けたマイルと共に妹さがしの旅を始めたアヴィン。
出発の際、マイルは父親から餞別に「護りの鈴」を受け取った。
何があっても仲間を大切にするように、と。

途中、エル・フィルディン王都に立ち寄った2人はこれからの旅をスムーズに進めるため自警団や便利屋として活躍する組織、冒険者ギルドで冒険者の認定を受けることにした。

認定試験をクリアし、晴れて冒険者となったアヴィンとマイル。
賢者ディナーケンの館を目指しながら、冒険者としての仕事も忘れてはいなかった。
旅の途上、とある村を占領した盗賊団の事件を、試験の際に知り合った同業者マーティーや、王国のお転婆王女ミューズと共に解決した。
盗賊団の首領は逃亡、彼らの目的が「生命の書」という魔道書であること以外は謎に包まれたままだった。
420英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/24 20:33:29 ID:yvtqTSLr
第一部:王都の冒険者(2)

ミューズたちと別れたアヴィン一行は、深い森の奥にあるディナーケンの住居に
たどり着いた。

カベッサを受け取った知恵の賢者は、妹アイメルの行方を尋ねるアヴィンに、
自分もそれを知らされていないことを告げた。
しかし、何故アイメルが狙われているのかは知っている、とも。

「彼女は「ドゥルガーの娘」と呼ばれる存在なのだ」

精霊神ドゥルガー。四精霊を統べ、生と死を司る冥府の番人。
「ドゥルガーの娘」は精霊神の代理として奇跡を起こすようさだめられた者である、
と説明したディナーケンは、これ以上のことは教えられないと言い放った。
過酷な運命の元にあるアイメルを闇の勢力から守るには、普通の人間に過ぎない
アヴィンでは無理だと結論づけたのだった。
421英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/24 20:35:34 ID:yvtqTSLr
第一部:王都の冒険者(3)

賢者の言葉に心構えの足りなさを自覚したアヴィン達は、一旦王都に引き返すことにした。
だがその帰り道、突如現れた黒髪の少女ルティス(16歳)とその部下の襲撃を受けた
彼らは、少女の魔法によってなすすべも無く気絶させられてしまった。

近くの村人に助けられたアヴィンとマイルは、あの奇妙な2人組の狙いが
神宝カベッサであると見当をつけ急ぎ賢者の館へ引き返すことに。

間一髪間に合ったマイル達。
魔法対策も万全の2人に少女はあえて実力行使を行わず、不満げな部下ともども退却。
彼女は自分たちのことを「オクトゥムの使徒」と名乗っていた。

全てを話す決心をつきかねているディナーケンにアヴィンははっきりと答えた。
幼い頃の妹が、育ての親のレミュラスが自分を信じてくれたように、
そして自分を助けてくれる友の信頼に応えるために、自分の可能性を信じてやりたいと。
422英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/24 20:37:53 ID:yvtqTSLr
第一部:王都の冒険者(4)

知恵の賢者ディナーケンは神話にまで遡って話はじめた。

相反しながら不可分の存在だったバルドゥスとオクトゥムの争い。
光は闇を封印したが、その結果バルドゥスも力尽き、その神体は6つに分かれ
ドゥルガーに預けられた。
こうして神々の時代は終わり、人間の時代が始まるかに見えたが・・・

人間は自立するほどの強さを持ち合わせておらず、2つの宗教をつくりそれにすがった。
それがバルドゥス教会とオクトゥムの使徒。

世界の破壊と再生を望む闇のオクトゥムと同じくその使徒たちもまた、
教会と王国によって統治された今の社会を破壊し、新しい秩序による理想郷を
築こうとしているという。
そして、おそらくはその目的のために永い間ドゥルガーの娘を探しているのだと。
423英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/24 20:41:20 ID:yvtqTSLr
第一部:王都の冒険者(5)

アイメルとの再会を望むことは、彼女を運命から、光と闇の争いから守ることでもある。

覚悟を決めたアヴィンに賢者は進むべき道を指し示した。
妹を捜し出せたら教会の聖都ヴァルクドに向かい、現最高導師クロワールを頼ること。
そして、隠し場所を知られてしまった神宝を守るため、聖都に届けてほしいと。


新たな決意を胸に2人は旅を再開した。
親友を巻き込んだことを後悔しているアヴィンにマイルは言った。

「アヴィンの背中は僕が守るよ」
424英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/24 20:44:16 ID:yvtqTSLr
第一部終了。思ったよりだいぶ長くなってしまいました
ストーリーを知ってる人は疑問に思ったでしょうが今回から登場するはずのシャノン
(マイルに一目ぼれする少女)は、キャラを短くまとめる自信がないのでカットします
出番は多いキャラなのですが・・・ご容赦を

ちなみに、年齢が付いているのをメインキャラ扱いにしています
425名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/24 21:44:26 ID:AWcc73QR
最近このスレ知ってまとめサイト見てるんだけど、
ワンダープロジェクトJのストーリー何箇所か間違ってるな。既出?
426名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/25 10:42:46 ID:r/xp408v
あれはキャラの育成方によって展開とかかわらなかったっけ?
427名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/25 15:39:40 ID:RkOKn6L6
いや、牢屋に捕まった女の子を助けるのと王女に会うのとは全然別の章だし、
クライマックスの展開も微妙に間違い・・・。
428名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/25 17:51:28 ID:AWUoI0o1
>426
確か変わらないはず
429名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/26 00:16:49 ID:gE8vJEr/
すいません、横槍いれるようですが
SFC『鬼神降臨伝ONI』のストーリー、誰も紹介する方が
いないなら自分が立候補してもいいでしょうか。

おおまかなストーリーしかおぼえてないんですが。
430名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/26 00:36:20 ID:EJ5StlB2
誰かFXの名作と言われる虚空漂流ニルゲンツのストーリーを教えてください。
さすがにFXを今更買う気にはなれないんで・・・
431名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/26 07:08:08 ID:iulT/6nx
●未解決分
■PS2 ・大正もののけ異聞録 ・鋼の錬金術師-翔べない天使- ・スペクトラルソウルズ
・フェイスパラドックス ・零 ・グレゴリーホラーショー ・フロントミッション4 ・ラピュセル
・転生學園幻蒼録 ・キングスフィールド4 ・エヴァーグレイス1、2 ・キングダムハーツFM
・BUSIN ・BUSIN 0 ・半熟英雄対vs3D ・ステラデウス ・メタルギアソリッド2
・FF11(国別、ジラート、プロマシア) ・鬼武者1,2 ・ジェネレーションオブカオス2、3
・ライゼリート ・決戦3
■PS ・里見の謎 ・ブラックマトリクスクロス ・ミスティックドラグーン ・クーデルカ
・クロックタワー3 ・エクサフォーム ・エネミーゼロ ・ラグナキュール ・ドラゴンシーズ
・新世代ロボット戦記ブレイブサーガ ・メタルギアソリッド ・すべてがFになる ・MOON
・クーロンズゲート ・フェイバリットディア(純白、円環) ・黒ノ十三 ・聖刻1092 操兵伝
■GC ・FFクリスタルクロニクル ・スーパーロボット大戦GC ・ゼルダの伝説 風のタクト
■SFC ・ラストバイブル3 ・超魔法大陸ウォズ ・ダークキングダム ・永遠のフィレ―ナ
・ざくろの味 ・弟切草 ・イデアの日 ・ソウルアンドソード ・大怪獣物語2 ・セプテントリオン
・幕末降臨伝ONI ・学校であった怖い話
■FC  ・太陽の神殿 ・ミネルバトンサーガ ラゴンの復活 ・ゲゲゲの鬼太郎2 ・道(TAO)
・ボディコンクエスト ・ヘラクレスの栄光2 ・ゼルダの伝説 ・リンクの冒険 ・モンスターメーカー
・マイトアンドマジック
■64  ・スーパーロボット大戦64
■XBox ・真女神転生NINE ・OTOGI〜百鬼討伐絵巻 ・パンツァードラグーン オルタ
・FATAL FRAME2 CRIMSON BUTTERFLY
■セガ系  ・サイバードール ・ファンタシースター(1、2、3、千年紀、オンラインep2、ep3)
・わくわくぷよぷよダンジョン ・シャイニングウィズダム ・ナップルテール
・パンツァードラグーン、ツヴァイ ・シャイニング ザ ホーリィアーク ・ラングリッサー2
■携帯機  ・アークザラッド 機神復活 ・ONI1,2,4,5 ・KOF R-1,EX ・ゴットメディスン
・聖剣伝説 ・真・女神転生デビルチルドレン(赤、白、光、闇、炎、氷、メシアライザー)
・風来のシレンGB2 ・スーパーロボット大戦オリジナルジェネレーション ・きみのためなら死ねる
・なりきりダンジョン3 ・逆転裁判2 ・スーパーロボット大戦R ・
■PCゲー ・ダイナソア 〜リザレクション〜 ・「囚人へのペル・エム・フル」 ・コマンド&コンカー
・英雄伝説IV〜朱紅い雫〜(pc98)
■その他 ・剣神ドラゴンクエスト ・コズミックファンタジー(PC Engine) ・虚空漂流ニルゲンツ
・ストリートファイターIII(1st,2nd) ・サイキックディテクティブ1,2

●途中
■現スレ ・エースコンバット5 ・英雄伝説IV(win) ・キングダムハーツ ・バイオハザード2
■前スレ ・逆転裁判 ・逆転裁判3 ・ルドラの秘宝 ・ONI2 隠忍伝説
■Part9から放置 ・「テラ・ファンタスティカ」 ・みつめてナイトR ・ポリスノーツ
・テイルズオブエターニア・九龍妖魔学園記 ・トレジャーハンターG
■8以前から放置  ・ブルーフォレスト物語 ・東京魔人学園符咒封録 ・アンサガ(キャ,ア,ル編以外)
・グランディア ・サモンナイト(カルマ) ・FE紋章の謎 ・ONI3 ・ロマサガ(WCだけの話) ・.hack
・ミッシングパーツ ・戦国サイバー藤丸地獄変 ・サーカディア ・ジャングルウォーズ2 ・刻命館
・幻想水滸伝3(主3人のED詳細)
●執筆予告がある物 ・だんじょん商店会[9] ・スーパーマリオRPG[9] ・バイオハザード0、3[9]
・バイオハザードOB1,2[9] ・バイオハザードCODE:Veronica[9] ・ファイアーエムブレム〜聖戦の系譜〜[11]
・ファイアーエンブレム(封印、烈火)[1] ・メタルギアソリッド1、2、3[1] ・鬼神降臨伝ONI[1]
432名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/26 08:38:54 ID:pgvV0SWe
>>431
毎度毎度お疲れ様です。
433名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/26 11:02:00 ID:2qSo6Eey
>>431
エリーのアトリエとマリーのアトリエが抜けてますな
>>235でリクエストされてる
434名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/26 12:16:06 ID:b2aNtec7
マリーのアトリエ

マリーは錬金術士アカデミーの万年補欠生。どうしても卒業できない彼女に指導教官のイングリドより厳命が下されました。
「四年間工房を使わせてあげるから、何か作ってごらんなさい。」

こうして、天衣無縫、気の向くまま合成に励んだマリーは、賢者の石を作成したり、大会で最強を謳われる近衛騎士
エンデルクを負かして優勝したり、魔界の化け物を倒したり、不治の病にかかったシアを治療することに成功したり、
様々な偉業を成し遂げ見事アカデミーを卒業。伝説の人とうたわれるようになりました。

終わり。
435名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/26 12:24:30 ID:b2aNtec7
ただ、ひたすら研究の道に励んだマリー。アカデミーの校長だけが使っている秘密の研究室を発見したら、
当の校長から気に入られてしまったり。そんなこんなで賢者の石を作成したその業績が認められ、アカデミーのマイスターに
昇格。さらなる研究の途へ。
(マイスターエンド)

 四年間でせいぜい強力な爆弾を作るぐらいが関の山だったマリー。
その間にうち立てた業績と言えば、火の竜等の魔物を倒したというもの。
四年目のある日、イングリド先生は言いました。
「貴方には錬金術士以外にふさわしい道があるわ」
マリーはアカデミーを出て冒険者となりました。
(そして冒険者へ)

四年間何もしなかった

(また留年)

436ストリートファイターIII(1st):05/01/26 13:02:10 ID:sHsOE582
・アレックス編
(バックストーリー)
NYで格闘技のインストラクターをつとめるトムと、その娘パトリシアと3人で
暮らしていたが、トムが金髪をなびかせる謎の格闘家に倒された日からアレックスの
運命が変わった。金髪の男は何者なのか?ストリートファイトとは?…さまざまな
問いを胸に、彼は旅立つ。
(プロフィール)
アメリカ出身、マンハッタン在住の青年格闘家。両親は少年時代に死別。
同居しているトムは父の親友で退役軍人、現在は格闘技ジムを経営しているが、
現在でも米軍屈指の格闘戦のインストラクターとして基地を回っていることが
多い。ちなみに娘のパトリシアは14歳。
(メインストーリー)
トムがやられた「金髪の格闘家」を追い、世界を旅する事となったアレックス。
しかし、初めは敵討ちのようにして始まったが、様様な格闘家と試合をするうちに、
世界の広さ、ストリートファイトの意義などを考えさせられる結果となっていった。
そんなある時、秘密結社の総帥を名乗る男の事を耳にしたアレックスは、その男が
特徴から言って自らの探す「金髪の格闘家」と同一人物ではないか、と思い、単身
その秘密結社に乗り込む事にした。
(エンディング)
トムの敵であるギルを打ち破ったアレックスは、いったんNYに戻る事にした。
無事戻った事を喜ぶパトリシア、一目でその成長振りを見て取るトム。
そして、おもむろにアレックスは切り出す。
「ああ、トム、俺は又行くことにしたぜ。もっともっと、凄い奴らが俺を待ってる
気がするんだ!」
(余談)
ストリートファイター系新シリーズであるストリートファイターIIIの一作目、
アレックスは一応そのシリーズを通しての主人公である。
開発当初は投げキャラではなかったのだが、他に投げキャラがいなかったので
投げキャラにされてしまった。その為かあまり汎用性のあるキャラではなくなり
影の薄い主人公になってしまったのが可哀想。
437名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/26 13:06:50 ID:an4uzs4K
>>429
ちょっと待って。
どれくらいできてる?
438ストリートファイターIII(1st):05/01/26 13:47:35 ID:sHsOE582
・リュウ編
(バックストーリー)
世界各国を流転する孤高の格闘家。そのストイックな姿勢と正義感あふれる性格は
多くの格闘家を魅了し、最強の呼び声も高い。しかし、それに奢る事無く「真の強さ」
を求め、今日も戦いつづける。
(プロフィール)
日本出身。独身。空手ベースの独自の格闘技スタイル。技は基本的に堅実で無駄の無い
動きを好む。
(メインストーリー)
いつものように世界を旅しながら真の強さを求めて戦いに明け暮れていたある日、
親友のケンからの連絡があった。「合わせたい奴がいる」との事で、日本の温泉宿に
合流場所を指定されたため、久々に日本に帰ってくる事となったリュウ。そこで
なかば押し付け気味に弟子のショーンを紹介されたリュウは、時の流れを感じる
とともに、新たな時代の流れを感じ、更なる研鑚の旅へと出る事になった。
(エンディング)
改めて世界の広さを痛感したリュウは、決意も新たにまたその一歩を踏み出す。
「ケンよ、俺は戦いつづける…真の格闘家…本当の強さを求めて…」
「待っておれ、好敵手たちよ!戦おう、この命、尽きるまで!」
(余談)
ある意味何一つ昔から変わらないキャラ。実はストリートファイターIIIの企画
当初はケンも含め出ない予定だったが、それはそれでストリートファイターの
名前を付ける意味が無いので出る事になった。プロデューサーの貞本曰く、
「これまでのものとの変化を比較するためにも残す、例えるなら大きさの比較で
横にタバコを置くようなもの(笑)」
439ストリートファイターIII(1st):05/01/26 14:23:21 ID:sHsOE582
・ユン&ヤン編
(バックストーリー)
香港では町の若きリーダーとして信頼される双子の兄弟。ある時、自分達の自慢の
クンフーがどれだけ通用するのかを試すために世界を旅する事を決める。
(プロフィール)
香港出身、在住。赤ん坊の時に両親と別れ、名付け親に裏社会の8人のボスを持ち、
上海で菜館を営む祖父の元で育つ。ちなみにフルネームはリー・ユン(ヤン)、スト1
に出てきた李の親戚にあたる。
(エンディング)
香港に帰ってきたリー兄弟。
街のおっちゃん 「自慢のクンフー、世界で通じたのかよ!?」
(掛け声とともにおっちゃんの屋台をスケボーで飛び越える2人)
街のおっちゃん 「うわわっ、なにするーっ!」
ユン(ヤン) 「世界の壁、おっちゃんの屋台よりは高かったかな。
      俺達のクンフーは最強だぜ!」
(余談)
1stではコンパチキャラの二人、それぞれの個性が出るのは2nd以降となる。
一応性格は両極端、らしいのだが…まぁ使ってる分にはわからない。
440436:05/01/26 14:46:06 ID:sHsOE582
ここまで書いて何だけど、スト3って板違いなんじゃないかと思うんだがいいのかね?
441名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/26 15:11:46 ID:QZoSxl3d
かまわんよ。そのへんけっこうおおまかにやってるし。続き書いとくれ。
442429:05/01/26 15:35:43 ID:AnP6vCpm
>437
今のとこ、まだ簡単な登場人物紹介とオープニングの触りのとこだけです。
443ストリートファイターIII(1st):05/01/26 15:46:40 ID:sHsOE582
・ダッドリー編
(バックストーリー)
裕福な家庭で何不自由なく暮らしていたある日、父の事業の失敗により全てを失う。
少年であったダッドリーはプロボクサーとして成功することで全てを取り戻す事を
心に誓った。そして時は流れ、数年後、彼はほぼ全てを取り戻した。只一つ、父の青春と
誇りの象徴であり、現在では世界に数台しか残っていないと言われるあの車を除いて…
(プロフィール)
英国出身、在住。父は元スポーツ選手。完璧主義だが他人には多少甘い。ヘビー級
チャンピオン。
(メインストーリー)
ブラックマーケットに流れたジャガーを探すため、ストリートファイトで情報を集める。
そんな日々が続き、あきらめかけたある日、ある秘密組織にその車を持つ者がいるとの
情報を手に入れた彼は、事の真偽を確かめるべく、その秘密結社へと向かうのだった。
(エンディング)
死闘の末崩れ落ちるギル。潔く敗北を認めると、秘書に車のキーを渡すよう命令する。
投げ捨てるように渡されたそのキーを受け取り、ダッドリーは力強く言った。
「父の車、確かに返してもらった!」
英国に帰り、早速乗ってみることにしたダッドリー。
「すばらしい車だよ!親父。このボディーライン、エンジンの奏でるシンフォニー。
完璧だよ!!」
力みすぎたのか、はめたままのグローブのせいか、妙な音と共に外れるハンドル。
「おっとと」
「心配無用だ!」
何事も無かったかのようにハンドルをはめなおし、彼は朝靄の煙るイギリスの
風景を楽しみながら、車を走らせていった。
(余談)
シークレットファイルによると一応世界王者らしい。所属はWBAF、6回ベルトを防衛して
おり、また、全ての試合でKO勝ちとのこと。あと、英国人なので勝利後に飲むのは当然紅茶。
444名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/26 16:27:35 ID:eggr+EeI
途中で止まっているみたいなんで、サーカディア予約します。
445ストリートファイターIII(1st):05/01/26 16:38:01 ID:sHsOE582
・ネクロ編
(バックストーリー)
貧しい寒村に生まれた彼は、ソ連崩壊後、都会で一山当てる事を夢見、村を出てモスクワ
近辺で生活するようになった。そんなある日、秘密結社の人間と接触した彼は力をくれる
と言う甘言に騙され、改造人間として組織の特殊工作員にされてしまった。今日もまた、
彼にとって過酷な一日が始まる。
(プロフィール)
ロシアのとある寒村出身。4人兄弟(3男1女)の三男。本名はイリヤ。
肉体をDNA改造されており、戦闘術も脳に刷り込まれている。
(ストーリー)
一生続くかと思われた闇の中での生活。しかし、ある日そんな闇を払いのけるかのような
指令が降りる。その任務さえ終了すれば、晴れて自由の身だと言うのだ。以前は何とも
思わなかった自由と言う言葉がこんなにも甘美である事に驚きつつ、彼は次のミッション
へと向かう。日のあたらない列車内から、自由の日を思い浮かべて。
(エンディング)
自由になるはずが、なぜこのような羽目に!
彼は憤りの言葉をギルにぶつける。
それを無視するようにギルは言った。
「この施設は今をもって破棄だ!お前にも消えてもらおう。さらばだ!実験体一号、
私の出来そこないのアダムよ!」
ネクロに、またも絶望の闇が襲いかかろうとしたその時、一筋の光が射す。
エフィー 「かわいそうなイリヤ、アタシが助けてあげる!」
自爆システムが働き、崩壊する研究所。それを遠目に眺めるように、彼らの乗る
バイクは当ても無く走る。
エフィー 「アタシたちどうなるのかしら…」
ネクロ 「さあーなァ、わかんねェのが自由だぜ、そーだろ、エフィー!」
446ストリートファイターIII(1st):05/01/26 17:56:28 ID:sHsOE582
・いぶき編
(バックストーリー)
とある山間の小さな町、そこは戦国時代から続く「忍びの里」だった。そこに住む者は
全員が忍者で、彼女もまた例外ではなかった。子供の頃はこんな厳しい修行があるのは
私たちだけと言う事を知って不公平だとも感じていたが、今では任務さえあれば
世界中どこへでも行かせてくれるんだから悪くないかな、と思っている。
(プロフィール)
日本出身、在住。年齢は確かではないが高校生との事なので16から8位と思われる。
忍者である事以外はいたって普通のアイドル好きな高校生。
(ストーリー)
今回の任務は謎の組織から「Gファイル」なる資料を奪取する事である。いぶきは、
任務遂行のため、その組織を捜しに奔走(ついでに旅行)するのであった。
(エンディング)
無事に任務を終え、町に戻ったいぶき。しかし、彼女の頭からはギルの放った
最後の台詞が離れずにいた。
ギル 「どうやら、私の負けのようだな。約束だ、Gファイルを渡してやろう!だが、
見たところで君たちはおろか誰にも何も出来んよ。私の自信作だ!よく読んで
宿題の手本にでもしてくれたまえ、忍者の学生さん!ハッハハハハッ!」
夕暮れの丘に一人寝転び、その台詞を反芻するように何度も思い出すいぶき。
その時―
いぶき 「はっ、殺気!」
気合と共に閃光のように放たれる苦無、その先には…
早雷(さらい) 「キャー!」
早雷 「わーん、もう!何が殺気よ!カバンはズッタズタ!教科書も穴だらけ!どーすんのよ!
いぶき!」
いぶき 「ひーん、ごめんなさい!」
(余談)
いぶきの友達としてEDに出てくる早雷、実はいぶきの決定前のデザインの1つの格好。
447ストリートファイターIII(1st):05/01/26 18:17:58 ID:sHsOE582
・エレナ編
(バックストーリー)
サバンナの戦士の血を引く部族の精神を忘れないように、という父親の教えで
カポエイラを習得。その一方で、かつてフランスの大学に留学した父親のように
自分も留学生として世界で勉強するのが夢。
(プロフィール)
アフリカ出身。サバンナにある小さな部族の族長の末娘。父は青年時代にフランスに
留学し、博士号も取っているほどのインテリ。
(ストーリー)
いろんな国のいろんな人々に出会い、自分の夢である留学先を決めるため、世界中を
旅して回る。
(エンディング)
いろいろな国を見て回った結果、日本の不思議さに惹かれ留学先とする。
友達も出来て、充実した留学生活を送るエレナであった。
(余談)
じゃあギルと戦う必要ないんじゃない?とか、そもそもいちいちその辺で戦う
(ryとか言いたいことは色々あるけれどもまぁその辺はゲームだからって事で。
エンディングでセーラー服を着ている事から、彼女も実は高校生、下手すると
中学生の可能性もあると思うとちょっと変な感じもしないではない。
ちなみに、開発時にあまりに色の塗りが他と違うために一度消されかけている。
448ストリートファイターIII(1st):05/01/26 18:40:22 ID:sHsOE582
・オロ編
(バックストーリー)
「何でもできる、仙人に不可能は無い」と言う事なので目指した仙人であったが、
なってみると何もする気が起こらない。何でもできるから、それに対し張り合い
が無いのだ。ある日の事オロはふと思った。それならば弟子でも取ってみるか、と。
自分の事は思いのままだが、他人の事となるとそうも行かないはずだ。久しぶりに
訪れる高揚感と共に、いそいそと住処の洞窟を後にするオロであった。
(プロフィール)
日系人らしいが詳細は不明。140歳。アマゾン奥地のジャングルにある洞窟に住む。
素で相手をすると本気で相手が出来ないため仙術で利き腕を封印している。
(エンディング)
世界を巡ってみても自分を本気にさせるほどの人材には出会えなかったオロ。
しかし、見込みがありそうな人物は見つかった。名前は覚えていないが、鉢巻をした
小僧である。鉢巻の小僧(リュウの事)を思い返し、オロは一人飛行機の上で気をはく。
オロ 「待っとれよ、小僧!このワシが、一から鍛え直しちゃるわ!フャフャフャフャァ、
いくぞーぃ、待っちょれよーホォ」
齢140を超え、仙人としてはまだまだ未熟なオロであった。
(余談)
封印されているはずの手だが、振り向き時にはきちんと左右が入れ替わる。
また、設定上では、ご飯を食べる時や寝ている時などは適当に解けたりするらしい。
449ストリートファイターIII(1st):05/01/26 20:10:47 ID:sHsOE582
・ケン編
(バックストーリー)
同じ師の元で修行した事もあるリュウとは、生涯の友であり、終生のライバル。
子供も出来た今ではかつてのように頻繁に大会に出る事はなくなったが、炎の
闘争心はいまだ衰えを見せない。
(プロフィール)
日本出身、アメリカ西海岸在住。妻のイライザと3歳になる長男メルとの3人暮らし。
今は子供もいるので自由はあまり利かないが、イライザとの約束でリュウの出る
大会には付き合いで出てもいい事になっているらしい。
(ストーリー)
自称一番弟子のショーンを、一体どうやってリュウに押し付けるか考えた結果が、
ショーンに「リュウから一本取るまで帰ってくるな」と言う事だった。
そのため温泉宿にリュウを呼びつけ、ショーンをていの良い荷物持ちとしてここまで
来たのだが…
(エンディング)
自分の息子もストリートファイターにしよう、とは必ずしも思わないが、やはり
全米チャンプの息子としてはある程度の鍛錬も必要だろう、と、ひとりごちたケン。
今日はメルに稽古をつけてやる事にしたようだ。
ケン 「さあ、来い!メル!思いっきりだ!」
風切り音とともに繰り出されたメルのパンチは、的確にケンの急所を捉えた!
ケン 「ぐはっ!」
イライザ 「キャーッ!ケン!」
股間を抑えうずくまるケンと、メルをたしなめるイライザ。とはいえ、ケンも格闘家。
一本は一本である。
ケン 「メル、YOU WIN!」
脂汗を流しながらも、なんとか笑顔を作るケンであった。
(余談)
リュウ編でも書いたが、本来はいなかったかもしれないキャラ。
450437:05/01/26 20:21:12 ID:G6yTidLf
>>442
んが、俺もまだ最初の方だな。 終わりまでスピーディに書けるかどうかも判らんし。
譲ろうか?
451ストリートファイターIII(1st):05/01/26 20:35:34 ID:sHsOE582
・ショーン編
(バックストーリー)
とある大会でケンの試合を見て、押しかけ弟子を決意した熱血少年。モットーは
「今日は負けても明日は勝つ!」夢はオリジナルの必殺技を持つ事だが、いったい
いつになるのかは本人にもわからない。
(プロフィール)
ブラジル出身。祖父は日系人で、礼儀に五月蝿いのはそのためらしい。
アメリカの大学でバスケをやっているそうだが、アメリカには飛び級があるので
一概に何歳とは言えないが、あの様子では飛び級と言う事は無いと思われるため
10代後半から20代前半と言ったところか。
(ストーリー)
ケンのかなり厳しいシゴキ?にも耐え、なんとか認めてもらおうと必死なショーン。
そこで出されたケンの課題は、彼にとっては恐ろしく困難な問題だった…
(エンディング)
ショーン 「うわぁーっ!」
ショーンが最後にケンに出された課題、それは…
「リュウから一本取るまで帰ってくるな」と言うものであった。
ケンにしてみれば単なる冗談まじりの一言だったのかもしれないが、尊敬する
ケンの言葉はショーンには絶対であった。また、リュウもショーンが何かケンに
言われているのは察していたが、根が真面目なため、組み手には手は抜けなかった。
山奥に、ショーンの叫び声がこだまする…
ショーン 「ぐわっ、だめかーっ」
(余談)
設定では、1stの昇竜一家ではショーンが一番背が高い事になっている。とはいえ178
cmだが。また、日本語メッセージには無いが、英語版の辛勝の台詞に、「(前略)一つ!
ダンのようにならない!」という物があり、やはり気にはしているようだ。
452436:05/01/26 20:40:39 ID:sHsOE582
これでストリートファイターIII(1st)は全員だと思う。
一応ムックを参照したのでそんなに間違ったところは無いはずだが
もしあったら訂正よろしく。
無いようなら名無しに戻る。
453名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/26 21:41:53 ID:OndRq6XC
スレ違いかもしれんが、
まとめサイトのFF8を見せてもらったのだが、
結局、スコールはラグナとレインの子供なのか??
454名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/26 22:08:57 ID:QZoSxl3d
そうだよ
455名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/26 22:45:34 ID:OndRq6XC
そ、そうなのか・・・。ありがとう。
面白かった。
456名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/27 00:42:53 ID:2AdUsHc3
昇竜一家ってのは例の暗殺拳一門ということでしょうか
457名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/27 05:56:09 ID:oD9LwPKS
アンリミテッドサガ放置されてるようだけど、ヴェント編とジュディ編書いちゃっていい?
458名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/27 07:44:15 ID:VQsX1z+V
>>452
ストIII乙です
ケンはもう結婚しちゃったあとなのか・・・
いきなり結婚しちゃうあのEDがパワーアップしてるかと思ってた

>>457
是非
459アンリミテッド・サガ ヴェント編:05/01/27 09:44:49 ID:oD9LwPKS
【ヴェント編】

登場人物
ヴェント…運び屋になりたての青年。運び屋とは手紙や荷物を配達する仕事でギルド制。
     (ゲーム中でも自由に運びの仕事ができ、成長パネル選択をラスダンに入らずとも無限にできる)
     兄ブリズの死因を探るために兄と同じ運び屋になった。
     兄を尊敬していたが、兄と比較されることに悩む。が、基本的にバカでお調子者。
ブリズ(故人)…ヴェントの兄。優秀で有名な運び屋だったが5年前に死亡。
ティフォン…ヴェントと組むことになる謎の美女盗賊。アンデッド恐怖症。
      実はブリズの元恋人で、過去の事実を知っている。
トゥース・ブラッドベイン…野心家の吸血鬼。ブリズ殺しの犯人。
460アンリミテッド・サガ ヴェント編:05/01/27 09:46:32 ID:oD9LwPKS
ヴェントは兄ブリズの最後の仕事がドラゴンハートというワインの運搬だったと知る。
その仕事について調べているうちに、吸血鬼トゥースに襲われていた女盗賊ティフォンを助けようとした。
が、トゥースにボッコボコにボコられる。しかしトゥースはヴェントの血を味わうと、「覚えのある味だ、お前の親族に敬意を表し逃がしてやる」とヴェントに止めを刺さずに去る。どうやら兄を殺したのはトゥースらしい。

さて、助けてもらったティフォンは過去を思い出す。実は彼女はブリズの元恋人だった。だが、その過去を隠してヴェントに同行する。
運び屋の仕事をしたり仲間を集めたりして進めているうち、ドラゴンハートを発見するがトゥースに奪われる。
レジナ・レオーヌ祭に湧く大都市ヴァフトームでも、騎士団が守護するドラゴンハートを姦計により強奪された。
手がかりを失うヴェントだったが、ティフォンの提案で伝説の魔導士リース・トーレスの塔へ向かう。

リース・トーレスの塔には、結晶状のドラゴンハートが安置されていた。
これを入手するものの、トゥースの組織「ブラッディリーグ」の手先によって一行は捕らえられてしまう。
ブラッディリーグのアジトで、ドラゴンハートを取り返すも、ティフォンがトゥースにそれを渡してしまう。
461アンリミテッド・サガ ヴェント編:05/01/27 09:48:41 ID:oD9LwPKS
トゥースの口から語られる真実:
・ドラゴンハートは、原初の龍の心臓が変化した物を分割したもので、その凄まじいエネルギーは特にアンデッドに効く。
トゥースはアンデッドの支配者「ナイト・オブ・ザ・ラウンドテーブル(以下、円卓)」の命令でそれらを回収していた。(液状化したドラゴンハートならば、アンデッドのトゥースでも容易に扱える)
・兄の死の真相:ワインに偽装したドラゴンハートを過去のティフォンが盗む→それを売りさばくことにする→それ運んだのがブリズ→
トゥース、ブリズとティフォンを捕まえる→ブリズの血を吸って意のままに動くようにし、ティフォンを殺させようとする→ブリズ、そんなことするくらいならと洗脳に逆らい焼身自殺
・ブリズの死に様にトゥースはマジで感動。よーし俺も円卓にカッコヨク逆らって闇の支配者になっちゃうぞと決意。
・ティフォンはその頃から恐怖によってトゥースの言いなりだった。

で、円卓はその野望を見抜いててヴェントの目の前で殺される。
トゥースは、最後のドラゴンハートは龍の楽園にあると言い残す。ティフォンはヴェントに深く謝罪するが、ヴェントは別に気にしなかった。
龍の楽園でヴェントはアンデッドと龍族は長年の宿敵と聞かされ、ドラゴンハートを手に入れる。
龍族やトゥースの悲願を果たし、また兄を越える男となるため、ヴェントは全ての元凶である円卓の本拠地、七大驚異「ファロスの地下迷宮」へと向かう。

ドラゴンハートの力も借りて円卓どもを倒したヴェント。終わったと思ったところでトゥースが出現。死んだふりとはセコイ奴だ。
ヴェントとトゥースの最後の決着の場は七大驚異「二つの月の神殿」。
トゥースの執念と七大驚異の力がかつて世界を滅ぼしたカオス・ルーラーを呼び出し、トゥースは飲み込まれてしまう。
圧倒的な混沌の力を奮うカオス・ルーラーだったが、ヴェントはドラゴンハートと兄譲りの勇気でこれを倒したのだった。
数年後、ヴェントは立派な運び屋へと成長していた。そしてその隣では、過去の呪縛から解き放たれたティフォンが彼を支えているのであった……。

まとめると、「兄貴の仇とか悪の軍団倒して、ついでに兄貴の元カノをゲッツ」
462アンリミテッド・サガ ジュディ編:05/01/27 09:50:10 ID:oD9LwPKS
【ジュディ編】

登場人物

ジュディ…魔法一家の末娘で天才魔法少女。10歳。素直で頑張りやさん。口癖は「まっかせて!」
     その可愛さはパーティーに次々とロリコンが入ってくるくらい。
ジョーゼフ…かつての大魔導士にしてジュディのお爺さん。77歳。ジュディに激甘。
      序盤でいきなり鏡に封印される。
レベッカ…ジュディのママ。父ジョーゼフ譲りの魔力持ちだが、結婚を機にあっさり引退。
     男勝りな39歳の美女。なんだかんだ言ってトマスにベタぼれ。
トマス…ジュディのパパ。魔法は全く使えないし影が薄いが、やる時はやる男。ジョーゼフと折り合い悪い。
マリー…ジュディーの姉。20歳。やはり魔法が得意。
    天然系のお姉さんだが、男をとっかえひっかえしてたり、こき使ったりとかなり腹黒。
ロイ…ジュディーの兄。大食漢。デブのくせに異様に素早い。
クライド…昔はジョーゼフとともにブイブイ言わせた大魔導士。ロンゲでチビのジジイ。
     「禁呪」を求めるあまり手段を選ばなくなりジョーゼフを襲う。

その他、仲間になるロリコンが3人ほど。
463アンリミテッド・サガ ジュディ編:05/01/27 09:51:45 ID:oD9LwPKS
森の奥の小さな里で家族と仲良く暮らすジュディ。
ある日、クライドと名乗るジジイがジョーゼフの店にやって来る。
クライドはジョーゼフを鏡に封じ、「禁呪」の魔道板(魔法が記された板)を寄越せと脅す。
が、強さに比例して周囲の人を遠距離へと吹き飛ばす防御魔法が発動。クライドごと吹き飛ばされて一家離散する。
飛ばされた場所が近くだったジュディは、ジョーゼフの頼みで家族を探しに奔走することに。

樹海に入ると「やあ僕はキャッシュ」。森は危険なので護ってあげるとキャッシュが仲間になる。正直、こいつの方が危険な気が。クライドの使い魔が襲いかかってくるも、難なく撃退。
北の町でトマスと再会したところ、父は町長の不良息子ゴージュに困らされている母娘を助けようとしていた。
ゴージュを成敗すると、町長はゴージュに罰としてジュディに協力しろという。胡散臭い連れがさらに増えるが、こいつは育てると最強キャラになる。
次へ向かおうと釣り橋を渡ったところ、モンスターの襲撃でトマスが谷底へ落下。不器用ながらジュディを慰めるゴージュ。早くもロリの魔力に取り憑かれたようだ。
次の場所では、ロイが何故か山賊のところに居候していた。飯が食えるからってもう少し考えろ。
山賊のボスの魔導士を倒すと、黒い魔道版をゲット。すごく嫌な感じを受けるジュディ。

さらに家族を捜して船に乗ると、クライド配下の魔物の襲撃。
変態っぽいおっさんが現れていきなり護衛を申し出てくる。運び屋のヌアージが仲間に。犯罪者にしか見えない。勘弁して欲しい。
ヴァフトーム経由でロングシャンクの町へ。ここで姉マリーと再会。かぐや姫のごとく男どもに無理難題を押し付けてた。姉も妹も男を惹きつける…恐ろしい一家だ。
クライドの狙いはなんなのか。近くで黒い魔道板のかけらを拾ってみるも、よくわからない。
464アンリミテッド・サガ ジュディ編:05/01/27 09:53:35 ID:oD9LwPKS
母を捜して北へ。すると、レベッカはクライドにさらわれていた。兄や姉の奮闘もあって、ジュディは母の救出に成功する。
一方、とうとう寿命が近づくクライド。禁呪を追うための最後の手段として禁断の契約をするらしい。

レベッカなら鏡からおじいちゃんを助けられる、とジュディ一行は一度故郷へ戻るが、何とクライドによってジョーゼフの鏡が割られてしまっていた。
そこに父が帰ってくる。トマスは鏡の七大驚異「神のテーブル」へ行けばなんとかなるかもしれないと言う。
大樹に支えられて宙に浮く巨大な鏡の板「神のテーブル」。果たして、そこにはジョーゼフのメモが。
全てのメモを集めると、その魔法でジョーゼフが復活。
そこを強襲する謎の美形男。それは闇の契約で吸血鬼と化したクライドだった。有り余る時間と力を手に入れる代償として人間をやめてしまったのである。
決戦の最中、クライドの闇の魔力と七大驚異が共鳴し、混沌の王カオス・ルーラーがクライドに降臨するも、これを家族の結束で破る。

我に返ったクライド。彼は若い頃の情熱を失わず探求の道を歩み、老いてゆく焦りから闇に手を染めてしまったのであった。
「禁呪の魔道板などない、全ての術が禁呪となってしまう可能性があるだけだ」とジョーゼフは指摘する。
和解するジョーゼフとクライド。かつては友に歩んだ友だったのだから。だが、人外となってしまったクライドは寂しげに去って行った。

かくして、ジュディの初めての冒険は終わり、相も変わらない一家の平和な日常が戻ったのである。

まとめ「一家離散、そして感動の再会」
465名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/27 09:55:57 ID:oD9LwPKS
アンサガ、以上です。
466名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/27 11:04:44 ID:VO8K+L+6
これで後はローラとマイスだけだな。
467名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/27 11:26:47 ID:hTe9r8Hi
>>465
おもしろかった
すっとぼけた顔のヴェントがこんなストーリーだとは知らなかった
468429:05/01/27 19:08:16 ID:4eBhbG7Y
>437
いや、自分もあんま書き進んでないっす。
結構、記憶も穴あいてて(主人公らが何で転身できるのか、とか覚えてない)
本当に簡単なフローチャートみたいな書き方になりそうですし。

もし既に纏めてあるんでしたら437さんにお任せしていいですか?
すいません。
469名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/27 20:34:17 ID:Mb+6h+hE
というか、FF8を書いた人すごいな。
読んでて、すごい楽しかった。6年ぐらい前に一度やったからかもしれないけど・・。
書いた人、ありがとう。
470英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/27 22:19:28 ID:gCdFRyvR
第二部:遠い面影を求めて(1)

アイメルの手がかりを求めて旅を続けるアヴィン、マイルの2人組。
その途中で様々な事件、人物と巡り合った。

「迅雷」の二つ名を持つ剣豪であり冒険者、ダグラス。
森の一軒屋に住み、自然と動物を愛する少女アルチェム。
魔法大学の天才少年ラエルとその教師エレノア。
3年前に離れ離れになった姉を捜している工員見習いの少年ルカ。
そして、聖地カテドラールで兄妹の面倒を見ていた女神官オレシアとの偶然の再会。

オレシアは8年前の聖地陥落のさいアイメルと共に修道院に身を寄せて、
今は修道院長となっていた。
彼女から妹の消息を聞けて大喜びするアヴィンだったが・・・

修道院にアイメルの姿は無かった。
いつの頃からかドゥルガーの囁きを聞くようになったアイメルは、15歳の誕生日に
誰にも相談することなく1人で旅立ってしまったという。

気落ちするアヴィン。
しかし、兄がいつか迎えに来てくれるのがアイメルのたった一つの願いであった
ことを知り、気持ちを新たにした。
471英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/27 22:21:14 ID:gCdFRyvR
第二部:遠い面影を求めて(2)

修道院ではもう一つの出会いがあった。

赤毛に青のバンダナをつけた剣の達人、マドラム(36歳)
自らを「15年前の亡霊」と名乗った男は、ドミニクという女性の仇だとして
修道院に滞在していた大神官アバリスの命を狙う。
しかし、オレシアの登場により気分が削がれたと言って去っていった。

オレシアとマドラム、そしてドミニクは昔そろって教会に入信していた。
15年前に起きたある事件によりドミニクは命を落とし、マドラムは教会を
離れることになったという。

その悲劇に大神官が一枚噛んでいたらしいことや、
力の賢者ガウェイン(プロローグ(1)参照)に師事していたことなどを
オレシアは語った。
472英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/27 22:23:21 ID:gCdFRyvR
第二部:遠い面影を求めて(3)

今日も今日とて妹捜しの旅を続ける2人の冒険者は、鉄鋼の街ギアで少年ルカと再会した。

似た境遇のアヴィンとルカはお互いの近況を報告しあうが、そのなかで
アイメルに似た特徴を持った女の子が北方の寒村、コルナ村に向かったことを知る。
早速出立しようとした彼らの前にオクトゥムの使徒ルティス(第一部(3)参照)が
再び現れ、アヴィン達から神宝カベッサを奪い取ろうと罠を張った。
睡眠薬で2人を眠らせたルティスだったが、後一歩のところでマドラムの妨害に会う。

バルドゥス教会の手の者かと問いかける少女に、男は「光も闇も関係ない」と答えた。
どちらも人の運命を弄ぶ存在にすぎないと。
結社に入った理由を問う男に、少女は答えた。
大切な人たちを失ったとき、バルドゥスは手も差し伸べてくれなかったと。

カベッサを中心に対峙した2人は、工員見習いルカの登場により終わりを告げた。
黒髪の少女を呆然と見つめる少年。ルカが捜していた姉の姿がそこにあった。

とっさにその場を立ち去るマドラムとルティス。
目覚めた後、カベッサの無事を確認したアヴィン&マイルは、元気のないルカを置いて
コルナ村へ出発した。
473英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/27 22:25:43 ID:gCdFRyvR
第二部:遠い面影を求めて(4)

雪に埋もれた村、コルナ。この村の外には精霊神ドゥルガーを祭った神殿があるという。
1週間ほど前にアイメルらしき女性が神殿を参拝したという話を聞いたアヴィン達は
訪れた神殿の奥で、一冊の魔力を秘めた古文書を発見した。

先述したラエルとエレノアのおかげで、その本がドゥルガーによる生命の秘蹟、「生命の書」
だと判明したが、覆面の男に奪われてしまう。

覆面の男を追ってギアへ戻ってきた一行が見たものは、魔獣の群れに襲われて
炎に包まれた街や工場の姿だった。
覆面の男たちは生命の書を使って魔獣を召喚していたのだ。
474英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/27 22:28:37 ID:gCdFRyvR
第二部:遠い面影を求めて(5)

魔獣を退治しながら工場の奥へ向かうと、覆面集団のリーダーであるボルゲイドが
工場長を脅して、自分たちオクトゥムの使徒に協力させようとしていた。

工場長の答えは否。ボルゲイドは工場の目玉、高出力の溶鉱炉の破壊を命じた。
抵抗しようとしたルカは、逆に斬りつけられてしまう。
止めを刺そうとするボルゲイドの前にアヴィンとルティスが立ちふさがった。

弟をかばいながら、無関係の者にまで巻き込まないように懇願するルティスに
邪神官ボルゲイドは残酷に告げた。
ルティスのその甘さを断ち切るため、彼女の目の前で弟を殺すように
ベリアス卿(プロローグ(1)参照)から指示があったことを。
呆然と立ち尽くすルティス。


その後、マドラスの乱入により邪神官は退却した。
ルカの無事を確認した後、その場を立ち去ろうとするルティスにアヴィンは
オクトゥムの使徒となった理由を問いただす。
少女は直接その問いには答えず、不完全で醜い世界を浄化して人々が幸福に暮らせる
理想郷を創ることが使徒の目的だと語った。

そして、弟を救ってくれた例として、アイメルが港町バロアで確認されたとの
情報を教え、去っていった。
475英雄伝説IV〜朱紅い雫〜:05/01/27 22:30:44 ID:gCdFRyvR
第二部はまだ途中ですが、長くなりそうなのでここで一旦区切ります
思った以上に長くなりそうな悪寒
476名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 00:49:15 ID:CIS7X6Wm
ラ・ピュセル、この間「2週目始めました」をクリアしたので書けるよ。

闇の王子と光の聖女の戦いの伝説が残る国。
悪魔祓い専門機関「聖女会」に在籍する主人公のプリエは、
光の聖女を目指して、先輩のアルエットと弟のキュロットと共に
悪魔祓いの仕事をしていくことになる。

第一話 「悪魔ばらいという仕事」
ゾンビが出てくる原因となっている城を調査。
ゾンビは死しても城を守る騎士たちだった。
公爵の納める城だったのだが、公爵の弟の嫉妬による陰謀で、騎士も公爵もその家族も殺されていた。
プリエが弟を倒し、公爵は家族や城の騎士と共に天に召され、事件解決。

第二話 「遠き日の誓い」
恋人を生き返らせるために人々の心臓を抉り出す悪魔と対決。
この悪魔は変身能力を持っており、キュロットが危うく殺されかけるが、
フリーの悪魔祓いであるクロワが登場し銃撃で助けてくれる。
プリエとキュロットの父親(故人)に化けるという卑怯な手を使うが、
「死んだ人は生き返らない。弟を守ると約束した。」というプリエの強い決意で倒す。
そんなプリエを見た悪魔は過ちに気付き、事件解決。
477名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 00:56:57 ID:CIS7X6Wm
第三話 「プリエとアルエット」
森を散歩していたら巨大なモンスターに襲われた、という依頼を受け仕事開始。

歩いている途中で、クロワが何故安値で仲間になってくれたかという話になる。
クロワは名前以外の記憶を失っていて、プリエを見るとある女性のビジョンが浮かぶ。
それが記憶の手がかりになると思い仲間になったという。アルエットと境遇が一致。

クロワが、モンスターに刺さっているのがハンター用の武器であり様子がおかしいと気付く。
途中でエリンギャー(成り行きで助けたモンスター)が
「巨大なモンスターは森の主で、倒したら森の秩序が崩壊する、と教えてくれる。
倒すのをやめようとするプリエ。しかし、アルエットは人間を傷つけたモンスターは
殺すべきと教典に書いてある、と反論。ケンカになる。
聖女会のトップ、サラド神父が依頼者をボコボコにして、ハンターであることを白状させる。
「聖母神教会」(最近信者を急激に増やした聖女会とは異なる組織)の差し金だという。
森の主を直接殺そうとした聖母神教会の悪魔を倒し、事件解決。
アルエットと仲直りし、以後プリエ、アルエットと呼び合う仲に。
478名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 01:05:37 ID:CIS7X6Wm
第四話 「大怪獣現る」
キュロットが夜中に怪獣をみるのだが、誰も信じてくれない。
港町に本当に大怪獣が出現。とても勝てないレベル。
突然現れた空賊キャプテンオマールが大怪獣を砲撃して生け捕りにしようとするが、
大怪獣の心の声に気付いたプリエが止める。
実は大怪獣は病気で動けない男の子の魂が具現化したものだった。
男の子の魂を傷つけたおわびにオマールが船で薬のある場所まで運んでくれる。
それを男の子に飲ませて事件解決。

第五話 「おお、髪よ!」
髭モジャの変な悪魔出現。原因は、ハゲの青年が怪しげな薬を使っていたからだった。
ハゲの青年は髪がないと好きな子にモテないので手放したくないという。
女の方を説得しようとするも、「かっこいい人じゃないと嫌」と拒否される。
再び青年のところに行くと、聖母神教会の悪魔が手渡しているところを発見。
自爆しようとする悪魔を、聖母神教会のボス、ノワールが現れて消滅させる。
自爆で森を汚されるのが嫌だからという。魔神クラスの力を持ち、主人公は相手にされない。
命がけで女を守ったことにより、青年の気持ちが通じてカップルに。一応事件解決。
479名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 01:16:27 ID:CIS7X6Wm
第六話 「旅立ち」
アルエットが夢で大天使から「ファティマに行け」という啓示を受ける。
城の書庫で調べようとするが、女王に拒否される。
キュロットの機転で、城に現れる黒騎士を倒せば入れてくれることに。
実は黒騎士はプリエとキュロットの友人でもある王女エクレールの闇の姿だった。
王女にならなければならないという重責が心の闇を生んでいたのだ。
アルエットの奇跡によりエクレールの心に入り、闇の心を説得後倒す。

書庫で光と闇の中立の存在に話を聞くことになる。
代償してオマールの船のダイヤを払おうとするが、見つかってオマールに激怒される。
しかし、幻の大地ファティマという言葉にロマンを感じたオマールも同行してくれることに。
中立の存在にダイヤを支払い、ファティマのことを教えてもらう。
ファティマは闇の王子が誕生した地であり、そのために滅びたのだという。
また、プリエに素直な心で行動しろという。(プリエはクロワが気になっている)
オマールの船でファティマに旅立つ。

第七話 「大空のダンス」
オマールの船でファティマに向かうも、空中でエンジンが不調に。
聖母神教会の幹部であるヤギ形悪魔(無駄に長い名前)の仕業。
倒したけれど、結局船は墜落してしまう。
アルエットの命を削った大奇跡でどうにか助かる。アルエットが好きなキュロットは怒る。
480名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 01:28:26 ID:CIS7X6Wm
第八話 「幻の大地を求めて」
オマールがファティマへの洞窟に違いない、と洞窟に入ろうとするが、
エクレールがちゃんと先のことを考えているのか、と反対する。
途中巨大な植物型モンスターから逃げなきゃいけないトラブルに襲われるも、
何とか洞窟を抜けてファティマに着く。
オマールも、自分はバカではないからちゃんと仲間の命を考えていると語る。
エクレールも本の知識に頼りすぎていたことを謝り、いい感じに。

第九話 「ファティマの記憶」
ファティマのまだ滅びていない地域の村に入る。食べ物は変だが明るい町。
しかし、夜に突然住民が襲ってくる。聖母神教会幹部のちからバカ型幹部(やっぱり名前長い)の仕業。
プリエが人質に捕らえられ、磔で殺されそうになる。
その光景がクロワの過去の記憶と重なり、闇の力が覚醒。
圧倒的なレベルと能力で幹部虐殺。プリエが止めても殴りかかってしまう。
もしかしたらクロワが闇の王子なのではないか、という不安を
仲間もクロワ自身も抱えつつ、先に進む。

滅びた町(住民はみんな成仏できない幽霊)に到着。ここが闇の王子の誕生した地。
倒し損ねていたヤギ型幹部が再度登場するも、幽霊となった住民が自分達ごと霊界に連れて行ってくれる。
幽霊の少年の一人に連れられ、闇の王子誕生のきっかけとなった木の元へ。
突然、闇の王子誕生の時代まで飛ばされてしまう。
481名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 01:37:16 ID:CIS7X6Wm
第十話 「闇の王子」
まだ滅びていない村で、クロワの記憶と同じ女性アンジェリカと出会う。
この時代のクロワは、二人で育てれば幸せになれるアルサックの花を買いにいき不在。
アンジェリカは既にクロワの子どもを宿しており、またクロワの闇の力を抑えているという。
しかし、この時代の圧制を行う国王派兵士にアンジェリカは騙され連れ去られてしまう。
アルエットは、それが分かっていて止めなかったという。記憶が戻ってきているようだ。
それを許せないプリエとキュロットは、アンジェリカを助けに向かう。が、間に合わず。
アンジェリカは殺され、そこに過去のクロワが走りこんでくる。
光の力で人間を助けていたアンジェリカが殺されたことで、絶望する過去のクロワ。
現在のクロワとその姿が重なり、ついに闇の王子として覚醒。
まだ理性は残っており、プリエの呼びかけに答えるクロワ。
しかし、ノワール出現。共に人間を滅ぼそうという誘いの言葉に連れられて行ってしまう。

オマールの船の副キャプテンのヤッタニャーが修復した船で助けにきてくれる。
一度、船で元の大陸に戻ることに。
482名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 01:52:56 ID:CIS7X6Wm
第十一話 「光の聖女」
クロワが闇の王子となってしまったことで寝込んでしまうプリエ。

アルエットは、記憶が戻り、自分が光の聖女だったことを明かす。
50年前アルエットは光の聖女としてクロワと戦ったが、力をほとんど使い果たす。
自分だけの力では到底勝てないと悟ったアルエットは、
クロワの記憶を消すことを決意。しかし、その技を使うと自分の記憶も封印される。
クロワの記憶が完全に戻ってしまった時アルエットの記憶も戻り、アルエットは死ぬ。
しかしその前にクロワが闇の王子となった原因を探り、自分に強力な仲間がいれば、
倒すことができるかもしれない。アルエットを心配して村から戦いの場に駆けつけてきた少年に
そのことを伝え、アルエットはクロワを自分ごと50年間封印したのだった。

エクレールは、中立の存在の試練によって、自分の心の闇を認められるようになりパワーアップ。
試練に付き合ったキュロットもついでにパワーアップ。
オマールは、聖母神教会の最後の幹部であるフリーザっぽい悪魔(名前長いんです…)と戦う。
実はこの幹部は、王家の人間であるオマールが子どもの頃に復活させてしまった存在。
母が人質に取られ、父王はその時の傷が原因で床に伏せってしまっていた。
かつて父の後ろで震えていることしかできなかった自分を悔やみ、空賊となって幹部を探し続けていたのだ。
パワーアップした2人と合流。オマールの命と魂を掛けた必殺技、バーニングソウルで撃退する。
しかしこの幹部は陽動で、闇の王子は聖女会の教会に向かってしまった。
アルエットが殺されれば、クロワは完全に闇の王子になってしまう。急ぎ教会に向かうメンバー。
483名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 02:02:46 ID:CIS7X6Wm
第十一話続き
闇の王子に襲撃される聖女会教会。
完全に記憶を取り戻そうとアルエットを殺そうとする闇の王子。
しかし、闇の王子の魔神クラスの技をサラド神父が「聖拳突き」で止める。
50年前アルエットの戦いを見届けていた村の少年がサラドの若い姿であり、
アルエットの仲間となるために聖女会を設立、自身は肉体を磨いていた。

プリエの意識に大天使ポワトリーヌ出現。アルエットが殺されればクロワの意識は消えると警告。
神のくせに何もしないのか、と問い詰めるが、大天使は自分はただの光という力だという。
ただ、自分の信じるもののために行動しろ、とプリエに伝える。
プリエは立ち上がり、クロワを止めるために動き出す。

流石に老いが来ているサラドが押され始めるが、プリエが駆けつける。
クロワの闇を払ってみせる、とクロワに話しかける。
クロワとしての記憶を呼び起こされる闇の王子は、プリエを殺そうと襲い掛かる。
何とか闇の王子を止めるのだが、またもノワールが出現。
闇の王子を助けるのかと思いきや、魔法で闇の王子を気絶させる。
闇の王子を生贄にして堕天使を召還し、人も神も悪魔も滅ぼすのがノワールの目的だった。
クロワはノワールによって連れ去られてしまう。
484名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 02:17:06 ID:CIS7X6Wm
最終話 「そして伝説へ」
堕天使を呼び出すため過去の人間が作った天空都市にオマールの船で突撃。

途中、オマールの因縁の敵である幹部が出現。
オマールは過去の自分に勝つため、幹部との一騎打ちを望む。
オマールを残し、先に進むプリエ達。エクレールもオマールを信じて先に進む。
一騎打ちの結果、幹部に致命傷を負わせるも、オマールは重傷で倒れてしまう。

ついにノワールの元へとたどり着く。致命傷を負った幹部が助けを求めるも、
ノワール自身がトドメをさす。プリエは仲間殺しを非難するのだが、ノワールは仲間ではないと言う。
父が悪魔だったせいで、人間だった母は人間から殺され、半分人間だったせいで悪魔にも
受け入れられなかった自分には仲間などいない。だから、全てを滅ぼして理想郷を築くのだという。
自分だけが苦しんでいると思うなんて間違いだ、というプリエ。互いの正義をかけてぶつかりあう。
倒されたノワールは、自分は間違っていたのか、自問する。プリエは、人にもいい人と悪い人がいることを諭す。
かつての母と同じ言葉を言われたノワールは、母さんのようだ、と言いながら死んでいく。
プリエは彼の魂を母の元に送る。プリエに聖母の存在を見るアルエット。

クロワを救うため、心の中に入り込んで闇を払うことを提案するアルエット。
そんな奇跡を使ったらアルエットが死んでしまう、とキュロットも皆も止めるが、
他に方法がなく、アルエットの力でプリエを送り込むことに。
「私を忘れないで」とキュロットに言い残し、アルエット消滅。
485名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 02:31:25 ID:CIS7X6Wm
最終話続き
クロワの心にたどり着いたプリエ。アンジェリカが殺された木の下で座り込むクロワを見つけ、
仲間が帰りをまっていることを伝えるが、絶望したクロワの心には届かない。
アルエットの魂と、アンジェリカの魂に「自分の心に素直になればクロワを救える」と力づけられ、
プリエはクロワのことが好きだと告白する。だから、戻ってきて欲しいと。
その言葉はクロワの心に響き、クロワの意識が戻ってくる。
しかしクロワは、いつまた闇の王子になるか分からない自分にとどめをさして欲しいと懇願する。
それは逃げているだけ、自分がずっと隣で闇の王子にならないように支え続ける、と
力強い言葉で伝えるプリエ。今までモノクロだったクロワの心の世界に色が戻り、クロワは立ち直る。

しかし、アルエットが死んでしまったことで復活していた闇の力が、
クロワが立ち直ったことで、クロワの意識から離れて具現化する。その姿は堕天使カラミティーのよう。
自分はもう他の女に心を奪われてしまった、と闇の力との完全な決別を宣言するクロワ。
プリエと力をあわせて闇の力を打ち倒す。

エンディング
最終話から1年。クロワとプリエはアルエットの墓に来ていた。
そこに現れる仲間たち。オマールはエクレールと婚約し、キュロットも心の整理をつけようとしている。
クロワは、罪滅ぼしのために世界中の人たちを悪魔祓いとして助けにいくという。
必ず戻る、約束する、と言い残し、プリエの元を去るクロワ。
クロワの言葉を信じ、プリエはキュロットと悪魔祓いの仕事にでかける。
プリエはいつしか、聖母と呼ばれる伝説の存在になってゆく。 ━終━
486名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 09:28:37 ID:kfjjMc58
ヽ(`Д´)ノボッキアゲ
487名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 10:30:29 ID:aPJCasNe
アンサガ、ローラとマイス編書こうか?
488名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 10:51:50 ID:BS3UvBd7
お願いします
489名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 12:09:06 ID:g9YjhZ6P
何このキモヲタのオナニースレ
490名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 12:24:16 ID:Cdwyr6Ma
↑お前が見なきゃいいだけだよ。
スルーもできない池沼さん。
491名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 13:11:25 ID:lVmnABb2
ラジアータきぼそ
492名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 17:06:04 ID:liOIgb1p
アバ厨2を懇切丁寧に詳しくキボンヌ
493名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 17:17:12 ID:BhgStteA
ラジアータ(妖精編)

主人公は水龍退治の英雄の息子
親の七光りで王国騎士団に入団し、ヒロインであるリドリーと出会うも不祥事の責を問われて解雇。
民間の請負戦士ギルドに所属し口を糊する日々。様々な仲間との出会い。
ある日リドリーが主人公の家に来る。彼女は以前瀕死の重傷を負った際にエルフの魂と同化することで命をとりとめたが、
それから彼女は人間とエルフの交じり合った「器」としての宿命を背負い、
エルフの意識や記憶を共有していた。彼女は来たる人間と妖精との戦争では妖精側につくことを決め、
騎士団を抜けてきたのだった。
主人公もリドリーと一緒に人間を裏切って妖精側につき(この辺が超安易)、かつての仲間に剣を向ける。
人間をけしかけて妖精との戦争を起こさせた黒幕は調停者たる銀龍フォティーノ。
銀龍は金龍と交互に世界を監視しており、片方は常に眠っているが銀龍はその眠りを拒んだ。
リドリーが金龍降臨の器であることを知り、金龍復活を妨げるためにリドリーを殺そうとする。
主人公は銀龍を倒し、リドリーと手をつないでラジアータ城へ向かう。おわり。
494名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 17:35:36 ID:lVmnABb2
>>493
Thx!!(妖精編)とあるけど、別のルートもあるみたいですね。

気が向いたらそっちの方もお願いします。
495名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 17:55:08 ID:k/SG6w80
>>493
新作トリップ入れろよ!
496名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 20:47:21 ID:UL1b7wjv
>492
オープニング書いただけで最後のオチが読めまくってしまうクソ仕様になると思うがよろしいか
497アンリミテッドサガ ローラ編:05/01/28 20:48:55 ID:aPJCasNe
あるところにローラという女海賊がいました。
各地を荒らし回る女傑でしたが、20歳の時にパブロという男と恋愛結婚→海賊卒業。
以来、雪国でパブロと日曜学校を営みながら、幸せに暮らしてきました。

それから十年。ローラが三十路に足を突っ込んで間もないある日、
旅先でパブロが死んだとの報せが。
茫然自失のまま葬式を終え、帰り道を行くローラ。
その背中に見知らぬ少年がぶつかってきました。
悪人面の男達に追われています。
昔取った杵柄で男達を叩きのめすと、
少年は「感謝する(注:そっぽを向きながら)」と、
妙にやんごとなき謝り方をしてきました。
498アンリミテッドサガ ローラ編:05/01/28 20:54:05 ID:aPJCasNe
それもそのはずで、彼は近国エスカータの王子アンリでした。
犬型人間ダグル=ボース率いる軍に襲われ国が滅亡。両親も死亡。
命からがら、代々王家に伝わる宝剣だけを持って逃げてきたそうです。
身寄りの無くなったアンリ王子は、
とりあえず亡き母の故郷ヴァフトームを目指すことにしましたが、
そこは遠く温室育ちの子供が一人で行けるような場所ではありません。
かくて、失意のあまり何をすればいいのか判らなかったローラの元に
王子の護衛という大仕事がやってきたのでした。
「休校 パブロの学校」
玄関に札をかけ、二人はニバコリナを発ちます。

追っ手を退けて旅するうち、魔法少女ジュディが仲間になります。
ある時、追っ手がアンリのことを王子と呼んだせいで、ジュディに素性がバレてしまいました。
ジュディ「アンリ君って王子なんだ、すごい」
アンリ「王子って凄いかな?」
ジュディ「だって王子って、なりたくてもなれるものじゃないし」
アンリ(好きで王子に生まれたわけじゃないのに。
王族じゃなかったら親も殺されずに済んだのに)
内心で考え込むアンリですが、ローラに喝を入れられて先へ進みます。
499アンリミテッドサガ ローラ編:05/01/28 20:58:14 ID:aPJCasNe
旅は進み、港町ロングシャンクへ着いた一行。
ここにミシェルという人がいました。
一時期は才色兼備のアイドル冒険家として有名だった女性ですが、
うっかり呪いのガントレットを装備してしまい、以来その副作用に悩んでいます。
呪いを解くため、この町に住む遺物鑑定家マイスを訪ねたものの、
そいつが留守でorzとなったミシェルは、
通りすがりのローラ達にマシンガントークで泣き言をぶつけ去っていくのでした。
ガントレットの正体やマイスがいない理由は、別の物語の管轄につき脇に置いといて、
ローラ編の舞台は船に映ります。

船がヴァフトームへ向かう途中、魔物が襲ってきました。
偶然ミシェルも乗り合わせていました。
またも繰り広げられるマシンガントークを聞き流しつつ、協力して魔物を倒します。
なし崩し的にミシェルが仲間に加わったところで、
ヴァフトームに着きました。
500アンリミテッドサガ ローラ編:05/01/28 21:00:39 ID:aPJCasNe
ここでエスカータとヴァフトーム、
そしてイスカンダールの関係について説明しときます。
早い話、両方ともイスカンダールの配下が作った場所です。
イスカンの作った国イスカンダリアというのがありまして、
イスカン本人が失踪した(表向きは死んだとされた)後も、
ディクソンという男がそこを守護していました。
しかし彼の厳しすぎる政治方針に、フジャントという男が「異議あり!」を連発。
両者は険悪になり、喧嘩になり、しまいには戦争を起こしました。
勝ったのはフジャントですが、彼はイスカンダリアの王にはならず、
イスカンダリアの近くに自分で国を作りました。それがエスカータです。
負けたディクソンも遠方に流れて都を作り、
心を入れ替えて良い政治を行いました。こっちがヴァフトームです。
501アンリミテッドサガ ローラ編:05/01/28 21:02:53 ID:aPJCasNe
今では両家も和解し、ディクソンの遺体も、
フジャントを始めとする歴代のエスカータ王族の遺体も、
皆ヴァフトームの霊廟で眠っています。
霊廟にはイスカンダールの棺もありますが、こっちは空っぽです。
中身がどこで何をやってるかはルビィ編の方を参照して下さい。
(ここらへん作中では殆ど言及されておらず、
各種の関連書籍や説明書をつぎはぎして組み立てているので、
間違いがあったらすいません)
502アンリミテッドサガ ローラ編:05/01/28 21:05:55 ID:aPJCasNe
で、現在のヴァフトームは、レジナ=レオーヌ祭のまっただ中。
これはディクソンの妻が、死んだ夫の霊を慰めようと焚いた送り火から始まったもので、
今でも山一個燃やして巨大な送り火を焚きます。
元が元なので、この送り火には死者を見送り悼む意味があり、
賑やかな祭も、送り火の時間になると静まりかえります。
初めてのお祭にはしゃいでいたアンリも、
つい最近国と一緒に殺された両親を思い出し、送り火を見て泣きました。
見ればローラの方もパブロを想って泣いています。
悲しいのは自分だけじゃないんだと気付くアンリ。

祭が終わり、一行はエスカータ王家の墓地に行きました。
「子孫へ……私はイスカンダールから黄金時代の遺物を授かった。
何かあった時はそれを集めてなんとかしなさい……フジャント」
こんな感じの遺言を発見します。どうやら宝剣も遺物の一部らしいです。
残りの遺物を集めれば、ダグル=ボースの打倒にも役立つかもしれません。
503アンリミテッドサガ ローラ編:05/01/28 21:08:37 ID:aPJCasNe
霊廟を出ると、バジル=ゲレイオスという男に出会いました。
ゲレイオス家はエスカータ建国時からの旧臣で、彼はそこの現当主です。
アンリが生きていたことを喜び、王家再興に協力すると言ってくれます。

フジャントの遺物についての情報を集めるため、
アンリは再度エスカータに行くことに。
バジルは仕事があるので同行できないけれど、護衛を付けてくれます。
ここでローラの役目は終わりました。
後のアンリの補佐は、ゲレイオス家が全てやってくれるでしょうから。

ですが、やることがなくなった途端、
ローラはアンリと会う以前の茫然自失状態に戻ってしまいました。
宿屋で途方にくれるローラを見て心配になったアンリは、
「ローラさんと行きたい」と護衛に駄々をこねました。
結局、今までのメンツ+護衛でエスカータへ戻ることに。
504497-503:05/01/28 21:16:18 ID:aPJCasNe
一旦、長くなったので切ります。
505名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 23:22:56 ID:vzITBGP7
そういえば、ここでは年齢制限つきゲームはNGですが
年齢制限つきのゲームのストーリー解説スレってのはあるんでしょうか、
もしあるなら誘導お願いできませんか。
506名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 23:34:44 ID:NlWdZydH
RPGに年齢制限付きのなんてあったっけか
507名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 23:49:48 ID:vzITBGP7
ああ、いえ、普通にイチハチ禁のゲームって意味です…
モノが多すぎて、どういうストーリーか判らんものが多すぎて…
508名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 23:54:09 ID:fB1cMDdS
>>505
それらしいキーワードで探したが女向けゲー大人にここと同名のボーイズラブ系用のスレががある以外は無い。
509名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/28 23:58:32 ID:289hk948
まあ普通にストーリーの解説ならいいんでない
510名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/29 00:46:01 ID:VbF02j7y
18禁はさすがに板違いだろ
やるんならその板に立てて向こうでやってくれ
コンシューマに移植されたものなら問題ないと思うけど
511名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/29 00:46:09 ID:gjF1MfrU
>>507
自分でそれ専用の板で建てるしかないよ。
512名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/29 15:37:20 ID:hfYdwcyR
>504
乙。ローラ編はラスト切ないんだよな。
アゴとかルビィのズッコケラストと大違い…
513名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/29 18:44:32 ID:MC2zpoO/
話全体が18禁で、オニャノコとナニな所を省いたら書くものがなくなるようなのは板違いだと思うけど。

暴力・ホラーで年齢制限があるRPGもあるよね。
シャドウハーツやアバタールチューナーあたりも一応制限あるし。

18禁以外は年齢制限つったって、書き方次第じゃねぇの?
514名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/29 18:59:30 ID:f/P+vidG
流石にパソゲーは違うんじゃねぇかと。
515名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/29 19:11:48 ID:6ajl9JjO
18禁パソゲーなんて、需要も供給も無さそうなのはいらんだろ。
流石にお門違い。
516アンリミテッドサガ ローラ編:05/01/29 19:17:41 ID:dW3fO9Na
エスカータへ向かう途中で野営する一行。
護衛のフランシス34歳独身(ピューと吹くジャガーのハマー似)が、
バジル宛に手紙を書いてるところをローラが目撃します。
「お前スパイだろ」とローラ。
「お前こそ王子をたぶらかすつもりだろ」とフランシス。
「そんなことばかり考えるから女にモテないんだ」とローラ。
図星だったらしく凹むフランシス。
不穏でマヌケな空気のままエスカータに到着。

エスカータ城はあちこちが壊れてて、燃えてて、魔物がうろついてます。
アンリはマイホームの惨状に悲しくなるものの、
「二度とローラさんの前で泣いたらいけない」と気張って我慢。
書庫で資料を漁った結果。王家伝来の遺物は、
宝剣と5つの「エレメンタルギア」という神器であることが判明しました。
517アンリミテッドサガ ローラ編:05/01/29 19:19:34 ID:dW3fO9Na
ここで話はディクソンとフジャントの戦争に戻ります。
そもそもフジャントが勝てた理由は、
エレメンタルギアの力はもちろんのこと、
それ以上に大きかったのは、彼と戦った4種の異種族の力でした。
勝利の後、フジャントは感謝の意を込め、
彼等にそれぞれ一つずつエレメンタルギアを預けました。
彼等の方も、王家に危機が訪れた際は、
エレメンタルギアと共に集まり、再び王家を助けると約束しました。

これらの情報を書庫で仕入れた一行。
バジルの城へ行き、
代々ゲレイオス家が預かっている火のエレメンタルギアをもらいます。
残り4つのエレメンタルギアも集めるため、各地の四種族を訪ねることに。
どの種族も古の契約を覚えているらしく、アンリに快く協力してくれました。
518(以下攻略順フリー 順不同):05/01/29 19:22:00 ID:dW3fO9Na
土の一族ペトランは、岩で出来たボールのような種族です。
一族代表アンザンの案内で、壁画が実体化して襲ってくる洞窟へ行き、
土のエレメンタルギアを入手しました。

木の一族リラムは、植物と一体化したインコのような種族です。
代表プラティフィラムの案内により樹海へ行き、
中心部で木のエレメンタルギアを入手。

水の一族チャパは、あざらしとビーバーを足したような種族です。
仕掛けだらけの地底湖へ行くものの、代表アーミックは
「この玉の色が赤と青に変わります、
それを(とか言ってる間に玉が緑色に)……緑になっちゃいましたね」
こんな調子で案内なのに案内をしません。
苦労の末、水のエレメンタルギア入手。

金の一族アヌビトは、人身犬頭の種族です。
エスカータを滅ぼしたダグル=ボースもアヌビトですが、
代表ムゾル=ヤニーによれば
「一人のアヌビトが一つの部族。ダグル=ボースと自分は関係ない」とのこと。
彼と洞窟を進んでいきますが、最深部に金のエレメンタルギアはありませんでした。
ダグル=ボースが盗んだようです。
519アンリミテッドサガ ローラ編:05/01/29 19:24:56 ID:dW3fO9Na
カタキ討ちとエレメンタルギア奪還を兼ねて、
次はダグルボース城へ殴り込むことになりました。
全滅時に備え、今まで集めたエレメンタルギアと宝剣は
バジルに預けておくことにします。

城へ乗り込み、ダグル=ボースと対峙する一行。
誇り高い武人ダグルは、取り巻きの魔物達を「手出しするな」と制し、
単身でローラ達と戦います。
ちなみにダグルの得意技は「シリウス」
おかげで「シリ刺し」とか「シリ撃ち」とか「シリダンス」とか、
脱力する名前の連携が量産される戦いになりました。

「私を倒してもエスカータは内側から腐っていく」と言ってダグル死亡。
金のエレメンタルギアを取り戻し、バジル城へ戻ります。
520アンリミテッドサガ ローラ編:05/01/29 19:28:34 ID:dW3fO9Na
なるほど内側から腐ってまして、戻るやいなやバジルが裏切りました。
金のエレメンタルギアを受け取った後、
「王子あなたは用済みです」と魔物をけしかけてきやがります。

元々ダグル=ボースがエスカータを滅ぼせたのも、
バジルが裏から手助けしていたおかげでした。
バジルは宝剣と、それが持つ強大な力を欲しがっており、
宝剣を手に入れるにはエスカータを滅ぼすのが手っ取り早いと考え、
ダグルを利用したのです。
しかしエスカータ滅亡後、目当ての宝剣をアンリが持って逃げたので予定が狂い、
執拗に追っ手を仕向けたものの、何度も撃破されるので作戦変更。
アンリを泳がせて残りのエレメンタルギアも集めさせることにしました。
ついでに利用し終えて邪魔になったダグルも殺させることにしました。
そして現在に至るわけです。
521アンリミテッドサガ ローラ編:05/01/29 19:30:42 ID:dW3fO9Na
唖然とするアンリとフランシス(結局スパイじゃなかった)を叱咤しながら
魔物を倒していくローラ。最後にバジルを追い詰めるものの、逃げられてしまいました。
どうやら七大驚異のひとつ「ナクルの地上絵」に向かった模様。ローラ達も後を追います。

ナクルの地上絵は、壁を組み合わせて作った巨大迷路で、
上空から見ると絵に見えるのが名の由来です。
他の七大驚異と同じく、ここも黄金時代の遺物。
おそらくは宝剣やエレメンタルギアと関連があり、
バジルが欲しがる宝剣の真の力は、ここで引き出せるのでしょう。
ローラを巻き込むまいとして、アンリは彼女に帰るように言いますが、ローラは承知しません。
「ここで死んだって、あんたも私も、大切な人と同じ場所へ行くだけじゃないか」と。

最深部へ行くとバジルがいました。
戦ってるうちにバジルの薄汚い精神に引き寄せられたのか、
これを呼ぶことこそが宝剣の真の力だったのか、
邪神カオスルーラーが復活降臨。バジルの身体を乗っ取ります。
これを撃破してエンディング。
危機は去りました。アンリは王家再興のためエスカータで頑張ることになります。
別れを告げエスカータを去っていくローラの背中を見送って泣くアンリ。
フランシス「王子、涙はいけません」
アンリ「いいんだ……ローラさんには見えてないんだから」

一方、ニバコリナに戻ったローラは、日曜学校を再開します。
そこの看板にはこう書かれていました。
「パブロ&ローラの学校」

同じように身内を殺されて、同じように弱っていた二人が出会い、
お互い支え合ってるうちに、また一人で歩けるようになったので別れた。
まとめるなら、これはそんな感じの話です。

補足トリビア……パブロの死因は最後まで不明のまま
523さらに補足:05/01/29 19:35:32 ID:dW3fO9Na
ちなみに519のところでダグル=ボースに負けると、シナリオが少し変わります。
この場合バジルの思惑を悟っていたダグルが、バジルを殺害。
ナクルの地上絵で戦う相手もダグルになります。
この場合でもエンディングは変化なし。
524MGS1:05/01/29 20:21:57 ID:cZ1Rq7lW
メタルギア行きます。
人物紹介や用語解説はしません。
公式見てください。そっちのほうがわかりやすいです。
ttp://www.konamijpn.com/mgs/japanese/index.html
525MGS1:05/01/29 20:23:39 ID:cZ1Rq7lW
ハイテク特殊部隊FOX HOUNDの元隊員で、
アラスカで隠居生活を送っているソリッド・スネークのもとに、
アメリカ大統領から極秘任務が下された。スネークはFOX HOUNDに無理やり呼び戻される。

アラスカ諸島沖の孤島、シャドーモセス島にある核廃棄場をFOX HOUNDの一部隊が乗っ取った。
シャドーモセス島では新型核兵器の演習が行われる予定で、
国防省軍事機関(DARPA)局長、軍事企業アームズテック社長ベイカーなどの要人が集まっていた。
テロリストと化したFOX HOUND部隊は、彼らを人質に取り、「伝説の英雄」ビッグボスの遺体を要求。
応じなければ24時間で核を発射すると脅迫。
ビッグボスはテロを起こし、事件解決の任務を受けたスネークに殺されている。
スネークはビッグボスに傭兵として育てられており、事件後、スネークは引退した。
ビッグボスの遺体はアメリカ政府によって極秘に回収され、現在も研究が進められており
その遺伝子は世界最高の戦士能力であることが解明されている。
水面下ではあるが、遺伝子投与による兵士の能力補正が当たり前に行われている現在、
「世界最高の遺伝子」をテロリストに渡すわけにはいかない。

テロを起こしたFOX HOUNDの部隊は「ビッグボスの息子達」と名乗っている。
構成員は6名。天才狙撃手スナイパーウルフ、超能力者サイコ・マンティス、巨体のバルカン、
変装の達人デコイ、拳銃の名手リボルバー・オセロット。
そしてリーダーはリキッド・スネーク。髪や肌の色は違うが、スネークと同じ名前、瓜二つの容姿を持つ。
彼については全てが謎で、誰も正体を知らない。
スネークと双子(血縁関係)であるかどうかも、はっきりしていない。

任務は二つ。スネークはシャドーモセス島に単独で潜入。
・DARPA局長とベイカー社長を救出。
・テロリストを排除し核発射を阻止すること。
スネークが唯一信頼を置くキャンベル大佐も、引退した身ながら、事件を解決するためFOX HOUNDに戻ってきた。
大佐の姪で、新米兵士のメリルが警備で基地に入っているのだ。
大佐は、FOX HOUNDのメディカルスタッフのナオミ、セーブ担当メイ・リンらと共に、無線サポートに入る。
526MGS1:05/01/29 20:26:32 ID:cZ1Rq7lW
スネークはシャドーモセス島に潜入開始。牢に囚われていたDARPA局長のもとへ。
新型核兵器とは、極秘で開発されていた二足歩行の核搭載戦車メタルギア・レックスだった。
スネークは過去にビッグボスが開発していたメタルギアを破壊している。
そのメタルギアのパワーアップした新型が、ここで開発されていたのだ。
核発射の起爆システムには、DARPA局長と、ベイカー社長がそれぞれ持つパスワードが必要だ。
しかし、パスワードは超能力者サイコ・マンティスに心を読まれ、知られてしまった。
発射を阻止するには、一回だけ起爆システムの入力or解除ができるカードキーをセットする事。
DARPA局長は自分の知る情報をすべてスネークに教えると、急に苦しみだし、死んでしまった。

次にベイカー社長を助け出したスネーク。ベイカーのパスワードは、
事前に受けていたプロテクト手術により、サイコ・マンティスに読み取られるのは阻止できた。
しかし拷問を受けたベイカーは口を割ってしまったという。
核発射のためのパスワードは二つとも知られてしまった。
そしてベイカー社長も急に心臓発作を起こし、死んでしまう。

「ビッグボスの息子達」隊員リボルバー・オセロットと対戦。
オセロットはロシアのスパイ組織KGBからスカウトされてFOX HOUNDに入隊した拳銃の名手。
初老で、ロシア私設軍隊GRUで腕を磨いた拷問マニアでもある。この基地に配備されている武器やヘリは
GRUゴルルコビッチ大佐に協力を要請し、融資させたもので、その手引きはオセロットがした。
「いいセンスだ…。スネーク、さすがボスと同じコードを持つ男…」
そこへステルス迷彩を着たサイボーグ忍者が襲い掛かってきて、オセロットの右腕を切り落とす。

サイボーグ忍者はスネークと戦うのが目的だった。そしてその闘いでスネークは忍者が誰かを悟った。
グレイ・フォックス。それは前作「MG2」でスネークに倒されたFOX HOUNDの戦士であり戦友だった。
フォックスは急に苦しみだし、またもや姿を消す。
スネークはメディカルスタッフ・ナオミに無線連絡。
あのあとフォックスは蘇生され、麻薬投与、筋肉強化、あらゆる遺伝子研究の実験台にされたらしい。
もう、フォックスとしての意識はなく、「スネークと戦う」という目的だけで生きているのだ。
527MGS1:05/01/29 20:28:13 ID:cZ1Rq7lW
スネークはメタルギア開発チーフ、オタコンを発見。
彼は、ミサイルを打ち落とす平和のための防御用戦車だと騙されて、メタルギア本体の開発をしていた。
メタルギアは紛れも無い攻撃型核兵器だとスネークに説明され、オタコンは憤慨。助力を申し出る。
今後は無線で情報サポートにはいってくれることに。

キャンベル大佐の姪・メリルは牢に囚われていたが、スネーク潜入の混乱に乗じ、逃げ出していた。
無線が通じ、メリルと合流するスネーク。メリルは牢でベイカー社長から、解除キーを渡されていた。
軍人だった父の面影を追い兵士になったメリルは、伝説の戦士スネークに憧れを持っていた。
メリルはスネークについて行くと言い張る。仕方なく同行させるスネーク。

超能力者サイコ・マンティスがメリルを操り、スネークを襲わせた。
苦労してサイコ・マンティスを倒したスネーク。
メリルはさっそくスネークの足手まといになった事でふさぎこむ。叱咤するスネーク。
サイコ・マンティスとの死ぬ前の会話により、スネークが孤独な人生であることを知ったメリルは質問する。
「スネーク。あなたの名前は?家族は?人を好きになったことはある?」
「他人の人生に興味を持った事は無い」スネークはそっけなく答える。

進んで行く二人。またもやメリルは狙撃され、スネークをおびき寄せるための囮に使われる。
メリルは、健気にもこれ以上スネークの足手まといにならないよう自害しようとするが失敗。
スネークはメリルを必死で助けようとする。
結局メリルは人質に取られ、スネークも捕まり拘束される。そしてリキッド・スネークと初対面。
リキッドは、なにかしらの恨みを持っているようで、スネークを罵倒してくる。
アメリカは要求を正式に拒否してきた。核発射まであと10時間。

オセロットの拷問に耐えたスネークは独房に監禁。
そこには牢で死んだはずのDARPA局長の遺体が置かれていた。
しかもまだ死んでから数時間しかたっていないのに、すでに腐敗が進んでいた。
スネークは簡単に脱獄し、スナイパー・ウルフとバルカンの二人を倒した。

その頃、ナオミが戸籍と経歴を偽っていることがわかり、スパイ容疑で連行された。
ナオミは隙を見て逃げ出し、スネークに無線をかけてきた。
彼女の正体はフォックスの義妹。兄を廃人にしたスネークを今までずっと恨んでいたという。
だが、このミッションでスネークの性格を知り、憎悪は消えていた。
そしてこの作戦の裏側を知らせようとする。
「私はあなたに潜入前、FOXDIEという心臓発作を起こすウイルスを注射しているの。
でも、それは私の策略じゃない…」
ここまで話した時、ナオミは見つかり、拘束されてしまう。
528MGS1:05/01/29 20:30:12 ID:cZ1Rq7lW
メタルギアの格納庫へ行くと、オセロットとリキッドが「予定通りロシアに」「いや、中国にしよう」
と攻撃目標について相談しながら、核発射システムにパスワードを打ち込んだところだった。
「俺はここを第二のアウターヘブンにする!」リキッドは宣言する。
(アウターヘブン=ビッグボスが作った軍事要塞の名。スネークがぶっ潰した)

二人がいなくなったあと、メリルから受け取っていた解除キーをセットし、
オタコンの指示通りに順番に打ち込み、核発射システムを停止するスネーク。
ところが、停止したはずの核発射システムは、逆に起動を始めてしまった。

そこへ、リキッドからの無線が入る。
「DARPA局長もプロテクトがかかっていて、サイコ・マンティスじゃパスワードを読み取れなかった。
しかもオセロットが拷問で殺してしまい、パスワードは永遠に手に入らなくなった。
そこで変装の達人デコイをDARPA局長に変装させて、お前に解除キーの存在を教え、集めさせた。
そして、パスワードを打ち込んだと嘘をつき、システムを稼動させるようにしたんだ」
解除キーは一度しか使えない。システムを停止させることはもうできない。
核発射の阻止は、メタルギアの破壊しかない。

スネークはリキッドを発見。追いかける。
要求に応じない政府の強気な交渉に不審を抱いたリキッドは、その理由を調べ上げていた。
スネークの任務は「人質の救出」などではない。
スネークは、特定の人物を死に至らしめることのできる暗殺用ウイルス兵器FOXDIEを
基地内に持ち込む運び屋に選ばれただけなのだ。
DARPA局長に変装したデコイ、ベイカー社長の心臓発作はFOXDIEの作用によるものだった。
スネークも証拠隠滅のため、事件後にウイルスが発動するようプログラムされている。
しかし、ナオミは国防総省から渡されたFOXDIEに改変を加えていた。
リキッドやオセロットなど、FOXDIEのターゲットになっても死んでない人間が多いため、
国防省はナオミを拘束して取調べをしているらしい。
リキッドは、FOXDIEの血清を要求。これから政府に向けて核を威嚇発射するという。
そして起動したメタルギアに乗り込みスネークに襲い掛かった
529MGS1:05/01/29 20:35:39 ID:cZ1Rq7lW
相手は最先端核兵器。当然ながら苦戦するスネーク。
そこにフォックスが加勢に入ってきてくれて、メタルギアを弱体化させることに成功。
フォックスはスネークの囮になり死亡。
スネークは死闘の末メタルギアを破壊。気を失う。

目が覚めるとリキッドが目の前にいた。リキッドは今回のテロの目的と、その理由を語った。
1970年代、政府は遺伝子を使ったクローンベビーを作りだした。
計画名は「恐るべき子ども達」遺伝子提供は「伝説の英雄・ビッグボス」
8つの受精卵を2つに間引きし、その受精卵の遺伝子の能力発芽をさらにいじくった。
優性遺伝子はスネークに、劣性遺伝子はリキッドに。こうして二人は生まれた。
事実を知ったリキッドは優性のスネークを妬んだ。
ビッグボスは自分の後継者に、劣性遺伝子を持つリキッドを選んだ。その父をスネークが殺した。
スネークに対する憎悪は頂点に達した。リキッドは父親の遺志を継ぎ「アウターヘブン」を作る事に決めた。

そして近年、ビッグボスの遺伝子投与されたゲノム兵士たちが奇病に倒れ、死ぬようになった。
調べると、ビッグボスの遺伝子を受け継いだ人間は、絶滅傾向にあることがわかった。
自分たちも長くは生きられない。その原因と対処法を調べるために、ビッグボスの遺体を要求したのだ。
リキッドとスネークは素手で闘い、スネークはリキッドを倒す。

大佐が無線連絡で早く基地から逃げるようスネークに忠告する。
核攻撃の危険がなくなったことを知った政府は、基地を空爆すると決定。
メタルギアの開発と存在、そして「恐るべき子供達」計画の二人、
すべてを極秘にしたい政府は、基地ごと爆破して証拠の隠滅を図ろうとしているのだ。

メリル(orオタコン)と脱出に向かうスネーク。再度リキッドが襲い掛かってきて絶体絶命のピンチ。
が、そこでリキッドのFOXDIEが発動。あっけなく死んでしまう。

空爆は来なかった。
大佐が無線を入れてきた。空爆を知った大統領が中止命令を出したのだ。
新型核弾頭の開発も空爆も、すべては国防省長官の独断で、長官は逮捕されたという。
「これが独断…?」しかし疑ってもきりが無い。空爆は来なかった。助かったのだ。
大佐は、スネークを騙して潜入させたことを謝る。大佐もメリルを人質に取られ苦しい立場だったのだ。
スネークが戻っても、またアメリカ政府の陰謀に巻き込まれるだけだろう。
大佐は「スネークたちはジープで逃げて海に沈んだ」と政府に報告してくれるという。
ナオミも拘束を解かれ、無線を入れてきた。
スネークに打ちこまれたFOXDIEの解除方法をナオミは明言しなかった。
プログラムされたFOXDIEの発動は『スネーク次第』らしい。ナオミはスネークに「生きて」と言う。
530MGS1:05/01/29 20:39:36 ID:cZ1Rq7lW
・メリルED
メリルは生きていた。人質になって拷問と恥辱を受けたが、
スネークに会いたい一心で耐えたという。抱きしめるスネーク。
基地を脱出する二人。
オタコンは二人の退路を確保するためコンピューターを操作、
このまま基地に残り、大佐と一緒にアメリカに戻ることに。

ラブラブ状態のスネークとメリル。
スネークはメリルと共に新しい人生を歩む事を宣言。
二人は凍りついた海の上を、スノーモービルで駆け抜けていった。

・オタコンED
メリルは死んでいた。落ち込むスネークを励まし、脱出を促すオタコン。
協力して基地を脱出した二人。
「これからどこへ行く?スネーク」
「俺はディビッドだ、オタコン。…そうだな。新しい道を見つける」
「僕はハルだ、デイブ。僕も、もう逃げない。できることがあるはずだ」
ハルは、人を避けて閉じこもるのはやめ、これからは強く生きる!と宣言。
二人は凍りついた海の上を、スノーモービルで駆け抜けていった。

●ゲーム終了画面、オセロットが誰かと電話している声が聞こえる

「はい…。私は血清のおかげで無事です。
メタルギアのデータは私が持っています。…ええ、基地のデータは全てデリートしました。
…あの二人は生存です。…ええ、結局は劣性が勝ちました。
リキッドは自分が劣性だと思い込んだまま死にました。
…そのとおりです。…世界を支配するのは優性でも劣性でもない、均整の取れた存在である、あなただ。
…はい、私の正体は誰にも気づかれていません。正体を知るDARPA局長は私の手で殺しました。
…あなたが3人目、ソリダスだということも、誰も掴んではおりません。
はい、引き続きあの女の監視を続けます。…それでは…大統領(プレジデント)」

METAL GEAR SOLID  THE TWIN SNAKES END
531MGS1:05/01/29 20:41:59 ID:cZ1Rq7lW
MGS2は明日投下します。
532名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/29 22:07:36 ID:ZqOIwcJi
アンサガローラ編の人、MGS1の人 ともに乙

ちなみに
オタコンの本名ハル、スネークが名乗ったデイビッド(デイブ)
この2つの名は「2001年宇宙の旅」のリスペクトだという話を聞いた事あります
533マリーのアトリエ:05/01/29 22:09:39 ID:TSTCF+uC
>435-436に追加
まぁまぁのアイテムを作ったマリー。イングリド先生は一応卒業を認めました。
マリーは借り物ではない、自分の工房を開くことにしました。

ついでにエリーのアトリエ予約します。
エリーは前提として>435の後の物語ということになっているみたいです
534名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/29 22:16:44 ID:TSTCF+uC
アンカー一個ずれた
>434の後の物語、です
535名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/29 23:51:33 ID:zaB9qj+4
ラジアータストーリーを誰か頼む
536名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/29 23:52:35 ID:vZBf5JhI
このスレに載ってるぞ
537名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/29 23:54:24 ID:zaB9qj+4
おっと、上の方に出てるな、失礼した
でもなんか聞いた話と違うな…多分>494の言うように別ルートがあるんだろうけど
そっちの話の方、誰か良かったら頼む
538名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/29 23:59:23 ID:hfYdwcyR
ラジアータ(人間編)

主人公は水龍退治の英雄の息子
親の七光りで王国騎士団に入団し、ヒロインであるリドリーと出会うも不祥事の責を問われて解雇。
民間の請負戦士ギルドに所属し口を糊する日々。様々な仲間との出会い。
ある日リドリーが主人公の家に来る。彼女は以前瀕死の重傷を負った際にエルフの魂と同化することで命をとりとめたが、
それから彼女は人間とエルフの交じり合った「器」としての宿命を背負い、
エルフの意識や記憶を共有していた。彼女は来たる人間と妖精との戦争では妖精側につくことを決め、
騎士団を抜けてきたのだった。
主人公は人間側につき、人間の仲間とともにに妖精に剣を向ける。
人間をけしかけて妖精との戦争を起こさせた黒幕は調停者たる銀龍フォティーノ。
銀龍は金龍と交互に世界を監視しており、片方は常に眠っているが銀龍はその眠りを拒んだ。
リドリーが金龍降臨の器であることを知り、金龍復活を妨げるためにリドリーを殺そうとする。
リドリーが殺され、主人公は銀龍を倒す。ジャックが一人で旅に出る。おわり
539名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 00:06:19 ID:woqrMlh7
サンクス
鬱って言われてたからそういうのが好きな俺は気になってたけど
なんか正直イマイチくさいね
540名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 00:11:25 ID:exFUpX0y
買わなくてよかった....
541名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 00:13:02 ID:TF5f3YZC
だからラジアータ書く人新作トリップ入れろって!
>>1見ろ!馬鹿!
542名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 01:25:36 ID:g2KWukN0
スネークはなんでFOXDIEが発病しなかったんだ?
1-3までやったが解らなかった。
543名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 02:48:33 ID:bSGANMFS
よくアンサガの話をあんなに長く書けたね 乙っす〜
544名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 09:12:54 ID:1zbagI6B
アンサガやる気はしないが全部呼んでしまった
545名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 10:11:49 ID:9RrSPm28
>>530
懐かしいなぁ。初めてエンディング見たとき、
遺伝子の「優性」「劣性」を間違ったニュアンスで使ってたから呆然とした記憶がある。
546名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 12:06:34 ID:pJz6/+ZU
スウィートホームはどなたかご存知ないでしょうか。
入手困難どころか怖くてできないorz
547名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 13:10:16 ID:RuJFVkA7
>>542
MGS2サブスタンスのPREVIOUS STORYで見たところによると、
ナオミはスネーク(=リキッド)のFOXDIEには時限設定しなかったらしい。
だから明日か10年後か、いつ発病するか分からなかった。
感染当日に発病したリキッドの大凶っぷりが素敵。
こっからは確かじゃないけど、その後血清を手に入れてスネークはもう健全になったんじゃなかったかな。
でも老化の問題があるからスネークも大変だね。子供もできないし。
548名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 13:24:38 ID:mLrHqsV6
ラジアータってほんの十数行で説明終わるほど内容うっすいのか…。
アンサガの一キャラより短いなんてすごいな。
買うのやっぱ止めとくか。
549名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 13:31:24 ID:mgU4GHnl
「俺の屍を超えてゆけ」が途中で放置されているようなので、
続きを軽く書いても良いですか?
550名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 14:10:50 ID:ih7x9l78
バイオハザード4頼みます。

私は、PC98の朱紅い雫。予約します。
551名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 14:17:33 ID:9RrSPm28
「俺屍」は他所から転載したものだしなぁ。それに誰か続き書いてなかったっけ?
552名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 14:52:25 ID:YOFZpbxC
>>548
内容が薄いとかじゃなくて、単にはしょったかどうかでは?
わたすはアンサガをやってないので知らんけど、まとめようと
思えばキャラ数分のレスだけでまとまるんじゃ
553名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 14:52:37 ID:df9f4/tf
>550
木曜頃になると思うがそれでよければ
誰かそれ以前にあげれるって人いたら気にしないで貼っちゃっといてヨロ
554名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 14:55:37 ID:rEzej6Ax
>>552
いや、実際薄い
かかる時間の大半が本筋とは関係ない「あっち行ってこれしてきて」ってお使いイベントだから
で、後半になって唐突に展開が進む
555名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 15:14:42 ID:0FqQngIC
>>538
人間編って妖精編とかあるのか?
556名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 15:22:53 ID:tXOw5RY4
システムはどう?
ゲーム的に面白ければ構わないけど
・・・スレ違いだが
557名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 15:59:24 ID:X1jGqoJA
システムは、セーブ出来るポイントが少なくてストレスは溜まる。
又、主人公が死ぬとゲームオーバー扱いなのでそこでストレスは溜まる。
時間が着たら勝手にイベントが進んだりして仲間に出来なかったりするので
そういうのを一々気にする人はストレスが溜まる。
そして、何より、二つルートがあっても、その二つともがなげっぱ&救いようが無くて
本スレではありもしない真ルートマダーって亡者が叫んでるのが一番ストレスが溜まる。

取り合えず、アレだ。
CMで流れてるアニメは 一切 ゲーム中では流れないんで。
アニメを見てもっと長いの見てみたいなーと購入決めた奴は悪い事言わない、考え直したほうがいい。
558名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 16:06:39 ID:Gd2HuR8U
>555
まずは過去50スレぐらいは確認するって事をやってみよう。
スレ内検索でもいいぞ。
559558:05/01/30 16:08:33 ID:Gd2HuR8U
50スレ > 50レス
ごめん範囲広すぎた
560名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 16:10:36 ID:6gmN5bJl
>>538
文章上手いな
妖精変もよろしく

俺も人間変はクリアしたが
戦闘と移動がもっさりしすぎてて
妖精編やり直す気力ないよ
561名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 16:21:42 ID:mLrHqsV6
デジタル・デビル・サーガ アバタール・チューナー2をお願いします。
562名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 16:23:03 ID:mLrHqsV6
>>560
妖精編ならほんの数十スレ前に書かれてるよ
563名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 16:26:05 ID:H3PPZSGZ
>>557
この手の奴だと2ルート後に共存ルートが大抵有るから
真ルート期待する奴もそりゃ出るだろ
564556:05/01/30 17:07:08 ID:tXOw5RY4
なんか駄目っぽいなあ
時間に余裕があるわけでもないし
このスレのネタバレで満足しとくか

助かるよな、このスレ
565名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 17:18:30 ID:RM1xKjpX
システム的にはかなりウンコ>ラジアータ
566アンリミテッドサガ マイス編:05/01/30 17:21:38 ID:5lnEGD/H
アンサガの世界は過去に一回滅びてます。
元はといえば、先住民が便利な文明を使いすぎたのが原因です。
文明の乱用は混沌を呼び、混沌は異常気象を呼んで、モンスターを生みだしました。
世界が混沌に飲まれることを恐れた神様は、
混沌の大元カオスルーラーと差し違えて共倒れ。
高度な文明もそこで途絶え、代わりに世界は安定しました。
その便利で危険な古代文明の残りカスを、
「遺物」と呼んで正体を知らないまま利用しているのが、現在の人間です。

で、ここにマイスという男がいます。ロングシャンクに住む遺物鑑定家です。
遺物を調べて、いじくって、役立つ物に変えるのが仕事です。
彼は皮肉屋だったり、セリフが臭かったり、
思いこみが激しかったり、セリフが臭かったり、
いつも醒めていたり、セリフが臭かったり、
とにかく言動に問題はあるものの、鑑定家としての才能はありました。
おまけに顔も良ければ身長も高かったので、
毎日女を取っ替え引っ替えして遊びまくりました。
しかし彼自信はそんな生活に空しさを感じていました。とんだ贅沢者です。
567アンリミテッドサガ マイス編:05/01/30 17:28:04 ID:5lnEGD/H
ある日、ロングシャンクでパーティーがありました。
デブでケチでイヤミな富豪フーガが、
金の力で集めた遺物を見せびらかす為のものです。
むろん楽しいものではありませんが、フーガは鑑定家たちのパトロンなので、
行ってお世辞を言わないと開発費用がもらえません。しぶしぶ出席するマイス。
ところが、遺物の中に一枚のフォート(注:黄金時代の遺物。超精密な絵。要は写真)がありました。
フォートに写っていたのは銀髪に黒い肌の美少女。これにマイスは一目惚れ。
「この俺が恋だと? 女なら楽しければ誰だって構わない俺が、恋?」
以来寝ても覚めても頭の中は少女のことで一杯。毎晩少女が夢に出てきます。
当然生活にも支障が出て、
近所の人達に面と向かって「様子が変だよ」「大丈夫?」「どうしたの」と言われる始末。
正気をなくしたマイスはロングシャンクを飛び出し、少女を捜す旅を始めました。
568名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 17:28:18 ID:H08+z/dr
>434-435,533に追加
賢者の石を作ったマリーはイングリド先生から教師にならないかと誘われ、
アカデミーで教鞭を振るうことになる。(教師エンド)

シアの病気を治し、共に冒険をしたマリーはシアに大会に出ないかと誘われる。
強そうな人が出るからいやだなぁと言うマリーに対し、
シアは、もうこの町に私達二人をか弱い女性と思ってる人は誰もいないと言い放つ。
結局、大会に出場することになった二人はあっさりと優勝する。
そして彼女達は旅に出る。
(伝説の二人エンド)

これでマリーのアトリエは全エンド出たはずです。
教師エンドはうろ覚えなので訂正あったらよろです。

569アンリミテッドサガ マイス編:05/01/30 17:29:53 ID:5lnEGD/H
フーガが言うには、フォートはティフォンという女から買ったとのこと。
マイスは北の町へ行き、当たると評判の占い屋を訪ねました。
ティフォンの行方を占ってもらおうとしたのです。
しかしカリスマ占い師サファイアは折悪く寝込んでおり、
代わりに妹のルビィがサファイアを騙って出てきて、デタラメな占いを披露。
マイスはそれを真に受け近所の古井戸に潜り、見事モンスターに襲われました。
苦情を言いに占い屋へ戻ると、
本物のサファイアが出てきて占い直してくれました。

今度の占いは当たって、ティフォンが見つかりました。
しかし態度はそっけなく、まともに取り合ってくれません。
仕方ないのでティフォンを尾行するマイス。
ティフォンは廃屋に不法侵入していきました。泥棒だったようです。
マイスが後を追って不法侵入すると、ティフォンはお化けに襲われてました。
それを助け、フォートをどこから盗んだか教えてもらいます。
570アンリミテッドサガ マイス編:05/01/30 17:32:02 ID:5lnEGD/H
フォートの本来の持ち主は、グレースという退役軍人の女性とのこと。
今度はグレースの元を訪ねるマイス。
グレース「(フォートを)盗み出した犯人はご存じありませんか?」
マイス「残念ながら…」
シラを切り通して話を進めると、フォートは彼女の元上司からの贈り物と判明。
グレースの案内で、今度はその上司の所へ行きます。

元上司ファー=アンダレスは、雌ライオン似のおばさんでした。
フォートについて知りたがる理由を説明するマイス。
まさか「あの子に惚れた」と言うわけにもいかないので
表向き「鑑定家なのでフォートを研究している」と嘘をつきますが、
「どうも見抜かれている気がする。いやそんなはずない!」と、
内心では自意識過剰の嵐が吹き荒れます。
571名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 17:32:49 ID:6gmN5bJl
>>562
ありがと、気がつかなかったよ
しかし・・・これだけ時間食われて、そんなストーリーかよ

移動かったるいし
イベント人形劇もっさりだし
主人公死ぬとゲームオーバーだし
敵の必殺技食らうとHP満タンでも即死だし
セーブポイントがダンジョンにほとんどなし
ボスで必殺技やられるとロードして宿屋からだし
オープニングないし・・CMみたらアニメ歌付OPあると思うだろ絶対
ハミ通の評価みると驚愕の真シナリオあると創造したら・・・
572アンリミテッドサガ マイス編:05/01/30 17:33:54 ID:5lnEGD/H
フォートは、七大驚異の一つ「ファロスの地下迷宮」で拾ったものだそうです。
早速そこにファーの案内で潜入すると、
恋煩いで熱暴走していたマイスの頭が、ようやく判断力を取り戻しました。

七大驚異=黄金時代の建築物。

そんな所にあったフォートなんだから、被写体も黄金時代の人間。

つまり彼女は今死んでるのかorz

マイスはショックでフヌケ状態に。
フォート自体が黄金時代の産物なんだから、
地下迷宮くんだりまで行かなくても
そんな物に写ってる時点で気付けそうなもんですが。
573アンリミテッドサガ マイス編:05/01/30 17:36:00 ID:5lnEGD/H
失恋したマイスはロングシャンクへ戻りました。
もちろん何もやる気が起きませんが、
彼は有名な鑑定家なので仕事が次々来ます。
本日もローラという女性が、奇妙な宝剣の鑑定依頼に来ました。
それを調べていると、外から騒ぎ声がします。
フーガの屋敷が火事になったそうです。
ざまあみろフーガめ何もかも燃えてしまえハッハッハと、
日頃の恨みと失恋の八つ当たりで喜ぶマイスですが、
フォートまで燃えてしまったら困ると気づき、屋敷に急ぎます。
マイスが宝剣を持ったまま行ってしまったので、ローラも後を追うハメに。
574アンリミテッドサガ マイス編:05/01/30 17:38:17 ID:5lnEGD/H
燃え盛るフーガ屋敷に飛び込んだマイスは、
落ちていたツルハシを拾い、手当たり次第に屋敷を破壊して回りました。
恋する男は怖いです。
探索の末フォートを発見するものの、通路を炎で塞がれてしまったので、
ガラス窓を体当たりで破って二階から飛び降りました。
つくづく恋する男は怖いです。
外で待っていたローラは、落下してきたマイスに呆れ顔ですが、
フォートに写った少女を見て、
「この子がヴァフトーム行きの船に乗るのを見た」と証言。

フォートも火事場泥棒できたし、少女本体も生きてると判明。
一気に元気を取り戻したマイスは、ヴァフトームに急ぎました。
575名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 18:01:19 ID:yestognn
マイス編ってたしか
パーティメンバーがマイス以外全員女性だったっけ?
さすがは女たらしだなw
576名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 18:25:23 ID:YgPMs3ck
>>574
あのコマギレ感漂う話をよくまとめられるな。俺まだ一人目で止まってるよ orz

>>561
もう予約されてますよ
577名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 18:49:28 ID:hp3TRh4g
アンサガのひと要約うまいなぁ。サマリーLv5のパネルはまってそうだ。
マイス編でアンサガは一応7人分全部揃うんだな。
578名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 19:08:54 ID:RM1xKjpX
ということはこれで天翔る翼が聴けるのか。
579名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 19:13:08 ID:0RnTAwn5
>>560
ラジアータ妖精編>>493
580名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 20:55:07 ID:mgU4GHnl
>>551
少なくとも、続きは終わりまでは書いてない。
転載云々は知らないが・・・
581名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 21:02:28 ID:aoPr0DI1
あれで終わりじゃないんだ
ずいぶん複雑なストーリーなんだね
582名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/30 21:45:05 ID:L6EclnI2
俺屍は、黄川人のセリフ載せればいいの?
検索かければ全部載ってるサイトあるけど
583名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/31 00:24:47 ID:sC7+3dlc
>>582
9割OK
584名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/31 06:23:21 ID:OeT5CaPZ
ラジアータの脚本はファフナーの人らしいな
やっぱりというか何というか
585名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/31 09:34:32 ID:yqUs4TJy
ふたつあるんだ。
でもあんまり変わらないね。
分かりやすーく要約してくれてるからめちゃツマラナソ
プレイ時間は長いのかな?

アンサガ職人さん読みやすいですありがとう
586アンリミテッドサガ マイス編:05/01/31 12:09:53 ID:fXoTxVYu
ヴァフトームは祭の真っ最中。
人混みをかきわけ進むと、いました、フォートの少女が。
追いかけようとした矢先、近くで占い屋を出店していたルビィにターゲットロックオンされ、
ダンスの相手をさせられてる間に逃げられました。
既に送り火も灯されている時間で、周りは故人を悼んで悲しむ人で一杯。
そのど真ん中で一人、少女に会えた喜びに打ち震える場違いな男マイス。

翌朝、マイスは少女を捜して町を歩き回り、イスカンダール霊廟に辿り着きました。
マリーという女性がオロオロしています。
銀髪の少女が霊廟の隠し階段を開け、地下へ降りていってしまったとのこと。
フォートのあの子に違いないと後を追うことに。マリーも何故かついてきます。

地下は魔物で一杯なので、これを蹴散らして進んでいきます。マリーもなぜか戦ってます。
最深部に行くと少女がいました。
「こんなところにいたら危ない」と、少女を連れて外へ出ます。
587アンリミテッドサガ マイス編:05/01/31 12:12:12 ID:fXoTxVYu
さて感動の対面ですが、二人には接点がありません。ついでに話題も。
「(前略)君のことをフォートで見てから、捜し続けてた(中略)
君の事が頭から離れないんだ(中略)とにかく君の側にいたいんだ」
マイス必死に空回りするも、少女は綾波タイプだったらしくリアクション皆無。
気圧されながらも、告白が終わったので今度は自己紹介に移るマイス。まるきり順序が逆です。
「俺は遺物を扱っているんだ。七大驚異に代表される黄金時代の遺物。
遺物の性質を見極めて、改造したり組み合わせたりして、力を引き出していくんだ」
こんなことをうだうだ言ってるうちに少女が怒り出しました。
そりゃこんなこと初対面で言われたら、普通の人間は怖がるか怒ります。
ただし彼女は普通じゃなかったので、ちょっと怒りのベクトルが違いました。
マイスのストーカー行為でなく、職業に怒ったのです。
彼女の言葉は古文調でやたら難解なんですが、要約すると以下の通り。
「遺物? あんな世界を滅ぼす危険物をいじくり回してるの? あんたガキ? 馬鹿?」
588アンリミテッドサガ マイス編:05/01/31 12:13:58 ID:fXoTxVYu
(打ちのめされた…。そこに示されていたのは、軽蔑と哀れみだった。
薄汚れた野良犬を見るような態度だった…)
内心で詩的に悶絶するマイスに、
少女が「イスカンダールを知らないか」と聞いてきます。
「おーい、イスカンダールさ〜ん!」と叫び、
そこらへんのイスカンダールさんを集めるマイス。
(この時代、英雄にあやかって名付ける親が多く、
イスカンダールという名は珍しくない)
こんなにいるんだから手がかりが名前だけじゃあ無理だよと言うも、
少女は頑固で聞き入れません。惚れた弱みで捜索を手伝うことに。

全然関係ないですが少女の外見年齢は14歳です。マイス28歳ロリ疑惑。
589アンリミテッドサガ マイス編:05/01/31 12:15:56 ID:fXoTxVYu
ヴァフトームに手がかりが無かったので、
一旦ロングシャンクへ戻るマイスと少女。
そこにアイドル冒険家ミシェルが鑑定依頼に来ました。
呪いのガントレットを外してほしいというのが依頼ですが、
ガントレットの構造は魔道板に近く、魔道士でもないマイスには管轄外です。
サジを投げたところにマリーがやってきて、
「私の祖父は魔道板を研究している」と言います。
一行は祖父のいる山奥に出かけました。

かくて一行は、山奥で魔法屋を営むジョーゼフさんの所にやって来ました。
昔は「ブルーサンダー」の通り名で巷を騒がせた不良魔道士ですが、
今では男を連れてきた孫娘に気色ばむ、普通の爺ちゃん。
誤解を解いて事情を話し、共同でガントレットの解除作業に取りかかります。
マイス「思いきって、ここを切ってみては?」
ジョーゼフ「それは危険すぎる」
マイス「危険を恐れていては何もできませんよ(ブチッ)」
ミシェル「イヤーッ!」
酷っちゃ酷ですが結果オーライです。無事外れました。
590アンリミテッドサガ マイス編:05/01/31 12:21:54 ID:fXoTxVYu
ガントレットはキャッシュ編の方をご覧になれば判る通り、ひどい効果を持ってます。
黄金時代の人間は何を考えてこんな物を作ったのかと考え込むマイス。
少女の言うとおり、確かに遺物は危険で、
自分は馬鹿なことをやってるのかもしれません。

仕事が終わったのでイスカンダール捜しを再会。
少女の母の遺言によると、イスカンダールの霊廟に行けとのこと。
もう一度ヴァフトームの霊廟へ戻ることになりました。
霊廟の中で少女が叫ぶと、黒衣の中年男が出現。
ここでようやく少女の名前が判明。フィダルジェインという長い名前でした。
わけがわからないまま、マイスはややこしい話を聞かされることに。
591アンリミテッドサガ マイス編:05/01/31 12:23:18 ID:fXoTxVYu
以下、作中の説明だけ抜き出すと判りづらいというか本当に判らないので、
作中では語られてない情報も適当に補完して書いてます。ご了承ください。

先述の通り、世界は一度滅びてます。黄金時代の発展しすぎた文明のせいです。
黄金時代は神様が作った完璧な本物の人間「真人」が築いたもので、
今現在「人間」と呼ばれている生き物は、
真人の文明が暴走して世界が荒れた際、魔物と一緒に湧いて出たパチモノです。
そしてフィダルジェインは、今では少ない真人の生き残り。
ちなみに真人の親子はクローンのようにそっくりで、
例のフォートも、フィダルジェイン本人ではなく、
彼女の母親を写したものだったようです。

真人の寿命は長く、黄金時代の後も少数の生き残りが、
世界を滅ぼした罪を悔いながら各地でひっそり暮らしていました。
かつて英雄イスカンダールは、親友リースの案内で、その生き残りたちとコンタクトに成功。
上記のような人間の正体や世界の成り立ち等、色々なことを学びました。
ついでにフィダルジェインの母親と恋に落ちましたが、
異種族の壁に阻まれたのか、最後には道を分かちました。
フィダルジェインの父親も別の男です。
その後、イスカンダールはリース=トーレスの魔法により、
アンリミテッドな存在に変化して次元移動や長生きが可能になりました。
以来よその次元を旅して時を過ごし、
今ここに戻ってきて、フィダルジェインの前に立っているというわけです。
彼女が捜していたのは、英雄から名前をもらった誰かではなく、
英雄本人でした。
592アンリミテッドサガ マイス編:05/01/31 12:25:34 ID:fXoTxVYu
で、なんでフィダルジェインがイスカンダールを捜していたかというと、
つい最近死んだ母親の
「イスカンダールに会え」という遺言が理由だったようです。
イスカンダールはフィダルジェインに、
アンデッドの親玉ナイト・オブ・ザ・ラウンドテーブルを倒すように言います。
それは真人の生き残りであるフィダルジェインの役目なのだと。

情報が少ない上にこんがらがっていて、
状況をよく理解できないマイス(とプレイヤー)ですが、
「彼女が何であろうと、彼女を助けるだけ」と開き直ります。
当然、彼女のラウンドテーブル打倒にもついていくことに。
593アンリミテッドサガ マイス編:05/01/31 12:28:08 ID:fXoTxVYu
ナイト・オブ・ザ・ラウンドテーブルは、全部で十二人。
元々は不死の命を求めてアンデッドになった、真人の成れの果てです。
ファロスに蓄えた生命エネルギーによって生きながらえているので、
年中ファロスから門外不出のヒッキー状態。
その代わり各地のアンデッド達を操り世界に影響を与え、
ライバルのドラゴン族としのぎを削っていました。
が、どっちも人間にとって迷惑な生物だったことに変わりはなく、
どっちも千年前に親玉を倒されました。イスカンダールの功績です。
ドラゴン族の親玉の方は、
心臓をバラバラにされて(これがヴェント編のドラゴンハート)実質死にましたが、
ラウンドテーブルの方は、ファロスを封印されて力を弱められただけでした。
千年後の現在、ラウンドテーブルの一人が封印を壊そうと暴れて死んだ衝撃で、
封印が緩み、ついには解けてしまいます。
自由になった彼等はエネルギーの補充を始めました。
優秀な魔道士を吸血鬼化させ、長い寿命を与える代わりに、
魔力が沢山つまった身体を頂いてエネルギーの足しにしたのです。
ヴェント編のトゥースやジュディ編のクライドが、これの一例です。
594アンリミテッドサガ マイス編:05/01/31 12:29:50 ID:fXoTxVYu
親玉の活動再開により、
世界には最近またもアンデッドが増長しはじめてきました。
面倒なので今度はファロスの動力源を断ち、
ラウンドテーブルを根っこから駆除しようというわけです。

……と、まあ、こんな込み入った事情があるんですが、
マイスにとってはどうでもいいこと。
マイス「なぜ付いて来るのかなんて聞かないでくれ。俺はただ君の側にいたい。
それだけなんだ」
フィダルジェイン「…マ…イス…。感謝…」
ようやく悪くない反応が返ってきましたが、喜ぶ暇もなくファロスの中へ。
色々な仕掛けを解いて最深部に行くと、ラウンドテーブル達がいました。
フィダルジェインが叱りつけるも、
連中は真人時代の記憶が残ってないので話が通じません。
力ずくで一人ずつシメていって、最後の一人になったとき、
例によって邪神カオスルーラーがそいつに憑依して復活。
元々彼等を動かしてるファロスのシステムは、
黄金時代にカオスルーラーを呼び寄せた文明技術の産物。
こうなることは時間の問題だったようです。
595アンリミテッドサガ マイス編:05/01/31 12:38:29 ID:fXoTxVYu
戦いの後、フィダルジェインはマイスの元を離れ、
真人の隠れ里へ帰ってしまいます。
一方ロングシャンクに戻ったマイスは、発明を開始しました。
遺物に頼るのではなく、自分で0から何かを創りだそうと思ったのです。
それは今までとは比べ物にならないほどの苦労でしたが、
今までにない充実した日々でもありました。
試行錯誤の末、ついには立派な飛行機械が完成。
さっそく乗り込んで、フィダルジェインのところへ飛んでいきます。

人間の発明に、真人は何と言うか。
かつての英雄でも成就させられなかった異種間恋愛は、今度こそ実るのか。
それはまだ判りません。すべてこれからの話です。

596名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/31 13:15:44 ID:HvsEDSsz
アンサガマイス編乙です。
597名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/31 14:39:16 ID:hUDaaXLV
アンサガ職人乙!
読みやすいしストーリーがわかりやすい。
セリフベタ貼りじゃないのもすげぇ。
あんたまとめるの上手だな。
598MGS2:05/01/31 17:31:23 ID:Zt3wztzc
前作から引き続いてる登場人物
・スネーク・オセロット・オタコン・リキッド・スネーク・忍者・大佐
前作で名前だけ出てきて、今回登場する人
・ゴルルコビッチ・ソリダス・スネーク・大統領

最後に1レスあらすじ貼ります。簡単な方読みたい人はそっちドゾ。
599MGS2:05/01/31 17:33:41 ID:Zt3wztzc
・タンカー編(スネーク主役)
前作終了後、オセロットが二足歩行核兵器メタルギアのデータを全世界にばら撒いたため
メタルギアは量産され、珍しい兵器ではなくなった。
ソリッド・スネークとオタコンは、反メタルギアを掲げるNGO団体フィランソロピーを設立。
世界中のメタルギアを破壊して回っているため、政府からはテロリスト扱いを受けている。
フィランソロピーはアメリカ海軍が、水中移動ができる新型メタルギア・RAYを開発したという情報を掴んだ。
HPでその情報を公開するため、メタルギアを運んでいる海兵隊の偽装タンカーにスネークが潜入。

時を同じくして、そのタンカーを、ロシアのゴルルコビッチ大佐率いる軍隊GRUが襲撃。
ゴルルコビッチ大佐はメタルギアRAYをロシアに持ち帰り、軍事国家としての再建をたくらんでいた。
大佐の娘、オルガと対面したスネークは彼女を麻酔銃で眠らす。彼女は妊娠中だった。
スネークはメタルギア・RAYの写真を撮るため船下部のメタルギア格納庫に潜入する。

ロシア軍は格納庫に突入、襲撃に同行していたオセロットが海軍司令官を射殺した。
同時にオセロットは、ゴルルコビッチ大佐も裏切り、いきなり撃ち殺した。
「メタルギアは我らのものだ。“愛国者”のな」
オセロットはメタルギア奪取のために、ゴルルコビッチ大佐らロシア軍を騙して襲撃させたのだ。

スネークは飛び出していった。スネークを見たオセロットの右腕は、突如おかしな動きを初めた。
そしてオセロットの口から飛び出したのは、リキッド・スネークの声と言葉。
「久しぶりだな兄弟!しばらく見ないうちに老けたな。…無理もない。
50代のビッグボスの遺伝子を使って作られた子供だ。最初から年を取っている。
お前の寿命は、せいぜいあと5〜6年だな。俺はオセロットの体に乗り移り、まだまだ生きることができる!」
オセロットはフォックスに切り落とされた右腕に、リキッドの右腕を移植した。
その結果、たまにリキッドに意識を乗っ取られてしまうらしい。
「引っ込め!リキッド!」オセロットが自分を取り戻す。その体の中では壮絶な戦いがあるようだ。
オセロットはタンカーに仕掛けた爆弾を爆発させる。

オセロットはメタルギアRAYに乗り、タンカーを真っ二つにすると海に飛び込んでいった。
「…はい。タンカーは爆破、無事メタルギアを奪取しました。…大統領」
600MGS2:05/01/31 17:35:30 ID:Zt3wztzc
・プラント編(雷電主役)
タンカー沈没事件から二年後。船が沈没したマンハッタン沖には
漏れた原油を除去するための巨大汚染除去施設『ビッグシェル』が建てられた。
そのビッグシェルを、テロリスト「サンズ・オブ・リバティー(自由の息子達)」が占領。
視察に来ていた大統領や政府要人30人を人質にとり、ビックシェルを爆破すると脅迫。要求は300億ドル。
「サンズ・オブ・リバティー」のリーダーはソリッド・スネーク。
『伝説の傭兵』であり二年前のタンカー沈没事件の犯人である。彼はその事件で死んだと思われていた。

隠密特殊部隊FOX HOUNDの新米隊員「雷電」がビックシェルにこっそり単独で潜入。
任務は「人質の救助」と「テロリストの武装解除」
雷電は、シャドーモセス事件のシミュレーションVR訓練を受けており、実力は折り紙つき。
無線サポートは、大佐と、雷電の恋人ローズ。ローズは急遽、作戦に参加させられた。
無線でローズは言う「明日4月30日は何の日だか知ってる?」

政府正規軍SEAL10はヘリでビックシェルに潜入。大統領の救助に向かった。しかしあっけなく全滅。
雷電はテロリストの一人、吸血鬼ヴァンプに出会う。殺されそうになったところを
SEAL10のただ一人の生き残り、プリスキン中尉に助けてもらう。
プリスキンは雷電の正体を一目で見抜く「そのスーツ…お前FOX HOUNDだな?あれは解散したはず…」
そして、雷電にテロリストの情報を教えてくれる。
今襲ってきた吸血鬼ヴァンプは、前アメリカ大統領ジョージ・シアーズが作った組織『デッド・セル』の構成員。
『デッド・セル』は2年前、リーダーが汚職の罪で囚われ獄死。冤罪にはめられたと怒ったデッドセルは、
政府組織としての活動から道を外し、テロ犯罪に手を染めた。半年前、政府にデッドセルは壊滅させられる。
生き残ったメンバーは、吸血鬼ヴァンプ、幸運の女神フォーチュン、爆弾魔ファットマンの3人。
そして、ゴルルコビッチの娘、オルガ率いるロシア軍隊と手を組み、今回の事件を企てた。
「ソリッド・スネークは二年前、自分が沈めたタンカー沈没事件で死んだ。死体のDNAで本人だと確定している」
プリスキンは首謀者スネークの死を断言、スネークの関与を否定した。

デッドセルはSEAL10の突入の報復を開始。ビッグシェル数箇所に爆弾を仕掛けた。
プリスキンと二手に別れ爆薬の解除を始める雷電。なんとかすべての爆弾を除去。
ところが、それに怒った爆弾魔ファットマンが、自分たちの目的も忘れ暴走を起こす。
ビッグシェル全てを破壊する爆薬をしかけ、雷電をじきじきに指名して呼び出した。
雷電はファットマンを倒し、仕掛けられた爆弾も解除する。
別行動しているプリスキンも順調に進入しているようだ。
601MGS2:05/01/31 17:36:35 ID:Zt3wztzc
サイボーグ忍者が現れた。銃を向ける雷電。
「グレイ・フォックスはシャドー・モセス島で死んだはずだが、お前は誰だ?」
雷電の質問に、忍者は「自分は“らりるれろ”の使者で、雷電のサポートのために潜入した」とだけ答えた。
そして、拉致された大統領の居場所などの情報を伝えると、あっというまに姿を消す。

その後、雷電は囚われている大統領のシークレット・サービスのエイムズと接触。
先ほどの忍者の話と総合すると、真実はこういうことらしい。
・ここはメタルギアの開発施設。海上除染施設は偽装。原油汚染も、ここに建てるための嘘
・大統領は、新型メタルギアの試運転をするために視察に来た。
・テロリストは300億ドルの要求はしていない。
・テロリストは、核を大気で爆発させて電磁波を起こし、デジタルネットワークを全て麻痺、世界を混乱に落とさせるのが目的
・核を発射するには、大統領自らの意思で発射ボタンを押さなくてはいけない最先端システム
・大統領は“らりるれろ”に反逆を起こし、テロリストに協力している可能性があり、エイムズはその監視役も担っていた。

エイムズが急に声を潜めた。「ソリッド・スネークが来たぞ…!」
ガラスの向こうにソリッド・スネーク、オセロット、オルガのシルエットが浮かぶ。
雷電は、3人の会話を収集マイクで盗聴。
大統領は核発射システムを稼動させてしまったようだ。
あと一時間後に再度大統領自身が確認コードを打ち込めば発射システムは完了、大統領は殺されるという。
ソリッド・スネークは、「この作戦をアウターヘブンの再来にする」と宣言した。

ここでエイムズが急に心臓発作を起こし、死んでしまう。
オセロットが兵を連れ、部屋に入ってきて、雷電は囲まれてしまう。
そこへ忍者が飛び込んできてくれ、雷電を逃がしてくれる。

ここでテロリストについてのまとめ(わかりづらいと思うので)
・首謀者はソリッド・スネーク、ただし本物のスネークかどうかは不明。
・オセロット。右腕はリキッドのもの。
・オルガ。ロシア兵のリーダーでゴルルコビッチの娘。ここの警備はロシア兵がしている
・『デッド・セル』前大統領に作られた組織。構成員は幸運の女神フォーチュン、吸血鬼ヴァンプの二人。
 爆弾魔ファットマンは、仲間を裏切り、勝手に雷電に闘いを挑んで死亡。
602MGS2:05/01/31 17:37:50 ID:Zt3wztzc
大統領がいるエリアに向かうため橋を渡る雷電。プリスキンから無線がはいる。
プリスキンはヘリを見つけ、30人ほどいる人質の救出に向かってくれるという。
ヘリはプリスキンの相棒が運転しているらしい。すぐ頭上をそのヘリが飛んでいった。
互いの検討を祈り、合図を送りあう二人。

そこにソリッド・スネークを名乗るマントの男が現れ、雷電に襲い掛かかった。
ヘリが近づいてきて、身を乗り出したプリスキンが銃を乱射して助けに入った。
「離れろ!雷電!そいつはスネークじゃない!!」
マントの男は、プリスキンに向かって叫んだ。
「兄弟よ。やはり現れたか!オリジナルは私だということを証明してやろう!スネーク!」
「やめろ!お前はビッグボスではない!ソリダス!」
マントの男ソリダス・スネークは、戦闘機を呼び出し、飛び乗るとヘリに襲い掛かった。

事態がよく飲み込めないまま、雷電はソリダスの乗った戦闘機をバズーカで撃ち落す。
ソリダスは左目を負傷。一旦、引くことにしたらしく、去っていった。

「あんたが…ソリッド・スネーク?」雷電はプリスキンと名乗った男に聞いた。
「そうだ」「でもタンカー事件で見つかった死体は?DNA鑑定でスネークだと確定していると」
スネークの相棒のオタコンが割って入った。
「あれはある機関に保存されていたリキッド・スネークの遺体だよ。DNA配列もまったく同じなんだ」
ひき続き、二組は行動を開始した。
オタコンとスネークは負傷したヘリの修理、雷電は大統領を助けに行くことに。

雷電は大佐に無線。
「大佐!気づいていたんだろう?なぜプリスキンがスネークだと教えてくれなかったんだ!」
「彼のことは作戦のシミュレーションには入っていなかった。任務を続けろ、雷電」
「そんな…!あんたはシャドーモセス島でスネークと一緒に戦ったじゃないか、
スネークという男のことは、アンタもよくわかってるはずだろう!?」
怒る雷電だったが、大佐は作戦を遂行しろという機械的な返事を言うだけで、雷電の抗議をスルー。
603MGS2:05/01/31 17:39:24 ID:Zt3wztzc
大統領が監禁されている部屋に潜入した雷電。大統領は核発射に協力した理由を語った。
飾り物であることに嫌気が差していた大統領は、核発射を盾に“愛国者達”に入ろうとした。
“愛国者達”とは、アメリカを裏で牛耳ている権力者たちのことで、
12人の老人からなる『賢人会議』というものが“愛国者達”の統一をしている。
この国の動向は、政治も、大統領の人選も、すべて彼らに操られており、
大統領選挙も民衆を騙すために作られた、ただの演出だという。
“愛国者達”のメンバーが誰なのかは完全なトップシークレットで、大統領も知らない。

“愛国者達”はその存在が、世間に漏れることを恐れていた。
しかし科学は発達。民間人が個人で発信するデジタル情報までは、遮断できない。
“愛国者達”は、それさえも掌握するため、全世界のデジタル情報処理に乗り出した。
そして、ビッグシェルで、超大規模デジタル情報処理システム『G.W』を開発。
G.WはAIを駆使し、世界に氾濫する情報をすべて検問し、不要な情報を削除できる。

そのG.Wを内部に持つのが新型メタルギア。それは要塞型で、このビッグシェルの下部そのものを指す。
数千のミサイル発射能力があり、G.Wで全米の兵器情報の把握もできる。
おまけに2年前に海軍が開発したメタルギアRAYを量産、25機のRAYに周りを護衛させるという。
世界最高規模の兵力とデジタル能力を持つ要塞型のメタルギア。その名も『アーセナルギア』

ソリダスは核発射のボタンを押させるために大統領を利用した。
彼は本気で核を発射させて“愛国者達”を引きずり出し、戦争を起こす気なのだ。

ソリダス・スネークとは…前アメリカ大統領、ジョージ・シアーズ。
『恐るべき子供達』の3人目のスネーク。“愛国者達”は彼を気に入り、大統領の駒にした。
しかし4年前、ソリダスは“愛国者達”に内密で、リキッドをそそのかし、シャドーモセス事件を起こした。
これが”愛国者達”の怒りを買い、大統領から降ろされた。ソリダスは「病死」する予定だったが
オセロットの手を借り、地下に逃げた。(ソリダスだけは50歳くらいの外見)

大統領は、FOXDIEを基に作られたコンピューターウイルスの入った光ディスクを雷電に渡した。
アーセナルギアはもうじき稼動を始めてしまう。
これをエマというG.Wを開発した天才システムプログラマに使わせれば、
アーセナルギアを停止させる事ができるという。
そして自分が死ねばもう核発射はできなくなる。自分を殺してくれと雷電に頼む。

そこにオセロットが現れ、「しゃべりすぎだ」と大統領を射殺してしまう。
大統領を殺せば核発射はできなくなる。しかしアーセナルギアには水爆も完備されている事がわかった。
こっちは核とちがい、解除コードなしで発射できる。しかも核と変わらない被害を引きこせる。
604MGS2:05/01/31 17:40:29 ID:Zt3wztzc
雷電はスネークと無線会話。タンカー事件の真相を聞く。
海軍は、政府の反対を押しきり、独自にメタルギアRAYを作った。
“愛国者達”はそれを横取りし、ここにアーセナルギアを建てるため、
この場所を狙って、タンカーをオセロットに襲わせた。
そしてタンカー沈没の犯人にしたてあげるため、スネークをメタルギアRAYの情報でおびき寄せた。
タンカー事件も全て、“愛国者達”に仕組まれた罠だったのだ。

監禁されていたエマを発見。エマはオタコンの血の繋がらない妹だった。もう10年以上会っていないらしい。
仲はものすごく良かったが、オタコンの父親が自宅プールで死亡。一緒にエマも溺れ、死に掛ける。
プールを見下ろす部屋にいたオタコンは、エマの助けを呼ぶ声を無視。
事故後、オタコンは、エマとエマの母親を置いて家出。エマはオタコンを憎んでいた。

雷電はスネークと合流。エマをコンピュータールームに連れていき、ウイルス作動を任せることに。
連れて行く途中で、吸血鬼ヴァンプが襲い掛かかり、エマを刺す。
雷電はヴァンプを銃殺。スネークがエマを救出。

エマは怪我を押して、コンピューターを設定、G.Wにをウイルスを植えつける。。
傷は深く、助かる見込みが無い。ヘリの修理を終えたオタコンが駆けつけてきた。
エマは「妹ではなく一人の女としてお兄ちゃんが好きだった」と告白。死んでしまう。
オタコンは泣きながら、エマに謝る。
プールでエマが助けを呼んだとき、オタコンはエマの母親と関係を持っていて、聞こえなかった。
父親の水死は事故ではなく、自殺だった。(エマを道連れにした心中?)
良心の呵責に耐えられず、オタコンは家出。
まだ子供だったエマは、オタコンが自分を捨てたと思い込み、ハッカーになった兄を追って、
コンピュータープログラマの道に進んだ。そしてG.Wを開発したのだ。

コンピューターウイルスは90%の稼動で緊急停止。
ウイルスには、なんらかの改竄が加えられていた。どうやら失敗したらしい。
アーセナルギアは稼動を始めてしまった。ビッグシェルの上部建物部分が崩壊を始めた。

悲しんでいる暇は無い。オタコンは修理したヘリで、建物内に残された人質を岸まで運んだ。
雷電とスネークは、アーセナルギアへ進入し、内部から破壊することに。
605MGS2:05/01/31 17:42:18 ID:Zt3wztzc
アーセナルギアへの出入り口はぴったり閉められ、入る隙は見つからない。
外側からの破壊はその規模、その装甲から言って無理だろう。
そこへスネークの合図で忍者が現れ、雷電に襲い掛かった。
忍者はその顔をあらわにした。それはテロリストの一員でロシア兵のリーダー、オルガだった。
「スネーク!どういうことだ!」スネークはニヤニヤしている。オルガはたやすく雷電を気絶させる。

雷電は素っ裸で拷問機械に拘束される。
ソリダス・スネークがやってきた。「久しぶりだな、ジャック」雷電の事を本名で呼んだ。
「さっきはFOX HOUNDのスーツを着ていたから気づかなかったよ。私のことを思い出したか?」
ソリダスが言うには、雷電は昔、ある国の内戦で『切り裂きジャック』として名をはせた少年戦士だったという。
その才能にソリダスは目をつけ、アメリカに連れ帰り、傭兵として育て上げた。
そして急に『切り裂きジャック』は姿を消した。まさか“愛国者達”のもとにいたとは…ソリダスは言った。
雷電はさっぱり覚えが無いと首を振る。ソリダスは意味深に笑うと去っていった。

恋人ローズと無線で会話。(体内ナノマシン経由なので、無線機は要らない)
雷電はソリダスが言ったことは真実だと打ち明ける。
「ソリダスと話して全部思い出した。俺は殺人鬼だ。物心ついたときから銃を持って人を殺していたんだ。
君がプロポーズを待ってたのは気づいてた。でも俺は君と一緒にいる資格は無い。別れよう」
ローズはうろたえるが、どんな過去も受け入れる、一緒に生きていきたいと訴える。

オルガがやってきた。オルガは生まれたばかりの赤ん坊を“愛国者達”に奪われており、
このテロに参加して、内部から雷電のサポートをするよう命令されていたのだという。
スネークと手を組んだのはついさっき、スネークからタンカー事件の真相を聞いてからだという。
雷電を捕まえたのは、雷電を内部に入れるため、そしてその騒ぎに乗じてスネークも無事潜入した。

オルガが拘束を解いとくれて、雷電は、前を隠しながら素っ裸で逃走。
606MGS2:05/01/31 17:43:57 ID:Zt3wztzc
大佐が無線をかけてきた「雷電!ににににに任務をつつつ続けるんだ」
電波状況が悪いらしく言葉が明瞭でない。
「わかってる、これからスネークに会って装備を受け取る」
「彼は作戦のシミュレーションには入ってない!ににににに任務をつつつつつt」
大佐の様子がおかしい。
「雷電!いますぐゲームの電源を切るんだ!これはゲームだ!ゲームなんだ!」
「大佐?」ワケワカメな雷電。
そして大佐は雷電が3歩歩くごとに無線を入れてきては意味不明な言葉を口走るようになる。
「私は前世でアメリカシロヒトリだったんだ。あwせdrftgyふじこlp!!!」

雷電は「大佐はどうしたんだ?そばにいるのか?」とローズに無線して聞く。
ローズは大佐とは一度も会ったことが無い。ずっと別の部屋で無線サポートしていると言う。
そういえば雷電も、モニター越しでしか大佐と会ったことが無い。
と、そこでローズが、私は“愛国者達”に命令されて2年間あなたの監視をしていたと衝撃の告白。
雷電の好みを偽装して、自分に惚れさせた。フェデラルホールでの出会いも偶然ではなく必然。
「全て嘘だったってわけか!」怒る雷電。
あなたにもう嘘はつきたくないから告白した、本気でジャックを愛している、と言い張るローズ。
ローズは「あなたの赤ちゃんがお腹にいるの!」と叫ぶが、雷電は無線を切る。

スネークが迎えに来た。装備と日本刀を渡される雷電。ふたりは、奥へ進んでいった。

雷電は無線でオタコンに、「大佐」について調べてくれと頼む。
オタコンは迅速に「大佐」について調べてきた。
大佐からの無線はアーセナルギアの内部コンピューター『G.W』から直接送られてきていた。
つまり、なんと「大佐」とはG.Wが作ったAI。大佐がおかしなことを言い出したのは、
コンピューターウイルスが、効き始めたからかもしれない。
「そんな馬鹿な!」驚く雷電。
オタコンが言うには、雷電に注入された体内ナノマシンなら、大佐の姿や声を
雷電の脳にいくらでも作り出すことができるという。

大佐がまた無線してきた。「大変だ!ローズ君が拉致された!」
そこになぜかローズの悲鳴も挿入される「たすけてーらいでんーきゃあー」
スネークが割って入ってくる。「雷電、落ち着け!これはAIだ!大佐は現実じゃない!」
雷電の心に不安がよぎる。まさか…ローズもAI?

大佐だけではなく、ゲームとしてのMGS2にも何らかの異常が見受けられるようになる。
(戦っている最中にコンティニュー画面になったり、内部の名称が千葉県船橋市とかになったり)
607MGS2:05/01/31 17:45:21 ID:Zt3wztzc
幸運の女神フォーチュンが現れた。
タンカー事件でオセロットが殺した海軍司令官は父親で、彼女は犯人がスネークだと信じ込んでいる。
フォーチュンはスネークとの対決を望んだ。スネークは要求に応じ、雷電をひとりで先に行かせた。

雷電はアーセナルギアの屋上へ出た。ビッグシェル建物部分はすべて崩れ落ちて周りは海が広がっていた。
そこにソリダス・スネークがいた。ソリダスは言う。
「お前は“愛国者達”が作ったS3計画の第一号なのだ。我が息子よ」と。
シャドーモセス事件後“愛国者達”はソリッド・スネークのような屈強な戦士が欲しくなった。
そしてG.Wを駆使して、実際に作り出そうとした。それが『Solid Snake Simulation』計画。
少年戦士として名をはせたジャックに目を付け、ソリダスの元から連れ出し、過去の記憶を消した。
そしてシャドーモセス事件のシミュレーションVR訓練をさせて、新たなソリッド・スネークに作り変えた。
FOX HOUNDもとうに解体している。大佐も、FOX HOUNDも、『雷電』という戦士も、何もかもすべてが
“愛国者達”がG.Wで作り出したまやかしなのだ。
「死ね、ジャック」ソリダスの合図でメタルギアRAYが襲ってきた。
ここには25機もあるという。数台破壊したがきりが無い。

そこにオルガが雷電を助けるために飛び込んできた。
「あなたが死ねば、私の子供も死ぬようにプログラムされているの!あなたは生きて!」
オルガはソリダスの凶弾に額を撃ち抜かれて死んでしまう。
高らかに笑うソリダス。

ところが、周りを取り囲んでいたメタルギアRAYが突如ショートを起こし、動かなくなってしまう。
オセロットがあわててやってきた「ウイルスが作動してしまいました!G.Wが崩壊をはじめています!」
そこに、フォーチュンがスネークを拘束して連れてきた。スネークは負けてしまったらしい。
雷電もソリダスにつかまり、手錠をかけられる。

フォーチュンがこれからどうするのか、ソリダスに聞く。
「アーセナルギアは最初からお前らにくれてやるつもりだった。好きに使え。私の目的は他にある」
ソリダスの目的とは、G.Wのデータにある“愛国者達”の名簿。
デッドセルがアーセナルギアで水爆を発射して、騒ぎを起こしている間に
これを見つけ、“愛国者達”を殺しに行くつもりらしい。
G,Wは停止してしまったがまだ手はある、と自信たっぷりに言った。
608MGS2:05/01/31 17:48:21 ID:Zt3wztzc
「茶番は終わりだ!」突如オセロットが笑い出し、計画の真実を話し出した。
「ソリダス、お前が自分の意思で起こしたと思い込んでいるこのテロは、
それ自体が“愛国者達”の仕組んだ演目だったのだよ」

オセロットが言うには、S3計画とは、シャドーモセス事件のVR訓練の事ではない。
このテロこそがS3計画、シャドーモセス事件を模したソリッド・スネークを作り出すための演習。
エイムズはナノマシンを使って心臓発作を起こさせた、ウイルスもFOXDIEを基に作られた、
忍者もオセロットの指示で、オルガを扮装させた。
デッドセルは、シャドーモセス事件で言うFOX HOUNDの役割、
選ばれた理由はFOX HOUNDと同じく、超能力を持つメンバーがいたから。
わざわざリーダーを冤罪で捕まえて殺し、政府に対して怒り狂うように操作した。

そして、雷電がスネーク役に選ばれたのは、ソリダスと雷電の関係が、
ビッグボスとソリッド・スネークとの関係に酷似していたから。(傭兵と、その育ての親)
“愛国者達”の狙いは、誰でもソリッド・スネークになれるシステムを作る事。
このテロはそのデータを採るための壮大な演習。雷電はその実験体。

そして、オセロットはコンピューターウイルスの改竄についても明言。
ウイルスは、G.Wの中から“愛国者達”のリストを消すよう改変が組み込まれていた。
もう、デジタルネットワークのどこを調べても“愛国者達”の足跡は見つからない。
「お前らは“愛国者達”の手の内で踊らされていただけなのだよ!
…本物のソリッド・スネークが現れたのが唯一の誤算だったがな」

ソリダスとフォーチュンは激昂し、オセロットに襲い掛かるが、
“愛国者達”に与えられたナノマシン電磁波兵器により、オセロットは無敵状態になっていた。
オセロットはフォーチュンを撃ち殺し、一機だけ動くメタルギアに乗り込んだ。

と、オセロットの右腕が、ピクピク動き出した。そして、オセロットは叫んだ。
「兄弟たちよ!!俺はこの時を待っていた!俺は“愛国者達”を殺しに行く!」
「リキッドか!?」
リキッドは、右腕の移植の後、オセロットを“愛国者達”のスパイになるよう意識を操作した。
そして“愛国者達”の情報を集めたのだという。
しかし、完全な覚醒のためには、スネークの存在が必要だった。
リキッドは、このS3計画にスネークが来るよう、フィランソロピーに情報を流した。
(スネークが近くにいないとオセロットを乗っ取る力が出てこないらしい)
メタルギアに乗り込むと、リキッドは高らかに宣言した。
「蛇は一匹でいい。ビッグボスは一人で十分だ!俺はお前たちを殺す!」
手錠をぶっちぎり、両手が自由になったスネークが飛び掛っていった。
メタルギアRAYは、海に飛び込んだ。スネークもあとを追いかけ、海に飛び込んでいった。
609MGS2:05/01/31 17:50:04 ID:Zt3wztzc
アーセナルギアが暴走を開始。マンハッタンの街中に飛び込んでしまう。
雷電とソリダスは、フェデラルホールの屋上に投げ出される。

ソリダスは、アメリカに自由をもたらすつもりだったという。
ビッグボスの息子として作られたスネーク3兄弟は、子をなす事ができない。
ソリダスは人の記憶、歴史に残る事で、自分の存在を後世に伝えようとした。
だから“愛国者達”の情報規制だけは、許すことができなかった。記録や記憶を操作される未来に自由は無い。
“愛国者達”の情報は、雷電の体内ナノマシンにまだ残っている。
ソリダスはそれを奪うため、雷電に襲い掛かってきた。雷電は日本刀でソリダスを倒す。

大佐のAIが、無線を入れてきた。「まさか、G.Wは停止したはず!?」「我々はどこにでもいるのだよ、雷電」
“それ”は、S3計画とは正確にはSelection for societal Sanity(社会思想健全化のための淘汰)だと教え、
そして、延々と人類のおろかさを嘆いた(電波の入った説教みたいなもの。ゆんゆん)

雑踏。戦闘スーツに日本刀という姿で歩く雷電だが、なぜか人々も警察もスルー。
スネークがいつの間にか現れ、肩を叩いた。
リキッドはメタルギアで去ってしまったらしい。しかし、発信機をつけたので居場所はわかる。
ウイルスを仕込んだ光ディスクもコピーを取っていたので、
それを調べれば、ウイルスが削除したがった“愛国者達”の情報が出てくると言う。
一緒に戦うとスネークに言う雷電だったが、スネークは
「お前は生きろ。お前が生きればオルガの子は死なない。オルガの子は俺が助ける」
と言うと、肩を叩いて雷電を促した。

視線の先にはローズがいた。ローズはAIじゃなかった。現実に存在していたのだ。
振り返ると、スネークの姿はもうなかった。
「今日、何の日だか思い出した?ジャック」「ああ。俺と君がここで出会った日だ」
抱き合うローズとジャック。ローズはお腹をさすっていた。

●ゲーム終了画面。スネークとオタコンの会話。
「スネーク、ウイルスの解析は終わったよ。“愛国者達”たちの情報もわかった。
12人いる。実はフィランソロピーの出資者もその中にいるんだ」
「なんだって?…オタコン、それで、そいつらはどこにいるんだ?」
「マンハッタンにいたのは確実なんだけど。……もう死んでいるんだ。全員…」
「何?いつ死んだんだ?」
「それが…100年前なんだ」

METAL GEAR SOLID2 -SONS OF LIBERTY- END
610MGS2 1レスあらすじ:05/01/31 17:52:07 ID:Zt3wztzc
ソリッド・スネークは前作終了後、オタコンと共にメタルギアを破壊して回り、
政府からテロリスト扱いを受けていた。そして新たなメタルギア事件でスネークは死亡。
政界を牛耳る権力者集団“愛国者達”は、新しいソリッド・スネークを作り出し、
自分たちの手駒にしようとした。“愛国者達”は、ジャックという男の記憶を消し、
架空のFOX HOUNDの傭兵として訓練する。

スネーク死亡から二年後、ソリダス・スネーク(第3のビッグボスの息子)が、
シャドーモセス事件に酷似した、大規模なメタルギア乗っ取りテロを起こす。
さっそく“愛国者達”はジャックに雷電というコードネームを与え、
スネークと同じように単独潜入させた。雷電は見事にスネークの役割をこなした。
ところがここに死んだと思われていた本物のソリッド・スネークも潜入、
雷電と合流してテロを阻止する。

ソリダスの仲間オセロットが、自分は“愛国者達”のスパイだと、ラストですべてのネタ晴らし。
このテロは、シャドーモセス事件を実際に再現して、
雷電がスネークとしてきちんと働くか、そのデータを採るためだけに、仕込まれた壮大な演習。
このデータを基に新たなスネーク作成システムを作るという。
ソリダスは“愛国者達”に刃向かうためテロを起こしたんだが、それも“愛国者達”の計算。
“愛国者達”の誤算は本物のスネークが現れてしまったことくらい。
オセロットは最後の仕上げとしてメタルギアに乗り込み、用済みになった3人に襲い掛かる。
が、移植したリキッドの右腕が覚醒。オセロットはリキッドに体を奪われる。

リキッドは“愛国者達”を殺しに行くと宣言して、メタルギアに乗りどこかに去った。
スネークは、リキッドを追いかけていったが逃げられる。
ソリダスは、雷電の体内ナノマシンから“愛国者達”の情報を奪うため、雷電を襲い、死ぬ。
雷電ことジャックは、ソリダスを倒し、恋人のもとへ帰った。

んでスネークはオタコンと共に“愛国者達”探しを開始。
まずわかったのは“愛国者達”は100年前に死んでいるという事実だった。
終わり。
書き忘れたけど「らりるれろ」は“愛国者達”の別名です。MGS3は明日。
611名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/31 18:02:15 ID:d6F4PwW1
メタルギアの人乙
もう480KBなので誰か新スレよろしく
612名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/31 19:42:47 ID:XUxKAc9C
アンサガとメタルギアの人乙
アンサガの人、バハラグと同じ人?
面白かった
613名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/31 20:49:02 ID:p9Cs2JGO
メタルギアの人乙です
3も楽しみです
しっかし2はホント噂に違わぬ電波&訳のわからないストーリーですな
614名無しさん@お腹いっぱい。:05/01/31 21:38:17 ID:iW3tTIw4
MGSの人乙ですー
便乗で、「メタルギアソリッド」の前の「メタルギア」は出来ませんかー?
そっちを知らないので、3の楽しみがちょっと目減りしてて。
615名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 02:25:52 ID:vG7bsn32
アンサガマイス編面白かった
俺もいい文書けるよう頑張るよ
616名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 14:49:14 ID:T1ppdfvd
メタルギア乙

これ脚本書いたやつだれよ?w
617名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 14:51:45 ID:06m1xplq
小島監督なんじゃないの?
618名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 14:52:01 ID:5SwHCZt4
トレジャーハンターG、途中で止まっているようなんで
続き書いちゃってもいいですか?
619名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 15:47:03 ID:T1ppdfvd
どうでもいいが、FF11のストーリーはそれ専用の板にいけば
ログが拾えるはずだがな。
620名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 16:01:25 ID:O/j4z/90
>>618
ぜひともお願いします。
私がまだ若かったとき、非常に楽しんだゲームのひとつです。
あと、ルドラの秘法・・・。
621名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 16:33:42 ID:T1ppdfvd
やっぱ小島なのかあ('A`)
メタルギア2って予告のムービーでは神におもえたのになあ
622トレジャーハンターG:05/02/01 17:25:08 ID:5SwHCZt4
そんじゃ投下します。ヘルの亡霊を倒した直後から。乱文乱筆はご容赦を。


ヘルの亡霊を撃退したレッド達は、鯨が負傷しているのに気付くが
鯨は「もうすぐ着くから大丈夫」と怪我をおして陸地目指して泳ぎつづける。

アクラスの港町に到着した一行は、怪我をした鯨のためにもう一度薬を探しに行く。
自分達も疲れているのだが、鯨のことを考えたら宿で休んでいる暇なんて無い。
地下水路で薬の材料を手に入れ、その町にいた薬師に薬を作ってもらって鯨に届ける。
鯨は感謝の言葉を残して、大海原へと去っていった。

※この間、宿で休んでしまうと鯨は天に召されてしまいます つДT)

さて、これからどうしようかと街の人の話を聞いていたら
「北にあるバベルの塔に黒い巨大な鳥が突っ込んでいった」という噂が。
親父に違いない、そう考えたレッドたちはバベルの塔へ向かう。

バベルの塔は、世界で最後のマッドサイエンティスト・Drハローの研究所であった。
塔に突っ込んできた黒い鳥は、まさしく親父らしき人物が乗っていた鉄の鳥そのものだった。
これに乗っていた男(おそらく親父)は、
数日前に「急がねば!」と言って塔を出て行ってしまったらしい。
親父はピラミッドがどうとか言っていたらしいので自分達もピラミッドへ行ってみることにした。
なぜか、港町にあるハローの家の地下から続くトンネルを通ってピラミッドへ向かう。
623トレジャーハンターG:05/02/01 17:28:36 ID:5SwHCZt4
ピラミッドでオーパーツ「ピラミッドアイ」を手に入れた一行は、まだ何かあるかも知れないと
もう少しピラミッドを探索してみる事にした。
その一行の前に、「闇王さまに仕えるドラクル・ララキュー」と名乗る女が襲ってきた。
ララキューがけしかけたコカトリス、そしてララキュー自身をも倒すと
突然ピラミッドが崩れだした。出口はすでに塞がっていて通れない。
黄金の螺旋像の力を使ってピラミッドから脱出した直後、ピラミッドは崩れ落ちた。

そこにいたのはDrハローだった。
地底を進む事ができる「モグラマシーン」を使って追ってきたらしい。
詳しい話は帰ってから、とモグラマシーンに乗り込むが、故障。
地下道もモグラマシーンの巨体で塞がってしまった。
修理にはかなりの時間がかかるらしいので、
レッド達は、仕方が無いから修理が終わるまで
徒歩で行けるところまで行ってみようということになった。

とある森の中で、追われている男を見つけた一行は男を助ける。
男はファルアと名乗った。元・カストラート(宮廷声楽家)。
人として扱われず、楽器として扱われる事に嫌気が差し、城を逃げ出して学校を開いたという。

ファルアの学校を後にした一行の前に、アロシュ城の王が兵を引き連れて現れる。
この辺でカストラートを見なかったかと聞かれ、レッドは嘘を教えた。
その事をファルアに教えに戻ると、程なくして王と兵士がやってきた。
しかし、魔獣に襲われ兵は全滅、王もまた魔獣に囲まれ絶体絶命…
それを救ったのはファルアと生徒の歌声だった。歌で弱った魔獣を仕留めるレッド達。

隠れている事もできたはずなのに、王を救うために表へ出て歌で喉を潰したファルアに対し、
王は「喉を潰した声楽家などいらん、ここでずっと歌を教えていろ!」と命令する。
兵は全滅してしまったので、レッドたちが替わりに王の護衛をして城へ戻る事になった。
624トレジャーハンターG:05/02/01 17:31:24 ID:5SwHCZt4
アロシュ城の宴の間で、王にご馳走を振舞われる一行。
そこへ王妃シルルリンが現れてブルーを連れて行ってしまった。
王妃は、王子が死んだ事が未だに信じられないでいるのだ、
3日間だけでいいからブルーを貸してくれ、と王に頼まれる。

その時、轟音が聞こえた。
ストーンヘンジのある裏山に何かが落ちてきた、と兵の報告が入る。
見に行ってみると、それは今までにも何度か目にした、妖精が封じられたクリスタルだった。

ついでなのでストーンヘンジのすぐ近くまで行ってみると、
その周辺にはペチャンコになった何かが散乱していた。
親父の部屋にあった奇妙なものはここから持ってきたものに違いない。
さらにストーンヘンジに近付くと、どんどん重力が強くなってくるのを感じた。
これ以上近付いたら自分たちまで潰れてしまう。しかたなく戻るレッド達。

城に戻ったレッドに、王は
「妃を説得しようとしたが駄目だった、妃が寝ている間にブルー君を連れ出してくれ」と言う。
ブルーを連れ、城を出ようとすると、王妃が現れた。
しどろもどろになる王に、王妃は言った。
「あなた……。もう……いいのです。
 王子は わたしの手のとどかないところへ行ってしまったのですよね。」

やっと王妃は王子の死を受け入れたようだった。
そんな王妃を見て、ブルーは
「またあそびにくるよ、ありがとう…おかあさん」と、そっとキスをした。
もしかしたらブルーも、王妃の中に母親を見ていたのかもしれない。

城を出た一行の前に、アロシュ国と敵対するトート国の兵士が現れる。
次から次へと現れる兵士。きりが無い。
そこへ、Drハローによって修理が完了したモグラマシーンが現れ、兵士を蹴散らした。
レッド達は、そのままモグラマシーンに乗って逃げ出した。
625トレジャーハンターG:05/02/01 17:33:01 ID:5SwHCZt4
ハローは、レッド達の親父の居場所が分かった、重傷を負ってレクルの町で床に伏せていると言う。
当然レクルの町へ向かおうとする一行に、ハローは
「鉄の鳥は動力部以外は直っている」と親父さんに伝えてくれ、と言った。

レクルの町の宿に親父はいた。親父はうわごとのように繰り返す。
「急がねば…世界を滅ぼすヨルムガンドを復活させてはいけない…」
「7つのオーパーツを手に入れて鉄の鳥で世界樹の国へ行くのだ…」

宿のおかみさんから親父の荷物を受け取る。その中には石版が入っていた。
この石版は、地下都市の入り口を開く鍵だった。
地下都市で「シャトレンの地図」を手に入れてレクルの町に戻った時には、
すでに親父はいなくなっていた。

シャトレンの地図は重力を弱める力があるらしい。これがあればストーンヘンジの中心まで行ける。
で、再度ストーンヘンジへやってきた一行の前に、闇王が姿を現した。
「見つけたぞ、最後の妖精!」「封印!!」
何とかそれをかわした直後、レッド達の姿が突如として消えた。驚愕する闇王。

そこは、猫人間や馬人間、羊人間などが暮らす世界だった。
その世界で出会った「翼の乙女」。ブルーは夢で見た事があるという。
翼の乙女は語りだした。
626トレジャーハンターG:05/02/01 17:36:09 ID:5SwHCZt4

ここはアトランティス、世界のひずみに沈んだ大陸。
アトランティスの民は、地のパワーを操る術を持っていた。
過去の大戦で地の力を変動させすぎてしまい、空間のゆがみが引き起こされ、
世界蛇ヨルムガンドが復活。
6人の妖精がヨルムガンドを封印したものの、空間のゆがみは既に手に負えず
アトランティスは空間のゆがみの中に沈み、それに飲み込まれた人間、獣、植物たちは
ねじれ、歪み、融合していった。この地に住むものはそうして合成された者たち。

闇王はヨルムガンドを再び復活させようとしている。
すでに妖精は5人が封印されてしまった。妖精たちを解放するために、
世界樹の国にある「解放球」を手に入れなければならない。

翼の乙女は、「ヴェールント羽根」を差し出した。これがあれば鉄の鳥を飛ばす事ができるらしい。
そして、一行は元の世界へ戻った。

ちょうどそこに親父が現れた。レッド達が持つヴェールント羽根に気付くと、親父は話し始めた。

7つのオーパーツは、世界樹の国へ行くために古代人が作った道具であり、
夢の中で翼の乙女の声を聞いた親父は、まず鉄の鳥を見つけ、
それを使ってオーパーツを探すつもりだったらしい。それをヘルに阻止されてしまったのだ。
鉄の鳥は修理され、バベルの塔にある。一気にバベルの塔に戻る一行。
627トレジャーハンターG:05/02/01 17:37:54 ID:5SwHCZt4
本当にあっという間にバベルの塔に戻ってきた一行。
ヴェールント羽根を鉄の鳥に組み込み、2・3日ほどチェックすれば飛べるというハロー。
その時、魔獣が塔に侵入してきた。塔に火が回る。
ロープを使って塔から逃げよう、鉄の鳥は諦めると言うハローに、

レッド「こいつはもう俺達の仲間だ!こいつと一緒に飛ぶんだよっ!」
ブルー「とーぶよぉ! そらを とぶんだよー!」
レイン「いきましょう! 世界は冒険に満ちています!」
ポンガ「うききーっ!」

私よりお前達のほうがよっぽどいかれてる、と呆れるハローは、鉄の鳥にヴェールント羽根を取り付けた。

その時、闇王が現れた。
親父は、7つ目のオーパーツ「声の石」をレッドに投げてよこした。
親父は闇王の前に立つ。わしが闇王を倒すからおまえたちは世界樹の国へ向かえと。
レッド達は鉄の鳥で飛び立った。

空中で失速する鉄の鳥。ハロー曰く、いろいろ機能を付け足しすぎて重くなってしまったらしい。
必死に操縦桿を引くハローが、やがて、叫ぶ。
「だめだ!操縦桿が取れた!」「えええええっ!!??」
628トレジャーハンターG:05/02/01 17:39:54 ID:5SwHCZt4
ふう、とりあえずこの辺で中断。続きはまた後で
629名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 17:40:41 ID:06m1xplq
お疲れ様です。
630名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 17:42:16 ID:5SwHCZt4
あ…このスレの容量がそろそろヤバイ事になっている気がする…
だいじょうぶかな
631名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 18:01:33 ID:A/3phpuM
スレ立て失敗した
↓たのむ
632名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 18:04:30 ID:1DSen9yx
この前立てたばかりで無理だった
↓よろ
633名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 18:10:38 ID:A/3phpuM
いけた

【やるのが】ストーリーを教えてもらうスレPart12【面倒】
ttp://game9.2ch.net/test/read.cgi/gamerpg/1107248858/
634名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 18:23:00 ID:O/j4z/90
トレジャーハンたーG,ありがとう。
懐かしくて鼻血が出そうです。
635名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 20:01:53 ID:PiuBHEgt
しっかしよく考えたら 
やるのがメンドウ って製作者泣けるよなw
636名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 20:08:11 ID:A/3phpuM
買うのも面倒、のほうがよかったかな
637名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 20:11:27 ID:PiuBHEgt
いやいやいやいや
もっとダメダメダメダメ
638名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 22:21:27 ID:5rV/lrF0
>619
よほどの興味がない限り、ベタ打ちのセリフテクスト読み続けるのは
苦痛だと思うよ。だからこそ演出を交えて要約しつつ語るこのスレに存在意義がある。
639名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/01 22:41:18 ID:40GDIIP2
アンサガの人乙です。7人コンプリート下のでグランドフィナーレをば

天賭ける翼 作曲:浜渦 作詞:河津 歌:柏原

黒い雨に打たれ 夜を彷徨う
傷付いた体 足取りは重く
守るべきは奪われ 夢は費えた
打ちのめされた心は 痛みにもだえ
僕を導く正座はどこに
月の光は消えて いずこへ

天賭ける翼 僕にあれば
この闇を抜けて 光降り注ぐ場所へ

白い翼広げ 闇を飛び立つ
厚い雲抜けて 蒼天に至る
銀の星屑たちは 宙を埋めて
果てしなき地平 朝の明かりが
僕の行く手を光が照らし
その温もりは心 満たして

天賭ける翼 僕にあれば
この闇を抜けて 光降り注ぐ場所へ

まぶしい光が届かぬ世界
すべての希望 朽ち果てても

翼投げ捨てて 大地に落ちる
この暗闇こそ 僕の足跡残す世界

ttp://cross6.hp.infoseek.co.jp/piano_amakakeru.mid
640名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/02 00:12:53 ID:zCd36jsx
翼キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
641名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/02 00:17:42 ID:zCd36jsx
ってちょっと待て
所々の面白おかしい誤字はもちろん当て字だよな?
642名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/02 00:39:35 ID:guyTITz6
すまん、誤字ばっかりだorz

天賭ける翼→天掛ける翼
夢は費えた→夢は潰えた
僕を導く正座→僕を導く星座
643名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/02 00:55:01 ID:mJMgQMnI
まだ間違っているぞw

天掛ける翼→天翔ける翼
644名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/02 01:06:15 ID:Ms+AQ8N7
で、エンディングコンプのグランドフィナーレってなんなんだ
この曲が流れるだけ?
645名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/02 01:23:46 ID:wsoLSUkL
うんっ♪
646名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/02 01:25:18 ID:76uow9jO
歌詞が全体の〆だといいたいのだろ。ちなみに7人コンプ時の仕様は

・主題歌「天翔ける翼」が流れる(わりと名曲)
・スタッフロールが流れる(つまり個別EDではスタッフロールはないw)
・へんな小動物(声:子安武人)がなんか絵を描いてますお!
 →絵が完成するとメイン7人の集合図に

つーかここまでくるとスレ違いなんでそろそろ次の話題に('A`)
647名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/02 07:30:27 ID:PhmzXyAH
うわぁ・・・
全キャラクリアする前に売っちゃったから
そんな歌があるの知らなかったよ・・・
648名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/02 09:15:06 ID:JZyGfgEb
つーかそんな歌があることを知らない人の方が多そうw。
アンサガの場合。
649名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/02 12:33:11 ID:9BC0XfXi
アンサガは占い師キャラクリアしたあと、運び屋キャラで
結構話にあがる戦力が無さ過ぎる状態で極悪マップに飛び込んでしまい
ハマリに掛かって投げたからそんな物が存在するなんて知りませんでしたよ。

しかし本当にアンサガは凄いゲームだったなあ。
650名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/02 13:38:08 ID:PDYAvdjr
剣難峠ヤバスw
651名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/02 20:30:39 ID:D4ObPdGR
俺もアンサガはマイスクリア後ルビィを始めたんだが四人で七大驚異
に突っ込まないといけないから、やってられんということになった。
けどこの曲のためにもう一度やりたい気がしてきた。
652名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/02 21:59:26 ID:4IjKPV8M
ルビィはたしか神のテーブル以外の七大脅威で仲間が増えたはず。
あと俺はナクルの地上絵もボス強いんで後回しにしてた。
653名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/03 05:21:24 ID:xddx2zcj
アンサガは投げた人多いけど俺は好きだった。曲がいいしね。
と言っても俺はヴェントとジュディしかクリアしてないんで、二人分しかスレに書けなかったが。

>>639の歌はイスカンダールの歌なんだよね。
アンリミテッドという翼を手に入れた彼だが、ルビィ達との旅の結果その翼を捨てる決意をした。
654名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/06 20:09:40 ID:yExTAwPO
くそ、河津め良い仕事してるな。
有能な戦闘デザイナーさえいれば....
655名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/06 21:13:32 ID:VXj1ZgQ7
いや、アンサガは戦闘以外も駄目駄目だったじゃん…。
双六移動とか、宝箱とかその他もろもろ。
656わくわくぷよぷよダンジョン:05/02/07 02:27:59 ID:FDh/9T5x
気が向いたのでわくぷよのストーリー記憶おぼろだし大雑把だけど書いておこうかな

いつものようにさらに強力な魔力を求めて、どこか洞窟だかダンジョン
の奥深くまできたシェゾ、ついにお宝「時空の水晶」を発見する。
「時空の水晶」から力を奪おうとした彼だが、意識をもつその水晶に、
逆に力を吸い取られてそれまで持ってた魔力や戦闘力をほとんど失ってしまう。

いつものようにアルル&カーバンクルを手に入れようとくだらない策を
はり巡らすサタン、テーマパークを作れば彼女らがやってくるに違い無
いという単純思考でテーマパークを作ってみるが、「そんなしょぼいの
じゃ物足りない」とかいう声(シェゾの力を吸い取った時空の水晶)が
どっかから聞こえてきて、いきなりグレードアップされて大満足。

で、「モンスターもお宝もいっぱい!」とか歌ってるそのテーマパーク
のチラシを見て、アルルは遊びに、ルルーは修行のために、シェゾは
失った力をなんとかして取り戻すためにそこへ足を踏み入れていく。
プレイヤーはこの三人の主人公から一人選んでプレイする。選んだキャ
ラによって攻略難易度が変わってくる。

全部のダンジョンをクリアするとアルティメットタワーという100Fある
ダンジョンが表れて、ラスボスはその最上階にいる。ラスボスはドッペル
ゲンガーシェゾ(時空の水晶)で、さらに強い力を吸い取るために強者
が最上階へ来るのを待ち構えていた。
もちろんこいつを倒す一番の理由と意義があるのはシェゾだから、この
ゲームの主人公は誰がどう見てもシェゾだった。

で、ラスボス倒すとそれまでテーマパーク支えていたのは時空の水晶
だったから、もちろんテーマパークはあぼーん。



657名無しさん@お腹いっぱい。:05/02/07 19:59:59 ID:gzAb+4zv
このスレは非常にサイズが大きくなっており下手をすると読み込めなくなる可能性があります。
今後新しく投稿される方は新スレへお願いします。

>>656
乙〜。コンパイルなつかすぃ
658名無しさん@お腹いっぱい。
;;//;;;;'''::::::ノ::..  ::::::/ヘ;;;;;;;;;;;;///;;;r-,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;i‐-、;;;;;l l l / l"
〈〈;;;;:::::::::〈..,,__  //个-、;;;;;j l l;/;/|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;} ゙、\l ||/;  lゝ、
;;ヽヽ;:::::::::|ゝ-、Y メ 人   //j  / |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|  ゙、 ,i l l-'"ll::
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     .jト、,ヘ  ゙、ヾ゙`''‐ゝo、_ \ !、;;i;;;i;;i;;;,i /、-''(・)ヽ ll/
    / _,./ /゙il:  〉 \  `゚" `゙''-ゝヾl-l-l/-"'"、..,_,,..,ゝ'll/   れ
   く=''"7 :/ ::li /::::  ヾ=ill/=-''"~_// l;;;;;l ゙i、--=======  ==
   》-="::/ :/~゙i゙‐、、_  ili  ,.-==j;;/ {;;;} ゙i,;l==-、., ll/||\   が
   /   :/,.-ァ;;;;;;゙、 `l'ヽvllr''"/ /;〈:  |;;;|  〉;゙、 ゙、ヽ,li  || iヘ
'"~´|ヽ、/=/;;;;;;;;::゙,/l__l_,..jl‐-'" j;;;;;;〉: |;;;| :〈;;;;;;l,.-''=-li=-|| |:    容
 .::;|  }=={;;;;;;;;,//||=l'"ll'';;;__、    ヽ:|;;;|/  ,r''、ゝlll :|| |:
;;、::|   |==:l,.-'' /::|| | .ll ;;;lヽ'ヽ、..,,_____,,..,./lrl l;;;;!,i、=||j:::    量
=、|  /゙-''"´  /::::||ト=‐ll  ;;゙l ゙lヽエエ工工エエ//;;;;;i ll |:::
 | /;     ,./:::::||;ll  lll、 ミ '゙l l⌒lr''゙ヽ"~゙r''ヽl⌒l l::::/l ll:::|::::    消
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;;!、  ,,.r-‐"~ :/:::::::|;;;;;{  {;ヘ ゙、  ゙i´゙l,.ゝ、.,_,..、-' f‐、| ii ノ;;;;}/:::::    費
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